団塊の世代の部屋(128)

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201031日月曜日  第3816回  ネット広告

 この部屋を始めたのは何時か職が無くなった時に食べていける手段とならないものかとの甘い考えもありました。しかし、少しやってみて、これは生半可な訪問数ではどうにもならないし、これを増やすのは並大抵の努力ではものにならないと判断してそんな考えは捨てました。そして、何時からかせっかく始めたからには行ける所まで続けようとの考えに変わりました。
  しかし、あれから10年ネットの世界も大きな力を持ってきたようです。広告費が新聞を超えたのだそうです。

 Garbagenews.comより 20100223

ネットと衛星のみプラスで全体は前年比マイナス11.5%の59222億円…電通発表の「2009年日本の広告費」をグラフ化してみる

  確かにネットは素晴らしいですが、まさか広告費が新聞に勝つ日が来るとは思ってもいませんでした。
  こうなれば、テレビにも勝って欲しいものです。そうなれば、今のテレビによる洗脳も防げるようになるでしょう。つまりは、去年の衆議院選挙のようなばかな選択を洗脳された国民がすることも無くなるかもしれません。
  早く、国民がテレビからネットに移り、自分の判断で考える日が来ることを期待したいものです。何と言っても今ネットとは縁の無い年寄りは早く亡くなるのですから。

意外と近いのかも!

201032日火曜日  第3817回  レンタル自転車システム

  第3537回などで取り上げたパリのレンタル自転車システム「ヴェリブ」には及びませんが、第3639回で取り上げた東京・丸の内のオフィス街での実験よりは規模の大きなシステムが日本でも始まるそうです。

  greenz.jp グリーンズより

  30分以内なら無料! 3/20スタートの「シクロシティ富山」、遂に詳細が明らかに!

  日本初の「ヴェリブ」型コミュニティサイクルが、いよいよ320日から富山県富山市でスタートする。その名を「シクロシティ富山」。先頃、遂にその詳細が明らかとなったのでお伝えしよう。

「シクロシティ富山」は、富山市内中心部に15箇所、約300m間隔で設けられた貸出・返却ステーションに150台の自転車を配置。ステーションは駅や公共施設の近くに設置され、利用者はICカードを使って24時間いつでも自由に自転車を借りることができ、しかも使用後はどのステーションに返却してもよい。

利用料金は30分までが無料で、31分〜60分までが200円。それ以降は30分ごとに500円が発生する。つまり早く返却するほどお得なシステムだ。

利用するにはウェブサイトでの事前登録が必要となる。市内を走るトラム(路面電車)「富山ライトレール」などで使えるIC乗車カード「パスカ」を使用する場合は基本料金として毎月500円を支払う(31日から19日までに登録を済ませると、初年度に限り250/月)。また、短期利用向けの「7日パス」の基本料金は1000円で、いずれもクレジットカードで決済する。

  第2435回でも書いた路面電車で頑張っている富山市が、今度はレンタル自転車にも取り組むんですね。地方都市のこれから目指すべき方向に向かって先陣を切ってがんばっているというところです。
  これから、まずは日本中の県庁所在地がこうしたシステムを積極的に採用して行って欲しいものです。石油の枯渇が避けられないのであるからには一日も早く取り掛かるべきであり、それしか日本が生き残る道は無いはずです。
  富山市には是非頑張って日本中の都市から目標にされるような素晴らしい街づくりに成功してもらいたいものです。 

期待しています!

201033日水曜日  第3818回  浅田真央さん

  夜のNHKのテレビニュースで浅田真央選手のインタビューをやっているのを偶然目にしましたが、アナウンサーのありきたりな質問に感情を殺して答える彼女を見ていると、どうして19歳の少女にこれほどの試練を与えないといけないのだろうと疑問を感じてしまいました。
  SPでの完璧な演技でどうみてもそれだけの差があるとは思えない5点の差を付けられた時点でフリーで彼女が完璧な演技をして尚且つ相手がミスをしない限り逆転はないと彼女も分かっていたはずです。
  フリーで相手選手が目の前でミス無く完璧な演技を行い尚且つ想像も出来ないような点数を取った後に演技をしなければならないという絶望的な場面で重圧に耐えながらトリプルアクセルという3回点半の技を決めながら最期には力尽きたようにジャンプのミスで当然の如く勝つことはできませんでした。

  多分、あの演技を完璧に行っても彼女が勝つ可能性はなかったはずです。それ程に相手側は用意周到な仕掛けをしていたことは間違いないと思ったのは私だけでしょうか。尤も、その仕掛けを生かしきる演技を成し遂げたその精神力はこれまた素晴らしいと言わざるを得ないでしょう。
  しかし、納得がいかないのは、男子のフィギュアで前回のチャンピオンで今回2位になったプルシェンコ選手が4回転を成功させながら、その技に挑戦しなかった選手に負けたことに納得がいかないとコメントしていたのと同じです。

   そんな不利な状況の中で自分の出来る限りの力を出して敗れたくやしさは想像もできません。60数年生きてきてあんなプレッシャーのかかる場面に一度も遭遇した事の無い私だったらきっとあの場面では発狂しているでしょう。
  それにもかかわらずあれだけの演技をして敗れた選手にこれでもかと言うように今の心境を語れと言うテレビ局の無神経さに腹が立って仕方ありませんでした。
  それでも、そんな馬鹿な質問に感情を押し殺して答える浅田真央選手の強さに、これほどの重圧にも耐えられるのはやはり選ばれた人間だからなのだろうと感心させられました。それだけの強さを持ってないとTOPにはなれないのでしょうね。

人間の出来が違うようです!

201034日木曜日  第3819回  あるべき人

  前の自民党も酷かったが今の民主党のように「外国人参政権」や「夫婦別姓」など国を売ることに力を注ぐほどの酷さはなかった。
  それにしてもどうしてこんなに酷い人たちが政治をやっているのでしょう。そんなやるせない気持ちに応えてくれる言葉がありました。

  小野晋也「著」

  本物に学ぶ生き方 9人の先達が教える人間養成の道

  安岡正篤氏の言葉 より

   「現代日本に最も欠如しているものは人物である。人の数は多いが、あるべきところにあるべき人が案外にいない。つまり、そのところにおる人に心が出来ていないか、心を修めた人がその所におらぬかである。これが是正されぬ限り、国家・社会は決してよくならない。」

  いや〜!、これほど見事に現在の日本の実情を表している言葉はないですね。安岡さんが書かれた言葉ですから戦後の今から何十年か前の言葉でしょうが、その頃から日本の劣化は酷かったようですね。
  それでも、ここでも良く取り上げたように戦前の教育で育った人たちが健在だった80年代まではなんとか世界に伍して頑張ってきたのじゃないでしょうか。
  それ以後、戦後の教育で育った世代が日本を背負うようになって益々人物がいなくなったという事なのじゃないでしょうか。
  そうした戦後の自虐史観と利益優先の教育によって昔の良さが無くなってしまった時に民主党という政権が樹立してしまったのは自業自得かもしれません。
  果たして、ここで踏み止まる事ができるかどうかで日本の未来は決まるのかもしれません。

どうも無理の様な気がします!

  小野晋也さんとは誰でしょう。我が香川県の隣・愛媛県の衆議院議員でしたが、去年の衆議院選挙で政界を見限り自ら立候補を止め野に下ったという今の政治家にはちょっといない興味深い人です。私も偶然知って、「面白そうな人だな」と興味を持ちました。

  調べてみると、東大卒であの松下政経塾の第一期生だそうです。

  前衆議院議員小野晋也の「在野の政治家イラ短日記」

201035日金曜日  第3820回  外から財を見る

  絶望的な財政赤字を抱えた日本に再生の道はあるのでしょうか。借金を返すには収入の中から借金を返済し、残りのお金で生活するしか方法はありません。
  1000兆円近くと言われる借金を返す事は出来るのでしょうか。借金は増やさないと大口を叩いていた民主党は自民党以上に借金を増やそうとしています。果たして、こんなことで日本の将来はどうなるのでしょうか。

  もう一つ昨日に続いてなる程と考えさせくれる言葉がありました。

  小野晋也「著」「本物に学ぶ生き方」  至知出版社

  雲中の飛竜が行った財政再建  山田方谷 より

 …略

  総じて善く天下の事を制する者は、事の外に立って事の内に屈しないものだ。しかるに当今の理財の当事者は悉(ことごと)く財の内に屈している。

  つまり財政問題は、ふつう財政という枠組みの中で問題を解決しようとするのですが、この財政が、決して人間生活の営みのすべてではありません。財政の赤字、黒字ももちろん大事ですが、私たちの社会の成り立ちのすべてから見ると、財政はその一部分にすぎないのです。
  それなのに、その財政が、逆に我々の生活のすべてを律するような考え方になってしまっているところに、実は無理があるのではないか。それが財の内に屈してしまっている姿です。だから事の外から財を見る、財を一部分の問題だと見る発想を持った、もっと自在な財政の考え方にならねばならないということなのです。…中略

