団塊の世代の部屋(47) 

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200361日日曜日  第1351回  太陽光発電

最近外回りの途中で、坂出には余り普及していないと思っていた太陽光発電を設置している家を又見つけました。
 もしかしたら、気がついてないだけでもっとあるのかもしれません。何時の日にか、我が家にも取り付けたいものです。今の所、夢の又夢の状況です。

5月30日の夜7時のNHKテレビ「羅針盤」は多分毎週金曜日夜の四国地区だけのローカル向けの番組だとおもいますが、四国のクリーンエネルギーの取り組みを取り上げていました。
 風力発電・太陽光発電・バイオマスなどを紹介していましたが、その中でも、私の大好きな太陽光発電が興味深いものでした。

 第1139回で地域通貨を教えてくださった運営委員・中川さん太陽光・風力発電トラストでも書いている方式を高知県で実践しているのです。
 30人が集まって10万円づつ出し合って、300万円の太陽光発電装置を企業に設置して電気を買って貰い、その売上を出資者で分けると言うものです。

 そうです、第1259回で書いたあのフライブルク市でやってる方式です。協力企業の第一号はコープよしだ店です。コープの専務さんがコープにとっても環境を考えているということをお客様にアピールできると喜んでいました。こういう考えの企業が多く現れると良いですね。

 早速HPを探してみました。

 21世紀地球市民の会がそうでした。

 HPを見ていると、この「高知・市民共同発電所“太陽くん”1号機」開所式であの中川さんが基調講演をされているじゃないですか。
 そうだったのか、これで納得。
 以前、中川さんにトラストに参加しないかとメール頂いたのですが、無職の身で余裕も無く参加できなかったことを情けなく思い出しました。
 いよいよ、四国にも展開されたのですね。何時かは参加できる身分になりたいものです。

残念ながら未だ余裕なし!

200362日月曜日  第1352回  自転車道

 ヨットで太平洋横断した堀江健一さんの頃からだろうか、世界を自転車や歩いて回ったり、リヤカーを引いて回った人もいた。ヨットで世界一周というのもありました。
 それ程でなくても自転車や走ったり歩いて日本一周というのはかなりの人が挑戦しているのでしょうね。
 我々が学生の頃には地元ということもあって、自転車やバイクでの四国一周というのが結構はやっていいたように思います。軟弱な私は、車でさえやったことありませんが・・・。

 しかし、そんな冒険の報道を見るたび、その挑戦する心に感心しながらも、事故に巻き込まれること無く無事に成功すればいいがと要らぬ心配をします。
 現実にアメリカ大陸横断中に亡くなった方もおられました。どれくらいの方がこうした事故に遭っているのでしょうか。
 そういえば、時々見かける歩いて回っているお遍路さんなんかも事故に巻き込まれた人もいるんでしょうね。

 1日の読売新聞に「自転車で日本列島縦断 73歳追突され死亡」という悲しい記事がありました。

 31日新潟県の国道8号のトンネル内で左脇の路側帯を走っていて大型トラックに追突されたものだそうです。

 車でさえ怖いトンネルの中で自転車専用道でなく路側帯(白線で書かれているだけのものだろうと思います)を走っていたというのですから今までにも同じような事故はあったのじゃないでしょうか。
 それでなくても
同じ平面を走っている限りは何時かは起きる事故ともいえるでしょう。余りにも貧弱な道路行政に怒りを覚えます。
 どうして、こんなに弱者をないがしろにした道路が何時までも放っておかれるのでしょう。

 第1347回でも書きましたが、日本中を安心して走れる自転車道や歩道の整備ができれば、こんな悲しい犠牲者は激減するはずです。一日も早く自動車優先の道路行政を変える必要があります。
 リソナ銀行に2兆円をつぎ込むよりこういうところに金を使って欲しいと思うのは甘すぎるのでしょうか。

何が本当に大事なのか!

200363日火曜日  第1353回  交番

 無駄な公務員が多いのは腹立たしいが、本当に必要な人員まで削減してしまうことはやはり問題がありそうです。
 この問題については、
第1194回第1195回第1203回第1252回第1253回第1254回と何度も書きました。
 特に第一線で働く警察官の人員不足が最近の犯罪や交通事故などの増加に大きく影響しているようです。

 そんな現状を、6月1日の読売新聞コラム「自由席」が「交番の体制を強化せよ」のタイトルで書いていました。

 ・・・略 

 地域社会の安全を守る拠点として交番は、近代警察創設と共にスタートし、明治以来百三十年の歴史がある。わが国特有の制度なのだが、世界各国に取り入れられて、今や、「KOBAN」は、英語の辞書に載るほどだ。

 シンガポールでは、日本の国際協力によって1983年6月から交番制度が導入された。・・・中略

 ところが、である。

 刑法犯の検挙率が20%そこそこにとどまり、治安悪化に歯止めがかからない日本で、交番制度の弱体化が指摘される。まことに皮肉だと言うほかない。・・・以下略

 取り締まられなければ法律を守れないというのは悲しいですが、所詮人間はその程度のものと諦めるしかないのかもしれません。

ここまで日本がおかしくなってしまったのには、必要な所に必要な人員を配置することが出来なかったことが原因の一つであることは間違い無さそうです。
 何でもかんでも、ヒステリー状態の反対のための反対でおかしくなってしまった日本の今を象徴しているのかもしれません。

 人間の能力には限界があります。坪内寿夫さんが言うように、「人員を少なくすれば精鋭になる」と少ない人員で過剰な労働をさせると過労になったりどこかで手を抜くということになり結局は効率が落ちるのは間違いないと思います。
 もう一度一から本当に必要な人員配置を考え直すときが来ているのは間違い無さそうです。

あくまでも余裕が必要!

200364日水曜日  第1354回  検挙率

 昨日、警察の人員増について書きましたが、何時ものサイト巡りでその警察の危機について書いた面白いものがありました。

 宮崎学のWebサイト 6月1日、「少年法」以前に警察を改正しろ より

 ・・・略

 結局のところ、すべては犯罪検挙率の低下にこそ問題はある。
今やわれらが警察の犯罪検挙率は
20%を割った。東南アジア諸国にも比肩するレベルだ。要は警察のだらしなさ。抑止力が働かないからと言っていい。
 人間だれしも楽していい暮らしがしたいと考えている。
それを手っとり早く得るには法律を犯す必要がある。しかも捕まる可能性はきわめて低い、となれば、犯罪に走る者が増えるのは自然の道理や。
 いくら法律を改正し、処罰を厳しくしたとしても警察に捕捉能力がなければ、すべては絵にかいたモチ。警察の質の低下に歯止めをかけないかぎり、問題の解決などありえない。・・・以下略

 宮崎さんは、検挙率の低下を警察の質の低下と捕らえられています。その考えには基本的には賛成ですが、第一線の人たちにとってはチョッと厳しいのじゃないかなとも考えます。
 上の人間は極力少なくすることは大賛成ですが、現場の人員が減らせば士気の低下をもたらすことになり、もっと質の低下につながることになると思います。
 ここは、目をつぶって、現場の人員増を計り、余裕を持たせることこそ早急に検挙率を上げることになるはずです。
 というのも、車のスピード一つ取ってみても、道路に警官の姿があるだけで思わずアクセルを緩める私のような小市民は多いはずですから、それなりの効果はあるはずです。
  同じように、あちこちで警官の姿が見えるだけで犯罪防止にはかなりの効果を発揮しそうです。
 どれくらい増やせばいいのかは分かりませんが、人員増が一人ひとりに余裕をもたらすことにより、質の向上も図れることになり、心配するほどには増員しなくても済みそうな気もします。

 いずれにしても、宮崎さんの言われるように犯罪検挙率の低下こそが問題であることは間違い無さそうです。
 残念ながら、今の所は、悪いことをすれば取り締まられるという恐れを持たせることしか犯罪の減少に効き目がないことは事実ですから、一刻も早く手を打たないと、この状況から抜け出せそうもないと思います。

悲しいことですが!

