団塊の世代の部屋(161)

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2012年12月1日(土)  第4822回  鎖 国のすすめ

   第 4760回第 4793回などで何度も取り上げてきたように、これからの日本の進むべき方向は鎖国じゃないだろう かと考えるこの頃です。とは言いながらも今の時代に鎖国は余りにも現実離れしているのじゃないだろうかと悩んで いました。
  しかし、いつものサイト巡回の中で素晴らしい考えに当たりました。これは本当に目から鱗です。これぞ日本の 進むべき方向だと確信できます。

 「国際派時事 コラム・商社マンに技あり!」より  Nov 27, 2012

  <配 信コラム> 平和堂が「和平堂」になる日

・・・略

中国市場の将来

 中国が目指しているのは、 日本みたいに国産ブランドで市場をおおいつくす国です。

 日本みたいに、自動車はほ とんどが国産ブランド、家電品も国産ブランド、化粧品も国産、そこにわずかに贅沢品やニッチな商品としての輸入 ブランドがある、という景色。

 東南アジア諸国がそれを望 んでも、ムリ。

 しかし、中国や韓国は、そ れができる国なのです。産業がひととおり揃っていて、勤勉実直な労働者がいますから。

前例あり

発電プラントや製鉄プラントも、中国は1980年代までは輸入プラントをかなり採用していました。しかし、1990年 代後半からは日本からこれらのプラント輸出はほぼ皆無。

 中国国内のメーカーがかな り高度なものまで自分で作っています。

 日本メーカーの商機は、大 型タービンの軸となるローター材のように技術的に中国で作れない基幹部材や、高炉ガスを利用する特殊なガスター ビンのようなニッチな商品に限定されています。

 日本の重電機業界側もそう いう状態を当然のこととして受け止めているから、今さら

 「中国へ発電プラントが売 れなくなって困っている」

 などと言う企業はありませ ん。

 話題にならないから一般の 日本人はそのことを知らない。

 しかし、そういうことが、 これから次々にいろんな市場分野で起こってくるのだという割り切りが必要です。

 そうならないと考えるとし たら、それこそ中国人をバカにしています。

中国企業の席捲は現在進行形

 すでにケータイは、中国企 業が中国市場を席捲(せっけん)していますね。基幹部品が依然として日本製だとしても。

 検索エンジン関連ビジネス も、中国共産党が Google を追い出しにかかっていて、中国企業の独擅場(どくせんじょう)になるのは目に見えています。

 家電品もパソコンも、中国 ブランドが強い。中国政府は国産品販売支援策を、おりおり繰り広げますから、海外ブランドは太刀打ちできませ ん。

 合弁企業の製品が売れて国 富の一部が流出するより、純国内企業の製品が売れたほうが、中国経済にとってはメリットがある。

 だから、中国側が官民一体 で動いて、海外ブランドは粛々と駆逐されていきます。・・・以下略

   全文は長くなるので略しますが、 是非リンク元を読んでください。この方は以前から中国との貿易は短期間で利益を確保する覚悟で進出すべきと書か れていましたが、その根拠が今回の記事で納得が行きました。
  成程、これは日本が辿ってきた道だったのですね。この覚悟で中国や韓国と付き合い、他の国々とはまた 違った考え方で進出するか貿易で付き合えば良いのです。やはり日本は国内で日本人の優秀な労働力を生かして 行くべきなのです。そしてその道はこの中国との付き合い方を基本に考えれば十分対処できそうです。これは是 非とも日本の政・官・財のえらいさん達に気がついてほしいものです。

  話は変わりますが、この記事の中で 独擅場という言葉が出てきました。「ドクセンジョウ」とルビが振ってあるのであれ「ドクダンジョウ」じゃないの かと不審に思いました。しかし、このブログ主のことですこれは何かあるなと辞書を見てみるとやはり「ドクセン ジョウ」が正しいそうです。
  また、無知をさらけ出しました。

Yahoo! 辞書

どくせん‐じょう〔‐ヂヤウ〕【独×擅 場】 その人だけが思うままに振る舞うことができる場所・場面。ひとり舞台。

    「擅」を「壇」と誤り、「ひとり舞台」 の意から「独壇場(どくだんじょう)」というようになった。

本当に勉強になります!

2012年12月2日(日)  第4823回  欠陥のあるこの金融システム

 昨日は日本の進むべき方向が見えてきたと鎖国を取り上げましたが、また一つ 日本というか世界の進むべき方向を書いてくれていました。今度は何時ものトッテンさんです。

  耕助のブログより   投稿日:2012年11月19日

  No. 1017 貨幣創造を政府の手に

一昨年、私は『アングロサクソン資本主義の正体』という本を出版し、その中 で、政府が財政赤字に苦しむのは、政府が自ら貨幣を発行する権利を放棄し、民 間銀行に委託しているからだということについて書いた。

多くの人が貨幣は政府や日銀が作っていると思っているかもしれない。財布の 中の紙幣は確かに造幣局で作られたものだが、通帳に記載されているお金は違 う。それは民間銀行が「貸出」(ローン)を通して作ったお金であり、預金者が 要求すれば用意すると銀行が約束しているものにすぎない。実際のお金として口 座間を移動しているが、それはいざとなれば現金化できると人々が『信用』して いるから成り立っているのであり、信用創造と呼ばれるのはそのためだ。部分準 備銀行制度により銀行はわずかな準備金を積むだけで莫大な金額を貸 し出すことができ、これが投機資金として使われバブルを起こし、それが破裂して多大な経済的、社会的損害をもたらしている。

欠陥のあるこの金融システムに異議を唱えてきた学者は少なくないが、去る8 月IMF(国際通貨基金)の調査部門から、「シカゴ計画再訪(Chicago Plan Revisited)」という研究報告書が発表された。シカゴ計 画というのは世界大恐慌の1930年代、アメリカの経済学者アーヴィング・ フィッシャーらが提示したもので部分準備銀行制度をやめて貸出において銀行に100%の預金準備率を要求するというものだ。それで公的債務および民間債務 が削減するとフィッシャーらは説いた。

大恐慌から抜け出す策としてルーズベルト大統領はケインズ理論を採用し、シ カゴ計画は検証も実行もされることはなかったが、IMFのマイケル・クムホフ らは、動学的確率的一般均衡モデルと呼ばれる分析を行い、フィッシャーの主張 通り、もし銀行がお金を創造することをやめれば世界はもっと安定するだろうと いう結果になったという。この報告書はIMFの見解でも方針でもないと明記さ れているが、それでもIMFのような機関がこのような代替案を提案することは 画期的である。

社会に流通するお金の8割から9割は銀行の「貸出」によって作られたお金 で、貸りたお金は政府でも個人でも利子をつけて返さなければいけない。つま り、銀行が無から生み出した信用創造という貸出に付加される利子のために、返 済金額は貸出金額を常に上回り、そのために経済はかならず利子分だけ成長する ことを求められるのだ。

このIMFの報告書は過激な解決策といわれるか、またはただ無視されるかも しれない。もし部分準備制度を廃止し、100%の準備金が必要になるな ら、銀 行は負債と同額の準備金を国から借りなければならず、万が一真剣に検討される ことになれば、特権を失う銀行が激しく反対することは間違いないだろう。

完璧な金融システムはない。しかし900 兆円を超す日本の国および地方の長 期債務を考えると、今の金融システムで累積債務が減ることはない。なぜなら債 務返済でいくら国債を発行してもそれに対して巨額の利子を払い続けなければな らないからである。今こそ貨幣創造を民間銀行から政府の手に移す議論を始める ときだ。

    第 3939回などで何度か取り上げてきた「エ ンデの遺言」(YouTubeより)を思い出します。今の世界の停滞の本当の原因は「お金」で す。それも利子です。つまりはマネーゲームにあることは間違いないでしょう。
  誰もがこの現実を受け入れられないのが今の世界じゃないでしょうか。特に1%のお金持ちにとっては絶対 に受け入れられないでしょうね。私だって、その1%に属していたらこんな考えを鼻で笑うかもしれません。し かし、幸いにも99%の方、それも下の方に属しているのでこの考えが本当に腑に落ちます。
  この「エ ンデの遺言」は全世界の人に見て欲しいですね。これからの世界をもっと住みやすいようにするに はマネーゲームの禁止しかないでしょう。
  余談ですが、NHKも昔は役にたつことをしていたのですね。いつからこんなにおかしくなったのでしょ う。

世界の進むべき方向が見えてきたかも!

2012年12月3日(月)  第4824回  Opera

  極貧パソコンの中でも書きましたが、私のパソコンに求める最低の 条件はGoogleEarthが動くことなのですが、今回の一連の極貧パソ コンの中ではXP3台と2000にはインストールもできませんでした。今はメイン機と以前のメインキVista で動いています。このあたりもソフトがバージョンアップすると動かなくなるのかもしれません。
    もうひとつ、はブラウザでOperaを使うことですが、これは2000に最新のものは入りませんでした。幸い、以前入れていた古いバージョンがなんと か動かせるようになったので使えるようにはなりました。
    私がOperaにこだわるのは何と言ってもページの拡大・縮小が自由に設定できることです。歳がよると目に一番に来るのか小さい字では読めません。と ころがOperaだとこの拡大・縮小が思いのままです。最初の立ち上げの場面も150%に設定しています。そこ から200%にしたりで使っています。お陰でサイト巡回も快調です。他のブラウザーも最近は設定できるようです が、もう今更帰る気持ちはありません。
    そんな、Operaに心酔している私にとって後押ししてくれる良い記事がありました。

   GIGAZINE(ギガジン)より   2012年11月26日 13時00分57秒

    なぜOperaがベラルーシでは最もポピュラーなブラウザなのか

現在世界で最もポピュラーなブラウザの座を争っているの は、StatCounterのデータによるとGoogle ChromeとInternet Explorerで、Firefoxがちょっと離れた第3位、さらに離れてSafariがあり、Operaは第5位となっています。しかし、国別に見てみ ると、ベラルーシだけはOperaがNo.1ブラウザなのだそうです。ノルウェー生まれなので「生まれ故郷では シェアが高い」というわけでもありませんが、いったいなぜOperaはベラルーシで愛されているのでしょうか。

   StatCounterは300万以上のサイトのデータからブラウザの シェアを分析していますが、間違いなく「ニッチなブラウザ」であるはずのOperaがベラルーシではシェア No.1という事実があるそうです。これが現在の全体シェア、OperaはSafariよりも下に位置していま す。

   Operaは世界で2番目に古いブラウザとして1996年にノルウェーで 誕生しました。MicrosoftがWindowsにバンドル(同梱)していたInternet   Explorerは圧倒的なシェアを誇っていましたが、ギークたちが求める機能は搭載されておらず、対抗馬であ るOperaには熱心なファンがついていました。しかし、激しいブラウザ戦争の中で、IEがどんどん人気のある 機能を取り込んでいったことで、Operaのビジネスは危機に瀕しました。

 IEがWindowsと一 体化してシェアを伸ばしてコンピュータを支配する中で、IEに立ち向かうブラウザとして、Chromeは GmailをはじめとするGoogleの各種サービスとの結びつきを強めてユーザを囲い込み、Firefoxは コミュニティで構築された膨大なアドオン群を持ち、オープンソースファンたちの支持を得ました。

   そんな中、Operaは「最速」をウリとして戦いを繰り広げ、ベラルーシにおいて大きなシェアを獲得することに なりました。その理由は、ベラルーシがBeltelcomという国営企業によってインフラを独占された社会主義 国家であったという点にありました。

 Beltelcomの支配 下にあるベラルーシのインフラ状態は最悪だった、と語るのはOperaのコミュニティマネージャー、Espen   Andre Overdahl氏。しかし、その最悪な状況下で、OperaにはHTMLや画像を自前のプロキシサーバで最適化することで表示を高速化する機能があった ことなどから支持を得られたそうです。これはベラルーシのミンスクに住むウェブ開発者Gleb   Kanunnikau氏も同じ見解を持っています。

   2009年から2010年にかけてベラルーシにもADSLが導入され、毎月の転送量規制がなくなりましたが、そ れまではインターネットというと速度制限のかけられたものでした。また、費用も非常に高かったため、少しでも ネット代を浮かすべく、みんながOperaを使っていたそうです。

