団塊の世代の部屋(105)

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200841日火曜日  第3117回  シャープ

第3088回でシャープの増産を取り上げましたが、昨日、日本全体の生産量が抜かれたとの衝撃的な記事にがっかりさせられました。

そのシャープシリコン不足による生産減に懲りたのか盛んに薄膜太陽電池の増産を打ち出しています。

日刊工業新聞より

シャープ、堺の薄膜太陽電池工場に2年で720億円投資

シャープは27日、堺工場(堺市堺区)に新設する薄膜太陽電池工場に720億円を投じると発表した。2010年3月までに年産1ギガワット(ギガは10億)まで拡大可能な工場建屋を整備する。堺工場をモデル工場とし、欧州を候補に薄膜太陽電池の海外生産拠点も開設する。2010年4月には堺工場と葛城工場(奈良県葛城市)、海外拠点を合わせて年産1ギガワット体制を整える。

堺工場では第1段階として、年間480メガワット(メガは100万)の太陽電池生産体制を整え、2010年3月までに稼働を始める。サイズが1000ミリ×1400ミリメートルで面積が現在の2・7倍の大型ガラス基板を採用、東京エレクトロンと共同開発した新規の製造設備を導入して生産コストを現在比半減させる。その後は国内とアジアでの需要増加に合わせて年産1ギガワットまで設備を拡張する。第2段階以降の設備拡張の時期は未定としている。(掲載日 20080328日)

日経エコロミーより

(3/27)シャープ、欧州に薄膜型太陽電池工場建設

シャープは27日、2009年にも欧州に薄膜型太陽電池の新工場を建設する方針を明らかにした。国内で建設中の新工場などと合わせ、104月に薄膜型太陽電池の生産能力を年間1ギガ(ギガは10億)ワット体制にする。現在の世界需要の4割に相当する生産能力を確保し、シェア首位の奪回を目指す。

シャープは堺市の液晶パネルの新工場と同じ敷地内で太陽電池工場を建設中。シリコン使用量が従来の100分の一で済む薄膜型の工場で、約720億円を投じて103月までに年間480メガ(メガは100万)ワットの生産能力を持たせる。欧州の工場は堺市の工場と同規模になる見通しだが、具体的な投資額や建設地は明らかにしていない。

太陽電池は07年で2.5ギガワットだった世界需要が12年に15ギガワットに拡大するとの予測もある。一方で材料のシリコンの争奪戦が激化し、06年まで7年連続で世界生産量トップだったシャープは、07年は独Qセルズに抜かれ2位に転落した。シリコンを節約できる薄膜型の増産体制を築き首位返り咲きを狙う。

参照: ニュースリリース

シャープとしては売り物にしてきた世界一の座を何としてでも取り戻すつもりなのでしょう。薄膜太陽電池のコストダウンと増産が上手くいけば戻り咲くのも可能なのでしょうが、それでも世界の動きと日本の政府のバカさ加減を考えると大きなハンデになるのじゃないでしょうか。

何とか、シャープの世界一への返り咲きと日本全体の首位も取り戻して欲しいものです。とは言いながらも、どこが生産しようとコストダウンと生産量の増大に成功して、世界のエネルギーの大半を太陽光発電で賄える時代が来ることを期待したいものです。勿論、日本が一番であればそれに越したことはありませんが。

それにしても、最近の太陽光発電関連の記事の多さは、もしかしたらいよいよ太陽光発電の時代の到来が近いということでしょうか。

それなら良いのですが!

200842日水曜日  第3118回  カーフリーデー

  第3054回LRTの導入を計画している高松市をうらやましく思い第3075回でまたしても驚かされた「カーフリーデー」も具体的になりそうです。

四国新聞社

高松市中心部で「カーフリーデー」、年内開催へ 2008/03/26

自転車を積極的に利用した生活スタイルの確立を目指す高松地区委員会利用促進部会(部会長・土井健司香川大工学部教授)の第3回会合が26日、香川県庁であり、高松市中心部でマイカーの乗り入れを禁止する「カーフリーデー」を、年内に開催する方向で具体的な検討に入ることを確認した。

カーフリーデーは、毎年9月22日を実施日とした欧州発祥の世界規模のキャンペーン。中心市街地を訪れる人に徒歩や自転車、公共交通機関を利用してもらい、車のない生活の快適さに気付いてもらうのが狙い。

この日の部会には、学識経験者や商店街の代表ら約30人が出席。自転車利用の促進策を絞り込む中でカーフリーデーの実施を最重要項目に挙げ、夏までに具体的な内容を詰める方針でまとまった。

実施日やエリアの選定などは今後、高松市が中心となって香川県警や商店街関係者らと協議し、次回の部会(日程は未定)で実施計画を提示する。

部会ではこのほか、▽自転車利用促進キャンペーン▽自転車タクシー運行の検討▽観光レンタサイクルの運営方法の検討―の3項目を重点的に取り組むことも決めた。

良いですね、いよいよ日本のモデル都市を目指してまっしぐらと言うところでしょうか。

高松市は第2548回第2993回でも取り上げたように歩道と自転車道の分離にも取り組んでいるし、こうした試みが実際に行われるようになれば良い街になりそうです。
  今の若き市長さんには是非頑張って貰って実現させて欲しいですね。そうなれば、坂出から引っ越したいくらいですが、先立つものも無いのでそれは我慢しなくてはならなそうです。しかし、坂出から高松は今や
JRマリンライナーで17分ですから行こうと思えばいつでも行けますからモデル都市を楽しみたいものです。

尤も、生きてないか!

200843日木曜日  第3119回  九州電力

  第3098回の北海道電力が太陽光発電の電気を高く買うという話題や第3102回の関西電力の大規模太陽光発電所建設の話題など電力会社の動きに、もしかしたら心を入れ替えて太陽光発電に力を入れる気になったのだろうかと疑問を抱きましたが、今度は九州電力がなにやら打ち出しました。

  FujiSankei Business i. より 2008/3/31

 九電 新エネ電力の供給能力 300万キロワットまで拡大

 九州電力は、太陽光発電や風力発電など温室効果ガスを排出しない新エネルギーを使った電力の供給能力を、10年後をめどに現行を大幅に上回る200万〜300万キロワットにまで拡大する。

 九電は自社発電や電力購入を通じ、既に約80万キロワットの供給能力を持っているが、石油など化石燃料の価格高騰が止まらない上、温室効果ガス削減が重要な経営課題になっていることから、積極的な新エネルギー活用を図ることにした。

 九州は日射量が豊富な上、風力発電に適した土地にも恵まれており、太陽光発電や風力発電の開拓余地が十分にあると判断。昨年6月に就任した真部利応社長は、新エネルギーの積極利用を掲げており、それを具体化させる。

  具体的には新エネルギー電力の購入を増やすことが柱になるとみられる。

  電力会社は新エネルギー利用特別措置法(RPS法)で、一定割合で新エネルギーによる電力供給を義務付けられているが、九電はこれまで法律で定められた義務量の達成にとどまっていた。

  第2693回で取り上げた「26年度には160億キロワット時(1・63%)へ引き上げることも決めた。」ととんでもない%を決めた日本のやる気の無さにがっかりさせられたものですが、もし、この九州電力の話が本当ならばこのばかげた1.63%という枠を自ら破ると言うことですから何とも驚きです。
  これは、電力会社がやっと新エネルギーを本気で採用する気になったのでしょうか。もしそうであるならば、早急に1.63%の枠を取り外して貰いたいものです。
  もしかしたら、いよいよ太陽光発電の時代が近づきつつあるのでしょうか。

期待していいのでしょうか!

