団塊の世代の部屋10

ホームへ 団塊   下へ

200052日火曜日  第248話  大橋巨泉

 連休に入って香川に帰っていますが、ちょっと色気を出してPCをいじったお陰で動かなくなりました。まる2日間の格闘の末、やっと、インターネットにも繋がりましたが、ワード98が使えなくなりHPの更新が出来なくなりあきらめていました。
 ふと、
FrontPageExpressが使えるのじゃないかなと思い出しやってみました。まだよく解りませんので上手くいくかどうか解りませんが少しずつ挑戦してみたいと思います。
 それにしても、よく解らないのに
PCをいじりまわるのは考え物ですね。しかし、トラブルのお陰で少しは知識も増えた気がします。やっぱり、トラブルが一番の勉強です。気分的にはいやですけどね。

 さて、掲示板でも触れましたが、昨日徹子の部屋に大橋巨泉が出演していいことを言ってました。
 巨泉さんは皆さんもご存知の通り絶頂期に
TVから引退して海外と日本を又にかけて悠悠自適の老後を過ごしていることは有名です。その彼が、人生の選択というテーマで本を出したので宣伝に出てきたようです。
 その生き方は、日本人にとって参考になるのではないでしょうか。何時までも、会社にしがみついた人生より、早くから計画して老後を優雅に自分の好きなことをやる。この方が、どんなにか人間らしい生活でしょう。
 巨泉さんは、十分蓄えがあるから出来たのでしょうが日本のサラリーマンがどれだけ真似ができるでしょうか?ところが、海外では年収300万〜400万位の普通のサラリーマンでも悠悠自適の老後をすごすことが出来るそうです。それは、社会資本が充実しているし、物価もやすい。その上、日本のように庶民をいじめる金利ゼロなんてこともない。

 巨泉さん曰く、日本は経済経済と騒ぎ過ぎ。企業ばかりが繁栄して国民がない。それは、諸外国は保守党と労働党の二大政党でバランスを取っているので、どちらかに振れ過ぎれば修正される。ところが日本は、戦後自民党がずっと政権を取っているので、経済ばかりに重点を置きすぎて、庶民の権利がないがしろにされたということです。
 所詮、国民が選んだことですからとも言ってましたが、そのとおりだと思います。もうひとつ面白いことを言っていました。
 それは、老害ということです。と言うのは、政治家等年寄りばかりが未来の政策を検討しているが、それは、今の若者のための政策であるのだから、当事者が考えることが必要であるし、年寄りが自分がいないときのことを真剣に考えるはずがないと言うことです。これは本当にその通りですね。

大橋巨泉なかなか良いこと言いますね。

200053日水曜日  第249話  上尾署

 昨日の今日で、FrontPageExpressよく解りません。何か良い方法はないかと、ない知恵を絞って考えました。
 又しても、兄の
PCを借ることにしました。段階の部屋が何とかフロッピーに収まりましたので、表の挿入がよく解らなかったので、それを持って兄貴のところへ行ってワードで編集してきました。
 ここに書くだけでしたら
FrontPageExpressでも出来ますので、今は家のPCで書いています。
 今回のことで、つくづく一台しかないパソコンをいじるものじゃないと思い知らされました。生兵法は怪我の元とはよく言ったものです。早急にこちらへももう一台作らなくてはと思っています。

 さて、桶川の女子大生の事件の裁判が始まりましたね。ご両親が傍聴していたそうですが、こんどは裁判がその真価を問われるときのような気がします。最近の犯人の人権ばかり言いたてる風潮に国民はしらけています。被害者の立場を今度こそ尊重して欲しいものです。今回の事件はそのいい機会でもあると思います。
 上尾署の書類を改ざんした三人の警察官も昨日起訴されたそうです。何をやってもむなしさが先に立ちます。

 竹下元総理が正式に引退を声明しました。昨日の巨泉さんじゃないですが、老害をなくすることは日本中の組織において必要でしょう。警察の組織を駄目にしたのも政治のせいもあるように思われます。何時までもキャリア制度にこだわったために組織が内部から疲弊してしまったということでしょう。

200054日木曜日  第250話  天下り

 5月1日、総理府が全省庁を対象に調べた、過去十年間の官僚の天下り先での退職金を発表した。
 公益法人に天下った人で、役員を退職するときに3000万円を超える退職金を貰った人は延べ200人。このうち47人は5000万円を超えたそうです。

このうち、複数の公益法人に就任した人が442人。そして、複数の公益法人から退職金を貰った人が197人。

 対象の公益法人は6,879社国家公務員出身者が役員として在職したのが1,057社だそうです。

 公益法人とは、民法34条に基づき、国か都道府県の許可を受けて設置され、社団法人と財団法人があり営利を目的とせず、公益に関する事業を行うそうです。

 税金とは、こういう風に食い物にされていくのですね。営利を目的としない事業であるが、天下りしてくる人は営利を目的としているということでしょうか。ものすごい皮肉ですね。

 石田禮助さんのように無給とは言わないまでも、退職金くらいは辞退してもおかしくないと思うのは私だけでしょうか?

 しかしながら、公益法人自体官僚の権力の拡張を目的として作られているものがあるという現実の中、無給なんてのは論外なんでしょうね。
 本体自体が税金の無駄遣いなのですから、給料なんて無駄遣いの上塗りでしかないということでしょう。人間の品性なんてこんなものなんでしょう。

 ここまで税金を食い物にされても何にも言わない日本人。やっぱりおかしいですね。

200055日金曜日  第251話  17歳

 17歳の若者の事件が連続して起きました。その動機は、まだ分かりませんが、普通は考えられないことが平気で行われていることに驚きを隠せません。
 余りにも簡単に人を殺してしまう。他人の命を、そんなに軽く見れるものなのでしょうか?チョッと信じ難いです。
 一体、若者に何が起こっているのでしょう。この部屋でも父親不在など取り上げてきましたが、やはり日本人が経済優先で忘れてきた何かが、こういう事件の背景にあるような気がします。
 経済優先、自分さえ良ければの風潮が子育てに影響しているのは間違いないと思います。
 父親は、仕事にかこつけて母親に子育てを押し付け、子供に対する関心や愛情が希薄になり、反面母親と子供の絆が深くなりすぎるといういびつな現象がおきている。
 叱るべき時に、叱らずにきたため、子供が自分の感情を抑えることができなくなっているような気がします。自分の感情を持て余しているのではないでしょうか。
 団塊の世代の親の責任は重いと思いますが、その親自体も戦後教育の歪を負ってきているのですから、そう簡単に解決するような問題ではないかもしれません。
 50年かかって積み上げてきた歪は、矯正するのに50年かかるのかもしれません。しかしそんなにのんびりしている訳にもいかないでしょう。

 丁度、5月3日の読売新聞に憲法改正試案が載っていましたが、その中にこんな風潮の原因の一つとも思える文がありました。

 憲法が想定する責任ある個人主義から逸脱し、単なる自己中心主義に陥り、権利を優先して義務や責任とのバランスを欠く面が顕著になっているとの指摘がある。公共性、正義、公正などの観念が揺らぎ、薄れているという声も聞かれる。

 この通りのことが起こっているのが今の日本である。皆分かっているのだが、総論賛成各論反対という奴ではないでしょうか?公とか正義は大事なのは分かっているが、いざ自分の立場になるとそんなことより自分の利益の方が大事となるのである。
 それができないから、憲法に頼ろうとすることになる。何だか寂しいですね。しかしながらこれが現実なんでしょう。

 我々を縛る規則は、それがないとできない人間がいるから作られるといういたちごっこの面があります。そんなものが無くても自分を律することができる人がいる反面、できない人がいることも確かです。できない方を基準に規則が作られる悲しさを感じますが、仕方のない事なのかもしれません。
 子育てとか、教育ですべて解決されるほど単純でないのが人間なのでしょうが、そんな諦めにも似た考えになるときは悲しいです。

人間がいやになるときですね!

200056日土曜日  第252話  雑草

 パソコンが、何だか分からないですが、快調に動いています。9連休も、あっという間にあと2日、何で休みはこんなに早く終わるのでしょう。
 パソコンの修理と平行して行っていたのが、草抜きです。単身赴任のつらさ、チョッと油断すると雑草の海です。この連休は、この雑草との戦いを覚悟して帰ってきたのですが、予期せぬパソコンとの格闘もする羽目になったものです。
 草抜きは、パソコンのデジタルに比べてこれほどアナログなものは無いかもしれません。いくら抜いても、敵は生き物、また生えてきます。一度抜いたら二度と生えない雑草なんて無いですかね。

 春から、夏にかけての生命力はものすごいですよ。一週間で、あっという間に伸びています。一月放っておけは、もう手をつける気にならないくらいにはびこっています。
 何とかこれに対抗するために、何年か前から芝生を植えています。少しでも芝生に勢力を増大してもらって、雑草の生えるところを少なくしようというケチな考えです。
 ところが、芝生の中にも雑草は容赦なく進出してきます。本当にいたちごっこです。それでも、芝生が無いよりはマシなので、今年も植えることにしました。

 それが、今日でやっと一段楽しました。明日は、最後の仕上げをして、終わりです。これで連休は終わり。

 パソコンと雑草に振り回された小父さんの悲しい連休でした。
 

200057日日曜日  第253話  雑草

  FrontPageExpressでのリンク方法が中々わかりませんでしたが、ワニchanHPを参考にしてなんとかできました。大阪に帰ったときにワードで引き継げるか心配ですが、多分大丈夫でしょう。

 とうとう終わってしまいました。9連休もアッという間でした。沢山の雑草の抜き残しに、心を残しながら昼過ぎの列車に乗ります。

 今度帰省したときには、殆ど元に戻っているでしょう。この感覚は、やったことのある人でないと分からないでしょう。雑草の生命力はそれほどに強いものがあります。
 尤も、向こうは、自分が雑草とは思ってないでしょうし、生き残って子孫を増やすためにあらゆる手を使ってきます。種で増えるもの、地下茎で増えるもの、球根のものといろいろです。
 地下茎や、球根は根こそぎとらない限り又生えてきます。種にいたってはどこにあるか分かりません。タンポポなんかは地下茎と種と両方で攻めてきます。殆ど、お手上げの状態ですが、抜かないとそれこそ取り返しのつかない状態になってしまいます。
 相手は、生き残って子孫を残すことが仕事ですから人間の力なんて無力なものです。薬を使う手もありますが、効き目は一時ですし、健康にもよさそうにありません。
 やはり、毎日コツコツやることが一番です。手を抜かずにやっていれば結果は出ます。諦めたら、負けです。
 

 何だか、日本の現状を思い出します。

200058日月曜日  第254話  未来のある人

  今日から出勤です、会社の場所忘れてないかな?連休に新しい仕事を見つけることも出来なかったので、又、大阪へ舞い戻ってきました。帰りの列車は意外とすいていました。分散帰省が定着したのでしょうか、日本人も少しは利口になっているのかな?

