団塊の世代の部屋(152)

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2012年3月1日(木)  第4547回  反射ミラー

  第4525回でも書いたように我が家 の太陽光発電の性能がもう一つなので、何とか発電量を上げたいと日頃から考えていますが、費用対効果、特に費用の面 から、なかなか良い方法を思いつきません。極貧の身としては費用はかけられないしその気も無いのです。
  一つ考えているのが、設置面の四方に反射シートを斜めに立てかける方法です。反射光が直角に当たるようにす るには鋭角に立てかける必要があり、そうなると反対側のシートの影がパネルに落ちる問題が出てきます。そこで、 効率は悪いが、シートをパネルに対して150度くらいに寝かし直接の反射というより乱反射での光を利用しようと 考えました。これなら太陽がどちらに回っても影はできない。
  このシートを立てかける支柱が必要になりますが、シートなのでそれほど丈夫なものでなくても耐えられそうで す。
  と、ここまでは考えているのですが、この程度の費用とやる気の無さで取り掛からずにいます。

   そんな時、面白い記事を見つけました。

   日本経済新聞より   2012/2/22

   富 士フイルム、フレキシブルな高反射ミラーを開発 太陽熱発電など想定

 富士フイルムは、 ガラスの鏡と同程度の95%の反射率を実現するフィルム・ミラーを開発した(図1)。開発品の厚さは100μm で、重さは支持体にガラスを用いる一般的な鏡の「1/20〜1/30」(同社)と軽い。太陽熱発電の集光用や、 LED照明の反射板などとして、「最短で3年後をメドに実用化を目指す」(同社)という。

  開発したフィルム・ミラーは、厚さが75μmのポリエチレン・テレフタレー ト(PET)樹脂シート上に、熱や光で固まる樹脂を塗って機能性樹脂層(厚さは0.3μm程度)を形成した後 に、銀(Ag)めっきを施して反射層(厚さは0.1μm程度)とした。さらに、透明の保護層を貼り付けている。 Agめっきの下地にする機能性樹脂層がAgの結晶成長を促進し、高い反射率を生み出せるとしている。ロール・ ツー・ロールでの製造が可能で、既に幅70cmで長さ30mのフィルム・ミラーを試作済み。

  薄さだけでなく、光や温度、湿度に対して優れた耐性を示すことも大きな特徴である(図2)。光に対する耐久性を評価するため、温度が50度で湿度が50%の条件でキセノ ン(Xe)ランプを使って180W/m2の光を当て続けた。結果、1000時間経過しても反射率は95%を保っ た。高温多湿の環境で耐久性が高いことも実証した。温度が70度で湿度が85%の場所に開発品を置いたところ、 2000時間を超えた段階でも反射率は変わらなかった。

太陽熱発電での採用目指す

  富士フイルムは、今回の開発品を太陽熱発電の集光ミラーとして使用することを検討する。太陽熱発電は太陽光を鏡で1カ所に集光し、その熱によって蒸気をつくり、蒸気タービンに送って発電する仕組 み。

  北アフリカでは、砂漠地帯に巨大な太陽熱発電設備を設け、HDVC(高電圧 直流)送電網を通じて欧州に電力を供給する壮大なプロジェクト「デザーテック」計画が進んでいる。北アフリカ以 外にも北米やオーストラリアの「サンベルト」といわれる太陽エネルギーの豊富な地域で開発が始まっており、一部 では商用運転も行われている。

  現在、太陽熱発電には支持体にガラスを用いたものが採用されている。これに対して開発品は軽量で、「運搬や施工がし やすく太陽熱発電に向く」(同社)とする。さらに屋外に設置した状態で、はがれるなど破損した場合には、「張り替え が容易という特徴も生きる」(同社)と期待を寄せる。砂漠では気温が65度 程度まで上昇することも珍しくないが、富士フイルムでは今後、より実際の使用環境に近い条件でも性能を維持でき るように開発を進めていく方針である。(日経エレクトロニクス 久米秀尚)

   このミラー使えそうです。ここでは太陽熱発電を想定しているようですが、太陽光発電にも使えるのじゃないでしょう か。
  まずは先に書いた反射シートで試してみて、このミラーが実用化されれば採用してみたいものです。
  なんて、妄想していますが、まずは取り掛かる必要がありますね。

言うだけかな!

2012年3月2日(金)  第4548回  水に浮かぶ花びら

  昨日の反射シートで書いた四方にシートを立てかけるアイデアが既 に実現されていると思われる記事がありました。

   タイナビニュースより   2012年02月23日(木)

   水 に浮かぶ花びらは、太陽光発電

仏 紙リベラションの報じたところによると、イタリアのピサに近いサン・ジュリアーノの湖に、世界初となる水に浮かぶ太 陽光発電が設置されたという。

   水に浮かぶ花びらのような太陽光発電システムは、フィレンツェ大学の教授であり、La Scinteclaの社長であるマルコ・ロザ・コルト氏により発明されたものだ。

世 界初の太陽光発電

こ の太陽光発電は、水平に置かれたソーラーパネルの両サイドに反射鏡が置かれ、光を集めるように設計されている。また 高さが1m弱と小さく、自然の風景を壊すことなく設置することができる。

今 回、試験的に設置されのは30kwの太陽光発電設備で、湖周辺の約10世帯 に電力が供給される。

水 を利用する

従 来のソーラーパネルは、日差しが強すぎると極度に過熱し、エネルギーを逃がしてしまう傾向にあった。しかしこの太陽 光発電は、湖に浮かんでいるため、水を利用して熱を冷ますことができる。

ま た、今まで注目されてこなかった採石場跡などの水深の浅い場所を新たなエコ発電所として再利用することができる。

現 在のところは、商品化に関する詳しい情報は未定となっているが、韓国、ドイツ、フランスなどが既に商談に乗り出して いる。

   この両サイドの反射鏡が私の考えと同じようなものです。私の場合は鏡をもっと寝かせて影ができないようにと考えて いたのです。このくらいの角度で影ができないのならこの方が良さそうです。いろいろと試してこの角度が決まったので しょうね。これも試してみる価値はありそうです。それに、水に浮かべて冷却するのもいいアイデアでしょう。
  それにしても、相変わらず私が考えるようなことは既に実現しているようです。

それでもやってみる価値はありそう!

2012年3月3日(土)   第4549回  ドイツ全量買取廃止

  長い間日本が追随せずやっと始まった固定価格買取制度の先進国ド イツがその負担に耐えかねて廃止にするようです。

電 気新聞より  2012/02/28

独、 太陽光全量買取13年廃止へ 買取負担重荷に  

ドイツ政府は太陽光発電の全量買取制度を2013年から廃 止することを決めた。 同制度のもとで太陽光の導入量が急拡大し、電気料金を通じた電力消費者の買取負担額が膨らんでいるためだ。 今年4月以降に電力系統に連系する太陽光については13年1月以降、各設備の発電量の10〜15%を買取対象から外す。 買取価格は今年3月上旬に数割下げた後、5月以降はさらに毎月引き下げていく。 再生可能エネルギーの導入先進国でも、太陽光の大量導入に伴う費用負担に耐えかねる状況が生じている。 日本で進むエネルギー政策の見直し論議にも一石を投じそうだ。

ドイツ政府が23日に発表した素案によると、太陽光設備の 価格低下にあわせて買取価格を下げ、設備設置が過剰にならないようにする。 全量買取をとりやめ、一部の発電量については自家消費や電力市場での売却を促す。 買取価格の改定前に駆け込みで系統連系に殺到する事態を防ぐため、買取価格の改定頻度を半年ごとから毎月に変える。年間の太陽光設置量には目標値を設け、 目標値からかけ離れた実績となった場合は省令によって買取価格を修正できる。 (本紙1面より抜粋)

 今年の7月に始まる全量買取制度の価格も期間も未だに発 表にならない日本との違いは大きいですね。ドイツの場合は買取価格が高過ぎたのじゃないでしょうか。それに比べて日 本は価格はそれほど高くないのでドイツほど負担は大きくならないのじゃないでしょうか。しかしながら、ドイツは既に かなり普及したので、日本がそれに追いつくのは無理なのかもしれません。
  いずれにしても、これでドイツの熱は冷めるでしょうし、日本のことですからこういう時は直ぐに後追いして一 気に熱を冷ましそうな気がします。
  それでなくても、中国や韓国などの値下げ攻勢に晒されてエルピーダのように日本のメーカーの倒産なんてこと もありそうな時に日本政府が変な方針を出さないことを願います。

危ないかも!

2012年3月4日(日)  第4550回  南京事件

河村名古屋市長の南京事件はなかった発言が大きな波紋を広 げています。ネットをやってなかった時には私も何となく本当のことだと思っていたような気がします。しかし、今は、 ネットのお陰で絶対に無かったと確信しています。以前は日本人は戦場で悪いことばかりしていたというイメージを植え つけられていましたが、ネットで戦前の日本人を知れば知るほど今の日本人なんか足元にも及ばない素晴らしい人達だと 思い知らされました。
  戦後教育で堕落してしまった今の日本人ならやりそうなことと思い、戦前の人達を同じように考えてしまってい たということです。つまりは、その素晴らしい人達を今のものさしで考えて貶めていたということで余りにも申し訳 ないことです。
  そんな素晴らしい人達の汚名をすすぐことこそ今の日本人がやらなくてはならないことです。
  ところが、この河村市長の発言に対して石原都知事などはきちんと肯定していますが、未だに国会議員の一人た りとも肯定の発言をしていません。何とも情けない議員たちでしょう。日本の名誉より自分たちの選挙のほうが大事 なんでしょうね。こんな奴らばかりじゃ日本が良くなる訳無いですね。

   やっと同じような考えの発言がありました。

   宮崎正弘の国際 ニュース・早読みより

   (読者の声3)「漁火新聞」(3月1日発行)の「警鐘」欄に下記の文章を寄稿しました。

【タ イトル】政治家は「河村南京発言」に続け

(引 用開始)「2月20日、名古屋市の河村たかし市長は、市役所を訪問した中国共産党南京市委員会の代表に、「通常の戦 闘行為はあったが、南京事件はなかったのではないか」と語った。さらに、「歴史に関する討論会をしてもいい。互いに 言うべきことを言って仲良くしていきたい」と呼びかけた。

