団塊の世代の部屋(145)
第4332回でシェル(ソーラーフロンティア)の薄膜式を取り上げましたが、薄膜式と言え ばもう一方の雄ホンダ(ホンダソルテック)を忘れる訳にはいけません。こちらもやる気 満々のようです。 サーチナニュースより 2011/07/28 ホンダソルテック CIGS系で世界最高 効率の太陽電池を今年発売 ホンダソルテックは、現行モデルより小型で高効率なCIGS薄 膜太陽電池を2011年中に発売すると発表した。新製品のモジュー ル変換効率は、市販されているCIGS薄膜太陽電池のなかで、世界トップレベルの13.0%以上となる見込み。 新製品の試作モデル(プロトタ イプ)の最大出力は89Wで、サイズは926×738×37mm。一方、現行モデルの最大出力は130W、サイズは1,417×791×37mm、モジュール変換効率は11.6%。新製品は、受光部分であるCIGS層の性 能向上と、外周フレームなどの非受光面積を小さくすることにより、現行モデルと比較してモジュール変換効率を約1割向上させ、同じ設置面積でより多くの発電を可能とした。また、現行モデルと比 べてモジュール面積を約3分の2に小型化し、様々な形状の屋根に効率よく配置できるようにすることで、より多く の太陽電池の設置を実現した。 同社は、ホンダの子会社の太陽電池メーカー。銅、インジウム、ガリウム、セレン(CIGS)の化合物を原料と した薄膜で形成された太陽電池を製造・販売している。化合物系太陽電池はコストメリットがあり、シリコン型太陽電池 より変換効率は低いが、影や曇りの日の影響を受けにくいという特徴をもつ。(情報提供:環境ビジネス.jp) 参考:SankeiBizより 2011.7.14 ホンダが「スマートホーム」 15年にも 商品化 四輪、二輪と並ぶ柱に ホンダは13日、太陽光発電などを使って家庭のエネルギーを効率的に供給する「スマートホームシステム」を 2015年をめどに商品化する方針を発表した。ホンダは汎用事業を四輪、二輪事業と並ぶ柱にするため、同システムな どエネルギー関連製品の拡販を推し進める考えだ。…中略 一方、太陽光発電関連では、変換効率を従来機種の11%から13%に高めた新型の太陽電池パネルを11年中に 発売する。 ホンダはクリーンエネルギー市場の伸びを受け、現在は船外機や芝刈り機などを軸とする汎用事業の中でも、太陽光 発電関連は今後伸びる分野と位置づけており、山田氏は「技術の進化を見ながら積極的な投資を行う」との考えを示し た。 太陽電池パネル事業の戦略では同事業の子会社、ホンダソルテックの数佐(かずさ)明男社長が「ホンダの太陽電池 パネルはシリコンを使った他社の太陽光パネルよりも低コスト化が可能だ」と、コスト面での優位性をアピール。その上 で今後2、3年で発電効率を15%に上げ、さらに20%以上を目指す方針を示した。 ホンダは汎用事業の伸びる余地は大きいとみており、事業強化で販売拡大につなげていく。 シェルといいホンダといいどちらもやる気満々のようです。想像していたより競争力を高めてきているので私の
扱っているシャープにとっても脅威になりそうな気がします。シャープの長い間の経験による優位性はありますが、何と
言っても最後は価格勝負になりそうな気がします。 待ち遠しい! |
太陽電池の保証期間は日本のメーカーは10年
一部有償で20年のところもあります。しかし、お客様にとっては10年では安心できないようです。やっと償却が終
わったと思ったら寿命というのでは納得が行かないのも分かります。 EDR,LLCより 2011年7月29日 ミュンヘン再保険がソーラーフロンティア に太陽電池向け性能保証保険を提供 ソーラーフロンティアは2011年7月28日、ミュンヘン再保険が同社が製造するCIS薄膜太陽電池向け長期にわたる性能保証をカバーする保険を提供すると発表した。 ソーラーフロンティアの独自技術 で生産するCIS薄膜太陽電池は、1993年に研究開発が開始され、これまで主流であった結晶シリコン系太 陽電池に代わる次世代太陽電池として期待されている。同社は2011年初めに、宮崎県で年産能力900MWの国富工場の稼動を開始後、CIS 薄膜太陽電池を生産する世界最大規模の太陽電池メーカーとなった。同社製品の品質管理と製造工 程に対し、ミュンヘン再保険が徹底的な調査を実施した結果、このたびの保険契約の締結に至った。メーカー保証の性能 仕様において想定外の大幅な性能劣化が発生した場合、ミュンヘン再保険はメーカーの性能保証義務に対し最長20年まで補償する保険を提供する。これにより、太陽光発電所の運営会社や投資家に よる投融資の信頼性が大幅に高まる。こうした革新的な保険ソリューションは太陽光発電プロジェクトの実施へ向けた重 要な要素であり、メーカーの抱える長期の性能保証リスクを緩和すると同時に、メーカーに対して財務的補償を提供す る。同保険ソリューションは日本に損害保険免許を有する保険会社を通じて提供されることとなった。 これは強力な武器になりそうな気がします。こうなると他社も追随するのじゃないでしょうか。メーカーにとっては
10年でも大変なところを20年となると二の足を踏みそうですが、一社がやれば右に倣えにならざるを得ないでしょう
ね。 メーカーさん頑張ってください! |
太陽光発電への新たな追い風になりそうな記事 がありました。 「地球電力網」日の出前 超電導ケーブル 実用化へ (1/3ページ) …略 住友電工は1980年代後半から超電導ケーブルの開発 を進めてきたが、当初は数アンペア程度とごくわずかな電流しか流せないなど、実用化には大きな壁があった。そこから コツコツと技術革新を積み重ね、ようやく送電網として使った場合に流れる電力に耐えられるレベルにまで到達した。… 中略 超電導送電ケーブルを地球に張り巡らし、砂漠に設置した太陽光発電所や強風地域の風力発電所と都市を結んで電 気を供給する−。こんな壮大な計画が今、注目を集めている。名付けて「ジェネシス計画」。実は20年以上も前に、日 本発で提唱されていたものだ。実用化に向けての技術がようやく出そろってきた今、東日本大震災と原発事故で日本はエ ネルギー戦略の根本的な再構築を迫られている。技術者たちが長年温めてきた夢物語は、そんな現代ニッポンの救世主に なるか。…中略 計画によると、世界中にある砂漠の総面積の約4%に太陽光発電システムを敷き詰めただけで全人類が必要とするエ ネルギーをまかなうことができる。システムを全世界に分散設置すれば、昼夜問わず24時間安定した発電・電力供給が 可能になる。 ただ、最大の難問は電力を運ぶケーブルだった。発電システムから電気の消費地までをつなぐケーブルの距離が長く なればなるほど、抵抗による電力損失が大きくなる。逆にいえば、超電導ケーブルが実用化されれば、地球規模の電力供 給網を構築しようというジェネシス計画自体の実現も夢ではなくなる。…以下略 この超伝導ケーブルがあれば太陽光発電の昼間しか発電できないという弱点も何の問題も無くなるということです
から太陽光発電で世界のエネルギーを賄うという誰もが不可能と思っていたことが可能になると言うことですね。 又、又面白くなりそう! |
