団塊の世代の部屋(127

ホーム 団塊 分類  

201021日月曜日  第3788回  自殺

 この部屋を立ち上げて直ぐの第5話で初めて取り上げ、第303話第348話と続き去年の第3489回で11年連続3万人越えとなり、今年も当たり前のように突破してしまいました。
  最初に取り上げた時にはまさかこんなに何時までも続くとは思ってもいませんでしたが、今や、それが減りそうな希望も見えないなんともいやな国になってしまったようです。

  四国新聞社より  2010/01/27

  自殺者、12年連続3万人超え/香川は219人

 警察庁が26日まとめた自殺統計によると、昨年の自殺者は暫定値で3万2753人と、前年より504人増え過去5番目に多かった。うち男性は2万3406人、女性9347人で、年間自殺者が3万人を超えるのは1998年から12年連続。

 月別に自殺者数の推移を見ると、1〜8月までは前年を上回る状況が続き、特に3〜5月には連続して3千人を超えるなど上半期は過去最悪のペースで増え続けた。年度末の決算期前後は経済的な理由で自殺者が増えるとの分析があり、不況が色濃く影を落としていることがうかがえる。・・・中略

 警察庁によると、都道府県別の年間自殺者数で増加が目立つのは埼玉(前年比143人増)、千葉(122人増)、沖縄(69人増)、愛知(68人増)など。香川は1人増(計219人)。逆に減少数が多いのは大阪(146人減)、北海道(127人減)、鹿児島(64人減)、愛媛(47人減)など。

  最初に取り上げた99年にはまさか途切れることなく続くとは思ってもいませんでした。それだけ、あの頃はまだ日本と言う国が立ち直ってくれると期待していたのだと思います。
  しかしながら、日本の政治はそれに答えることなく閉塞感を増してきました。そして、それを選ぶ国民も同じようにレベルを下げ、去年はとうとう何にも考えずに、マスコミに踊らされて民主党という素晴らしい政党を選びました。
  そのお陰で、もしかしたら日本と言う国に最後通牒を突きつけたのかもしれません。
  もし、外国人参政権が成立するようなことになれば、日本人の自殺数は3万人なんてものではすまなくなるのかもしれません。
  何年か後には、「あの頃の3万人は今から考えたら可愛いものだった。」なんて言いながら我々国民を恨んでいるのじゃないでしょうか。

悲しい国です!

201022日火曜日  第3789回  高速鉄道

  第3786回の反ウォール街でオバマさんの金融業界への規制に期待すると書きましたが、もう一つ期待できるものがあります。
   
CNN.co.jpより

  全米で高速鉄道を整備、31州に7千億円余を拠出 米政府

ワシントン(CNN) オバマ米大統領は27日の一般教書演説で、米国の主要都市を結ぶ高速鉄道網の整備に80億ドル(約7200億円)を拠出する計画に言及、ホワイトハウスが28日に計画の具体的内容を公表した。

ホワイトハウスによると、米政府の景気対策関連予算から80億ドルを拠出し、31州で高速鉄道建設プロジェクトを実施。鉄道敷設や駅、トンネルなどの施設建設・増築により雇用拡大を見込む。完成は2014年を目指す。

28日にはオバマ大統領とバイデン副大統領がフロリダ州タンパを訪れて計画を正式発表。州内のタンパとオーランドを結ぶ列車は最大時速270キロで1日16往復を運行、車で1時間半かかるところを、1時間に短縮できるという。

高速鉄道網の計画はオバマ大統領が2008年の大統領選から打ち出していたもので、日本やフランスなどの新幹線先進国は事業受注を狙って盛んなPR合戦を既に演じている。

  あのGMの陰謀で車なしではいられないようにされたアメリカが鉄道に回帰する道を選び始めたのでしょうか。
  オバマ大統領も鳩山さんと同じような口だけの人かもしれませんが、それでもそのできは大きな違いがありそうです。
  何だかんだといいながらも、未来のアメリカが進むべきと信じる道に対してきちんと政策を打ち出しているような気がします。嘘でも、国民に希望を与えることはできそうです。
  しかし、それに比べて未だに高速道路の無料化なんてことを考えている日本の政府には日本を売り渡してでも自分たちの利益の方が大事だとおもっている政治家しかいないように感じるのは私だけでしょうか。
  こんな政治家しか選べないのはやはり国民のレベルがその程度だということなのでしょう。

残念なことです!

201023日水曜日  第3790回  電気代上乗せ

  12月から始まった太陽光発電の固定価格買取制度に対する一般家庭への負担額が決まったそうです。
  サーチャージなんて飛行機の運賃みたいなこと書いているので何のことかと思いました。

  ECO JAPANより

  「太陽光発電の新たな買取制度」太陽光サーチャージ単価、余剰電力買取価格決定

 経済産業省資源エネルギー庁は、平成2111月から開始された「太陽光発電の新たな買取制度」について、平成22年度に適用される太陽光サーチャージ(太陽光発電促進付加金)の単価を発表した。

 本制度は、平成2111月から開始、太陽光発電で作られた電気のうち、余った電気をこれまでの2倍程度の価格で電力会社が買い取ることになり、買取りに要した費用は、電気利用に太陽光サーチャージとして負担を願うというもの。

 平成224月から適用される買取価格及び太陽光サーチャージの単価について、平成22126日に開催された総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会・電気事業分科会買取制度小委員会(委員長:山地憲治東京大学大学院工学系研究科教授)における審議の結果、すべての一般電気事業者について1/kWh未満となったことが確認されたため、平成22年度の費用負担は発生しなかった。

 また、平成22年度に契約申込みがなされた太陽光発電による電気の買取価格については、現行から引き続き、住宅用(10kW未満)は48/kWh、非住宅用は24/kWh(自家発電などを利用するダブル発電の場合 住宅用:39/kWh、非住宅用:20/kWh)とすることが適当であるとの結論となった。

 なお、同省では、今後、当該結論を踏まえつつ、パブリックコメントを実施した上で、平成22年度の買取価格を定める予定。【資源エネルギー庁】

  1銭/kWhとは又少ないですね。それだけ太陽光発電の普及が少ないということなので喜べません。
  それにしても、住宅用だけでは早急な普及は望めそうもなさそうです。やはり、海外のような大規模設備の展開を計らないとエネルギー問題を解決するには程遠そうです。
  ここでも、先を見通すことの出来ない政治しか出来ない人達に任していては日本の未来はなさそうです。
  どうして、国の未来を真剣に考える政治家がいないのでしょうか。何の為に政治家になったのでしょうか。単に食っていくための手段としか考えていないのでしょうか。
  今、手を打たなくては益々、世界との差は開くばかりでしょう。

真面目にやってくれよ!

201024日木曜日  第3791回  政治家は顔が命

  日本の政治家ってどうしてあんなに下品な顔が多いのでしょうか。テレビに顔が映るだけで電源を切りたくなる人の多い事。
  今の政府では鳩山
(以下、敬称略)のニヤケ顔、小沢に輿石東、山岡、千葉、亀井、福島、勿論、自民党にも沢山います。山崎、加藤、二階、公明党の冬柴とちょっと思いつくだけでも何人もいます。もちろんこれ以外にも該当者はいます。
  それにしても、どうしてこんな人達が選挙に通ってくるのか信じられない思いです。やはり利益でくっついているのでしょうね。そうでなければ考えられません。

 尤も、これはあくまでも私の好みですが、どうやらこんな好みで選ぶ人は世界でも多いようです。

  GIGAZINEより 0128

  政治家は顔が命、有権者は無意識にルックスが良い候補を優遇することが明らかに

   Journal of Public Economics誌に発表されたヘルシンキ大学経済学部による研究では、有権者は男女共に外見が良い候補者に「信頼できる」「知性的」「好感が持てる」「能力がある」といった印象を抱く傾向が明らかになりました。・・・以下略

  人間の性向なんて世界中同じようなもののようです。まあ、顔で選ぶと言うのも怖いものがありますが、それでも見るからに下品な日本の政治家を診ている限りは、見映えの良い人の方がテレビを見ていても精神衛生上は上のような気がします。せめて、少しは内容も伴って欲しいですが。
  いずれにしても、日本の政治家に多くを望むのは無理なのかもしれません。そうであるならせめて見映えだけでも良いのを選んでください。

私はもう選挙には行きたくない!

