団塊の世代の部屋
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2000 年10月1日日曜日 第388話 異物混入 |
今年の夏ほど、食品への異物混入が問題になった時は無いだろう。もとはと言えば「雪印」の食中毒問題が原因である事は間違いないでしょう。 今年になって特別増えたということは無いはずです。今までにもあったことだが、一つ一つを企業が対処して表面に出なかっただけでしょう。 消費者もそんなものだろうと言う所があったはずです。ところが「雪印」の対応のまずさからの消費者離れを見て、その後の企業が過剰反応をして全商品の回収が多く行われました。大会社はそれを反面宣伝として利用したところもあったはずです。しかし、中小企業には、それが原因で倒産した会社も出てきました。 ここまで来ると、過剰反応も極まれりというところでしょう。「雪印」のように菌が製造工程で入った等というのはその製造工程や製造日が同じものを回収する必要があるでしょうが、昆虫などやラインの中の部品のようなものが混入した場合は全商品回収というのは考えものといえるのではないでしょうか。 確かに、異物にあたった人は嫌でしょうが、ものには限度というものがあるはずです。私も出きればそんな物にあたりたくないです。 これは何処まで対処すべきか難しい問題だと思います。所詮、製造工程で異物が混入する事を100%防ぐことは不可能だと思いますし、そんな事をすればコストがかかりすぎて、製品価格が高くなりすぎて商品価値がなくなるだけの事でしょう。難しい所です。 それじゃどうしたらいいのでしょうか?それに応えるような記事が2000年 (平成12年)9月29日(金曜日)の読売新聞のコラム「今日のノート」にありました。…略 人間も自然の一部であり、無菌状態では生きられない。東南アジアで食中毒にかかるのは日本人と一部の先進国民だけというのは、我々が雑菌との共生を嫌っているからだろうか。イナゴもかっては食料だったし、牛の尿で洗髪する民族もいる。…以下略 そういえば、私も今までで、レストランや食堂で虫や、髪の毛などが入っていた事は何度もあります。大抵は、そのまま取り除いて食べたものです。別にそれで病気になったこともありません。 考えなければならないですね! |
2000 年10月2日月曜日 第389話 総理大臣公選制 |
9月30日のテレビ番組「ウェイクアップ」で省庁統合についてやっていました。来年の1月から実施されるものですが、正直日本中の誰もが眉唾ものと思ってるのじゃないでしょうか? 間違い無く、何にも起らないと思います。統合による人員削減も、国立大学や国立病院を名前を変えて誤魔化すつもりのようです。 何処まで、問題の先送りで国民をバカにしたら気が済むのでしょう。 その中で触れていたのが韓国です。何と韓国も行政改革で人員削減を実行していたのです。それも、実際に16%の削減を行ったそうです。 しかしながら日本の首相を公選制にする事であれだけのリーダーシップを発揮できるでしょうか?本当に出来るのであれば是非採用して欲しい物です。 しかし、ほんとうにそうなったら結構面白いでしょうね、今の総理大臣が選ばれる時は何の感慨もありませんが、自分の一票が直接関係するとなるとチョット真剣に考えそうです。 結構選挙好きの国民ですから、全国お祭騒ぎになりそうですし、マスコミも視聴率が取れるから日本全国公選一色に染まりそう! ここまで、どうしようもなくなった日本ですからやってみる価値はあるかもしれないですね。その前に、国民のレベルを上げることも当然必要ですが…。 まぁ!どっちもどっちですね! |
2000 年10月3日火曜日 第390話 銀行統合 |
オリンピックも終わりましたが、やはり、商業主義に対する批判は見られます。それもTVの都合による見栄えの良さを求める新種目の採用などマスコミのご都合主義があるようです。 しかし、良く考えれば「殺すぞ!」というような過激なのは殆ど無いはずです。何の問題でも必ず反対はあるものです。そんなメールは恥ずかしいですが、批判できるほど自分が立派かと言われると、「?…」という人も多いのではないでしょうか。 日本の柔道連盟の人も批判していたようですが、批判する前に、何をするべきかを考えた方が良いのではないでしょうか?あれは日本の柔道が突き付けられた根本的な問題であることを考えると、メールを送った人ばかりを批判できる立場とは思えませんがどうでしょう。ああいう審判が行われる現状を放っておいたのは柔道界なのですから。 話しは変わりますが、同じようにルールが出鱈目の日本の銀行界の第一勧業、富士、日本興行の三行が 9月29日金融持ち株会社「みずほホールディングス」を設立して経営を統合しました。規模が「世界一の金融グループ」となるそうです。そして来年には住友・さくら、三和・東海と三菱系の四大グループに集約される。 統合によって、コストの削減を計りITの投資を抑え競争に打ち勝つ体力をつけるのが目的である。 頭取三人が手を合わせた嬉しそうな写真が各新聞を飾っていた。しかし銀行嫌いの私は「どうせ上手くいきゃしないのに!一緒に倒産だったらどんなにいい事か!!」と思ってしまいます。 その時には、潔く倒産して欲しいものです。これ以上国民の金をあてにしないでくれ! 何時かはツケを払う時が来るだろう! |
2000 年10月4日水曜日 第391話 捕鯨 |