   これはデスクトップだけではなくモバイルも同様で、「モバイル端末のブラウザといえばOpera   Mini」が今でも通用しています。これは、2010年までAndroid端末が輸入されず、iPhoneも 2011年まで輸入されなかったことから、いわゆるウェブブラウザの搭載された携帯電話というのがなかったた め。Opera   Miniは低機能な端末からでもブラウジングができる無料ブラウザで、高度なトラフィック圧縮アルゴリズムを持っていることから、未だに遅くて高価なベラ ルーシのモバイル通信事情の中では重宝されているそうです。これは、端末がAndroidやiPhoneであっ ても同じだとのこと。

 Chromeに代表される ライバルもじわじわと追い上げてきていますが、暗号化通信のようなセキュリティ面もまた欠かせない要素の1つな ので、どんなライバルが現れてもOperaのシェアを脅かすには至らないだろう、とKanunnikau氏は 語っています。

 「未 熟なインフラが効率重視のブラウザを求めさせた」ということで、ベラルーシと同じようにインフラ整備が十分とは いえない東欧諸国やカザフスタン、南アフリカでもOpera人気は高め。しかし、ベラルーシ国内のインフレに よってルーブル切り下げが実施され、2009年には45ドル(平均月給が約342ドル)かかっていたネット接続 のコストが、今は7ドル(平均月給は約470ドル)になるなど、優位性は縮小しているようです。

   世界で2番目に古いブラウザだったんですね。これは全く知りませんでし た。パソコンを始めた時にはIEと NetscapeでしたがOperaは影も形もなかったと思ってました。
    兎に角私にとっては拡大の簡単さが一番です。最初に使ったのは何時だったでしょうか。第1322回で既に使っていたと書いていますから 10年以上使っているようです。これはもうちょっと代えることは難しいでしょうね。
    というか今のところ不自由はないのでこのまま使い続けるつもりです。スピードも速いというのも知りませんでしたが、きっといらちの私にあっていたので しょうね。今回こんな記事を見るとますます好きになりました。
    何といっても5番目というのが他人と同じことはしたくないというへんこつな私にぴったりです。今のブラウザに不満を持っている人は試してみたらどうで しょう。尤も、トップになったりしたらそれだけで使いたくなりそうなので今ぐらいが良いかも。でも中止になると 困るのでほどほどには普及してもらいたいところです。

                      これからもお 世話になります!

2012年12月4日(火)  第4825回  温暖化か

  地球温暖化が本当かどうかが最近は話題になっていますが、原因は何であれ、 ワクワクするような出来事が起こっていますね。あの北極海航路がいよいよ実現されそうな様相です。今回は日本に も直接関係しているようです。まさか自分が生きている間に北極海を船が通るなんてことを誰が想像したでしょう か。世の中何が起こるか分からないものですね。

  U.S. FrontLine Newsよ り  November 26, 2012

  LNG 船、初の北極海通過 ノルウェーから日本へ

 【共同】BBC放送によると、ノ ルウェー北部から日本へ向かう液化天然ガス(LNG)輸送船が26日までに北極海を通過した。LNG輸送船 の北極海通過は初めてで、地球温暖化による海氷の減少に伴う北極海航路の活用に弾みがつきそうだ。

 LNG船は15万立方メートルの ガス積載が可能で、11月7日にノルウェー北部ハンメルフェストを出発した。バレンツ海や北極海を通過し、 12月初旬に日本に到着する予定。ロシア政府系の天然ガス企業ガスプロムがギリシャの会社から船を借り受け 運航、ロシアの原子力砕氷船が伴走している。

 北極海の利用により、エジプトのスエズ運河を通過するルートに比べ運航距 離で約40%、日数も約20日間短縮することができる。ガスプロムは1 年以上前から準備を進め、今回使われたLNG船は10月に貨物なしの状態で北極海の試験航行に成功してい る。

  あの人類の壮大な工事でできたスエズ運河と言えば日本の企業が大きくか かわっていたのだそうです。何時ものねずさんが書い てくれています。
  ス エズ運河を造った男たち・・・五洋建設

  あのすごい運河を日本の企業が改修したのは知りませんでした。日本人て やっぱり凄いですね。その日本人の快挙も人類がもたらしたかもしれない温暖化の影響には影が薄くなりそうです ね。
  関連するような記事もありました。

   時事ドットコムより   2012/11/30

  地 球の海面、20年で11ミリ上昇=グリーンランドと南極の氷減少で

  グリーンランドと南極大 陸を覆う氷が減少した結果、1992年から2011年までの20年間で地球全体の海面水準が11.1ミリ上昇し たと、英リーズ大や米航空宇宙局(NASA)などの国際研究チームが、30日付の米科学誌サイエンスに発表し た。

 日本の「だいち」を含む10個の衛星による観測成果で、氷の減少量と海面 水準への影響をこれまでで最も正確に見積もったという。温暖化対策を検討する基礎データになると期待される。

 20年間の氷の減少量は、グリーンランドが2兆9400億トン、南極大陸 が1兆3200億トン。地球全体の海面水準への影響は、1990年代は年間0.27ミリの上昇だったが、近年は 同0.95ミリの上昇と、約3.5倍となった。特にグリーンランドの氷の減少ペースが90年代半ばから約5倍に 加速している。

  何かが地球に起こっていることは間違いないようですが、果たして温室効 果ガスの影響かどうかは分からないでしょうね。もし人類のエネルギーの使い過ぎによる影響とすればやはり人類の 増えすぎでしょうね。地球上に生きるあらゆる生物の中でこの奇跡の地球に生まれたという恩恵に仇なすのは人類だ けというのも悲しいものがあります。そろそろ真剣に考えても良いのかもしれませんが、太陽や地球はそんな人類の やることなんて殆ど影響ないと笑っているのかもしれません。それほどスケールのでかいこの地球じゃないでしょう か。その地球に影響を与えているなんて思うのは人類の思い上がりかもしれません。

そうであれば良いのですが!

2012年12月5日(水)  第4826回  アップサイクル

  今回の一連の極貧パソコンでも分かると思いますが、私は本当に 根っからのケチです。兎に角安いものが好き。物を捨てるのが大嫌い。これはまだ使えるのじゃないかと考えなかなか捨 てられません。使えるものは徹底的に使い倒したい。つまりは最新式のパソコンも欲しいがどちらかと言えば古いものを 使い倒す方に快感を覚えるようです。これは性格もあるのでしょうが、戦後の物の無い時代に育ったという育ちも少しは 影響しているのかもしれません。私自身は結構そんな自分の性格に満足しているところもあります。
    さて、そんな私が極貧パソコンの中でも書いたように自動車のシートを利用した座 イスを自慢に思いながらネット生活を満喫しているのですが、どうやらそんなやり方を「アップサイク ル」なんて言うそうです。

    greenz.jp グリーンズより  2012/11/27

  “あ るもの”をアップサイクルしたら、リゾートにピッタリの極上ハンモックができちゃった!

  ・・・ 略

  「古い モノを使ってレベルアップした新しいモノと価値を生み出すこと」は「アップサイクル」と呼ばれていますが、身の 回りのものが意外と面白いものに生まれ変わる可能性はたくさんありそうです。・・・以下略

  ‘アッ プサイクル’   タグのついている投稿

  レベル アップかどうかは知りませんが、自分なりに価値を生み出していると思いながら使っているのですからそう呼ばせて もらっても良いような気がします。
    極貧生活もこうやって古いものを大事に有効に使っていると結構楽しいものですよ。しかし余り、アップサイクルが広まると又経済の停滞なんてことになる のでしょうか。

                     それでも節約が好き!

2012年12月6日(木)  第4827回  無政府主義

  昨日はこの偉大な地球に生かされている人類がその地球に影響を与えているな んてのは単なる思い上がりじゃないかと書きましたが、トッテンさんがそんな考えにつながりそうな面白い考えを取 り上げていました。

耕助のブログよ り  2012年11月29日

No.   1018 クロポトキン思想再考を  

・・・略

    では、もし過去のやり方に戻れないならどんな解決策があるのかとさまざまな本を読み、その中で興味をもったの がロシアの科学者であり哲学者であったクロポトキンの無政府主義の思想である。彼の提唱する無政府主義とは、中 央政府に縛られない、相互扶助を中心概念に据えた政府支配のないコミュニティー社会をつくることだ。

昨今では、 無政府主義、アナーキズムといえば、テロリズムと同義とされるが、それは資本主義政権が意図的に結び付けようと しているものでクロポトキンのそれとは異なる。彼は人道主義者であり、国家共産主義でも帝国主義者でもなかっ た。彼がアナーキズムを提唱したのは、自然科学者として自然を観察し、共同体の中で互いに協力しあうことが、生 産と消費を最も効率的に行う方法だと考えたからである。

彼の言う無 政府主義とは、社会のヒエラルキー(ピラミッド型の階層的組織構造)を排除することだ。鳥や蜂、その他の集団行 動をとる動物はヒエラルキーなしに共同作業を行う。ではなぜ人間だけがヒエラルキーを形成しなければならないの だろう。

この地球上 で人間が他の生き物より抜きんでて成功したのは、コミュニケーション能力や協調性、自発的に行動したり一緒に何 かを作り上げることができるからだ。しかしその一方で人間社会に大きな格差や不平等が生じたのは、ヒエラルキー による権力者と非権力者、階級差別の容認、盲目的に命令や規則に従わせる、等々の理由による。

 生き物は 渡り鳥が移動する時など、何か目的のために群れをなす。ある行動をする場合にも餌を食べる順番などがあったりす るが、そこに特権階級や命令系統はない。女王蜂に権力があるのではなく産卵という理由があるだけだ。生物の社会 では権力や地位を理由に他者を服従させることはない。クロポトキンはまた、「現在の生物は生存競争の勝者であ る」というダーウィンの進化論を誤用しており、そのために人間社会では経済や市場原理で「弱肉強食」があたかも 当然のように受け入れられているのだという。このようにクロポトキンは例を挙げて動物社会では同じ種族内では決 して競争がなかったことを指摘する。動物に生存競争はあってもそれは干ばつや洪水、寒波や病気が相手であって、 仲間同士は常に協調しあってきたのである。

あらゆる生 物が政府がなくても自発的に互いに協力し、きちんと組織されてるなら、人間だけが例外であるはずはない。特に、 今の日本政府を見るにつけ、クロポトキンの思想を再考すべきだと強く思うのだ。

 なまじ頭 脳の発達でとんでもない進歩を遂げ他の生物の頂点に立っていると考えてきた人類ですが、実際のところは単に苦労 をしょい込んだだけなのじゃないでしょうか。なまじこんな発展した時代に生まれたので今更エネルギーや文明の無 い世界に生きることは考えられませんが、最初から無いものであり知らなければそれ程悲しむこともなく生きること を謳歌していたのかもしれません。もしかいたらその方が本当は幸せだったのかもしれません。
    かといって、折角地球の今の日本という人類史上一番恵まれた時代に生まれ合わせた幸せもかみしめたいという思いもあります。こんな良い時代に生まれ合 わせた人類は本の一握りなのですからその幸運をかみしめるためにも、それを後世の人たちにも味あわせてあげ るためにももう少し良い時代を作り上げたいものです。

               それが今の時代の人たちの責任かも!

2012年12月7日(金)  第4828回  メガソーラーベンチャー 企業買収

  第 4677回第 4707回の思わぬ落とし穴で中国電力から買い取り容量不足で進出をあきらめたソーラーウェイ社が 今度は買収されるそうです。まさかあれが影響したのじゃないでしょうね。

  サーチナ(Searchina)より     2012/11/29(木)

  いちごHD(2337)メガソーラーのソーラーウェイを買収

  いちごグループホールディングス   <2337> は、メガソーラー事業(大規模太陽光発電による電気の供給、売電等)の全国展開を計画するベンチャー企業のソーラーウェイ(千代田区)の全株式を取得し、11 月28日付で完全子会社化した。取得価額185百万円。将来的には、新設のECOエナジーの完全子会社にする予 定で、東証で検討中の上場インフラ市場への上場も視野に入れる。

  ソーラー ウェイ社は、2011年の設立、メガソーラー事業の先駆者として地域に根差 した再生可能エネルギー発電事業者を目指し、市町村等に対する提案活動を通じ、現時点で約30件、約35MWの メガソーラー案件が進行中となっている。いちごグループの信用力、資金力、金融技術を活用したファンド組成等を 通じ、未着手案件の早期事業化を図る。(情報提供:M&Aキャピタルパートナーズ)

  現時点で 30件35メガワットとは凄いですね。一件当たりの規模は1メガくらいですからやはり2メガの壁に懲りて小さく進出 することを考えていたのでしょうか。このうちどのくらいが実際に実現されるのか興味のあるところです。
    それにしてもこれだけの物を成功させるためにはかなりの資金力が必要となります。そのために大手の不動産グループの買収ということになったのでしょう か。いずれにしても、今度のメガソーラーは資金力の豊かな大手の独壇場になりそうです。
    結局は自然エネルギーという高尚な事業もマネーゲームの餌食でしかないようです。孫さんの勝ちか。

                        何かむなしい!