 朝 日新聞は、河村市長が人気取りの思いつきを述べたかのように揶揄するコメントを載せたが、とんでもない筋違いで ある。河村氏は終戦時に南京を訪問した父親の体験談をベースに通説に疑問を持ち、最近の研究書に目を通し、国会 議員時代の平成18年6月13日に「いわゆる南京大虐殺の再検証に関する質問趣意書」を政府に提出している。

河村市長の呼びかけに対し、南京市は名古屋市との姉妹都市 交流を中止するという報復措置に出た。中国共産党の機関紙人民日報は、「必ず代償を払うことになる」(23日付け) と恫喝した。

しかし南京事件が日本を貶めるための虚構であったことは、 過去10年の日本側の研究によってもすでに明白である。「南京大虐殺」は「20世紀最大の嘘」であり、日本人の名誉 を深く傷付けてきた大問題である。その虚構を信じ込んだ政治家による媚中外交は、あらゆる局面で国益を著しく害して いる。今、日本はこの虚構による呪縛を卒業し、その政治的軛(くびき)をキッパリと清算して独立国家としての誇りを 回復するか、それとも永遠に謝罪し続けることを強いられ、中国の「日本自治区」になりさがる道を辿るかの分岐点に 立っているといえる。

平成6年、永野茂門法務大臣は「南京大虐殺はでっち上げだ と思う」と語っただけで首を飛ばされた。当時永野氏を庇う発言は殆どなかった。河村市長発言については、市役所に 23日夕刻までにメールや電話で1619件の意見が寄せられたが、うち901件(56%)が支持する内容で、批判は 160件(10%)にすぎなかった(東京新聞24日付け)。時代は大きく変わりつつあるのだ。河村発言を支持した石 原慎太郎東京都知事と創新党の山田宏党首に続き、国政を担う政治家がこの問題で声を上げることを強く求めたい」。 (藤岡信勝)

   参考: 石 平(せきへい)のチャイナウォッチ

        正 しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現

        胡 錦濤国家主席殿への公開質問状

   それにしても、この南京事件だけでなく慰安婦問題とか靖国参拝問題など日本が世界にその真実を広める努力をしない のは何故なんでしょう。それ以上に腹が立つのがこうしたありもしないことをあったように記事にて日本を貶めた朝日新 聞です。これだけ日本に迷惑をかけた新聞社が未だにのうのうと生き残っていることが信じられません。つまりは知らな い人が殆んどだということでしょう。知ればいくらなんでもそんな新聞を取ろうとはしないでしょう。
  しかし、これも私のようにネットで本当のことを知る人が増えるにつれ生き残りは難しくなるのじゃないでしょ うか。

早く気がついて欲し い!

2012年3月5日(月)  第4551回  フーバー大統領

昨日に続いてもう一つ自虐史観を根本か ら覆すような記事がありました。もう一度日本は根本的に考え直す時が来ているようです。

「ルー ズベルトは狂気の男」 フーバー元大統領が批判

2011.12.7 22:41 (1/2ページ)[歴史問題・昭和史]

【ワシントン=佐々木類】ハー バート・フーバー第31代米大統領(1874〜1964年)が、日本軍が1941年12月8 日、米ハワイの真珠湾を攻撃した際の大統領だったフランクリン・ルーズベルト(第32代、 1882〜1945年)について、「対ドイツ参戦の口実として、日本を対米戦争に追い込む陰謀を図った『狂 気の男』」と批判していたことが分かった。

 米歴史家のジョージ・ナッシュ氏が、 これまで非公開だったフーバーのメモなどを基に著した「FREEDOM BETRAYED(裏切られた自由)」 で明らかにした。

 真珠湾攻撃に関しては、ルーズベルト が対独戦に参戦する口実を作るため、攻撃を事前に察知しながら放置。ドイツと同盟国だった日本を対米戦に引きず り込もうとした−などとする“陰謀説”が日米の研究者の間で浮かんでは消えてきたが、米大統領経験者が“陰謀 説”に言及していたことが判明したのは初めて。

 ナッシュ氏の著書によると、フーバー は第33代大統領のトルーマンの指示で戦後の日本などを視察。46年に訪日し、東京で連合国軍総司令部 (GHQ)のマッカーサー元帥と会談した。

 その際、フーバーはマッカーサーに対 し、日本との戦争は「対独戦に参戦する口実を欲しがっていた『狂気の男』の願望だった」と指摘。在米日本資産の 凍結など41年7月の経済制裁は「対独戦に参戦するため、日本を破滅的な戦争に引きずり込もうとしたものだ」と 語ったという。

 マッカーサーも、「ルーズベルトは 41年夏に日本側が模索した近衛文麿首相との日米首脳会談を行い、戦争回避の努力をすべきだった」と批判してい た。

著書ではフーバーが「米国から日本への 食糧供給がなければ、ナチスの強制収容所並みかそれ以下になるだろう」とマッカーサーに食糧支援の必要性を説い ていたことも詳細につづられており、フーバーの対日関与の功績に光を当てるものにもなっている。

 ナッシュ氏は「この著書が、今でも米 国の英雄とされているルーズベルト大統領への歴史評価を見直すきっかけになってほしい」と話している。

参照: フー バー元米大統領の実績再評価を

こういうのを見ると戦前の日本は本当に 苦労していますね。何とか戦争を避けようと努力しても相手がその気が無いのではどうしようもないでしょうね。そ れでも戦争を避けることができれば良いのでしょうが、そうなると奴隷の身しかないのかも。
  それにしてもこれが今の時代だったら日本なんてあっという間に滅亡でしょうね。何といっても、戦前の日 本人と現代の日本人はどう考えても質が違いすぎます。一生懸命我々子孫の為に戦ってくれた戦前の人達は今の 日本を見たら腹が立ってもだえ死ぬのじゃないでしょうか。
  もう遅いかもしれませんがもう一度戦前の日本人に戻る必要があります。それこそが今の世界を変えること ができる資格を得ることになるのじゃないでしょうか。そして今度こそ日本の常識を世界の手本にしましょう。

そんな時代が来 るか!

2012年 3月6日(火)  第4552回  買取価格決定

第 4537回で来年度の買取価格や補助金、7月からの産業用のそれもまだ決まってないので営業がやり 難いと書きましたが、来年度の住宅用の買取価格が4、5、6月と今の42円で延長されることが発表になりまし た。噂はあったのですがやっと決まったようです。
  しかし、補助金はどうなるのかが決まってないのかまだ発表になっていません。つまりは産業用に合わせて7月 まで伸びただけです。それに、自治体の補助金が今は終わっているので4月からどうなるのかが分りません。早く発 表してくれないと動き難くて困ります。

 経済産業省の WEBサイトより

   太 陽光発電の余剰電力買取制度における平成24年4〜6月の買取価格の決定について  平成24年3 月1日(木)

本 件の概要

  平成21年11月に開始された太陽光発電の余剰電力買取制度(※1)について、再生可能エネルギーの固定価格買取制 度(※2)が開始される本年7月1日までの3か月間(4〜6月)の買取価格 を決定しましたので、お知らせいたします。

  具体的には、3か月間という適用期間の短い買取価格であり、新制度との無用の混乱を避けるため、本年度の買取価格を 延長適用するものです。

  なお、今回、決定した買取価格は、現行制度上の価格であり、施行準備中の再生可能エネルギーの固定価格買取制度上の 買取価格とは直接の関係はありません。

   7月からがどうなるのか発表にならないのでメガソーラーを発表したところも採算分岐点が掴めないので決断し難いで しょうね。どうせやるなら早く決めれば市場も動き出し、中途半端な様子見で需要が途切れることも無いと思うのです が、その当たりの機微が分らないのでしょうか。それともそんな心配しているのは私だけでしょうか。

どうなんでしょう!

2012年3月7日(水)  第4553回   鎖国

 第 3527回第 3997回などでグローバル経済から脱して江戸時代のように鎖国をした方が良いのじゃないかと書き ましたが、そんな本が出たようです。

   宮崎正弘の国際 ニュース・早読み - メルマ!  平成24(2012)年3月2日(金曜日)通巻第3577号  より

   馬 淵睦夫『いま本当に伝えたい感動的な「日本」の力』(総和社)

  元駐ウクライナ兼モルドバ大使、前防衛大學教授の馬淵氏は、その豊富な国際経験を土台に、日本人の底力と心意気を伝 える。外務省官僚のなかには、骨のある愛国者がいることを読書人は知る。

  「日本の奇跡の復興は、日本人一人一人の高貴な精神とものづくりの精神、つまり「作りかえる力」だと馬淵大使は規定 される。その作りかえる力の源泉は「和と「共生」だ。

  そして、と馬淵氏は付け加えた。

  「この二つの価値観が外国の文物を輸入するに当たって日本の実情に逢うかどうかを取捨選択する場合の座標軸となるの です。和と共生の伝統的価値観にあわないものは、たとえ日本に導入されることがあっても決して根付くことはありませ ん。これらの伝統的価値観が日本国家のあり方、すなわち日本国家を成り立たせる根本原理を決めている」

  そして次のように指摘される。

 マッ クス・ウェーバーなんぞより遙かに早くに、職業の倫理を説いた経済学を主唱した日本人思想家がふた りいる、と。

 鈴 木正三石 田梅岩である。この二人は、

「主 として仏教や儒教の観点から日本人の勤労の倫理を理論的に考察しました。かれらの思想が日本的な資本主義精神の源流 となり、明治の殖産興業から戦後の奇跡的復興にいたるまでの経済発展をもたらした勤勉の哲学の先駆け」であり、「世 界がまだフランス革命や産業革命を経験していない十七世紀から十八世紀のはじめにかけて、ヨーロッパから遙かに離れ た日本において、資本主義を先取りするような先見の明のある思想家が」江戸時代に日本に輩出したのである。

  したがって新市場主義とかグローバリズム、TPPの開国とか日本の伝統とは無縁のこと、主張するはバカの骨頂、これ からは「開国ではなく鎖国」するべきと馬淵睦夫・元大使は主唱されている。

   鈴木正三と石田梅岩は第 3826回第 3828回で取り上げましたが、それが鎖国に繋がるとは考えていませんでした。成るほど、そう言え ば鎖国している時の考えですから鎖国しても使えのは当たり前かもしれません。
  未だにマネーゲームの規制もできない世界を相手にして1%の金持ちに不当に働いた金を吸い取られるより思い 切って鎖国をしてもう一度日本を見直し根本から改革する方が良いのじゃないでしょうか。
  わざわざ世界に出て行ってエルピーダーのように叩き潰されるより日本の中で日本人を相手にすればなんとか皆 で生活できるような気がします。相手にしなければ南京問題や慰安婦問題のように無茶ないちゃもんを付けてくる近 隣諸国とも縁が切れて幸せになれるというものです。
  江戸時代と違って情報は何時でも手に入るのですから意外と上手く行くかもしれません。その内、世界がそんな 日本の成功を見て見習ってくるかもしれませんよ。

思い切ってやってみる価値はありそう!