 利口と言えば、次の選挙で、いよいよ二大政党になるとの説が出ていますが、実現できるでしょうか?日本人が本当に利口になるかどうかを問われるような気がします。
 この機会を逃せば、日本の沈没は決定的になるのではないでしょうか?昨日のサンデープロジェクトに民主党の鳩山由紀夫さんが出て田原さんと対談していましたが、もう一つ迫力には欠けるようです。しかしながら、今までの自民党の政治家とは違ったタイプなのも確かでしょう。一度、政権を取らせてみるのも面白いかもしれませんね。
 いずれにしても、日本の国に猶予はないと思われます。今度こそ、心してかからなければなりません。古い政治家を政界から追放して、若者や女性を国政に送り込む時です。
 国民のバックアップがあれば、新しい人にも活躍の場があるはずです。

 第248話で巨泉さんも言っているように、未来の日本は未来のある人が決めるべきです。先のない年寄りに決めさせる必要はないでしょう。
 何故なら自分のいないと気の事を真剣に考えるはずかないのだから。

200059日火曜日  第255話  人材移動

 若手の登用と言えば、私の勤める会社がそうです。同族会社の世代交代で、息子の政権になり、自分達より年上は使いにくいのでしょうか役職を剥奪し、現場の長の若返りを図っています。
 それは、時代の流れとして仕方ない面もあるのでしょうが、残念ながらそこに実力がともなった人事が行われていないのです。
 ただ若ければ良いというものでは、余りにも危ないと思います。抜擢するなら、若くても、本当にやる気のある者を選んで欲しいものです。そうでなければ、若返りの意味がなくなります。年寄りより覇気のない若者は要りません。
 政界の若返りも、単なる二世議員では何にもなりません。本当に、国を憂える若者を送り込まなければ駄目です。

 そんな気持ちで見ていると『2000.4.29−5.6週刊東洋経済の「視点」参議院議員塩崎恭久 官民の人材「流動化」で霞ヶ関を建て直せ』が目に付きました。

 塩崎氏は国会議員の若手の代表とも言える人でしょう。そういう若手が、この中で使命感に燃える優秀な人材が必要と述べています。そのためには、官―民間の人材移動を実現すべきと言っています。
 やはり、現場にはこういった危機感を持った人がいるのです。多分、こういう人は、今の国会では年寄りに頭を抑えられて活躍する事は出来ないのだろうと思います。
 サンデープロジェクトにも若手議員が時々出演していますが、中々熱意をもって意見を言っています。
 そんなやる気のある若手が、現実の長老政治によって、だんだんと体制に飲みこまれて若さを失って行くのでしょう。それでは余りにも勿体無い。彼らが活躍できるように応援することが、今こそ必要です。
 アメリカやイギリスの若さを日本で実現できないはずはない。

今度こそチャンスですよ!

 今日の修正
 
第159話 第161話 第162話 第163話 第164話 第165話 第166話 第167話 第168話

2000510日水曜日  第256話  千葉すず選手2

 第245話で取り上げた、女子マラソン代表選考で涙を飲んだ弘山さん、やりましたね!見事に1万メートルの代表を確実にしたようです。
 訳の分からない選考会のショックから、良くも立ち直ったものです。コーチであるご主人の力もあるでしょうが、やはり本人の意思の賜物でしょう。幾ら、回りで騒いでも、本人がその気にならない限りはどうしょうも無かったでしょう。
 海外でのトレーニングでも中々その気にならなかったそうです。最後には彼女が自分の意思で立ち上がったということです。その意思の強さに脱帽します。やはり日本の女性は強い!
 あの泣きそうな顔での力走は、忘れられないでしょう。まさか、陸連も今度は代表をはずすことはしないでしょう。お偉いさんはどんな気持ちでこのレースを見ていたのか、心境を聞いてみたい基がします。

  一方、千葉すずさんの方ですが水練に抗議文を提出したそうですが、ふじやまのトビウオさんが何だかボケたようなコメントを出していましたが多分どうにもならないでしょう。何たって、選手のことより自分の立場しか考えない体質なのですから。誰が主役かが分かっていないのは、日本の政府と同じでしょう。日本の体質丸出しです。

 たまたま、テレビでアメリカの男子マラソンの選考の報道がありました。何十年も3人の代表を送ってきたアメリカが今年は1人だけだそうです。
 何故かというと、アメリカは、日本と違って1度のレースで代表を決定するのですが、今回の優勝タイムが悪くて、オリンピックの標準タイムの規定で代表1人しか出せない成績だったのだそうです。その結果にアメリカは、非常に残念がっているそうです。
 何という潔さでしょう。日本の選考方法と比べると、その違いが際立っています。日本のように条件も日にちも場所も違った選考会から選ぶというので無く、どんなに成績が悪くても1度の選考会の結果で決定する。
 これこそ、公平な選考会でしょう。皆が同じ条件のもとで戦うのですから。その為に、代表が送れなくなっても当然として受け入れる。この彼我の差は何でしょう!
 それでも情実をいれる日本水練や陸連のお偉いさんはどう考えるのでしょう。

こんな所まで、おかしい日本!

 今日の修正 
 
第169話 第170話 第171話 第172話 第173話 第174話 第175話 第176話 第179話 第181話

2000511日木曜日  第257話  落選運動

 第191話等で日本の政治について色々と触れてきましたが、我々は、今のところ、選挙で投票するしか国政に参加することは出来ませんが、出したい人は出ないのが現実であって、イライラしているのが大半の国民ではないでしょうか。
 何か良い方法は無いものかと思っていたら、先月
(13日)の韓国の総選挙で「落選運動」というのがあったそうです。それはこの人だけは通したくないと槍玉に挙げることで、その日とを落選さえる運動だそうです。
韓国という国は中々、やりますね!
第227話でも取り上げたように経済問題も先送りせずに正面から取り組んだために、早くも立ち直りつつあるということですし、政治問題でもこのような動きをやっている。未来に向かって、日本より、余程真剣に取り組んでいるようです。
 これは、いずれ日本は、追い抜かれるかもしれませんよ!

 これは面白そうだと思っていたら、読売新聞 2000年(平成12年)5月10日(水曜日)に日本でもそんな動きがあると取り上げられていました。

「インターネットが選挙を変える」として、韓国の運動に触発されて立ち上げられたHP3件を紹介している。

 「落選運動―市民連帯・波21」 小金井市でミニコミ紙を発行している桜井善作さん(64)が中心となって立ち上げたHP
 http://nvc.halsnet.com/jhattori/rakusen/index.html

「欠陥議員を落選させる市民連帯」(蒲田隆史代表) 大阪の市民グループ
 
http://www3.ocn.ne.jp/~mihari/

「政策ネット・虹と緑・静岡県」(松谷清代表)
 
http://plaza.across.or.jp/~ehouse44/

 まだ、公選法との問題もあるそうですが、動きとしては面白いのではないでしょうか。アクセス数もまだまだ少ないので大きな問題になってないとのことですが、いずれ大きく成長しそうな気がします。
 以前にも取り上げた
東芝問題のように、場合によれば今までならどうにもならなかった大きな相手でもネットによって対等に太刀打ちできることもあるのですから……。
 話は変わりますが、東芝、又、問題を起しているようですね。今度は医療器具(内視鏡)のようです。企業の体質というのはそんなに直ぐには変わらないのでしょうね。

 

 今日の修正 第188話 第189話 第190話

2000512日金曜日  第258話  人口

  日本の人口は、今年か来年に総人口1億2700万人のピークを迎え、21世紀半ばに1億人を割るそうです。
 少子高齢化と騒がれていますが、具体的な数字ははじめて見たような気がします。ピークが今年か来年と言うのに驚かされました。
 なんとなく人口が増えていないのはわかっていましたが、これ以上増えないというのを見せ付けられると、いよいよ来たかという思いです。これは単なる数字以上の問題を含んでいるように思います。
 戦後の日本は、我々の団塊の世代は特別としても一貫して人口が増えてきました。その人口が高度成長を支えてきたことは間違いないと思います。人口は、経済発展の為には必要であって、人口が多いということはそれだけ国内需要を見込めるということであり、それだけでも人口の少ない国より可能性が高いということです。中国がその人口によって注目されているのがその証拠です。
 日本が、世界第2位の
GNPを達成したのも一億人の人口のお陰もあったことは否定できないでしょう。
 ところが、その根底が崩れ様としているのです。その一点だけでも日本の発展は難しいというのが想像できます。
 今、リストラに名を借りて安易な人員整理をしている会社はいずれ人員不足に悩まされる時が来るように思います。ざま―見ろです!
 これからは、従業員を大事にする企業でないと事業を続けるための人員確保ができず、倒産なんてこともあるかもしれませんよ。
 我々、団塊の世代を邪魔者にした企業は、一番にその咎めをうけるかも……。当然、外国人の問題も出てくるでしょう。

面白そうな時代が来るようですよ!

