団塊の世代の部屋(183)

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   2014 10月1 (水)   第 5491回    コ メ作況、東西で明暗

  第 5476回の「我が家の太陽光発電」などで今年の冷夏で米の不作という記事が出ないのは何故なんだ ろう、もしかしたらそれ程影響がなかったのだろうかと書きました。

  やはり、私の心配は杞憂だったようです。但し、日本全体であって、西日本は悪かったようです。具体的な数字 は出ていないのでどの程度の不作だったのかは分かりません。

  四国新聞社 | 香川のニュースより   2014/09/26

  14 年産コメ作況、東西で明暗/全国は「平年並み」

  農林水産省は26日、2014年産 水稲の全国の作況指数(9月15日時点、平年作=100)が「平年並 み」の101になるとの見通しを発表した。西日本の大半の県は悪天候で平年を下回ったのに対し、北海道、東北地 方では天候に恵まれてもみ数が多くなるな ど、おおむね順調な生育となった。

  主食用米の予想収穫量は789万9 千トンで、7月に公表した需要見通しの777万9千トンを上回り供給過剰となりそうだ。米価の下落などによって 農家収入に影響が出る可能性がある。

  作況指数は、収穫後の12月にこの まま確定すれば、4年連続で指数が100を超える。

  日本列島の縦長さが幸いしたのでしょう。それでも、東北、北海道は天候に恵まれていたのには驚きました。確かに ネットでは東京あたりも四国とは天候が違っていたようなので、北の方はもっと影響がなかったのでしょう。
  
   私の体感としては、タイ米騒動のあった1993 年米騒動の時より夏は涼しかったような気がしていただけに意外でした。もしかした、歳の所為で暑さを感 じなくなっていたのでしょうか。
  この歳にはまだ我が家の太陽光も無かったので発電量を比べる訳にも行かないのできちんと比較するものがありませ ん。収穫が終わった後の作況指数で確認するしかないようです。
  いずれにしても、大問題にならなかったのは喜ぶべきでしょう。と言うか、水害や不作が無いのなら、今年のような 冷夏は生活するには有難いですね。

地球温暖化も色々です!
2014 10 月2 (木)   第 5492回  再 生エネルギー時代が来るか  
   九州では離島での太陽光発電の買い取りの余力が無くなったので設置を制限するというニュースが早くからありました が、とうとう九州本土にもその恐れが出てきたようです。
  北海道でもメガソーラーが増えて同じような問題が起きていたようですが、やはり、条件の良いと思われる九州が早 くなったようです。
  一見、残念なニュースですが、ここまで太陽光発電が進んだことは喜ぶべきことじゃないでしょうか。これまでは、 まさかここまで太陽光発電が進むとは 思ってなかったのがここまで来たのですから、あの孫・菅の悪巧みから始まったとんでもない好条件の産業用の固定価格 買い取り制度の功績とも言えるでしょ う。
  こうなったら、新しい世代に入ったと考え、早急に蓄電の能力を上げて太陽光発電を有効に活用する方向に進むべき じゃないでしょうか。
  これで、原発が稼働すれば石油やガスなどの火力発電所の大幅な削減も可能になりそうです。早く、この方向に持っ て行くべきでしょう。そうなれば、電力価格も案外抑えられそうな気がします。    
   
   九 州電力株式会社より   平成26年9月24日

  九 州本土の再生可能エネルギー発電設備に対する接続申込みの回答保留について

  平成24年7月の固定価格買取制度(以下、FIT)開始以降、太陽光発電(以下、太陽光)を中心に再生可能エネ ルギー(以下、再エネ)の普及が進んで きました。特に九州は、太陽光のFITによる設備認定量、及び既に発電中の設備量のいずれも全国の約1/4を占めて おり、他地域と比べても再エネが急速に 普及拡大しています。

  当社は、国産エネルギーの有効活用、並びに地球温暖化対策として優れた電源であることから、再エネについては、 水力、地熱などを積極的に開発するとと もに、太陽光などの受入れを推進しており、合わせて更なる再エネの受入れ拡大に向けたスマートグリッド実証試験など の取り組みを行っております。

  そのような状況において、本年3月の1か月間で、それまでの1年分の申込み量に相当する約7万件もの太陽光の接 続契約申込み(以下、申込み)が集中し たことから、内容の詳細を確認してまいりました。その結果、7月末現在の申込み量が全て接続された場合、近い将来、 太陽光・風力の接続量は約1,260万 kWにも達することが判明しました。これらの全てが発電すると、冷暖房の使用が少ない春や秋の晴天時などには、昼間 の消費電力を太陽光・風力による発電電 力が上回り、電力の需要と供給のバランスが崩れ、電力を安定してお届けすることが困難となる見通しです。

  以上の状況を踏まえ、当社は昼間の揚水運転の実施や地域間連系線を活用した九州外への送電など、現状で可能な最 大限の需給バランスの改善策により、九 州本土において再エネをどこまで受け入れることができるかを見極める検討を行います。この間(数か月)、別紙のとお り、既に再エネの申込みをされている事 業者さま、及び今後新規申込みをされる事業者さまにつきまして、申込みに対する当社の回答をしばらく保留させていた だきます。
   ただし、ご家庭用の太陽光(10kW未満)などは、当面回答保留の対象外とします。

  当社といたしましては、電力の安定供給を前提として、今後も再エネの円滑な接続に向けた対応を進めてまいります ので、関係者のみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

  長い目で見れば、化石燃料の削減による環境問題への貢献とコストダウンには原発と太陽光発電など再生可能エネル ギーとの併用こそが目指すべき道であり、最後はコストダウンのなった再生エネルギーで全量を賄うようになるのが理想 でしょう。
  その実現を早めるためにも九州電力にはこの問題を早急に解決して再生エネルギーの比率を増やしてもらいたいもの です。

  予想以上に早まるかも!
2014 10 月3 (金)   第 5493回  エ ネルギー自給
   昨日の第 5492回再 生エネルギー時代が来るか」 で九州の太陽光発電があの孫・菅コンビの悪 巧みで設置が進み、買い取りの許容量を超え てしまったことについて、良いように考えれ ば、太陽光発電を主体とした再生エネルギー と原発で電力の全てを賄う可能性が出てきた と書きました。

  しかしながら、この太陽光発電の急激な 伸びがやはり、あの孫・菅の最悪コンビによ る誤った政策によることは間違いありませ ん。
  産経新聞が、そのあたりを痛烈に批判し ています。当然出てくるべき批判だと思いま す。  


  産経ニュースより  2014.9.29

  【主張】 再 生エネ買い取り 強引な普及計画は見直せ

  九州電力が太陽光など再生可能エネルギーの買い取りを中断することを決めた。他の電力会社でも同様の動きが出ている。実態を踏まえない普及制度の杜撰 (ずさん)さが露呈したといえる。

  買い取り制度に基づく申請が急増 し、安定的な電力供給に支障を来しかねない事態に陥ったという。割高な価格で買い取りを進めていることが大きな 原因だ。

  多様な電源の確保を目的とした制度 とはいえ、電力需給の不均衡を招くようでは本末転倒だ。

  割高な買い取り価格は料金に転嫁さ れる。国民負担や電源構成のバランスを考えず、再生エネの普及ばかりを優先させる姿勢は転換すべきだ。買い取り 価格の引き下げを含め、導入策の再設計を求めたい。

  再生エネによる発電設備は、一昨年 7月の制度開始から今年3月末までに、約900万キロワット分の稼働が始まった。このうち9割超を太陽光発電が 占める。とくに九州は土地が比較的安く、日照時間が長いこともあり、九電に太陽光発電の買い取り申請が集中し た。

  だが、太陽光は天候や昼夜の発電量 の差が大きく、安定性に欠ける。これを大量に受け入れると、周波数が乱れて電気の質が下がったり、停電が起きた りする恐れもあるという。

  電力の安定供給のため、九電が受け 入れ中断を決めたのはやむを得ない。

  送電網の容量が限られていることも あり、東北電力や東京電力でも地域によって再生エネの受け入れを制限している。北海道電力では風力発電の受け入 れ能力が限界に近づいている。

  電気代に上乗せした徴収分は、すで に標準家庭で年間2700円の負担となっており、これからも増えることが確実視される。それとは別に、原発の運 転停止による料金の大幅上昇もある。

  制度改革は待ったなしだ。大規模な 発電事業者には、送電網の容量増や接続設備などで一定の負担を求めたい。年1回の買い取り価格の見直しの機会を 増やし、割高な価格の是正も急ぐべきだ。

  再生エネは環境に対する負荷が小さ い。「地産地消」型の分散電源として、将来にわたって大事に育成すべきものだ。

  無理な普及策をごり押しするなら、 かえって普及を妨げることになりかねない。

  残念ながら、この批判は的を射ているだけに反論し難いものがあります。やはり、早急な見直しはあって当然でしょ う。
  確かに、設置は増えましたが、急激な増加に国内メーカーの生産が間に合わずに、中・韓の太陽電池メーカーの進出 や発電会社の設立などの問題も起きています。
  国民から徴取した高い電気代で外国のメーカーを育てたのでは何をやっているのか分かりません。やはり、エネル ギーは国内産で賄うのが当然じゃないでしょうか。
  もう一度、日本のメーカーを育てる政策に作り直してほしいものです。国内メーカーできちんとしたコストダウンが でき、発電量も賄えるようにならなければ何のためのエネルギー政策か分からなくなってしまいます。
  エネルギーや食糧など国の根幹にかかわるものはやはり国産にすることが必要です。

 今からでも遅くない!
2014 10 月4 (土)   第 5494回  四 国電力も
   第 5492回の「再 生エネルギー時代が来るか」 で九州電力の太陽光発電の買い取り検討を取 り上げましたが、何と、我が四国も電力が検 討に入っているのだそうです。知りませんで した。 
  第 4916回の「
坂 出のメガソーラー」 などで何度も書いてきたように、電力の買い 取り容量の制限で私も苦しめられましたが、 あれは、その現場現場で容量があるかどうか だったのですが、今度はそれが全体としての 容量が無くなったと言うことです。
  もともと、電力さんは太陽光発電は汚い 電気と嫌ってきたので、何時かはこういう時 が来るとは思っていましたが、孫・菅の悪巧 みによる余りにも条件の良 い産業用の買い取り条件で抜け目のない企業 がどんどん発電に進出して来たことで一気に 設置が増え、問題の表面化が早くなってきた と言うことでしょう。
  ゆっくりと、太陽電池とバッテリーの開 発が相乗効果として進むことにより電力の買 い取り容量に問題が起きないようになれば問 題は起きなかったでしょうが、ちょっと残念 です。   


   日本経済新聞より   2014/9/26

  四 国電も再生エネの新規受け入れ中断検討

  四国電力は九州電力に続き、再生可能エネルギーの発電事業者がつくった電力の新規受け入れを中断する検討に入っ た。企業からの買い取り申し込みが急増 しているためだ。経済産業省はこうした事態を受け、電力会社の受け入れ能力を検証する。再生エネの普及と電力の安定 供給の両立に向け、政府は抜本的な対応 を迫られそうだ。

  四国電力は10月から、四国全域で企業からの再生エネの買い取り申し込みを保留する。出力の変動が大きい太陽光 発電を大量につなぐと、電気を安定的に 供給できない恐れがあると判断した。九州電力も24日、申し込みへの回答を保留する方針を発表している。北海道電力 や沖縄電力も申し込みが受け入れ能力を 超える状態になっており、再生エネの拡大に電力会社が対応できていない事態が次々に明らかになっている。

  経産省は10月にも総合資源エネルギー調査会の下に専門家会合を設け、まず九電に追加の受け入れ余地がないかな どを精査する。専門家の第三者の目で確 かめ、まだ買い取りが可能と判断すれば申請を受け付けるよう促す見通しだ。「再生エネの最大限の導入に向けて何がで きるかを、あらゆる角度から検証する」 (小渕優子経済産業相)方針だ。

  ただ、再生エネを安定的に普及させるには、電力会社の受け入れ余地の検証だけでは不十分だ。欧州でも再生エネ制 度は曲がり角を迎えている。経産省は再生エネのコストを精査した上で、現状の固定価格買い取り制度の妥当性を検証す る。

  又、第三者委員会でしょうか。この第三者委員会が立ち上がって、何か物事が進んだと言うことはあるのでしょう か。何となく、決めることのできない政府や行政の逃げの姿勢に思えるのは私だけでしょうか。
  原発の稼働にしろ、この太陽光発電の買い取りにしろ、政府が本当に大事だと思えば、思い切って決断すべきじゃな いでしょうか。
  結局は左翼による反対を恐れて決断できないだけのように思えて仕方ありません。つまりは、民主主義の悪しき限界 のような気がします。

 やるべきことはやらないと!
2014 10 月5 (日)   第 5495回  太陽の光と 熱利用
   第 4979回の「太陽の光と熱利用」で取り上げた太陽光と熱を利用するIBMのシステムが2017年に発 売される見通しだそうです。
  いよいよ実用化に目途がついたと言うことでしょうか。この光と熱の両方を利用する方法は効率も素晴らしいような ので、世界のエネルギーの勢力図が変わるのじゃないかと期待しています。

  スマート ジャパンより  20140929

  ヒ マワリのように太陽光を集めて、電力と熱を供給する

  太陽光を2000倍に集光して電力と熱の両方を供給できるシステムが2017年に全世界で発売される見通しだ。IBMの研究部門とスイスの太陽光発電システム会社が共同で開発 した高集光型の太陽光発電・熱システムである。晴天の日には12kWhの 電力と20kWh相当の熱を供給することができる。 [石田雅也,スマートジャパン]

  スイスに本社を置くAirlight EnergyIBM Researchと共同で、高集光型の太陽 光発電・熱システム(HCPVThttp://www.research.ibm.com/)の 製品化を進めている。HCPVTは高さが10メートルのヒマワリに似た形状で、40平方メートルの面積があるパラボラ型の集光面で構成する(図1)。集光面は太陽光に合わせて最適な角度に動くトラッキング機 能を備えている。

  集光面には楕円曲面状のミラーが36枚並び、それぞれのミラーが太陽光を集めて受光器に反射させ る役割を果たす。受光器の中に太陽電池チップが集積していて、1セ ンチメートルあたり最大57Wの発電能力がある。さらに 太陽電池チップは薄い層の上に実装してあり、層の内部を水が循環して太陽熱を冷却する仕組みだ。冷却後の温水は8590度 になる。

  この一連の流れで太陽光エネルギー を2000倍に集約して、1日あたり最大で12kWhの 電力と20kWh相当の熱を作り出すことができる。日本 の一般的な家庭が1日に使う電力量は10kWh程度であることから、それに十分な発電能力がある。

  Airlight EnergyHCPVTを販売するための専門会社「Dsolar」を設立済みで、2017年までに日本を含む世界各国で発売する計画だ。現在市場 に出回っている同等のシステムと比べて2分の1から3分 の1の価格に抑えることを目指す。導入する場所は家庭の ほかに、病院やホテル、ショッピングセンターなどを想定している。

   第 4979回の記事と余り内容が変わらないようなので、本当に開発が進んでいるのかと思い、サーチし てみました。IBMのニュースリリースがありました。発表日が先月の25日になってますから、前回の発表からは 1年以上経っているのでやはり進展があったということでしょう。

  kAirlight EnergyとIBM、ソーラー電気とソーラー熱を遠隔地に

   2014年9月25日

  Airlight EnergyとIBM、ソーラー電気とソーラー熱を遠隔地に水冷式太陽電池チップを使用して太陽光を2,000倍集光するシステム  [スイス・ビアスカ 2014年9月24日(現地時間)発]

   スイスに本拠を置くソーラーパワー・テクノロジーのサプライヤーであるAirlight Energyは、IBM Researchと協力して、経済的なソーラー・テクノロジーを2017年までに市場にもたらします。このシステムは、太陽放射を2,000倍集光し、そ の80パーセントを有用なエネルギーに変換し、晴天であれば12キロワットの電力と20キロワットの熱を生み出すこ とができます。これは複数の平均的な家 庭*が必要とする電力に相当します。
  現在、開発に携わる科学者は適切な保守を行うことでHCPVT構造の動作寿命は最長60年と見積もります。保護 フォイルとプラスチック製の楕円鏡は、 環境に合わせ10〜15年で交換する必要があります。また、太陽電池セルは25年ごとの交換が必要となります。この システムには、その寿命に亘って設計上 と製造上の進歩を組み込むことができるため、システムの効率をさらに向上させることが可能となります。…中略

    HCPVTシステムは種々の設備を追加することにより排出される温水から飲料水を造ったり空調行ったりすること ができます。たとえば、海水を 多孔性の膜蒸留システムに導き入れて、そこで蒸留および淡水化できます。このシステムにより、受光面積1平方メート ルあたり一日30〜40リットルの飲料 水を生み出すことができます。同時に、1日に25パーセントを超える発電量、つまり2キロワットアワーの発電も可能 です。生み出される飲料水量は、人が平 均的に1日に必要とする水の量**の半分を若干下回る量ですが、複数設置することにより、1つの町に十分な量の水を 供給できます。…以下略

  何と、飲料水まで出来るとなると日本の得意分野の海水淡水化装置の強敵になるかもしれません。いずれにしても、 これが本物で、コストの問題も克服しているとなるとエネルギー革命と言っても良いのじゃないでしょうか。
  現物が出てきてどんな結果が出るか、これは見ものです。

これは日本に開発してもらいたかった!
2014 10 月6 (月)   第 5496回  日 本でも太陽熱発電
   昨日(第 5495回太 陽の光と熱利用 )のIBMの装置には驚かされ、日本の開発だったらよかったのにと書きました。
  ところが、 第 5170回の「仁尾の太陽博の跡地」でも書いたように、日本ではもうどこも諦めていたと思われる太陽熱 での発電を開発しているのだそうです。

   ス マートジャパンより  20140930

   太 陽熱を集めて蒸気で発電、曇りの日や夜でも電力を供給できる

  日本でも30年以上前に国家プロジェクトで取り組んだことのある太陽熱に よる発電技術に再び注目が集まっている。太陽熱で蒸気を発生させて発電する方式で、太陽光発電よりも日射量によ る出力の変動が小さく、熱を蓄えて曇りの日や夜間でも発電できる。2016年 に横浜市で試験運転が始まる。  [石田雅也,スマート ジャパン]