2012年3月8日(木)   第4554 回  0円ソーラー

  第 4534回などで取り上げた 0円ソーラーの考えはどうやら私が知らなかっただけで既にあちこちで実現されているようです。九州では電力の子会社が取り組んでいるようです。

YOMIURI ONLINEより  2012年3月2日

宮 崎空港ビルにソーラーパネル

 宮崎市の宮崎空港ビル屋上に、国富町 のソーラーフロンティア国富工場で製造された太陽光発電パネル336枚が設置され、1日から運用を始めた。

 パネルの大きさは縦1メートル26、 横98センチで、ターミナルビルの国際線待合室付近の屋上に取り付けられた。最大出力は50キロ・ワットで、一 般家庭15戸分の年間消費電力に相当する。

 二酸化炭素の削減効果は年間17・6 トンで、スギ約1300本分が吸収する量に当たる。15年間のリース契約を含む総事業費は約5800万円。九州 の空港では福岡や鹿児島、長崎に次いで4番目の導入という。

 パネルは空港ビル4階の送迎デッキか ら見ることができる。送迎デッキと2階の手荷物検査場前には、発電量などを示す電光表示板も設置された。

 空港ビルの長浜保広社長(64)は 「東日本大震災をきっかけに太陽光エネルギーが注目されるようになった。宮崎の日照時間は全国で3位。空港から 宮崎の特性を発信していきたい」と話していた。

この記事だけではどこが0円ソーラーだ と思うでしょうがこれを設置したのが宮殿の子会社なのです。

 太 陽光オンサイト発電サービス | キューデン・エコソル

太 陽光オンサイト発電(エネルギーサービス方式)とは?

WHAT IS ONSITE SOLAR POWER GENERATION SERVICE?

太陽光発電設備の導入に関心があり、初 期投資にかかる費用負担をかけずにクリーンなエネルギーをつかいたいとお考えのお客さまへ、初期投資と設備を設 置してからの運用管理の手間をなくした、新しい形の太陽光発電サービスです。

お客さまの敷地内に、太陽光発電設備を 設置し、それらを当社が所有することで、設備費・施工・保守・運転管理にかかるトータルコストを、10年から 20年程度のご契約期間において、毎月定額(エネルギーサービス料金)でお支払いいただくサービスです。

 当然ながら、発電した電力 は全量お客さまにご提供となりますので、電気料金の削減も含めたグリーン価値もお客さまが保有することになりま す。…以下略

これぞ公共施設用0円ソーラーじゃない ですか。電力も考えているんですね。これを資金力のある全電力会社がやれば公共施設などにあっという間に広がり そうです。
  これに、今や海外のメーカーの安値攻勢に苦しむパネルメーカーも乗れば良いのです。日本製のパネルで電 力やパネルメーカーや設置業者で日本のパネルを使ってこの0円ソーラーを進めるのです。そうすれば日本の メーカーの助けにもなるし、一気に設置が進むことでパネルのコストダウンも計れるでしょう。今度はその価格 で世界へ出て行けばいいのです。これならエルピーダの二の舞を防げそうです。

これはやるべ き!

2012年3月9日(金)  第4555回  世界の0円ソーラー

昨日は電力の0円ソーラーに喜びましたが、どうやら世界で も同じような考えが既にあるようです。

   復興ニッポンより   2012/03/02

  「太 陽のトンネル」を緑の列車が走る

  ヨーロッパ再生可能エネルギー事情(3) 竹原あき子[工業デザイナー、和 光大学名誉教授]

 2011 年6月6日、ベルギーで太陽光発電で列車が走った。太陽光発電で列車が走ったのは世界で初めてのこと。今はたっ た25キロメートルの試験運転だが、未来のモビリティーへの大きな一歩であることは確かだ。

   太陽光発電で作った電力で列車が走る。そんなことが本当にありうるのか、と最初は疑った。だが東日本大震災から 3カ月後の2011年6月6日に、太陽光で発電した電力で走る世界初の列車が、ベルギーのアントワープ中央駅か ら北に、ノルデルケンペン駅を目指して出発した。

ベ ルギー高速列車路線(LGV4)のトンネル3.4キロメートルにわたって太 陽光発電パネルが敷き詰められた

  夢のようなこのプロジェクトを完成させたのはベルギーに本社があるアンフィニティー(※注)だ。1万6000枚(5万平方メートル)の中国製太陽光発電パネルを、パリ〜アムステル ダム間を走行する高速列車の停車駅スコーテンとブラッススガートの間にあるトンネルの屋根に設置した。

   このトンネルは、高速道路と平行してベルギー高速列車路線(LGV4)を敷設する際、自然保護区域の樹木を伐採 せず、樹木が倒れても運行に支障がなく、さらに列車の騒音を抑えるために作られた。

   その屋根3.4キロメートルに太陽光発電パネルを敷き詰めるというアイデアが浮かび、実行に移された。

   注:アンフィニティー(enfinity)は、2人の 若いエンジニア、ジノ・ファン・ニールとパトリック・デキュイペールが2005年にベルギーで創業した再生可能 エネルギー専門企業。

   ベルギーの繊維工場の屋根を借りて太陽光パネルを敷き詰めることから事業は始まった。アンフィニティーはその電 力を工場に販売し投資した資金を回収。工場主はそれまでより安い電気料金で済むようになった。この事業により、 アンフィニティーは成功のきっかけをつかんだ。

   投資家を募り、場所を借りてパネルを設置。発電した電力を販売し、設備を管理メンテナンスする。さらに、パネル の発電能力が落ちる20年後のリサイクルも計画に入れ、企画からリサイクルまでの流れを一貫して請け負うのがア ンフィニティーのビジネスモデル。

   創業から5年で欧州はもちろん、米国、インド、中国に進出、太陽光発電大手にまで成長した。

   最初は鉄道に設置というところに惹かれて記事を読んでいたのですが、注:アンフィニティー(enfinity) を読んでいてびっくり、これも0円ソーラーじゃないですか。やはり私の考えるようなことは誰でも思いつくようで す。実行に移すかどうかで大きな差です。
  しかし、昨日の九電といい、これはやはり行けそうですね。しかし、世界でも既にこんな大手ができているよう ではのんびりしてられません。日本も昨日も書いたような電力やパネルメーカーだけでなく、大手の企業からも投資 を集めて急がないと世界に遅れそうです。こうなれば日本中の資金を集めて一気に投入して国内のエネルギーを解決 して一気に世界のエネルギー大国を目指しましょう。
  そのくらいのことをやれば景気も回復して増税なんて吹っ飛びそうです。

早くやりましょう!

2012年3月10日(土)  第4556回  アンフィニティー

昨日取り上げたアンフィニティー(enfinity) はフランス最大の太陽光発電にもかかわっているようです。昨日の鉄道の太陽光発電の動画もありました。

復興ニッポンより  2012/02/24 

 フラン ス最大の太陽光発電センターは牧畜と共存する ──レ・メ村の選択(前編)

ヨーロッパ再生可能エネルギー事情(1) 竹原あき子[工業デザイナー、和光大学名誉教授]

電力の75%を原 子力発電に頼るフランス。原発依存が高いが、再生可能エネルギーの活用にも力を入れている。フランス最大の太陽 光発電所を設けたのは、南仏プロバンスの小さな村だ。そこでは美しい自然の景観と農業が、太陽光発電と共存して いる。

 

 

この鉄道を覆うのは面白いですね。JRも全ての線路の上や のり面の全てで太陽光発電をやれば面白いですね。どのくらいの電気が賄えるのでしょうか。一日分くらいはいけるので しょうか。

それにしても、こうしてみると0円ソーラーは資金さえ調達 できれば太陽光発電の設置拡大に大きく貢献できそうです。しかし、金額が大きいだけに調達は難しそうです。これこそ オール日本で取り組むべきかもしれませんがどこもやらないでしょうね。又しても、日本嫌いと思われる孫正義に良いと ころを持っていかれそうですね。

日本人頑張れ!

2012年3月11日(日)  第4557回  産業用買取価格

第4552回で何時になったら決まるんだろうと書い た産業用の買取価格の算定委員会がやっと開かれたそうです。

   SankeiBiz(サ ンケイビズ)より  2012.3.7

   買 い取り価格、5月ごろ決定 再生可能エネルギー算定委が初会合

  経済産業省は6日、再生可能エネルギーの買い取り制度の7月導入に向け、「調達価格等算定委員会」の第1回会合を開 いた。企業や個人が太陽光や風力で発電した電力を電力会社に売る際の価格水準を定める。約2カ月の審議を経て5月ご ろに経産相が決定する。買い取り価格が高くなれば再生可能エネルギーの普及に弾みがつくが、高すぎれば電気料金の大 幅な値上げにつながる懸念もある。

  買い取り価格は再生可能エネルギー導入のコストや適切な利益に基づいて決められる。この日の初会合では「どのぐらい 導入されるかを踏まえて価格を決めるべきだ」など、再生可能エネルギー普及を見据え、適切な利益水準を高めにして普 及促進を促す趣旨の発言が相次いだ。

  経産省の2010年3月時点での試算では、太陽光発電の買い取り価格が1キロワット時当たり42円、太陽光以外が同 20円の場合、15年後には再生エネルギー(大規模水力発電を除く)の年間発電量は約700億キロワット時になる見 込み。大震災前の国内総発電量の約7%に当たり、09年度の1%から大幅にアップする計算だ。

  ただ、普及が進めば電気料金の値上がりに直結する。同制度は、電力会社が買い取り費用を電気料金に上乗せすることを 前提としているからだ。経産省の試算では15年後の年間買い取り費用は約8100億円になり、電気料金は5%程度上 昇する。

  買い取り制度導入で先行している欧州では、混乱を引き起こした例もある。07年に太陽光発電の買い取り価格を大幅に 引き上げたスペインでは、太陽光発電の普及が急速に進んだ一方で、電力会社の収益が悪化。翌年には買い取り価格を急 激に引き下げ、今年1月には新規買い取りの一時凍結を決めている。

   決定は5月ですか。果たしていくらに決まるのか。この価格次第で市場の動きが決まるだけにどうなるか注目です。そ れにしても、ヨーロッパが止めようとしているときにやっと開始というのがどう影響するか。ヨーロッパへの行き場を 失った中国、韓国の安値商品が日本に向かって一気に攻勢をかけそうです。果たして日本のメーカーが生き残ることがで きるのでしょうか。
  余りに遅かった全量買取が日本のメーカーの息の根をとめるという皮肉な結果にならないことを願いたいもので す。
  ソ フトバンクの動きも不気味です。京都のメガソーラーはかろうじて京セラ、群馬はシャープが採用され たようですが他のところはどうなるのか気になります。密かに中国・韓国に決まってそうな気がします。

そうでなければ良い のですが!

