団塊の世代の部屋(121)

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200981日土曜日  第3604回  自動車社会の終わり

  第3593回で取り上げた「GMはクルマを作るな」を書いたトッテンさんが続いて自動車社会の終わりを書いてくれています。

  アシスト:コラム(Our Worldより

  No.884 自動車社会の終わり

  自動車社会の終わり

・・・略

狭い日本と違い広大な国土をもつアメリカでも、自然に合わせて生きていくことを学びつつある。車社会アメリカで、ビッグスリーの自動車メーカーのうちGMとクライスラーが破綻したことは、自動車の時代の終焉を意味するからだ。もちろん日本の政治家やエコノミストたちは、政府の介入によって自動車メーカーは復活して元に戻るだろうと主張する。しかしどんな延命を図っても、GMが経営破綻したように自動車社会も終わりを迎える。

一つは、これまでのように新車を購入できるアメリカ人が激減するからだ。政府が財政破綻し、企業、そして職を失うことで個人レベルでも借金返済が不可能となり、社会全体が破綻に向かう。これまでオバマ政権は不良債権を隠し、旧来のシステムを動かし続けるために新たな融資をおこなってきたが、そんな自転車操業を永遠に続けることはできない。

もう一つは、数年前ミネソタ州でミシシッピ川に架かる州間高速道路の橋が崩壊し、数十台の車が川に落下する事故が起きた。アメリカの自動車社会を支えるためには、高速道路や一般道路を維持し続けなければいけないが、財政破綻した国家はそれができない。道路や橋梁の老朽化が進むほど、自動車社会の危険度も増すのである。 ・・・中略

自動車会社の破綻は、安くて豊富なエネルギーに支えられた文明が限界にあることのサインだと、オバマ大統領はじめアメリカのエリート層、そして日本の支配層は認めたくはないだろう。しかしGMの復活のように、アメリカの自動車社会の復活がないことをみとめ、エネルギーの使い方を改め生活様式を変えなければ、その後の苦しみはますます大きくなるのである。

  クルマ社会が収入の面から来ると言うのは面白いですね。案外これが一番クルマ社会からの脱却の一番良い方法かもしれません。
  というのも、私は昔からサラリーマンが車を持つのはおかしいと思っていました。特に若者は殆どクルマに奉仕するために仕事をしていると言うような状況でした。
  車両代にガソリン代、保険料に税金と金食い虫としか言いようがないのに皆がこぞってクルマを持っているのは自動車会社に奉仕しているとしか思えない

  それでも、私たちの時代は車を持つことが夢だったのでそれでも辛抱できたのでしょうが、生まれた時から家に車があった今の若者たちにとっては我々ほど車が魅力のあるものではないようです。
  そうであれば無理して車を持つこともなく只でさえ少なくなった収入をもっと有効に使う方が良さそうです。

  こうした収入の少ない社会を作り上げたのもトヨタを筆頭とする自動車会社が自分の儲けのために派遣社員などの制度を積極的に取り入れたからでしょう。
 自分が作っている車を買うことも出来ないという酷い格差を作ってしまった自動車会社が自分で自分の首を絞めたと言ってもいいのじゃないでしょうか。
  フォード自動車の創設者ヘンリーフォードが自社の社員が買えるようにと開発した
A型フォードで大成功したことを考えると何とも皮肉なことですね。

皆で、車を捨てましょう!

200982日日曜日  第3605回  自転車道

  自動車社会が終われば自転車の出番です。第3565回でも取り上げた自転車2.0のベロモービルなど素晴らしい自転車も日本の貧弱な道路事情では有効に生かすことができません。
  それではどうすれば良いのかを提案してくれています。

  WIRED VISIONより

  “自転車2.0”を巡る社会状況

   もう、おわかりだろう。車道の端に白線を引き、自転車走行レーンを設置すれば、それはトライクやベロモービル、さらには電動アシストをフルに活用した“自転車2.0”にとって、安全かつ快適に走行できる場所となるのだ。

 この方法唯一の欠点は、路上駐車だ。路肩に駐車している車両があると、自転車は車道側にはみ出して迂回しなくてはならない。違法駐車は厳正に取り締まるとしても、タクシーの乗降やトラックの荷物上げ下ろしなどはどうするのか、という問題が残る。

 しかし、私は悲観していない。この問題をも解決する道路設計の方法はあると考える。

 ここでもう一歩進んで、道路を端が遅く中央が早いという速度ベクトルの分布を持つものとして捉えてみる。一番左端が歩行者が使用する歩道だ。歩行者の速度は時速4km。「遅刻する!」と走った場合も、まあ時速15kmぐらいに考えておけばいいだろう。これは歩道をゆっくりと走るママチャリの速度とほぼ同じである。

 歩道の右側には、車道に白線を引いて区分した自転車走行レーンが来る。自転車の速度はママチャリの時速15kmから、標準の時速20km、さらにはロードバイクの時速30kmぐらいまでということになる。自転車走行レーンの中でも「ママチャリは左、ロードバイクは右」というマナーを徹底させれば、共存は可能だろう。

 自転車走行レーンのさらに右側には車道が来る。自動車の速度は制限速度で決まる。時速40?60kmということになる。

 この状況を道の左から中央へと整理すると以下のようになるだろう。

 歩道(4km/h?15km/h)→自転車走行レーン(15km/h?30km/h)→車道(制限速度上限)

  ここで自転車走行レーンと車道との間に速度の切れ目があることに気が付く。速度のスペクトルを連続にすることを考えると、車道の左端をもうひとつ別のゾーンとして設定するといいかも知れない。つまりは新たな路側帯である。

 歩道(4km/h?15km/h)→自転車走行レーン(15km/h?30km/h)→新路側帯→車道(制限速度上限)

 この新路側帯は、タクシーの乗降やトラックの荷物上げ下ろしといった短時間の停車をどうするのか、という問題をも解決してくれる。その場合は新路側帯に車両を停車し、注意しつつ自転車走行レーンを横断するというやり方をとればいい。車道の通行妨害を最小限に留め、なおかつ自転車走行レーンを横断することによる衝突事故を防ぐことができる。・・・以下略

  非常に具体的で良くわかる方法です。自転車や歩行の時、一番腹立たしいのが路上駐車の車です。あの車をよけながら自転車で方向転換するのは本当に怖いものがあります。最も、自転車道が欲しくなる時です。

  しかしながら、今直ぐにクルマをなくすと言うのは現実的ではないので、ここは、第3427回でも書いたように今の車線の一つを自転車道に変えるのが一番現実的な方法ではないでしょうか。
  早くこの整備を進めることにより車社会の終焉を早めることも出来ます。ということはエネルギー問題も環境問題も解決は早まるでしょう。

早くやりたいものです!

200983日月曜日  第3606回  石井信平さん

  7月の終わりに石井信平さんからメールが来ていました。何だろうと見てみると、何と奥様から信平さんが亡くなられたとのお知らせでした。
 あわてて
石井 信平の館を訪れてみたらここのブログにも奥様の書き込みがありました。最後に訪れたのがビタミン注射の話でしたから6月21日だったようです。
  それから訪問していなかったのですが、7月16日になくなられたそうです。私が、10周年記念なんて喜んでいた時には亡くなられていたんですね。

 私が石井信平さんのことを取り上げたのはこの部屋を始めてすぐのその10年前の第46話でした。是ほど私の気持ちとぴったりの事を書いてくれる人がいることに感激したものです。
 と思ったら、そのコラムが終わるとの事でがっかりしていましたが
第212話で書いたようにHPを立ち上げることを知りメールさせて貰い、丁寧なお返事も頂きました。 
  その
HPが立ち上がったのは2000年の9月(第365話)だったようです。しかし、更新も滞りがちだったりしたので私もだんだん遠ざかりがちになり、新しい石井 信平の館に衣替えされてそのブログを時々訪れるという状態でした。そこで癌との闘いを知ったのですが、それ程深刻なものとは思わずにいました。それがこんなに早く亡くなられるとは残念です。どうして私のような何の取柄も無いものが何時までも生き長らえるのか世の中はやはり道理に合ってないようです。

 今、第204話マスコミに対する「私たちは、世界と日本の状況を知る手掛かりは、ほとんど唯一メディアに頼っています。その頼みとするメディアが、結局は利益追及の株式会社の事情でしか運営されていない。そこには、国民の目であり耳であることの、根性も哲学もなかったということは、実に深刻な事態です。しかも、ダメと言い捨てるには、その影響力は絶大ときてます。」と言う言葉を読み返すと、あの時以上に今のマスコミを見事に現していると言えます。もっと、こうした痛烈な言葉を聞きたかった。

残念です!