鯨の時雨煮って知ってますか?結構好きだったんですけどね、何時の頃からか鯨の肉が専門店くらいで無いと食べられなくなってしまいました。 何時ものように、日曜日 (1日)の朝「サンデープロジェクト」を見ていました。政治・経済は相変わらずどうにもならない。「今日はあまり面白くないな」と思っていたら「調査捕鯨」が取り上げられました。自民党の若手の議員と現役の官僚(二人とも名前を忘れました、ごめんなさい)が出演して、今の捕鯨の問題について触れたものです。 グリーンピースやそれに牛耳られたIWC(国際捕鯨委員会)の横暴によって、日本の捕鯨が殆ど消滅してしまった事はニュースなどで知ってはいましたが、細かい所までは知りませんでした。 それは調査捕鯨によってわかってきたことでもあるのですが、その調査捕鯨も止めさせようとしているのです。そしてその調査捕鯨の頭数はそれは何十、何百万頭といわれる頭数の内のせいぜい数百匹というもので、殆ど誤差のうちにもならない数なのだそうです。 ましてや、世界で飢餓に苦しんでいる国が沢山あるのだから、日本で鯨を食べることが出来るようになったら、余った肉をそちらに回す事が出来ると思うのですがどうなんでしょう。尤も、そんな単純なことはないんでしょうね。 捕鯨と反捕鯨どちらに道理があるのかチョットサーチで探してみました。 捕鯨ライブラリー グリーンピース私としては、鯨たべたいなぁ! |
2000 年10月5日木曜日 第392話 女性 |
オリンピックが終わって、マスコミがこぞって、今回のオリンピックは 第383話でも取り上げたように女性の活躍が目立ったと騒いでいます。我が意を得たりと喜んでいますが、その中でも日頃の私の主張をズバリと表してくれたものがありました。 それは、2000年 (平成12年)10月3日(火曜日)の日経流通新聞のコラム「暖流寒流」です。何時ものように一部を参照させてもらいます。…略 あらゆる分野で制度疲労が進行しているが、これは男性中心でやってきた仕組みが疲弊しているということだ。男女の能力の問題ではなく、男たちはくたびれ、規制概念にとらわれない女性たちの方がこれを補い、改める力をつけているということである。 どうです、今までこの部屋での私の主張そのものです。やっとこういう論調が出て来たという事は少しは変わりつつある兆しですかね。 こういった組み合わせを、是非とも政・官・財の世界に期待したいですね。 第324話で取り上げた、扇千景建設大臣も大きな声で主張して、今までの利権まみれの大臣とチョット違った面を見せています。他の何にもしない大臣達よりはよっぽど好感が持てます。もっと力とバックアップを持たせてあげれば意外と大化けしそうな感じもあります。しかしながら、一人で孤立させてしまっては勿体無い事になります。 イッソのこと、総理大臣(もちろん田中真紀子さんでしょう)以下閣僚の殆どを女性に任せて男はコーチ役に徹してみれば、21世紀の日本に期待が持てるかもしれないです。やってみる価値は十分あります。 あぁ!そんな時が来ないかなぁ!! |
2000 年10月6日金曜日 第393話 青色発光ダイオード |
日亜化学工業株式会社ってご存知でしょうか?業界の中では有名な会社ですが、一般の人はあまり知らないのではないでしょうか。 私も中身は殆ど知りませんが、興味を持ったのは10年以上前だと思います。何故かというと、日本で一番夏休みが長い企業というニュースを見てからです。その当時から夏のお盆休みが二週間くらいあったような気がします。そして、本社が同じ四国でそれも徳島の田舎の阿南市という事にも興味を引かれました。 何で、そんな田舎の企業が日本一の休みを取れるのだろうか?そこで、どんな会社だろうかとチョット調べてみると、蛍光灯の内側に塗る蛍光塗料の世界的メーカーで世界シェアの大半(%は忘れました)を押さえている企業という事でした。 この頃から、ニッチに特化して何処にも負けない技術を持って世界のシェアを押さえてる企業の強さに感心したものです。 このあたり、経営者のセンスを感じます。大企業がやたらに手を広げてジリ貧になっている現状を見ると経営者のセンスというのは大事だとつくづく思い知らされます。 それからも、毎年夏前になると何処の企業の夏休みが何日というニュースに日亜化学工業が入っているのを見ては、「相変わらず凄いなぁ!」と感心していました。 その青色レーザーを開発したのが、一人の技術者であることを知ったのも新聞だったと思います。その方が去年会社を辞めてアメリカで大学教授になるというのを知って、「どうして会社はそんな大事な人を手放すのだろう」と複雑な気持ちになりました。折角のユニークな会社が変わるのじゃないだろうかと心配したのです。余計なお世話と言われそうですね…。 9月4日の朝日新聞の「天声人語」がそのことに触れていました。中村修二さん(46)といわれ、「世界にさきがけて、「青色発光ダイオード(LED)」や「紫色半導体レーザー」を開発した人だ。」そうです。そして、「年に360日出社し、人とほとんど口をきかず、たった1人、変人扱いされながら研究を続けた成果だった」そうです。 面白いですね、一番休みの多い会社で、殆ど休まず研究をしていたなんて、何だか「仕事」という物を考えさせられます。人間というものの本質が現れているようです。 …略 「去年暮れ、会社勤めに限界を感じ退職。現在は米カリフォルニア大学教授で、あちらに永住する。」 「米国の10を超す企業や大学が「ぜひ当方に」と声をかけてきた。日本からの申し出はゼロだった。」 どうです、米国からは申し出が沢山あったが、日本からはゼロ。ここに日本のバカさ加減が見事に現れているように思います。折角の頭脳を何の抵抗もなく海外に流出させてしまう。日本の将来はヤハリ無さそうですね。 そんな時に、ソニーとパイオニアが青色レーザーを使った光ディスクでDVDの5倍の容量がある「DVR− blue」を発表していました。これこそ青色レーザーのお陰なのです。なんとなくブルーです! |
2000 年10月7日土曜日 第394話 叙勲 |