2012年12月8日(土)  第4829回  従業員による買収企業の 破たん

  第 2930回で中国のサンテックに買収されたパネルメーカーの従業員が閉鎖された工場を買い取り経営 に乗り出したという興味深い話を取り上げ、何とか頑張ってほしいと書いたものですが、あれから5年、ますますパ ネルメーカーにとっては環境の悪くなった今、とうとう持ちこたえられなかったようです。

  SankeiBiz(サンケイビズ)より   2012.11.30  

福岡の太陽電池メーカーが民事再生法で保全 負債24億6千万円

  福岡県大牟田市の太陽電池パネル製造「YOCASOL」(ヨカソル)が東京地裁に民事再生 法の適用を申請し、保全命令を受けていたことが30日、分かった。同社によると負債総額は約24億6千万円。申 請は29日付。

  中国企業の買収に伴い閉鎖に追い込まれた工場を、2007年に従業員が事業買収(EBO)して新たに設立した会社 で、地方の中小企業の新しい事業継続の形として注目された。

  帝国データバンクによると、09年3月期には約79億円を売り上げたが、円高や欧州での需要縮小などから事業環境が 悪化。海外メーカーとの価格競争も激しく12年3月期は売上高が約13億円まで減少していた。今後、新たなスポン サーの支援を受けるなどで事業継続を目指す。

  昨日は、利益が十分見込める発電会社でさえ買収される話でしたが、発電会社より厳しい状態のパネル業界では中小が生 き残るのは無理なのかもしれません。それどころかシャープなど大手でさえ日本の企業は大変なようです。
    ブームのような太陽光発電ですがもう中小の業者が携わって行けるような状況ではないような気がします。この産業用のブームだって来年の4月からの買い 取り価格と期間によっては一気に冷え込みそうな気がします。
    原発を選挙の道具に利用するしか考えてない政治家たちが日本の未来のエネルギーを真剣に考えているとは思えないだけに来年の4月以降が恐ろしい。

                 果たしてどう なっていることやら!

2012年12月9日(日)  第4830回  球状シリコン

  2002年の第 1088話ころそれを知り、それ以後、第 3607回第 4577回などで気になり何度か取り上げてきた京セミの球状シリコン「ス フェラー」が面白い商品を開発したそうです。

    スフェラーパワー株式会社よ り     2012.11.29

世界初、球状太陽電池を織り込んだエネルギー創出テキスタイルを開 発

プ レスリリース

ス フェラーパワー株式会社は、福井県工業技術センターと共同で、球状太陽電池(スフェラー®)を織り込んだ発電するテキスタイルの試作に成功しました。

今 回の取組みは、世界で初めて三次元受光型の球状太陽電池を開発した当社と、福井県繊維産業の新分野進出を目指してき た福井県工業技術センターによるコラボレーションとなります。

試 作された太陽光発電テキスタイルは、直径1.2mmの粒状のスフェラー®を 直線に並べて糸状に接続し、これを緯糸として、経糸とともに織り込んだ織物です。糸状に結線する技術、ならびに この糸状モジュールをテキスタイルに織り上げる技術を両者の強みを持ち寄って開発しました。フレキシブルである のはもちろん、テキスタイルとしての特長(追従性、伸張性)を備えています。

今 後、スフェラーパワー株式会社は、福井県工業技術センターや福井県下の企業とともに開発を進め、1年後にサンプル出荷をスタートさせる予定です。受光角度が広く、光の透過性を確保 できる球状太陽電池スフェラー®の特長と、軽量、フレキシブル性、伸張性といったテキスタイルの特長をあわせ もったこの技術は、従来の太陽電池で実現できなかったさまざまな用途への応用が期待されています。

  ずーっと期待しているのですがなかなか大きく化けませんね。果たしてこれで継続して行けるのか心配です。折角の面白 い技術も大きな販路が見いだせないと存続は難しくなりそうです。
    その画期的方法により発電効率とコストで今の主力である結晶系のパネルにとって代わること期待していたのですが、こういうニッチ市場で生き残るしかな いのでしょうか。
    産業用による価格破たんでこういう技術も生き残る道がなくなるのかもしれないと心配です。何とかおお化けして日本の技術で世界に羽ばたいてほしいもの です。

                     期待 しすぎでしょうか!

2012年12月10日(月)  第4831回  生まれ変わっても日本 人

  戦後の自虐史観によって日本に自信を持 てなくなっていた日本人もネットからの情報で戦後の歪に気がつきだしたのが最近の傾向のような気がします。私も その恩恵を受けた一人だと思っています。
    今度の選挙で安倍さんが総理になればその流れが本物になってきたと言えるのかもしれません。そんな傾向を表しているような調査報告がありました。

 Business   Media 誠より  11月30日

   生まれ変わっても日本人になり たいですか

生 まれ変わっても日本人になりたい、と思っている人はどのくらいいるのだろうか。20〜60代の男女に聞いた。オウチーノ総研調べ。

  あなたは生まれ変わっても日本人になりたいと思いますか? 20〜60代の 男女に聞いたところ、86.4%の人が「日本人に生まれ変わりたい」と回答していることが、オウチーノ総研の調 査で分かった。「日本人に生まれ変わりたい」と答えた人を年代別でみると、60代(89.7%)が最も多く、次 いで「40代」(87.8%)、「20代」(85.7%)、「30代」(85.1%)、「50代」 (83.4%)と続いた。

 生 まれ変わっても日本人になりたいですか(出典:オウチーノ総研)

  また生まれ変わっても日本人になりたい理由を聞いたところ、20代、50 代、60代では「国民性」と答えた人がトップ。30代、40代で最も多かったのが「日本・日本人が大好き」。 「東日本大震災をきっかけに、世界の人々から高く評価された日本人の優しさや秩序正しさなど、日本人としての美 点を再認識させられたことも無縁ではないだろう」(オウチーノ総研)

 20代の7位には「アニメや漫画が好きなので」「漫画が面白いから」などサブカル チャーに関する理由がランクイン。このほか、20代、30代、40代、60代においては「平和」がトップ5に入 り、60代でも6位にランクインした。「尖閣諸島と竹島問題を機に周辺国が強硬姿勢を見せているが、こうした緊 迫した状況にあっても日本人の『平和意識』は強いようだ」(同)

  生まれ変わったら何人に?

  「生まれ変わっても日本人になりたいと思わない」と答えた人に、その理由を聞いてみた。最も多かったのは「閉鎖的」 「政治家が弱腰すぎる」など日本に対する不満だった。次いで「2度目の人生 は違う国に住んでみたい」「特定の国への憧れ」という結果に。

  また生まれ変わったら何人になりたいですかと聞いたところ「米国人」(25.0%) がトップ。以下「英国人」(7.2%)、「イタリア人」(6.6%)、「フランス人」「オーストラリア人」(い ずれも5.3%)と続いた。

  インターネットによる調査で、20〜69歳の男女1114人が回答した。調 査期間は11月9日から11日まで。

  意外と多かったのに驚かされました。やはり日本人も世界に比べて日本が本当に良い国であることに気が付いてきたとい うことじゃないでしょうか。
    実際問題として、この時代に日本に生まれてきたということは人類史上最高に恵まれた境遇と言っても過言じゃないような気がします。そんな良い時代に生 まれて来たという恩恵を受けながら、次の世代にピークを過ぎた日本を渡すのは余りにも情けないと言えます。
    特に一番恨まれているのは我々団塊の世代のようです。私自身は我々の世代がそれ程批判されているのは気が付いていませんでした。これもネットからの情 報です。
    いずれにしても、ネットが無ければこの日本人の覚醒もなかったかもっと遅くなっていたのは間違いないでしょう。それだけにこのネットの時代に間に合っ たことも恩恵の一つだと思います。
    折角の機会を何としても生かして、日本の再生を期待したいものです。

                         もうすぐかも!

2012年12月11日(火)  第4832回  レアメタルレスモーター

  磁石と言えばU字型をしたものを思い出すのは我々の世代の者じゃないでしょ うか。あの磁石を紐に結えて地面を引っ張ると古釘などがくっついてきたものです。今から考えたらそれ程磁力が強 いとは言えなかったのでしょうが、子供としてはあれで結構凄いものでしたし、そんなものだろうとしか思ってませ んでした。
  ところが、何時のころからかテレビなどで強力な磁石を紹介する番組などで、当時では想像もできないよう な強力な磁石があることを知り驚いたものです。強力なものになると二つの磁石で指などを挟んだら指がつぶれ るほどの吸引力があるのだそうです。何とも恐ろしい力です。
  その強力な磁石にレアメタルなんてのが使われているのを知ったのはもっと後になってだと思います。成程 あんな磁石を使うからモーターも昔と違って強力なものができ、電気自動車や電気飛行機なんてのも実用化が夢 じゃなくなってきたんですね。昔の非力なモーターのイメージしか持ってなかった私にとってはソーラーインパ ルスなんて不思議でした。時代は知らない間にどんどん進んでいるようです。

  ところが、今度はそのレアメタルを使わなくても強力なモーターができる なんて話題がありました。中国が独占して生産していて、それを政治の世界で利用しようとなんかするから日本の技 術者などがそんなものが無くても十分な力を出せるものとして開発したようです。

  SJNニュース 再生可能 エネルギー最新情報より 2012年12月3日

東北大、レア アース磁石を一切使わずに同レベルの大トルク出せるEV用モータ開発

東北大学大学院工学研究科の一ノ倉理教授、中村健 二准教授、後藤博樹助教が、レアアース磁石を一切用いずに現状のレアアース磁石モータなみのトルクを持つアキ シャルギャップ型スイッチトリラクタンスモータを開発した。電気自動車への適用・走行試験などを通じて、実用化 に向けた検討を進めるという。

ラジアルギャップ型SRモータとアキシャルギャップ型SRモータ(出所:東北大学)

スイッチトリラクタンス(SR)モータは、固定子が鉄心と巻線、回転子は鉄心のみという単純な構造の磁石 レスモータで、非常に頑丈で高温に強いという特徴がある。このため、ハイブリッド車や電気自動車用の駆動 モータとして期待されているが、同サイズのレアアース磁石モータに比べるとトルクが小さいという問題が指摘 されていた。

東北大の研究グループは、鉄-コバルト系の高磁束密度磁性材料を鉄心に使用することによるSRモータの改善 をめざしてきた。しかし、コバルトを大量に使用し、コストがかかるため、SRモータの構造を見直し、一般的 なラジアルギャップ型(図1)からダブルロータタイプのアキシャルギャップ型(図2、図3)に変更すること で、トルクの改善を試みた。さらに、鉄心材料に高コストの鉄-コバルトを使用せず、通常のモータ鉄心材料で あるケイ素鋼板を利用することによりコスト削減を図った。・・・中略

  これまで磁石レスモータは、レアアース磁石を用いたモータと比べて、ト ルクや効率が低いと考えられていたが、今回の成果により、モータの構造を工夫することで同等程度の性能を実現で きる可能性が示された。今後は、今回開発したモータを、インホイールダイレクトドライブモータとして電気バスに 適用。実走行試験などを行って実用化への検討を進めるという。

なお、実験に使用したアキシャルギャップ型SRモータの製作には日立製作所が協力している。

(発表資料)PDF 資料

  なんだかこんなのを見ていると人間に不可能はないのかと思ってしまいま す。やはり人間が考えたものは実現されるは本当なのかもしれません。
  それにしても、日本人って本当にすごいですね。尤もその中に私は含まれてないのが残念ですが。
  それでも、今度の選挙次第では日本もやっと戦後の自虐史観から抜け出し、本当の意味で良い国になる可能 性が出てくるような気がします。まさかこんなに早くこんな時代が来るかもしれないとの期待を持てるようにな るとは思ってませんでした。
  これはやはりネットのおかげだと思うのは私だけでしょうか。

面白くなりそう!