200844日金曜日  第3120回  ムラサキカタバミ

第3111回に続いて又してもムラサキカタバミとの戦いの話題です。と言っても、今回は我が家の芝生にはびこるものとは違って、私の勤務である坂出市立体育館のものです。

我が家の戦いはまだまだ続くと思われますが、それでも一時に比べたら敵の勢力は流石に衰えてきています。気を抜かずに定期的に残党を殲滅して行けばいずれ勝利を手に入れることができそうなところまで来ました。しかし、油断すればあっという間にまた勢力を盛り返してくることは間違いなさそうです。

さて、今回の戦いの場である坂出私立体育館でもムラサキカタバミが勢力を誇っています。今までの職員の方たちも私と一緒で、この花の美しさにだまされてか雑草と言う意識もなく誇るがままに任せてきたい多様です。

ということで、私も敢えて戦わず敵のなすがままを傍観していました。しかし、我が家の戦いがひと段落したこともあり、遂にその撲滅に乗り出すことにしました。

それにしても、私の人生の最終章はムラサキカタバミを代表とする雑草との戦いで終わるのだろうかと思われるほど最近は家と職場の雑草退治に大半の時間を使っているような気がします。

さて、体育館のムラサキカタバミは我が家の芝生の中に生えているのと違って抜くのを邪魔するものが無いので始めてみると一本一本を根こそぎ抜いていくことはそれ程難しくなく案外簡単にできることがわかりました。
  とは言いながらも、その勢力は物凄く半端な数ではありません。それを種を残さず取っていかなくてはならないので気が遠くなるのは同じです。
  それでも、一通り抜くのは3、4日で何とか終わりましたから我が家のに比べたら楽なものでした。しかしながら、その後に見回るとやはり新たに芽を出していたり、見残しがあったりと一筋縄では行きそうもありません。
  しかし、この戦いはきっと我が家のより早く終わると思います。それだけ芝生に生えた
ムラサキカタバミの退治は並大抵ではないと言うことです。

今日も我が家の戦いです!

200845日土曜日  第3121回  戦略

私がこのHPを始めた頃は、どこかおかしいなぁと思いながらも、まだまだ日本の国の成長を信じていたし、グローバル経済も信じていました。しかし、この部屋を続ける間にやはりこの国はおかしいと確信するようになってしまいました。

特に、拉致事件などを知るに至って、この国の戦後はどうやら違った方向に向かってしまったと考えるようになりました。これは、従来のテレビや新聞などのマスメディアの影響が大きかった所為でしょう。そのおかしさに気づかせてくれたのはインターネットでしょう。

そんなおかしいと思った一つに農業問題があります。太陽光発電の営業で農家を回っていた頃、後継者もいないし、高価な農機具代で採算など度外視した絶望的な様相を見て、「日本の農業は10年もすれば壊滅してしまうだろうなぁ。こんなことで本当に良いのだろうか」と疑問を感じずにはいられませんでした。

かといって、今更どうすることもできそうもありません。しかし、今回の中国の毒餃子問題が起こり、日本人も、「どうも今のままでは危なそう。食糧自給を考えるときが来ているのじゃないか」と漠然と考えるようになったのじゃあないでしょうか。

どこで、戦後の日本は間違ったのでしょうか。成るほどと思わせる言葉がありました。

市民のための環境学ガイドより

超長期ビジョンその3  03.30.2008

環境適合製品向けの元素戦略

…略

C先生:完全に自由な市場を重視しすぎて、戦略に思い至らないのが日本という国だった。コスト的には、リサイクルはなかなか合わない。中国は人件費が安いからコスト的にも見合う。しかし、将来を考えたら、日本国内に備蓄しておいて、コスト的に見合うようになったら実際にリサイクルを行うといった、時間軸を超えたリサイクルシステムを考えなければならない。…以下略

成るほど、市場経済こそが正しいと思わされてきたことが間違いの根源だったのですね。
  私が、学生の頃だったでしょうか、米の自由化で米価の引き下げが毎年のように行われ、当時は値段が下がることが正しいと信じていました。しかし、日本がおかしくなったのはあの頃からかもしれません。
  つまりは、農業に食糧自給の戦略がなかったということでしょう。

そして今、何の戦略もなくガソリンの値下げが良いなんて馬鹿げた事を政争の具にしている日本の未来は暗そうですね。

同じ轍を踏むのでしょう!

200846日日曜日  第3122回  フードマイレージ

  昨日もちょっと触れましたが、毒餃子問題を契機に日本の食糧自給に懸念を抱く人が増えています。日本政府もこの機会に日本の農業を見直し日本の自給率を高める政策でも進めるのかと期待していたのですが、政権争いばかりで日本の未来にはどこの政党も興味はなさそうです。やはり戦略なき国はそう簡単には変わらないようです。

  しかし、そんなことを言っている場合ではないはずです。第1999回第2949回でも取り上げたフードマイレージを取り入れて地産地消を促進することで日本の農業を見直す最高の機会ではないでしょうか。

  時代は変わったのです。今なら、農産物の自由化に対して言い訳も立とうと言うものです。何と言っても環境問題を全面に押し出せば世界も反対しづらいのじゃないでしょうか。

  今やらないと毒餃子も日本人の熱しやすくさめ易い性格から機運の盛り上がりに欠けてきそうです。まずは米の需要を見直すことから始めたいですね。

  戦後のアメリカの戦略に乗って、パン食に取って代わられた唯一自給率100%と言われている米をもう一度主食に帰り咲かせるのです。

  まずは、半分になってしまった米の消費量をもう一度1人年間2俵に戻しましょう。そして、今なら少し高くても安全な食品を食べたいという要求に乗っかって米価を少しアップして日本の農業がある程度成り立つようにしましょう。

  とは言いながら、私も今や米は夜に一膳だけという体たらくですから一番の責任者かもしれません。香川の場合讃岐うどんがあるので米の消費は他府県よりも悪いかもしれませんね。しかし、これも値段が高くなっても国産の小麦に切り替えれば二毛作の復活にもなり農家の収入も増えそうです。

  いずれにしても、日本の農業の再生と食糧自給こそ戦略が必要でしょう。

今がチャンス!

200847日月曜日  第3123回  オリンピックボイコット

  第540話第1380回でも取り上げたように富士山大好き人間の私としては、チョモランマと共に富士山のゴミ回収運動をしているアルピニストの野口健氏には感心しています。
  テレビなどではどこか抜けたようなキャラクターにあんなボケたような感じの人がそんなすごいことをやっていることに驚きますが、若くしてあんな運動を展開するのはああしたちょっと普通とは違った性格も必要なのかななんて勝手な想いを持ちながら見ています。

その野口さん、やはり只者ではないですね。

話で誰もオリンピックのボイコットを言い出さない日本の選手達に文句を言いましたが、野口さんもブログでそのことにも触れています。

アルピニスト・野口健のブログ - livedoor Blog(ブログ)

20080322日 チベット動乱〜北京五輪出場への条件〜

…略

このオリンピックに向けて一生懸命励んできた選手たちの気持ちを思えば北京オリンピックの「ボイコット」などそう簡単に口にはできない。しかし、これ以上の非人道的な行為が中国によって繰り返されるのならば、中国に対する明確なメッセージとして中国が最も恐れている「ボイコット」という最終手段がその選択肢の中に含まれるのも、またやむを得ない。…中略

チョモランマは私にとっての聖地でもあります。中国にとってタブー中のタブーであるチベット問題について発言を繰り返せば二度とチベットに入れなくなるかもしれない。すでにその手の忠告がないはずもない。ひょっとすると、もう二度とチョモランマに帰れないかもしれない。私の故郷が一つ奪われてしまうかもしれない。極めてデリケートなテーマだけに正直、発言に躊躇もしたが、しかし、現場を知っている人間は逃げられない。そして語らないことは加担する事と同じだ。確かに一登山家に出来る事は限られている。しかし、私にも何かが出来るはず。そうせめて声を上げ続けていきたい。…以下略

自分の夢が断たれる恐れがあるにもかかわらずどうしても言わずにおれないという気持ちをブログに書いたその勇気は素晴らしいですね。これは、オリンピック選手が躊躇する気持ちと同じじゃないでしょうか。それでも、発言する人とだんまりを決め込んでいる人がいるのは考えさせられます。

願わくば、私もその立場に立ったときに野口さんと同じ行動が取れるような人間になりたいものです。しかし、何かを発言するにもやはり名前は大事ですね。人生に於いて何もしてこなかった負け組みの私としては内心穏やかならざるものがあります。

くやしいなぁ!

