団塊の世代の部屋(35)

 

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200261日金曜日  第896話(986)  太陽光発電 

 日差しが強くなって我が家の太陽風呂も5月頃から水を注ぎ足さないと熱くて入れないほどに沸いています。本当に、太陽の力は凄いですね。こうなると第887話などで何度も取り上げてきた太陽光発電をやりたいところですが先立つものが無いので諦めています。何とか安くならないものでしょうか。

 5月27日、読売新聞にシンポジウム「環境と文明」でのレスターブラウン氏(米地球政策研究所理事長)の基調講演に我が意を得たりの思いでした。

 ・・・略

 もう一つのエネルギー源、太陽電池の分野では、日本が大変進んでいる。シャープなど、世界のリーダーとなっているメーカーもある。もし私が日本の指導者なら、太陽電池の国内利用を増やすだけでなく、これを第三世界に提供する対外援助を行うだろう。発展途上国にとっても大きなプラスだし、製造規模を拡大して、コストを下げることが可能だからだ。・・・以下略

 この対外援助も良いですね、外務省がやっている無駄なODAを太陽光発電にすればどれだけの効果があるでしょう。是ほど、世界に貢献するのに最適なものがありながら、何故やろうとしないのでしょうか。
 その上、何度も言っているように、公共工事の予算を太陽光発電に傾斜配分すれば、失業対策にもなります。

 景気対策、CO2削減、対外援助と良いことばかりのこんな方策はまず他には無いと思います。一刻も早く取り掛かるべきです。どうしてこんな簡単なことが出来ないのか不思議です。
 これをやれば、小泉さんも一気に世界の英雄になれるかも。

物事は単純に考えましょう!

参考:Yahoo掲示板

200262日日曜日  第897話(987)  検察

 第957話第962話第966話で取り上げた元大阪高検公安三井環部長の事件で、政府は国家公務員法に基づき原田明夫検事総長を戒告などとする懲戒処分を行った。大阪高検の上司は減給(10%、一か月)ということですが、これをどう取るか?
 見掛けは、部下の不祥事の責任を取ったように見えますが、何とか調査活動費横領隠しを急ごうとしていると思えるのは私の考えすぎでしょうか。
 三井氏は既に懲戒免職になっています。何時も、何時までやっているんだと思うくらい慎重で結論を出さないのに、今回はどうしてこんなに早いんだと言うくらい迅速ですね。一日も早く決着をつけて、国民の目をそらそうとする意思が隠されているように感じられてしょうがありません。

 1日の「ザ・スクープ」がその発表にあわせたようにこの事件を再び取り上げました。最悪の検事といわれている検察発表の三井氏とその実像の違いが、奥さんや取引のある不動産業者などの証言から明らかにされている。一体どちらが本当なのか?
 そして、極めつけは、元副検事 高橋 徳弘氏の告発である。上司からの領収書偽造依頼の実態や情報提供者高橋 正彦の名前で偽造させられたその見本と検察の事務局長からの依頼書などを証拠として提出してその手口を証言した。

 あれがやらせとは思えない。とすれば、やはり検察がもみ消そうとしていると考えるのが自然でしょう。
 これが、うやむやに葬り去られるようなことになるとすれば、もう何を信じたら良いのか分かりません。恐ろしいことです。
 本当にこの国はどこに行こうとしているのでしょうか?

 それにしても「ザ・スクープ」頑張りますね。今までも警察ににらまれているはずですから、何時まで追及を続けることが出来るのでしょうか、大きな力で潰されることの無いことを願います。
 全国放送が潰されただけでなく、今度こそ抹殺されそうでこわいですね。もし、そうなればそれはこの国が終わったということになるでしょう。
 鳥越さんが第3回・4回と続報をやりたいので、現役の検察の方の告発を期待していると言っていました。是非出てきて欲しいものです。そうなれば、検察も手が出せないかも。

潰されないように皆で見張りましょう!

200263日月曜日  第898話(988)  政府首脳

 「政府首脳」って誰のことでしょうか?テレビ・新聞のニュースで突然「政府首脳」の言葉が飛び交っています。
 最初の頃は確か、「福田官房長官」と言ってたと思っていたのですが、何時の間にか「政府首脳」としか報道されなくなったような気がします。思い違いでしょうか。

 五大紙を調べてみました。

 非核三原則見直しの可能性に触れた政府首脳の発言を巡って1日、与野党から批判が噴出した(日本経済新聞)

 首相官邸が非核三原則をめぐって迷走を始めたのは、安倍官房副長官が「憲 法上は原子爆弾(の保有)も問題ではない」と講演で発言したとする週刊誌報道 からだった。福田官房長官は31日の記者会見で「原子爆弾は法理論的には 持ってもいい」と従来の政府答弁を繰り返したが、その直後に政府首脳が「(将 来)国民が核を持つべきだということになるかもしれない」と、「非核三原則の見 直し」の可能性に言及する発言をした。(朝日新聞)

 核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」という日 本政府の非核三原則について政府首脳は5月31 日、「今までは憲法に近かったが、これからはどうな るか。憲法改正を言う時代だから、非核三原則だっ て、国際緊張が高まれば、国民が『持つべきではな いか』となるかもしれない」と述べ、世論の動向次第 では、将来、見直しが政治課題になる可能性もある との考えを示した。(毎日新聞)

 読売新聞も産経新聞も同じように「政府首脳」と書いています。

 こうしてみると、福田さんが「政府首脳」とはどこにも書いていないようです。本当に一体誰なんでしょう。
 どうして、マスコミは名前を書かないのでしょうか。言論統制でもあるのでしょうか。だとしたら、その理由は何なんでしょうか。誘拐事件で人質の人命尊重の意味からも報道統制が取られるのは良くあることだし、それは仕方ないだろうと思います。
 しかし、今回の「政府首脳」に何の意味があるのか全く分かりません。そんなことがありそうにも思えませんが、もしかしたら、誰かに命を狙われる恐れでもあるのでしょうか。
 それとも、「政府首脳」から口止めされているのでしょうか。何時も、かの有名な機密費で飲み食いさせてもらっているので、書けないということなのでしょうか。
 いずれにしても、そんなものだろうと疑ってはいても、マスコミと政府が完全に癒着していることが是ほどはっきりとしたことはなかったのじゃないでしょうか。これじゃマスコミの意味は全く無いと言っても言い過ぎじゃないと思います。

やっぱり、マスコミは信じられそうも無い!

200264日火曜日  第899話(989)  職業訓練

 当分、職もなさそうなので、第947話で言ってた職業訓練校に行くことにしました。丁度6月生募集があったのでWebエンジニア科に応募したのですが、面接での対応から無理だなとあきらめていました。どうやら年寄りには最初から無理と思われたようです。
 それでも、幸い応募の少なかった普通職業訓練短期課程ビジネスアプリケーション科へ入校できることになりました。期間は3か月でエクセルとアクセスが主体です。
VisualBasic・ホームページビルダー・PowerPointも教えてくれるようです。これまで、正式に勉強したことがなかったので楽しみです。
 特に、
VisualBasicは初めてのプログラミングですので楽しみです。今までは、プログラミングには興味があって、何時かはやってみたいと思っていましたが、本をざっと読むくらいで踏み込めませんでした。この機会に、何とか足がかりくらいは作りたいものです。
 尤も、頭と体力がついて行くか心配な面もありますが、折角のチャンスなのでやれるところまでやってみたいと思います。

 それにしても、失業手当を貰いながら勉強させてもらえるなんて申し訳ないみたいです。かといって、その後のことを考えると喜んでばかりいられないところですが・・・。
 せめて、
第912話でも書いたようにSOHOへの一歩にしたいものです。

アいいか!兎に角、頑張ろう!