  新たに太陽熱発電に挑むのは三菱日立パワーシステムズとバブコッ ク日立のグループである。環境省から「平成26年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」に選ばれて、2014年度内に実証事業を開始する。開発する太陽熱発電システ ムは多数のミラーを使って集めた太陽熱で蒸気を発生させる方式である。

  三菱日立グループは2種類の集光・集熱方法を組み合わせたハイブリッド方式による「HSTSHybrid Solar Tower System」の実用化に取り組む。横浜市にある三 菱日立パワーシステムズの横浜工場の構内にHSTSの検 証設備を建設して、2016年に試験運転を開始する予定 だ(図1)。

  HSTSでは細長い集光ミラーと集熱管を使って蒸気を発生させる 「フレネル型」と、長方形のミラーで反射させた太陽光をタワーの上部に集めて加熱させる「タワー型」の2方式を併用する。水から蒸気を発生させて300度の温度まではフレネル型を利用して、それ以上の高い温度 に加熱する工程をタワー型で実行する仕組みである。あとは通常の火力発電と同様に高温の蒸気でタービンを回転さ せて発電することができる。

  太陽熱発電は現在のところコストが 高いことから国内では実用化に至っていない。三菱日立グループは2種 類の集光・集熱方式を併用することによって、従来よりも小規模な設備を開発してコストダウンを図る方針だ。さら に蓄熱システムと組み合わせて発電量の平準化にも取り組む。

  太陽熱は日射量によって変動する が、溶融塩などの媒体を利用して高温のまま蓄熱システムに貯蔵することがで きる。その熱を使って曇りの日や夜間でも蒸気を発生させて発電することが可能になる。太陽電池を利用する一般的 な太陽光発電システムが晴天の日中にしか発 電できないのと比べると、太陽熱発電は安定した電力を供給できる利点がある。

  かつて国内でも1981年に香川県の仁尾町(現・三豊市)に1MW(メ ガワット)の太陽熱発電システムを国家プロジェクトで建設したことがあったが、結局は失敗に終わったまま実用化 は進んでいない。太陽熱発電システムの最大 の課題であるコストの問題を解消できれば、天候の影響を受けにくい再生可能エネルギーとして発展する可能性を秘 めている。

  IBMの装置より効率の良いものが出来れば良いのですが、今の状況ではIBMの方に軍配が上がりそうな気がしま す。とは言いながら、三菱と日立という 日本を代表する重電メーカーが組んでやるのですからそう簡単に尻尾を巻いて逃げ出す訳にも行かないのじゃないでしょ うか。
  何とか頑張って、IBMに匹敵するようなものを作ってもらいたいものです。太陽光大好きの私ですが、太陽熱の有 難さも太陽風呂で身に沁みていますので、あれを利用しない手はないと思っています。是非、太陽電池とのコスト競争に も頑張ってもらいたいものです。

又、面白くなりそう!
2014 10 月7 (火)   第 5497回  太 陽光発電は生き残れるか
   第 5494回の「四 国電力も」 で取り上げた再生エネ買い取り見直しが各電 力会社に広まってきました。どうやら太陽光 発電が大きな関門にぶつかったようです。
  この関門を乗り越えることが出来なけれ ば太陽光発電の時代はこれで終わる恐れもあ りそうです。孫・菅の悪巧みによる余りにも 好条件の買い取り価格と年数で爆発的な設置 ブームによりその喚問が思ってた以上に早 まったということです。
  価格と期間の見直しは当然としても、こ の関門を突破するには、大規模で安価なバッ テリーの開発が必要ですが、まだ間に合って いないようです。
  果たして、太陽光発電の火は消えるので しょうか。


  産経ニュースより   2014.9.30

  再 生エネ買い取り見直し 政府検討総額2・7兆円に急増の試算 家計への負担を考慮
 
   政府は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の見直しに入った。電気料金に上乗せされる買い 取り負担額が家計に重くのしかかるほ か、太陽光発電の導入急増で電力の需給バランスが崩れ、最悪の場合、大規模停電が発生する恐れがあるためだ。九州、 東北など電力5社は再生エネの新規受け 入れを当面中断すると決断。政府は各社の送電網の現状を調査し、再生エネの受け入れ可能量を見極める。

  経済産業省は30日の総合資源エネルギー調査会新エネルギー小委員会で、国が6月末時点までに認定した再生エネ がすべて発電を始めた場合、買い取り総額が現状の約4倍の2兆7018億円に達するとの試算を示した。

  同制度では、再生エネの買い取り費用を電力会社が家庭や企業の電気代に上乗せして回収する仕組み。このため、標 準家庭の1カ月当たりの負担額は現在の225円から935円へ膨れあがるという。

  再生エネの中でも、太陽光は買い取り価格が高いため、企業や個人が相次いで参入。制度開始後は導入量、認定量と も9割以上を占める。

  電力各社は、買い取る再生エネ発電の電力量が需要に対して過大となり、電力の安定供給に支障が出かねない事態を 深刻視。九州電力は9月25日から、管 内全域を対象に再生エネの新規受け入れを中断した。東北、四国、北海道の3電力も30日の新エネルギー小委員会で、 10月1日から受け入れを中断すること を明らかにした。

  各社は送電網の拡大などで対処する方針だが、受け入れ中断の動きが全国に広がる可能性がある。

  経産省は、再生エネの系統接続可能量を検証する専門家会合(ワーキンググループ)を設置することを決定。年内に 各電力会社の受け入れ能力を算定し、接続可能量の拡大に向けた運用の見直しや設備増強などについても検討する方針 だ。

  小渕優子経産相は30日の閣議後の記者会見で「再生エネを発電しようとする人にとって、大きな影響は否めない」 との懸念を示した。

  買い取り価格と期間が大幅に改良され、太陽光発電のコストがそれでも採算が採れるまで下がれば何とか命をつなげ ることが出来るでしょう。
  しかしながら、それでは、面白味が無いので設置は極端に冷え込むでしょう。それに耐えて太陽光発電が命を保つの はかなり難しそうな気がします。
  余りにも、好条件によるバブルで結局は太陽光発電の命を絶ってしまったということになりそうな気がします。
  孫・菅の悪巧みは貴重な未来のエネルギー原を経ってしまったと言えるのじゃないでしょうか。自分の利益だけを考 える最悪コンビが生み出した負の遺産にならなければいいのですが。
  
どうなるでしょ う!
2014 10 月8 (水)   第 5498回  日本最大の メガソーラーか3
   第 5320回の「日本最大のメガソーラーか2」でここだけは完成したら見てみたいと書いた我が坂出の対岸 の錦海塩田 跡地でのメガソーラーがいよいよ動き出すようです。

  再生エネ買い取 り見直しが始まりだした今、日本ではこれ以 上の物はもうできないのじゃないでしょう か。外国資本が入っているのが気にはなりま すが、それでも、中国や韓国よりはましか も。
  いずれにしても、そのスケールの大きさ をこの目で見てみたいものです。
 

  タ イナビニュースより  2014年10月2日

  3社合同の「瀬戸内Kirei未 来創り合同会社」によってメガソーラーを建設

  くにうみアセットマネジメント 株式会社、東洋エンジニアリング株式会社、GE エ ナジー・フィナンシャルサービスの3社が出資する特別目 的会社「瀬戸内 Kirei 未来創り合同会社」は929日、 日本国内最大級となるメガソーラーを建設し、発電事業を行うと発表した。

  メガソーラーは、岡山県瀬戸内市錦 海塩田跡地に建設される予定で、発電出力は 231.44MW

  電力は中国電力が購入

  この発電施設は、201410月 に着工し、2019年第2四半期に商業運転の開始を予定している。メガソーラー施設とそ の関連施設の建設、堤防補強工事は、東洋エンジニアリングと清水建設が行い、総事業費は約1,100億円が見込まれる。

  この発電施設で発電した電力は、再 生可能エネルギーの固定買い取り価格制度により、中国電力株式会社が購入することになっている。くわえて、商業 運転開始後の発電設備の運転およびメンテナンスは、株式会社中電工が中心となって行う予定である。

  なお今回GEは、1MWの 「ブリリアンス・ソーラー・インバータ」を日本で始めて導入する。これによって、電力を一定に保つための中間変 圧器が不要となるため、高い変換機能および優れたグリッド性能を提供することとなる。

  大規模なシンジケートローンを組む

  合同会社は926日、 発電施設全体の建設に必要な資金の調達にあたり、株式会社三菱東京UFJ銀 行、株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行の3行と 総額900億円の大規模なシンジケートローンによる限度 貸し出し契約を締結。

  このシンジケートローンは、シンジ ケート団を組み、ローンを行うことにより、金融機関からの貸し倒れのリスクを分散すると同時に、多額の資金を一 度に借り入れることができるため行っている。

  く にうみアセットマネジメント株式会社 プレスリリース

  外国資本が入るのが気になると書きましたが、偶然でしょうかそんな記事がありました。

  Business Media よ り  20141002

 おいしい商売:

  外 資メガソーラーが日本に続々参入する背景

日本のメガソーラー事業に、外資 系企業の参入が相次いでいる。背景にあるのは……。

  日本のメガソーラー(大規模 太陽光発電所)事業に、外資系企業の参入が相次いでいる。背景にあるのは、再生可能エネルギーで発電した電気の 買い取りを電力会社に義務付けた「固定価格買い取り制度」(FIT) だ。買い取り価格が高く設定されているため長期にわたり確実に収益が見込まれる魅力が外資を呼び込むが、乱開発 による自然破壊への懸念から地元とトラブルになることも少なくない。ただでさえ、原発停止で火力発電用燃料の輸 入コストが増大するなか、FITが日本の国富流出を加速 させかねない情勢だ。…以下略

  この買い取り条件の設定に孫・菅という売国コンビが関わっているだけに、この外国資本の問題は防げなかったの じゃないでしょうか。
  兎に角、日本にとって日本が大嫌いな孫・菅がコンビを組んだことが悲劇だったと言うことでしょう。ご丁寧に原発 まで止めてしまったのですから最悪です。
  こいつらが、裏で高笑いしていると思うと腹が立って仕方ないですが、それみすみす許した日本人の劣化こそが問題 でしょう。何たって、ソフトバンクが優勝したと喜んでいる人達が沢山居る国ですから。

そろそろ、目覚めてください!
2014 10 月9 (木)   第 5499回  フロート式 水上太陽光発電所
   我が香川こそその設置に最適と思い、第 5468回の「フロートはフランス製」などで何度もため池へのメガソーラー設置を取り上げてきました。
  しかし、未だに、香川では設置の記事は無いようです。日本一のため池満濃池に日本一のメガソーラーなんてワクワ クする話題ですが、四国電力はもうこれ以上の設置は難しそうなので夢に終わりそうです。残念ですね。  
 
  又、兵庫県で新しいフロート式の水上太陽光発電所が完成したそうです。この兵庫と香川の差は何なんでしょう。

   タイナビニュースより   2014102

   大 阪ガス子会社がフロート式水上太陽光発電所を完成

   独自スキームで

  大阪ガスの100%子会社であるエナジーバンクジャパンは924日、 小野市中島町自治会と共同で、前ノ池への、約850kWの フロート式水上太陽光発電設備の設置工事が完了し、本格稼働を開始すると発表した。

  エナジーバンクジャパンは初期投資 を不要とする独自のファイナンス技術をベースに発電設備の技術評価・エンジニアリング・保守メンテナンスまでを 含めた事業スキームを構築し、自治体・地元企業さまなどに提案し、これまでに、26件、約26MWを 契約、24件、約23MW稼 働している。

  フロート式水上太陽光発電は、貯水 池などの新たな有効利用を図ることができ、水上設置にすることでパネルの冷却効果により、屋上・陸上設置の場合 に比べ発電効率の上昇が期待できる。

  また、架台に使用したCiel Terre(シエル・テール)の フロート架台は高密度ポリエチレンを使用しており、紫外線による劣化および腐食に強く、強固なアンカーシステム により台風、波に耐えうる強度設計がなされている。…以下略

   今度のもその水上太陽光発電の世界的パイオニア製 のようです。HPにフロートの詳細が載ってなかったので概要が分からなかったのですが、大阪ガスのプレスリリー スに詳しい画像がありました。リンク元で見てください。

      大 阪ガス プレスリリース

   3 水 上太陽光発電設備の特徴

  (1 貯水池などの新たな有効利用を図ることができます。

  (2 水 上設置にすることでパネルの冷却効果により、屋上・陸上設置の場合に比べ発電効率の上昇が期待できます。

  (3 Ciel & Terre(シ エル・テール)のフロート架台は高密度ポリエチレンを使用しており、紫外線による劣化および腐食に強く、強固な アンカーシステムにより台風、波に耐えうる強度設計がなされています。

  <フ ロートの構造など>
      
      
     <固 定方法(アンカーシステム)>
    

  これは良く分かります。まさかポリ エチレン製とは思いませんでした。ポリエチレン製だと何となく強度に問題は無いのだろうかと思いますが、そのあ たりは十分研究されているでしょうから強度や耐久性は問題ないのでしょうね。後は、コストですね。
  これが、十分に耐久性があってコストの問題をクリアしていれば面白くなりそうですが、買い取りの見直し次第 になりそうです。

   果たしでどうなるのでしょう!
2014 10 月10 (金)   第 5500回  命懸けの救 助活動
   映像というのは怖いですね。今度の御嶽山の噴火もTwitterで動画が直にアップされたのを見ていると、皆さん それ程慌てた様子も無いし、噴煙が上がっているだけなのできっと大丈夫なんだろうと思ってしまいました。
  ところが、後日の記事や画像で殆どの犠牲者が噴石によるものだと知り、あの一見のどかに見える噴煙がそれ程の石 を吹きあげているとは思いもしませんでした。
  テレビであの東北の大地震の時の津波を見た時にも、のんびりと車が走っているのを見て、大丈夫なんだろうかと思 いながらも、それ程の危機感を持つこともなかったことを思い出してしまいました。
  人間なんて、自分がその場に居なければ本当の恐ろしさは分からないものですね。我ながら、危機感の無い傍観者気 分に情けなくなります。

  最初に見た動画がBBCの放送にも使われていました。

  救助にヘリコプターを使うと聞いて、あんなところにヘリコプターは無理だろうと思いましたが、自衛隊は躊躇なく 飛ばしたように思えました。ところが、やはり、そこには凄まじい技術の裏付けもあったようです。 

自 衛隊の実力が凄まじい!御嶽山噴火の災害派遣で大活躍!陸上自衛隊ヘリによる神業レスキュー


  ネットでは、福島原発に命懸けで水を投下したヘリコプターの活動と同じように海外の人達がこのヘリコプターの出 動に驚いているという書き込みもありました。
  素直に評価する海外の人達に比べて こうやって大災害に当然のごとく命を懸けて出動してくれる自衛隊を未だに非 難する人達がいるのも不思議で仕方ありません。その中心である左翼・特亜の人達は一体何が気に入らないのでしょう か。

素直に評価したいものです!
2014 10 月11 (土)   第 5501回  恐 るべき事実
   昨日書いたように御嶽山の噴火の犠牲者が噴火直後の動画からは想像もできないほどの人数にのぼっています。あの動 画で最後の方にザーという火山灰が降り 注ぐような音が聞こえましたが、せいぜい小石程度のものが飛ばされてきたと思ってましたが、後日のとんでもない大き さの噴石の映像に噴火の威力の凄さに驚 かされました。自然のエネルギーは人間の想像を絶するものがあることを思い知らされました。

  ところで、何時もの井口さんが衝撃的な事実を書かれていました。こんなところにも、日本の勝ち組と負け組という 構造問題があったようです。

  Kazumoto Iguchi's blogより  20141005

  「御嶽山が 怒った!?」:「山登り」は勝ち組の証明!?統一教会が結界を壊す!

  …略

  御嶽山で結構たくさんの人が死んだ ようだが、どうもこれは「韓の法則発動」か、「天罰」、あるいは、「仏罰」によるものだったのかもしれない。何 らかの邪悪な理由に山が怒って「山が動いた〜〜」だったようですナ。

  とにかく、お亡くなりになった方々 の名前がわかり、その背景やら人生模様が分かってくるにつれ、その方々がかなり特殊な方々だったということが判 明してきたのである。

  私なぞ、もはや「ご冥福を祈る」気 持ちなくなった。マスゴミが持ち上げている理由もなんとなくわかった気がした。

  そんな話題が満載。その一つがこれ である。


       御嶽山で亡くなった人たちの職業が凄い!!!!!!! 