200365日木曜日  第1355回  高速道無料化

 いつものネット巡回で興味深い情報がありました。第562話で取り上げた高速道路の無料化をあの民主党が公約に掲げたと言うのです。

 1日、中日新聞  民主方針「高速道を無料化」衆院選公約に掲げる

 民主党は三十一日、次期衆院選の具体的な選挙公約「マニフェスト」の目玉政策に「高速道路通行料金の無料化」を掲げる方針を固めた。・・・中略

 民主党が検討している案では、日本道路公団と本州四国連絡橋公団は廃止し、両公団が管理する高速道路を即時に無料化する。

 年間約二兆円の通行料収入の代替財源として、自動車保有税(仮称)を創設、乗用車一台当たり年間五千円、営業車十万円を新たに課税する。ただ首都高速と阪神高速は、都心への車の流入を制限して渋滞や大気汚染の緩和を図るため、当面は有料制を維持する。・・・以下略

 本当でしょうか。ただの選挙目当てで無ければ良いのですが・・・。それにしても、全国紙ではお目にかかれないのですが、どこかが書いているのでしょうか。
 これが実現できたら日本の国は変わるでしょうね。第一死んでいた瀬戸大橋も生き返ります。坂出が日本の中心の冗談が本当になるかも。
 しかし、流通はどう変わるでしょう。渋滞はなくなるでしょうか。それとも皆が高速に群がって却って渋滞になるか、そのかわりに一般道の渋滞がなくなって歩行者や自転車が事故に巻き込まれることも減るかもしれません。私の頭では想像もつきません。でも、やってみる価値はあると思います。

 何はともあれ、民主党もやっとまともな公約を掲げてきましたね。このくらい思い切った改革をやらないと日本はもうどうにもならないことがやっと分かったのでしょうか。
 この調子で本気で日本を改革する気になれば政権党も夢ではないかもしれません。久し振りに、夢を与えてくれるニュースでした。

それにしても、何でどこも書かないのか!

200366日金曜日  第1356回  西郷さん

 久し振りに懐かしい言葉を見つけました。この部屋を始めてすぐの頃に取り上げた「西郷南洲遺訓」です。

2日読売新聞 月曜ほのぼの香川版コラム「心に届いた言葉」より

 ・・・略

西郷隆盛の言葉をまとめた「西郷南洲遺訓」の中にある「万民の上に位する者、己を慎み、品行を正しくし、驕奢を戒め、節倹を勉め(中略)下の者の勤労を気の毒に思う様ならでは、政令は行われ難し」。・・・以下略

 西郷さんって良いこと言ってますね。南洲遺訓なんて読んだことも無いので、こんな言葉を言っているとは全く知りませんでした。
 どちらかと言えば、
清濁併せ呑むの典型の人として、未だに日本人が太った貫禄のある人をよしとするのは、この人のその風貌が影響しているような気がしてもう一つ好きになれない所があるのですが、こんな言葉を知るとそんなことも言えませんね。何時までも人気があるのも分かるような気がします。

 これこそがサムライの心でしょう。今の、日本の為政者達がこうした心の何分の一かでも持っていたら、この国もここまでぼろぼろになることも無かったような気がします。
 もうこんな人は出て来ないのかも知れません。しかし、もし出てきても、明治の時と同じように潰されるだけなのかも・・・。
 英雄待望というのは所詮夢なのでしょうね。

良いのか悪いのか!

200367日土曜日  第1357回  検察

 ご多分に漏れず結構車きちがいだった私が何時の間にか車の運転が嫌いになったのはネズミ捕りや白バイなどに何度かつかまり、罰金を払うことが余りにも腹立たしくバカらしくなったからでもあります。生来、ケチな私としてはあの無駄な罰金を二度と払いたくないと思ったのです。
 しかし、今になって考えると、厳しい取締りで運転が嫌いになったことは良かったのかもしれません。あのまま、スピード狂を続けていたら、きっととんでもない事故を起こしていたような気がします。もしかしたら、交通刑務所行きになっていたかも。腹立たしかった厳しい取締りに感謝しなければいけないのかもしれません。

 ところが、そんな取締りが何時の頃からか変わっていたようです。

 加害者天国ニッポン の なぜ、交通事故が軽く扱われるのかを読んで、とんでもないことが行われている事に驚かされました。

 ・・・略

 交通戦争と言われた時代、悪質ドライバーと国の戦いの時代のシンボルが昭和43年頃立法された業過致死傷罪の法定刑3年から5年への引き上げです。交通事故の厳罰運動で、1年間99万人の被害者が昭和51年に60万人にまで激減したのが交通戦争の結果です。山の線が右下がりに急激に低くなってます。加害者と国との交通戦争に国が圧倒的勝利でした。捜査の現場も厳しいものがありました。初犯から実刑をの時代でした。捜査官の使命感はこの時期は相当の熱があったと言います。国と加害者の戦いでした。・・・中略

 これが、丁度私が運転を始めた頃でした。やはり厳しかったようです。それが・・・。

 法の運用 −検察の手抜きー

検察の極端な起訴率低下という運用に原因があります。

法の運用面です。検察による法の運用の妥当性が問題です。

日本の交通事故が軽く扱われている根本原因は、法でなく運用にあり、検察の意図的な極端な起訴率低下の運用にあります。犯罪白書によれば、昭和60年の73%の起訴率が平成12年には11%台まで低下してます。『検察の疲労』(産経新聞)では、東京で8%とされてます。被害者の目から見れば、明らかな手抜きがあります。人を怪我させても無罪放免が9割です。交通事故は犯罪扱いされなくなったのです。・・・中略

 何時の間にかこんなことが行われていたのですね。運転に興味を失い、特に単身赴任の大阪時代には殆ど地下鉄やJRを利用していたこともあった所為か、取締りがそんなにゆるくなっているのに気がつきませんでした。
 こんなことが原因で、交通事故が増えたのだとしたら、許せないですね。この検察の手抜きの為に、交通警察官のモラルが低下してしまっているそうです。

 ・・・略

 どんなに丹念に捜査、送検しても大半は起訴されないケースばかりなので、『ストレスがたまりやすく、他の部署に比較して評価が低い』とされるのです。・・・以下略

 これじゃ、第1354回などで提案した現場の警官の増員も効果をあげることは出来ないかもしれません。
 何だか、根本のところでこの国は崩壊してしまっているのかもしれません。

 あの、三井環さんの内部告発の調査費どころか、基本的な仕事の面で狂っているようです。これじゃ、警察官を幾ら増員しても日本の国が良くなるわけ無いですね。

もう救いようが無いのかも!