 今日の修正 第191話 第193話 第194話 第195話 第196話

2000513日土曜日  第259話  千葉すず選手3

 第256話の千葉すずさんの代理人が出した質問状の回答を日本水練が出すようですが、やはり「選考は公平である」とし、「選手にその理由も教えない」そうです。
 良くもこんな事が通るものですね。千葉選手の言動を嫌っての、水練の古橋広之進会長の意向が強いようです。幾ら昔の英雄か知りませんが、余りにも時代錯誤じゃないでしょうか。実力の世界に好き嫌いが入ってきたのじゃたまりません。
 大体オリンピックなんて、たかが祭りじゃないですか。チョット視聴率が稼げるのでマスコミが悪乗りして、金メダル金メダルと騒ぎすぎて選手にプレッシャーを掛け、国民を煽りすぎているだけです。
 マスコミに弱い日本人がそれに乗せられて一緒になって騒いでいますが、選手はいい迷惑だと思います。
 大体、4年に1度というのは、一流選手にとっては、殆ど運の世界だと思います。世界の中でトップを4年間も持続する事自体が奇跡ではないでしょうか。
 どんなに強い選手でも余程の運が無ければ1年に1度世界選手権でも難しいのにオリンピックでメダルを取ることなんて奇跡としか言いようがないと思います。それを、メダルを取らなければ人間じゃないように言う方がおかしいのです。
 オリンピックは、純粋に世界の選手の活躍を楽しむ場で良いじゃないですか。それを又、先ほども言ったようにマスコミが煽るから、変に、お国のためなんて考える人が出てきて選考会もおかしくなってしまうのでしょう。もっと素直に、その時期の一番成績のいい人が参加する大会で良いじゃないですか。
 人一倍優れた身体能力を持った人が、死に物狂いで代表になるために練習してきたその努力をふみにじってどうするのでしょう。気持ち良くその努力に報いてあげるべきでしょう。そして、その結果の成績をマスコミが先頭に立って批判するのを止めるべきです。
 その時に、世界で一番強くて運があった人が勝つのですから素直に拍手してあげればいいと思います。
 その中でたまたま日本の選手が勝てば、私だってそりゃ嬉しいですが、それだけで良いのじゃないでしょうか。
 世界は一つを目指さなければならない時代に、メダルが何個なんて騒ぐのはおかしいと思いませんか。純粋にスポーツを楽しみましょうよ!
 ここにも、日本の村社会の相互監視といういやらしさが出ているような気がします。そんないやな世界は会社だけで良いですよ。

 スポーツの祭典といえば、オリンピック以上に意味の無いのが、国体だと思います。開催地が天皇杯、皇后杯を取るのが当然になっているためにその選手を確保するのに教員等の異動が当たり前になっています。所謂、ジプシー選手といわれる人達です。何処かの開催県が、止めたといえばいいのですが、何処も先頭を切ってやめる事をしません。日本の体質丸出しです。
 スポーツの本来の目的がこれほど歪められている例は、世界でも多分無いのではないでしょうか?それの延長が日本人のオリンピックに対する取り組みのような気がします。

他に、する事があるように思いますがね!

2000515日月曜日  第260話  落選運動

  毎日毎日、少年犯罪ばかりですね日本の今までの問題が噴出してきた感じです。多分この傾向は、そう簡単には変わらないでしょう。
 新聞か何かで読みましたが、どうしてというより当たり前として捉えた方がいい時代になっているのかもしれません。もう良くなる事は無いのじゃないでしょうか。こういう社会現象も、アメリカを追いかけているのでしょう。まず、諦めから考えた方が良いかもしれません。

 さて、今日のサンデープロジェクトで民主党の管さんと自民党の亀井静香の討論がありました。しかし、あの亀井静香は酷いですね。全く、今の日本の現状に対する危機感が無いです。
 今までの政策を継続する事しか考えていないようです。去年から、介護保険の負担の延期など、変なチャチャばかり入れているおかしな奴だとは思っていましたが、あれほど酷いとは思いませんでした。
 菅さんが提案した事を反対する事しかしない、それも菅さんが、政権にいたときの事を出して、その時は反対しなかったじゃないかと子供のような反論をしている。宍道湖の埋め立てとか、有明湾の埋め立てなどズット以前からやっているので急に止められないとか訳のわからないことを言っている。
 その上、日本は社会資本が充実していないので公共投資は減らせないといいながら、本来の社会資本の充実じゃなくて、漁港や、農業空港など無駄な事ばっかりやっている。菅さんが、仕事を作る為の公共投資だといっていたがその通りだと思います。どうせ、ゼネコン当りと組んでいるのでしょう。その意見の中に、国民の為という視点は感じられない。
 あんなのがもし総理なんかになったら日本の国は潰されますよ。

 予算配分で無駄を突っ込まれた時に、今まで続いてきた事は簡単には変えられないと反対の為の反論のようなことを言っていたが、難しいのは皆分かっているのである。それを劇的に変える政治を国民が望んでいるのが分かっていない。いや、分かってはいるのだろうが、それでは自分の利益にならないのだろう。
 反対の為の反対じゃ、昔の社会党と同じです。国民は、変化を望んでいるのです。それなのに、あんな考え方をする人間が政党を代表するような中枢にいるとなると、絶望しかないです。
 
第257話で取り上げた「落選運動」に投票した方が良いですね。あんな人を選んだら日本は終わりですよ。地元の人に期待しましょう。

 小渕さんとうとう亡くなってしまいましたね!一度も意識が戻らなかったのですね。お気の毒です!!

2000516日火曜日  第261話  トルシエ監督

 顔付きで人を判断してはいけないというが、どうも人は顔で相手を判断する事が多いと思われる。第一印象はどうしても顔が主体になるのはしょうがないのかもしれない。どうしても、感じのいい顔と悪いのがある。理性では解かっていても本能が反応するのである。
 それだからこそ、女優や俳優、タレントといわれる人で人気のある人は、皆それなりにいい顔をしている。ところが本当にいい人かどうかは分からないはずなのだが、そう思ってしまう。それくらい顔というのは人間の好き嫌いに大きな比重を占めているという事だろう。
 犯人顔というのもあるようです。期待したように悪そうな顔だと、ヤッパリと納得してしまうところがあります。あのマスコミ発表の顔は、3分間写真と同じで悪そうに写っているようですが、妙に安心させるものがあります。人間なんて勝手なものです。
 チョット前の事件ですが、その印象で騒がれたのが和歌山の毒入りカレー事件の犯人でした。その顔が今までの犯人顔と違って、どちらかというと近所の人のいいおばさんという顔をしていた事です。ヤッパリ、顔じゃないという事を思い知らした事件でした。

 さて、その顔つきで最近印象に残ったのが、昨日も触れた亀井静香氏と同じ国会議員で元サッカー選手の釜本氏である。亀井氏の前は知らないのですが、釜本氏は現役時代はもっといい顔をしていたように思います。
 何故こんな事を言うかというと、今話題になっている、サッカーの日本代表のトルシェ監督の解任問題を見ていた時に、あの釜本氏の言動と顔つきを見て、「悪そうな顔をして、何だか、ごり押しをやっているなぁ!」と感じたからです。釜本氏のファンの人ゴメンナサイ!

 そんな事を思っていたところ、2000年(平成12年)5月14日(日曜日)の日本経済新聞のコラム「春秋」に、面白い事を書いていました。

 …略
 指揮官としての実績だけではない「外国人」としての振るまいへの感情的な反発が根にあるように見える。…中略
 こう触れて、その後千葉すず選手の代表選考の件に同じような、「異質な発想や言動が日本の組織と行き違った」と書いている。そして、「日本の集団を動かす目に見えない無意識の力を、山本七平氏は『空気』と呼んだ。」と述べている。

 要するに、どちらも日本の組織によるボイコットにあっているのである。何とも情けない話ですね。
 力があっても、組織に迎合しないものは認めない日本の体質そのものである。こんな事をやっていて世界と戦うというのだからお笑い草である。最も勝てない方法を取っているという事が解からないのだろうか?
 水練の古橋氏、サッカーの釜本氏どちらも日本を代表する現役時代を経験してきた人にしてこの体たらくである。それ程、日本の組織に入ると真実が見えなくなってしまうのかもしれない。
 元々そんな人だったとは思いたくないというのも私の気持ちの中にはありますが、どうなんでしょうね。
 組織の中で権力を持った人の、顔付きの醜さを見たようで、寂しいですね。

2000517日水曜日  第262話  五体不満足

 ベストセラーになった、「五体不満足」の乙武洋匡さん、今年の所得番付に乗ったとニュースでやってました。
 生まれたときから手足が殆ど無いという境遇でありながら、健常者と同じ学校へ入り、同じように学校生活をおくり、早稲田大学の時にこの自伝の本を書いた人です。
 先日の、大橋巨泉じゃないですが徹子の部屋でも見ました。あの体で、バスケットの選手までやったそうです。兎に角、その明るさに驚きました。
 そして、本人の凄さも大した物だと感心させられましたが、本当に驚かされたのはそのご両親です。特にお母さん。生まれた子供がそういう体なので回りはお母さんが落ちつくまで見せなかったそうです。ところが、始めて対面した時にお母さんがいった言葉が「まあ可愛い!」だったそうです。