  たとえば、今の福祉の問題一つ取ってみても、みんなが権利だけを主張して、自分たちに少しでも何か問題があれば、「それはすべて公の責任において事を処置せよ」というふうに要求したら、これはいくらお金があっても足りません。
  
しかし、自分自身がやれることは、まず自分自身でやれるところまでやって、、どうしても及ばないところだけ助けてもらう。そうすればあっという間に福祉のお金は何分の一にも減少するでしょう。さらに隣にいる人が困っている人を助けましょうという気持ちになって、お互いに手をさしのべ合ってくれたら、またこれで何分の一かのお金で済みます。
  これは、良識があればこそできることです。社会に良識が失われて、権利を主張するのが当たり前だというような世の中になっているから、いくらお金があっても足りないような状況がうまれてしまう。こういうことがここに語られているのです。
  ですから、赤字が生まれているいうのは、確かに数字の上での問題ですが、それを生み出す真の原因は、社会そのものの中に深刻な病気が潜んでいることにあるのだと。こういう風に考えるべきであって、この社会の病気を治すことができれば、おのずから財政も正されてくる。これが、方谷の基本的な考え方です。…以下略

  なるほど、これは考えさせられます。予算を取ることばかり考え、取れればそれを使い切ることしか考えない今のやり方では借金が減る事はないが、この方谷さんの考え方ならなんとかなるかもしれませんね。
  松下幸之助さんが良く言っていた、予算を残すやり方に通じるものがあります。

  収入が足りないのなら頭から足りない分一律何%と予算をカットすれば良いのじゃないでしょうか。足りない分は頭と体を使って補うしかないのです。

  貰った予算を余っても使い切る今までのやり方と足りない分を頭と体で補うのでは結果は全く違ってきます。

これしかない!

201036日土曜日  第3821回  夜更かし

  第3213回第3297回などで何度も書きましたが、企業の三交代制やコンビニなどの24時間営業という人間本来の生活を否定するような働き方を強いるのはもうそろそろ止めてもらいたいものです。
  夜にきちんと寝ないと体に悪いという記事がありました。

  Business Media より

  なぜ夜更かしはカラダに悪いのか (1/2)

  …略

  子どもの睡眠に詳しい、東京ベイ・浦安市川医療センターの神山(こうやま)潤センター長(小児神経科医)は「日本の子どもの寝不足は国際的に見ても際立っている」と懸念する。

 神山センター長は「夜型の生活が悪いというデータは多く出ているが、その理由はまだ十分解明されていない」と説明。そのうえで、まず人間の体のリズムをつかさどる「生体時計」への影響を指摘する。

 生体時計の1日は、地球の「1日=24時間」より少し長いことが知られている。朝起きて光を浴びることで、無意識のうちに“時差ぼけ”をリセットしている。逆に、夜の光(夜更かし)は生体時計と地球時刻のズレを拡大し、睡眠や覚醒(かくせい)、体温、ホルモンなど体内のさまざまなリズムを乱してしまうと、神山センター長はみる。…以下略

  学生の頃はスズメの鳴き声を聞いてから寝るなんて徹夜マージャンもやりましたが、あのなんとも言えない虚脱感のようなものはどう考えても体に良い筈はない。ましてや、夜の仕事なんて絶対に体に良いわけはない。世の中には、警察や病院など、どうしても夜中に働かなければならない仕事もあるでしょうが、最低限そうした仕事は仕方ないとしても、無理して夜に働く必要の無い仕事は多いはずです。
  これからのエネルギー枯渇問題などから、できる限り夜の仕事はなくすることを考える必要があるのじゃないでしょうか。それだけでもエネルギーの無駄な消費が削減できるはずです。本来の生活を取り戻して病気も減って医療費の削減もできそうです。
  一生懸命働いてトヨタのように叩かれては何をやっているのかわかりません。世界を相手に命を削って頑張るより、のんびりと人間らしい生活を取り戻ことを考える時が来ていると思うのは私だけでしょうか。

やっぱり夜は寝ましょう!

201037日日曜日  第3822回  戦略加速

  太陽光発電の動きはいよいよ本物になってきそうです。太陽光発電こそ未来のエネルギーの本命と考える私にとっては期待が増すばかりです。

  SankeiBizより

  太陽電池市場を狙え 電機各社の戦略加速 2010.3.1

 太陽電池の国内外での需要拡大をにらみ、メーカー各社が生産や販売の態勢強化を図っている。三菱電機は1日、平成23年度以降の早期に年産能力を現在の約2・7倍に当たる60万キロワットに引き上げると発表。京セラも2日に完成する国内の新工場を軸に、増産計画の前倒しを視野に入れる。さらに東芝が国内の住宅向け市場への参入を表明するなど競争は過熱しており、今後激しいシェア争いと低価格競争が繰り広げられそうだ。(森川潤)

 「工場は昨夏から24時間フル稼働で、この状況は今年も続くだろう」

 三菱電機の中村一幸リビング・デジタルメディア事業本部長は1日の事業説明会でこう強調。長野県飯田市に増設した第2工場を近く稼働させ、発電素子である太陽電池セルの生産能力を22年度中に現在の22万キロワットから約20%増の27万キロワットへ引き上げる計画を明らかにした。

 太陽電池の需要は世界同時不況の影響で21年は減速したものの、欧州や日本市場を中心に好調を維持。世界市場は25年に18年に比べて8倍の1210万キロワットへ成長する見込みだ。

 市場には欧米や中国、韓国勢などが続々参入。メーカーは現在200社以上とされ、シェア争いは激しい。日本勢も「市場動向を常に見極めて先手を打たないと生き残れない」(京セラ幹部)状況だ。

 このため各社は、増産の態勢を整え、低価格化競争への対応を図る。国内シェア2位(世界6位)の京セラは同社最大のセル工場となる野洲工場(滋賀県野洲市)を2日に完成、24年3月に現状の6割増となる65万キロワットに引き上げる生産計画を前倒しで実現させる見通しだ。同社は米国でも太陽電池パネル生産の拠点新設を予定。今秋には中国の天津工場を稼働させ、年産能力100万キロワットも視野に入れるなど攻勢をかける。

 東芝は1日、世界シェア9位の米サンパワー社から高効率の太陽電池パネルを調達し、4月に住宅向け市場に参入すると発表。発電システムの基幹機器もOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けて東芝ブランドで販売し、24年度に国内シェア10%を目指す。

 このほか、国内シェア1位のシャープや三洋電機も近畿地方の新工場で増産態勢に入った。現状では、太陽電池産業は補助金などに支えられているが、各社は低価格化競争を勝ち抜き事業を成長させたい考えだ。

 参考: 輝く太陽光 相次ぐ増産 三菱2.7倍 京セラは新工場 (1/3ページ)

  昭和シェルも社名をソーラーフロンティア株式会社に変えて世界展開を計るそうです。ホンダソルテック甲子園球場の太陽光発電も動き出したそうです。
  日本の太陽電池産業も世界の攻勢に一時は押されていましたが、いよいよ反撃開始でしょうか。去年の暮れの固定価格買取制度による住宅用の設置増も追い風になっているのじゃないでしょうか。
  政府も国を売ることばかりに熱心にならずに太陽電池を売ることに力を注いでほしいものです。日本が無くなるのと、世界のエネルギー大国になるのとどちらが良いか考える必要も無いでしょう。

もっと真剣に日本の未来を考えろ!