何処の家も同じ発想なのか、仏壇の間の欄間に勲章の額が掛けてあるのを見かけます。実家にも、親父のそれが掛けてあります。 そんな勲章について考えるようになったのは、勲章嫌いの佐高さんの影響かもしれません。 石田禮助さんや元日銀総裁の前川春雄さんのような立派な人が勲章を断るのを知って「本当に貰っても誰も文句のつけようのない人ほど断るんだな!」と目からうろこが落ちた気がしました。そして、「成る程、お国が人間に等級をつけているのか!そんなものを貰って喜ぶのはヤッパリおかしい」と分かりました。 それが証拠に政治家が一番上のを貰うようです。中には、大企業の経営者で叙勲のためのプロジェクトを組む人もいると聞いてそのバカラしさが分かったような気がしました。一番あげたくない人ほど上の位のものを貰っているようにも思えます。 本当なら、社会の片隅で、脚光を浴びることもなく人の為に尽くしているような人にこそあげてもいいものじゃないでしょうか?それなら良いものだなという考えにもなるでしょう。しかし、そんな人達が選ばれることはないようです。 その裏には、相変わらずの選挙対策が見え隠れしているようです。国民栄誉賞などと同じ発想でしょう。 日経連会長の奧田碩さんがそんな叙勲にたいして、「民間人は何ももらわない方がよい。もし、もらうにしても産業に貢献のあった人は藍綬褒章にとどめるべきだ」。「70歳になったら人間に等級をつけるのは釈然としない」と叙勲制度を残すにしても、ランク付けはすべきでないとの見解を述べたものが、日刊工業新聞2000年 (平成12年)10月5日(木曜日)に載っていました。そして本人は推薦されても辞退したいとの意向を示したそうです。 又、やってくれましたね。なかなか、あの立場で言えないことだと思います。色々と、抵抗もあるだろうに大したものです。 それにしても、社会的な地位でランクを決める発想が嫌ですね! |
2000 年10月8日日曜日 第395話 若者 |
戦後も55年経ったが、何時も入っているように日本の国の今の閉塞感というのは戦後の追いつき追い越せの目標がなくなってしまったからだとも言われている。 21世紀は、お先真っ暗のようですが、意外と今までのお上頼みの日本人の為にどうにもならなかった古い体質が、あのオリンピック選手に代表される人たちによって変わるかもしれないと思い始めました。 今の、バカな政治家を選んできたのは我々バカな日本人なのです。何時も入っているように国民のレベル以上の政府が出来る訳はないという事です。 結局は、与えられた民主主義が本当に定着するのに人間の一世代の年数が必要だったということではないでしょうか。 意外と未来は明るいかもしれない! |
2000 年10月9日月曜日 第396話 ダイエー |
今日(8日)のサンデープロジェクトの特集「ダイエー」の鳥羽社長のインサイダー取引問題が面白かったです。 こうしてみると人間って、本当に悲しいですね。創業者社長というのは多かれ少なかれ「会社は俺のもの」という考えを捨てる事ができないようです。 あれほどの大会社になって株式も公開して尚、個人商店の域を脱することができなかったことは残念ですが、殆どの日本の企業の現実を代表している要に思います。 折角、「王ダイエー」が優勝したが、それどころじゃないのじゃないでしょうか?さて、これからどうなるかある意味興味あります。 「王ダイエー」今度はどんな名前になるのかな! |
2000 年10月10日火曜日 第397話 国体 |
今年の国民体育大会(国体)は埼玉だそうです。 第356話でも触れたように、オリンピック以上に必要がないと思うのがこの国体です。国体自体は、あっても良いと思いますが、その運営の仕方に問題があると思うのです。ご存知のように国体は戦後の敗戦で意気消沈した国民を元気付ける意義はあったようである。 私の母も、香川で開催した時のオープニングのマスゲームに踊りを踊ったことを良く話していました。田舎にとっては大きなイベントであったことは間違いないでしょう。新しい競技場もつくられたようです。地域の活性化にも役だったのも確かでしょう。各県持ちまわりで開催したことにも意義があったのでしょう。 しかしながら、常に開催県が天皇杯を取るという余りにも不自然な事が行われるに至っては、その裏の日本的前例主義が見えて情けない。 優勝の為に、全国を転勤して回るジプシー選手を生むに至っては何をか言わんやである。そこまでして、前例を踏襲する事に何の意義があるのだろうか。 一巡した時が、止め時だったように思いますが、そんな事は起るはずもなく、相も変わらず前例通り開かれているようです。せめて、開催県の優勝でもなくなったのなら救いはあると思いますが、相変わらずのようです。 こんな事も変えられない日本に、行政改革や政治改革とか構造改革などというのは高望みが過ぎるみたいですね。何よりもそんな事のために全国を転戦するジプシー選手が可愛そうです!地元から出させてあげた方がいいように思います。 いい加減に止めましょうよ! |
2000 年10月11日水曜日 第398話 マスコミ |
ダイエーの鳥羽社長本当に辞めましたね!いよいよ終わりが近いのかな? さて、マスコミがおかしいのじゃないだろうかと思い出したのは何時頃だったか、自分でも良く分かりません。 こうなると、本当の事を知る為には自分達の資本で作った放送局や新聞社を持つしかないのではないでしょうか? 本多さんは朝日新聞の記者を辞められた後、ジャーナリズムが真実を書く為には、読者が株主の日刊紙しかないと考えたということです。その考えから産まれたのが 「週刊金曜日」というわけです。道理で、権力におもねる事のない素晴らしい記事が多いはずです。大事にしたいですね! |
2000 年10月12日木曜日 第399話 ソーラー |
