団塊の世代の部屋23

 

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200161日金曜日  第621話  応援

 5月も、イチロー選手と小泉さんに楽しませてもらいました。真紀子さんも大分落ち着いてきたようです。
 それにしても、族議員といい、官僚といい、自分の事しか考えていないものを変えようとするときの抵抗というものは凄まじいようですね。あの真紀子さんでさえ容易には歯が立たないようですし、マスコミも風向きが怪しくなってきているようです。改革も一筋縄では難しいようです。
 しかしながら、このまま改革が出来なければこの国の未来は無いのですから、もっと思い切ったことを打ち出してもいいのじゃないでしょうか。
 やるだけやって、ダメだったらその時は諦めましょう。本来の外交が出来ないなんて批判も飛んでいますが、極端に言えば、そんなものは今まで出来た人はいないのですから今更どうってこと無いのじゃないでしょうか。
 それよりも、今、徹底的に内部改革をやった方が将来の為になると思います。一年くらい外交なんか放っておいても多分今までと変わらないのじゃないでしょうか。
 そのくらいの覚悟を国民も持って小泉内閣を応援する必要があると思います。何たって、今までの総理の中では意欲は一番と思えますから。ここで応援しないで足を引っ張るともうチャンスは無いかもしれないと思いませんか。

 中曽根元総理など胡散臭そうな人も見え隠れしていますが、その当たりは取り敢えず羽目をつぶって改革を全面的に応援したい。
 そのくらいの覚悟をしないと族議員や官僚に改革が潰されるのは目に見えています。それには、マスコミの動きが一番問題になりそうです。マスコミもこの辺で本気になって欲しいものです。

 一生懸命に努力して目標に向かって挑戦している姿の素晴らしさはイチロー選手を見ているとわかります。スポーツの世界は政治や官僚の世界のように裏で足を引っ張ろうとしても力があればそれなりに結果を出すことも出来るのではないでしょうか。
 それだけに、気持ちよく応援できるところがあるように思えます。スポーツと政治を一緒にしたら顰蹙を買いそうですが、そのくらいすっきりとして欲しいと思うのは無いものねだりなのでしょうか。

どっちにしても、6月も、イチロー選手と小泉さんが楽しみ!

200162日土曜日  第622話  用地買収

 新幹線と高速道路は常に公共事業の無駄遣いの槍玉にあがります。そして今は、道路特定財源の見直しが小泉さんによって提案されています。この見直しは必要だろうと思います。
 しかしながら、私は新幹線と高速道路は整備すべきだと思っています。どちらかといえば新幹線の方が好きなのは
第531話など公共交通を整備すべきとの考えが根底にあります。というのも、今では車の運転があまり好きではないことにあります。
 これでも若い時はご多分に漏れずカーマニアでしたが、運転は疲れるし、交通事故や運転している間何も出来ない不自由等からできることなら列車の方がいいと思うようになりました。
 これは、特に
第85話でも書いているように神戸の地震のときの経験や大阪での単身赴任時代の地下鉄の便利さに慣れてしまったことも原因だと思います。
 何たって、寝ながら移動できるのは最高です。車を運転して神経と体力をすり減らす気持ちには到底なれません。単なる横着者ともいうかも知れませんね。

 さて、公共工事の本当の問題はそのコストの高さにあるのではないでしょうか。その原因として、族議員や官僚・ゼネコンなどのハイエナのごとき体質が大きな割合を占めていることは誰もが認めるところでしょう。
 建設コストが安ければ、同じ予算で既に日本を縦断する新幹線と高速道路位は完成していたのではないでしょうか。

 もう一つ大きな原因と思われるのに用地の取得費用があると思います。高速道路など予算の大半が用地代と言われています。何といってもごね得というのが根底にあるのではないでしょうか。東京の外環状線が何十年も出来ないのもそんなことも原因の一つのようです。
 ここは、公共工事の用地買収には嫌と言えない法律を作るべきです。土地は公共のものであって、たまたま個人の土地になっているがいざというときには路線価など決められた価格で提供しなければならないというものです。
 こうすれば、ごね得なども無くなり公共工事のコストダウンにもなり、反対による工事の延期も防げると思います。
 もちろん、その裏には政・官・財の癒着によるたかりなどは無いというのが前提として必要ですが。何にしても、税金が有効に使われることが第一だと思います。安く良い物が出来ることこそ構造改革でしょう。

今からでも遅くないと思います!

200163日日曜日  第623話  海浜留学

 「サンデーモーニング」の「風」で北海道利尻島の海浜留学を取り上げていました。全国から中学生を里親制度を設けて受け入れているのです。
 今、3名の生徒がその制度を利用して留学しています。感心したは彼らが自分の意志で留学を決めたということです。
 元の中学でのいじめ等により不登校になった彼らがどうやったら自分が変われるのか悩んだ末、この中学のことを知り自分で決めたというのです。
 そして、今は里親の元から元気に学校に通い、自然に親しみ、少ない生徒数による先生や級友との親密な交わりによって学校生活を楽しんでいる様子でした。

 こんなのを見せ付けられると、やはり今の教育は何処かおかしいということが良くわかります。折角生まれてきて、楽しいはずの子供時代がいじめなどによって苦しまなければならないのは余りにもかわいそうです。そして、その原因は我々大人の責任であることは間違いないでしょう。

 それが何故、利尻島では無いのか。つまりは、あの島には日本人が経済成長で捨て去った昔の日本がまだ残っているということなのかもしれません。すべてが効率を優先することにより捨て去った人としての心。要するに、人を暖かく見つめることが出来る余裕が残っているということなのではないでしょうか。

 それにしても、自分で留学を決めたという子供達に感動させられました。彼らは諦めていないのです。彼らを見ていると、日本の国はこんな子供達を救うことに全力を尽くす必要があると思います。

彼らの未来を奪う権利は我々には無い!