2011年8月4日木曜日 第4337回 自転車をいじめちゃダメ |
第4307回で自転車のマナーを取り上げましたが、自転車だけに責任を負いか ぶせるのには納得できないと思っていたら面白い記事がありました。 ロサンゼルス市議会は7月20日、自転車に乗る人(サイクリスト)を、自動 車を運転する人(ドライバー)のハラスメントから保護する、画期的な新法を可決した。ロサンゼルス・タイムズによる と、新法は、ドライバーがサイクリストに対して、言葉および身体的な脅威を与えると犯罪とみなし、被害者は市による 刑事罰を待たずに裁判所に提訴できるというものだ。 08年の国勢調査のデータによれば、ロサンゼルス在住者で通勤に自転車を利用してい る人は、約1万3000人で、過去8年間で48%も増加した。 こうしたサイクリストの増加に伴い、自転車と車との衝突事故が増えている。ドライバーは、サイクリストが交通規 則を無視していると非難する。一方、サイクリストは、ドライバーが自転車を一段低く見ている、と抗議する。 新法では、サイクリストは、民事 裁判でドライバーを訴え、被害額の最高3倍の賠償金と弁護士費用を請求することが可能 になる。新法の策定を支援したロス・ヒルシュ弁護士は、賠償金が高額になる可能性があるため、引き受ける弁護士は多 いだろうと見積もる。 ロサンゼルスは過去2年間で、サイクリストを保護する法律を次々と可決し、全米の注目を集めている。 たとえば、ロサンゼルス市警は、今年、自転車タスクフォースを結成し、サイクリストを保護する交通規制を警察官に周 知させるプログラムを立ち上げた。また、市は今年初め、新たな自転車専用道路を建設する計画を可決している。 カリフォルニア州議会も、車が自 転車を追い越す際、最低でも3フィート(91センチ)は間隔をあけることを義務付ける法律を検討している。この法案の共同提 案者は、ロサンゼルス市議会だ。 こういう発想は面白いですね。いくら自転車のマナーが悪いと言っても、強者であるクルマと喧嘩するには弱すぎ
ます。ここはやはり強者であるクルマの方に罰則を強化するのは自然じゃないでしょうか。 自転車万歳! |
2011年8月5日金曜日 第4338回 ソーラー・パネルと震災 |
第4308回で太陽光発電は地震に対してどうなのかを調べたところ駿河湾地震――そのとき太陽光は!?で屋根を守ることが分かりましたが、今回の地震についてはまだ調 査が行われていないようでサーチしても見付けることができませんでした。 やっと調査報告が出たようです。 Response.jpより 2011年8月1日 ソーラー・パネルの設置で家屋はむ しろ強化される? 〜 東日本大震災による太陽光発電被災実態調査中 間報告 〜 東日本大震災により、太陽光発電シ ステムを設置した家はどのような被害にあったのか。災害時の停電などで太陽光発電はどう役立ったのか。太陽光発電の ユーザーグループであるNPO法人 太陽光発電所ネットワーク(PV-NET)と東京工業大学ソリューション研究機構の黒川浩助 特任教授は、共同で被災実態調査を実施し、このたび中間報告を行った。 ソーラー・パネルの設置で、家屋の強度はむしろ高まる可能性 かねてより日本では、「屋根を軽く して家屋の重心を低くするほど、地震の揺れに強い」といわれてきた。この点ソーラー・パネルは、全体で300~400kgの重量があり、搭載によって家屋の重心が高くなり、地震の影響を より強く受けてしまうのではという懸念があった。しかし実際に被災地を調査してみると、瓦などの屋根材は破損してい ても、ソーラー・パネルを設置した部分は健在であるなど、むしろ家屋の構造強化につながっている可能性があるとい う。断定は避けながらも、「ソーラー・パネルを設置する際の架台(フレーム)などが、結果として家屋の構造強化に役 立っているのでは」とPV-Net専務理事 都筑 建(つづく・けん) 氏。震災時に震度6の地震に見舞われた千葉県我孫子市と船橋市の 設置者へのアンケート調査でも、太陽光発電システムの損傷はほどんど報告がなかったという。…以下略 やはり今回の地震でも太陽光発電は地震に強かったことが分かったようですが、未だにきちんとした理由は分かっ ていないようです。もう少しはっきりとした理由を知りたいところですが、今のところそれを証明するまでのデータが集 まっていないのかもしれません。最近はブームで増えてきているとはいっても何といっても、まだまだ少ない設置件数で ははっきりとした結論を出すところまでは行かないのでしょう。しかし、架台が屋根の強化になっているというのは間違 いないでしょう。太陽光発電にとっては良い結果です。 うれしいことです! |
2011年8月6日土曜日 第4339回 違法駐車をぺっちゃんこ |
第4337回の自転車をいじめちゃダメで自転車に脅威を与える自動車の取締り を取り上げましたが、世界にはもっと過激な行動を取るところがあるようです。 WIRED.jpより 違法駐車は許さないというキャン ペーンを展開するリトアニアの市長が、メルセデス・ベンツの『W140』に装甲車で乗り上げて潰す動画を公開した。 リトアニアの首都ヴィリニュス市は、違法駐車したくない都市のナンバーワンとなった。 ヴィリニュス市のアーチュラス・ズ オカス市長が、違法駐車には実力行使を行うというキャンペーンを実施し、装甲車でメルセデス・ベンツの自動車[W140]を潰したのだ。 [利用された装甲車は、ソ連が1959年に採用した『BTR-60』。二基のエンジンで第1、第3車軸と第2、第4車軸を分担して駆動させているため、一方が損 傷しても走行可能。後部にウォータージェットを装備しており、水上も推進できる] 地元新聞の記事によると、市長は、「自動車とカネを持っているからといって、どこにでも駐車していいというわけで はない。他者を軽んじてはならないのだ」と語ったようだ。 以下の動画は、キャンペーンを宣伝 するため撮影したものだ。確かに、駐車スポットを2個 とも独り占めしているような愚か者は罰したくなるものだ。そして、今回のズオカス市長のように、自転車専用レーンを ふさいで通れなくしている者も。
やることが凄いですね。日本にもこのくらいのユーモアが欲しいですね。と言うより、実際にこんな取締りをやれ
ば違法駐車もいっぺんに無くなりそうです。それとも、逆に訴える人がいるかもしれません。なんたって、何でも権利の
国ですから。 2番煎じじゃダメか! |