200368日日曜日  第1358回  瀬戸大橋ウォーキング

 瀬戸大橋の無料化の話題が出てきたかと思ったら、もっと、現実は動いているようです。
 
第298話で書いた瀬戸大橋の点検用の通路が歩道として使われるそうです。但し、期間を限ってのことです。しかし、ここまで来ると実現も近いのかも・・・。

 6日、四国新聞より

 海上65メートルを歩いてみませんか―。架橋十五周年を迎えた瀬戸大橋の利用促進策として、香川、岡山両県と本州四国連絡橋公団が夏休みに企画している体験イベント「マリンツアー」「スカイツアー」の現地説明会が六日、報道関係者を対象に坂出市与島付近で行われた。眼下に瀬戸内海が迫る「空中散歩」はスリル満点。同公団などは「できるだけたくさんの人に体験してもらいたい」と、参加者を募集している。・・・以下略 

 詳細は香川県のHPで、応募方法も出ています。

 しかし、公団も変わってきましたね。一体何があったのでしょう。不思議な感じがします。とはいっても、歩いて岡山まで渡れる日が夢で無くなる日が来るかもしれないと思うとわくわくします。
 いよいよ、瀬戸大橋が世界の観光地になれるときが来るかもしれません。こうなれば、あとは、坂出市与島に駅をつくることです。そして、これはそれ程歓迎はしていませんが、
カジノもありかもしれません。
 そして、東京からでも乗り換えなしで
フリーゲージの新幹線で来ることが出来ます。そこまでやれば、本当に瀬戸大橋は生き返るかもしれません。

面白くなりそう!

200369日月曜日  第1359回  にがり

 坂出といえば、今や瀬戸大橋ですが、昔は塩田が有名でした。団塊の世代ならみんな教科書で習った覚えがあると思います。事実、学生時代に出身地を坂出と言えば、殆ど、「ああ、あの塩田の」と反応が返ってきたものです。
 入り浜式から竹の枝を使った枝条架に変わり、今や塩田は跡形も無くイオン交換樹脂による製造方法に取って代わられてしまいました。(
坂出市塩業資料館
 塩田跡地は工場や住宅地に変わってしまい、塩田を思い出させるものは残っていません。教科書にも載ってないのでしょうね。
 子供の頃には、近くの塩製造工場に屋根付きのプールのようなものがあり、そこは「
にがり」が満々と貯められていました。一見プールに見えましたので泳ぎたい誘惑に駆られたものですが、工場内ということもあったし、薄暗いし匂いがきつかったのとで流石に実際には泳がなかったことを覚えています。
 その「にがり」と言う名前は何故か知っていましたが、豆腐を固まらせるのに使われるなんて事を知ったのはずっと後年のことでした。

 そして、豆腐屋さんでもあまり使わなくなったと言われる、その「にがり」が今になってブームになっているそうです。

 6月3日 読売新聞 コラム「家庭とくらし」にがりをプラス より

 海水から作られるにがりが今注目を集めている。豆腐を作る際に豆乳を固めるものとして知られているが、ミネラルを豊富に含んでおり、コーヒーやみそ汁に少量を入れれば、不足しがちな栄養素を手軽に補えるというのが人気の理由のようだ。・・・以下略

 例によって、健康志向のテレビ番組で紹介されたのがブームの始まりのようです。本当に何が、脚光を浴びるか分かりません。
 偶然、営業で訪問した
讃岐塩業の総務部長さんも突然のブームで問い合わせが増えて驚いたと言っていました。

 しかし、豆腐の製造でさえ自然志向にこだわっている所くらいしか使うことがなくなっていたといわれるのに、コーヒーにまで入れられるようになるとは驚きですね。
 水道という安全な水があるというのに石油より高いミネラルウォータに群がるブームを思い出してしまいます。果たして、定着するのでしょうか。

面白い時代です!

2003610日火曜日  第1360回  万景峰号

 第1342回でどうなるか心配していた北朝鮮の万景峰号が9日の来航を中止しましたね。
 現状の法律では、入航をとめることができないなどという日本政府の情けない対応に、もどかしさを感じながらも、本当に来るのかと複雑な思いでした。
 こうやって、諦めてくれてほっとした面と、逆に来たら徹底的に調査することで何が出てくるかを期待していたのでチョッと拍子抜けの面もあります。影で、ほっとしている人たちも沢山いそうですね。

 それにしても、今回はこれで済みましたが、これで二度と来ないのなら良いのですが、そうは甘くないでしょう。ここはやはり、日本政府の法律を作る等の根本的な対応を望みます。このままでは、今まで通り、先送りのままで何の解決にもなっていないのですから。

 というのも、第1354回第1357回で書いたように、日本の国がここまで乱れたのも、北朝鮮にここまでいいようにされたのも、きちんとした法律をきちんと法律に沿って運用し、きちんと裁くことをやってこなかったことが原因と思えるからです。
 全てが、自分の利益になることしか考えないことによる立法・司法・行政の乱れにあることは間違いないでしょう。
 特に、罪を犯したものにきちんとした罰をあたえることを怠ったツケが来ているということだと思います。
 当たり前のことを、当たり前に行うことが出来ないというこの状況を変えることが出来ない限り、どうやら、この国が立ち直ることは無さそうです。
 その為には、必要な所に必要な人員を配置することによる公務員の増加も受け入れる必要もでてくるかもしれません。

それも一日も早く!

2003611日水曜日  第1361回  普通

 相変わらずマスコミは万景峰号の話題ばかりですが、昨日の私の考え方と同じような考え方も見受けられました。

 10日 日本経済新聞 社説 

 ・・・略

 北朝鮮に対して、「対話」で臨むべきか「圧力」で向かうべきかという議論がある。この問題はどちらでもない。違法行為は厳重に取り締まる、という原則あるのみだ。 ・・・以下略

 10日 産経新聞 コラム「主張」

 ・・・略

 これまで北朝鮮にやすやすと億単位の現金や軍事転用可能な電子部品を運ばせていた日本政府の対応は、あまりにも手緩かったといえる。北の核開発や国家犯罪を助長していたという意味では、国際社会から批判されてもやむを得ない。だが、今回、日本は厳正な検査をやろうと思えばできることを示した。やっと主権国家として普通の対応をとったのである。このメッセージは北朝鮮にも伝わったはずだ。・・・以下略

 やはり、普通の対応がおかしくなっているということです。当たり前のことが、当たり前に行われなくなっている国、それが今の日本です。

 そして、その背景には、自分の利益しか考えない風潮があることも間違い無さそうです。

 クライン孝子さんの日記が長尾さんのコラム西村真悟さん時事通信を取り上げています。

 2003/06/10 () 万景峰号だけでなく、他の北からの船もチェックすべき 

 その通りですね。全ての港で普通に対応が行われることを期待したいものです。

 そして、西村さんの時事通信からは

 ・・・略

 さらに、朝鮮総連から一人現金一億円を相場とする金をもらっていた派閥幹部議員がわんさとおり、彼等は、この不正献金をばらされないため、朝鮮総連と北朝鮮の忠犬となって、北朝鮮の利益の為になりふりかまわず働くのである。

この腐敗売国の政界構造が、実は現在も、政界の主流である!