201038日月曜日  第3823回  新しい公共

  5日の山田方谷さんのところで書いた事を思わせることをあの鳩山さんが言ったそうです。一体どうゆうことでしょう。

  四国新聞社より

  3月4日付・新しい公共  2010/03/04 

 鳩山由紀夫首相が、NPOや市民に教育や子育て、街づくり、介護などへの参加を促す「新しい公共」の普及に熱心だ。

 施政方針演説では、これら身近な課題に取り組む人々を取り上げ「こうした人々の力を『新しい公共』と呼び、この力を支援することによって、自立と共生を基本とする人間らしい社会を築き、地域のきずなを再生し、肥大化した『官』をスリムにしたい」と強調。有識者による円卓会議を発足させ、自ら自主防犯パトロールや産後女性のケアに取り組むNPO法人を視察するなど、PRに躍起だ。

 首相には「かつての地縁・血縁型の地域共同体はもはや失われた」(昨年の所信表明演説)との認識がある。その上で、各種ボランティア活動や環境保護運動、地域防災、インターネットでのつながりなどを活用して信頼の市民ネットワークを編み直し、新たな共同体構築を目指そうとしている。NPOや市民の活動支援策として寄付税制拡充などを検討する意向のようだ。

 だが政府主導のキャンペーンが、本来は市民の間から自然に盛り上がって実現すべきはずの「自立と共生」に果たしてつながるのかどうか。

 かつて金脈問題で退陣した田中角栄元首相は、人間や自然、時間、国など五つの大切と、お年寄りへの親切、約束の順守など10の反省を唱えたことがあったが、政治家の道徳論が醸し出す「うさんくささ」から国民にそっぽを向かれている。鳩山流「公共の勧め」が同じ運命をたどらなければ幸いだ。(K)

  いやあ、笑わせてくれますね。およそ似つかわしくない人からこんな説を説かれると笑うしかないですね。親から小遣いを貰って、ばれなければ相続税すら払わないような人が良くも言うものです。恥ずかしいという気持ちはこの人にはないのでしょうか。
  それとも凡人の私には想像も付かないほど崇高な目標を持って日本を素晴らしい国にしようとしており、そのためにはどんなことをしても良いと腹をくくっているのでしょうか。
  遠い将来、あの時は皆が何を考えているのかとバカにしたが、こんなに凄い人だったのかと尊敬されるときが来るのでしょうか。
  しかし、どう考えても単なる思いつきで言ってるだけで、深い考えがあっての事とは思えないのは私だけでしょうか。

間違っていたらありがたいことです

201039日火曜日  第3824回  ゴミ拾い

  最近うれしいことがありました。我体育館の横の歩道のゴミの散乱が余りに酷いので、とうとう見るに見かねてできる範囲でゴミを拾い始めました。
  ところが、見る人は見ているのですね、偶然同窓会で久しぶりに会った友人と体育館に勤めている話になったところ、「もしかして、歩道の掃除もやるのか」と聞かれました。「何で?」と聞くと、彼の奥さんが「最近、体育館の横の歩道の掃除が半端じゃない」と言ってたのだそうです。
  誰もそんなことに興味なんか無いだろうと思っていただけに、これは正直嬉しかったですね。あくる日からの掃除に思わず力が入ってしまいました。単純なものです。

  そんなことがあって何か月が経ち、横の歩道は良いのですが、それ以外の他所の敷地の前の歩道は相変わらずゴミだらけのままです。きっと企業も外の歩道を清掃する余裕なんて無いのでしょう。
  そこで、余りそうした企業を刺激しないように、こそっと散乱したゴミだけでも拾って見ました。雑草などは抜かずにゴミだけ拾っただけでもスッキリして密かにほくそえんでいました。

  ところが、何時ものように体育館の横の歩道を掃除しているとおじいさんに突然声をかけられ「あんたが、ゴミを拾ってくれたんか」と言われました。
  ちょっと「何だこのおじいさん」と胡散臭さと共に不気味に思いましたが、「そうです」と答えると、「そうか、綺麗になっていたので、誰がしたんだろうと思っていたので声をかけたんだ。実はわしも10年ほど前毎日坂出の街を計画的に早朝からゴミ拾いしていたんだ。やっぱり道が綺麗だと足取りも軽くなるよ。ありがとう。」と言われ、思わず恐縮してしまいました。「おじいさん、うまいことおだてますね」と言うと「そうだろう、褒めれば、どちらも気持ち良いじゃないか」と嬉しそうでした。

  それにしても、関心を持っている人はいるもんですね。1人でも気持ちよく思ってくれる人がいると思えばやりがいもあるというものです。とは言いながらも、いつまで続くか自信はありませんが、余りきばらずに出来る範囲で続けることにしましょう。

本当に続くかな!

2010310日水曜日  第3825回  タバコのポイ捨て

  歩道のゴミ拾いで何時もながら呆れるのがタバコの吸殻です。缶やペットボトルに紙くず、プラスチックにポリ袋とあらゆるゴミの中で常に一番多いのがタバコの吸殻です。
  朝、掃除しても昼にはもう落ちています。そんなに人通りの多い道でもないのですが、それでも落ちていないなんて事はありません。常習犯だろと思っていましたが、一人や二人ではこんなに何時も落ちているということもないと思われるので、もしかしたら、タバコを吸う人は皆捨てているのでしょうか。
  もしかしたら、タバコのポイ捨てというのは罪悪感が沸かない行為なのでしょうか。タバコはポイ捨てするのが当たり前という暗黙の了解でもあるのでしょうか。いや、そんなはずはありません、現にヘビースモーカーだった私はポイ捨てはやっていませんでした。やはり、一部の心無い人の仕業なのだと思いたい。

  こうなれば、タバコの販売を中止するしか方法はないのかもしれませんと思っていたら、面白い記事がありました。

  時事ドットコムより

  たばこ販売、最大の落ち込みに=増税も1000億円減収−財務省

 10月1日からのたばこ増税による販売数量や税収への影響について、財務省がまとめた試算が5日明らかになった。規制強化や健康志向の高まりによる消費の自然減に加え、1本当たり3.5円の増税で禁煙、節煙の流れが加速、2010年度の販売数量は今年度比15.9%減の1950億本となる見込み。増税の影響を通年度ベースで反映させると1710億本にとどまり、現状より2割以上落ち込む計算だ。

 同省によると、落ち込み幅は把握している1965年度以降で最大。国と地方合わせた税収も09年度当初予算に比べ1000億円余り減少し、1兆9734億円を見込んでいる。(2010/03/05-21:02

  この税収2兆円とタバコ禁止による医療費の削減はどちらが多いのでしょうか。というより、国民の健康やポイ捨が無くなる効果と税金のどちらが大事か考えるべきではないでしょうか。
  2兆円なんて高速道路の無料化や子供手当てを止めれば十分賄えそうです。ばら撒きで票を買うより、日本人の健康と町の美化を計る方がずっと良いのじゃないでしょうか。どうしてもタバコを止められずに苦労している人たちの為にも思い切ってタバコを禁止しましょう。それが無理なら早く1000円に値上げすることです。

良いことは早くやりましょう!

2010311日木曜日  第3826回  備えるべき能力

  第3819回で「あるべきところにあるべき人がいない」との言葉を取り上げましたが、今の日本のリーダーはそのあるべき人とは全く正反対の人であると言えるのじゃないでしょうか。それでは、リーダーとはどうあるべき人なのかを書いた素晴らしい人がいたそうです。

  毎日jpより

 岩見隆夫のコラム

近聞遠見:「知らなかった」の深刻=岩見隆夫

 知る人ぞ知る、なのだろうが、最近、鈴木正三(しょうさん)(1579〜1655)の事績を初めて聞く機会があった。先賢の知識が乏しかったのを恥じ入るばかりだ。

 鈴木は江戸前期の禅僧だが、もともとは三河松平藩の旗本、42歳で出家し武士道を加味した仏教を説いた。しかし、それにとどまらない。加藤周一は、<庶民大衆に語りかけた知識人の原型>と評価し、山本七平が、<世界に通用する思想家>とたたえた人物だ。

 多くの著作の一つで、鈴木は、<指導者が備えるべき能力>として、次の七つをあげている。

 (1)先見の明がある人

 (2)時代の流れが的確に読める人

 (3)人の心をつかむことができる人

 (4)気づかいができて人徳のある人

 (5)自己の属している共同体、組織全体について構想を持っている人

 (6)大所高所から全体が見渡せる力量を持っている人

 (7)上に立つにふさわしい言葉遣いや態度が保てる人

 鎖国の世にあって、刮目(かつもく)に値する慧眼(けいがん)である。指導者の条件について、これまで数限りなく指摘されてきたが、鈴木原則ほど行き届いたのを知らない。

 鈴木が77歳で他界してから約350年が過ぎた。いまの最高指導者、鳩山由紀夫首相のリーダーシップは鈴木原則に照らして、どうだろうか。

 ほとんどの項目は判定するデータがまだ足りない。もっとも気がかりなのは最後の(7)、ついで(3)だ。この2項は深くつながっている。…以下略

  参考:

  ウィキペディア → 鈴木 正三(すずき しょうさん)

  愛知の博物館 → 鈴木正三記念館

  Japan on the Globe 国際派日本人養成講座 → 人物探訪: 禅僧・鈴木正三 近代資本主義の源泉

  鳩山さんとは似ても似つかない人だと言えそうです。今までの総理の中で最もふさわしくなさそうと思えるのはわたしだけでしょうか。だからと言って、今の日本にこれに当てはまるような人がいるのかも疑問です。もちろん、今の政治家の中にもそんな人が居るとは考えられません。
もし、こんな人が居れば、政治の世界には飛び込んでこないのかもしれません。しかしながら、本当にこうした人が居れば、周りの人たちが自然と担ぎ出すのでしょうか。そうとも思えないような気がするのが悲しいところです。
  昔の英雄論では、上記の条件を全て備えるのは難しいので、人格で周りにそれぞれの専門的な能力を持った人を集めて、その能力を発揮させて事を成すのが最上とされたのじゃないでしょうか。
  さしずめ、その代表的な人が
三国志の劉備であり関羽、張飛、諸葛亮孔明など自分には無い能力を持つ人たちの協力で蜀の国を立ち上げたのである。
  こんな夢のようなことを考えていても仕方ないのかもしれませんが、余りにも人に恵まれない今の日本はやはり滅びる時が来ているのでしょうか。

そうでないことを願います!

