団塊の世代の部屋(50) 

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200391日月曜日  第1443回  戦争

 去年の9月の拉致事件以降、戦後の政治やマスコミの極端に左よりの弊害が分かってくるにつれ、どちらかと言えば左よりだった私も今や随分右寄りになっているのを自覚しています。
 特に、北朝鮮に対して強い態度を取れない日本政府の対応を見ているとイライラが募るばかりです。当事者である被害者家族の方達の怒りはどれほどのものがあるか想像も出来ません。本当に悔しいでしょうね。

 しかし、かといって、戦争はしたくないという気持ちはずっとあります。経験はしていなくても、子供の頃に食糧不足や貧乏などで戦争の傷跡らしき雰囲気を少しは経験しているからかもしれません。
 我々、団塊の世代は生まれてから一度も戦争を経験しないで済むかもしれない地球史上でも滅多に無い幸運な世代なのかもしれません。願わくば、最後まで経験したくないものです。

 トッテンさんが OurWorld → No.589 遠ざかる非核、不戦 で、どうして戦争がなくならないのか書いています。

 ・・・略

 戦争はたいていその国が最近行った戦争で苦しんだ経験のない若い人々によって始められる。ブッシュもブレアも小泉も第二次大戦を経験してはいないし、ブッシュと彼の政権の戦争推進派の多くはベトナム戦争では徴兵を避けることができた裕福な家庭の出身である。被爆者たちの高齢化が進み、また映画やゲームではなく本当の戦争を体験した人は年々少なくなっていく。58年前の夏も広島は暑かったという。しかしどんなに暑くとも、戦争体験のない政府指導者たちは冷房のきいた部屋で、夏の暑さも、原爆の熱さも感じることなく戦争の計画をたてるのであろう。

 どうやら、これが人間のようですね。本当に体験した人間が少なくなってくると強硬論が台等してくるということの繰り返しが人間の歴史なのでしょう。
 世界中のあちこちで地域戦争がありながらもかろうじて50年以上も平和が続いているのは奇跡と言ってもいいのかもしれません。
 しかし、それには、情報の発達が貢献しているのではないでしょうか。だからこそ、マスコミの役割は大切なはずですが、そのマスコミに情報操作をされるとどうにもなりません。
 ネットのお陰で、日本のマスコミの歪も徐々にではありますが明らかになってきています。自分の力で考えることの難しさを実感しています。
 ともすれば、北朝鮮なんか潰してしまえと思う今日この頃の私は、逆にネットに影響されているのかもしれません。
 それにしても、日本政府の弱腰には腹が立たずにはいられません。

危ない時が来ているのかも!

200392日火曜日  第1444回  冷夏

 気が付いたら、何時の間にかセミの声も昼間の弱弱しい声しか聞こえなくなって、夜は虫の鳴く声がうるさいほどです。とうとう本格的に暑くなることなく夏が終わったのでしょうか。

 第1425回でも書きましたが、今年はとうとう芝生の水遣りをすることなく8月が終わってしまいました。本当に楽をさせてもらいました。
 盆明けに何日か真夏日で、か〜っと照った時は寒さに慣れていただけに応えましたが、それも雨で長続きしませんでした。お陰様で生活には楽でした。

 日曜日の昼間に見ていたテレビで盆栽の産地鬼無町の盆栽屋さんが「今年は暑くなかったので盆栽には良くなかったが私達は水遣りが要らなくて楽でした」と私と同じような感想を言っていたのが印象に残りました。誰も思うことは同じですね。
 今年は、逆に猛暑で苦しんだヨーロッパですが、どうやらニュースなどによると夏にもクーラーが無くても過ごせるくらいの暑さで湿気も少なく過ごしやすい気候のようですね、そんな気候の違いを考えずに同じような背広を後生大事に着ることを考え直すいい機会になったのなら良いのですが・・・。

 それにしても、今年の天候は並みの異変では無いようです。農作物への影響が大きくならなければ良いのですが。
 この秋の日本の厳しい前途を暗示しているのでなければ良いのですが。

何となく不安!

200393日水曜日  第1445回  アルコール燃料

 第1441回で書いたアルコール燃料。あのあくる日に給油に行ってみたら「クリアス」は販売中止になっていました。

 仕方なく、ガソリンを入れて、店長さんに聞いてみると、今のアルコール燃料はアルコール100%でなく数%のガソリンが含まれているので今回の3%までのアルコール含有に引っかかるので販売できないのだそうです。何だか、笑わせるような話です。

 この姑息さを、何で万景峰号の入港の時に発揮しないのでしょうか。本当に日本の政府は何も言わない弱いものには強く、ギャーギャーとうるさくて強いものには徹底的に弱いですね。本当に情けない。

 店長さんに、もうアルコールー燃料は販売しないのですかと聞くと、「今、クリアス・ネオという100%アルコール燃料の準備をしています」とのことでした。

 さてどうなることやら。

 しかし、今回、ガソリンを久し振りに給油したら何だか加速が良くなったような気がしました。う〜ん!
 アルコール燃料もガイアックスの分裂やら100%アルコールで無いと言うクリアスと、もう一つ足並みが揃っていませんね。そんなこっちゃ厚い規制の壁は破れないでしょうに。

アルコール燃料頑張れ!

200394日木曜日  第1446回  スピードリミッター

 第1428回で取り上げた大型トラックのスピードリミッターは増えているのでしょうか。今日新車の大型トラックが走っていたので、運転席の上を見てみたら、まだ三つのランプがついていましたから旧式なのでしょう。
 全部がリミッター付きに換わるのは3年後ということなので意外と早そうです。どんな変化がおきるか楽しみです。

 2日、産経新聞コラム「主張」 速度抑制装置 物流体系見直しの好機に

 大型トラックの速度を時速九十キロ以下に抑える「速度抑制装置」の装備義務付けが一日から実施された。スピードオーバーが原因で多発する追突事故の防止が主な狙いである。と同時にトラック中心から鉄道や船舶が一体となる新たな物流体系確立への追い風になる好機と受け止めたい。・・・以下略

 これは面白いですね。トラックが減って鉄道貨物が増えることは、交通事故の減少にもつながるでしょうし、省エネにも大きく貢献しそうです。
 
第704話で取り上げたJR貨物が健闘する日が近いのかもしれません。そうなることを期待したいものです。
 そして、大型トラック以外の車にも早くリミッターが付く時が来ることを期待します。そうなれば、公共交通が主役に躍り出る事になるかもしれません。車社会を見直す良い機会になりそうです。
 「狭い日本そんなに急いでどこへ行く」が、やっとまともになる時が来るのでしょうか。

のんびりやりましょう!

