団塊の世代の部屋(114)

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200911日木曜日  第3392回  年賀

あけましておめでとうございます。

 開設以来10回目の正月となりました。8年連続の更新も何とか続けることができました。ここまでくれば途中からの目標としてきた10年間と3657回(うるう年が2年あり)の達成をやりとげたいと思っています。
10年間は7月17日で達成ですが、3657回は順調に行って9月ということのようです。果たして無事達成できるでしょうか。

  ということで、今日は今までの記録をたどってみました。

  1999717      第1回

  2000年1月1日    第128回

  2001年1月1日    第471回 

  2001111日木曜日  第480話 ここから連続記録が始まりました。

  2002年1月1日    第835回

  2003年1月1日  第1200回

  2004年1月1日  第1565回

  2005年1月1日  第1931回

  2006年1月1日  第2296回

  2007年1月1日  第2661回

  2008年1月1日  第3026回

  2009年1月1日 第3392回 連続2913回目

  暇な記録につき合わせてすみません。とは言いながら、我ながら変なことにこだわってしまった結果がここまで来たと言うことですのでなんとか続けてみたいものだと思っています。

  継続は力なりとの言葉を励みに続けてきましたが、それで何か得たものがあるかと言えば、失ったものの方が多かったような気がしないでもありません。しかし、折角始めたのですから続けることにしましょう。

本年もよろしくお願い足します!

200912日金曜日  第3393回  リサイクル紙容器

  我体育館でガムやタバコのポイ捨てと供に困ったものに弁当のトレーがあります。一応システムとしてはゴミは全て持ち帰って貰うことになっているのですが、当然守らない不届き者がいます。
  その中でも一番困るのが学生さんなどの大会の時の弁当のプラスチックトレーなのです。中身を食べた後も容器は小さくならないので缶やペットボトル用に用意してあるゴミ箱が何時の間にかこっそりと捨てられたトレーであふれてしまっているのです。
  利用者には大会などの主催者から注意を徹底して貰っているのですがどうしても無くなりません。そりゃあそうですね、ガムやタバコのポイ捨てが止められない大人が注意したって聞くわけはありません。

 そんなことから、日頃から気にして見ていると、道路にも缶やペットボトルに負けないくらいあのプラスチックトレーが捨てられています。コンビ二や弁当屋さんでは売りっぱなしで後の回収までは責任を持ってないようですが何とかしないとそのうち大きな問題になりそうです。

  と思っていたら、12月29日の読売新聞に特殊な紙容器と回収システムを考案した「秀英」という紙箱製造会社が取り上げられていました。早速サーチしてみました。

  Ventureベンチャー|元気印

  リサイクル紙容器「ホッかる」

 これはなかなか面白そうです。今は大学生協などのお客さんが多いようですが、こうした容器をコンビ二や弁当屋さんで使うような法律でもできればゴミはかなり減らせられそうです。
  尤も、昔ながらのお母さんの弁当が一番の解決方になりそうですが、そのためには主婦を安い労働力として利用する今の社会システムを変える必要もあるかもしれません。

  何でも便利が一番の社会を見直すときが来ていると思うのは私だけでしょうか。

もう一度考え直しましょう!

200913日土曜日  第3394回  人口減

  第2661回などで取り上げてきた人口減少がいよいよ本物になってきたようです。

YOMIURI ONLINE(読売新聞)より

  08年人口、過去最大の5万人減…出生数は微増だったが

 厚生労働省は1日付で、2008年の人口動態統計の年間推計を発表した。

 出生数は前年比2000人増の109万2000人で2年ぶりに増加したが、死亡数が出生数を5万1000人上回り、05年、07年に続く戦後3度目の「自然減」の年になる見通しだ。死亡数は前年比3万5000人増の114万3000人で、戦後最多。高齢化が背景にあり、人口減少幅も過去最大だ。

 出生数が微増となることに伴い、合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子供の人数に近い推計値)は、前年の1・34から1・36程度に上昇しそうだ。・・・以下略

   四国新聞社−香川県のニュースより

  08年人口減、急速に進む/厚労省推計、死者114万人

 ・・・略

 死因は例年同様、がん(34万3000人)、心臓病(18万4000人)、脳卒中(12万6000人)が上位を占めた。

 同省に残っている戦後のデータによると、年間死亡数が最多だったのは47年の113万8238人。07年まで5年連続で100万人を超えたが、47年には及ばなかった。45、46年は不明。・・・以下略

  私の生まれた1947年が今までの最多死亡数だったとは、実に62年振りの記録更新ということですね。ベビーブームと一緒とは何だか皮肉な感じですね。
  それにしても、この減少傾向はもう止まらないのでしょうか。しかし、何度も書いているようにこれは案外日本にとっては戦後の右肩上がりの成長による生活の歪を見直す良い機会となるのではないでしょうか。
  少ないと言っても明治維新の3000万人から考えれば4倍ですから、良いか悪いかは解りませんが、せめて3倍の9000万人くらいで止めるつもりでこれからの日本の政治を考えて行けば、案外ゆったりとした余裕のある日本を作り出せるかもしれません。

  9000万人で仕事も皆で分け合いそれなりの生活ができれば今のような何処かギスギスした気持ちも無くなりそうな気がします。少ない人を海外からの移民を安く使うなんて人間として許されない考えは止めて日本人でのんびり暮らしませんか。そうなればエネルギーの消費も減り地球にも優しくなるというものです。
  人口が減ることを危機と考えずにチャンスと捕らえましょう。

日本人ならできる!

200914日日曜日  第3395回  直き心

  戦後の教育や企業主体の金が一番というシステムがこれはおかしいのと違うかと考えさせてくれたのが去年の金融危機からの急激な不況だったよう泣きがします。
  昨日も取り上げた人口減を契機に戦後の日本を見直すべきときが来ていると思うのですが、それではどうすれば良いのかと言われると、これだと言う解決策を思いつけないじれったさがあります。

  そんな中、何時ものJapan on the Globe 国際派日本人養成講座にヒントになるような言葉がありました。

  「直き心」の日本文明

  ・・・略

  8.「日本のこころ」のあり方を示す「日本国の象徴」 

 こうした「直き心」を、中西輝政教授は日本文明の大きな特徴として捉えている。日本ではつねに「正直できれいな心」「裏表のない心根」という、独特な心のあり方が求められる。さらには「素直で争いごとを好まない」「黙々と努力する」「約束を守る」などといった、「心の清潔さ」に大きな価値が与えられてきた。これを古い時代には「明(あか)き清き心」「直き心」と呼んだ。

 これこそ日本文明の大きな特徴であり、このような「心のあり方」に重要な価値を置く文明はほかには見あたらない。・・・この国には、一人ひとりが自らの内面を大切にし、「心の清潔さを保つことこそ、幸福を招き、社会を平穏にするもとである」と考える、確かな伝統があるのである。・・・

 そしてこうした「日本のこころ」のあり方を、目に見えるかたちでもっともはっきりと示すもの、それが天皇なのである。 [1,p18]

 「日本のこころ」のあり方を目に見えるかたちで示す。これが天皇を「日本国の象徴」とすることであるとしたら、その「象徴」の意味はとてつもなく重い。

 9.「日本が世界に良い影響を与えている」

 「お金を拾ったら警察に届ける」と言う日本人が、スペイン人、アラブ人、ロシア人などから「ナイーブすぎる」「バカだ」「どうして警察が信用できる?」と集中砲火を浴びせられる。これが現代の国際社会の縮図であろう。

 こんな国際社会の中で生きていくためには、「直き心」を捨て去って、嘘をついても、人を騙しても、自分の利益を守っていかなければならないのか。中西輝政教授はこう語る。

 よく日本人は「外交下手」といわれるが、これは私の見るところ、深い意味で「仕方のないこと」なのである。なぜならそれはこの国の本質、日本文明の核心に関わる欠点だからである。そして深いレベルでは「外交下手」は、むしろ日本の誇りでさえある、といえるかもしれない。[1,p32]

 確かに相手国を騙して利益を得る外交も、短期的には成り立つだろう。しかし、相手国も馬鹿ではない。長年付き合っていれば、信頼できる国かどうかは、いずれ分かってしまうものだ。

 最近、読売新聞などが行った「アジア7か国世論調査」では「日本がアジアの一員として、アジア発展のために積極的な役割を果たしている」「日本が世界に良い影響を与えている」という声が圧倒的だった。[e]

 我々は、もっと自信を持って、我々なりの「直き心」を持って、国際社会に対すべきではないか。それが波風の絶えない国際社会を「和らげ調え」る事につながるだろう。

 そしてその「直き心」は過度の物質主義、性急な進歩主義、そして模倣の個人主義といった「精神のバブル」から我々を目覚めさせ、安らかな幸福へと導くであろう。

 我々は有史以来、「直き心」を持って「和らげ調えてしろしめす」天皇を国民統合の象徴として戴いてきた国民なのである。文責:伊勢雅臣)・・・以下略

  やはり日本の常識は世界の非常識のようです。しかし、この非常識は誇っても良い非常識でしょう。この非常識を世界に広めることこそ日本の進む道なのかもしれません。
  小さな極東の島国が長い歴史の間に培った「直き心」は世界を導くために神が大事に育ててきたものだったとすればそれを世界に広める強い心が必要とされるでしょう。その心が今の日本にあるとは思えないのが悲しいところですが、もう一度その心を取り戻せるチャンスはまだありそうな気がします。

チョッと甘すぎますか!