2010312日金曜日  第3827回  浅田真央さん

  3月3日で浅田真央さんの精神力のことを書きましたが、私が想像していた以上に素晴らしい能力の持ち主のようです。
  あれから、ネット巡回で興味深いものを見つけました。

  音楽の大福帳より

  ■私の≪浅田真央&キムヨナさんへの感想≫が、東京新聞「こちら特報部」に掲載■

2010-02-27 17:14:25 | とびきり楽しいお話

  …略

  技を出さずに、氷面を滑走している時の彼女の肩には、音楽の拍子とピッタリと一致した、小刻みな動きが見られました。

これが、観客を飽きさせず、彼女と一体となって、「4分間」を楽しませる原動力であると、思います。

演技する浅田真央さんの呼吸と、観客の呼吸とが、一致するのです。観客も、自分自身が演技しているように思ってくるのです。

これが、芸、あるは芸術、技でしょう。

これは、音楽や舞台芸術でも、同じです。

★キムヨナさんも、素晴らしいですが、大技と大技との間の滑走で、一瞬、リズムが消える時が、何回かありました。

次の技の準備のために、途切れてしまうのです。…以下略

  プロの目と言うのは凄いですね。こうやって解説してもらうと浅田選手が本当に凄いと言うのが良くわかります。
  そう思って以下のリンクを見ると、やはり裏があったのだろうと思えます。

  Yahoo!知恵袋より

  フィギュア女子本番前に、電通=ISUジャッチ買収.ヨナ優勝工作を再確認。

 コンサドーレ札幌オフィシャルブログより

  浅田真央が戦ってきたもの・・・マスコミが決して明かすことのない真実

  全てが正しいかどうかはわかりませんが、ありそうなこととは思えます。それにしても、この年になって、こんなことは許せないと思うのも大人気ないのかもしれませんが、欲に絡んだ人間って本当に情けないですね。
  スポーツの世界だけでもフェアであって欲しいと願うのは余りにも甘すぎるのでしょう。しかしながら、その同じ土俵に上がることを良しとしない精神こそ、日本人が培ってきた武士道と言えるのじゃないでしょうか。
  こうなれば、武士道にのっとったフェアを追求して次の大会ソチで世界に浅田真央を認めさせてやりたいですね。なんて、又いらないプレッシャーを掛けてるだけかもしれません。

それだけ素晴らしい人なのかも!

2010313日土曜日  第3828回  日本的経営

  第3794回などで取り上げた反ウォール街の動きは期待したようには動いていないようです。世界のリーダー達に本気になって取り組んで欲しいものですが相手の方が上手なのかもしれません。
  そんなマネーゲーム至上主義の奴らに何を言っても効き目は無いのかもしれませんが、そんな人たちに読ませたいものがありました。

  Japan on the Globeより

  国柄探訪: 石田梅岩 〜「誠実・勤勉・正直」日本的経営の始祖

  …略

  6.「正直から出た倹約」

 ここで最初の問答に戻って、「商人の道を知れば、私欲の心を離れ」の「私欲」とは何か、考えてみよう。梅岩は私欲に関して、こう述べている。

  私欲ほど世間を害するものはない。このことを知らずに行う倹約は、ただの物惜しみのための倹約であって、世間に害を与えることが多い。しかし、私が申し上げているのは正直から出た倹約なので、人を助ける倹約である。

  たとえば、少しでもお客様に安くて良いものを提供しようと、経費のムダを省いて節約するのは、「正直から出た倹約」である。こういう倹約は、社会全体のプラスとなり、世のため人のためになる。

  それに対して、自分さえ儲ければよいと、仕入れ先への値切りばかりやっているのは、「私欲から出た吝嗇(ケチ)」である。これは自分が得した分だけ、仕入れ先に損をさせるので、社会全体としては何のプラスにもならない。それどころか、損をさせられた仕入れ先は、他の顧客から損を取り戻そうと、また私欲に走った商売をするかもしれない。私欲が私欲を呼び、社会全体に恨みや妬みがはびこることになる。

  倹約を申し上げるのは、ほかでもない。生来人間が持っている正直の心に返したいからである。・・・このような正直が行われるならば、世間の人たち全体が仲良くなり、世界中の人々がみんな兄弟のようになるだろう。私の願うところは、世の人々がこのような社会を創り上げることである。…以下略

  11日の鈴木正三さんの教えを引き継ぐ考え方だそうです。こうしてみると昔の日本人は凄いですね。
それにしても今の日本にもこんな精神を持った商売人は殆ど居そうにもないですが、マネーゲームで世界を混乱させている金融界の人達にはこうした考えは思いもつかないのでしょうね。
  日本の経営者たちには是非この精神を取り戻してもらいその精神を世界に広げて、マネーゲームなんてバカなことを地球上から無くしたいものです。あぶく銭を手にした人達はそれを失うことに恐怖心があるのでしょうか。そのために際限の無い欲の世界に迷い込んでしまうのでしょう。
 
たくさん儲けて、必要以上の贅沢をして本当に幸せなのでしょうか。食うに困るのは辛いですが、ほんのちょっとした余裕があればそれで良いなんてのは通用しないのでしょうか。

精神的には楽ですよ!

2010314日日曜日  第3829回  我が家の太陽光発電

  例月我が家の太陽光発電、3月分2月10日から3月9日までのデータです。28日分で先月と同じ稼動日数です。
  定額買取制度も3回目になり早くも当然のごとくに感じています。勝手なものです。
  発電は344k
Whと先月の377kWhと比べると33kWhの減少と思わぬ長雨に最悪の発電量となりました。特に3月に入ってからは9日間の内6日間が一桁の発電量で合計で24kWhと平均2.7kWhという恐ろしい数字となっています。ちなみに10日も4kWhでした。もしかしたら設置以来最悪の数字かもしれません。
  お陰で、早明浦ダムの貯水量は100%です。これもちょっと晴が続くとすぐに足りなくなるので安心はできません。

 さて、買電です。

去年2月、買電、714(198,516)kWhで9,943円 1kWhの単価、約13.93円

今年2月、買電、699(194,505)kWhで8,878円 1kWhの単価、約12.70円

去年3月、買電、611(194,417)kWhで8,999円 1kWhの単価、約14.73円

今年3月、買電、652(183,469)kWhで8,357円 1kWhの単価、約12.82円

  使用量は増えていますが、昼間は減って夜が増えているので単価が下がった分金額は減少となっています。雨が多い分太陽風呂の恩恵が減りエコキュートーの稼動が多くなったのじゃないでしょうか。

     さて売電は、

去年2月、売電、285kWhで6,993円  1kWh単価、約24.54円

今年2月、売電、280kWhで13,440円  1kWh単価、約48.00円

去年3月、売電、252kWhで6,184円  1kWh単価、約24.54円

今年3月、売電、242kWhで11,616円  1kWh単価、約48.00円

    去年3月、2,815円の支払。今年の支払▲3,259円と比らべると、6,074円の節約となりました。
  売電も今年になって最悪ですが買い取り価格48円のお陰でかろうじて赤字を免れたというところです。固定価格買取制度さまさまです。


1年目の年間電気代 31,518円

2年目           7,012円

3年目          ▲2,689円

4年目          ▲5,499円  

5年目 7月、〜3月   ▲31,597円

  参考:使用料金表

さて来月は!

2010315日月曜日  第3830回  

  還暦も過ぎると何かを考える時、常に死というものを意識するようになりました。この部屋でも兄の死と、今年の義弟の死を書くことになりました。
  いずれも、今の私の歳より下でのことです。それだけに72歳で死ぬと決めている私も必ずしもそれまで持つとは限りません。その中でも、一番興味があるのが、どういう死に方をするのだろうかということです。
  生まれたときの記憶も意識もなかっただけに死も意識なく迎えるのかもしれませんが、願わくば死ぬ時に死を超越した心境で悠然と死んで行きたいものですが、どうも死にたく無いとわめきながら惨めたらしく死んで行くような気もします。それとも、事故で、死を意識するまでもなくあっけなく死んで行くのでしょうか。
  考えるほどに、興味が沸きます。まさか来世とか輪廻なんてものがあるとは信じられませんので死んでしまえばすべて終わりだと思っているので、死ぬ瞬間の心境に是非立ち会ってみたいものです。
  しかし、そんな事を考えていると、後、10年ほどの残り少ない人生を無駄に過ごすのはちょっと勿体無いような気もします。かと言って、今更名誉も金も地位も無い私に何が出来る訳も無いでしょうし、せめて何時死んでも後悔しないように充実した毎日を過ごす事しかなさそうです。

  まあ、インターネット三昧でも別にかまいはしませんが、それだけというのも寂しそうです。と今更こんな事を言っているようではやはり大した事はできそうもないし。

どうしたもんか!