201025日金曜日  第3792回  テレビを見たくない

  第3728回や昨日、最近はテレビで顔も見たくない政治家が多くてニュースも見なくなってしまったと書きましたが、同じような人はやはりいるんですね。

  草莽崛起ーPRIDE OF JAPANより 131

  「いのちを 守りたい」は、うわごと施政方針

  ・・・略

  要するに、鳩山や小沢の顔を見るだけで腹が立つ。体に悪いのでテレビのチャンネルを変える。胸くそ悪い。西村はん、なんとかしてくれ、という話だった。少々酒臭かった。鳩山の顔を見て腹が立ったので飲んだらしい。

 このお孫さんを迎えるために幼稚園に来られていた方は、別に特異な反応をされているのではない。

 昨年八月末の選挙結果から鳩山内閣誕生以来、あほらしくなったとか、やる気がなくなったとか、憂鬱になったとか、テレビをみたくないとか、こういう反応を訴える方が確かに多くなっている。・・・以下略

  変わり者の私だけかと思っていましたが同じようにテレビを見なくなった人がいるんですね。と言うことは、私の反応もそれほど世間の感覚からずれていないのかもしれません。
  それなのに未だに鳩山政権の支持率が50%近くあるというのはやはり何かおかしい。これは、やはりマスコミの操作があると考えるべきなのでしょうね。
  特に、外国人参政権を推し進める韓国系のパチンコ屋やサラ金、創価学会などのコマーシャルの目立つテレビなどは殆ど取り上げません。
  戦後60年の彼らの長期に渡る日本弱体化の戦略がここにきて見事に成功を収めようとしていると言うことかもしれません。

  参照:花うさぎさんの「花うさぎの「世界は腹黒い」」:イザ! → 恐ろしい在日支配の現状:イザ!

もう手遅れなのかも!

201026日土曜日  第3793回  トヨタの危機

  自社の繁栄の為には下請けや従業員を犠牲にしてまで徹底してコストダウンをはかりそのくそ真面目さでアメリカのビッグスリーを始め世界中の自動車産業を頂点とする製造業から余裕と言うものを取り上げてしまっただけでなくその競争力を維持するために日本の社会をも犠牲にして我世の張るを謳歌していたトヨタが遂にその付けを払わされる時が来たのでしょうか。
  アクセルペダルの戻りが悪くなるリコールで窮地に陥っているトヨタの再生への頼みの綱ともいえるプリウスにも問題が起きているようです。

  時事ドットコムより

  「プリウス」ブレーキに苦情=日米で112件−国交省、トヨタに調査指示

 トヨタ自動車のハイブリッド車、新型「プリウス」のブレーキに関し、米国内でユーザーの苦情が98件に上っていることが3日、米運輸省の道路交通安全局(NHTSA)の資料で明らかになった。一方、国土交通省によると、日本国内でも昨年12月以降、計14件の同様の苦情が寄せられ、両国で人身事故の報告もあった。国交省はトヨタに調査を指示。アクセルペダルをめぐる大規模リコール(回収・無償修理)に続き、トヨタの新たな品質問題に発展する恐れが出てきた。

 プリウスは日本で生産され、新型は昨年5月に日米両国で発売。旧型を含む昨年の販売台数は、日本で約20万台、米国で約14万台。トヨタは80以上の国や地域で順次発売していく予定だ。

 NHTSAの資料によると、でこぼこ道を走行した際や、道路の隆起、くぼみ部分を通過した際、瞬間的にブレーキが利かなくなるという苦情が多い。これまで、この問題で追突などの事故が4件発生、2人が負傷。うち1件では、前方の車に衝突して運転者が首を負傷したという。

 国交省によると、国内での苦情は「滑りやすい路面などで低速時にブレーキが瞬間的に利かなくなる」という内容だという。昨年7月には、千葉県松戸市の国道で4台が絡む玉突き事故を起こしたプリウスの運転者が「ブレーキが利かなかった」と説明。この事故では追突された車の2人が軽傷を負った。(2010/02/03-13:17

  トヨタ株5.7%下落=「プリウス」問題で業績悪化懸念

 3日の東京株式市場では、トヨタ自動車株が前日比205円安の3400円と、率にして5.7%もの大幅安となった。新型ハイブリッド車「プリウス」のブレーキに関して日米両国で苦情が寄せられていると報じられ、業績悪化懸念が広がった。

 トヨタが米国で製造・販売したスポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」や「カローラ」など230万台の追加リコールを発表した1月21日以降、株価は約19%下落した。東証では3日、アイシン精機が5.3%安、デンソーが3.2%安となるなど、トヨタ系企業の株式も売られた。(2010/02/03-16:22

  トヨタの一人勝ちを「一将功なりて万骨枯る」と散々批判してきた私も、ここまでトヨタが追い込まれる時がこんなに早く来るとは思ってもいませんでした。
  
GMがこけた今、暫くはトヨタの天下が続くのかと内心穏やかでなかった私ですが、流石に、これは、致命傷にならなければ良いのだがとチョッと心配しています。なんだかんだと言っても、やはり日本人としては日本のメーカーがアメリカの陰謀にも思える様相で破綻を迎えるのは流石に寂しいものがあります。
  果たして、この窮地を何とか脱することが出来るのか、それともこれ幸いと足を引っ張るだろう多くの敵によって潰されるのか興味深いものがあります。
  これを機会に、心を入れ替えて自社の繁栄だけでなく従業員や下請け、そして日本の繁栄を計る様な日本の企業の目標ともなる企業に生まれ変わって復活してほしいものです。

さて、どうなるやら!

201027日日曜日  第3794回  反ウォール街

  第3786回で取り上げたオバマ大統領の「反ウォール街」姿勢が世界の賛同を集めているようです。

  YOMIURI ONLINEより

  米の金融規制案、各国が支持の声…ダボス会議

 【ダボス(スイス東部)=是枝智】世界の政財界のトップが集まる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、オバマ米大統領が打ち出した大幅な金融規制強化案について、各国政府や金融当局者から支持する声が相次いでいる。

 新たな規制で収益低下が見込まれる金融機関の首脳は反発しているものの、国際的な規制強化につながる可能性が出てきた。

 サルコジ仏大統領は27日夜の演説で「銀行の役割は投機ではない。オバマ大統領が『銀行に投機や投機的なファンドへの資金供給をやめさせる』と言ったのは正しい」と明言。世界的な金融危機の一因となった銀行の暴走を「金融資本主義の失敗」と切り捨てると、会場を埋めた聴衆から大きな拍手がわき起こった。

 ダボス入りした欧州中央銀行のトリシェ総裁は米紙インタビューに「米国案は経済に資金が回るように銀行に求めている我々の立場と同じ方向にある」と語った。メルケル独首相は国会で「金融機関の巨大化を防ぐルール作りが必要だ」と述べ、事業規模を制限する米提案を支持する声が欧州で広がってきた。

 中国の李克強副首相も28日のダボスでの演説で「国際的な金融規制の強化が必要だ」と強調した。

 一方、銀行トップらは「世界貿易や経済に深刻な影響を及ぼす」(英銀バークレイズ)と新たな規制強化に神経をとがらせている。欧州を中心に「米国案支持」の動きが広がれば、日本を含めて世界的な金融規制の議論に影響を与える可能性があるだけに今後、米国が示す規制案の具体的な内容に注目が集まっている。(2010130日)

  面白くなってきそうです。もし世界の首脳たちが本気で金融規制に取り組み、マネーゲームをなくすることに成功すれば政治も経済も今よりずっとやり易くなるのじゃないでしょうか。
  為替の変動で利益が一瞬にして吹っ飛んでしまうような状況では会社の経営など成り立つ訳はありません。
  金融機関の度が外れた報酬や破綻すれば国のお金をつぎ込んで救済するなどというどう考えても理屈に合わないことが行われているようでは誰が真剣に努力をしようとする気になるでしょうか。
  やっと、世界の指導者たちがこんなおかしなことを野放しにしてはいけないと、規制に乗り出そうとする気になったとすれば大歓迎です。しかし、どこまで本気で取り組むかまだまだ信用できません。
  しかし、できるだけ早くこの問題に取り組まない限り世界の努力は無駄に終わることになるでしょう。少しは希望の持てる方向に進みそうなのかもしれません。

これは見ものです!