 そして、子育てが始まりますが、可哀想という発想でなく、普通に暮らせる子供として育てたということです。その素晴らしさは育った彼を見ればすべてがわかります。
 五体満足な子供さへまともに育てる事の出来ない最近の様相を見ればその凄さが分かるというものです。
 私はこの本を子供に教わって読んだのですが、正直自分の子供に「済まない」と思いました。このご両親のように、真剣に子育てしなかった事は明らかです。

 もう一つ、この本の中で感心させられたのは、その同級生達です。最初はやはり皆びっくりしたそうですが、直ぐに当たり前の友達として一緒に育ってきたという事です。
 乙武さんが同級生として入ってきた事が、同級生達をして彼を当たり前の事として接する心を養ったのです。ここに、日本の教育の問題があるようです。欧米ではそれが当たり前の事としておこなわれている結果、身体障害者を当たり前として接する土壌ができているだそうです。
 ところが、日本では別のクラスや学校を作って目に触れさせないような教育をする。その為に、両方が相手に慣れてないから特別なものとして見てしまうようになってしまうのである。それが、日本で、身障者が普通に生活できない一番の理由であると思われる。
 日本でも、封建時代はそういう人達も当たり前として育ててきたそうである。所謂、地域として当たり前に受け入れてきて、ごくありふれた風景であったということである。
 乙武さんのご両親や、その周りのようにそんな人も入るのだということを当たり前に受け止める事が出来る社会を創る事こそが今の日本に一番欠けていることなのかもしれない。 

あの、彼の明るさを見たとき、「人間てすごいなぁ!」と思わざるをえませんでした。たかだかリストラくらいで、おたおたしてたら恥ずかしい。

 昨日の顔付きと今日の所得番付で彼を思いだしました。乙武さんの顔つきを昨日の彼等や最近の事件を起した少年達に見て貰いたいと思ったものです。

 それと、最近問題になっている子どもの折檻。乙武さんのお母さんを見習って欲しいものです。これは自分に対しても言い聞かせなければならないことですが……。

今日の修正 第205話 第208話

2000518日木曜日  第263話  イジメ

  森総理の舌禍が話題になっていますが、その人がノミの心臓と言われていることと関係あるように思います。
 自分がそうなので良く解かるのですが、気の小さい人間ほど大言壮語したがるものです。言わずもがなの事も、考える前に口から出てしまっているのです。自分の小ささを悟られまいとして精一杯の虚勢を張るわけです。いってしまった後で、しまった、「又やってしまった!」と小さな胸(笑)を痛めているのです。
 アレで、結構反省していると思いますよ。

 そんな気の小ささを思って、最近の17歳の事件を考えると、違った面が出てくるように思います。
 特に、西鉄のバスジャックの少年の背景には、今の教育問題が潜んでいるように思えます。この少年の事件で、中学の時のイジメが大きな影を落としていると思います。
 本人も、同級生もイジメがあったと言っているのに、学校側だけが、そんな事は無かったと言い張っているのです。特に階段から飛び降りて入院した事件は完全にイジメから来ていることは間違いないと思います。
 確かに、少年の反応にも常軌を逸した所がありますが、そういう少年こそいじめの対象にされるのです。どちらかと言うと、一番ナイーブな心の持ち主がそのターゲットにされるのだと思います。その当りを、先生が解かろうとしない事にも大きな問題があると思います。
 本人にとっては、地獄の毎日だったのではないでしょうか?同級生の中にも地獄だったと思いますと言っている子がいました。
 ところが、先生は少年にとって中学時代が一番楽しかったはずだと言っているのです。子の認識の差は余りにも恐ろしいとは思いませんか。
 誰も助けてくれない少年は、どんどん追い詰められて行き自暴自棄に陥っていくのだと思います。その時少年の発するシグナルに誰もが気が付いてやらない事が、ここまで少年を追い込んでしまったのではないでしょうか。
 勿論、本人の罪がそれで軽くなるとかいうのではありませんが、我々日本人の問題として考える必要もあると思います。

 昨日触れた、乙武さんのご両親や先生方、同級生等との触れ合いと対極をなすものだと思います。そして、犯人の少年の周りの方が今の日本の現実でしょう。
 乙武さんの方が、多分、例外中の例外でしょう。しかし、それを逆にする事こそ我々が目指さなければならない方向なのではないでしょうか。

 余談ですが、乙武さんに触れた所得番付で思ったことですが、近畿で、任天堂の社長が一番でしたが、「今の子供達にゲームを与えた事をどう考えているのかな?」と、ふと考えてしまいました。

勿論、本人や親の責任が当たり前ですが……。

 今日の修正 第209話 第213話 第214話

2000519日金曜日  第264話  構造改革

 総選挙6月25日に決定したそうです。小渕さんの誕生日だそうです。弔い合戦のつもりでしょうか?我が香川から出た唯1人の総理大平さんを思い出します。
 あの時は、解散の決議に自民党の一部が会議に出ずに、解散が決定したのだったと思います。確か消費税を導入しようとして、反対されたのだったとおもいます。
 劣勢の選挙戦の中で、亡くなられてそのお陰で自民党が大勝した時だったはずです。地元の出身だから言うのじゃないですが、本当にやらなければならない事を隠さずに全面に出して戦った人だと思います。反対していた人はその人の死によって勝ったようなものでした。
 この大平さんは、竹下さんと違って、地元に利益をもたらすような事は何にもしなかった人だと思います。日本の将来の為に正直に増税を打ち出したのだと思います。
 今度の選挙に森さんは真剣に日本の将来を考えて立ち向かうでしょうか?どうも、そうは見えないように思います。
 今度の選挙こそ国民に本当の事を説き、やるべき事を主張しなければならないときのように思います。これ以上構造改革を延ばす事は出来ないことは、国民もわかっているはずです。それでも、本当の事を言わずに、小手先の人気取りや、弔い合戦で誤魔化そうとしたのでは小渕さんも喜ばないのではないでしょうか?後半は構造改革に取り組むと言ってましたから。
 
第260話で、触れた時代遅れの人気取りしか考えない亀井静香や、公明党なんかを使って戦うようじゃ日本の未来は無いでしょう。今度こそ、本気で戦って欲しいものです。

 今度こそ、国民は、政治家の責任もありますが、所詮は、選ぶ国民に本当の責任があることを自覚すべきです。この選挙でいい加減な選択をするようでは、いよいよ日本の将来は無いでしょう。世界に日本の国民の意気を見せる時でしょう。

 それについては、マスコミの責任も大きいと思います。いたずらに、人気取りの為の報道でなく、本当に真剣に日本を導く気概で取り組んでほしいものです。
 前回の橋本総理の時に、マスコミが煽った為に、ここまで日本の構造改革が遅れたのだと私は思っています。小淵さんがここまで景気を回復したと言う論調が多いですが、所詮、先送りしただけだと思います。
 何時かは地獄を見るつもりで取り組まなければこの国はよくならないと思います。国民がどう考えるか、それが、今回の選挙で分かるのです。その為にも、国民に本当の情報を知らせる義務があると思います。

いずれにしても選ぶのは国民です!

 今日の修正 第180話 第210話 第211話

2000520日土曜日  第265話  顧客無視

 第123話でも取り上げましたが、日本の企業等は、お客様本位ではなく自社や業界の都合ばかりを通そうとしている。目が内部にばかり向いて、外を向いていないのである。
 これは、銀行などの護送船団方式や、建設業界の談合などがその最たるものでしょう。競争がないからそこには、お客様が主役と言う考えが無い。自分達の都合で値段を決めたりする事によって、儲けられるだけ儲けようという浅ましさが丸出しである。
 そこに働く社員は、結局はそのコストが自分にはね帰ってくる事に思い至らないのか会社の思うままである。
 そうやって、企業ばかりが栄え国民は高いコストを払わされているのに気が付かないのだろうか。この当りに、日本の企業ばかりが繁栄する一端があるように思います。
 それに気がついたり、お客様本位に考える者は、社内では異端者と見られる事になる。悪く言えば、客を騙してでも儲けたものが偉いのである。
 客や社会の事を考えるものはいらないのである。こんな商売がまかり通っているのは、日本だけではないでしょうか?
 その浅ましさが、あの儲けなければ人間じゃないというようなムードに躍らされたバブルをもたらしたように思います。しかしながら、未だにその責任を取ろうともせずまだ自分達のことしか考えていない銀行業界のようなところもある。

 そんな事に疑問を持った人を取り上げたコラムが、2000年(平成12年)5月19日(金曜日)読売新聞に、『「当節サラリーマン事情」「社内処世術」捨てた 上司より顧客の目』という題でありました。
 倒産した三洋証券会社から準大手証券会社に再就職しその後日本式の顧客無視に疑問を感じて、顧客主義のメリルリンチ日本証券に転職した秋山さんという人が感じた事だそうです。

 …略

 日本の証券会社にいると「客に食べさてもらっているという意識がうすくなってくるにですよ」というのだ。…中略

 上司の目が顧客よりも重要になってしまう……。…中略

 こんな疑問を感じて、メリルリンチへ転出したのだそうです。ここに、日本の顧客無視の現状が見事に表れています。この秋山さんは、気が付いて自分で脱出しましたが、それも分からず、相変らず会社の思惑に踊らされている人が大半なのでしょう。
 トップがその気持ちを持たない限り下のものが会社に逆らってまで、顧客のため、社会のためという考えにならないのが日本の現実です。
 何時までもこんな事をやっていたら、
第211話でも取り上げたように、日本の企業の名前は、気が付いたら皆、横文字になってしまっていたという事になると思います。

お客をなめると痛い目に会いますよ!

