団塊の世代の部屋(125)

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2009121日火曜日  第3726回  サザンカ

   もともといい加減な性格の私は向日葵(ひまわり)、紫陽花(あじさい)なんて何度見ても直ぐに読みが出てこないで「え〜と、これは太陽に向かう葵だからひまわりだったな」とか「しようかは確かアジサイだったな」なんて頭の中でひとしきりひねり回してからやっと思い出す始末です

  そんな言葉の一つに山茶花(さざんか)があります。どう考えたって「さざんか」とは読めないので頭から暗記しておくしかないのですが向日葵や紫陽花と同じでひとしきり頭で考えないと出てきません。
  ところが、この読みが意外な原因からできあがったのだそうです。

  毎日jpより

  余録:言い間違い

  ・・・略

  漢字表記「山茶花」は中国でツバキを意味する言葉に由来する。それがサザンカを意味すると勘違いした上、「さんざか」という読みがやがて発音しやすい「さざんか」に取って代わった次第だ。・・・以下略

  これは無いですね。これじゃ読みにくい訳です。しかしながら日本人も案外いい加減なところがあるんですね。こんなのが受け入れられて大手を振って通用するとは思ってもいませんでした。もっと隠された意味があると思っていた私は単なるアホだったということのようです。
  しかしながら、それも細かいことにはこだわらず意外と日本人も大様なところがあると考えれば面白いですね。。
  こんないい加減な言葉が意外ともっとあるのかもしれません。あんまり真剣に漢字の語源なんて考えてると疲れますね。

参りました!

2009122日水曜日  第3727回  ニレ

  高校三年生の作詞家の方が亡くなってあちこちで関連した記事が目に付いた。先日あった高校の同窓会でもこの歌は当然のごとく歌われた。それほど我々団塊の世代にとっては青春を思い出させる代表的な歌である。およそカラオケにも縁の無い音痴の私でも歌詞は覚えているくらい懐かしい歌である。

  11月25日付 よみうり寸評より

 赤い夕陽(ゆうひ)が校舎をそめて……ああ高校三年生 ぼくら……。きのう亡くなった丘灯至夫さん作詞の〈高校三年生〉は1963年に日本レコード大賞作詩賞に輝いた・・・以下略

  ところがこのところ、「ニレの木陰にはずむ声」のニレにいい感情がわかないのです。というのも第3053回で書いたよう坂出市立体育館にこのニレの大木がありこの季節小さな葉と花の落下に毎日の掃除が大変なのです。
  葉も葉のような変わった花も小さくてアスファルトの歩道の凸凹にはまり込んで掃いても掃いても綺麗にとれません。誰かが植えたのか自然に生えたのか分かりませんが、後々の面倒見がこんなに大変だとは思いもしなかったのでしょう。こんな掃除の大変な木を気軽に植えて欲しくないものです。丘灯至夫さんもそんなことは考えたことも無いでしょうね。

  気軽に植えて欲しくないと言えば、ここでも何度も書いた楠も困り者です。常緑樹なので第3502回でも書いたように年がら年中落葉が途切れないし、花や実に第3303回で書いたアオスジアゲハの幼虫の脱皮と一年中その木の周りは落下物ばかりで休まる時がありません。
  公共の建物や街路樹に沢山植えられていますが、皆さん後の世話に苦労していると思います。設計される人は後のメインテナンスのことも考えて木を選んで貰いたいものです。さしずめ楠なんて最悪と言えそうです。尤も、下が土で掃除の必要がないのであれば問題は無いと思います。

是非考えてください!

2009123日木曜日  第3728回  坂の上の雲

  9月以降出てくるニュースの政治家の顔を見るだけでも気分が悪くなるし、裏に日本批判をこっそり入れたりする番組作りに局全体が売国に染まっているような気がして殆どNHKも見なくなってしまい益々ネット三昧の毎日です。
  しかしながら、今度始まったドラマ「坂の上の雲」は中身は殆ど覚えていないが昔面白く読んだ記憶があり
NHKがどんな意図で作っているのかの興味もあり取りあえず初回だけ見て継続して見るかどうか判断することにしました。

  見始めると明治の人の気骨が描かれていて思わず引き込まれてしまいました。何であんな気骨のある人達が居た日本がこんなに酷くなったのかと悲しくなりますが、どうやら貧乏こそが人を育てたように見えました。
  それに比べて今の生まれたときから生活の苦労を知らない2世・3世の政治家がどうにもならないのは仕方がないのかもしれません。昔の人が世界に追いつけ追い越せの精神で頑張った結果がもたらした繁栄が日本の国をどうしたいかの考えも無い政治家達を生み出したのだと考えると歴史の皮肉としか思えません。

  さて、そのドラマの主人公の一人秋山好古さんの言葉が身にしみました。

  参考になる良いHPがありました。

  坂の上の雲マニアックス → 「秋山好古」人物評伝 → 「秋山好古」語録集

  弟の真之さんを東京に呼び寄せ一緒に生活を始めたとき食事をするのに茶碗一つしかなく兄が酒を飲んですんでその茶碗を弟に渡してそれに弟がご飯をよそって食べるので、弟がそんなに貧乏なのかと不審そうな顔をして兄を見ると、兄が「お金はある。しかし身辺は単純明快でいい、余分なものは身動きの邪魔をする」と言うようなことを教え聞かすのです。

  これには参りました。思わず自分の身の回りを考えてしまいました。何と言う無駄の多い生活をしているのでしょうか。
  私のような負け組みの貧乏人でもあの生活の潔さに比べると贅沢三昧と言えるでしょう。そんな自堕落な生活をしている人間があの人の足元にも及ばないのは当たり前だと考えさせられました。
  ましてや、苦労知らずの2・3世の政治家たちが及ぶわけもありません。日本の国がここまで酷くなったのも仕方なさそうです。

一度落ちてしまうしかないのかも!

2009124日金曜日  第3729回  一本化

  第3613回第3668回でも書いたように自治体や省庁によって補助金を付ける今の太陽光発電のやり方はどう考えても不公平だし窓口が沢山あって無駄と言うものです。折角動き出した固定価格買い取り制度一本に何故統一しないのか不思議で仕方ありません。
  と思っていたら、どうやらそんな動きが出てきたようです。余り評判の良くない事業仕分けですが今回のこれは評価したい。

    FujiSankei Business i.より

   【事業仕分け】住宅用太陽光パネルの補助金「見送り」 宙に浮く1件25万円の補助 

 27日行われた行政刷新会議の事業仕分けで、温室効果ガス排出削減への貢献が期待される住宅用太陽光パネルの設置補助金が、予算の計上見送り判定を受けた。業界団体を経由した制度設計が高コストというのが主な理由だ。

 見送りになった「住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金」(要求額412億円)は、太陽光パネルを設置する家庭に対し1キロワット当たり7万円(1件25万円程度)を補助する制度。1月に始まり、申請件数は既に10万件を突破している。

 だが、パネルメーカーの出向者が作った「太陽光発電協会」に事務局を委託していることが、「なぜメーカーの利益になることをやり、お土産まで付けるのか」と問題視された。

 経済産業省の高橋千秋政務官は「事務費の見直しも含めて、新しい枠組みで、12月の予算要求までに出し直したい」と述べた。

  この補助金を止めてその一部を固定価格買い取りに上乗せするも良し、又は、第3701回でも書いたように国は一切金を使わないというのも良いでしょう。兎に角、窓口が多くなることは無駄が増えることは間違いないのですから固定価格買い取りに一本化することこそ大事でしょう。

是非実現して貰いたい!

2009125日土曜日  第3730回  関空

  第3697回で普天間基地移転を与那国島にしたらどうだろうかと書きましたがあれから既に一月経ちましたが相変わらず先延ばししたままです。与那国島が名乗りを上げたとのニュースもありません。
  と思っていたら意外なところから声があがったようです。

  MSN産経ニュースより

  橋下知事、関空を軍民共用化?「普天間の受け入れも検討…」 2009.11.30

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、大阪府の橋下徹知事は30日、関西国際空港への移設について、「あくまで個人的な見解」と断った上で、「国から正式な話があれば(議論を)受け入れる方向で考えたい」と述べた。日米同盟に多大な影響を与える普天間基地問題がクローズアップされる中、関空移設も視野に検討する姿勢を示した橋下発言は各方面に波紋を広げそうだ。

 「北海道・本州・四国・九州は、沖縄に配慮を」

 橋下知事は、多くの犠牲者が出た沖縄の地上戦にも触れ、「沖縄には多大な負担をかけた。本州、四国、九州、北海道の人は十分配慮しないといけない」と強調し、「日米安保に影響することまでは自治体の長としてはいえないが、国から提案があれば検討しないとはいえない」と話した。現時点では、国からの正式な要請はないという。

 また、関空の軍民共用化や神戸空港の活用の可能性についても検討事項に挙げ、「沖縄の基地負担の軽減につながるのであれば、関西全体で議論をしたい」とし、「国は沖縄の振興策をきちんと考えるべきだ」と述べた。

  私が与那国島を思いついたとき一部のネットで関空という書き込みを見たのですが、その時はさすがに関空は難しいのじゃないかと思ったものです。
  しかし、知事が打ち出したとなるとこれは面白くなるかもしれませんね。一度考えてみる価値はありそうです。鳴り物入りで建設した関空をここまで窮地に陥れたのは伊丹の周りの住民の思惑やそれを利用して儲けた政・官・財にあるはずですから、思い切ってやってみればそうした人達に対する痛烈な仕返しにもなろうと言うものです。
 沖縄の人達だって実際に基地が無くなってしまえば困る人達もいるはずです。そんな自分たちの都合ばかりを声高に主張する人達に一泡吹かせるのも小気味いいのじゃないでしょうか。
  こんな思い切った発言をできるのは橋下知事くらいしかいないかもしれません。こんな機会は2度とないような気がします。思い切ってその提案にのってみればどうでしょう鳩山さん。まあ、そんな度胸はないでしょうがどうですか。

やってみませんか!

