団塊の世代の部屋
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2000 年5月2日火曜日 第248話 大橋巨泉 |
連休に入って香川に帰っていますが、ちょっと色気を出して PCをいじったお陰で動かなくなりました。まる2日間の格闘の末、やっと、インターネットにも繋がりましたが、ワード98が使えなくなりHPの更新が出来なくなりあきらめていました。ふと、FrontPageExpressが使えるのじゃないかなと思い出しやってみました。まだよく解りませんので上手くいくかどうか解りませんが少しずつ挑戦してみたいと思います。 それにしても、よく解らないのにPCをいじりまわるのは考え物ですね。しかし、トラブルのお陰で少しは知識も増えた気がします。やっぱり、トラブルが一番の勉強です。気分的にはいやですけどね。 さて、掲示板でも触れましたが、昨日徹子の部屋に大橋巨泉が出演していいことを言ってました。 その生き方は、日本人にとって参考になるのではないでしょうか。何時までも、会社にしがみついた人生より、早くから計画して老後を優雅に自分の好きなことをやる。この方が、どんなにか人間らしい生活でしょう。 巨泉さんは、十分蓄えがあるから出来たのでしょうが日本のサラリーマンがどれだけ真似ができるでしょうか?ところが、海外では年収300万〜400万位の普通のサラリーマンでも悠悠自適の老後をすごすことが出来るそうです。それは、社会資本が充実しているし、物価もやすい。その上、日本のように庶民をいじめる金利ゼロなんてこともない。 巨泉さん曰く、日本は経済経済と騒ぎ過ぎ。企業ばかりが繁栄して国民がない。それは、諸外国は保守党と労働党の二大政党でバランスを取っているので、どちらかに振れ過ぎれば修正される。ところが日本は、戦後自民党がずっと政権を取っているので、経済ばかりに重点を置きすぎて、庶民の権利がないがしろにされたということです。 大橋巨泉なかなか良いこと言いますね。 |
2000 年5月3日水曜日 第249話 上尾署 |
昨日の今日で、 FrontPageExpressよく解りません。何か良い方法はないかと、ない知恵を絞って考えました。又しても、兄のPCを借ることにしました。段階の部屋が何とかフロッピーに収まりましたので、表の挿入がよく解らなかったので、それを持って兄貴のところへ行ってワードで編集してきました。 ここに書くだけでしたらFrontPageExpressでも出来ますので、今は家のPCで書いています。 今回のことで、つくづく一台しかないパソコンをいじるものじゃないと思い知らされました。生兵法は怪我の元とはよく言ったものです。早急にこちらへももう一台作らなくてはと思っています。 さて、桶川の女子大生の事件の裁判が始まりましたね。ご両親が傍聴していたそうですが、こんどは裁判がその真価を問われるときのような気がします。最近の犯人の人権ばかり言いたてる風潮に国民はしらけています。被害者の立場を今度こそ尊重して欲しいものです。今回の事件はそのいい機会でもあると思います。 竹下元総理が正式に引退を声明しました。昨日の巨泉さんじゃないですが、老害をなくすることは日本中の組織において必要でしょう。警察の組織を駄目にしたのも政治のせいもあるように思われます。何時までもキャリア制度にこだわったために組織が内部から疲弊してしまったということでしょう。 |
2000 年5月4日木曜日 第250話 天下り |
5月1日、総理府が全省庁を対象に調べた、過去十年間の官僚の天下り先での退職金を発表した。 このうち、複数の公益法人に就任した人が442人。そして、複数の公益法人から退職金を貰った人が197人。 対象の公益法人は6,879社国家公務員出身者が役員として在職したのが1,057社だそうです。 公益法人とは、民法34条に基づき、国か都道府県の許可を受けて設置され、社団法人と財団法人があり営利を目的とせず、公益に関する事業を行うそうです。 税金とは、こういう風に食い物にされていくのですね。営利を目的としない事業であるが、天下りしてくる人は営利を目的としているということでしょうか。ものすごい皮肉ですね。 石田禮助さんのように無給とは言わないまでも、退職金くらいは辞退してもおかしくないと思うのは私だけでしょうか? しかしながら、公益法人自体官僚の権力の拡張を目的として作られているものがあるという現実の中、無給なんてのは論外なんでしょうね。 ここまで税金を食い物にされても何にも言わない日本人。やっぱりおかしいですね。 |
2000 年5月5日金曜日 第251話 17歳 |
17歳の若者の事件が連続して起きました。その動機は、まだ分かりませんが、普通は考えられないことが平気で行われていることに驚きを隠せません。 丁度、5月3日の読売新聞に憲法改正試案が載っていましたが、その中にこんな風潮の原因の一つとも思える文がありました。 憲法が想定する責任ある個人主義から逸脱し、単なる自己中心主義に陥り、権利を優先して義務や責任とのバランスを欠く面が顕著になっているとの指摘がある。公共性、正義、公正などの観念が揺らぎ、薄れているという声も聞かれる。 この通りのことが起こっているのが今の日本である。皆分かっているのだが、総論賛成各論反対という奴ではないでしょうか?公とか正義は大事なのは分かっているが、いざ自分の立場になるとそんなことより自分の利益の方が大事となるのである。 我々を縛る規則は、それがないとできない人間がいるから作られるといういたちごっこの面があります。そんなものが無くても自分を律することができる人がいる反面、できない人がいることも確かです。できない方を基準に規則が作られる悲しさを感じますが、仕方のない事なのかもしれません。 人間がいやになるときですね! |