200848日火曜日  第3124回  シリコン不足

  第3116回などで取り上げた日本の太陽電池生産の首位陥落はシリコン不足が大きかったそうです。そしてそれには原発を温暖化対策の主役としたい国の思惑が隠れているのだそうです。

RAW@TIMESより

日本の太陽電池生産量トップ陥落は政策の失敗ではない、成功だ!
シリコン不足で、生産能力の半分しか作れなかったシャープ 2008-04-04

なぜ、日本はトップをドイツに奪われたのか。理由はいろいろあります。

巷間言われているのは、太陽光発電の個人住宅向け助成制度が2005年度に廃止されたことが影響した。それはそうでしょう。企業や学校などの法人向けの助成制度があります。しかし企業はよほどのメリットがないと簡単に、太陽光発電を入れましょうとはなりません。

世界的に太陽電池の需要が高まり、原料のシリコンが不足。その手当に四苦八苦したことも原因です。企業別でトップに立ったドイツのQ-Cellsの生産量は39万キロワット。2位のシャープは36万キロワットです。ところがシャープの太陽電池セルの生産能力は71万キロワットもあるのです。つまり生産能力の半分しか作れなかった。理由はシリコンが調達できなかったからです。企業の調達能力の差が現れたともいえます。…中略

日本政府が太陽光発電普及の有効な政策を打てなかったのではなくて、あえて打たなかった。いや、これ以上の普及策を講じるつもりはなかったのではないかと。…中略

ということで、日本の温暖化対策の主役は原発。太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーはあてにしていない。そういう姿勢がかいま見えるのです。

71万キロワットの生産能力がありながらシリコン不足で半分の36万キロワットしか生産できなかったとは驚きですね。不足とは聞いていましたが、これほどひどかったとは想像を絶するものがあります。こんな経営をしていて良く会社が持っていますね。余程、他の液晶テレビなどが売れたのでしょうか。

それにしても、シリコン不足がこれほど深刻なものだったとは、増産が出揃うと言われていた今年8年に好転するのでしょうか。しかし、増産なったとしても日本企業がそれを調達できるのでしょうか。そしてそれはやはり日本の国の方針が原発に向いていると言うことが影響しているので無ければいいのですが。
  やはり、日本の政府は間違った方向を目指していることは間違いなさそうです。なんという情け無いことでしょう。

日本に未来は無さそう!

200849日水曜日  第3125回  クリーンエネルギー市場

昨日も取り上げた太陽光発電を含む自然エネルギーでの日本の停滞に比べて世界は絶好調のようです。

東京新聞(TOKYO Web)

世界のクリーンエネルギー市場 40%増7.8兆円規模に 200846 朝刊

風力やバイオ燃料、太陽光発電などのクリーンエネルギー業界の世界市場規模は二〇〇七年に前年比40%も成長し、七百七十億ドル(約七兆八千億円)超に達したとの調査結果を、米国の調査会社クリーン・エッジ(オレゴン州)が五日、明らかにした。

地球温暖化を招く二酸化炭素(CO2)の排出量が少ないことが評価され、各国政府がクリーンエネルギーの開発計画を次々と打ち出していることなどを背景に、企業の活動が活発化している。

同社は「市場の急拡大は今後も続き、一七年には三倍以上の二千五百四十五億ドル(約二十五兆八千億円)という巨大なビジネスに成長するだろう」と予測した。日本では、海外に比べ風力発電や太陽光発電の伸び悩みが目立つだけに、産業界の取り組み強化が課題になりそうだ。

同社が世界各国の企業のデータを分析した結果、風力発電関連企業の〇七年の総収入は三百一億ドル、バイオ燃料企業は二百五十四億ドル、太陽光関連企業は二百三億ドルと、いずれも急成長。これに燃料電池関連企業の十五億ドルを加えると、クリーンエネルギー関連企業の規模は七百七十三億ドルに達したと推定された。米国や中国、インドなどを中心にベンチャー企業の活動が非常に活発で、企業の投資や政府の計画などからみて、四業種の規模拡大は今後も長期間続きそうだという。

一方で同社は、CO2の排出が多い石炭火力発電所の規模拡大が欧米を中心に鈍り、原発建設も進んでいないことを指摘。「リスクが小さく、建設費用も安いクリーンエネルギーが、投資家にとって魅力的なものとなりつつある」と分析した。

こうなると日本の停滞が余りにも目立ちますね。企業の努力と言うよりやはり政府の無策が足を引っ張っていると取った方が正しいような気がします。
  私は原発を否定するものではありませんが、これ以上増設に力を入れるより今あるものを継続して使い残りは太陽光発電を主力として自然エネルギーで賄って行く方向を目指すべきだと考えます。
  このクリーンエネルギーの世界の伸びを見ると、世界も軸足を移しはじめたと言っても良いのじゃないでしょうか。何時までも原発にこだわって、気がついたら世界の笑いものにのなっていたなんてことになりそうです。
  それにしても、日本の政治はますます悪くなっているような気がするのは私だけでしょうか。どうして本気で日本の将来を考える政治家がいないのでしょうか。

本当に歯がゆい!

2008410日木曜日  第3126回  瀬戸大橋20周年

  20年前の今日、瀬戸大橋が開通しました。あの時開通の合図の花火の音を聞いた時の感激は忘れられないものがあります。
  一通り、開通待ちの車がゲートを通過するのを待って、自動販売機の補充のために与島パーキングエリアに向かいました。橋の上には駐車禁止もなんのその路肩に数珠繋ぎで沢山の車が駐車して景色を楽しんでいたのに驚いたものでした。

  あれから20年も経ったとは、早いものですね。第3034回第3107回で紹介させて頂いた瀬戸大橋架橋20周年記念イベントもありますが、あの開通当時の賑わいは嘘のように寂れてしまっている姿を見るのは寂しいものがあります。
  これも、結局は折角作った橋を有効に使おうと言う発想の無い国の貧しい政策が影響していると思うのは私だけでしょうか。

  そんな記念すべき日に面白い記事を見つけました。

  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 より

   平成20年(2008年) 4月8日(火曜日) 通巻第2148号   

  山崎養世『道路問題を解く』(ダイヤモンド社)

  …略

  まず本書最大の提案は「東京湾アクアラインを無料にせよ!」という議論だ。

 なぜなら20分で羽田と木更津とが繋がると上海へ行くより断然はやい。

わざわざ工場を中国に移転する必要がないではないか、國の産業保護と地域活性化と道路の賑わいが得られ、一石三鳥になるではないか、と。

 過日、或る大企業幹部と懇談の機会があった。浙江省の杭州に敷地を一万坪用意したが、木更津より土地代が高かった、とぼやく。

 ――それなら、なぜ中国くんだりまで進出し続けるのですか?

 たとい労賃が安いと言っても、それよりコスト高になる、不条理な課税、山猫ストライキ、挙げ句は法外な賄賂。

 そこで山崎氏の東京湾アクアライン無料化構想を思い出して相手に喋ると、ぽかんとしていた。発想の貧弱なことよ!…以下略

  この「東京湾アクアライン」も瀬戸大橋の後にオープンしたものの、同じく有効に活用されていないことを指摘される代表的なものです。
  道路特定財源のほんの一部を使って、瀬戸大橋も通行料無料にすれば四国にも大企業の工場も来れるのじゃないでしょうか。わざわざトラブルの多い中国に進出して日本の職をなくするより四国に進出してくれれば若者の職場もでき日本の景気浮揚策にもなります。
  何故自分たちの懐にお金を入れることばかり考えて国の未来をないがしろにするのか。そんなことをしていれば気がついたときには利用する国が無くなっていたなんてことになりますよ。もういい加減に目を覚まして、国の将来を考えて貰えませんかね。

お願いしますよ!