2010316日火曜日  第3831回  ストリートビュー

  Googleストリートビューがやっと瀬戸内海を渡りました。

  11日、に何気なくテレビニュースを見ていたら、Googleのストリートビューが小豆島、瀬戸大橋まで見れるようになったと放映していました。
  期待して待っているのに何時まで経っても香川県に上陸しないので半ば諦めていたのですが、慌てて確認してみました。GoogleEarthで確認すると確かに瀬戸大橋を渡っていました。ところが、残念ながら、北インターを降りてほんの一区画までしか来ていません。
  坂出市内まではまだまだのようです。何時になるのでしょうか。
  どうも地方都市でもまだまだのところがほとんどですから当分は期待できないようですね。
  プライバシー問題などで反対も多いようなのでなかなか思うように進まないのかもしれません。
  プライバシーなんかどうでも良いから世界中くまなく網羅して欲しいと思うのは私だけでしょうか。願わくば、最新の映像を常に更新して行ってくれれば言う事なしなのですが、個人の権利に五月蝿いこの時代どうやらそんなことは今の時代には無理のようですね。
 自分のプライバシーは自分で守れば良いのであって、こんな面白いものをそんなことで潰してしまうのは余りにも勿体無いのじゃないでしょうか。もっと言えば、世界中に飛行機で飛んでいって炭酸ガスを撒き散らすより、これで世界旅行を満喫した方が余程環境には良さそうです。尤も、それで満足するのは出不精な私くらいでしょうか。
  もっと言えば、観光などの建造物の内部も映してくれないかと思っています。一部、京都の高台寺などのように庭まで許可している所も出てきていますが、こちらも遅々として進まないようです。

  と思っていたら、徐々に進んでいるようです。

  京都新聞より 31123

 二条城、西本願寺を「ストリートビュー」 グーグル、国内世界遺産で初

 米インターネット検索最大手グーグルの日本法人は11日、地図と写真を組み合わせた地理検索サービス「ストリートビュー」で、世界遺産として初めて二条城(京都市中京区)や西本願寺(下京区)の公開を始めた。実際に訪れたように敷地内の庭園や建物の風景が見られる。

 「スペシャルコレクション」として寺社、大学など13都府県の32施設を追加した。京都では東本願寺、高台寺、建仁寺、東福寺や立命館大、大谷大、京都精華大などと合わせ12施設が公開された。

 ストリートビューは道を歩くような感覚で実物の建物画像などを全方位で閲覧できるサービスで、公開エリアを道路上から施設の敷地内に広げている。

 二条城で記念行事を催した辻野晃一郎グーグル日本法人社長は「日本の貴重な文化遺産を保存・共有し、世界に発信したい」とし、公開施設を増やしていく考えを示した。

■彦根市なども

 滋賀県内では11日から、新たに彦根市、近江八幡市など10市の琵琶湖岸や一部幹線道路などが対象となった。大津市内はエリアが拡大され、市街地がほぼ網羅された。

 施設敷地内の画像を公開する「スペシャルコレクション」には、立命館大びわこ・くさつキャンパス(草津市)が県内で初めて加わった。

  何だかんだと言いながらも結構要望もあるのじゃないでしょうか。何とか、反対を説得して一日も早く拡げてもらいたいものです。出来る事なら、寿命のあるうちに見てみたいものです。
  もう一つ、都合の良い様に考えると、世界中のあらゆる所がリアルタイムで見れるようになれば、世界に隠し事がなくなり戦争なども起こりにくくなるなんてことになるのじゃないでしょうか。これぞ究極の情報開示です。
  こんなことを考えるのはやはり甘すぎるのでしょうか。

それでも見たい!

2010317日水曜日  第3832回  ソーラークリニック

  第3807回に次いで太陽光発電 診断 - ソーラークリニックに2月分の診断結果が発表されています。12月は何かの都合で発表されなかったと書いたら、きちんとアップしていたのですが何かの不具合で見えなかったのでしょうかとご丁寧なお知らせを頂きました。その書き込みに気がついたのが大分たってのことだったので返事もかけませんでした。申し訳ありませんでした。
  ということで、今月は既にアップされていました。

  登録名はマア小父の発電所です。

 月間発電量(パネル1kWあたり):

  200910月 207番目/426番中 90kWh/kW

  200911月 304番目/425番中 59kWh/kW

  2010 1月 335番目/493番中 71kWh/kW

  2010 2月 207番目/524番中 75kWh/kW

  月間発電指数 ※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100

  200910月 366/426   97 

  200911 338/425  102

  2010 1 372/493  100

  2010 2 308/524  108

  年間発電量(パネル1kWあたり)

  200811月〜200910150/303   1126kWh/kW

  200812月〜200911135/275   1123 kWh/kW

  2009 2月〜2010 1144/290   1128 kWh/kW

  2009 3月〜2010 2139/294   1133 kWh/kW

  年間発電指数 ※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100

  200811月〜200910月 222/303   103

  200812月〜200911 197/275    103

  2009 2月〜2010 1 217/290    102

  2009 3月〜2010 2 212/294    103

  発電量(パネル1kWあたり):設置以来の平均月発電量

  10月 206/470   94 kWh/kW

  11月 202/470   94 kWh/kW

   1月 215/483   93 kWh/kW

   2月 234/500   92 kWh/kW

  発電指数:設置以来
※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100

  10月 319/470   102

  11月 319/470   102

   1月 330/483   102

1月 345/500   102

  やはり登録件数が増えているようです。集計がますます大変になるのじゃないでしょうか。それでも、ここの登録数が増えると言うことはそれだけ設置が増えていると言うことですから素直に喜びたいものです。ここの数字を見て、新しく設置しようと言う方が増えれば良いですね。

さて来月は!

2010318日木曜日  第3833回  外来種

  第1151話などで、人間の都合で連れてこられて繁殖が問題になっているブラックバスやブルーギルなどの外来種について書きましたが、そんな例はどうやら沢山あるようです。

  四国新聞社より 2010/03/12

  3月12日付・自然界の報復

  1950年代、英国領だったボルネオ島の住民は、マラリアに悩まされていた。そこで世界保健機関は殺虫剤を大量散布し、マラリアの媒介となる蚊を退治した。

  蚊はいなくなった。しかし他の虫まで死んだ。ある種のハチがいなくなって屋根の茅(かや)を食べるイモムシが大量発生し、雨漏りが相次いだ。さらにはヤモリが死んだ虫を食べ、そのヤモリを猫が食べた。猫はバタバタと死に、ネズミが大量発生してしまった。

  「入門!システム思考」(講談社)で紹介されていた話だ。ネズミの大量発生に対しては、猫を持ち込んで対処した。まるで落語のような話だが、つい目先のことにとらわれがちな人間としては、笑うに笑えない。

  山野草であるイタドリの駆除のため、それを枯らす虫を英国が日本から輸入し放つことになった。イタドリはもともと英国にはなかったが、観賞用として日本から持ち込まれ、今や生態系を破壊する勢いだという。

  その虫が別の生態系に影響しないか、存分に研究した上での判断ではあるらしい。しかし人間が考える以上に自然界は複雑だ。人間の都合で行ったことに対し、自然界から報復された例は数え切れないほどある。

  佐渡島の保護センターで、放鳥に向け訓練中だったトキ9羽を襲ったのは、テンだった。テンはもともと島にはおらず、害獣である野ウサギを駆除するため人間が持ち込んでいた。それがトキ絶滅の一因となり、今またトキを保護している人間に仇(あだ)をなす。笑えない。(G)

  船や飛行機などの移動機関を造ったさかしらな人間が浅はかな考えで持ち込んだものにしっぺ返しをくらっていると言えば良いのでしょうか。それとも、世界中が一つになるための試練と捕らえるべきなのでしょうか。
  この外来種の問題を考えるとき、どうしても今問題になっている外国人参政権が思い浮かんでしまいます。
大きく考えれば、世界の人種が入り混じって一つの世界になることは必然であり、歓迎すべきことなのかもしれませんが、まだ人類はそれほど高尚な考えを持っているようには思えません。日本という国を自分たちのものにしてやろうと思う近隣諸国がある限り、安易に外来種を入れることは無茶と言うものです。
  もっと、人類が利口になってから考えれば良いのじゃないでしょうか。ましてや、選挙のための政策なんてもっての外でしょう。

恐ろしいことです!

