団塊の世代の部屋(117)

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200941日水曜日  第3482回  イチロー選手

 3月30日報道ステーションでイチロー選手の独占インタビューがあるのを偶然テレビ欄で見つけ思わず見てしまいました。
  それにしても、テレビ欄ではトップに書いていたので10時過ぎに始まるのかと思って待っていたら、何と始まったのは40分頃でした。何時もならもう寝ている時刻なのですが折角待ったので見てから寝ました。
  それでも、待った甲斐があったインタビューでした。
WBCでのチームの裏話など何時ものイチローらしくない語り口は十分楽しませて貰いました。
  キューバ戦で打撃不振のイチローを励ますために皆が密かにイチロー選手と同じようにストッキングを出すスタイルで揃えたというチームメイトの気遣いやバントを失敗して心が折れた次の打席でのヒットの後、ベンチに迎えてくれた皆の飛びっきりの笑顔が嬉しかったことなど本当に楽しそうに話していました。

  詳しくは、早速アップされていたYou Tubeで楽しんでください。

 何かを掴んだような気がするのは私だけでしょうか。

今年も期待できそう!

200942日木曜日  第3483回  汚れた電気

  第3473回で太陽光発電の電気は質が悪いとの考えを取り上げましたが、ここに来て、今まで表面に出なかったそうした説が表に表れるようになった気がします。これは一体どういう意味があるのでしょうか。

  FujiSankei Business i.より 2009/3/24

  経産省 太陽光パネル200基で調査 安定供給へ既存発電所と調整

 経済産業省は2009年度から、電力各社と協力し、全国各地に実験用の太陽光発電パネル200基を設置して、太陽光発電が既存の発電所に与える影響について調査に乗り出す。将来、天候によって発電量が左右される太陽光発電が、大量に電力網に組み入れられると、電力需要に応じて発電所が行っている周波数調整が難しくなるためだ。経産省は、収集データを生かして、IT(情報技術)や高性能蓄電池など先端技術をフル活用した次世代電力網「スマート・グリッド」を構築し、効率的な電力の安定供給をめざす。

 未来の日本の電力網で、太陽光発電は一大勢力に位置づけられている。政府は「低炭素社会づくり行動計画」で、太陽光発電の発電容量を、20年度に05年度比10倍の1432万キロワット、30年度に40倍の5321万キロワットにすることを目標に掲げており、規模は、現在運転中の原子力発電所53基の計4793万キロワットを上回る。

 太陽光発電パネルを設置した家庭などは、電力網を通じて既存の発電所から送られてくる電気も併用し、使い切れない余剰電力は電力会社に売却するようになる。

 一方で、発電所は電力需要に応じて周波数を調整する機能を持っているが、天候の変化による太陽光発電パネルの発電量の増減で起きる周波数の変動調整を引き受けることになる。

 このため、ある地域で日が陰り、太陽光発電パネルの発電量が一気に下がったり、晴天が続いた大型連休などで、電力需要が減っているのに発電量が上がったりすると、変動調整のために、既存の発電所への負荷が高まる。

 さらに、調整能力を超える負荷がかかると、最悪の場合、発電所自体の機能を守るため、大停電が起こる可能性もあるという。

 ただ、天候の異なる各地の太陽光発電の変動量を合算すれば、発電所への影響も大きくないとの見方もある。現在の予測レベルでは、「実際にどんなことが起こるかは分からない」(経産省)のが実態で、実験では、全国各地にまんべんなく発電容量1キロワットの太陽光発電パネル200基を設置し、データを収集する。

 実験は3年間行い、周波数の変動幅や頻度を計算して、どのような調整手法が可能か検討する。

 離島などで独立した電力網を構築し、火力や風力、太陽光といった複数電力を組み合わせたシミュレーションを行うことも検討している。(粂博之)

  もしかしたら、マスコミも太陽光発電に期待していたが、この弱点を余り大っぴらに騒ぎ立てると太陽光発電の可能性の芽を摘んでしまうと思って遠慮していたのでしょうか。ところが、ここに来て、固定買い取り制度など追い風が吹き始めたので、もう弱点が足を引っ張ることもないだろうと解禁したのでしょうか。なんて、嫌いなマスコミを持ち上げるなんて私もどうしたのでしょう。

本当のところはどうなんでしょうね!

200943日金曜日  第3484回  世界最安値乗用車

  第3044回で取り上げたインドのタタの28万円カーの発売が始まるようです。

  asahi.comより

  「ナノ」まずは抽選販売 インドのタタ、国内モデル発表

  インドの自動車大手、タタ・モーターズは23日、世界最安値の乗用車「ナノ」の国内向け発売モデルを発表した。国内販売予約は4月9日から始めるが、年内は生産能力が限られるため、抽選のうえ10万台を販売する予定という。また、ラタン・タタ会長は23日の記者会見で、ナノを米国に輸出する方針を明らかにした。

 価格は、エアコンなどがついていない最も安い型で10万ルピー(税抜き、約20万円)。全長3.1メートル、高さ1.6メートルのガソリン車(624cc)。最高スピードは時速105キロで、燃費は1リットルあたり23.6キロ。二酸化炭素の排出量は1キロ走行あたり101グラムで、インド市場では最少という。予約は4月9日から25日までの限定で受け付け、抽選のうえ購入者を決め、7月には納車するとしている。

  参考:革新的発明と製品情報 → 最も格安な自動車

  大きさはともかく値段が魅力的ですね。エアコンなんて無くても良いじゃないですか。昔はみんな無かったですもんね。こんなクルマを日本でも発売して欲しいものです。究極はこの程度で電気自動車なんてことになると私にも買えそうです。
  しかしそうなると私のような自転車転向組みも又クルマに帰ってきて、売れすぎて省エネという面からは困り者ですね。でも大型車が無くなればそれも良しかもしれません。20万円は無理としても4,50万なら何とかなるんじゃないでしょうか。
  今からの時代は昔懐かしいスバル360位の軽自動車で十分だと思うのですが、メーカーも利益が取れるように大きくするばかりでは消費者にそっぽを向かれてしまうのじゃないでしょうか。何と言っても、2極化で殆どの人は所得が減っているのですから。

メーカーさん頑張って下さい!

200944日土曜日  第3485回  ロールペーパーホルダー

  生来の「ケチ」、良く言えば「もったいながり屋」とでも言いましょうか、兎に角無駄なものが気になるたちなのは子供時代が戦後の物が無い時代だった所為もあるはずです。今のように物があふれている時代と違って、ひもじい思いも経験しているし、必要なものは大抵自分で作ったりした経験をしている最後の世代ではないでしょうか。
  それだけに、未だに無駄が気になるのです。なんでも手に入り、節約なんて考えることも無い時代に育った人にはなんと「ケチ」な小父さんだと見えることでしょう。
  そんな私が気になることの一つにティッシュペーパーがあります。便利に使わせてもらっていますが、心の隅で、「こんなに紙を贅沢に使って良いのだろうか」と疑問に思う気持ちがいつもあります。

  偶然、何時ものサイト巡回の途中で面白いものを見つけました。(何と、坂出の会社です。それで考えが合うのでしょうか。)

  環境を考えたアイデア商品csf★山本ほうせい工場

 トイレットペーパーを「トイレットペーパーホルダーR−BOX」に入れてティッシュペーパーの代わりに使うのだそうです。
  成るほど、これは面白そうです。確かに、トイレットペーパーそのままではどうにもムードが悪い。そこでこんな
BOXに入れると違和感無く何処にでも置いておけるというものです。
  これならティッシュペーパーほど後ろめたさを感じることなく使えそうです。「これはやってみる価値ありそう」と早速やりたくなりました。と、ここで思い出したのが、以前、職場でティッシュが無くなった時にトイレットペーパーにかぶせて使う毛糸で編んだ人形を持ってきた方がいたことです。暫く使っていたのですが、ティッシュを買ってきたその後は使われずに事務所の片隅に放っておかれたままになっているのです。

  「そうだ、あれを貰って来よう」と言う事で、ご本人にお願いして頂いて来ました。私のキャラクターには似合いませんがそれはこの際考えないことにしましょう。

   

  トイレットペーパーの芯を抜いてそこからペーパーを引き出し、人形を被せ、頭の真ん中からペーパーの端を出します。使う分を引き出してちぎって使います。真ん中から使っていくので最後まで人形の形を保ったまま外に向かって使っていくことになります。結構上手く考えているでしょう。

  参考:紙・板紙「書く・拭く・包む」シリーズ(3)ティッシュペーパーとトイレットペーパーについて(その1)

暫く使ってみるつもりです!