2009126日日曜日  第3731回  LED電球

  第3651回でも書いたようにシャープ・パナソニック・東芝とLED電球に大手が力を入れてきて価格も半分程度に落ちてきたようですが、まだまだ私には手が届きません。何とか早く我が家にも採用したいとは思うのですが当分は無理のようです。
  と思っていたら、今度は中堅メーカーが乗り込んできたようです。

  福井新聞より 121

  低価格LED電球を開発 オリオン電機、大手の5〜6割に設定

 AV機器製造のオリオン電機(本社福井県越前市家久町、矢野栄幸社長)は、消費電力が少ない低価格、低発熱型の家庭向けLED(発光ダイオード)電球を開発、生産を始めた。部品の改良を重ね、価格は大手メーカーの店頭価格の5〜6割に設定。OEM(相手先ブランドによる生産)供給を通じて今月上旬から販売する。

 LED電球は、家庭の電球ソケットにそのまま取り付けられる。消費電力は白熱電球に比べ約8分の1で、設計寿命は4万時間(1日10時間使用で約10年)で約40倍長い。環境に配慮した省エネ製品のため、複数の大手メーカーが参入している。

 従来のLED電球は、小型チップを組み合わせた「パワーLED」という部品を使って発光させているが、同社は小型チップだけをちりばめて構成することで大幅なコスト削減に成功。チップの配置の工夫によって、明るさも維持した。小型チップを使うことで電球の発熱量を抑えたため、放熱用カバーをシンプルにしたことも低価格につながった。

 タイにある同社のグループ会社が、10月下旬から40ワットと60ワット相当の明るさを持つ4種類の電球の本格生産を始めており、今月上旬から生活雑貨卸業のドウシシャ(本社大阪市)を通じ「ルミナスシリーズ」として全国のホームセンターや大手量販店で販売する。店頭価格は1980〜2480円で、4000円前後の製品が主流の大手メーカーに低価格で対抗する。

  面白くなってきましたね。いよいよ価格競争が始まるのでしょうか。もう一声下げて1000円くらいなら我が家も手が出るかもしれません。
  これが爆発的に売れれば大手も追随してくるかもしれません。そうなればいよいよ手が届くかもしれません。
  それにしても、この動きは何となく太陽光発電より早いような気がします。日本中の照明が一気に
LEDに変われば省エネの効果は大きそうです。新エネルギーも大事ですが、省エネもエネルギー問題にとっては効果は大きいものがあるはずです。この動きに期待したいものです。

楽しみ!

2009127日月曜日  第3732回  LED

  昨日も書いたLED、家庭用照明だけでなく第3682回第3704回で取り上げた産業用などの水銀灯などの大容量な光源の代替としても着々と使用は進んでいるようです。

 47NEWS(よんななニュース)より

  明治の灯台、LEDに 省電力、太陽光も利用

 113年前の明治時代に建てられ、横浜港では最古の横浜北水堤灯台が、このほど白熱灯から発光ダイオード(LED)に切り替えられた。電力が従来の25分の1で済み、太陽光発電装置も併設されたクリーンエネルギータイプ。海上保安庁が全国の灯台でLED化を進め、これまでに約3300ある灯台の8割以上が切り替えられている。

 北水堤灯台は高さ15メートルの赤い鉄塔型で1896(明治29)年に建設された。当初は石油ランプが使われ、大正時代にガス灯に変わるころまで、夕方に灯台守が船で向かい、泊まり込んだ。1923年の関東大震災で一部が倒壊したが、ドーム形の天井などは当時のままだ。

 19日にあった交換作業では、震災後に付けられた直径約50センチの巨大レンズを外し、100個以上のLEDが並ぶ円盤状の灯器が組み込まれた。

 海保によると、日本初の洋式灯台・観音埼灯台(神奈川県横須賀市)など大型灯台は大光量が必要なためLEDには切り替えず、現行の光源を続ける。

  これが初めてかと思ったらもっと切り替えは進んでいるようです。

  毎日jpより

  LED灯台:境港に 電源も太陽電池へ−−海上保安部 /鳥取

 境海上保安部は、境水道の入り口にある境港防波堤灯台の光源を白熱電球からLED(発光ダイオード)灯器に切り替え、電源も一般の商用電源から太陽電池に変更する。CO2の排出が少ないエコ灯台に生まれ変わり、見た目も電線のないすっきりした容姿になる。

 海上保安庁は「地球にやさしい航路標識」と銘打ちLED灯器への転換を進めており、境海上保安部も今年度17カ所の航路標識をLEDを導入する。うち7カ所は電源も太陽電池に切り替える。今年度中に管内の灯台やブイなど光を使う航路標識148基のうち98基(66%)がLED化される。使用電力が少ないため太陽電池と蓄電池で電力はすべて賄えるという。

 LED灯器は寿命が長いため、電球のように定期的に交換する必要がない。維持管理のコストが省けるメリットもある。【大川泰弘】

  灯台がこんなにLEDに替わっているとは知りませんでした。第3682回の水銀灯の代わりなども開発されてきているので、このあたりのコストダウンが進めば工場や体育館などの公共施設など大量の電気を使っているところも交換が一気に進みそうです。
  この当たりが
LEDになれば消費電力の削減は一気に進むと言うものです。そうなれば、太陽光発電などの自然エネルギーの比率も大きくできると言うものです。その上、24時間営業や深夜放送などの中止が進めば電力消費はかなり削減されそうです。これは意外と早くエネルギー問題や温暖化対策は達成されるかもしれませんよ。

前途は明るいかも!

2009128日火曜日  第3733回  シルクロード

  平山郁夫さんが亡くなられました。シルクロードの絵が有名で画壇の頂点の人というくらいしか知りませんでしたが、広島で原爆に会われていたとは知りませんでした。

  YOMIURI ONLINEより

  12月3日付 編集手帳

 窓に息を吹きかけ、指で絵を描くのは幼子だけとは限らない。描きたい、描く、という衝動が指を絵筆に変えたのだろう。平山郁夫さんは新幹線の窓に不動明王を描いている◆1977年(昭和52年)8月、広島市で原爆忌の供養式に参列して東京に帰るときのことで、当時47歳である。その2年後に発表された『広島生変図』では町を焼き尽くす業火の渦巻くなかに、憤怒の形相も荒々しい不動明王が不死鳥のように立つ◆15歳で被爆し、以後20年間、広島に帰らなかった。絵の題材に困ったときも、原爆は描かなかった。〈生き残った私に後ろめたさがあったのだろう〉と、本紙連載「自作を語る」にある◆被爆体験が平和の祈りとなって新幹線車中の指先からほとばしるまで32年という歳月を要したことが、その人の心身が背負いつづけた苦しみの重さを物語る。唐僧玄奘を描いた『仏教伝来』をはじめとしてシルクロードや仏教を題材に、雄大にして叙情あふれる数々の作品を残し、平山さんが79歳で亡くなった◆画集をひらく。平山さんの色と言っていいだろう。月明かりの沙漠(さばく)の夜空、群青が目にしみる。

  それであれば下記のことなどご存知だったのでしょうか。

  頂門の一針より

  1742号  09122(水)

  知らなかった「シルクロードの核汚染」  毛馬 一三

  「頂門の一針」主宰・渡部亮次郎氏の卓見「シルクロードの核汚染」を読み、驚愕した。それは、札幌医科大学・高田純教授がNHKに出した公開質問状に一節に、こう記されているという内容のことだった。

<高田教授は、核爆発災害研究の専門科学者として、世界の核被災地を調査してきたが、中国共産党がシルクロードの要所であった楼蘭遺跡周辺での総威力22メガトンの核を爆発させ、世界最悪の災害発生を確認した。

その総核爆発は、広島の核の1375発分。現地では 100万人以上のウイグル人たちが死傷したという。(伊勢雅臣「シルクロードの裏側」より。http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/

しかもNHKはその事実をよく調べもせず、1980年3月に現地入りして撮影し、『シルクロード』を放送。それを見て、27万の日本人がシルクロード入りし、知らずに放射能を浴びて帰ってきた>というのだ。・・・以下略

  きっとこんなこと知らなかったのでしょうね。知らずにシルクロードに魅せられて何度も訪れたのであれば知らず内に放射能を浴びてしまっていたのではないでしょうか。それで寿命を縮められたなんてことがあったのかもしれません。
  もしこのことを知っていればきっとシルクロードへ行くこともなかったのじゃないでしょうか。そうすれば代表的な作品も生まれなかったのかもしれません。なんと言う皮肉なのでしょうか。

  中国を信頼もしていたのでしょうがその人をも騙して利用した中国の恐ろしさを感じずにはいられません。
  知らずに逝かれたことがせめてもの慰めなのかもしれません。それにしても罪な国ですね。

何とも腹立たしい!