2010319日金曜日  第3834回  三島由紀夫

  学生時代はいわゆるノンポリで政治なんかには何の興味も無く学園封鎖をこれ幸いと学校に行かずに遊んでいました。
  ですから、卒業した年に三島由紀夫が自衛隊で割腹自殺したのも殆ど何の感慨も覚えませんでした。それまでも、それ以後も彼の小説一つ読んだこともありませんでした。
  ところが、
宮崎正弘の国際ニュース・早読みであのときの檄文が紹介されていたので、何を言いたかったんだろうと興味が沸き読んでみました。

  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成22年(2010年)3月16日(火曜日)通巻2909号 より

  (宮崎正弘のコメント)檄文を下記に再掲します。

  「檄」 楯の会隊長 三島由紀夫 

  …略

  われわれは戦後の日本が経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずにして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。

政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力慾、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながら見てゐなければならなかつた。…以下略

  彼は、自衛隊に最後の砦としての期待を持っていたが、どうやら期待に沿わなかったので抗議のための行動を起こしたようです。この後は自衛隊に対する思いがつづいています。
  しかし、自衛隊も既に政治と同じで頼むに足りなかったと言うことのようです。

  それにしても、あの当時三島由紀夫が指摘していることは全て現在に当てはまります。
  あの年に就職して、今や定年退職したこの年になってやっとその堕落に気がついた私は何とバカだったのでしょうか。この間、何の興味も示さなかった付けを払わせられていると言うことなのかも知れません。
  それにしても、こうした人には死を選ばずに生きて日本の国を導いて欲しかったと思うのは凡人の故でしょうか。本人はきっと、何をやってもこのバカな国民を導くことはできないと匙を投げたのかもしれません。

そして、それが当たっていたのかも!

2010320日土曜日  第3835回  レンタル自転車システム

  第3817回で取り上げた富山市のレンタル自転車システムは何と第3537回などで取り上げたパリの「ヴェリブ」を運営する外資系企業に委託するのだそうです。第2967回で取り上げたような広告を掲載するシステムのようです。

  SankeiBizより  2010.3.17

  パリ模範 自転車、富山市民の足に

 自転車を24時間いつでも利用でき、好きな場所で返せる共同利用システムが20日、富山市で始まる。各地が導入を進めているが、富山市は欧州63都市で実績のある外資系企業に運営を委託。パリでは開始2年で5000万回以上利用され、市民の足として定着したという。

 配備される自転車は150台。「ステーション」と呼ばれる無人駐輪場は、JR富山駅付近や中心街の15カ所に新設。自転車の位置や利用状況はコンピューター管理し、運営費用の一部は自転車や駐輪場に掲示する企業の広告収入で賄う。

 基本料金は月額700円。メンバーがICカードを駐輪機の読み取り器にかざすと鍵が外れ、駐輪機に戻すと自動で施錠される仕組み。30分以内なら1日に何回でも使えるが、30分を超えると課金される。観光客は千円で1週間利用できる。

 市内の路面電車やバスのIC乗車券との共通利用が可能で、この場合は月500円。市の担当者は「公共交通機関との組み合わせで、マイカーからの乗り換えが進むことを期待する」と話した。

  これは面白くなりそうですね。パリで成功しているだけに、ここで上手く行けば全国展開も期待できるのじゃないでしょうか。
  パリで成功しているのだから日本なら京都を狙うのかと思いますが富山とは意外です。しかし、これは是非成功して欲しいものです。富山のような地方都市で成功すれば全国展開はすぐにでも実現できそうです。さしずめ高松市あたりも十分可能性がありそうです。
  これは案外一気に日本中に広まるかもしれません。

いよいよレンタル自転車の時代が来るか!

2010321日日曜日  第3836回  フェリー廃止

  第3802回で取り上げたフェリー廃止は利用客の強い要望もあって取り合えず廃止を見直すようです。それを取り上げたコラムに興味深い話がありました。

  17日、読売新聞 コラム 「政治の現場」より  

  高速無料化が国民目線か

  …略

  ところが、存続を求める声が殺到し、2社は今月、相次いで事業廃止届を取り下げた。もっとも、国道フェリーは「高速道の新上限料金決定まで」の暫定的な継続で、四国フェリーは従業員約100人を今月末に解雇した上で希望者を子会社で再雇用して賃金体系を抑えるなど、状況は厳しい。…中略

  三毛猫「たま」の駅長で知られる和歌山電鉄の再建などで「公共交通の再生請負人」と呼ばれる小嶋光信・両備ホールディングス社長は「公共交通のあり方が問われている」と、高速無料化への固執に疑問を示す。交通体系の将来像を示す交通基本法制定の検討会で、小嶋はこう訴えたことがある。
  「高速無料化で2兆5000億円。地方の公共交通がすべてタダでも1兆円。高齢化、環境を考えれば、どちらが国民生活目線か」…以下略

  猫を駅長にした小嶋さんには注目していましたが、こんな発言をしていたのは全く知りませんでした。
 それにしても、この「地方の公共交通すべてタダでも1兆円」というのは驚きです。これなら直ちに高速道路無料化をやめて公共交通をタダとは言いませんからせめて半額にでもすればどうでしょう。
  残ったお金で、まだ公共交通の発達していない地方へ新たに導入するべきでしょう。究極はJRも大幅な値下げを実施するべきです。そうなれば、車からの乗り換えが一気に進むはずです。
  こんな素晴らしい案に対して何の動きも見せない政府は狂っているとしか思えません。

腹が立つ!

2010322日月曜日  第3837回  タバコのポイ捨て

  我体育館のタバコのポイ捨てとガムの吐き捨ては相も変わらず減る気配はありません。せめて第3578回でも書いた生分解性のフィルターでも作ってもらいたいと思っていましたが、もっと面白そうな製品が出たようです。

  MSN産経ニュースより

 煙の出ないタバコ、JTが5月発売 副流煙の心配なし

 日本たばこ産業(JT)は17日、火を使わず煙も出ない無煙たばこ「ゼロスタイル」を開発し、5月中旬に東京都限定で発売すると発表した。

 たばこの葉が詰まったカートリッジをパイプ状の本体にセットして味わう。価格は本体とカートリッジ2本のセットで300円、詰め替え用カートリッジは4本入りで400円。タールはゼロで、ニコチンは微量含まれている。

 使用頻度に応じて、1本のカートリッジで、半日から1日程度楽しめるという。

 同日、都内で会見した小泉光臣副社長は「たばこの煙が周囲に迷惑かけるという愛煙家の不安、懸念、心配を取り除いた商品」と、ピーアールした。

 たばこが吸えないエリアでの、たばこ代替需要を見込んでいるといい、東京都での販売を足がかりに全国に広げる計画だ。

  

  これは良いかも知れません。禁煙パイポをくわえているような感じでしょう。これなら周囲の人に迷惑をかけることもなさそうです。全面的に切り替えれば面白そうです。それに何と言っても、これならポイ捨ても無くなりそうな気がします。
  それにしても、
JTさん上手いところに目をつけましたね。さすがに今の嫌煙運動に危機感を持って、新たな手を打ってきましたね。これが上手く行けば取りあえず周りの人に遠慮しながら吸うという必要はなくなりそうです。後は、健康問題ですが、こちらは本人の覚悟次第でしょう。遠慮せずに自分の寿命を賭けて吸ってください。

切り替わって欲しい!

2010323日火曜日  第3838回  クロマグロ

  生来の天邪鬼の私は他人が好むものを何となく敬遠する癖があります。だから連休などの人込みもまず出かけません。正月の初詣も殆ど行ったことはありません。かと言って、何でもかんでも避けるということもありませんが、兎に角、あえて同じ事をしようとは思わないのです。と言うか、本当に自分もしたいのなら遭えて避ける事も無いのですが、実際、その気にならないのです。
  これは食べ物、特にさして美味しいとも思えないのに皆がもてはやす高価な物、例えば、「まったけ」や「数の子」なんて美味しいとも思わないし、ましてや食べたいなんて気持ちにはなりません。それ程でもないですが、「マグロ」なんてのも目の前に出てくれば食べますが、食べたくてたまらないなんて気持ちになることはありません。
  こういうのを世間(香川だけかも)では「へんこつ」と言うようです。しかし、そのお陰で、別段贅沢をしたいとも思わないし、どこかへ旅行に行きたいなんて事も思いません。案外、負け組みの生活が合っているのかも知れません。これからの時代には生き残るチャンスが多いかもしれません。

  ですから、今回のクロマグロの禁止騒動なんてのは正直何の興味もありませんでした。それ程、拘らずに、もっと美味しい物を食べれば良いのにと思ってしまいます。何だかんだと言いながら、マスコミや業界の口車に乗って騒いでいるだけなのじゃないでしょうか。皆がそっぽを向けば、あっという間に輸入なんてしなくても良くなるはずです。

  この辺りは、日本人特有の性格「付和雷同」が影響しているのではないでしょうか。その性格に付け込まれて、マスコミの踊らされて選んでしまった民主党に日本の国を無茶苦茶にされようとしているのですから、自業自得と言うものかもしれません。
  私の様な「へんこつ」も困り者でしょうが、何でもかんでも他人のするとおりというのも考えものでしょう。もっと自分の考えを持つべきなのじゃないでしょうか。

自立しましょう!