2012年3月12日(月)  第4558回   太陽電池メーカーランク

   もしかしたら日本のパネルメーカーもエルピーダメモリーの二の舞を踏むのじゃないかと連日心配していますが、その 心配を裏付けるようなランキングがありました。

   産業タ イムズ社より  2012年2月29日

   太 陽電池メーカー、生き残りのカギは「付加価値」

  発電事業参入やアジアシフトへ

  中華圏の躍進続く

   本紙では、世界の太陽電池メーカーの2011年における生産量・売上高のトップ10をまとめた(一部予測を含 む)。両方ともサンテックが首位に輝くなど、中国勢の躍進が目立つ結果となった。しかし、ほとんどの太陽電池 メーカーは価格下落による収益悪化に悩んでおり、経営破綻に追い込まれる企業も出ている。生産能力と実需の ギャップが倍程度もあるという異常事態の中、12年も厳しい状況が続く公算は大きい。太陽光発電の設置件数は着 実に伸びていくが、肝心の太陽電池メーカーが儲かっていないという、いびつな市場構造を克服するにはどうすれば よいのか。

   11年の生産量および売上高のトップ10のうち、生産量では中国のサンテックが首位に輝き、2位以下もJAソー ラー、インリーと中国勢が続く。またモーテック、ジンテック、ネオソーラーという台湾勢3社もランクインしてお り、トップ10に中華圏(中国に生産拠点を持つカナディアンも含む)の企業が実に8社もランクインしている。

   一方、売上高のランキングは若干状況が異なる。1ドル=70円台という超円高の影響で、日本勢が生産量に比べラ ンキングを上げている。トップは生産量と同様サンテック、2位は米ファーストソーラーだが、3位にシャープが食 い込んだ。また京セラが7位、パナソニックが9位につける。しかし、それ以外の企業ではやはり中国勢が目立つ結 果となっている。

   また、11年の生産能力で上位100社にランキングされている企業を国・地域別に分類した構成比率も算出した。 約1年半前も同様の調査を行ったが、そのときは中国33%、米国18%、台湾15%、ドイツ11%、日本10% となった。今回は中国42%、台湾17%といずれもポイントを上げており、中華圏の企業が世界の約6割のキャパ シティを占めるという結果が出た。中国勢の躍進ぶりはここ数年の傾向であったが、もはや「世界の太陽電池工場」 としての地位は揺るぎないものになったといえる。

   今更ですが、もっと早い時期に固定買取価格を開始して日本メーカーのシェアを圧倒的なものにしていれば中国のメー カーの進出意欲を削ぐ事になり今のような状況にはなっていなかったのじゃないかと残念で仕方ありません。
 第 1259回第 3340回などで何度も取り上げたようにドイツの固定価格買取制度(FIT、アーヘンモデル)が始 まったときがチャンスでしたが、あろうことが逆に補助金をなくして一気に日本の市場を冷やしてしまったのが悔や まれてなりません。あの時日本がドイツ方式を直ぐに採用していれば市場は一気に広がり今頃は圧倒的な生産力で世 界に君臨していたはずです。
  済んでしまったことを悔やんでも何にもなりませんが、逃がした世界のエネルギー大国になれるチャンスは本当 に大きかった。果たしてこの苦境を乗り越えて生き残ることができるでしょうか。

頑張れ日本!

2012年3月13日(火)  第4559回   南 京事件

   河村名古屋市長の発言に対す る中国や国内の一部からの批判が続いています。未だに日本の政府や国会議員の中から河村市長を応援する声は殆ん ど聞かれません。今こそ日本に対する間違いを正す絶好の機会というのに全く日本の国会議員は何のために政治家に なったのでしょうか。と言う方が野暮なのでしょうか。どうせ自分のことしか考えてないのは分りきっているのです が。

  レコードチャイナよ り  3月9日(金)

  南 京・名古屋両市の関係修復には、河村市長の謝罪が必要―中国南京市幹部

2012年 3月7日、中国南京市人民代表大会常務委員会の陳家宝(チェン・ジアバオ)主任は、名古屋市・河村市長の南京事 件の否定発言について、「双方の関係修復には、河村市長が過ちを認め、謝罪する必要がある」と発言した。北京青 年報が伝えた。…以下略

河村市長、ぜったに謝罪しないでくださ い。今がチャンスです。国会議員の情けなさに比べてネットでは素晴らしい応援が続いています。
  南京事件は4回もあったのだそうです。

  ねずきちの ひとりごとよ り

  史 上4回あった南京事件

  …略

  1 第一次南京事件(大正2(1913)年)

  張勲軍が南京に乱入し、城内の民間 人に対して虐殺、強姦、略奪を行った事件

2 第二次南京事件(昭和2(1927)年)

  国民党の国民軍が騙し討ちのような 形態で南京に入り込み、城内で虐殺、強姦、略奪を行った事件。

3 第三次南京事件(昭和12(1937)年)

  南京に陣取った国民党軍が、日本軍 がやってくるからと城内で虐殺、強姦、略奪を行った事件。

4 第四次南京事件(昭和24(1949)年)

  中共軍が南京を制圧し、資本家らを 襲い虐殺、強姦、略奪を行った事件。

1〜2では、在留邦人も被害にあってい ます。

3は、中共政府が宣伝する南京大虐殺の 「前」に実際にあった出来事です。

4は、昭和24年ですから、すでに大東 亜戦争も終わり、日本とはまるで関係のない状態で起こった事件です。

以下、順にその概要をみてみます。…以 下略

  こんなことを全く取り上げないマス コミに腹が立ちますが、既に敵の手に落ちたマスコミに何を言っても無駄なのでしょう。もしも、ネットが無かった らと考えると恐ろしくなります。

参考:正 しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現より

河 村発言支持集会に満席&立ち見・つくる会「南京虐殺」の虚構を撃つ緊急国民集会】・稲田議員「首相が無かっ たと言えば終わる」・吉田都議「大村愛知県知事の河村市長への撤回要求(圧力)が凄まじい」

朝 日社説「日本が虐殺行為したことは、委員会の議論で一致している。河村氏の発言、政治家としても市長として も不適切である」・朝日新聞は南京大虐殺の「宇和田日記」捏造事件などを謝罪し廃業しろ!

朝日新聞の酷さはマスコミの中でも群を 抜いているようです。一体ここまで嘘をついて日本を貶めるのはなんのためでしょう。やはり日本人の会社じゃない と考えるべきなのでしょう。
  日本中で不買運動が起きないのはまだまだ知らない人が多いということなのでしょう。ネットが朝日に勝つ 時が来るのでしょうか。それともそれまでに日本が消滅しているか。
  今回の河村市長を国民がバックアップできるかどうかが大きな転機になりそうな気がします。

河村市長を応 援しましょう!

2012年3月14日(水)   第 4560回  武士の精神

   第 1795回で柔道や相撲などでのガッツポーズが幅を利かせている中それをすると負け になるというその精神に感動した剣道に隣の国で妙な動きがあるそうです。

 ね ずきちの ひとりごとより 

   剣 道は韓国発祥と珍説を世界に宣伝?!

   …略

   「日本は剣道をスポーツ化したにすぎなく、その功績は認めてやるが、剣の文化の本流はわが国にあり、宗主国は韓国 に求めなければならない。

剣 道は日本のものという誤った認識を払拭しなければならない」

な どといったトンデモ主張を堂々と全世界に撒き散らしています。

    補足 最近、韓国の剣道組織「大 韓剣道会」が"剣道の歴史"と称して、公式に韓国起源を主張しました…以下 略

日本刀といい剣道といいこれ程日本らしいものは無いと思っ ていましたが、それを起源と言うとはどういう神経をしているのでしょう。南京事件といい慰安婦問題といい本当に日本 の隣には考えられない国があるんですね。もっと日本はきちんとした主張をしないと世界の悪者にされてしまいますね。
  しかし、この剣道起源説に対して何で日本の剣道の団体がきちんとた申し入れをしないのだろうかと不思議に思 いますが、そこには私のような程度の低い者には思いもつかない考えがあるようです。

【剣 道に関する全剣連の見解】 財団法人 全日本剣道連盟より

… 略

    5 剣道の普及のあり方

全 剣連は、このような日本独特の文化・武道である剣道をさらに普及させていきたいと考えていますが、一方、剣道の普及 とは、単に剣道人口を増加させたり、試合を数多く開催することではありません。

正 しい普及とは、日常の稽古や試合という競技の剣道を通じて、武士の精神を多くの人々に伝えることです。

単 なる競技として広めることではないのです。

こ のような観点から、剣道を学ぶ世界中の皆さんにお伝えしたいことが一つあります。

そ れは、剣道の厳しい稽古を通じて、剣の技を学ぶだけではなく、武士の生活態度やそれを裏付ける武士の精神(心構え) も学んで頂きたいということです。

つ まり、武道としての剣道を理解し、その修練をして頂きたいということです。

竹 刀は武士の刀です。

稽 古着、袴は武士の正装であり、単なる運動着ではありません。…略

   参りました。柔道のジュウドウ化に疑問を持と書いた私ですが、これには一本取られました。素晴らしい考えですね。 この精神があるからこそジュウドウや相撲のように安易にガッツポーズを認めないのでしょう。
  こうなると、韓国に勝手に起源を名乗らせるのも良いかも知れません。世界に広めてその精神を無くするより、 あくまでも精神を守って行けば最後には剣道の勝ちになるような気がします。
  技だけでなく精神も鍛えるこの心を今の日本人が忘れてしまっているのかもしれません。この心が世界に理解さ れる時が来れば、それが世界平和に繋がるのかもしれません。しかし、日本人が最初に忘れてしまいそうなのが怖い ですね。

恐るべし剣道!