200395日金曜日  第1447回  真実は

 8月に小倉のクラブを襲撃して舌を噛んで自決した事件がありました。新聞やテレビで見る限り、襲ったやくざが全面的に悪いとしか思えない事件でした。
 確かに、どこから見ても一般人を襲ったやくざに理があるとは思えません。しかし、本当に警察やマスコミの発表が正しいのでしょうか。

 常日頃、やくざの理を説くあの宮崎学さんだったらこの事件をどう書くのだろうと興味がありました。毎日、今日は書いているかと楽しみにサイトを覗いていましたが、長い間何の更新もありませんでした。流石に書くべき反論が無いのだろうかと思ったりもしました。

 しかし、9月1日付けで遂に更新がありました。

 小倉クラブ襲撃事件にみる警察のインチキヤクザの「自決」と「圧死」 

 宮崎さんによると、警察の陰謀があるそうです。

 ・・・略

 今回の事件は、県警と工藤会の大激突の序章にすぎないのかもしれない。今後の展開をじっくり追っておく必要がある。まあ、振り返ってみれば、ヤクザに代わって登場したのが、日本最大の"広域組織暴力団"讐察だったということ。しかも、きわめて行儀が悪かった、そういうことなのだ。

 面白いですね。あれほど、どこから見ても襲った方に非があるとしか思えない事件の裏にも、こうした隠された真実が有るのでしょうか。そして、本当に警察はここまで腐っているのでしょうか。
 最近のおかしな警察をネットで知る身としては、どうやらありそうに思えるのが恐ろしい所です。ネットをやっていなければ、こんな世界を知ることも無かったでしょう。今回の事件もマスコミを何の疑いも無く全面的に信じていたはずです。

それにしてもおかしな世の中です!

200396日土曜日  第1448回  警察官増員

 第1419回などで何度か警官の増員について書きました。最近はマスコミも警察官の増員についての記事が増えているように思います。

 8月27日読売新聞

 警察庁は26日、日本の治安回復に向け、来年度から三年間で新たに警察官を一万人増員するなど、6つの重点項目からなる緊急治安対策プログラムを公表した。・・・中略

暴力団や外国人犯罪組織団に対抗する「組織犯罪対策部」や、国際テロ対策を担当する「外事情報部」を新設するほか、暴力対策法や道路交通法などを見直し、暴力団や暴走族といった犯罪組織の壊滅に重点を置いた法整備にも取り組む。・・・以下略

 基本的には、警官の増員に賛成の私も、「もしかしたら警察とマスコミの間に暗黙の了解があるのだろうか」と疑いたくなってきます。
 昨日の、小倉の事件に対する宮崎学さんの考えのように裏に警察の陰謀が潜んでいるのだとしたら、警官の増員も胡散臭さがぬぐいきれないものがあります。
 実際に人員、特に現場の人員は不足しているとは思いますが、それが、国民を守る為でなく組織や権力の増大の為に利用されたのではたまりません。
 人員は増えたが国民はかえって苦しむことになったというのでは本末転倒というものです。

それだけは止めて欲しい!

200397日日曜日  第1449回  なんば歩き

 世の中には常識と思っていることが意外と歴史が浅かったり、勘違いだったことが分かって驚かされることがあります。
 
西郷さんの肖像画もその類でしょう。

 8月30日、毎日新聞コラム「余録」にも驚かされました。

 明治になるまで日本人はなんば歩きが普通だったといわれる。なんばとは右足と右手、左足と左手を同時に前に出す歩き方だ。昔の絵を見れば、そういう歩き方や走り方をしている人が目立つ。・・・中略

 なんでも、極めつきは、パリの世界陸上男子二百メートルで日本人史上初の決勝進出を果たした末続慎吾選手が、練習でこの「なんば走法」のタイミングをとり入れていたことだ。・・・以下略

 イチロー選手の極端な不信を他所に今年は、水泳に体操とこの男子陸上と日本人男子選手が大活躍である。一時は女子選手の影に隠れて元気がなかったがなんだか様変わりしているようです。

 さて、そのなんば歩きですが、昔の日本人がこんな歩き方をしていたとは全く知りませんでした。人間が自然に歩けば足と手は逆に動くのが当然と思っていただけに、これには驚きました。どうも、信じがたいものがあります。

 早速サーチしてみました。実際に実行している人がいました。

 「なんば」歩き考 日本古来の歩行法を検証する。

 どうやら本当にあったのですね。常識とはなんと好い加減なものかを思い知らされました。

こんなことは沢山ありそうですね!

200398日土曜日  第1450回  人力飛行機

 今年の鳥人間コンテストは凄かったですね。第686話でも書いたように第一回からずっと見ていますが、驚異的な23`の記録(このときは残念ながら見ることが出来なかったので知りませんでした。)が出て以来天候にも恵まれない状態が続いてそれ以上の記録は出ていませんでした。

 ところが、今年は、天候にも恵まれたのでしょう。最初に東北大学が24`・bを超えて今までの記録をあっさりと破ったと思ったらすぐに日本大学が34.64510`・bを記録。

 それも、両方とも、まだ飛べる余裕を残しながらルール上失格になるので強制的に着水したものでした。東北大学は対岸に到達してしまうので余力を残して着水。日本大学に至っては、対岸では身近すぎるとして方向を琵琶湖を縦に使うように変えて琵琶湖大橋まで飛んでしまいました。橋をくぐってはいけないとのルールに涙を呑んで着水。余力から見て記録はまだまだ延びたはずです。

 これで終わりかと思ったら東京工業大学がこれも琵琶湖大橋の間近まで頑張って32.17799`・bとこれまた驚かされました。もう機体は完成の域に達しているのかもしれません。勝負はパイロットのスタミナ次第と言う所まで来ているようです。

 第一回から見ている身にとっては、こんな時が来るとは夢のようです。何時かは対岸へが夢の目標であったのが、現実のものとなってしまったのですから人間の努力と技術の進歩は素晴らしいですね。
 軽くて、強度のある材料が開発されれば、距離はもっと伸びて、将来は、自家用人力飛行機が飛びまわっていたりして。ガソリンを使って走る車に乗っているとバカにされるかも・・・。

 こうなると、琵琶湖が狭すぎるという想像も及ばない事になってきました。日本には琵琶湖より大きな湖はありません。スタート地点を琵琶湖の北岸に持っていって縦に使うしかなさそうです。どうなるんでしょう。

人間の力って偉大ですね!