2000 年5月6日土曜日 第252話 雑草 |
パソコンが、何だか分からないですが、快調に動いています。9連休も、あっという間にあと2日、何で休みはこんなに早く終わるのでしょう。 春から、夏にかけての生命力はものすごいですよ。一週間で、あっという間に伸びています。一月放っておけは、もう手をつける気にならないくらいにはびこっています。 それが、今日でやっと一段楽しました。明日は、最後の仕上げをして、終わりです。これで連休は終わり。 パソコンと雑草に振り回された小父さんの悲しい連休でした。 |
2000 年5月7日日曜日 第253話 雑草 |
FrontPageExpressでのリンク方法が中々わかりませんでしたが、ワニchanのHPを参考にしてなんとかできました。大阪に帰ったときにワードで引き継げるか心配ですが、多分大丈夫でしょう。 とうとう終わってしまいました。9連休もアッという間でした。沢山の雑草の抜き残しに、心を残しながら昼過ぎの列車に乗ります。 今度帰省したときには、殆ど元に戻っているでしょう。この感覚は、やったことのある人でないと分からないでしょう。雑草の生命力はそれほどに強いものがあります。 何だか、日本の現状を思い出します。 |
2000 年5月8日月曜日 第254話 未来のある人 |
今日から出勤です、会社の場所忘れてないかな?連休に新しい仕事を見つけることも出来なかったので、又、大阪へ舞い戻ってきました。帰りの列車は意外とすいていました。分散帰省が定着したのでしょうか、日本人も少しは利口になっているのかな? 利口と言えば、次の選挙で、いよいよ二大政党になるとの説が出ていますが、実現できるでしょうか?日本人が本当に利口になるかどうかを問われるような気がします。 第248話で巨泉さんも言っているように、未来の日本は未来のある人が決めるべきです。先のない年寄りに決めさせる必要はないでしょう。 何故なら自分のいないと気の事を真剣に考えるはずかないのだから。 |
2000 年5月9日火曜日 第255話 人材移動 |
若手の登用と言えば、私の勤める会社がそうです。同族会社の世代交代で、息子の政権になり、自分達より年上は使いにくいのでしょうか役職を剥奪し、現場の長の若返りを図っています。 そんな気持ちで見ていると『2000.4.29−5.6 ◆週刊東洋経済の「視点」参議院議員塩崎恭久 官民の人材「流動化」で霞ヶ関を建て直せ』が目に付きました。 塩崎氏は国会議員の若手の代表とも言える人でしょう。そういう若手が、この中で使命感に燃える優秀な人材が必要と述べています。そのためには、官―民間の人材移動を実現すべきと言っています。 今度こそチャンスですよ! 今日の修正 |
2000 年5月10日水曜日 第256話 千葉すず選手2 |
第245話で取り上げた、女子マラソン代表選考で涙を飲んだ弘山さん、やりましたね!見事に1万メートルの代表を確実にしたようです。 訳の分からない選考会のショックから、良くも立ち直ったものです。コーチであるご主人の力もあるでしょうが、やはり本人の意思の賜物でしょう。幾ら、回りで騒いでも、本人がその気にならない限りはどうしょうも無かったでしょう。 海外でのトレーニングでも中々その気にならなかったそうです。最後には彼女が自分の意思で立ち上がったということです。その意思の強さに脱帽します。やはり日本の女性は強い! あの泣きそうな顔での力走は、忘れられないでしょう。まさか、陸連も今度は代表をはずすことはしないでしょう。お偉いさんはどんな気持ちでこのレースを見ていたのか、心境を聞いてみたい基がします。 一方、千葉すずさんの方ですが水練に抗議文を提出したそうですが、ふじやまのトビウオさんが何だかボケたようなコメントを出していましたが多分どうにもならないでしょう。何たって、選手のことより自分の立場しか考えない体質なのですから。誰が主役かが分かっていないのは、日本の政府と同じでしょう。日本の体質丸出しです。 たまたま、テレビでアメリカの男子マラソンの選考の報道がありました。何十年も3人の代表を送ってきたアメリカが今年は1人だけだそうです。 こんな所まで、おかしい日本! 今日の修正 |
2000 年5月11日木曜日 第257話 落選運動 |
第191話等で日本の政治について色々と触れてきましたが、我々は、今のところ、選挙で投票するしか国政に参加することは出来ませんが、出したい人は出ないのが現実であって、イライラしているのが大半の国民ではないでしょうか。 何か良い方法は無いものかと思っていたら、先月(13日)の韓国の総選挙で「落選運動」というのがあったそうです。それはこの人だけは通したくないと槍玉に挙げることで、その日とを落選さえる運動だそうです。 韓国という国は中々、やりますね!第227話でも取り上げたように経済問題も先送りせずに正面から取り組んだために、早くも立ち直りつつあるということですし、政治問題でもこのような動きをやっている。未来に向かって、日本より、余程真剣に取り組んでいるようです。 これは、いずれ日本は、追い抜かれるかもしれませんよ! これは面白そうだと思っていたら、読売新聞 2000年 (平成12年)5月10日(水曜日)に日本でもそんな動きがあると取り上げられていました。「インターネットが選挙を変える」として、韓国の運動に触発されて立ち上げられた HP3件を紹介している。「落選運動―市民連帯・波21」 小金井市でミニコミ紙を発行している桜井善作さん(64)が中心となって立ち上げたHPhttp://nvc.halsnet.com/jhattori/rakusen/index.html 「欠陥議員を落選させる市民連帯」(蒲田隆史代表) 大阪の市民グループ 「政策ネット・虹と緑・静岡県」(松谷清代表) まだ、公選法との問題もあるそうですが、動きとしては面白いのではないでしょうか。アクセス数もまだまだ少ないので大きな問題になってないとのことですが、いずれ大きく成長しそうな気がします。 話は変わりますが、東芝、又、問題を起しているようですね。今度は医療器具(内視鏡)のようです。企業の体質というのはそんなに直ぐには変わらないのでしょうね。