 ノイマンさんがトッテンさんの講演を聞かれたそうです。レポートを投稿の部屋に頂いています。

200265日水曜日  第990話  政府首脳

 マスコミは信用できないと思いながらも、どうしても活字になったものを見ると、つい本当のことと思ってしまうのは何故なんでしょう。もっと気をつけなきゃとは思うのですが何時の間にか信じ込まされているという感じです。
 これも、やはり教育のなせる業といえば逃げになるかもしれませんが、子供の時に刷り込まれた意識と言うのはそう簡単には変えられないようです。
 それでも、最近は、ネットの普及によっていろんな考え方に接する機会が増えて、そういう活字が正しいという意識を取り払ってくれているような気がします。

 そんなマスコミが信用できないと思わせられた第898話の「政府首脳」はやっぱり福田官房長官だったようです。4日の新聞でとぼけた記事を見つけました。

 4日、毎日新聞コラム「余禄」より

 ・・・略

 小泉純一郎首相は「政府首脳ってだれ。私は何も言っていない」と潔白を主張した。福田康夫官房長官と 内閣記者団のやりとり(3日午前)が奇妙きてれつだ。
 記者団「長官は政府首
脳に真意を確認したか」。長官「ええ、確認しました。確認したところそういうことは言っていないとはっ きり言っておりました」。記者団「政府首脳にどういう場でどういう確認をしたの か」。長官「難しい質問をされてますけどね、政府首脳がだれか、みなさんの ほうがご存じじゃないかと思います」。・・・以下略 

 小泉さんといい福田長官といい完全に狂っているとしか思えませんね。こんなに馬鹿にされた発言に対して何の反論もしないマスコミはもっと狂っているのでしょうか。それともつるんでいるのか?そんなニュースを読まされて納得している読者が一番狂っているのかも・・・。

 同じく、4日、四国新聞コラム「一日一言」より

 ・・・略

 面白いことにヤスオちゃんは記者懇談では「政府首脳」として発言、会見では官房長官とし て政府首脳発言に同調、三日後には「(本人に)真意を確認したが、そういうことは言ってない とはっきり言ってました」と別人のように説明していた。・・・以下略

 何なんでしょう?頭の悪い私なんか読んでいて頭が混乱しそうです。マスコミが隠しているのかと思ったのですが、福田官房長官が嘘を言ってたということのようです。マスコミも分かってはいたのでしょうが確信がもてなかったと言うことなのでしょうか。これが、マスコミと福田官房長官の出来レースとすれば、よくもここまで国民をバカにできるものです。
 今の時期にこんなことを発言するのは何か意図があるのように思えて仕方がありません。日本中がワールドカップに浮かれて騒いでいるどさくさに、こそっと試してみたというのかもしれませんね。
 しかし、この情報の飛び交うネットの時代に、何時までも国民は何も分からないと思ってバカにしているとしっぺ返しを食らうことが分からないのでしょうか。どんなに隠そうとしても、ネットの世界ではどこかから漏れてくるのですから。

ネットの時代です!

200266日木曜日  第991話  更新時間

 昨日でやっと回数の修正が終わりましたので、元の回数に戻ります。いよいよ後一桁で大台達成です。このまま順調に行けるでしょうか?

 さて、そのHPの更新の時間ですが、結構難しいです。毎日の更新を日付どおりにやるとなると夜中の12時が過ぎてからということになります。
 しかし、12時過ぎてと言うのは年寄りにはきつい。大阪での単身赴任時代はテレホーダイということもあって、早く寝て夜中過ぎに起きてやっていましたが、香川に帰ってからは常時接続のケーブルテレビなのでそんな生活をする必要もなくなりました。それで、前日の10時半頃に更新してから寝ることにしています。
 しかし、2時間弱とはいえども、翌日の日付での更新ということになりますので看板に偽りありということになるのがチョッと気になっています。
 マア、そこまでは気にすることも無いのでしょうが・・・、それにしても、皆さん何時ごろ更新しているのだろうとふと気になりました。

 実を言うと、これは、毎朝6時過ぎのサイト巡りで五大紙のコラムをチエックしていてふと思ったものなのです。というのも産経新聞はその時間でも必ず更新されていますが日本経済新聞は遅め、朝日、毎日は早かったり遅かったりとまちまちなのです。読売は配達が5時半過ぎなので実紙で読んでます。
 各紙とも仕事とはいいながら早朝から更新に励んでいる人たちがいると思うと「大変だろうなぁ!」と思わすにはいられません。中には、私みたいなのが更新時間までチエックしているのですから・・・。
 それにしても、新聞社でサイト更新の仕事にたづさわっている人がいるなんて時代を感じますね。もしかしたら、どこか下請けに出しているのかな?

どちらにしてもご苦労様です!

200267日金曜日  第992話  添加物

 4日、5日、6日の新聞広告は凄まじかったですね。協和香料科学株式会社が食品衛生法で認められていない添加物質を香料の原料に使ってた問題で、その香料を使っていた食品会社のお詫び広告のオンパレードでした。大手食品メーカー揃い踏みというところです。その商品数は数え切れないほどです。その出荷先企業は175社・約600の事業所に及ぶそうです。
 雪印や
第891話でも取り上げた中国の生産物やミスタードーナッツのこともあるので、どのメーカーもお詫びと商品回収に必死です。下手な手を打てば、雪印の二の舞になりかねませんものね。どんな影響が現れるか戦々恐々としているでしょうね。
 アセトアルデヒトは1970年から、ひまし油は1971年から使っていたそうですから30年以上続いていたということです。
 尤も、大量生産のインスタント食品や加工食品があふれるのを見て、何が入っているか分からないとは覚悟していたので別段驚きもしませんでしたが・・・。

 それにしても、高度成長期の頃から、食品添加物で今の子供達は長生きできないのじゃないかという噂が囁かれていましたが、どうやら現実のものになりそうです。尤も、内実はこんなものじゃないでしょう。まだまだ、これ以上の毒性のあるものが使われていると考える方が自然でしょう。今回の事件は氷山の一角だと思います。
 しかしながら、わが農水省や厚生労働省はおかしいですね。禁止するだけで取り締まりは全くしていないのでしょうか。まぁ、国民より企業のほうが大事な官僚に期待するほうがバカなのでしょうが・・・。

  自衛隊の個人情報の漏れと同じように、これも内部告発なのでしょうね。どんどん、膿が出てきます。この際、あらゆるところに溜まった戦後の膿をすべて出し切って、第二の戦後をもう一度やり直しましょう。その為にも、第581話でも書いたように、どんどん内部告発が増えることを奨励したいものです。

ネットと内部告発でこの国を改造!