2009129日水曜日  第3734回  Susan Boyle

  第3720回で取り上げたスーザンボイルさんの初アルバムの売れ行きがやはり良さそうです。

  47NEWSより

  ボイルさん、米でも大ヒット 初アルバム売り上げ1位

 【ニューヨーク共同】英国のオーディション番組から誕生した女性歌手スーザン・ボイルさん(48)のデビューアルバム「夢やぶれて」が米国でも発売後1週間で70万1千枚を売り上げ、アルバムヒットチャートの1位に躍り出たことが2日、米調査会社ニールセン・サウンドスキャンの調べで分かった。CNNテレビなどが伝えた。

 同アルバムは先月23日に英国で販売開始。同国で1週間に41万枚以上が売れ、アルバムチャートの1位になった。オーストラリア、アイルランドでも爆発的人気で全世界で既に100万枚超を売り上げた。

 CNNによると、米国での女性歌手のデビューアルバムで販売開始後1週間のセールスとして過去最多という。また最近若者に人気のダウンロードによる売り上げはわずか6%で、94%がCDで売れており「潜在的な音楽ファン層を掘り起こした」(米紙)とみられている。 2009/12/03 11:19 【共同通信】

  世の中にはこんなことも起るのですね。それにしても途中で諦めて何の努力もしないでいればこんな奇跡は起きなかったでしょう。やはり人間どんなときでも実力を蓄える努力をしていないとチャンスの前髪を掴み損ねることになるのでしょうね。
  何でも「マアいいか」と諦め易い私には起りそうも無い奇跡であることは間違いなさそうです。
  それにしても、実力を素直に認める人達には感心します。日本ではこんな現象は起き難いような気がするのは私だけでしょうか。
  それでも未だに鳩山さんを支持する人が多いところを見ると、マスコミが上手く囃したてればそれ以上にブームは起き易いのかもしれません。

何となく情け無いような!

20091210日木曜日  第3735回  中国の核実験

  一昨日第3733回)に書いたシルクロードの核実験の映像がYouTubeにありました。イギリスのBBCが10年も前に潜入取材して放送したものだそうです。

【ウイグル】中国の核実験 潜入調査

  何とも腹立たしいですね。平和主義者の主張なんて本当にいい加減なことがよくわかります。この中国の核には何の批判もせずアメリカの核だけを非難するその考えが全く分かりません。やはり向こうの息がかかっていると考えるしかないのでしょうか。そうでなければこのダブルスタンダードの訳が分かりません。
  それにしても、シルクロードを持ち上げる
NHKBBCのこの差は驚くべきです。NHKは余程日本人が憎いのでしょうか。それとも単に無知だけなのか。

それはないでしょうね!

20091211日金曜日  第3736回  津川雅彦さん

  第3625回で参考にさせてもらった「日の丸を切り刻み」の津川雅彦さんが久し振りのブログ更新で又しても私の毎日のもやもやを代弁してくれています。

  全文はかなり長いのでその中の面白かった一部だけを引用させて貰いますが、是非リンク先で全文を読んでみて下さい。

  津川雅彦『遊び』ぶろぐ ?サンタの隠れ家?

  政治についてのひとり言は役者として粋じゃぁないが…

  ・・・略

  大統領が天皇陛下に会い、深々と頭を下げて礼をしている写真を見て、その誠実な人柄に日本人は皆!非常な好感を持ったに違いない。

アメリカの共和党筋からは一部異論が出たようだが、天皇制に批判的な日本の民主党政権へのオバマ流の品の良い諌め方だと感心した。

一方、非礼極まる鳩山君。賓客オバマ大統領を日本に残して、13日の夜、さっさとシンガポールに発ってしまった。

家に同盟企業の社長を招いておいて、ちょっと用がありますのでと主が嫁さんと子供に任せて社長を家に残し居なくなってしまうなぞ、あり得ない無礼だ。

両陛下と外国の賓客の食事会に首相が同席しないのも外交上、前代未聞。

皇室にも大統領にも非礼極まる事件となった。更にオバマ大統領は共同会見で、『北朝鮮は拉致被害への釈明なくして、国際世界への復帰はあり得ない』と言い切った。

…が、日本の鳩山から拉致被害者の話は一切出なかった。・・・以下略

  オバマさんのあのおじきをこんな風に解釈したのは初めて見ました。面白いですね。やはり津川さん只者じゃないですね。
  それにしても、有名な俳優さんでありながらマスコミをこれほどまでにきちんと批判するのは仕事への影響を考えると生半可な気持ちでは出来ないはずです。余程の覚悟を持って発言されているのだと感心します。並みの人間には出来ないことでしょう。
  こんな人が日本の政治家にいないことが日本の悲劇なんでしょうね。今すぐ鳩山さんと代わって貰いたいくらいです。
  それにしても、未だに鳩山政権を支持する人が60%もいる日本ってどうなってるんでしょうね。

もう皆諦めてるのかな!

20091212日土曜日  第3737回  鉄道無料化

  民主党は殆ど支持されていないマニフェストとかに未だにこだわってこの国を間違った方向に導こうとしているようです。
  その最たるものはマニフェストにも書いていない外国人参政権ですが、一番の売り物だった子供手当てと高速道路無料化も諦めてないようです。

  四国新聞社より

  高速無料化、本州含め試行方針/馬淵副大臣、費用は圧縮も 2009/12/06

 国土交通省の馬淵澄夫副大臣は6日、共同通信社のインタビューに応じ、2010年度に実施を予定している高速道路無料化の社会実験について「日本全国が対象に入ってくる」と述べ、北海道などに限定した形ではなく、本州も含めた全国の路線から試行区間を選ぶ方針を明らかにした。

 馬淵氏は、社会実験は多様な場所で渋滞など無料化の影響を見極めることが目的として「(特定地域に)分断した形ならやらないのと同じ」と指摘。地域経済を活性化するためにも、全国各地で無料化を試行する必要があると強調した。また既に作成した社会実験の素案でも、実施地域については「限定的なものは予定していない」と説明した。

 一方、10年度概算要求に盛り込んだ社会実験の費用6千億円について「多すぎる」(野田佳彦財務副大臣)とする声が出ていることについて、馬淵氏は(1)渋滞激化(2)公共交通機関への影響(3)二酸化炭素(CO2)排出量の増加―などが過大にならないよう対象路線を絞り込むとし、圧縮に取り組む姿勢を見せた。

  こんなことを国民が望んでいると本当に思っているのでしょうか。国の財政を破綻させてまでそんな無料化にこだわるほど国民はバカじゃない。それが分からないのは政治家の方が余程金に目がくらんだバカだということでしょう。

  温暖化対策やエネルギー問題から考えたら高速道路の無料化よりそのお金で鉄道の無料化とまでは言わなくても新幹線の整備と在来線とともに料金の大幅な値下げを実施こそ考えるべきでしょう。高速道路の値下げよりこちらの方が余程未来の日本のためになるとは思いませんか。
  確かに整備新幹線には今まで政・官・財がむしゃぶりついていましたが、こんなところでこそ民主党がそれを排除すればいいのです。
  本当に必要なものと無駄なマニフェストの実行とが分からないほどあなたたちはボケているのですか。

もっと真剣に考えてください!

20091213日日曜日  第3738回  高速に鉄道

  昨日、鉄道の無料化と書きましたが、偶然でしょうか鉄道についての面白い記事を見つけました。

  SankeiBizより

  「高速中央分離帯に新幹線」構想 エコ物流推進 建設費捻出カギ (1/2ページ)  2009.12.8

 有識者らで構成する東海道物流新幹線構想委員会(委員長・中村英夫東京都市大学長)は7日、第2東名、第2名神高速道路の中央分離帯などを活用し、貨物専用の鉄道を施設する「東海道物流新幹線(ハイウェイトレイン)」の構想をまとめた。物流の「モーダルシフト」を進め、二酸化炭素(CO2)排出量削減や省エネルギー効果が期待される一方、建設費は総額2兆円に上ることが想定されることから、実現には官民挙げての取り組みが求められそうだ。

 ハイウェイトレインは日本の大動脈とされる東京−大阪間(約600キロ)の物流効率化を図るため、貨物鉄道を走らせるという構想。建設が計画されている第2東名、第2阪神高速道路の中央分離帯や用地買収後も実際には使われていない車線を有効活用する。現行のJR東海道線の線路での貨物輸送量をこれ以上増やすのは難しいため、中村氏らが2008年2月から検討を重ねてきた。

 1日の輸送量は20万トンを想定。CO2排出量を年300万トン、軽油使用量を年18億リットル、それぞれ削減できる。コンテナ方式を導入し、東京や名古屋、大阪などの大都市に設置するターミナルで、鉄道からトラックへの荷物の積み替えが簡単にできる。また、長時間勤務を強いられるトラック運転手の労働環境を改善し、交通事故を減らす効果も期待できる。・・・以下略

  第2417回などで貨物新幹線を作るべきと書いてきた私も今の新幹線や在来線を2階建てにしてもう一本線を作ることは考えましたが、高速道路に線路は考えませんでした。これは面白いのじゃないでしょうか。有識者なんてロクでもないことしか考えないと思っていましたが認識を改めないといけないですね。

  兎に角、クルマ主体の交通体系を一日も早く抜け出すためにも新幹線の整備とこの貨物新幹線の新設、そして在来線を有効に使うことを考えるべきでしょう。そのためには昨日の鉄道の思い切った値下げを考えるべきでしょう。
  それで一気に利用が高まれば採算は合うようになるのじゃないでしょうか。

一日も早い決断を!