第4337回や第4339回で自転車の味方を取り上げたので、今度はマナー違反の摘発の話題 です。見方を多くするためには自らを律することも必要でしょう。そうしないと敵が増えることになります。違反が減ら ないのであれば取り締まりも仕方ないでしょう。自業自得です。 四国新聞社 | 香川のニュースより 2011/08/02 香川県警は1日、自転車の交通違反の取り締まり強化を始めた。これまで違反を見つけても注意や警告にとどめる ケースが大半だったが、悪質な違反には刑事処分の対象となる交通切符(赤切符)を積極的に適用するよう方針転換。同 日、高松市内の交差点6カ所に警察官約30人を動員し、信号無視5件を摘発した。 交通ルール順守の徹底を図り、人口10万人当たりの自転車事故件数が6年連続で全国ワースト1位という状況か らの脱却が狙い。 摘発対象は、▽酒酔い運転▽信号無視▽指定場所一時不停止▽遮断踏切立ち入り▽二人乗り▽携帯電話の使用−の 6行為。警察官の警告を無視して違反運転を続けたり、自動車を急停止させるなど周囲を危険な状態に陥らせた場合に適 用する。県内での赤切符適用は2006〜10年の5年間で、酒酔い運転4件と信号無視4件の計8件。 この日、高松市番町1丁目の国道11号交差点では、午前8時から1時間にわたって警察官6人が監視するなど、 事故の約半数が発生している同市内の6カ所で取り締まりを実施した。…以下略 どれもクルマの運転でも許されないものであり取り締まりは当然でしょう。マナーを守って自転車に乗ることが自
転車の普及の追い風になるはずです。 自転車は良いですよ! |
2011年8月8日月曜日 第4341回 住宅向け電源システム |
第4229回でも書いたように今回の震災で見直されたのが家庭用バッテリーで
す。お金さえあれば我が家にも欲しいところですが、こればかりはどうにもなりません。 MSN産経ニュースより 2011.8.2 日産自動車は2日、電気自動車(EV)「リーフ」の駆動用リチウムイオン電池から一般住宅に電力を供給するシス テムを開発し、公開した。同システムは、小型化など改良を加えたうえで、2012年3月末までに発売する予定。発売 時の価格については現段階では未定だが、渡部英朗執行役員「競争力のある価格にしたい」と低価格化を目指すことを強 調した。 同システムは、駐車中のリーフのバッテリーから「パワーコントロールシステム(PCS)」と呼ぶ電力制御装置を 経由して、住宅の分電盤に直接、一般住宅に電力を供給するシステムだ。 リーフは一般家庭であれば約2日間は使用できる24キロワット時の大容量電池を持つ。同システムを利用すること で、太陽光や夜間電力で蓄積した電気を、停電時や昼間の電力が不足する時間帯に一般住宅で使うことができるようにな る。 「パワーコントロールシステム(PCS)」の価格に言及している記事がありました。 レスポンス自動車ニュース(Response.jp)より 2011年8月2日 日産渡部執行役員、EV・住宅の電力供給装置は「競争力ある価格に」 …略 日産は今後、住宅や電機メーカーと 連携を図りながら、PCSの改良などを進め、2011年度中に市販化を目指していく。住宅向けの蓄電ユニット(2次バッテリー)は、容量が2kwhクラスの小容量で100万円前後の価格となっている。 渡部執行役員は「リーフのバッテ リー容量は24kWhと極めて大きく、PCSとの組み合わせで大容量の給電が可能となる。PCSはできるだけ求めやすい価格としたい」と語った。実際には数十万円程度となる見 込み。《池原照雄》 PCSとは太陽光発電のパワーコンディショナーのようなものでしょうか。技術はよく分からな いのですが、それなら共用できるのじゃないでしょうか。是非、共用できるようにしてコストダウンを図って欲しいもの です。 いずれにしても、このEVのバッテリーを使う方法は魅力的に思えます。太陽光発電とEVで災害に強い住宅ができそうです。 時代は進んでいます! |
昨日の自動車用リチウム電池を家庭用に使うシ
ステムは魅力的ですが、リチウム電池の安全性にはまだ疑問があるようです。 時事ドットコムより 2011/08/01 安全な固体リチウム電池期待=イオン伝導 率高い新材料−東工大やトヨタなど開発 リチウムイオン電池の固体電解質として、電気の流れやすさを示すリチウムイオン伝導率が室温で世界最高水準の硫 化物材料を開発したと、東京工業大とトヨタ自動車、高エネルギー加速器研究機構などの研究チームが1日、英科学誌ネ イチャー・マテリアルズ電子版に発表した。 安全性が高く、高エネルギー密度の固体セラミックス電池に応用し、電気自動車やハイブリッド自動車の普及拡大に つなげられる可能性があるという。 リチウムイオン電池の電解質には現在、可燃性の有機電解液が使われており、自動車に搭載する場合は事故時の火災 を防ぐ安全装置が必要。新開発の硫化物材料は不燃性の無機固体で、リチウムイオン伝導率も室温の27度で12ミリ ジーメンス毎センチメートルと、既存の有機電解液と同等以上だった。 新材料はリチウムとゲルマニウム、リン、硫黄で構成。高エネ研と日本原子力研究開発機構が運営する大強度陽子加 速器施設「J−PARC」(茨城県東海村)に設置された高性能な解析装置で結晶構造も解明した。 原発じゃないですがリチウムイ
オン電池もまだまだ安全とは言えないようです。災害用に考えていたEVのリチウムイオン電池で事故にでもあったら何をしているかわかりません。早くこうした安全なリ
チウムイオン電池が開発されて安心して使えるようになって欲しいものです。 もうすぐかな! |
太陽光発電の設置に抵抗があるのはやはり設置費用です。良いことは分かっているし、取り付けたいと言う気持ち
もあるがやはり初期費用の200万、300万が壁となっているようです。これが100万円までなら失敗しても諦めが
つくが200万、300万となるとやはり痛手が大きいという思いがあるようです。 毎日jpより 2011年8月4日 楽天の三木谷浩史社長は4日、東京都内の本社で記者団に対し、家庭用太陽光発電システムの販売に参入する意向を 明らかにした。年内にもプロジェクトをスタートさせる。 三木谷社長は「伝送効率100%の家庭用は大型発電所より効率がいい。(各家庭が)設置費用を2〜3年で回収で きるよう価格を引き下げ、普及を促進したい」と述べた。資金貸し付けなどの金融サービスや設置工事を組み合わせて提 供し、現在1軒あたり200万〜300万円かかる設置費用を約3分の1の100万円を切る水準に引き下げることを目 指す。【乾達】 3分の1となるとキロワット当たり20万円を切ることになります。設置費用などを考えるとパネル自体の価格は
もっと下がる必要があります。マァ、菅さん曰くの6分の一よりは可能性がありそうですが、かなり難しそうです。 楽しみにしましょう! |
太陽光発電の補助金申請が大幅に増えているようです。 四国新聞社 | 香川のニュースより 2011/08/06 国による住宅用太陽光発電の補助金の申請件数が、前年度の約1・5倍に増えていることが、申請窓口の太陽光発電 普及拡大センター(千葉市)のまとめで分かった。東京電力福島第1原発の事故以降、計画停電への備えや節電を目的 に、各家庭で太陽光パネルを設置して独自に電力を確保しようとする動きが広がっている。 2011年度の申請は4月12日にスタート。7月末までに7万7537件の申請があり、昨年7月末時点の申請件 数(5万123件)を大きく上回った。 月別では、4月は申請開始が前年度より2週間早かったため、前年同月比約32倍と大きな伸びとなった。 補助金にはこの国の他に県や市町村の出しているものがあります。しかし、その金額や件数が各自治体によって違