2008411日金曜日  第3127回  ムラサキカタバミ

  一昨年の7月末第2507回に始めて退治を決意してラウンドアップを刷毛で塗ってみたらあっという間に消えてなくなったのでこれなら簡単に退治できそうと油断していたら、去年の5月第2794回に気が付いたら以前以上に芽を出してきていました。これは容易なことでは退治できないかもしれないとかすかな不安を覚えたものですが、それでもそれ程深刻なものとは思っていませんでした。

 ところが、ここでも何度も書いたように例え小さな種一つが残っていても必ず芽を出してきます。結構根こそぎ取ったと思っていても、何日か後に必ず芽を出しています。それを、これでもかと抜いていきました。しかし、未だに生えてきます。

  それは、深さが違ったり、時間差で日にちを替えて生えてきたりと全く神出鬼没とはこのことを言うのかと思えるほどです。

  体育館と我が家の両方でほぼ終わったと書きましたが、敵はそんなに甘いものではありませんでした。もう大丈夫だろうと期待しながら見回ってみたら、何のことは無い、何も無かったのごとくあちこちから芽を出しているじゃないですか。流石に、気力が萎え、もしかしたらこの戦いは勝てないのかもしれないと弱気になりました。

  とは言いながら、ここまで来て諦めるのも癪なので何とか続けてはいます。余りのことに、もう一度サーチしてみると、やはり一筋縄では行かないようです。特に、芝生に生えたものは殆んど退治には成功していないようです。

   ムラサキカタバミ

   カタバミ(ムラサキカタバミ)

 こうなったら、意地でも退治してやると決意しました。

しかし、気が萎えそう!

2008412日土曜日  第3128回  我が家の水道代

  第3066回の6期分に続いて20年度1期分の検針票が来ました。

  平成20年度1期分 平成20年2月7日〜平成20年4月9日 

  水道使用量    53立方メートル

  水道料金等    8,893円     約168円/立方メートル

  下水道使用量金等 7,644円    約144円/立方メートル

   合計          16,537円   約312円/立方メートル

  前年同期水量         60立方メートル

 

  平成19年1期分 平成19年2月5日〜平成19年4月4日 

  水道使用量    60立方メートル

  水道料金等    10,290円     約172円/立方メートル

  下水道使用量金等  8,820円    約147円/立方メートル

   合計          19,110円   約318.5円/立方メートル

  前年同期水量         70立方メートル  

  前期より2立方メートル、前年より7立方メートルの節約です。ほぼ安定してきたようです。やはり風呂を減らす気にはなれないので、この当たりが我が家の限界でしょう。

  それにしても、水道代ってバカにならないですね。特に下水が来てからは本当に高いです。やはり井戸が欲しいですね。

次回はどうでしょう!

2008413日日曜日  第3129回  我が家の太陽光発電

  例月の我が家の太陽光発電、4月分3月11日から4月9日までのデータです。実質30日分で先月よりも2日多くなっています。

  3月のに引き続いて天候に恵まれ発電も去年の好調に負けないくらいの成績でした。

  こんな好調が続くと今度は水が心配なのが例年のことなのですが、今年は、たまに降った雨が例年に無く雨量が多かったのと夜に降ったことが多かった所為もあって早明浦ダムの貯水量は例年以上を確保しているようです。
  こうしてみると、夜にたっぷり雨が降って、昼間は快晴なんて天気が続けは太陽個発電は万々歳ですね。
  天候を変えるのは難しいでしょうが雨が夜になるように時間をずらせる方法を開発すれば太陽光発電の弱点が無くなります。こんなうまい話はないでしょうね。

   去年3月、買電、643(228,415)KWhで8,959円 1KWhの単価、約13.93円

 今年3月、買電、672(190,482)KWhで8,799円 1KWhの単価、約13.09円

  去年4月、買電、574(200,374)KWhで7,912円 1KWhの単価、約13.78円

  今年4月、買電、565(183,382)KWhで8,020円 1KWhの単価、約14.19円

 今月は買電が去年より9KWh(▲17、8)少なくなったのに買電料は108円アップしています。ということは単価が上がったということですね。原油の値上がりが影響しているのでしょうか。電力料金は本当に分かり難いですね。   

  去年 3月、売電、332KWhで7,798円  1KWh単価、約23.49円

  今年 3月、売電、426KWhで 10,104円  1KWh単価、約23.72円

  去年 4月、売電、429KWhで 9,961円  1KWh単価、約23.22円

  今年 4月、売電、457KWhで10,940円  1KWh単価、約23.94円

    今年 4月、▲2,920円の支払。去年の支払▲2,049円比、871円の節約。先月に続いて3月から4月にかけても天候に恵まれて発電量が伸びたのと、ここでは売電単価の値上がりが利いています。
  太陽光発電にとって電力料金の値上げは有利に働くのでしょうかそれとも不利なのか、頭の悪い私には良く分かりませんが取り合えず節約効果は出ているので良しとしますか。

さて来月は!

2008414日月曜日  第3130回  タバコのポイ捨て

  我坂出体育館の駐車場や周辺の清掃のとき相変わらず目立つのがタバコとガムのポイ捨てです。こんなモラルの悪いのは坂出市だけかと思っていたら、そうでもなさそうです。やはりマナーの悪さは人間の本性なのでしょうか。

  10日、読売新聞コラム「地球ON−LINE」より

  「モラルを問う」

 ロンドン中心部のトラファルガー広場に、高さ約9メートル、直径約1.5メートルと、巨大なたばこの吸い殻の模型が登場した。英国の民間活動団体が、ポイ捨てをやめようと訴えるため始めたキャンペーンの一環。団体側は「世界最大の吸い殻」を観光名所に”捨てる”ことで。問題の根深さをアピールしたいと意気込むが、効果のほどはいかに?

  紳士の国イギリスもタバコのポイ捨てには悩まされているんですね。所詮、人間なんてこの程度のものなのでしょうか。それこそ、費用をかけて大きな模型を作っても効き目は期待できないような気がします。何もしなくても、捨てない人は捨てないし、捨てる奴は気にもしないのじゃないでしょうか。

 ここはやはり、シンガポールのように罰金制が一番でしょう。情けないですが、モラルより金の効き目の方が強そうです。

それが人間か!

2008415日火曜日  第3131回  OPERA

  第1322回PCの部屋の第159話で書いたように私がいつも使っているブラウザはOPERAです。
  只一つ、画面の倍率を自由に設定できることが気に入って使い続けています。常時は150%に設定していますが、それでも文字が小さくて読みにくい時は180〜200%にして使います。お蔭様で近眼と老眼で焦点が一点しかない私でもメガネなしでサイト巡回を楽しむことが出来ます。

  今は、フレンドエーの店長の仕事用に支給されたノートパソコンをメインで使うようになったので150%設定で使っていますが、21インチのCRTでは180%で使っていました。ノートでは180%にすると横にスクロールしないといけないところが多くなるので面倒なのです。
  もっと目が悪くなったら、22インチ以上の液晶で200%位にして使いたいなんて思ってるくらいです。これならきっと横のスクロールも必要なく見れるだろうと思います。
  これをやりだして、たまにIEを使うと字が小さくて見辛くて不便で仕方ないので直ぐにOPERAに戻ります。

 他のブラウザで同じような設定が出来て使い勝手が良いのがあれば替える気になるかもしれませんが、今のところはそんなことはなさそうです。

  さて、そんな年寄りに優しいインターネットをメインで楽しんでいる私ですが、今のところ、新聞も読売を取っています。もう止めようかとも考えたのですが、活字の良さも捨て難いものがあって購読を続けています。

 その読売が4月から活字ガ大きくなって、これも私にとっては有難いのですが、PCと違って、字が大きくなれば活字の数は減ります。ですから記事の量もかなり減っているはずです。記事で勝負をする新聞が字数を減らしてまで字を大きくするのは購読者の要望なのでしょうか。それとも、日本人の目がそれだけ悪くなっているなんてことがあるのでしょうか。それとも、年寄りが多くなって購読者層も高くなっているなんてことがあるのかもしれませんね。

私は歓迎です!