200984日火曜日  第3607回  球状シリコン

  第3552回で取り上げた集光式と供に第2012回第2262回第2920回などで取り上げ期待していた球状シリコンがいよいよ動き出すようです。
  新しい技術も段々本物になってきて太陽光発電もどんどんにぎやかになってきそうです。

  日刊工業新聞より

  京セミ、球状太陽電池を月産1億個以上に−11年3月期末めど

  【京都】京セミ(京都市伏見区、中田仗祐社長、075・605・7311)は、球状太陽電池「スフェラー」の生産能力を、2011年3月期末をめどに現在の月数百万個から同1億個以上に引き上げる。生産拠点の恵庭事業所(北海道恵庭市)に約20億円を投資する。同電池は窓ガラスの中に挟み込むことで、意匠性の高い建材の製造が可能。ほかにも幅広い分野に同電池を活用可能とみて増産を決めた。

同社の球状太陽電池は直径1・8ミリメートル程度で、出力は1個当たり約0・5ミリワット。360度の全周方向から太陽光を受けられるため、効率的に発電できる。建材のほか、ドーム状の透明樹脂に埋め込んで屋外に設置すれば、セキュリティーシステムの電源などに使用できる。

 海外からの注文や問い合わせが多く、これまでにも携帯タイプの紫外線測定機器などの電源に利用された実績を持つ。(掲載日 20090727日)

  こういう新しい技術が本物になってきて市場にどんどん出てくるようになるといよいよ太陽光発電は未来のエネルギーとしての地位を確実なものにするのじゃないでしょうか。
  そうした技術の競争で大きなブレイクスルーが起り、大幅なコストダウンが行われることにより太陽光発電による発電コストが石油や原発を抜き去れば、世界のエネルギーは太陽光発電だけで賄われるようになる時代が来ないとも限りません。

夢でしょうか!

200985日水曜日  第3608回  エコキュート

  我が家の太陽光発電にも書いているように我が家は太陽光発電設置の時にオール電化で夜間料金の安さのために石油ボイラーからエコキュートにしました。
  お陰さまで、
年間の電気代が2年連続マイナスになりました。とは言いながらも、それには太陽風呂の恩恵もあります。
  ところが、エコキュートと太陽風呂が相性が悪いということで太陽風呂で温まった水をエコキュートに利用する技術がありませんでした。
  何故、出来ないのか技術畑でない私には解りませんでしたが何とも残念な話だと思っていたものです。
  ところが、とうとうできたようです。

  家庭用給湯システム「太陽熱集熱器対応型エコキュート(仮称)」の共同開発・販売について

"空気の熱""太陽熱"2つの再生可能エネルギーを利用した給湯システム〜

  東京電力株式会社(取締役社長:清水(しみず正孝まさたか)、本社:東京都千代田区)、株式会社デンソー(取締役社長:加藤(かとう宣明のぶあき)、本社:愛知県刈谷市)および矢崎総業株式会社(代表取締役社長:矢崎(やざき信二しんじ)、本社:東京都港区)は、このたび、エコキュート【注1】とソーラーシステム【注2】を組み合わせた家庭用給湯システム「太陽熱集熱器対応型エコキュート(仮称)(以下、本システム)」を共同開発いたしました。

 本システムは、主に新規戸建住宅のお客さまを対象として、平成222月より、矢崎総業株式会社が販売を開始(販売価格・販売目標未定)する予定です。

 本システムは、夜間に"空気の熱"を利用してお湯を作り出すエコキュートと、昼間に"太陽熱"を利用して効果的にお湯を作り出すソーラーシステムの2つの機器を組み合わせた給湯システムです。また、天候予測により1日の"太陽熱"の集熱量を高精度に計算する機能と、ご家庭に応じた1日の給湯使用量を学習する機能も搭載することで、効率を エコキュート単体の「年間給湯効率3.1【注3】」から「年間システム効率5.0程度【注4】」に向上させるなど高効率化を実現しております。

 これにより、ご家庭で給湯用に消費されるエネルギーの約8割を再生可能エネルギーで まかなうことが可能となることから、従来の燃焼式給湯器のみを利用した給湯と比較して 年間約7割のCO2排出量(年間 0.86トン-CO2/)の削減効果【注5】を見込んでおります。・・・以下略

  これは良さそうです。これなら屋根に水を上げることも無いので従来の太陽風呂のように屋根に負担をかけることもないでしょう。
  もっとも、従来の単純な方式とちがって冷媒を使うのでコストは高くなりそうです。それでも、これで太陽風呂が屋根に悪いと言うことで躊躇していた人も付けやすくなるのじゃないでしょうか。
  これと太陽光発電の併設で日本の家庭用のエネルギーは自立も夢じゃないかもしれません。とは言いながらも我が家は予算が無いので当分今のままで行きます。

チョッとくやしい!

200986日木曜日  第3609回  飛行船

  第2273回第2998回などで書いたように、スピードは速いが燃料がぶ飲みの飛行機は飛行船に変え、船も帆船と太陽光発電のものにすべきじゃないかと思っています。
  と思っていたら飛行船にも太陽光発電が考えられているようです。

  U.S. FrontLineより

  世界初の太陽電池飛行船を開発へ

 タートル・エアシップスは、世界初となる太陽電池飛行船の試作品開発計画を発表した。同飛行船は、船体がCIG(カドミウムとインジウムとゲルマニウム)太陽電池に覆われたまんじゅう型で、時速40マイル(70馬力)で飛行するのに十分な電力を発電する。それ以外に必要となる電力はディーゼル駆動装置が発電する。完成後にはニューヨークとパリ間の航行を計画している。

  これは良いですね。考えてみたら、船より実現性がありそうな気がします。これを現在のジェット機から入れ替えれば燃料の節約は物凄いものになりそうです。
  空の旅ものんびりしたものになり時間に追われる生活からも開放されそうです。空は飛行船、船はソーラー帆船、陸は電車となれば、いよいよエネルギーは全て太陽光発電で賄う時代というのも夢じゃなくなりそうです。
  ほんのちょっとスピードを落とし、のんびりとした生活を取り戻しませんか。

何となく実現しそう!

200987日金曜日  第3610回  電気自動車貸出制度

  第2828回第2862回第3165回でレンタル自転車「べりブ」を導入して成功しているパリを取り上げましたが、今度は電気自動車だそうです。

  時事ドットコムより

  電気自動車、市民の足に=来年末から4000台貸し出し−パリ

 【パリ時事】レンタル自転車「ベリブ」の成功で知られるパリ市のドラノエ市長(社会党)は25日までに、同市一帯を網羅する電気自動車貸出制度「オートリブ」(仮称)を来年末をめどに始める方針を決めた。公共交通の幅を広げるとともに、排ガスをまき散らすマイカーの利用を抑えて地球温暖化防止にも一役買うのが狙い。

 パリ市によれば、同市と周辺の計22市町村に1400カ所の発着ステーションを設置。入札で運営業者を選んだ上で、計4000台の電気自動車を配備する。

 仏紙フィガロによると、オートリブ利用には月額15〜20ユーロ(約2000〜2700円)の会員券購入が必要で、1回のレンタル料は30分で4〜5ユーロ(約540〜670円)。ベリブ同様、借りたステーションとは別の場所で返すことができる。車種は決まっていないが、2人乗りと4人乗りの2種類になる見込み。(2009/07/25-14:18

  なかなか思い切ったことをするなと感心していたらドラノエ市長という牽引者がいたんですね。ちょっと癖がありそうですが、こうしたリーダーが出てこないと世の中はなかなか変わらないのかもしれません。
  電気自動車よりは自転車がメインになって欲しいところですが、クルマ主体の交通体系を変えるためには電気自動車貸し出しシステムもマイカー保有台数を減らし、クルマの台数を減らすことにはなるのじゃないかと期待します。

パリ恐るべし!