いがあり、早い所では既に今年の補助金は終わっているところもあります。自治体の考えで補助金を決めているのだから
仕方ないと言うのでしょうが、住んでいるところで補助金が貰えたり貰えなかったりというのは何とも納得が行かないも
のがあります。 もっとシンプルに! |
第4284回の平成23年度2期分に続いて平成23年度3期分の検針票が来ま した。折角前期は54立方になったのでもう一頑張りと密かに期待していたのですが、残念ながら3立方増えていまし た。何の努力もしていないのですから仕方ないのかも。とは言いながらも、今年は梅雨明け後も一度も芝生の水遣りをし ていないのにこの使用量には納得が行かないものがあります。何故でしょう。 平成23年度3期分 平成23年6月6日〜平成23年8月6日 水道使用量 57立方メートル 水道料金等 9,691円 約170円/立方メートル 下水道使用量金等 8,316円 約146円/立方メートル 合計 18,007円 約316円/立方メートル
平成22年度3期分 平成22年6月6日〜平成22年8月7日 水道使用量 63立方メートル 水道料金等 10,920円 約173円/立方メートル 下水道使用量金等9,418円 約149円/立 方メートル 合計 20,338円 約323円/立方メートル 前年同期水量 62立方メートル 水遣りを全然していないわりに は芝生の方はまだ元気なようです。しかし、もう少し雨が降らないと危ないかもしれません。心配した水自体は台風後も早明浦ダムの貯水量も100%近くを保っているので今年 は心配ないようです。その点、水遣りに気を使う必要は無いのですが、今年は、水遣りを止めて芝生がどうなるか見て見 るのも面白いかも。 さて次回は! |
第4341回で日産の住宅用電源システムを取り上げましたが、住宅メーカーも 負けてはならじと発表してきました。 日刊工業新聞より 2011年08月09日 積水ハウス、創エネ・蓄電住宅投入−太陽 光発電、燃料電池、鉛蓄電池 積水ハウスは8日、太陽光発電、燃料電池、鉛蓄電池(容量8.96キロワット時)を備えた自立型環境配慮型住宅 「グリーンファーストハイブリッド」を同日発売したと発表した。東日本大震災後、創エネや蓄電のニーズが高まったた め、発売を前倒しした。創エネと蓄電を備えた電力供給システムを持つ住宅の市販化は住宅業界で初めて。当面、3カ月 間で150棟限定で発売する。 鉄骨住宅、木造住宅に対応。コスト面などを考慮し、鉛蓄電池とした。蓄電池は200万円。燃料電池は240万 円、太陽光発電1キロワット当たり44万8000円。 日常的には夜間に燃料電池や蓄電池の電力を使い買電を減らし、光熱費は年間26万円削減できる。非常時は太陽電 池、蓄電池、燃料電池などからの電力供給に自動で切り替わる。 蓄電池だけで冷蔵庫200ワット、テレビ150ワット、照明100ワットが約17時間使用できる。 日産と違って電気自動車の代わりに鉛蓄電池と燃料電池に太陽電池の組み合わせとあるものを寄せ集めてきた感じ
です。蓄電池や燃料電池の価格が適当なのかどうかは分かりませんが、太陽電池の1キロワット当たり44万8000円
は驚きです。コストを住宅価格に組み込ませているのじゃないでしょうか。いずれにしても、こうした単価が公表されれ
ば既存の太陽光発電の価格にも影響してくるでしょう。 どうなることやら! |
例月の我が家の太陽光発電、8月分、7月12日から8月9日までのデー タです。29日分で先月より3日少ない稼動日数です。 先月の発電量533kWhに比 べると586kWhと53kWhしか違いません。6、7、8月とパッとしない数字が続きました。梅雨明けが早 かった割には快晴が無く例年より過ごし易いひがつづきました。その所為か早明浦ダムの貯水率もほぼ100%が続いてます。早めの梅 雨明けで水不足を心配しましたが今のところはその心配はなさそうです。 さて、買電です。 去年7月、買電、442(189,253)kWhで7,132円 1kWhの単価、約16.14円 今年7月、買電、435(189,246)kWhで7,342円 1kWhの単価、約16.88円 去年8月、買電、461(228、233)kWhで8,540円 1kWhの単価、約18.52円 今年8月、買電、336(226,210)kWhで8,613円 1kWhの単価、約19.75円 さて、売電は。 去年7月、売電、359kWhで17,232円 1kWh単価、約48.00円 今年7月、売電、364kWhで17,472円 1kWh単価、約48.00円 去年8月、売電、449kWhで21,552円 1kWh単価、約48.00円 今年8月、売電、392kWhで18,816円 1kWh単価、約48.00円 去年8月、▲13,012円の支払。今年の支払▲10,203円と 2809円もの浪費となりました。尤も、浪費というより去年から85kWhも減った発電量の方が大きく響いています。雨も欲しいが晴も欲しい。贅沢な悩みです。太陽光発 電を設置している人の共通の願いは、雨は夜に降って昼間は晴れてくれることです。これ実感。 設置前年年間電気代
207,928円 2年目 7,012円 3年目 ▲2,689円 4年目 ▲5,499円 5年目 ▲74,717円 6年目 ▲116,383円 7年目 7月〜8月 ▲20,333円 参考:使用料金表 さて来月は! |
第4346回で積水ハウスの太陽電池1キロワット当たり44万8000円とい う衝撃的価格を取り上げましたが、ドイツにはそれどころでない価格が出ているようです。 Tech-On!より 2011/08/10 ドイツの太陽光発電システムはこの5年で半額以下に、業界団体が発表 ドイツの太陽光発電の業界団体BSW-Solarは、屋根に設置するタイプの太陽光発電システムの2011年第1四 半期における小売価格(工事費込み)が2006年時点の半額以下になったと発表した。 BSW-Solarによれば、ドイツでのビルや工場の屋根向けなどの太陽光発電シス テムは、2006年時点では、1kW当たり5000ユーロだったが、2011年第2四半期には同2422ユーロ(1ユーロ112円換算で、約27万 円)になった(図1)。2008年まではまだ同4000ユーロ台だったが、2009年以降「4年で半額」の勢いで価格下落が進んだ。 BSW-Solarは、ドイツでは2012年には太陽光発電の発電コストが家庭向けの電気料金に並び、そして2013年にはより安くなると予測する(図2)。さらに2017年には、固定価格買取制度などがなくても、太陽光発電システムの発電コストが既存の発電システ ムに対して競争力を持つようになる、とみる。 どうやら産業用で100KW設置の場合のようですから住宅用の3・4KWとは比較にならないのかもしれませんがそれにしても何なんでしょうねこの価格は
これなら第4343回で取り上げた100万を切るも現在の補助金を
考えると十分可能です。 これはおかしい! |
2011年8月16日火曜日 第4349回 太陽光発電のコストダウン |