2000521日日曜日  第266話  組織の論理

  昨日、日本企業の顧客無視を取り上げたところ、偶然にも中部電力とゼネコンの癒着が報道されました。
 原発発注の時に、ゼネコンとの直接契約なのに、地元の建設会社との契約のようにして、5億円を地元建設会社に落とすというものである。それが出来ないのなら契約はしませんと脅されるそうです。それが、40年も続いているという。
 つい先日も、北海道庁が公共設備の発注を全部仕切っていた事が明らかになった。流石に、建設天国だ。
 政界、業界ぐるみで税金をしゃぶり尽くしている図式が丸出しだ。本当にここまでコケにされている国民は、世界でも珍しいのではないでしょうか。
 まさしく組織の論理が前面に出て、顧客である国民は搾取されっぱなしである。ところが、業界に埋もれてしまって、自分達が利用されている事に気が付こうとしないサラリーマンというところだろうか。
 こうした事件が政財官の癒着による税金の無駄使いのほんの一部であることは明らかである。しかしながらその恩恵にあずかっている人達に自分達がそんな悪い事をしているという自覚が無いのも確かです。そのくらい、自分の属する組織というものが、日本全体を考える前に優先されているのです。
 これでは日本の国が良くなる事は未来永劫ないでしょう。

 この当りのことは、投稿の部屋のすなおさんの話、特に第3話当りが参考になると思います。

 ところで、この所のマスコミのこの事件や、少年犯罪、警察の不祥事などの集中的な報道を見ていると、相変らずワーッと騒いで後は知らん顔のパターンを感じてしまうのですが、考え過ぎでしょうか?何か、裏に少年法や教育などの改正に対する意志が働いているような気がしないでもない。
 本当に、権力に対する真摯な気持ちから攻撃をやっているのなら良いのだが、どうも裏で権力と結びついているように見えてしまうのです。
 今までの、マスコミの動きを見ていると、突然そんな本来のマスコミの使命に立ち戻ってっ本来の役割に取り組み出したとは思いにくいのです。本当に目覚めてくれたのならこれほど有りがたいことはないと思います。

考え過ぎであれば良いのですが!

2000522日月曜日  第267話  偽ブランド

  今日(21日)のサンデープロジエクト、相も変わらず「神の国」発言をやってましたが、余り興味も無かったので半分居眠りしながら見ていました。
 偽ブランドについてもやっていましたが、最初は同じように興味なく見ていました。ところが途中から、考えさせられるところが有ってチョット真剣になりました。

 プラダというバッグの偽ブランドが日本に大量に流れ込んでいるという話題です。業界の団体で調査したら半分近くが偽物だったということです。
イタリアで今までにない大掛かりな組織が摘発され公判中だが、その殆どは日本に流れたそうです。
 販売する方も二つの考え方があるようです。一つは分かっていて販売する者、もう一つは絶対に偽者には手を出さないという者である。
 その業者の1人が言っていた「売上の落ち込みは取り返せるが、信用は一度無くしたら取り返せない」という言葉が印象に残りました。
 それに比べて、運輸省の外郭団体の関連会社のやり方は情けなかったです。プラダから偽物だから売らない様にと忠告されながら、本物だと譲ら安売りで全部売りきってしまったというものだ。
 多分、そこも騙されて仕入れたのだろうが、失敗を認めると自分達の立場がなくなると考えて捌いてしまったものだと思われる。
 流石に、官僚に繋がる会社だけに内部事情だけで動いている。消費者の事など全く考えていない、見事なものである。

 売るほうも売るほうだが、本当の問題は別にあるように思います。本当の値打ちがわかっている人が買っているのだろうか?
 本当の値打ちも分からないのに、ブランド品だというだけで飛びつくのは日本人だけという特殊な事情がこの事件の裏にあるように思います。

 イタリアやフランスのブランドの店は、日本人のOLや主婦の観光客の列が出来ているという。フランスの5つ星のレストランに日本人の観光客が殺到するのと同じである。
 フランスでは地元の庶民はそんなレストランには行かないそうです。庶民が行くレストランは他にあるそうです。
 ブランド者もそうです。余り好きではないですが、所謂、貴族などの支配階級が使うものというのが本当のようです。子供の頃からそういうものに触れていて、本物を見分ける事が出来る人達が使うものなのです。だから庶民が買ったりしないそうです。
 確かに、庶民でもそういうものを買える日本の有難さというものは有りますが、自分で本物の見分けが付かないものが手を出すものではないでしょう。
 本物の見分けの付かない者が、名前だけで金にあかせて買うから、騙して儲けてやろうという奴らが出てくるのです。
 現地の店でも、殺到する日本人に、店員さんも心の底ではバカにしているようなこともあるらしい。
 相も変わらない「日本の常識は世界の非常識」という一つの例でしょう。世界の笑い者になっていることにいい加減気が付くべきでしょう。

 本物が欲しければ自分で見分ける事が出来る力をつける必要があります。その為には、勉強も必要でしょう。もしだまされる事があってもそれは自己責任と思える人だけが手を出すべきです。
 そうなれば、偽物を作っても儲からないので偽者も余り出回らないはずです。

 骨董の世界なども、同じような世界だろうとい思います。見る目を養うまでには多くの失敗や勉強を重ねてきているはずです。
 パソコンの自作にも、似たような所があります。少しでも安く作りたいので、バルクを買ったりしますが、動くか動かないかの責任はこちらにあります。リスクを負いたくなければ、きちんとしたメーカーのボックスもので保証のある物を買うべきです。
 一つの部品を買うにも、自分で色んなメーカーの商品情報や値段をサイト巡りや雑誌などで調べたうえで購入を決めるのです。それでも購入する時は、もし動かなくても自分で納得できるように言い聞かせながら、エイや〜!で買うときもあります。
 まぁ!大抵は何とか動きますが、たまには手におえないときもあります。しかし、それはあくまでも自己責任です。自己責任が取れないものが手を出しては行けないと思います。
 言うほどの力は無いので、何時もトホホですが、「
マァいいか!これも勉強だ」と諦める覚悟はしています。

 ブランド品も、それだけの自己責任を持つべき商品ではないかと思います。本当の価値のわからない者が金にまかせて買うべきものではないはずです。値段が高いから良い物だろうじゃなくて、自己責任で自分の力で見分ける事が出来るように勉強して始めて手を出すべきものでしょう。その覚悟があれば、失敗も又勉強なのです。それはより一層の力をつけることになると思えるようになるでしょう。
 そうした人だけが手を出しても良い世界じゃないでしょうか。その覚悟が無いのであれば、安く買おう何て思わないことです。
 きちんとした、正規代理店でそれなりの値段で買えば良いのです。

何でも、金にあかせての日本の常識を恥ずべき面もあると思います。

2000522日月曜日  第268話  坂出市立病院

  公務員とは、何事も親方日の丸でお客さまに対する奉仕とか経営に関する意識が無く、経費の無駄遣いの代表のように思われている。真面目にやっている人には悪いですが、事実大半の公務員がその程度の意識しか持っていないと思います。
 まあ!一番酷いのは政治家でしょう。あいつ等は、無駄遣いだけでなく、たかっていきますからね。政官財の癒着を無くするだけで日本の税金の何割が節約できる事でしょう。恐ろしくて誰も手をつけませんが。
 本当の数字が出てきたら、どうなる事でしょう。もしかしたら、松下幸之助さんが言ってたように税金の要らない国になるかもしれないですね。
 他人の金(税金)だと思うとたかり次第、本当は、全部自分達の金なんだけど、目に見えないというだけで人間というのは、こうも浅ましくなれるものなんですね。

 そんな、腹立たしい日々に、『2000年(平成12年)5月21日(日曜日)読売新聞の「自由席」というコラムに「自治体病院がよみがえった」論説委員・三木健二』という良い話がありました。
 それも、何と、坂出の市立病院(216床)の話しなんです。これを取り上げないわけにはいけないでしょう。

 私も、大阪へ転勤になる前に、今の会社の仕事の関係でこの病院には何度も行ったことがあります。お世辞にもきれいな病院とは言えません。外観もいかにも古そうですし、中も今はやりのデパートのような近代的な地方自治体病院とは雲泥の差です。言っちゃ悪いですが、行くと病気になりそうでした。
 建物が古いために、電気容量が無く冬の寒いときにも病室ではコタツも使用禁止という話も聞きました。本当かどうか確認はしていませんが、そんな話も納得して聞ける雰囲気でした。
 事務所も狭い一室を割り当てられ、如何にも能率の悪そうな雰囲気でした。当時から赤字というのは有名でしたから、「儲からない病院というのはどうし様もないんだな!」という印象でした。多分、職員の誰もが、この病院が立ち直るとは思ってなかったと思います。
 そして、坂出の市民なら皆知っていますが、今の市長は、坂出に有る、一番大きな総合病院の理事長の娘婿なんです。だから、誰が考えてもそんな市立病院に力をいれることはないと思うでしょう。私だったら、潰しますよ。チョット露骨ですが、その方が市民にとっても赤字の垂れ流しよりは、よっぽど良いのじゃないでしょうか。

 ところが、そこへ43歳の塩谷泰一・香川医大内科講師が新しい病院長として91年の9月に赴任したのです。
 累積赤字が25億円、不良債務比率全国ワーストワンだったそうです。
 就任した日、市長(前述)から12年連続赤字と聞かされ、その後、自治省から「病院廃止勧告」をつき付けられそうである。