第353話で取り上げたソーラー発電ですが、その後サイト巡りで調べていると、私が思っていた以上に、コストダウンが進んでいるようです。 パネル自体のコストダウンも進んでいるようですが、大きな変化は建築法で、今までは屋根の上にソーラーパネルを取りつけていたものが、ソーラーパネル自体が屋根材として使えるようになったということだそうです。 このあたりは、サイト巡りで見つけた、 団藤保晴の記者コラム「インターネットで読み解く!」や「雨漏り実験室からの戯言」の資源・エネルギーにくわしく書かれています。 目からウロコです。 ここまで来ているのなら、私が 第353話書いたように、予算の傾斜配分をする事によって一気にソーラーパネルを普及させる事も夢ではないと思います。現在の補助金での細かい計算を「雨漏り実験室からの戯言」のなかに「太陽光発電補助事業私案」としてしてくれています。これによると50万戸の家に約1兆円の補助という事のようです。 単純にいっても500万戸で10兆円。5000万戸で100兆円です。今一般住宅が日本中でどれだけあるのか知りませんが、人口や世帯数からいっても多くても5000万戸はないと思います。という事はたった100兆円もあれば日本中の住宅にソーラーパネルの屋根が行き渡るわけです。 バブルの破裂から銀行に注ぎ込んだ金額を考えると何でもない金額でしょう。どちらが、日本にとって役立つでしょう。 地球の環境にとっても素晴らしい事になります。たまには世界の役に立ちましょう。 石油でなく太陽光によって世界のエネルギーを抑えることにもなります。資源小国が、世界に貢献できるのです。 やらなくてどうします! |
2000 年10月14日土曜日 第400話 ノーベル賞 |
導電性ポリマーの研究でのノーベル化学賞の白川英樹さん(64)。その道では知られた人だそうですが、一般の人では殆ど知る人もなかった。 ノーベル賞が決まって初めて騒ぐのは今回だけでもないらしいのに、未だに同じ事をやっている事を恥だと思って欲しいものである。それだけ独自の視点で物事を見ることをしないで、体制側の発表を鵜呑みにしているだけなのではないでしょうか? もし今回の白川さんも、運悪くノーベル賞を取らなかったとしたら、その名前は埋もれたままで終わった事でしょう。そう考えると、日本の国の怖さを感じます。 それに輪を掛けたのが日本政府と言うか自民党など政権党のふるまいでしょう。白川氏に文化勲章・高橋選手も国民栄誉賞受賞と早速自分達の宣伝に利用しています。 それにしても自分達の仲間の力を自分達で認めることが出来ない体質がある限り日本の国は変わらないのでしょう。 何とも複雑ですね! |
2000 年10月14日土曜日 第401話 ノーベル平和賞 |
同じくノーベル賞の話題になりますが、この部屋でも 第227話等で何度か取り上げた金大中韓国大統領が平和賞に決定しましたね。これは、南北統一の実現を現実のものに向けて動かした功績を考えると当然の事だと思います。 それにしても、改めてその経歴を読むと凄まじいまでの権力との戦いですね。何度も死地を潜り抜け、何度もの大統領選への挑戦に敗れ一度は引退をした後の大統領就任。韓国の民主化と人権にたいする執念に脱帽するしかないでしょう。 その後の経済建て直しなどでのリーダーシップを見て、日本にあれほどのリーダーが何故でないのかと思っていましたが、所詮、苦労の大きさが違いますね。それだけの危機を乗り越えてきたからこそ、あれだけ腹の据わったリーダーシップを発揮できたのでしょう。 比べるのも悲しいですが、日本のリーダーの情けなさ、今も国会は、非拘束名簿式がどうとかいって与野党が争っています。所詮は国民じゃなくて自分達のことしか考えていないのではないでしょうか? 所詮、国民の差かもしれないですね! |
2000 年10月16日月曜日 第402話 官僚 |
今日(15日)のサンデープロジェクトの省庁再編問題これからも見ていきたい問題ですね。今回は農水省でした。 こういう組織が各省庁にあるとすれば、そんな人達に行政改革なんか出来るはずがない。誰が自分のクビを締めるようなことをするだろうか? どうやったら、こんな税金を食い物にする奴等を排除できるのでしょうか?それはやはり、監視することしかないのだろうと思います。 それが出来るのは、マスコミしかないのではないでしょうか?そのマスコミをバックアップするのは我々国民しかない。 全ての省庁の利権構造を是非マスコミに取り上げてもらいたいものです。そうすれば、流石のバカな国民も目覚めるのではないでしょうか?それこそがマスコミのあるべき姿と言うのは希望的観測過ぎるのでしょうか? 取り敢えず、サンデープロジェクトがこれから取り上げる再編問題を見ていきたいと思います。 まず 1歩からです! |
2000 年10月17日火曜日 第403話 異端者 |
マラソンの高橋尚子さんとノーベル賞の白川秀樹さんが相変わらずマスコミに取り上げられています。16日のTV朝日でスクープからスクープ21と衣替えした番組の第1回にも高橋さんと小出監督が取り上げられていました。 有名な話ですが、高橋さんも、体の前で手を振るあの独特の走法を異端といわれていたそうですね。それを従来の指導者は矯正しなければ伸びないと言い、小出監督はそれを強さと認め徹底的に伸ばした。 もう一人の白川さんが筑波大学教授の時の言葉が2000年(平成12年)十月16日(月曜日)の日経産業のコラム「Sangyoメール」に紹介されていました。 「日本人に独創性がないというのは間違い。米国と日本が異なるというなら、日本には独創性をつぶしてしまう土壌がある」。…以下略 白川さんも、長い間、助教授から教授になれなかったそうです。そして、今回の研究も日本では認められず、アメリカから来た研究者と意気投合してアメリカに渡って一緒に研究したとのことです。 今回こうした二人が脚光を浴びたことを良く反省してみる必要があると思います。多分今のままの社会ではこうした人が出て来るのは奇跡に近いのではないでしょうか。寄ってたかって人材潰しをやってる社会なんて、何だかなぁ…!。 考えさせられますね! |
2000 年10月17日火曜日 第404話 長野知事戦 |