        1: 風吹けば名無し@\(^o^)2014/10/04() 17:48:12.60 ID:s2GqEXW+.net

トヨタ自動車

損保ジャパン日本興亜×4

住友電装

富士通テン×3

公務員×5

ニッセイアセットマネジメント

ヤマザキマザック×2(工作機械世界最大手)

セイコーエプソン

八十二銀行支店長

会社経営者

山登りはブルジョアの趣味だっ て、はっきりわかんだね

7: 風吹けば名無し@\(^o^)2014/10/04() 17:49:49.58 ID:VvM5xCB9.net

人生が充実してて登山するよう な活発な人が亡くなって

死にたい死にたい言うてる2ちゃんねらーは無駄に長生きするんだろうな

15: 風吹けば名無し@\(^o^)2014/10/04() 17:50:44.56 ID:fCbjGbAx.net

>>7

後者は部屋から出ないからな

9: 風吹けば名無し@\(^o^)2014/10/04() 17:49:58.97 ID:32nZ7qHK.net

ワイニートニッコリ

10: 風吹けば名無し@\(^o^)2014/10/04() 17:50:19.34 ID:IM8H0s0/.net

そもそも派遣とか貧乏人が山登 る理由が無いからな

29: 風吹けば名無し@\(^o^)2014/10/04() 17:52:14.88 ID:Xqoltdvf.net

>>10

普段からヘトヘトに働いててそ んな体力残ってないからな

195: 風吹けば名無し@\(^o^)2014/10/04() 18:12:57.95 ID:G/+qZvqc.net

>>10

人生の山すら登れてないからな


12: 風吹けば名無し@\(^o^)2014/10/04() 17:50:31.31 ID:JJmy9m/S.net

そりゃ引きこもりニートは山登 りなんてアクティブな事せんからな

13: 風 吹けば名無し@\(^o^)2014/10/04() 17:50:31.88 ID:s2GqEXW+.net

あとは引退した年金生活者とか 主婦ばっかやな

人口比率からしても一流企業多 すぎ

  いや〜〜、ごもっとも。我々主夫や ニートは山に登る暇も金もない。そんな勇気も元気もない。

  金は力と権威のある場所へ動く。金 は力の証明。金を作る金は力を作る力の証明である。

  ゆえに、金があるから山に登る。人 生の勝ち組だからこそ山へ登る。

  お遍路するにも金がかかる。だから お遍路さんも勝ち組だからこそできる。

  金のないやつは海で魚を釣る。もっ と金のないやつは海の藻屑となる。魚の餌になる。

  というわけで、霊峰御嶽山に登頂し ていた自称日本人は大半が有名企業の社員やお偉方であり、その子女であったらしいですナ。ご愁傷様。もう二度と 人間として生まれ帰るナ。

  さて、次はこれ。かなりの登頂者が 統一教会だったらしいという話。…以下略

  これは何とも皮肉な日本の現実が露わになりましたね。確かに、負け組の代表のような私は、殆ど一歩も外に出ない で一日中ネット三昧ですから、山に登るというような高尚で費用の掛かる事には全く無縁です。
  あの噴火のニュースで一瞬頭をかすめたのが、一歩も外へ出ることのない私にとっては絶対にありえない事故だとい うことでした。その奥に貧乏人という現実が隠れていることに気が付きませんでした。
  あの噴火が竹中・小泉コンビによってもたらされた日本の社会の歪をこれ程までに露わにしたことに驚かされまし た。バブル前の一億総中流と浮かれていた時代はもう帰ってこないのでしょうか。安倍さんがこれに気が付いて経済政策 を見直すなんてことはないでしょうね。

何とも考えさせられる事実です!
2014 10 月12 (日)   第 5502回  青 色ダイオード
   第 393話から第 2232回の「青色発光ダイオード」まで中 村修二という分類項目まで作って追いかけていました。その中村修二さんがとうとうノーベル賞を採られま した。
  発明にも関心はありましたが、どちらかと言えば、それ程の人が会社との折り合いがつかず辞めてアメリカの大学の 教授になっていると言うことでした。  
  そして、第 706話の「中村修二さん」で発明に対する正当な報酬として20億円の支払いと特許権の一部が自分に帰 属することの確認を求めた訴訟を起こした。これが、国内の企業で開発に携わってきた人たちを刺激して訴訟を起こす人 が増えてきました。第 1596回では200億円の判決が出たことに驚きました。
  第 1943回で8億4400万で和解成立でした。これでもう大学教授で収まっているのかと思っていたら、 まだまだ研究を続けているそうで研究者の情熱に感心したものでした。

  受賞のニュースで研究の原動力は怒りだったと会社との軋轢を語っていたのが中村さんらしいと思わず笑ってしまい ました。第 2201回の効率アップの研究を続けているそうです。

   SankeiBiz(サ ンケイビズ)より  2014.10.8   
  
   ノー ベル物理学賞 三原色そろい一気に用途拡大

  ノーベル物理学賞の受賞が決まった3人の日本人が開発に関わった青色発光ダイオード(LED)。スマートフォン などに使われる高精細な画面や、従来のDVDよりも記憶容量が大幅に増えたブルーレイディスクなどの普及につながっ た。

  光の三原色である赤、緑、青。このうち、青色で明るい光を出すことが難しく、開発は困難を極めた。

  赤崎勇・名城大終身教授らは「窒化ガリウム」という素材に注目し、結晶化の方法について粘り強く実験を重ね、青 色LEDを実現させた。

  三原色がそろったことで、どんな色でも合成できるようになり、応用範囲が一気に広がった。

  スマートフォンでは、液晶ディスプレーのバックライトにLEDが使われている。また、この技術はより短い波長の レーザー光線の開発にもつながり、ブルーレイディスクの再生機にも活用された。

  一方、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授が、青色LEDの特許権の確認などを求め、開発時に在 籍していた日亜化学工業を相手取って起こした訴訟は「発明の対価」に対する考え方に一石を投じ、サラリーマンに甘ん じてきた多くの社内研究者に光を当てた。

  訴訟は、高裁が2004年12月に和解勧告。対価は一審で認められた604億円の100分の1に当たる約6億円 に大幅減額され、05年1月、日亜が遅延損害金を含めて約8億4000万円を支払うことで和解が成立した。

 その後、研究者が企業に発明の対価を求めた訴訟では、和解や研究者側の勝訴が相次いだ。06年7月、東芝元社員の 半導体フラッシュメモリー発明をめぐる 東京地裁での裁判は、東芝が8700万円を支払うことで和解。同年10月、最高裁は光ディスク情報読みとり技術を発 明した日立製作所の元主管研究員に日立 が1億6000万円を支払うよう命じた2審判決を支持、元研究員の勝訴が確定した。

  こうして中村修二さんのお蔭で企業の研究者が発明の対価を求めることが認められたと思っていたら、妙な流れが起 きているようです。

  朝 日新聞デジタルより  2014年9月3日
  
  特 許、無条件で会社のもの 社員の発明巡り政府方針転換

  政府は、社員が仕事で発明した特許を「社員のもの」とする特許法の規定を改め、無条件で「会社のもの」とする方 針を固めた。これまでは、十分な報償金 を社員に支払うことを条件にする方向だったが、経済界の強い要望を踏まえ、こうした条件もなくす。企業に有利な制度 に改まることになり、研究職の社員や労 働団体は反発しそうだ。
  特集:社員の発明、特許権は誰のもの?
  研究者、海外流出の恐れ

  政府が条件として検討してきた十分な報償金制度をめぐっては、経団連などが「条件の内容が不明確で使いにくい」 などと反対し、無条件で「会社のもの」にすることを強く求めていた。方針転換は、こうした企業側の意見に配慮した。

  特許庁は3日の特許制度小委員会で新方針を説明し、来年の通常国会に特許法改正案を提出する考え。

  いまの特許法では、社員の発明の意欲を高めるため、仕事で発明した特許は「社員のもの」とし、会社は発明にみ あった対価を払って特許を譲ってもらう必 要がある。対価の金額をめぐる訴訟が相次ぎ、産業界は「会社のもの」にしたいと主張。政府は6月、十分な報償金を支 払う仕組みがある企業に限り、「会社の もの」にできる特例を設ける改正方針を決め、具体案の検討に入っていた。

  今回の方針転換について、特許庁は「具体的な改正案を検討したところ、実務に混乱を招く問題が分かった」などと 説明。改正案では、社員の待遇が悪くな らない規定を設けるなどとしている。だが、労働団体などは特許を「会社のもの」にすると、待遇悪化や発明意欲をそぐ ことにつながることから、「いまの制度 を百八十度転換する案で賛成できない」と反発している。社員の特許は1909年の特許法改正で一度は「会社のもの」 になったが、大正デモクラシーで社員の 権利意識が高まり、21年の再改正で「社員のもの」とされた。(西尾邦明)

  どちらにも言い分があり確かに難しい問題ですが、何となく政府が経済界の要望に負けたようで、小泉・竹中コンビ による非正規雇用の導入による日本の雇用体系の破壊のようにならなければいいがと心配します。
  それでなくても、安倍さんのアベノミクスには竹中の影が見え隠れしているようでどうも素直には評価できないもの があります。
  昔の社員は家族と言える世界に誇れる日本の企業風土を取り戻したいものです。

もう無理でしょうか!
2014 10 月13 (月)   第 5503回  この仕 事をしたら、会社を辞めてやる
   昨日(第 5502回)中村修二さんが起 こした訴訟で、日本の企業内研究者が発明の 対価を求める道が出来つつあったのが、政府 の方針によって再び閉ざされそうになってき ていることに経済界の圧力があるようでどう も気になると書きました。
  本来なら、企業と研究者のどちらもが満 足できる環境にあるべきなのでしょうが、今 の利益しか求めない堕落したサラリーマン経 営者達にそれを求めるのは難しいのかもしれ ません。

  政府がそんな方針を決めた後に、中村さ んがノーベル賞を採ったので、再びこの問題 が脚光を浴びるのじゃないでしょうか。
 
  と言うのも、受章発表後の中村さんの「
研 究の原動力は怒りだった」ということは、中村さんは未だに納得していないと言うことでしょう。
  その怒りを詳細に取り上げた記事がありました。

  ITmedia ニュースより  201410080847分 更新

  1年半、社内 で口きかず研究 中村氏「とにかく負けず嫌い」 ノーベル物理学賞

  ノーベル物理学賞を受賞した中村修 二氏は意志が強く、「戦う男」のイメージで有名だ。「子供の頃から、とにかく負けず嫌いだった」という。

   ノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏(60)は意志 が強く、「戦う男」のイメージで有名だ。「子供の頃から、とにかく負けず嫌いだった」。きょうだいは姉と兄、 弟。「男3人で、いつも食べ物の取り合いでけんかをして いたから、こういう性格になった」と笑う。

   小さい頃から理数系に興味があった。中学時代は数学が好きだったが、高校に入ると「人間を含む宇宙の全ての 現象を示す方程式を作ってみたい」と思うように。しかし、先生から「宇宙じゃ食えないぞ」と言われ、工学部への 進学を決めた。徳島大の大学院修士課程を修 了後、入社した日亜化学工業では「会社の指示で研究に取り組み開発した製品が売れず、白い目で見られ続けた」と 振り返る。だがここで、負けず嫌いの本領を 発揮した。

   「この仕事をしたら、 会社を辞めてやる」。そんな気持ちで最後に取り組んだのが青色LEDの 研究だった。1年半も社内の誰とも口をきかず、研究に没 頭。平成5年、当時は不可能とさえいわれた青色LEDの実用化に成功した。世界初の偉業は米国の学会で脚光を浴 びる。そこで知ったのが、日米の研究者の待遇の差だった。10を 超える米国の大学・企業から誘いを受け、12年に渡米。 研究環境が自由で「共産主義の国から、自由主義の国に引っ越した感じだった」。

  一方、日亜化学とは青色LEDの特許権や研究成果の対価をめぐって訴訟合戦に。日亜側に200億円の支払いを命じた判決が話題になり、一時は“200億円男”とも呼ばれた。だが控訴審で約84千 万円に減額され、和解が成立。「日本の司法は腐っている」と吐き捨てた。

   自分が正しいと思うこ とは真っ向から主張し、容赦のない言葉を浴びせる。強烈な個性は米国向きとも評される が、“闘争”を離れた普段の様子は穏やかで、気さくな人柄だ。和解金は税金と弁護士費用、住宅ローンで大半が消 え、残りはアフリカの貧しい人に太陽電池を贈る団体に寄付したという。

  どうやら日亜化学での研究生活は針の筵だったようですね。余程いじめられたのじゃないでしょうか。それでも意地 で結果を出したのが凄いところです。
  その長い間の怒りが訴訟と言う形になったのでしょうね。その後の裁判も企業寄りだったのでしょう。この人は完全 に日本が嫌になったようです。
  日本の企業文化とアメリカの差はあるでしょうが、日本もやはり個人の実績をもう少し考慮しないと、中村さんのよ うに優秀な人材が日本を見捨てて、日本にはカスばかりが残るようになりそうです。
  特に、80年代以後の劣化したサラリーマン経営者が自分の任期の間だけの利益しか考えないような経営をしている ようでは人材の流出は止まらないのじゃないでしょうか。
  中村さんがもう一度波紋を投げかけそうな気がするのは私だけでしょうか。どちらが勝っても労使が楽しく働ける素 晴らしい企業にはならないような気がします。
  と言うことは、日本の再生は難しいと言うことにもつながりそうです。

どうなるでしょう!
2014 10 月14 (火)   第 5504回  社 長に直訴
   三日連続で中村修二さんの話題です。ノーベル賞を採ると、日本のマスコミが騒ぎ立てて情報も沢山出てきます。日本 はノーベル賞を騒ぎ過ぎだとは思いますが、新しい情報が出て来るのはありがたいですね。

  ここまで、中村さんと会社の戦いを読んで、もう一度日本の素晴らしい雇用体系を取り戻す必要があるのじゃないか と書きました。
  ところが、会社との戦いばかりじゃないようです。研究を続けることができたにはやはり大きな理由があったようで す。
  
      四国新聞社 | 香川のニュースより    10月9日

   孤 高の人

  …略

  愛媛県の伊方町に生まれ、徳島大に学び、大企業の内定を蹴って、あえて当時は無名だった阿南市の中小企業、日亜 化学工業に研究開発の場を求めた。父は四 国電力の技術者。生粋の四国人だ。誇らしい。ただ本人は「都会の人混みが嫌いで、学生結婚した妻や子育てを考えて四 国に残っただけ」と笑う。

  「孤高」ぶりの最たるものが、日亜化学入社の10年目。結果が出せず、周囲から「お荷物」の視線を浴びていた 時、1年半にわたって研究室に「引きこもっ た」。電話にも出ず、会議にも一切顔を出さなかった。研究に没頭する一方で、今でも「恩人」と言う当時の社長に直 訴、数億円の機器を調達させた。これが 「20世紀中は無理」と言われた青色LEDの製品化につながった。

  「大きな会社だったら社長直訴なんてできなかった」。世紀の発明は、孤高の人の桁外れの反骨精神がなければ生ま れなかっただろう。

  孤高ぶりはまだ続く。日亜化学から役職を与えられると、嫌って研究の自由を求め米国に渡った。どこまでも孤高の 人である。(B)

  今の自分の任期中の成績しか関心のないサラリーマン社長にはこうした決断はできないのじゃないでしょうか。オー ナー会社ならではの利点とも言えるでしょう。
  戦後、オーナー企業が発展して株式会社となり、創立者が引退した後、何となく業績が落ちて来るというところが多 いような気がします。ソニーやシャープなんかはそんな代表のように思うのは私だけでしょうか。
  中村さんも、いろいろ嫌なこともあったようですが、日亜化学に就職したことで道が開けたのかもしれません。

   しかしながら、中村さんはやはり大学で研究一筋の教授とはやはり一味違ったところがあるようです。 

   SankeiBiz(サ ンケイビズ)より  2014.10.9

  ノー ベル物理学賞受賞の中村氏、さらなる高性能化追究

    「美しい光」太陽光再現へ

  青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞受賞が決まった米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中 村修二教授(60)は、さらに高性能のLEDやレーザーなどの発光部品の開発を続けている。

  中村さんをよく知る大川和宏・東京理科大教授(55)は「美しい色の光をいかに出すかが今後の課題だが、その点 でも中村氏らがトップランナーとして活躍するだろう」と予想する。

  美しい色の光とは、太陽光に近い光。照明で理想とされる色だ。太陽光を再現するには、さまざまな波長の光がバラ ンスよく含まれる必要があるが、LEDでは一部の色は再現が難しかった。

  中村さんはLEDの主な素材となる窒化ガリウム結晶の構造を工夫することで、結晶内にある「電気の分布の偏り」 を小さくしたり、なくしたりする方法を編み出した。エネルギー効率がアップし、青色よりも難しいとされる鮮やかな緑 色のレーザーも開発できつつある。

  中村さんらが開発したLEDだと、色の再現性は太陽光とほぼ同等のレベル。さらに電気の50%以上を光に変える ことができるため、省エネルギーにも貢献できる。昔ながらの白熱球だと、電気の90%は熱に変わるというから、大き な違いだ。

  大川教授は「驚異的な数字で、この技術を使えば、液晶とは比べものにならない、ものすごくきれいなディスプレー ができる」と解説する。植物をLEDの 光で育て、天候に左右されない農業として注目される植物工場で使えば、より少ないエネルギーで多くの食料を生産する ことにもつながる。

  大川教授によると、中村さんは「役に立つ技術と役に立たない技術を見分けられる人」。理屈ではなく、独特の嗅覚 を持つという。研究を実用化することにも 強いこだわりを持っており「製品につながらない研究をやっていると『しょうもないことやっているな』と怒る」(大川 教授)。そんな中村さんだからこそ、青 色LEDの製品化をいち早く成し遂げられたのかもしれない。

  研究の拠点を大学に移した後も、中村さんはベンチャー企業を立ち上げてLEDやレーザー市場の第一線でしのぎを 削っている。

  ところで、このところ良くお世話になっている井口さんは阿南市に住んでおられるのですが、何と、中村さんとの接 触があったそうです。
  
  Kazumoto Iguchi's blogより  2014年 10月 08日
  
  名古屋の時 代!?:ノーベル賞の秘訣は「経済の豊かさと精神の自由」だろうナア!