今日の修正 第188話 第189話 第190話 |
2000 年5月12日金曜日 第258話 人口 |
日本の人口は、今年か来年に総人口1億2700万人のピークを迎え、21世紀半ばに1億人を割るそうです。 ところが、その根底が崩れ様としているのです。その一点だけでも日本の発展は難しいというのが想像できます。 今、リストラに名を借りて安易な人員整理をしている会社はいずれ人員不足に悩まされる時が来るように思います。ざま―見ろです! これからは、従業員を大事にする企業でないと事業を続けるための人員確保ができず、倒産なんてこともあるかもしれませんよ。 我々、団塊の世代を邪魔者にした企業は、一番にその咎めをうけるかも……。当然、外国人の問題も出てくるでしょう。 面白そうな時代が来るようですよ! 今日の修正 第191話 第193話 第194話 第195話 第196話 |
2000 年5月13日土曜日 第259話 千葉すず選手3 |
第256話の千葉すずさんの代理人が出した質問状の回答を日本水練が出すようですが、やはり「選考は公平である」とし、「選手にその理由も教えない」そうです。 良くもこんな事が通るものですね。千葉選手の言動を嫌っての、水練の古橋広之進会長の意向が強いようです。幾ら昔の英雄か知りませんが、余りにも時代錯誤じゃないでしょうか。実力の世界に好き嫌いが入ってきたのじゃたまりません。 大体オリンピックなんて、たかが祭りじゃないですか。チョット視聴率が稼げるのでマスコミが悪乗りして、金メダル金メダルと騒ぎすぎて選手にプレッシャーを掛け、国民を煽りすぎているだけです。 マスコミに弱い日本人がそれに乗せられて一緒になって騒いでいますが、選手はいい迷惑だと思います。 大体、4年に1度というのは、一流選手にとっては、殆ど運の世界だと思います。世界の中でトップを4年間も持続する事自体が奇跡ではないでしょうか。 どんなに強い選手でも余程の運が無ければ1年に1度世界選手権でも難しいのにオリンピックでメダルを取ることなんて奇跡としか言いようがないと思います。それを、メダルを取らなければ人間じゃないように言う方がおかしいのです。 オリンピックは、純粋に世界の選手の活躍を楽しむ場で良いじゃないですか。それを又、先ほども言ったようにマスコミが煽るから、変に、お国のためなんて考える人が出てきて選考会もおかしくなってしまうのでしょう。もっと素直に、その時期の一番成績のいい人が参加する大会で良いじゃないですか。 人一倍優れた身体能力を持った人が、死に物狂いで代表になるために練習してきたその努力をふみにじってどうするのでしょう。気持ち良くその努力に報いてあげるべきでしょう。そして、その結果の成績をマスコミが先頭に立って批判するのを止めるべきです。 その時に、世界で一番強くて運があった人が勝つのですから素直に拍手してあげればいいと思います。 その中でたまたま日本の選手が勝てば、私だってそりゃ嬉しいですが、それだけで良いのじゃないでしょうか。 世界は一つを目指さなければならない時代に、メダルが何個なんて騒ぐのはおかしいと思いませんか。純粋にスポーツを楽しみましょうよ! ここにも、日本の村社会の相互監視といういやらしさが出ているような気がします。そんないやな世界は会社だけで良いですよ。 スポーツの祭典といえば、オリンピック以上に意味の無いのが、国体だと思います。開催地が天皇杯、皇后杯を取るのが当然になっているためにその選手を確保するのに教員等の異動が当たり前になっています。所謂、ジプシー選手といわれる人達です。何処かの開催県が、止めたといえばいいのですが、何処も先頭を切ってやめる事をしません。日本の体質丸出しです。 他に、する事があるように思いますがね! |
2000 年5月15日月曜日 第260話 落選運動 |
毎日毎日、少年犯罪ばかりですね。日本の今までの問題が噴出してきた感じです。多分この傾向は、そう簡単には変わらないでしょう。 新聞か何かで読みましたが、どうしてというより当たり前として捉えた方がいい時代になっているのかもしれません。もう良くなる事は無いのじゃないでしょうか。こういう社会現象も、アメリカを追いかけているのでしょう。まず、諦めから考えた方が良いかもしれません。 さて、今日のサンデープロジェクトで民主党の管さんと自民党の亀井静香の討論がありました。しかし、あの亀井静香は酷いですね。全く、今の日本の現状に対する危機感が無いです。 今までの政策を継続する事しか考えていないようです。去年から、介護保険の負担の延期など、変なチャチャばかり入れているおかしな奴だとは思っていましたが、あれほど酷いとは思いませんでした。 菅さんが提案した事を反対する事しかしない、それも菅さんが、政権にいたときの事を出して、その時は反対しなかったじゃないかと子供のような反論をしている。宍道湖の埋め立てとか、有明湾の埋め立てなどズット以前からやっているので急に止められないとか訳のわからないことを言っている。 その上、日本は社会資本が充実していないので公共投資は減らせないといいながら、本来の社会資本の充実じゃなくて、漁港や、農業空港など無駄な事ばっかりやっている。菅さんが、仕事を作る為の公共投資だといっていたがその通りだと思います。どうせ、ゼネコン当りと組んでいるのでしょう。その意見の中に、国民の為という視点は感じられない。 あんなのがもし総理なんかになったら日本の国は潰されますよ。 予算配分で無駄を突っ込まれた時に、今まで続いてきた事は簡単には変えられないと反対の為の反論のようなことを言っていたが、難しいのは皆分かっているのである。それを劇的に変える政治を国民が望んでいるのが分かっていない。いや、分かってはいるのだろうが、それでは自分の利益にならないのだろう。 小渕さんとうとう亡くなってしまいましたね!一度も意識が戻らなかったのですね。お気の毒です!! |