仙法志中学校のホームページ

200164日月曜日  第624話  韓国

 「サンデープロジェクト」で久し振りに韓国を取り上げていました。第227話第359話で取り上げた構造改革のその後がどうなったか興味を持ってみました。
 大宇自動車の倒産での労働争議などまだまだ問題もあるようですが、総じて規制緩和などによる構造改革により経済はかなり立ち直ってきているようです。

 特に、インターネットの世界は日本とは桁違いに発展している様子でした。町にはPC房(ばん)というインターネットカフェのようなものがあちこちにできており、そこではADSLでインターネットが24時間繋がっています。一時間100円から200円で利用できるのです。
 面白いのは、そんな店を経営しているのが大企業をリストラで退職した人が多いのだそうです。つまりは新しい産業が失業者の受け皿になっているということです。これこそが構造改革の恩恵だといえるでしょう。

 今はやっているのがテレビ電話のように相手の顔を見ながらのチャットだそうです。それもADSLだからこそ出来るワザでしょう。
 今や、ADSLの普及率は28%を超えているそうです。これはアメリカを抜いて世界一の普及率だそうです。料金も月、3000円で使い放題。NTTにだまされた日本など到底足元にも及ばない状態です。
 特にこれだけ普及した一つの理由がネットゲームだそうです。ゲームに強いものは大学へも無条件で入れる制度まであるそうです。母親も子供がゲームをするのを反対できないそうです。

 こんな元気な韓国を見せられると、日本も何時までも先送りをしている場合じゃないことが良くわかります。幸い、小泉さんが出てきました。金大中さんに負けずにリーダーシップを発揮してくれることを期待しています。

今までよりは可能性がありそう!

200165日火曜日  第625話  マスコミ

 とうとう最高潮になってきました。田中真紀子さん問題。マスコミもここぞとばかりに方針変更。どこまでが本当か分からないのが日本のマスコミの恐さです。
 今まで、きちんとした姿勢で報道していたのなら信用するのですが、なにぶんその姿勢は以前から言っているように単なる儲け主義であってジャーナズムを放棄しているといってもいいと思えるだけにどこまで信用していいのか困ります。

 いずれにしても、真紀子さんは最初の一手を間違えたのかもしれません。最初から味方をつれずに単身喧嘩腰で乗り込んだのが失敗だったのでしょう。相手が余りにも強大な組織だったということのような気がします。
 用意周到で乗り込んで、少なくとも若手の改革派(そんなものがいたらばの話ですが)を味方につけるくらいの必要はあったかも。相手の陰険さの方が一枚も二枚も上手だったということでしょう。

 しかし、散々真紀子さんを叩いて降ろしてしまってはもう二度と外務省を改革しようという人は現れなくなるような気がします。それこそが外務省の思う壺でしょう。どうせ誰がやっても同じなら徹底的に喧嘩させれば良かったと後で後悔した時にはもう遅いでしょう。

 小泉さんもいずれはこうやってマスコミとその裏でうごめく奴らにやられるのかもしれません。結局は国民もマスコミも辛抱しきれないんでしょうね。
 いずれにしても真相は最後までわからないでしょうが、改革がなくなることだけは確かかもしれません。

その時こそ、日本の未来は閉ざされるのかも!

200166日水曜日  第626話  韓国通信

 第624話で韓国のインターネットの進展振をりを取り上げたところですが、6月4日の日本経済新聞に、「韓国最大の通信会社、韓国通信が高速インターネット事業で日本市場に参入する。」、 「韓国通信は政府が筆頭株主で来年6月までに政府保有株を売却して完全民営化する計画だ。」、「韓国で高速ネット通信の世帯普及率が三分の一に達し、増加率が鈍化し始めたために、日本進出を決めた。」という記事がありました。

 この日本の現状との違いは一体なんでしょう。自分の事しか考えずにADSLを邪魔して日本の発展を遅らせたNTT。
 同じく自分の利益しか考えない政治家や官僚。そして、やっと改革しようと出てきた小泉さんの足を引っ張ろうとする族議員達。田中真紀子さんをめぐる騒動は世界の笑いものかもしれません。国内の争いを世界に流すバカなマスコミや官僚。本当に人間の欲というものは恐ろしいものですね。

 こんな身内で争いごとをやっている間に、この韓国通信のように世界中の企業が進出してきて、気が付いたときには日本のインフラは外国企業に押さえられてしまっていたなんてことにならないとも限りません。
 尤も、私はどこの国の企業であろうとコストを下げてくれればいいと思っていますが、気分的には楽しいものではないかもしれませんね。

その恐れは現実になるかも!

200167日木曜日  第627話  ワンボックスカー

 運転免許を取ってすぐの頃、夜中に国道二号線(山陽道)を軽自動車で走ったことがあります。34、5年以上前のことだと思います。
 その頃の夜の二号線は大型トラックの洪水で、前後を大型トラックにはさまれて赤いテールランプだけを頼りに命がけで走ったものです。免許取立てですから、余裕も無かったと思いますが、それ以上に大きな荷台で前が見えないことによる恐さが大きかったものです。
 運転していて、前方が見通せないということは前の方で何が起こっているか分からないこともあって非常に運転しにくいことは皆さん一緒だと思います。
 渋滞に巻き込まれた時も、何で渋滞しているのか分からないので余計にイライラするものです。
 逆に、大型トラックに乗せて貰うとその運転席の高さによる見晴らしのよさは人生観が変わるほどです。小さな車や二輪車などは邪魔者に思えて仕方ないだろうと思います。運転が荒くなるのも分かる気がします。

 実は最近、単身赴任が終わって通勤に軽自動車を使うようになりました。そこで、今まで思いもしなかったことですが、妙に運転しにくいことに気が付いたのです。
 それは、昔のトラックの後についていたときを思い出させる見通しの悪さを感じることが多いのです。何でだろうと思っていましたが、それはワンボックスカーがやたらに多いことによることに気が付きました。
 そうなんです、所謂、乗用車と違って車高が高いために後ろにつくと前が見えないのです。乗用車のつもりで後ろについたら運転しにくいこと、これには驚いてしまいました。
 長い間運転していなかったので今まであまり気にもしていなかったのですが、いざ自分で運転するようになって気が付きました。
 皆、運転しにくくないんだろうかと心配しましたが、考えたらワンボックスカーに乗ってる人が多いから逆に見通しがいいのでしょう。こんなことも乗用車が少なくなってる理由の一つかななんて思わず考えてしまいました。
 結構、交通事故の原因にもなっているんじゃないだろうかと心配してしまいます。

そんなことないですか!