200945日日曜日  第3486回  真面目な人

  太陽光発電が大好きで、環境、エネルギー問題にも関心がある私としては、考え方が偏らないようにと思い、 武田邦彦 (中部大学)を毎日の巡回に入れて参考にさせてもらっています。何時も、その意表をついた視点には感心させられ勉強になることが多いHPです。

  そこで又、面白い言葉を見つけました。

  スウェーデン,痲薬,そして日本

 ・・・略

  真面目が良いと言っても,孔子は「真面目な人はとかく人をいじめる」と言っているけれど,私もそんな気がする。・・・以下略

  成るほど、これは面白い言葉ですね。私の持論として、真面目に利益を追求するトヨタ自動車が日本を悪くすると言っていますが、それに通じますね。

 兎角、真面目な人は人の欠点が気になり又それを許すことができないのでそれがいじめに繋がるということなのでしょうか。

  真面目で、融通の利かない人は、本人は良かれと思ってやっているのでしょうが。周りを窮屈にさせるし、犠牲を払わせることにもなりかねない。

 トヨタの真面目さがアメリカのビッグ・スリーを窮地に陥れ、結局は自分にも降りかかって来たというのが今の不況と言えば言い過ぎでしょうか。

 派遣社員の問題も利益を追求する余りじゃないでしょうか。非正規社員を使って表面上は儲けたが、結局は自社のクルマも買えない人を増やすことになって自分の首を絞めることになってしまった。

私にはそう思えてなりません!

200946日月曜日  第3487回  ラミネートチューブ

  225日(第3447回に取り上げた歯磨き粉を最後の一滴まで絞りだす方法ですが、伊藤家の食卓をもう一度よく探したらありました。

  動画を見ると、私の文章が如何に下手なのかが良く判って恥ずかしくてしかたありません。とは言いながら、10年近くもこの部屋を続けてきてこの程度なのですからもう治らないでしょうし、今更治そうという気にもなりません。どうぞあきらめて付き合ってやってください。 

   伊東家の食卓

  使い切った歯みがき粉をまだまだ出せちゃう裏ワザ!

  ラミネートなどのチューブであれば殆どのもので使えるんですね。皆がこの方法を使えば、メーカーさんの売れ行きにも影響しそうですね。何はともあれ、最後の一滴まで使い切ると言うのは精神衛生に良いですね。特に私のような「ケチ」には。

皆でやりましょう!

200947日火曜日  第3488回  Yes100円!宣言

  322第3472回)で読売新聞の『「富裕層が自宅に設けた太陽光発電で得る収入を電気料金の値上げで一般消費者が負担する。理解を得られるのか」と懸念している。』という記事に思わず富裕層の人達は太陽光発電なんて儲けにもならないものに関心は無いと怒りをぶつけてしまいました。
  読売新聞の懸念をよそに、負担を応援してくれている
HPがありました。

  地球環境イニシアティブ

  やるぞ!日本!-やるぞ!日本!とは?

  「やるぞ!日本!Yes100円!宣言」をWEB上で集めるキャンペーンです。「日本の未来を明るく変える為、毎月100円出すよ!」という宣言を集めることで、自然エネルギーを普及拡大するための大胆な政策が実現できるよう、後押しするのです。

■目的:日本の自然エネルギー普及拡大政策実現を後押しする。

■目標:(1)やるぞ!日本!Yes100円!宣言を、40万人以上集める。

目標:5千人 ⇒ 1万人 ⇒ 5万人 ⇒ 10万人 ⇒ 40万人…

(2)賛同する議員を、1000人以上集める。(地方議員も含む)

■実施期間:2009220日〜政策実現まで。

  やはり日本人の環境に対する意識は高いのじゃないでしょうか。月に100円程度の負担で環境に貢献できるのならという人は多いはずです。
  とは言いながらも、ここに名前を連ねている有名人の方たちの中に太陽光発電をつけている人はどのくらいいるのでしょうか。こういう有名人のバックアップは有難いし効果もあるのでしょうが、こうした富裕層と思われる人達にこそ率先して太陽光発電をつけて欲しいと思うのはまたしても私の僻み根性でしょうか。

ちょっと情けないかも!

200948日水曜日  第3489回  自殺

  200072第303話で初めて年間自殺者数を取り上げ、200215第839話でその統計が余りにも遅いのではないかと書き、200566日 第2087回で7年連続3万人突破に触れ、200664第2450回では厚生省と警察庁の統計という縦割りの典型のような数字を取り上げ、去年2008625第3202回にはとうとう10年連続3万人突破してしまいました。
  今年も去年の数字が出たそうです。

  4月3日読売新聞

 自殺11年連続3万人超

  昨年1年間の全国の自殺者は3万2249人で、前年より844人(2.6%)減少したことが2日、警察庁のまとめでわかった。自殺者が減少するのは2年ぶりだが、3万人を超える状況は1998年から11年連続で続いている。・・・中略

  月別に見ると、米証券大手リーマン・ブラザーズが経営破綻した昨年9月は2714人で8月より283人増加し、翌10月は3092人に上った。11月は2539人、12月は2513人と減少に転じた。・・・中略

  警察庁は、昨秋以降の景気の後退によって自殺者の増加が懸念されるなか、実態をできるだけ早く予防対策にいかそうと、今年2月から統計システムを変更し、年1回しか公表していなかった自殺者統計を月ごとに公表する方式に切り替えた。今回の年間統計も集計作業を早め、例年より2か月前倒しで発表した。

  やっと統計システムを変えて2か月早くなったんですか。これで早くなったと喜んでいるのでしょうか。PCやネットの発達した今時、去年の数字の統計に4か月もかかるというのはどうしても理解できません。もしかしたら、職員が手で数えているのでしょうか。それでも3万くらいの数字ならもう少し早くなりそうです。
  それにしても、こんなのんびりした統計を発表するだけの国ですから11年も3万人を超える自殺者を出しても何の根本的な手を打つことも出来なくても何とも無いのでしょうね。
  こんなだからテポドンも打ち落とせないし、ましてや拉致被害者の救出も出来ないことに何の疑問も抱かないのでしょうか。

どこかおかしい!