2012年3月15日(木)  第4561回   鉄道にソーラー

   第 4556回で ベルギーの鉄道の太陽光発電を取り上げましたが、日本の鉄道も太陽光への関心が高まっ ているようです。

  毎日jpよ り  2012年3月8日

  近 鉄:メガソーラー事業に参入 三重に設置へ

 近畿日本鉄道は8日、13年度にもメ ガソーラー(大規模太陽光発電所)事業に参入することを明らかにした。三重県内の遊休地で、一般家庭の6000 世帯分に相当する出力2万キロワット程度の施設を設置する。同社によると私鉄のメガソーラー参入は初めてとい う。人口減少で主力の鉄道事業の成長が見込めない中、新たな成長分野として位置づける。

 三重県内の約20ヘクタールの遊休地 に太陽光パネルを敷設する。総事業費は数十億円を見込む。政府が決める電気の買い取り価格などの条件が固まり次 第、詳細を決める。

 近鉄は山林や宅地開発予定地など約 2100ヘクタールの遊休地を保有し、活用法を探っている。奈良県内の遊休地では農業を始めており、大手商社の 丸紅や近畿大学と連携し、今秋にトマトやレタスを出荷する計画だ。【植田憲尚】

  私鉄だけではないようです。

  西日本新聞より   2012年3月9日

  JR 九州、メガソーラー参入

 JR九州が、大規模太陽光発電所(メ ガソーラー)事業に参入する方針であることが9日、分かった。2012−16年度の中期経営計画に検討方針を盛 り込み、早期実現を目指す。鉄道以外の収益基盤の強化につなげる狙い。

 JR九州によると、再生可能エネル ギーでつくった電気を電力会社が高値で全量買い取る制度が7月に施行されることを受け、鉄道沿線の遊休地などで 複数の候補地を検討。出力が千キロワット以上のメガソーラーを建設し、発電した電力を九州電力などに売ることを 検討している。

 政府が買い取り価格を決めていないた め、JR九州は新制度の内容を見極めつつ、計画を具体化させる。

 九州では、九電が福岡県大牟田市で3 千キロワットのメガソーラーを運営。西部ガスも、北九州市や長崎市の遊休地で計3千キロワットのメガソーラーを 建設し、7月に運転開始する計画を発表している。

  ベルギーのとやり方は違うようです が、いずれにしても鉄道会社が乗り出してくると最後には線路の上ということもあるかもしれません。日本中の線路 が太陽電池で覆われるなんてことになると楽しいですね。
  それにしても7月から始まる全量買取を狙ってメガソーラーを打ち出す企業がどんどん増えてきています ね。もしかしたら想像している以上に一気に拡大するのかもしれません。
  そうなると、日本産だけでは間に合わず輸入がどっと増える可能性もありそうで、国産メーカーにとっては 痛し痒しかも知れません。ましてや住宅用なんて商品が回ってこないなんてこともありそうです。

どうなるや ら!

2012年3月16日(金)  第4562回   シャープメガソーラ参入

   第 4515回で シャープのメガソーラーへの参入を取り上げましたが、あの時は社長の発言を広報が否定 していました。しかし、いよいよ進出が決まったようです。

     @IT MONOistより  2012年03月09日

  シャー プ自らがメガソーラー建設、国内5カ所に

メガソーラー建設の勢いが止まらない。 北海道から沖縄まで日本全国に立地が広がっている。固定買取制度をにらみ、従来の電力会社から、民間に事業主体 も変わってきた。2012年3月、とうとう太陽電池メーカー自らが建設 に乗り出す。シャープは国内5カ所に合計33MWを見込む。[畑陽一郎,@IT MONOist]

 2012年7月1日に施行される「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」 (FIT)。3月6日には第1回の調達価格等算定委員会が開催され、いよいよ買い取り価格や買い取り期間の 議論が始まった。7月施行をにらんで民間企業がメガソーラー(大規模太陽光発電所)に熱い視線を向けてい る。

 ここにきて、とうとう太陽電池メー カー自らがメガソーラー建設に乗り出した。シャープである。シャープは北海道、栃木県、大阪府の合計5カ所に最大33MWの建設を進めようとしている。「当社がメガソーラー用途を 狙う薄膜Si(シリコン)太陽電池は、高温特性が良く、地中海以南などのサンベルトでの利用を狙っている。 国内については立地にもよるが結晶Si太陽電池を使う方向だ」(シャープ)。…中略

  4番目と5番目のメガソーラーは、自社工場が立地する堺市を予定している。容量 10MWと18MWを狙う。「2008年に関西電力と共同で堺市の2カ所に建設する計画を発表している。既 に予定時期を過ぎているが、計画自体は変わっていない。2012年7月を見据えて検討中である」(シャー プ)。

  昨日の鉄道でメガソーラーの急激な 拡大に触れましたが、いよいよ本命の登場です。メーカー自らとなるとコストは大幅に削減できるでしょうから安定 した利益が得られるはずです。メーカーが発電に参入することが果たして良いのかどうか賛否が分かれるところで しょうが、中国製などのダンピングに耐えて生き残るためには仕方がないのじゃなでしょうか。ここで負けて日本の メーカーが撤退なんてことになれば日本のエネルギーを中国に押さえられてしまうかもしれません。消費材ならとも かく生産財である太陽電池を押さえられては大変なことになりそうです。
  ここは何とかシャープさんに頑張って貰いたいものです。他のメーカーも参入を考えてもらいたいもので す。

是非生き残っ て!

2012年3月17日(土)  第4563回   我が家の太陽光発電

   例月我 が家の太陽光発電、 3月分、2月10日から3月11日までのデータです。31日分で先月より3日多い稼動日数です。
  
先月の発電量321kWhに比べると403kWh と82kWh増えました。稼働日数が3日多くなっています。
  ところが
先月の346円支払いという悲惨な状態から今月は密かに期待して いましたがわずか▲1,844円の支払いと期待とは大きく減少していました。先月が 5,043円今月が5,275円と前年比支払いが増えています。何とかしなくては。

    さて、買電です。

去年2月、買電、739(216、523)kWhで9,367円 1kWhの単価、約 12.68円

今年2月、買電、812(270,542)kWhで11,194円 1kWhの単価、約 13.79円

去年3月、買電、705(198,507)kWhで8,913円 1kWhの単価、約 12.64円

今年3月、買電、851(282,569)kWhで11,692円 1kWhの単価、約 13.74円

 

  さて、売電は。

去年2月、売電、293kWhで14,064円  1kWh単価、約48.00円

今年2月、売電、226kWhで10,848円  1kWh単価、約48.00円

去年3月、売電、334kWhで16,032円  1kWh単価、約48.00円

今年3月、売電、282kWhで13,536円  1kWh単価、約48.00円

 

    去年3月、 ▲7,119円の支払。今年の支払▲1,844円と5,275円の大浪費となりました。
  売電が52kWh少なくて買電が 146kWhも多いという悲惨な結果です。売電はともかく買電の方を考える必要がありそうです。寒さが厳しかっ たといえどもそれ程浪費した覚えは無いのですが結果から見ればどこかで無駄な電気を使っているのは確かなようで す。何だろう。

  設置前年年間電気代  207,928円
  1年目の年間電気代    31,518円

  2年目              7,012円

  3年目             ▲2,689円

  4年目             ▲5,499円  

  5年目            ▲74,717円

  6年目           ▲116,383円

  7年目 7月〜3月    ▲43,770円

参考:使用料金表

さて来月は!

2012年3月18日(日)  第4564回    面積率撤廃

   何かと物忘れが酷くなってきた自覚がありますが、どうやらかなりひどくなっているようです。と言うのも第 4527回でこんな法律があったとは知らなかったと書いた面積率にその前に第 4449回でも触れていたことがわかりました。
  何でかと言うと、又しても面積率の記事に目が止まったからです。過去の日記を検索していて気がつきました。 しかし、それを書いた覚えが全くありません。それも結構最近の記事ですからちょっとショックでした。
  ということで、もう一度面積率の記事です。

日刊工業新聞より  掲載日 2012年03月13日

   経 産省、6月にも工場の太陽電池パネル設置で面積率規制を撤廃

  経済産業省は6月にも、太陽光発電システムを工場敷地に設置する面積率規制を撤廃する。経産省は工 場立地法で敷地面積9000平方メートル以上の工場に生産施設や緑地、太陽電池パネルの面積率を定 めている。

   7月1日に自然エネルギー電力を固定価格で電力会社が全量買い取る「再生可能エネルギー特別措置法」(フィード インタリフ制度)が施行され、これを見据え自家発電や売電などの区別なく、太陽電池パネルを設置できる自由度を 高める。

   経産省は12日、産業構造審議会地域経済産業分科会の第28回「工場立地法検討小委員会」を開き、太陽光発電施 設を工場立地法の規制対象から除外する方針を決めた。今回の法改正により企業や自治体は、規制に縛られることな く敷地を有効活用して太陽電池パネルを設置できるようになる。

   システムの設置面積が増えれば、発電量だけでなくシステム投資回収の期間短縮につながる。

   第 4449回ではメガソーラー、第 4527回では工場、今回はメガソーラーじゃなく工場と発表の方がはっきりしないのかそれともマス コミの方が把握できていないのか良く分りません。結局は両方なんでしょうね。
  それにしても、買取価格もまだだしこの面積率も分りにくいし、何時になったら全てがきちんと発表されるので しょう。どうせやるなら早く決めた方が市場も活性化するのに、何でこんなに長引かすのでしょうか。
  それでもなんだかんだと言っても7月からどんな動きになるのか興味あります。日本の将来に対して吉と出るか 凶と出るか。結論が出る頃には私はもうボケて分らなくなっているかも。

それでも楽しみ!