201028日月曜日  第3795回  高松市

  第3391回第3690回などで環境に取り組む高松市の頑張りに期待していると書きましたが、今度は長期の計画を考えているようです。

  毎日jpより

  エコ交通計画:高松市推進協議会、市へ提出 /香川

  高松市環境配慮型都市交通計画(エコ交通計画)推進協議会は28日、同計画を策定し、市に提出した。

  計画期間は、09年度から28年度までの20年間。公共交通機関を中心として、環境に優しく利便性の高い交通体系をつくり、二酸化炭素排出量を05年度比で15年度までに8%、28年度までに12%の削減を見込んでいる。

  取り組むのは、利用者の需要に応じたバス路線網の再編、公共交通機関を優先した道路(中央通りなど)の形成、公共交通機関と車を組み合わせて利用する「パークアンドライド」のための駐車場整備、自転車の利用促進−−など。市は、今夏ごろに関係する計画をまとめ「市総合都市交通計画」を策定する予定。【中村好見】

  いよいよ本格的に取り組むつもりなのでしょうか。こうなれば、路面電車と自転車・歩行を主体とした新しい交通体系をものにして、日本の地方都市のモデルとなるような街づくりをして欲しいものです。
  人口5万の我坂出市では規模が小さくて大規模な街づくりは難しいようなのでここは香川の中心である高松市(人口42万人)に頑張って貰うしかなさそうです。あわよくば、将来は高松市に吸収して貰ってその街づくりに参加させてもらうなんてのも良いかもしれません。
  本音は地球の中心である坂出市が独立で頑張って貰いたいのですが、5万の人口ではなかなか難しそうです。かといって、諦めたわけじゃないんですが、次善の策としての合併も仕方ないのかもしれません。
  尤も、香川県なんて全部で100万人しかいないし、面積も日本一小さい県なのですから県と市が一つになって政令指定都市になって知事と市長は兼務で庁舎は合同にして公務員の数を半分に減らしても良い位なんですけどね。
  そうなれば、街づくりの予算も捻出できるのじゃないでしょうか。

面白いかも!

201029日火曜日  第3796回  バブル・ラップ

  第3389回で緩衝材の「ぷちぷち」の正式な名前を調べ、ウィキペディア気泡緩衝材として見つかりましたが、余り詳しくは読んでませんでした。
  その「ぷちぷち」が誕生して50年という記事がありました。じっくりと読んでみると改めて知ることがあり驚きました。

  U.S. FrontLineより

  「バブル・ラップ」誕生50年〜包んでつぶされて半世紀

 割れ物のこん包などに使われる気泡入り緩衝材「バブル・ラップ」が、1月で誕生50周年を迎えた。

 AP通信によると、日本では「プチプチ」がほとんど正式名称になっているバブル・ラップは、最初からこん包用に開発されたわけではない。製造元シールドエア(ニュージャージー州)の設立者であるマーク・チャバネス氏とアル・フィールディング氏が1950年代末、ニューヨーク市のデザイナーから新しい質感の壁紙づくりを依頼された時に、バブル・ラップができた。

 壁紙としては採用されなかったが、同社に伝わる話によると、フィールディング氏がニューアーク空港に着陸しようとする飛行機の中から見た雲が、飛行機を衝撃から守るクッションのように見えた。その瞬間、同氏の頭に「緩衝材」という使い道がひらめいたという。

 50年後の現在、同社のバブル・ラップ世界売り上げは40億ドルを超える。ビジネスが成長した大きな要因は2つあり、まずトランジスタ(半導体素子)の出現で、慎重な取り扱いが必要な電子部品の輸送業が重要な業界になったこと(その後、輸送対象はパソコンとその付属品に変わる)。もう1つは、インターネットの普及で熱烈な「プチプチ」ファンがフォーラムを形成し、バブル・ラップが現代文化の象徴になったことが挙げられる。

 バブル・ラップの気泡をつぶしてストレス発散するのが好き、という人は多いが、かつら、モービルホーム、寝袋、浮き袋など奇抜な使用法を考える熱烈なファンもいる。フェイスブックには、バブル・ラップ関連のページが250以上も存在し、シールドエアは昨年、バブル・ラップで作ったウェディング・ドレスを着て挙式するというオハイオの女性から結婚式の招待状を受け取った。

 参考:バブルラップ & ポリバブル気泡緩衝材 - Sealed Air Asia Pacific

  プチプチの川上産業株式会社

  ウィキペディアをきちんと読んでいれば分かることですが、読み飛ばしていたので殆ど記憶にありませんでした。特に正式な名前が「バブル・ラップ」なんてのは完全に読み飛ばしていました。そして「プチプチ」も日本企業の登録商標なんてのも改めて認識しました。
  しかし、日本企業も自社開発なんて書いていますが、特許なんてどうなってるんでしょうね。他社でも色んな名前を登録しているところを見ると、特許の問題はあったとしても既に解決されているのでしょう。

  ところで、窓に水で張った我が家の「バブル・ラップ」はガラスをきちんと拭いていなかったこともあるのでしょう、水分が蒸発したらあちこちからはがれてきました。掃除するのも面倒なので両面テープで張り直しました。
  どのくらいの効果があるのかは良く分かりませんが、見た目ときっと効いているだろうという気持ちになれる効果はあると密かに満足しています。

これぞ自己満足!

2010210日水曜日  第3797回  空飛ぶホテル

  第3744回などで燃料食い虫の飛行機から飛行船に変えるべきだと書きましたが、そんな流れの中、豪華クルーズ船のような考えの飛行船が考えられているようです。

  CNN.co.jpより

  「空飛ぶホテル」で世界をクルーズ 英企業が構想発表

  ロンドン(CNN) 空に浮かぶホテル感覚の乗り物で、世界各地を自由自在にクルージング――。製品設計、開発コンサルティング企業のセイモアパウエル(本社・ロンドン)がこのほど、未来型の飛行船「エアクルーズ」の設計プランを発表した。

「航空機の狭く不便な空間で、長時間のストレスに耐える。そんな旅の形に疑問を投げ掛け、未来型のぜいたくを提案するのが、エアクルーズの構想だ」――同社の交通部門を率いるニック・タルボット氏は、こう言って胸を張った。「A地点からB地点まで素早く移動することよりも、ゆったりとした旅の経験自体を楽しみたいと考える人々に、きっと喜んでいただけることでしょう」

発表されたプランによれば、エアクルーズは高さ約265メートルの縦型飛行船。搭乗できるのは乗員20人、乗客100人までとし、広々とした空間にレストランやバー、ラウンジなどのスペースを設けている。

浮力には主に水素ガスを使い、必要な電力は燃料電池や太陽光発電でまかなう。大気汚染や騒音の心配がないのも、大きな特長だという。

エアクルーズの時速は100―150キロ。ロンドン・ニューヨーク間は37時間の旅となる。乗客はその間、都会の摩天楼や緑深い国立公園を眼下に眺めながら、優雅なホテルライフを楽しむことができる。

「豪華船でのクルージングを、空中に浮かべたようなもの。これからの時代は、そんな旅を味わう時間の余裕こそが一番のぜいたくになる」と、タルボット氏は力を込める。

ただ設計チームによると、現時点では製作に膨大なコストがかかるとみられ、実用化までにはしばらく時間がかかりそうだ。

  お金持ちの道楽のような飛行船ですが、これでも現行の飛行機よりはずっと省エネなのですから、これからの飛行船時代への宣伝としての効果はあるかもしれません。
  何年か後には世界の空はスピードを重視する一部の高運賃の飛行機と大部分の飛行船なんてことになってれば面白いですね。

  しかし、飛行船なんてのも基本的には廃止すべきという考えも出てきているようです。第2273回で取り上げたトッテンさのように飛行機には乗らないという考え方です。

  Ourworld 2.0より

 飛ぶことは忘れよう

 ・・・略

  「旅行に多大の時間を費やす理由は教育である、と主張する私の仲間が増えている。最初は正しい言い分のように聞こえることは認めるが、ついつい軽口をたたいて反論したくなる。ますますたくさんの人たちがますます楽々と世界中を旅して回っているのに、地球上の生命に影響を与える事態の深刻さに、なぜ、ますます無知蒙昧になりさがって行くのか、と」

ライト氏は、イギリスのトランジション・タウン運動の創設者であるロブ・ホプキンズ氏など著名な運動家たちと共に旅行麻薬を断ち、各自が設定した飛行禁止区域の中から活動している。対して、他の運動家たちは気候変動の意識を広めるために飛行移動は必要だと主張して飛ぶことを正当化する。この様な「正当飛行家」にはアル・ゴア氏や気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のラジェンドラ・パチュアリ博士、そしてエイジ・オブ・ステューピッドのフラニー・アームストロング監督などがいる。彼らや気候変動の研究や政策決定や支援に関わっている他の人たちは口先だけだと批判されることがある。・・・以下略