20091214日月曜日  第3739回  我が家の水道代

第3677回の4期分に続いて平成21年度5期分の検針票が来ました。漏水の修理が終わってどれだけ使用量が減ったかと期待していたのに思ったほどの成果が現れてなくてちょっとがっかりした前期分でしたが、今回はどうでしょう。

  平成21年度5期分 平成21年10月10日〜平成21年12月7日 

  水道使用量    59立方メートル

  水道料金等    10,090円     約171円/立方メートル

  下水道使用量金等 8,652円    約147円/立方メートル

   合計          18,742円   約318円/立方メートル

  前年同期水量         55立方メートル

 

  平成20年度5期分 平成20年10月8日〜平成20年12月8日 

  水道使用量    55立方メートル

  水道料金等    9,292円     約169円/立方メートル

  下水道使用量金等 7,980円    約145円/立方メートル

   合計          17,272円   約314円/立方メートル

  前年同期水量         54立方メートル

   前期の63立方メートルよりかろうじて4立方メートルの減少です。少しは減りましたが、それでも昨年実績55立方メートルと比べるとまだ4立方多い。
  果たして、これが本当の数字なのかそれともまだ漏水があるのか判断がつきません。
  この部屋を見てくれている友人が「お前とこのはやっぱり多いで」と言っていたのでまだまだ節水も足りないのかもしれません。
  いずれにしても水道代が高過ぎと思うのは水不足に悩む坂出では贅沢というものでしょうか。

それでも高い!

20091215日火曜日  第3740回  我が家の太陽光発電

  例月我が家の太陽光発電、12月分11月12日から12月9日までのデータです。29日分で先月より1日少ない稼動日数です。
  とうとう来ました。先月、いよいよ定額買取制度が始まって最初の検針日で、果たして既に新価格になっているのかどうかと期待しましたがやはり常識から考えてそんなことはありえず、いよいよ今月の検針からのようです。
  ところが先月の検針以後お天道様は定額買取価格が気に入らないのか例年に無い天候不順をきめこみ、お陰でその結果は、18年12月の285k
Whについで悪い308kWhという発電量でした。
  こんな発電量で果たして支払いマイナスは実現なったのでしょうか。

去年11月、買電、557(196,361)kWhで8,109円 1kWhの単価、約14.56円

今年11月、買電、502(166,336)kWhで7,067円 1kWhの単価、約14.08円

去年12月、買電、623(175,448)kWhで8,341円 1kWhの単価、約13.39円

今年12月、買電、550(155,395)kWhで7,302円 1kWhの単価、約13.28円

 

  今月も買電が減っています。温暖化の影響でしょうか。今年も私はコタツなしで一冬過ごす予定です。温暖化も悪いことばかりではないですね。

 さて売電は、

去年11月、売電、304kWhで7,213円  1kWh単価、約23.73円

今年11月、売電、357kWhで8,325円  1kWh単価、約23.32円

去年12月、売電、262kWhで6,217円  1kWh単価、約23.73円

今年12月、売電、236kWhで11,328円  1kWh単価、約48.00円

  売電単価が48円になっていました。やはり本当だったのですね。
  
去年12月、2,124円の支払。今年の支払▲4,026円と比らべると、6,150円の節約となりました。
  買電▲73(▲20、▲53)、売電▲26。発電量は355から308と47k
Whの減少と発電量の落ち込みを取り返すことは出来ませんでした。
  発電量の落ち込みを補って余りある使用量の減少でした。これだけ使用量が減ったのは節約の成果とそれ以上に暖房を余り必要としない暖冬のお陰のようです。
  それに買取単価が48円と上がったお陰でこの時期に▲4,026円の電気代はありがたいですね。この分なら最悪月である1月も何とかなるかもしれません。


1年目の年間電気代 31,518円

2年目           7,012円

3年目          ▲2,689円

4年目          ▲5,499円  

5年目 7月、〜12月   ▲21,264円

 7〜12月と去年▲4,065円と比べて17,199円の節約となりました。来月を乗り越えれば年間通じて電気代マイナスも夢ではなくなりそうです。負け組みの我が家にも少しは光が差して来たのかも。

 参考:使用料金表

さて来月は!

20091216日水曜日  第3741回  ポイ捨て

  第3709回などで何度も書いてきましたが、タバコのポイ捨てとガムの吐き捨ては相変わらず止まる様子はありません。体育館の隣の歩道も朝に掃除をすませても夕方には既に何本かのポイ捨てがあります。こういう人は誰かが掃除をしているという意識はないのでしょうね。こんな人に自覚を期待しても無理なのでしょう。それであればやはりここはJTさんに土に帰るフィルターを作ってもらうしかないでしょう。真剣に考えてもらいたいものです。政府もちゃちな値上げをせずに一気に1000円くらいにしてその内のほんの数円をフィルターの代金としてJTに取らせてやれば良いのです。

  さて、もう一つの悩み、ガムのポイ捨てですがこれもほんの一部の人なのでしょうが相変わらず収まる様子はありません。最近は体育館の床にまでこびりついているのに気が付きました。まさかこんなところへ吐き捨てる人がいるとは、自分のやっているスポーツを冒涜しているとは思わないのでしょうか。全く想像もしませんでした。きっと、自分の家の中でも平気で吐き捨てるのでしょうね。と、そこまでやっていたら返って脱帽しますが、そんな凄い人はいないでしょうね。悔しかったら家でも吐き捨てて下さい。褒めてあげます。

  なんて嘆いていたら、今度は何と男子の小便器に吐き捨てているを見つけてしまいました。最初は小さな紙片でも捨てているのかと、「全く、どこへでもゴミを捨てて!」と思いながら拾い上げると、なんとガムでした。きっと、何時も外のタイルの上にはき捨てている同じ常習者でしょうね。

 こんな人にスポーツをやって欲しくないと思うのは私だけでしょうか。

全く、腹立たしい!

20091217日木曜日  第3742回  この国

  司馬遼太郎さんが書いた「このくにのかたち」のタイトルをみるとかなり日本に絶望していたんじゃないかなと思います。人が「このくに」とか「この会社」とか言い出したときは、それに希望が持てなくなった時ではないかと思います。と第68話で書きました。
  あれから10年経って私の絶望感は益々深くなりどうしても「我国」とは言えず「この国」と言ってしまいます。
  そんな「この国」についての面白い説がありました。

 JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイルより

 天下の無法松「国家再建シリーズ」第3弾 再考「明治時代とは」

  ・・・略

  皆さんはこの平成の時代になって、「我が国」と言う言葉を良く聞かれるようになられたでしょうか。それとも「この国」と言う言を良く聞かれるようになられたでしょうか。

 恐らく「我が国」と言う言葉を聞くことは皆無に等しく、殆どその言葉は「この国」と言う言葉に置き換えられて語られているのが平成の時代の一つの特色ではないでしょうか。

  ここまで言えば賢明な多くの読者の方はこの「この国」と言う言葉を誰が流行らせたのかを御存じかと思いますが、それは司馬遼太郎氏です。司馬氏の小説では「坂の上の雲」を初めとして、「この国」と言う言葉が連発され、それに影響された戦後の日本の多くの知識人達が「我が国」では無く、「この国」と言う言葉を使うようになったと言われています。(このことに反論のあられる方は伊勢さんまで御連絡下さい。)

 そして平成の現代では「この国」と言う言い方が一般の日本国民にまで広がり、それはあの「新しい歴史教科書をつくる会」の中心におられた有名な保守派の方も同じで、無法松はかってこの方の講演で「この国」の言葉が何回連発されるのかを数えたところ10回は超えておられました。その間、「我が国」と言う言葉遣いは1度も無法松の記憶に無く、やはり、保守派と言っても全共闘世代の人間は駄目だと思ったものでした。なぜ駄目かと言うと、「この国」と言う言葉遣いには祖国に対する責任・絆・忠義・愛着・帰属意識などが感じられないからです。

  「この国」と言う言葉遣いには良く言えば自分は日本と言う国を客観的に見ることができると言う思い上がった意識が感じられ、悪く言えば、自分は日本と言う愚かな国の人間では無く、日本人であることから逃避したいと言う深層心理を感じるからであります。このように感じるのは何も無法松だけでは無いと思います。・・・以下略

  成る程、思い上がった意識ですか。そうかもしれませんね。私も、「この国」と言うときには絶望感だけでなくどことなく「自分は日本と言う愚かな国の人間では無く、日本人であることから逃避したいと言う深層心理」があるのかもしれません。
  今回の選挙でも私は民主党を選ぶことはできませんでしたが、かといって自民党も選べず、白紙投票をしてしまいました。そして、現在の民主党の無茶苦茶さを見ながら、こんな奴らを選んだ人達に「あんた達が選んだんだから思い知るんだな」なんてどちらかといえば思い上がった気持ちで見ているようです。

  実際に、どう考えても人類の歴史始まって以来、我々団塊の世代が生まれ育った戦後の日本ほど恵まれた時代は殆ど無かったと言えるる。そんな素晴らしい国に生まれ育って「この国」としか言いたく無くなってしまったのが余りにも悲しい。
  そして、一段と「この国」としか言いたくない気持ちが増しています。こころから「我が国」と言える日のくることを期待したいものです。

もう無理なのか!