高橋尚子さんが、「国民栄誉賞を頂けるのならこれからの競技の励みになりますので喜んで貰います」とインタービューで話していました。 そんな閉塞感を何とかしようという気持ちが現れたのが、今回の長野県知事選挙の結果だったのではないでしょうか。 これは少しは将来に望みが持てるかもしれないですね、この夏の選挙での地方の変わらなさにがっかりさせられたことから見ると大変な変わりようのように思います。 高橋さん人気に便乗するような自分のことしか考えていない与党、何を言ってるか分からない迫力のない野党とどちらもやる気があるのかなの思ってしまいます。 日本の金大中は出てこないのか! |
2000 年10月19日木曜日 第405話 2000円札 |
皆さんは新2000円札使いましたか?私は、二度ほど手にしましたが一枚は子供に、もう一枚は直ぐに使ったと思います。発行されて二枚しか手にしていない程、流通量がすくないということでしょう。およそ意味のない中途半端なお金です。 このお札は、そもそも何の意味があって発行したのでしょう。どうも沖縄サミットがらみであることから、小渕さんの個人的執念らしいと想像できますが、殆どの人が興味を持たなかったと思います。もっと他にすることがあるのじゃないかと、しら〜っとしていたのが本当の所でしょう。 淡路島の津名町の一億円の金の延べ棒で有名になっただけの竹下さんの「古里創生基金」や、これも小渕さんが公明党を取りこむために採用した経済の浮揚に何のえいきょうもなかった「地域振興券」に次ぐ愚策としか良いようがない。 期待するほうが無理のようです! |
2000 年10月20日金曜日 第406話 ソーラー |
第399話で取り上げた、今、楽しみにしている「雨漏り実験室からの戯言」はボリュームがあって中々全部読めませんが、どの項目を読んでも感心させられます。 特に、太陽光発電とプリウスなど省エネカーそして、ペアガラス(複層ガラス)の導入促進、高速道路の無料化など日頃からそうだったら良いなと考えていたようなことをが全部取り上げられています。自分の気持ちを代弁していてくれるような気がして楽しく読ませて頂いています。 どうしても私のような文科系人間は感情論になるので説得力に乏しい所がありますが、その点、理系の人は具体的な数字を挙げて説明してくれているので説得力があります。 たまたま、日刊工業新聞2000年(平成12年)10月18日(水曜日)「太陽光発電」 「市場は日の出の勢い」として取り上げられていました。 住宅用の太陽光発電システム急速に普及している。新エネルギー財団の補助金交付数は、99年度に1万件を突破して前年度比3倍弱の1万7396件を記録し、2000年も同2−3倍のペースで普及が進んだ。急拡大した理由としては環境意識の高まりを背景に、建材一体型システムの普及と価格の下落は大きく影響したようだ。 (野口 達也) 政府より、市場のほうが先に動き出しているようです。今こそ、これを大きなうねりにするときではないでしょうか。 幸いこの流れには「大手住宅メーカーが建材一体型の太陽光発電システムを次々と採用したことが大きい」(石川修ミサワホーム総合研究所取締役)と本分に書かれていたように住宅メーカーがその気になってることがあると思います。 第353話や第376話でも言いましたように、これほど世界からも喜ばれることはないと思います。今こそ世界から称賛される時です。その上、今までの資源小国から世界のエネルギー大国になれるのです。世界のエネルギーを押さえていればそれこそ軍隊を持たなくても世界を動かせるだけの影響力を持てるかもしれないと思います。 世界の鼻つまみものから、尊敬される国に! 今こそチャンス! |
2000 年10月21日土曜日 第407話 外形標準課税 |
第170話以後何度も取り上げたが暫くおとなしくしていた外形標準課税が又、現れました。あれほど騒いだマスコミ(私も!)も、何にも言わなくなってどれくらい立ったでしょう。 そうですあの大手21行が東京都が2000年度から導入した「外形標準課税」に対して、都と石原知事を相手取り、行政訴訟を東京地裁に起したのです。 訴えると言いながら暫く鳴りを潜めていたので忘れる所でしたが、とうとう実行に移したようです。 平等でなければならない憲法や地方税法に違反しているということだそうです。確かに法から言えば間違っているのでしょうが、 今までも、何度も主張したように私は心情的には課税に賛成です。 あのバブルを煽った銀行のトップの誰が責任を取りましたか?それどころか、未だにゼネコンなどの債権放棄などで問題を先送りして誤魔化そうとしています。 何度でも言いますが訴訟を起すよりするべき事があるでしょう。まず国民に謝り、その責任をとる事が先決だとおもいます。それが無い限り、どんなに理屈が通る事も許す事は出来ません。 又、興奮してしまいました! |
2000 年10月21日土曜日 第408話 パラリンピック |
オリンピックが終わって、 第397話で取り上げた国体が始まり、そして今はパラリンピックが開催中である。国体に対するマスコミの冷淡さはヤハリ人気の無さの故だろう。パラリンピックも表面的には国体以上にマスコミが取り上げているが、所詮オリンピックほどではない。何となく、偽善を感じてしまうのは私のようなひねくれ者だからでしょうか? ハンディキャップを負った人が、明るい笑顔でスポーツに取り組んでいるのを見ると、可愛そうにとか気の毒にとかいうのは心の病んでいる健常者とどちらがそうなのかなと考えてしまいます。 逆にいうなら、別々に開催する方が自然に反しているように思えます。例えば、身障者の人が障害別に競技をしていますが、それは、柔道や、他の格闘技のような体重別と全く同じだと思います。 極端に言えば、体重別を採用しているスポーツも言葉を変えれば障害者別と言えるのではないでしょうが? 要するに、健常者であっても、同じ階級でできないと言う発想は成長の差別という事だと思います。だから、そう言う階級別の競技をするのであれば、当然身障者もそれなりの階級を作って一緒にやるべきだと思います。 それがおかしいと言うのなら、それは単なる健常者の思いあがりだと思います。他のスポーツでも、バスケットやバレーボールのように背が高くない人は始めから参加できないものがありますが、あれくらい人を馬鹿にしたスポーツは無いと思います。 それなら背の低い人も出来る様にゴールポストやネットを身長別にすることがあっても良いように思います。 身障者の方にそうした体に合わした配慮があるというのも面白いのじゃないでしょうか。だからその中間の身長別があっても当たり前のように思います。 スポーツの種類によって階級差が有ったり無かったりというのも何だかスッキリしませんが、 身障者の人健常者が当然の如く一緒に楽しむ為には全部一緒にした階級別にすれば良いのではないでしょうか? それが自然になるべきでしょう! |