200949日木曜日  第3490回  変換効率

  第2646回などでも取り上げましたが、太陽光発電の弱点は光を伝記に還る変換効率の低さにあります。これが画期的な発明で大幅にアップすると世界のエネルギー問題も一気に解決なんてことになるのでしょうが現実はそんなに簡単なものではないようです。
  しかし、徐々にその努力は実ってきているようです。

  3日、読売新聞より

  太陽光発電 電気料金並みに

  シャープが、家庭の電気料金並みのコストで発電できる太陽光発電システムを2010年度に実用化し、日米欧で量産する方針を固めたことが2日、わかった。太陽光を電気エネルギーに変換する際の効率を20%に高めることで、発電コストを下げる。燃料が要らず、二酸化炭素も排出しない太陽光発電の普及に弾みがつきそうだ。
  平均的な太陽光発電システムは、1キロ・ワット当たりの発電コストが49円(07年)かかる。家庭用の電気料金(23円)の2倍程度で、太陽電池の購入価格などコストの高さが普及の障害となっている。
  シャープは現在、太陽光発電システムでは世界2位だが、自社製の太陽電池の変換効率は14.4%程度にとどまっていた。これを10年度に業界の念願だった20%に高めるめどが付いた。同じ設置面積の太陽電池でより多くの発電ができるようになり、コストが下がる。さらに、日米欧での現地生産による輸送コストの削減などを通じ、太陽電池の価格を引き下げる。
  シャープは10年度中に日本で量産用の試験ラインを稼動させた後、政府主導で普及促進を図っている日米欧で、太陽光パネルの生産設備を順次建設する。試験ラインは太陽電池の主力工場となっている葛城工場(奈良県葛城市)に設ける見通しだ。

  これは本当なのでしょうか。こんなに早く実現するとすれば太陽光発電の普及は一気に進む可能性も出てきそうな気がします。
  と思っていたら、中国でも発表されていました。

  Tech-On!より

  中国Suntech,変換効率17.2%の多結晶Si型太陽電池セルを量産

  中国Suntech Power Holdings Co., Ltd.は,セル変換効率が18.8%の単結晶Si型と同17.2%の多結晶Si型太陽電池セルの量産を開始する(ニュース・リリース)。この変換効率は,20092月に台湾の太陽電池セル専業メーカーGintech Energy Corp.が世界最高とした17.1%と16.6%を超える値である(Tech-On!関連記事)。

 セル変換効率は, ドイツFraunhofer InstituteSolar Energy Systems部門が測定した。Suntechが従来量産していたセル変換効率は,単結晶Si型で16.5%,多結晶Si型で15.5%だった。今回,Plutoと呼ぶ技術を利用することで変換効率を高めた。

  Pluto技術はオーストラリアThe University of New South WalesUNSW)が開発したPERLPassivated Emitter and Rear Locally-diffused)技術に基づく。UNSWは,PERL技術でセル変換効率24.7%を実現している。SuntechPluto技術はPERL技術の一部を取り込んで,セル表面での光の反射を抑えたほか,太陽光が直接照射しない時間帯も集光できるようにした。加えて,セル表面の配線パターンを微細化したことで受光面積を拡大している。

 Suntech は,Pluto技術の開発を強化し,今後2年以内に単結晶Si型太陽電池セルで20%,多結晶Si型太陽電池セルで18%のセル変換効率を目指す。現在34MWの年間生産能力を持つPluto技術の専用ラインを,2カ月以内に年間生産能力100MWまで増強する。Plutoセルを搭載したモジュールは,2009年第2四半期に認証を受ける見込み。2009年中に50MW以上のモジュールの出荷を目標に掲げる。

  シャープの技術もこれと同じなのでしょうか。いずれにしても、こんなニュースが同時に出てくると言うことはどうやら本当に目処が付いたのかもしれません。
  いよいよ太陽光発電の時代が来たのかもしれませんよ。

期待しましょう!

2009410日金曜日  第3491回  我が家の水道代

  第3433回の6期分に続いて平成21年度1期分の検針票が来ました。

  平成21年度1期分 平成21年2月9日〜平成21年4月7日 

  水道使用量    58立方メートル

  水道料金等    9,890円     約171円/立方メートル

  下水道使用量金等 8,484円    約146円/立方メートル

   合計          18,374円   約317円/立方メートル

  前年同期水量         53立方メートル

 

   平成20年度1期分 平成20年2月7日〜平成20年4月9日 

  水道使用量    53立方メートル

  水道料金等    8,893円     約168円/立方メートル

  下水道使用量金等 7,644円    約144円/立方メートル

   合計          16,537円   約312円/立方メートル

  前年同期水量         60立方メートル

  このところ使用量が余り変わらなくなってきて、節減も足踏み状態でしたが、今月は増えてしまっていました。前期より3立方メートル前年より5立方メートルの増とチョッと残念な数字となっています。
  増えた心当たりは思いつきません。又漏水でもおきているのでしょうか。それとも3や5立方メートルは誤差の内なのか。
  いずれにしても本気で節水を考えるのなら何時も言っている井戸を考えるべきなのかもしれません。となると先立つものが無いので諦めるしかなさそうです。

何かいい方法はないものか!

2009411日土曜日  第3492回  校庭の芝生化

  芝生好きの私が校庭の芝生化に興味を持って第971話第1392回第1421回などで何度か取り上げました。第2853回では都が芝生化を打ち出し、第2937回では都に対抗したのか国も打ち出しました。
  これで、日本中に芝生の校庭が広がると喜んでいましたが、現実はきびしいものがあるようです。

  YOMIURI ONLINEより

  「校庭芝生化」申請伸び悩み、維持管理に助成なしが響く?

 スポーツ振興くじ(サッカーくじ、toto)の収益による助成事業の目玉である公立学校の校庭の芝生化への申請が伸び悩んでいる。

 昨年11月から今年2月までの募集期間で、申請数は全国で約20校にとどまった。totoを運営する独立行政法人「日本スポーツ振興センター」は今夏にも追加募集する方針だ。

 校庭の芝生化は、2002年に中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)が子供の体力向上策として提言。しかし、工事費や維持管理コストが大きいことから、昨年5月現在で全国の公立小中高校約3万6000校のうち、校庭を芝生化しているのは1571校(4・4%)に過ぎない。助成事業では、天然芝の場合は工事費の5分の4(上限4800万円)、人工芝は4分の3(同2250万円)を、都道府県や市区町村に補助するが、校庭芝生化を促進する切り札としての成果は上がっていない。

 文科省や同センターは、募集が短期間だったことや周知不足が原因と見ているが、芝生化した後の刈り込みや散水など維持管理に対する助成はなく、「不況で地方財政が悪化する中では、消極的な自治体が多い」との指摘もある。(2009451104 読売新聞)

 資金源が博打というのもあまりぞっとしないですね。それに自治体が後の維持費を考えると踏み切れないのもよく分かります。第2853回でも書きましたが、芝生のメインテナンスは想像を絶するほどの手間がかかります。
  我が家のような狭い庭でも雑草退治だけでも大変な時間をかけています。手間がかかりすぎるので雑草抜きだけにして刈りそろえることは諦めているくらいです。それだけに校庭の芝生を綺麗に維持しようとすれば大変な労力と予算が必要なのは間違いありません。その予算が手当てできないのであれば諦めるのも仕方の無いことだと思います。
  しかし、ここは、文部科学省に維持費にもたっぷりと予算をかける補助金を考えて欲しいものです。そうすれば維持管理にかかわる新しい雇用も生まれるはずです。
第2853回でも書いたようにヒートアイランド現象にも効果があるようですから一石二鳥以上の効果もありそうです。
  生徒に授業の一環として草抜きをして貰うのも方法でしょうが、これだってそう簡単には行かないかもしれません。
  下手な公共工事に予算をかけるより子供の教育に十分な予算をかけるほうが日本の未来にとってはずっと有益でしょう。

良いことはすぐにやりましょう!