200168日金曜日  第628話  マスコミ

 田中真紀子さんに対するマスコミのバッシングが少し弱まってきたように感じるのは私だけでしょうか。
 外務省と裏でうごめく族議員の思惑で足を引っ張ろうとしたが、意外にも今までのように国民が煽られずに逆にマスコミの対応に不信感を現してきたので、慌てて論調を変えてきたと思えます。
 それでも、今朝の読売などは、外相秘書が7人もおりその中には主要課長が3人も含まれていて外交に支障をきたすと非難している。まだまだ手を緩めたのではないようです。

 今までだと、森さんのときのように取るに足らないことをさも大きな問題のように騒ぎ立てれば、国民もすぐに一緒になって騒いだのだが、今回はチョット様子が違ってきたのでこれはまずいと論調を変えてきたのかもしれません。
 森さんの時でも、多くの人は、そこまで枝葉末葉のことを騒ぎ立てるのはどうかなと思っていたはずである。ただ、改革に手をつける気配が無かったから敢えてマスコミに反論する気にもならなかっただけではないでしょうか。
 しかし、今度は違います。小泉さんのやる気と真紀子さんの意欲を買っているので、余りにも露骨なバッシングに、「折角、やる気になっているのに少しは様子を見たらどうだ!」という気持ちが現れているように思います。

 マスコミも利権に組しているのがばれそうになって、慌てて、矛を収めたように見せているのかもしれません。チョット弱みを見せると、又ぞろ調子に乗って叩きに来ることでしょう。

ここは、マスコミに乗せられないようにじっくりと見ていきましよう!

200169日土曜日  第629話  先送り

 何とも悲惨な事件が起こったものです。殺された子供達や親御さんの悲しみは計り知れません。どうしてこんな事件が起こるのでしょう。

 それで思い出したのですが、大阪へ単身赴任していたときに、よく電車や地下鉄を利用していましたが、気になることがありました。それは、社内で奇声を発したり、独り言を言ったりと挙動不信のそれとわかる人がよく見受けられたことです。
 「都会には人が多いだけにああした人もたくさんいるんだなぁ!」と漠然と思っていたものです。人間が多いということはストレスも多いということではないでしょうか。病院相手の仕事をしていた関係も有って、大阪近郊には精神病院の数が多いようにも思っていました。

 私などは小市民の典型で車両の中にそんな人がいるとなるべく近寄らずに目を合わさないようにしていました。気の毒とは思いますが、かかわりたくないというのが本音です。こんな姑息な考えがああいう人たちを追い込むことにもなっているような気がして内心忸怩たるものがあります。
 ハンセン病問題なんかもそんな事なかれ主義が底辺にあるのではないでしょうか。そして、そんな心が、問題の先送りを生んでいるのでしょう。
 根本的な解決をする為の努力をすることなく、すべてを先送りする精神が日本人の特徴なのでしょう。今の日本の停滞もすべてが小手先による誤魔化しがここに来てどうにもならなくなってきてしまった結果のような気がします。

 あの被害にあった子供達も、そんな日本の事なかれ主義の犠牲のような気がします。すべてを、もう一度見直すときが来ているのだと思います。

すべての問題を先送りせずに根本から考える時です!

2001610日日曜日  第630話  先送り

 このところ毎日Yahoo!掲示板の政治のところで真紀子さんや小泉さんへの書き込みを見るのが日課になってしまっています。書き込み量が多いので全部目を通すだけで大変です。
 そのお陰で、今までのサイト巡りが回りきれなくなってしまい、土曜日と日曜日で取り返そうとするのですが、最近はPC関係のサイトは回りきれない状態になってしまいました。
 情報の選択が必要なのは分かるのですが、どうしても今まで回っていたところはすべて目を通しておきたいという脅迫観念にとらわれてしまいます。これが所謂、情報の海に溺れているという状態だと思います。
 その影響が、この部屋にも現れて、今頃今日の分を書き込むことになってしまいました。ここも以前に触れたように毎日必ず書くことも無いのでしょうが、一度休むと二度と書けないような気がして不安なのです。

 事ほど左様に、人間というのは決められた日日の週間でさえ変えることに臆病になるものなのかもしれません。特に、これが利益に繋がることとなると尚更なのでしょう。
 真紀子さんと外務省の戦いを見ていると既存の権益や組織を破壊することの大変さが思い知らされます。
 小泉内閣にあって本当の意味で戦っているのは真紀子さんだけなのかもしれません。他の省庁にもたくさん同じような問題があるはずなのに何のトラブルも表面に現れてきていないということは、各大臣が何もやっていないと言っても過言ではないような気がします。一人、真紀子さんが勇んで飛び込んでいって抵抗に合っているというのが現実のような気がします。
 要するに、小泉さんの考えを素直に実行したのが真紀子さんであり、他の閣僚は高みの見物をしているというのだと思います。そして、小泉さんを支えるべき福田官房長官や、麻生政調会長の他人事のようなコメントを聞くと、この人たちが本当に小泉さんと一緒に戦う気持ちが無いのが良く分かります。
 皆、参議院選挙が済むまでは様子見を決め込んでいるように思えてなりません。

やっぱり変わらないかも!

2001611日月曜日  第631話  2%

 20010608日の毎日新聞の社説に「公共投資見直し 長期計画全廃から出発せよ」との見出しで

  塩川正十郎財務相が現在、国内総生産(GDP)の6%程度となっている公共投資を、10年間で欧米並みの2%台まで引き下げることを表明した。公共事業の多くは利権化しており、経済的効果も疑わしいことは、早くから指摘されてきた。抜本的見直しは当然のことだ。・・・以下略

 と有りました。日本の公共投資は先進国と比べると発展途上国並みに異常に多いそうです。まあ!インフラ整備の面から言えば発展途上国並みといわれてもおかしくないような気もしますが、それは本当に必要な公共事業をないがしろにして、族議員達の利益誘導によって無駄な投資が続けられたことによる弊害の為だと思います。
 いらない道や有効に使われない箱物など自分達の票や金のための施設作りを優先したことが有り余る金を使いながら今でも社会資本が充実していない大きな原因なのではないでしょうか。

 第622話でも述べたように北海道から、九州鹿児島までの新幹線と高速道路は太平洋側と日本海側に是非必要だと思います。そして、そんなものは本来出来ていて当然だと思うのです。
 しかしながら、今からでも遅くないと思います。公共事業に群がる奴らを排除して、適正なコストで造る事が出来ればGDPの2%だってそのくらいは出来るのではないでしょうか。
 狭い日本ですからそのくらいのインフラは国が造って、後は地方に任せればいいのじゃないでしょうか。全国を有効に使える道路・鉄道があれば後は地方の考えで独自の展開をしていけばいいのです。
 移動する手段さえ整備されていれば、地方だってどんな手でも打てるように思います。後はアイデア次第でしょう。

2001612日火曜日  第632話  待遇均等

 たけしの「テレビタックル」で田嶋先生が吼えていましたね。このところの女性の地位の向上には田嶋先生の貢献が大きいと持ち上げていました。確かに、あの強烈な個性で女性がどんなに虐げられているかを炎のように主張しているのを聞くと、「そのとおりだ!」と思わず納得してしまいます。
 その中で、男と女の待遇の差の事に触れていました。女は男の6割の報酬しかない、仕事で報酬を決めるべきだと声を大にして吼えていました。