2000 年10月23日月曜日 第409話 田中康夫長野県知事 |
第404話で取り上げた、長野県知事の当選した田中康夫(44)さんがサンデープロジェクトに出演していました。 正直言って、私は、あの有名な「何となくクリクスタル」等田中さんの本を読んだ事はありません。TV出演しているのを見て、チャラチャラしているように思えてどちらかと言えば嫌いな方でした。 少し、「あれ!この人は少し見直さなければならないのかな?」と思ったのは、阪神地震の時に積極的にボランティアに参加したのを知ってからでした。それでも好きになったという事は無かった。 しかし、今日のTVを見て、その熱の入った真摯な語りに接して、「これは本物かもしれない!」と感じさせられました。 それにしても、田中さんの言葉によると長野県というのは長い間の官僚政治でその澱がたまっていたということが良く分かります。企業でさえその硬直した政治に膿んで田中さんを担ぎ出したということだそうです。 田原総一郎さんが、今回の長野を見て、全国に「これではいけないという県がどんどん増えてくるのじゃないでしょうか?」と言ってましたが、賛成ですね。やっと変革の時が近くなってきたのかもしれないです。 もしかしたら、期待できるかも! しかし、その後に出てきた与党自民・公と野党民主・共産の幹部たちが、本当にやるべき大事な事を放っておいて、非拘束名簿方式とかいう分けの分からない選挙制度で喧嘩しているのを見ると、ヤッパリ駄目かな! それにしても与党のあのごり押しは何を考えているのでしょうか?国民の為と言っていますが、だれがそんな事を望んでいるというのでしょう、自分達だけじゃないですか。 あそこまで狂ってくると、今度の参議院選挙は楽しみかも…。それでも与党が勝つようなことがあれば日本人は世界の笑い者ですね。 |
2000 年10月24日火曜日 第410話 教育国民会議 |
第405話で少し触れました子供にボランティアを強制的に義務付ける政府の目論見が気になっていました。 実の所私は、今までボランティアをした事がありません。人のことより自分の事が精一杯というのが本音の所だと思います。それに、人様に奉仕するほど立派な人間じゃないという思いもあります。 確かに、昨日の長野県知事の田中さんのようにボランティアを実行している人を見ると感心しますが、自分がやろうという気にはならないです。その前に自分の事さえ出来ないくせにとの忸怩たる思いもあります。このあたりが、自分の限界かなとも思います。 それだけに、強制的にボランティアというのにも何処か引っ掛かりを感じるのです。ボランティアという言葉自体が自主的という意味があった筈です。強制的と自主的という事葉は全く正反対の意味のはずです。そう考えると、ヤハリこれは何かおかしいと思えるのです。 ボランティアは素晴らしいと思いますし、それ自体には先ほども言いましたように感心する事はあっても反対する気はありません。しかしそれは、個人の他人を思いやる自然な心の発露であるべきものであって、他人に強制されるものではないはずです。ましてや、教育の中で強制的と言うのはボランティア事態を冒涜する事になるのではないでしょうか? 本当の教育とは、ボランティアの心を自然に持つことが出来る様にする事であって、させる事ではないと思います。きれいごとかもしれませんが、どうしてもそう思えてならないのです。 そんな疑問を持っていたのですが、丁度サイト巡りの中で面白いものを見つけました。ある掲示板の書きこみにあったのですが、 首相官邸→教育国民会議→分科会の議事概要/議事録/配付資料→資料一覧→一人一人が取り組む人間性教育の具体策に「1.子供への方策」「2.大人や行政が主体となって家庭、学校、地域で取り組むべきこととして」というのが紹介されていたので早速見に言って見ました。良いことも沢山ありますが、「えっ!何だこりゃ」というのもありました。そこで、第1分科会--人間性--、第2分科会--学校教育--、第3分科会--創造性--と読んでみました。 その意見は私がこの部屋で主張してきたことを見事に現してくれていると思います。それ自体は反対するようなものではないと思うのですが、何で先ほどのような結論が出てくるのかが不思議な気がします。考えることは同じでも、その手段というのは違ってくるものなのでしょうか? 難しいもんですね! 久し振りに 投稿がありました。ノイマンさんという方からですが、偶然にも「第3分科会--創造性--」の中に関連したことがありました。参考にして見てください。 |
2000 年10月24日火曜日 第411話 消費税 |