 これだけの、悪条件が揃ったら、大抵の人はそこで諦めてしまうのではないでしょうか。「どうせ、市の病院だから潰れたってしょうがない。私の所為じゃない」と考えても誰も攻めないと思います。

 ところが、この院長は諦めなかった。院長自ら週三回、一時間受付に立ち、生の声を聞いた。
 幹部職員の朝礼も玄関ホールに移した。これで、職員の遅刻が無くなり、診療開始が遅れるという苦情もなくなった。

 詳しくは引用しませんが、兎に角、医師や組合の反発にも合いながら、あらゆる努力を重ね、職員を巻き込んでいった。

 「しかし、就任3年目で年度決算が黒字に転じ、7年連続で黒字を計上、累積赤字は98年度ついに解消した。
 全国約千の自治体病院の6割は赤字経営だから、いきなり優等生になった坂出市立病院が注目されだしたのは当然だ。」……以下略

 どうです、素晴らしいですね。赤字で当たり前の風潮の中、それもワーストワンの病院が、たった3年で立ち直るなんて誰が考えたでしょうか?
 その上、累積赤字まで解消したとは、そのまま、潰れていても誰も「ああ!やっぱり」で、文句も言わなかったでしょうに、それどころか、全国でも注目される病院にしてしまった。院長の努力に脱帽です。
 こんな話を聞くと、人間諦めたらダメという事が思い知らされます。全国の赤字垂れ流しの自治体の施設の公務員の人はどう考えるでしょうか。
 これは、自治体だけに限らずあらゆる企業の経営者にも言えることですが、トップの心がけでここまで劇的にかわるという事を肝に銘じてほしい物です。

 民間企業でも、ここまでの経営改革をやり遂げた例は少ないのではないでしょうか。もともと、それだけいい加減な経営をやってきていたという面もあるでしょうが、それにしても誰もが諦めていることに挑戦し、やり遂げた事は評価されるべきである。
 税金にたかる事しか考えていない政治家や官僚、たかりの代表のようなゼネコンあたりにこの院長の精神を見習って欲しい。そうすれば、今の日本の閉塞感の殆どは解消されるのではないでしょうか。

所詮は、人材ですね!

坂出市立病院

2000524日水曜日  第269話  倫理法

 昨日、折角、公務員について述べたので、もう少し続けます。4月に「国家公務員倫理法」というのが制定されたそうです。その中身たるや、子供に言い聞かすような事なのです。
 利害関係者との食事の金額が何千円以下というような物です。尤、アメリカ当りは、以前からモット細かく規定されているようです。
 普通に考えれば分かるようなことを、制定しなければならないという事が余りにも情けないという思いです。そこまで人間というのは、堕落してしまう物なのでしょうか?
 田沼意次の時代から、権力を握った人間と賄賂は切っても切れない関係のようですが、そうでない人も沢山いるはずです。

 もしかしたら、お金万能の今の時代が一番ひどい時代になっていると考えるのが当然なんでしょうか。政・官・財の癒着問題を見ていると、多分そうなんでしょう。
 皆がやっているのだから、やらなきゃ損というところもあると思いますが、そういう時こそ、私はやらないという矜持を持った人がいて欲しいものである。
 とは言いながらも、もし自分がそんな立場に立つとコロッと変わると思いますが、残念ながらそんな偉いさんじゃないので、そういう機会に合うことがありませんでした。
 しかしながら、どれだけの人が目の前に現金を積まれて、付き返すことが出来るでしょうか?その弱みを突いて取り入ろうとするのですから、その誘惑に勝つのはそう簡単ではないでしょう。
 それも最初から、そんなに大きな話でくる事はありません、最初にあったような何千円の食事から始まり段々エスカレートしていって、気がついたら抜き差しならなくなっているというのがパターンのようです。

 それだからこそ、常日頃の心がけによって防げる面もあると思います。少しだからとか、これくらいだったらという油断を無くすことを心がけることによってそんな罠に落ちなくてすむようになるのではないでしょうか。
 しかし、こういう法が出来る事により、それを盾にすることによって、業者からの誘惑を断り易いということもあると思われますので、あながち無駄とはいえないところもあるのは確かでしょう。
 それにしても、どんな手を使っても取り入ろうとする者がいる事も間違い無いのですから、権利を持つ者も大変です。どうやって誘惑から自分を守るかを考える事も大事だと思います。所謂、危機管理の一つかもしれませんね。

 そんな心の持ちようを、『「財界」5月30日号 「一筆入魂」 嶌信彦 「規則は一つ 紳士であれ」』が、取り上げています。

 ……略

 かつて札幌農学校の創設にあたり、学校側が細かな校則を沢山作って決めようとしたところ、あの「少年を大志を抱け」で有名なクラーク先生(博士)は、「校則はひとつでよい。それはBe Gentlman(紳士たれ)だ」と指摘したという。今でいえば、「志と品性」「ノーブレス・オブリージュ(貴き責務)」ということになろうか。……以下略

 こんなことが出来る時代になって欲しいですね。皆が、こんな気持ちを持つことで、どれだけ世の中が良くなるでしょう。
 貰った嬉しさより、貰わなかった勇気を持ちたいものです。その方が、一時の損得より、どれだけ心安らかでしょう。この物質主義の時代に難しいですが、そんな心を持ちたいものです。
 しかしながら、そんな夢みたいなことを言ってもしょうがないのが現実ですが、何とかしなければならないのは確かです。
 本当は、子育てによってそんな心を養って行くべきなのでしょうが、既に、親自体がそう育っていない以上、その親にそれを期待するのは難しいように思われます。

 やはり、ここは、第105話でも取り上げたように、サムライの心をもった指導者を育てることも必要だろうがこれも急ぐ間には合わない。
 そうなると、今回のような「国家公務員倫理法」制定のようなことも仕方ないのかもしれない。取り敢えず、当面はこれで少しでも自覚をもってもらって時間を稼ぐことも必要なのだろう。
 しかし、そんなことを考えなければならないほど、日本人の心が荒廃してしまったのだろうか。それとも、やはり人間なんてこんなもんだと諦めなければならないのでしょうか。

そうは思いたくないですけど……。

2000525日木曜日  第270話  倫理法

 掲示板へのコロさんからの書きこみに、マクドナルドは「業者から接待を受けるとクビ」とありましたが、これは良いかもしれないですね。
 他の会社でも時々聞きますが、新しい会社に多いようにも思います。総じてそういう会社は伸びている会社が多いように思われます。昨日も触れたアメリカ政府もその一つでしょう。
 古い会社や国では今までのしがらみがあって途中からの導入が難しい面もあるのかもしれないが、新しい会社はトップの考えで実効できるのだろう。
 しかし、こういう問題こそ古い会社でもトップの強い意思次第で導入できるのではないだろうか。
 性善説を期待してもどうにもならないのなら、思いきってこの様な性悪説を取る方が良いのかもしれない。最初からキチンとしたルールを作って、それを公平に運営すれば、変な考えを起す必要が無いだけ仕事に集中出来る事になるかもしれないし、誘惑に負ける者が増えるのを阻止できるだろう。
 どんなに性善説で人間を信用したくても、やはり、誘惑に弱いのが人間である限り、あいまいなまま放っておくより細かく規制と罰則を決めて行くのも必要なのかもしれない。但し、その運用が公平である事が前提になる。人によってその罰が変わってくるようでは無い方がましという事になるでしょう。

 日本政府もアメリカ政府に習って今回の「国家公務員倫理法」を定めたのでしょうが、何といっても、日本の場合は、罰則や運営がうやむやになる場合が多いので、本来の役割を果たさない事になりそうです。本当にキチンと実施すれば、日本でこそ大きな効果あげられる事になるかもしれないと思います。

 こう考えてくると、この方法は面白いかもしれないですね。今までの日本だったら、組織のかばい合いの面が強くて上手く働かなかったかもしれませんが、最近の警察などの内部告発を見ていると、意外と上手く行くかもしれない。
 政官財で、すべてにこの「国家公務員倫理法」のような法律を作り罰則をはっきりとして、徹底的に運用したらどうでしょう。
 少しは、疑心暗鬼の暗い時代になるかもしれない、しかし、これは、以前触れた江戸時代の五人百姓に通じる相互監視の政治ですから、日本人にはあっているのかもしれないです。ものすごく情けない話ですが、ここまで来たらそれしかないかも……。
 真面目な庶民にとっては、元々そんな誘惑もないから気を使うことも無いので、却って良いかもしれない
.。それに、誘惑に負けて人生を棒に振る人も減るでしょう。何よりも、役得という不公平が無くなる事はいい事でしょう。
 これで、政官財の癒着による汚職や談合が無くなれば、税金も大分節約できるのではないでしょうか。 

 昨日の「志と品性」「ノーブレス・オブリージュ(貴き責務)」の世界とは全く逆の世界ですが、案外こちらの方が現実的なのかもしれませんね。

なんだか寂しいですけどね!