 今こそ、第350話第571話で取り上げたように、オランダ式のパートタイム制を取り入れる時ではないでしょうか。優秀な女性が、女であることだけで待遇に差をつけられるのはやはりどう考えてもおかしいでしょう。

 日本経済新聞6月8日のコラム「生活家庭」に「パートと正社員待遇均等に」の題で

 正社員とパートタイム労働者らとの処遇格差解消などを求める市民団体、「均等待遇アクション2003」が発足した。弁護士、研究者、国会議員らが呼びけ人になり、パートタイム労働法を改正して正社員との「均等待遇を」を明記することなどを求めて、勉強会や政党アンケートなどで幅広く活動する。

 という記事がありました。第611話で取り上げた厚生労働省の「短時間正社員」といい少しはそんな流れができつつあるのかもしれません。

 今日のニュースで経済の減速が発表されていました。しかし、小泉内閣は痛みを伴っても構造改革をやるとの決意を述べていました。
 当然、失業が増えることになるはずです。そのときこそ、このオランダ式の考え方を取り入れることが必要になると思います。

皆で、痛みを分け合いましょう!

2001613日水曜日  第633話  広い心

 今朝の読売新聞の読者のページ「気流」に考えさせられる投書が載っていた。

 『自分を変えて「宝物」つかむ』との題で、『「不満を持つのは、変わって欲しいのに、相手が変わってくれないと思うからだ。それなら、まず自分が、相手のあるがままを受け入れる広い心に変わればいいのではないか」ということに気付いたという。』とありました。
 そして、「自分を変えようと努力すると、周りの環境がどんどん良い方に向かっていった」とのことである。

 確かに、そうだろうと思います。ところが私などはこれと全く反対の人生を送ってきたように思います。理性では分かっていても、感情が先に立ってしまうのです。
 まぁ、世界中を敵にするような余裕のない自分をみていると、もう少し寛容の心をもつことも必要とは思うのですが、不正や弱いものいじめなどを見るとどうにも許せないのも確かなのです。そして、そうした気持ちを大事にしたい気持ちもあります。

 しかしながら、それ以上に好き嫌いで動いている面もあるように思われ、反省するところもあります。それは、好き嫌い人事を嫌いながら、自分でもどうにも好きになれないタイプがいることも確かなのです。
 この当たりが、日本の国では受け入れられないところなのでしょう。我ながら、何時までも子供だなと思えるところです。しかし、それは私の個性でもあり、それがなくなると私らしさが無くなることになります。
 それでも、やはりこの投書のような広い心を持ちたいのも本当のところですが、今更、そんなことが出来るくらいならとっくに出来ていたはずだと思ってしまいます。

 この広い心とは、所謂、罪を憎んで人を憎まずの心ではないでしょうか。今すぐとは言いませんが、ほんの少しでもそんな心をもてるようになりたいものです。

そして、怒りも忘れずに!

2001614日木曜日  第634話  物価下落

 1〜3月期の国内総生産(GDP)がマイナス成長に転じた。株も下がっています。不思議なことに今のところマスコミも静かです。
 小泉さんの構造改革の足を引っ張るような論調は有りません。このまま、辛抱してくれればいいのですが、何時まで我慢できるのかが問題です。辛抱しきれなくなって、構造改革を非難し始めないかと心配になります。そうなれば、またもや構造改革は元の黙阿弥となり、この国の未来は閉ざされることになりそうです。

 しかしながら、いまのところは国民も辛抱する意思があるのか小泉内閣の支持率は下がらずにいます。マスコミに惑わされず小泉さんの改革を信じたいものです。

 もう一つ、物価の下落をデフレと不安を煽る論調があります。しかし、第571話でも取り上げたように今の物価の下落は世界に比べて高かったものが正常になってきているだけの話ではないでしょうか。

 そんな私の気持ちを代弁してくれるような記事が、6月13日の日本経済新聞のコラム「大機小機」にありました。

・・・略

消費者は物価下落によって生活水準を高めているのである。・・・中略

 物価がわずかに下落しているからといって、それがデフレスパイラルを引き起こすといって過度に心配することは正しくない。 (越渓)

 今までは、物価が高くて、所得が世界でもトップクラスと言われても、その恩恵を感じられることは無かったのですから、もっともっと下がっても良いのじゃないでしょうか。
 その中でも、電気代や通信費などまだまだ世界に比べて高いものがあります。とてもじゃないが値下がりを心配するなんてバカなことを言ってもらっちゃ困ります。

 本当に、豊な生活の為にはもっと物価の下落が必要です。そうすれば、構造改革で転職を余儀なくされた人達と所得を配分する為に少しくらい取り分が減少しても、今以上に豊な生活が出来るかもしれません。
 政・官・財の癒着を断ち切る構造改革も当然その為に必要です。その為の痛みなら辛抱する気になっているのが今の国民の小泉さんへの期待のような気がします。

足を引っ張らずに辛抱の時です!

2001615日金曜日  第635話  メールマガジン

 出勤前にはまだ来ていませんでした。帰ってきてチェックしてみたら届いていました。そうです、小泉さんのメールマガジン。
 最初は、そんな気もなかったのですが70万突破を聞いて「チョット試してみようか、面白くなけりゃ止めりゃいいことだし!」と申し込んでしまいました。

 ただでさえ、サイト巡りの波に溺れてしまっているのに「これ以上時間が無くなったらいやだな!」とも心配していましたが、案外あっさりとしていたので助かりました。
 週に一度なのでそれ程負担にもならないでしょう。それにしても、夜のニュースで購読者が100万を突破したといっていました。皆好きですね!
 人と同じ事をするのが余り好きでない私ですが、このところは大勢付いているようです。何でもいい、兎に角、改革を実行して欲しいだけです。

 そんな日本人の付和雷同に警鐘を鳴らして、小泉さんを非難している巨泉さんに菅幹事長が選挙に出るように勧めているそうです。本人も、その気になっているようです。この部屋でも何度か取り上げた巨泉さんですから何かやってくれれば良いがとは思います。
 先日取り上げた
田嶋先生も出ると噂されているそうです。民主党もなりふりかまわず必死のようです。本当に改革が進む為には民主党がしっかりすることが必要なのですから頑張って欲しいものです。それにしても、政治家って人材不足なんですね。

どうなることやら!