2012年12月12日(水)  第4833回  メガソーラーに反射板

  第 4791回などで何度か取り上げ、第 4605回の反射光被害で思いついた反射シートの利用のアイデアを書きましたがなんと私の思った通 りの装置が発売されるそうです。 

  スマートジャ パンより  2012年12月06日

蓄電・発電機器:

  反射 板で太陽光パネルに当てる光量を増大、発電量は3割向上

ハンファ・ジャパンは、後方に反射板を設置した太 陽光発電パネルを公開した。反射板に当たった太陽光を、その後方に並んでいる太陽光発電パネルに当てて発電量を 増大させることを狙ったものだ。

 ハンファ・ジャパンが公開したのは三角形のフレームで太陽光発電パネルと 反射板を固定したもの。一方には太陽光発電パネルが付いており、反対側には反射板が付いている(図1)。

1 ハンファ・ジャパンが公開し た太陽光発電パネル。反対側にプラスチックの板が付いている

 この反射板は光を受けて後方に反射する(図2)。図1で示したものを縦に並べれば、反射板が反射した光は反射板の後方にあ る太陽光発電パネルに当たる。このパネルは日光を直接浴びるだけでなく、反射板からの光も受けるので発電量 向上が見込めるのだ。

2 太陽光発電パネルの反対側に ある反射板。後方に光を反射する

 この反射板には特殊なフィルムが貼り付けてあり、太陽光発電パネルが発電 に必要とする波長の光だけを反射し、パネルの温度を上げる赤外線などは反射しない。光を多く集めて発電量を増や すだけでなく、発電量低下につながる太陽光発電パネルの温度上昇も抑える仕組みだ。このパネルを縦横に並べると 図3のようになる。

2 反射板を備える太陽光発電パ ネルを縦横に並べたところ。太陽光発電パネルの背後に当たる光も有効活用できることが分かる

 ハンファ・ジャパンによると、このパネルと反射板を使うことで、発電量を およそ3割引き上げることができるという。財団法人 電気安全環境研究所が定める、太陽光発電パネル性能、信頼性、安全性を基準を満たしていることを示す「JETPVm認証」を取得次第、2013年には発売 することを予定している。

 この製品は12月7日まで幕張 メッセで開催している「PVJapan 2012」で見ることができる。

  実を言うと坂出で関係していたメガソーラーをもし私が管理するようにな ればこの方式を試してみたいと密かに考えていました。残念ながら管理することにならずあきらめていました。
  それにしてもここまで同じ考えの物ができると嬉しいですね。尤も、私は、安価な反射シートを北側に張っ てみようと思っていただけなので赤外線とかの高度なことは思いも及びませんでした。やはりプロのやることは 違いますね。問題はコストですがそのあたりも当然解決しているのでしょうね。これが効果があれば全国のメガ ソーラーも注目するのじゃないでしょうか。

  第 4783回待って ましたで取り上げたテクノ環境機器冷却システムといい私があれ ばいいなあと思ったものはどんどん実現されていくようです。
  私自身はこれらを取り付けるだけの資金力もないのであきらめるしかないですが、何とかアイデアだけを生 かして安価な設備を作ってみたいものです。

相変わらずケチの血が騒ぐ!

2012年12月13日(木)  第4834回  パネルにアクリル樹脂

    第 4644回の超軽量太陽電池モジュールAGC旭硝子の化学強化特殊ガラスをフジプレ アム株式会社が採用して軽量パネルを開発したことを取り上げましたが、大きく広がったという話題 は聞きません。どうなっているのでしょうか。
  と思っていたら今度はガラスの代わりにアクリル樹脂を採用したとの記事がありました。

   スマートジャ パンより   12年12月06日

蓄電・発電機器:

  太陽 光パネルの重量を半分に、新開発のアクリル樹脂を利用

太陽光発電パネルは決して軽くはない。すでに建っている住 宅の屋根や、倉庫の屋根に設置しようとすると、屋根の補強が必要になることが多い。産業技術総合 研究所は太陽光発電パネルの表面に貼ってあるガラスに代わる素材を開発し、パネルの重量を半減する ことに成功した。

  一般的な太陽光発電パネルの表面には、厚さ3mm程度のガラスが貼ってあ る。発電部分を保護するための措置だが、このガラスが太陽光発電パネルの総重量のうち大部分を占めている。つま り、太陽光発電パネルが重いのではなく、表面に張ってあるガラスが重いのだ。

  そこで産業技術総合研究所は三菱レイヨンと共同研究を始め、太陽 光発電パネルの表面保護に使える厚さおよそ2mmのアクリル樹脂を開発した。このアクリル樹脂を利用すると、太 陽光発電パネルの重量をほぼ半分に減らせる。素材は異なるが、ガラスと比べて通す光の質はほとんど変わらない、 つまり発電能力への悪影響はないということだ。

  このアクリル樹脂の効果をアピールするために、産業技術総合研究所は従来の太陽光発電パネルと、新開発のアクリル樹 脂を貼った太陽光発電パネルの重さが一目で分かる展示セットを用意した。

   産業技術総合研究所によると、新開発のアクリル樹脂はすでに実用に耐えるレベルに達しており、太陽光発電パネルの メーカーが採用してくれるのを待っているという。2013年には、太陽光発 電パネルの重さが大きく変わるかもしれない。

  新開発のアクリル樹脂を貼った太陽光発電パネルは12月7日まで幕張メッセ で開催している「PVJapan 2012」で見ることができる。

   第 4587回で強化ガラスの代わりに世界の水族館の常識を変えた香川県の日プラ株式会社のアクリル板のよ うなものは使えないのだろうかと書きましたが、やはり開発していたんですね。
  昨日の反射板といい
テクノ環境機器冷却システムといい本当に私 がここで書いたことは皆実現されていきますね。こうなるともっと高尚なことを考えても実現されるかもしれません ね。なんて、そんな高度なことを思いつくはずもないですね。
  いずれにしても、こうした小さな改善の積み重ねで太陽光発電も将来は大きく変化しているかもしれません。そ のころには、今は原発を止めるなんて現実離れしたことも当たり前のように太陽光発電が低コストを実現して取って 代わっているかもしれません。なんたって、人間が考えることは実現されるのですから。

案ずるより産むがやすしかも!

2012年12月14日(金)  第4835回  日本メーカーの危機

  第4735回のローエンド技術の危機でも書いたように、どうやら心配していたことが現実になり そうです。いよいよ日本のパネルメーカーの危機が近づいたようです。

 朝日新聞デ ジタルより 2012年12月6日

韓 国の太陽電池メーカー台頭−日本で相次ぎ受注

   韓国の太陽電池メー カーが日本の大規模太陽光発電所(メガソーラー)から相次いで受注している。LGエレクトロニクスは三井化学な どが愛知県内に建設する国内3位規模のメガソーラー向け太陽光パネルの供給企業の1社に選ばれた。ハ ンファグループは丸紅子会社が大分市に建設する国内最大のメガソーラーに供給する。欧米、中国メー カーに続き韓国メーカーも日本市場で台頭している。

 LGエレは三井化学、三井物産などが 愛知県田原市で2014年10月に運用予定のメガソーラーに供給する。出力は5万キロワットで京セラ、シャー プ、ソーラーフロンティア(東京都港区)製も採用される。だが、LGの納入量は公表していない。

 ハンファが太陽光パネルを供給する丸 紅子会社のメガソーラーは同8万1500キロワットで、使われるパネルは37万枚。芝浦グループホールディング ス(HD)が福岡県みやま市に設置する同2万3000キロワットのメガソーラーにも供給する。ハンファは経営破 綻した独Qセルズを10月に買収して世界3位に躍り出た。

 現代重工業はユーラスエナジー HD(東京都港区)が大阪府岬町に建設するメガソーラーに納入する。現代製が1万9000枚、三菱電機製が2万 8000枚設置され、合計出力は1万キロワット。完成は13年8月を予定する。

 再生可能エネルギーによる電力の全量 固定価格買い取り制度が始まった7月以降、経済産業省から設備認定されたメガソーラーの合計出力は100万キロ ワット。シェアでは日本メーカーが優勢だが、大型案件で韓国勢の採用が増えてきた。

 ウォン安による低価格と品質水準の向 上が採用の決め手となっている。日本最大の大分市のメガソーラーのような象徴的な案件で実績を示せば日本メー カーにも驚異になりそうだ。

 【4―9月の太陽電池出荷量、 76.8%の大幅増】

 太陽光発電協会(東京都港区)による と2012年4―9月の国内太陽電池出荷量は前年同期比76・8%の大幅増。起爆剤となったのが再生可能エネル ギーの全量固定価格買い取り制度だ。

 制度で買い取り対象となる発電事業用 の出荷量は同6・4倍の10万キロワットに急拡大。住宅用も52・7%増の82万キロワットと伸びており活況 だ。発電事業用は出力1000キロワット以上の大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設ラッシュにあるが、 10キロ―999キロワットの中・小発電所も月を追うごとに増加。10月に経済産業省から発電用として設備認定 を受けた施設の合計出力は31万6000キロワットで、10月のメガソーラーの認定量を超えた。中・小は住宅用 の数倍規模で設置できる手軽さがあり、市場を盛り上げている。

 気になるのは13年度の買い取り価 格。発電コストに合わせて価格は見直されるが、今のところ発電コストは大きく下がっていないため現在の42円が 維持されそうだ。同協会の茅岡日佐雄事務局長は「今はブームでメガソーラーが増えているが、住宅用がメーンにな る」ことを見込む。

 13年度まで42円とは本当でしょう か。これは気になる記事です。どこまで根拠があるのか。しかし、今年の4月の延期もあるのでもしかしたら本当に そうなるのかもしれません。いずれにしても、もうこの業界とはかかわりたくない気分です。

 さて、この韓国グループの進出がどこ まで伸びるのか心配です。というか、もう結論は出ているのかもしれません。家電と同じ道を歩んでいるような気が します。それを証明するような衝撃的なニュースが続いています。

  47NEWS(よ んななニュース)

  米 社から太陽光パネル調達 シャープ、価格競争力強化

 経営再建中のシャープが、住宅用太陽 光発電パネルを米大手サンパワーから調達 することが6日、分かった。年内にも生産委託したパネルをシャープのブランドで発売する。海外勢との価格競 争が激化する中、競争力強化のため外部調達を検討していた。

 国内の住宅用パネルは成長を続けてお り、外部調達により需要増に対応する。国内の住宅用シェアを現在の30%程度から40%に引き上げる計画だ。

 シャープは2013年9月までに、国 内の太陽電池関連の4工場のうち、葛城工場(奈良県葛城市)など3工場の生産設備を売却して撤退、堺工場(堺 市)に集約することを決定している。

  そして、パナソニックも

   日刊工業新聞より  2012年12月07日

  パ ナソニック、太陽電池モジュールを欧州大手から調達−年20万kW

 パナソニックは欧州の太陽電池大手で あるリニューアブル・エナジー・コーポレーション(REC、ノルウェー)から太陽電池モジュールを調達する。年 20万キロワット前後と大量の供給を受ける。自社生産する単結晶ベースのモジュールにREC製の多結晶型を加え て品ぞろえを整える。シャープや東芝もOEM(相手先ブランド)を活用するなど、国内で海外メーカーから調達す る動きが広がってきた。

  RECから調達するのは 太陽電池セルを60枚使った出力245ワットのモジュール。RECのシンガポール工場から調達し、日本と海外で 販売する。

  パナソニックは単結晶と 薄膜のシリコンを組み合わせた独自構造の「HIT」太陽電池を生産する。太陽光エネルギーを電気に変える変換効 率が高く、住宅用に向く。だが、発電事業など産業用にはHITよりも低価格な多結晶型が求められることもあり、 外部調達によって多結晶型をそろえる。

  テレビのような家電製品でさえ今の 状況なのですから、それ以上に装置産業である太陽電池で世界の安価な製品と戦うのはもう無理なのかもしれませ ん。
  かろうじて生き残りの可能性があるとすれば安倍総理による景気対策と円安、そして私が最近これしかない と思っている鎖国あたりが実施されることじゃないでしょうか。エネルギーだけでも鎖国は必要かも。

もう手遅れか な!