久し振りに消費税というものの腹立たしさをを意識しました。 パソコンの部屋の 第129話で書きましたが、メモリーの大幅な値下がりに物欲をそそられ思わず買ってしまったのです。暫くは、高値が続いていたので諦めていたのですが、128MBが9,000円を割った、256MBも20,000円を割ったとのサイトの情報で、いずれ必要になるので今のうちに買っておこうと思ったのです。 もう少し下がりそうでしたが、そう思って我慢しては値上がりしてしまって買えなくなったことが何度かあったので今回買ったことは別段後悔は無いのです。 ところが、ここで消費税に騙された気分になってしまったのです。日本橋を回って少しでも安く買おうと何軒かのショップを回り、その中で一番安いところで買ったのです。 値段表は消費税抜きで書いてあるのは分かっているのですが、128MBが8,850円、256MBが19,780円と書いてあるのを見ると、「ヤッタ!遂に大台を割っている。今こそ買わなきゃ!!」と飛びついたのです。 支払う時に実際の値段は、これに5%の消費税ということで9,292円と20,769円になってしまって結局は大台に乗っているのです。分かってはいるのですが、何だか騙されたような気分になってしまいます。 パーツの値段も消費税込みで表記して欲しい物ですが、敵もさるもの、そんなことはしません。所詮、勘違いした方が悪いのですが何だかスッキリしませんね! 大阪では、電機店のTVCMで漫才師が「チユーとハンパな値段はつけません!」とやっていますが気分的には歓迎ですね。是非とも全ての値段は消費税込みで表して欲しい物です。後から5%足されるとどうも気分が良くない。皆さんも、そんな気持ちを経験されているのじゃないですか? 日刊工業新聞2000年 (平成12年)10月24日(火曜日)のコラム「産業春秋」に、「森首相に人気回復と景気回復の「秘策」を伝授しよう」と言ってそんな気持ちを代弁するような提言がありました。…略 それは消費税5%を3%ないし0%に引き下げ、そのまま2年くらい据え置くことです。景気を自立的回復軌道に乗せるためのカギは、個人消費を刺激することにあります。 これは全くその通りでしょうね!この中でも言っていますが、日本人はお金を持っているが、それを使う気にならないのです。そごうの閉店セールや巨人の優勝セールが大変な人気だったとも言っています。 所詮は、政治次第ですね! |
2000 年10月26日木曜日 第412話 行き詰まり |
第406話等で取り上げてきた太陽光発電の業界で不祥事が起こりましたね。三洋電機の子会社が何年も前から公表した能力より少ない発電量のパネルを出荷していたと言うものです。 二年ほど前から、抗議が上がってきていたのに社長には問題ないと報告されていたと言うことです。そしてその社長が責任を取って24日に辞意を表明しました。 こんな事で太陽光発電の普及が遅れる事にならなければ良いのですが…。 今年になって「雪印」「三菱自動車」「ブリジストン」、今回の「サンヨー」、倒産した「そごう」、そしてついこの間の「ダイエー」問題と、日本の大企業の不祥事が目白押しです。 ここに上げた企業に共通するのが、経営トップに本当の情報が伝わっていないのではないかと言うことです。伝わっていて、判断が間違ったのかもしれませんが、いずれにしても、日本有数の企業ばかりでこれほどの問題が起こっているということは何かありそうな気がします。 「そごう」や「ダイエー」は創業者の超ワンマンによる情報の遮断があるでしょう。その他の企業は、想像ですが、ワンマンというより大企業病の蔓延がその原因の大部分を占めているような気がします。 要するに、日本的経営の典型である神輿型経営の行き詰まりということでしょう。市場が右上がりの時代にはその程度の経営でも何とかなったが、成長が見込めない今の時代には、何の力もない、内部事情だけでトップに着いたような人間にはどうしようもなくなってきていると言うことだと思います。 ここにきて、 青色レーザーの中村さんやあのノーベル賞の白川さんやマラソンの高橋さんなど異端者が脚光を浴びているのも、本当の力を持った者が本当の力を発揮する時代が来ているという象徴のような気がするのですが…。今こそどうにもならなくなった政・官・財など旧来の日本の常識が見直されるべき時なのです。何といっても、ここまで日本をおかしくしたのは時代に合わなくなった旧来の常識なんですから。 希望的観測ですかね! |
2000 年10月27日金曜日 第413話 千葉すずさん |
千葉すずさんがとうとう引退しました。23日にファックスで所属のイトマンに連絡したそうです。今後は、アメリカ・ロサンゼルスの「スイミングキャンプ」で指導者となるそうです。 さて、もう一人主役サッカーのトルシェ監督ですが、協会がオリンピックの成績について分析していると聞いて、むくれているそうです。 昨日も言いましたが異端者(日本でだけ)が受け入れられずに、イエスマンばかりが傷のなめ合いをしているような社会では本当の人材は育たないのじゃないでしょうか。 本当にこの国は変われるのだろうか? 非拘束名簿方式が成立しましたね、これで来年の参院選で与党が勝ったら日本人は世界の笑い者でしょうね! どこかでこれは公明党の陰謀だと書いていました。最後に笑うのは公明党との事でした。いよいよ日本の先行きは…? |
2000 年10月28日土曜日 第414話 NTT |
デジタル加入者線(DSL)サービスというインターネット接続がアメリカで始まったと聞いてからどれくらい立っただろうか?今の電話回線が使え、スピードもISDNの何倍も速いとの事だったので、「日本でも出来れば良いのになぁ」と期待していました。 第372話などで何時も言ってるように、NTTは自分達が日本の国の足を引っ張っているという自覚がないのですね。DSLなんかは、本当はNTTが最初に始めるべきことなのに、他社に先を越されたら今度は邪魔をするとは何とも情けない。 競争相手を止めておいて、その間にIP接続を広めようとしているのでしょうか?そのIP接続もちっとも安くないし、何処まで自分の利益しか考えないのでしょうか? 森総理が一生懸命になっているIT革命もNTTの接続料には全く触れないし、一体この国は何処までズレているのでしょう。光ファイバーなどハードがどれだけ出来ても、その料金が今のままでは何にもならないのが分からないのでしょうか?