 そして、この政界の主流の中で上手く遊泳し出世してきた官僚が対北朝鮮外交の実務中枢を握っている。・・・以下略

 為政者達がこんなことですから、当たり前のことが当たり前に行われなくなってしまったのですね。
 上がこれじゃ、日本中がおかしくなるのも仕方ないのかもしれません。しかしながら、今度の拉致問題でこうした歪にやっと国民が気がついてきたことだけは間違い無さそうです。

 今の、日本のこの国民の怒りを右傾化と心配する向きもあるようですが、そうじゃなくて、やっと日本人が普通に気がついてきたと言うことじゃないでしょうか。

普通が一番!

2003612日木曜日  第1362回  過労死

 就職した当時は誰よりも遅くまで働くことに誇りを感じたこともありました。そして、仕事に全力を尽くさない人を批判したりもしていたものです。
 しかし、そんな私も、日付が変わるような日や休みが続かない日が続くなどの体験で頭も体もくたくたになることの大変さが分かり、「こんなことを続けたら体がいくつあっても足りない、こりゃ考えを変える必要があるな。」と思うようになりました。
 人間、何といっても、そんなに長期間・長時間労働に耐えられる体では無いようです。そして、その疲労を回復するのに一番大切なのは睡眠です。その睡眠時間も取れないような日が続けば、どんなに好きな仕事でも体に異常をきたすはずです。ましてや、強制的にさされる仕事の場合はその疲労は比較にならないものがあります。
 残念ながら、そんな人より長く仕事をすることをよしとする
風潮がなくなるどころか不景気を理由にもっと酷くなっているようです。

 11日 読売新聞の一面にそんな記事がありました。 「過労死急増2.8倍」 昨年度労災認定160件、過去最多

 一昨年12月に認定基準が緩和されたのが増えた大きな原因だそうですが、企業のリストラの影響もあるようです。
 人員整理の影響で残った人にしわ寄せがきているとしたら、辞めるも地獄、残るも地獄とはよく言ったものです。生きる為に働くどころか死ぬ為に働くのじゃ何をやっているのだか・・・。
 そんな会社は早く辞めた方が良いはずですが、それがそう簡単には出来ないんですね。それにつけこんで、無理な仕事をさせる経営者に腹が立ちます。

 その中でも気になったのがトラック運転手が48件で突出しているということです。その影には、過労死まで行かなくても、過労が原因による事故も沢山隠れていそうです。
 そして、その事故には多くの場合被害者もあるはずです。つまりは、運転手一人の犠牲に留まらないということですからその影響は大きいものがあります。

 残念ながら、私もこの記事を読むまで、トラックの事故に関しては、ドライバーのプロにあるまじき無自覚さばかりを考えていましたが、こうした労働条件の悪化が隠れた原因の一つになっているとしたら運転手も気の毒ですね。
 運転手にそんな犠牲を払わせてまで儲けようとする経営者に自覚を促すしかないのでしょうか。

不景気の波がここまで来ているとは!

2003613日金曜日  第1363回  半そでノーネクタイ

 四国は入梅も発表され、いつの間にか暑い夏が間近になって来ました。関東では、東京電力の原子力発電所の停止でこの夏の電力不足が取りざたされている割にはこれといった手が打たれている様子が無いのが不思議です。やはり、その時が来ないと本気になれないのでしょうね。

 そんなのんびりした中で、危機感を持っている人たちもいるようです。

 ・・・略

 「ライフスタイルを見直し地球の温暖化を防ごう」。松沢成文神奈川県知事と中田宏横浜市長が2日、半袖シャツとノーネクタイ姿で対談した。省エネを訴えるためで、今月22日から9月23日まで半袖姿を続ける、という。・・・以下略(朝日新聞より)

 国会から自治体の首長に転進した若手2人が頑張っているようです。しかしながら、こうした動きは地方自治体では以前から行われているようなのですが、どうも全国的な動きにならないのが不思議です。
 こんな蒸し暑い国で背広やネクタイをしたいと思ってる人は少ないはずなんですが、やはり、サラリーマン社会では上が辞めない限りは難しそうです。
 折角、こうした若手の首長達が変えようと頑張っているのですから、日頃から悪いことばかりやっている政・官・財のお偉いさんたちがせめて日頃の悪行にたいする懺悔もこめて率先して半袖シャツとノーネクタイを広めてもらえないものかと思います。

 何か出来ない訳でもあるのでしょうか。それとも、冷房の効いた部屋を出ることが無いのでそんな考えに及びもつかないのでしょうか。

 私も今年は背広はやめて半そでにはなっています。やはり半そでは涼しくて気持ちがよくて快適です。と言いつつ、ノーネクタイまでは踏み切れないでいます。そんな自分に不甲斐なさも感じています。
 まだまだ、ノーネクタイで企業を訪問するのには抵抗がありますね。多分、抵抗があるのは、
自分の心の中だけだとは思うのですが、どうしても踏み切れずにいます。

情けない!

2003614日土曜日  第1364回  三峡ダム

 SARS問題で、華々しい式典を開くことなく中国の三峡ダムの貯水が始まったそうです。本来なら、中国としても世界に誇る事業として大々的な宣伝をしたかったのでしょう。

それにしても、改めてその規模の凄さに驚かされます。

 最終的に、水位は海抜175メートルにまで上がり、全長約600キロ・メートル、面積が約1084平方キロ・メートルという巨大な貯水池が姿を現すことになる。その貯水量は393億立方メートル。日本最大の貯水量を誇る奥只見ダムは約6億立方メートルにすぎない。(読売新聞より)

 堤防は長さ1983メートル、高さ185メートル、完成時の発電能力は年間846億キロワット時で、日本の水力発電による総発電量(2000年、968億キロワット時)に迫(せま)る。(65日毎日中学生新聞)

ちなみにその大きさがどれくらいのものか比べるのに良いものがゼネコンのHPありました。

 建設博物誌 → ダム → ダムコラム → ダム湖くらべ より

 日本VSアメリカ(貯水容量)日本のダムの総貯水量は、204億立方メートルと意外に少なくアメリカのフーバーダム(400億立方メートル)一つの約半分しかありません。

 フーバーダムによってできたミード湖は、ほぼ琵琶湖と同じくらいの湖水面積ですが、エジプトのアスワンハイダムにあるナセル湖は、琵琶湖の実に10倍以上あります。さらにナセル湖の湖水延長は500km以上にも及び、この距離は東京から大阪の距離に匹敵します。

 何とも、スケールのでかさに圧倒されます。

 それに、エジプトのアスワンハイダムの頃のように一昔前なら、ダムと言えば良い事ばかりと思われていたときと違って、長野の脱ダムに象徴されるような時代になってきたのも誤算でしょうね。

 ところがダムの河口にある東シナ海の漁獲量が、五分の一にも激減する心配があるという。台湾海洋大学の研究だが、ダムの貯水がすすめば長江から東シナ海へ流れる水量が半分になる。と、太平洋の黒潮の流れが強まり、魚介類の栄養物になる微生物やエビ類の80%が死滅する…。(11日産経新聞コラム産経抄より)

 果たして、どんな結果がでるのか、気がついた頃には手遅れだったと言うことになりそうですが、後世にはどんな評価が下されるのでしょう。

 それにしても、日本のスケールの小ささには驚きますね。単なる好奇心で、こうしたスケールの大きな建造物をこの目で見てみたい思いはあります。

 しかし、中国の大きさはダム一つとっても世界の環境に影響を与えそうだし、人口の多さだけでなく、その政治的な動きと共に今世紀の世界の将来を左右しそうで何とも不気味です。

大きすぎることの怖さかも!