2012年12月15日(土)  第4836回  我が家の水道代

 第 4773回の平成24年度4期分に続いて平成24年度5期分の検針票が来ました。残念ながら前期に 続いて今期も使用量が増加しています。前期よりは1立方メートルだけ減少していますが、こんなの誤差のうちです ね。なんとなく使用量の増加が定着しているようで残念です。洗濯物が多すぎるのが原因のようです。

   平成24年度5期分 平成24年10月8日〜平成24年12月7日 

   水道使用量    62立方メートル

   水道料金等      10,710円    約173円/立方メートル

   下水道使用量金等  9,218円    約149円/立方メートル

    合計         19,928円   約321円/立方メートル

 

   前 年同期水量   平成23年度4期分 平成23年10月9日〜平成23年12月6日 

   水道使用量    53立方メートル

   水道料金等      8,893円    約168円/立方メートル

   下水道使用量金等  7,644円    約144円/立方メートル

    合計         16,537円   約312円/立方メートル

 
   早 明浦ダムは未だに100%に張り付いています。今年は水の心配はないのかも。さて前回書いた我が家 のゴーや、流石に実はなっていませんが、まだ枯れる様子もなく元気に青々としています。枯れたら抜かなければと 様子を見ているのですが、一向にその気配がありません。尤も、今年初めてなので、何時頃枯れるかも経験したこと が無いので、これが当たり前なのかも。
  それでも流石に今頃緑のカーテンは寒々しいですね。ぼちぼち抜きますか。

さて次回は!

2012年12月16日(日)  第4837回  シリコンファイバー製太 陽電池

  第4830回で球状シリコンを織り込んだ太陽電池を取り上げ面白いものだと感心し又期待もしまし たが、それどころでない太陽電池が開発されたそうです。

    SJNニュース 再生可能 エネルギー最新情報より    2012年12月10日

シリコンファイ バーを使ったフレキシブル太陽電池布、もうすぐ実現 … 英米チーム

米国ペンシルバニア州立大学と英国サウ サンプトン大学の共同研究チームが、太陽電池として機能するシリコンファイバーを開発したとのこと。これを織り 上げることで、フレキシブルな布型太陽電池が実現できるとしている。2012 年12月6日付の Advanced Materials に論 文が掲載されている。

シリコンファイバーの断面 (Credit: Badding lab, Penn State)

シリコンファイバーは、高圧CVD法によって、光ファイバーの細孔内に半導体材料を堆積させて作製する。こ の技術は、もともと光ファイバーと半導体チップを融合するために同チームが開発したもの。今回の研究では、 これを太陽電池用ファイバーに応用した。右の写真は、シリコンファイバーの断面画像。ファイバーの細孔内 に、n+層、i層、p+層が形成されており、pn接合による光電変換が可能になっている。

フレキシブルな布型太陽電池を作れるこ とに加え、シリコンファイバーにどの方向から光が当たっても発電できるため、平面パネルと違って太陽光の入射角 度に依存した発電量変化が起こりにくいことも利点であるといえる。軽量で折り畳み可能であるため、電力供給デバ イスとして携帯機器に搭載したり、戦場で兵士の戦闘服に織り込んで電源として利用するといった用途も考えられ る。

研究チームは、すでにメートルオーダー のシリコンファイバーを作製しているが、原理的には10m以上の長さの ファイバーも生産可能であるという。太陽電池以外にも、化学センサやバイオ医療デバイスなど幅広い分野での 応用が期待できる。

さらに、シリコンファイバーには、可視 光レーザーへの応答性が極めて速いという特性もある。この性質を利用して、1.8GHz帯域での光検出器も作製されている。

   これは想像もしませんでした。ま だまだ太陽電池の奥は深いようです。しかし、こうなるとこのファイバーで織った布でどんな利用方法が生まれるの でしょう。あらゆる物に利用が可能で、なんでもかんでも太陽電池として利用できるようになりそうです。これがコ ストダウンできると本当に太陽電池の時代になるかもしれませんよ。
  昔はね、原子力なんて野蛮な方法で発電していた時代があるんだよ、なんて言われる時代が来たりして。人 類の進歩は限りないですね。尤も、それも地球と太陽という奇跡に恵まれたからなのは間違いなさそうです。

太陽の恵みに 感謝!

2012年12月17日(月)  第4838回  我が家の太陽光発電

     例 月我 が家の太陽光発電、12月分、11月12から12月10日までのデータです。29日分で前年より2 日少なく、前月とも2日少ない稼動日数です。
  
先月の発電量448kWh に比べると114kWh少なく、前年と比べると23kWh増えています。去年より2日少ない稼働日数を考えると少々は天候に恵まれたようです。去年の後半 の天候の悪さはやはり相当なものだったようです。早 明浦ダムは未だに100%を保っています。それでも今の時期の天候の良しあしなんて大きな違い はないような気がします。冬に入ったところで早く春になれとおもうようじゃあ、いよいよ歳ですかね。

さて、買電です。

去年11月、買電、478(184,294)kWhで7,438円 1kWhの単 価、約15.56円

今年11月、買電、476(183,293)kWhで7,417円 1kWhの単 価、約15.58円

去 年12月、買電、639(221、418)kWhで9,210円 1kWhの単価、約14.41円

今年12月、買電、747(254,493)kWhで10,537円 1kWhの単 価、約14.11円

 

さて、売電は。

去年11月、売電、249kWhで11,952円  1kWh単価、約48.00円

今年11月、売電、338kWhで16,224円  1kWh単価、約48.00円

去年12月、売電、214kWhで10,272円  1kWh単価、約48.00円

今年12月、売電、225kWhで10,800円  1kWh単価、約48.00円

  去 年12月、▲1,062円の支払。今年の支払▲263円と799円の増加となりました。先月やっと 節約が増加傾向になったと喜んでいたらたった一月で終りでした。折角の天候を活かせず浪費が酷くなったようで す。何があったんだろう。

設置前年年間電気代  207,928円
  1年目の年間電気代    31,518円

2年目               7,012円

3年目             ▲2,689円

4年目             ▲5,499円

5年目            ▲74,717円

6年目           ▲116,383円

7年目            ▲90,784円

7年目7月〜12月    ▲39,548円

8年目7月〜12月    ▲37,920円

参考:使 用料金表

さて来月は!

2012年12月18日(火)  第4839回  Win高速化

  極貧PC6台を軽く早く動かすために勉強を始めました。というか今やネット にはそうした情報があふれています。便利な時代になったものです。
  Win高速化などで検索してみるといろいろとありがたい情報があります。

  無 料でできるウィンドウズ高速化の方法

  ここでは無料のソフトが沢山紹介されています。

  まずは「CCleaner」 でHDDを清掃。これ以外にもレジストリーの掃除をしてくれるものもあります。暫く遠ざかっているとこうし た便利なソフトが沢山提供されているのに驚きます。これからはもう少しチェックする必要がありそうです。

  根本的にOSを如何に縮小させるかの情報も沢山ありました。

  Windows 高速化

  Windows XP簡単ディスク・ダイエット術 11のポイント

  一番驚いたのがヘルプを削除するという考えでした。これは想像もしませ んでした。これやフォントの削除はかなり稼げたような気がします。

  もうひとつ驚いたのがHDDのパテーションをWin上で切り直しができ るソフトでした。以前はバイオスで切っていたのでどちらかと言うと苦手だったので、もう一度パテーションを切り 直すのはおっくうでした。これは便利でした。今回はかなり利用させてもらいました。

  EASEUS Partition Manager使い方(パーティションサイズ変更)

  ハー ドディスクを丸ごとイメージ化してバックアップ&リストア&クローン可能なフリーソフト「EASEUS Todo Backup」

  その上、こんどはHDD丸ごとバックアップなんてのもありました。デ ル Dimension 8400はHDDが2台ついていて一台はデータ用としてDドライブと して使っていたので試しにこちらにCドライブを丸ごとバクアップしてみました。それでどうなるのかと思いこ のHDDを入れ替えてXPを立ち上げると見事に立ち上がりました。つまり完全なバックアップができどちらか が立ち上がらなくなっても入れ替えてやれば全く同じ状態で立ち上がるということです。今は、元のDドライブ をCドライブとして使っています。これは安心です。これで驚いたのがSATAのHDDはウルトラATAのよ うにジャンパピンでプライマリーとセカンダリーに設定する必要がないことです。便利になってますね。

  ということでOSを削ってやっと10G前後まで縮小しました。XPは一 番小さいので7G弱になりました。しかし、2000は4G弱ですからXPといえどもでかいですね。VISTAは 20Gで半分以上バックアップのようなものがWinSxSと いうフォルダの中にあり削除すると良くないようなのであきらめました。なんだか便利なのか余計なお世話なの か肥大化は凄いですね。

  ということでハードに金をかけられないのでOSを小さくしたりいらない ソフトを削除したりで遊んでいます。どこまで小さくできるか挑戦です。

でも意味はほとんど分かってない!

2012年12月19日(水)  第4840回  日本の危機

第 4835回で日本のメーカーの危機と書きましたが、それどころじゃないようです。一番心配していた ことがおこりそうです。何と中国メーカーがパネルの売り込みだけじゃなく発電にまで乗り出すようです。こんな大 きな問題ですが、私の見た限りでは他ではこの記事は見られませんでした。もうすこし大騒ぎになるかなと思ってい たのですが、どこも騒がないようなのでせめて私だけでも書きとめておこうと少し遅いですが取り上げました。

   ス マートジャパンより  2012年12月11日

   中 国メーカーが日本にメガソーラーを建設、全国10地域で27MWの規模に

中国の太陽電池モジュールメーカーのソ プレイソーラーが2013年春から、日本の10地域にメガソーラーを建設する。鹿児島県で 9MW、北海道と群馬県で4MWなど、合計で27MWの発電設備を展開する計画だ。固定価格買取制度による 収益と日本における利用実績の拡大を狙う。[石田雅也,スマートジャパン]

 ソプレイソーラーは中堅の太陽電池モ ジュールメーカーで、中国を中心に日本や欧米など世界30か国以上で太 陽電池モジュールを販売している。日本では2009年に名古屋市に日本法人を設立して営業活動を開始した。 日本国内の実績を拡大する狙いもあって、みずからメガソーラーを全国各地で展開する。

 計画によると、北海道の勇払郡と群馬 県の桐生市で各4MW、鹿児島県の大崎市で5MWのほか、同じ鹿児島県 の御領市と志布志市で各2MW、岐阜県の美濃加茂市で3MW、山梨県の甲府市で2MW、福岡県の朝倉市で 2MW、千葉県の八街市で2MW、岡山県(市町村名は非公開)で1MWを予定している。合計10地域の14 か所で27MWの大規模な発電設備になる(図1)。

  各地域のメガソーラーの運転開始時 期は発表していないが、2013年の春から事業を開始する予定で、 2〜3年程度をかけて14か所のメガソーラーを順次稼働させていくものとみられる。発電した電力は固定価格 買取制度を活用して電力会社などに販売する。27MWの電力をすべて販売すると、現在の買取制度の単価では 年間に約14億円の収入になる。

 ソプレイソーラーは日本における収益 と利用実績の拡大に加えて、太陽光発電の事業化に必要なノウハウを蓄積することで、本業である太陽電池モジュー ルの生産システムの構築にも生かしていく考えだ。

  こういう企業の進出を許すのはきっ とあまり危機感をもってない人達なのでしょうね。お前が考えすぎだと言われるかも知れませんが、やはりもう少し 真剣に考えるべきじゃないでしょうか。
  東京・新潟・名古屋などで中国が日本の土地を買って大使館を作る計画をしていて問題になっていますが、 それにも匹敵するような気がします。何しろ今度は日本の国民が高い価格で買った電気代の上前をはねるので す。日本の企業であればエネルギー問題への取り組みとも考えられますが、中国の企業が持って帰ったのでは日 本にとっては何のメリットもないでしょう。それどころか、その利益で日本に対する工作の資金にでもしそうで す。北朝鮮がパチンコの利益でミサイルを飛ばしているのと同じじゃないでしょうか。
  これが私の単なる杞憂であれば良いのですが、なんとなくしっくりときません。これをアップしたころには もっと騒がれていれば良いのですが。
  それにしても、地権者はもっと考えて欲しいですね。日本の企業で進出したいところは幾らでもあるはずで す。

本当に心配で す!