200915日月曜日  第3396回  我が家の太陽光発電

  年が明けてスカッとした晴れ間が少なく曇勝ちでしたが、合間にチョッと発電条件が良くなったので、動画を撮ってみました。
  太陽光発電は冬の寒い日の晴れ間の時に瞬間最大の発電を行います。というのも太陽電池は温度が上がるほど変換効率が落ちるからです。我が家では4000
Wを超えれば最高です。相変わらずピントがずれています。まだまだ修行が足りません。もっと練習が必要ですね。

 

 例によって2種類をアップしましたので多分下の方は見ることが出来ると思います。上はWindows Media Player11でないと見られないと思います。

  いよいよ今年は太陽光発電の時代になるか、それとも・・・・。

どっちに転ぶでしょうか!

200916日火曜日  第3397回  餡雑煮

  うどんの部屋第9話第22話で写真で紹介した餡雑煮を動画にしてみました。

  写真よりはわかりやすくなったでしょうか。わかりやすくするために箸で餡をむりやりほじくりだしました。普段はこんなに行儀が悪くないですからね。
  糖尿病の身としては食べるべきではないのですが、これだけは止められません。これを食べなきゃ一年が始まりません。
  この美味さは食べたものじゃないとわからないでしょうね。

だまされたと思って一度食べてみてください!

200917日水曜日  第3398回  社会的責任投資

  4日の「直き心」でも金が全ての今の社会を変えるにはどうしたらいいのだろうかと書きましたが、金融の世界にもそんな動きがあるそうです。

  4日、読売新聞 コラム「標なき時代に」

  ・・・略

  「目先の利益だけを追い求める、いびつな利益至上主義の時代が、やっと終わる。自分が選んだ道はやはり間違ってはいない」

  秋山は1983年に慶応大学を卒業後、証券界へ。二つの会社を経てリーマンのトレーダーになった。
  いかに安く買い、高く売り抜けるか。銀行や保険会社などを相手に億単位で国債を取引した。激務だが、国際金融の最前線で働くことに充実感を覚えていた。
  しかし、続けるうちに疑問も膨らんできた。徹底した成果主義。自分の実績だけを上げようと重要情報を隠したり、取引先が損をすると知りながらリスクの高い金融商品を売りさばいたりする同僚もいた。
  手段に関係なく稼げば勝ちの世界。何かが違う。94年、出産を機に秋山はリーマンを去った。

  環境や人権、消費者を大切にし、法を順守する。そんな企業を投資を通じて応援する社会的責任投資が欧米で広がっていることを、秋山が証券界の知人から聞いたのは2000年12月のことだった。
  投資で社会を導くこともできるんだ‐‐‐。目からうろこが落ちる思いがした。
  日本でも広めたいと、いても建ってもいられなくなった。いったいどこの企業が社会的責任をきちんと果たしているか。それがわからなければ投資のしようがない。そう考えて秋山は翌01年6月、仲間と3人で企業を評価する会社を設立し、社長になった。・・・・以下略

  これは良い方法かもしれませんね。金が金を生む投資じゃなく良い企業を育てるために投資をする。これこそ株式会社が生まれたときの投資の本来の目的だったはずです。それが何時の間にか本来の目的を忘れ金儲けのためだけの投資になってしまったということでしょう。今回のこの危機を機会に本来の目的にもどるべきでしょう。そうなれば投資という嫌な世界も歓迎すべきものになりそうです。

 参照: ウィキペディア(Wikipedia

  社会的責任投資

  一般には、社会的責任投資(SRISocially responsible investment)とは企業の社会的責任(CSRCorporate Social Responsibility)の状況を考慮して行う投資のことである[1]

広義には企業の経済状況以外の社会的価値観に基づいて投資先を選択して投資する手法もSRIと呼ぶ。このようなSRIの代表的な例としては、キリスト教やイスラム教などの宗教団体が投資を行う際に、各宗教の教義にそぐわない企業を投資先から排除したものが挙げられる。

 参照: コミュニティ・ユース・バンク momo

  トヨタやキヤノンのように社会的責任を忘れたような企業には投資が集まらないようなシステムが出来上がれば経営者も考え直さざるを得なくなるでしょう。「直き心」を持った日本人ならできるはずです。そしてその心を世界に広げるのです。

又、甘いことを考えてしまいました!

200918日木曜日  第3399回  交通事故死

  200714など毎年取り上げてきた交通事故死、何故か去年は取り上げていませんでした。減少傾向が定着したのでもう話題にしなくても良いと考えたのかもしれません。今年もその減少傾向は続いているようです。

  YOMIURI ONLINE(読売新聞)より

  交通事故死なぜ減少?シートベルト・飲酒運転の罰則強化も

 2008年の全国の交通事故死者は前年より589人少ない5155人だったことが2日、警察庁のまとめでわかった。

 8年連続の減少で、過去最悪だった1970年の3分の1以下に。その反面、被害者を引きずったまま車両が逃走する事件など悪質で危険な運転も目立っている。・・・以下略

  我香川県もその良い傾向に乗っているようです。

  四国新聞社−香川県のニュースより

  交通事故死者52年ぶり70人割る/08年県内 2009/01/03 10:04

 2008年の香川県内の交通事故死者数は前年比17人減の61人で、52年ぶりに70人を下回ったことが2日、県警交通部のまとめで分かった。61人は、自動車の保有台数が現在の100分の1以下だった1952年に並び、記録が残る48年以降、6番目の少なさ。減少率は21・8%で、02年の38・1%に次いで2位。人口10万人当たりの死者数は6・07人(前年7・73人)となり、全国ワースト10位(前年4位)と改善した。・・・中略

 まとめによると、08年の香川県内の人身事故は1万1795件(前年比3・7%減)、負傷者は1万4699人(同3・9%減)でともに3年連続で減少した。

 犠牲者の内訳は、オートバイの乗車中が1人(前年比9人減)にとどまったほか、四輪乗車中が18人(同9人減)。最も多かったのは歩行者で21人(同2人減)。自転車は前年と同数の13人だった。・・・以下略

  52年と言えば60年近く前、私も5歳位ですね。100分の1の保有台数にも驚きますが、そんな頃にそんなに事故死があったこと自体驚きです。道路事情も悪かったのでしょうし、交通マナーなんてのもなかったんじゃないでしょうか。それを思えばこの減少傾向は評価すべきなのでしょう。
  しかしながら、歩行者と自転車の犠牲者が気になります。交通弱者の犠牲者が是ほど多いということはマナーもあるでしょうが、やはり道路事情が悪すぎるのじゃないでしょうか。ここは、私が日頃からうるさく主張している様に、自転車道や歩道を主体とする新しい交通体系を確立すべきでしょう。そうなれば、クルマの減少傾向もあいまって大幅な犠牲者の減少が可能になりそうです。

一日も早く手を打ちましょう!

200919日金曜日  第3400回  直流給電

  第3320回などで取り上げた直流ハウスの動きが本物になりそうな動きが出てきているようです。

  ITpro 総合トップより

  2回 電源は高効率化,クリーン化へ進化する

  (2)クリーンエネルギーの有効活用

 地球環境保護の問題,燃料費高騰の観点から,太陽光発電や燃料電池など,クリーンエネルギーによる分散電源の普及が進んでいる。2006年度末で,日本における太陽光発電の累計導入量は,1708メガワットに達する。それらの太陽光発電を電力会社の送電網と系統連系する場合,通常は太陽光発電から出力されるDC電圧をAC電圧に変換し,各機器へ給電する必要がある。

 ところがDC対応のIT機器が普及すれば,太陽光発電からの出力をDCのままIT機器へ入力することが可能になり,変換ロスを大幅に削減できるとともに,信頼性も向上する。クリーンエネルギーの普及と機器のDC化対応とは,一体化して取り組むべき省エネ対策である。 ・・・中略

  直流からスタートした電力供給の歴史は,長い交流の時代を経て,今また,地球環境保護が重要視される中,直流へ回帰しようとしている。エジソンの主張は正しかったのか──証明される日は近いかもしれない。

  あのパナソニックも動き出したようです。

  日経エレクトロニクス -- Tech-Onより

  知っていますか? 直流給電への取り組み 2008/12/24 09:20

  電力を直流で機器に供給する,いわゆる「直流給電」に注目が集まっています。テレビやパソコン,電話機,プリンター,携帯電話機,ゲーム機,携帯型音楽プレーヤーなど我々の身の回りにある機器は,実は直流で駆動するものばかりです。しかも,最近では洗濯機やエアコン,蛍光灯などの機器もインバータを搭載しているため,これらの機器でも交流を一度直流に変換し,その後,高周波の交流に変調しています。

 そこで,現状の交流ではなく,直流で機器に給電し,交流から直流,あるいは直流から交流といったAC-DC変換の回数を減らして変換ロスを低減しようとしているのが直流給電です。今,この直流給電に対する取り組みがデータ・センターや家庭,工場,店舗など,さまざまな分野で加速しています。 ・・・中略

 つまり,系統からの電力は3回も交流と直流との変換を繰り返すため,仮に変換効率が90%あったとしても,この3回の変換だけで約27%の電力を損失してしまうことになるわけです。これを直流で給電すれば,大きな効果が生まれます。系統電力の供給口で,変換効率90%以上のAC-DCコンバータで一括変換し,蓄電池と機器で利用すれば,変換ロスを大幅に削減できます。実際,データ・センター関連企業では電力消費を1〜2割程度は削減できるとみています。

パナソニックも動き出す?