2009412日日曜日  第3493回  太陽電池冷却

 第2121回で透明な太陽電池に水を通して電池を冷却して変換効率を上げ、その冷却した水を太陽風呂として利用すれば一挙両得になると書きましたが、どうやらそれに近いことをやるところが出てきたようです。

  日刊工業新聞社より

  シバセ工業、気化熱で太陽電池を冷却する実証実験開始−発電効率を向上

 【岡山】シバセ工業(岡山県浅口市、磯田拓也社長、0865・44・2215)は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で、太陽電池パネルの発電効率を上げる実証実験を始めた。太陽電池パネルに散水し、水が蒸発する時に発生する気化熱で冷却するもので、実験施設を自社の屋上に設けた。

 太陽電池は高温になると発電効率が低下する。夏場に気温が30度Cになると、パネルの表面温度は70―80度Cに達することがある。実験は冷却に必要な水道光熱費と発電効率の関係を調べて最も効率の良い太陽光発電システムを研究するのが狙い。2013年まで実施する。

 同社の屋上に30キロワットの太陽光発電システムを設置した。設備投資額は3000万円で半分をNEDOの補助金で賄う。太陽電池パネルの周囲に水道配管と50個の散水ノズルを配置し、コンピューター制御によりパネルが高温になるとノズルで水をまく仕組み。(掲載日 20090406日)

  私も水をかけることはやってみようとしたことがあるのですが、水道の水圧が低くて太陽電池までホースの水が届かなかったので諦めてしまいました。
 これは、もっと高度な方法なのでしょうか。気化熱を利用するということで太陽風呂としては使わないようですが、どちらが効率的なのか興味がありますね。
  いずれにしても、今の既設の太陽光発電装置に後付で発電効率が上がる装置が出来て欲しいものです。当然コストが合わないとどうにもなりませんが。

チョッと期待します!

2009413日月曜日  第3494回  連続3000回

  今年の初めに連続2913回目第3392回)を迎え、後87回で連続3000回更新を達成だなぁ、何時ごろになるのかなと計算苦手の私はぼんやりと考えていましたが、4月の始めに、もしかしたらもう達成しているのかなと確認してみました。

  2001111日木曜日  第480話から続いていると言うことは第3479回が3000回目と言うことになりそうです。

 と言うことでどうやら何時の間にか連続3000回を達成していたようです。数字に弱いと言うことは何とも情けない話です。

  この分で行くと、目標としている10年(うるう年が3回入るので3653回か?)や連続10年(うるう年2回で、3652回+479回=4131回か?)は何時ごろになるのでしょうか。前者はどうやら今年の後半くらい、後者は来年だなと言うことくらいは分かるのですが、きちんと何時になるかなんて考えると頭が痛くなりますので考えないことにします。
  毎日積み重ねていって、それに近い数字になれば分かるでしょう。とりあえず、何とか続けることに挑戦して行きます。

  3000と言えば、イチロー選手の潰瘍による休場には驚きました。やはり去年のうちに日本記録を達成させてあげたかったですね。縁起の悪い話ですが、たとえたった2本といえども達成するまでには何があるか分からないのですから。
  今年の9年連続200本安打の達成の頃には私の3653回も達成しているでしょうか。

分かりませんね!

2009414日火曜日  第3495回  生分解性チューンガム

  20081216日(第3376回)などで何度も書いた私の大嫌いなガムのポイ捨ては相変わらずなくなりません。

  期待を込めて、第3157回でロンドンの会社・Revolymerの「くっつかないガム」を取り上げましたが、今度は「生分解性チューンガム」が発売されるそうです。

  CNN.co.jp

  世界初「生分解性チューインガム」で清掃費削減? 英国

  6週間で生分解されるチューインガム

ロンドン(CNN) 英国でまもなく、世界初と見られる「生分解性チューンガム」が発売される。メキシコの生産者団体が天然素材のみをつかって生産したもので、路上に吐き捨てられたガムを取り除くためにかかっている莫大な清掃費が削減できるとして、英政府や環境団体が歓迎している。

生分解性ガムを開発したメキシコのチクサ・マヤン・レインフォレスト・チューインガムによると、このガムは乾燥すると接着性がなくなり、廃棄後約6週間で分解されるという。価格は12個入り1.39ポンド(約210円)。英国内のスーパーやメキシコ料理店などで販売する。

他のチューインガムと違って合成ゴムを含んでおらず、メキシコの熱帯雨林に生える樹木サポジラ(別名チューインガムノキ)から得られる天然ゴムのみを使用。香料や甘味料も天然素材にこだわったという。

原料となる天然ゴムは、地元の農民約2000人が協力する46団体がコンソーシアムを結成し、採取して供給する。

地元民らはこれまでにも天然ゴムを採取し、一般のチューインガムの一部原料として輸出してきたが、天然原料のみにこだわった独自のチューインガム販売を決めたという。

英国では街中のいたるところにガムが吐き捨てられており、環境団体キープ・ブリテン・タイディによれば、英国の道路の65%にガムがはりついているという。

捨てられたガムの清掃費がかさむことから、英政府は「ガム税」の導入を検討したこともある。現在、チューインガムを捨てた場合、80ポンド(約1万2000円)の罰金が科せらる。

しかし被害は減らず、地元当局が負担するガムの清掃費用は年間1億5000万ポンド(約226億円)に達しており、最も被害を受けているロンドン中心部ウェストミンスター地区では、900万ポンド(約13億6000万円)をかけてガムを除去している。

こういった現状からも、生分解性チューインガムへ期待が寄せられている。

  合成ゴムが含まれてないと分解されるんですね。いずれにしても、ガムのポイ捨ては世界中で問題になっていると言うことです。人間のモラルなんて人種を問わないのですね。つまりは躾の問題なのかもしれません。
  しかしながら日本でさえ同じような状況と言うことは個人のモラルに訴えることは夢なのかもしれません。そうなると、こうした「くっつかないガム」や「生分解性チューンガム」の出番となるのは仕方が無いのかもしれません。
  こうなれば、「食べるガム」なんてのも出てきても良いのじゃないでしょうか。食べて、消化されれば何の問題も起きません。これはそれ程難しいとも思えないのですが無理なのでしょうか。
  最後には、ガムの発売禁止となれば面白いのですがどうでしょう。それともタバコのように税金をたっぷり取って値段を1000円位にするのも方法かも。

本当に、人類の恥ですね!

2009415日水曜日  第3496回  ずれないメガネ

  伊東家の食卓でまたまた面白いものを見つけました。

  メガネがピタッとズレ落ちなくなる裏ワザ!

  ラップを巻くだけでずり落ちないなんて、これはやってみるしかないでしょう。ということで直ぐにやってみました。というのも、私のメガネは10年以上も使っているのでゆるゆるのためしょっちゅうずり落ちるというより落としてしまうこともたびたびで困っていたからです。
  結果は、大成功。本当にずり落ちません。しいて言えば、鼻のところに当たっているプラスチックのところが少しずり落ちるくらいで耳のところは全く動きません。これは良いです。これで、今のメガネの寿命が延びそうです。もう最後のメガネかもしれません。相変わらずのケチですね。

  これは、動画にもあったようにポリ塩化ビニリデンというラップの原料が耳の裏の皮膚の表面にはまり込むからだそうです。
  そこで、誰でも思いつくと思いますが、メガネのつるをこのポリ塩化ビニリデンで作ればメガネのずり落ちはなくなるのじゃないでしょうか。

 ウィキペディア(Wikipedia) で早速調べてみました。

 ポリ塩化ビニリデン

 ずれの対策をしためがねを探してみましたが、メガネフレームをポリ塩化ビニリデンで作っているものは発見できませんでした。でもメガネの鼻のところの名前は分かりました。

  眼鏡のずれ対策

  パッドを選ぶ

鼻にあたる部分を「パッド」と言いますが、これも案外あなどれません。もともとデフォルトでついているのは、大抵プラスチックのものですが、これをシリコン製のものに換えるだけでも違います。真ん中がつながったタイプのツインパッド(Twin Pad)もあり、こちらに換えると更に安定するようです。また、もともとフレームとパッドが一体になったタイプの眼鏡もあります。

  このパッドもポリ塩化ビニリデンで作ればずれも止まりそうです。パッドとつるだけをポリ塩化ビニリデンにしても良いし、フレーム全てにしても良いでしょう。もし、フイルム状にしか出来ないのであれば、パッドやつるの表面に付けるような方法でも良いと思います。
  これなら安くて好さそうです。何処かのメーカーさん作りませんか。それとも、もう出来ているのかな。

面白いと思いますが!