200268日土曜日  第993話  情報開示

 第990話で政府首脳とマスコミが結託しているのじゃないかと書きましたが、それはあの悪名高き記者クラブが元凶だとおもわれます。その記者クラブを廃止した長野の田中知事が相変わらず頑張っているようです。

 まずは、県の公安委員に松本サリン被害者の河野義行さんを指名したことです。着眼が良いですね、たっぷりと皮肉が利いていてスカッとします。河野さんには、あの屈辱を味わった経験を活かして、腐りきった警察に活を入れてもらいたいです。警察もこの指名は断れないでしょう。

 そして、もう一つが知事と部局長との協約というものです。

 それは知事が県庁の部局長と議論をし、各部局長が年度の目標を知事と「協約」を締結するというものです。そして、その達成状況を半年毎に県民に示すそうです。それにしても、田中知事なかなかやりますね。国政にもこんな人が出てこないと駄目ですね。

 河野さんの登用、協約のどちらも、身内びいきの「なあなあ体質」を防ぐことに効き目があるような気がします。良い結果が出て欲しいものです。
 それに比べて、政府高官とマスコミの癒着はどんどんこの国を悪くしている元凶でしょう。権力を持ったもの同士がくっつきあったのじゃ国民はたまりません。
  やはりこれに対抗するのはネットと内部告発。それに加えて情報開示と国民の監視でこの国も少しは良くなって欲しいものです。

期待できるかな!

200269日日曜日  第994話  誘導チャイム

 単身赴任時代の大阪での移動は大抵地下鉄でした。駅の改札を出て、地上に出るまでに長い通路を歩くことになるのですが、その時、よく「ぴん・ぽ〜ん」というチャイムのような音を聞きました。
 特に、日本橋のパソコン街へ行くために良く通った恵比須町の地下鉄でやたら大きな音で鳴っていたのが印象に残っています。
 「何だろう?」と何時も不思議に思っていました。乗降客が少なくて長い通路の時なんか、誰もいないのにあの音だけが時々響いていたこともよくありました。
 よく考えると、どうも人が通路に入るときなどに鳴っているような感じでした。それにしても、「何のために鳴らすのだろうか?通行量でも調べているのだろうか?」くらいにぼんやりと考えて、それ以上深く考えることもありませんでした。こういう風に、疑問を深く追求しないで「マアいいか!」と誤魔化すところが凡人の限界なのかもしれません。

 8日の読売新聞の朝刊でその疑問が解けました。「もの知り百貨」という読者の質問コーナーに「あの装置は、どういう目的で置いているのでしょうか。」という質問がありました。

 答えは、目の不自由な人に駅の階段の位置や、改札口、券売機などの場所を教えるためのもので、呼び方は「誘導チャイム」、「盲導鈴」などだそうです。

 成る程、そうだったのか。交差点の「ぴっ・ぴっ・びっ」の音と同じなのですね。あれも最初は何で鳴っているのか分かりませんでした。
 しかし、自分がその立場に無いということは是ほどに想像力が貧弱になるのかとチョッと反省させられました。
 こういうことはもっと一般の人にも情報として積極的に知らせたほうが良いのじゃないでしょうか。そうすれば、あの音を聞くたびに、そうした不自由を感じている人を思い浮かべることになり、ひいては少しでも相手を思いやる心も生まれてくるような気がします。
 何も知らずにあの音を聞くと、中にはうるさいと感じる人もいるだろうと思います。折角の善意が却って悪意に取られてしまうことにもなりかねません。もったいないことです。これも情報開示の一つじゃないでしょうか。

良いことも知りたい!

2002610日月曜日  第995話  群れ

 会社では中身がなくても声の大きい者の意見が通ることが多い。そんなバカなと思うかもしれませんが、体制に迎合して自分の意見を言わない人間が出世するような日本の大部分の会社では普通に見られることだと思います。それは右肩上がりの時代には十分に通用しましたが、その体質を引きずったままで体制に迎合しない個性的な社員を排除して来た企業が今低迷しているのではないでしょうか。
 それは日本の企業というだけでなく日本社会の特性であるのでしょう。それは、
第987話でも取り上げたように、短い休日や催し物などにに皆がこぞって出かけるようなところに現れていると思います。

 産経新聞6月3日の正論に作家 曽野 綾子さんが面白いことを書いていました。

 ・・・略

 私は昔から音声の大きいものを用心し、大勢の人が夢中になるものは本能的に避けて来た。小心のせいである。単純に説明すれば、人が押し寄せる場所に行けば、心理的にも肉体的にも、踏みつぶされる恐れがあることは初めからわかっている。お祭りの人出は言うに及ばず、ナチスからルワンダまで「虐殺」というものの手順は「集めて殺す」のだから人の集まる場所は危険だ、とこれも最近わかって来た。こういう反応は、ミミズの本能に近いものなのである。・・・以下略

 そうか!あの庶民が集まるところが嫌いな私も小心だったからなんだ。要するに、危険を恐れる本能がそうさせたのですね。納得です。単なる変人だと思っていました。
 確かに、人は群れたがる面があることも事実ですが、群れの中は疲れることも確かです。群れから離れて1人静かに過ごす方が好きな人も多くいるはずです。

 これで思い出したことがあります。第262話で取り上げた「五体不満足」の乙武洋匡さんがあの人懐っこい性格でありながら、友達が群がっているところなどには近寄れなかったと書いていたことです。それは、自分の体ではその群れに近寄ると命にかかわるという本能がそうさせたのだと言っていました。
 これなども、昨日の「
誘導チャイム」と同じで、その立場の人でないと分からないことですね。

 いずれにしても、群れたがる日本人の特性も変わるべき時が来ているような気がします。個性を受け入れる大らかな土壌が育って欲しいものです。

何時のことやら!

ワールドカップ、日本、ロシアに勝ちました1対0、やりますね!

2002611日火曜日  第996話  こけら

 「こけら落とし」の「こけら」が屋根の葺(ふ)き方(?)から来ているのだと知ったのは、以前テレビである有名人の豪邸を紹介していた時でした。駐車場の屋根をこけら葺きにしているとの事でした。桧皮葺(ひわだぶき)に似たようなもののようですが、もっと珍しく高価なもので神社仏閣くらいしか使われているところは無いとのことでした。多分今までにも知らずに見てはいるのだろうと思いますが、一度はどんなものか見てみたいものだと思っていました。

  9日読売新聞コラム「いずみ」にそんなこけら葺きのことが載っていました。

 金閣寺は、12月から来年3月にかけ、金閣(舎利殿)のこけら葺(ふ)き屋根を22年ぶりに葺きかえる。・・・中略

 こけら葺きは、椹(さわら)の木の薄板(厚さ約3ミリ)を重ねたもの。

 使われるこけらは約10万枚で、専門の職人が作業する。・・・以下略

 そうか!金閣寺がこけら葺きだったのか。しかし、さすが金閣寺ですふんだんに使っているようです。何時か見に行きたいものです。

 サワラ(椹)を調べてみました。桧に似ていますね。 館林市「茂林寺」は寄寓にもリンク頂いているミズさんところです。

 「こけら」の意味も調べてみました。字は柿(かき)とそっくりですが本来は違うそうです。

1)材木をおのや小刀でけずった時にできる、けずり屑。木片。

2)「こけらいた」に同じ。

 こけらとかきの違い 

 しかしながらネットの威力は本当に凄いですね。調べると、必ず何かの情報に行き当たります。

ネットの時代です!