  …略

  私は1996年に理化学研究所の基礎特研を任期満了してここ阿南に引っ越してきた。
徳島阿南1年目-1996年

  この頃、四国についても阿南については右も左も知らなかったが、当時中村修二博士が「青色発光ダイオードの実用 化」に成功したばかりの頃で、日経サイエンスにそれに関する記事が出ていた。

  その頃、私はたびたび日経サイエンスの読者欄に記事を出していたので、その編集長だった松尾氏から、阿南に居る んだったら、中村さんを紹介するから一度 あって見たらと推薦してくれたのである。そこで、一度中村さんとお会いしましょうということになって、中村さんとア ポをとって、1996年の夏に日亜化学 に見学に行ったのである。もちろん、松尾さんは私が中村さんと会えば、日亜化学でとってもらえるかもしれないよとい うことであった。

  私は自転車で日亜化学に行って、中村さんと会った。中村さんは当時はその青色発光ダイオードの部門の開発責任者 だったと思う。私は当時理研で自費出版した 「3セクター分立の概念」を一部進呈し、後はその当時までにやっていた研究論文の別刷りをいくつか一部ずつあげたの である。

  私は日亜化学でまずは中村さんだけと会って見学できるのだろうと思っていたから、たぶん緑のポロシャツに半パン だった。が、最初にその部門の重役(現社長)の人とその下あたりの四宮という人と3人と会ったのである。名刺をも らったことを覚えている。

  中村さんが自分の上司と仲が悪いというのは、ずっと後になって中村さんの著書から知ったのだったが、その頃は私 はそんなことはまったく知らなかった。

  私は、「僕はアメリカのユタ大でPhDをとって、いまはDNAの電子論を研究しています。やはりアメリカの大学 や科学界は一番ですね」というようなことを いうと、即座に逆にその頃の中村さんから、「アメリカではいい思いがない。アメリカなんかだめだ」という言葉が出て た。まあ、そんなことを言わないで、拙 著「3セクター分立の概念」で、アメリカと日本の科学技術の差や大学の差についてまとめたから、一度読んでみてくだ さい。そして、中村さんには「やはり研 究はアメリカの方が日本よりずっと上ですよ。アメリカに行くことをオススメします」というような話をしたのであっ た。

  その後、実際に研究室を案内してくれ、最後に青色発光ダイオードを応用した信号機の実施風景を見せてくれたので ある。これが1996年の夏である。…以下略

  面白いですね。中村さんは最初はアメリカを嫌っていたんですね。どうしてその気持ちが変わったのか興味あります ね。井口さんが中村さんをアメリカに行かせた張本人だったりして。
  それにしても、社長に恩を感じながらも会社と戦いアメリカに行った裏には相当な怒りがありそうですが、一体何が あったのでしょうか。人間関係だけなのでしょうか。
  優秀な人材を日本から脱出させないだけの包容力が無いのが日本の欠点でしょうか。何となく、男の嫉妬の厭らしさ を思い浮かべてしまいました。

全てが素晴らしいことは無いようです!
2014 10 月15 (水)   第 5505回  中 村さんに何があったのか
  中 村さんの話題はもうやめるつもりだったのですが、興味深いブログがあったので取り上げざるを得なくなりました。
  かなり辛辣に中村さんを貶しています。それが何と、第 130話の「想像を絶する江戸時代」で取り上げさせてもらった「心に青春」さんです。
  日本人の心を大事にしている人だからこそ中村さんの会社に対する仕打ちが許せないのでしょうね。

  私も、第 706話の「中村修二さん」で中村さんの訴訟を知った時には全面的に応援していました。ところが、あれ からネットで拉致問題を知り、「ね ずさん」のところなどで日本の素晴らしさを知り、戦後の自虐史観から目が覚めるにしたがって、中村さん を全面的に肯定するには無理があるかなとも考えるようになりました。
  それだけに、気持ちは解りますが、ここまで全否定はしにくいものがあります。
 
   心に青雲よ り   20141011

   ノー ベル物理学賞・中村修二の醜さ

  ノーベル物理学賞に中村修二が授賞 することになった。

  またしばらくあの下品な顔をニュー スで見させられるのか、とげんなりした。

  青色LEDの量産化に功績があったとされる。たしかに画期的発明で あったにはあったが、彼は晩節を穢したし、日本人を貶めた。

  自分が所属していた蛍光材料メー カー日亜化学工業に対して、発明の対価がほとんど皆無だと不満を垂れて、訴訟を起こしたときも唖然としたが、今 度の授賞会見でも「俺の発明の原動力は怒りだ」と語っていた。

   いまだに、日亜化学から報酬がな かったことへの恨み。

  日亜化学も発明報酬が2万円とは安 過ぎたけれど、それで恨み骨髄になって東京地裁では中村に200億 円を払うよう命じたが、日亜化学が控訴したため、長期化を懸念した中村は和解に応じて8億4000万円で手を打った。和解したくせに、中村は日本の司法は 腐っているとまで暴言を吐いて、アメリカに渡った。

  この過去にまだ怒っているわけだ。

  守銭奴とか、「カネに汚ない」とい うイメージが中村にはつきまとう。だから今度の記者会見で見ても、ますます顔つきが卑しくなった。ましてアメリ カ国籍を取得しているから…。

  中村修二は自分一人で発明したと 思っていやがる。

  日亜化学工業の社員だったればこ そ、成し遂げることができた快挙なのに、恨んでいまだに悪口というのは、日本人の風上にも置けない。

  日亜の社長が3億もの莫大な支援金 を中村の研究に与えてくれ、長い期間給与を払い、健康保険や社会保険など ももってもらって生活を保障してやり、会社でも光熱費や交通費など、さまざまに便宜を払った恩を忘れ、俺だけが 偉いんだ、俺のおかげで会社は莫大な利益を 得たのだから、200億 寄越せとは。

  なんたる忘恩。中村はテメエの取り 分が少なすぎると文句を言うが、企業への感謝のひとこともない。こういうのは日本人のマインドではない。だから 平気で、馬鹿の国、悪の国アメリカ国籍になれる。

  こうした技術の研究開発は、多産多 死と言われるように、アイデアはたくさん出てくるが、失敗も多いのである。企業としては当たれば大きい利益が出 るから、リスクを踏み越えてでもなんとか発明発見、技術革新をやりたいのである。

  日本には、支那や韓国とちがって企 業がそういう地道な努力に賭ける風土があるから、中村もその恩恵を受けて、莫大な資金をもとに青色発光ダイオー ドの研究に打ち込めたのである。

  手柄を独り占めしない謙虚さを日本 では先人が身を以て実践してきた。その歴史性の恩恵を中村は忘れている。

  たまたま、テレビニュースで見たの ですが、中村さんは松山の高校生時代はバレーボールに熱中していたのだそうです。その時の先生が、中村が怒った ことを一度も見たことがないと言われていたのが今の怒りの中村さんとが結びつかなくて驚いたものです。

  やはり、会社で余程嫌なことがあっ たのかもしれません。

  と思っていたら、昨日も書いた中村 さんと会ったことがある井口さんが興味深い話を書いてくれています。中村さんに何があったかを推察するヒントに なりそうです。

   Kazumoto Iguchi's blogより   20141010

   「怒りのノー ベル中村」:怒りで矛先を誤った日本人を反日在日がうまく利用!?

  みなさん、こんにちは。

  怒りのノーベル中村さんは、今後怒 りまくるに違いない。が、実はここにもまた在日韓国人の存在が無視できない。今回は、「怒りのブレイクスルー」 のことをメモしておこう。

  私が一度中村さんと面会したのは、 1996年の夏である。それ以後はお会いしたことはないが、その当時、私は阿南に引っ越してきてまだ3ヶ月ほ ど。本によれば、当時すでに中村さんは17年ほど日亜化学に勤務していたようである。

  そして2014年現在、今度は私自 身がここ阿南で18年目がすぎるところである。子供の成長に合わせてこの18年間を振り返ってみると、おおよそ 徳島県民の性格や習性や言葉使い(方言)など分かるようになった。

  中村さんと会った頃には私の方が来 たばかりで何も知らなかったから、徳島や阿南に関してなにも言えなかったが、いまではむしろ私のほうが愛媛出身 の中村さんより分かっているのではなかろうか?

  そういう経験から判断して、中村修 二さんの主張で無視できない部分だけピックアップしてメモしておこう。

  結論から言うと、中村修二博士が日 本にいた頃の1990年代までまだインターネットがそれほど発達していなく て、我々日本人には情報不足の感ありであった。だから、中村さんの主張の本質的な部分や大事な部分に「在日韓国 人問題」が抜け落ちているということであ る。日本人と在日が味噌糞になっている。その結果、かなりの誤解が生じていると言えるということである。

  (あ)日本の会社は異常かどうか?

  まず、中村さんにインタビューすれ ば、怒りの矛先は「日本の会社」に行き着く。たしかに拙著「日本社会の構造的問題:3セクター分立の概念」にも 書いたように、「社会制度」としてまだ日本は「2セクター方式」=「国+民間企業」しかない。

  これに反して、アメリカには「国+ 民間企業+アカデミー」の「3セクター方式」ないしは、「国+民間企業+アカデミー+宗教」の「4セクター方 式」である。だから、3、4つのセクター間でお互いに牽制しあうということができていた。

  一方、アラブの王様国家や韓国や北 朝鮮の独裁者国家は、「国」だけの「1セクター方式」である。独裁者が社会ルールになる。そういう国々である。

  だから、現状で比較すれば当然、 「米国>日本>アラブ、北朝鮮、韓国」のような感じになる。

  したがって、中村博士の言うように 「日本は社会からまるごと変えなければだめだ」ということは一面で真理である。

  しかしながら、1990年代から今 日までの間にアメリカ自体が急速に独裁者国家化してきたのである。特に、 2001年のジョージ・子・ブッシュのニューヨーク自作自演テロ以来、もはや「4セクター分立」はかなり形式上 のものになった。実質は、偽ユダヤ人に支配 された「企業独裁国家」に変わったのである。

  その結果が、「アメリカの金の 99%をたったの1%が所有する」という国家に変わったのである。この本当の意味は、いわゆるユダヤ人エリート (偽ユダヤ人エリート)が1%であって、普通のアメリカ人は99%の貧乏人になったということである。

  一方、我が国でも同じことが起こっ たが、「金融を支配するものは、戦後日本に不法移民した在日韓国人北朝鮮人ルーツの経営者一族であって、日本の 法の支配を受けた一般の日本国民の大半は貧乏人になった」ということである。

  これは、「米フォーブスで日本人長 者として扱われている日本人のほぼ90%が在日韓国人」だという事実である。サラ金、パチンコ、IT、などの大半の企業が在日経営である。(長者番付でブログ内 検索)

  ・・・中略

  (い)中村vs日亜化学というより は、中村vs日亜2代目社長ではないのか?

  次は、中村修二博士のいう日亜化学 における上司による奴隷扱いというものがある。中村博士は事ある度に、日本 の会社はこうだ、ああだ、日本の会社は悪いというが、私自身がここ阿南で18年過ごした感じでは、日亜が悪いと いうよりは、その上司の2代目(現社長)が 悪いというだけのことではないかと思う。

  ・・・中略

  (え)中村裁判の面白さ→その升永 英俊弁護士は在日系の弁護士だったこと…中略

  まあ、簡単にいえば、この人は「獅 子身中の虫」だったということである。日本という獅子の体に入り込むために、「スレイブ中村」をうまく利用し て、出し抜いた。そういうことにすぎない。

  おそらく、中村博士はかなりこの人物と取り巻きに洗脳されたのだろうと思う。

  彼らは基本「反日」「日本社会大嫌い」「日本人大嫌い」である。

  とまあ、そういうわけで、あまりの 怒りで矛先を誤った日本人を韓国人がうまく利用して、獅子身中の虫として日本弱体させるための道具にした。

  これが、中村裁判の根底にある真実でしょうナア。

  …以下略 

   かなり長いので、全文はリンク元で読んでください。

  これを読むと、2代目の社長と何かあったのかもしれませんね。それ以上に、その怒りを増幅させて利用した韓国人 の弁護士の影響が強そうです。
  やっぱり、あちらの人と関係すると人間も悪くなるのかもしれません。中村さんも悪い男に捕まったものです。

  しかし、こうなると、日本に蔓延った朝鮮人が日本の諸悪の根源と言っても間違いはなさそうです。心に青雲さんの書 いてくれている江戸時代から明治の素晴らしい日本人が、明治維新以後、西欧の悪いところをマネし、大東亜戦争に追い 込まれ、敗戦によってGHQの陰謀で朝鮮人を日本に残したことが今の日本の堕落の元になっているのでしょう。
  これは、どうあっても、朝鮮人の一掃と国交断絶が必要でしょう。それをやらない限り日本人が立ち直ることは不可 能でしょう。
  まさか、中村さんのノーベル賞から国交断絶に繋がるとは思いませんでしたが、それ程に汚染がしみ込んでいると言 うことでしょう。 

もう猶予は無い!
2014 10 月16 (木)   第 5506回  中村修 二氏と日亜化学、なぜ泥沼抗争?
  昨日で中村さんの話題は止めるつもりだったの ですが、又しても興味深い記事を見つけてしまいました。昨日までの記事で考えても、中村さんと会社のどちらが正しいのか 私には判断がつきません。
  当然、どちらにもそれなりの言い分があるでしょうし、当事者でない者にとって、どちらが本当のことを言っているのか も分かりませんし、両方とも正しい主張をしているとも言えそうです。所詮、第三者には本当のことは分からないと言えば身 も蓋もないことになりそうです。

  そんな私の混乱をより一層煽ってくれそうな記事です。結構長いのですが、経過が良く分かるので省かずに全文を取り上 げさせて頂いています。

  Business Journal より  1013()   

  中 村修二氏と日亜化学、なぜ泥沼抗争?日亜が「無価値」とした技術、ノーベル賞受賞

  青色発光ダイオード(LED)開 発への功績が認められ、中村修二・米カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授がノーベル物理学賞を受賞し、日本中が 祝福ムードに包まれる中、図らずもクローズアップされているのが、中村氏の元勤務先である日亜化学工業(徳島県阿南 市)である。

  中村氏は受賞後の会見で日亜化学に対する好悪相半ばする感情を吐露した。感謝した い人物の筆頭として、中村氏が同社在籍中に青色LED研究への投資を決断 した同社創業者、小川信雄氏(故人)の名前を挙げ、「私が開発したいという提案を5秒 で決断し、支援してくれた。私が知る最高のベンチャー投資家だ。小川社長に500万 ドル必要だというと、彼はそれもOKだと言った」と語った。

  その一方で、「研究の原動力はアンガー(怒り)だ」と日亜化学に対する憎しみを隠 さなかった。発明特許を会社が独占し、中村氏へは発明の対価として「ボーナス程度」の2万 円のしか支払われなかったず。中村氏は退職後も技術情報を日亜化学のライバル企業に流出させたとして同社から訴訟を 起こされ、「さらに怒りを募らせた」といい、会見で中村氏は次のように語っている。

  「日亜化学から企業秘密漏洩で訴えられ頭にきたので、日本で原告になって日亜化学 を訴えた。裁判なんかやったらノーベル賞をもらえないと言われたが、やりたいようにやってきた。こうしてノーベル賞 をもらってうれしい」

  これに対して日亜化学は、「日本人がノーベル賞を受賞し、受賞理由が中村氏を含む 多くの日亜化学社員と企業努力によって実現した青色LEDであることは日亜化 学としても誇らしい」とコメントしており、同社の中村氏に対する複雑な心情が読み取れる。

  中村氏の異能を買った日亜化学創業社長の決断

  中村氏は徳島大学大学院工学研究科修士課程を修了後、京セラへ就職が内定していた が、すでに結婚しており家族の養育の関係から、1979年、地元の日亜化 学に入社し一貫して商品開発に携わった。中村氏は会議には出席せず電話にも出ず、社内では「変人」として知られてい たが、赤色LEDの製品化などに成功。しかし、赤色LEDは すでに他の大手企業が製造していたため、売り上げにあまり貢献できず社内で「無駄飯食い」と批判された。

  「会社の上司たちは、私を見るたびに、まだ辞めていないのか、と聞いてきた。私は 怒りに震えた」(中村氏。受賞後の会見より)

  入社から8年過ぎた1987年。 怒りが頂点に達した。辞職覚悟で当時社長を務めていた前出の小川氏に直訴し、当時不可能といわれていた青色LEDの 開発許可を求めた。中村氏の「異能・異才」を日亜化学の中で唯一評価していた小川氏は、「オーケー。やっていい」と 即答。「開発費はいくらかかる?」との質問に「500万ドルが必要だ」と 答える中村氏に対し、「ええわ、やれ」と一言で返答したという。当時、為替レートは急激な円高が進んでおり、500万 ドルは8億円に相当する。中小企業の日亜化学には大変な 金額だ。これにより500万ドルの研究費支出と米国留学が認められ、 青色LEDが陽の目を見ることになる。

  889月 までの1年間、中村氏は青色LEDの 技術を学ぶため米フロリダ大学工学部に留学した。留学中に米国では博士号が一番重要視されると知り、「自分のような 大組織の支援のない人間には博士号の取得しかない」と決意し、帰国後、働きながら徳島大学大学院で指導を受け、94年 に工学博士の学位を取得した。

  893月、 中村氏の最大の後ろ盾である小川氏が不治の病に倒れ、娘婿の英治氏が2代目社長 に就任した。英治氏は製品化の見込みがないと判断し、青色LEDの開 発の中止を命じた。中村氏は青色LEDの開発がダメなら会社を辞めてもよいと腹を くくって会社の命令を無視し、上司から届けられた開発計画変更書をゴミ箱に捨て続けた。

  そして中村氏は周囲の反対に背を向けるかたちで開発を進め、923月、 青色LEDの製造装置に関する技術を確立し、日亜化学 が特許出願した。「404特許」と呼ばれるもので、その後この特許を めぐって中村氏と同社が対立することになる。日亜化学は9311月、 今世紀中は困難といわれていた青色LEDの製品化に成功したが、中村氏が手にした会 社からの報奨金はわずか2万円だった。

  訴訟合戦

  中村氏は青色LEDの開発で国際的な技 術賞を多数受賞するが、日亜化学は命令を無視した中村氏に社内で居場所を与えず、9912月、 中村氏は同社を退社。そして、「君はノーベル賞をとるべきだ」と評価する米カリフォルニア大学サンタバーバラ校総長 の招きで同校工学部教授に就任した。

  米国に移住した中村氏に日亜化学は追い打ちをかけた。特許技術をライバル企業に流 出させたとして、企業秘密漏洩の疑いで中村氏を提訴。発明の対価がわずか2万 円と聞いた米国の研究者仲間から「スレイヴ(奴隷)」と呼ばれていた中村氏は、同社に反撃を開始する。404特 許の特許権帰属確認と200億円の譲渡対価請求を求めて同社を提訴した のだ。

  041月、 東京地裁は発明の対価を604億円と算定し、日亜化学に対して200億 円を中村氏に支払うよう命じた。日亜化学は直ちに控訴。東京高裁は和解を勧告し、051月、 日亜化学が遅延損害金を含めて84000万 円を中村氏に支払うことで和解が成立した。中村氏は帰国の可能性について「それはない。仕事はこちら(米国)でと決 めている。裁判も決め手になった。大勝 したら日本に残ろうと思っていたが、そうならなかったので米国に移った。この選択は間違っていなかった」と語ってい る。