 家庭に向けた直流給電システムも盛り上がりを見せています。2008930日〜104日に開催された「CEATEC JAPAN 2008」ではシャープやTDKが,太陽電池と蓄電池を組み合わせ,直流で家庭内に給電する「直流ハウス」のコンセプトを相次いで披露しました。

  そして,パナソニックも虎視眈々とこの分野に参入しようとしているようです。同社は20081219日に三洋電機と業務・資本提携することが決まりました(関連記事)。その緊急会見で,パナソニック 代表取締役社長の大坪文雄氏は「家まるごと,ビルまるごとを管理し,テレビを使ってエネルギーの最適な調整ができるようにしたい」との見解を示しました。

  パナソニックが持つ燃料電池と三洋電機が持つ太陽電池といった「創エネ」と,両社が強みとするLiイオン2次電池などの「蓄エネ」,そしてデジタル機器や家電,部品などで培った「省エネ」を組み合わせ,エネルギー・マネージメントで比類なき企業を目指すとしています。必ずや直流給電システムにも踏み込んで来るはずです。

  実際,パナソニック・グループであるパナソニック電工は,直流と交流の両方を給電できるハイブリッド給電盤を2010年に市販することを明らかにしており,家庭に向けた直流給電システムの開発が活発化しています。・・・以下略

  これは待ち遠しいですね。我が家の太陽光発電の動画でもわかるように、我が家の5.5KWの太陽光発電でも瞬間最大の発電でも4KWを超える程度です。つまりパワーコンディショナーによる直流から交流への変換による損失などでその能力の8割も発揮していないのです。
  これが発電した直流のまま使えるとなると損失はかなり少なくなるのじゃないでしょうか。ただでさえ変換効率の良くない太陽電池ですから少しでも有効に使いたいものです。

期待します!

2009110日土曜日  第3401回  フェアトレード

  7日に取り上げた読売新聞の「標なき時代に」に、又、興味深い記事がありました。

  第975話第1595回で人件費の安さを求めて途上国へ製造業が出て行くことにに怒りを覚えたときに偶然知って取り上げたフェアトレードの話題です。少しは進んでいるようです。「社会的責任投資」に継いで「社会的責任消費」という言葉もありました。

  ・・・略

  3億9000万円から10億円へ――。FT商品の認証ラベルを発行する「フェアトレード・ラベル・ジャパン」(東京)の推計では。ラベル付き商品の売り上げは2007年までの3年間で2.6倍に増え、勢いを増している。だが欧米に比べるとまだまだ少ない。
 買い物をするときに社会的な意味を考える。そんな消費行為を近畿大学農学部教授の池上甲一(56)は「社会的責任消費」と呼んでいる。
  大量生産とそのグローバル化が進む中、生産現場の状況はどんどん見えにくくなっている。生産者と消費者の疎遠な関係が、時に産地偽装などの不正を生む。
  池上は言う。
   「どこで誰がどう作ったか。一つの製品の背景にある、目に見えないものに関心を持つことが責任ある消費への第一歩だ。消費者の目が生産者を正しい方向に導いていく」(敬称略)

  こういうことに地道に取り組んでいる人たちがいるんですね。それに比べて、文句を言いながらも一円でも安いものを買おうとする私は何なんでしょう。
  と言っても、こちらもこの人を人とも思わない政治家たちの悪政の中で、何としても生き残るためにはある程度目を瞑ってもらいたいものです。

  しかし、こうしたフェアトレードの精神が当たり前として行われるようになれば世界の2極化も少しは緩和されるはずです。
  世界中から弱者をいじめて商品を探して来る日本の大手商社がこういうことに手を出すことはできないものなのでしょうか。10億なんて彼らの取引から見れば、ゴミにもならないでしょうに。
  ここは「直き心」で安い人件費を求めて世界中から搾取することを止めてもらいたいものです。

又、甘いことを考えてしまいました!

2009111日日曜日  第3402回   歩道の色

  コンビ二の24時間営業に疑問を投げかけた京都市が今度は道路整備にも新しい考えを出したようです。
  早く市電の復活も期待したいところですが、いろいろと考えてはいるようですね。

  5日、読売新聞より

  京の歩道デザイン統一 景観保護は足元から

  京都市は、烏丸、四条通など市内の主要道路で、それぞれ歩道の色、模様、街路樹などを統一する景観指針を今年度中に策定する。建物の高さや看板・広告を厳しく規制する施策はすでに始めているが、道の景観を置き去りにしてきた反省から「足元から見つめ直す」という取り組みで、国土交通省によると、自治体全域の道路を定めるのは全国で例がないという。・・・中略

  2008年11月から、検討委員会が調査したところ、繁華街の「四条通」では朱色のほか、黒、白色の格子やレンガ模様など14種類の舗装が行われ、街路樹はプラタナスとユリノキが混じっていた。・・・以下略

  私などインターネットを始めるまでは、日本の国は先進国で政治も行政も痒いところに手が届くように行き届いていると素直に思っていました。ところが、ネットを巡回するうちにどうもこの国はそれ程成熟していないのじゃないかと気が付くようになりました。それどころか場合によっては途上国にも劣る面が沢山あるようです。
  道路行政一つとってもこんな何にも統一性のないことが行われているんですね。まさかここまでいい加減とは思いもしませんでした。
  それでも、気が付いて改めることは遅ればせながらも良いことと捉えるべきなのかもしれません。

  どうせお金をかけるのなら外観だけでも統一性のある綺麗なものを作ることには賛成です。折角の機会ですから、3日にも書いたように、クルマや人口の減少を見越して車道を自転車道にするとかもやってくれないものでしょうか。
  もう一つ、街路樹を整備するのならその下は土にして落葉を堆肥として利用できるような工夫もして欲しいものです。

どうせならそこまでやりましょう!

2009112日月曜日  第3403回  クルマの減少

  GMの危機にも驚きましたが、トヨタの赤字転落には本当に驚かされました。1500億円の赤字など決算の数字をいじれば直ぐに黒字になるくらいトヨタにとっては誤差の範囲のようですが、どうもビッグスリーの救済を要求されるのを嫌って敢えて赤字決算を発表したのではないかという説もあるようです。

 しかしながら、去年の生産台数の発表ではその落ち込みはかなりひどそうです。

  時事ドットコムより

  新車販売、34年ぶり低水準=08年12月は過去最悪−買い控えが加速

 日本自動車販売協会連合会(自販連)が5日発表した12月の国内新車販売台数(軽自動車除く)は、前年同月比22.3%減の18万3549台と5カ月連続で減少し、1968年の統計開始以来、同月として初めて20万台を割り込んだ。2008年(暦年)全体では前年比6.5%減の321万2342台と5年連続で前年を下回り、1974年以来34年ぶりの低水準となった。

 少子高齢化や若年層の車離れに加え、金融危機を受けて消費者の買い控えが加速した形で、「深刻な状況」(伏見剛理事)となっている。

 12月単月では、ピークだったバブル期の89年の38.8%の水準にとどまった。減少幅は、9月5%、10月13%、11月27%となっており、2カ月連続で2割を超えた。12月の下落率としては71年(26.2%減)に次ぐ過去2番目の大きさ。また、トヨタ自動車(レクサス除く)が17.1%減となるなど、前月に続いて全ブランドがマイナスとなった。

 年間実績については当初、343万台と予想したが、大幅に下振れた。自販連は「未曽有の景気低迷で消費が冷え込んだ。特に11月以降は、これほど需要が急落すると思わなかった」と分析している。(2009/01/05-18:20

  日刊工業新聞より

  08年米新車販売、前年比18%減−ビッグ3シェア50%割れ

 米調査会社オートデータによると、08年の米国新車販売は前年比18・0%減の1324万4018台となり、92年以来16年ぶりの低水準となった。07年に比べて約290万台減少した。米ビッグスリーは2―3割減少し、日系メーカーもほぼ全社がマイナス。米景気回復が遅れると、09年は1000万―1100万台規模に市場が縮小するとの見方もある。

 08年の全販売のうち、乗用車は同10・4%減の678万5587台、ライトトラックは同24・7%減の645万8431台だった。ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、クライスラーのビッグスリー合計シェアは47・5%となり、通年で初めて半分を切った。(掲載日 20090107日)

  しかし、この落ち込みは環境問題から考えれば地球にとっては最大の贈り物と考えられそうです。この傾向が続けば排気ガスの減少も先行き明るそうです。
  そして当然のごとく電気自動車への動きが活発になってきているようです。

  NIKKEI NETより

  三菱自、次世代電気自動車を仏大手に供給

 三菱自動車は独自開発した次世代型電気自動車を仏プジョーシトロエングループ(PSA)に供給する。2010年にも開始、11年以降は年1万台以上の規模とする見込み。環境車で大手メーカーが車両供給まで踏み込み提携するのは初めてで、日欧連合で世界での普及加速を狙う。環境・エネルギー問題に対応するとともに、世界同時不況にあえぐ自動車産業を支援するため、欧州各国は電気自動車などの普及促進策を打ち出しており、新市場の離陸をにらんだ大手同士の合従連衡が活発化しそうだ。

 走行中に二酸化炭素(CO2)を出さない電気自動車に関し、フランス政府は購入時に最大5000ユーロ(約63万円)の補助や税金の減額措置を導入している。仏電力公社は充電施設の設置も進め、仏郵政公社も業務用に導入する。発電分を含めてもCO2排出量は「ガソリン車より7割少ない」(三菱自)とあって、英国やドイツなども優遇策を入れており、欧州は世界でもいち早く普及し、規模も最大級になるとみられる。

 自動車関連の業種の方たちや経済界の人たちからは顰蹙を買いそうですが、この傾向が定着してクルマがもっと減れば地球温暖化など環境問題の大部分が好転しそうです。その流れに乗って、公共交通を主体とした交通体系を整備し、エネルギーも太陽光発電や風力などに変えて行けば問題は解決されそうです。

 自動車関連企業による雇用の縮小は、そうした自然エネルギー産業が受け皿になるのじゃないでしょうか。花形産業が入れ替わるには良い時かも知れませんよ。エネルギー浪費産業からエネルギー生産産業への転換の方が地球の未来にとっても余程為になりそうです。

ビッグチャンスかも!