200988日土曜日  第3611回  日本の実態

  今面白い動画がネットで話題になっています。民主党の政策のあやうさをフランスのテレビ局が取り上げたと言うものです。
  こういう長い動画はせいぜい1.2分しか辛抱できない私ですがこれは面白くて最後まで見てしまいました。途中で小倉智昭さんの面白い場面も出てきます。

フランス国営放送!?「お笑い日本の実態」

 

  非常に良くまとまっていて日本の現状がよく分かります。フランスがこんなに日本のことが分かっているのかと感心しました。こういうのが全世界に広まれば日本の評価ももっと上がりそうなものなのに、と、ついそれに比べて外務省は何をしているんだと言いたくなります。
  しかし、良く見ていると、余りにも出来すぎています。ここまで日本のことが分かっているのはどうもおかしい。
  何のことはないバックのフランス語と日本語の字幕は全く関係ないようです。フランス語など全く分からない私は完全にだまされましたが、その中身の素晴らしさに気持ちよくだまされてしまいました。何とも面白い人がいるものです。
  こんな動画を世界中にばら撒けば結構ユーモア好きの人達には受け入れられるのじゃないでしょうか。外務省もこのくらい頭を使って日本を宣伝して欲しいものです。

いや〜、面白かった!

200989日日曜日  第3612回  普及率

  太陽光発電が増えたと言っても普通の人は余程気を付けていない限り気が付くことは無いのじゃないでしょうか。という私も、営業を始めて屋根ばかり見ながら歩く癖が付いてからやっと見つけることが出来るくらい少ないものでした。
  その件数はまだまだ少ないようです。珍しくそんな数字がありました。

  Garbagenews.comより 20090804

 太陽電池導入住宅はまだ1.1%、借家に限れば0.1%のみ

  総務省統計局は2009728日、2008年における住宅・土地統計調査の速報集計結果を発表した。それによると、太陽光を利用した発電機器(いわゆる太陽電池、太陽光発電)を導入している居住用住宅は、2008年時点で全体の1.1%・521000戸であることがわかった。5年前の2003年と比べればほぼ倍増の伸びをみせているが、全体に占める割合はまだまだ少ない。また、借家に限れば0.1%に過ぎず、賃貸物件における導入の遅れが目立つ(【発表ページ】)

  5年前の倍ですか。それで1.1%じゃあ上を向いて歩いても滅多に目にしないわけです。これが、第3608回でも取り上げた太陽風呂くらい目に付くようになるとかなりの普及率になるんでしょうね。
  その太陽風呂は減少傾向にありますが、18年12月で185万台で6.79%だそうです。(
協会の統計集 - ソーラーシステム振興協会
  一時は15%くらいあったようですが、悪質な訪販会社のお陰で市場が冷え切ってしまったようです。太陽光発電もこんなことにならないようにしたいものです。
  いずれにしても、どちらも、もっともっと増やすして、全ての家庭の屋根に付けたいものです。そうなれば、家庭のエネルギーは全て賄える時代になっているということです。

それ程、夢ではない!

2009810日月曜日  第3613回  農水省

  昨日は家庭用太陽光発電の普及率がまだまだ少ないと書きましたが、公共施設や産業用となるともっと少ないはずです。
  それでも動きは出てきているようです。
第3585回で取り上げた環境省の公立小中学への設置についで今度は農水省が動き出すようです。

  農林水産省より

  地域資源利用型産業創出緊急対策事業のうち、太陽光パネル緊急導入事業の公募開始について

  1.事業の趣旨

農山漁村には太陽光などの自然エネルギーをはじめ、稲わら・間伐材等の未利用のバイオマスが豊富に存在するなど、食料供給のみならず資源供給の面でも大きな潜在力を有しています。このような潜在力を発現させ、低炭素社会の実現と農山漁村の活性化を同時にかつ緊急に達成するためには、未利用資源の有効活用に必要な施設等の導入や製品の利用体制の整備が不可欠となっています。

このような状況に加え、平成207月に閣議決定された「低炭素社会づくり行動計画」において、太陽光発電世界一の座を再び獲得することを目指し、導入量の大幅拡大を進めることとされる等、太陽光発電のさらなる普及が進むことが見込まれる中で、農作物の保冷倉庫や畜舎、バイオマス変換施設など、農林水産業に関連する施設等に積極的な導入を図る必要があります。

このような状況を踏まえ、本事業では、農山漁村の潜在力を最大限発揮させ、低炭素社会の実現と農山漁村の活性化に資する取組みとして農林水産業に関連する施設等への太陽光パネルの設置の支援を行います。

なお、補助率は1/2以内(民間事業者にあっては1/3以内)とします。また、設置する太陽光パネルの規模は10kW以上とします。・・・以下略

  どんどんやる気になってくれるのは歓迎なのですが、何故格省庁が別々にやるのでしょうか。こんな面倒なことをせずに一括で固定料金買取制度を導入すれば経費もかからずに済むはずと思うのは私だけでしょうか。
  何となく、省庁が自分たちの権益を守るために余分な仕事をこしらえていると考えてしまいます。
  本当に国のためを考えるなんてことは彼らの頭にはないのでしょうか。

どうもおかしい!

2009811日火曜日  第3614回  我が家の水道代

  第3556回の2期分に続いて平成21年度3期分の検針票が来ました。急激な使用利の増加から漏水の疑いがあり調べて貰った結果、第3566回で書いたように無事に見つかり修理も終えました。それだけに今期の検針票がどんな結果になっているか待ち遠しいものがありました。

  平成21年度3期分 平成21年6月7日〜平成21年8月6日 

  水道使用量    62立方メートル

  水道料金等    10,710円     約173円/立方メートル

  下水道使用量金等 9,218円    約149円/立方メートル

   合計          19,928円   約321円/立方メートル

  前年同期水量         57立方メートル

 

  平成20年度3期分 平成20年6月9日〜平成20年8月6日 

  水道使用量    57立方メートル

  水道料金等    9,691円     約170円/立方メートル

  下水道使用量金等 8,316円    約146円/立方メートル

   合計          18,007円   約316円/立方メートル

  前年同期水量         52立方メートル

  前回の74立方メートルより12立方メートルの減少と結果は出ているようですが、前年の57立方メートルと比べると5立方メートルの増加と微妙な数字です。去年に比べてそんなに多く水を使った記憶も無く、何となく腑に落ちないところがありますがこんなものでしょうか。気になって、元栓のメーターを除いてみましたが、動いてはいませんでした。暫く様子を見るしかなさそうです。

  さて前期(第3556回)の使用利用を漏水ということで修正してくれています。

  水道使用量  74→61立方メートル

  水道料金等  13,230円→10,500円  約179円→約172円/立方メートル

  下水道使用量金等 11,612円→9,019円  約157円→約128円/立方メートル

   合計    24,842円→19,519円   約336円→約320円/立方メートル

  5,323円の値引きです。水道局さんありがとうございました。

  それにしても漏水は怖いですね。気をつけたいものです。

本当に、見つかって良かった!

2009812日水曜日  第3615回  ピークオイル

  第3597回で温暖化よりエネルギー問題の方が大切じゃないかと書きましたが、もしかしたらその危機は思ってる以上に近いのかもしれません。

  asahi.comより 200983

  「世界の大油田、生産ピーク過ぎた」IEA研究者が警告

 【ヒューストン(米テキサス州)=勝田敏彦】国際エネルギー機関(IEA、本部・パリ)の研究者が「世界の大油田の原油生産はすでにピークを過ぎ、世界全体でも10年後にはピークを迎える」と分析していることがわかった。3日付の英紙インディペンデント(電子版)にインタビューとして掲載された。IEAの関係者が石油のピーク時期について明確に言及するのは珍しい。

 インタビューに答えたのはファティハ・ビロル博士。記事によると、世界の埋蔵量の4分の3を占める800以上の油田について初めて詳細な分析をしたところ、多くが生産のピークを過ぎており、5年以内に供給不足が起きて経済に大きな影響が出る可能性があるという。

  第2962回でも取り上げたピークオイルは2006年だったと言っていますが、これは後世になって初めてあの時がそうだったと分かるのじゃないでしょうか。
  いずれにしてもエネルギー問題はそこまで来ているのは間違いなさそうな気がします。
  私は、子供の頃の生活に戻る自信はありますが、大抵の人達にはそれは耐えられないのじゃないでしょうか。そうであるならば、石油に代わるエネルギー源を早急に手当てすべきであることは間違いないでしょう。そして、それを実現させるのは太陽光発電が一番だと私は思います。

早く準備しましょう!