20091218日金曜日  第3743回  帆船

  第3385回第3580回などでこれからの船は昔からの帆船の知恵と太陽光発電を生かしたものを考えるべきだと書いてきましたが、いよいよその動きは本物になってきているようです。

  asahi.comより

  帆が伸び縮み 燃料3分の1のエコ船、東大などが開発へ 20091210

 船上に「伸び縮みする帆」を設けることで、燃料消費を従来の3分の1に少なくする大型風力推進船を東京大や日本郵船、商船三井、帝人などの研究グループが開発する。5年以内の実用化をめざしている。

 グループの発表によると、全長約300メートルの船に、炭素繊維を含んだ複合材料製の高さ50メートル、幅20メートル、重さ約30トンの帆を9本設ける。コンピューター制御で動かし、風が弱いときは電動モーターでスクリューを動かす。入港時には小さく畳んで収納する。

 帆の部分の建造には約10億円かかるが、大型のエンジンを積む必要がなくなるため、同じ規模の船の1〜2割増しの建造費ですむという。

 国際海運の二酸化炭素(CO2)排出は8.7億トン(07年)で、ドイツ1国分の排出量に相当する。研究グループの大内一之・東京大特任教授(船舶海洋工学)は「昔はなかった新しい材料やハイテクを結集させる」と話す。(山本智之)

  昔の帆船と違って材料が良くなっているのでコンピューター制御との組み合わせで想像もできないような性能を発揮する可能性がありそうです。これに太陽光発電などを組み合わせればきっと脱石油の船はできるのじゃないでしょうか。
  

  もう一つそんな船が紹介されていました。

  CNN.co.jpより

  太陽光と風力で進むフェリー、豪企業が開発 香港でお披露目

ロンドン(CNN) オーストラリアの企業が開発した太陽光と風力で動力を得るフェリーを開発し、このほど香港でお披露目された。石油代替燃料への切り替えがなかなか進まない船舶業界に、一石を投じるものとして期待されている。

開発した豪ソーラーセーラー社によると、すでに4隻が完成しており、1隻は世界でも2番目に混雑するとされている香港の港で、来年1月から運行を開始する。また、上海やサンフランシスコなど航行船舶数の多い港に売り込んでいく。

ソーラーセーラー社の開発したフェリーは、太陽の方向に向けて角度を変えられるソーラーパネルを装備。風力でも動力を得られることから、太陽が出ていない場合も航行が可能。船舶から排出される二酸化硫黄など、環境破壊の原因となる有害ガスの削減が見込める。

同社のロバート・デーン最高経営責任者(CEO)は、「事業を始めた1999年は、原油価格が1バレル10ドルほどで、地球温暖化の議論も起こっておらず、ハイブリッド車もまだまだ出ていない時期だった。しかし、今や原油は1バレル73ドルまで値上がり、地球環境に対する意識も変わった」として、太陽光や風力で動く船舶の普及が進むと見ている。

  なんだか夢の実現は近いような気がしてきました。これでスピードなどを求めなければ今すぐにでも実現しそうな気がします。クルマと同じで切り替えには耐用年数との兼ね合いはあるにしてもそう遠い未来ではなく実現される可能性もあるかもしれません。このあたりも、政治の力で規制すれば早そうです。

  地球の未来のために世界的なリーダーシップが望まれるところです。日本の政治家にそれを望むのは無理でしょうね。

残念です!

20091219日土曜日  第3744回  飛行船

  昨日の帆船に続いて偶然でしょうか、第3609回などで取り上げてきた飛行船にも可能性が出てきたようです。
  電気自動車や帆船に比べて飛行機の方はかなり難しいのじゃないかと考えていましたが、飛行船とのハイブリッドだそうです。

  WIRED VISIONより

  燃料は3分の1、飛行船と飛行機のハイブリッド機  20091215

  大きな輸送量、高い効率性、そして低いコストを兼ね備えた航空機が、オハイオ州トレド郊外の格納庫の中で現実のものになりつつある。2010年にも飛行するかも知れない。

 半ば飛行船で半ば飛行機というこの『Dynalifter』は、建造されなかったハワード・ヒューズのコンセプト『Megalifter』を、精神面でも技術面でも継承している。軽くて積載量が多い飛行船の長所と、安定性と操縦性で優れる飛行機の利点を併せもった航空機だ。

 従来の飛行船がもっぱら浮力頼みなのに対し、Dynalifterの場合はヘリウムによる浮力は30?80%と状況次第で、残りは内燃エンジンでまかなう。ヘリウムガスの浮力を使いつつ、滑走が短くてすむ、という両方の利点がある。

 米Ohio Airships社の共同設立者Bob Rist氏によると、このユニークな設計の大きな利点は、燃料がジェット機の3分の1ほどで済むことと、短い滑走距離で着陸できる点だ。

 「200トンの荷物を空輸可能な機体が、1200メートルほどで着陸できる」とRist氏は言う。

 [ボーイング747-400型貨物機の場合、搭載可能重量は110トン。離陸には最低2500メートル、状態によっては3000メートル以上が必要]

 Rist氏はDynalifterを、貨物船とジェット機の間に入り込める技術だと考えている。船より速く、飛行機より安く運べるというわけだ。

 「好条件なら約140ノット(時速250キロ)で航行できる」「80ノットまで落としてヘリウムガスの分担を増やすことで、燃料をかなり節約できる」とRist氏は言う。

 欧米両大陸間の輸送に使った場合、大西洋横断には23時間しかからないため、2日の航空便と比べて遜色ない納期になる、とRist氏は話している。

 また、いつかは乗客を載せた贅沢旅行も行なわれるかもしれない。荷物スペースも潤沢にあるスイートルームが可能だ。

 同社は10年ほど前からこのプロジェクトにとりかかってきた。クジラのような形をした約35.7メートルの試作機が、いよいよあと数ヵ月で空へ飛び立つかもしれない。・・・以下略

  参考:Ohio Airships Image I

  飛行船とのハイブリッドとは想像しませんでした。飛行船では流石にスピードが無さすぎるので実現は難しいと思っていましたが、これなら電動も可能性があるのじゃないでしょうか。
  ジェット機ほどのスピードは無理としても初期の頃の飛行機くらいのスピードはありそうです。昨日の帆船と同じで、やたらなスピードの追求をやめれば実用は案外近いような気がします。

  世界中でスピード競争を止めてもう少しゆっくりとしたスピードを受け入れれば人類の未来は相当明るいものになりそうな気がします。
  陸は公共交通と電気自動車、海は帆船、空は飛行船。これらを太陽光発電と組み合わせれば本当に脱石油は可能でしょう。

面白くなりそう!

20091220日日曜日  第3745回  ソーラークリニック

    第3725回に次いで太陽光発電 診断 - ソーラークリニックに11月分の診断結果が発表されています。

  登録名はマア小父の発電所です。

 月間発電量(パネル1kWあたり):

  200910月 207番目/426番中 90kWh/kW

  200911月 304番目/425番中 59 kWh/kW

 

  月間発電指数 ※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100

  200910月 366/426   97 

  200911 338/425  102

 

  年間発電量(パネル1kWあたり)

   200811月〜200910150/303   1126kWh/kW

   200812月〜200911135/275   1123 kWh/kW

 

  年間発電指数 ※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100

  200811月〜200910月 222/303   103

  200812月〜200911 197/275    103

  

  発電量(パネル1kWあたり):設置以来の平均月発電量

  10月 206/470   94 kWh/kW

  11月 202/470   94 kWh/kW

 

  発電指数:設置以来
※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100

  10月 319/470   102

  11月 319/470   102

  2回目なので前回と比較のために並べてみました。

 月間発電量(パネル1kWあたり)は11月の発電量が327kWhと開設以来11月では最低、1月の2回に次いでの少なさだったのが諸に現れているようで順位が100番も落ちていました。ということは香川の天候が全国的にも悪かったと言えるのでしょうね。
  他のランクは余り変わりが無いので太陽電池自体は問題なく動いているということだと判断しています。
  やはり今年の天候はおかしいようです。やっと今年一番の冷え込みになりましたが、それでも例年よりは暖かいようです。それも曇がちの暖かさなのですっきりはしません。スカッとした青空を見たいものです。

さて来月は!