2009113日火曜日  第3404回  2兆円

  昨日の自動車産業から自然エネルギー生産業への移行の動きが本当になるかもしれないような兆しが少しづつあるようです。

  時事ドットコムより

  堺の太陽電池工場、稼働前倒し=09年中に−シャープ

 シャープが大阪府堺市に建設中の太陽電池工場の稼働を、当初予定していた10年春から前倒しし09年中にも量産を開始することが7日、分かった。太陽電池は欧米を中心に需要が伸びており、とくに米国ではオバマ次期米大統領が環境・エネルギー政策を重視することを打ち出している。同社は量産開始を早めることで、これらの需要取り込みに力を注ぎたい考えだ。(2009/01/07-14:32

  そのシャープもエネルギー消費の家電の方は不調のようです。

  日刊工業新聞より

  シャープ、来年度設備投資を2割減−堺新工場の稼働延期

 シャープは09年度の設備投資計画をピーク時より2割少ない2500億円程度にする。09年3月期は、当期赤字に転落する公算が極めて高くなったため、液晶を中心に投資を抑制、財務体質の悪化を防ぐ。また堺市堺区に建設中の液晶新工場の本格稼働を、社内目標の今年10月から2010年初めに延期することも検討する。来年度は液晶事業で減収を想定しており、売り上げを伸ばし再投資に充てるという成長循環は曲がり角を迎えた。

 08年度の設備投資は期初に3000億円(うち液晶約2000億円)を予定していたが2500億円程度になりそうだ。来年度も横ばいで予算を策定中。液晶は大幅に削減するが、太陽電池は旺盛な需要に対応するため前年度並みを維持したい考えだ。(掲載日 20090107日)

  そして、原子力にしか感心がないのかと思っていた東芝までが太陽光に参入だそうです。

  ZDNet Japan

  東芝、太陽光発電事業に参入

  東芝は15日、太陽光発電事業への参入を発表した。しかし、一般住居用ソーラーパネルではなく、実用規模の太陽光発電システムの開発を計画している。

 東芝の太陽光発電事業は、同社の社内カンパニーで、天然ガス発電所向けの装置を開発している電力流通・産業システム社の一部となる。

 電力流通・産業システム社は、工業用蓄電池の開発や、発電装置を導入するためのシステム統合事業も手掛けている。

 東芝は、二酸化炭素排出量の削減および環境への影響の低減を目標として掲げており、今回の太陽光発電事業への参入もその一環である。

 東芝は、2015年度までに同社の太陽光発電事業の売上高を220億ドルまで拡大できると見ている。・・・以下略

  いよいよ、エネルギー消費産業の衰退が始まり自然エネルギー生産業の時代が始まる今年が記念すべき元年だったなんてことになれば嬉しいのですが。
  自然エネルギーへの流れは確かに起こっているようですが、果たしてこれが本物になるのかどうかはまだわかりません。それ以上に心配なのは世界の動きに対して日本政府の動きが余りにも悪そうに思えるところです。どうも気が付いたら、日本だけが流れに取り残されていて、昔も今も資源輸入国だったなんてことになっていそうな気がします。

  創価学会の思惑による2兆円の定額給付金なんて無駄遣いをするくらいなら、そのお金を太陽光発電に回してもらいたいものです。もしこの2兆円をドイツ式のフィードタリフとして太陽光発電による電気を今の倍近いい20円上乗せで買い取るとすれば、年間1000億KWhの電力を買い取れます。それを太陽電池で賄うとすれば、1億KWの太陽電池が必要となります。しかし、今の電気代+20円で電気を買ってくれるとなればドイツのように我先にと設置する人が出てくるはずです。
  それだけの
W数の太陽電池を設置するには1KWの太陽電池を60万円として×1億で60兆円の投資が行われることになります。その60兆円は設置する国民が払うのですから2兆円の投資が60兆円の投資を生み出すのです。当然これだけの太陽電池を設置するには生産にも設置にも膨大な人員が必要となります。そして、その設置された太陽電池はエネルギーを消費するのじゃなく生産するのです。こんな素晴らしい話があるでしょうか。
  同じ2兆円を使っても、使い方によってこれだけの効果が出るのです。こんなおいしい話が転がっているのに何もしない日本政府は何を考えているのでしょう。

不思議です!

2009114日水曜日  第3405回  ワークシェアリング

  第121話第350話第779話第807話等で何度か取り上げたオランダのワークシェアリングが突然表に出てきました。
  経団連会長・
CANONの御手洗会長が年初の談話でワークシェアリングに言及したのです。年末からの派遣社員の契約止めに対する風当たりに驚いてこんな案を出してきたのでしょうか。本気になって考えているのなら評価するのですが、今後の動きを見ないと信用できないものがあります。

  何といっても、私が評価した、トヨタの奥田さんもこの御手洗さんもその後にやっていることはどうも怪しくて裏切られたような思いがするからです。それにしても、私の見る目の無さは凄いですね。私が評価した人は大抵後でみそをつけてくれています。これも、私が物事の裏側を読もうとせず表面に現れたことを単純に評価してしまうからなのかもしれません。
  ネットをするようになって、やっと世の中には裏があるということをおぼろげながら解るようになったのですからもう遅いかもしれませんが、それでも何にも知らずにあの世にいってしまったことを考えれば少しはましかもしれません。それとも、知ら無かった方が良かったのでしょうか。

  それにしても、日本が本気になってワークシェアリングを取り入れれば今の2極化による貧富の差も少しは改良されるかもしれません。何とか、本気になって取り組んで貰いたいものです。

頼みますよ、日本の経営者さんたち!

2009115日木曜日  第3406回  ソーラーパネルの回収・リサイクル

  太陽光発電に疑問を持っている人達が挙げる欠点の一つにパネルのリサイクル問題があります。あのパネルが使用済みになったときにその廃棄が大きな問題になると言うのです。
  今まで、メーカーがそれに対して解決策を公表してきませんでしたが、やっと動きが出てきたようです。

  ecool(エクール)より

  [環境CSR]ソーラーパネルの回収・リサイクルに関する自主協定に合意(フランス)  20090108 更新

  エコロジー・エネルギー・持続可能開発・国土整備省(MEEDDAT)は、欧州市場で販売されるソーラーパネルの70%以上のシェアを持つソーラーパネルメーカー30社以上が、欧州域内で使用済みになったソーラーパネルの回収・リサイクルに関する自主協定に合意したと発表した。こうした自主協定は欧州では初めて。協定の主な内容は以下のとおり、

 1.使用済みソーラーパネルの回収率を65%以上、リサイクル率を85%以上にする。

 2.ソーラーパネルの返還方法や回収網に関する情報を、ウェブサイト等を通じて提供する。

 3.使用済みソーラーパネルの回収・リサイクルは無料とする。

  この30社の中に日本のメーカーが入っているかどうかはわかりませんが、いずれ日本でもこうした協定はできるでしょう。もしかしたら私が知らないだけでできているのかもしれません。
  いずれにしても、こうした協定は早く発表するべきでしょう。
第2975回でも書いたように、私のような素人でも、太陽電池の原料は少ないのでリサイクルは容易そうに思えるのですがどうなんでしょう。参考:太陽電池モジュール用バックシート

  我が家の太陽電池のような今までの結晶式は最近の薄膜式にくらべてシリコンの量が多いのですからリサイクルで薄膜式にすると結構沢山造れたりするのじゃないでしょうか。

是非、無料でお願いしたいものです!

2009116日金曜日  第3407回  ガムバスターズ

  1216にも書いたガムのポイ捨てですが、こんな情けないことをするのは坂出市民だけかと思っていたのですがそうでもないようです。

 13日、読売新聞 コラム 地球ON-LINEより

◆ ガム戦争

 メキシコ市は、2月から歩道に吐き捨てられたチューインガムの一掃に乗り出す。メキシコはガム発祥の地とされるが、市内の歩道には約1平方メートルあたり平均70個ものガムの塊がべったり。市は”対ガム戦争”のため、蒸気と薬剤で除去するドイツ製掃除機を10台導入した。担当者は「かみ終えたら紙に包み、ゴミ箱に捨てる。さもなければ、のみ込んでほしい」とマナー向上を訴えている。(メキシコ市―AP

  メキシコがガムの発祥の地とは知りませんでした。それにしても、「さもなければ、飲み込んで欲しい」は傑作ですね。私もこれからはこのセリフを使いたいものです。

  ここで導入された機械って、第2902回で取り上げたgumbustersでしょうか。

   第2966回で取り上げた雨で溶けるガムはまだ発売されてないのでしょうか。こうなると、この「飲み込んで欲しい」を生かして「飲み込むガム」なんて開発はどうでしょうか。かんだら飲み込めるガムなんて結構面白いかも。これが出来れば問題は解決ですね。

これは開発されるかも!