2002612日水曜日  第997話  槙の実

 第665話で食べられる木の実の「茱萸(ぐみ)」を香川では「しゃしゃぶ」と呼んでいると書きました。名前が違っていたのでネットでもなかなか探し出すことができなかったのです。
 もう一つ、あの時どうしても探しだせなかったものがありました。どうも槙という木のようなのですがいくら検索しても見つけることが出来ませんでした。

 ところが、昨日の「こけら」を検索していて偶然見つけることが出来ました。

 九州各地で見かけた花熊本県の阿蘇地方や九州山地に咲く花で見つけました。

 これが槙の実です。

 シニアライフ悠・遊・友の。四季折々の風景(8)にもありました。こちらの方が分かり易いかもしれません。
 こうしてみると、九州に多い木なのでしょうか?

 そうですこの実です。それにしても、やっと見つけることができました。だるまのように二つの実が重なっていて、内側のみが赤黒くなり、食べることが出来ます。木の実は口当たりが弾力があって美味しくて結構好きでした。何時も、何で二つとも熟れないのだろうかと残念に思っていたのですが、どうやら、先の方は熟れないものらしいですね。
 この槙の木は、割と見かけるのですが、実がなっているのを見かけたことは最近はありません。見つけたらきっと我慢できなくて食べるだろうなぁと思っているのですが・・・。

 それにしても我ながら食べ物に弱いですね。もう一度、庭にこうした木々を植えたいものです。 又一つ、ネットのお陰で長年の疑問が解けました。

ネットさまさま!

2002613日木曜日  第998話  職業訓練

 毎朝8時過ぎに車で通う生活が再び始まりました。そうなんです、あの職業訓練校ビジネスアプリケーション科が始まって一週間たちました。まだ、実質5日間ですが、仕事を止めてから3か月のブランクと何年ぶりかの学校ということもあって結構疲れました。やっと慣れてきたというところです。
 講義内容は、まずはエクセルからでしたが、経験者が対象ということで、5日間で一通りを終えるというハードな内容でした。ある程度は使っていたので何とかついていくことが出来ましたが、知らないことも沢山あって良い勉強になりました。パソコンって本当に面白いですね。
 それにしても、時間の立つのが早いこと、あっという間に6時間授業が終わってしまいます。もっと時間を・・・。

 今後は、アクセスやVisual Basicになるので今以上に時間が足りなくて苦戦しそうです。この歳でプログラミングに挑戦するのは無謀かもしれませんが、何とかソフトを作れるところまではいきたいと思っています。
 特に、教えていただいている先生が、「
エクセルへの道」という自分のHPでソフトを販売されている程の方なので少しでもその技術に近づきたいと思っています。
 先生のように、何とか、パソコンにさわっていられる仕事に携われることが出来ればいいのですが、年齢というハンディは大きそうです。しかし、今は、そんなことを考えずに少しでも自分の技術を上げることに専念したいと思っています。

どこまでやれるか!

2002614日金曜日  第999話  コンピュータ

 エクセルを習っていて、今まで知らなかったことを知る度、その便利さに圧倒されています。しかし実際は、こうしたソフトが使えることが目的じゃなくて、そのソフトを使いこなすことでいかにその資料を分析して経営などに生かせるかということじゃないでしょうか。
 日本では、パソコンを使いこなすことが重視されていないばかりか、その使い手の地位は不当に低いようです。只の便利屋として扱われているのが現実じゃないでしょうか。まだまだ、そんなものは下のものにやらせておけば良い、管理職は人をいかに使うかが仕事だという古い時代の考え方が大勢を占めていると言って良いでしょう。要するに、現実から逃げているだけなのです。
 それだけに、パソコンをを使いこなして経営に生かせる経営者がどれほどいるのだろうかと疑問に思います。出来ると出来ないの差は大きそうです。

  市民のための環境学ガイド「温暖化論への挑戦」 06.09.2002にコンピュータに対する面白い考えがありました。

・・・略
 我々から見れば、「コンピュータなどは、単なる馬鹿」だ。しかし「馬
鹿みたいに有能」だ。言われたことを繰り返しをいとわずやる。計算間違 いをしない。大量のデータを間違わないで取り扱う。
 しかし、一番肝心なことは、コンピュータに命令を下すのは、人間だと
いうことだ。人間に未来を予測する能力がない以上、コンピュータにもそ の能力はない。人間の知的レベルが直接反映するのが、まさにコンピュ ータシミュレーションの世界である。

 何となくうなずけます。確かにコンピュータの力は凄いものがあります。しかし、所詮人間が与えた命令をこなすだけです。その速さと、正確さは人間の能力の及ぶところではありませんが、考えたり判断することは出来ません。
 使っていて、こちらがちょっとした間違いをしても全く修正してくれません。「このくらい融通を利かせてくれよ!」と何度思ったことか。
 その面では、人間には全くかないません。しかし、使い方さえ間違わなければ是ほど役立つものもないでしょう。コンピュータが出してきた資料をどう使うかが人間の仕事です。コンピュータに使われるのでなく使わなきゃ!

それが一番難しかったりして!

2002615日土曜日  第1000話  達成

 日本チームとうとう決勝進出を決めましたね。それも予選一位。今の若い人たちを見ていると、なかなか本番で力を発揮できなかった昔の日本人の内弁慶が無くなったようで頼もしいですね。
 イチロー選手や丸山選手など海外で活躍する若い人たちや今度の日本チームのような優秀な若者が沢山いるのですから日本の将来は案外明るいのかも・・・。早く、若い人たちに日本を任せたほうが良い結果が出るかもしれませんね。

 さて、ついに1000話になりました。発信するものもないのにマアいいか!で立ち上げたものながら、やるからにはせめて更新だけは続けようとやってきました。
 そうしているうちに何時のまにか500話を越え、何となく1000話を意識するようになりました。

 しかし、第636話で書いたように去年の6月半ばに残り365話を切る前頃からは一日でも休むとそれでもう書けなくなるような気がしてチョッと重荷になった時もありました。それでも、得意の「マアいいか!書けなきゃそれも良いじゃないか」と開き直ってからは比較的楽になったようです。この一年間は我ながら良く続いたものだと思ってます。
 単身赴任の終わりやら早期退職、今は、職業訓練といろいろと変化もありました。何度か、「今日こそもう駄目だ」と途切れそうになりながらも不思議に続けてくることが出来ました。
 
965話での教育入院の間も病院に泊まらずに乗り切ることが出来ました。看護師さんたちも変な患者だと思ったことでしょう。

 今は、ささやかな達成感を味わっています。これも、付き合ってくださった皆さんのお陰だと感謝しています。今後は、余りこだわらずに自然体で続けて行きたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。

さて、どうなることやら!