  この裁判は、実は日亜化学の作戦勝ちだったといわれている。同社は裁判で404特 許は無価値だとする法廷戦術を採った。404特許に200億 円の特許価値がないとすることで、職務発明の対価を減額させる作戦だ。この作戦が成功し、一審の東京地裁は日亜化学 に200億 円を支払うように命じたが、二審の東京高裁での和解金額はこれを大きく下回った。「和解額にはまったく納得していな いが、弁護士の助言に従って勧告を受け 入れることにした。職務発明の譲渡対価問題のバトンを後続のランナーに引き継ぎ、本来の研究開発の世界に戻る」(中 村氏)。中村氏は最高裁まで争い200億円を勝ち取るつもりでいたが、升永英俊弁 護士の説得に従い矛を収めた。当時会見で中村氏は「日本の司法は腐っている」と感情を露わにし日本を離れ、米国の市 民権を得た。

  一方の日亜化学は、「当社の主張をほぼ裁判所に理解していただけた。特に青色LED発 明が一人ではなく、多くの人々の努力・工夫の賜物である事を理解していただけた点は、大きな成果と考える」とするコ メントを発表。同社は訴訟終了後に無価値だと主張した特許権を中村氏に譲渡することなく放棄している。

  そして今回、日亜化学が「無価値」だと主張した中村氏の発明が、ノーベル賞を受賞 した。(文=編集部)


  これは、どちらかと言えば中村さん側に立った主張でしょう。

  今度は会社側に立った主張です。この中のリンクに社長と中村さんの主張へのリンク があります。下にリンクしています。

  BLOGOS(ブロゴス)  2014101110:30

  ノーベル賞・中村氏の「怒 り」は正当なもの? 日本はそんなにクソなのか

  青色発光ダイオードの実用化に成功した中村修二氏が、日本人科学者2名 とともにノーベル物理学賞を受賞した。米カリフォルニアで取材を受けた中村氏は、「ここまで自分を突き動かしてきた のは怒りだ」と答えている。

  このコメントを受け、ネットには「日本のシステムが天才のやる気を失わせた」「日 本はクソ」と中村氏に同情する声もあがっている。しかし人事コンサルタントの深大寺翔氏は、「周囲の人たちは、本当 にそんなに悪かったのだろうか」と疑問を呈している。

  長谷川氏「日本は天才たちのやる気を失わせる」

  ノーベル賞に日本中が沸く中、フジテレビ出身のフリーアナウンサー長谷川豊が、自ら のブログで「違和感」 を表明しました。日本のメディアは「日本人の受賞」と騒ぎ立てているが、中村氏は日本に呆れ、日本を捨てたのだか ら、日本人には反省すべき点もあるんじゃ ないか、と問題を提起したのです。

  「なんで、彼らが日本を捨てたんだ?/日本のシステムが…/日本の教育環境が…/ 日本的な会社の仕組みが…/天才の力を失わせ、天才の芽を摘み、天才たちのやる気を失わせる仕組みだから…/彼らは 日本から出ていったんじゃないのだろうか?」

  長谷川氏は中村氏の「怒り」に同情を寄せ、怒りの対象となった日本人のひとりとし て、怒りを受け止めるべきというスタンスにあると言っていいでしょう。

  これに対して、経済評論家の池田信夫氏はブログで、中村氏のイノベーションの素晴 らしさは認めながらも、彼の怒りに対してやや冷ややかなスタンスをとっています。

  もし東京地裁が命じたとおり、日亜化学工業が得た利益の50% にあたる600億円を中村氏に支払ったとしたら、「日本の 企業は、青色レーザーのようなハイリスクの技術には絶対に投資しなくなるだろう」と指摘し、中村氏の要求に疑問を投 げかけています。

  「イノベーションとは賭けである。事後的には、価値を生み出した人が半分取るのが フェアにみえるが、それは9999人の失敗した人の犠牲の上に生まれた偶然 だ。企業の研究者の大部分は、会社の金で自分の成果を出すフリーライダーなのだ」

  元社員は「若いエンジニアの協力」を指摘

  「フリーライダー」と言わないまでも、今回の受賞で一躍ヒーローとなった中村氏の 成功は、決して彼ひとりの手柄ではないと主張する声は、受賞後もちらほら漏れ始めています。かつて裁判で中村氏と 争った古巣の日亜化学工業は、各紙に、

  「日本人が受賞したことは大変喜ばしいことです。とりわけ受賞理由が、中村氏を含 む多くの日亜化学社員と企業努力によって実現した青色LEDであることは、誇ら しいことです」

  というコメントを出しました。「多くの日亜化学社員」の協力があってこそというこ とで、やや皮肉っぽくも読めることもあって、ネットで「会社みっともない」「器が小さいな」といった批判も出ていま す。

  しかし日亜化学工業の元社員の濱口達史氏は、ブ ログで「中村さん=正義、日亜=悪というレッテル貼りは行き過 ぎ」と反論しています。日亜の社員にとって、中村さんはエンジニアとしての生き様は尊敬されているものの、中村氏の 「すべて自分でやった」という趣旨の主 張には、多くの人が反論するといいます。

  ブログによれば、青色LEDを実 現する無数の致命的な課題を解決したのは、中村氏の周囲にいた若いエンジニアたちだそうです。中村氏は、彼らが「こ んなアイディアを試してみたい」というと、決まって「そんなもん無理に決まっとる、アホか!」とケチョンケチョンに 言い返したとも書かれています。

  「それでも実際にやってみると著しい効果があった。そういう結果を中村さんがデー タだけ取って逐一論文にし、特許にし、すべて自分の成果にしてしまったんだ、と」

  濱口氏のブログを踏まえて会社のコメントを読むと、中村氏の偉業を称えつつ、名も ない協力者としての自社のエンジニアたちに対する温かいねぎらいの気持ちも感じられるのではないでしょうか。

  中村氏の「集中力を高めるダシ」にされただけでは

  実は日亜化学工業は、中村氏に対しもっと強い反論をしていました。前述の長谷川氏 は、会社は中村氏の功績に対して2万円の特別ボーナスしか出していないように書い ています。

  しかし「日経ものづくり」20044月 号に掲載された小 川英治社長のインタビュー記事によると、会社は中村氏に対し「1989年 から11年間の合計で、同世代の一般社員よりも6195万 円ほど上乗せして支給」していたそうです。

  ほかにも、開発中止など命じていないのに法廷でウソを証言されるなど、気がついた ら「悪者」にされたと悔しそうに反論しています。

  以上のような経緯を踏まえると、ときに行き違いはあったものの、中村氏の偉業は、 日亜化学工業という環境や優 れたスタッフ、理解ある経営者たちがいたからこそ実現した開発であったというのが事実で、そこから「日本はクソ」 「天才に捨てられる日本」という飛躍した 結論を出すのは、実態を踏まえない通俗的で自虐的な見方に思えてなりません。

  他人からの評価を気にする臆病な人たちは往々にして、怒っている人がいると、そち らの方に釘付けになって話を受け入れてしまいます。しかし状況を客観的に見ると、怒っている人だけが正しいとは言え ないこともあると考えるべきです。

  中村氏の怒りは、周囲に対する憤りではなく、自分のテンションを高めるために、わ ざと敵を作っているだけ、と 思える話も耳にします。各種報道によると、中村氏は大学時、友人たちにわざわざ「絶交状」を出して物理学の勉強に没 頭したのだとか。日亜で青色発光ダイ オードの研究に入るときは、上司からの電話も無視したそうです。

  中村氏をたびたび取材したアゴラ編集部の石田雅彦氏も、「日本で裁判を起こしたの は、自ら孤独な状況に身をお き、集中力を高めるための手段だったのでは」という見方を披露していました。中村氏の怒りの対象になった人たちも、 集中力を高めるためのダシにされただけ かもしれず、事実を踏まえない周囲が悪者扱いしてむやみに叩くのはやめるべきです。

   上記からリンクされている両社の主張です。 

   日経テクノロジーオンラインよ り

   日 亜化学工業 社長の小川氏の主張はこちら

   中 村氏の主張はこちら

  全部読んでも、やはりどちらの主張もうなずけるものがあり、益々、私の頭では判断がつきかねます。と言うか、訴訟何 て、両方に言い分があるから起こるのでしょうから当事者でもない第三者が判断すること自体がおこがましいのかもしれませ ん。

  ここで思うのは創業者社長が生きておられたら展開もかなり違ったものになっていたのじゃないかと言うことです。労使 が信頼関係を無くせば紛争が果てしなく続くのは間違いないでしょう。
  昔の、日本の家族的経営にはそうした争いを少なくする素晴らしさがあったような気がします。現在の西欧かぶれの自分 の任期の間だけ何とかトラブルなしでやろうとするようなサラリーマン社長ではこうした問題を解決することはできないの じゃないでしょうか。
  グローバルスタンダードに踊らされた現在の従業員を大事にしない日本の企業経営の未来は暗いと思うのは私だけでしょ うか。
  
  この部屋を始めた頃には日本の古い経営を批判していた私も、ネットで日本の素晴らしさを知ることで大分変ってきまし た。

日本の良さを取り戻すべき!
2014 10 月17 (金)   第 5507回  孫・ 菅コンビの退治
  第 5497回の 「太陽光発電は生き残れるか」で買い取り制度の見直しで太陽光発電の業界自体が壊滅しない かと心配しましたが、遂に経産省が認定を一時停止する検討を始めたようです。  

  第 4267回の「
ほんまかいな」や第 4615回の「やっぱり」などで、どうにも怪しそうと書いた孫・菅の反日コン ビによる買い取り価格と年数が発表されたときに余りにも無茶苦茶な好条件にこれは大変なことになると心配しました が、とうとうその時期が来たようです。

  四国新聞社 | 香川のニュース より  2014/10/11

  経 産省、太陽光認定を一時停止へ/電力買い取り制度

  経済産業省が再生可能エネルギーの 固定価格買い取り制度で、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の認定を一時停止する検討を始めたことが11日、 分かった。想定を上回る事業者が殺到し、電力会社に買い取り手続きを中断する動きが広がっていることに対応す る。

  経産省は再生エネの買い取りに伴う国民負担に上限を設けることも検討する。太陽光に事業者が集中せず、風力や小規模水力といった他の再生エネの増加に つながる目標をつくる。

  再生エネをめぐっては、送電網の能力に限界があるとして、電力5社が再生エネ事業者との契約手続きを中断し、事業者や自治体に混乱が広がっている。

  産経新聞も書いてくれています。

   産経ニュースより 2014.10.11 19:39更新

  再生エネ買い取り中断で混乱拡大  売電でローン返済の個人も直撃

  再生可能エネルギーの買い取り制度 で電力会社5社が新たな受け入れを中断したことによる混乱が拡大してき た。影響は発電事業者だけでなく、住宅建設の施主となる個人にも波及。屋根に設置した太陽光パネルの売電収入を 住宅ローンの返済に繰り入れた人の中には 「住宅の引き渡しを受けない施主も出ている」(大手住宅メーカー)。

  個人住宅で問題が深刻なのは主に九 州電力管内だ。受け入れを保留したのは出力10キロワット以上で、通常 は住宅の屋根に乗せる小規模な発電設備は対象にならない。だが、天候が安定して日照が期待できる九州地域では、 屋根一面にパネルを乗せた10キロワット以 上の“エコ住宅”が他地域に比べて急増。大手メーカーの業界団体「住宅生産団体連合会」(東京)によると、九州 で10キロワット以上の太陽光住宅の契約済 み件数は約1200件にのぼる。

  太陽光発電の場合、10キロワット 未満の買い取り期間が10年なのに対し、10キロワット以上は20年に なる。同連合会によると、10キロワット以上の住宅の平均的な売電収入は月2〜3万円になり、「売電収入が見込 めることでマイホーム購入に踏み切る人もい る」(幹部)という。

  他の電力会社では、東北電力が50 キロワットを買い取り保留か継続かの基準に設定しており、個人はほぼ対象外。北海道電力などは10キロワット以 上だが、個人住宅が対象になるケースはあまりないもようだ。

  電力会社が新規受け入れを中断した のは、発電事業者らから送られた電力をすべて受け入れた場合、送電網の安定性を保てないとの懸念があるためだ。

  ただ、買い取り制度の中で「個人と 事業者の区分けはしていない」(九電広報担当者)。九電が開いた説明会では「個人参加者からの不安の声も出た」 (同)といい、政府や電力会社が今後検討する対応策では、住宅購入者の消費者保護の観点も求められそうだ。

  一方、発電事業者の懸念も増すばか りだ。経産省は「メガソーラー」と呼ばれる大規模な太陽光発電所の認定 を一時停止することを検討。15日に開く総合資源エネルギー調査会新エネルギー小委員会で、委員によるそうした 対応策の提案を示す。だが、一律に認定が中 止されれば、これまで再生エネを推進してきた自治体や発電事業者の反発がさらに強まることは必至で、慎重な意見 が出る可能性もある。

  住宅メーカーがやっと気が付いて10Kwh以上の産業用と組み合わせ ての販売がこれで完全に終わりですね。今頃になって発売開始したところもあるようですが、どうなる事やら。
  設計や開発に時間が掛かったのかもしれませんが、元々、余りにも理不尽な条件だったのでこうなることも仕方ない のじゃないでしょうか。

  孫・菅コンビはこれで日本の太陽光発電の発展の芽を摘み取ったということになるかもしれません。孫はすでにSBエナジーで 多くのメガソーラーで利益を確保しているし、菅はこの好条件と逆にその補完となる原発を止めて日本の発電コストを高 くすることで日本の産業を壊滅させようとする目論見が上手く行ったと密かに喜んでいるのじゃないでしょうか。

  この二人の高笑いを止めるためにも、菅の国会喚問とソフトバンクの不買運動でこの二人を退治しないと日本人の恥 でしょう。

何とも腹立たしい!
2014 10 月18 (土)   第 5508回  我が家の太 陽光発電
  例 月我 が家の太陽光発電、 10月分、9月10から10月9日までのデータです。30日分で前月と同じ、前年も同じ稼動日数です。
   最悪の8月を過ぎ、9月は平年より少し悪いくらいの発電量で終わりました。10月に入ってもそれ程 の違いは無いようです。
  ただ、一番変わったのは発電量じゃなく9月になっても例年ならまだまだ苦しめれれる残暑が全くなく一気に秋に なってしまったことでしょう。
  お蔭で、買電が去年に比べて130kWhも減ったことです。つまりは、エアコンが殆ど要らなかったということで す。ですから、売電量は前年比37kWh減って、買電価格は上がっているにもかかわらず支払額は減少したと言う意外 な結果でした。

   さて、買電です。

去年  9月、買電、 715(409,306)kWhで 15,160円 1kWhの 単 価、約21.20円

今年  9月、買電、 501(266,235)kWhで 11,936円 1kWhの 単 価、約23.82円

去年 10月、買電、 522(267、255)kWhで 11,231円 1kWh の単価、約21.52円
 
今年 10月、買電、 392(183,209)kWhで  8,805円 1kWhの 単価、約24.05円

   さて、売電は。

去年  9月、売電、235kWhで11,280円  1kWh単価、約48.00円
  
今年  9月、売電、276kWhで13,248円  1kWh単価、約48.00円

去年 10月、売電、387kWhで18,576円  1kWh単価、約48.00 円
 
今年 10月、売電、355kWhで17,040円  1kWh単価、約48.00 円



   去年10月、▲7,345円の支払。今年の支払▲8,235円と90円の節約となりました。9月、 10月と冷夏の恩恵を諸に受けたようです。こうしてみると発電量も大事ですが、使用量の節約が一番影響してくること が分かります。
  列島に災害をもたらした冷夏でしたが、我が家にとってはありがたい夏だったのかもしれません。 

  と油断していたら早明浦ダムは 100%を割っているようです。そう言えば9月に入ってから大きな雨は降っていないようです。

   設置前年年間電気代   207,928円
    1年目の年間電気代    31,518円

   2年目               7,012円

  3年目              ▲2,689円

  4年目              ▲5,499円

  5年目             ▲74,717円

  6年目            ▲116,383円

  7年目             ▲90,784円

  8年目             ▲83,581円

  9年目             ▲37,314円

  9年目10月          ▲11,960円

  10年目10月         ▲15,906円

  参考:使 用料金表

さて来月は!
2014 10 月19 (日)   第 5509回  や はり戦地か ら帰ってきた人
  第 393話の 「青色 発光ダイオード」でも書いたように、私が日 亜化学工業株式会社に興味を持ったのは中村修二さんの青色ダイオードが有名になる10年も前からでし た。
  それは、ダイオードじゃなく夏休みが日本一長いことで毎年のように新聞に取り上げられていたからでした。何と 言っても、仕事嫌いの私は長い休みというのが羨ましくて気になって仕方がなかったのです。
  それだけに、その経営者がどんな人だろうかと言う関心がありました。青色ダイオードで騒がれ、今回のノーベル賞 で中村さんと会社の争いが取り上げられる中で、初代社長小川信雄さんがやはり並の社長ではなかったことが分かり、 益々興味が湧いてきました。

  早速サーチしてみました。ウィキペディアにありましたが、余り詳しくないようです。それでも、やはり、創業者で あることは分かりました。  

  小 川信雄 (実業家)

  小川 信雄(おがわ のぶお、1912年7月9日 - 2002年9月6日)は日本の実業家。日亜化学工業創業者。元社長。会長。徳島県出身。旧制徳島高等工業学校製薬化学科(現・徳島大学薬学部)卒業。現・ 日亜化学工業社長の小川英治は娘婿である。

  生涯[編集]

  旧制徳島高等工業学校製薬化学科卒業後、南方戦線へ軍医直属の薬務員として従事する。そこで、アメリカ製の蛍光 管を目の当たりにして、今後伸びる製品と確信。1956年に徳島県阿南市に、蛍光管製造を主とする日亜化学工業株式 会社を設立した。