200399日火曜日  第1451回  二世議員

 民主党の菅代表の息子が選挙に出るそうですね。本人がどんなに優秀な人かは知りませんが、これを聞いたときには本当にがっかりしました。
 別に菅代表に何の期待もしていませんが、この一件だけで彼も権力の魅力に取り込まれた只の人だったと思い知らされた気がします。

 さも、私は自民党の守旧派達とは違うというポーズをとりながら結局は同じムジナだったということでしょう。それ程に、政治家とは美味しい仕事なのでしょう。

 クライン孝子の日記9月7日でドイツの政治家との違いについて書かれていました。

 日本で世襲,タレント,長老議員オンパレードについて結局,新人が出にくいということがあるようです。ドイツのように余りカネの掛からない選挙が必要でしょう。それにドイツでは落選しても,復職が容易。多くは,職業をもってて政治に挑戦するのが原則。現政権の首相は,貧困児で、苦学して法律を学び弁護士の資格を持っている。

 外相は、旧赤軍グループの穏健派で、学歴はギムナジュ−ム中途退学、書店の店員やタクシーのドライバーをやっていた。なのに、今や政治の世界では、世界有数の外相です。彼も落選したら、元の生活に戻ってもいいといっている。(二度と戻ることは有り得ないでしょうけれど)

 しかもドイツでは政治能力最優先です。無能では世襲など周辺が承諾しない。そのせいか世襲議員は、ほとんどいない。もちろんタレント議員も聞いたことがない。長老議員? 70歳以上の議員、10人もいないはずです。・・・以下略

 日本とのこの違い一体何なのでしょう。美味しい蜜の味を味わった政治家も悪いが、結局は、そうしたごみのような政治家を容認している有権者である我々国民の意識の低さがこうした長老・二世・タレント議員を跋扈させているのである。

どうやら、どんどん酷くなっているようです!

2003910日水曜日  第1452回  タイヤ工場火災

 栃木県黒磯市上中野のブリヂストン栃木工場(本橋伊作工場長)で、タイヤに使うゴムを精練する「バンバリー棟」から出火し、鉄筋三階建て約41000平方メートルをほぼ全焼した。野積みしてある大量のタイヤに延焼し、鎮火のめどは立っていない。(NIKKEI NETより)

 凄まじいほどに燃えていますね。これで思い出すのは3日、タンク爆発事故を起こした新日本製鉄の名古屋製鉄所(愛知県東海市)です。
 この影響で自動車用鋼板の不足からトヨタなど自動車会社の生産に支障がおきているそうです。今度のタイヤ工場の火事もその恐れがあるのじゃないでしょうか。
 それにしても、トヨタ自慢のかんばん方式はこうした事故には本当に弱いですね。日頃、取引業者にジャストインタイムの納品を協力させて極限まで在庫を減らしていることの弱点がもろに出ます。
第784話でも書いたアメリカの同時テロの時を思い出します。
 何事も極限まで削り取ると余裕が無くなって何となく嫌な感じがするのは私だけでしょうか。

 そんなのんびりした感覚でこの火災を見ていましたが、サイト巡りの中で、この一連の爆発事件はもしかしたら北朝鮮のテロかもしれないと書いている人がいました。まさかとは思いますが、その可能性無しとは言えない所が怖いですね。

どうなんでしょう!

2003911日木曜日  第1453回  ビッグ・スリー

 昨日、トヨタの生産について書きましたが、偶然でしょうか9日の読売新聞1面のブリヂストンの記事に隠れるように、2面のコラム「ジャパンウオッチ」がアメリカでのトヨタをとりあげていました。

トヨタの8月の米国自動車販売台数が、クライスラーを抜き、米ビッグ・スリーの一角を崩した。・・・中略

 クライスラーの危機のときに抜いていたような気がしていたのですが、そこまでは行ってなかったのかもしれません。
 何よりも、あの時と違うのは、トヨタのアメリカでの生産が増えて販売の6割になっているのだそうです。そして、アメリカ自体が今回のことを当然のこととして受け入れていることのようです。
 自動車の歴史に残る快挙と、その努力に素直に喜ぶべきなのでしょうが、何となく、
「一将功なって万骨枯る」という言葉を思い浮かべてしまいます。
 トヨタのこの快挙の影で、トヨタの余裕のない努力のお陰で日本中というより世界中の大部分の企業が苦しんでいると考えてしまう私は、やはり異端児なのかもしれません。この考え方は、やはりトッテンさんの影響が大きそうです。
 しかしながら、トヨタのくそ真面目が、皆の首を絞めているとしたら、是ほど悲しいことはないですね。真面目が必ずしも正しいとは限らないと言う所でしょうか。

やはり、余裕の無さか!

2003912日金曜日  第1454回  安全対策

 もしかしたら北朝鮮のテロじゃないかと書いた、ブリヂストンや新日鉄の事故、どうやら考えすぎのようです。
 やはり、原因は企業の経営にあると考えるのが順当のようです。

 10日 日本経済新聞 社説1 製造業は基本に戻り安全対策の確立を

 ・・・略

 まず、考えられるのはバブル崩壊後、産業界が取り組んだコスト削減による生産現場の空洞化だ。製造業の就業者数は1992年の1569万人をピークに減少を続け、昨年は1222万人まで減った。中国移転などで工場の数が減った影響も大きいが、生産ライン、プラントをより少ない人員で稼働させる動きが広がったことも一因だ。

 過剰な人員、過剰な設備の削減は企業経営として当然だが、いきすぎれば安全対策、安定操業がおざなりになりかねない。表面的な人数は十分でもベテラン社員をリストラし、経験の薄い若手ばかりになればやはり不安がある。・・・以下略