2002616日日曜日  第1001話  税金

 政府税制調査会(首相の諮問機関)が14日に抜本改革の方向性を示した。基本的には庶民にしわ寄せが来る消費税率のアップなどが考えられているそうです。長期的に税収を増やすことが基本のようです。やはり、庶民に対する視線は抜けているように思えて仕方ありません。
 税金を増やすより、いかに無駄遣いしないかを考えて欲しいと思うのは私だけでしょうか。公平に税金を納め、それがきちんと使われていると納得でき、生活さえ人並みに出来るのであれば、増税も甘んじて受けようというものですが、その基本的なところが信用できないのでは一円の税金も払いたくないと思ってしまいます。どうしてそんな簡単なことが分からないのか不思議でしょうがありません。

 トッテンさんNo.527 解決策は税制改革だで今の日本の停滞は、自分さえ良ければの風潮がもたらしたものであることを指摘しています。 

 要するに、為政者など日本の一部の富裕層が自分達の強者の理論で税金を決めようとしていることに原因があるということなのじゃないでしょうか。他人を思いやる心で税金を考えることが必要だと思います。
 そうすれば、
第479話第867話等で何度も取り上げたように幸之助さんの持論だった税金の無い国だって夢じゃないと思うのですが・・・。

 政府税制調査会にトッテンさんを入れて欲しいものです。それにしても、この国はやっぱり外人のリーダーで無いと変われないのでしょうか。
 今、見事に実績をあげて批判を吹き飛ばして絶頂のトルシエ監督や日産のゴーンさんとか外人のリーダーばかりが目立っています。今こそ批判を恐れない無私の心のリーダーが日本に求められていると思います。

やはり、トッテンさんかな!

2002617日月曜日  第1002話  先送り

 日本の現在の衰退は、あらゆる問題を先送りして誤魔化してきたことが大きな原因であることは誰でも認めるところだと思います。
 果たして、日本人は昔からそうだったのか、それとも戦後あたりからこうなったのでしょうか。

 実は、エクセルの講義がいよいよプログラミングに入ってきて、予習の必要が出てきたので取り組んでいたのですが、どうしても難しいところに来るとそこで止まってしまって、つい他のことに手を出してしまうのです。この性格は、昔の受験勉強のときからそうだったような記憶があります。
 今日も、行き詰って進まず、仕方なく草抜きで気を紛らせていたのですが、こちらもチョッと油断していると思わぬところに雑草が生えてきて驚かされました。
 このところ毎日少しづつはやっていたのですが、それでも油断があったようです。一通り終わったつもりだったのでチェックがおざなりになっていたようです。腰を落として、目を地面に近づけて見ると、いつの間にこんなに生えてきたんだと驚くほどあちこちかで芽をだしています。
 「政治家や官僚の不祥事も、雑草と同じで、常に目を配って、早い時期に手を打てばもっと楽に退治できるのだろうなぁ!」と考えてしまいます。
 こうやって、草抜きをしていると、何時も、日本の政治や社会の悪を雑草に置き換えて考えてしまうのは私だけなんでしょうか。

 そんなことを考えながらふと思いついたのですが、先送りの習慣は、もしかしたら戦後の受験戦争がもたらしたものじゃないでしょうか。というのも、受験テクニックでよく言われるのが、「解らない問題に何時までも取り組まずに、解る問題からやりなさい。」と言うものです。
要するに、一つのことにじっくりと取り組む性格の者は、そこで止まってしまい、その後にある簡単な問題を解くことが出来ず点数を稼ぐにはどうしても不利になるということです。
 つまり、受験のためのテクニックは本当に理解しているかどうかという教育の本質からはずれて、点数を取ることだけが目的ということです。要領の良いものが良い点数を取ることがあるということです。
 案外、小さな時からこんな受験テクニックをたたきこまれたことにより、そんな習性が身について社会に出ても同じ考えで行動しているのかもしれません。これはやはり教育の問題だったのでしょうか。
 
トッテンさん曰く戦後教育を受けたものが80年代から政・官・財のトップにつきだしてからこの国がおかしくなったということの原因はこんなところにあるのかもしれません。

案外当たっているかも!

2002618日火曜日  第1003話  自転車道

 最近、職業訓練への通学に坂出の高校が3校集まっている地区を車で通るのですが、その時、気になることがあります。
 それは、自転車通学の学生達が歩道と自転車道が兼用になっている歩道を走るのですが、その歩道が余りにも走りにくそうだということです。
 狭いうえに、道路に面した建物への通路が道路の高さに合わせて一段低くなっているので少し高さのある歩道面との高低差を埋めるために道が上下にうねっているので、何とも走りにくいのです。私も、自転車で走ったことがありますがあのうねった道を走るくらいなら車道を走る方がよっぽど安全で走りやすいと思います。あれが嫌で、ちょっとした距離もついつい車に乗ってしまうということもあります。
 学生さんもそれは同じだから、どうしても車道にはみ出て走るものが出てきます。そうなると、今度は事故が心配です。子供達の通学があんなに危険な状態になっているとは想像もしていませんでした。車の方も接触を恐れて避けて走ることになるので当然渋滞の原因にもなります。
 この道は私も学生時代(40年前?)に自転車通学していた道なんですが、今のように車の通行量が多い時代じゃなかったので当時はそんなに危険だとは感じなかったと思います。ところが、当時と道幅も変わっていないと思われるので通行量が増えた分その危険度は数倍増えていると思われます。事故が起きないのが不思議なくらいです。
 何でも、移動手段の中で自転車が一番危険という統計もあると聞いたことがあります。それも、きちんとした道路が無いことが大きな原因でしょう。

 高速道路の整備も必要だとは思いますが、まずは歩行者や自転車が安心して通れる道が必要な気がします。こんな光景を見ていると日本の政治がいかに人に優しくないかということに思い至ります。自動車ばかりを優遇して、人をないがしろにしてきた結果が毎年の一万人にもなる交通事故死の原因の一つにもなっているのじゃないでしょうか。
 せめて、市内では、自動車は一車線通行にして、通行量を抑え、その分歩道と自転車道を別にするなどして、人に優しい、趣のある道を作ったらどうでしょう。
 そうすれば、市内の移動くらいは自転車や歩きということになり、健康にも良いのじゃないでしょうか。省エネと健康のためにも人力を見直す時が来ているのかも。

これからは自転車の時代!

2002619日水曜日  第1004話  戦いの後

 ワールドカップベスト8ならず。残念でした。余りサッカーを見ない私も、思わず見てしまいました。根っからのミーハーかもしれません。
 しかし、スポーツは、やっぱり良いですね。良いものは心をうきうきさせてくれます。タイガー・ウッズは全米オープンに勝って年間グランドスラムに夢をつないでいます。もしかしたら、本当に達成されるかもしれません。
 イチロー選手は、相変わらず実力を発揮して期待を裏切らずに楽しませてくれています。4割は夢でしょうが首位打者は不動のようです。
 タイガー・ウッズにしろイチロー選手にしろ不世出の選手じゃないでしょうか。こんな素晴らしい選手を見ることが出来ると言うことは、もしかしたら、一番良い時代にめぐり合っているのかもしれません。何となく刺激されて、暫く止めていたゴルフの素振りを始めたりしています。

 しかしながら、何かを隠したかったマスコミや政治家が必要以上に煽ったとも思えるワールドカップで盛り上がった日本も、今日からは現実に引き戻されるのでしょうね。
 こうなるとマスコミのターゲットはあの鈴木宗男さんの逮捕に移って、又必要以上に騒ぐのでしょう。その動きも、何となく検察の
調査活動費横領隠しの意図が見え隠れしているようで信用できない思いです。
 いずれにしても、三流の政治家や官僚が跋扈する重苦しい日本の現状から一時の逃避で一流の選手たちを楽しんだ後だけにその落差に、一層むなしさを感じそうです。

後は、イチロー選手頼みか!