2009117日土曜日  第3408回  我が家の太陽光発電

  例月の我が家の太陽光発電、1月分12月10日から1月13日までのデータです。実質35日分で先月より5日多い稼動日数です。丁度検針日が3連休に当たった為か稼働日数が大幅に増えてしまいました。その為か、去年発電量の実績345KWhに比べると404KWhと59KWhの増加となっていますがこれは稼働日数の増加分でしょう。

去年12月、買電、635(194,441)KWhで8,429円 1KWhの単価、約13.27円

今年12月、買電、623(175,448)KWhで8,341円 1KWhの単価、約13.39円

去年1月、買電、776(275,501)KWhで10,761円 1KWhの単価、約13.87円

今年1月、買電、819(247,572)KWhで11,512円 1KWhの単価、約14.06円

  今月は去年に比べて43KWh(▲28、71)の増加とこれも稼働日数の影響もあるのでしょうが少し浪費しています。それでも昼間が減少して夜が増えているので金額的には浪費が少なく抑えられているようです。

去年12月、売電、265KWhで6,224円  1KWh単価、約23.49円

今年12月、売電、262KWhで6,217円  1KWh単価、約23.73円

去年1月、売電、239KWhで5,669円  1KWh単価、約23.72円

今年1月、売電、280KWhで6,871円  1KWh単価、約24.54円

 去年1月、5,092円の支払。今年の支払4,641円と比らべると、451円の節約となりました。これも稼働日数の違いの誤差の内でしょうか。それでも、何とか金額が減っているのは精神衛生には良いですね。

1年目の年間電気代 31,518円

2年目           7,012円

3年目          ▲2,689円

4年目7か月分 576円  去年の7か月分5,392

 とうとう前半の貯金をはたいてしまって、マイナスがプラスになってしまいました。もう一月、2月分も支払いが増えるので支払いが年間で最大になりますが、太陽光発電の弱点ですね。何とか少しでも支払いを少なく抑えたいところですが、どうなることやら。やはり、冬は温暖化の方が良いですね。

 参考:使用料金表

さて来月は!

2009118日日曜日  第3409回  ワークシェアリング

  14日(第3405回)に何とか本気になって取り組んで欲しいと書いたワークシェアリングが早くも実現しているようです。

  YOMIURI ONLINEより

  マツダがワークシェア 工場勤務の正社員1万人

 マツダは1月、工場勤務の正社員を対象に、雇用維持の代わりに勤務時間と給与をカットするワークシェアリングを導入した。自動車各社は新車販売の不振が深刻化しており、同様の動きが広がる可能性がある。

 対象は、本社工場(広島県)と防府工場(山口県)の完成車2工場に勤務する約1万人。従来は昼夜2交代制だったが、夜間操業を今月から中止し、1人あたりの勤務時間を半減した。

 マツダは人件費の削減額を明らかにしていないが、関係者によると、1月分の基本給が約2割削減されるという。時間外勤務や休日出勤などの手当も大幅に減るため、全体の削減額はさらに大きくなると見られる。2月以降も継続するかどうかは、新車の販売状況などを見ながら検討する。

 マツダは2009年3月末までに15万台規模を減産する方針を打ち出しており、派遣社員を1月末までに1500人削減して、500人にするなど、生産体制の見直しを進めていた。 (2009114 読売新聞)

    富士通の半導体子会社 ワークシェアリング導入 国内3工場

 富士通の半導体子会社、富士通マイクロエレクトロニクスが、雇用維持のため一つの仕事を複数の従業員で分け合う「ワークシェアリング」を導入したことが9日、明らかになった。デジタル家電や自動車の売れ行きが落ち込み、中に組み込む半導体の需要が急減しているためだ。

 岩手工場(岩手県金ヶ崎町)や三重工場(三重県桑名市)、会津若松工場(福島県会津若松市)の正社員4950人のうち製造部門の社員が対象。2日間で12時間勤務する体制を、年始休み明けから8時間勤務に切り替え、1人あたりの労働時間を3分の2にした。これに伴い賃金も減額する。

 3月まで実施する予定だ。派遣社員については、3月までにグループ全体で400人を削減する方針を打ち出しているが、それだけでは不十分として、正社員にワークシェアリングを導入することにした。 (2009110 読売新聞)

驚きました。やれば出来るんですね。この流れをどんどん広めていって欲しいものです。その代わりに製造工場などへの派遣制度を廃止することにより正社員を増やて貰いたいものです。
  もっと言えば、ワークシェアによる賃金の削減は社員だけを対象とするのじゃなく、経営者と株主も応分に負担すべきでしょう。
  つまりは、今回の金融危機でその極端さがわかってきた、2極化の元凶である株主や経営者、日本で言えば会社を偏重する方式から人間尊重へ経済システムを変えることこそが求められるのじゃないでしょうか。
  取り敢えずは日本でこの考えを広め、ゆくゆくは日本から世界へと広めていくことこそが世界の非常識である日本の求められる役割なのじゃないでしょうか。
  これこそ
4日(第3395回)の直き心や7日(第3398回)の社会的責任投資にも通じるものでしょう。

と、又、夢を語ってしまいました!

2009119日月曜日  第3410回  電池交換ステーション

  トヨタもビッグスリーも電気自動車やハイブリッドを発表しました。これでどのメーカーも電気自動車への流れを認めざるを得なくなっているのがわかります。果たして、どこまで進むのか楽しみです。

 しかしながら、バッテリーの容量の問題はまだまだ解決とは行かないようです。画期的なバッテリーの開発が期待されるところですが、なかなか思うように行かないのが現実のようです。

 しかし、世の中には頭の良い人がいます。バッテリを簡単に交換する方式を進めるメーカーが出てきました。

 IKKEI NET 日経Ecolomyより

 日本は電気自動車大国になるか:電池交換ステーション+スバルと三菱等の新計画

 日本政府は、ガソリンを入れるように手軽に電気自動車を充電できるようにしたいと考えており、新興の電気自動車関連企業である米Better Place(本社カリフォルニア州)の関係者を招聘し、電池交換ステーションの設置を要請している。この計画が成功すれば、同国で電気自動車が主流になる可能性がある。・・・中略

  この計画には、「スマートな」充電ステーションのネットワークを構築する必要がある。ドライバーはいつでもどこでも充電でき、携帯電話の料金プランとよく似た契約システムで料金を払える(走行距離が無制限のプランや一定のプラン、走行時に料金プランを選べるオプションが考えられる)。顧客が充電を待っていられない場合は、自動電池交換ステーションに行き、だいたいガソリンを入れるのに要する時間で、切れた電池を新しい電池に交換できる。自動車は顧客の物だが、電池を所有するのはERGOで、電池交換自体には1セントもかからない。・・・以下略

  

  これは面白いかもしれませんね。この充電ステーションが整備されれば取りあえずは長距離も安心して出かけられそうです。通勤や買い物など近距離の人は自宅で充電するでしょうし、これならもしかしたら乗り換えも進むかもしれません。

 1番コストのかかるバッテリーが携帯電話方式となると車の値段も抑えることが出来そうです。交歓ステーションも現在のガソリンスタンドとの併設なら意外とコストをかけずに整備できるかもしれません。後は、利用する人がどれだけ受け入れるかですね。

意外と行けるかも!

2009120日火曜日  第3411回  マスコミ

  新聞やテレビなどマスコミがおかしいというのはネットをしている人にとっては当たり前のことですが、ネットをしない人たちは未だにマスコミの言う事を鵜呑みにする傾向があるようです。

 最近では安倍総理のときに徹底的にこき下ろし、福田総理は同じことをやってもたたかず、麻生総理は再び安倍さんと同じような扱いのようです。どうも、その裏にはマスコミの思惑があるように思えるのは私だけでしょうか。

 今の派遣切りもマスコミはもっぱら派遣を切った企業を責めて、派遣会社には殆ど触れません。何故だろうと思っていたら、何時もの論談にそのマスコミ自体が派遣会社を系列に持っていると投書している人がありました。そういえばそうですね。確か、香川のテレビ局も派遣会社を持っていました。

  目安箱 → 派遣社員は内部留保で救う対象ではない

 朝日新聞総合サービス株式会社

 毎日コミュニケーションズ

 株式会社東京読売サービス

 日経スタッフ

 成るほど、派遣会社をたたけば自分たちにも影響してくるから知らん顔しているのかもしれませんね。何とも、分かり易いやり方です。

  そう言えば、今年の正月の読売新聞が一面に創価学会の宣伝を載せていました。あれを見たときに、「あぁ、読売も終わったなあ」と感じたのは私だけではなかったのじゃないでしょうか。ネットの情報ではあれも他の新聞も載っていたようですからみんな同じ狢のようです。

  こんなマスコミが日本や国民のために本当の情報を発信するとは思えません。かろうじてネットがあるからその辺りの情報もわかりますが、ネットをやらない人たちはきっと何も知らずにマスコミの思うがままに操られてしまうのでしょうね。

何とも怖い話です!