 このあたりの考え方が、無難なところでしょうね。行き過ぎたリストラで余裕やゆとりをなくした企業の行き着く先は所詮こんなものだと思います。
 経営陣が安易に人員を減らして、一人当たりの労働量を増やせば、歪がくることはあきらかです。
 散々リストラをして人件費を削って、利益が上がったと喜んだ挙句の果てに、事故を起こして、リストラで挙げた利益の何倍もが吹っ飛ぶような損を出していれば世話はないというものです。これぞ究極の無能経営と言えるのじゃないでしょうか。
 
第1375回でも触れた、坪内寿夫さんの「少数にすれば精鋭になる」の言葉を思い出します。奇麗事の裏には大きな犠牲があるということを認識する必要があるということだと思います。
 トヨタの過剰なまでの節約もその根は人間軽視と言えるのじゃないでしょうか。人間を大事にしない経営の付けが来ているのかもしれません。

人間が主役!

2003913日土曜日  第1455回  石原発言

 又、石原都知事が爆弾発言をして騒がせていますね。

11日 朝日新聞社説 石原発言――テロをあおるのか

 発言が物議をかもすことでは人後に落ちない石原東京都知事だが、これはあまりにも度を超えている。

 外務省の田中均外務審議官の自宅に発火物が仕掛けられた事件について、石原氏は「田中均というやつ、今度爆弾しかけられて、あったり前の話だ」と言い放ったのだ。自民党総裁選の候補を応援する街頭演説でのことである。・・・以下略

 12日 産経新聞 コラム「主張」

 ・・・略

 歯に衣着せぬ発言で知られる石原知事だが、これは明らかに言い過ぎであろう。十一日夕の応援演説で、石原知事は「そんなことがあっていいとは思っていない」と発言を微修正したが、都民の期待の大きい石原知事だけに、口がすべった部分は潔く撤回する方が賢明ではないか。・・・以下略

 銀行に対する外形標準課税の時も思わず喝采してしまったように、庶民が何を求めているのかを嗅ぎ付けることが上手いということなのでしょうか。
 為政者としては言ってはいけない言葉なのかもしれませんが、政府の対応にいらいらさせられて不満が溜まっている庶民に有卦ることは間違いないでしょう。
 要するに理論より感情です。不満の捌け口を求めながらも満たされない庶民にとっては、せめて威勢のいい発言くらいは聞きたいと思うのは仕方ないのじゃないでしょうか。

 これが、ファシズムに結び付けられるとしても、この際、溜まった不満を癒してくれるものなら喜んで受け入れたくなると言うものです。それ程に、庶民は、政府の煮え切らない態度に怒りを募らせているのです。

本当に変な国です!

2003914日日曜日  第1456回  地震予測

 土曜日は久し振りの休みで、時間が無くて溜まっていたサイト巡りに費やしてしまいました。
 時間の余裕がなくなると、毎日の更新も情報を仕入れる所がなくなってしまい、青息吐息の状態に陥ってしまっています。何とか、この状態を打破して苦境から脱したいと思っていますが、どうやら事態は悪化に向かいそうです。更新が途切れるのも時間の問題のような気がします。

 そんなサイト巡りの中で、何時ものトッテンさんのところで気になる情報がありました。

 No.591 民間研究者が関東大地震を予測

 民間研究者が関東大地震を予測

 この予測をおこなった民間研究者は、串田嘉男氏という天文学者で、2003916日、17日(プラス/マイナス前後2日の誤差)に、マグニチュード7.2(プラス/マイナス0.5)規模の大地震が、東京・神奈川を中心とした南関東圏に発生すると予測しています。・・・中略 

 八ヶ岳南麓天文台のホームページアドレス ・・・以下略

 天体観測のなかで見つけた現象で、これまでにも阪神・淡路大震災のときにもその現象があったそうです。それが、関東大震災を予測させる現象を現していると言うのですから、本当なら大変ですね。

 市民のための環境学ガイド でも取り上げていました。

 9月8日: 関東大地震説 週刊朝日 9月19日号

 情報の出どころは同じ週刊朝日のようです。

 ノストラダムスの大予言も今でも時々話題に上ったりしていますが、この研究はそうした、怪しげなものとは違うような気がします。どちらにしても用心するに越したことは無さそうです。

何もなければ良いのですが!

2003915日月曜日  第1457回  民営化

 ネットでトッテンさんを知るまで、私も、世間の風潮に乗せられて、ご多分に漏れず民営化促進派でした。
 しかし、バブル後の日本経済の停滞や一部の金持ちと大部分の貧乏人の構造の原因をトッテンさんの説で知るにつれ、やっと、何でもアメリカの効率主義を真似することによる弊害に気がつくようになりました。
 かといって、何でも国営化がいいとは思えません。それではどこまでが許されるのかとなると正直わかりません。そのあたりも、トッテンさんが取り上げてくれています。

 No.587 問題多い水道事業民営化

 今年、日本で開催された世界水フォーラムで「官民セクターの連携を推進する」、つまりダムや上下水道事業などへの民間資金の積極的な投入を打ち出した閣僚宣言が採択された。しかしこのフォーラムでは水道事業の民営化の結果、多国籍企業の事業参入の影響により水道料金の値上げや安全な飲み水の確保ができなくなった国の事例などが分科会で発表され、非政府組織(NGO)からは閣僚宣言は多国籍企業など開発推進派の意見を盛り込んだ、かたよった内容になっているという批判もでた。

 No.592 規制緩和、民営化のツケ

 先月、アメリカ北東部からカナダにかけて大規模停電が発生した。日本でもいずれ同じようなことが起きるだろう。なぜなら日本政府もアメリカと同じ規制緩和、民営化政策を推し進めているからだ。他の国を壊している愚行を取り入れても日本人は特別だから大丈夫だと思っているのか、または規制緩和がどのような結果をもたらすか気づいていないかのどちらかであろうが、私は後者だと思っている。

 流石に、水や電気などのライフラインは民営化されると怖いかもしれませんね。しかし、それだけに、独占に胡坐をかいて非効率になることなくきちんと効率を求める経営をしてもらいたいものです。そうでなければ、民営化論はなくならないでしょうね。
 兎に角、出来るだけ安くて、安定した供給を達成してくれることを期待したいものです。