2002620日木曜日  第1005話  水不足

 4月に雨が多くて、今年は桜と同じで梅雨も早いと噂していたが、6月に入って入梅宣言があったものの殆ど降らないので心配していたら、案の定、早明浦ダムの貯水率が低下しているそうです。
 このままで行くと22日には貯水率が60%になり、第一次取水制限で香川用水への供給量を20%削減しなければならないそうです。

 去年も、貯水率の低下で取水制限があって、この部屋でも毎日貯水量を転記していたことを思い出します。
 調べてみたら、
第673話で始めて水不足に触れていました。そして、第675話から貯水量を書き始めています。今年より丁度一月遅いことになります。
 このまま、空梅雨になると去年より厳しいことになる恐れが大です。それにしても、「のどもと過ぎれば熱さを忘れる」を毎年繰り返している香川県民って私を筆頭に本当にバカですね。もっと何か根本的な対策は出来ないものなのでしょうか。

 そんな思いで、ニュースを見ていたら、今年の県知事選挙に34歳の貿易会社を経営している女性が立候補を表明していました。なんでも、仕事で行政の遅れが身に沁みたことが立候補の動機だそうです。どうせ、現役に挑戦する人もいないのだろうと諦めていたのですが、これは面白くなりそうです。
 保守王国の香川で地方からの改革が始まればこの国に大きな流れを作れるかもしれません。何とか頑張って欲しいものです。水不足と相まって暑い夏になりそうな予感がします。

水不足は勘弁して欲しい!

6月19日 早明浦ダム貯水率、66・7%

2002621日金曜日  第1006話  通学

 水不足の話が出た途端、今日(20日)の朝は久し振りの雨でした。尤も、水不足が緩和されるには到底及ばないもので朝のうちに止んでしまいました。

 第1003話でも触れた学園地区を通る通学途中で、またまた考えさせられる光景にぶつかりました。雨なので渋滞があるだろうと覚悟して早めに家を出ました。予想通り、何時もより渋滞していましたが、心配するほどのことはありませんでした。

 しかし、何時もと違うのは、路肩に寄って止まる車が少なからずあることでした。何だろうと見ていると、助手席から学生さんが降りています。
 そうなんです。雨が降ると車で送って来るのです。我が家で雨が降ると時々やっていたことなので知ってはいましたが、流石に目の前でそんな光景をみてしまうと、日本中が過保護になっていることを実感して、何となく複雑な気持ちになりました。
 子供の頃から、そんなに甘やかされていたらこれからの人生ちょっとした壁にも直ぐにつまずく抵抗力の無い子になりそうに思うのは私の考えすぎでしょうか。

 これも、考えれば自家用車が当たり前の時代ということが原因なのかもしれません。親の方に自分だけが雨が降っても自家用車での通勤で何の支障も無いことに後ろめたさがあるのかもしれません。
 車に頼りすぎた社会がこんなところにも影響しているとしたら考え直す必要があるのじゃないでしょうか。
 毎年一万人の犠牲者を出しながら、自分の身に降りかかるまでは真剣に考えることもなく安易に車にどっぷり漬かった生活。排ガス問題・省エネなど環境の面からも、このままで良いのか考え直す時が来ているのかも知れません。
 確かに、車は便利です。その便利さを味わってしまったら元に戻るのは簡単なことではありません。しかしながら、その車によって便利さや経済発展の恩恵を享受した裏には沢山の無くしたものもありそうです。果たして、本当に必要なのか、無くても済ませることが出来るのじゃないかを考えても良いのじゃないでしょうか。
 そして、もう一度、公共交通と、自転車と徒歩の組み合わせを考えることが必要だと思います。

不便を受け入れる余裕を!

2002622日土曜日  第1007話  日本人気質

 今になって思うのですが、今度のワールドカップでの日本人の負けっぷりの良さは何なんでしょうね。トルコとの試合も予選の時に比べてパスミスが目立ったような気がしますし、選手が手を抜いたとは言いませんが、予選の突破でどこか満足したところがあったのか何となく執念が足りなかったように見えたのは考えすぎでしょうか。
 その後の試合で韓国が執念を見せてイタリアに勝っただけにそんな思いにもとらわれました。それにしても、選手以上に諦めの良いのがファンなのじゃないでしょうか。マスコミも揃って良くやったありがとうで誰一人文句を言う人もいないようです。
 日本に負けたロシアでの暴動や韓国に負けたイタリアの一部リーグペルージャの会長がペルージャに所属している決勝点を入れた韓国選手を解雇すると息巻いたりしているのと比べると何とも物分りの良いことかと思ってしまいます。
 本当は、何で勝たなかったのかと責めたい人もいるのでしょうが妙に物分りの良いところを見せてしまう。多分、のめりこんでいるようでどこか冷めた目で見ていたのが現実だったのではないでしょうか。

 この性格が、日本の今の政・官・財の出鱈目に対しても現れているような気がするのです。他の国だったら暴動が起こっても不思議でないと思える異常時にも皆おとなしく辛抱している。これが日本の常識は世界の非常識と言われるゆえんなのかもしれません。

 しかし、これが必ずしも欠点とはいえないところもあると思います。この妙なおとなしさを世界の標準にすることを目指すのはどうでしょう。
 戦争放棄の憲法を誤魔化しながらも守ってきたのもそんな性格からだと思い、いっそのこと本当に戦争放棄を世界に広めることを宣言するのです。その為には日本の国が滅びてしまってもかまわないくらいの徹底した方針を世界に示せば、誤魔化しながら憲法を守っているより世界から尊敬されるのじゃないでしょうか。
 そして、自衛隊は、災害救助隊とでも名を変えて役に立ってもらったらどうでしょう。つまり、日本国内は言うまでもなく世界中の災害救援にどこよりも一番に飛び出していくのです。そうすれば、世界も日本を見る目が変わってくるでしょう。軍備費用より予算も大幅に削減できそうです。
 この日本人の異常なまでの物分りの良さはその為にあるのかもしれません。世界に日本の異常さを広めましょう。おとなしい日本人を見てそんなことを考えてしまいました。

考えすぎかな!

2002623日日曜日  第1008話  ザ・スクープ

 警察の不祥事の追及や、最近では検察の調査活動費横領問題など権力の腐敗を鋭く追及していて、「こんなことをやっていると上からの圧力がものすごいのだろうなぁ!」と心配していた「ザ・スクープ」がとうとう放送終了になるそうです。キャスターの鳥越さんの「あのくさこればい」の第836回で知りました。

 とうとう恐れていたことが現実になったようです。全国ネットから縮小されて一部地域だけになり、ネットでの配信をしながら全国ネット復帰を狙っていたようですが、やはり権力に敗れたのでしょうか。
 この番組に注目したのは
第233話で取り上げたあの桶川ストーカー事件からでした。あの時から鳥越さんにも注目して「ザ・スクープ」を楽しみにしていました。そして、「あのくさこればい」も知り、サイト巡りのなかに入れていました。
 その後も、警察の不祥事の追及には目を見張るものがありました。リンクさせていただいている「
隠された真実」も番組で取り上げられたのを見てその家族愛に感動して第548話でこの部屋に書いていたのがご縁でした。第722話でもそのあたりに触れています。

 それにしても、わずかに残っていた良心的なこういう番組がなくなるということは、マスコミが体制におもねったのか、権力の圧力に屈したのかどちらかなのでしょう。テレビ朝日も所詮は体制派ということでしょう。
 折角、内部告発という流れが出来つつあったものが、こんなことで水を注されることにならなければ良いのにと心配になります。
 腐りきった体制を壊すのは内部告発により世間にその実態を知ってもらい、世論をバックにつけることが唯一の方法である今の時代にその象徴のような番組がなくなることは国民にとって大きな痛手になると思います。またぞろ警察のたがが緩みそうな気がします。
 こういう番組がもっと増えることによって権力の腐敗を国民が見張ることこそが、この国を良くする一番の近道になると期待していたのに残念でたまりません。

やっぱり検察を敵に回したのが・・・!