2009416日木曜日  第3497回  我が家の太陽光発電

  例月我が家の太陽光発電、4月分3月11日から4月9日までのデータです。実質30日分で先月より3日多い稼動日数です。

  3月前半頃までの天候の悪さによる悲惨な発電量が後半から4月前半にかけて持ち直して去年以上の実績を上げてくれました。

去年3月、買電、672(190,482)KWhで8,799円 1KWhの単価、約13.09円

今年3月、買電、611(194,417)KWhで8,999円 1KWhの単価、約14.73円

去年4月、買電、565(183,382)KWhで8,020円 1KWhの単価、約14.19円

今年4月、買電、616(178,438)KWhで8,617円 1KWhの単価、約13.99円

  今月は去年に比べて51KWh(▲5、56)の買電増。昼間は殆ど同じですが、夜の使用量が増えています。原因は何だろう。節約にも飽きてきたのかこのところ余り成績が良くないようです。

 さて、売電の方は。

去年3月、売電、426KWhで10,104円  1KWh単価、約23.72円

今年3月、売電、252KWhで6,184円  1KWh単価、約24.54円

去年4月、売電、457KWhで10,940円  1KWh単価、約23.94円

今年4月、売電、478KWhで11,567円  1KWh単価、約24.20円

 発電量が持ち直したお陰で売電は去年以上になりました。やはりおてんとう様の威力には勝てません。

 去年4月、▲2,920円の支払。今年の支払▲2,950円と比らべると、30円の減少と殆ど同じです。もう少し節約に頑張らないと駄目ですね。


1年目の年間電気代 31,518円

2年目           7,012円

3年目          ▲2,689円

4年目10か月分 3,391円  去年の10か月分6,628

 後2か月で一年です。この2か月でどれだけ売電を稼げるかで去年以上の結果を出せるかが決まります。やはりおてんとう様次第でしょうか。何とか節電に努力をしたいところですがどうやら限界が来ているような気もします。

 参考:使用料金表

さて来月は!

2009417日金曜日  第3498回  イチロー選手

  やっと今年のシーズンが開幕しました。最初の打席の初球外角低めのボール球ヒッティング。ショートライナーでアウトでしたが、その打球を見て本来のイチローらしさを感じ、今年は行けそうと思った人は多かったのじゃないでしょうか。
  張本選手に並ぶ3085本を満塁ホームランとは。2打席目のヒットの後の3打席目のライトフライがホームラン狙いだったことを確信させるものでした。

 イチロー選手の胃潰瘍は治ったようですが、これからシーズンオフまでの期間、期待と不安でこちらが胃潰瘍になりそうです。
  とは言いながらも、どうも今年はやってくれそうな予感がするのは私だけではないでしょう。もしかしたらとてつもない場面を目にすることになるのかも。

  参照:胃潰瘍と4割 〜イチロー35歳の楽観論〜

期待しましょう!

2009418日土曜日  第3499回  総設備容量

   2005年に設置量でドイツに抜かれ(第2918回)、2007年実績(第3080回)で太陽電池の生産量も抜かれてしまった日本ですが、今や3位に落ち込んだそうです。

    日本経済新聞より

  (4/6)日本、太陽光発電世界3位に転落 08年総設備容量

 日本の2008年末時点の太陽光発電の総設備容量は200万キロワット弱で、スペインに抜かれ、前年の世界第2位から3位に転落したことが、民間国際団体の再生可能エネルギー政策ネットワーク21REN21、本部ドイツ)の6日までの調査で分かった。

 08年に新たに設置された太陽光発電の容量でも前年の3位から4位へと後退し、日本の再生可能エネルギー開発の立ち遅れは鮮明。政策の見直しを求める声が強まりそうだ。

 REN21によると、08年末の太陽光発電の総設備容量はドイツが1位で540万キロワット。2位は1年で急増し230万キロワットに達したスペイン。

 3位の日本は197万キロワットにとどまり、05年にトップの座を奪われたドイツのわずか40%弱と、さらに水をあけられる結果となった。

 スペインは昨年1年間の新設容量が、大型原発1基分を上回る170万キロワットと世界最大。2位はドイツ(150万キロワット)、3位は米国(30万キロワット)で、4位の日本は24万キロワットだった。

 風力発電の総設備容量でも日本は08年末現在、190万キロワットで、世界トップを争う米国やドイツの12分の1以下と大きく差をつけられた。

 REN21は、再生可能エネルギーの開発が急速に進んだ国はいずれも、太陽光や風力からの電力を、長期間にわたり有利な価格で買い取るよう電力会社に義務づける「固定価格買い取り制度」を導入していると分析。

 日本政府も最近、電力会社に再生可能エネルギーでつくった電力を一定量買い取るよう義務付ける制度を一部変更、太陽光発電については一定期間、有利な価格での買い取りを義務付ける新制度の導入を決めた。〔共同〕

 とうとうスペインにも抜かれてしまったんですね。第3448回で取り上げた電力固定買取制度もドイツやスペインのような売電全てを買い取るものでないし、産業用でなく家庭用だけなので大きな数字を稼ぐのは難しそうなので、もう一度世界一に返り咲くのは難しそうです。
  10兆円の補正予算でばら撒かずにどうせやるのなら太陽光一本に傾斜配分すれば一気に世界一の奪回も夢ではないと思うのですが、何をやっても中途半端な日本にはもう期待できないのかもしれません。

もったいない話です!

2009419日日曜日  第3500回  ラウンドアップ

   第971話第3364回などで何度か書きましたが、我が家の芝生にはびこる憎っくき雑草を退治するのにラウンドアップという農薬を使っています。
  基本的には手で抜くのですが、芝生に絡みこんでどうにもならないところは刷毛でこのラウンドアップを雑草に塗るのです。これが非常に効果があるので助かっています。これが無いと我が家の芝生は雑草に侵食されてどうにもならなかったかもしれません。農薬を使わずに雑草の退治が出来ればそれに越したことは無いのですが余りにも非現実的なので費用対効果の面からも必要悪としてお世話になっています。
  それだけに非常に効果のあるこの農薬がどんなものだろうかという不安はあります。
  
  いつもの市民のための環境学ガイドに興味深い記事がありました。

   生物多様性条約の本質    04.12.2009

  ・・・略

  B君:遺伝子組み換え作物も、現時点までなら米国農業を強化することに有効だった。

 例えば、本来、すべての植物を枯らすはずのグリフォサート(商品名ラウンドアップなど)耐性農作物を遺伝子組み換えによって作って、農作業が楽になっている。

A君:世界的には、遺伝子の交雑が起きて、グリフォサートが利かない超雑草ができるということで、大分反対があった。

B君:グリフォサート耐性の雑草は、普通に考えれば、現実にどこかで発生しているだろう。遺伝子は非意図的に変異を起こし、そして環境に適合した種だけが生存する。だからといって、それをどう評価するか、と問われると、これは簡単ではない。グリフォサートという単一の化学物質に耐性をもった雑草が出ることの意味は何か。・・・以下略

ラウンドアップはグリフォサートと言うんですね。全く知りませんでした。早速サーチしてみました。

  ラウンドアップ モンサント (企業) 日産化学工業 グリホサート 

  なかなか優秀な農薬のようですが、問題もあるのかもしれません。と言っても、問題の無い薬なんて無いでしょうし、やはり費用対効果で利用するかどうか自分で判断するしか仕方がなさそうです。
  子供の頃に百姓の手伝いをさせられてその仕事の辛さを知っているだけに無農薬野菜などを頭から肯定する気にはなれない私としては、最小限は農薬のお世話になるつもりです。

難しいところですね!