  本当ですね、海外旅行の経験がなければ人間形成にも影響があるような考えが体勢を占めていますが、果たして本当に必要なのでしょうか。
  自慢じゃないが海外良好なんてしたことのない私はそれで特に何かが足らないと考えたこともありません。尤も、他人から見ればあの変わり者と思われている面はありそうです。
  しかしながら、インターネットという便利な物が出来た今、大抵は無駄でしかない会議などはテレビ会議で済ませることが出来るのじゃないでしょうか。観光旅行だって、
Google Earthなんて素晴らしいものがあるじゃないですか。結構楽しめますよ。
 一番面白いのが、
COP15のような温暖化対策の会議に世界中から飛行機を使って代表者が集まり、結局は何にも決めることが出来なかったなんてのは無駄なCO2を使った会議です。これほど、やってることと矛盾することは無さそうです。
  連休などに一斉に海外良好に行く日本人家族をテレビがインタビューしていますが、そこに必ず出てくる子供たちを見ていると、あんな子供をつれて海外旅行することが本当に必要なのだろうかと疑問を感じます。

ひがみかな!

2010211日木曜日  第3798回  ソーラーガラス

  第3687回などで何度も取り上げた集光式太陽光発電の実用化はまだまだのようです。安価な装置を既存の太陽光発電に取り付けることができるような時代は来ないのでしょうか。
  何時もの
革新的発明と製品情報に面白そうなものがありました。

  ソーラーガラス

  長期にわたって建築学と生態学を研究している機関が、このソーラーパネルを開発した。たくさんのピラミッド型ソーラーガラスより構成されて、多くの太陽の光を受けるように、列ごとに角度の調整が可能。太陽から受けた熱量が全てピラミッドの内部に貯蓄されている。内蔵式太陽追跡システムで、空中で太陽の位置を追跡することもできる。

  参照: CASE / Center for Architecture Science and Ecology

  そんな用途については書いてないので考えられていないのかもしれませんが、これは集光式に使えないのでしょうか。

  コスト面とか分からないことが多すぎるので何とも言えませんが、これが太陽光発電に使えると面白いと思うのですがどうなんでしょう。
  いずれにしても、既設の装置を有効に使うことができる安価で新しい装置の開発を期待したいものです。

可能性はないのか!

2010212日金曜日  第3799回  我が家の水道代

  第3739回の5期分に続いて平成21年度6期分の検針票が来ました。何と、前期分とまったく同じです。一円の違いもありません。本当でしょうか。面倒くさいので先月と同じで出しておけなんてことはまさかないでしょうからやはり偶然なのでしょう。

  平成21年度6期分 平成21年12月8日〜平成22年2月7日 

  水道使用量    59立方メートル

  水道料金等    10,090円     約171円/立方メートル

  下水道使用量金等 8,652円    約147円/立方メートル

   合計          18,742円   約318円/立方メートル

  前年同期水量         55立方メートル

 

  平成20年度6期分 平成20年12月9日〜平成21年2月8日 

  水道使用量    55立方メートル

  水道料金等    9,292円     約169円/立方メートル

  下水道使用量金等 7,980円    約145円/立方メートル

   合計          17,272円   約314円/立方メートル

  前年同期水量         55立方メートル

   去年よりも4立方メートル増というのもまったく同じです。余程、毎日同じような生活をしているということなのかもしれません。これぞ偉大なるマンネリですね。

  ところで、我が家の使用量に占める最大の用途はどうやら家族4人が毎日必ず入る風呂のようです。これを2日に一日とかにすれば大幅な削減が実現しそうですが、こればっかりは私を筆頭に誰も賛成しないと思われます。

  それほど、風呂が好きというわけではないのですが、長年の習慣で入らないと事には耐えられそうもありません。

贅沢なのでしょうか!

2010213日土曜日  第3800回  見切り販売

  第3624回などで取り上げたコンビニの弁当の値引き販売のその後がどうなったか全く知りませんが、面白い調査結果がありました。

  Garbagenews.comより 20100209

  コンビニが もしも「見切り」を売ったなら 「買いたい」人は8割を超えて

  ディムスドライブ201024日、コンビニエンスストア(コンビニ)の利用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、コンビニに「販売期限が迫った商品を値引きして販売する”見切り販売”商品」があった場合、購入意向を持つ人は81.1%に達していることが分かった。若年層は特にその意欲が強く、9割近くに達している(発表ページ)

  今調査は200992日から917日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は8317人男女比は47.652.4で、配偶者がいるのは62.6%。年齢階層比は100.8%・2012.0%・3033.2%・4031.6%・5015.8%・60代以上6.6%。…以下略

  やはり、利用者としては見切り販売は歓迎というのが普通の感覚のようです。それでも、資源を無駄にしても値引き販売はしたくないというのは余程うまみのある商法なんだろうなあと思うのは私だけでしょうか。

  そりゃあ、売れようが売れまいが本部の方はコンビニに卸た段階で売り上げになるのだからこんな良い商売はないですね。下手に値引きすると、それに対する計算のやり直しもコストアップに繋がるのでしょうから、そのまま廃棄処分にしてくれた方がありがたいというものです。

  しかしながら、店にしたらたまらないでしょうね。無駄という面からも、許される商法ではないと思いますがどうでしょう。

儲かれば良いのか!

2010214日日曜日  第3801回  我が家の太陽光発電

例月我が家の太陽光発電、2月分1月13日から29日までのデータです。28日分で先月より6日少ない稼動日数です。
  定額買取制度も3回目になり早くも当然のごとくに感じています。勝手なものです。
  発電は377k
Whと先月の402kWhと比べると25kWhの減少ですが、これは稼働日数が影響しています。
  とは言いながらも結構雨も多く発電量0の日が2日もありました。その割には平年並みの発電量は稼いでくれています。

 去年1月、買電、819(247,572)kWhで11,512円 1kWhの単価、約14.06円

今年1月、買電、909(290,619)kWhで11,744円 1kWhの単価、約12.92円

去年2月、買電、714(198,516)kWhで9,943円 1kWhの単価、約13.93円

今年2月、買電、699(194,505)kWhで8,878円 1kWhの単価、約12.70円

  使用量は若干の減少というところですが稼働日分の誤差程度でしょう。それよりも単価の影響の方が大きそうです。原油の値下がりなんかありましたっけ。

     さて売電は、

去年1月、売電、280kWhで6,871円  1kWh単価、約24.54円

今年1月、売電、290kWhで14,256円  1kWh単価、約48.00円

去年2月、売電、285kWhで6,993円  1kWh単価、約24.54円

今年2月、売電、280kWhで13,440円  1kWh単価、約48.00円

 

    去年2月、2,950円の支払。今年の支払▲4,562円と比らべると、7,512円の節約となりました。
  これで難関だった12、1、2月を48円の買取価格のおかげでマイナスを記録できましたので、3月以降は安心できそうです。ここで、気を緩めず、節電にがんばれたら良いのですが、どうなることやら。

 先月買電が増えて心配しましたが、今月は減少していましたのでこれは稼働日数の差かもしれません。年始の検診日が大きくずれたのが影響したようです。全体の傾向としては、節電が定着してきたように感じています。それに、暖冬の影響もありそうです。


1年目の年間電気代 31,518円

2年目           7,012円

3年目          ▲2,689円

4年目          ▲5,499円  

5年目 7月、〜1月   ▲28,338円

  参考:使用料金表

さて来月は!