20091221日月曜日  第3746回  チューブレス

  自転車通勤には辛い冬になりましたが、今年は寒いと言っても手袋もせずに走れる日が多いのでやはり暖冬のようです。このまま暖冬で終わって欲しいと思うのは贅沢と言うものでしょうね。
  さて、自転車と言えば弱点の一つにパンクがあります。前の
自転車が盗難にあって今は2台目(と言ってもこれも子供のお古)で何事も無く来ていましたが、とうとうパンクです。
  休み明けにさあ出勤とさっそうと自転車にまたがり一こぎしましたが、何かおかしい。どうもいつもと様子が違う。後輪の方で音がするような。と何気なく後ろのタイヤを見たら見事に空気が抜けてぺっしゃんこです。
  ありや、パンクか、困った、どうするかと思いながらも取りあえず空気を入れてみると何とか暫くは持ちそうなのでそのまま出勤。しかし、帰りには又殆ど抜けていました。修理しかなさそうです。

  しかし、自転車はどうしてこんなにパンクし易いのでしょう。自動車なんぞは早くからチューブレスタイヤに変わったこともあってかパンクも少なくなったし、パンクしても直ぐに空気が抜けることも無く随分楽になったのに自転車にはチューブレスなんて無いのでしょうか。それとも自転車には不向きなのでしょうか。

  早速、サーチしてみました。

  ウィキペディア 自転車用タイヤ

  わかり易いHPがありました。

 自転車雑誌サイクルスポーツがお届けする自転車情報サイト

  チューブラー&チューブレスタイヤ、未来の扉

  ・・・略

  自転車ではチューブドタイヤが一般的ですが、モーターサイクルやクルマではチューブレスが標準です。理由はいろいろありますが、安全性の問題が大きい。モーターサイクルやクルマは重量も重く、走行時の速度域も高いため、事故が死に直結します。その点、自転車は重量も軽く、速度も低いのですが、ことスポーツに関しては、安全性もクルマと同じように考えてもいいと思います。

  われわれはMTBでチューブレスタイヤの経験があり、ロードバイクでも有効なことはデータでわかっていました。実際に製品化するにあたり、いろいろな問題点をクリアしなければならなったのですが、3年ほど前から本格的に開発を始めました。

  ロードバイク用タイヤが出遅れた理由はホイールがなかったことと、他社の動向を見ていたからです。また、タイヤにかかる圧力や組み付け性など、クリアしなければならない問題もあり、現在もほかにはハッチンソンだけです。というのも、MTB用で使われている材料をそのまま使うと5?f?ぐらいまでしか耐えられないんです。推測ですが、ライバルメーカーが遅れているのは、そんな理由があると思います。・・・以下略

  文字化けで分からないところもありますが、どうやら自動車ほど危険でもないのでそれ程需要がないという考えのようです。
  それでもやっと開発されたようですのでもう直ぐ一般的になる時代が来るかもしれませんね。
  それにしても、そんなにパンクしないタイヤって需要がないのでしょうか。意外と一気に広まるなんてことになるかもしれませんよ。

  とは言いながら、今回のパンクには間に合いそうもないので修理に出しました。タイヤが古いのでタイヤごと交換となりました。チューブレスを経験するのはまだまだ先のことになりそうです。

残念!

20091222日火曜日  第3747回  コンビ二

  第3545回などで何度も書いたように私はコンビニなど24時間営業には反対です。人間は昼間働いて夜は寝るように出来ているのです。自然に任せることが健康に良いことは間違いありませんし、暗い夜をわざわざ明るくするためのエネルギーは膨大なものがあります。石油が有り余っていた時代には許されたものもこれからはそうは行かないようになると思います。
  それでも、コンビ二業界などはコンビ二が開いていることで犯罪の減少に役立っているなどと主張していますが、そんな業界(と言っても本部だけでしょうが)にとっては嫌な統計が発表になっています。

  四国新聞社 2009/12/18より

  コンビニ強盗が過去最多/景気悪化が影響か

 今年1〜11月に全国で起きたコンビニ強盗事件は828件と昨年同期より284件(52・2%)増え、警察庁が統計を取り始めた04年以降、通年ベースでも12月を残し最多となった。17日、同庁の犯罪統計(暫定値)で分かった。

 強盗全体も1〜11月は昨年同期比311件(8・0%)増の4186件で「凶悪犯」類型では唯一増加。同庁は同庁は景気悪化が影響している可能性があるとみている。・・・以下略

  街中の灯台として防犯に役立っているとの主張もこんな数字が出てきてらどう申し開きをするのでしょうか。尤も、それでも防止の効果の方が多いと言うのでしょうね。
  それにしても、灯台の方が狙われたのじゃしゃれにもならないようです。やはり、ここは無理な論理を言うより、時代の趨勢にあわせて24時間営業をやめる方向で考えて欲しいものです。

本当に、夜は寝ましょう!

20091223日水曜日  第3748回  視聴回数

   第3734回で取り上げたスーザン・ボイルさんの動画の視聴回数がYouTube
 で見事に一位だったようです。それもぶっちぎりです。

  ITmedia Newsより

  2009年、YouTubeのナンバーワン動画は「美声のおばさん」

  ・・・略

 2009年、YouTubeで最も視聴された動画は「美声のおばさん」――同サイトが1216日に発表した。

 YouTubeによると、2009年に最も視聴された動画は、英オーディション番組「Britain's Got Talent」に“美声のおばさん”スーザン・ボイルさんが登場したときの動画。一見地味なボイルさんが天使のような歌声を披露してネットで話題になり、視聴回数は12000万回を超えた。

 2位は、歯医者帰りの7歳の子供を撮影した「David After Dentist」で、視聴回数は3700万回超。3位は新郎新婦と介添人が踊りながら入場する結婚式の映像「JK Wedding Entrance Dance」(視聴回数3300万回超)、4位は映画「New Moon」の予告編(同3100万回超)、5位は赤ん坊がローラースケートをはいて踊るEvianCM(同2700万回超)。・・・以下略

  私が注目するくらいですからやはりインパクトがあったんでしょうね。人間の考えることは世界中で殆ど変わりないのかもしれません。
  それにしても
12000万回という数字は想像を絶するものがありますね。日本人全員が見たのと同じことです。しかし、そう考えるとインターネットの影響力はテレビなどと比べるとまだまだ少なそうです。
  道理で洗脳された日本人が未だに鳩山政権を支持している数字が50%もあるんですね。変なマスコミを持った日本の不幸はこんなところにも現れているのでしょう。

  ところで、最高の視聴回数がこれだとしたら最低は私がアップしたのが取りそうです。

  餡雑煮  我が家の太陽光発電  隠れ喫煙

  最高と最低を紹介したこの部屋も結構貴重なのじゃないでしょうか。

と密かに慰めてます!

20091224日木曜日  第3749回  日本破壊

  昨日は人間の考えることは世界中同じようなものだと書きましたが、利害がからむとそうも行かないようです。

  時事ドットコムより

  温暖化合意、「留意」で決着=条件付き採択、対象は賛成国のみ−COP15閉幕

    【コペンハーゲン時事】国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)は19日、地球温暖化対策の新たな枠組み(ポスト京都議定書)に関する政治合意(コペンハーゲン合意)について、「合意に留意する」との扱いで、条件付きで採択し、閉幕した。・・・以下略

  未来の地球より今の損得とどこの国も自分だけは損をしたくないというここでは同じような考えのようです。所詮、人間なんてこの程度なのでしょうか。

  しかし、温暖化と同時に深刻な問題になりそうなエネルギー問題も絡むのは損得でしょう。
  高速の値下げが未来の交通機関を壊しそうです。

  四国新聞社より

  20日から大幅減便/宇高航路フェリー2社 12/18

  高松―宇野間を結ぶ四国フェリー(香川県高松市)と国道フェリー(同)は、20日から実施するダイヤ改正で大幅な減便に踏み切る。瀬戸大橋など高速道路の料金値下げに伴う利用減が続き、回復の兆しが見られないため。両社は「このままでは航路を維持できない。何らかの公的支援を求めていく」としている。

  現在は四国フェリーが1日往復34便、国道フェリーが1日往復31便を運航しているが、20日からは両社とも往復22便に減便。国道フェリーは船舶も5隻から4隻に減らす。四国運輸局が17日、両社の申請を許可した。・・・以下略

  フェリーは瀬戸大橋ができた時に全て廃止される予定でしたが、しぶとく残ってきました。それはエネルギー問題がクローズアップされてきた今、残ってきたことの意義があるのかもしれません。ところがこの状態では折角今まで残ってきたことも無駄になるのかもしれません。