2000 年5月16日火曜日 第261話 トルシエ監督 |
顔付きで人を判断してはいけないというが、どうも人は顔で相手を判断する事が多いと思われる。第一印象はどうしても顔が主体になるのはしょうがないのかもしれない。どうしても、感じのいい顔と悪いのがある。理性では解かっていても本能が反応するのである。 さて、その顔つきで最近印象に残ったのが、昨日も触れた亀井静香氏と同じ国会議員で元サッカー選手の釜本氏である。亀井氏の前は知らないのですが、釜本氏は現役時代はもっといい顔をしていたように思います。 そんな事を思っていたところ、2000年(平成12年)5月14日(日曜日)の日本経済新聞のコラム「春秋」に、面白い事を書いていました。 …略 要するに、どちらも日本の組織によるボイコットにあっているのである。何とも情けない話ですね。 |
2000 年5月17日水曜日 第262話 五体不満足 |
ベストセラーになった、「五体不満足」の乙武洋匡さん、今年の所得番付に乗ったとニュースでやってました。 生まれたときから手足が殆ど無いという境遇でありながら、健常者と同じ学校へ入り、同じように学校生活をおくり、早稲田大学の時にこの自伝の本を書いた人です。 先日の、大橋巨泉じゃないですが徹子の部屋でも見ました。あの体で、バスケットの選手までやったそうです。兎に角、その明るさに驚きました。 そして、本人の凄さも大した物だと感心させられましたが、本当に驚かされたのはそのご両親です。特にお母さん。生まれた子供がそういう体なので回りはお母さんが落ちつくまで見せなかったそうです。ところが、始めて対面した時にお母さんがいった言葉が「まあ可愛い!」だったそうです。 そして、子育てが始まりますが、可哀想という発想でなく、普通に暮らせる子供として育てたということです。その素晴らしさは育った彼を見ればすべてがわかります。 もう一つ、この本の中で感心させられたのは、その同級生達です。最初はやはり皆びっくりしたそうですが、直ぐに当たり前の友達として一緒に育ってきたという事です。 あの、彼の明るさを見たとき、「人間てすごいなぁ!」と思わざるをえませんでした。たかだかリストラくらいで、おたおたしてたら恥ずかしい。 昨日の顔付きと今日の所得番付で彼を思いだしました。乙武さんの顔つきを昨日の彼等や最近の事件を起した少年達に見て貰いたいと思ったものです。 それと、最近問題になっている子どもの折檻。乙武さんのお母さんを見習って欲しいものです。これは自分に対しても言い聞かせなければならないことですが……。 今日の修正 第205話 第208話 |
2000 年5月18日木曜日 第263話 イジメ |
森総理の舌禍が話題になっていますが、その人がノミの心臓と言われていることと関係あるように思います。 そんな気の小ささを思って、最近の17歳の事件を考えると、違った面が出てくるように思います。 昨日触れた、乙武さんのご両親や先生方、同級生等との触れ合いと対極をなすものだと思います。そして、犯人の少年の周りの方が今の日本の現実でしょう。 余談ですが、乙武さんに触れた所得番付で思ったことですが、近畿で、任天堂の社長が一番でしたが、「今の子供達にゲームを与えた事をどう考えているのかな?」と、ふと考えてしまいました。 勿論、本人や親の責任が当たり前ですが……。 今日の修正 第209話 第213話 第214話 |
2000 年5月19日金曜日 第264話 構造改革 |
総選挙6月25日に決定したそうです。小渕さんの誕生日だそうです。弔い合戦のつもりでしょうか?我が香川から出た唯1人の総理大平さんを思い出します。 今度こそ、国民は、政治家の責任もありますが、所詮は、選ぶ国民に本当の責任があることを自覚すべきです。この選挙でいい加減な選択をするようでは、いよいよ日本の将来は無いでしょう。世界に日本の国民の意気を見せる時でしょう。 それについては、マスコミの責任も大きいと思います。いたずらに、人気取りの為の報道でなく、本当に真剣に日本を導く気概で取り組んでほしいものです。 いずれにしても選ぶのは国民です! 今日の修正 第180話 第210話 第211話 |
2000 年5月20日土曜日 第265話 顧客無視 |