2010215日月曜日  第3802回  フェリー廃止

  瀬戸大橋が開通した頃はせっかく作った橋を高い高速料金でほとんど利用されないほど無駄にしてしまったことに腹を立て、2003年頃(第1492回)にもまだ高速道路の無料化を肯定していました。
  それが、太陽光発電に興味を持ちエネルギー枯渇問題や温暖化(これはもう一つ信じきってはいませんが)で、環境税が無理なら今の高速道路料金を流用すれば良いと考えるようになりました。せっかく出来上がった徴収システムを止めれば、それを取り戻すことは不可能に近いのじゃないでしょうか。
  それだけに、自民党の休日1000円にも腹が立ったものです。それ以上に民主党の選挙目当ての高速道路無料化にはあきれてしまいます。
  それも、結局財源がないので地方の利用が少ないところを選んでお茶お濁すような方策には、ただ、それほど国民をバカにしていることに腹が立つばかりです。
  そして、とうとうフェリーの廃止に繋がってしまいました。

  47NEWSより

     「宇高航路」3月で廃止 高速値下げが経営直撃

 高松市の国道フェリーと四国フェリーの2社は12日、高松―宇野(岡山県玉野市)航路の廃止届を四国運輸局に提出した。高速道路料金の割引や景気低迷で経営環境の改善が見込めないため。廃止は3月26日の予定。

 同航路は旧国鉄が1910年6月に「宇高連絡船」の運航を始めて以来、88年4月に瀬戸大橋が開通するまで、四国と本州を結ぶ主要な交通手段だった。直島(香川県)経由の航路は残るが、直通航路は100年の歴史に幕を閉じる。

 同航路のフェリーは61年から就航。四国運輸局によると、輸送実績は87年度にピークを迎え、フェリーだけで1日に148往復(平日)、年間で旅客約400万人、車両約187万台を運んだ。

 しかし2009年度は前年度に比べ、2社の平均で車両が4割、旅客が3割減少。2社は減便や共同運航など廃止以外の選択肢も検討したが、それでも営業が成り立たないと判断したという。

  瀬戸大橋開通のときに廃止すべきだったのがしぶとく生き残り、これから車社会からの転向でもう一度脚光をあびるかもしれないときに息の根を止めてしまうことになったことに反省はあるのでしょうか。
  これを見ていると、京都から市電を廃止したことを考えてしまいます。あの頃も先を見通す目がなく車社会への移行の波に押されて廃止してしまいましたが、今、もう一度復活させようとしても並大抵のことではありません。
  車社会から公共交通主体の交通体系にもう一度戻すべき時代にどうしてこんなバカなことをするのか本当に信じられません。
  選挙のためだけの政治は止めてもらいたいものですが、そんな人たちは今の政治家にはいないのでしょうね。

悲しいことです!

2010216日火曜日  第3803回  在宅勤務

  昨日のフェリー廃止でも書きましたが、これからは車社会から公共交通を主体とした交通体系に変えていくべきときが来ているはずです。
  しかしながら、そんな国の未来を考えて政治をするのでなく国民を近視眼的な利益で釣ってでも選挙に勝ちたいという政治家ばかりではそんなことを期待すべくもないのが悲しいところです。
  しかし、時代はもっと劇的に変わるのかもしれません。一時は在宅勤務などと騒がれながら日本ではあまり定着しなかったが、アメリカでは意外と進んでいたようです。

  U.S. FrontLineより

  更新20100210

 「雪だ、休みだ」は子供だけ〜大人はオンラインで自宅勤務

 東海岸を襲っている大雪の影響で、連邦政府が首都圏の役所を3日連続で閉鎖するなどオフィスから人影が減っているが、通信機能の普及でテレコミューティング(コンピュータを使った在宅勤務)が可能な人が多く、ビジネスはほぼ普段通り活動を続けている。

 USAトゥデイによると、雪が降って仕事が休みになったのは昔の話。最近は高速コンピュータ、ブロードバンド(高速大容量通信)、無料の公共無線LANなどの普及で状況は一変した。コネチカットのオンライン・マーケティング・サービス会社アダプティブ・マーケティングの場合、社員に、大雪が予想される時はトールフリー番号でオフィスが開いているかどうかを確認し、閉まっている場合は会社提供のラップトップを使って自宅で仕事をするよう指示している。

 今は多くの企業で、IT(情報技術)部門が業務の円滑な継続を支えており、雇用主はそのために十分な通信機能を確保しなければならない。在宅勤務支援団体テレワーク・コアリションのチャック・ウィルスカー理事長兼最高経営責任者(CEO)は「適切な規則と手順、情報処理技術を組み合わせれば、離れた場所からの勤務は問題なく機能する。事前の計画がない場合がいちばん困る」と話している。

 ワシントンDCの情報公開推進団体サンライト財団も、連邦機関の閉鎖とともにオフィスを閉鎖したが、渉外担当者のニコ・マーゴリーズ氏は10日も自宅で勤務した。「どんなにひどい吹雪でも仕事は休みにならない。暖房は切れたが室内ヒーターとネットワーク・アクセスがあるので仕事は続けられる。唯一オフィスと違うのは、パジャマを着ていることだね」

  面白いですね。私も在宅勤務の時代を期待していましたが、実現されることはありませんでした。対人間同士のつながりを重視する日本には馴染まないところもあったようですが、アメリカでは静かに進んでいたということのようです。
  日本でも、インターネットの普及から考えるとちょっと推し進めれば意外と普及は簡単なのじゃないでしょうか。
  通勤が無くなれば、これこそ究極のエネルギー削減になりそうです。公共交通への変換なんて遠回りをしなくてもこれなら一挙に問題解決が近くなりそうです。

この手があったか!

2010217日水曜日  第3804回  嵐に負けない傘

  自転車通勤で一番の弱点の雨対策として、第2740回のお猪口にならない傘や第2792回の耐風傘に興味を持ちましたが、法改正で傘を持って自転車の乗ることが禁止になってしまい今は第3662回でも書いたように、素直に雨合羽を用意しています。慣れてしまえば雨合羽が雨を防ぐのは確実で安全でもあるので今は重宝しています。
  とは言いながらも、そうした傘が出たとなればやはり興味はあります。

  WIRED VISIONより

  嵐に負けない傘(更新版+動画) 2010210

  …略

  私が使っていたのはBluntの新しい傘だ。「放射張力システム」で、大きな力を加えずに開く事が可能。手袋をはさむような留め金も無い。さらに、傘の端は丸くなっており、突き刺すような金属パーツが無い。

弱点としては、若干重いことと、ストラップが無いのでコンパクトにはたためないことだ。

Bluntは頑丈で、信頼できる聖域だ。そのユニークな構造は、ちょっと見ただけではわからないかもしれないが、嵐の日には違いがすぐにわかることだろう。

価格は70ドル。大型は75ドル。

  [Blunt社はニュージーランドのメーカー。日本でも6800円で販売しており、そのページは構造を詳しく説明している。風洞試験機の最大設定である117km/hの風を、傘に当てる実験の動画を文末に掲載]

  参考:BLUNT 【ブラント】 防風手開き傘

  傘の世界も皆さんいろいろと工夫されているんですね。風に強い傘もこれで3件も取り上げたのですが、性能はどれが一番なのでしょうか。製品テストなんてのをどこかでやってたら面白いのですが。
  しかしながら、弱いものいじめの法律では傘差し運転は認められそうもないので面倒でも雨合羽で行くしかなさそうです。
  それにしても、これからは車から自転車へ乗り換えを促進すべき時代に雨合羽より便利なものはないものでしょうか。

きっと何時かはできるでしょう!

2010218日木曜日  第3805回  通信費

  第1256回などで書いたように携帯電話の料金が家計に占める割合が高くなって貧乏我が家にとっては死活問題です。この上に、私のインターネットや新聞代などを加えるとその費用は怖いものがあります。せめて新聞だけでも止めたいところですがまだ踏ん切りがつかないままです。
  こんな傾向は我が家だけでなく世界共通の問題になってきているようです。

  U.S. FrontLineより  20100210日 

 ネット接続、携帯、ゲーム機など かさむ家庭のデータ通信費

 新しいメディアの増加に伴い、月々のデータ通信費も膨れ上がっているようだ。

  ニューヨーク・タイムズによると、ジョン・アンダーソンさんとシャロン・ラポポートさんは、家族4人の通信費・エンターテインメント費として、月額約400ドル、年間5000ドル近くを支払っている。夫婦のブラックベリーのデータプランにそれぞれ月額30ドル、2人の息子のXbox Live利用費に月額100ドル。それ以外にも息子たちのテキスト無制限プラン、ケーブルテレビ、インターネット接続、ネットフリックスのオンライン映画レンタルなどもかかっている。

  国勢調査のデータを見ると、平均的な米国人がケーブルテレビ、インターネット接続、ビデオゲームなどに支払うサービス費は、2004年には年間770.95ドルだった。しかし2008年には903ドルへと上昇し、今年末には997.07ドルまで増える見通しという。これに携帯電話の年間利用費約1000ドルを追加すると、米国人は外食費やガソリン代と同じくらいの額を、家庭でのエンターテインメント費に費やしていることになる。