  そして、それは鉄道にも大きく響いてきているようです。

  マリンライナー編成車両削減へ/JRが1月から 12/19

 JR四国と同西日本は18日、瀬戸大橋線の快速マリンライナーの編成車両数を来年1月中に順次減らすと発表した。主力の6両編成が5両編成になる。

 マリンライナーは現在、1日に75本運行。減車は全便が対象で、6両編成で運行する63本をすべて5両にするほか、3両編成の10本のうち5本を2両に、9両編成の2本を7両に改める。1月19日〜23日に変更する。

 両社によると、新幹線のぞみの増強に合わせて2007年7月から増車していたが、不況や高速料金割引の影響などで利用が伸びていないという。

 JR四国は18日、来年3月13日に実施するダイヤ改正の概要も発表。高速料金割引の影響などを受け、3両編成の特急いしづち24本のうち16本を2両編成に変更するほか、ワンマン運転の普通列車を82本増やす。これらによる動力費、人件費の経費節減効果は約2億4500万円。特急、マリンライナーを除くワンマン化率は41・9%から50・8%に上昇する。

  休日の値下げだけでもこれだけの影響が出てきているのですから民主党の言う無料なんてことになったら鉄道も海運も完全に潰されることになるかもしれません。
  これから、温暖化やエネルギー問題に取り組まなければいけないときに、その解決策の中心になる交通機関を潰しに掛かるのは一体どういう考えなのでしょうか。一度潰れてしまったものは本当に必要になった時に復活させるのは並大抵のことではありません。それは路面電車の廃止を見れば分かることです。
  この高速道路無料化や外国人参政権など、日本の国を無くする事が目的としか思えない政治には本当にがっかりさせられます。

どうなることやら!

20091225日金曜日  第3750回  ポール・ボネ

  子供の頃には身の回りに本なんてものは殆ど無く読書の経験も無かった私ですが、それでも大学に入って、読書もしなければと思って最初に取り組んだのが「静かなドン」でした。
  ところがこれが長編で初めての読書には難しすぎて途中で何度も挫折しながらそれでも読み終えたのは一年以上経っていたように思います。
  そんな大した読書家でもない私が一時期これは面白いと夢中になって読んだ本がポール・ボネ著「不思議の国ニッポン」でした。中身は殆ど覚えていませんが、外人の目で見る日本の視点が新鮮で新しいものの見方が面白くて、シリーズを本屋で探して次々と購入したものです。
  確か、文庫本でかなり薄い本でしたが、20巻くらいを全部そろえたはずです。その後のシリーズが無くもう読めないのかと悲しくなったのを覚えています。

  それは大阪への単身赴任の初期の頃でしたのでその文庫をポケットに入れて仕事の移動時間などに読んだものです。その後パソコンにのめり込んで再び読書とは縁のない生活になってしまいました。

  ところが、サイト巡回の中で、思いがけない話題を見つけてしまいました。あのポール・ボネさんが日本人の藤島泰輔氏だと言うのです。
  あわててサーチしてみました。

  『ウィキペディア(Wikipedia)』より

  藤島泰輔

  藤島 泰輔(ふじしま たいすけ、193319 - 1997628日)は、日本の小説家、評論家。「ポール・ボネ」名義の著作も多数刊行。

  ポール・ボネ

  ポール・ボネ(Paul Bonet) は、在日フランス人で、日本で長期の経験を積んだビジネスマン。実際は作家・評論家であった藤島泰輔のペンネームとされる。

  著作 [編集]

『週刊ダイヤモンド』誌上で、「在日フランス人の眼」と題したエッセイを週に一度のペースで連載。1970年代半ばから1980年代を経て、90年代半ばまでの日本の内外の政治・外交・事件や諸々の風潮について、時折り休載を挿みつつ歯に衣着せぬ筆致で論じた。シリーズ『不思議の国ニッポン』がある。(ダイヤモンド社で22冊、内21冊が角川文庫で再刊)

1987年に、書き下ろしの新書版で『だから日本は叩かれる』と、1990年に『月刊正論』で連載したコラム集『沈まぬ太陽ニッポン 豊かさとの闘い』(各角川書店、のち角川文庫)が出された。ほかに1979年と80年に三天書房(現在は存在しない)で『好きな日本人 嫌いな日本人 ボネ氏のニッポン日記』、『摩訶不思議なニッポン商人』がある。併せて計26冊の著作がある。

1996年刊行の『さよなら、不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼』(ダイヤモンド社、この著作のみ文庫化されず)を最後にフランスに帰国したことになっている。・・・以下略

  どうやら知らなかったのは私だけのようです。どうりで上手い文章だったはずです。なんでこんなに上手いのか不思議で仕方無かったものですがこれで謎が解けました。というより私が単にバカだっただけなのでしょうね。
  最後の本は文庫でないので当時文庫本しか買わなかった私は読んでいないはずです。
 それにしても、日本人で既になくなっていたとは、道理で後続が出なかったはずです。
  本箱を探してみたら一冊だけ見つかりました。きっと他のもどこかに紛れ込んでいるはずです。機会があればもう一度読んでみたい気もします。

驚きました!

20091226日土曜日  第3751回  インターネット

  第3646回で取り上げたようにインターネット誕生から40年、その進歩は素晴らしいものがありますが、本当ならもっと便利になっているはずだったと思うのは私だけでしょうか。
  と言うのも、ウィルスや迷惑メールなどによってその発展が邪魔されていると感じるのです。本来なら、選挙や役所の手続きなど全てがインターネットによって行われる時代になっていても良かったはずです。

 四国新聞社より  2009/12/21

 12月21日付・インターネット40年

 40年前、米国の宇宙船アポロ11号が人類初の月面着陸に成功した年に、カリフォルニアでもささやかな実験が成功した。ネットワークでつないだコンピューター間で、データのやりとりを行うというものだった。インターネットの誕生だ。

 アポロ計画同様、冷戦を背景に始まった取り組みだから、予算は潤沢に確保できた。といってこちらは着地点が見えていたわけではない。現場責任者の一人で、いち早く対話型コンピューターに着目したリックライダーも、図書館で使うくらいにしか考えていなかった(浜野保樹「極端に短いインターネットの歴史」晶文社)。

 まさかここまで発展するだなんて、誰が想像できただろう。図書館どころか、携帯電話まで含めると個人が何台もコンピューターを持ち、のべつ幕なしにネットを使う時代になった。ネットワークと用途も広がり続け、コミュニケーションや経済活動のあり方まで変えた。20世紀最大の発明だという人もいるだろう。

 だが一方で、負の側面も目立ち始めた。山のように届く迷惑メール、そこから始まる詐欺行為。ネットで知り合って犯罪に走る子どももいるし、政府機関へのサイバー攻撃まで行われる。違法行為や他人を傷つけることを実感しにくくしたのも確かだ。

 さらに40年が過ぎた時、世界はネットにどんな評価を与えているだろうか。願わくばマイナス面が1つでも改善されていてほしい。その時、中高年にも優しい道具であったなら、もっとうれしい。(G)

  こんな素晴らしい技術の発展を邪魔するとは人間の欲望というのは仕方が無いものですね。技術的にはもう何でもできるくらいになっているのに思ったほどに利用されていないのはやはりこうした悪意があるからに違いありません。
  例えば、もっと多くの人がテレビでなくインターネットを利用していれば今度のマスコミ誘導による政権交代のようなことも起きなかったでしょう。多くの人が自分で情報を探し、自分で考え判断するのに是ほど武器になる便利な道具はないでしょう。
  私のようにインターネットを始めるまではどちらかと言えば左寄りでしたが、拉致問題を知ることから徐々にこの国はおかしいのじゃないかと思い出し、今では右寄りとも言えるほどに考えが変わりました。
  それが必ずしも正しいとは限りませんし、これからも色んな情報を知り変わって行くかもしれません。しかし、それは右も左もあらゆる情報が飛び交うインターネットから選び出し自分で判断して行けるからでしょう。
  こんな素晴らしいインターネットで世界を素晴らしいものにしていくためにもウィルスや迷惑メールなどを寄せ付けない素晴らしいソフトを作れないものなのでしょうか。それが出来、皆が安心してインターネットを利用できるようになれば、世界は激変すると思います。

無理なのでしょうか!

20091227日日曜日  第3752回  イチロー選手

  イチロー選手のシーズンが終わり、F1様変わりの割には佐藤琢磨選手の復帰も無さそうなので私にとってもスポーツは長いシーズンオフに入っています。

 そんな中、久し振りにイチロー選手の話題、それも来年の10年連続200本宣言という記事がありました。

  スポーツ報知より

  イチロー宣言10年連続200安打!