2009121日水曜日  第3412回  ハドソンの奇跡

  最近の日本の政治など毎日が重苦しく元気の出ないことばかりですが、久し振りに素晴らしいことがありましたね。あのハドソンの奇跡と言われている飛行機事故です。
  あのパイロットこそプロ中のプロと言えるのでしょうね。ああいう人に日本の政治を任せてみたいと思うのは私だけでしょうか。

  あのニュースを見て、これはどこかに着水の瞬間を撮ったビデオが存在するのじゃないだろうか、是非見てみたいものだと思っていました。そうしたら、18日の早朝にNHKのニュースでまさしくその瞬間を捉えたビデオが紹介されていました。ネット巡回でも何時もの団藤保晴の記者コラム「インターネットで読み解く!NHKのニュースとは違っていましたが紹介していました。

  『ハドソンの奇跡』に見る米ネットの活性 [BM時評] (2009/01/18)

  何と言ってもお膝元、ニューヨークタイムズ紙のウェブ記事構成が秀逸でした。After Splash, Nerves, Heroics and ComedyMultimedia欄にある「Interactive Graphics」と「Video」は必見です。良くできたグラフィックスは離陸から不時着水までの数分間の出来事を立体的に経時的によく把握させてくれますし、沿岸警備隊撮影のビデオは着水の瞬間から乗客が機外へ脱出する様子、近くのフェリー船が急行するところまで映っています。記事の構成も十分です。他のネット媒体でもカラー写真のスライドショーなど豊富でした。・・・以下略

  このビデオは着水の場面が最初に短く捉えられていました。テレビのはもう少し長い滑水の場面が捉えられていたので、そのうちYouTubeあたりに投稿されるのじゃないでしょうか。今日、探してみましたが私の英語力では発見できませんでした。
  しかしながら、着水した後の救助の場面などの動画は既に沢山投稿されていました。多分近いうちに着水の瞬間のビデオも見れるでしょう。凄い時代になったものです。

  それにしても素晴らしい機長です。その胆力を見習いたいものです。とは言いながらも、「マアいいか!」の考え方で来た私にはそれを望むのは無理というものです。せめて、日本の政治家にこの人の胆力に匹敵するものを持った人を期待したいものです。

きっと無理でしょうね!

見つけました。

2009122日木曜日  第3413回  「浮沈」戦艦大和

  第1065話第1879回でチラッと書きましたが、私は子供時代は模型を作るのが大好きで特にラジコンの戦艦大和を造るのに夢中になったものです。小学校の頃から毎年のお年玉を貯めたもので当時一番安かった確か日の出の一チャンネルのラジコンを買い、自作の戦艦大和(木製・300分の1)に取り付けて近くの川で走らせたものです。
  ですから、未だに大和とか模型とかの言葉には反応してしまいます。そんな私を喜ばせる記事がありました。

  Garbagenews.comより 20090117

  言葉通り「不沈」戦艦大和、タカラトミーから発売予定・試作品が展示

  喫水線から上の船体を車輪で走らせているのだそうです。これはなかなか面白い発想ですね。動画で見てもその走りは本物と見間違うほどです。主砲が回転しているのも良いですね。こんなの見ると子供の頃のわくわくする気持ちが蘇って来ます。いくつになっても進歩が無いようです。
  それにしても、これを家で楽しめる人は相当広い家で無いと無理のようですね。しかしながら、目の前で動きを楽しめるという面ではこちらの方が面白そうです。私のラジコンも走らせるのは良いのですが、余りに遠くなるので実際に思ったほど楽しめなかった思いがあります、その点これは良い。尤も、私の場合は、走らせるより、造る方が好きだったということもありそうです。

  参考:トイフォーラム2009:超精巧! ぜったいに沈まない戦艦「大和」

それにしても、面白い!

2009123日金曜日  第3414回  鳥人間コンテスト

  第3287回でも書いたように第一回から殆ど毎回見ている鳥人間コンテストが今年は中止になるそうです。何が起こったのでしょうか。

  Garbagenews.comより 20090117

  初夏の風物詩「鳥人間コンテスト」も金融危機には勝てず・2009年は中止へ

  鳥人間コンテスト大会事務局は2009116日、今年も開催予定だった「鳥人間コンテスト」について、予算削減で安全面の確保が出来ないとの理由により中止することを発表した。来年の2010年は例年通りの開催予定。また「出場希望説明会」は予定通り実施され、その場で各種説明が関係者に行われるとのこと(【発表ページ】)。・・・以下略

  こんな面白い番組が無くなるとは残念です。予算の削減とは言いますが、長年続いてきて、その人力プロペラ機ディスタンス部門のような驚くべき記録が出るようになって短い放送時間では一部しか放送できなくなったことにより初期の頃のような手に汗を握るという興奮を伝えるのが難しくなりどことなく気が抜けたような気がしていたのも影響しているのじゃないでしょうか。
  もう一年に一度だけのチャンスに賭けるのじゃなく最高の条件で最高のフライトでの競争をして貰いたいと思うのは私だけでしょうか。何時か、そんな番組を見てみたいものです。それにしても、これで年に一度の楽しみがなくなってしまいました。又、テレビを見る楽しみが一つ減りました。

もう、地デジも必要ないかも!

2009124日土曜日  第3415回  富士山鉄道構想

 先日、大好きな戦艦大和の模型を取り上げ、思わず子供の頃のことを思い出してしまいましたが、好きなものと言えば、PCの部屋第80話第119話でも書いたように富士山があります。
  少し古い話題ですが、今、私が盛んにこの部屋でも取り上げている自動車から公共交通としての電車に移行すべきという主張とも関係のある話なので取り上げざるを得ないでしょう。 

  MSN産経ニュースより

  富士山鉄道構想 麓から5合目まで (1/2ページ) 2009.1.3 18:54

 山梨県側の富士山の麓(ふもと)から5合目まで、登山者や観光客を電気鉄道で輸送する一大構想が持ち上がっている。自然界への影響を懸念する声も聞かれるが、構想を打ち出した富士五湖観光連盟(山梨県)は「電気鉄道による悪影響は少ない」と自信をみせ、「首都圏から乗り換えなしの5合目直行便」の実現にも夢を膨らませている。(牧井正昭)

 「なぜ富士山に鉄道がなかったのか。その方が不思議です」。同連盟の堀内光一郎会長は首をひねる。

 富士山5合目には、麓から有料道路「富士スバルライン」か林道を利用してマイカーやバスで行くか、麓から歩いて登る方法しかない。さらに、冬季は降雪で通行止めとなり、富士山の実質観光シーズンは4月から11月ごろまでだ。

 鉄道構想は昨年11月、観光連盟の正副会長会議で打ち出された。麓の有料道路ゲート付近に始発駅を設け、有料道路上に単線の線路を敷く。5合目ロータリーまでとすると全線約30キロ、平均勾(こう)配(ばい)5%。観光客が散策できるように途中に4駅を設置する。

 車両は電気動力で200人乗り車両を4両連結し、1便で800人程度を運ぶ。建設費は概算で600億円から800億円程度を見込んでいる。

  堀内会長は「スイスでは100年も前から登山電車が走っている。マイカーと違い電気鉄道なら公害はなく、通年営業も可能。既存の有料道路を軌道に利用すれば新たな森林伐採が少なく、自然環境への負荷は減る」と有益性を強調する。

 富士山では山梨、静岡両県とも夏季の最盛期、渋滞した車の排ガスが動植物に悪影響を与えるため、マイカー乗り入れを2週間前後規制している。平成20年夏には富士登山の人気が高まり、両県合わせて夏山2カ月間だけで30万人以上が入山。ごみや屎(し)尿(によう)問題が再浮上し、登山者の入山規制の議論も起きた。鉄道が実現すれば、乗車定員があることから入山者を制限する効果も期待できるという。

 昨年11月には県議8人が「富士山の新交通システム等議員検討会」を結成。武川勉代表は「雪に影響されない交通手段で、年間を通して観光客に富士山へ来てもらえれば地元経済の下支えになる」と歓迎する。さらに、一部からは「東京方面から5合目までの直行便を設けたら利便性が高まる」との意見もある。

 これに対し、懸念する声もある。地元富士吉田市の堀内茂市長は「富士山では雪崩が発生し、安全面での問題がある。冬季に観光客が入ることで自然界のバランスが崩れるのではないか」と話す。富士山では過去、5合目と山頂をトンネルケーブルカーで結ぶ計画や麓と5合目にケーブルカーを開設する案が検討されたが、いずれも自然環境保護から見送られた。

 しかし、堀内会長は「電気鉄道は自然環境への影響は少ない」と言い切り、「富士登山鉄道建設協議会」を設置して具体的計画を打ち出す考えだ。

  これは意外と盲点でしたね。静岡側からどうするかの問題はありそうですが、自動車を通行禁止にするのなら私としては反対する理由はなさそうです。

  一番良いのは、自動車も電車もなしで入山は徒歩で尚且つ人数制限を設けることなのでしょうが、次善の策としてはこの電車は面白いのじゃないでしょうか。それにしても、富士登山をする人って本当に元気ですね。私なんか、登るより一日中見て暮らしたい方なので何で登りたいのか分かりません。
 あの山は、どう見ても遠くから眺めるものだと思うのですがどうでしょう。上から見たければ飛行機やヘリで見れば良いのにと思う私は単なる横着者でしかないようです。

お恥ずかしい!