昨日取り上げたドイツの価格の詳しい記事がありました。何と、太陽光発電のコストがあらゆるエネルギーで一番 安価になると言うのです。 …略 2013年には家庭用電力料金を下回る 図1に示した傾向は今後も続くというのがBSW-Solarの予想だ。エネルギー専門家の多くは、太陽光発電の発電コストが さまざまなエネルギー源のうちで最も安価になり得るという意見を表明しているという。 BSW-SolarのCEOを務めるカールステン・ケーニッヒ氏(Carsten Konig)によれば、「技術の進歩と大量生産が、価格引き下げを押し進 め、エネルギー革命に結び付く」という。さらに、「今後数年間の世界的な太陽光発電市場の力強い成長により、太陽光 発電のコスト競争力はさらに高まっていく」とした。BSW-Solarの推定では、2020年時点の太陽電池モジュールの売上高は、現在 の3倍に達する見込みだ。 ドイツでは2012年には家庭用電力料金と太陽光発電システムの発電コストが等しく なる。いわゆる最初のグリッドパリティ*2)の達成だ。 2017年以降は政府の支援が不要に BSW-Solarによれば、2013年には家庭用電力料金を下回り*3)、2014年には海上設置型の風力発電を規模においても上回る(図2)。2017年には財政上の支援がなくても、他の動力源に 対して優位に発電所を建設して経営できるようになるという。ドイツの経営戦略コンサルティング企業であるRoland Bergerと、経済研究やコンサルティングに注力するス イス企業Prognosの協力によって、コストを算出した。 ドイツの教訓から学べることは、 太陽光発電システムにおいても、規模の経済がきちんと働くことだ。さらにFIT制度の設計が重要であることも分かる。買い取り価格が高すぎても低すぎても、市 場の形成に悪影響を及ぼす。太陽光発電システムに対する投資を促しながら、過剰な投資が集まらないように制度を設計 しなければならない。 グリッドパリティ以後は太陽光発電システムの導入量が市場原理だけに従って伸びていく。これは世界的な流れとな り、今後数年間で太陽光発電システム市場の勝者が明らかになっていくだろう。 この予測は本当でしょうか。今の日本の価格からは到底想像もできないスピードでのコストダウンです。もしこれ
が本当なら日本のメーカーは生き残れない可能性もありそうです。日本のメーカーは早くこの流れに追いつくように努力
をしないと大変なことになりそうです。それとも、実際にはこの程度の価格は可能だが国内での利益確保のためにだんま
りを決め込んでいるのでしょうか。 どうなんでしょう! |
昨日書いた太陽光発電の内外の価格差を説明してくれる記事がありました。 小寺信良氏が発電/蓄電/送電 の3つをテーマに次世代エネルギーについて語る新 連載。第2回は太陽電池の市場とその動向について紹介。 …略 下克上アリアリの業界ピラミッド構造 どの業界でも高コスト高品質なも のを頂点に、低コスト低品質なものへ向かってピラミッド構造を形成する。太陽電池業界もまたしかりで、大きく分ける と現時点では4段階のピラミッド構造になっている。 太陽電池産業のピラミッド構造 トップの階層は高効率だが値段が 高い単結晶シリコンで、業界では「太陽電池のスーパーカー」などと呼ばれており、三洋電機、シャープ、米サンパワー が製造している。第2層は多結晶シリコンの高効率のもので、シャー プ、京セラ、三菱電機などがここに入る。国内で多く導入されているのは、この階層のものだ。 第3層は多結晶の効率がそれほど高くないもので、ここは多くの中国メーカー、イン リーグリーンエナジー、JAソーラー、サンテックパワー、トリナソーラー などがひしめき合っており、最も価格競争が激しい部分だ。一番下は薄膜アモルファス系で、価格は安いものの変換効率 が低いため、広大な面積が用意できる発電産業用とされてきた。しかし最近は変換効率が10%を超え始めており、家庭用としても注目されている分野だ。 いま大きく注目されるのはこの第3層の部分で、価格で競争力があるため、知名度さえ上がれば一気に市場を席巻 (せっけん)する可能性を秘めている。国内メーカーは低価格競争に巻き込まれないよう、さらに高付加価値、高効率で 上の層に逃げていくしかないというのが実情だ。 価格競争という点では、前出の化 合物系も大きな広がりを見せている。ファーストソーラーだけでなく、日本では昭和シェルの子会社ソーラーフロンティ アが、銅、インジウム、セレンなどを使った「CIS薄膜系」のセルを製造、今年(2011年)春には宮崎県国富町に1000億円を投じた超巨大工場が稼働した。生産能力としては、単一工場として世界一の規模だそうであ る。…以下略 成る程品質の差ということですか。これなら価格差に納得が行くものがあります。しかしながら、高効率は単に設
置面積に影響するだけで同じワット数なら発電量は同じなのですからその価格差を素直には受け取れません。耐用年数が
違うのであれば納得するところもありますが、ただ単に効率の差では余程屋根の面積が小さい設置者にしかメリットは無
いのじゃないでしょうか。 頑張れ日本! |
昨日は品質の差による価格競争を取り上げましたが、太陽光発電の価格下落はそれだけの理由ではないようです。 U.S. FrontLineより 2011年08月13日 ソーラー業界収入、来年は減少へ〜パネル の価格下落で一時的に ソーラー発電市場の成長ペースよ りも太陽電池(パネル)の値下がりペースの方が激しいため、来年は一時的に業界収入が減少するとの見通しを、ラックス・リサーチが発表した。 ロイター通信によると、ラックス の予想では、業界の売上高は2010年の644億ドルから12年 には569億ドルに減少し、16年には654億ドルに回復する。 イタリア、ドイツなどの主要市場 で太陽光発電向けの政府助成が削減されたため、パネル供給がだぶつき、今年は価格が大幅に低下している。しかし、値 下がりによって需要は大きく伸びると考えられ、ラックスは世界業界の発電容量が10年の15.8ギガワット(GW)から16年 には37.5GWに増加すると予想している。 ソーラー業界は、欧州諸国の多額の公的助成によって急成長したが、助成削減によって今後5年間は米国、中国、日 本、インドなどが重要市場になるとみられる。ラックスは「需要はアジアや北米に移り、ソーラー市場は設置容量では成 長するが、機器の価格低下が販売台数の増加よりも激しくなるため、収入は横ばいとなる」と見ている。 助成金の削減による需要減でパネルがだぶついているんですね。それによる価格の下落が新しい需要を生み出すと
は面白いものです。しかしながらこうしてみると価格の下落は私などが思っていたより早いような気がします。 面白くなるかも! |
殆どテレビを見なくなった私で
すが、その数少ない中で時々見るのがNHK 鑑賞マニュアル 美の壺です。と言っても、最近は日曜の朝4時半からの再放送を時間が合えば食事をしながら見るくらい