第123話でも取り上げましたが、日本の企業等は、お客様本位ではなく自社や業界の都合ばかりを通そうとしている。目が内部にばかり向いて、外を向いていないのである。 これは、銀行などの護送船団方式や、建設業界の談合などがその最たるものでしょう。競争がないからそこには、お客様が主役と言う考えが無い。自分達の都合で値段を決めたりする事によって、儲けられるだけ儲けようという浅ましさが丸出しである。 そこに働く社員は、結局はそのコストが自分にはね帰ってくる事に思い至らないのか会社の思うままである。 そうやって、企業ばかりが栄え国民は高いコストを払わされているのに気が付かないのだろうか。この当りに、日本の企業ばかりが繁栄する一端があるように思います。 それに気がついたり、お客様本位に考える者は、社内では異端者と見られる事になる。悪く言えば、客を騙してでも儲けたものが偉いのである。 客や社会の事を考えるものはいらないのである。こんな商売がまかり通っているのは、日本だけではないでしょうか? その浅ましさが、あの儲けなければ人間じゃないというようなムードに躍らされたバブルをもたらしたように思います。しかしながら、未だにその責任を取ろうともせずまだ自分達のことしか考えていない銀行業界のようなところもある。 そんな事に疑問を持った人を取り上げたコラムが、2000年(平成12年)5月19日(金曜日)読売新聞に、『「当節サラリーマン事情」「社内処世術」捨てた 上司より顧客の目』という題でありました。 …略 日本の証券会社にいると「客に食べさてもらっているという意識がうすくなってくるにですよ」というのだ。…中略 上司の目が顧客よりも重要になってしまう……。…中略 こんな疑問を感じて、メリルリンチへ転出したのだそうです。ここに、日本の顧客無視の現状が見事に表れています。この秋山さんは、気が付いて自分で脱出しましたが、それも分からず、相変らず会社の思惑に踊らされている人が大半なのでしょう。 お客をなめると痛い目に会いますよ! |
2000 年5月21日日曜日 第266話 組織の論理 |
昨日、日本企業の顧客無視を取り上げたところ、偶然にも中部電力とゼネコンの癒着が報道されました。 この当りのことは、投稿の部屋のすなおさんの話、特に 第3話当りが参考になると思います。 ところで、この所のマスコミのこの事件や、少年犯罪、警察の不祥事などの集中的な報道を見ていると、相変らずワーッと騒いで後は知らん顔のパターンを感じてしまうのですが、考え過ぎでしょうか?何か、裏に少年法や教育などの改正に対する意志が働いているような気がしないでもない。 考え過ぎであれば良いのですが! |
2000 年5月22日月曜日 第267話 偽ブランド |
今日(21日)のサンデープロジエクト、相も変わらず「神の国」発言をやってましたが、余り興味も無かったので半分居眠りしながら見ていました。 プラダというバッグの偽ブランドが日本に大量に流れ込んでいるという話題です。業界の団体で調査したら半分近くが偽物だったということです。 売るほうも売るほうだが、本当の問題は別にあるように思います。本当の値打ちがわかっている人が買っているのだろうか? イタリアやフランスのブランドの店は、日本人の OLや主婦の観光客の列が出来ているという。フランスの5つ星のレストランに日本人の観光客が殺到するのと同じである。フランスでは地元の庶民はそんなレストランには行かないそうです。庶民が行くレストランは他にあるそうです。 ブランド者もそうです。余り好きではないですが、所謂、貴族などの支配階級が使うものというのが本当のようです。子供の頃からそういうものに触れていて、本物を見分ける事が出来る人達が使うものなのです。だから庶民が買ったりしないそうです。 確かに、庶民でもそういうものを買える日本の有難さというものは有りますが、自分で本物の見分けが付かないものが手を出すものではないでしょう。 本物の見分けの付かない者が、名前だけで金にあかせて買うから、騙して儲けてやろうという奴らが出てくるのです。 現地の店でも、殺到する日本人に、店員さんも心の底ではバカにしているようなこともあるらしい。 相も変わらない「日本の常識は世界の非常識」という一つの例でしょう。世界の笑い者になっていることにいい加減気が付くべきでしょう。 本物が欲しければ自分で見分ける事が出来る力をつける必要があります。その為には、勉強も必要でしょう。もしだまされる事があってもそれは自己責任と思える人だけが手を出すべきです。 骨董の世界なども、同じような世界だろうとい思います。見る目を養うまでには多くの失敗や勉強を重ねてきているはずです。 ブランド品も、それだけの自己責任を持つべき商品ではないかと思います。本当の価値のわからない者が金にまかせて買うべきものではないはずです。値段が高いから良い物だろうじゃなくて、自己責任で自分の力で見分ける事が出来るように勉強して始めて手を出すべきものでしょう。その覚悟があれば、失敗も又勉強なのです。それはより一層の力をつけることになると思えるようになるでしょう。 何でも、金にあかせての日本の常識を恥ずべき面もあると思います。 |
2000 年5月22日月曜日 第268話 坂出市立病院 |
公務員とは、何事も親方日の丸でお客さまに対する奉仕とか経営に関する意識が無く、経費の無駄遣いの代表のように思われている。真面目にやっている人には悪いですが、事実大半の公務員がその程度の意識しか持っていないと思います。 そんな、腹立たしい日々に、『2000年(平成12年)5月21日(日曜日)読売新聞の「自由席」というコラムに「自治体病院がよみがえった」論説委員・三木健二』という良い話がありました。 私も、大阪へ転勤になる前に、今の会社の仕事の関係でこの病院には何度も行ったことがあります。お世辞にもきれいな病院とは言えません。外観もいかにも古そうですし、中も今はやりのデパートのような近代的な地方自治体病院とは雲泥の差です。言っちゃ悪いですが、行くと病気になりそうでした。 ところが、そこへ43歳の塩谷泰一・香川医大内科講師が新しい病院長として91年の9月に赴任したのです。 これだけの、悪条件が揃ったら、大抵の人はそこで諦めてしまうのではないでしょうか。「どうせ、市の病院だから潰れたってしょうがない。私の所為じゃない」と考えても誰も攻めないと思います。 ところが、この院長は諦めなかった。院長自ら週三回、一時間受付に立ち、生の声を聞いた。 詳しくは引用しませんが、兎に角、医師や組合の反発にも合いながら、あらゆる努力を重ね、職員を巻き込んでいった。 「しかし、就任3年目で年度決算が黒字に転じ、7年連続で黒字を計上、累積赤字は98年度ついに解消した。 どうです、素晴らしいですね。赤字で当たり前の風潮の中、それもワーストワンの病院が、たった3年で立ち直るなんて誰が考えたでしょうか? 民間企業でも、ここまでの経営改革をやり遂げた例は少ないのではないでしょうか。もともと、それだけいい加減な経営をやってきていたという面もあるでしょうが、それにしても誰もが諦めていることに挑戦し、やり遂げた事は評価されるべきである。 所詮は、人材ですね! 坂出市立病院 |