2001616日土曜日  第636話  1,000話

 あと、364話で1,000話になります。そうなんです、一年間休まずに更新を続ければ達成できるところまで来ました。
 実を言うと、最初にこのHPを立ち上げた時にはこんなに続くとは思っていませんでした。しかし、立ち上げたからには来てくれた人に、「又どこも変わっていないじゃないか!」とがっかりさせたくないとの思いがあり、せめて何処か一箇所でも更新したいと言う気持ちがありました。
 そう思いながら何とか続けて300話を越えたあたりから密かに1,000話を目標にしてみようと思い出したのです。これを達成できれば、必然的に3年間続くと言うことにもなります。
 取り敢えず、石の上にも3年という言葉もあることですし、折角やりだしたことなのでせめて3年は最低続けたいとも思います。それだけ続ければ何かしら得るものもあるかなと密かな期待をしたのもたしかです。
 しかし、それも漠然とした思いだったのですが、今年になって半分の500話を達成したころからチョット重荷になってきたのです。
 続けることが目的になってしまって何を書いているか自分でも分からなくなることが多くなったような気がします。それでもこの部屋を始めた7月までに残り365話まで到達すれば残り一年間で1,000話までいけると考え、なんとか続けてきました。何度も途中で途切れそうになりましたが兎に角ここまで来ました。

 最近になって、やっと、「途切れても良いじゃないか!なるようになるさ。」と思えるようになってきました。それでも出来れば続けたいという思いはあります。しかし、続けることが重荷になるようでは何をやっているのか分かりません。
 もう一度、「マァいいか!何とかなるさ。」の精神で成り行き任せで行きたいと思います。

さて、1,000話は達成できるかな!

2001617日日曜日  第637話  大リーグ

 私は、余りプロ野球は見ないのですが、それでも今まで興味を持って応援した選手に江川、野茂、イチロー選手があります。
 その中でも本当に一生懸命中継を見たのは江川選手でした。当時は嫌われ者でしたがその力抜群のものがありました。彼が投げる時には早く帰宅しないと試合が終わってしまうほどテンポが早かったのも思い出します。
 彼が引退した後、野茂選手がかろうじてまともに見れる投手でした。しかし、鈴木監督と意見が合わず大リーグに行ってしまいました。
 その後、一番興味があったのがイチロー選手でした。その彼も大リーグに行ってしまいました。ところが、彼の活躍は、今まで日本のプロ野球中継では滅多に見ることが出来なかったのに今年は毎日くらい見れるのですから皮肉なものです。お陰で毎日楽しませてもらっています。今も中継を見ながらこれを書いています。今日はまだヒットが無いのが残念ですが・・・。

 ところで、今朝の「サンデーモーニング」で、何時ものように、大沢元監督とと張本さんが1週間のスポーツ、特に野球での話題について「あっぱれ!」とか「喝!」と言いながら解説していました。
 その中で、小泉総理のコメント「今は、日本のプロ野球より日本選手が活躍する大リーグの方が面白い。」というような内容が披露された時に、二人が「総理大臣ともあろう人がそんなことを言っちゃダメだ、喝!」と怒っていました。

 何とも情けない発言じゃないでしょうか。総理にそんなことを言われたからといって反発するのじゃなくて、素直に反省する気持ちこそ必要なのではないでしょうか。
 あの言葉を聞いて、「あぁ!日本のプロ野球はもう駄目だろうなぁ!」と思った人は多かったのではないでしょうか。
 野茂選手やイチロー選手達が日本のプロ野球を見捨てた本当の原因も、そのあたりにもあるのだろうと思います。
 それは、異質な人材を生かすことが出来ずにトップ選手を大リーグに行かせてしまったのは観客を増やす努力もせずに古い体質のにどっぷりと浸かっていた日本のプロ野球にこそ責任があるのです。

 日本の国自体の体質がここに現れていると言えるかもしれません。

全ての業界に構造改革が求められているのでしょう!

2001618日月曜日  第638話  「窓」

 我が家の新聞は大阪読売新聞です。今は単に惰性で取っているだけで何の思い入れも無いのですが、一時期、「窓」というコラムがありそれにはまり込んでいました。
 毎日、それを読むのが楽しみでした。そして、終戦記念日になると「戦争展」を開催していました。その弱者に対する暖かい心と戦争に対する憎しみに圧倒されて毎日新聞の来るのを待ちきれないようにむさぼり読んでいました。
 そのコラムの責任者黒田清さんが突然読売を辞めてしまって、コラムは「泉」となり今も続いています。しかし、「泉」になってすぐに「窓」とのように興味が持てなくなって殆ど読まなくなりました。
 その黒田さんがテレビなどに出ているのを大阪転勤で知りました。「あぁ!がんばってられるんだなぁ。」と嬉しくなったものです。ところが去年ニュースで亡くなられた事を知り残念に思っていました。

 ところが、先日四国新聞にジャーナリストの大谷 昭宏さんが紹介されており、その中で大谷さんが、黒田さんと一緒に「窓」を担当されていたこと、そして黒田さんが辞めるときにたった一人一緒に辞め黒田ジャーナルを設立したとありました。
その辞めるに至るには読売新聞との確執があったようです。どうやら本当のジャーナリストと儲け主義の会社との間に何かあったようです。こうやって本当のジャーナリストがはじき出されていくのでしょう。新聞がどんどん堕落していく証拠かも知れません。

 実は、大谷さんは、「サンデープロジェクト」に良く出ていられるので顔は知っていましたが、「気の弱そうな変なおっさん」くらいの印象しかありませんでした。まさかあの黒田さんと一緒に仕事をされていたとは全く知りませんでした。
 これを知って、一気に、大谷さんへの興味が湧いたことは言うまでもありません。早速、黒田、読売、窓で
Googleで検索したら何と大谷さんのHPに当たりました。それで見ると、「窓」は1980年から7年間続いたとありました。

 その大谷さんが、今日(17日)の「サンデープロジェクト」で医療事故を取り上げていました。医療界や厚生労働省の医道審議会の問題点を追及したものです。相変わらず日本の事なかれ主義や先送りが問題の根源にあるようです。
 それは置いといて、人間って不思議なもので、今までは何の感慨も無く見ていたものでもチョット縁があると思うと力が入ってしまいます。これからも、あの黒田さん譲りの正義感でいいレポートを期待したいと思います。

楽しみが増えました!