そんな現状を現す面白い記事が、日刊工業新聞2000年(平成12年)10月25日(水曜日)にユニクロの敵は「ケータイ」!?という題でありました。 ・・・略 通信コスト増で消費への影響大 女子中・高生 「小売の最大の敵は携帯電話、パソコンの普及による通信費の増大」(百円ショップの社長) 「通信コストは女子中・高生の買い上げ減少の原因になっている」(有賀馨良品計画社長)」 総務庁の調査でも、8月の全国全所世帯の消費支出は実質5.0%減。これに対して通信費は実質5.2%増。勤労者で見ると消費支出は2.9%減、通信費は4.6%増と同様の傾向で、通信費が支出の減少とは反比例して増加している。通信費は平均で1万円程度だが、コンビニやカジュアル衣料専門点ユーザーでは、全体に比べ大きいと見られている。・・・以下略 以前に 第202話でも取り上げたことがここでも証明されています。NTTが一人勝ちして日本の経済の足を引っ張っている事は間違い無いでしょう。あの流通業界で飛ぶ鳥を落とす勢いのユニクロでさえ勝てないのですから他の企業が勝てる訳は無い。 それが、競争によってもたらされたものならある程度は認めなければならないでしょうが、実質独占企業が自分の会社の都合で決めた料金を通しているのです。 要するに、昔からの官庁のコスト積み上げと同じ考え方である。つまりは公社時代の体質のままという事であり、そこには消費者という発想がないということである。 一生懸命国民の為にコストを下げて、世界と競争できるようバックアップすべき企業が逆に足を引っ張っているだけなのである。所詮、親方日の丸の意識が未だに抜けてないということでしょう。 以前にも述べましたが、多分NTTは遠からず没落して行くと思います。何故かというと、独占のあぐらをかいている間に全く別の通信方法ができたらその時点で競争力を失ってしまうからです。コストダウンの努力をしていない企業の末路はどこでも同じだと思います。 森さんもIT革命をいうならNTTを何とかしてくださいよ! |
2000 年10月29日日曜日 第415話 銀行 |
この部屋を読んでいただいた方はよくお分かりだと思いますが、私がNTT以上に嫌いなものに銀行があります。 こんなささやかな夢さえも奪ったのがあの銀行なのです。そんな責任感の欠けらも見せずにゼロに近い金利と公的資金に胡座をかいている銀行の経営者を見ると、「あんた達には人間の心があるのか?」と問いたい。 そんな私の気持ちを代弁してくれるような記事が、日本経済新聞2000年 (平成12年)10月27日(金曜日)のコラム「大機小機」に「生ぬるい銀行のリストラ」としてありました。…略 ところが銀行はじめ金融機関は、巨額の不良債権を発生させてもだれも責任をとらない。資本増強のために公的資金まで投入しても、責任意識は経営陣から産まれてこない。…中略 東京都の銀行課税に銀行は裁判で対抗しようとしている。それも結構だが、とるべき責任をとったうえで。やって欲しい。 (時習) どうです久し振りに小気味のいいコラムです。この中で、リストラが製造業に比べたら生ぬるいとも指摘しているが、その通りだと思います。 それにしても、これだけ国民の犠牲の上に立っている自分達の立場を全く反省しようともしないのはいったいどうしたわけなのでしょう。人間として恥を知って欲しいものです。 この国が先の見えない重苦しい閉塞感に陥っている原因の大部分を政治と伴に占めている事は間違い無いのですから…。 どう考えても腹が立つ! |
2000 年10月30日月曜日 第416話 ヒラリーさん |
サンデープロジェクトに石原都知事が出演 石原さんは、北朝鮮の高官が「日本の政治家は金を渡せば何でも言いなりだ」と、外国ジャーナリストに言ったという話をしていた。中国にもそういうコネクションがあると思うのが自然だろうと嘆きながら言っていた。 さて、もっと興味深かったのは大統領婦人であるヒラリー・クリントンさんのニューヨークでの上院選挙でした。 そして、ヒラリーさんが、現役のファーストレディであり、その能力もクリントン以上と認められていながらなかなか支持率が上がらないで苦戦しているのには、政治は男のものだというような意外とも思える保守的な背景があるということです。 そして、本当に驚かされたのは、今回の上院選挙に勝った場合、時期大統領選挙の一番の候補者になるだろうと言われているということでした。それほど、実力は認められているということだそうです。即ち、アメリカの最初の女性大統領の可能性が高いということです。 これは面白いですね、こうなると是非ヒラリーさんに勝って欲しいですね。そして、大統領になってもらいたいものです。その頃には日本では、田中真紀子総理だったりして…。 どうなるか楽しみですね! |
2000年10月31日火曜日 第417話 非拘束名簿方式 |
第413話でちょっと触れましたが、何だか知らない間にという感じで非拘束名簿方式が成立しました。 これほど国民をないがしろにした事件もチョット珍しいのではないでしょうか?自民党・公明党・保守党の与党が、来年の参議院議員の選挙で過半数を割ることを恐れてなりふりかまわずごり押しで通したと言うことです。 TV討論も何度か見ましたが、全く理由になってない。結論が先にあって、それに対して詭弁を弄するだけだったのは余りにも見苦しかった。口を開けば、国民の為に選挙制度を変えると言っていたが、いったい誰がそんなことを望んでいるのか?馬鹿にするにも程がある。 早くも、あの高橋さんの小出監督に自民党から出馬の打診があったそうです。さすがに小出監督は、「私は高橋の世界記録を狙っているので、出ません」と断ったそうです。 それにしても、高橋選手の国民栄誉賞、柔らちゃんの総理大臣顕彰、白川名誉教授の文化勲章と他人の人気や名誉に乗っかることしか思いつかないのでしょうか。 本当にどうなることやら! |