 そんなことを思っていたら、田中宇の国際ニュース解説にとんでもないものの民営化が取り上げられていました。

 戦争民営化のなれの果て

 ・・・略

 イラク駐留米軍がひどい待遇に置かれていることには、はっきりした理由がある。国防総省は、イラク現地での米兵宿舎の準備から宿舎の掃除、兵士向けの物資や郵便などの配達といったことから、戦後のイラク国内の飛行場や港湾の整備まで、戦争の後方支援(兵站)の一式を民間に委託したが、それがうまく機能せず全滅状態にある。そのため、兵士に十分な物資が届けられないのだ。・・・以下略

 何と、戦争まで民営化されようとしているんですね。いくら、戦後処理とはいえそこまで民営化が計られようとしているとは驚きです。
 アメリカの企業が戦争を利用して儲けようとしているのは良く知られていることとはいえ、ここまで来ているとは想像もしていませんでした。こうなると、最終的に軍隊も民営化されるところまで行くのでしょうか。
 いっそのこと、民営化されたアメリカ軍を世界の国がレンタルして代わりに戦争してもらいますか。

民営化はどこまで!

2003916日火曜日  第1458回  弱いものいじめ

 第1454回でブリヂストンの火事など一連の事故はリストラのやりすぎによるものと取るのが自然かもしれないと書きました。
 そうした結果、結局は弱い従業員にしわ寄せが来ると証明されたような記事がありました。

 15日、読売新聞 ブリヂストン工場 火災発見者が自殺

 ・・・略

 調べによると、男性は、火災のあった同工場バンバリー棟の改善担当者で、火災の第一発見者のうちの1人。出荷当日に県警の事情聴取を受け、この日も朝から第一発見者の同僚数人と現場で事情聴取を受けることになっていた。・・・以下略

 河川敷で頭から血を流して倒れて死亡しているのを発見されたのだそうです。近くに止めていた自家用車に遺書と見られるメモ用紙が一枚あり、前日には家族に「事情聴取に疲れた」とももらしていたそうです。

 なんとも、気の毒な話ですね。きっと責任感の強い人だったのでしょう。

 この記事から、何となく弱いものいじめを感じてしまうのは私だけでしょうか。まずは、改善担当者という立場は私の嫌いなQC活動の一環であり、リストラを象徴するようなものを感じます。
 そして、発見者であるだけで、慣れない警察の執拗な取調べにあい、疲労困憊したのでしょうか。

 まさか、自殺を装ったテロ実行犯の仕業ということはないのでしょうが・・・。

それにしても、哀れですね!

2003917日水曜日  第1459回  群集

 阪神タイガースの優勝で道頓堀に集まった群衆をテレビ朝日のニュースステーションが実況中継していました。
 あの夥しい群集を見ていて、先ほどまで同じテレビ朝日でやっていた拉致事件を思って複雑な気持ちでした。
 というのも、9月7日に大阪で行われた拉致事件のデモには100人〜200人しか集まらなかったということを知って少なからずがっかりしていたからです。せめてあの群集の半分でも集まっていれば、政治家も何かを感じるはずなのですが・・・。
 たかがタイガースにはあれだけの人が集まっても拉致事件のデモには人が集まらない、これが日本の現実なのでしょう。
 こんな冷たい国民の国の将来は無さそうに思えるのは考えすぎでしょうか。

 拉致事件が一年経っても殆んど進展もなく、政府は北朝鮮に対して強い態度も取らないのもこの程度の意識の国民が支えているからだと思えば仕方の無いことなのかもしれません。

 今日の拉致事件の番組の中で有本恵子さんのお父さんが、「日本の政府は信じていないが、アメリカは信じています」と言った言葉に日本に対する気持ちの全てが表されているような気がします。

考えすぎでしょうか!

2003918日木曜日  第1460回  自動車通勤

 1時間弱の車での通勤が続いています。休み明けや雨の日は渋滞があって余裕をみて、何時もより少し早く出ることにしています。それでも、どこで渋滞に巻き込まれるか分からないので、通勤時間はその時の運のようなものです。
 それにしても、車での長距離通勤は危険ですね。常に、「こっちの車線は遅い、あっちの車線の方が混んで無さそう」と車線変更を繰り返し、少しでも前に行こうとするその運転は我ながら浅ましい限りです。完全に遅刻を恐れる社畜・サラリーマンになりきっています。
 その上、スピードは流れに乗る為に軽自動車でありながら80`・bを超しているときもあります。これで事故を起こしたら死も考えられそうです。怖いですね。
 サラリーマンって、こんな思いをして通勤しているんですね。長距離の車通勤は初めての経験の為に今頃になって、やっと、皆さんのご苦労が身に沁みています。
 会社に着いた頃には精神的に疲労困憊状態です。これで長時間労働じゃ体が持ちません。
 こうなると、都会の通勤ラッシュでも、自分で運転しないだけ精神的には楽かもしれませんね。公共交通の発達していない田舎ではどうしても自動車通勤に頼ることになるのが辛い所です。事故減少の為にも、やはり、職住接近は必要ですね。

明日も又、余裕の無い心で通勤か!

2003919日金曜日  第1461回  地震予測

 第1456回で取り上げた地震予測、どうなることかと心配していましたが、今の所は何も起きていないようです。どうやら外れたようですね。
 しかしながら、10月以降という可能性もあるそうなので、まだまだ油断はできないのかもしれません。

 八ヶ岳南麓天文台のホームページアドレス → 公開にあたって 八ヶ岳南麓天文台 串田嘉男 解説

 を読むと、理論は頭がついていかなくて良くは解らないところもありますが、何となく本当に予知できるのかもしれないと期待しました。
 予測が当たらなかったことを喜ぶべきなのでしょうが、一方で、確実な予知が実現できなかったことを残念に思う気持ちがあることも確かです。
 本当に予知が可能になれば、今後の世界への貢献は大きなものだったでしょう。その為の犠牲を仕方ないとするのは乱暴かもしれませんが、心のどこかにそんな期待があったことも確かです。
 所詮は、自分の身に起きなければ、他人の不幸に想像が及ばないということでしょうか。
 拉致犠牲者の御家族の苦労も、そんな人間の自分さえ良ければの気持ちがもたらしているものなのかもしれません。他人の不幸を自分の身に置き換えて考えることは余程に人間が出来た人にしかできないことなのでしょう。

残念ですが!