2009420日月曜日  第3501回  さくらんぼの花

  28日日曜日(第3430回で、子供の頃の手伝いで百姓に懲りた私が今更、家庭菜園という気にもなれないのでその代わりとしてなるべく手がかからないで収穫を得ようと言うなんとも横着な発想の元に、さくらんぼ・りんご・くりを植えたと書きました。
  4月になっても葉も出てこないので、やはり横着な発想には無理があったのかなと思っていました。ところが、その後さくらんぼとりんごが葉を出しているじゃないですか。何とか命があったようです。くりはまだです。
  15日の朝出勤前に横を通ると何とさくらんぼにたった一輪ですが花が咲いているじゃないですか。
  世間では桜が散ってしまった頃なので全く期待していなかっただけに驚いてしまいました。これはもしかしたら何時か実がなる可能性があるのかもしれません。
  ネットで調べてみると近くに別の桜の木がないと受粉しない可能性があるそうなのでいずれもう一本植えるつもりでしたが、これで実が付けばその必要もなくなるかも。

  良く見たら、つぼみもありました。

 

これはたのしみ!

2009421日火曜日  第3502回  春の落葉

  去年の416第3132回に春の落葉と書いた楠が今年も盛大に葉を落としてくれています。
  
411日(第3492回)の校庭の芝生化にも書いたように後の維持管理を考えずにどこへでも木を植えて貰うとメインテナンスが大変です。
建てるときには後のことを考えずに見栄えだけで設計するのでしょうが、高度経済成長の時代にはそんな予算も簡単に付いたから問題にはならなかったのでしょう。しかしながら、経済が右肩下がりになり人件費も削除されるようになると一番に削られるのはそうした費用のようです。となると、その負担は一番弱い立場の現場にかかってくることになります。
  と言うことで、毎日落葉と戦っています。

 

  これは一部分ですが、前日もこれ以上の落葉を掃除したところです。掃いた後から後から散ってくるので本当にがっかりします。せめて、下が土だったら腐葉土として役に立つのですが、コンクリートやアスファルトで舗装していると凸凹に葉が引っかかって上手く掃けません。こんなこと設計した人は解っているのでしょうか。

わかってないだろうなぁ

2009422日水曜日  第3503回  充電式2輪車

  第3484回の世界最安値車のクルマに太陽光発電で充電した電気自動車こそが未来のクルマと信じています。
  究極は
第3377回でも取り上げたように出来るだけ軽くて燃費の良い自転車のような物が歓迎です。とは言っても、自転車は雨が困り者です。これを何とかクリアしたいものです。

  そんなことを思っていたら、面白いものが発表されていました。

  Garbagenews.comより 20090408

 セグウェイ+GM=プーマ!? GMとセグウェイ社が二輪都市型交通手段「プーマ」を発表

  アメリカの大手自動車メーカーゼネラル・モーターズ(GM)200947日、充電式小型2輪車「セグウェイ」で有名なセグウェイ社と共同で、人間の体の重心移動で動く2人乗りもできる充電式2輪車「プーマ」(P.U.M.A.Personal Urban Mobility & Accessibility)の開発をスタートしたと発表した(【発表ページ、セグウェイ社側】)

  

 参考: WIRED VISIONより

  相互通信する電気二輪自動車『PUMA』 セグウェイとGM

 米General Motors(GM)社と米Segway社は47(米国時間)、『New York Auto Show』で、風変わりだが革新的な電気自動車を発表した。未来の自動車は四輪ではなく二輪かもしれないというコンセプトだ。

GM社は、『PUMA(Personal Urban Mobility and Accessibility)プロジェクトと呼ばれるこのコンセプトカーについて、混雑した都市を移動するのにうってつけの車だと説明している。

このコンセプトカーで、おそらくそのスタイル以上に面白い点は、PUMA同士がワイヤレスで相互に通信し、速度を調整したり、混雑を緩和したり、事故を防ぐというアイデアだ。

PUMAはリチウムイオン電池と、「デジタル・スマート・エネルギー管理」とGM社が呼ぶ機能を搭載しており、1回の充電でおよそ56キロメートルを走行可能だ。ツインモーターにより、最高時速56キロが可能。また、『Segway』に乗る運転手が顔面から転んでしまうのを防ぐのと同じバランス技術を採用している。重量は136キログラムだ。

PUMAは現時点ではコンセプトに過ぎない。GM社の心許ない財務状況を考えると、これが「こんなものがあったらいいな」といった類のプロジェクト以上のものだとしたら驚きだ。ただ、もし一般向けに製造されるとしたら、この電気自動車の価格がいくらになるのだろうか。GM社もSegway社も価格は明らかにしていないが、AP通信の記事によると、購入価格、保険費、維持管理費、燃料費などを合わせたPUMAの全費用について、平均的な自動車の価格の3分の1から4分の1になると両社は示唆しているという。

  倒産するかという瀬戸際のGMが発表とは皮肉なものですが、果たしてこのクルマ日の目を見ることが出来るのでしょうか。
  とは言いながらも結構魅力的ですね。これなら自転車の代わりに乗ってもそれ程燃費は要らないでしょうし、雨も防げそうです。普段は自転車で雨が降ればこれというのも良さそうです。
  いずれにしても、クルマはこの程度のものにすれば温暖化の問題も資源の浪費も大きく改善されそうです。

実現しないかな!

2009423日木曜日  第3504回  風に任する

  一昨日は、落葉との際限のない戦いに思わず設計者に八つ当たりをしてしまいましたが、偶然でしょうか面白い記事を見つけました。

  18日、読売新聞 コラム「四季」 長谷川 櫂より

  なかなかにきよめぬ庭はちりもなし風に任する山の下庵(したいお)  北条氏康

  「なかなかに」とは「かえって」という意味。掃除などしないで風に任せておけば、塵(ちり)も溜(た)まらない。なまじっか人が手を加えるより、万事、自然に任すべし。北条氏康は戦国時代の小田原城主。世のものぐさの方々にはありがたい一首。

  いや〜、良いですね。小ざかしい人間の手を入れるより万事自然に任せましょう。現代の社会にはこの精神が欠けていると思うのは私だけでしょうか。
  見た目の外観を綺麗にして設計士が自分の仕事を誇りたいのでしょうが、コンクリートやアスファルトで周りを囲んで自然も無いものです。どうせやるなら回りも土にして本当の自然に任すべきでしょう。
  尤も、そんな余裕は今の世の中には無いのでしょうね。しかしながら、環境ということを考える時代になってきた今、こうした設計も考え直すときが来ているのじゃないでしょうか。
  なんて解ったような事を言ってますが、単にものぐさで掃除がしたくないだけなのかもしれません。

  それにしてもこんな面白い詩(?)があったとは全く知りませんでした。やはり教養が無いのはさびしいですね。

  参考:ウィキペディア(Wikipedia)より

  北条氏康 → 人物 名君だったようです。

それにしても、落葉の鬱陶しさ!