2010324日水曜日  第3839回  心の許容量

  それでなくても気が短いので要らない敵を沢山作ってきたと思われる私ですが、最近とみにその傾向が酷くなったような気がします。これも歳の成せる業と半ば諦めの境地でしたが、最近何かで読んだ言葉になる程と納得させられるものがありました。

「心の許容量」です。

  なるほど、許容量が少ないのでちょっとオーバーするとすぐに反応してしまう。みごとに私の現状を言い当てているようです。

  これでもずっと営業畑だったのでお客様に対してはそれなりに気を長く接してきました。気が短いながらも許容量を少しは大きく出来てたのかもしれませんが、現役を退いて第二の人生としての嘱託生活がお客様に対しての緊張感を欠き、本性が出てきているようです。
  いくら嘱託といえども、利用されるお客様にすればそんな事は関係ありません。きっと、仏頂面でぶっきら棒に応対する私に対して、「とんでもないオヤジが来たもんだ」と陰で噂している事でしょう。
  ここは、ちょっと心を入れ替えて、常に「心の許容量」を意識してお客様に接していくように心がけましょう。

何て、できるかな!

2010325日木曜日  第3840回  JR廃止

  第3802回第3836回フェリー廃止問題の原因となった高速道路無料化はいよいよJRをも追い詰めそうです。

  四国新聞社より 2010/03/20

  経常赤字22億円見込む/JR四国10年度事業計画

  JR四国は19日、2010年度の事業計画を発表した。高速道路の一部無料化や料金上限制の導入を見据え、高速料金割引による減収額が09年度の2倍に拡大すると想定。不況の影響と合わせ、鉄道運輸収入が大きく落ち込み、経常損益は22億円の赤字を見込む。

 事業計画で経常赤字を見込むのは12年ぶり。阪神淡路大震災で山陽新幹線が被害を受けた1995年度、明石海峡大橋開通の影響などを折り込んだ98年度に次いで3回目だが、松田清宏社長は「影響が単年度で終わった過去2回と違い、高速料金政策は永続的。今回は先を見通せない赤字だ」と危機感を語った。

  同社によると、休日千円など現行の高速料金割引による減収額は、09年度の14億円から、10年度は29億円に拡大する見込み。

  拡大した15億円の内訳は、愛媛、高知両県の高速道路で実施される一部無料化の社会実験により、並行するJR松山―宇和島間と同高知―窪川間で4億円の減収。また瀬戸大橋など本四架橋の料金が一般高速道路と平準化され、上限2千円に設定された場合、11億円の減収が生じるという。いずれも開始時期を6月と想定している。…以下略

  いよいよ大変なことになりそうです。バカな政策がこれからの日本の運送を担うべきJRを追い詰めようとしています。もしJRが廃止なんてことになればどうするつもりでしょう。
  アメリカなど世界が環境問題やエネルギー問題のために車から鉄道を主体とする公共交通への移行に踏み切ろうとしているとき、選挙に勝つために高速道路無料化を打ち出し公共交通の壊滅なんてことを思いつきもしない政権とは一体何なんでしょう。
  それでなくても、その当時は良くわからないまま中曽根さんの思惑に乗って民営化された
JRにより多くの路線が廃止され、今更復活することもままならない状態になってしまっている。それが、もし幹線路線まで廃止されることにでもなったら取り返しのつかないことになりそうです。
  それにしても、よくもこんなにとんでもない政策を選挙に勝つためだけにやれるものです。それほどに日本の政治家は堕落しているのでしょう。

とんでもないことです!

2010326日金曜日  第3841回  新幹線

  第3836回JRの値下げをすべきと書きましたが、昨日に続いてそのJRについて興味深い記事がありました。

  SankeiBizより  2010.3.22

  鹿児島ルートが1本に レール締結、九州新幹線

九州新幹線鹿児島ルートのレール締結式でボルトを締める三日月大造・国交政務官(右端)ら=22日午前、JR熊本駅【拡大】

 来年3月に全線開業予定の九州新幹線鹿児島ルート(博多−鹿児島中央)のレール締結式が22日、熊本駅で開かれた。2004年に先行部分開業した新八代(熊本県八代市)以南の区間と合わせ、全長約257キロのルートが1本につながった。…以下略

  この記事を見て、喜びよりやっと今頃になって青森から鹿児島まで新幹線のレール(あくまでもレールだけ)が繋がったことに悲しみを覚えるのは私だけでしょうか。それも実際に動き出すのはまだ一年も先というのですから待ち遠しいばかりです。
  それにしても、何で今頃なんでしょう。車優先で高速道路の建設が優先されたのでしょうか。確かに、時代の流れはそうでしたが、今や環境やエネルギーの面から車社会の行き過ぎがわかってきました。
  それに懲りて、鉄道優先に切り替えるのなら話はわかるのですが、逆の高速道路無料化なんて選挙対策が優先されるのですから、全く情けない限りです。
  先のことを考えるなら、高速道路を値上げして、それをもう一本新幹線貨物の敷設に使うくらいのことをやって欲しいものです。
  国の未来より選挙が大事な政治家とそれを選ぶ有権者の日本にはやはり未来はなさそうです。

残念ですね!

2010327日土曜日  第3842回  議員報酬

  第3110回で取り上げた矢祭町の町議さんの報酬日当制はそのごどこの自治体にも広がる動きは当然のごとくありませんでした。一番採用して欲しいと思われる国会議員に至っては、トップから金の亡者ばかりですからどうにもなりません。
  しかし、ここにきて地方で面白い動きが出てきたようです。

  四国新聞社より 2010/03/19

  3月19日付・削減進む議会

  これは新しい手法だ。熊本県五木村議会が4月から、議員報酬の一部に成果主義を導入する。月額21万3千円のうち基本給は8割。残り2割は有識者が、一般質問や地域活動などから優・良・可を査定する。

 優で現状維持、可なら2割減。「議会の活性化が目的」というが、実質は新手のコスト削減策に見える。定数削減も検討したそうだが、三豊市よりも広い村に議員は10人。さすがに地域の声を集約できないと判断したらしい。

 2年前には福島県矢祭町議会が、全国初の報酬の日当制を導入した。県内でも定数や報酬の削減に踏み切る例に事欠かない。議員たちは財政再建へ身を削っていると信じている。だが一方で、住民から反対の声がほとんど上がらない現実もある。

 報酬や定数の削減は、人材を制限したり、地域の声を届けにくくしたりする恐れをはらむ。それでも反対の声が上がらないのは、費用に対する議員の仕事ぶりに不満を持っているのが大きいだろう。「議会なんていらない」なんて声すら聞こえる。

 鹿児島県阿久根市議会の混乱も、そんな不満が背景にありそうだ。市長が議会ボイコットを続けるなんて、はた目にはでたらめにしか見えないが、彼は前々から議員らの怠慢を指摘してきた。それを支持する住民が少なくないから、強気になれる。

 「削る必要はない。むしろ増やしてあげて」と住民が言いたくなる議員が、もっともっと増えてほしい。住民だって本当は、もっと議員のことを誇りたい。(G)

  地方の小さな自治体は予算規模が小さいだけに誤魔化しがきかないのでこうした動きも出てくるのかもしれませんが、問題は大きな都市でも同じはずです。それどころか大元の国の方が本当はもっと危機的状況なのじゃないでしょうか。
  そんな危機感を何とも感じないかのような売国政策や選挙目当てのばら撒きばかりをやっている民主党を筆頭とする国会議員さん達にはこんな記事を見て反省するということは無いのでしょうね。
  それにしても、そんな政党を実現するために自民党を叩き廻ったマスコミやそれに載せられて選んだ人達もそれほどの危機感は持っていないようです。何といっても、この期に及んでもまだ内閣支持率が30%もあるというのですから。

信じられません!