2003615日日曜日  第1365回  大賀氏

 去年の今頃は念願の1000話を達成した喜びを噛み締めていました。あれから、早くも一年が経ってしまいました。 気がついたら、この一年間もとうとう一日も休まずに更新を続けることが出来ました。こだわるつもりは無いのですが、やはり、一度休んだら二度と書けそうに無いという強迫観念に追い立てられて続いているような気がします。おかしなものです。
今年は、こだわりを無くして、何時途切れてもいいようにと
「話」から「回」に変更したことで少しは気が楽になったことがあるかもしれません。
 それにしても、余りにも続けることに囚われ過ぎであることには違いありません。この強迫観念から解き放たれ自由になることが今の私には必要なのかもしれません。

 さて、久し振りに明るい話題がありましたね。

 あのソニーの大賀さんが退職金を全額寄付すると発表した件です。

12日読売新聞コラム「いずみ」より

 ソニーから16億円の退職慰労金が支払われる見込みの大賀典雄名誉会長(73)が、手取り分の全額を、別荘のある長野県軽井沢町に寄付する意向であることが、11日わかった。大賀氏は音楽家としても知られており、「音楽関係の施設の建設に使ってほしい」と要請している。・・・以下略

 凄いですね。今までに十分な報酬は今までに手にしているのでしょうが、そんな人は沢山います。しかし、金はあればあるほど欲しくなると言うように、こうしたことの出来る人はホンの一握りの人のようです。
 残念ながらその立場にありませんが、もし、自分がそれだけの収入を得ることがあっても、きっと出来ないだろうと思います。
 こんな人ばかりなら、報酬の貰いすぎなんて声も上がらなくなるでしょう。天下りを繰り返して何箇所からも退職金を貰う官僚
OBや、経営悪化の責任を取ることもなく平気で税金を投入してもらって恥じようともしない金融機関の経営者達や老醜をさらす政治家等はこの大賀氏の行為をどんな気持ちで見ているのでしょうか。恥じることは無いのでしょうか。
 尤も、恥を感じるような人なら最初からそんな恥ずかしい行いはしないか。

それにしても、凄い!

2003616日月曜日  第1366回  ファミ・コン語

 「注文のよろしかったでしょうか」

 「1000円からお預かりします」

 これは、「注文はこちらでよろしかったでしょうか」 「1000円お預かりします」で良いはずです。

 何度聞いても違和感を感じて仕方がありませんでしたが、やっと問題にするところがでてきたようです。

 14日のTBS「ブロードキャスター」によるとロイヤルホストや西部百貨店がこの言葉を撲滅することを始めているそうです。やっぱり、同じように違和感を感じている人はいたんですね。

 何でも、こうした言葉は、「ファミ・コン語」と言うのだそうです。ファミリーレストランやコンビニから広まったということのようです。所謂、マニュアルから広がったもののようです。
 かといってマニュアルにそんな言葉は無いようです。何時の間にか誰かが省略して使い出して、それが当然のように受け入れられていったと言うことなのでしょうか。今や、どこへ行っても当たり前のように使われているように思えます。
 どうやら、そうしたファミリーレストランやコンビニでアルバイトをしていた学生さんなどが就職して新しい職場でも当然のように使うことにより広がって行き、きちんとした言葉の方が淘汰されてしまったということのようです。
 ですから、インタビューによると、それを聞いても「どこが、おかしいの?」と当たり前の使い方として捉え、全く違和感を感じない世代も増えているようでした。

 第1301回で取り上げた「総スカン」のように何時の間にか当たり前の言葉として定着してしまうのか、それとも、上手く追放できるでしょうか。
 しかしながら、「総スカン」のような造語と違って、どう見ても言葉の意味を成してないと思われるので、できれば淘汰されることを期待します。

こんなことを言い出すと歳なのかな!

2003617日火曜日  第1367回  お帰りなさい

 昨日も触れたように言葉遣いの乱れが酷い中にあって、久し振りに単純な言葉がどれだけの重みを持つものかと言うことを感じさせられました。
 そうです、柏崎市役所を訪れた天皇、皇后両陛下の言葉です。あの、北朝鮮の拉致被害者蓮池ご夫妻に「お帰りなさい」とねぎらわれたものです。

蓮池ご夫妻が心から感激していたのも印象的でした。どちらかと言えば、天皇制が必ずしも必要であるかどうか疑問を持っている私も、テレビを見ていて思わず感激してしまいました。
 なるほど、こういう当たり前の言葉にあれだけの重みを与えることが出来るのは両陛下だからこそなので、それだけでも存在価値があるのかもしれないと思えてしまいました。

 総理大臣をはじめとして、外務省などの腰の据わらない対応に比べて、何とも心から発せられた言葉に感じられてなりませんでした。あれこそ、日本国民の声を代表していると言えるのかもしれません。
 本当に、「良く代弁して頂いた」と感謝したい。他の誰が言っても、あれだけの感激を与えることが出来なかったのは間違い無さそうです。
 それにしても、あの金正日と比べてその違いは天と地ですね。日本に生まれたありがたさを噛み締めさせられます。

 去年、皇后陛下がやはり拉致被害者5人の帰国に対して述べられた言葉、「何故私たち皆が、自分たち共同社会の出来事として、この人々の不在をもっと強く意識し続けることが出来なかったかとの思いを消すことができません」を思い出します。

 これらの言葉は、自分のことしか考えずに何かを忘れてしまった為政者達だけでなく日本人全体に対する警告にも取れます。

考えさせられます!

2003618日水曜日  第1368回  レインボーセル

 最近見ることの少なくなった「ニュースステーション」ですが、16日は太陽光発電を取り上げるとのことで思わず見てしまいました。

 それによると、霞ヶ関の官庁の屋根にも太陽光発電パネルがかなり設置されているんですね。知りませんでした。
 何でも、2001年7月に小泉さんが「官庁が率先して採用するべき」と吼えていたのだそうです。まさか、
第618話の叫びが小泉さんに届いていたりして・・・。

 もう一つ興味深かったのは、岐阜大学が開発している色つきのフィルム型セル「レインボーセル」でした。
 これは良いですね、まだ交換比率が1〜3%ということで実用は先になりそうですが、いろんな色があるのが楽しそうです。
 実を言うと、日本中の屋根を太陽光発電装置で埋め尽くしたいと思っていながら、只一つ「あの黒一色は色気が無いなァ!」と密かに悩みを持っていました。
 というのも、もう一つ大好きな
ベネチアのオレンジ色の屋根が日本から無くなってしまうことが寂しかったのです。
 このレインボーセルが上手く行けば、あのベネチアの屋根を日本に再現できるかもしれません。

楽しいかも!