2009125日日曜日  第3416回  トヨタ世界一

  昨年はGMが年末の販売台数を操作してトヨタに逆転されるのを阻止しましたが今年はもうどうしようもなくなったようです。とうとうトヨタが販売台数でもトップに立ったようです。もっとも、どちらも販売台数の減少でそれどころじゃないのかもしれません。

  FujiSankei Business i.より

 トヨタ世界販売、初の首位 GMに60万台差 2009/1/22

   経営危機に陥っている米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は21日、2008年の世界販売台数が前年比10.8%減の835万5947台だったと発表した。トヨタ自動車(ダイハツ工業、日野自動車含む)は前年比約4%減の約897万2000台で、60万台超の差をつけてトヨタの初の年間世界一が確定した。

 世界的な自動車不況が深刻化しており、トヨタも急速に販売が落ち込む中、経営危機でリストラを迫られたGMは減産規模が大きく、77年間守ってきた首位を明け渡した。GMの900万台割れは4年ぶり。

 GMはガソリン価格の高騰で大型車の販売が急減。08年秋以降は金融危機による世界的な景気悪化の直撃を受けて一段と販売が悪化し、資金流出の加速による経営危機が深刻化した。

 北米は前年比21.1%減と大幅に減少。欧州も6.5%減と減少に転じ、アジア太平洋地域が2.7%増にとどまるなど新興国で伸び悩んだ。(共同)

  しかし、世の中わからないものですね、わが世の春を謳歌していたと思ってたトヨタもここまで業績が悪くなるなんて経営陣も誰一人想像もしていなかったのじゃないでしょうか。きっと、いよいよ我々の天下が来たと密かにほくそえんでいたのじゃないでしょうか。GMだってまさか破綻しそうとは驚きです。数字をいじってまで世界一の面子にこだわることもなかったでしょうに。ここまで急激な変化を誰が想像したでしょうか。

 果たして、クルマの世界はこれからどうなって行くのでしょうか。トヨタが世界一の座を守って行くのか、それとも業界自体が斜陽産業になって行くのか。電気自動車の時代が来るのか。一年経ったこの業界がどうなっているのか想像もつきません。

来年が楽しみです!

2009126日月曜日  第3417回  グリーン・ニューディール

  太陽光発電を戦後の経済のように予算の傾斜配分で大規模に展開すればエネルギー大国への道と、不況対策になるのに何故やらないのかと政府を非難してきましたが、何だかその気になったようです。

  日本経済新聞より

 (1/16)自民、「環境で景気回復」へ機関

 自民党は16日、環境分野や省エネへの重点投資で景気回復を図る「グリーン・ニューディール」の具体策を検討する機関を新設する方針を固めた。環境ビジネスの需要創出策を検討し、雇用拡大につなげる狙い。近く野田毅地球温暖化対策推進本部委員長が保利耕輔政調会長と協議し新機関の枠組みを詰める。

  グリーン・ニューディールを巡っては、政府内でも環境省や経済産業省を中心に環境ビジネス関連の雇用を220万人以上に拡大するための具体策を3月までにまとめる予定。自民党側は新機関での検討内容を政府の具体策に反映させたい考えだ。

  本当ですかね。どこまでやる気なのでしょうか。アイデアの募集をするそうです。

  アイデア・ご意見の募集

  環境省へようこそ!

  「緑の経済と社会の変革」(日本版グリーン・ニュー・ディール)に関するアイデア・ご意見の募集について

  「我が国が強みを持つ環境・エネルギー技術には新たな需要と雇用を生む力がある。」

 昨年9月の所信表明演説において麻生総理が発言されたように、我が国が最先端の技術を持つ環境対策には大きな経済効果や雇用効果が潜在的に存在していると期待されています。また、そのような環境保全と経済発展を結びつけ両立させることは、持続可能な社会を構築していく上でも極めて重要です。

 このような考えから、斉藤環境大臣は、環境対策を通じて景気回復・雇用創出と地球温暖化など環境問題の解決を同時に実現するべく、「緑の経済と社会の変革」の作成を本年1月6日に提案しました。

 環境省では、各省庁とも連携しつつ、有識者の方々そして国民の皆様からも幅広くアイデアを頂きながら具体案を作成していきます。

 この「緑の経済と社会の変革」を通じて、我が国が諸外国に先駆けて不況を克服し、低炭素社会・循環型社会・自然共生社会のモデルとなるような社会を示したいと考えています。

緑の経済と社会の変革構想(クリックするとPDFが開きます[523KB]

 ・・・中略

 環境保全を通じて景気浮揚や雇用創出が期待できるアイデア・御意見を広く募集いたします。お寄せいただいたアイデア・ご意見は、「緑の経済と社会の変革」の検討に当たって随時参考にさせていただきます。

募集期間:平成21年2月16日(月)まで

募集方法:電子メールにより募集します。詳しくは、以下の要領をご覧下さい。・・・以下略

  今更のような気もしますが、いいアイデアがありそれが実行されれば文句はありません。しかし、どうも信用できないのは何故でしょう。単なるアリバイ工作のように思えるのは私だけでしょうか。

 考えるより、まず取り掛かることを重視してもらいたいものです。アイデアを集めて、えらいさん達が集まって協議して、何時までたっても何にも決まらないなんてことにならないことを願いたいものです。

 それにしても、こんないい話を素直に信じることの出来ない私はひねくれすぎているのでしょうか。なにわともあれ、良い意味で私の疑惑を裏切ってあっと驚くような対策を始めてもらいたいものです。

お手並み拝見!

2009127日火曜日  第3418回  コンタクトレンズ

  座椅子のところでも書きましたが、座椅子に横たわってという横着な姿勢でのネット三昧ですが、これでもまだ満足はしていません。それは歳とともに衰えた目をカバーする為にOPERAで常に150%に画面を拡大している為にノートでは左右が切れて横へのスクロールが必要になることが時々あるのです。縦のスクロールに比べて横へのスクロールはどうも勝手が悪いのでこれを何とかしたいので最近多くなった22インチなどの横幅のある液晶が欲しいのですが、生来のドケチの私としてはぐっと我慢しています。

 そんな私が面白いと思った記事がありました。

  「国際派時事コラム・商社マンに技あり!」より

  超能力コンタクトレンズ ワシントン大学(シアトル)で研究開発中

  Contact lenses with circuits, lights a possible platform for superhuman vision

  目の前にメガネのようにスクリーンを持ってくるのは時々見ますが、コンタクトのスクリーンとは驚きです。どのくらいの大きさに見えるのでしょうか。22インチ以上の見え方なのでしょうか。こんなのが出来れば、それこそ寝転がってでもネットが出来そうです。その頃には、液晶も安くなっているでしょうからそちらの方になりそうですが。

 偶然でしょうか、同じコンタクトでマウスというのもあるそうです。

  IPC分類特許 J-Tokkyo.comより

  革新的発明と製品情報

  コンタクトレンズのマウス コンタクトレンズのマウス

  これも面白そうです。これは身障者の方が目の動きや体の一部でパソコンを操作しているのにも使えそうですね。座椅子に寝て腹の上でマウスを使っている私としてもこれなら益々楽が出来そうです。

 しかし、上のスクリーンとこのマウスは一緒に使えそうも無いですね。それとも左右の目を使いますか。いずれにしても、技術はどこまで進歩するのでしょうか。私のような横着者がこんなものを使い出したら、足腰が弱って歩けなくなるかもしれません。でも体の不自由な方達には役に立ちそうです。

私は、遠慮しときましよう!

2009128日水曜日  第3419回  修理

  私がパソコンを組み立てだしたのも元はといえばもったいないの気持ちからだったような気がします。96年に最初のパソコンを買ってから、最新式が半年すればもう旧式になっているという恐ろしい世界を知り、こんなもの追いかけていたら大変だと色々と調べるう内に、自分で組み立てたり部品の交換やCPUのクロックアップなんて世界があることを知りました。まずは、メモリーの増設から始め、のめりこんでしまいました。今は殆どやっていませんが、このあたりはPCの部屋に書いています。

 という風に、基本的に一度買ったものは徹底的に使い倒すというのが私のポリシーとなっています。というか、貧乏人の子どもとしては何でも修理して使いまわすのが当たり前として育ちました。私たちの世代は多かれ少なかれそうした育ち方をしてきたのじゃないでしょうか。私は、その上に生来のドケチということで未だに修理して使うことを考えますが、大方の人は使い捨て社会になじんできてしまったのじゃないでしょうか。

 それだけに現在の日本のクルマの使い方には昔から違和感を持っていました。一度買ったら修理しながら一生乗り回すような使い方をしたいのです。その方がクルマに愛着も感じるでしょうし、構造にも詳しくなるというものです。車検制度などを取り入れて出来るだけ早く買い替えさそうとする日本のメーカーには嫌われるでしょうが省資源の面からももう一度そういう時代に戻す必要があるのじゃないでしょうか。