2001619日火曜日  第639話  付和雷同

 第635話で取り上げた大橋巨泉さんの

 Web現代から行ける大橋巨泉「内遊外歓」をじっくり読んでみました。

 小泉さんを正面きって批判しています。しかしその中身をよく読んでみるとその考えに「成る程そういう考えもあるんだなぁ!」と納得させられるところが多くあります。
 その中でも、日本人は全てのことに関して総括しないでうやむやにしているという言葉が、考えさせられます。要するに反省がないということです。反省がないところに進歩はない。
 それが、日本の国をここまでおかしくさせた元凶と言って良いでしょう。

 もう一つ私の好きな石井信平さんも今日の信平6月15日で小泉さんの人気に危うさを感じられています。

 どちらも、小泉さんよりも、圧倒的な支持をしている付和雷同の国民に対する苦言だと思います。そして、それを煽るマスコミ。

 小泉さんに期待している私としては、耳が痛いですが、考えさせられます。やはり二人とも只者じゃないです。

それでも、やっぱり改革を期待しています!

2001620日水曜日  第640話  瀬戸大橋

 石原伸晃大臣による特殊法人の見直しがいよいよ始まりそうである。その中でも、本州四国連絡橋公団が焦点になっているようです。
 何といっても、年間の利用料が借金の利払いにもならないと言うのだからお話にもなりません。

 一体、何でこんなことになったのでしょう。私の子供の頃からどこに橋をかけるかを巡って各県の調整がつかず、香川県だけでも三箇所くらいの候補地で争っていました。子供心にも「何でそんなにもめるんだろう?」早く一本に決めれば良いのにと不思議に思ったものです。
 地元の身びいきもありましたが、児島・坂出のルートが誰が見ても技術面で有利だったので尚更イライラしたものです。そこには政治の争いが持ち込まれていたことも確かです。
 結局、やっと児島・坂出に決まったものの石油ショックで延期になりがっかりしたものです。そして挙句の果てには3本とも着工となったのです。
 地元の人間にとっては3本というのはありがたい話でしたが、そこには無理があったということは明らかです。折角出来上がってもその通行料の高さで有効には使われていません。もともと、通行料で建設費を賄うと言うこと自体に無理があるのは誰が見ても明らかでしょう。1本でも難しいのに3本も造ればどうにもならないことはきっと分かっていたのではないでしょうか。
 そこには、政治家をはじめとして地域エゴしかなかったと言うことでしょう。何の見通しも無いままに3本の着工を決め、そのつけが来たと言うことです。

 しかしながら、出来上がった今になっては、どう有効利用するかを考えることが必要です。高い料金を設定しても誰も利用しないのでは何にもなりません。いっそのこと借金は税金で持ってもらって通行料はメインテナンス料を賄える程度にしてしまってはどうでしょう。たかだか、3、4兆円のことです。銀行に投入した公的資金のホンの一部で賄えるのです。ものは考えようじゃないですか。
 造ってしまったものは如何に有効に使うかを考え、これから造る場合は徹底的に選択することしか取る道はないと思います。

無駄遣いする余裕はないのです!

2001621日木曜日  第641話  ADSL

 いや〜!孫さん、やってくれました。そうです、ADSLサービスを81日から全国で開始すると発表しました。
 
ADSL接続料は月額990円。ISP料金月額1290円と合わせ,月額2280円で下り最大8Mbps/上り最大900KbpsADSLサービスが利用できるというものです。

 早速、20日の朝、Yahoo! BBの申し込みを覗いてみました。対応エリアチェックをやってみました。残念ながらやはり坂出はまだ対応していませんでした。予約しておいたら、対応次第連絡するとありました。
 まぁ、慌てることも無いので予約はしませんでした。香川は8月から対応できるようには書いていましたが、多分高松くらいなのでしょう。
 それにしても、これで又楽しみが増えました。当分地方ではADSLは無理だろうと諦めてたのに希望が湧いてきました。
 今のところはケーブルネットでそんなに不自由しているわけではないのですが、やはりどのくらい早いのか体験してみたいものです。

 実のところは、次は光ケーブルまで待たなくちゃならないだろうと思っていたのです。「5年後くらいにはなんとかなるかな?」と半ば諦めていました。
 しかしながら、この値段設定はスゴイですね。さすが、孫さんです。これが上手く行けば日本のインターネットは孫さんが完全に牛耳ることになりそうです。独占は恐いですが、そのリスクを取る勇気を素直に感心したい。何とか上手くいって欲しいものです。

 ADSLを隠しISDNを勧めて日本のインターネットの足を引っ張ってきた詐欺師NTTもこれにはまいったでしょう。「ザマア見ろ!」ってところです。
これで日本のインターネットも世界に追いつけるかも・・・。

早くこないかなぁ!

2001622日金曜日  第642話  骨太

 とうとう骨太の方針が出ました。一週間早まったそうです。そろそろ、待ちくたびれた人達から、口先だけとの批判が出始めてきて心配していましたが。取り敢えずは一安心と言うところです。

  竹中大臣が調整機関中の実質経済成長率は平均で年0.1%程度、不良債権処理に伴う失業者数は10万から20万人程度になると試算を発表したそうです。

 「その覚悟やよし!」です。いよいよ、改革の本番が始まるのです。後は、小泉さんのリーダーシップにかかっているのではないでしょうか。どこまで本気でやってくれるか楽しみです。

 竹中大臣がニュースステーションで「その方針の中身は、今更ながら当たり前のことばかりです」と言っていました。
 つまりは、その当たり前のことをやらずに先延ばししてきたのが今までの日本だったのです。それだけに実行に移すとなるとあらゆる障害が現れてくるでしょう。これからが、正念場です。

 最大の壁は族議員にマスコミ、そして最後は国民となりそうな気がします。どこまで国民が辛抱出来るかがこの改革が本当に行われるかの分かれ目となるでしょう。
 そして、そのカギを握っているのはマスコミでしょう。又ぞろ、国民を煽って足を引っ張ることにならなければいいのですが・・・。  

 現実問題として団塊の世代である私も失業の恐れが出てくるかもしれません。何とか生きていくことを考える必要があります。

いよいよ正念場になりそうです!