  開発課員だった中村修二の青色発光ダイオード開発着手希望の直訴を受け、アメリカ留学と中小企業としては破格の 研究開発費を拠出して中村の開発作業を 側面から支援した。なお、中村は2014年ノーベル物理学賞授賞のインタビューで、「私は日亜化学先代社長の小川信 雄氏の研究支援に感謝している」と述べ た。

  これだけでは地元で創業したことくらいしか分からないですね。どういう考えの人だったか、蛍光体で世界シェアを 押さえた経緯とか、日本一長い休みのことなんか書いたものは無いのでしょうか。
  阿南という片田舎で操業して、世界一のシェアを取ったことや、
第 5506回の「中 村修二氏と日亜化学、なぜ泥沼抗 争?」にあったよう に、中 村氏の「異能・異才」を日亜化学の中で唯一評価していた小川氏は、「オーケー。やっていい」と即答。「開発費はいくらか かる?」との質問に「500万ドルが必要だ」と答える中村氏に対し、「ええ わ、やれ」と一言で返答したという。この決断力の凄さは並大抵のものじゃないでしょう。

  第 500回の「戦地から帰ってきた人」で取り上げた戦後の日本の成長を牽引して80年代に次々と一線を退いた 本田宗一郎さんや井深大さん松下幸之助さん、そしてあの出光佐三さんにも匹敵する魅力のある人のような気がします。
  誰かノンフィクション作家とか小説家が題材に選んで書いてくれないものですかね。きっと面白いものが出来ると思いま す。
  この社長がいなければ、もしかしたら青色ダイオードはまだ実用化されていなかったかもしれません。ノーベル賞の産み の親といっても過言ではないでしょう。

  何時か読んでみたい!
2014 10 月20 (月)   第 5510回  ガ ム離れが日本を救うか
  第340 回の 「ガム が売れなくなっている」でこれでロッテの不買のきっかけになれば良いなんて書 きながらも、他のメーカーに迷惑をかけることになることを心配しました。
  ガム離れの流れは止まらないようですが、面白い記事がありました。これによると、ガム離れの影響はどうやらロッ テが一番大きそうです。
  と言うのも、ガムのシェアはロッテが50%もあるのだそうです。30%は外資のメーカーで残りが日本メーカーの ようです。
  ということは、ガム離れはロッテにとって一番堪えそうです。日本メーカーにとっては痛手ではあるでしょうが、 ロッテ程の影響はないでしょう。
  

  産経ニュースより  2014.10.13

  【経済インサイド】

  チュー インガム離れ スマホが需要奪う? 製菓会社の憂鬱

  若年層のチューインガム離れが進み、ガムの需要全体が縮小の一途をたどっている。

  国内販売額は平成25年まで9年連続で前年を割り込み、ピークだった16年の 1881億円と比べて3分の2 に減少。危機感を募らせた製菓各社は、新商品の投入やヒット商品のリニューアルだけでなく、ガムに親しみをもっても らうための啓発活動にも取り組んでい る。ただ、需要を奪ったのはスマートフォンだという想定外の調査結果もあり、需要の底上げには従来にはない新機軸の 対策を迫られている。

  「当社のガムでは原点といえる看板商品だけに、開発には力を入れ、おいしさとミン トの爽やかさを追求した」

  国内で推定50%程度のシェアを握るガム最大手のロッテは、新「グリーンガム」 (想定小売価格は税抜き96円前後)を4月下旬に投入。河合克美常務は直前の発表会で、昭和32年の発売以来57年 ぶりとなる大幅な刷新により、強化を図った商品力をアピールした。

  新商品は、花が咲く前に最初に刈り取った「初摘みミント」を使って品質を高め、ミ ントの香りを引き立たせた のが特徴で、主なターゲットは30〜50代の男女。味のバランスも考慮してシュガーレスとし、板ガムだけでなく粒ガ ムもラインアップに加えた。「菓子の原 点といえる『おいしさ』に立ち返った」(広報室)という自信作だけに、旧商品と比べた売れ行きは2桁の伸びを維持 し、好調だ。

  国内販売額9年連続マイナス

  シュガーレスの「トライデント」や「クロレッツ」、特定保健用食品の「リカルデン ト」などのガムを展開し、日本で推定30%弱のシェアを握る米食品大手傘下のモ ンデリーズ・ジャパンは6月末、18〜34歳の男女がターゲットの「ストライド」(オープン価格)を刷 新した。

  川鍋洋治取締役は「ガムを口から出す行為で集中力が妨げられないように、ユーザー は味の長続きを求めていると分かったので『集中力持続』に向け、かみ始めのインパクトと清涼感の持続を強化した」と 話す。

  日本チューインガム協会によると、フルーツ系の商品を買う若年層が減ったこともあ り、25年のチューインガムの国内販売額は前年比7.9%減の1220億円に落ち込んだ。

  調査会社の矢野経済研究所は「単価の高いボトル入りタイプが全体的に不振。食べき れるグミや錠剤型(タブ レット)の菓子が好まれる一方、かんだ後にごみとなるガムが若年層を中心に敬遠されている」(大篭(おおごもり)麻 奈研究員)と分析。モンデリーズの川鍋 氏は「ガムは平日に働きながら味わう人が多い傾向にあり、労働者人口の減少が響いた」と指摘する。

  気分転換の効果や機能性アピール

  一方、ロッテの独自調査によると、スマホ利用者の急増がガムの購入減につながって いるという意外な結果が出 た。「スマホのゲームやメールなどに集中するあまり、それまで電車の中でガムを楽しんでいた人の購入量が減った」 (広報室)。通勤・通学時はガムを味わう 典型的な場面の一つだけに、スマホの影響は小さくないという。このためロッテは、アプリ(応用ソフト)に連動した特 典を用意するなど、スマホ利用者の取り 込みに乗り出した。

  ガム離れを食い止めようと、市場全体の底上げを図る取り組みも活発化している。

  モンデリーズはキャンペーンソングの動画配信などの「ガムならハカどーる」プロ ジェクトを展開し、ガムがもたらす気分転換の効果をアピール。ロッテもガムの情報を集めたウェブサイトを立ち上げ、 若年層の関心を高めようと知恵を絞っている。

  ロッテは今秋と来春、若年層をターゲットにした新商品の投入を計画。明治は口臭防 止効果、グリコは初期の虫 歯対策といった機能性を前面に出した商品の拡販を図る構えだ。ただ、ガム離れは嗜好(しこう)の多様化を背景に「先 進国が共通して直面する問題」(モンデ リーズの川鍋氏)だけに、需要回復は容易ではない。

  矢野経済研の大篭氏は「かんだ後、ごみ箱にすぐに捨てられるオフィスでの需要開拓 が欠かせない」と指摘している。(村山雅弥)

  ロッテの不買運動は全ての商品ですが、このガム離れの波に乗ってまず はシェアの多いロッテのガムを集中的に不買運動すれば面白いのじゃないでしょうか。
  ガムの消費が減れば、道路に吐かれて黒くなったシミも減ってくるでしょう。これは一挙両得です。ガム、特にロッ テのそれを噛んでいる人は日本の恥というか売国奴なんて風潮が広まれば面白いですね。
  日本でお世話になりながら日本を貶めることしかしないメーカーは日本から出て行ってもらいましょう。パチンコ・ ソフトバンクなどと一緒に無くなれば日本の再生は成ったようなものです。

不買運動が日本を救う!
2014 年10 月21 (火)   第 5511回  高額医療 費
  第 5480回の 「目の 手術」で書いたように突然左目が見えなくなり、医者に脅さ れ手術をすることになりました。手術から一週間で退院し、2週間目で残っていたガスも消えてなくなりました。
  同時に行った白内障の手術で左目と右目を比べると右目では全体に黄色がかっているのが分かります。左目もそう だったのでしょうが、今は色が付いていません。この左右の差が長年生きて来た間の劣化の証拠のようで面白いですね。
  本当の白内障であれば、続いて右目の手術となるところでしょうが、
幸い、右目の黄色はそれ程気にもならないので手術の必 要もないでしょう。

  それにしても、体の中で一番敏感なのじゃないかと思われる眼球に穴をあけたりする手術が全く痛みを感じずに 済んでしまうことに医学の進歩の凄さを感じすにはいられません。
  そんな医学の進歩に感謝するのですが、その費用を考えると複雑なものがあります。というのも、先生に手術を 言われたときに、直に、「先生手術代って幾らかかるんですか、私お金はありません」と思わず聞いてしまったドケ チの私です。
  ところが、先生も慣れたもので、「30万円から40万円位だろうけど、高 額医療ですから8万円程度ですから心配ないですよ」とのことです。
この時、思わず、 先生も商売上手だなと感心してしまい、思わず、手術をお願いしてしまいました。
  
  もっと、驚いたのが、30万も用意するのは大変だなと思いながら入院手続きに案内所に伺うと、そこでは、入院ま でに市役所で証明書を貰って来れば支払いは高額医療費分の8万円程度で済みますよと教えてくれました。
  ということで、急いで市役所に寄り、証明書の発行をお願いしたところ、出て来た証明書に4万円弱の支払額が書か れていて、何と、私は収入が少ないので それだけ払えば良いのだそうです。思わぬところで、自分が如何に貧乏人で甲斐性無しかということを思い知らされまし た。ありがたいが、複雑な気持ちでし た。というか、やっぱり、情けないものがありました。

  それにしても、こんなことでは医療費の増大で健康保険もいずれ破たんするのじゃないかと心配になります。当事者 にとってはありがたいことですが、喜んでばかりはいられない心境です。


  そんなことを思った思わぬ入院手術でしたが、心配した通りの医療費の増大の記事がありました。  

  NHKニュースより  10 月8日
  
   国 民医療費 6年連続で過去最高を更新
 
  国民が医療機関で病気やけがの治療を受けるのにかかった費用の総額を示す、平成24年度の「国民医療費」は39 兆2000億円余りで、6年連続で過去最高を更新し、国民1人当たりでは、65歳以上の医療費がおよそ72万円と、 65歳未満の4倍以上となっています。

  厚生労働省によりますと、平成24年度の「国民医療費」は39兆2117億円で、前の年度に比べて6267億 円、率にして1.6%増え、6年連続で過去最高を更新しました。
このうち、国と地方自治体の負担の合計は15兆1459億円で、前の年度に比べて3380億円、率にして2.3%増 えました。
  国民1人当たりで見てみますと、前の年度より5600円増えて30万7500円で、年代別では、▽0歳から14 歳が14万9900円、▽15歳から 44歳が11万3000円、▽45歳から64歳が27万6900円、▽65歳以上が71万7200円となっており、 65歳以上の医療費は、65歳未満の 17万7100円の4倍以上となっています。
  厚生労働省は「国民医療費は高齢化や医療技術の高度化によって増加し続けており、どのように抑制を図っていくか が喫緊の課題だ」としています。
 
  
  ここまで来ると、医療の発達も考え物ですね。やはり、第 572話の「オランダ」や第 5370回の「尊厳死法案」などで書いたように老人はスパゲッティ症候群など やたらな延命治療より自然に死を迎えられる方が良さそうな気がします。

何でも行き過ぎは考え物!
2014 年10 月22 (水)   第 5512回  空気で雨を遮断 する
  第 4307回の「自転車マナー」などで何度か取り上げてきたように、自転車の弱点は雨です。雨でも傘をささず にはしることができれば自転車の需要は一段と高まるのじゃないかと思ってます。何か良い方法はない物かと考えましたが、 私程度の頭では良い考えは浮かびませんでした。

   ところが、意表を突いたようなものを見つけました。リンク元に画像が沢山あります。

  革新的発明と製品情報より  木 曜日, 10月 16, 2014

  空 気で雨を遮断する傘

  傘骨部分しか持たない傘。スイッチを押すと、横に空気が噴射し、雨を弾いてくれる。コンパクトなサイズを持って、持 ち運びに便利。現在では、Kickstarterにて寄付を募っている。

  Air umbrella

 
  
  通常の場合のバッテリーも、自転車なら発電で賄うこともできるでしょう。これは、自転車に最適なのじゃないでしょう か。
  これを自転車に取り付ければ警察も取り締まることはできないでしょう。問題はどの程度の雨まで使えるのかですが、ど うなんでしょう。
  しかし、こうして空気で水をはじくことが出来るのなら、クルマでもウインドシールドの上側からこうして空気を吹き出 すようにすればワイパーも無くすることが出来そうな気がします。

  これは本当に意表を突かれ ました!
2014 年10 月23 (木)   第 5513回  セブン イレブンの敗訴確定
  第 3624回の「コンビ二」などで何度も取り上げて来た売れ残った弁当などを加盟店が値引きする「見切り販 売」の訴訟がやっと判決がでたようです。
  2009年からですから5年も経っているんですね。こんなに長くかかると訴えた加盟店にとっては営業上も精神的にも 耐えきれないものがあったのじゃないでしょうか。良く辛抱して戦われたと思います。 

  SankeiBizよ り  2014.10.15

  セ ブンイレブンの敗訴確定 「見切り販売」制限訴訟

  セブン−イレブン・ジャパン(東京)加盟店の経営者4人が、消費期限の迫った弁当 などを値下げする「見切り 販売」を妨害されたとして同社に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(大橋正春裁判長)は15日までに、双方 の上告を退ける決定をした。会社側に計 1140万円の支払いを命じた一審東京高裁判決が確定した。決定は14日付。

  同社は平成21年、公正取引委員会から見切り販売の制限が独占禁止法に反するとし て排除措置命令を受けた。

  原告は大阪府の2人と、北海道と兵庫県の各1人で、19〜21年に見切り販売を開 始。高裁は、同社社員らが「店が続けられなくなる」などと発言したことが加盟店側の心理的強制になったと認め、違反 行為に当たると判断した。

  今も値引き販売をしているのかどうか、今現在がどんな状況なのかの情報が全く書か れていません。もしかしたら、セブン−イレブン・ジャパンからマスコミに手が回っているのじゃないかと疑いたくなり ます。
  この判決で全国の加盟店が値引き販売に踏み切るのかどうかも興味ありますね。本部は、それでも加盟店に対して圧 力をかけるのでしょうか。それとも、素直に認めるのでしょうか。

  他のチェーン店の反応も見ものです。この値引き販売が定着すれば、余りにも勿体な い廃棄処分も無くなるかもしれません。
  私も単身赴任時代にお世話になったスーパーが値引き販売を出来るのに、コンビニが出来ないのはどうにも納得が行 かないものがあっただけに、この判決でコンビニでも解禁になり、お客さんがシール貼を待っている姿を見るのも楽しみ です。

さて、どうなるでしょう!
2014 年10 月24 (金)   第 5514回  国枝慎吾選手
  第113 話の 「もの を言う」などで書きましたが、高校に入ってから軟式テニスを始めました。当時 は硬式テニスがあることも知りませんでした。テニス部の先輩が大学で硬式を始めて夏休みに練習に来られたときに始め て硬式ボールを見て、そんな世界があることを知りました。
  同じテニスだけに今でも錦織選手の試合は気になり、今年の全米オープンも準決勝も決勝もPCで実況を見ていまし た。硬軟の違いがあるとは言え、やは り、錦織選手のストロークの凄さに驚かされました。以前は、体の故障もあったりしたのも影響していたのか、イージー ミスも目立って自滅していたように思え たものですが、ここ最近のストロークは見ていてもほれぼれするものがあります。

  ということで、テニスはどうしても気になります。そんなテニスで、国枝選手がが世界チャンピオンとして活躍して いるのを新聞などで見て凄い日本人がい るんだと思っていましたが、その試合をテレビなどで実際に見ていないので、どうしてもその素晴らしさを実感できない こともあってもう一つ関心がありませんでした。

  ところが、そんな国枝選手を取り上げた記事を読んで頭を殴られたような気になりました。
  

  SankeiBiz(サ ンケイビズ)より  2014.10.13
 
   
【ビジネスアイコラム】
  日 本の誇り、シンゴ クニエダ

  長い間落ち込んでいた国内のテニス人気が1人の選手の活躍で復活しそうだ。1カ月の間に全米オープン準優勝、マ レーシアオープン優勝、そしてジャパンオープン優勝と日本中を大騒ぎさせた錦織圭選手。現在世界ランク6位。

  錦織選手は中学生の頃から元ソニー副社長の設立した「盛田正明テニス・ファンド」の育成計画により米国で戦略的 に育成された。つまり最初から世界の頂 点を目指すプレーヤーとして育てられてきたのだ。才能、努力、運、資金、環境、世界のトッププレーヤーに必須な条件 が全て与えられた。

  ただその錦織選手でさえいまだに世界の四大大会(全豪、全米、全英、全仏)では一度も優勝したことがない。先月 日本中が大騒ぎしたのは「全米大会で優 勝しそうになった」ためだ。しかし、日本にはすでに全米はおろか四大大会全てに優勝した現役のプロテニス選手がい る。そう、国 枝慎吾選手だ。 国枝選手に 関してはこんな逸話を聞いたことがある。ある時日本の新聞記者が世界ランク1位のロジャー・フェデラー選手に「なぜ 日本には世界のトップクラスのテニス選 手が生まれないのか」と聞いたそうだ。フェデラー選手は即座に「君は何をバカなことを言っているのだ。日本にはシン ゴ・クニエダがいるじゃないか」と言っ たという。さらに「四大大会制覇はボクよりクニエダの方が先だよ」とも答えたという。

  知らない人も多いと思うが、国枝選手は四大大会で何度も優勝している車椅子テニスの世界のトッププレーヤーだ。 両足でプレーする錦織選手と車椅子でプレーする国枝選手を比べる必要はない。錦織選手は文句なしに素晴らしい。世界 のトップに到達するのももう射程圏内だ。

  同じように国枝選手もすごい、素晴らしい。世界ナンバーワンのフェデラー選手が「オレよりすごいヤツ」とはっき り名言している国枝選手。しかし海外で認められている日本人選手が母国では知名度が今ひとつという事実。

  
錦織選手にはユニクロはじめ両手に余る世界の 有名ブランドがスポンサーについている。 が、国枝選手をサポートしている企業はユニクロ1社だけだ。両足でプレーしようが車椅子でプレーしようが、練習 量も努力も何も変わらないはずだ。それなら その努力の結果として勝ち得た栄光にも差があるはずはない。