2003619日木曜日  第1369回  万引き

 第1235回で取り上げた川崎の本屋さん、あの本屋さんがとうとう閉店したそうです。

 17日読売新聞

 川崎市川崎区の古本店で今年一月、漫画本などを万引きして逃走した中学三年生の男子生徒(当時15歳)が踏切で電車にはねられ死亡した事故で、警察に通報したことを「人殺し」などと非難された男性店長(44)が15日、店を閉じた。・・・中略

 だが、二月三日の営業再開後も、中学生らによる万引きが数件起きた。・・・中略

店長によると「事故のことが脳裏に浮かび、万引きを見つけても、声をかけることができなくなった。営業を続けていく自信がなくなった」と思い悩んでいたという。

 悲しい結末ですね。折角、周囲の応援で再開したものの、その苦しさは想像以上のものがあったのでしょうね。
 それにしても、あの事件の後でも万引きをした中学生というのは何とも恐ろしいですね。ここまで人間は腐れるものなのでしょうか。一体、どういう育ち方をしたのでしょうか。どうすればあれほどに情けない行動ができるのでしょうか。まさか、いたずら半分なんていわないでしょうね。
 店長を思いやる武士の情けは無かったのでしょうか。そんなことを考える私が甘すぎるのか。今の日本にそんな言葉は無くなってしまったのか。
 それとも、今の日本はこれが当たり前になってしまっているのでしょうか。そういう中学生を生むのが当然の土壌となってしまっているとしたら、日本はもう救いようが無いのかも知れません。

 第1354回第1357回で取り上げた当たり前のことを当たり前にやらなかった戦後の社会と教育の歪がここまできてしまっているとしたら。残念ですが、もう今更修正は難しいのかもしれません。

恐ろしい!

2003620日金曜日  第1370回  イチロー選手

 4月の不調から、第1338回で遂に上向いてきたとホッとしてから一月、19日は先頭打者ホームランを含む2本のホームランとヒット2本の4打数4安打で0.347まで打率は一気に上がり、とうとう打率2位まで来ました。
 20日に2安打で3年連続100安打一番乗り、打率も0.349、トップとの差は9厘だそうです。
 あと、一人ですが、このまま行けば近いうちに捉えそうですが、そこまで期待するのは欲のかき過ぎかもしれません。それも実現してくれそうなのがイチロー選手です。密かに期待します。

 しかし、やってくれるだろうとは思っていましたが、ここまで急激に浮上してくるとは凄すぎて唖然とします。
 イチロー選手は特別としても、松井選手もここに来て調子を上げているようで、日本の一流選手が大リーグで十分通用することを証明しつつあります。日本の不安もひとまずはホッとしているところでしょう。
こうなると、ラグビーのような点の取り合いの試合をしている日本のプロ野球はますますファン離れを起こしそうと思うのは私だけでしょうか。

 それにしても、密かに期待と言いながらも、本音は4割で首位打者、3年連続200本安打を期待しているのですから・・・。そして、それを不可能と感じさせないのですから、それだけ、イチロー選手の凄さはチョッと桁違いということですね。何とか、今の調子を続けて夢を見させて欲しいものです。

本当に元気付けられます!

2003621日土曜日  第1371回  流れにさおさす

 第1366回で取り上げた「ファミ・コン語」があれから、他のテレビ局や新聞でも取り上げられています。

 20日の読売新聞では1面で扱っていました。その中で、チョッと気になるところがありました。

 ・・・略

 一方で、「流れにさおさす」など伝統的な慣用句の意味を勘違いしている人が多いことも明らかになった。・・・中略

 例えば、大勢に従う意味の「流れにさおさす」を、大勢に逆らう意味と誤ってとらえている人が63.6%。・・・以下略

 実は、私も、そうとらえていました。

 しかしながら、そうとらえると、第183話で書いた夏目漱石の「情に棹(さお)させば流される。」がもう一つしっくりとこなかったのです。
 「何で、掉させば流されるんだろう。逆らえば、流されないか方向を変えるかじゃないのかなぁ!」と疑問に思って納得が行かないものがありました。と言いながらも、「マァいいか!」と放っておくのが進歩の無い所です。

 掉さすを、流れに「沿って」ととれば、成る程、意味は通りますね。しかし、どちらかと言えば、漱石の反骨精神を考えると「逆らう」方がぴったりと来るような気がします。

 検索してみたら面白いHPがありました。

 誤用!御用だ!

 それによると 

 流れに掉さす

 誤用 → ある事柄の勢いをなくさせるような行為をすること。この意味で使うには「水をさす」などが適当。

 正 → ある事柄の勢いを増すような行為をすること。棹で川底をついて船の推力を強める行為が語源。類義語として「拍車をかける」などがある。

 そうか、「水をさす」から連想してそう思いこんでしまったんですね。「水」と「棹」とは気がつきませんでした。
 それにしても、「拍車をかける」と言われれば分かりやすいですね。本当に全く逆の意味です。勉強させられました。
 こうしてみると、間違った使い方をしている言葉は多そうです。結局は、流れに乗ったものが残るということでしょうか。

何が正しいかなんて分からない!

2003622日日曜日  第1372回  脱北者村

 北朝鮮から亡命しながら、韓国の太陽政策の為に表面に出ることを許されなかった元北朝鮮最高幹部 黄長Y(ファンジャンヨプ)氏が出演するとの予告で20日は「ニュースステーション」を見てしまいました。

 その主張には賛同できるものがありました。命がけで亡命してきた人の言葉には説得力がありました。あの言葉を封殺する韓国の太陽政策ってやはり問題ですね。

 その言葉の中でも、何の条件もつけない無償援助は金政権の延命につながるだけと言ったのに、思わず、「その通り」と相槌をうっていました。

 そして、何よりも賛同したのは、中国に脱北者村を作る事こそが北朝鮮の崩壊を進める一番早い方法であるとの話でした。
 その村に世界からの救援物資を集め、そこから北朝鮮の庶民に供給することが内部からの崩壊を早めることになるとも言っていました。

 これは、第1174話でも書いたように私も同じ考えです。そして、それは、第1213回でも書きましたように、中国の思惑で実現されずにいます。
 
第1364回の三峡ダムのところでも触れたように、中国の大きさとその政策が21世紀の世界の命運を握っていることには間違い無さそうです。

 その中国を説得できずに無駄なODAを取られるだけの日本の情けない外交が解決を延ばしているともいえるのじゃないでしょうか。そのODAの一部があれば脱北者村の維持費なんか十分賄えそうです。

どう考えても中国が問題!

2003623日月曜日  第1373回  見る目

 私の見る目が無いのでしょうが、その発言や行動に、これは良いと思って、ここで取り上げた人たちの評価が下がる現象が目立ちます。
 代表的な例が一時は首相にと思っていた田中真紀子さんでしょうか。韓国経済の建て直しにリーダーシップを発揮した
金大中さんも、今やノーベル平和賞を金で買ったと言われています。
 今度こそ日本を変えてくれるかと期待した小泉総理も
竹中蔵相も今や本当に信頼できるとは誰も思っていないようです。
 そして、
佐高信さんは拉致問題で顰蹙を買った週刊金曜日の編集委員でみそをつけて以来元気が無いように感じています。地方から日本を変えてくれると期待した鳥取県知事の片山さんも北朝鮮問題などで「あれっ!」と思えるようなところがあったりします。
 この人にこそ総理をやってもらいたいと思う正義の味方の代表のような
中坊公平さんにも批判はあるようです。奥田トヨタ会長も最近は消費税のアップなど財界よりの発言が目立ちます。

 人の、評価って本当に難しいですね。全てに完璧な人などいるはずもなく、特に毀誉褒貶は有名に成る程仕方のないことなのでしょう。しかし、実際の所はどうなのかは分からないというところでしょうか。

 しかしながら、こうしたことが分かってきたのもインターネットのお陰だと思います。できれば知りたくなかったことまで情報はあふれています。
 戦後の政治や教育の歪を分からせてくれたのも、去年の拉致事件以後のネット巡回でした。これからも、あっと驚くことが何度もあることでしょう。

取捨選択は自分の責任!