2012 年12月20日(木)  第4841回  屋根貸し

  昨日の日本の危機に次いで私にとっ ては余り歓迎したくない記事がありました。これは昨日の記事と違って多くのマスコミが取り上げていますが、こち らにも危機感は全くありません。

  第 4758回などで何度か書いてきた0円ソーラーに孫さんが乗り出すとあったので心配していたの ですがやはりやるそうです。こうなると地方で同じ考えを持っているところは太刀打ちできないのじゃないで しょうか。資本を持っているものにはかないません。
  しかし、0円ソーラーの売り込みを期待していた私もここだけとは契約するつもりはありません。

  RBB TODAYより  2012年12月12日(水)

  ソ フトバンクモバイルとSBエナジー、一般住宅の屋根を借りる「おうち発電プロジェクト」開始

  「モバイルセット割」 の概要

  ソフトバンクモバイルと SBエナジーは12日、住宅の屋根を借り受けて太陽光発電システムを設置し、発電した電気を電力会社に売電する 「おうち発電プロジェクト」を共同で開始した。募集期間は12月21日〜2013年3月31日で、先着で 1,000棟を募集する。

  「おうち発電プロジェク ト」では、顧客から住宅の屋根をソフトバンクモバイルが借り受けて、「発電スポット」として太陽光発電システム を設置した後、SBエナジーがまとめて管理し、発電した電気をすべて電力会社に売電する。顧客の負担なしで自宅 の屋根に太陽光発電システムを設置できる他、売電額の一部を「発電スポット」利用料として受け取ることが可能だ という。さらに停電時は、発電した電気を非常用電源として利用できる。なお、太陽光発電システムは20年の契約 期間が満了した後、顧客に無償で譲渡される。

  契約までにはエントリー の後、各種申し込み手続きが必要。また建物の高さや築年数などの条件があるほか、一部対象外となる道府県があ る。

 また、ソフトバンクモバイルでは、 「おうち発電プロジェクト」に合わせて新たに「モバイルセット割」を提供する。「モバイルセット割」は、3年間にわたってソフトバンク携帯電話の「ホワイトプラン」基本使用料と「ホワ イトBB」の月額使用料、または「Yahoo!BB」の月額利用料金の割引が受けられるとのこと。 《冨岡晶》

  私が不思議に思うのは未だにソフト バンクと契約する人が多いことです。もういい加減孫さんの日本人嫌いが分かっても良いと思うのですが、特にモバ イルなんてやっている人たちはネットによる情報に強い人達ですから、そんなことは分かっているはずなのです。そ れなのにソフトバンクが毎月増えているなんてのはなぜなんでしょう。それだけ日本人には危機感がないということ なのでしょうか。

  私にとって残念なのはそれ以上に日 本のエネルギー問題の解決になると確信していたこの太陽光発電を利用して日本に害をなそうとしているように思わ れることです。昨日と同じでお前の考えすぎだろうと言われそうですが、どう考えてもそうとしか思えません。10 年も経てばもう遅いかもしれませんが皆が分かる時が来るのじゃないでしょうか。 

やっぱりそれ では遅い!

2012 年12月21日(金)  第4842回  Win高速化2

  高速化には肥大化したOSやアプリケーションソフトを削除してCドライブの空きを大 きくしておくことが良いそうです。しかし、OSも肥大化していますがそれ以上にHDDの容量が大きくなっている のでそのCドライブを半分も埋めるとなると膨大なデーターでも入れないと無理じゃないでしょうか。私などはデー ターや新しいソフトなどは殆どDドライブに入れる癖が付いているので実際にはCドライブが半分にもなることはな いと思います。しかし、貰ったPCを調べてみるとCドライブは一杯なのにDドライブは全く使ってないなんてのも ありました。
  中にはDドライブが無いものもありましたが、最近のメーカー品はその当たりは必要ないとの考えなので しょうか。そんなこともあり前回紹介したEASEUS Partition Manager使い方(パーティションサイズ変更)には大分お世話になり ました。Dドライブをある程度取り、そこに新しいソフトやデータなどを入れて整理するとCドライブはかなり 空きができます。気の所為かもしれませんがなんとなく早くなったような気がして密かに満足しています。
  さて、基本的な整理が終わると、今度はOSの無駄を削除しようとすべてのフォルダを点検してみました。 XPやVISTAには何だかわけのわからないフォルダが沢山あり膨大なファイルが詰まっているのもありまし た。

その中でも大きいのが「System Volume Information」とWINDOWSフォルダの中にある「Installer」 に「WinSxS」が大きかった。「System Volume Information」はバックアップファイルで「システムのプロパティ」の「システムの復元」の「ドライブCの設定」が最大12%になっていたので 1%に設定するとかなり少なくできました。これを0にすれば良いのですがちょっと度胸がなくて1%にしてい ます。というか1%より少なくしようとすると0になりその中間が設定できないのです。相変わらず余計なお世 話です。

  実は6台の内の1台で「Installer」 をネットで調べる前に中身のファイルを全部削除してしまったところ案の定不都合が起きていますが、今のとこ ろは致命的というほどではないようなので様子を見ています。これに懲りて他のPCではDドライブに Installerフォルダを作ってそこにすべてのファイルを移動して様子を見ています。しかし、これも PCによって症状が違います。大事なければこのまま削除してしまおうとも思っていますがどうなることやら。

頭がこんがらがります!

2012 年12月22日(土)  第4843回  とほほ

  調子に乗ってファイルをどんどん削除してほとんどが空き領域になるくらいまでになり 密かに喜んでいました。ところがやはりそうは上手くいきませんでした。
  前回書いた「Installer」 はやはりいろいろと問題が起きてきました。私のHPの必須ソフトであるワードとエクセルで作ったファイルが クリックしただけでは立ち上がらずいちいちワードやエクセルを指定しなければならなくなりました。「Installer」 の中に残っていたものを削除したのが原因のようです。そこで、再インストールすれば良いだろうと気楽に考 え、やろうとすると何とインストーラーがないのでインストールできないとか何とか言ってきてインストールで きません。ということで仕方なくいちいちソフトを指定して立ち上げています。
  コントロールパネルからそのソフトを削除することもできなくなりました。万事窮すです。他のPCから「Installer」 にあったオフイスのファイルを持ってきてコピーしてみましたがこれも駄目でした。インストールした時期とか 残ったファイルなどで他のものには効かないようです。
  ということで、あきらめて使っています。使えない訳じゃないのでまだ良かったのかもしれません。
  私のように知りもしないのに「Installer」 の中のファイルを削除しないように気を付けてください。というかこんな無鉄砲な奴は滅多にいないと思います が。

  さて無鉄砲ついでにもう一つ今メインになったデ ル Dimension 8400のDell Sysytem Restoreというソフトを もういらないだろうと削除しました。その時は別に何の問題もなかったのですが、外出するためにパソコンを終 了して、帰ってきてスイッチを入れると、画面は真っ黒、ありや立ち上がらないと思っていると本体のほうから なにやら大きな音がします。どうやらとんでもないことが起こったようです。
  あわててスイッチを切って、何度か試してみるとどうもCPUファンが物凄い高速で回転してとんでもない 音を出しています。こんなことは初めてで何が起きたか見当もつきません。
  パソコンを開いてファンの掃除をしたり、ファンの電源を抜いてスイッチを入れ立ち上げようとしました が、ウントモスンとも言わず画面は真っ黒。経験不足の私にはもうどうやったら良いかわかりません。最悪の場 合はこれでオシャカかと覚悟して、暫く休憩。その間に、最悪の場合を考えて他のパソコンで、今日の更新の準 備。この期に及んでもまさかメインキが動かなくなるなんて思ってなかったので、完全なバックアップをしてな かったのです。とは言いながらもほとんどはバックアップしていたので最小限の準備では終わり、ホッとしまし た。これでメイン機が使えなくなったとしても更新は続けられそうです。しかし、何時も最悪のことを考えてお かないと駄目ですね。

  打つ手がなくてあきらめようかとも思いましたが、ハー ドディスクを丸ごとイメージ化してバックアップ&リストア&クローン可能なフリーソフト「EASEUS Todo Backup」で作っておいたDドライブをCドライブにして立ち上げたらどうだろう とやってみることにしました。しかし、果たしてこの症状に効くのかは疑問に思いましたが、動けばもうけもの とやってみました。
  何と、何の問題もなく立ち上がってしまいました。ということはやはり最後に削除したDell  Sysytem Restoreというソフトが原因なのかもしれません。それにしても、良くバックアップを しておいたものです。
  今回ばかりは半ばあきらめていたのですが、思わぬところで助かりました。それにしても解りもしないのに やたらに何でもやってしまうこの性格をなんとかしないと又やらかしそうです。とは言いながらも、こうやって いろんな経験をするのも勉強です。何もやらなきゃ何も起こらない。失敗が一番勉強になるなんて開き直ってい ます。

懲りない奴!

2012 年12月23日(日)  第4844回  グラ フィックボード

  第 4817回でも書いたように私のパソコンに求める性能はGoogle  Earthをストレスなく使えることです。とは言いながら我が家の極貧パソコンでは多くは望めま せん。それでもその悪条件の中でも少しでも軽く動かしたい。
  しかし、実際に最新のパソコンを使ったことがないのでどのくらい軽く動くのか解りません。いろいろとネット でも情報を集めてみるのですが、どうもはっきりしたことは解りません。やはりCPUは能力が高いほうが良さそう ですが、グラフィックボードは3Dゲームを動かすような最新式のものは必要ないようです。それでも2Dが軽く動 くくらいの能力は必要なようです。搭載メモリーも多いほうが良いようです。
   そこで我が家のメイン機のグラフックボードを調べてみると
ATI RADEONTM X300 SE 128MBでした。今のところはそれほど不満を持っているわけではないのですが、グラフックボードの中古の安いのがあれば交換したいという欲望は常にあり ます。
  ところが、第 4474回で書いた去年の暮に壊したPCのカードが何とNVIDIA  GeForce 8400GS 256MBでした。長らく自作から離れていたのでこんなことも知 らずにいたのです。これは換えるしかないと早速取り替えてみました。
  なんとなく軽くなったような気がしますが良く分かりません。それでもメモリーが倍になったのですから気分は 良い。きっと早くなっていると信じましょう。
  こうして、メイン機は3GBのメモリーとグラフックボードの交換、ソフトの削除とかなり手を加えたので快調 に動いているような気がします。あくまで気持ちの問題。やっぱりバカですね。

   こうなると DIMENSION 4600Cのグラフックもなんとかしたくなります。というのもこちらはオンボードでインテルのチッ プで64 MBでした。その所為かGoogle  Earthがインストールできませんでした。これはFMVもそうでしたからメモリーが少ないとイ ンストールできないようです。というわけであきらめていたのですが、今回のメイン機の交換で、もしかしたら我が 家に使えるボードがあるのじゃないかと調べてみました。
  そうしたら、ありました。FX5200LPXと書いてあるので調べてみると
Albatron FX5200LPXLow-Profileでした。これもこんなに身近にあったとはお恥ずかしい限りで す。早速取り付けてみたらなんと取り付けの金具の部分が長すぎて取り付けられません。と言ってここであきらめる のはくやしい。いっそのこと長い部分を切ろうと考えましたが、ボードを良く見ると金具は外れそうです。そこで、 やってみると難なく外れました。それで端子が:デジタル(DVI-I),アナログ(D-Sub15ピ ン),TV-out(S端子)と3つあるのですが我が家の極貧モニターは D-Sub15ピンなのでその端子だけを外に出し(これはコードで本体とつないでいる)て固定せずにモニターからのコードとつないで使うことにしました。
  これで見栄えは悪いですがちゃんとケースも閉まりました。早速スイッチオンでやってみると難なく立ち上がり メモリーもちゃんと128MBでした。
  こうなると、我慢できません。すぐに
Google  Earthをダウンロードしてインストールすると思った通り何の問題もなく成功。動かしてみると 十分動きます。
  ということでGoogle  Earthは現在3台で動くようになりました。

満足満足!