2008416日水曜日  第3132回  春の落葉

  第3127回でのムラサキカタバミとの戦いや第3130回でのタバコやガムのポイ捨ての上に、わが坂出体育館の外回りにはもう一つの大敵があります。
  晩秋から初冬にかけて
第3053回アキニレの小さな葉と種の掃き難さとケヤキの大木の落葉の量は半端じゃありません。掃いた後から落ちてくるのでキリがありません。それでも毎日続けていれば、冬の盛りには流石に葉も落ちてしまい一段落しました。
  ところが、春になって、又落葉との格闘が始まりました。何で春に落葉と思うかもしれませんが、実は常緑樹の
がくせものでした。春になって新しい葉が出てくる頃、古るい葉がどんどん落ちてくるのです。
  新しい小さな葉も一緒に落ちてくるようでその量も結構多くて驚かされます。庭掃除なんかしたことも無かったので春に落葉に悩まされるとは想像もしていませんでした。
  それにしても、実際にその立場になって初めて知ることの何と多いことか。九牛の一毛なんて言葉もありますが、人生、殆ど何も知らずに死んでいくんでしょうね。知らずにいることの幸せも沢山ありそうです。

  この春の落葉も困り者ですが、この楠は花や実の他にも去年の経験では小さな黒い木屑か糞のようなものが沢山落ちてきます。あれは害虫の糞なのでしょうか。木を下から眺めてもそんな虫の気配も見えず未だに何なのか分かりません。
  いずれにしても、この楠は庭木にするのは考え物ですね。特に、下が土で掃除の必要が無いのなら許せますが、下がコンクリートやアスファルトなどで舗装しているところは掃除の手間が大変です、一年中休まるときが無いのですから。
公共施設に緑は必要かもしれませんが、後の手間も考えて植えて欲しいものです。

なんてね!

2008417日木曜日  第3133回  新日石

  石油業界では、第2256回第2651回で取り上げた昭和シェル石油が太陽電池に取り組んでいますが、今度は新日石が取り組むようです。

 NIKKEI NET 

  新日石、太陽電池ウエハー大手に出資・システム自社生産へ布石

 新日本石油は太陽電池向けシリコンウエハー大手のスペースエナジー(東京・台東、仁村利尚社長)に出資した。株式の15.5%を取得し、第2位株主となった。新日石は需要減が続く石油製品依存からの脱却を目指し、太陽電池事業に近く参入する。当面は外部調達の太陽光発電システムを販売するが、将来のシステム自社生産をにらみ基幹材料メーカーに出資し、新事業で攻勢をかける。

 新日石はスペースエナジーが3月末に実施した第三者割当増資を引き受けて、54000株を取得した。取得額は約23億円で、仁村社長に次ぐ株主となった。ウエハーは太陽電池の発電機能を担うセルの材料。新日石がウエハーメーカーに出資するのは初めて。(07:00)  

  これは面白くなってましたね。石油業界もいよいよ将来の石油枯渇に備えて新しいエネルギーへの転換を準備しだしたということでしょうか。
  石油会社が次のエネルギーとして太陽光発電の可能性を認めたと言うことは太陽光発電にとっても大きな後押しになるのじゃないでしょうか。
  20年、30年後にどこが笑うのか見てみたいものです。もちろん日本政府はこのままで行けば世界の笑いものは間違いないでしょう。

72歳が寿命の私は残念ながら見ることはできないでしょう!

2008418日金曜日  第3134回  新日石2

  昨日太陽光発電への進出を取り上げた新日石、研究にも金を出すそうです。いよいよ本気と言うことなのでしょうか。

  MSN産経ニュース

  コスト半分の太陽電池開発へ 新日石が先端研と  2008.4.14 19:33

 石油元売り最大手の新日本石油は14日、東京大学先端科学技術研究センター(先端研)と連携し、1キロワット時あたりの発電コストを現在と比べ半分以下となる次世代型太陽電池の共同研究を開始したと発表した。先端研内に共同研究ラボを設置し、新日石からの常駐研究者10人を含む20〜30人体制で基礎技術の確立に取り組む。平成27年度をメドに1キロワット時あたりの発電コストを現在と比べ半分の23円、42年度には7円までにする。石油製品の需要が縮小するなか、新たな成長事業として力を入れていく。

 両社は、現在ある太陽電池に比べ発電効率が20〜30%高くなる「次世代有機系」や、同じく40〜50%アップする「量子ドット構造」などの新たなタイプを共同で研究していく。

 研究費用は年間数千万円の見込みで、新日石が負担する。研究期限は設けず、基礎研究で確立した技術は、新日石の社内研究所で開発・商品化を目指す。

  参考:ニュースリリース

  この数字はどこかで見たことがあります。第2363回で取り上げたシャープのロードマップにそっくりです。

    シャープのロードマップ

   2002年(平成14年)50円/KWh  

   2010年(平成22年) 23円/KWh   

   2020年(平成32年)14円/KWh  

   2030年(平成42年) 7円/KWh   

    新日石の場合  

   2015年(平成27年)23円/KWh  

   2030年(平成42年) 7円/KWh

  シャープの2010年の23円はまず不可能でしょうから新日石も5年遅らせてきましたね。しかし2030年7円はそろえてきましたね。これが本当に実現できるのであれば大歓迎ですがどうなんでしょう。

 せめて23円でも成功すれば市場は一気に広がりそうです。なんとかここまでを一日も早く実現して欲しいものですが期待していいのでしょうか。

  さて、シャープと新日石、どちらが先に成功するでしょうか。それとも、他のメーカーが成功するか。兎に角、どこでも良いから成功して欲しいものです。そして、それを見届けて見たいものです。

私の予定・72歳まで残り11年!

2008419日土曜日  第3135回  油断大敵

  第3127回で気が萎えそうになりながらも何とか気力を振り絞って続けているムラサキカタバミとの戦いはやはり当分は終わりそうもありません。
  日の入りが遅くなったお陰で仕事から帰ってきてからも1時間位は戦えるようになったのですがそれでも敵は毎日のように芽を出してきます。それでもここまで来たら負けるわけには行かないと続けています。私も、意外としぶといのかもしれません。敵も今頃は嫌な奴を相手にしたものだと恐怖を感じているのじゃないでしょうか。
  なんてことを考えながら戦い続ける私ですが、又しても、ショックを受けることがありました。うすうす不安を感じてはいたのですが、ムラサキカタバミとの戦いに熱中するあまり、他の雑草に注意が向いていませんでした。
  そして、ふと気がつくとあちこちで他の雑草が芽を出しているじゃないですか。実を言えば、去年までの戦いで、他の雑草はほぼ制圧したとの自信もあり油断もしていたのです。
  しかし、よく考えたら、今年は例年と違ったことをしていたのです。
第3093回で書いた芝焼きです。どうやら、伸びるに任せていた芝生が雑草の生長を防いでくれていたようです。芝が無くなって日が当たるようになって今まで芽吹くことができなかったのが一気に芽を吹いたようです。
  ムラサキカタバミとの戦いが途中と言うのに新たな敵との戦いも必要になってきました。全くの油断でした。

  ここまでなんとか持続してきた気力が又しても萎えそうです。

油断大敵!