  筆者もテニスをするが、誤解を恐れずに言えば、両足でテニスをするよりも車椅子でテニスをする方がずっと過 酷だと思う。それならわれわれはなぜその過酷な努力の上に栄光を勝ち得た日本人選手をもっと素直に祝福できない のだろうか。

  四大大会でのシングルス優勝16回、ダブルス15回の世界歴代最多記録を持ち、世界中のプロテニス選手から 尊敬されているシンゴ・クニエダはわれわれの誇りだ。

  とっくに国民栄誉賞をもらっていてもいいはずだと思うが、まだどこからもそうした声は出ていない。(実業家  平松庚三)
  

  私が言えた義理ではありませんが、こうしたところに日本の後進性があるような気がして恥ずかしくなります。
  これもやはりマスコミ、特にテレビが大きく取り上げないことで殆どの人がこんなに凄い人が日本人に居るんだと言 うことを知らないのが大きいでしょうね。
  韓国でのアジア大会にも出場されているようなのでその活躍を取り上げてもらいたいものです。フェデラー選手が俺 よりすごい奴と明言しているのですからその技は並大抵のものじゃないのでしょう。
  国枝さんが健常者でも結構難しいテニスを
車椅子でどうやってやるのか、特にその世界一の技をじっくりと見てみたいもの です。

   と思ったら、ありました。2012年のロンドンパラリンピックの決勝戦です。これを見ると、健常者のテニスとはやはり違いますが、それ以上に車椅子を操っ ての技術は凄すぎますね。ここまで来るのにどれくらい努力したのでしょうか。日本人の凄さを見せつけられまし た。
  何と、錦織選手が準優勝した今年の全米オープンでシングルス、ダブルスの2冠にも輝いているのです。それ も、女子でも日本の上地さんが優勝しているんだそうです。何にも知りませんでした。
  テレビを見ないので、これをマスコミが取り上げているかどうかも知りませんが、もっと評価しても良いのじゃ ないでしょうか。マスコミは、視聴率だけですから、地味なものは取り上げないのかもしれませんが、これぞ日本の 恥ですね。

 素晴らしものを素直に評価したい!
2014 年10 月25 (土)   第 5515回  ヤ ギ除草が増えた?
  第 5447回の 「雑草 にヤギを活用」でヤギの活用が広がってきたようだと書きま したが、その後もヤギで除草の話題が時々見られるようになりました。
  あの、にっくき孫さんのところでも採用されたそうです。
孫さんのところを取り上げるのは気が進みませんでしたが、ヤギに免じて取り上げます。   
  

  タ イナビニュースより  20141015

  ソ フトバンク鳥取米子ソーラーパークでヤギ除草を開始

   ヤギ2頭、除草効果とともに安 全面やセラピー効果も検証

  1017日、 鳥取県の「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」で、ヤギによる除草試験が開始される。

  これは、ソフトバンクグループのSBエナ ジー株式会社と三井物産株式会社が設立した鳥取米子ソーラーパーク株式会社と、米子市の株式会社大協組が行う環境に 配慮した活動の一環。

  除草試験には、伯耆町の牧場から借りたヤギ2頭 を利用する。ソーラーパーク併設の「とっとり自然環境館」を飼育スペースとして、その駐車場周辺約900平 方メートルの敷地内で雑草を食べさせる。

  試験期間は1130日 まで。現場での除草効果や品質、安全面における機会除草との比較、セラピー効果などを検証する。

  騒音、二酸化炭素排出を低減 環境問題改善に期待

  ヤギによる除草は、エンジン式草刈り機や除草剤を使用した場合と比べ、騒音や二酸 化炭素の排出、土壌汚染など環境への負荷が低減される。また、地域住民への癒し効果や環境問題への理解を深める効果 なども期待されている。

  SBエナジー、三井物産、鳥取米子ソーラー パーク、大協組は、今後も環境保全活動を推進し、環境負荷の低減に貢献していく意向だ。

  メガソーラーだけでなく普通の広場などでも利用されるようになったようです。これ は意外と大きな波になるのかもしれません。雑草退治はヤギや羊など草食動物の利用が当たり前になったりして。

  朝 日新聞デジタルより    2014年10月12日

  放 し飼いのヤギ大活躍 URが堺市の団地で除草実験

  都市再生機構(UR)の津久野南団地(堺市西区)で、広場にヤギを放し、雑草を食べてもらう1カ月間の除草実験 が実施されている。草刈り機が排出する 二酸化炭素の削減に加え、動物と触れあって心を癒やすアニマルセラピー効果も期待しているという。11日は団地の住 民たちが広場の囲いの中に入り、ヤギと 直接触れあった。

  URは昨秋、東京都町田市の団地で実証実験をした。ヤギはおとなしく、ほとんど鳴き声やにおいもないと好評だっ たという。西日本支社は1日から、津久 野南団地(11棟730戸)の棟の間にある広場の一つ約千平方メートルに囲いを作り、日中に2匹を放している。団地 の自治会が世話をしており、夜は近くの 小屋で休ませる。

  普段は柵ごしにヤギを見ていた子どもたちはこの日、柔らかそうな草を選んでおそるおそるヤギに差し出した。おと なしく食べることがわかると、「メーさ ん、どうぞ」と話しかける子も。頭をなでてみた北川瑠知亜(るちあ)ちゃん(5)は「ちょっとぬくかった」。自治会 長の村上徳幸さん(67)は「毎日たく さんの人が見に来て、みんな笑顔になっています」と話した。

  採用するところが増えてくると、こんな話も出て来るようです。何だか、太陽光発電が増えてパネルの盗難が増えて 来たなんて話を思い出します。

  毎日新聞より   819()

  <ヤ ギの除草隊>誰が盗んだ? 2匹首輪残し姿消す

   岐阜県美濃加茂市の里山で活躍する「ヤ ギの除草隊」のヤギ2匹が突然姿を消した。管理する岐阜大職員が10日朝、首輪二つだけが残されて いるのを見つけ、警察に盗難の被害届を出した。

   公共用地の除草費用を削減しようと、市が除草隊の事業をスタートし、現在は約20匹が飼育されている。市が企画した「触れあい体験」にも参加し、子どもた ちの人気を集めた。

   市は「未利用の山林を昔の里山によみがえらせる『里山千年構想』の大切なパートナー。元気で返して」と呼びかける。盗難を知った子どもたちからは切ない “悲メェ〜”が聞こえそう。【小林哲夫】

  ヤギなんか盗んでどうするんでしょう。自分のところの雑草でも退治し ているのでしょうか。まさかヤギの乳が目的でもないでしょうしセコイことをする奴らがいるもんです。

増えて来た証拠でしょうか!
2014 年10 月26 (日)   第 5516回  小型核融合炉
  第 5095回の 「近未 来のエネルギー大国日本」や第 5434回の「核融合」などで何度か取り上げて来たエネルギー問題の切り札と 期待している核融合の興味深い記事がありました。
  日本が一番進んでいるのかもしれないと期待していたのですが、やはり、アメリカも頑張っているようです。まだ実 現可能かどうかも分からないと思っていたのですが、10年以内でサイズも10分の1のものが実現可能だそうです。
  余りに素晴らしい話です。本当でしょうか。
 
  
 WIRED.jpよ り  2014.10.19 SUN

  「核 融合炉を1/10に 縮小可能」ロッキード・マーティン社

  ロッキード・マーティン社は、「出力100メ ガワットで、大型トラックの後部に入れられるサイズ」の核融合炉を、今後10年 以内に実用化できる見通しがあるとしている。同社の動画も紹介。

  米防衛大手のロッキード・マーティン社 が、核融合エネルギー技術でブレークスルーを達成し、合理的なコストでの利用を実現に近づけたと、ロイターが報じて いる。このブレークスルーによって、今後10年以内に小型の核融合 炉CFRcompact fusion reactorが実用化される見通しだという。

Lockheed Martin: Compact Fusion Research & Development

  報道と前後してロッキード・マーティン社が出したプレスリリースは、「ブレークス ルー」の内容にほとんど触れていない。同社はただ、初期研究の結果、5年以内に 試作品を完成させられる見通しだと述べている。そして順調にいけば、小型核融合炉が「早ければ10年 以内に開発、実装」される可能性があるという。

  一方、「Aviation Week」に掲載された技術記事は、ロッキード・マーティン社が 取り組んでいる小型核融合炉の設計について、いく らか詳細に踏み込んでいる。それによると、基本コンセプトは、高出力のレーザーを小さなターゲットに照射する方式 (レーザー核融合)ではなく、プラズマを 磁場で閉じ込めるという方式であるという点で、ト カマク型の核融合炉に似ている。ただし、容器の形状がトカマク型とは異なっており、同社の研究チームに よ ると、より効率的だという。

  しかし一方で、記事は次のようにも述べている。「チームは同プロジェクトが最初期 の段階にあり、実用可能な試 作品をつくれるようになるまでには、まだ多くの重要な課題があることを認めている」。だとすれば、なぜ急に積極的な 広報活動を始めたのだろうか。ロッキー ド・マーティン社は、今後の開発に必要な資金を提供してくれるパートナーを探しているとも述べており、おそらくはそ れが理由だろう。

  何となく漠然としていて胡散臭そうに思うのは私だけでしょうか。とは言いながら、こんな小型のものが10年くら いで本当に開発されれば、世界のエネルギー問題の解決はそこまで来ていると言うことになります。
  余りにも夢のような話なので俄かには信じがたいものがありますが、人類の未来の為にも本当であって欲しいです ね。

何とも凄い話です!
2014 年10 月27 (月)   第 5517回  残 念な日本人の劣化
  第 5506回の「中村修二氏と日亜化学、なぜ泥沼抗争?」で中村さんと会社側のそれぞれの言い分を取り上げま したが、当事者でない私にはどちらの言い分が正しいのかの判断はつきかねます。
  ただ、ここまで泥沼化するのは第 5509回の 「やはり戦地から帰ってきた人」でも書いたように、中村さんを理解してバックアップしてくれた初代の社長さんが亡くなれ ていたことが原因の一つじゃないか と思います。もし、社長さんが健在であれば、中村さんもここまで会社を憎むこともなかったのじゃないかと思えて仕方あり ません。

  さて、マスコミのノーベル賞騒ぎも終わって、その中村さんの話題も殆ど無くなってきましたが、衝撃的なブログがあり ました。アメリカで働かれている方のブログです。
  中村さんを痛烈に批判されていますが、そこは長いのでリンク元で読んでください。上記で書いたように、私には判断が つきかねます。

  ただし、中村さんの怒りが研究の元のコメントはアメリカでは相当に評判が悪いようです。    

  も うC型肝 炎じゃない妻を持つ夫のブルースより  20141019

  日 本人3人 のノーベル物理学賞、シカゴじゃシラけているぜ!

  米国企業の研究開発の末端の末端で働いている私は「日本人がまたやったなぁ!」と ノーベル賞受賞者が発表された翌日に出勤すると言われるのが同じ日本人として嬉しい。

  IPS細胞の山中教授の時は「人間の細胞をリ セットするなんて、どこまで日本人は優秀なんだ?」と同僚達から言われた。

  「日本人のIPS細胞の発見でうちの 会社のバイオ部門も儲かるぞ!」と同僚達は喜び、うちのグループ企業の中のバイオ関係の会社や関連する検査装置を開 発している会社の株価も実際に上がった。

  しかし今回の青色発光ダイオードの発明での日本人の受賞に私は非常に迷惑してい る。

  言っておくが、ノーベル賞受賞の会見なんて、世界中のテレビで放映されるものであ り、勿論うちの会社の研究開発のメンバーは全員観ているし、シカゴのテレビでも繰り返し放映される。

  私の同僚達がN氏のノーベル賞受賞の会 見を観て驚いてしまった。

  今までのノーベル賞受賞者の中であの日本人は最低の研究者だと口々に言うのである。

  同時受賞した赤崎勇氏と天野浩氏は日本が誇る優秀な研究者であるが、カリフォルニ ア在住のN氏はもはや日本の国籍ではなく、アメリカ国籍な ので、アメリカ人のノーベル賞受賞者としてアメリカのテレビは取り上げるので、アメリカではN氏 中心に報道されてしまうのは仕方ないのだ。

  赤崎勇氏と天野浩氏は日本が誇る優秀な研究者なのに、それを台無しにしてしまっている。

  非常に勿体無いのだ!

  先ず最初に私が感じたのは彼の英語が私と同じぐらいに滅茶苦茶下手であるというこ とだが、それは置いといて、彼が会見で話したのはほとんど日本の悪口ばかりである。

  彼は日本企業での研究発環境は奴隷並みであり、会社を退社した後も企業秘密漏えいの疑いで訴えられたりして、日本では研究者達がどれだけ虐げられてい るかを世界中の人達が観ているテレビカメラの前で力説しているのである。

  彼が下手な英語で勤めていた会社が発明特許を独占したことや、莫大な利益を会社に もたらした自分の発明に対して数万円の報奨金だけしか貰っていない不公平さを興奮しなから話していた。

  それに彼が渡米後にその会社から企業秘密漏えいの疑いで提訴されたこともAnger(怒 り)という言葉を使って日本企業の酷さを身振り手振 りで力説していた。

  カリフォルニアでのN氏の会見は日本のテレビ でも流れているのだろうか。

  私の同僚達は1000歩譲って、彼の話 しが本当だとしても、ノーベル賞受賞のキッカケになる研究の機会を与えてくれた日本企業に対するAnger(怒 り/恨み)が 研究のエネルギーになっているなどというふざけた内容を世界中の人々が観ているノーベル賞の受賞会見で発言するのは ノーベル賞受賞者を汚すような品格のない行為であると皆は口を揃えて言う。

  ノーベル賞を受賞するような科学者は人種を問わず、世界中の子供達が憧れるものであり、ああいう日本人を自分達の子供が真似したら将来にとんでもない 世の中になってしまうと言うのだ。

  あんな恨みを人前で言うノーベル賞受賞者を今まで観たことがないと同僚達は言う。

  申し訳ない! 

  同じ日本人として恥ずかしい!…中略

  色々と話してきたが、所詮私は新聞やテレビで読んだり聞いたりした内容の域を超え ないものである。
 だから私の話しの内容に細かな誤解や間違いが無いとは言えないことを言っておく。
 私は評論家でも何者でもなく、単なる何処にでもいる50過ぎの疲れたサラリーマンのオッサンである。
 そんなオッサンのちょっと長い"つぶやき"を発言に責任あるTVのコメンテーターと同等に扱うのは意味 がない。

   しかしN氏のノーベル賞受賞の会見での彼の振る舞いを観たら、ノーベル賞を受賞できる資格が無い者であることを読者もはっきり感じたと思う。
   島津の田中さんや山中教授を見れば判るように、ノーベル賞を受賞する者は自分自身で実際に研究して きただけの品格があるのだ。
   田中さんや山中教授などのノーベル賞を受賞するような科学者は研究に忙しくて、何億もの大金を研究 以外で儲けるような時間も興味もないのだと考えるのは私だけだろうか。

  このアメリカの方の反応の「品格のない行為」という批判は納得するものがあります。どちらかと言えば日本人がこうし た感情を持つのじゃないかと思いますが、日本ではそれ程話題にならなかったのが不思議と言えば不思議じゃないでしょう か。
  これで、思い出すのが、第529の 「世紀の対談・橋下徹VS桜井誠」の対談です。お互い の罵り合い、特に、市長と言う公人のあの言葉遣いは彼の評価を落としことは間違いないでしょう。

  こういうのを見ると、日本人の劣化が見事に現われているように思うのは私だけでしょうか。三人とも、もっと、言 葉遣いと態度に気を付けていればこれ程までに評価を落とすことも無く、逆に、流石と言われたのじゃないでしょうか。
    

勿体ない!
2014 年10 月28 (火)   第 5518回  海 水で育つジャガイモ
  高知県で塩 トマトという塩を含んだ土壌で甘味のあるトマトが栽培されているという記事を読んだことがありますが、その 時は、そんな例外もあるんだと思っただけでした。
  ところが、その海水でも育つジャガイモを研究開発した人がオランダにいるそうです。私など、高知のトマトを知って も、海水で食物を育てるなんて思いつきもしませんでした。やはり、頭の悪い人間は役に立ちませんね。
 
  GIGAZINE(ギガジン)より   2014年10月20日

  海 水でも育つジャガイモが食糧危機を救う革命的な一歩になる可能性

  世界の食糧危機の原因の一つは、塩水化により栽培に必要な淡水が不足することだと言われています。これまでの対策で は海水などから塩分を除去して農業 に適した淡水を作り出す方法が採られていましたが、オランダで開発された海水でも育つジャガイモが将来の農作物の生産に 革命的な変化を起こすことになるか もしれません。

  ジャガイモが試験的に栽培されているのは、オランダ北部に位置するテセル(Texel)と呼ばれる地域。四方を海に 囲まれるために常に塩の影響を受け る地域ですが、59歳のマルク・ファン・レイセルベルヘ氏が中心になって進めてきた開発により普通ならば作物の育たない 環境でジャガイモが栽培されていま す。
 
  ファン・レイセルベルヘ氏は淡水が不足している現在の状況について「世界の水のうち89%は塩水で、農地の50%は 塩水化の危機にさらされて います。そして何十万人という人々が塩害を受けた地域に住んでいます。これらを考えると、我々が問題を抱えているという ことは明白です」と語ります。この 問題に対してファン・レイセルベルヘ氏は「これまで、人々は塩水を淡水に変えることに力を注いできましたが、私たちは自 然がすでに持っているものに目を向 けることにしました」と新しい視点での取り組みを行ったことを語ります。

   ファン・レイセルベルヘ氏は技術を開発するための企業「Saltfarm Texel」社を 設立し、アムステルダム自由大学の研究チームとタッグを組んで開発に乗り出しました。同大学のアリエン・デ・ヴォス博士 は「この技術によ り、従来は『問題』とされてきた塩水化が、『チャンス』に変わるのです」とその意義を語っています。
  