2012 年12月24日(月)  第4845回  夫は外、妻は内

    第 4371回などで派遣社員やパートを低賃金で体よく使おうとする今の経済界の考え方を変えない限り 日本が良くなることはないだろうと非難しましたが、そのパートでは特に女性を安くこき使おうという考えがあるよ うに思えてなりません。優秀な女性を優遇せずに安いパート賃金で雇えば得をしたと思えるかもしれませんが、そん な勿体ないことをするより女性には過程で子育てや家事に頑張ってもらう方が結局は日本のためになるのじゃないで しょうか。
  専業主婦がさも働く女性より下になるような風潮を広め安い賃金で使うことを考えた人たちの陰謀に日本中がだ まされたと言って過言ではないような気がします。
  しかし、そんな風潮もあの大地震で少し変わってきたようです。災い転じて福となすとなれば日本にとっては良 かったのじゃないでしょうか。

  Garbagenews.comよ り  2012年12月18日

「夫 は外働き、妻は家事」賛成派初めて増加・反対派を上回る

内閣府大臣官房政府広報室は2012 年12月17日、男女共同参画社会に関する世論調査の結果を発表した。それによると夫婦の家庭生活における 「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」とする考え方について、賛成派が51.6%となり反対派の45.1% を上回っていることが分かった。今回も含めてこれまでに7回同じ内容の設問が行われているが、概して賛成派 は減る傾向にあり、前回調査比で増加したのは今回が初めてとなる。

今調査は2012年10月11日か ら28日にかけて日本国内で20歳以上の日本国籍を有する者5000人を層化2段無作為抽出法で選んだ上 で、調査員による個別面接聴取法によって行われたもので、有効回答数は3033人。男女比は1432対 1601、世代構成比は20代266・30代431・40代500・50代523・60代609・70歳以 上704。

 夫婦間の仕事感・両者の関 係における古くからの考え方の一つとして「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」というものがある。昨今では女性 の社会・職場進出や雇用機会の多様化、ライフスタイルの変化などもあり、結婚してもそのような様式はとらず、共 働きをする世帯が増えているのも事実(【共働き世帯の増え方をグラフ化してみる(2011年分反映版)】)。

 そこでこの考え方について 賛成か否かを尋ねたところ、全体では51.6%の人が賛意を示した。反対派は45.1%で、わずかに賛成派が多 い結果となっている。…以下略

  私も陰謀に乗せられて女性が外で働くことをある程度認めてきましたが、 今は、できることなら女性は家庭でいるべきと考えるようになりました。それには男の稼ぎを良くする必要もありま す。今は、女性を安く使うことで男性の働き場所を少なくし、それが一人の稼ぎで家族を養えないなんて悪循環に なっている。
  その女性を安く使うというシステムは日本で一番定着しているようです。

  US FrontLine News Incより

  日 本は働く母親冷遇 男性との給与格差最大

 【共同】子育てをしながら働く日本の女性は、男性との給与格差が先進国で 最大-。先進34カ国が加盟する経済協力開発機構(OECD)が17日 発表した報告書で、日本では働く母親が不利な労働環境に置かれていることが明らかになった。

 報告書は教育や労働条件などについて各国の男女間格差を比較。育児期に当 たる25-44歳のフルタイム労働者の給与(主に2008年)を調べた 結果、日本では子どもがいる女性の場合、給与の中央値が男性よりも61%低く、データのある30カ国中、男 女間の差が最も大きかった。30カ国の平均は22%。

 子どもの有無にかかわらず全年齢で男女を比べた場合の給与格差も29%で、韓国に次ぎワースト2位だった。

  こうしてみると本当に経営者の思惑にはまってしまっています。そんな安 い賃金で働くより家庭で子育てや家事に頑張っている方がどう考えても良い結果を生むはずです。ここは日本の経営 者も考え直して、男の給料を家族を養えるようにした方が少子化を防ぐ意味でも良いと思うのですが、そうしてきち んとした子育てを受けた子供たちは将来の働き手としても優秀になると思われます。
  やはり、日本は安倍さんの言うように昔の日本を取り戻すときです。グローバル社会なんてマネーゲームの 世界の風潮に染まらずきちんとした国を取り戻しましょう。

今なら間に合うかも!

2012 年12月25日(火)  第4846回  歩くモアイ

  ちょっ と古い話題になりますが、余りに興味深いので取り上げておきます。あのイースター島のモアイ像が歩いて移動したとい う証明の動画です。
  モアイ像の移動と言えば我が香川の数少ない上場企業であるタダノがクレーンを無償で提供 した話題でも有名になりました。そのクレーンを使うことなく歩くのですから想像を絶します。人間てすごいことを 考えますね。

  WIRED.jpより  2012.11.12

   「モアイは歩いて移動した」を証明:動画

   3つのチームが3方向からロープを引っ張ることで、4.35トンあるモア イのレプリカに道を「歩かせる」ことが可能なことを実証した動画が公開されている。

   イースター島のモアイはどうやって移動させられていたのだろうか。現在主流の考え方は、丸太の上を転がして移動さ せたというものだ。しかし、ある考古学者が一風変わった仮説を提出した。モアイは「歩いて移動した」というのだ。

 カ リフォルニア州立大学のカール・リポらは、3つのチームが3方向からロープを引っ張ることで、4.35トンある モアイのレプリカに道を「歩かせる」ことが可能なことを実証した。イースター島に点在するモアイたちもこうして 歩いて移動したと同氏は考えている。

 「Journal of Archaeological Science」誌に論文が公開され、「Nature」によって動画が公開されたこの研究では、無事に石の台座に置かれたモアイだけではなく、移動中に道 端に放棄されたことが明らかなモアイにも着目している。放棄されたモアイには、直立の状態から倒れたと見られる 形跡があるほか、少なくとも1体に、もう一度立てて歩かせようとした形跡が見られるのだ。

 す でに1986年に、さまざまな高さのモアイをこの方法で歩かせようとした研究チームがあったが、歩行時にかかる 圧力によって土台の石が大きくはがれ落ち始めたことで実験が中止された。

 リ ポ氏のチームは、モアイが作られた石切り場では、モアイが立てられた状態で移動していたことを示す証拠があるこ とに着目した。「モアイは通常、上から下へ作られる。そして、岩盤につないでおくための『竜骨』(船底を船首か ら船尾に通す構造材のこと)のような部分が残る」

「像 は窪みで作成され、この窪みから歩かされる形で掘られた通路を通って、モアイの道まで搬出された」。イースター島に は複数の「モアイの道」が横断縦断する形で残っており、その道はモアイがはまるちょうどいい形をしているのだとい う。細くて窪んでおり横に倒れやすいということがない。

 研 究チームはそれぞれのモアイのサイズを測定し、コンピューターモデルで分析して、ロープでうまく牽引すれば「歩 かせられる」と結論した。そして実証したところ、実際に歩いたわけだ。

 さ らに道路脇で壊れ放棄されたモアイは、重心のバランスが悪かったという。…以下略

Easter Island moai 'walked'

 

    この動画を見るまではちょっと信じられないものがありましたが、こんなに簡単に歩くとは驚き以外にありません。 誰もがコロを使って移動したと思っていただけにびっくりです。
  こうなってくるとピラミッドなどももしかしたらもっと違った方法もあるのかもしれませんね。こんなのを見せ られると人類は進歩しているのかどうかもわからないところがあります。

本当に驚き!

2012 年12月26日(水)  第4847回  ムラサキカタバミ

  第 4600回などで何度も書いてきたムラサキカタバミとの果てしのない戦いももうそろそろ決着がつい ても良さそうなものですが、やはり敵はそんなに甘くないようです。
  仕事も休業状態でこのところパソコン三昧の日々が続き、ほとんど外への出なくなっていましたが、余り放って おくと又雑草がはびこっているかもしれないとお日様が出て暖かい日にちょっと外に出てみました。
  やはり、心配したとおりでした。あのにっくきムラサキカタバミがちゃんと芽を出してきていました。

ム ラサキカタバミ

 

   ここは太陽光発電の下なので雨が当たらないので芝生も枯れてなかなか再生しないところなのですがムラサキカタバミ にとっては却って絶好の場所なのでしょうか何時まで経っても芽を出してきます。この場所で一体どのくらい根こそぎ抜 いてきたでしょうか。もう終わったかなと何度思ったことか。その都度自分の甘さにがっかりしてきましたが、今回も又 同じ結果でした。
  やはりこの戦いは終わることはないのでしょうか。私の寿命の方が早そうです。

まだ負けるもんか!

2012 年12月27日(木)  第4848回  ソーラークリニック

     第 4815回に次いで太 陽光発電 診断 - ソーラークリニックに11月分の診断結果が発表されています。
  先月に続いて少しは期待していたのですが、先月同様後半に伸びがありませんでした。去年ほどは酷くはなかっ たというものの大きな増加はありませんでした。やはりおてんとうさまは正直です。

   登録名はマア小父の発電所です。

   参考:前 年11月分

    月 間発電量(パネル1kWあたり)

      2012年   10月     1677 /2152   92.5kWh/kW

      2012年   11月     1584 /2100    65.3kWh/kW

   月 間発電指数: ※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100

           2012年 10月          2075/2152            96

           2012年11月      1921/2100         103

    年 間発電量:(パネル1kWあたり)

         2011年 11月〜2012年  10月    1034/1330   1100 kWh/kW

         2011年 12月〜2012年  11月    1038/1344   1104 kWh/kW

    年 間発電指数: ※発電指数=発電量÷最寄3地点平均予測発電量×100

          2011年  11月〜2012年  10月    1203/1330     103

          2011年   12月〜2012年  11月        1215/1256    103

今月の愚図つ き気味の天気で早明浦ダムはとうとう年間通じて貯水量が100%近いという異常 が続いています。この異常ばかりは香川県民にとっては歓迎ですが、やはりカラッとした天気も欲しい。贅沢なもの です。
  12月もカラッと晴れた日は少なく愚図つき気味なので発電量は期待できそうもありません。冬になったところ で早くも春が待ち遠しい。寒さがこたえるのも歳の所為でしょうか。

さて来月は!

2012 年12月28日(金)  第4849回  働かない 「働きアリ」

  どんな企業や組織でも一生懸命働い て組織を引っ張っているのは2割、平均的な働きが4割、そしてぶら下がっているのが2割でありその比率はほとん ど変わらないと良く言われます。
  私も自分の仕事せずを棚にあげて仕事をせずにぶら下がっている人たちを非難したものです。そういう私も 蔭では同じように非難されていたのかもしれません。
  しかし、どうやらこれは生き物すべてに同じような法則があるようです。何とも興味深い話題がありまし た。

  「国際派時事 コラム・商社マンに技あり!」より   Dec 19, 2012  

   働か ない 「働きアリ」 がいる !? (2)

   カテゴリ:これは、お もしろい 最近ビビッときた囲み記事が、これ。

 ≪働かない 「働きアリ」 がいる!?