2012年3月19日(月)   第 4565回   デュアル・モード・ビークル

    第 2612回第 2767回で取り上げた地方の公共交通の切り札になりそうだと期待したデュアル・モード・ビークル が四国で実 証運行だそうです。第 4477回などで何度も取り上げたフリーゲージトレインと共に早く実用化されるのを期待してい ます。

   SankeiBizよ り

   こ れが未来の鉄道バス 線路と道路を走る「DMV」 (1/4ページ)

   徳島−高知で実証運行

  地域交通の新たな手段として「次世代型路面電車(LRT)」が全国的に注目され、大阪でも府市統合本部による導入構 想が取り沙汰されているが、徳島、高知では線路と道路を走る新型車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」が実 用化に向けて動き出している。利用が低迷する四国南東部の公共交通の活性化策として両県などが導入を目指し、2月に は試乗モニターを乗せての実証運行も行った。実用化されれば世界初となるDMV。実証運行に同乗し、DMVの課題や 将来性を検証してみた。(徳島支局 谷田智恒)

   最初の頃は乗り心地が相当悪かったそうですが今ではかなり良くなっているようです。実用化も近いのかもしれませ ん。コストが問題の地方での切り札となりそうなものだけに一日も早い実用化を期待します。JRの技術に期待しましょ う。
  それにしても、地方の公共交通が成り立つためにはクルマ社会を根本的に考え直す必要がありますが、これと 言った解決方法が無い中、こうした新しい乗り物の開発が必要なのかもしれません。

前途は厳しそう!

2012年3月20日(火)  第4566回   津波被害地にメガソー ラー

   坂 出にもメガソーラーが来ると言う時代になり、メガソーラーの話題も珍しくなくなりましたが、まだま だ大規模なものは少ないようです。
  その中でも既に沢山の候補がありそうで今までなかったという話題がありました。

  タ イナビニュースより  2012年3月15日

  宮 城県岩沼市、メガソーラー建設計画 津波被害の土地を活用

年間で一般家庭約5000世帯分を発電

東日本大震災の被災地のひとつ、宮城県 岩沼市が国内最大級のメガソーラーの建設を計画しているという。YOMIURI ONLINEが5日、報じたところによると、

津波の塩害や地盤沈下で再生困難となっ た約30ヘクタールの農地

を活用するという。出力は15,000kW。3月に業者を決定、着工は7月を予定しており、2013年の 稼働を目指している。すでに、大手総合商社など約20社が名乗りを上げているという。

記事によれば、このメガソーラーの年間 発電量は、

1800万キロ・ワット時で、一般家庭約5000世帯の年間電力使用量に相当

するという。事業費は50億円を超えると見られている。

  津波の被害を受けた土地にメガソー ラーというのは既に多くの計画があるのじゃないかと思っていましたが、まだ初めてだったのは以外でした。
  高台への移設の跡地の利用をどうするかが被害地の復興の決め手にもなるはずですが、その中でもメガソー ラーは誰でも思いつくものだけにもっと沢山計画されているのだろうと思ってました。
  土地を安く貸せば資金の余裕のある大企業がどっと進出してきそうな気がするのですが甘いのでしょうか。 シャープのようなパネルメーカーが乗り出すのも良いのじゃないでしょうか。
  原発停止によるエネルギー不足と日本のパネルメーカーの救済としても進めるべきでしょう。これぞ災い転 じて福となすの典型でしょう。絶対にやるべきです。

何でやらなの か不思議です!

2012年3月21日(水)  第4567回   プラネット・ソーラー

   第 4091回などで取り上げた世界一周に挑戦しているソーラー船プラネット・ソーラーがいよいよゴー ル間近だそうです。

   圧 巻!ソーラー船で世界一周ゴール間近   2012年1月27日 17:00

   ソーラー船が世界一周の制覇目前

世 界最大のソーラー船、プラネット・ソーラーのTuranor号が、18ヶ月 間におよぶ世界一周の旅を制覇しようとしている。

 

 

2010年9月にソーラー船はモナコを出航し、太陽光を有効に活用でいるように、西 の航路を取り航海を続けている。今年4月に出航した場所と同じモナコへ帰港する予定となっている。

   再生可能エネルギー GreenPostより  2012-03-14

   プ ラネットソーラー PLANETSOLAR、ソーラー船での世界一周までのこり約2000km!

テーマ:太陽エネルギー

   世界最大のソーラー船がまもなく、残り2000kmあまりでその世界一周の旅を終えようとしています。最終目的 地は、出発地でもあるモナコ。これまで費やした日数は、532日。現在、プラネットソーラー PLANETSOLARは、エジプトのフルガタから、まさに最終ラウンドとなる、偉大なる船の旅にでようとしているところです。

 1800万ユーロ(約21億円)の巨費を投じて建造されたこのプラネットソーラー号 は、世界最大のソーラー船と銘打つだけあって、60t級。全長は31m、幅は約15m。最大50名の乗員乗客を のせ最高時速25kmで航行可能です。SunPower社の高 効率単結晶セル約38,000枚、約500平方メートルを搭載しています。

   とうとう一周に成功するんですね。途中は順調だったのでしょうか。余りニュースもなかったので暫くわかりませんで したが、無事に帰ってこれて良かった。
  ソーラーの話題にはなりますが果たしてこれが実用に繋がるかと言えば余りにも高コストで現実的ではなさそう です。それでも第 4259回などで取り上げたソーラー飛行機ソーラー・インパルスよりは実用性はありそうです。それ でも夢に向かってチャレンジするのが凄いですね。日本人はこういうチャレンジはしないですね。真面目過ぎるので しょうか。
  それにしても、今は道楽のようなチャレンジも少しずつ実用化に向かって進歩して行くことになるんでしょう ね。空と海がソーラーで征服される時には当然のごとくエネルギーはソーラーの時代になっていることでしょう。

何時になるかな!

2012年3月22日(木)  第4568回   メガソーラ補助金

   20 日に 被災地にメガソーラーを取り上げなんでもっとやらないんだろうと書きましが、私が思うことくら いはお見通しだったようです。
  補助金が出るようです。補助金自体には賛否がありそうですが、被災地応援の為にもなるのですから認めましょ う。

   JPEA 太陽光発電協会より

  「再生可能エ ネルギー発電設備等導入促進支援復興対策事業費補助金」について

  …略

  ≪事業目的≫

 昨年3月11日に発生した 東日本大震災において被害を受けた地域の経済活動再生が必要であり、 被災地からは再生可能エネルギーを中核とした 雇用創出に対する期待が寄せられています。

 本事業では、被災地におけ る民間事業者や地方自治体等による太陽光発電、 風力発電等の再生可能エネルギー発電設備の導入、それに付帯する蓄電池や 送電線の導入に対する補助を実施する為の基金を造成します。

 当該基金を活用し本事業を 円滑に行うことで、被災地での再生可能エネルギーの抜本的な導入拡大を

進め、失われた雇用の復活や関連産業の 集積を図ると共に、内外の経済的社会的環境に応じた安定的且つ適切なエネルギー需給構造の構築を図ります。…中 略

  ≪公募補助金予算額≫

 約316億円

≪事業実施予定期間と第1回応募受付期 間≫

 本事業は基金造成事業であ り、予算の範囲内で平成28年度までの実施を予定しております。

 募集については、この期間 内で随時行うこととし、第1回目の応募受付期間は、

平成24年3月22日(木)から平成24年4月27日(金)17時までと致します。

…中略

≪補助対象≫

 本公募開始時点における東 日本大震災に対処するための特別の財政援助及び助成に関する法律 (平成23年法律第40号)第2条第3項で定める「特定被災区域」に設置する太陽光、風力、 バイオマス、水力及び地熱の再生可能エネルギー発電設備、及びそれに付帯する蓄電池や送電線であって、 所定の交付要件、規模要件等を満たす設備を導入する事業

≪補助率≫

 再生可能エネルギー発電設 備 :1/10 以内

 蓄電池・送電線 :1/3 以内    …以下略

  これなら今の住宅用と同じ程度の率 の補助金です。少ないようですがパネルの価格も下落しているのでこの10%で採算も取りやすくなるので大企業や 自治体などの進出も増えるかもしれません。と言うか、メガソーラーを津波の被害のあった低地に設置して、その利 益を住宅の高台への移設にも使えるのじゃないでしょうか。
  復興とエネルギーの確保から考えても理想的な方法と言えるのじゃないでしょうか。これで海岸線にメガ ソーラーの大ベルト地帯の出現なんて事になると本当に原発の廃止も夢じゃなくなるかもしれません。

面白くなりそ う!

2012年3月23日(金)  第4569回   全量買取

   7月から始まる全量買取の概 要が発表にならないので何でもっと早くやらないのだろうかと書きましたが。裏でとんでもない条件を働きかけてい る人達がいるようです。

  SankeiBizよ り  2012.3.19

  1 キロワット時40円、期間20年間 太陽光買い取りで事業者要望

 再生可能エネルギーの全量買い取りを 電力会社に義務付ける制度の詳細を定める調達価格等算定委員会は19日、発電事業者から意見を聴取した。太陽光 関係者は採算確保のため、買い取り価格を1キロワット時当たり40円台、買い取り期間を20年とするよう主張し た。

 経済産業省は関連法案の国会審議で太 陽光に関し、2012年度は30円台後半を軸に定めるとの想定を示したが、これを上回る条件を求められた形だ。

 委員会では、地方自治体と組んで太陽 光発電所の建設を計画するソフトバンクの孫正義社長が「40円を下回った場合、自治体が要望した二百数十カ所の ほとんどで事業を断念せざるをえない」と主張。期間は20年とすべきだとの考えも示した。太陽光発電協会(東 京)は42円が必要だと指摘した。

  ちょっと虫が良すぎる要求だと思っ たらソフトバンクの孫さんが裏で画策しているんですね。そりゃ40円以上で20年なら儲かって仕方ないでしょ う。何のリスクも無く利益が読めるのですから資金の余裕のあるところはやらなければ損と言っても良いくらいで す。
  孫さんが大々的に進出すると打ち出したとき、何となく怪しいとは思ってましたが、こんな思惑があったん ですね。どこもが条件の決定を待って考えようとして様子をみているときに、逸早くに打ち出して全国の自治体 を取り込んでおいてからこんな条件を突きつけ、それが通れば大儲け、そこまで行かなくても10年が何年かで も延びれば儲けもの。通らなければ手を引く算段だったのでしょう。流石です。ころんでもタダでは起きません ね。

  それにしても、確かにこんな条件で 決まれば進出する企業が一気に増えるでしょうが、ここまでやってはやり過ぎでしょう。ここにはエネルギーとか環 境とかじゃなく利益しかなさそうです。 

過ぎたるは及 ばざるがごとし!