2001623日土曜日  第643話  首位打者

 イチローがとうとう打率トップにたちました。4割を保っていたボストンレッドソックスのマニー・ラミレス外野手(29)の打率が落ちてきたことにより逆転しました。
 このラミレスはメジャーで一番三冠王に近い人だそうです。4割をズット保っていた頃には流石のイチローも首位打者には届かないのだろうかと思っていました。やっぱりメジャーはあなどれないと半ば諦めていました。

 しかし、ここまでくると首位打者を期待してしまいます。どこまで喜ばせてくれるのでしょう。第637話でも取り上げたように、これで益々大リーグ人気が盛り上がり、いよいよ日本のプロ野球の人気は落ちそうですね。
 それに輪をかけて人気を落としそうなのが、この期に及んで、「
巨人が猛批判!イチロー調子に乗るな!」と巨人の渡辺オーナーや選手がイチローを非難しているという記事です。その裏には、大リーグへ行きたくても行けない縛りがあるそうです。こんなことをやっている日本のプロ野球は衰退するだけでしょう。特にあのオーナーは酷いですね。あんな人間がマスコミのトップなんですから日本のマスコミが良くなるわけも無い。ここでも老害です。

 そんな中でも、長島さんと王さんがインタビューに答えて、チャンとイチローを評価していたのは流石です。

さて、週末は、イチローの中継です!

2001624日日曜日  第644話  揚げ足取り

 しかし、日本の国って本当に情けないですね。またまた、真紀子さんバッシングが始まっています。
 今回は、とうとう鈴木宗男が出てきました。外務委員会での執拗な質問、それも自分の立場を弁解することばかり。それを嫌がった真紀子さんの勇み足をマスコミと野党も寄ってたかって批判の嵐。
 確かに真紀子さんも良くないのでしょうが、完全に揚げ足とりの世界です。どうして日本人って出る釘が嫌いなんでしょう。
 一体、小泉内閣は何のために出来たのでしょう。何にもしない大臣なんか要らないのです。既存の仕組みを変えることこそ今、求められているはずです。小泉内閣で、本当にそんな動きをしているのは真紀子さんだけと言っても良いでしょう。

 何の、トラブルも起きてない他の大臣は何もしていないと言っても過言ではないと思います。そんな大臣なんか何の役にも立ちません。今まで通り官僚の言うがままじゃ何にも変わりません。
 たった一人、頑張っている真紀子さんを鈴木宗男を代表とする自民党の族議員や野党とマスコミが何とか潰そうとしている。つまりは、うるさいので人格や発言ばかりを責めて何とか引き摺り下ろそうとしているのが見え見えです。やり口は、森さんの時と同じですね。違うのは人気の差だけと言うことです。

こんなのを見せ付けられると、やっぱり、もうこの国の未来はなさそうに思えます。

 そんな日本の小ささを嫌って海外へ出て行った優秀な人材の活躍だけが唯一の慰めでしょうか。
 その代表と言えるイチロー選手に対してさえ昨日も触れたように批判する人達がいます。全く日本の体質そのものと言えるのではないでしょうか。そんな人が牛耳る日本のプロ野球が面白いわけはありません。

 そんな気持ちに応えてくれるように、かつひこさんがアメリカの情報を投稿して下さいました。ファンを歓ばす為の努力を惜しまない、そして、良いものを素直に評価するアメリカ。見習いたいものです。

投稿の部屋

2001625日月曜日  第645話  田中知事

 どうも真紀子さんの旗色が悪そうです。あの鈴木宗男の思惑に嵌りそうで心配です。確かに真紀子さんにも悪いところはありますが、何度もいうように今はそんな当たり前のことを言っているときではないのが何故分からないのでしょう。
 兎に角、今までの組織を壊すことこそが求められているのです。その為には、少々の事には目をつぶっても良いと思います。

 そんな真紀子さんに強烈なエールを送っているのが、田中康夫長野県知事です。24日のサンデープロジェクトでも全面的に応援したいと言っていました。
 その中で、「おばちゃんの視点が大事であるし、私もおばちゃんの視点です。」と言っていましたが、同感です。
 今や、時代は女性の視点を求めているのです。それが持てないものに政治や経営は任せられないと思います。力と欲の男社会のなれの果てが今の日本の社会の閉塞をもたらしたのではないでしょうか。

 真紀子さんが、パニックになったとか疲れたと言い、目にくまが出来てたり目つきがきつくなったりしています。しかし、誰だって、あれだけハードな仕事とストレスに会えば、そうなって当たり前だと思います。
 それを捕らえて、政治家としての素質が無いと責めることが出来る人は余程自分に自信があるんでしょう。私など、とてもじゃないがあの何十分の一のストレスでも耐えられそうもありません。
 体力が政治家の能力の一つと言う考え方は、もう古いのではないでしょうか。一人の人間の体力に頼る政治なんて恐いと思いませんか。小渕さんや大平さんを思い出してしまいます。

 アメリカの大統領は良くキャンプデービッドで休暇を取ったりしています。所詮人間の体力なんて知れていると思います。仕事がハードであればあるほど休むことが大事なはずです。もっと、休むことを当然とする社会になって欲しいものです。

 まして、これからは真紀子さんを代表とする女性に頑張ってもらって、従来の男社会の悪癖を打ち破ってもらわなければならないのですから、体力で劣る分、休暇が当然の社会が必要です。

それにしても、田中知事相変わらず面白いですね!

2001626日火曜日  第646話  携帯電話

 大阪でホームで携帯電話を使っていた高校生が通過する電車にはねられて死亡するという痛ましい事故が起きました。
 どうやら、ホームを電話をしながら歩いていて後ろから来た通過電車に気がつかなかったためのようです。
 確か、コマーシャルでそんな場面を取り上げていたのがあったと思います。たまたま何かの拍子に頭をあげて間一髪助かったというようなものだったと思います。面白おかしく見せていたものですが、その危険さを考えさせるものでした。
 それが現実となってしまったということです。どちらかといえば、今まで起こらなかったことが不思議といえるかもしれません。電話に気を取られて、事故を起こす車が増えて走りながらの電話を禁止する法律が出来たくらいですから。

 携帯電話の持つ便利さの裏にある問題なのでしょう。皆が、電話をしながら歩いたり、車を運転したりと端で見ていても恐いなぁと思えることがあります。
 一度使い出すと、その便利さ故に、もう手放すことが出来ないようです。技術はどんどん進んで、いずれは携帯電話一つで改札を通ったり、自動販売機での購入やキャッシングなどあらゆることが出来るようになりそうです。
 しかし、現実にそれ程必要なものなのでしょうか。無ければ無いで、何とかなるものです。現実に、私は未だに持っていませんが別に不自由はありません。

 世間では変わり者と言われるでしょうが、心の平安には役立ちますよ。何といっても、自分のペースで生活できますから。

何時まで続けることが出来るかの心配はありますが・・・!