2003920日土曜日  第1462回  イチロー選手

 道頓堀の飛び込みにとうとう犠牲者が出ましたね。それにしても5千人もの人が飛び込んだそうですが、数えたのは誰でしょう。やはり、煽りのマスコミでしょうか。

 と言っても、イチロー選手の不振に元気をなくしている私も阪神ファンのことをとやかくは言えないのですが・・・。
 しかしながら、今年は4月の不振を吹き飛ばして首位を奪ってからは、楽勝で首位打者を奪回してくれそうだったのに、8月からのこれほどの不振を誰が想像できたでしょうか。
 イチロー選手に限って並みの選手のようなスランプは長続きしないと信じていたのですが、やはり、天才も人並みの人間だと言うことでしょうか。それとも体力的に無理があるのでしょうか。

 こうなると、何とか200安打だけでも達成してもらいたいものです。後たった3本といえども何が起こるか分からないのですから、心配です。
 と一応心配しているところを見せておかないと、逆の目が出そうで怖い!

今年はさえない年になりそう!

2003921日日曜日  第1463回  弱いものいじめ

 第1458回で、ブリヂストンの火事による従業員の自殺を弱いものいじめと書きました。今度は、トヨタの従業員に負担がかかるのじゃないかと思える記事がありました。

 18日 読売新聞

 トヨタ生産体制 きょう通常稼動 爆発事故前に戻る

 トヨタ自動車は17日、新日本製鉄名古屋製鉄所(愛知県東海市)の爆発事故の影響で、一部車両組み立てラインを除き、取りやめていた残業(一ラインあたり一時間程度)を十八から再開させることを明らかにした。
 新日鉄の普及が進んでいるほか、他メーカーからの代替品の調達のめどが立った。トヨタの生産体制が事故前の稼動状況に戻るのは約十日ぶりになる。
 残業を取りやめた八日から十七日までの減産分は約七千台になるが、「残業の延長や休日出勤などでばん回する」という。・・・以下略

 簡単に、「残業の延長や休日出勤などでばん回する」と書いていますが、従業員は残業代や休日出勤手当てが増えると喜んでいるのでしょうか。
 職の無い時代に、何を言っているんだと言われそうですが、不景気のしわ寄せを簡単に従業員のリストラで済ませる風潮と根は同じように思えてしまうのは私だけでしょうか。
 会社の都合だけが大手を振って歩き、従業員は職があるだけでも喜ばなければならない時代の再来というか、結局は日本の体質は変わっていないということのように思えます。
 ブリヂストンも早くも生産再開だそうです。

無理がかかってなければいいが!

2003922日月曜日  第1464回  地震発生

 何気なく聞いていたカーラジオが、関東で震度4の地震があったことを告げていました。当然、第1461回の地震予測を思い浮かべました。
 発生日と震度は違っていましたが、これがあの予測のものだったのでしょうか。

 八ヶ岳南麓天文台のホームページアドレス → 公開にあたって 八ヶ岳南麓天文台 串田嘉男 解説

 全くの偶然なのか、それとも、予測の中にあるようにもっと後に本命の大地震が本当に起きるのか興味の湧くところです。

 夜のテレビでは見ることが出来なかったので、朝の新聞はどうなのかなと注意していたら、小さく載っていました。

 21日、読売新聞 東京都心震度4

 20日午後零時五十五分ごろ、関東地方を中心にやや強い地震があり、東京都千代田区、横浜市、千葉県浦安市などで震度4を記録した。気象庁によると、震源は千葉県当方沖で、深さは約八十`。マグニチュードは5.5と推定される。・・・以下略

 大きな被害は無かったようですが、震度4といえば、神戸の地震の時に私が坂出で経験した震度です。周りの景色がぐらぐらとゆがんだように思えた私の生涯の中では最大の震度でしたので結構驚いた記憶があります。
 関東では、震度4くらいでは大騒ぎにならないようですね。慣れっこになっているんですね。それでも、この予測を知っていた人はドキッとしたのじゃないでしょうか。

 しかし、これが、あの予測のものだとすると、日にちと震度は違っていたといえども、かなり近いところまで予測が可能になったと言ってもいいのじゃないでしょうか。
 これなら、こうした予測で、用心をするに越したことは無さそうです。用心して損をすることも無いでしょうし。
 尤も、まだ本命があるかも分からないので暫くは様子見ですね。

どうなるか!

2003923日火曜日  第1465回  200本安打

 一時はどうなることだろうと心配したイチロー選手、とうとう200本安打を達成してくれました。最後は一気に4安打で達成でしたが、これで本来の調子を取り戻したのでしょうか。

 スポーツナビ 

 こういう苦しさなかった イチローが200安打

 ・・・略

 「結果が出ず、その原因が分からなかったとき。どうしてそうなっているか分からないときは不安になった。実際、(200安打が)近づくにつれ、早くそれを成し遂げたいという気持ちが沸いてくる。それを抑えることは今の自分に不可能だし、メンタルな部分がどれだけ肉体に影響するかをすごく感じた」・・・中略

 「こういう苦しさはプロに入ってからはなかった。(高校時代、交通事故後に)ボールが投げられなくなったときの苦しさに近い」・・・以下略

 外から、一体どうしたんだろうと思っていましたが、やはり、あれ程の天才が苦しんでいたんですね。そして、今年のスランプは彼にとって初めてといえるものだったことにも驚かされました。
 きっと、スランプなど訪れるような柔な練習なんてしてこなかったということなのでしょう。そんなことが出来ることこそ天才の天才たるゆえんといえるのじゃないでしょうか。殆んどの人間はそこまで徹底して練習することが出来ないと思います。
 普通の人間は、どこかで、自分を甘やかす心があると思うのは自分がそうだからかもしれません。
 それ程の天才も遂にスランプが訪れたということはスポーツ選手の宿命である年齢による衰えというものがイチロー選手にも遂に来たのかもしれないと心配になります。
 イチロー選手に限って、そんなに早く衰えることは無いと思いたいし、もう少し、夢を見させて欲しいと思うのは、単なるファンのわがままかも知れません。

とりあえずホッとしました!