2009813日木曜日  第3616回  我が家の太陽光発電

  例月我が家の太陽光発電、8月分7月10日から8月10日までのデータです。実質32日分で先月より1日多い稼動日数です。

  長い梅雨で60%を超えていた早明浦ダムの貯水量は10日に台風9号の影響の雨でとうとう100%に達しました。9日には久し振りに発電量0でした。
  この長梅雨と台風の影響で今月の発電量は532k
Whと8月としては今までで最悪の結果となりました。今年の天候は本当に変ですね。これも温暖化の影響なのかそれとも単なる誤差の内なのか。

 去年7月、買電、422(163,259)kWhで6,930円 1KWhの単価、約16.42円

今年7月、買電、407(155,252)kWhで6,7423円 1KWhの単価、約15.78円

 去年8月、買電、570(288,282)kWhで10,830円 1KWhの単価、約19.00円

今年8月、買電、442(189,253)kWhで7,755円 1KWhの単価、約17.55円

 長梅雨と台風の影響で発電量が764kWhから532kWhへと232kWhと強烈に減っています。この数字は5年間で最低です。それだけ今年の天候がおかしかったと言うことの証明になります。
  しかし、そのお陰でしょうか、買電が128k
Whも減っています。悪いことばかりではないようです。こうなると暖冬・冷夏こそが節電の一番の味方ということになります。温暖化より暖冬・冷夏を期待してしまいます。

 さて売電は、

去年7月、売電、390KWhで9,976円  1kWh単価、約25.58円

今年7月、売電、442KWhで10,952円  1kWh単価、約24.78円

去年8月、売電、464KWhで13,353円  1kWh単価、約28.78円

今年8月、売電、384KWhで10,790円  1kWh単価、約28.10円

  

  去年8月、▲2,523円の支払。今年の支払▲3,035円と比らべると、512円の節約となりました。
  買電▲128(▲99、▲29)、売電58の減少。大幅な節電が日照不足による売電の少なさを補って余りある結果となりました。少しは節電が定着したのでしょうか、それとも単なる冷夏のお陰か。
  それにしてもこの天候はおかしいですね。


1年目の年間電気代 31,518円

2年目           7,012円

3年目          ▲2,689円

4年目          ▲5,499円  

5年目 7月、8月   ▲7,564円

 7、8月と去年より1,979円の節約となりました。天候不順に負けずに節約が根付いたと、取り敢えずは喜びましょう。
  しかし、残暑次第ではどうなることやら。お百姓さんには悪いですが冷夏を期待したりして。

 参考:使用料金表

さて来月は!

2009814日金曜日  第3617回  矢祭町

  第3058回第3110回の議員報酬日当制で取り上げた矢祭町の名前を久し振りに見ました。

  第1049話第1055話など当時(2002年)はマスコミがこれでもかと取り上げていた住基ネットの話題です。
  そういえば、あれだけ騒いだ住基ネットって何か約に立っているのでしょうか。

  YOMIURI ONLINEより

  住基ネット不参加、矢祭町に是正要求へ

 総務省は10日、地方自治法に基づき、住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)に参加していない福島県矢祭町に、住民基本台帳法の違法状態の是正要求を行うよう、11日に福島県に指示する方針を固めた。

 矢祭町は同県から2度、是正勧告を受けているが、応じておらず、同省は是正要求を指示する必要があると判断した。

 住基ネットに参加していない自治体は、東京都国立市と矢祭町の二つだ。総務省は2月、同市に是正要求を行うよう都に指示したが、同市は参加に応じず、違法状態が続いている。

 同町の古張允町長は「町民のプライバシーを守るのは町長の責任だ」などとしており、県の是正要求にも応じない可能性がある。

  参考:総務省|住基ネット

  住基ネットに参加したからといってこれといった恩恵を蒙っているとは思えないのですが、何が良くなったのでしょうか。どうせ省庁の利権がらみで作ったんでしょうね。
  折角莫大な予算を使って作ったシステムなら我々にわかるような利便性が見えても良さそうなものですが、どうなんでしょう。
  どうせなら、今回の衆議院選挙とか
第2204回で書いたように国勢調査に有効に使って予算を節約してもらいたいものです。きっとそんな気はないのでしょうね。

  矢祭町と言えば最初に書いたように議員さんの日当制の方が興味があります。あれからどうなったのでしょう。

  MSN産経ニュースより

  【特報 追う】矢祭町議会 消えぬ不満 議員報酬日当制1

  ・・・略

  同町自立総務課によると、制度導入前の平成19年度の議員報酬総額は3473万円。導入後の20年度は1206万円で、2000万円以上の削減に成功した。

 10人いる町議の平均年額報酬約 120万円は、全国町村議会議長会の調査(平成20年7月)に照らすと、全国で最低となった。

 同課は「議員報酬の削減分は、子育て支援などに使う。すでに今年度から、これまでは就学前の児童に限っていた医療費無料化を、中学生まで拡大できた。また学校での給食費や妊婦検診の無料化などにも使っている」とし、「うちのような小さい町には、2000万円以上の削減は助かる」と話す。・・・中略

  実際のところ、制度導入に伴い、町の行政サービスが向上したり、選挙に金がかからなくなるといったメリットと、出馬の困難化や議会の不活発化のおそれなどのデメリット、どちらが上回るかは未知数だ。制度導入に関する最終的な評価は、次の町議選の結果を待つ必要があるだろう。・・・以下略

  それなりに効果は出ているようですね。しかしながら、やはり報酬が少なすぎて問題もあるようです。退職した人や金持ちでないと若い人で生活がかかっている人には無理かもしれません。
 しかしそれだけに、それでもやろうという人には期待が持てるのかもしれません。次の選挙に期待したいものです。

  それにしてもこの心意気をよしとして後に続くところがどこにも無いというのが情け無いところです。
  政局にしか興味の無い国会議員さんたちからこんな声があがるようなことは全く期待できそうも無いというのがどうにも悲しい。

日本の未来は無さそう!

2009815日土曜日  第3618回  地震対策

  11日の静岡の地震のニュースを見たとき、誰もが「東海地震」を連想したのではないでしょうか。私も、いよいよ来たかと最初に思いました。と言うのも、我が坂出市も「南海地震」が「東海地震」と前後して来るだろうと言われているからです。それだけに過剰に反応せざるを得ないところがあります。

 以前にも書いたように、私の生まれた家は物心付いた頃から斜めに傾いた柱に戸がきちんと閉まるように楔形の木が打ち付けられていて「これはお前が生まれる前に南海地震のときに傾いたんだ」と聞かされていたし、60年くらいの周期で昔から必ず起きていると教えられていたからです。

 幸いにと言うか、今度のは「東海地震」とは結びつかないと気象庁が発表しましたが、どこまで正確なのかは人間には分からないのが本当なのじゃないでしょうか。今度のゆれが「東海地震」を誘発しないと誰が言い切れるのでしょうか。なんて、考えてしまいます。

 今回の静岡地震では犠牲者はかなり少なかったようで、それは、「東海地震」に備えて多くの人が家具などを固定するなどの対策をしていたこともあったそうです。そう聞くと、必ず来ると確信している「南海地震」に対する予防措置を一切取っていないことに思い至り、我ながらあきれています。

  第3164回でも書いたように神戸の地震の時、新大阪の単身赴任用のマンションに坂出から帰ったとき、家具やテレビがすべて落下していたことに恐怖を覚え、「やはりきちんとした対応をしていないと駄目だな」と思い知らされながら、未だに何の対策もしていないのですから何をかいわんやですね。

  これは、何とか心を入れ替えて落下防止の対策を始めるかと思いながら、「いや、待てよ、家自体が耐震性になっていないのでそちらの方が先だろう」と考えてしまいます。そして、それには先立つものが無いと来ています。残念ながら運を天に任すしかなさそうです。

 とは言いながらも、最低限、家具の固定などの打てる手は打つべきでしょうね。ぼちぼち本気で対策をしておかないと大変なことになりそうですね。

さあ、どうする!