2001627日水曜日  第647話  タレント議員

 第639話でも触れた、大橋巨泉さんがとうとう立候補を発表しましたね。

 自分の力で人と違った人生を切り開いてきた巨泉さんの意見は貴重だし、鈴木宗男のような政治家よりはよっぽどましです。それなりに期待もしたいと思います。
 しかしながら、外部の人を担ぎ出さなければならない民主党も情けないですね。何時までたってもタレント頼みなんて、恥と思わないのでしょうか。
 尤も、殆どの政党が同じように名前の売れているだけの理由で候補をえらんでいるのですから何をかいわんやです。政治家のプライドは無いのでしょうか。
 どんな気持ちで政治をやっているのか聞いてみたいものです。兎に角、地位にしがみつくことだけが目標であって、日本の国をどうにかしようなんて気持ちは全く無いのでしょうか。そうでもなければ、タレントを引っ張り出して票を取ろうなんて浅ましい考えは浮かばないと思います。

 もともと、自分の利益しか考えていないような人達ばかりだからそんなプライドなんて求める方が間違っているのかもしれません。
 結局は、誰も本気でこの国を変えようとはしていないのでしょう。一度手に入れた地位はそれ程大事なのでしょう。

 小泉さんが本気で、尚且つ自民党を飛び出すことにならない限りはどうにもならないように思えます。年末まで待たなければ大勢は判らないのでしょうか?

本当に、この国は何処へ行くのやら!

2001628日木曜日  第648話  夏の背広

 比較的過ごしやすかった今年も梅雨の合間の晴れた日には暑くなってきました。いよいよ嫌な夏の背広の季節がやってきました。
 日本の気候に絶対に合わないネクタイと背広を何とか止めたいものですが、そこは社畜の悲しさで中々踏み切れるものではありません。

 去年は第342話でも触れたように、四国時代の半袖シャツを探し出して着てみました。結構快適でしたが、背広を着るとどうしても腕がベトベトして不快です。せめて上着だけでも辞めたいものです。
 小泉さん、法律でも作って、「弱い立場の社畜を救ってくれないかなぁ!」と情けないことを考えてしまいます。

 と言いながら、今年は単身赴任を終えて四国に帰り、その上、職種も営業から事務に変わったために、全く夏の様相が変わってしまいました。
 と言うのも、営業のように外回りすることも無く、一日中エアコンの効いた事務所でパソコン三昧という環境の中では、上着を着ることも無く、全く快適に過ごさせて頂いています。
 今年から着ようと思っていた半袖シャツも、マウスキーボードを使うときにはかえって汗で気持ちが悪く長袖の方が快適なのです。
 事務職などやったことが無かったのでこんなことにも気が付きませんでした。成る程、これじゃ夏の背広も平気な人がいる訳です。特に、経営者などエアコンの効いた社内業務ばかりしている人達にとっては何とも無いはずです。

 しかし、エアコンをがんがん効かせて背広を着ているなんてのは、やはり本末転倒でしょう。暑いときには、暑いときなりの服装と言うものがあるはずです。ましてや、地球温暖化防止のためにもエアコンの利用も出来るだけ止めるべきことは明らかです。

何でこんな簡単なことが出来ないのでしょう!

2001629日金曜日   第649話  情報公開

インターネット時代になって盛んに情報公開が取りざたされています。

しかしながら、日本では、政・官・財全ての業界でまだまだ情報を公開することに躊躇している。躊躇どころか、まったくその気が無いのが殆どかもしれません。

 上場企業に於いても、完全に情報公開しているところは殆ど無いようです。確かに競争相手に手の内をさらすことの怖さはあるのでしよう。それどころか従業員にさえ情報公開しないところが大半だろうと思います。

 以前、全ての情報を公開している社長の話を読んだことがありますが、その社長曰く「他社に情報が知れたって、それを利用できるところなんてない」というようなことを言っていましたが、それが現実じゃないでしょうか。

 それよりも、隠し事が無いということはそれだけ緊張感を持って経営しなければならないということでもあり、かえっていい結果をもたらすように思います。
 隠すということは、何か悪いことをしていると思って間違いないように思います。その典型的な例が銀行の不良債権であり、特殊法人の杜撰な金遣いと言えます。

628日日本経済新聞のコラム「教育を問う」にそんな情報開示の例が載っていました。

・・・略

「授業は商品」

 米マサチューセッツ工科大(MIT)は近く、講義資料などをインターネットで無料公開する。授業計画や講義録、参考書リスト、宿題などを順次ホームページに掲載。十年後、約二千ある講義の資料をすべて公開する。単位が認められなくても、意欲があれば独学はできる。商品をタダで配る愚行にもみえるが、違う。「優秀な生徒を世界中から集めるきっかけになる」(チャールズ・ベスト学長)
日本はどうか。「つまらない授業をなくすには、学生や教官による評価が不可欠だ」「違う。授業は商品ではない」――。
昨年二月、信州大学が教育改革のために設けた委員会で、学外の委員と、ある教官が激しくやりあった。・・・以下略

この考えは、すごいですね。それに比べて日本の大学の情けなさ。日本中がそうなんですから非難は出来ませんが完全に差をつけられています。
この差が、益々、日本と世界の差になっていくことでしょう。気が付いたときには取り返しがつかないことになっているでしょう。
チェック機構もなく情報の公開もせず、誰も責任を取らず、税金は使い放題。

やっぱり、この国は危ない!

2001630日土曜日  第650話  生保

 営業で外回りをしていたバブルの時代の以前から、何時も思っていたことに、大きなビルは殆どが銀行、農協そして生命保険会社のものばかりであるということでした。
 特に建設中の大きなビルは保険会社のものが目立ったように思います。バブル以後少しはおさまったかなと思っていましたが、単身赴任で住んでいた新大阪の駅の近くでも大手生命保険会社のビルが工事中でした。
 「未だに、儲けているんだなぁ!」と感心したものです。銀行といい、生保、農協など人の金を動かすものは余程儲かるようです。

 その驕りが、バブルを引き起こしたことは間違いが無いでしょう。しかし、そのバブルがはじけて業績が悪化したとたん銀行はゼロに近い金利と公的資金の導入という誤魔化しで国民を食い物にしています。
 そして、今度は生保の予定利率の引き下げです。生保の場合は、ゼロ金利による逆ざやの問題もあり、銀行の犠牲になっているということもあるでしょう。しかし、一緒になって、バブルを煽ったのも間違いはないはずです。

 いずれにしても、人の金をもてあそんだ業界が、自分達の経営の失敗を国民に押し付けている構図は銀行と全く同じと言えるように思います。

結局、つけは国民ですか!

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