2000 年5月24日水曜日 第269話 倫理法 |
昨日、折角、公務員について述べたので、もう少し続けます。4月に「国家公務員倫理法」というのが制定されたそうです。その中身たるや、子供に言い聞かすような事なのです。 もしかしたら、お金万能の今の時代が一番ひどい時代になっていると考えるのが当然なんでしょうか。政・官・財の癒着問題を見ていると、多分そうなんでしょう。 それだからこそ、常日頃の心がけによって防げる面もあると思います。少しだからとか、これくらいだったらという油断を無くすことを心がけることによってそんな罠に落ちなくてすむようになるのではないでしょうか。 そんな心の持ちようを、『「財界」5月 30日号 「一筆入魂」 嶌信彦 「規則は一つ 紳士であれ」』が、取り上げています。……略 かつて札幌農学校の創設にあたり、学校側が細かな校則を沢山作って決めようとしたところ、あの「少年を大志を抱け」で有名なクラーク先生(博士)は、「校則はひとつでよい。それは Be Gentlman(紳士たれ)だ」と指摘したという。今でいえば、「志と品性」「ノーブレス・オブリージュ(貴き責務)」ということになろうか。……以下略 こんなことが出来る時代になって欲しいですね。皆が、こんな気持ちを持つことで、どれだけ世の中が良くなるでしょう。 やはり、ここは、 第105話でも取り上げたように、サムライの心をもった指導者を育てることも必要だろうがこれも急ぐ間には合わない。そうなると、今回のような「国家公務員倫理法」制定のようなことも仕方ないのかもしれない。取り敢えず、当面はこれで少しでも自覚をもってもらって時間を稼ぐことも必要なのだろう。 しかし、そんなことを考えなければならないほど、日本人の心が荒廃してしまったのだろうか。それとも、やはり人間なんてこんなもんだと諦めなければならないのでしょうか。 そうは思いたくないですけど……。 |
2000 年5月25日木曜日 第270話 倫理法 |
掲示板へのコロさんからの書きこみに、マクドナルドは「業者から接待を受けるとクビ」とありましたが、これは良いかもしれないですね。 日本政府もアメリカ政府に習って今回の「国家公務員倫理法」を定めたのでしょうが、何といっても、日本の場合は、罰則や運営がうやむやになる場合が多いので、本来の役割を果たさない事になりそうです。本当にキチンと実施すれば、日本でこそ大きな効果あげられる事になるかもしれないと思います。 こう考えてくると、この方法は面白いかもしれないですね。今までの日本だったら、組織のかばい合いの面が強くて上手く働かなかったかもしれませんが、最近の警察などの内部告発を見ていると、意外と上手く行くかもしれない。 これで、政官財の癒着による汚職や談合が無くなれば、税金も大分節約できるのではないでしょうか。 昨日の「志と品性」「ノーブレス・オブリージュ(貴き責務)」の世界とは全く逆の世界ですが、案外こちらの方が現実的なのかもしれませんね。 なんだか寂しいですけどね! |
2000 年5月26日金曜日 第271話 テレビゲーム |
5月24日は三年前の神戸の中学生による殺人事件のあった日だそうです。今問題になっている17歳と同級生である。 第201話でも触れましたが、今考えても、あの時どうして子供からゲームを取り上げる事が出来なかったのか残念でなりません。やはり私も子供に嫌われる事を恐れたのでしょう。 私は、あの時のゲームに負けたと思いました。その時から勉強させる事は諦めたと思います。 折角の、未来の可能性を摘んでしまった事を今も後悔しています。それは勉強だけでなく、あらゆる経験をして成長する一番大事な時代をゲームに取られてしまったからだと思っています。そして、その責任はあくまでもそれを止めてやれなかった私にあります。だから、少々出来が悪くても、文句を言う事は出来ません。せめて、人にに迷惑をかけないように生きていって欲しいと思っています。 この様に子供にそれを止めさせる事が出来なかったのは親なのですから、別に、ゲーム会社を責めているのではないですが利益さえ上げれば何をしてもいいという風潮がその後ろにあるような気がします。何でもありのゲームの内容をチェックしなかったことも原因の一つではないでしょうか。あのゲームが日本で生まれた事も象徴的なのではないでしょうか。 あの神戸の殺された子供の父親の手記が新聞に載っていました。 最近のマスコミが犠牲者の家族を取り上げる事が多くなったのと、最近の少年犯罪による少年法の見なおし論議はいいのだが、この手の雪崩を打ったような犯罪報道を見ると、どうも裏で何らかの力が働いているような危険な匂いがします。 こういった犯人の人権擁護によって、例えば、犯人達が更正したところで、被害者の心が癒されることがあるのでしょうか? 丁度始まった、新潟の女性監禁事件にしても、その概要が明らかになるにしたがって、女性の気の毒さは筆舌に現せ無いものであったことが分かる。 マスコミに踊らされているような気がしないでもないが、正当な罰則は必要であると思います。 被害者にはその悔しさを現す手段が無いのだから。 |