  マリナーズのイチロー外野手(36)が23日、故郷の愛知・豊山町で行われた「第14回イチロー杯争奪学童野球大会」の閉会式で、自身のメジャー記録を更新する10年連続200安打を来季のマニフェストに掲げた。連続はもちろん前人未到、通算でも10度の200安打はピート・ローズ(元レッズ)しか達成していない。有言実行の天才は「そろそろプロ野球選手が出てきていいかな」と同大会からの“2世”誕生にも期待を寄せた。・・・中略

  そして、ちびっこ球児たちを前に「来年以降、今まで続けてきたことを続けていくことを約束します」と10年連続200安打を笑顔で宣言。来季達成すれば、自身の記録をさらに伸ばし、日米通算3500安打(現在3308)もクリア。10度の年間200安打は、あの波乱の名選手、ローズと並ぶメジャー最多記録となる。・・・以下略

   マリナーズも今年はストーブリーグでいよいよ来年は優勝を目指すという意思を露にした動きがあるようです。この動きがイチロー選手に良い影響を与えてくれそうなので、来年も期待できそうな予感がします。

 取りあえずは9年連続と言う新記録は達成してくれたので今年よりは余裕を持って見れそうな気がします。WBCも無いので調整もゆっくりとできるでしょうし、今年のような故障による休場も無いのじゃないでしょうか。それに、この球団のやる気とグリフィジュニアの残留とイチロー選手にとってはモチベーションが上がりそうな要素があるので、もしかしたら今年以上の活躍もあるかもしれません。

 先の見えない日本で唯一の希望であるイチロー選手の活躍で来年を明るく過ごしたいものです。

それにしても、待ち遠しい!

20091228日月曜日  第3753回  CMの音量

  最近は殆どテレビを見なくなったし、特に民主党の政権になって以来ニュースも殆どと言って良いほど見なくなったので余り気にはならなくなっていますが、以前はCMの時に音声が高くなるのでその都度ボリュームを下げたりしていたものです。今も同じなのでしょうか。アメリカでも同じ悩みがあるようです。

  CNN.co.jpより 12.24

  テレビCMの音量、番組と同程度に規制する法案が可決へ 米国

  米議会下院がこのほど、テレビ・コマーシャルの音量を、番組の音量を超えないよう規制する法案を賛成多数で可決した。今後、上院で審議される予定だが、可決する見通しとなっている。

法案は、米連邦通信委員会(FCC)に対し、過度に大音量な広告を規制することを指示する内容となっている。法案が成立した場合は、技術的に対応するため1年の猶予期間が設けられている。

テレビCMの音量にはこれまでにも、多くの視聴者から苦情が寄せられている。広告を出す側は、より注目を集めるために音量を大きくする傾向にある。しかし、視聴者側は番組より騒がしいCMに、音を消したり「うるさい」と感じるなど、CMそのものを嫌がっているのが現状だ。

法案を提出した共和党議員には、立案に感謝する手紙やメールが続々と寄せられているという。メディアアナリストのマーク・ヒューズ氏も「バカバカしい法案だが、大歓迎だ」と喜んでいる。

  確かにバカバカしい法案ですね。日本も子供手当てなんかよりこんな法案でも通した方が余程ましなような気がします。

 兎に角、民主党には何もしないで早く止めてもらった方が日本の為になることは間違い無さそうです。

 それにしても、未だに50%前後の支持率を与える日本人はもう日本の未来をあきらめてしまったのでしょうね。尤も、民主党が止めても受け皿になる政党もないですから皆で落ちるしかないのかもしれません。

  72歳まで生きる予定でしたが、もっと早めにした方が良いのかもしれません。それとも、見極める為に、もっと長生きするか。

どちらが良いでしょう!

20091229日火曜日  第3754回  Susan Boyle

  第3748回で視聴回数を取り上げたスーザン・ボイルさんが驚いたことに紅白歌合戦に出場するようです。審査員としての出場で歌も歌うようです。
  それにしても
NHKも余程視聴率の下落を止めたいようですね。NHKに貢献したなどという何時もの理由付けも無くわさわざ海外から招待するとは溺れる者藁をもつかむの心境なのでしょうか。

  時事ドットコムより

  スーザン・ボイルさん出演も=NHK紅白

 NHKは24日、大みそかの紅白歌合戦に、英国のオーディション番組で話題になった歌手のスーザン・ボイルさんが出演する方向で調整していることを明らかにした。

 ボイルさんは、オーディションで地味な外見と裏腹の見事な歌声を披露。その様子は動画共有サイト、ユーチューブで1億2000万回再生されるなど世界的人気を集めた。

  どちらかと言えば実力より人気や見てくれで選んでいると思われる紅白にそれとは正反対の人、それも外人を呼ぶとは幾ら話題の人と言えども何となくおかしなものを感じてしまいます。
  それ以前に何時までも紅白なんぞにこだわっていることこそお金の使い方がおかしいのと違いますか。そんな金があるのならもっとまともな番組を作ってください。娯楽番組は民放に任せておけばいいのです。ニュースと報道番組に教養番組くらいに専念すれば予算もかなり少なく出来て、人気の無い受信料も安くなると言うものです。それに、そんな格調の高い番組が増えれば支払拒否も自然に減るでしょう。
  とは言いながら、本当なら見向きもしないところですがボイルさんの出番だけでも見てみようかと考える私は見事に
NHKの思惑に乗ってしまっているのかもしれません。

さてどうするか!

20091230日水曜日  第3755回  黄砂

  11月に入って第3740回(我が家の太陽光発電)でも書いたようにぐずついた天候が続いていました。12月になって雨は減りましたが、それでも晴れていても何となくスカッとした青空は見られないように思います。
  そんなある日、晴れてはいるがどうも山の方かすんでいるようなへんな一日がありました。
  何と、この季節に黄砂だそうです。

  四国新聞社−香川県のニュース

  師走の高松で黄砂観測/19年ぶり2度目

 香川、鹿児島、石川など九州、四国から北陸にかけての日本列島の広い範囲で26日、黄砂が観測された。黄砂は「土降る」として春の季語になるなど例年、春に飛来することが多く、高松地方気象台によると、香川県内での12月の観測は1990年以来、19年ぶり2度目。

 同気象台によると、高松市内では同日午後1時半ごろから黄砂を確認。視程(水平方向で見通せる距離)は10キロ以上だった。午後2時ごろ同市の峰山の展望台から市街地を見下ろすと、春の黄砂より透明度があったものの、冬特有の澄んだ空気とは違い、屋島や同市沖の大島がかすんでみえた。27日も黄砂が観測される可能性があるという。

 気象庁によると、中国大陸から日本海に進んだ低気圧によって巻き上げられた中国大陸の砂ぼこりが、偏西風に乗って日本列島に飛来したとみられる。

  第3439回でも取り上げたように今年の2月にも例年より3週間早い黄砂がありました。そして今回は年内に19年振りというのですから中国の砂漠化がますます加速されているのかもしれません。
  年明け早々にも続いて飛んできそうな気もします。中国のなりふりかまわない工業化による公害がもたらした温暖化と捉えた方が正解なのじゃないでしょうか。
  日本国内で一生懸命公害を克服してきた努力も隣国の我侭で台無しにされたのではたまりません。
  それにしても、こんな自分さえ良ければの中国に擦り寄る民主党って本当に何を考えているのか。

そんなに国を売りたいのか!

20091231日木曜日  第3756回  ソーラー充電ステーション

  昨日の黄砂のような公害がらみの温暖化には腹が立ちますが、私としては、温暖化よりエネルギー危機の方が気になっています。
  電気自動車も温暖化対策というよりはエネルギー問題としての取り組みとして必要だと考えています。そして、その電気は太陽光発電によるべきと
第3089回などで何度も書いてきましたが、いよいよそんな動きも出てきたようです。

  nikkei BPnetより 20091225

 豊田自動織機、プラグインハイブリッド車や電気自動車用のソーラー充電ステーションを開発

  豊田自動織機は、太陽光で発電した電力をプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)に供給するソーラー充電ステーションを開発し、愛知県豊田市が採用した。豊田市の市役所、支所、駅前など市内11カ所に21基の充電施設を設置する予定。豊田市が導入する「プリウス プラグインハイブリッド」20台とともに、20104月から本格的に運用を始める。ソーラーパネル出力は1.9kW、蓄電池容量は8.4kWh、電力変換機は系統連系時の最大出力が3.2kWAC202V)、自立運転時の最大出力が1.5kVAAC101V)。

 太陽光発電システムと蓄電設備を備え、商用電力と連系する。太陽光で発電した電力を蓄電設備に蓄電し、太陽光発電と蓄電設備の電力を車両に充電する。蓄電設備の電力がなくなると商用電力から車両へ充電するため、天候や時間帯に関係なく安定して充電できる。

 参考: ソーラー充電ステーション イメージ

  電気自動車の充電が太陽光発電で賄われることに象徴されるように、全てのエネルギーは太陽光発電などの自然エネルギーで賄うことが地球が目指すべき方向であると考えます。
  太陽光発電の変換効率がどんどんアップされてくればその可能性はかなり高くなってくると思われます。
  温暖化対策を打ち出した京都議定書や今度の
COP15などの話がまとまらないのも温暖化に対する疑いが消せないからでしょう。そうであるならば、温暖化じゃなくエネルギー問題こそを主題にして、その解決策としての太陽光発電を進めるべきでしょう。
  太陽光発電など自然エネルギーで100%賄えるようになれば温暖化の問題は何とでもなりそうな気がします。たとえ温暖化でなく寒冷化にしてもエネルギーさえ確保していれば解決策はありそうです。
  兎に角、なんだかんだと考えるより一日も早く太陽光発電を進めましょう。早く始めれば早く解決に近づくというものです。

考えるのはそれからでも良い!

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