  21日、読売新聞より

 空前の活況 米修理業界  消費低迷の裏返し・・・

 不況が深刻化する米国で、修理業界が空前の活況を呈している。新品を買う代わりに、壊れたり、痛んだりした物を直して、節約する人が急増しているためだ。冷え込む個人消費の裏返しの現象と言える。(ロサンゼルス 飯田達人、)

 ・・・略

 ロサンゼルス郊外にある小さな自動車修理工場。2代目社長のボブ・リトルさん(52)は、ひっきりなしにかかってくる修理や点検の電話予約の受付に追われていた。

 「この半年ほど、毎月の売上げは平年の2〜3割り増し。1951年の開業以来、昨年は最高の収益を記録しました。」とリトルさん。・・・中略

 愛車の点検にやってきたというホープ・チルダースさん(42)は。「17年前に買ったトヨタのカムリを乗りつぶすつもり。走行距離は既に90万キロメートルを超えているけれど、新車に買い替える予定はないわ」と話す。・・・中略

 好調なのは自動車だけではない。

 ミズーリ州セントルイスで靴修理点を経営しているジェフ・リプソンさん(53)は、「昨年秋ごろから、売上げが例年の3割ほどふえました」と声を弾ませる。・・・中略

 カリフォルニア州サンフランシスコで10年前から洋品店を経営しているエドワード・リーさん(49)は、「これまでならすぐに新品に買い替えていた若い世代の間で、着古したスーツなどを仕立て直して使う傾向が強まっている」と話す。このほか、家電製品やパソコン関連などでも、修理部門が軒並み好調だという。

  良いですね。こうしてみると不景気も悪いことばかりとは言えない様な気がします。日本もこの不景気で京都議定書のCO2排出量が達成できるかもしれないという話もあるようです。

 これは、私の持論ですが、私のようなサラリーマン程度がクルマを乗り回すこと自体が見分不相応だと思うのです。クルマのために働いているのじゃないかと思わせられるほどです。それこそメーカーさんの思惑に乗せられて来たと言っても過言ではないでしょう。

  これを機会に、生活を考え直すのも良いのじゃないでしょうか。車が減って、公共交通と自転車や歩行中心の交通体系も夢ではないかもしれません。流れが変わってきたかも。

面白くなりそう!

2009129日木曜日  第3420回  医者不足

  70年代頃からだったでしょうか各県に1校ずつ医科大学が設置設置され、香川大学医学部が全国でも最後の方に出来た頃、これからは毎年多くの卒業生が出てくるので医者が余ってくるので医学部に入るのも考えものだと言われていました。

  その頃に刷り込まれたそのイメージが強いので、最近の医者不足というのがどうしても不思議に思えて仕方ありませんでした。

  その疑問に答えてくれる記事がありました。

  頂門の一針

  厚労省を徘徊する亡霊 石岡 荘十

 「医者が増えると、医療費が増加する」という学説「医師誘発需要説」を元厚生省保険局長、吉村仁がぶち上げたのは1983年のことだった。

直後、アメリカの医療経済研究者のグループがアメリカでの実験結果に基づき「医者が10%増加しても外来患者の受診頻度は0.6%の上昇にとどまる。

 確かに吉村学説は科学的には妥当な面もあるが、社会学的に与える影響には疑問の余地がある」と水を差したが、当時は誰も聞く耳を持たなかった。

吉村は論文や講演・国会答弁などで「医療費亡国論」を展開し、多くの関係者の間で、「医者が増えると患者が増え、ゆくゆく医療費の増大は国家予算を破綻に追い込む」というコンセンサスが出来上がっていった。

 吉村元厚生省保険局は相当なやり手だったようで、「厚生省の歴史を変えた男」「ミスター官僚」と後に呼ばれる伝説的な人物だった。「医療費の現状を正すためには、私は鬼にでも蛇にもなる」と啖呵をきったとも伝えられる。

 当時の武見太郎日本医師会長の退陣で業界からの圧力が弱まったこと、中曽根内閣の増税なき財政再建論が幅を利かせていたことなどの時流にも乗って、「医療費を減らすためには、医者の数を削減すべき」とぶちまくり、当時の金丸信幹事長や橋本龍太郎厚相ら田中派幹部の根回しに奔走。政界入りを熱心に口説いた田中角栄の邸に自動車のトランクに隠れてもぐりこみ、「医療費亡国論」を力説したという伝説が残されている。

 それやこれやで1984年、ついに医学部の定員の7%削減、保険者本人の医療費1割負担(原案は2割)などを実現。吉村は次官に上り詰め、退官するが、86年、肝臓癌で死亡。享年56。広島第一中学校三年のとき、原爆投下に遭遇しているが、奇跡的に被爆はしてはいないということになっており、死亡原因との関係は不明だ。

 ともかく以来、政府はなにかというと吉村学説を根拠に医師定員削減を推し進めてきた経緯がある。そのツケがめぐりめぐっての今日の医師不足なのである。

 ところがその後、医療経済の分野について各国で多くの追加研究が行われる。結果、驚くべき成果を報告した、1990年以降、アメリカや北欧で行われた全ての実証研究が「医者を増やしても、需要(患者の数)は誘発しない。医療費も増加しない」と吉村の「医師誘発需要説」を真っ向から否定したのだ。

 医師一人当たりの稼ぎを根拠に医療費が増えるというのは、“暴論”だとまで言われるようになっている。・・・以下略

 参考: 編集長 村上龍 Japan Mail Mediaより

 7 「日本の医師不足〜第二回 一県一医大構想と医師誘発需要」 配信日:2008-06-18

  どうして何時までも医者余りが問題にならないのだろうと不思議におもっていたら、それどころか医者不足なんて言い出したので一体どうしたのだろうと思っていたらこんな動きがあったんですね。全く知りませんでした。

 この局長さんも信念を持って動いたのでしょうが、読み違いというものは後の時代に大変な問題を残すものですね。しかし、本当に悪いのはそれが間違っていると気づいても変えようとしなかった後の世代の人たちでしょう。

 それにしても、こうした事例はきっと沢山あるんでしょうね。最近で言えば派遣制度などもまさかここまで日本の国を窮地に追い詰めるとは誰も思わなかったんでしょうね。張本人の小泉さんも反省しているようには思えませんから。

 やはり日本を導く素晴らしい頭を持ったリーダーが必要かもしれません。

無理のようですが!

2009130日金曜日  第3421回  KUKAI

  思い込みが激しいので読み間違いなどはしょっちゅうなので麻生さんの読み違いなんか責める気にはなりません。そんな私ですが、チョッと気になることがありました。  

  今度の衛星打ち上げの記事です。

  四国新聞社−香川県のニュース

  香川大のKUKAI宇宙へ/H2A打ち上げ成功 2009/01/24 09:40

 大気中の温室効果ガス濃度を宇宙から観測する人工衛星「いぶき」に、香川大学の「KUKAI(空海)」や「まいど1号」など大学や町工場などが開発した小型衛星7個が相乗りしたH2Aロケット15号機が23日午後1時前、鹿児島県の宇宙航空研究開発機構種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは打ち上げ後にいぶきの分離に成功。いぶきは太陽電池パネルも展開し、所定の軌道を正常に飛行していることが確認された。

 続いて分離された相乗りの小型衛星も、周回中の電波が順次とらえられ、軌道投入が確認された。宇宙機構が、ロケットの余力や空きスペースを生かすために公募した相乗り衛星の初打ち上げ。宇宙開発のすそ野を広げ、人材を育成するきっかけになると期待されている。・・・以下略

  我香川の大学の快挙で嬉しい記事なんですが、最初に「KUKAI」を見たとき、「苦界」が浮かんできました。「苦界」って何だろうとおもっていたら「空海」のことでした。香川ですから「空海」を直ぐに思い浮かべなかった私の頭が悪いのですが、「空海」なら「KUUKAI」と書くのが正しいのじゃないでしょうか。
  ローマ字打ちでも「
KUUKAI」と打たないと「空海」は出てきません。「KUKAI」だと「苦界」「句会」「九回」などが出てきます。何となく揚げ足取りのようですが、なんか気になって仕方ありません。もしかしたら、「KUUKAI」じゃ字数が多くなって衛星の重さがオーバーするので短くしたのでしょうか。

妙に気になりました!

2009131日土曜日  第3422回  スリッパ

  久し振りに気持ちの良い光景を目にしました。体育館でクラブの練習に来ていた子どもたちが練習開始のミーティングが終わったと思ったら一斉に玄関の方に出てきたのです。何時もはそんなこと無いので、どうしたのだろうかと見ていると、皆が、自分の脱いだ靴をきちんと揃えだしたのです。どうやら、コーチの先生に注意されたようです。 

  実を言えば、長い間情けなく思っていたのに、トイレのスリッパが何時も散乱していることがあります。気が付けば、きちんと揃えているのですが、なかなか直る気配はありません。

 

  たばこの吸殻とガムのポイ捨てとともにこのスリッパの散乱を体育館使用の3悪とでも言いたいところです。しかし、今日の光景を見て、「教えればわかってくれるんだなぁ」と嬉しくなりました。あの子達がその気持ちを持ったまま大人になりその子ども達に教育して行けばこうした情けない3悪もなくなるかもしれません。

 というのも、今の3悪をやっているのは大人たちなのですから、この人たちが自分の子どもをきちんと育てているとは思えないのです。

 戦後の60年間かかって崩れてきた躾けを元に戻すには相当の努力と時間がかかりそうです。

直るでしょうか!

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