2009816日日曜日  第3619回  タイムテーブル

  この部屋で将来はエネルギーすべてを太陽光発電で賄える時代が来れば良いとずっと主張してきていますが、内心はそう簡単なものではないだろうと思ってはいます。
  しかし、もしかしたら案外実現は近いのかも知れないと思える予測が出てきたようです。

  EE Times Japanより

  米国の太陽光発電、2015年にグリッド・パリティへ 2009/07/21

 2015年までに、米国の電力供給量の3分の2においてグリッド・パリティが実現する。米国の非営利の研究グループPrometheus Institute for Sustainable Developmentの創設者でプレジデントを務めるTravis Bradford氏は2009713日、こうした予測を発表した。

 グリッド・パリティとは、太陽光発電で生成した電力のコストが、一般の送電網から供給される電力のコストと同等かより安価に供給できる状態を指す。Bradford氏は、「実際には2015年までに、米国内の99%で電力網とほぼ同コストの太陽光発電を利用できるようになる。ただし、その時点ではまだ、太陽エネルギのkW時当たりの電力コストは、電力網と比べて5米セントほど高くなるとみられる」と予測する。・・・以下略

  今まで、一番楽観的なコストダウンのロードマップは第2363回で取り上げたシャープの

    現在の発電コスト 47円/kWh程度

  2010年の目標発電コスト 23円/kWh(一般住宅電力程度)

  2020年の目標発電コスト 14円/kWh(業務用電力程度)

  2030年の目標発電コスト 7円/kWh(火力発電と同程度)

でした。未だに殆ど47円と変わらないと思えますので、2015年で電力の現状と同じコストと言えば23円としても難しそうです。
  ですからこれは幾らなんでも無理なように思えますが、もしそんなことが現実になるとすれば、私の思うエネルギーは太陽光発電で賄うというのも夢ではなくなるかもしれません。
  2015年なら私もまだかろうじて生きていそうなので現実を目の当たりにすることができるのでしょうか。

これは楽しみです!

2009817日月曜日  第3620回  ガム

  第3372回第3376回などで何度も取り上げた私の大嫌いなガムの吐き捨ての上手を行くような嫌な話題がありました。

 何時ものサイト順路の

  クライン孝子の日記より

  2009/08/13 () YUKI von MURATA氏より

 サイパン戦没慰霊碑に対して不謹慎な行いをする一部の韓国人達

  ・・・略

  1.サイパン・バンザイクリフ<哀しみと報復>

私は2006年6月28日日本国・天皇陛下がサイパン島へご訪問される以前(時期は明確にしないが今世紀である。)

サイパン・バンザイクリフ(第二次世界大戦時サイパン島ではアメリカ軍に追撃された包囲された旧日本軍と一般の日本人市民がバンザイと叫んで海に飛び込み自決した場所。)に立つ慰霊碑に数百個のチューインガムが貼り付けられていたのを発見した。

当時かなり古いガムは石同様の色となりから一見判りにくいが、新しいガムの何点かはハングル文字で表記されたロッテガムの紙と共に付着されていた。・・・以下略

  参考:日本鬼子・・・ガム・・・@バンザイクリフ Thu 06/23/2005

  話題としてはかなり古いようですが、ポイ捨てどころか貼り付けですから底には悪意がこもっていると言えるでしょう。
  しかし、これはいくらモラルが落ちたと言えども普通の日本人がするようなことではないような気がします。子供の時から教育で日本人嫌いを植えつけられた韓国人がやっているそうですが、日本の子供たちがこんな教育をされれば同じ事をするのでしょうか。
  尤も、日本人嫌いの日本の左翼の人達だったら同じようなことをするのかもしれません。
  そんな人達に選挙権を与えようとしている民主党が政権をとったらこの国はどうなるのでしょうか。何とも恐ろしいことですが、それでも国民が選ぶのですから仕方ないとしか言いようがありません。
  その結果として、日本が中国や韓国の属国になったとしても日本人が彼らの慰霊碑に対してこんな無礼を働くことがないことを望みたいものです。

  それにしても、今も同じ状態なのでしょうか。そうであれば、そんなことに対して何の手を打つこともしない外務省のえらいさんあたりに掃除をしてもらいたい。

本当に嫌な話です!

2009818日火曜日  第3621回  自動販売機

  ペットボトルがまだ自販機に入れらて無かった頃、出張の時、売店で弁当とペットのお茶を買って新幹線に乗りました。その時、初めて、飲んでいる途中で栓をすることが出来るペットボトルの便利さに気が付きました。それからは、出張の時は必ずペットボトルを買って乗るようになりました。
 その時はまだ紙コップ式の自販機オペレーターに勤めていたのですが、350ミリ・リットルのアルミ缶が自動販売機に入るようになった時に感じたのと同じように、「これは大変な時代になる」と思いました。
  この便利さと安さに消費者が気が付いたら250ミリ・リットルの缶が350ミリ・リットル缶に取って代わられたように缶はペットに完全にシェアを取られてしまうだろう。まして紙コップの需要は一気に落ちるのじゃないかと恐れたものでした。
  それから、自動販売機業界から足を洗ったので詳しくは知りませんが、ペットが缶の自動販売機に入れられるようになりその勢いは一気に進んだようです。今や自動販売機の主力製品は完全にペットボトルになっているようです。

  それからもっと厳しい時代に突入しているようです。

  NIKKEI NETより

  春秋(8/14)

 ・・・略

  便利さや近未来イメージで普及が進んだ自販機にも、最近は逆風が吹き始めている。若者の間では節約とエコを兼ねて水筒を持ち歩くのがカッコいいという。昨年の清涼飲料の販売額は前年に比べ1割以上減った。設置場所である工場などの統廃合で台数も減り続け、治安にも黄信号。自販機王国の転機だろうか。

  自動販売機の設置台数の増加により台あたり売り上げがどんどん下落し自動販売機業界の冬の時代が始まったのがペットボトルが出る前の頃だったと思いますが、今やそれどころではなくなってきたのですね。
  そういえば、私も何時の頃からか、ペットボトルに水道水を入れて持ち歩くようになり、今やあれほどお世話になった自動販売機を利用することは殆どなくなりました。
  省エネルギーの時代を考えると自動販売機や自動車の時代は終わったのかも。

時代は変わりますね!

2009819日水曜日  第3622回  高速道路無料化

  この部屋を始めた頃は昨日も書いた自動販売機の会社に勤めていて、高速道路や瀬戸大橋のサービスエリアもテリトリーだったこともあり高速道路、特に瀬戸大橋の通行量の値下げを願っていたものです。しかしながら、自販機会社も止め、環境とかエネルギー、特に太陽子発電こそこれからのエネルギーと確信してからは、高速道路の値下げが本当に必要なのか疑問を持つようになってしまいました。
  環境税が取り沙汰されたころには高速道路の料金を使えば良いなんて考えになってきたのですから節操の無いことおびただしいですね。

 しかしながら本当にエネルギーや環境問題を考えるのならやはり車社会から公共交通を主体とした交通体系に変えていくことは絶対に必要でしょう。そうなれば、今、行われている週末の乗り放題1000円なんて単なる人気取りだけの政策は直ちに止めるべきといえるでしょう。

 ところが、民主党は無料化をマニフェストに掲げるなんてとんでもないことをやりました。

 四国新聞社より

  高速道路、12年にも国有化/民主が無料化工程表  2009/08/14

 ・・・略

 それによると、道路公団民営化に伴い2005年に独立行政法人として発足した「日本高速道路保有・債務返済機構」を12年4月にも廃止し全高速道路を国有化。これに合わせて首都高速、阪神高速など一部路線を除いて無料化する。

 保有・返済機構が旧日本道路公団から引き継いだ約37兆円の債務のうち、08年度末現在で約31兆円ある未返済分は国が承継。低利の長期国債に順次借り換え、60年間で償還する。債務をそのまま国の借金にする構想に「受益者負担の原則に反する」との批判が出るのは必至だ。・・・中略

 しかし債務の返済方法に加え、無料化に伴う料金所係員の再雇用問題、影響を受けるバス・鉄道会社への対応、通行量増加による排ガス対策なども求められることになる。

 政権公約で示した10年度からの「段階的実施」期間は一部の地方路線で無料化を実現したい考え。

  民主党が政権を取ればこれが実現されることは間違いないのでしょうが、こうなるともう公共交通を主体とした交通体系なんて完全に夢物語になりそうです。その時になってエネルギー枯渇や環境問題が起こってきたときにどうするつもりなのでしょう。

 あわてて、環境税を作ってそれで対策をなんて言ってたのじゃ到底間に会わずに破綻してしまいそうです。それよりは、今の高速料金を公共交通の整備に使って、自転車道や歩道、路面電車などによる交通体系を確立することこそが未来の日本の目指すべき方向だと考えます。

 兎に角政権を取りたい為に目先のばら撒きに血道をあげる自民党も民主党も日本の将来を考えていないことは確かなような気がします。

もっと、真面目にやれ!