2003624日火曜日  第1374回  田中知事

 昨日の続きになりますが、拉致問題で、横田めぐみさんのお父さん滋さんが北朝鮮の孫に会いに行きたいと言ったのを家族会が止めた事を批判した田中長野県知事にもチョッと失望したものです。

 しかし、22日の「サンデープロジェクト」で今話題の「三位一体」についての意見を聞いていると、現場の問題をきちんと説明してくれて分かりやすいものがあり、まだまだ期待できそうです。

 その成果の一つに、続いて放送された特集「長野改革・第6弾(前編)」で取り上げられた脱談合があります。

 長野にある第一測量設計の近藤恒雄社長(62)は以前から業界の談合に問題意識を持っていたが、田中知事誕生で、この知事なら変わるかもしれないと思い「脱談合宣言」に踏み切ったのだそうです。

 予想通り、宣言後の入札会場では全くの無視・罵倒だったそうです。それだけでなく、業界が一致団結して第一潰しにかかってきたそうです。
 今までは、落札率100%が一割もあり、平均でも90%後半だったものを、適正な入札価格(50%くらい)で入札すると、どこか一社が第一の入札価格の下を出して受注するということをやってきた。

 第一が参加した入札 39件 平均落札率45.36%

 第一が不参加の入札 95件 平均落札率93.01%

 こうして、業界ぐるみでの第一潰しは成功したようです。

 この90%以上の落札率に裏には、県庁土木部役人と役人OBで組織された長土会という会が業界を牛耳っていることがあるのです。つまりは、土木部の役人の天下り組織です。
 そして、そのシステムを守る為に役人が、業者に入札価格を漏らすということが行われてきた為に、この異常な落札率になっているのです。
 とんでもない話ですが、きっと、日本全国で、同じようなことが行われているのでしょうね。

 それだけでなく、第一は土木部から指名はずしにあう。そして、とうとう受注の激減で社長は再起の時には一緒にやってくれる人を再雇用するとの約束で会社を今年の4月に解散したのだそうです。

 しかし、ここからが、田中知事ならではのことです。去年暮れから、郵便入札を一部導入。その為に指名はずしがなくなった。そして、今年2月に全面的に郵便入札に移行したそうです。
 これによって、近藤社長は元の従業員の有志を集めて会社を再会したのです。

 そして、社長の、「田中知事でなかったら潰されただろう。」との言葉が印象的でした。言葉だけでなく、きちんと実行していく田中知事はまだまだ期待できそうです。外見からは、想像も出来ない強い意志を持っている人のようです。

田原さんの「どうして、田中さんはそうした改革ができるんですか?」の質問に対して「私は市民のバックで知事になっているので政党や業界団体のしがらみが無いからです」と答えていました。

やはり有権者次第!

2003625日水曜日  第1375回  省エネ

 夏至の22日の夜、東京タワーや大阪道頓堀のグリコのネオンが消されるイベントがあったようです。
 今年の東京電力の電力不足による停電がいよいよ本当になりそうになってきたことから計画されたようです。その東京電力は「でんき予報」をテレビで流し始めたそうです。

 オイルショックの時のネオンサイン消灯を思い出します。あれも、いつの間にか元に戻ってしまい、のど元過ぎれば熱さを忘れるの典型のような終わりかたでした。
そして、又、思い出したようにネオンの消灯ですか。相も変わらず、泥縄式の対策しかできないのですね。

 どうして、こうした機会に、今までの生活様式を根本から変えようという動きが起きないのか不思議でしょうがありません。
 マスコミも当分は騒ぐでしょうが、夏が過ぎれば又忘れてしまうような気がします。もっと、本気でキャンペーンを張るなどして、日本を変える気は無いのでしょうか。

 24日、日本経済新聞 コラム 「春秋」より

 ・・・略

 かたや東の空には電力危機による停電への不安が広がっている。オフィスや家庭ばかりでなく、国会でも省エネ対策で上着着用の緩和を検討中という。・・・中略

 そこで思い出すのは元首相の羽田孜氏が愛用の省エネルック。上着を半袖にしたスーツ姿は低成長へ転じる時代を象徴するイコン(図像)になったが、そのデザインの奇抜さが敬遠されたのか、その後ほとんど見かけなくなった。新奇さの中に夏の盛りでもネクタイを外せない日本の男の悲哀が漂うせいだろうか。・・・中略

 ただでさえ蒸し暑い日本の夏なのだから、節電にあわせていっそ昔の男のような開襟シャツで仕事に臨んだら快適とも思うのだが。

 思うのでなく、マスコミを挙げて運動してくれませんかね。第1363回でも書きましたが、どうしてこんな基本的なことができないのか、何とも情けない話です。
 個人個人の考えでやれば良いと言われればそれまでですが、弱い立場のサラリーマンにとっては是ほど難しいことはありません。
 それは、サラリーマンとしてかなり異端な私でも、この部屋で何度も書いたように踏み切ることはできませんでした。
 ここは、やはりマスコミの力を借りたい。そして、政・官・財のトップから実行させることしか方法は無いと思います。できれば、背広禁止の法律でも作って欲しいくらいです。
 ベッカムさまで騒ぐより、余程、日本の為になります。それとも、何か不都合でもあるのでしょうか。

たまには役立つことをしませんか!

2003626日木曜日  第1376回  風力発電

 我が家のパソコンはハードに関しては20世紀から変わっていません。特にCPUは1999年末のK6-IIIが最新です。そしてそれを冷やしているファンはそれ以前から使っていますからもう4年以上になると思います。
 多分寿命も尽きているのでしょう、立ち上げる時に「ガラガラ」と派手な騒音を立てます。油でも差してやろうかと思いながらも面倒くさいのでそのままです。それでも暫く我慢していると音もおさまるので、「マァいいか!動いている間は使ってやれ」と何の手も打たずに使っています。なんとも、横着で、お恥ずかしい限りです。

 何でこんなことを突然書くかと言うと、このファンの音でも分かるように、回転するものはどうしても騒音がつき物です。メインテナンスである程度はおさまるでしょうが、それでも手間がかかることは間違いありません。当然、風邪きり音もあります。

 ということで、風力発電に対しては第702話でも書いたように、どうしても太陽光発電ほどの愛着がわかないのですが、世の中はそうでもないようです。日本の企業も目を向けてきているようです。

 25日、読売新聞より

 ・・・略

 木の葉が動くほどのそよ風(秒速2b)でも発電できる家庭用風力発電装置を開発したと発表した。組み立て式で製造コストを下げ、価格は従来品の7割―8割安の20万円―30万円にした。・・・中略

 風車の直径は1.6―4bで、秒速8bのやや強い風が吹き続ければ、最大機種なら一か月396`・h時を発電し、4人世帯の平均的な消費電力を賄える。最小の機種でも同70`・h時と、同世帯の消費電力の24%を発電できるという。

 神戸製鋼所グループの神鋼電機の開発だそうです。ここまで安くなると、何時までも、風力発電はどうもと言ってられないかもしれません。
 しかし、直径4bって、でかそうですね。どこの家庭にも設置と言うわけにはいかないでしょうね。後、耐久性はどうなんでしょう。
 何年くらい持つのかな。騒音はどの程度なのか。瀬戸内独特の「
なぎ」のある坂出じゃ有効には働かないかも・・・。なんて、何とかケチをつけようとしたりして・・・・。
 
小型風力発電装置によると従来のプロペラ式とは違っています。騒音もないそうです。耐久性もありそう。しかし、風が弱いと発電量は少なそうです。

 いずれにしても、太陽光発電の10分の1くらいのコストですからこれなら設置してみようという人も出てくるかもしれませんね。

太陽光危うし!