2000 年5月27日土曜日 第272話 坂出市立病院 |
第268話で取り上げた坂出市立病院のホームページを教えてもらいましたので早速リンクさせてもらいました。その中で院長が、経営改善の経過を『新たな日常性の構築「かわらなきゃ」』の題で報告しています。非常に興味がありましたので早速ダウンロードして読ませていただきました。 院長が赴任した日に医局に挨拶に行ったところ、誰一人として立ちあがらず、はなはだしい医師はソファにねっころがったままだったそうです。 私は、この中で一番最初に気がついたのは人件費比率 77.8%という数字でした。たまたま、病院に関係あるプロジェクトにいる関係で、この人件費比率について教えてもらった事がありましたが、これが50%を:越えると経営としては苦しくなるそうです。ですからそれが80%近いのですからどうしようもないのが現実だったと思います。ところが三年くらいで急激に経営改善されています。 幾ら努力してもこの人件費比率では良くなるはずがありません。何でだろうと見ているとグラフの中で1994年4月に医師総入替えというのがありました。 これですね、院長は赴任してきた時のあの医者の風上にもおけない人達を切ってしまって、若い先生を送ってもらったのです。 こうやって、言うのは簡単ですが、多分、院長は辞めさせた医者に遠慮して書いていないのだと思いますが、この裏には大変な、抵抗があったと想像されます。そこをそれこそ鬼になって成し遂げたのでしょう。頭が下がります。 この医者の入れ替えによる人権費の圧縮が成功の一番大きな要素であるとおもわれます。その上、若いやる気のある医者による士気の高揚は職員にも良い影響を与えるという相乗効果があったと思います。 現状を把握して、最善の手を打つ。最高の経営者ですね。本当に良くやって頂いたと思います。あの万年赤字の坂出市の財政にとってこれほどのバックアップはないでしょう。 院長の報告の中に、市長のバックアップがあってこそと感謝していましたが、この財政報告もHPに載せてくれるともっと市長の株が上がると思います それにしても、経営者でここまで変わりますか! |
2000 年5月28日日曜日 第273話 坂出市立病院 |
昨日も取り上げた坂出市立病院ですが、全国約千の自治体病院の6割は赤字経営ということを考えると、その快挙は幾ら称賛してもし足りない思いです。 全国の自治体病院からの注目を浴び見学者もあると聞きますが、当然でしょう。もっともっと真剣に勉強に来るべきでしょう。 前にも触れましたが、全国には税金にあかして建てた、超近代的病院が沢山あります。それは都市ホテルやデパートにも匹敵する立派な建物です。何時も、これほどまでに税金を注ぎ込んで大丈夫なんだろうかと余計な心配をしてしまいます。今は、患者さん自体が大病院志向が強くて、設備の立派なところへと集まる傾向があるので、その気持ちはわかるのですが、それにしてもそれほどの立派な器が要るのだろうかと疑問を感じるのです。 そこには、親方日の丸の甘えが見え隠れします。これが民間の病院であれば余程の体力のある所で無いと費用対効果からいっても踏みきれないでしょう。どうせ税金だからの考えが無いとはいえないでしょう。 器も大事ですが、やはりそれを運営する人が一番大きいのは、今回の坂出私立病院を見れば分かります。全国の自治体病院に限らず、第250話でも取り上げた公益法人などの親方日の丸の施設や組織の長が、この坂出市立病院の院長のような考えで経営に当ってくれれば大半の税金の無駄の解消が出来るでしょう。 たかる事ばかり考えずに、何とか税金を節約しようと努力してもらいたいものである。 何でも、お上頼みの傾向は民間企業の経営者にもあります。そんな事に触れた記事が『2000年(平成12年)5月24日(水曜日)日本経済新聞 「大機小機」 日本型景気論議について』にありました。 …略 特に日本では「公共投資が息切れになったから景気が減速した」「景気を良くするために公共投資を増やすべきだ」など、景気と公共投資を結びつける議論が多い。こうした議論がでるのも、日本だけである。 日本型景気論議への参加者たちは、いまだに「お上頼み」「官依存」の発想から脱却できず、「日本型社会主義経済」を前提として景気を議論している。自由な市場メカニズムと自己責任を基本とした経済社会を築いていくためには、こうしたグローバルスタンダードから外れた日本型景気論議も変わらなければならない。(隅田川) やっぱり、日本の常識は世界の非常識ですね。民間企業の経営者が何かといえばこんな有様で、お上頼みなんですから官僚や公益法人の経営者達が税金に群がるのは当然でしょう。 そうは思いませんか! |
2000 年5月29日月曜日 第274話 地方交付税 |
テレビは朝から少年の凶悪事件と、森総理の発言問題ばかりで余りにも情けない日曜日でした。 サンデープロジェクト、今週も良く寝れました。日本の国は「子供の喧嘩」の国だったのですね。 森総理の「神の国」発言を、訂正しろしないの争いで、どちらもどちらです。他にする事があるだろうが? 一番悪いのは訂正しようとしない森首相でしょうが、その裏には日本人の悪いものを悪いと自分で判断できない事にあるような気がします。何時も言いますが、所詮自分達のレベルの政治家しか持てない証拠でしょう。 今度の選挙をこんな問題でやりたい人なんか誰もいないでしょう。今度の選挙で変わらなければもう日本の将来は無いかもしれないと思ってる人は少なくないはずです。 国民がどう出るか見るしかないでしょう。 それよりも、自治体の合併問題をやってましたが、こちらの方が面白かったです。 合併によって、議員の定員減、公共施設の統合、職員の統合による人件費の削減などができることになる。 要するに、地方から中央まで、政官財すべてが税金を食い物にしているのが日本の姿なのである。本当に情けない国民ですね。多分、それが人間の本質なんでしょう。 やっぱりここでも、坂出市立病院を思い出します。皆が、あの院長のような気持ちで取り組んでくれたら良い国になるでしょうね! いい加減に、税金にたかるのは止めませんか! |