2009820日木曜日  第3623回  棄権

  選挙権を持って初めての選挙は学生のときでした。初めての選挙でもありどうしても選挙権を行使したかったこともあり住民票もなかったのですが、何らかの手続きをして(どうやったかは見事に忘れています。)京都で参議院議員の投票をしたことを覚えています。確か、青島さんが始めて全国区に立候補したときだったと記憶しています。
  それ以後、余程の理由が無い限りは殆どの選挙権を行使してきました。ところが、今度の衆議院選挙は今のところその意欲が全く湧きません。
  と言うのも、昨日の高速道路無料化でも書きましたが、自民・民主のどちらも選ぶ気がしないのです。どちらを選んでも日本の未来はなさそうな気がしてならないのです。どちらが政権をとって日本を駄目にするとしても国民の選択を受け入れて、もう、諦めて運命に身を任せるつもりです。どのみち、先はそれ程無いのですから。
  そんな気分の時、何時ものサイト順路の
武田邦彦 (中部大学)で武田さんが面白いことを書いていました。

  民主主義を守るのか?

  ・・・略

民主主義の3番目の要件は,間接民主主義だから,議員が「国民」の側に立たなければならない.簡単に言うと,納税者である国民の代表は税金をもらってはいけないということである.

でも,議員は年間2000万円以上の税金をもらい,黒塗りの車に乗って,絨毯の上を歩いている.彼等は国民の代表ではない.

私は8月の選挙は棄権する。私の選挙区には「税金をもらわず,選挙民の代表として働く」という候補者がいないから,投票に行けないのだ.つまり,選ぶべき代表者になる人がもともと立候補していないから,投票ができない.

民主主義が成立するためには,国民の一人一人が民主主義に対する信頼感があり,マスメディアや専門家がその社会的責任を果たし,議員が税金をもらわないことだろう.・・・以下略

  議員が報酬を貰わないのは理想でしょうが、そうなると甲斐性の無い人間は政治家になれないということになるので問題はありそうです。とは言いながらも、生活力の無い私のような人間が政治をやっても大したことは出来ないでしょうね。
  しかし、「選ぶべき代表者になる人がもともと立候補していないから、投票ができない。」と言うのには賛成です。
  国民のことも、国のことも考えずに自分のことしか考えていないような人を何故選ばなければならないのか分かりません。そう思いませんか。いっそのこと国民全員が棄権するか白紙で投票すれば面白いのに。

誰もやらないだろうなぁ!

2009821日金曜日  第3624回  コンビ二

  第3595回で少しは反省して譲歩してきたのかなと思った、セブン−イレブン・ジャパンはそんなに甘くないようです。

  時事ドットコムより

  愛知の加盟店とも契約解除=値引きとの関連は否定−セブンイレブン

 セブン−イレブン・ジャパン(東京)が、弁当などを値引き販売していた「豊橋広小路2丁目店」(愛知県豊橋市)のオーナーに今月24日付での契約解除を通告したことが14日、明らかになった。セブンは、オーナーが無断でテレビ取材に応じて機密を漏らしたといった行為が契約違反に当たるとして、値引きとの関連は否定している。オーナー側はこの決定を不服として、地位保全の仮処分などを名古屋地裁豊橋支部に申請する方針。

 セブンは、値引き販売していた「八王子南口店」(東京都八王子市)にも契約解除を通告。いずれも今月設立されたセブン加盟店主らの労働組合「コンビニ加盟店ユニオン」(約200人)のメンバーであるため、関係者からは「ユニオンの切り崩しを狙っているとしか思えない」との指摘が出ている。他にも解除通告を受けたメンバーが複数いるという。(2009/08/14-18:55

  何とも姑息ですね。どうしても濡れ手に粟のシステムを変えたくないのでしょうね。こんなことをされても、不買運動をするなんて根性の無い消費者をなめきっているのでしょうね。
  オーナー側も徹底抗戦しようとする人もいるようです。

  YOMIURI ONLINEより

  見切り販売制限、セブン―イレブンオーナー提訴

 コンビニエンスストア最大手「セブン―イレブン・ジャパン」(東京)が加盟店による売れ残り食品の「見切り販売」を制限していたことを巡り、「セブン―イレブン福島塙店」(福島県塙町)のオーナー鈴木一秀さん(59)が13日、同社に3000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 セブン―イレブン・ジャパンによると、加盟店のオーナーが見切り販売制限を巡って同社を提訴したのは初めてという。

 訴状では、「(見切り販売を)妨害したのは組織的・継続的な不法行為」と主張。1985年からの損害の一部として3000万円の賠償を求めた。セブン―イレブン・ジャパンは「訴状が届いておらず、コメントできない」としている。(20098150143 読売新聞)

  オーナーの方たちは苦しいでしょうね。何といっても圧倒的な力のはあるし、食べていかなくてはならないのですから。
  その横暴な本部に勝つためには消費者の不買運動が一番大きなバックアップになると思うのですが、全国でそうした声が上がってこないものでしょうか。政治と同じで国民がなめられている証拠でしょう。

もうこの国は駄目かな!

2009822日土曜日  第3625回  国旗

  私の子供の頃は祭日に国旗を掲げるのは私の役目でした。 金色の国旗球を旗竿に取り付け旗をくくりつけて立てたものです。何時の頃から立てなくなったのか、もう立てなくなってどのくらいになるでしょうか。少なくとも家庭を持ってからは揚げたことがありません。我ながら情け無いですね。
  この傾向はどこの家庭も同じようで、今、祭日に国旗を見ることは殆どありません。これも日教組の教育が影響しているのでしょうか。
  そんな国旗がブログなどで大騒ぎになっています。

参考: 津川雅彦『遊び』ぶろぐ ?サンタの隠れ家?

 

 それにしても下半分の円はきちんとした円じゃなくカクカクとしていたはずですが、これは下半分も国旗を使っているので滑らかな円です。
  この旗を見てだれも「これは違う」と文句を言わなかったのでしょうか。それとも民主党の中では党旗なんて誰も関心がないのでしょうか。
  それとも、もともと日本の旗が嫌いな日教組の仕業でしょうか。いずれにしても、この国の前途は真っ暗のようです。

何とも怖いですね!

2009823日日曜日  第3626回  セミ

  去年(第3251回)は芝生の水遣りでクーラーなしに挑戦していました。ところが、今年はその水遣りさえ必要ないのです。梅雨明けの遅れと長雨やその直後の台風の影響などもあり芝生は真夏だというのに元気いっぱいで水が欲しそうな様子もありません。その所為か夜も暑くて寝れないなんてこともなく水遣りも完全に忘れていました。
  そうこうしている内に、お盆も終った18日朝、我が家の近くでうるさかったクマゼミの声がピタッと止みました。
 「ありゃ、今年は心なしかその鳴き声に元気がなかったと思っていたら、早くも鳴き止んだな。やっぱり、どこかおかしい」。
  これは、もしかしたら今年は本格的な夏が来ないまま終わるのかもしれません。それが証拠にその日の夜には虫の鳴き声も聞こえ出しました。この虫の声が始まると毎年暑さも峠を越して、夜も寝やすくなってくるのです。昆虫には気候の変化もわかるのでしょうか。

  いずれにしても、この分では今年は何の苦労も無くクーラー無しで済みそうです。これぞ冷夏の恩恵と言うものです。しかし、このまま秋になだれ込むと今でも野菜にえ影響が出ていというのに、農産物全般にもっと大きな影響が出るんじゃないでしょうか。生活し易いなんて喜んでいたら農家の人にはしかられそうです。

全てに良いことは無いですね!