です。 京焼鑑賞 三のツボ、「伊達道具で風流を楽しむ」 画面に「風流(ふりゅう)」と出ているのです。何、「ふりゅう」。「ふうりゅう」だろうと見ているとやはり 「ふりゅう」と言っています。どうやらそんな言葉があるようです。 早速サーチして見ました。 ウィキペディアより 風流(ふりゅう)とは、中世以 後の日本において高揚した美意識の1つ。人目を驚かすために華美な趣向を凝らした 意匠を指し、婆娑羅や数寄とともに侘び・寂びと対峙する存在として認識された。後にはこうした意匠に沿った芸能や美 術・建築などにも用いられた。なお、室町時代の漢和辞典である『下学集』には「風流の義也。日本の俗、拍子物を呼び て風流と曰ふ」とある。 現代の日本語で日常的に用いられる「風流(ふうりゅう)」の言葉の指す美意識とは若干異なるものである。 やっぱりあるんですね。もう一つ理解できかねますが何となく分かるような気もします。 今更取り返しはつかない! |
第2433回や第2539回などで軽自動車の人気が高まってきていることを取り上げました が、その傾向はますます顕著になってきているようです。 SankeiBizより 2011.8.13 全国軽自動車協会連合会が12日発表した3月末現在の軽自動車保有台数(商用車を含む)は100世帯当たりで前 年を0.7台上回る50.6台となり、1986年の調査開始以来初めて「2世帯に1台」の水準を超えた。自動車の需 要が縮小傾向にある中で堅調ぶりが際立っている。 都道府県別では98.0台の鳥取が26年連続でトップとなり、佐賀、島根、長野と続いた。最下位は11.0台の 東京で、さらに神奈川、大阪、埼玉、千葉の順で少なかった。集計には東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の22 市町村は含めていないが、22市町村の前年の世帯数を加えて算出しても50.3台と50台を超えた。 参照:2世帯に1台突破・軽自動車の保有台数と世帯あたり普及台数をグラフ化してみる(2011年3月末まで反映版) 理想を言えば、車なんかいらない交通体系への
移行が待ち望まれるところですが、ガソリンが無くなるくらいのことが起きない限りそう簡単には実現しそうもありませ
ん。であるならば、次善としては軽自動車へのダウンサイジングでしょう。今の傾向には所得の減少なども原因している
ようですが、取り合えず良い傾向でしょう。 やはり田舎でクルマ無しは難しい! |
第4326回に次いで太陽光発電 診断 - ソーラークリニックに7月分の診断結果が発表されています。天候不順の所為かそれと もパネルの性能が落ちているのか、かなり順位が落ちています。ちょっと心配。 登録名はマア小父の発電所です。 参考:前年7月分 月間発電量(パネル1kWあたり): 2010年 7月 426/682 110kWh/kW 2011年 6月 799/1240 94.2kWh/kW 2011年 7月 1238/1345 100.4kWh/kW 月間発電指数: ※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100 2010年 7月 599/682 98 2011年 6月 1085/1240 104 2011年 7月 1272/1345 96 2009年 8月〜2010年 7月193/348 1094 kWh/kW 2010年 7月〜2011年 6月 453/706 1153 kWh/kW 2010年 8月〜2011年 7月 536/785 1143 kWh/kW 年間発電指数: ※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100 2009年 8月〜2010年 7月 258/348 103 2010年 7月〜2011年 6月 595/706 103 2010年 8月〜2011年 7月 664/785 103 エントリーは順調に増えてい
るようです。それに反して我が家の成績は振るいません。パッとしない天候の所為だと思っていたのですが、こうも悪く
なるともしかしたらパネルの性能が落ちているのかと心配になります。とは言いながらも極端に性能が落ちているのでも
ないのでやはり天候でしょう。 気にしても仕方ないかも! |
2011年8月22日月曜日 第4355回 太陽光パネル義務化案 |
第4323回で太陽光発電を組み込んだ新築が増えていると書き、太陽光発電へ の理解が深まっていると感じていましたが、思ってた程理解が進んでいないと言うアンケート結果が大阪であったそうで す。 大阪府の橋下徹知事が検討する新築住宅への太陽光パネル設置の義務化(自己負担額200万円)について、府民を 対象に府がアンケートを実施したところ、導入反対が87・5%を占めたことがわかった。 「原発をゼロにすべきだ」と回答した人でも3割が義務化に反対しており、橋下知事は見直しを迫られそうだ。 構想では、原発に代わる自然エネルギー普及のため、新築住宅の屋根に太陽光パネルを取り付けることを条例で義務 化。設置費用は自己負担とするが、再生可能エネルギー特別措置法案が成立し、太陽光発電などの買い取りが実現すれ ば、実質負担は大きくならないと見込んでいる。 府は7月、府内の持ち家、賃貸住 宅の各2000人に調査し、2916人から回答を得た(回答率72・9%)。初期投資の自己負担額を200万円とし て義務化した場合、賛成は12・5%にとどまり、100万円の負担でも賛成は23・1%。負担額22万6000円で 賛否が同数になった。(2011年8月18日15時38分 ) これは意外です。もっと多くの人が理解していると思っていました。しかし、これはどうやらアンケートの設問に
問題があったような気がします。というのも自己負担額を200万円としているので抵抗感を持ったようです。実際に業
者が提案する場合、太陽光発電の価格を住宅価格の方に組み込んで太陽光発電自体の価格を低く見せるという方法で勧誘
していると思われるからです。それなら割安感があり採用が増えるのじゃないでしょうか。 勿体無い! |
第2481回で取り上げたビル・ゲイツ氏と並ぶ富豪のウォーレン・バフェット 氏が慈善事業だけでなく、世の金持ちを敵に回すような素晴らしい発言をしたようです。 ニューヨーク(CNNMoney) 大富豪として知られる米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は15日付 の米紙ニューヨーク・タイムズに寄せた論説で、議会に「甘やかされ」たくはないと述べ、米政府は富裕層にもっと税金 を課すべきだと主張した。 バフェット氏は論説の中で「貧困、中間層がアフガニスタンで戦い、大半の米国人がやりくりに苦しんでいるというの に、われわれ超富裕層には巨額の減税が続けられている」と指摘。自身が昨年支払った所得税、給与税などの連邦税は 693万8744ドルで「高額に聞こえるかもしれないが、課税所得の17.4%にすぎない。これは職場にいる他の 20人と比べても一番低い」と説明している。投資マネジャーの中には何十億ドルもの所得の15%しか税金を払ってい ない人がいる一方で、中間層には最大25%の所得税が課されていると、同氏は批判する。 また富裕層の税率が現在より高かった1980〜2000年には4000万件の雇用が創出されたのに対し、富裕層減 税の導入後は雇用創出数も減少したと述べて、増税を主張。年収1000万ドルを超える層にはさらに高い税率を適用す べきだとしている。 同氏は「友人たちも私自身も、富豪に優しい議会によってもう十分に甘やかされてきた。政府はそろそろ犠牲の分担を 真剣に考えるべきだ」と強調した。 オバマ米大統領は同日、ミネソタ州での市民集会でこの論説に言及し、富裕層増税の必要性を改めて主張した。 これはちょっと信じられないよ