2012年3月24日(土)  第4570回   光よりはやい

   第 4393回で 取り上げた歴史上最大のニュースかと思った光より速いニュートリノはやはり実験の間違 いだったようです。

  香 川ニュース | 四国新聞社より  2012/03/17

  ニュー トリノ光速超えず/実験は誤りとの見方

 素粒子ニュートリノが光より速く飛ん だとする名古屋大などの実験結果を検証していた欧州合同原子核 研究所(CERN)は16日、検証実験の一つでニュートリノは光速を超えなかったと発表した。

  昨年9月に発表された実 験結果は、光より速いものはないとするアインシュタインの相対性理論の前提を覆すとして大きく注目された。各地 で検証実験が計画されたが、先月には装置をつなぐケーブルに緩みがあった可能性が浮上。検証の一つで否定的な結 果が出たことで、実験が誤りであったとの見方が強まりそうだ。

  何となく残念に思うのは私だけで しょうか。これでタイムマシンの夢も消えたのでしょうか。それにしてもこれほどの間違いを犯すとは驚きです。発 表にはかなりの検証をしたはずですがそれでも見つけられなかったんですね。発見したとの喜びと世紀の誤報との落 差は大変なものです。気の毒に。
  しかし、こうなるとあの頃相次いで発表された人 口光合成光 吸収100%の方は是非実現して欲しいものです。

まさか!

2012年3月25日(日)  第4571回   被災農地にメガソーラー

   第 4566回第 4568回で被災地にメガソーラーが動き出しそうと書きましたが、農地への働きかけも動いているよ うです。それも第 4569回で虫の良い要求を働きかけていたあの孫さんがからんでいるそうです。

  朝日新聞デ ジタルより  2012年3月19日

  被 災農地にメガソーラー、特区要請 孫社長と南相馬市長

  ソフトバンクの孫正義社 長と福島県南相馬市の桜井勝延市長は19日、鹿野道彦農林水産相と面会し、原発事故に伴う放射能や津波の被災農 地にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を立地するため、農地転用しないで太陽光パネルが設置できる復興特区の 実現を要請した。

  桜井市長によると、南相 馬市には東京電力福島第一原発から20キロ圏内の警戒区域に農地が854ヘクタールあるが、農業再開のメドが たっていない。震災から1年が過ぎ、農地を手放し集団移転を検討する住民が出てきたことなどから、メガソーラー を立地して雇用を生みだし、住民が収入を得る仕組みをつくりたいという。

  要請では、孫社長が「警 戒区域以外の放射線量の高い農地も対象に考えている」と伝えた。太陽光パネルの設置には農地転用が必要になる が、「除染が進み風評被害がおさまれば農作業に戻れる選択肢を農家に残したい」と、特区実現を訴えた。鹿野氏は 「まちの再生に向けて参考にさせてもらう」と応じた。

  考え方は歓迎できるのですが、あの 孫さんがからんでいるとなると裏がありそうに思ってしまうのは私だけでしょうか。
  それにしても、こうした動きに日本の経営者が出てこずに何時も孫さんに良いとこ取りされてしまうのは ちょっと残念です。
  孫さんが純粋に日本のために動いてくれているのなら感謝するのにやぶさかではないのですが、心配が本当 になれば通信だけでなくエネルギーまで押さえられた日本は孫さんの思うままに操られそうです。

どうなること やら!

2012年3月26日(月)  第4572回   地熱発電

   太陽光発電が再生可能エネル ギーの究極だと信じている私ですが、もう一つ気になるものがあります。地熱です。太陽光は太陽からの無限の恵み でなら、地熱は地球からの無限の恵みです。どちらも太陽の膨張に飲み込まれて地球が消滅するまで、つまりは地球 がなくなるまでそのエネルギー源は絶えることがないはずですから。
  その地熱と技術が世界有数と言われる日本で殆んど作られてこなかったのは何故だろうと思っていたら、そ れが国立・国定公園の中にあって法律で開発が妨げられてきたからだそうです。

  SankeiBizよ り  2012.3.21

  地 熱発電、国立・国定公園で垂直掘り容認 環境省が新方針

 東日本大震災による原発事故の教訓を 受け、環境省は21日、再生可能エネルギーとして有力な地熱発電の国立・国定公園内での開発について、垂直掘り を容認する新方針を3月中にも都道府県に通知することを決めた。

 同省は全国の国立・国定公園内の6カ 所でしか地熱開発を認めなかった昭和49年の通知を破棄。新方針では、公園内で地熱開発する場合、開発業者が地 元自治体や地域住民などと合意し、長期のモニタリングや情報開示などを条件に個別に検討した上で、垂直掘りを容 認する。

 また、垂直掘りのほか、自然環境への 影響がなければ国立・国定公園外から斜めに井戸を掘削し、発電用に熱水などを活用できるようにする。

 さらに、小規模で景観への影響が小さ い場合や、既存の温泉水を活用する「バイナリー発電」など、公園内であっても周辺地域のエネルギーの“地産地 消”を活性化するために容認し、積極的な取り組みを進める。

 平成22年度の環境省による調査で は、地熱の埋蔵量は原発20基分に当たる約2400万キロワットと見積もっており、アメリカ、インドネシアに次 ぐ世界第3位の地熱資源を持つ。その約8割は国立・国定公園下に眠っているといわれるが、開発の基準緩和が進ま なかったため、現在、発電量は約54万キロワットに過ぎない。

  乱開発を防止するためには仕方無 かったのでしょうがこうした国の根幹にかかわることを法律で縛るのはやはり考え物のような気がします。太陽光発 電にも農地法などいろいろな法律による遅れがあるようですが、ここは国を挙げてエネルギー危機を乗り越える努力 が必要でしょう。そうやってある程度の比率を再生エネルギーが占めるようになれば、原発の廃止も見えてくるはず です。
  特に地熱は地球の中心にあるマグマまで利用できるような技術が開発されればそれだけで全エネルギーを賄 える可能性があるのじゃないでしょうか。果たしてそんな時代が来るかどうかは分りませんが、可能性を下手な 法律で邪魔をすることが無くなると言うことは歓迎できます。

これで日本の エネルギーは大丈夫かも!

2012年3月27日(火)  第4573回   納豆かき回し

  香川県で毎日うどんを食べて育ちました が、「納豆」は食べたことがありませんでしたし、第一、納豆と言えば子供の頃の滅多に食べられなかった大好物の 「なっとう」つまりは「甘 納豆」でした。それしか食べたことが無かったのでそれが納豆であることを疑ったこともありませ ん。
  だから、それに醤油をかけてご飯にかけて食べると聞いても、なんと気持ち悪そうな食べ方だろうと不思議 で仕方なかったものです。
  本物にお目にかかったのは大学に行ってからだったと思いますが初めて食べたのはもっとずっと後だったよ うな。おいしいとも思わなかったのでそれ以後も殆んど食べたことはありません。多分今まででも数える程しか ないはずです。食べられないことは無いのですが欲しいとも思わないので敢えて食べることもない。甘納豆なら 糖尿病で甘味を控えている今でも食べたくなります。
  それだけに、あの納豆をか箸でかき回しているシーンをテレビなどで見て、なんでかき回すのだろうと不思 議に思ってました。

  ところが、サイト巡回で何時もの頂門の一針2558号  12・3・23(金)に 納豆の記事があり、何気なく読んでいたのですが、そこにあのかき回す意味が書いてありました。

   Wikipedia からの引用となっていたので早速調べてみました。

  納 豆

  …略

  納豆をかき回して食するのは、納豆 のねばりの中にあるグルテンの構造が一定の方向になると美味しく感じるという経験を持つことによる。途中から逆 方向に混ぜるとこの構造が壊れて味が損なわれる(江 戸東京グルメ歳時記:林順信著)。…以下略

  グ ルテンと言えばうどんの腰もこのグルテンの働きと聞いたことがあります。そのグルテンが関係してい るとは面白いものです。それに、逆方向に混ぜると味が落ちると言うのもびっくりです。
  納豆を毎日かき回して食べている人達はみんなこのことを知っているのでしょうか。それとも長年の経験から口 がその効用を知っているのでしょうか。それとも、先祖伝来の言い伝えとして何気なくやっているのか。

面白いもんで すね!

2012年3月28日(水)  第4574回  日本人が無くしたもの

ネットのお陰で戦後の日本の教育で教え てもらえなかった戦前の日本人の素晴らしさを知ることができるようになり、自虐史観で自信を無くしていた日本人 が少しずつ目覚めてきているのじゃないでしょうか。
  特に、今回の南京事件に対する河村名古屋市長の発言など以前ならマスコミの袋叩きにあって辞任に追い込 まれていたと思われますが、ネットでも多くの人達のバックアップの所為かいつの間にか下火になりました。
  しかしながら、本来ならこのチャンスを捉えて国会議員が立ち上がり中国に対してきちんとした事実を認め さすべきだったのに全くと言っていいほど無言でした。慰安婦問題や靖国参拝なども同じですが、これらをきち んと反論できる国会議員を国民が選ぶときが来なければなりません。その時は意外と近いのかも。

考えさせられる動画がありました。

 

こういうのを見ると如何に現代の日本人 が劣化しているかが良く分ります。きちんとした歴史が教えられるようになり、日本人が自信を持って昔の日本を取 り返す日が来なければ日本の未来はない。

自信を持ちま しょう!