  しかも国勢調査のデータには、iTunes経由で視聴される映画やテレビ番組、音楽は含まれておらず、iPhoneを含むスマートフォンのデータサービス費も含まれていない。

  多くの人々にとって、こうした通信およびエンターテインメント費は、電気やガス、水といったライフラインと並ぶ、生活必需品になりつつある。また新製品が登場するたびに、新たな費用が追加される。例えばアップルのiPadの場合、すでにAT&Tのデータプランに加入していても、さらに月額30ドルの無制限データアクセスプランに加入しなければならない。

  映画やコンサートに行くことに比べれば、こうした家庭向けエンターテインメントのほうが安上がりだという意見も多い。しかし一見安い月額利用費も、積もり積もれば相当の金額となる。

  携帯と新聞は止めることができそうな気がしますが、インターネットは止められそうもないし又止める気もありません。
  それにしても、我が家はインターネットも携帯も
NTTですから、NTTに奉仕しているようなものです。
  生活費にことかくような生活をしながらこんなところでは浪費を重ねているようでは危機感がなさすぎるのかもしれません。
  しかし、考えようによったら、まだそれだけ恵まれているのかもしれません。食べることに事欠くようになればこんなことは言ってられないでしょうから。しかし、そんな日が来ないとは言い切れない怖さがあるこの頃です。

ぼちぼち考えないと!

2010219日金曜日  第3806回  最大の財産

  第1761回で今の時代の日本に生まれたことの幸運を感謝しないといけないと書きましたが、それも最近の政治をみているといよいよ日本の良い時代も終わりが来たのかと思わせられます。
  どうして、こんな恵まれた日本をわざわざおとしめようとする政治家が跋扈するようになってしまったのか。これは素晴らしいと思っていた民主主義の限界かもしれません。選ぶ国民も、選ばれる政治家も余りにも程度が低いと言わざるを得ないようです。つまりは、自分たちの自己責任でしかないようです。
  絶対と思った民主主義がこうであるなら、どんな体制が人類にとって良いのかと考えます。
  そのヒントになるような面白い話題がありました。

  ぼやきくっくり より

  「外国人から見た日本と日本人」第17弾です。

 …略

 「あるユダヤ人の懺悔 日本人に謝りたい」(1979年発行)より

 日本民族のもつ最大の財産は天皇制である。これは全く世界に類例のない偉大なものであり、人類の理想とするものである。

 かつてユダヤ人の大思想家でフランス革命に大きな思想的影響を与えたジャン・ジャック・ルソーは、かの有名な『社会契約論』で次の如きことを言っている。

 「人もし随意に祖国を選べというなら、君主と人民の間に利害関係の対立のない国を選ぶ。自分は君民共治を理想とするが、そのようなものが地上に存在するはずもないだろう。したがって自分は止むを得ず民主主義を選ぶのである」

  ここでいう君民共治というのは、君主が決して国民大衆に対して搾取者の位置にあることなく、したがって国民大衆も君主から搾取されることのない政治体制のことである。

 ところがここで驚いたのは、日本人にこの話をするとみな不思議そうな顔でキョトンとする。私は最初その意味が全くわからなかった。しかし、だんだんその意味がわかってきた。日本の天皇制にはそのような搾取者と被搾取者の関係が存在しない、ということを私が知らされたからである。今度は私の方が驚かされた。

 日本人のためにちょっと説明しておくと、欧州でも、また最近追放されたイランの王室でも、君主はみな国民大衆に対しては搾取者の地位にあるものである。したがって、亡命するときは財産を持って高飛びする。これが常識である。だが、日本人の知っている限り、このようなことは君主制というものの概念の中には全く存在しないのである。

 しかるに、ユダヤ人ルソーの思想は搾取、被搾取の関係にない君主制を求めているわけである。これは確かに理想である。しかし残念ながら、ルソーはそのようなものが実在できるはずもないからやむを得ず、民主主義を選ぶというものである。

 私がルソーの時代に生きていたならば、ルソーにこういったであろう。「直ちに書きかけの社会契約論など破り捨て、速やかに東洋の偉大な君主国へ馳せ参じよ」と。

 ここで非常に重要なことをルソーは言っているのである。今日本で絶対の善玉の神として一切のタブー化されている民主主義というものは、ルソーによれば君民共治の代替物にすぎないということである。私が日本人を最高に尊敬するようになったのも、この天皇制というものの比類なき本質を知ったからである。

  日本では戦前、比類なき国体という言葉があった。またポツダム宣言受諾の際にも、この国体の護持という点が一番問題になったのである。これは真に賢明なことであった。この日本の天皇制はユダヤ思想の理想であったことはルソーの言葉でもわかるが、他にもあるユダヤ人のいった言葉に次のようなものがある。

 「わがユダヤの王は、目に見えない護衛だけで守られる。われらの王は威厳にみちてその権力を行使するのは人民の幸福のためだけであり、決して王自身や王朝一族のためにこれを用うることはない。

 かくして王への尊敬と威厳はいやが上にも高まり、人民に崇拝され敬愛されるのである。そのため王は神格化されるだろうが、それはひとえに王の権威が人民に安らぎと幸福を保証するコーディネーターの役を果たすからに外ならない」

 断っておくが、これは日本の天皇制の描写ではない。ユダヤ民族の理想なのである。これを見てもおわかりと思うが、ユダヤ人はルソーの言った如く、国民との利害関係をもたない君主が理想なのである。

 私が日本の天皇制の本質を知ったときの驚きが如何なるものであったかは、推して知られたい。地球上にユダヤ民族の理想が実在したのである。…以下略

  これは考えさせられますね。日本人が天皇制を今まで守ってきたことはもしかしたらとてつもなく大事なことだったのかもしれません。
  戦後の民主主義の恩恵を受けて育ってきた身としては戦前が素晴らしかったと無批判に賞賛することには抵抗がありますが、それでもこの考え方には納得できるものがありそうです。
  天皇という権威と政治を実際に行うものの権力とを完全に分けて維持してきた日本人の先祖は偉大だったのかもしれません。
  しかしながら、そんな素晴らしい国を戦後の60年余りで壊してしまった今の日本人は相当な馬鹿者のようです。これもやはり教育が一番大きな問題だったのかもしれません。これだけ素晴らしい先祖を持った日本人ですからそれなりの教育を受ければここまで道を外れることもなかったのじゃないでしょうか。
  今からでも、修正は可能なのでしょうか。

それとも、落ちるだけか!

2010220日土曜日  第3807回  ソーラークリニック

  第3745回に次いで太陽光発電 診断 - ソーラークリニックに1月分の診断結果が発表されています。12月分は何かの都合で発表されなかったようです。こんなことは初めてだったようですが、登録が多くなってきたのも影響してきているのでしょうか。
  これからどんどん増えてきたら集計も大変になりそうです。こちらは好意にすがって登録しているだけなので心苦しいものがあります。不都合があるのなら中止も仕方ないのじゃないでしょうか。

  登録名はマア小父の発電所です。

 月間発電量(パネル1kWあたり):

  200910月 207番目/426番中 90kWh/kW

  200911月 304番目/425番中 59kWh/kW

  2010 1月 335番目/493番中 71kWh/kW

 

  月間発電指数 ※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100

  200910月 366/426   97 

  200911 338/425  102

  2010 1 372/493  100

 

  年間発電量(パネル1kWあたり)

  200811月〜200910150/303   1126kWh/kW

  200812月〜200911135/275   1123 kWh/kW

  2009 2月〜2010 1144/290   1128 kWh/kW

 

  年間発電指数 ※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100

  200811月〜200910月 222/303   103

  200812月〜200911 197/275    103

  2009 2月〜2010 1 217/290    102

  

  発電量(パネル1kWあたり):設置以来の平均月発電量

  10月 206/470   94 kWh/kW

  11月 202/470   94 kWh/kW

   1月 215/483   93 kWh/kW

 

  発電指数:設置以来
※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100

  10月 319/470   102

  11月 319/470   102

   1月 330/483   102

  固定価格買取制度の効果がここにも押し寄せてきているのでしょう。やはり登録件数が増えているようです。悲しいことに順位もぐっと下がってしまいました。とは言いながらも発電効率が大きく落ちてきているというのでもなさそうなのでここは受け入れるしかなさそうです。
  それにしても、集計ご苦労様です。これからどんどん増えそうですので大変でしょうががんばってもらいたいものです。

さて来月は!