2003924日水曜日  第1466回  地震予知

 23日のフジテレビ「とくダネ!」第1464話で書いた地震予想を取り上げていました。ご本人の串田さんも出演されていました。「とくダネ!」はこの串田さんの説に2000年から注目していて取材を続けていたのだそうです。あるときは予測によって、取材体制を組んでいたこともあったそうです。

 それによると、街頭インタビューで6割の人が今度の予想を知っていたのだそうです。中には、家族を疎開させた人もいたり、地震発生の翌日に大々的に書いたスポーツ紙もあったそうです。
 そんなに多くの人が知っていたとは驚きでした。ネットの中でしか知らなかったのは私だけだったのかもしれませんね。
 しかし、多くの人が情報をつかんでいた割には、皆さん冷静だったんですね。やはり、予知というものに対してまだまだ眉唾ものという気持ちがあって、今回の情報も半信半疑だったからなのでしょうね。

 有田芳生の今夜もほろ酔い → 酔醒漫録9月21日

 地震予知の専門家の間でも賛否両論のようですが、千葉大学など一部の大学でも串田理論を実際に取り入れて研究している所も出てきているそうです。
 今年の宮城の地震は、串田さんのところでは予知できなかったが、北海道の大学では予知されていたそうです。
 まだまだ、未知数のある研究のようですが、素人目にもその可能性は大きいように思えます。こういう研究が、日の目を見て、本当に予知できるようになれば、その貢献度は計り知れないものがありそうです。
 串田さんはこの研究の為に私財を投げ打って没頭されているようです。こういうところにこそ国家予算をつけてもらいたいものですね。

いずれにしても楽しみです!

2003925日木曜日  第1467回  世襲

 小泉改造内閣が決まって、いよいよ総選挙があるようですが、今度こそ日本の政治は変わるのでしょうか。期待したいところですが、どう考えても、その可能性は少なそうです。
その原因は選ぶ国民にあるのは明らかですが、政治家自体もその国民のレベルに合った人しか出てこないのも確かなようです。結局、今度も小泉さんの表面だけの策略に乗せられそうですね。どうして、ここまで日本の政治はレベルが低いのでしょうか。

 第1451回クライン孝子の日記からドイツが世襲なんて殆んど無いことを知りましたが、2003/09/21 ()付けの日記「小泉総理再選、日本の政治改革に繋がるといいね」に日本とは根本的に違った面白い数字が紹介されていました。

・・・略

ドイツでは45〜60歳までが閣僚年齢。政治家だって、60歳以上なんて、連邦議会議員603人中、10人位,最年長は71歳が1人。最年少は20歳が1人。女性議員は198人(32.8%)世襲・タレント.長老(80歳以上)は皆無。

日本では親子・夫婦・兄弟議員、ごろごろいかに日本の政治家は楽ちん商売か。中には税金ドロボーも多いのだろうなあ。
ドイツでは閣僚なんて、命を賭けてるって感じ。家族を危害や誘拐から守るために,わざわざ隠したりしている。本人もいつ暗殺されるかしれない。
つい最近もスエーデンの女性外相が暗殺された。4歳と12歳の子どもを残して。・・・以下略

 成る程、日本の政治家に命をかけている人はどう見てもいそうもありませんね。平和ボケという日本の国情との違いもあるのかもしれませんが、それにしても、世襲・タレント・長老が皆無というのも考えさせられます。如何に日本の有権者が甘いのかが痛感されます。完全に政治家に舐め切られているのでしょうね。

日本の政治家にこの緊張感が現れることがあるのでしょうか。拉致事件に見られる他人事の扱いはこんな緊張感の無い政治家たちだからこそなのでしょう。

余りにも違いすぎる!

2003926日金曜日  第1468回  自動車通勤

 休み明けで渋滞が酷い時で55分〜60分、ウィークデーで45分〜50分、土曜日は30分チョッと。
 
第1460回でも書いた通勤時間です。全く、時間の一定しない、カーチェイスまがいの運転(お前の勝手といわれそうですが・・・)を強要される自動車通勤は本当に疲れます。

22日読売新聞香川版に面白い記事がありました。

 香川の交通事故が去年の激減から一転して又しても増加しているのだそうです。その一つの原因として冷夏による老人の外出があるそうです。そしてもう一つの原因は。

 ・・・略

「高松道の高松中央―高松西インターチェンジ間が3月30日に開通したことなど、県内の道路整備が進んだことが一つ目の原因」

IC間の開通後一か月間の交通量は、事前予想の一日平均一万八千三百台を上回る二万九千百一台(日本道路公団調べ)。反面、両IC間に並行するように走る国道11号線の渋滞が緩和され、通過台数は開通一か月前と比べて9%減少したほか、周辺道路も交通量は減少した。
交通量が減少すれば、車の速度は上がって事故につながりやすい。・・・以下略

 ここは、もろに私の通勤路です。そして、一番渋滞があるところです。9%も通行料が減少しているんですね。ということは、以前は、もっと渋滞が酷かったのでしょうね。
 ところが、これだけの通行量の減少があって尚且つ速度が上がっていると言いながら、時間が一定しないだけでなく事故の心配があるのですから、自動車通勤というものは本当に不便ですね。
 大阪の地下鉄や
JRの通勤ラッシュの混雑も嫌ですが、時間は一定しているし、運転で気を使うこともないし、今考えると天国のような気がします。やはり、公共交通があるというのは良いですね。
 地方にも、あの公共交通網があれば良いのですが、やはり無いものねだりなんでしょうか。

残念です!