2009424日金曜日  第3505回  Susan Boyle

  俗物な私は人は殆ど外観で分かると思っています。その代表的なのが日本の政治家達でしょう。誰とは言いませんが、あの見るからに下品と思われる何人かを見る度に確信します。テレビに映れば思わず顔を背けてしまいます。
  しかし、そんな私の考えも必ずしも正しいとは言えない映像が今、
YouTubeで話題になっています。何時ものような埋め込みが禁止されているのでリンクします。英語版ではジョークが理解できなかったので日本語版を探しました。

  YouTube - 歌は心/スーザン・ボイル─Susan Boyle (日本語字幕版)

  私は音楽は全くと言って良いほど分かりませんので、上手いとは思うものの、その歌の素晴らしさがどれ程なのか判断が付きません。審査員や観客の反応で、きっととんでもなく上手いのだろうなぁと想像するだけです。
  そこで、素直に反応する審査員が気になりましたので、サーチしてみました。
 面白いブログがありました。

  カナダde日本語 スーザン・ボイルがBritain's Got Talent 2009でオバチャン・パワー炸裂

  天使の歌声コニー・タルボット(6歳の)のサクセスストーリー

 ■緑色の服の男性 : Simon Cowell(サイモン・カーウエル)

               28年間で全英、全米で売上 1億5千万枚 のSONYBMGのアーティスト&プロデュサー

  ■真中の女性  : Amanda Holden(アマンダ ホールデン) イギリスの女優

  ■スーツの男性 : Piers Morgan(ピアース・モーガン) 元イギリスのタブロイド紙の編集者

  こういうのを見ると、英語が解れば面白いだろうなぁと勉強不足を嘆くばかりです。今更どうにもなりませんが。

  それにしても、実力を素直に評価するのには感心しました。音楽の素養も無く実力を判断する力の無い私のように外観で判断する人間の多いと思われる日本では是ほどの評判は生まなかったような気がするのは私だけでしょうか。

  参照:英オーディション番組、47歳女性に喝采 ネットでも人気

      'Talent' star keeps singing, raves keep coming

      視聴1億回:YouTube「衝撃歌手デビュー」動画の売上げは?

久し振りに楽しませて貰いました!

2009425日土曜日  第3506回  Q Drum

  私が太陽光発電を高く評価するのは稼動部分の無い単純さにあります。シンプルな構造で余分なものが無いということは扱いやすいし耐久性にも有利なはずです。
  そんなシンプルさが大好きな私の琴線に触れたものがありました。

  greenz.jpより

 デザインよ届け!“その他90%”の人たちの元へ

  ・・・略

  Q Drum

  アフリカでは何百万人もの人々が、キレイな水を入手するために何キロも離れたところに水を汲みに行かなければならない。そこで、一度に大量の水を、安全かつ簡単に運べるようデザインされたのがQ Drum。タイヤのように真ん中に穴の空いたコンテナは、穴の部分にヒモを通して引っ張れば、75リットルの水もコロコロと転がしながら運ぶことができる。・・・以下略

  これは良さそうですね。アフリカの女性や子供たちが水を運ぶのを一日仕事にしている映像がよく取り上げられているのを見るたびに我日本のひねれば出る品質の高い水道水の有難さを思わずにはいられません。その水道水に何の不満があるのかミネラルウォータしか飲まないと言う人がいるのですからその格差を考えると世の中本当に不平等なものです。
  とは言いながらその環境の中で生きるしかないのですから、少しでも楽な方法を提供してあげたいものです。その点、この
Qdrumは役に立ちそうな気がします。

  第692話第3273回で取り上げた蚊帳を思い出します。こうしたものこそ、ODAで提供すればメインテナンスもいらず有効に利用されるのじゃないでしょうか。

シンプルイズベスト!

2009426日日曜日  第3507回  落葉用ちりとり

  しつこく421日(第3502回)の春の落葉の続きです。この落葉掃除を初めて経験したのは2年前のことですが、その時先輩から渡されたチリトリが普通のチリトリだったこともあり一度に多くの落葉を入れることが出来ずに手間がかかって仕方ありませんでした。こんな面倒なことを毎日やらされたんじゃたまりません、何かいい方法はないものかとサーチしてみました。

  世の中には便利なものがあるものです。

   ちりとり捨楽

  ゴミ袋=ちり取りでラクラク庭掃除 そのまま捨てられる手軽さが好評

  やしばホーキ(長柄・短柄)

  これは良さそうです。ゴミ袋をちり取りとして使うとは考えましたね。世の中には頭のいい人がいるもんです。

   早速、これを買ってもらおうと思ったら、予算が無いので駄目だそうです。何とも情けない話です。かといって、諦めたら、これからずっとあの面倒くさい掃除を続けることになります。何かいい方法は無いものか。
  ということで、無い頭を絞って考えたのが針金で枠を作り、それにゴミ袋をガムテープで取り付ける方法です。ゴミ袋の取替えは出来ませんが、とりあえず何度も一杯になったちり取りの中身を捨てる手間ははぶけそうです。
  早速作って使ってみました。細かい不具合はあるものの、何度も中身を捨てると言う面倒くささはなくなりました。後は、使いながら不具合を修正していけばなんとかなりそうです。

   暫く使っていたら、偶然、卓球クラブが使っていたボールキャッチャーなるものの網が破れたので処分してくださいと渡されました。
  待てよ、これは使えるのじゃないかとひらめきました。それで、網をはずしたものにゴミ袋を取り付けて使ってみました。

 

   今は、ゴミ袋(90リットル用)を2重にして取り付けています。一枚では袋がコンクリートにこすれて直ぐに破れるので頻繁に取替えが必要になるからです。2重にしてからはかなり長く使えるようになりました。
  取り付けも今はガムテープからゼムクリップに変えています。取り付けがかなり早くなりました。
  これでもまだまだ使いづらいところがありますが、そこはテクニックでカバーして取り敢えずは便利に使っています。その内、改良してより便利にするつもりです。
  一番のお気に入りは元手がかかってないことです。ケチな私にお似合いです。

と、半ば遊びでやってます!

2009427日月曜日  第3508回  理想の家

  第3164回で理想の家として、「まずは土台を高くして、その上に平屋の耐震住宅、屋根は南向きの片流れ、当然そこには太陽電池と太陽風呂。そして、水は当然打ち抜き井戸。」と書きましたが、最近のハウスメーカーの提案もそれに近いものが増えてきたようです。

  まずはパナソニック。

  eco ideas HOUSE(エコアイディアハウス) | Panasonic

  積水化学工業

  新屋根形状の導入で大容量ソーラーパネルを搭載--セキスイハイム「木の家」

 トヨタもその気になってきたようです。

  トヨタ自動車とトヨタホーム、蓄電機能を備えたホーム・エネルギー・マネジメント・システム(HEMS)開発に着手〜2011年実用化目指す 家と車の連携も視野に〜

  トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車)とトヨタホーム株式会社(以下、トヨタホーム)は、家庭向けの「蓄電機能を備えたホーム・エネルギー・マネジメント・システム(HEMS)」の本格開発に着手し、2011年に「トヨタホーム」での実用化を目指す。

  現在のHEMS※1関連製品・サービスがエネルギー使用の「表示」とエアコン・照明等の家電製品の「制御」が主であるのに対し、トヨタ自動車とトヨタホームが開発を進めるHEMSは、「表示」・「制御」に加え、“電力を蓄える”「蓄電」の機能を持たせる点が大きな特徴である。このシステムは、比較的安価でCO2排出量が少ない夜間電力※2を貯めておき昼間に利用したり、太陽光発電を蓄電して使えるようにすることで、電力マネジメント、及び省エネ意識を喚起し、光熱費低減と、環境負荷低減を図ることが可能になる。・・・以下略

  ここに来て、企業も太陽光発電の将来性を認めてきたというところでしょうか、一気に乗り出してきたような気がします。これで太陽光発電がエネルギーの本命になってくれるかもしれません。

  そこで、ここでも第3502回の春の落葉で書いたように設計される方にこれからの屋根は見栄えばかりを考えるのじゃなく太陽電池を如何に沢山載せるかを考えて設計して貰いたいとお願いしたい。そうなると、どうしても南向き・切妻の片流れになるので設計の自由は少なくなるので設計士泣かせになりそうです。しかし、ここはグッと我慢して貰って未来の日本にとって最善の設計をお願いしたいものです。制約のある中で如何に個性的な設計をするかにその才能を発揮して下さい。
  案外統一感が出て面白い効果が出てくるなんてことになるかもしれません。

と勝手なことを言いました!