2000526日金曜日  第271話  テレビゲーム

  5月24日は三年前の神戸の中学生による殺人事件のあった日だそうです。今問題になっている17歳と同級生である。
 月並みであるが、何故今、17歳なのか?テレビでも当然取り上げていました。その中で、私が、ヤッパリと思ったのがテレビゲームです。私の持論ですが、絶対にあのゲームは、子供に影響を与えていると思います。生まれた時からテレビゲームがあったのは、あの世代からになるようです。
 あのテレビゲームによって、子供が外で遊ぶことが無くなり、近所の上級生、下級生の交わりが無くなったのも、何らかの関係があるような気がします。

 第201話でも触れましたが、今考えても、あの時どうして子供からゲームを取り上げる事が出来なかったのか残念でなりません。やはり私も子供に嫌われる事を恐れたのでしょう。
 私は、あの時のゲームに負けたと思いました。その時から勉強させる事は諦めたと思います。
 折角の、未来の可能性を摘んでしまった事を今も後悔しています。それは勉強だけでなく、あらゆる経験をして成長する一番大事な時代をゲームに取られてしまったからだと思っています。そして、その責任はあくまでもそれを止めてやれなかった私にあります。だから、少々出来が悪くても、文句を言う事は出来ません。せめて、人にに迷惑をかけないように生きていって欲しいと思っています。

 この様に子供にそれを止めさせる事が出来なかったのは親なのですから、別に、ゲーム会社を責めているのではないですが利益さえ上げれば何をしてもいいという風潮がその後ろにあるような気がします。何でもありのゲームの内容をチェックしなかったことも原因の一つではないでしょうか。あのゲームが日本で生まれた事も象徴的なのではないでしょうか。
 大人の身勝手に子供達がさらされた結果かもしれません。大人も反省すべき点があることは間違い無いでしょう。
 話は飛びますが、一つ疑問に思っている事があります。それは、あの子供の教育に熱心だったソニーの井深大さんが良くあのゲームを許したなという事です。きっと悩んでいたのだろうなと思います。

 あの神戸の殺された子供の父親の手記が新聞に載っていました。
 いまだに心の傷が癒えないということであるが、自分がその立場に立ったらと思うと、その気持ちが痛いほど分かるような気がします。事あるごとに狂うほどの、身悶えがあると思います。

 最近のマスコミが犠牲者の家族を取り上げる事が多くなったのと、最近の少年犯罪による少年法の見なおし論議はいいのだが、この手の雪崩を打ったような犯罪報道を見ると、どうも裏で何らかの力が働いているような危険な匂いがします。
 それでも今の犯人に偏った人権偏重には歯がゆさを覚えます。親の責任は先に述べたようにありますが、本当の責任はあくまでも本人が負うべきものです。そこに甘えは許されないと思います。

 こういった犯人の人権擁護によって、例えば、犯人達が更正したところで、被害者の心が癒されることがあるのでしょうか?
 建前としては良いことなのだろうが、亡くなった犠牲者は生き返らないのである。その奪われた人生は誰が責任を取ってくれるのか?その無念はどうなるのか、私が肉親なら、更正なんかして欲しくないと思うのではないだろうか。悪党のまま処刑された方が納得しそうである。そんなきれいごとで収まるような悔しさではないと思います。

 丁度始まった、新潟の女性監禁事件にしても、その概要が明らかになるにしたがって、女性の気の毒さは筆舌に現せ無いものであったことが分かる。
 彼女の人生に対する償いは誰がするのか?警察もかなりの部分に責任があると思われるが、どう責任をとるつもりなのか?
 やられた者損の印象が余りにも強い。どうにも納得がいかない。そこまで犯人の人格が重んじられ無ければならないのだろうか。

 マスコミに踊らされているような気がしないでもないが、正当な罰則は必要であると思います。

被害者にはその悔しさを現す手段が無いのだから。

2000527日土曜日  第272話  坂出市立病院

 第268話で取り上げた坂出市立病院のホームページを教えてもらいましたので早速リンクさせてもらいました。その中で院長が、経営改善の経過を『新たな日常性の構築「かわらなきゃ」』の題で報告しています。非常に興味がありましたので早速ダウンロードして読ませていただきました。

 院長が赴任した日に医局に挨拶に行ったところ、誰一人として立ちあがらず、はなはだしい医師はソファにねっころがったままだったそうです。
 その上、出勤時間や診療開始時間を守らない。救急患者を断るなど、病院とは言えない状態だったそうである。医者がこれであるから職員は推してしるべしであったそうである。
 そこで院長の率先垂範による改革が始まったという事である。詳しくは、
HPを参照してください。

 私は、この中で一番最初に気がついたのは人件費比率77.8%という数字でした。たまたま、病院に関係あるプロジェクトにいる関係で、この人件費比率について教えてもらった事がありましたが、これが50%を:越えると経営としては苦しくなるそうです。
 ですからそれが80%近いのですからどうしようもないのが現実だったと思います。ところが三年くらいで急激に経営改善されています。
 幾ら努力してもこの人件費比率では良くなるはずがありません。何でだろうと見ているとグラフの中で1994年4月に医師総入替えというのがありました。
 これですね、院長は赴任してきた時のあの医者の風上にもおけない人達を切ってしまって、若い先生を送ってもらったのです。
 こうやって、言うのは簡単ですが、多分、院長は辞めさせた医者に遠慮して書いていないのだと思いますが、この裏には大変な、抵抗があったと想像されます。そこをそれこそ鬼になって成し遂げたのでしょう。頭が下がります。

  この医者の入れ替えによる人権費の圧縮が成功の一番大きな要素であるとおもわれます。その上、若いやる気のある医者による士気の高揚は職員にも良い影響を与えるという相乗効果があったと思います。
 それにしても医者といえば病院の幹部ですね。その幹部層がここまで腐っているとどうしようもないという良い例でしょうね。一般の企業にも言えることだと思います。下で働くもののモラルが上がるわけは無いですね。
 そして、人件費比率は総入替えで57.2%に改善され97年には、52.3%まで下がっています。これだけの人件費利率の改善と、院長の努力よる職員のモラルアップの相乗効果によってここまでの急激な改善が成功したのでしょう。

 現状を把握して、最善の手を打つ。最高の経営者ですね。本当に良くやって頂いたと思います。あの万年赤字の坂出市の財政にとってこれほどのバックアップはないでしょう。
 そこで、坂出市の財政にどれだけ寄与しているか気になって、
坂出市のHPで財政を見てみましたがアップされていないようでした。私が良く見つけなかったのかもしれませんが、この当り是非アップして欲しいものです。
 院長の報告の中に、市長のバックアップがあってこそと感謝していましたが、この財政報告も
HPに載せてくれるともっと市長の株が上がると思います

それにしても、経営者でここまで変わりますか!

2000528日日曜日  第273話  坂出市立病院

 昨日も取り上げた坂出市立病院ですが、全国約千の自治体病院の6割は赤字経営ということを考えると、その快挙は幾ら称賛してもし足りない思いです。
 全国の自治体病院からの注目を浴び見学者もあると聞きますが、当然でしょう。もっともっと真剣に勉強に来るべきでしょう。
 前にも触れましたが、全国には税金にあかして建てた、超近代的病院が沢山あります。それは都市ホテルやデパートにも匹敵する立派な建物です。何時も、これほどまでに税金を注ぎ込んで大丈夫なんだろうかと余計な心配をしてしまいます。今は、患者さん自体が大病院志向が強くて、設備の立派なところへと集まる傾向があるので、その気持ちはわかるのですが、それにしてもそれほどの立派な器が要るのだろうかと疑問を感じるのです。
 そこには、親方日の丸の甘えが見え隠れします。これが民間の病院であれば余程の体力のある所で無いと費用対効果からいっても踏みきれないでしょう。どうせ税金だからの考えが無いとはいえないでしょう。
 器も大事ですが、やはりそれを運営する人が一番大きいのは、今回の坂出私立病院を見れば分かります。全国の自治体病院に限らず、
第250話でも取り上げた公益法人などの親方日の丸の施設や組織の長が、この坂出市立病院の院長のような考えで経営に当ってくれれば大半の税金の無駄の解消が出来るでしょう。
 たかる事ばかり考えずに、何とか税金を節約しようと努力してもらいたいものである。

 何でも、お上頼みの傾向は民間企業の経営者にもあります。そんな事に触れた記事が『2000年(平成12年)5月24日(水曜日)日本経済新聞 「大機小機」 日本型景気論議について』にありました。

…略

 特に日本では「公共投資が息切れになったから景気が減速した」「景気を良くするために公共投資を増やすべきだ」など、景気と公共投資を結びつける議論が多い。こうした議論がでるのも、日本だけである。

 日本型景気論議への参加者たちは、いまだに「お上頼み」「官依存」の発想から脱却できず、「日本型社会主義経済」を前提として景気を議論している。自由な市場メカニズムと自己責任を基本とした経済社会を築いていくためには、こうしたグローバルスタンダードから外れた日本型景気論議も変わらなければならない。(隅田川)

 やっぱり、日本の常識は世界の非常識ですね。民間企業の経営者が何かといえばこんな有様で、お上頼みなんですから官僚や公益法人の経営者達が税金に群がるのは当然でしょう。
 何時になったら日本は大人の国になるのでしょうか。何でも、たかり根性で、損得でしか物事を考える事が出来ない日本人。自分さえ良ければの根性、その浅ましさが最近の警察問題等の数々の不祥事や少年達の恐ろしい事件の原因の一つであるような気がするのです。子供達の異常は大人の異常の反映だと思います。
 銀行の決算が出揃っていますが、未だにバブルの付けを引き摺って、不良債権の償却をやって当然のような顔をしています。何処まで国民の金にたかったら気が済むのでしょう。税金の無駄遣いといえばこれこそ一番でしょう。
 日銀が金利を上げるといえば政官財の皆で叩き潰す。銀行の経営者は全員で坂出市立病院の院長に教えを乞うたらどうですか!おかしな大阪府の外形標準課税もしょうがないのじゃないですか。

そうは思いませんか!