2009824日月曜日  第3627回  睡眠時間

  ぐっすりと眠ってさわやかに起きることができればこれほど気持ちの良い事はない。しかしながら、幾ら寝ても寝足り無いとか寝付けないとかなかなか満足することは難しい。
  これも歳を取って初めて分かったのですが、寝るのにも体力が必要です。幾ら寝坊をしようと思っても朝早くから目が覚めてしまってもう眠れない。
  しかし、長く寝るのも良いが、あこがれるのはナポレオンの短い睡眠時間。一日は誰にも24時間しかない。その中で、寝る時間が短ければ短いほど、自分の時間ができるというものです。
  その睡眠時間に関する面白い記事がありました。

  AFPBB Newsより

  睡眠時間の違いは遺伝子変異体に関係 米カリフォルニア大研究 20090817

  【817 AFP】人によって1日に必要な睡眠時間には、枕がふかふかかどうかよりも、遺伝子の変異体が関係しているという米カリフォルニア大学(University of California)の研究結果が、13日発行の米科学誌「サイエンスScience)」に発表された。

 同大学神経学研究のYing Hui Fu教授率いる研究チームは、個人が必要とする最適な睡眠時間を決定づける遺伝子を特定し、6時間の睡眠後に、生まれ変わったように目覚める人がいる一方で、生けるしかばねのような状態になってしまう人がいる理由を説明した。

 医師らによると、長寿には18時間半の夜間睡眠が不可欠といわれるが、研究ではこれをはるかに下回る睡眠時間しか必要としない一組の母娘を対象とし、2人の血液を調べた結果、遺伝子DEC2の変異体が示された。

 DEC2は以前から、人間の1日の行動パターンを規定する周期、サーカディアンリズムをコントロールしていると考えられている遺伝子だ。この発見をもとに遺伝子を操作したマウスとミバエを使って観察したところ、マウスとミバエは、暗がりの中で通常よりも激しく動き回り、睡眠時間も普段より少なくなったという。

 Fu教授はこの観察結果から、遺伝子DEC2をもつ被験者が一生を通じて、短い睡眠時間に影響されずに生きていける理由を説明できる可能性があると述べた。

 しかし遺伝子の変異体が、睡眠の質自体や覚醒状態に影響を与えるかどうかについては、まだ明らかでないという。(c)AFP

  参照:サイエンスジャパン 短い睡眠でも平気なヒトの理由

  私も歳を取って、今や10時に寝て4時起きの6時間ですが、余程熟睡したときでないと昼間はうつらうつらとしています。実際6時間はきついものがあります。
  しかし、こんな遺伝子があるとはうらやましいですね。なんとかこの遺伝子を使えるようにして欲しいものです。そうなれば残り少ない人生をこれで有効に使えるかもしれません。尤も、間に合いそうもないですが。

本当にうらやましい!

2009825日火曜日  第3628回  レンタル自転車システム

  第3537回などでパリのレンタル自転車を取り上げてきましたが、第3059回で電気自動車などで環境への取り組みに驚いたロンドンも自転車レンタルシステムを導入するのだそうです。
  世界の代表的な都市がこうしてどんどん環境問題に取り組んでいる中、日本の動きは鈍いと思うのは私だけでしょうか。

 しなやかな技術研究会より

  BIXI社の自転車レンタルシステムがロンドンとボストンに導入。BIXI?Bicycle + Taxi = BIXI

 カナダのBIXI社の自転車レンタルシステムがカナダを飛び出しロンドンとボストンでの導入が決まったようです。ロンドンでは、6000台が400個所のステーションに、ボストンでは当初2500台で260ステーションで開始ということです。BIXI社のレンタルシステムは、レンタル料の購入金額を記録したBIXI Keyという赤いタグにより同社の世界中のシステムで使えるというところがミソですね。さらに、ステーションが驚くほど簡単に設置できるようです。・・・以下略

  パリの「Velib(ヴェリブ)」とは違うようですが、こうして新しい会社が参入してくるのは良いことですね。
  サーチしてみたら沢山ヒットしました。

  グリーンズ greenz.jpより

  自転車も「所有」から「共有」の時代へ。カナダの新しいバイクシェアリングサービス「BIXI

  BIXI

 Velib - location de velos a Paris - Paris

  日本の方で経験した人がブログで紹介しています。写真が沢山あってわかりやすいです。

  あめじゃむ :: ★新しい都市の足はバイクシェアリング。共有する自転車サービス、モントリオールで始動@

 BIXI - Fly & Ride - Yahoo!ブログ

  日本も頑張っているところがあるようです。

  駅レンタカー関西|駅りんくん

 がやリン

  JR西日本も頑張っていますね。私が大阪に単身赴任していた頃にはまだなかったような気がします。今だったら、これを利用して営業活動も面白そうですね。
  こんな素晴らしいレンタル自転車システムは日本中に広めて欲しいものです。それには、高速道路の1000円とか無料なんて馬鹿なことはやめて、その収益金で早急に自転車道の整備を進めるべきでしょう。
  全く、余りにも情け無い日本の政治家たちです。やることが違ってるだろう。

もっと真剣に政治をやれ!

2009826日水曜日  第3629回  固定価格買取制度

  第3553回で時期が早くなりそうと発表された太陽光発電の電力固定価格買取制度が前倒しになりそうなのだそうです。本当でしょうか。

  時事ドットコムより

  太陽光の電力買取、11月にも開始=1キロワット時48円−経産小委

 総合資源エネルギー調査会(経済産業相の諮問機関)の小委員会は20日、太陽光発電の電力買取制度をまとめた。11月にも一般家庭から、1キロワット時当たり48円で10年間の買い取りを始める。一方、電気料金への上乗せは来年4月開始、標準家庭の場合2011年度に月額約30円、15年度以降は45円〜100円電気料金が上がる見込み。(2009/08/20-17:23

  一日でも早いことは大歓迎なので実現することを期待します。こうした取り組みの効果が現れてきているようです。

  日刊工業新聞より

  4―6月の太陽電池国内出荷、82%増と急拡大−補助制度が効果

 太陽光発電協会(東京都港区、川村誠代表理事=京セラ会長、03・3459・6351)は20日、太陽電池セル・モジュールの2009年4―6月の出荷統計を発表した。

 総出荷量は前年同期比9・9%増の28万4632キロワット。国内出荷は同82・5%増の8万3260キロワット、輸出が同5・6%減の20万1372キロワットとなった。国や自治体の補助制度の効果で、国内市場が急拡大している状況が鮮明になった。

 国内出荷の用途別内訳は、構成比で9割以上の住宅用が同77・3%増の7万6972キロワット。住宅用での年間国内出荷量は05年度の26万9887キロワットが過去最大だが、今のペースが続けば過去最大を更新する見通しだ。

 一方、輸出の内訳は米国向けが同8・7%減、欧州向けが同5・3%減、その他の地域が同3・0%減と、軒並み減少している。(掲載日 20090821日)

  スペインやドイツなどの減少で輸出は減っているようですが、今こそ日本が再び世界一を取り戻すチャンスかもしれません。
  政府の方針一つでこれだけ情勢が変わってくるのですから如何に政治が大事かと言うことが良く分かります。今度の選挙でこうした動きがおかしくならないかと心配です。
  いずれにしても、折角掴みかけたチャンスを活かして、世界のエネルギー大国を目指して欲しいものです。

期待していいのだろうか!

2009827日木曜日  第3630回  太陽光発電で充電

  電気自動車への動きがいよいよ本格的になりそうな雰囲気になってきましたが、その電気を従来の石油や石炭で発電するのでは効果は半減と言うものでしょう。太陽光発電などの発電を利用してこそ電気自動車も活きるというものです。
  その動きは余り無かったようですが、遂に乗り出すところが出てきました。

  日刊工業新聞より

  昭シェルと日産、太陽光利用の急速充電システム開発へ

 昭和シェル石油と日産自動車は19日、太陽電池とリチウムイオン電池を組み合わせた電気自動車(EV)用の急速充電システムを共同で開発すると発表した。ガソリンスタンドに設置する太陽光パネルで発電した電気をリチウムイオン電池に蓄えてEVの充電に用いる。9月にも開発を始め、2010年3月までに試作機を完成させる予定。

 昭和シェルの次世代型CIS(銅、インジウム、セレン)太陽電池に、日産がEV用に開発した車載用リチウム電池を組み合わせる。EVへの充電サービスの用途だけでなく、停電時にも電力の供給が可能な災害対応機能を持たせ、地域住民の災害拠点としての役割を持たせる。試作機の開発が成功した後、システムの商品開発を本格化する考え。

 今回の開発は経済産業省の09年度電気自動車普及環境整備実証事業の委託事業として進める。(掲載日 20090820日)

  太陽光発電の増加とこの充電が本物になればエネルギー問題は大幅に解決されると言うものでしょう。しかしながら、その前途はまだまだ厳しいのじゃないでしょうか。
  それまでは、自動車を減らし、公共交通と自転車・歩行を主体とした交通システムへの移行を考えるべきでしょう。

それにしても、面白くなってきそう!