2000 年5月30日火曜日 第275話 二世議員 |
小渕優子さん(26歳)、あの小渕元首相の次女が今度の選挙で出馬することを発表した。くしくも元首相が父親の地盤を引き継いで立候補したのと同じ歳だそうである。 何で、ここまで二世議員がはびこるのだろう。本人も当然そうだろうが、日本の場合、回りで議員を利用してきた人達が、今までの自分達の特権を失いたくない為に地盤を受け継がせるというのが大きな目的のように思える。 それほどに、国会議員というのは儲かる商売なのだろう。そうでなければ、あれほどに二世議員がはびこることはないのではないでしょうか?二世どころか三世、四世の時代になっているのかもしれない。国会議員になろうとすれば、国会議員の家系に生まれるしか方法がなくなってしまうようだ。本当に国のためを思って政治家になろうとしても、道は殆ど二世議員の為に塞がれているという事である. まるで歌舞伎の世界である。兎に角、やたらに二世が目立つ時代である。芸能界、スポーツ、医者、企業等、要するに美味しい世界である。 中には継ぎたくても、スポーツのような難しい実力の世界もあるが、総じて親の七光りや、金で解決する世界が多いようである。その最たるものが政治家の世界のように思える。 本人がその気がなくても、折角の地盤看板があるのに、それを捨てる事はそれに群がって美味しい汁を吸ってきた者にとっては耐えがたいのであろう。 そこで、二世を説得して担ぎ出す。担ぎ出される方も、親の余禄を見ているから、やはりそれを手放す事が勿体無いのであろう。 そんなこんなで、国のため、国民の為に政治をやろうではなく、今までの利権を守るために地盤を受け継いで政治をやることになる。 何とも、国民をバカにした世界である。それを許す国民も国民である。いや!国民が一番悪いのかもしれない。要するに、同じレベルという事だろう。 あいも変わらない、日本の常識世界の非常識の世界である。こんな事をしている場合じゃないでしょうに、やっぱり、自分の欲から離れられないのですね。 一度、いい思いをしたものはその蜜の味のする特権を手放したくなくなるのでしょう。だから、特権階級と思えるところに二世が増えるのです。それが証拠にサラリーマンが自分が勤める会社に子供を入れるというのは、経営者を除いては、余程の事がないとないようです。伝統工芸の世界等は後継者不足に悩んでいるというのに。 要するに、好き嫌いでなく、儲かるか儲からないかの世界なのです。何とも浅ましい時代です。物事の判断の基準がすべからくこれなのですから、世の中すべてが金次第。それ故に金目的の悲惨な犯罪も増加するばかりということになるのでしょう。 だから、日本は段々、一度良い目を見た階級と、庶民の階級という2重構造にはっきりと分かれて行くのかもしれないですね。既にその兆候は顕著です。 銀のスプーンをくわえて生まれてこないと一生苦労しますよ! 嫌な時代ですね! |
2000年5月31日水曜日 第276話 夏の背広 |
五月の終わりですが、毎日真夏のように暑いです。今年も嫌な夏がやってきます。何が嫌かといって、炎天下に背広にネクタイで営業に行くことです。 どうして、この湿気の多い日本で夏に背広を着なくてはならないのでしょうか?これでも香川にいた時は、半袖シャツ平気で営業に回っていたのですが、大阪では皆背広なんです。 私も残念ながらサラリーマンの端くれなので、周りに合わせています。特に、お客さんが背広を着ているとどうしても合わす方が気が楽なんです。サラリーマン根性丸出しで情けないです。 多分殆どの人は、半袖で行っても何も言わないと思います(実際、香川で何か言われた事はありませんでした)が商売となれば無理に抵抗するよりどうしても楽な方を選んでしまいます。特にノーネクタイはチョット勇気がないです。 大平総理の頃、石油危機の時に冷房を節約するために省エネルックという半袖の背広を広めようというので大平さんがモデルをしていたことがありました。お世辞にも、かっこいいとは言えませんでしたがその考えには今でも賛成します。 ここは何とか、羽田さんの力で上から広めて欲しいですね。特に、政治家や銀行、大企業のトップ、官僚当りが背広を着ないことを率先してくれないですかね。散々国民を食い物にしてきたのだからこの位の事をやっても良いのじゃないでしょうか。 夏の背広とネクタイが無くなることによって、日本中のクーラーの温度が何度か上がれば省エネにも大きな効果があります。女性の方も冷房病の心配が無くなり、夏場にひざ掛けなどの余分なものを着る事も無くなります。 こんないい事ばかりのことが何故ひろまらないのでしょう。 背広やさんとネクタイ屋さんが困るという人もいるでしょうが、それは余りにも近視眼的な見かただと思います。他に売るものは何でもあるでしょう。 こんな簡単な事でも広がらないのですかね! 「何処かで書いた事があるな!」と、探してみたら 第141話で同じ事を書いています。第243話で心配していた事が現実となりました。いよいよ耄碌が本当になってきたようです。トホホ! 少し前の新聞やTVで、酒に弱い人は、アルツハイマー病になりやすいという研究を報道していましたが、気になるなぁ〜! 飲む飲まないが原因になるかどうかはまだ解からないそうです。 |