2008420日日曜日  第3136回  グリーン電力証書システム

  「本当かいな」と思わず口走りそうな記事を見つけました。第3115回で取り上げたグリーン電力証書システムをお国が採用しようかという動きがあるそうです。

  電気新聞より

  家庭用太陽光発電普及へ、グリーン電力証書を活用−エネ庁、「一括買い取り」など検討

  経済産業省・資源エネルギー庁は住宅用太陽光発電の導入を促すため、グリーン電力証書を活用した新たな枠組みづくりに乗り出す。太陽光発電を置いている複数の家庭を対象に、自家消費分を基にした大量の「環境価値」を企業などに一括で提供する仕組みを検討。第三者機関の認証が必要な太陽光発電用メーターを導入し、自家消費分の算定と環境価値の証書化を厳格・円滑にする。証書化を促すことで家庭の費用負担を減らし、太陽光発電の導入を加速させる狙いだ。

 総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)新エネルギー部会グリーンエネルギー利用拡大小委員会(委員長=山地憲治・東大大学院教授)が5月にまとめる報告書に盛り込む。

 住宅用太陽光発電の環境価値は逆潮流分を電力会社に売る「電気事業者に対する新エネルギー特別措置法(RPS法)」分と、自家消費分を環境価値として売る証書分がある。ただ証書用に認定された設備量(累計)はRPS法分の40分の1。証書の認定設備(同)の中でも太陽光発電は6.8%しかない。

 住宅用太陽光発電の証書化が進まない背景には1件あたりの規模が小さく、大量購入を望む企業ニーズに対応しづらいという点がある。非営利法人(NPO)が一括売却する例も少数あるが、環境価値を「みなし算定」で行うなど課題もある。

 エネ庁は住宅用太陽光発電の証書価値を一括売却する制度を整備することで、各家庭の環境価値を掘り起こしたい考え。証書化されれば1キロワット時あたり3〜15円が家庭に入るため、太陽光発電導入のインセンティブになるとみている。

 計量法の解釈を整理して自家消費の算定も厳格にする。通常の電気メーターとともに、太陽光発電用のメーターに日本電気計器検定所での認定を義務付け、証書の信頼性を高める考えだ。 

 住宅用太陽光発電の証書化業務を一本化するため、エネ庁は太陽光発電協会に体制強化を打診している。同協会は現在、任意団体だが、エネ庁によれば5月の総会で中間法人に移行することを検討中。法人化することで国の委託事業なども行えるようになる。

  それにしても、相変わらず分かり難いですね。この文を読んでいると、既存の設置者にもその恩恵があるのかどうかはこれも分かり難いですが、いずれにしても売電価格が少しでも高くなることは設置の促進を促すことにはなるでしょう。

  しかしながら、どうしてこんな分かり難い方式にしなければならないのでしょう。ドイツのように単純に買取価格を高く設定すれば良いことなのにそれをやらにということはやはり何か都合が悪いことがあるのでしょうか。
  後期高齢者の保険もそうですが、とにかく分かり難いことには裏があると考えた方がよさそうです。もしかしたら、間でピンはねをする事を考えているのでしょうか。
  どんな良い話にも裏がありそうに思えてしまうのは余りにもいい加減な政・官・財を見せ付けられ続けた所為でしょうか。

素直になりたい!

2008421日月曜日  第3137回  食糧自給

  第3122回で中国の毒餃子事件を契機に値段が高くなっても国産の農産物を購入することにより日本の農業の再生を計る時だと書きました。
しかし、書きながらも、負け組みに陥っている我が家にそんな余裕はあるだろうかと一抹の不安を感じていました。
  生きて行くためには毒が心配だろうがなんだろうができるだけ安い物を買うしかないという現実が重くのしかかっているちょっと悲しい現状に涙が出そうです。
  そんな事情は私だけではなさそうです。

  ビル・トッテン関連情報 コラム(Our World)より

  No.817 幻想のアメリカンドリーム

  …略

  米国で話題となっている「食」には二つの側面がある。一つはオーガニックフード(有機肥料などを使って栽培された農産物)への人気の高まりだ。有機農業が米国で注目され始めたのは80年代終わり頃、リンゴに使われた農薬に発ガン性があり、とくにそれが子どもに高い危険性があるというデータを環境保護団体が発表した時である。ハリウッドの映画女優が、危険なリンゴを許すべきでないと主張したこともあり、消費者は農薬の危険性に気づき始めた。こうして、ハリウッドのセレブリティをはじめ高所得者層の人々から安全な食品を求める声が高まり、消費者の選択肢が増えていった。

  しかしもう一つの側面、低所得家庭では、食の「安全」を考える以前の問題がある。選択肢というのは、お金があったうえで行使できる権利であり、低所得者の住む地区にはオーガニック製品を販売している店そのものすらない。コネチカット州の非営利団体「ハートフォードシステム」の報告書によると、低所得者層を対象に行った調査で、彼らの住む地区には質のよい新鮮な食料品を販売する店舗がなく、またこの地区の住民のほとんどはアフリカ系とヒスパニック系で、肥満が蔓延し、糖尿病の割合は米国平均より23倍も高かったという。新鮮な野菜を買うためにはバスを乗り継いで買い物へいかなければならず、いかにオーガニックが身体によいとわかっていてもそれらを買うことは問題外、というものだった。そして貧困層の人々は化学物質を大量に使用したジャンクフードを常食することによって、貧しいにもかかわらず肥満、そして病気という悪循環に陥っているのだ。

  食について米国と大きく異なるのは、日本には長い伝統に裏づけられた食文化があることだ。しかし格差がさらにひろがれば、安くて不健康な食を消費せざるをえない人々が日本でも増えかねない。…以下略

  我が家がそうであるように日本でももう増えていると言っても過言ではないのじゃないでしょうか。それでもまだ食い詰めて餓死するほどではないし、生活を切り詰めれば地産地消のために少しくらいなら高くなったものを購入する余裕はありそうです。今こそ日本人が食生活を考える時じゃないでしょうか。

食糧自給を取り戻しましょう!

2008422日火曜日  第3138回  ムラサキカタバミ

  全く、何時になったら終わるのか、それとも諦めるのか。第3127回に続いて又ですが、ムラサキカタバミとの戦いは終わりそうも無い様相を呈してきました。相変わらずこれでもかと言わんばかりに毎日のようにあちこちから芽をだしてきています。よくもまぁ、ここまで生えてくるものだと関心するしかありません。

  子孫を残すためとは言え、この繁殖力はどうしたものでしょう。これに打ち勝つにはこちらも子孫に戦いを受け継がないと止めた途端に負けとなるでしょう。つまりは、雑草に戦いを挑んだのが間違いだったのかもしれません。所詮、あちらは地球が続く限りその繁殖を止めようとはしないでしょう。その点、人間の方が早く滅びそうな気がします。そして、その方が地球の環境にとっても良さそうです。

  なんてことを考えながら毎日のように続けている戦いですがその果てしなさにいい加減うんざりです。これはもしかしたら運命が私の忍耐力を試しているのでしょうか。それとも、私が単に無謀な価値の無い戦いに挑んでいるだけなのでしょうか。

  以前のように、雑草の生えるがままに放っておくべきなのでしょうか。そうすれば、ご近所の顰蹙さえ辛抱すればのどかなのんびりした毎日を過すことができます。なんて、誘惑にかられそうな気持ちを何とか奮い立たせてもう少し頑張ってみようとは思っていますが。

何時まで続くやら!

2008423日水曜日  第3139回  月光発電

  太陽光発電の弱点は何と言っても太陽が隠れてしまうことです。曇や雨もそうですが決定的なのは夜ですね。夜に太陽に出てくれとお願いしても、こればかりは叶えてくれそうもありません。
  それならば、今度は太陽電池を改良して夜の月や星の明かりでも発電するものはできないものかとバカなことを夢想しています。

  しかし、それも人間が思うことは実現すると言われていますから何時かはそんなものができてくるかもしれません。
  とそんなバカなことを考えていたら、面白そうな記事がありました。

  2008417

  暗所でも鮮明な画像認識が可能!   ロームが産業技術総合研究所と共同で高感度・広帯域イメージセンサを開発!