2010221日日曜日  第3808回  自転車道

  第3795回で環境問題に取り組む高松市を取り上げたところですが、早くも動いているようです。

 四国新聞社 | 香川のニュースより

  1車線を自転車道に/高松市道五番町西宝線  2010/02/17

 高松市は、市道五番町西宝線の番町1丁目交差点―西宝町1丁目交差点までの1・8キロで、片側2車線のうち歩道側の1車線をつぶして自転車専用道を設ける方針を決めた。昨年、同区間の一部で実施した社会実験結果を受けたもので、今秋から着手し、2011年度中に完成させる。

 同区間は現在、自転車と歩行者の通行帯が同じで、接触事故も多い。自転車と歩行者を完全に分離して事故を減らし、自転車空間の充実や車線の減少によってマイカー利用者に公共交通や自転車へのシフトを促す「一石二鳥」を狙う。

 事業完成後の同区間1・8キロは、車道が片側1車線(幅3・25メートル)の対面通行に変わる。車道と歩道の間に幅2メートルの自転車専用道を設置し、歩道(幅2・75メートル)は現在のまま残す。総事業費は約2億円で、半額は国の補助金を充てる。

 自転車道と車道との間は縁石と防護柵(高さ約1メートル)で区切り、車道の脇にはトラックの荷さばきやタクシーのための停車帯(幅約1・5メートル)も設置する。

 市道路課によると、2008年の調査で、人口10万人あたりの市の自転車事故件数は297人。県平均の213人を大きく上回り、県内8市9町でもワースト。安全で快適な自転車空間の確保策の一環として、今回の事業化を決めた。

 昨年の社会実験(番町1丁目交差点―幸町交差点までの600メートル)では、平日の通行車両が実験前と比べて平均1100台減少。渋滞や所要時間などに大きな変化はなかったという。

  良いですね。車道をつぶして自転車道にという方法は、日本一の舗道率を誇り、身分不相応な車線の多い香川の道に自転車道を作るのに一番最適で手軽なやり方だと思います。この方式を一挙に香川県中に展開すれば香川県の10万人あたりワーストワンの事故死もぐっと減りそうです。
  人口の少ない地方の県で公共交通の整備がコストの面で取り組みにくいという弱点を日本一面積の小さい県という特徴を生かして自転車王国にするのは案外現実的な解決法なのかもしれません。
  
JRの駅と自転車によるパークアンドライドであれば自動車を捨てることも可能じゃないでしょうか。
  世界で始めての自転車王国香川なんてやってみる価値はありそうです。当然瀬戸大橋にも自転車道を作りましょう。

実現すれば楽しいでしょうね!

2010222日月曜日  第3809回  水道水

  昨日の自転車の話題にも関係しますが、自転車通勤を始めて2年半になります。実は、その所為で車もほとんど乗らなくなり今は手放しました。それで毎日飲んでいた創生水を車で買いに行くこともできなくなり元の水道水に変えています。
  量は相変わらず一升瓶一本分を毎朝飲んでいます。水が変わっても別段不都合は起きていません。もともと、日本の水道水を信頼しているので心配はしていませんでした。
  ところが、なんだか変なことがまさに身近に起こっているようです。

  四国新聞社 | 香川のニュースより  2010/02/17

  水道に紙片、濁り水/坂出市に苦情130件

 香川県坂出市の京町など市中心部で1月下旬から、上水道に紙片や赤茶色の濁り水が混じり、16日までに市水道局へ130件の苦情が寄せられていたことが分かった。同局によると、市内の浄水場で行った送水管交換工事が原因とみられ、紙片混入は初めての事態。濁りを除く捨て水や水質調査は継続しており、調査結果に関する問題や健康被害は出ていないという。

 同局によると、濁り水は1月22日午後4時半ごろ、横津町の住民からの電話で発覚。同9時半ごろまでの5時間で、苦情が104件あった。23日以降も19件寄せられ「風呂釜の水が濁っている」「受水槽に混ざった」などの内容だった。

 紙片は22日午後10時ごろに第一報があり、濁り水と同時のものを合わせて現在までに10件。茶色い梱包(こんぽう)紙のような質感で、大半が1センチ未満だったという。同局は既に廃棄したものが多く、回収量は不明としている。

 原因とみられる送水管工事は同21日から、府中町の浄水場で実施。濁りは交換した管(直径40センチ、長さ230メートル)のバルブを開いた際、管内部に残っていた空気が「塊」となって流れ出し、一部の老朽管の鉄分などをはがしたらしい。

 一方、紙片混入の直接的原因について同局は、施工業者への聞き取りなどの上で「一切不明」と説明。市のホームページで広報しているが、紙片に関しては「流域には食品関係の店や工場もある。広報車での呼びかけや消火栓放水、水質調査など対応はできている。水質に問題はなく、風評被害も考慮して公表しなかった」としている。

  この横津町はまさにわが町です。ところが、実を言えば、私はこれは全く気がつきませんでした。このニュースを見て初めて知ったものです。もしかしたら飲んでしまったかもしれませんが、別段体に影響はなさそうです。
  しかしながら後からそんなこと言われても飲んでしまったものは取り返しがつきません。何だかんだと気にしなければ問題なさそうです。それにしても余りいい気はしませんね。
  それでも子供の頃に初めて我が家に来た水道水で暮らして50年以上になるでしょうが、こんなありがたいものは無いでしょうね。
  私の父が毎日近くの山の下の井戸から桶に汲んで天秤棒でかついで運んでいたようにそれが日課になる可能性もあります。今更、そんな体力は私にはありません。
  便利さに慣れて何とも思っていませんが、蛇口をひねると当たり前のようにおいしく飲める水が出てくることに感謝しなくちゃいけませんね。
  どうやら我々は戦後にとてつもない便利な生活を手に入れたようです。エネルギー問題からこの生活を止めなくてはいけなくなる可能性もありそうです。

果たして、昔の生活に戻れるか!

2010223日火曜日  第3810回  バイオプラスチック

  石油枯渇に備えて太陽光発電などの自然エネルギーへの変換が急がれていますが、プラスチックなどの原料としての利用の方も心配です。
  しかし、
第3708回で取り上げたバイオプラスチック私が考えていた以上に実用化が進んでいるようです。

  ECO JAPANより

  エコ商品の決まり手か ペットボトルからクルマまで 広がる植物プラ

  植物由来プラスチックの利用が急速に広がり始めた。ペットボトルや車、家電など、これまで不向きとされた製品に続々と採用されている。厳しい使用環境に耐え、かつ成型しやすい技術が開発され、普及が進む。

  「国内最軽量で環境負荷が小さいペットボトル」をアピールし、20095月の発売から約半年で2億本を売り上げたミネラルウオーター「い・ろ・は・す」。ヒットの熱気も冷めやらぬ12月、製造元の日本コカ・コーラはさらに環境性能を進化させた商品を発表した。

 国内で初めて植物由来の素材を使ったペットボトルで、20103月から導入するという。ペットボトル原料のうち、530%をサトウキビの搾りかすから作ったバイオエタノール由来の素材に切り替える。コストはまだ石油由来よりも高めだが、将来的には同等か、むしろ安くなると見ている。

 原油の使用量は年間約2045kL削減できる。同時にボトルの形状、重さ、強度はもちろん、リサイクル性も従来の石油由来製品と変わらない。「い・ろ・は・す」のほかにも、ロングヒット商品である「爽健美茶」と「爽健美茶 黒冴」に採用するという。

 コカ・コーラだけではない。植物由来プラを大幅に採用したのがトヨタ自動車だ。200912月発売の新型ハイブリッド車「SAI」では、12カ所に5種類の植物由来プラを導入した。実に内装面積の6割を占める。

  燃料としてよりプラスチックの原料としてのバイオエタノールの方が利用価値があると考えるのは私だけでしょうか。
  エネルギーは自然エネルギーでプラスチックなどの原料としてはバイオエタノールという棲み分けができれば地球の未来はかなり安心できそうな気がするのですがどうでしょう。
  特にバイオエタノールはとうもろこしや米などの穀物のような食糧からでなく稲藁やサトウキビの搾りかすからが条件でしょう。それで、尚且つ量の不足分は節約で対処することが必要でしょう。
  そうなれば、これこそ本当の循環社会が出来上がります。これなら太陽が無くなるまでは地球も安泰というものです。それ以後のことは分かりません。取り合えず、そこまでの対応は地球に住んでいる人間としてやるべき事だと思います。

やはり甘いか!