2000529日月曜日  第274話  地方交付税

 テレビは朝から少年の凶悪事件と、森総理の発言問題ばかりで余りにも情けない日曜日でした。

 サンデープロジェクト、今週も良く寝れました。日本の国は「子供の喧嘩」の国だったのですね。
 森総理の「神の国」発言を、訂正しろしないの争いで、どちらもどちらです。他にする事があるだろうが?
 一番悪いのは訂正しようとしない森首相でしょうが、その裏には日本人の悪いものを悪いと自分で判断できない事にあるような気がします。何時も言いますが、所詮自分達のレベルの政治家しか持てない証拠でしょう。
 今度の選挙をこんな問題でやりたい人なんか誰もいないでしょう。今度の選挙で変わらなければもう日本の将来は無いかもしれないと思ってる人は少なくないはずです。
 国民がどう出るか見るしかないでしょう。

 それよりも、自治体の合併問題をやってましたが、こちらの方が面白かったです。
 何故今、合併なのか?それは、自治省が進めている地方交付税の削減問題が裏にあるそうである。
 今は、人口の少ない自治体ほど交付税が多い仕組みらしい。そのため、人口の少ない自治体ほど一人当りの交付税が多い事になるそうである。だから人口の少ないところほど金が余ることになる。だから無駄遣いをする。そんな事ばかりやっているから、国は金が足りなくなる。
 そうやって、赤字が大きくなりすぎたので、人口4,000人以下の自治体の交付税を削減する事を決めたそうである。そのために、削減の対象になった自治体が合併で乗りきろうとしているのである。

 合併によって、議員の定員減、公共施設の統合、職員の統合による人件費の削減などができることになる。
 確かに良いことずくめのようですが、それぞれの自治体の思惑によって中々難しいのが現実のようです。ここでも、自分達の都合しか言わない「子供の喧嘩」である。総論賛成各論反対という奴である。
 いずれにしても、この地方交付税というタダでくれる税金にたかって、温泉を作ったり、要らない施設、大きすぎる農道などをつくってきたのだそうです。 このように交付税を無駄遣いするのが今までの地方自治体であったようです。それが無くなると困るので、合併して減らないようにしようというのが今の流れのようである。
 しかしながら、そこには無駄遣いを止めようという考えではなく、貰える交付金が減ったら損だというあさましい考えが見えるようです。合併効果により余った交付金を返還するくらいの自治体が出てこないものでしょうか?

 要するに、地方から中央まで、政官財すべてが税金を食い物にしているのが日本の姿なのである。本当に情けない国民ですね。多分、それが人間の本質なんでしょう。

 やっぱりここでも、坂出市立病院を思い出します。皆が、あの院長のような気持ちで取り組んでくれたら良い国になるでしょうね!

いい加減に、税金にたかるのは止めませんか!

2000530日火曜日  第275話  二世議員

 小渕優子さん(26歳)、あの小渕元首相の次女が今度の選挙で出馬することを発表した。くしくも元首相が父親の地盤を引き継いで立候補したのと同じ歳だそうである。
 何で、ここまで二世議員がはびこるのだろう。本人も当然そうだろうが、日本の場合、回りで議員を利用してきた人達が、今までの自分達の特権を失いたくない為に地盤を受け継がせるというのが大きな目的のように思える。
 それほどに、国会議員というのは儲かる商売なのだろう。そうでなければ、あれほどに二世議員がはびこることはないのではないでしょうか?二世どころか三世、四世の時代になっているのかもしれない。国会議員になろうとすれば、国会議員の家系に生まれるしか方法がなくなってしまうようだ。本当に国のためを思って政治家になろうとしても、道は殆ど二世議員の為に塞がれているという事である.
 まるで歌舞伎の世界である。兎に角、やたらに二世が目立つ時代である。芸能界、スポーツ、医者、企業等、要するに美味しい世界である。
 中には継ぎたくても、スポーツのような難しい実力の世界もあるが、総じて親の七光りや、金で解決する世界が多いようである。その最たるものが政治家の世界のように思える。
 本人がその気がなくても、折角の地盤看板があるのに、それを捨てる事はそれに群がって美味しい汁を吸ってきた者にとっては耐えがたいのであろう。
 そこで、二世を説得して担ぎ出す。担ぎ出される方も、親の余禄を見ているから、やはりそれを手放す事が勿体無いのであろう。
 そんなこんなで、国のため、国民の為に政治をやろうではなく、今までの利権を守るために地盤を受け継いで政治をやることになる。
 何とも、国民をバカにした世界である。それを許す国民も国民である。いや!国民が一番悪いのかもしれない。要するに、同じレベルという事だろう。
 あいも変わらない、日本の常識世界の非常識の世界である。こんな事をしている場合じゃないでしょうに、やっぱり、自分の欲から離れられないのですね。
 一度、いい思いをしたものはその蜜の味のする特権を手放したくなくなるのでしょう。だから、特権階級と思えるところに二世が増えるのです。それが証拠にサラリーマンが自分が勤める会社に子供を入れるというのは、経営者を除いては、余程の事がないとないようです。伝統工芸の世界等は後継者不足に悩んでいるというのに。
 要するに、好き嫌いでなく、儲かるか儲からないかの世界なのです。何とも浅ましい時代です。物事の判断の基準がすべからくこれなのですから、世の中すべてが金次第。それ故に金目的の悲惨な犯罪も増加するばかりということになるのでしょう。
 だから、日本は段々、一度良い目を見た階級と、庶民の階級という2重構造にはっきりと分かれて行くのかもしれないですね。既にその兆候は顕著です。

銀のスプーンをくわえて生まれてこないと一生苦労しますよ!

嫌な時代ですね!

2000531日水曜日  第276話  夏の背広

 五月の終わりですが、毎日真夏のように暑いです。今年も嫌な夏がやってきます。何が嫌かといって、炎天下に背広にネクタイで営業に行くことです。
 どうして、この湿気の多い日本で夏に背広を着なくてはならないのでしょうか?これでも香川にいた時は、半袖シャツ平気で営業に回っていたのですが、大阪では皆背広なんです。
 私も残念ながらサラリーマンの端くれなので、周りに合わせています。特に、お客さんが背広を着ているとどうしても合わす方が気が楽なんです。サラリーマン根性丸出しで情けないです。
 多分殆どの人は、半袖で行っても何も言わないと思います(実際、香川で何か言われた事はありませんでした)が商売となれば無理に抵抗するよりどうしても楽な方を選んでしまいます。特にノーネクタイはチョット勇気がないです。

 大平総理の頃、石油危機の時に冷房を節約するために省エネルックという半袖の背広を広めようというので大平さんがモデルをしていたことがありました。お世辞にも、かっこいいとは言えませんでしたがその考えには今でも賛成します。
 日本独特の喉もと過ぎれば熱さを忘れるで、そんなものはだれも言わなくなってしまいました。
 エネルーギー危機は無くなったのではないのですから、冷房をガンガンかけて背広を着るのは止めて欲しい。
 そんな時、昨日たまたま、二世議員に触れましたが、今日(30日)の読売新聞に羽田孜前総理親子(何とここも息子も国会議員だそうです)が、例の省エネルックの背広を着て載っていました。
 そういや〜、羽田さんはそうでしたね!相変らず、カッコ悪いので流行らないのでしょうが、何とかあの考えは推し進めて欲しいです。それにチャンとノーネクタイでした。
 あの省エネルックはチョット着る気になりませんが、開襟シャツのノーネクタイなら大歓迎です。ところが、サラリーマンが背広を止めるのは、先ほども言いましたように、私みたいな、はぐれものでも結構勇気が入ります。
 ここにも、村社会の相互監視の弊害があると思います。所詮サラリーマンは上からでないと変われないのです。お客さんを訪問するのに抵抗がなくなると一気に広まると思うんですがね。
 この半袖ノーネクタイで感心したのは、国立病院を訪問した時です。事務(部)長さんが、皆そうなんです(ループタイはしていましたが)。そしてクーラーも止めています。
 お話をお聞きすると厚生省が奨めているとのことでした。官庁もやろうとしているのです。折角のいい事なのにもっと大きな声でやってくれれば良いのですが、省内だけでは何にもなりません。その証拠に事務(部)長さんも外出の時は背広になるのです。

 ここは何とか、羽田さんの力で上から広めて欲しいですね。特に、政治家や銀行、大企業のトップ、官僚当りが背広を着ないことを率先してくれないですかね。散々国民を食い物にしてきたのだからこの位の事をやっても良いのじゃないでしょうか。
 そりゃ〜!自分達は、クーラーの効いた部屋や車でふんぞり返ってりゃ背広も苦にならないでしょうが。

 夏の背広とネクタイが無くなることによって、日本中のクーラーの温度が何度か上がれば省エネにも大きな効果があります。女性の方も冷房病の心配が無くなり、夏場にひざ掛けなどの余分なものを着る事も無くなります。
 東京や大阪のヒートアイランド効果も少しは無くなるかもしれないし、夏場のピークのための発電所の建設も入らなくなるかもしれません。当然原発も。

 こんないい事ばかりのことが何故ひろまらないのでしょう。 背広やさんとネクタイ屋さんが困るという人もいるでしょうが、それは余りにも近視眼的な見かただと思います。他に売るものは何でもあるでしょう。
 それよりは地球のためにも人類のためにも、夏の背広を止めるほうがどれだけ役に立つでしょう。一日も早く、そんな日が来ることを待っています。

こんな簡単な事でも広がらないのですかね!

 「何処かで書いた事があるな!」と、探してみたら第141話で同じ事を書いています。
第243話で心配していた事が現実となりました。いよいよ耄碌が本当になってきたようです。トホホ!
 少し前の新聞や
TVで、酒に弱い人は、アルツハイマー病になりやすいという研究を報道していましたが、気になるなぁ〜!
 飲む飲まないが原因になるかどうかはまだ解からないそうです。

ホームへ 団塊   

inserted by FC2 system