  常に一部は仕事に 「出遅れ」

  新たな性質 北大チーム 発見≫

 「働かない働き蟻」 といっても、ほんとに全然働かないわけではなくて、群れのなかで働き手が少なくなると働き始める。

 群れのなかで、つねに一定 の割合の蟻が、出遅れてノンビリしている (ように見える) 。

 日本経済新聞 平成24年12月15日夕刊1面の囲み記事。北海道大学の長谷川英祐准教授のグループ研究だそうだ。

≪よく働くアリと働かないアリを別々に しても、再び同じ割合で、働くアリと働かないアリに分かれた。≫

 すごく共感できた。人間の 群れだって、正常な群れは働かないひとがつねに一定の割合でいるものではないか。

 われわれ総合商社の職場 だって じつは、なぜかあんまり席にいない人とか、明らかに仕事のないひととか、必ずいるんだな。

 そういうひとだって、働く ときは働く。

 まぁ、それが生き物の本性 にかなった あり姿だということですね。

 つねに100%稼働の群れ というのは、想像しただけで怖いと思いませんか。

 それって、大躍進か文化大 革命の群衆のよう、というか、暇になってはいけないと進軍あるのみの軍隊というか。

 生物が100%稼働するイ メージとしては、異常繁殖したトノサマバッタが飛び荒れて草木を食い尽くす蝗害(こうがい)状況とか、顕微鏡の 下で一斉に分裂を繰り返す黴菌(ばいきん)とか。

 やっぱり、100%稼働っ て、病的なんだろうな。

 必要な仕事の量は乱数のよ うにブレる。

 「つねに100%稼働」 の群れがいるとすれば、それは明らかにムダな仕事も大量に行っているのだろうし、そしてぎゃくに、ほんとうに必 要な仕事の量が増えたときには対応できずに群れが危機に陥る。

 研究者を検索したら、長谷川英祐博士 (理学) の自己紹介 があった。

 ページの後半をみると、研 究テーマのなかには

 「はたらかない働きアリは なぜいるのか? 疲れる集団の社会生理学」

 とか 「ヨモギヒゲナガアブラムシはなぜあんなに色が多様なのか」とか「グッピーのメスは連続的にオスと出会ったとき一番いいオスを選ぶか?  1回しか取れない回転寿司の論理」とか、興味深いものがいろいろと。

 たぶんこれも、神さまの謎 にせまるひとつの道なのかもしれませんね。

 神さまや天使たちも、きっ と100%稼働じゃなくて、だからこの世界にはとんでもないハプニングが尽きないのかも。

 長谷川英祐博士は、サング ラスをかけるのが好きで、アルファロメオを愛し、映画鑑賞は年に50〜60本ということだそうで。

 前だけじゃなくて、横にも 斜めにも跳んでる生き方、共感しますね。あらわれかたは異なるけれど、ベクトルはぼくも似たところがあると思い ます。

    成程、100%は 怖いというのは納得できますね。働かない2割がその組織の余裕というのも良いですね。こういう説にもっと早く出 会っていれば私ももう少し余裕をもって仕事ができたかもしれないと反省します。
   それにしても生き物って面白いですね。どんなことにも無駄がないのが無駄の効用でしょうか。他の生き物は そんなことを意識せずに自然に生きているのでしょうから、人間もこういう精神で余裕を持って生きた方が気楽で しょうね。妙に頑張って生きようとするからいらない摩擦が起こる。
  余りに必死になって生きてきた人類が地球にはびこったことが地球に害をなしていると考えると面白いですね。

やはり余裕が 大事!

2012 年12月29日(土)  第4850回  グリーンフェライト

  第 4127回第 4431回で取り上げた夢の太陽電池の可能性があるグリーンフェライトが久しぶりに記事になってい ました。その余りの素晴らしさに惑わされて期待したのですが、あれから殆ど話題にならなかったのでやはり無理 だったのかと諦めていましたが、まだまだ動いているようです。

   太陽電池に関 するニュース記事より

   経産省が「酸化鉄太陽電池技術研究組合」の設立を認可、2014年度まで の製造法開発(ロールツーロールを想定)を目指す

経 済産業省が2012年12月12日に、

・ 技術研究組合法に基づき、新しい技術研究組合3つの設立を認可した。と発表 したとのことです。

(ニュー ス記事)

・ 経産省、3つの技術組合を認可 エネルギー・環境分野で(日本経済新聞)

 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS12032_S2A211C1EE8000/

(経 産省のサイト内ページ)

       エ ネルギー・環境分野の研究を行う3つの技術研究組合の設立を認可し組合設立数が62になりました

   本件の概要

  経済産業省は、技術研究組合法に基づき、12月4日付けで「技術研究組合北九州スマートコミュニティ推進機構」及び 「酸化鉄太陽電池技術研究組合」、本日付けで「エコマリン技術研究組合」の設立を認可しました。

   「技術研究組合北九州スマートコミュニティ推進機構」は、平成21年の技術研究組合法改正の成果として、当省所 管組合で初めて「サービス分野」の研究を行う組合です。経済産業省は、引き続き、本組合制度を通じ、民間企業の 研究開発・事業化を支援してまいります。

       酸 化鉄太陽電池技術研究組合(略称:鉄太陽電池組合)の概要

    ・・・略

 ・ 事業内容:

  酸化鉄化合物「グリーンフェライト」が持つ

 ・ 光吸収特性

 ・ 光伝導効果

  を応用して、赤外線領域から動作する安価・高効率な酸化鉄太陽電池の早期実現にむけ、試験・研究を行う。

・ 目標・方針:

  安価なPN接合形成技術(塗布型、ロールツーロール方式を想定)を、 2014年度までに開発する。

  そして同技術の開発後に量産化技術を検討し、事業化に向けた工程を決定する。

・ 事業費:2012年度に3,060万円

グ リーンフェライトを用いる太陽電池の開発については、2011年6月に岡山 大とベネッセHDが連携協定を結んでいましたが、今回の技術研究組合設立により開発体制が拡大されれば、実用化 の時期が大幅に近づくのでは、と期待が高まります。

kWあたり100ドルという価格が本当に実現できるものなのかは分かりませんが、も し実現すれば文字通りのエネルギー革命をもたらすと思われるので、今後の取り組みに強く注目・期待したいところ です。

   こういうのが本物になってくれれば原発問題なんか一気に解決しそうですが果たしてどうなるのか。なんとか本物に なってほしいですね。それにしても事業費3000万というのはちょっと少なそうな気がするのですが、民間では海のも のとも山のものとも分からないものには資金が集まらないでしょうね。
  国の予算をつぎ込んで一気に勝負をつけるなんてことはできないものなのでしょうか。失敗した時のリスクを負 う者がいないんでしょうね。
  いずれにしても、まだ消えてなかったことだけでも喜びましょう。

どうなるか!

2012年 12月30日(日)  第4851回  発電と熱回収

 第 4577回で取り上げたス マートソーラーインターナショナルが熱も利用するシステムに進化させたようです。前回の太陽光発電 だけではそれほどの魅力を感じられなかったのですが、熱も利用するとなると面白そうです。

  SankeiBizよ り  2012.12.23

  発 電と熱回収、太陽追尾で“二役” 東大発ベンチャーが開発  

   再生エネルギー普及へ、高効率化

 東京大学発のベンチャー企業、スマートソーラーインターナショ ナル(仙台市)は太陽を自動で追尾し、発電と熱回収の“二役”をこなす太陽光発電システムを開 発した。

 太陽光をエネルギーに換える変換効率は、太陽光発電単独に比べ2倍の最大 40%超を実現した。7月から再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が買い取る「固定価格買い取り制度」 が始まり、太陽光発電の普及が加速しているが一方で効率向上やコスト低減を求める声が強まっている。

 システムは太陽電池のセルを六角形に組み合わせて筒状にし、周りを半円形 の反射鏡で囲む。この鏡が太陽の向きに合わせて動き、太陽光を装置中心のセルに集めて発電する仕組み。太陽の位 置が低い冬でも効率良く発電できるという。

 太陽電池を包むガラス管の中の冷媒が発電と同時に発生する熱も回収する。 発電した電気は照明などに使えるほか、電力会社へ売電もできる。熱は温水としてハウス栽培や工場、ビルの暖房な どに活用する。

   平成25年度から装置を5千台以上組み合わせ、発電能力が1千キロ ワット超の大規模システムの本格販売にも乗り出す。農業事業者や工場などに売り込む方針で、余剰電力は電力会社 への売電を想定している。…以下略

   第 4577回での記事では熱の利用には全く触れてなかったと思うのですが私の勘違いでしょうか。 それにしてもただでさえ効率が良いとされる発電と熱との両方の利用となるとかなり高率の良いシステムといえ そうですが、問題は価格でしょうか。
  いずれにしても、太陽電池と太陽風呂の合体を期待していた私としては興味深々です。なんとか、費用対効 果で圧倒的な商品にしてエネルギー改革の希望になってほしいものです。

期待しすぎかな!

201212月31日(月)  第4852回   世界最軽量・最薄・最柔軟

  昨日は発電と熱回収という面白いシステムを取り上げましたが、太陽電池自体も画期的 な開発が進められているようです。日米両方で同じ時期に画期的な薄膜の太陽電池開発の記事がありました。

    SJNニュースよ り   2012年12月26日

スタンフォード 大、何にでも貼り付けられるフレキシブル太陽電池を開発

カテゴリー: 太陽電池 ― SJN @ 1:52 AM

スタンフォード大学の研究チームが、どんな材質の 表面にも貼り付けられるフレキシブルな薄膜シリコン太陽電池を開発したとのこと。通常のプロセスで作製した太陽 電池をシリコン基板から剥離し、紙、プラスチック、窓ガラスなどほとんどあらゆる表面に貼り付けることができ る。変換効率は7.5%あり、剥離・接着後も性能が低下することはない という。2012年12月20日付けの Scientific Reports に論文が掲載されている。…中略

「ヘルメット、携帯電話、出っ張った窓、携帯電子 機器、湾曲した屋根、衣服など、何にでも太陽電池が取り付けられるようになる」と Zheng 氏。さらに、この剥離・接着技術が使えるのは、太陽電池だけに限らないと話す。印刷回路、超薄膜トランジスタ、液晶ディスプレイなどにも同じ技術が適用で きる可能性がある。薄膜電子デバイスと薄膜太陽電池を組み合わせることで、衣服から宇宙航空システムまで、 様々な分野で新しい製品の開発が可能になると考えられる。デバイス作製用の基板についても、ニッケル/シリ コン酸化膜以外の材料の研究も進めているという。

   参考:Peel-and-stick solar panels

  面白そうですね。こんなのが安価にできると何でもどこでも太陽光発電だ らけになってエネルギーは太陽電池ですべて賄う時代が本当に来るかもしれませんよ。
   これは日本が遅れたかなとちょっとさびしく思っていたら日本も頑張っているようです。

  タ イナビニュースより  2012年12月25日

  世 界“最薄・最軽量・最柔軟”な有機薄膜太陽電池、「ソーラーアワード2012」を受賞

   東京大学工学部の研究グループが開発

12月13〜15日に開催された、日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ 2012」において、「ソーラーアワード2012」の授賞式が行われた。同アワードは「自然エネルギーの自給国 家・ニッポンへ」をスローガンにしており、日本の自然エネルギーの普及に貢献したコンテンツに贈られる。

アワードには15部門あり、コンテンツは人、企業、商品などさまざま。そのひとつ「テクノロ ジー部門」において、東京大学工学部(染谷隆夫教授・関谷毅准教授ら)の開発した世界“最薄・最軽量・最柔 軟”な有機薄膜太陽電池が受賞した。

 [東大工学部発表資料よ り]

髪の毛に巻き付けられる驚異の柔軟性

同学部の発表によれば、受賞した有機太陽電池の特性は、

・曲げ半径35ミクロンに折り曲げ ても、エネルギー変換効率4.2%を維持、機械的にも壊れない

300%伸縮させても電気的・機 械的な特性が劣化しない

1gあたりの発電量は10W

で、これはあらゆる太陽電池と比較しても世界最軽量・最薄・最柔軟な太陽電 池だという。

「曲げ半径35ミクロン」という数 値だけでは想像が難しいが、具体的には、人間の髪の毛(半径約100ミクロン)に巻きつけることもできると いう驚きの柔軟性。その特性を活かし、今後は、

身に着けても重さを感じさせないヘルスケアや医療用デバイス用の電力供給源

などへの用途も考えられるという。

  東 京大学工学部プレスリリース(PDF)

  こちらは有機ですからシリコンとは違いますね。世界最軽量・最薄・最柔 軟をうたっていますがどちらが上なのでしょうか興味あるところです。どちらも実用化までにはまだまだなのでしょ うが、こうしていろんな開発が進んでいることは期待が膨らみます。
  果たして、原子力や核融合か太陽電池かそれとも全く新しい技術が開発されるのか、それともどちらも駄目 で化石燃料を使い果たして原始生活に戻るのか。なんて、見ることのできない未来ですが、地球というか人類が どちらに進むのか面白いですね。
  そんな先の話より、来年がどうなるのかも心配ですね。安倍さんとともに日本が立ち直れることを期待した いものです。

それでは、良いお年を!

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