2009428日日曜日  第3509回  バチカン

  第3363回で太陽光発電を設置したバチカンを取り上げましたが、その程度で終わるのじゃないそうです。

  FujiSankei Business i.より 2009/4/21

  太陽光発電、バチカン名乗り 5億ユーロ投じ欧州最大施設建設へ

バチカンの太陽光発電計画を主導する独ソーラーワールド社の太陽電池パネル=独フライブルク(ブルームバーグ)

 ローマから北へ1日ほど歩いた所にある牧草地に、無線電信機の発明者、グリエルモ・マルコーニはローマ法王のためのラジオ放送局をつくった。1931年のことだ。

 その同じ土地に、世界最小の主権国家であるバチカン市国のローマ法王庁は、欧州最大の太陽光発電施設を建設しようとしている。計画に携わる技術者のマウロ・ビラリーニ氏によると、同施設は中世の面影を残す村サンタ・マリア・ディ・ガレリアに近い740エーカー(約3平方キロ)に、5億ユーロ(約640億円)を投じて建設される。太陽電池パネル(ソーラーパネル)メーカーの独ソーラーワールドがプロジェクトのアドバイザーを務めている。

 多くの政府は、二酸化炭素(CO2)排出量削減の手段として大規模な太陽光発電施設を建設するのはコストがかかり過ぎると考えている。世界経済が不況に見舞われている今は特にそうだ。

 バチカン市国行政庁長官兼バチカン市国委員会委員長のジョバンニ・ラヨロ枢機卿は、サンピエトロ大聖堂を見渡す書斎でインタビューに答え、「今こそ攻めの時だ。危機を逆手に取って再生可能なエネルギー源の開発に努めれば、長期的には見返りが得られるだろう」と語った。 ・・・中略

 国の小ささに加え、法王庁には十分な歳入がある上に、14年以降は太陽光発電関連でイタリア政府からの補助金も期待できる。しかも同年には今回の新太陽光発電施設が稼働し、バチカンは周囲を取り囲むイタリアへの電力輸出国となる見込みだ。

 同施設が作り出す100メガワットの電力は、バチカンではとても使い切れない。ミラノ工科大学(MIP)スクール・オブ・マネジメントのウンベルト・ベルテレ氏は「どこから見ても賢い投資だ」と評価している。(Flavia Krause−Jackson、Flavia Rotondi)

  なかなかやりますね。権威と金のあるところはこのバチカンに続いて欲しいものです。日本にだってスケールは是ほど出なくても象徴的なところはたくさんありそうです。
  ここでも
第2024回などで何度も書いたように京都の寺社なんかがこういうことを積極的にやれば世界に対して大きなアピールになるはずです。
  もう京都議定書の名前も薄れてきた感がある今、もう一度京都を世界に売り出すことを考えませんか。

無理でしょうか!

2009429日水曜日  第3510回  食料問題

  第2497回第3026回などで日本の農業の未来を心配しましたが、どうすればいいのかは本当にわかりません。
  補助金漬けの農政には賛成できないと思っていましたが、ここまで自給率が落ちてきたら必要悪として認めなければならないのかとも考えてしまいます。
  しかし、そう単純なものでもなさそうです。興味深い考えがありました。

 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成21年(2009年)4月25日(土曜日)通巻第2578号 より

  (読者の声1)

  ・・・略

  いまから、30年近く前、当時定期購読していた週間新聞「The Economist」にアフリカにおける食糧危機に関して瞠目すべき記事が載っていました。

1.食料不足の国に食糧援助をするとその国に食料作物生産者が儲からなくなり、投資の余裕がなくなり、生産量が減り、ますます食料が不足する。

2.食料援助より、金銭を援助して、援助先にそのお金で食料を獲得させるほうが優れたやり方であり、さらに優れたやり方は、ECおよび米国が自国の農民への補助金支給を止めることである。

そうすれば、食料作物の価格が上昇し、アフリカの農民たちも食料作物の採算性が上昇し、その結果生産量が増える。

3.ECおよび米国が自国の農民への補助金支給を続けるなら、アフリカの農民は米国やEC諸国で生産できない、カカオ豆等の商業作物ばかり作るようになり、これが当該国おける食料作物の生産量減少につながる。

その結果、

(1)食料作物の自給ができなくなる。

(2)商業作物の輸出により、その国の実力以上に高い為替交換比率となり、ますます自国農民は商業作物以外の食糧作物の価格競争力がなくなる。

その後、モロッコの南にある国マリで絵に上記記事を描いたようなことが起きました。

米国からの農業援助でできた農村地帯と首都を結ぶ道路を通って、大量の商業作物が運ばれ、農村には輸入した食糧が運ばれ、ますますこの動きを加速させました。

あの論考が載ってから30年近くになりますが、まさにそのとおりの展開が続いています。人類とはかくも愚かで欺瞞にみちたものです。・・・中略

農業補助の減少→食料作物の価格上昇→豊かな農家が開発途上国でも多数出現→世界の食料問題解決、となっていくことを祈念いたします。(ST生、神奈川)

  こんな考え方があるんですね。これが本当なら、世界中で補助を止める取り決めをして、主食は地産地消を徹底させる方式を取るべきなのかもしれません。
  消費者も主食にはそれなりの代価を支払うことにより地元の農業を育てることを覚悟すべきでしょう。しかし、それはそのときは高い代価を払っているようでも、税金として取られたものが補助金として使われることを考えれば同じことじゃないでしょうか。そうであるならやってみる価値はあるかもしれません。

これぞ本当の地産地消!

2009430日木曜日  第3511回  固定買取

  第3448回で大喜びした太陽光発電の固定買取制のその後の報道が余り無いようなのでどうなっているのか心配していましたがやっと経過が出たようです。

  日経Ecolomyより (4/24)

  太陽光発電買い取りで電力価格、初年度に30円上昇 経産省

 経済産業省は24日の総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)新エネルギー部会で、来年から始める太陽光発電の固定価格買い取り制度を導入した際、国民負担がどの程度になるかについての試算を示した。初年度は電力会社の買い取り総額が年800億―900億円になり、その分を転嫁すると、標準家庭の電力価格は月当たり約30円上昇する。510年後には太陽光の電力が増え、50100円程度値上がりする見込みだ。

 一般家庭が太陽光発電システムを導入した場合に、どのくらいの期間で導入費用を回収できるかの試算も提示。新築住宅に3.5キロワットのシステムを185万円で設置した場合、買い取り制度や国や自治体の補助金などを使うと、10年程度で回収できるという。

 買い取る電力を余剰分だけでなく、全量にすべきだとの声があることについては、一般家庭の電力価格への転嫁額が増えるなどの理由で否定的な考えを示した。

月当たりの負担料は思ったより少なそうです。第3472回でも書いたように環境意識の高い日本の人々が反対するとは思えないのですがどうでしょう。
こんな金額でどうこう言うのなら、今回の定額給付金・12000円の壮大な無駄遣いの一部で賄えば良かったのにと思うのは私だけでしょうか。

本当に変な国です!

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