2012 年3月29日(木)  第4575回  ソーラークリニック

  第 4508回に次いで太 陽光発電 診断 - ソーラークリニックに2月分の診断結果が発表されています。

我が家の数字はあいも変わらず悲惨なものです。もう笑うし かないようです。

        登録名はマア小父の発電所です。

   参考:前 年2月分

    月 間発電量(パネル1kWあたり)

    2012年   1月  1107 /1605     69.5kWh/kW

    2012年   2月  1196 /1722  70.9kWh/kW

   月 間発電指数: ※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100

      2010年  1 月          1341/1605           101

      2012年  2 月      1368/1722        107  

    年 間発電量(パネル1kWあたり)

      2011年  2 月〜2012年   1 月    736/978   1104 kWh/kW

      2011年  3 月〜2012年   2 月    782/987   1096 kWh/kW

    年 間発電指数: ※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100

       2011年       2月〜2012年   1月     869/978   102

       2011年     3月〜2012年   2月   931/979   102

2月も1月に続いて何となくどんよりとした日が多かったよ うな気がします。3月も思ったほどの天候は続かずやはりどんよりとしているように思われます。一度は100%を 割っていた早明浦ダムの貯水量がいつの間にか100%を回復しています。世間は 寒い寒いと言ってますが、歳の所為か寒さは余り感じませんが、からっと晴れた日が少ないので何となく気も晴れま せん。

さて来月は!

2012 年3月30日(金)  第4576回  ピーク電力

  太陽光発電の最大の利点は稼動部分 が少ないことと夏場のピーク電力に一番役に立つことだと第 1326回などで何度か書いてきました。電力会社など太陽光発電のピーク電力を利用することに より余分な設備投資を大幅に削減できるはずだと思っています。
  原発が止まってしまっている今年の夏をどうするのかと心配していたら、その太陽光発電ピーク電力で乗り 切れると何時ものイ ンターネットで読み解く!」で書いていてくれています。

  Blog vs. Media 時評より  2012.02.22 Wednesday 資源・環境・災害

  原発 無しの夏確実、太陽光発電でピークカットを

 組織消滅を前に原子力安全・保安院が 目論んでいるストレステスト(1次評価)合格による原発の再稼働は、福井県の再検討要求や安全委が同調しないた めほぼ不可能になりました。夏の需要期に原発が全く運転されないのはほぼ確実で、猛暑のピーク電力をどう凌ぐか が焦点に浮上します。今からでも間に合う強力な武器は太陽光発電です。

  メディアの対策論調は火力発電であ り、電力会社間の融通ですが、設備投資が半年後に間に合うはずがありません。しかし、個人住宅や企業のビル・工 場の屋上に太陽光発電システムを設置することは容易です。国内では電力業界が再生可能エネルギー装置の送電網へ の接続を嫌って、過小評価する傾向が続いていますが、実は違うのです。1997 年に書いた第22 回「太陽を友に暮らそう」で、電力中央研究所の報告を紹介しています。「ピーク電力需要が特に 大きい日には、蓄電池を併置しなくとも太陽光発電システムの総合設備容量の50%程度まではピーク電力需要 を削減できる」と。設置件数さえ増やせば大きな力になります。同様な新 しいデータもあります。

  猛暑をもたらす日差しと 太陽光発電効率の向上は完全にシンクロしているから可能なのです。もちろん蓄電池を設けたきちんとしたシステム である方がベターですが、簡易なシステムを大量生産することで深刻なピーク電力を抑えられます。また、本来は原 発の存在を前提にしている揚水発電所も、夜間に火力発電で水を蓄えて昼間のピーク時に発電する運用を積極的に進 めなければなりません。…以下略

  夜や悪天候などで一年間の太陽光発 電の稼働率は原子力や火力など他の発電に比べてかなり悪いのは確かです。しかし、夏場の晴れて暑いピーク電力が 必要な時には殆んどフル稼働していると言っても良いでしょう。確かに高温での変換効率の低下はありますが、それ でも悪く見積もっても発電能力の半分程度は十分に発電しているのじゃないでしょうか。と言うことはその瞬間の太 陽光発電の発電量は設置kWの半分はあるということですから馬鹿になりません。まさに一番必要なときに一番発電 していると言っても良いのです。
  つまりは日本の電力需要と一番マッチする発電方法なのです。それだけに今年の夏は間に合わないにして も、メガソーラーの設置が進めば思った以上の効果を発揮することになるでしょう。未だに買取価格が決まらな いようなのんびりとして政府の動きには腹が立ちますが、ある程度の設置が進めば、この効果により太陽光発電 の評価が一気に上がりそうな気がします。

一部でも間に 合うか!

20123月31日(日)  第4577回   追跡型ソーラーシステム

  太陽光発電の発電量を増やすのは変 換効率のアップと太陽光追尾システムが考えられますが、どちらも費用対効果の問題もありなかなか進まないようで す。それでも少しずつ新しいものが出てきているようです。

  タ イナビニュースより  2012-03-25

  住 宅にも太陽追跡型ソーラーシステムの時代か

アメリカ、メリーランド州バルチモアの ある住宅に、太陽を追跡する機能を持った、ソーラーシステムが設置された。

今までの太陽追跡型ソーラーシステム は、産業ベースのものが多かったが、いよいよ住宅にもその波は押し寄せている。

太陽光を無駄にしない効率の良さが魅力

このソーラーシステムを販売しているの は、同州にあるネットゼロの住まいを提供しているネクサス・エナジー・ホーム ズ社(Nexus Energy Homes)。太陽を追跡するデュアル・パネル・トラッカー (Dual Panel Tracker)は、同州のアドバンスト・テクノロ ジー・リサーチ社(Advanced Technology & Reserch Corp.)が製造した。

最新のGPSを搭載した2つのソーラーパネルが、太陽の動きに合わせて動く。これは従 来の固定されたソーラーパネルに比べて、発電効率が35〜45%まで向上し、より多くの太陽光が取り込める ようになった。…以下略

  いよいよ家庭用向けが発売されたと 言うことのようですが、パネルが2枚では発電量が少なすぎますね。これを何十機も設置するとなるとまだまだ費用 がかかりそうです。趣味の領域のような気がします。
  機械的な追尾式とは違った方法で効率的に太陽光を利用する方式が日本で相次いで発売されているようで す。

  日本経済 新聞より  2012/3/22

  効 率2倍で都市部狙う太陽光発電システム

 ス マートソーラーインターナショナル(仙台市)は、一般的な結晶シリコンを用いたパネル式の場合 に比べて、面積当たりのエネルギー変換効率を約2倍にできる太陽光発電システムを開発した。発電量当たりの 設置面積が減らせる利点を生かし、都市部の小規模ビルなどでの需要を見込む。価格は1ユニット当たり10万 円。2012年7月に販売を開始する。

 ユニットは太陽電池セルを封入したガ ラス管と、おわん型の反射鏡で構成する。反射鏡で太陽光を追尾することで、従来のパネル式より、1日当たりの発電性能を向上した。システムに組み込んだ際の面積当たりの変換効 率は23〜24%。一般に普及しているパネル型では、発電素子に多結晶シリコンを用いた場合で 12〜16%、薄膜シリコンでは6〜10%程度だ。1ユニット当たりの長さは2m、幅60cmで重さ 15kg。設置に必要な面積は1m2で、高さは60cm〜1mとなる。最大出力は200W。数ユニットを組 み合わせたシステムを前提とする。

 同社はシャープ元常務の富田孝司・東 京大学先端科学技術研究センター特任教授が2009年に創業。2011 年に、発電素子に結晶シリコンを採用したモデルを生産開始した。今回の製品には、新たに開発した「多接合セ ル」を用いて、従来モデルに比べても約1.7倍の最大出力とした。多接合セルとは、光の波長によって発電効 率が異なる半導体セルを組み合わせることで、発電効率を向上させたものだ。

 国内市場は、まず都市部に売り込む。 発熱に強い特徴を生かして、中東やカリフォルニアなどサンベルト地帯への展開も計画する。2012年度の販売目標は1万ユニットを見込む。

  これは従来とは違った発想のようで 面白そうですが、もう一つその仕組みが私の頭では理解できません。

  もう一つ、こちらは以前にも第 3607回などで何度か取り上げた京セミの球状シリコンです。予定の月1億個は相当遅れている ようですが少しずつ増えているようです。しかし、これも屋根用などの大型はまだのようです。

   Doshin webよ り  03/23

  球 状太陽電池 震災で脚光 恵庭の京セミ 年産100倍、1億個へ

 【恵庭】電子部品メーカーの京 セミ(京都、中田仗祐社長)は恵庭事業所(恵庭市戸磯)で生産している球状太陽電池「スフェ ラー」の年産個数を4月以降、現在の100倍の1億個に引き上げる。自然エネルギーへの関心の高まりで引き 合いが強まっていることに対応する。

  同社は1993年、空知 管内上砂川町の無重力実験センターで、スフェラーの原料となるシリコンの球状化に成功。球状だと全方位から太陽 光を取り込め、同じ直径の平板型太陽電池と比べ3倍の採光量になる。実験を重ね8年前に製品化した。

  スフェラーの直径は約 1・2ミリ、重さは約0・01グラムと超ミニサイズ。1個あたりの発電量は約0・1ミリワットと微少だが、用途 に合わせて多数接続することで必要な電力を確保する。監視カメラや各種センサー機器の電源のほか、自動車のサン ルーフなどのガラスに挟み込んで車載品の補助的な電源にするなど、国内外でさまざまな用途に使われている。

  現在のスフェラーの生産 は年100万個で、昨年度の売り上げは約3千万円。福島第1原発事故以降、にわかに注目されるようになり「問い 合わせは従来の3倍になった」と恵庭事業所の担当部長、中村英稔さん(51)。今後も需要は高まると見て、生産 設備の増強に合わせて、恵庭の従業員も現在の70人から今後5年かけて120人へと増員する予定だ。

  同社は上砂川にも従業員 70人の事業所があり、発光ダイオードなどを生産している。

  やはり新しい技術の進展は遅々とし て一気に拡大するのは難しそうですね。それでもこうした中から突然のブレイクスルーが起きてきて一気に太陽光発 電の世界を変えることになるのを期待したいものです。

開発者に期待 しましょう!

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