うな発言ですね。世の金持ちがみんなこんな考えを持ってくれていれば第2971回でも書いた所得税の累進課税の実現も楽でしょうね。そうなれば、
以前の日本がそうだったようにお金持ちへの70%以上の所得税で多くの生活困窮者の救済措置が取れると言うもので
す。 それにしても凄い人がいるものです! |
去年(第4033回)帰ってきた「鳥人間コンテスト」ですが放送日が10月だったこ ともありなんだか気が抜けた思いがしたものです。思いは同じだったのか今年は夏に帰ってきました。願わくば生放送で 見たいところですが時間の長さからいって無理なのでしょうね。今年はどんな記録が出たのか。 人力プロペラ機タイムトライアル部門 去年 1分55秒02 今年 2分8秒03 滑空部門 去年 421.11メートル 今年 314.41メートル 人力プロペラ機ディスタンス部門 去年 18,556.82メートル 今年 18,687.12メートル 過去の記録はウィキペディアよ り → 鳥人間コンテスト選手権大会 記録的には去年と余り変わらなかったようです。というよりもう限界まで進歩してしまったのかもしれません。これか
ら大幅な記録更新するには機体よりパイロットの体力と天候特に風任せのような気がします。特に人力プロペラ機ディス
タンス部門は人間の体力勝負の様相です。 無理かな! |
今回の地震で太陽光発電の停電時の使い方を知らない人が多くていざという時に役に立たなかったなんて言われて いましたが、案外上手く使われていたようです。 住宅新報webより 2011年8月18日 太陽光発電の自立運転モード 使用経験、 被災地は約7割 積水化学工業が調査 積水化学工業住宅カンパニーは8 月18日、「太陽光発電システム自立運転モードの利 用実態調査」をまとめた。同社の太陽光発電システム搭載住宅の居住者を対象に調査した。 それによると、自立運転モードの 使用経験は全体で22%だった。被災地エリアは67%、計画停電エリアは33%。使い方を知っていた人は全体で8割だった。 同モードは、停電などで電力会社からの電力供給が止まった場合、太陽電池が発電している間に専用のコンセントか ら電力を使用する機能のこと。 参照:プレスリリースより …略 停電時に使用した機器 被災エリアは通信と食に特化 停電時に自立運転モードで動かした 機器は、震災エリアでは携帯電話が1位で80%、次いで炊飯器51%、 テレビ40%に対し、計画停電エリアはテレビが1位で26%、次いで携帯電話24%、冷蔵庫23%。 震災エリアは通信と食、計画停電エリアでは炊飯器の利用は1割にも満たないなど、エリアによって使い方の違いが鮮明です。…以下略 参照:我が家のコンセント こうしてみると、案外冷静に利用した人が多いようですね。滅多に使わない機能なのでいざとなると忘れてしまっ
ているのが殆どだと思いますが、案外そうした場面になると意外と冷静に対処するのかもしれません。私は余り自信はあ
りませんが。 期待しましょう! |
第4354回のソーラークリニックで書いたように我が家の太陽光発電の発電量
はあまり芳しくない成績なので何とかして発電量を上げる方法はないものかと思っています。かといって費用をかけるこ
ともできないので今のところは諦めの境地です。 SankeiBizより 2011.8.20 輝く花びらのように並んでいるのは、直径50センチの平面鏡10枚を組み合わせた太陽光集光装置。JFEエンジ ニアリングが横浜市鶴見区に設置したもので、鏡で反射した光は前方に設けられた太陽電池パネルに集められ発電に使わ れる。発電効率は従来型太陽光発電の2倍で、平成25年度中の商用化を目指している。 もう一つ仕組みが理解できませ ん。しかし、鏡の組み合わせというのは使えそうな気がします。我が家の太陽光も鏡で反射する方法はどうだろうと考え ることがありますが、大きな鏡はと取り付ける台などコストが嵩みそうで手が出そうも無く諦めています。しかし、鏡の 組み合わせというのは面白いかもしれませんね。大きな鏡ばかり考えていたので風対策も大変そうでしたが小さい鏡の組 み合わせならもう少し強度に余裕が持てるかもしれません。というより、鏡はコストで無理なので、麻の里さんが言っていた「反射シート」を使って何かできないものか。 無い頭を絞りましょう! |
集光型といえば第4283回で取り上げた新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と 欧州連合(EU)の共同開発の初会合が今頃開かれたそうです。のんびりしてますね。 毎日jpより 2011年8月20日 独立行政法人新エネルギー・産業 技術総合開発機構(NEDO)と欧州連合(EU)欧州委員会が取り組む「集光型太陽電池」の共同開発に向けた初会合 が19日、名古屋市天白区の豊田工業大学で開かれた。NEDOや同大のほか、参画する シャープ、大同特殊鋼などの企業や東大などの関係者約30人が集まり、25年までに技術を実用化し、原子力に代わる 新エネルギーを目指すことを確認した。 現在の太陽電池は、太陽光エネルギーの16%程度しか電気に変換できなかった。集光型はレンズで光を集めること で変換効率を3倍の45%以上に高め、1キロワット時当たりの発電コストも現在の40円程度から7円以下に軽減。1 平方キロ当たり40万キロワットの発電が可能で、同じ面積の原発の4分の1の発電力が見込まれるという。 講演した豊田工業大の山口真史教授は「開発に成功すれば、福島原発の跡地での発電で首都圏の電気を供給できる」 との見通しを示した。発電量が天候に左右されるため、大容量の電気を蓄える技術開発などの課題もあるという。【丸山 進】 1キロワット40円から7円と言えば約6分の1ですね。これが菅さんの言っていた根拠でしょうか。それにして
もここまでのコストダウンが成功すれば面積から考えても太陽光発電が主力となるのも夢じゃないでしょう。 どうも分からない! |
2011年8月28日日曜日 第4361回 画期的な太陽光発電のモデル |