2003927日土曜日  第1469回  パソコン

 我が家のパソコンは相も変わらずK6-IIIという今となっては前世紀の遺物のようなCPUでしのいでいますが、それ程不便を感じてもいないのも確かです。
 この部屋の更新に使うワードとインターネットくらいしかやらない最近はそれで十分のようです。

 そんな時代に取り残されたパソコン生活を送っている私をあざ笑うかのような大きな変化がパソコンの世界で起こっているようです。

 まずはハードでは、

 25日、読売新聞より

 半導体大手のAMDは24日、パソコン向けの64ビットの中央演算処理装置(CPU)「AMDアスロン64を」発売したと発表した。従来の32ビットCPUに比べ、2倍の処理能力で富士通など電機メーカー各社は、このCPUを組み込んだパソコンを相次いで発売する。・・・以下略

 そして、ソフトではあの日本の誇るトロンとウインドウズのマイクロソフトが手を組むとのニュースが流れた。

 NIKKEI NETより

 米マイクロソフトは25日、都内で記者会見を開き、国産基本ソフト(OS)「トロン」の開発団体と共同でネット家電用OSを開発すると発表した。ネット家電用OSを巡っては無償配布・改良が可能なリナックスが台頭。マイクロソフトとトロン陣営は相互補完体制を築いて、強力な対抗勢力を形成するとみられる。・・・以下略

 今の所パソコンのOSには影響無さそうですが、こうなると何時変わるかわからないのじゃないでしょうか。尤も、何かと問題の多いと言われるウインドウズが良くなるのなら歓迎ですが・・・。

 しかし、時代は完全に変わっているようです。このままでは時代に取り残されそうです。と言いながらも、手元不如意の今、もう少しK6IIIで頑張るしかなさそうです。不自由を感じていないのだから良しとしましょう。

やせ我慢かな!

2003928日日曜日  第1470回  走行騒音

 何時ものサイト巡りで掲示板に面白い書き込みがありました。何でも、舗装によって車の走行音がずいぶん違うことに気がついたのだそうです。
 そしてそれに答えた書き込みによると、「透水性舗装(雨水の地下浸透を助ける舗装。あばた状になってる舗装がこれ)が副次的に騒音を低下させると、なんかで読んだ気がします。」なのだそうです。

 そういえば、そんなことを聞いたことがあるような気もしますが、全く忘れていました。ところがこの書き込みを読んだあくる日の通勤で、第1468回でも書いた高速道路の下の道に入った途端、騒音が突然なくなったように感じました。
 「あっ、これか」と思い当たりました。あの書き込みを読んでなかったら、きっと何時まで経っても気がついていなかったことでしょう。我ながら、注意力の無さに今更ながらがっかりしてしまいます。
 遅ればせながら、気をつけていると、確かに普通の舗装の道路での騒音はかなり酷いものです。今までは、当然のものとして何の疑問も感じませんでしたが、これが、静かになるのなら、少々費用がかかっても、どんどんこの手の舗装を広めてもらいたいものです。世の中が、静かになって良いですよ。
 それにしても、知らない所(私だけかも)で技術の進歩が進んでいるんですね。

知らないことが多すぎです!

2003929日月曜日  第1471回  タフな男

 たった一つのサラリーマンでさえまともに勉めることの出来なかった私にとって、信じられないような人がいることに驚かされました。
 広島カープが初めて優勝した時の助っ人外人ホプキンス選手です。何と彼は、大リーグから広島カープにきて、その後医者になって、次は宣教師になったのだそうです。

 日本では到底考えられないことですが、外国のスポーツ選手では結構あることのようです。

 MSNニュースジ-ャーナル 「鉄人」衣笠が憧れるタフな男

 ・・・略

 「日本でも、まちがいなくスカラー・アスリート(秀才アスリート)になれたと思う選手に何人か会った。頭脳はまったく問題がなかった。ただ、彼らは野球しかやっていなかった。ちょうど会社員みたいだね。昼も夜も会社に身をささげ、家族との楽しい生活を犠牲にしても仕方がないと思い込んでいる人たちだよ」

 「日本のチームメイトも友人も、バランスの取れた生活を送っているようには見えなかった。すべてのエネルギーを、たった1つの目標に注ぎ込んでいるみたいだ。悲しいことだね。神様は、すべての人にさまざまな才能を与えてくださっているのに。与えられた才能のすべてを最大限に生かすことは、僕たちの義務なんだ」

 一流選手は頭が良くないとなれないと日頃から思っていますが、日本の選手は長嶋選手を筆頭にその才能を一つのことにしか使おうとしないようです。それに比べて、ホプキンス選手のような生き方を当然と考えることに、何となく人間のスケールの差を見せ付けられるような気がします。
 人生というものに対する取り組み方で根本的な差があるようです。それを許さない雰囲気があるのが
第1270回で書いた大リーガーの大家選手(今年も苦しみながらもやっと10勝に到達しましたね)に対する張本さんの考え方に代表される日本の考え方なのじゃないでしょうか。
 別の才能どころか家族との時間や自分の時間を持つことさえ許さなず、滅私奉公、社畜を求める社会風潮がある日本の社会との違いは大きすぎますね。
 尤も、一つの才能も生かすことの出来なかった者にはこんなことを言える資格は無さそうですが・・・。

それにしてもこの差は大きい!

2003930日火曜日  第1472回  ゴルフ

 1ラウンド59というスコアを出したと、久し振りに倉本昌弘選手の名前を聞きましたが、何とか復活の優勝をしましたね。その上2位には先週と連続してジャンボ尾崎選手が入りました。
 先週は一年前と
同じ大会で又しても優勝かと期待したのですが、最後に力尽きて敗れ、残念でしたが、今週も2位と頑張っていたんですね。
 倉本選手も、8年ぶりの優勝だそうです。中島常幸選手と共に、男子ゴルフはベテランの復活というか頑張りが目立ちます。
 政界の長老や世襲議員と違って、こちらはスコアという厳然とした成績が出ます。実力がなければどんな有名なベテランも優勝することは出来ないのです。やはり、スポーツは良いですね。
 政治の世界にもこの潔さが欲しいと思うのは私だけでしょうか。

 女子ゴルフに男子のベテランの活躍と全く逆の風が吹いているのも面白いですね。何と、18歳・高校三年生のアマチュアの宮里藍さんの優勝にも驚かされました。
 プロと混じってのアマチュアの優勝は、ゴルフをやるものの夢ですが、それを18歳でやってのけたのですから驚きですね。

 それにしても、ベテランとアマチュアの最年少優勝とは、ゴルフの神様も粋なことをしますね。実力の世界のすがすがしさを感じさせられました。
 政治家の長老さんや世襲議員さん達はこんなニュースをどんな気持ちで見ているのでしょうか。きっと、自分のことは忘れて何の感慨も無く見ているのでしょうね。

見習って欲しい!

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