 ロームと独立行政法人 産業技術総合研究所 太陽光発電研究センター(茨城県つくば市)08417日、従来のCCDCMOSを用いたイメージセンサと比べて広帯域かつ高感度なCIGS(CuInGaSe2)系イメージセンサの開発に成功し、これまで撮影できなかった0.001ルクス(星明かり程度の明るさ)相当の暗所での画像認識に成功した、と発表した。

 車載分野やセキュリティ分野(暗視カメラ)において一般的に使われているシリコン系のCCDCMOSセンサでは0.1ルクス以下の明るさでは画像認識が難しく、ある程度の明るさを確保するか、高価な赤外線カメラに頼るしかなかった。ロームと産総研では次世代太陽電池の材料として注目されているCIGS(CuInGaSe2)の光の吸収係数がシリコンの約100倍であることに着目し、これを光電変換素子として用いることにより高感度、広帯域のイメージセンサの開発を進めてきた。デバイスの開発については、すでに銅・インジウム・ガリウム・セレンの薄膜の積層に成功して画像の認識が可能であることは確認できていたが、今回材料組成の比率の最適化やプロセス技術の改善により、光子を変換した電荷をデバイス内部で増幅することに成功し、高感度イメージセンサの試作を実現した。これによりCCDCMOSなどシリコン系のイメージセンサに比べ約100倍の大幅な高感度化が可能となった。このイメージセンサは近赤外領域でも画像認識が可能なだけでなく、0.001ルクス(星明かり程度の明るさ)相当の暗所でも高い感度を持つことが可能なため、明るいところから暗所まで認識できる車載カメラ、各種防犯カメラ、虹彩認証、静脈認証などのバイオメトリクス分野への応用が期待できる。ロームでは今後、@微細化による高精細化Aプロセス技術の安定化による画素バラつきの低減など商品化に向けた開発をさらに進めていく。

  薄膜太陽電池の材料でこんなことができるのなら、もしかしたら月や星あかりで発電なんてことも夢じゃないかもしれませんね。
  尤も、それなら昼間の変換効率の方がもっと上がりそうなものです。とは言いながらも、夜にも発電する太陽光発電なんてできたら笑っちゃいますね。尤も月光発電になりますか。

実現しないかな!

2008424日木曜日  第3140回  EVAフィルム

  第2975回で取り上げた太陽電池用接着材料「EVAフィルム」の増産を決めたブリヂストンが又しても増産だそうです。世界の太陽電池の需要は旺盛なようです。

  EDリサーチ社 2008EDリサーチ社421

  ブリヂストンが磐田工場の太陽電池用接着フィルムの生産能力を倍増

  ブリヂストンは08418日、太陽電池用接着封止膜用のEVAフィルム(エチレンビニルアセテート・フィルム)の需要増加に対応するため磐田工場(静岡県)EVAフィルム生産能力を増強する、と発表した。投資総額は約21億円で、2010年後半からの増産を予定。これにより、0711月に発表した増産計画(20101月からの増産開始予定分)と合わせて、現在の生産能力対比約2倍の生産能力となり、月産約2000トンのEVAフィルムが生産可能となる。

 EVAフィルムは太陽光線を電気に変換するシリコン・セルを加熱による分子結合(架橋)でガラス面に固定する接着剤として使用され、加熱することで無色透明となり、水や紫外線にも強いため、屋外で使用される太陽電池用接着封止膜には最適な素材といわれている。同社は企業活動における環境への取り組みを経営の最重要課題の一つと位置づけており、EVAフィルムはこのような環境経営活動を具現化した商品であるとしている。伸長が見込まれる太陽電池需要に対応するため、今後も状況に応じた生産能力増強などの施策を検討していく予定という。

  参考:ニュースリリース

  これもきっと海外の需要拡大に応えるものなのでしょうね。日本のメーカーが増産するのは歓迎しますが、願わくば日本の需要に応えるものであって欲しいのは私だけでしょうか。
今年は、こうした太陽光発電関連の記事が多いような気がしますが、それだけ世界で太陽光発電が認められてきたということじゃないでしょうか。
  その関連商品も日本の企業の活躍が目立つのですがそれが日本で使われないのは何としても勿体無いですね。

もう諦めるしかないのでしょうか!

2008425日金曜日  第3141回  今年のスポーツ

   20日、野茂選手が所属のロイヤルズから戦力外通告されました。10日間ウエーバーにかけられ、獲得球団が現れるのを待つのだそうです。どこか獲得してくれれば良いのですが、望みは薄そうですね。

  イチロー選手をはじめとした今の大リーグの日本人選手の活躍の契機となった大リーグへの挑戦はどんなに評価されてもしすぎることは無いでしょう。しかしながら、彼も年令には勝てそうもありません。このあたりが引きどきかもしれません。

  それにしても、今年のスポーツは私にとっては気の滅入ることばかりです。イチロー選手は例年のごとくスタートが悪いのですが、今年の悪さは、もしかしたらと不安を感じさせられるのは私だけでしょうか。シーズンを終われば、通算3000本安打と200本安打はきっと達成してくれているとは思いますが、それでも何となく落ち着かないものがあります。

 そして、もう1人、佐藤琢磨選手もスーパーアグリにスポンサーが見つからずレースに出れるかどうかという大変なことになっています。もっと良いチームで走らせてあげたいものです。

  そして、極めつけは、北京オリンピック。善光寺の聖火スタート地点の返上は唯一の良いニュースですが、日本の聖火ランナーからもオリンピック代表選手からも誰一人ボイコットの宣言が出ません。きっとマスコミや企業のしがらみ等があるのでしょうが、それにしても、日本のスポーツ界はこんなことでは世界の笑いものになるのじゃないでしょうか。誰か1人くらい勇気のある人はいないのでしょうか。

  こうなったら、オリンピックのテレビ放送は絶対に見ません。それくらいしか私に出来る抵抗が無いのが寂しいですが、それも仕方ない。

本当に今年はどうなるのでしょう!

2008426日土曜日  第3142回  薄膜太陽電池

  第3117回のシャープの薄膜太陽電池増産に続いてサンヨーも薄膜の量産を始めるそうです。シリコンの不足はかなり深刻なのでしょうか。それとも、コストダウンの切り札なのでしょうか。

  日経エコロミーより

  (4/23)三洋、薄膜型太陽電池の量産2年前倒し――10年メド開始

 三洋電機は2010年をメドにシリコン使用量を大幅に減らせる薄膜型太陽電池の量産を始める。研究開発費を大幅に増やすなどして当初計画に比べ2年前倒しする。薄膜型は発電量当たりの価格を従来に比べ半分程度に抑えられるとみられており、09年度に同型の専用工場を稼働させる予定のシャープを追い上げる。材料のシリコン不足が原因で07年に世界シェアを低下させた日本勢の巻き返しが強まりそうだ。

 薄膜型太陽電池は現在主流の多結晶シリコン型に比べ、原料のシリコン使用量が100分の1程度で済む。生産コストが大幅に下がる一方で、太陽光を電力に変換する効率(発電効率)は多結晶シリコン型に劣るという課題があった。三洋は新技術を活用し、発電効率を従来の10%から最大14%と世界最高に高めた商品を量産する。

  薄膜でコストダウンと発電効率が達成できるのならそれに越したことはない。第3139回でも取り上げた昭和シェルやホンダのシリコンを使わない薄膜といよいよ太陽電池の主役は薄膜に移っていくのかもしれません。
  いずれにしても
第3134回のようなコストダウンが一日も早く実現されることを願います。そうなれば、今は冷え切った日本の市場も活気を盛り返すはずです。バカな政府の政策を待てない以上民間企業に頑張って貰うしかありません。しかし、余り遅くなると、気がついた時には世界から大きく遅れてしまっていて取り返しのつかないことになっていそうです。

そんなことにならないように!