2009828日金曜日  第3631回  電気自動車

  昨日も書いたように、電気自動車は太陽光発電で充電ならある程度認めても良いと思っていますが、それはまだ甘いようです。

  ビル・トッテン関連情報 コラム(Our World)より

 No.888 真のリーダーシップを

  ・・・略

  先日、国有化された自動車会社ゼネラル・モータズ(GM)のエグゼクティブが記者会見で、GMは電気自動車でアメリカンドリームを復活できると語ったが、現実的に考えて、ガソリンから電気自動車に置き換えることは非現実的である。仮に大量生産できたとしても、今と同じ台数の自動車を走らせるには、原子力または石炭の火力発電所なしには不可能だろう。それともブッシュ政権は、電気自動車をゴールドマン・サックスの従業員のような一部のエリート用として普及させようというのだろうか。

オバマ大統領が真のリーダーとしてすべきことは、まずは過剰な自動車への依存をやめさせること。そして1941年にルーズベルト大統領がGMに自動車の製造を禁じ、兵器工場に転換させたのに倣い、GMの工場は路面電車や鉄道を作るようにすればよい。政治家や財界リーダー、メディアが無視しようとしても、いま、世界はそれくらい大きな変革のときにあるのだ。政治家は再び経済を成長させるなどという偽りの約束を国民にしてはならないし、また国民も、それを期待するべきではない。・・・以下略

  流石トッテンさん厳しいですね。しかし、GMに路面電車や鉄道を作れと言うのは良いですね。これで、自動車から公共交通への移行を全世界で進めれば、車の減少が促進されエネルギー消費もかなり改善されそうです。
  エネルギー消費を出来るだけ少なくし、どうしても必要なものは太陽光発電など自然エネルギーで賄う。これこそ未来の地球が進むべき方向と言えるのじゃないでしょうか。
  それにしても相変わらずのマネーゲームはなんとかならないものでしょうか。

今こそ、本当に必要なものを見極めよう!

2009829日土曜日  第3632回  人口抑制

  日本は人口減に悩まされているが世界の人口増は収まりそうもないようです。今の環境問題など多くの世界が抱える問題は人口の増えすぎにあることは誰もが認めるところでしょう。
   
第418話第1868回で世界の人口を減らすにはテレビやラジオなどを普及させれば効果があるとの説を取り上げ、途上国など電気のないところへ手動式の発電機と一体のテレビやラジオか太陽光発電の導入をすべきと書きました。
  こんなことは私が言わずとも誰もが分かっているはずですが、いざそれを打ち出すとなると人道的問題などとの反対が起きるので誰もが表立って発言することを躊躇するのでしょう。
  ところが、とうとう勇気ある人が出てきたようです。

  CNN.co.jpより

  「テレビ普及で人口抑制」 インドの新政策が物議

  インド北部ウッタルプラデシュ州(CNN) 貧しい農村に電気を引き、夫婦が夜遅くまでテレビを楽しむようになれば、子どもをつくる時間がなくなって人口増加を抑えることができる――。人口問題を抱えるインドで、世界人口デーの先月11日、アザド保健・家族福祉相がこんな政策を打ち出した。「わかりやすく、効果が期待できる」「いや、ばかげている」と、賛否両論が巻き起こっている。・・・以下略

  やはり想像したように賛否両論が起きているようです。しかし、アザドさん良く打ち出しましたね。大変な苦労があるとは思いますが是非成功させて貰いたいものです。そして、それが世界に広がることを期待したいものです。
  環境問題やエネルギー問題の解決のためにエネルギー消費のテレビやラジオというエネルギー消費製品というのも矛盾しているところはあるようですが、ここは手動式や太陽光発電で解決できるのじゃないでしょうか。

タブーに挑戦してください!

  リンクが切れているので楽天で探してみました。沢山あります。以前はなかなか見つけることが出来なかったのですが、時代が変わってますね。
  これは
第1250回でも書いたように北朝鮮にも風船で飛ばしたいですね。
 
手回し ラジオ

2009830日日曜日  第3633回  自転車重点都市

  第1205回第2957回で国交省も自転車道のことを少しは考えているのだと、そのモデル地区の記事を取り上げました。香川県も高松市が第3071回で書いたようにやる気があるようです。
  国交省もある程度目途が立ったのでしょうか、今度は自転車重点都市なるものを公募するのだそうです。

 四国新聞社−香川県のニュースより

  国交省、自転車の“復権”後押し/来年度に重点都市20選定 2009/08/23

 国土交通省は23日、自転車を使って安全に通勤や買い物ができるまちづくりを進める自治体を支援する新制度を来年度に創設、モデルとなる「自転車重点都市」を公募で約20自治体選ぶ方針を固めた。都市内の5キロ程度の移動はマイカーよりも自転車の方が中心になるよう専用道を整備するなどし、自転車の“復権”を目指す。

 車の利用を控えることで地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)排出量を削減したり、自転車と車、歩行者との事故減少にもつなげる。

 新制度は、専用道や駐輪場の整備など自転車利用を促進する施策を盛り込んだ計画を市区町村が策定し、提出を受けた国交省と警察庁が重点都市を指定する仕組み。都市の規模別やレンタル自転車の活用などテーマごとに選定する考え。

 指定を受ければ、専用道や駐輪場の場所を示す「自転車マップ」の作製や運転マナー向上に向けたPR活動などのソフト面の対策は国が全額補助する考え。車道の一部をカラー舗装して自転車専用レーンにするなど既存道路の活用や駐輪場の整備の一部には、通常より上乗せで支援が受けられるようにする方針だ。

  20都市だなんて言わずに一斉に全国展開して欲しいと思うのは私だけでしょうか。高速を1000円にしたり無料にする予算があるのならその金で自転車道の整備をした方が日本の将来のためには余程役に立つと思うのですが。やはり、自動車会社や石油会社などの圧力もあって進めることができないのでしょうか。
  それでも、少しはやる気があると言うことは評価しましょう。とりあえず早く始めて全面的な展開に持って行って欲しいものです。
  今度も高松市はきっと応募するでしょうね。我坂出も自転車通勤をしているらしい新しい市長さんがその気になって応募しないかな。

チョッと期待したりして!

2009831日月曜日  第3634回  24時間営業

  第3624回での弁当値引き販売の攻防の上に、第3195回第3199回で取り上げたコンビ二の営業形態の本質的な問題とも思える24時間営業も表面に上がってきたようです。
  あの時は京都市などの自治体が規制を打ち出したものでしたが、景観や温暖化を問題にしたものでしたが、コンビ二の経営者の本音は取り上げられていませんでした。
  しかし、ここに来て遂に本音が出たようです。

  時事ドットコムより

  「24時間営業を強要」と提訴=セブンイレブン加盟店主ら−東京地裁

 コンビニ最大手のセブン−イレブン・ジャパン(東京都千代田区)が24時間営業と公共料金などの収納代行業務を不当に強要しているとして、フランチャイズ契約を結んだ加盟店主10人が24日、同社を相手取り、強要をやめるよう求める訴えを東京地裁に起こした。

 原告らは「優越的地位の乱用禁止を定めた独禁法に違反する」と主張している。

 訴状によると、同社との付属契約書は「特別の合意をしない限り、24時間未満の開店営業は認められない」としているが、24時間営業は原告らの負担を著しく増加させ、同社側は変更に応じないと主張している。

 また、収納代行業務についても、原告らの了解を得ることなく、一方的に課せられたとしている。

 この結果、強盗に遭う危険性や運営コストが増大。原告らは人件費を抑えるため、1週間に1日の休みもなく、夜間の12時間勤務も余儀なくされているという。(2009/08/24-20:56

  やはり24時間営業が店主にとっては殆どメリットがなかったようです。やっと本音が出てきましたね。この営業形態で利益の出るところは都会など全体で言えばほんの一部の店だけなのではないでしょうか。
  そうした店でも、省エネや人間本来の昼間働いて夜寝るという生活を考えると、無理に24時間営業をやるだけの意味があるのでしょうか。
  いずれにしても、損をしないのは本部だけと言えそうです。弁当の値引き販売にしろ、24時間営業にしろ本部は売り上げさえ上がれば儲けが増えるのですから店がどんなに損をしようとも何の痛みも無い訳です。
  しかし、良くこんなふざけたシステムが通ってきたものですね。そのシステムにより恩恵もあったのでしょうが出店も増えすぎてメリットも無くなってきたところで店も辛抱たまらなくなったと言うことなのでしょうか。
  いい機会ですから、人間らしい生活を取り戻すためにも24時間営業は辞めましょう。

夜は寝ましょう!

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