2002624日月曜日  第1009話  マスコミ

 韓国のベスト4入りに「やるもんだ!」と素直に関心していましたが、どうやら大きな裏がありそうです。
 この間のソルトレークシティの
冬季オリンピックの審判問題と変わらないことが行われているようです。イタリア戦もスペイン戦にも世界からの抗議の声が上がっているようです。
 騒いでいないのは日本のマスコミだけなのかもわかりません。23日の読売にはその失われたスペインの2点について少し触れていましたが、抗議するような書き方ではありませんでした。少なくとも私は「そんなこともあるんだろうなぁ」とは思いながらも余り疑問を感じませんでした。
 日本のテレビニュースなどでも、そのあたりはさらっと流されているので気がつきませんでしたが、ネット巡回をしていて始めてそのおかしさに気がついたものです。

 韓国の勝ち進みで、日本の予選突破が段々色あせてくるのは仕方ないと思いますが、その裏にこんな審判問題があるとすれば、日本選手にとって余りにも気の毒です。
 あのペルージャの会長の大人気ない言葉にも、そんな審判問題があるとおもえばわからないこともないところがあります。アメリカ戦でゴールの後、スケートの真似をして、ショートトラックで幻の金メダルとなった韓国選手の件で抗議の姿勢を見せたことを考えると皮肉としか思えません。
 しかし、あの
シドニーの柔道の判定といい、ソルトレークシティの問題といい何時からスポーツの世界はこんなにおかしくなったのでしょう。ホームデシジョンは何時の時代にもあったこととは言いながら、オリンピックなどの大きな大会で是ほど目立つようになったのには何か訳がありそうな気がします。やはり、お金でしょうね。

 ここまで露骨に審判の不正が行われると日本も同じ開催国として世界から同じように見られそうで心配です。今後、大きな問題にならなければ良いがと心配します。
 しかし、あの判定と同じことが日本のゲームで行われたら日本人は素直に喜ぶのでしょうか。良くルールを知らない私のようなにわかファンが多いだけに、だまされて喜びそうですが、反面もう少し非難の声も上がりそうな気がします。それが武士道にも通じる日本人の良さだと思うのですがどうでしょう。買いかぶり過ぎでしょうか。

 それにしても、日本のマスコミの情報操作は段々酷くなってきているのかもしれません。昨日の「ザ・スクープ」の中止があっただけに考えさせられます。

やはり、ネットが頼りか!

2002625日火曜日  第1010話  テレビ

 FIFAが遂に審判問題を認めたそうです。単なる審判の技量の問題なのでしょうか。技量不足は残念ですが、裏で何か取引があるよりその方が救われるところがあるような気がします。

 ところで、マスコミの情報操作といえば、第979話で取り上げた「有田芳生の今夜もほろよい」の有田さんが、いよいよ日木流奈さんの本に対する批判の本『意義あり! 「奇跡の詩人」』を出版されるそうです。
 
「酔醒漫録」にそのいきさつがあります。それにしても、NHKと講談社は反省しているのでしょうか。
 私なんか、有田さんの
HPを読まなかったら未だに感激したままだっただろうと思います。結構批判精神を持っているつもりでも、やはり目から情報が入ってくるテレビには弱いですね。つい信じてしまいます。
 特に、
NHKとなると、「視聴率狙いの興味半分のものは少ないだろう」という先入観があり、どうしても信じてしまうところがあります。NHKに、こんなことをやられるとその影響力は民放以上のものがあると思います。影響力を持っているものはもっとその中身に責任を持って欲しいものです。
 今回の、ワールドカップの報道も民放と同じように騒ぎすぎのような気もします。そのくせスペインのゴール問題は敢えて放送しなかったようです。何らかの思惑があるのでしょうか。やはり、政府と組んで情報操作をしているのでしょうか。

 こうなると、いよいよテレビを中心としたマスコミの報道には注意が必要なのかもしれません。自分で判断するしかないということのようです。

益々、ネットが頼り!

2002626日水曜日  第1011話  愛国心

 今回のワールドカップで日の丸や愛国心を改めて考えさせられた人が多いようです。愛国心って何でしょうか。
 
986話でも書いたように人間誰しも地元意識というものはあると思います。と言うか、そこで生まれ育ったということは少なくとも他の場所よりはそこを知っていると言うことです。
 つまりは、その土地に対して沢山の情報を持っているということになります。それが愛・憎どちらにしても思い入れが大きいということでしょう。

  しょせん、人間というか生き物にとっては自己愛が一番強いのではないでしょうか。自分を一番愛し、次に家族、友人、知人、一族などが続き、次に生まれたり住んでいる土地、その次が地域、市、県、と範囲が広まり、国となる。そして、アジアと広がり最後は地球でしょう。
 今回は国の対抗ですが、高校野球などは県単位と常に自分が属するものが対象となります。つまりは、どちらを良く知っているかで応援するのが人情というものだと思います。だから、極端な話、宇宙戦争にでもなればふだん争っている国も地球連合軍として団結するはずです。面白いものですね。
 それなら、最初から地球人として仲良くやれば良いと思うのですが、そうも行かないところが人間の人間たる所以なのでしょうか。

 しかし、やはり、身近に知り合うことこそが相手を愛する一番の近道であることは間違いないはずです。つまり、世界中の人が混ざり合うことこそがお互いを知り合う一番の方法だということです。
 だからこそ、今、ヨーロッパで移民や難民の受け入れを抑えようと言う流れが起きていますが、今は苦しくても受け入れることが将来の世界平和につながると思えるのです。
 それだけに、
第978話でも書いたように日本も苦しくても外国の人々を受け入れることが大切なのではないでしょうか。

甘すぎるかな!