   これは、凄いことになる可能性がありますね。海水淡水化には関心があって第 4684回の「海水淡水化」などで何度か取り上げてきましたが、この発想はありませんでした。
  これなら、世界中のどこでも淡水化の心配なく食物が育てられる時が来るかもしれません。そうなれば、世界の食糧事情 は飛躍的に改善されそうです。これは、世界が取り組むべき栽培方法でしょう。
  と言うか、遺伝子組み換えでの農作物は海水での栽培の研究こそ取り組むべきじゃないでしょうか。

海水栽培は世界を救う!
2014 年10 月29 (水)   第 5519回  孫正義、暗 躍す
  第 5497回の「太陽光発電は生き残れるか」で孫・菅コンビによる余りの好条件の太陽光発電の買い取り見直し は九州電力が、50kWh 以下の買い取りを復活させるなど新たな展開を見せています。果たして今後どう動くでしょうか。太陽光発電業 界にとっては死活問題だけに波乱がありそうです。

  この問題の根源でるあの売国コンビの当時の動きを詳しく書いてくれているブログがありました。想像していた以上の悪 辣さに怒りが収まりません。  

   世界のニュース  Nile_Amenより  2014年10月22日

  孫 正義の金儲けに付き合わされた太陽光・電力買取り

  …略

  自民党時代にはもちろん、電力会社側の負担にならないような穏やかな制度が検討されていた。

  不人気の管首相は人気者の孫氏を頼った。孫氏の言いなりになり、孫政権の様相を呈した。


  孫正義、暗躍す

  閣議決定した時点で、法案施行から3年間は特別に高い買取り価格を設定し、先行して参加した事業者だけが優遇される 事は明記されていた。

  なんとも堂々とした優遇だが、この先行事業者は結局ソフトバンクの事だった。意図したものか結果的にそうなったの か、ソフトバンクに利益を上げさせる為のソフトバンク法案になったのである。

  当時ソフトバンクと孫正義は通信業界に参入したのと同じ手法で、電力業界に参入しようと計画していた。

  NTTを解体民営化してそのインフラをソフトバンクが無料同然で利用できるようにし、まったくのノーリスクで支配的 地位に到達した。

  監督官庁はNTTとAUは既に優越的地位を市場で得ている。ソフトバンクは新規参入の弱小企業であるとの理由から、 価格競争の制限までしてソフトバンクを優遇した。

  ソフトバンクだけが「ゼロ円」などの新サービスを展開できたのはこの為で、他社より努力したからではない。

  孫正義は事あるごとに「NTTを優遇する総務省とは徹底的に戦ってきた」というのだが、事実は逆であり、ソフトバン クは優遇され、差別されたのがNTTである。

  口の上手い孫正義にとって、聴衆に信じ込ませるのはメシを食うような物だろう。


  孫氏の兵法「保障されるものだけが利益」

  その孫正義が今度は電力業界を支配するべく活動を始めたのである。孫正義氏のような新規参入者にとって、ノーリスク で利益が保障される固定価格買取制度はありがたい。

  孫氏はこのような「利益を保証される」事をとても重視する。

  ライブドアや楽天が「売り上げ」や「広告」を重視したのに対し、孫氏のソフトバンクは「会費」や「接続料」など利用 者が必ず支払う制度を重視した。

  結果はご存知の通りライブドアは滅び、楽天は2流の転売会社に留まり、ソフトバンクは躍進した。

  孫氏は一見冒険家に見えるが、保障されないものを信じない人である。携帯電話業界に参入したのも「売り上げ」などで はなく、毎月決まった料金を必ず徴収できるからだったと思われる。

  こういう仕組みが構築できない業種には、孫氏は決して手を出さない。という訳で電力業界でも「利益を保証される」買 い取り制度に突進する。

  買取り価格が42円という『とてつもない金額』に決まった日、ソフトバンクの孫正義社長は、太陽光の買い取り価格を 「世界的な相場に近い」と評価した。

  民主党の会合に出席した後、国会内で記者団に語った。

  孫社長はその上で、国内十数カ所に建設する予定のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を「もう少し増やしたい」と説 明した。

  なぜか日本の代表のように李明博大統領と”首脳会談”している。李明博は独島騒動のあと「在日韓国人から『天皇は日 本で尊敬されておらず、謝罪を要求すれば日本人も歓迎する』と言われた」と発言している。 その在日韓国人はいったい誰 なのか?


  イエス・キリスト

  この頃の孫社長は管首相とタメ口で対等に話すほどの権力を握っており、管首相はエネルギー政策では孫氏の言いなり だったと言われている。

  余談として後に”独島騒動”を起こす韓国の李明博大統領とも日本代表のように訪問して会談している。

  東京電力は原発事故の対応などで日本中から非難されて「東電解体は当然だ」「ソフトバンクが東電を引き継ぐ」などと 発言していた。

  孫経済相か孫首相とも言うべき状況が管政権では存在していた。

  今問題になっている太陽光発電買取り事業の破綻は2011年には既に大問題になっている。ドイツの買い取り事業はこ の時もう破綻していて、将来縮小か廃止されるのも決まっていた。

  太陽光発電のせいで電気料金が2倍になってしまったドイツでは消費者の反発が強まり、買取り制度を大幅に見直し、事 実上政策変更した。

  もちろん日本でもこれらの事実を示して問題を指摘したのだが、孫正義を正義のヒーロー、東電を悪玉として連日報道し たマスコミと政府PRにかき消された。

  孫氏はテレビや新聞、講演会などで都合の良い資料だけを示しては「やりましょう」「今しかないんです」と民衆を煽り 立てていった。

  この民衆を煽り、嘘を信じさせる才能には正直敬服せざるを得ない。

  民衆は電気料金が加速度的に上昇し、その支払った料金がソフトバンクに支払われるのに、孫氏をイエス・キリストのよ うに崇拝していた。

  何と、あの李明博の天皇侮辱発言にも孫が絡んでいるかもしれないとは、何とも日本大嫌いだけのことはあります。
  兎に角、お人好しの日本人を騙して儲けることが生きがいなのでしょう。そして、今や余命3年の作戦で危ないとなる と、アメリカ国籍を取って逃げの体制に入っているのですから、その悪党振りは突出しているのじゃないでしょうか。
  こんな奴のソフトバンクのスマートフォンを喜んで使い、野球を応援している情弱の日本人は救いようがないですね。本 人達だけが犠牲者になるのなら自己責任で良いのですが、そのお蔭で日本自体が大きな損失を被っていることを考えると、や はり、情弱の罪は重いでしょう。
  パチンコ・ロッテなどと共に国民全員が不買運動で倒産に持って行く必要があります。
  
どうか目覚めてください!
2014 年10 月30 (木)   第 5520回  日本発の新 型太陽電池
  このところ、太陽光発電では良い話題がありま せんでしたが、久しぶりに新型太陽電池の話題がありました。それも、日本で開発されたそうです。
  従来の電池とは根本的に違うようで、これが上手く行けば太陽光発電の世界も再び脚光を浴びるようになるかもしれませ ん。

  日刊工業新聞より   20141024

  日 本発の新型太陽電池「ペロブスカイト」夜明け前−世界の研究者が注目

  ペ ロブスカイト太陽電池の構造。ガラス基板の上で、多孔質の酸化チタンにペロブスカイトの溶液を塗布して 作製する(産総研提供)

  「ペロブスカイト」という結晶構造を持つ、日本発の新型太陽電池が世界の研究者か ら注目されている。開発 からわずか5年でエネルギー変換効率が5倍に増え、現在主流のシリコン系太陽電池に近づきつつある。安定性など実用 化に向けた課題はあるものの、圧倒的に 低コストで作製できる可能性を秘めており、太陽電池の新たな市場を切り開こうとしている。(小川淳)

  「信じられない材料。多少雑に作っても高い発電効率が出る。材料として非常に筋が いい」―。東京大学大学 院工学系研究科の近藤高志教授はペロブスカイト太陽電池の魅力をこう語る。ペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイ トという結晶構造を利用した太陽電池の 総称。一般に炭素などの有機物、鉛などの金属、ヨウ化物や塩化物といったハロゲン化物で構成する“有機無機ハイブ リッド型”だ。

  ペロブスカイト太陽電池は高温や高真空

  プロセスを使わず、塗布だけで作製できる

  このペロブスカイト結晶を、太陽電池の素材として再評価したのが桐蔭横浜大学大学 院工学研究科の宮坂力教 授。09年にペロブスカイト結晶の薄膜を発電部に使用し、太陽電池として動作することを発見した。12年に宮坂教授 らが英オックスフォード大学との共同研 究により、10・9%の変換効率達成を米科学誌サイエンスに発表。現在の変換効率は研究室レベルながら、ガリウムな どを使う化合物系太陽電池と同等の約 20%に到達。

  ペロブスカイト太陽電池の特徴は作製方法が簡単なうえ、製造コストも安価であることだ。高温加熱や高真空プロセスを必要としない。基板の上で、多孔質 の酸化チタンに溶液を塗布して乾かすだけで作製できる。結晶原料も極めて安価だ。

  公 益社団法人日本化学会

  有 機無機ペロブスカイト太陽電池


  相変わらず理論は理解できませんが、何となく何かが起こりそうな気がします。これこそ待ち望んでいたブレイクスルー かもしれません。
  これを是非実用化して、太陽光発電が補助金など無くても十分に採算が合うようになれば、いよいよ化石燃料を使う必要 が無くなる時が来るかもしれません。
  後は、バッテリーの問題ですね。これが一番大きな問題かもしれませんが、それまでは原発との併用でしのぐ方法もあり そうです。
  それにしても、日本がもう一度エネルギー大国になれるチャンスが巡ってくるかもしれないと思うとワクワクしますね。
  
頑張れ日本!
2014 年10 月31 (金)   第 5521回  太 陽光発電のコストダウン
  昨日は日 本発の新型太陽電池を取り上げましたが、従来の太陽電池も頑張っているようです。と言うか、電池自体は変わ らないのですが、電池以外でのコストであるモジュールと設置コストを下げる工夫への取り組みが進んでいるようです。
  このコストも太陽光発電のコストとしては電池自体のコストと同じくらい大きな問題です。ここで大きくコストダウンで きないと電池が如何にコストダウンされようとも、行き詰まりになります。それだけに、こちらのコストダウンは電池と同じ だけ重要と言えます。

  まずは、工期短縮の工夫です。リンク元に多くの画像がありますので、是非、参考にしてください。

  スマートジャパ ンより  201410240900分 更新

  パ チンパチンとはめていく、太陽電池設置の手間が半分に 

  エクソル201410月、 設置工事の工期短縮に役立つ太陽光発電所向けの架台「XSOL RACK(エクソルラック)」と、同架台に適合する太陽電池モ ジュールを発売した。太陽電池モジュールの固定と結線を同時に行えるため、太陽電池まわりの作業量が2分 の1に減ることが特徴だ。さらに架台のための基礎工 事も不要にした。  畑陽一郎

  エクソルは201410月、 太陽光発電所において、設置工事の工期短縮に役立つ架台「XSOL RACK(エ クソルラック)」と、同架台に適合する太陽電池モジュールを発売した(図1)。

  「立地や規模によって多少変動するものの、材料(架台・太陽電池モジュール)と工 事費を含み、費用は出力1kW当たり23万 円になる」(同社)。これは通常の架台と太陽電池モジュールを組み合わせて利用した場合と比較して高額ではない。… 中略


  設 置作業は本当に簡単なのか

  同社によれば、太陽電池モジュールの設置作業は次のようなものだ。まずモジュールを架台に載せてモジュール上部の溝 が架台の横レールにあるボルト位置 に合うようはめ込む。すると、モジュール下部のコネクタが架台の横レールにあるコネクタに合う位置になるため、そのまま 押し下げる。「モジュール上部の位 置は自然に固定され、下端の位置を調節する必要はない」(同社)。ネジやボルトを使わないため、部品が散乱することもな く、安全に作業できるという。

  以上の流れを図5から図12に示した。これらの図ではモジュールの端面以外を透明に描いている。図5はモジュール上 端を架台に載せたところだ。この時点では何も固定されていない。…以下略

  これは良いかも、設置業者が一番望んでいたことじゃないでしょうか。こういう工夫が出てきたと言うことは、これから もいろんな工夫でコストダウンに貢献してくれるかもしれません。

  パネルの軽量化も工夫されているようです。

  第 4766回の「軽量強化ガラス」で取り上げた旭硝子の軽量ガラスの話題です。 自社のメガソーラーが稼働したそうです。 
  

  環境ビジネスオンラインよ り  20141015

  北 九州市最大のメガソーラーが稼働 パネルは軽量ガラスとFRPで 塩害対策

  旭硝子(AGCは、 北九州市で、同社グループの化学強化特殊ガラスとFRP(ガラス繊維強化プ ラスチック)素材をパネルに採用したメガソーラー「エ ネ・シードひびき太陽光発電所」が、1014日 に全面運用を開始したと発表した。

  同発電所はAGC所有地に設置された 発電規模20.5MWの北九州市最大のメガソーラー。両面 ガラス軽量ソーラーパネルには、同社の軽くて強い化学強化特殊ガラス「Leoflex®」 が両面に使用され、架台には子会社のAGCマ テックスの軽くて錆びないFRP素材「プラアロイ」が 使用されている。いずれも軽さと高い耐久性を特長とする。

  同発電所は沿岸部に立地するため、塩害によるソーラーパネルの劣化や架台の腐食な どが懸念されていた。このような環境下でも、軽量ガラスやFRPの特 長を活かした製品を採用することで、それらの課題を解決し、メガソーラーの長寿命化に貢献するとともに、施工時の作 業負荷を軽減した。

  両面ガラス軽量ソーラーパネルは三菱電機が開発した。耐湿性に優れるガラスを両面 に使用することで、長期間にわたりパネルの劣化を抑え信頼性を高めている。さらに、ガラスを「Leoflex」 にしたことで、通常の片面ガラスのパネルと比べて約2割の軽量化を実現した。

  「プ ラアロイ」を用いたFRP架台の一部には、NTTファ シリティーズと共同開発した施工性の高い新設計の架台を採用し、施工時の作業効率を大きく改善した。なお、この新設 計の架台は2014年度グッドデザイン賞を受賞している。

  AGCは、経営方針Grow Beyondの下、「環境・エネルギー問題に技術力で貢献」を成長戦略のひと つに掲げている。今後も、顧客に最適なソリューションを提供することで、成長基盤の強化・定着を図っていく方針を示 している。

  「エ ネ・シードひびき太陽光発電所」は、西部ガスの100%子 会社エネ・シードと、旭硝子が設立したエネ・シードひびきが運営する。敷地面積は約256,000平 方メートル、建設期間は平成254月〜 平成269月。 投資額は約60億円。

  両面に軽量ガラスを使うと言うのも予想外ですが、片面よりコストアップになりそう な気がしますが、それでもメリットがあると言うことなのでしょうか。ガラスメーカーとしてはその方が使用量が増える メリットはありますね。

  軽量ガラスに対抗するような意外なものも開発されているようです。

  太陽テントグループ | 太陽工業株式会社より  93

  新 発想!ガラスの替わりにアルミ複合板をモジュールの基材として採用

  従 来型より最大53%の軽量化を実現した太陽電池モジュール

  〜軽さと施工性の良さで設置が困難 な屋根にも対応、最大出力147Wの「T-Light Solar」を製品化〜

  大型膜面構造物(テント構造物) メーカーの太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、会長兼社長:能村光太郎) は、このほ ど、太陽電池モジュールの軽量化と施工性の向上を目指し、樹脂 ハニカム構造体によるアルミ複合板を基材とした太陽電池モジュール「T-Light Solar」の製品化に成功、これにより、荷重 条件の厳しい屋根への設置を可能にしました。

  「T-Light Solar」は、太陽工業株式会社と岐 阜プラスチック工業株式会社(本社:岐阜市、社長:大松利幸)が共同開発した太 陽電池モジュールで、ガラスと外周フレームで補強した従来型モジュールに替わり、超軽量・高剛性のアルミ複合板 を基材として使用した新製品です。

  その重量は従来の太陽電池モジュール(約12〜15 kgm2)と比較し、1平米当たり約7kgと、 最大約53%※1(約41〜53%)の軽量化を実現、さらに、優れた剛性特性とモジュール取付位置が自由になる 事で「下地鉄骨材(架台など)の低減や軽量 化」も可能にし、架台などを含めた設置総重量においても業界最軽量クラスのモジュールを実現しています。これに より、スレート屋根の工場など厳しい荷重条 件の建物への太陽光発電の導入を可能としました。

  今回、製品メリットをもたらす太陽電池モジュールの基材には、超軽量・高剛性の樹脂ハニカム構造体「TECCELL(R) (テクセル)※2」に薄いアルミ板を貼 り合せた複合板を採用し、外周フレームなどによるモジュールの補強を不要にしました。さらに、基材であるアルミ 複合板の表面に多結晶シリコン太陽電池のセル42枚と透明保護フィルムを貼り合わせてモジュール化しています。

  これにより、1パネル当たりの外形寸法1300ミリ×1000 ミリ(厚み14ミリ)に対して、約9.1kgの重量に抑 制し、最大出力147wを確保しました。

  太陽工業株式会社は「T-Light Solar」の製品化に伴い、販売計画の立案と 年内中の本格販売開始を目指すと共に、「T-Light Solar」 用の「TECCELL(R)」を製造する岐 阜プラスチック工業株式会社と連携、国際物流総合展2014への出展(岐阜プラスチック工業のブー スにて参考出展)を皮切りに新発想の太陽電池モジュールの認知度を高めていく予定で、さらには「T-Light Solar」を社会に供給することで、地球環境 の保全にも貢献していく考えです。

  これは今までのパネルとは全く発想 が違いますね。まさかこんなパネルが出て来るとは想像もしませんでした。強度の問題は克服されているのでしょう か。
  それにしても、日本の技術者の創意工夫は素晴らしいですね。この調子で行けば、
日 本発の新型太陽電池との組み合わせで画期的な低コストのパネルが出来る時も来そうです。
  一度は夢見た、世界のエネルギーは日本の技術が賄うなんて時代も実現できる時が来るかもしれません。

  いよいよ日本の時代が来るか!

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