2010224日水曜日  第3811回  地産地消

  トヨタ自動車に対するバッシングがかなり酷くなってきていますね。トヨタの対応も素晴らしいとは言いかねるようですがそれでもどこか常軌を逸しているという風に思われます。
  しかしながら、良く考えると自動車を代表とする輸出産業って本当に必要なのでしょうか。国内需要だけを相手にしていると価格競争力で劣り、輸入品に市場を奪われることになるというのが輸出に力を入れる大義名分になっているのじゃないでしょうか。
  果たして国内需要だけで本当に他国の業者に勝てないのでしょうか。輸出に力を入れて競争力をつけた挙句は現地生産に追い込まれたのが現実です。そして、その現地生産とか途上国での生産などは国内の労働市場を奪って国民を貧乏にしただけの様な気がします。
  そうであるならば、苦労して海外を相手にする事は止めて、国内で国内の労働者を使って国内向けの作った方が良いのじゃないでしょうか。労働者も、やたらに高給を要求する事を止め、国内で皆が幸せに暮らせる程度に分け合って行けば良いのです。
  なんだか無茶苦茶甘いと言われそうですが、最近の一部の輸出企業の繁栄による国内の疲弊やその代表であるトヨタの今回の苦戦を見ているとそう思えて来ました。
  そして、これには地産地消というこれからのエネルギー問題を解決できそうな利点もあります。意外と世界に受け入れられるかもしれませんよ。

どうでしょう!

2010225日木曜日  第3812回  路面電車の復讐

  第3593回で取り上げたGMによって排除されたと言われる路面電車がその本拠地であるデトロイトに敷設される計画が進んでいるそうです。
  
GMが倒産し、その仕返しかトヨタが叩かれている今、こんな話があるなんて何とも皮肉で面白いと思うのは私だけでしょうか。まさに路面電車の復讐です。

  U.S. FrontLineより

  デトロイトにチンチン電車?〜経済再生で鉄道計画が進行中

  CNNマネーによると、同市は、総額4億2000万ドルの公共交通機関整備事業の1つとして、今年中にウッドワード・アベニュー沿いで線路敷設に着手する。敷設計画を進める共同企業体M1 Rail(エムワン・レール)のマット・カレン最高経営責任者(CEO)は「(車の町である)デトロイトに公共交通機関なんて冗談でしかなかったが、計画した以上は実現させる。地域に巨大なインパクトを及ぼすだろう」と意気込んでいる。

 自治体が交通機関など大規模な基盤整備を行う場合、通常は自治体が予算を組む。しかしデトロイトは現在、年3億ドルの赤字に直面しているため、国内で唯一、民間の支援者による寄付で事業が進められる。IT(情報技術)企業コンピュウェアのピーター・カーマノス最高経営責任者(CEO)や、トラックレンタル大手ペンスキーのロジャー・ペンスキーCEOなど経済界の有力者が私財を持ち寄り、第1期工事で必要な1億2500万ドル全額を負担する。

 計画されているM1線の区間距離は3.4マイルで、大リーグ球団タイガースの本拠地コメリカ・パーク、NFLライオンズのフォード・フィールドなどの娯楽施設や、医療施設、ウェイン州立大などを結ぶ。

 ただし、デトロイト商業地域への市民の足として路面電車が最適かどうかは未知数だ。また、2009年は路線を延長する場合の資金繰りをめぐる政治的な対立でM1計画が一時中断した。

  面白くなりそうですね。これを機会に自動車の撲滅なんてことになれば地球の未来にとっては万々歳でしょう。
  事は、そんなに簡単には進まないでしょうが、冗談抜きで、これが新しい交通体系への変換の契機になって欲しいものです。
  アメリカへの新幹線の売り込みも成功して、アメリカの交通網は日本の企業が占めてしまったなんてことになると又、叩かれるなんてことになるのでしょうか。そんな時が来れば、それは又面白いかも。

果たしてそんな時代は来るか!

2010226日金曜日  第3813回  貨物新幹線

  第3738回などで貨物用の新幹線を新たに敷設するべきと何度も書いてきましたが、昨日の路面電車の復讐に続いて偶然でしょうか新幹線と貨物にかかわる鉄道の復活を期待させるような話題です。

  毎日jpより

  JR北海道:新幹線に貨物車丸ごと搭載…研究車両公開

 貨物用の新幹線車両に在来線の貨物車両を丸ごと搭載する「トレイン・オン・トレイン」の研究車両が21日、JR北海道苗穂工場(札幌市中央区)で報道機関に公開された。北海道新幹線が開業すると青函トンネル区間は新幹線と貨物列車が共用するため、速度の遅い貨物列車は運行本数の削減が予想される。JRは「トレイン−−」の実現により、同等の輸送能力の確保を目指す。

 「トレイン−−」は、空洞の新幹線貨車内に、専用の機関車が引く貨物車両が収まる仕組みで、これまでの倍以上の時速約200キロで走行する。新幹線用線路の「標準軌」は在来線のレール幅より368ミリ広いため、在来線レールを切り替える階段状の「ダブルトラバーサ」が水平にスライドすることで、レールの切り替えを短時間で実現する。

 シミュレーションでは、新幹線の運行が1時間間隔の場合、在来線の貨物列車は3本しか運行できないが、「トレイン−−」は7本の運行が可能。また、新幹線ダイヤが30分間隔になると不可能だった貨物運行が、2本できる計算になる。

 貨車に自動車を積み込む「カートレイン輸送」が新たに可能となり、北海道と本州との交流拡大が期待できるほか、在来線線路の保守管理コストの低減などのメリットもあるという。【仲田力行】

  どうやら青函トンネルという特殊な条件で考えられたことのようですが、この方法を従来の新幹線でも使えないものでしょうか。本当は、もう一本貨物用の新幹線網を整備するべきですが、間に合わせとして、この方法で連結を増やして人と貨物の併用列車を走らせれば面白いのじゃないでしょうか。
  そう言えば、昔は貨物と客車を連結していたはずです。もう一度復活させるのはどうでしょう。
  
JR貨物は別会社になっているので難しいなんてことを言うのでしょうが、もう一度一緒にしたって良いじゃないですか。

良いことはどんどんやりましょう!

2010227日土曜日  第3814回  佐藤琢磨選手

  長い間F1から遠ざかって興味が半減してしまい、テレビも見る事が無くなってしまっていまい、今年こそ復帰かと期待していた佐藤琢磨さんが新しい道へ進むことを決めたそうです。

  読売新聞より 19日 

  インディに琢磨参戦表明  

 元F1レーサーの佐藤琢磨(33)は18日、東京都内で記者会見し、インディカーシリーズに、米インディアナポリスを本拠地とするチーム「KVレーシング・テクノロジー」からフル参戦すると発表した。

  F1ではその力を十分に発揮できたとは言えないかもしれませんが、その常に前向きな考え方に惹かれて応援して来ました。彼が出ているだけでF1も見ていたのですが、彼が出ていないというだけで、他に日本選手が出ていてもF1自体が色あせたものになり、去年は殆ど見ることもありませんでした。
  とは言いながらも、
F1と佐藤選手の組み合わせだから興味をもったという一面もあるので今年はインディも余り興味がわかないような気がします。
  やはり、今年はイチロー選手一本で行きますか。まずは10年連続200本安打の達成を応援します。

ちょっとさびしいかも!

2010228日日曜日  第3815回  雑草

  ぽかぽか陽気に誘われて久しぶりに草抜きでもするかと外に出ました。第3766回でも書いたように雑草との長い戦いもほぼ終わったのじゃないかと密かにほくそえんでいましたが、どうやら又しても私の甘さが出たようです。
  確かに立てったままの目線では全く見つけられない雑草も、いざその気になってかがんで目線を落としてみるとあちこちに小さな緑が見えてきます。
  何のことは無い、いつもと変わらずにちゃんと芽を出しているのです。枯れた芝生の下にも容赦なく芽を出しています。
  何時ものように、がっかりしながら自分の甘さを思い知らされたのでした。しかし、ここで気力を振り絞って一本からでも戦いを始めないと気がついたら目も当てられない状態になることは間違いありません。
  ということで、気持ちは半泣きでも表面には出さず、戦いの開始です。それにしても、何と言う生命力でしょう。
  こうなったらもう2度と甘い考えは持たずに気長に戦いを続けて行くしかなさそうです。終わりの無い戦いは厳しいですね。

諦めたら負けです!

ホーム 団塊 分類

inserted by FC2 system