2008427日日曜日  第3143回  ツツジとサツキ

  第3100回でツバキとサザンカの違いについて書きましたが、今の時期、今度はツツジとサツキの違いが気になります。

  これもツバキとサザンカのように何となく分かるような気がしていますが、どうも本当には分かっていないようです。

 我が家にはサツキが子どもの頃からあります。今も当時と同じように毎年花を咲かせていますが、ここ最近はちょっと元気がなくなっているような気がします。子どもの頃にはその花の蜜を吸ったものです。それだけに、サツキは分かっているような気がしていたのですが、いざとなるとどちらがどちらか分かりません。相変わらずのいい加減な観察力です。

  取り敢えず調べてみました。

 Wikipediaより

 ツツジ:4月から5月の春先にかけて、漏斗型の特徴的な形の花(先端が五裂している)を数個、枝先につける。世界に850種ほどが(日本には40-50種ほど)確認されており、園芸品種も多い。山地に自生し雑種も多いため、花を少し見ただけで「ツツジ」の仲間ということまではすぐ解るが、種まで鑑別することは難しいことが多い。

 サツキ:ツツジ科の植物で、山奥の岩肌などに自生する。盆栽などで親しまれている。サツキツツジ(皐月躑躅)などとも呼ばれており、他のツツジに比べ一ヶ月程度遅い、旧暦の五月(皐月)の頃に一斉に咲き揃うところからその名が付いたと言われる。

 どうもその違いは良く分かりません。サツキの方が花が遅く5月に咲くから皐月(サツキ)と言うのが何となくしっくり来ます。

  盆栽も、サツキは多いようですがツツジは余り聞きませんね。もしかしたら無いのかな。

  Yahoo!知恵袋より

  「つつじ」と「さつき」はどう違うのでしょうか?

  【ツツジ】

花:開花期は、3〜5月頃です。

葉:花後に新芽が伸びます。

ツツジは、常緑性種(半落葉性含む)と落葉性種に分かれます。

大雑把に言って、常緑性は暖地に自生が多く、落葉性は寒地に多いようです。

 

【サツキ】

花:開花期は、5〜6月頃です。

葉:新芽が伸びきってから花が咲きます。

サツキは、常緑性ツツジの一種です。

  サツキはツツジの一種なんですね。ということは分かり難くて当たり前なんでしょう。

ツバキとサザンカより分かり難そう!

2008428日月曜日  第3144回  電力業界の陰謀

  政府がなぜ太陽光発電の足を引っ張るのかその訳が良く分かる記事がありました。

  日経エコロミーより

   太陽光発電技術、いずれはプラント輸出を――甘利明経済産業相に聞く(下)

  …略

  確かに太陽光発電量ではドイツに抜かれてしまいました。しかし、まだドイツに次ぐ太陽光発電国であることは間違いありません。なぜドイツが急激に伸ばしたか、これはドイツの電力会社が長期買取保障という制度に基づき買い取り、電力会社はそっくりそのまま電力料金に転嫁する仕組みがあるからです。太陽光発電会社も電力を作れば即、儲かる仕組みなのですから苦労しない。

 では、誰が大変かというと一般消費者です。家庭の電気料金はどんどん上がっていると聞きます。新エネルギーについて、家庭に跳ね返る金額で言うと、日本の30円に対し、ドイツは500円くらい上乗せされています。このまま増えていけば、この500円はもっと拡大していくでしょう。電気料金の平均額は日本だと月6000円ですが、ドイツは9000円。それではたまらないと、すでに家庭からは悲鳴が上がっているようですよ。

 太陽光発電について、もうひとつ問題があります。太陽光発電は出力が乱高下するのです。晴れているときは多く、曇っているときは少ないし、夜はゼロです。そこで発電した量をそのまま、大量に電線に流し込んでしまうと、変動幅が大きいために本流がぶれてしまい、一般使用に耐えられない質の電気になります。EUでは電線が全てつながっていて線自体も太く、日本の3倍から4倍流し込んでもぶれませんが、日本ではより多くの制約があります。

 このような電流のブレを抑えるため、バッテリーを入れて出力を安定させて流しこむことが求められます。太陽光発電だけでなく、風力発電でもいえることです。…以下略

  大臣がこんな後ろ向きの考えでは進むものも進まないはずです。やりたくない理由を挙げているだけじゃないですか。そしてそれの裏にはやりたくない電力会社の思惑があるようです。

  同じく日経エコロミーより

  日本の環境エネルギー政策は世界標準の「三周遅れ」――飯田哲也・環境エネルギー政策研究所長に聞く<下>

  …略

  その背景の1つは、10年前からの電力自由化をめぐるバトルがある。経産省の改革派は電力自由化によって市場メカニズムを機能させようとしたが、現状の独占体制を維持したい電力業界に敗れた。電力自由化を表明した現職の通産大臣が2名も選挙で落選し、電力業界の力を見せ付けた形となった。2004年に、電力市場の自由化と原子力政策の合理化を巡って最後のバトルがあったが、その両方で経産省は敗れた。それ以来、こうした状態が続いている。…以下略

  電力業界の力は凄いんですね。そして、その力にやぶれた経産省の大臣が上記のような電力業界の思惑通りの発言をするということなんですね。
  やはり、この国の未来は暗そうです。それにしても電力業界は日本の未来より自社が大事なんですね。

それで良いのか!

2008429日火曜日  第3145回  へずり

   我が家と坂出市立体育館でのく草抜きの毎日が続いています。相変わらずムラサキカタバミとの戦いは終わることがなさそうです。

  しかしながら、油断していたら他の雑草も伸びてきているので放っておく訳にはいけません。そんな雑草の中でも名前が分からず気になるものが沢山あります。

 その一つに、こどものころに「へずり」と呼んでいたと思うものがあるのですが、ネットで調べてもそんな名前は出てきませんし、何時ものごとく写真が小さかったりして中々これと断定できるものがありません。

 その中でも、「ノミノフスマ」と言うのがそれらしいのですがやはり自信がありません。そのうち、もう一つ「コハコベ」もそれらしく思えます。どっちだろう。

  そこで、もう一度「へずり」でサーチしてみました。やっと一つ見つけました。 

    高松の方言  【へ】の項

  へずり(辺摺り)

  はこべ。西讃では,「ひずり」といっている。この草は,大地をはうように生いしげる習性があるので,「へずり(辺摺り)」の名が起こったといわれている。

  やはり「へずり」はあったんですね。私の記憶もまんざらじゃなかったようです。しかし、かなりのローカル名のようで植物の名前ではどこにもありませんでした。

  兎に角、もう一度「はこべ 」で探してみました。

 繁縷 (はこべ)

  未だに確信は持てませんが「へずり」という名前があっただけでもよしとしましょう。それにしても、植物の名前を調べるのは本当に難しい。こういうときには身近に先生が欲しいですね。

虫が良すぎますか!

2008430日水曜日  第3146回  ムラサキカタバミ

  第3138回に続いて又してもムラサキカタバミとの戦いです。何とか気力を振り絞ってあれからも毎日戦っていますが、敵の勢力は一向に衰える様相を見せません。
  この間テレビでハマグリの取り方のコツで一つ見つけたらその周りにかたまっているので周りを掘りなさいと言っていましたが、まさにムラサキカタバミと同じです。一つ芽が出ている周りを掘ると、必ず土の中に白い芽を出した種が何個か見つかります。これがハマグリだったら良いのですが、そのしつこさにがっくりするばかりです。それもほんの2,3日前にかなり丁寧に掘り起こしたつもりの場所だったりします。一体どこから沸いてくるのか不思議です。やはり、種を見残しているのでしょう。
  もしかしたら、完全に撲滅するには庭の土を入れ替えるしかないのかもしれません。かと言って、そんな予算も無いので、最後の一本まで抜いていくしかなさそうです。私の気力が続くかどうかが戦いの行方を握っているようです。それにしてもとんでもない奴を敵に回したものです。いっそのことムラサキカタバミの庭にした方が良かったのかもしれません。なんて、ちょっと弱気になっています、
  と言うのも、我が家の芝生の中のと違って戦いやすいと見ていた坂出市立体育館の方も、1週間ほどでしょうか放っておいて、もしかしたらと見回ってみると、期待に違わず、見事に芽を出していました。全く信じられない思いです。どこに種が残っていたのか全く分からないほど徹底的に抜いたつもりだったのですがやはり敵の方が上手のようです。一体これで何度抜いたことでしょう。今度もきっと又生えてくるでしょう。

  しかし、此れほどの強敵とは、敵ながらあっぱれとしか言いようがないですね。ここまできたらやるしかなさそうです。

覚悟しろよ!

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