集光型の話題が続きましたが、これも集光型と言えるかもしれない画期的なモデルが発表されたそうです。 ロケットニュース24より 2011年8月21日 米・ニューヨークに住む13歳の少年が、今までにない画期的な太陽光発電のモデルを発表して注目を集めてい る。従来の発電パネルは平面のものが一般的だったのだが、彼が発表したのは、木の枝葉をモチーフにした発電モデル。 これにより従来型のものよりも20パーセントも効率的に発電できるという。冬の日の短い時期には、50パーセントも発電効率がアップするというのだ。この発表を行ったのは、エイダン ・ダウヤーさん(13歳)。 現在7年生(中学1年 生)の彼は、自然からヒントを得て効率的な太陽光発電のモデルを思いつくにいたった。彼は木の成長過程に着目し、成 長するにつれて葉っぱはどのように光を浴びているのかについて考えたそうだ。 その結果、木の枝葉はお互いに光 を遮らないようにできており、そのメカニズムは「フィボナッチ数列」に基づいているものであることを知った。そ こで、それを元に太陽光パネルを配置し、自ら作った平面パネルと比較して実験を行ったところ、発電効率は木のモデル の方が20パーセント優れており、さらに1日の発電時間も2.5倍長く稼げることがわかった。さらに冬の時期になると、発電効率は50パーセントも上回っていたのである。 このことから、砂漠のような広大な敷地でない限りは、彼の考え付いた木のモデルが活躍する可能性がある。ちなみ に、ソフトバンクの孫正義社長は「電田プロジェクト」を推進しているのだが、エイダンさんの発想に習って「電林」を 目指すのも良いのではないだろうか。 参考:The Secret of the Fibonacci Sequence in Trees 良く分かりませんが面白そうではあります。それにしても13歳でこんなことを思いつくその頭に驚きます。やは
り頭の構造が違うのでしょうか。どんな大人になるか楽しみです。 できるかな! |
2011年8月29日月曜日 第4362回 ビニールハウスに太陽光発電 |
農家を営業で回っているとビニールハウスが目に付きます。あのビニールハウスを太陽電池で代替できないものか
と誰でも考えるのじゃないでしょうか。 EDR,LLCより 2011年8月24日 富士電機は2011年8月23日、全国農業協同組合連合会(JA全農)と共同で、ビニールハウスに太陽光発電システムを導入し、作物の生育への影響度やシステ ムの発電量、耐候性などの調査を行う実証実験を開始したと発表した。 同システムは、熊本県の「平成23年度太陽光発電を利用した農業の実証事業」にも採択され、県内の農家において、 実証実験が開始される予定である。なお、ビニールハウス向け太陽光発電システムは、今回の実証実験の検証を行ったの ち、2012年より販売する予定。 参照:ニュースリリース → 太陽光発電を利用した農業の実証実験の開 始について これもコストの問題が大きそうですが、それでも農地をつぶしてしまうよりは救いがありそうです。太陽光発電ビ ニールハウスで日本の得意な美味しくて安全な果物や野菜などを作って世界に輸出するなんて道もありそうです。一度つ ぶした農地を復活させるのは大変だそうですからできれば避けたいものです。 可能性はありそう! |
6月から始めた太陽光発電の営業ですがやはり甘くはありません。ブームと言われながらもその波に乗り切れずに 苦戦しています。私の苦戦を尻目に統計上は最高の伸びを示しているようです。 時事ドットコムより 2011/08/25-20 太陽電池メーカーなどでつくる太陽光発電協会(代表理事・片山幹雄シャープ社長)が25日発表した2011年 4〜6月期の太陽電池の出荷統計によると、総出荷は前年同期比26.0%増の69万7496キロワットで、四半期 ベースとしては統計を開始した1981年以来、最高となった。 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を受け、菅直人首相が「脱原発依存」を打ち出すなど、太陽光発電をはじ めとする再生可能エネルギーに注目が集まっている。それを追い風に、出荷を大きく伸ばした形だ。 ブームには乗れなくてもせめて生きていくだけの稼ぎは必要です。なんとか取り残されないように頑張りましょ
う。 やるしかない! |
第4348回、第4349回、第4350回と太陽光発電の価格競争が酷くなってきていると書きましたが、究 極の安売りが出ているようです。 価格破壊の秘密はパッケージ化 と大量生産 …略 震災以降、注目が集まる太陽光発電がついにテレビ通販に登場した。タレントが商品を紹介し、その売上を競う日本 テレビの人気番組だ。深夜帯がメインだが、売上上位に入った商品は昼間の時間帯の特別番組でも紹介される。 その番組で5月に販売をスタートしてから注文が殺到、無料の見積もり依頼は、わずか3ヵ月で1000件に達した。実際に成約する割合も半数以上と、通常の成約割合が1〜2割であるのに対して圧倒的に多い。 この太陽光発電を販売するのは ソーラーフロンティア。昭和シェル石油の子会社で、石油が主力の老舗企業だが、じつは「脱・化石燃料」を掲げ30年以上、太陽光発電の研究を重ねてきた。 太陽光パネルは素材によって種類が異なるのだが、現在の主流はシリコンを使ったもの。対して同社はシリコンを使 わず、銅などの化合物を組み合わせた「CIS」というタイプだ。シリコンタイプに比べて低コストで作れるのにも関わ らず、発電性能も優れ、太陽光の大敵である影にも強いので「次世代型」と評される。 「テストマーケティングのつもりであまり期待はしていなかったが、想定外の売れ行き」とホクホク顔だ。 人気の秘密はなんといっても値段の安さだ。 出力2.4kWで、パネル以外に必要な機器と設置工事費込みで105万円。相場は1kW当たりおよそ55〜60万円なので、驚くほど安い。家庭の使用電力を太陽光発電で賄い、余った電力は売 ることで、4人家族の場合、光熱費が年間8万円節約でき、初期投資は12年で回収できるという。 「どれだけ安く消費者に提供できる かを優先し、パッケージ商品を作ってみた」(ソーラーフロンティア幹部)。通常、太陽光発電は屋根の形状や日当たり によって設置量を変えるオーダーメード。それを今回は、設置量を2.4kWに限定し、設置工事会社や機器調達を一本化することでコストを抑えた。加えて同社は、今年、宮 崎県に世界最大級の規模となる900MWの工場を建設。自動化を徹底させることで24時間生産を可能とし、大量生産でさらなるコスト削減に努めた。 太陽光発電といえばシャープや京 セラ、三洋電機などの電機メーカーが主流。彼らは発売から10年以上かけ強固な販売代理店網を構築している。それに対して、販売代理店はわずか200社(店舗数では2000強)とまだ少ない同社には、「いろいろな販売チャネルを開拓する必要があった」(同)。ただ、 後発であるがゆえ逆にしがらみがなく、自由に販路を開拓できたため今回のテレビ通販が実現したとも言える。 他メーカーを扱う販売店からは「あの価格で大きく宣伝され、比較されると厳しい」「価格破壊の引き金になるので は」と、早速けん制する声が上がっている。(「週刊ダイヤモンド」編集部 柳澤里佳) 参考:ソーラーフロンティア社 住宅用太陽光発 電システム 2.4kWタイプ これはなかなか強烈ですね。色んな屋根にあわ
せて設置する従来のやり方がどうしてもコストアップに繋がる中、こうした規格品としての販売と言うのも面白いかもし
れません。少なくても良いから付けて見たいと言う人には良いのかも知れません。 どんな流れになるか! |