2003627日金曜日  第1377回  透明な太陽電池

 昨日は安価な風力発電装置の出現で、太陽光発電危うしと書きましたが、第1368回のレインボーセルに続いて、面白いものが開発されているようです。
 色つきに変わって、今度は透明なものだそうです。なかなか面白そうです。

 26日読売新聞コラム「いずみ」

 光を吸収する半導体そのものが透明という画期的な太陽電池を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が開発。25日発表した。・・・中略

 ただし、発電効率は普通の太陽光電池の半分以下。・・・以下略

 早速、検索してみました。

 産業技術総合研究所 → 透明な太陽光電池の試作に成功

 技術的なことは、難しくて理解できない所もありますが、面白そうなことは確かです。と言うのも、レインボーセルは日本中の屋根が黒一色の味気なさから開放してくれると喜びましたが、もう一つ気になっていたことがありました。
 それは、我が家でも重宝している、今でもかなりの普及率になっている太陽風呂なんです。どちらも屋根に設置するので狭い日本の屋根では競合してしまいます。
 そこで、太陽光発電装置でお湯も沸かせることはできないのだろうかと思っていました。

 素人考えで、20%程度の効率では残りの80%が余りにももったいない。多分、あの太陽熱パネルは熱を持っているのじゃないでしょうか。その熱を太陽風呂として利用できれば、効率も良くなりコストも削減できるのにと考えていました。
 プロがやらないのだから、きっと何か大きなネックがあるのだろうなぁと思っていましたが、この透明な太陽光電池の開発でその可能性も出て来たのじゃないでしょうか。

 電気と、お湯の両方を賄うことができれば、家庭の消費エネルギーは殆ど賄えそうな気がします。

これは良いかも!

2003628日土曜日  第1378回  拝金主義

 太陽光発電関係のHPを探していて面白いところを見つけました。

 蓄電池に代わる電気を電子のまま蓄える画期的なキャパシターという製品を開発した方の開いているHPです。

 岡村研究所 

 かなり専門的な内容で私には理解できない所が多いですが、その中で、ふと気がついた随筆を読んで見ました。
 それ程期待していたわけでもなかったのですが、これが素晴らしい。一々うなずけるものばかりです。

 技術随想 

 特に、気に入ったのが

 14:経済大国は幸せになったか です。

 ・・・略

 資本主義は政治家が私腹を肥やし,銀行が横領し,警察が賄賂を求めたら崩壊の一途をたどる。資本主義の繁栄にはプロフェッショナルがその役割を果たすことが欠かせない。
 健全な社会はスイスの市街のゴミが夜明け前に片づけられ,看護婦が病院で徹夜の看護をするような,儲かるからやるのではない人たちによって支えられている。これはむしろ,弱肉強食の市場原理で勝ちを占めることとは背反である。・・・中略

 金のためには何でもするという拝金主義に走るな。幸せにはならず,結局は損をするぞ。

 日本の現状を見事に捕らえていますね。金が全てになってしまったことがここまでこの国を駄目にしてしまったことは間違い無さそうです。
 戦後すぐの頃にはまだ戦前の教育で育った人たちが、そうした矜持をもってそれぞれの持ち場で頑張っていた。
 ところが、
トッテンさん曰く80年代になって、そうした人たちが第一線を退いた頃から、この転落が始まった。
 国民も今頃になってやっとそのことに気がついてきたが・・・。

もう今更戻れないのかも!

2003629日日曜日  第1379回  省エネ・バッジ

 今年は、半そでで活動しているので、あの背広の暑苦しさからは開放されています。しかし、第1375回で書いたように、私のような異端児でもノーネクタイは営業の場には抵抗があります。
 何かいい方法はないものかと考えて、胸に名札のように、「省エネのためノーネクタイです」なんて書いたものをつければ、お客さんとの話題としても使えるので抵抗がないかもしれないなんて考えたこともありました。
 しかしながら、デザインを考えるのも面倒だし、現実には踏み切るだけの度胸もないだろうと何時しか忘れてしまっていました。

 しかし、ちゃんと実行している人がいました。

 ノーネクタイ・軽装で夏の省エネ!

 「省エネ・バッジ」として、名刺サイズで印刷できるようにPDFファイルまで用意してくれています。

 ここまで親切にやってくれていたら試さないといけないかも・・・。と言いながら、まだ決心はしていませんが・・・。

 それにしても、ノーネクタイでサーチをかけると、かなりの数がヒットします。そして、その中身は、どこかの自治体が採用したとか、あの企業がこの夏から採用と言うような新聞記事が殆どです。ところが、それだけの記事の割にはどれも定着したというものは少ないようです。
 やはり、未だに、ネクタイと上着を着用しないと相手に失礼に当たるなどの考えが根強くて広まらないのでしょう。

 しかし、こうした運動が契機となってノーネクタイ運動が広まると面白いですね。

楽しみです!

2003630日月曜日  第1380回  富士山

  PCの壁紙も最近はスクリーンセーバーも富士山という富士山大好きの私が、そのごみ問題を知ったのは第540話でも書いたように登山家の野口健さんのエベレスト清掃登山のニュースからでした。その野口さんも最近は富士山の清掃に取り組んでいるようです。そんなに登山家のマナーって悪いんですかね。
 尤も、基本的には人数が多すぎるのが問題なのでしょう。

 28日の「ブロード・キャスター」でその富士山のごみ問題を取り上げていました。ごみの山とは聞いていましたが、聞きしに勝る状態ですね。

 ところが、その原因については、認識が違っていたようです。何と5合目以上は比較的綺麗で下側の方が酷いのだそうです。つまりは、登山客が落とすごみが問題だと思っていたのが、それ以上に家電や自動車など所謂不法廃棄ごみが酷いようです。あの青樹が原樹海も例外では無いようです。
 結局、ごみ問題は、富士山だからの問題でなく日本全国で問題になっている不法廃棄ごみと同じ問題だったのです。
 要するに、登山家のマナーの問題として捉えられていたが、それ以上に不法投棄の問題が隠れていたということなのです。

 何のことはない、これは、登山家じゃなくて日本人全体の問題だったんですね。日本のシンボルのごみ問題は日本人のマナーの悪さのシンボルでもあったと言うことです。
 それにしても、日本人のマナーの悪さって何とも情けないですね。ここにも自分さえ良ければの根性が見えています。
 こんなことで、富士山が世界遺産登録からはずされたということは登山家じゃなくて日本人全体の問題と言うことです。

がっかりしますね!

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