2002627日木曜日  第1012話  エア・ドゥ

 第319話で触れたエア・ドゥが民事再生法を申請しました。丁度二年前の浜田社長の急死で只でさえ経営が不安視されていたのがとうとう現実となった。
 既に危機に陥っていた証拠は浜田社長の急死の後、後継者がなかなか決まらなかったことにも現れてはいましたが、こうして現実のものとなるとやはり寂しいものがあります。


 ひとりの夢から現実となった新しい航空会社でしたが、国土交通省や競争会社、そして地元の逆風を乗り越えるにはその本人がいなくなったことの影響は想像以上のものがあるような気がします。
 いやいや経営を引き受けてどうにかなるような状況に無かったことは確かでしょう。引き受けざるを得なかった方も気の毒な犠牲者というところでしょうか。

 こういう新しい事業には、創業者の燃えるような情熱があってもそう簡単なものではないと思われます。まして、国土交通省のような規制の権化の敵がいるのですから。
 黒猫ヤマトの小倉会長の戦いが良い例でしょう。浜田社長が生きていたからといって成功したかどうかは解りませんが、浜田社長以上の情熱を持つ人を得て初めてその可能性があったと言うことだと思います。

 同時に参入した、もう一つのスカイマークエアラインズが黒字化の目処が立ったのと対照的な結果となったのは、やはりリーダーがいたかどうかの差のような気がします。尤も、累積赤字を縮小するところまではいってないようですが…。
 それにしても、どちらも地元の人たちが冷たいように思われるのは私だけでしょうか。この
2社のおかげで運賃の大幅下落が実現したのですからもう少し応援してもいいのじゃないかと思います。

 26日の四国新聞コラム「一日一言」がそんな気持ちを代弁してくれていました。

 ・・・略

 ところで讃岐の三大格安料金を知っているだろうか。昼飯代とガソリン代と写真のDPE。いずれも既成構造に挑戦する人がいて実現した。同じ値段なら挑戦者を応援する―そのくらいのゆとりと知性がなければ自由は守れない。

 「同じ値段なら挑戦者を応援する」 これです。これが言いたかったのです。もっと言えば少しくらい高くても応援するくらいの気概が欲しかった。それが大幅な運賃下落をもたらした貢献者に対するせめてもの心意気というものじゃないでしょうか。つぶされれば、いずれ運賃は元に戻る事になるのですから。

いずれにしても残念です!

2002628日金曜日  第1013話  生真面目

 長い間通勤時間の短さを享受してきたせいで久しぶりの長時間通学(と言っても20分程度ですが…。)のために、車を運転しながら考え事が多くなります。何しろ以前の会社は車で5分位でしたから。
 と言う事で、
第1006話に続いて、またまた雨の日の通学途中で思った事です。雨の日はどうしても渋滞になります。日頃は歩きや自転車の人も車でということや速度を落とす事も原因でしょう。
 そんな事を思いながら運転していて信号で止まっていて気が付いたのですが、真面目な人や運転のちょっと不得手な人と言うのはどうしても信号を真面目に守ります。特に右折などでは対向車がちょっと途切れた間を縫って曲がるなんて芸当は出来そうも無いのでどうしても後続車がたまる事になります。
 そのために、必要以上に渋滞の原因になるのですが、これが雨となると当然もっと酷い状態になります。
 実は、こんな事思ったことも無かったのですが、渋滞の後ろについていてふと気が付いたのです。信号を守る事は絶対に必要な事なのですが、そこで一台でも二台でも信号を渡ると当然渋滞は少なくなると言う事になります。もちろん、事故を起こすような無理はとんでもない事ですが、意外とそんな事も渋滞の原因になっている事にいまさらながら思い至りました。
 こういうのを必要悪とでも言うのでしょうか。人間真面目だけでもいけないのかなぁと考えさせられました。正しいと信じてやっている事も他人の迷惑になっている事が沢山あるのでしょうね。尤も、命をかけてまでやることじゃないですが…。
 それにしても、必要以上に車に依存した生活の方をどうにかした方がよさそうです。

長距離運転(?)は考え事が多くて危ない!

2002629日土曜日  第1014話  振り子列車

 第531話でも書きましたが、松江への出張の時は、よくJR岡山駅から伯備線の特急八雲を利用しました。この八雲が知る人ぞ知る振り子列車でした。初めて乗ったときにそのゆれに驚いたものです。
 乗り物酔いは殆どしない私でもチョッと気分が悪くなるほど酷い揺れを感じたものです。通路を歩くのはころばないように座席の背もたれをつかみながら恐る恐るといった感じでした。お年寄りや体の弱い人には酷な列車です。
 あれで、初めて振り子列車を経験した私も、これは使い物にならないと思ったものです。ところが、四国で松山行き特急潮風に乗ったときにその考えは吹き飛びました。カーブでの傾きが、何ともスムーズな走りで、スピードも昔の列車とは段違いのようでした。これなら、八雲のように酔う恐れもないと感じました。
 八雲は車両も古く、線路も山中でカーブがきつくて多いというハンディがあることを割り引いてもその差は驚くものがありました。多分初期の頃の振り子列車だったのじゃないでしょうか。車両も重そうでした。
 それに比べて、潮風は車体もスマートで見るからに軽そうな感じでした。

 「これなら、使い物になる。技術は進歩しているんだなぁ!」と感心したものです。」

 そんな技術が新幹線にも取り入れられるというニュースが、28日の読売新聞にありました。2007年には、今最速で2時間30分の東京―新大阪間が10分の短縮になるそうです。3時間10分だった初期の頃からすると1時間近い短縮になるんですね。東海道線はカーブが多くてこれ以上のスピードアップは難しいと言われていただけに期待したいものです。
 しかし、本当に技術の進歩には、感心させられます。いずれ今の線路のままで2時間を切る時代が来るのかもしれません。
 スピードもそうですが、新幹線で一番評価していいのは創業以来の運行上での死亡事故ゼロでしょう。事故の少ないと言われる飛行機もこの記録には及ばないでしょう。最高級の賛辞を捧げられる価値があると思います。
 どうして毎年一万人の死亡事故がある自動車の方を優遇するのか不思議でしょうがありません。やっぱり、庶民の命より自動車業界やゼネコンの方が金になるからですかね。

 いずれにしても、自動車より公共交通の充実の方が必要と思っている私には興味ある話しでした。

公共交通頑張れ!

2002630日日曜日  第1015話  夏の背広

 半そでのポロシャツにズボン(パンツとはどうしても言えない。)、もちろんポロシャツの裾はズボンの中へ(これもどうしても外に出せない。)、ベルトもしない、そして裸足にスニーカーと小父さん丸出しの格好で毎日通学しています。もちろんネクタイなんてものは無しです。
 これが良いんですね!久し振りにネクタイと背広の生活から開放されて快適そのものです。職が無いのは悲しいけれど、こんな自由な生活やめたくないのも本音です。もうサラリーマンには帰れないかも・・・。

 29日の読売新聞の読者のページに夏の上着着用習慣見直そうという投書が載っていました。京都議定書批准に賛成した国会議員諸氏に、先頭に立ってアピールして欲しいというものでした。

 本誌の記事の方では帝人が7月下旬から8月末まで、大阪と東京の本社ビルで「ノーネクタイ・カジュアルデー」を実施する。大阪ガスや武田薬品工業なども一、二年に始めていると紹介していました。

 良いですね!所詮は縦社会のこの国では上が率先してくれないと広まらないのですから。まずは日頃から国民に迷惑をかけている政・財・官のえらいさんたちに、せめてもの罪滅ぼしとして実行して欲しいものです。その省エネ効果たるや馬鹿にならないものがあると思います。

 それにしても、私も、この時期になるとこの件について毎年書いていますね。第517話第659話第678話と、もしかしたら一番多い話題だったりして・・・。
 しかし、こんな単純で効果のありそうな良いことができないことが日本の先送り問題を象徴しているのかもしれません。

職と引き換えにしか手に入れられない快適さとしたら悲しい!

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