2010328日日曜日  第3843回  黄砂

  21日の黄砂は全国的に凄かったようですが、こちらもこれまでで一番酷かったような気がします。

  去年の2月の黄砂を撮った動画(第3439回)と同じ場所・坂出市立体育館で撮った動画です。偶然、翌日、同じような天候で黄砂が無かったので比較できるように動画を撮りました。天候に差が余り無かったのは我が家の太陽光発電の21日と22日の発電量が、26kWhと27kWhと殆ど差が無かったことでわかります。というか午前中の黄砂にもかかわらずたった1kWhの差しかないということは黄砂が無ければ21日の発電量はもっとあったのじゃないでしょうか。それだけでも残念です。

去年

 

今年

 

 やはり、去年のと比べても相当に酷いのが後ろの山が殆ど見えないことで良くわかります。
  何となく息苦しいような気がしたのは気のせいでしょうか。それにしても、こんなのが頻繁に来るようになると怖いですね。中国には軍備の増強より砂漠化の防止に力を入れて欲しいと思うのは私だけでしょうか。

そんな気はないのでしょうね!

2010329日月曜日  第3844回  無理矢理仕事を作る

  私がサラリーマン失格だったのは今から考えれば、如何に仕事を能率的にこなすかを考え、少しでも早く仕事を終わらせて就業時間が終われば一目散に帰ろうとしていたからかもしれません。自分の仕事が終われば、手持ち無沙汰でも何かをしているような格好をして時間を潰すというのが大の苦手でしたから机の前でボーっとしているなんてこともしょっちゅうだったような気がします。その辺りのふてぶてしい態度が上司から見れば鼻について仕方なかったのでしょう。
  そして、その性癖は嘱託として働く今も殆ど変わっていません。ですから、民間から、こうした官庁関係の仕事について驚いたのが民間以上に外聞というか見かけを繕う事です。兎に角、仕事も無いのに仕事があるようにすることに必死なのです。そのお陰で、先輩から受け継がれた仕事の大半は無理矢理作ったような仕事ばかりです。
  それをやらなくても別段仕事に差し支える事は無いのですが、周りから見れば良くし事をしていると評価されるのです。
  正直言って、私の尤も嫌う仕事のやり方ですが、かといって今更新しい職を捜す気力も無いので、なんとか辛抱しています。
  何で、こんな仕事のやり方をするのか不思議に思っていたのですが、何時もの
武田邦彦が納得させてくれる話を書いてくれていました。

  政治を考えなくても良い方法

  …略

  役人も人の子なので、失業は困るし、仕事が無くなると困ります。

そこで、次から次へと仕事を作っていきます。この現象を「戦争を終わった将校さん現象」と言います。隣の国が攻めてくるから軍隊に入る。これは正しいのですが、戦争が終わっても、軍隊を辞めたくないので、次にいらない戦争を作り出すということです。

これは人間の性(さが)ですから、苦情をいってもやめることはありません。

共産主義が失敗したのは、共産主義というシステムが悪いわけではなく、「人間は聖人ばかりだ」と仮定したところに問題があります。

そこで、もっとも良い方法は「戦争が無くなったら、軍事費を出さない」ということで、ケリがつきます。つまり「兵糧攻め」をすれば、一気に解決します。

  役人はとても優秀で、多くは東大を出ていますから、その人達が「無理矢理、仕事を作る」というのをやめて、「仕事を効率的にやる」ということに専念すれば素晴らしい国になり、税金はまもなく半分になるでしょう。

冷やかしではなく、役人はとても優れているのです。

でも、今はその能力を「いかにして無駄な仕事を作り、蓄財したり、首にならずに住むか」ということだけに力を注いでいますから、それを一気に変えれば良いわけです。…以下略

  そうだったのか、これは目から鱗です。仕事がなくなったら首になるから仕事を作るんですね。性に合わないですが、私これをやってればもう少し出世したかもしれません。これと逆のことばかりやってたのですから、会社に受け入れられなかったんでしょうね。今更、反省しても遅かりしですが、只一つ、良かったのはストレスが溜まらなかったことかもしれません。コレはコレで由としましょう。

  それにしても、こんな非効率な仕事をしていたのでは無駄はなくならないですね。やはり、武田先生の言われるようにシステムを変えるしかないようです。
  
第3820回の「外から財を見る」につながりますね。やはり、日本の予算も頭から何パーセントカットと決めてしまえば良いのです。それに向かって、必死で努力すれば良いのです。無駄な仕事はつくるな。

それしかない!

2010330日火曜日  第3845回  全量買取

  我が家の太陽光発電でも書いたように3月に入って、何とも変な天候が続いています。雨の後は強風と黄砂、間で1日ちょっと晴れたと思ったらそれから3日連続の雨で発電量は設置以来の最低と思われる3日間毎日1kWhという悲惨な状況です。
  これでは折角の固定価格買取制度も役に立ちません。と思っていたらちょっと複雑な思いになる記事がありました。

  毎日jpより

  再生可能エネルギー:全量買い取り、家庭負担は月最大522円−−10年後の試算

 経済産業省のプロジェクトチームは24日、太陽光や風力などすべての再生可能エネルギーを全量、電力会社が買い取る制度を導入した場合、制度導入10年後の標準家庭(月300キロワット時使用)の負担額は月最大522円になるとの試算結果を発表した。

 買い取りにかかる資金は国民が負担することになる。対象は、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスの五つを基本とし、4パターンを設定して試算した。試算によると各家庭の月最大負担額は、(1)「五つ以外に新たに実用化された再生可能エネルギーも全量買い取る」=522円(2)「五つのエネルギーを全量買い取る」=288円(3)(2)で住宅用太陽光発電は家庭で余った分だけ買い取る=204円(4)(3)でエネルギーごとに買い取り価格を変える=159円−−だった。

 全量買い取り制度は民主党が昨年の衆院選のマニフェスト(政権公約)に掲げ、今月閣議決定された地球温暖化対策基本法案にも盛りこまれた。経産省は、4〜5月にこの試算についての説明会を全国で開き、関係団体にも意見を聞いたうえで制度を最終決定する方針。【柳原美砂子】毎日新聞 2010324日 東京夕刊

  確かに全量買取はありがたいのですが、やたらに高くなっても困り者です。いっそのこと、国民に全部負担させるのじゃなく国と電力会社にも負担してもらうのはどうでしょうか。
  特に、国や自治体による設置時の補助金はなくして、それは買い取り価格に回した方が良いのじゃないでしょうか。
  早急に再生可能エネルギーに変換する事は必要ですが、あまりに家庭に負担が多くなるのも考えものです。その動きはドイツでも買い取り価格の削減という動きとなっています。何事も過ぎたるは及ばざる如しです。

難しい所ですね!

2010331日水曜日  第3846回  空き家率

  営業で田舎の方を廻っていた時に驚いたのが、空き家の多さです。大きな立派な屋敷に誰もいないので近所で聞いてみると、あそこはおばあさん1人で、入院しているとか都会に住んでいる息子さんに引き取られたとかの返事が返ってきたものです。
  そのときの感覚では1割程度はそんな家があったような気がします。その上、残りも老夫婦だけの家が沢山あり、いずれは無人になるのだろうなぁと思ったものです。
  農家が多いだけに跡継ぎも無く、このままでは10年も経てば日本の農業はどうなるんだろうと暗澹とさせられたものでした。
  その空き家の率は1割どころじゃないようです。 

  四国新聞社 | 香川のニュースより  2010/03/23

  空き家率最高の16%/08年県統計調査

 香川県が発表した2008年の住宅・土地統計調査で、居住世帯のない空き家は県内総住宅数の16・0%に当たる7万1400戸に上り、過去最高を更新したことが分かった。空き家率は全国5番目の高さとなっており、県統計調査課は「独居老人が施設に入るなどして不在になるケースに加え、マンションなどの需給バランスの崩れも増加の原因と考えられる」としている。

 調査は、住宅や居住世帯の実態を把握するため、1948年から5年ごとに総務省が実施。今回は08年10月1日に行った。県内では、抽出した約2万2千戸を対象に住人の有無などを調べ、空き家の割合などを推計した。…中略

 また、調査のたびに増加している高齢者(65歳以上)のいる世帯は、15万8400世帯で全体(37万2700世帯)の42・5%を占めている。中でも高齢者の単身世帯は増加率13・3%の3万3300戸と増加が顕著となっており、同課は「今後も高齢化を原因とした空き家の増加はさらに進む」と分析している。

  これは果たしてどの位まで進むのでしょうか。2軒に1軒が空き家なんてときも来るかもしれませんね。こうなると、以前も書いたように、老人は市街地のマンションなどに住んでもらい、路面電車など公共交通の完備したコンパクトシティ(第2888回第3635回を早急に目指すべきではないでしょうか。
  そして、余った郊外の土地は企業による大規模農業などに有効に使ってもらい食糧自給率を上げるのです。これなら人口減少に見合った自給自足に近い生活も可能になって来るのじゃないでしょうか。
  エネルギーも太陽光発電を主体としたもので自給自足すれば日本の未来も意外と明るいような気がします。
  明治維新の頃の3000万人とは言いませんが5000万人くらいで幸せに暮らす日本人なんて良いじゃないですか。食糧もエネルギーも自前で賄うのんびりした社会です。

そうは思いませんか!

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