団塊の世代の部屋(55)

ホーム 団塊 分類  

200421日日曜日  第1596回  青色ダイオード

 とうとう画期的な判決が出ましたね。青色ダイオードの中村修二さんが勤めていた日亜化学を相手に200億円の支払いを求めた判決が下りました。
 しかも、200億円全額が認めらるとはチョッと驚きました。ところが、その200億円は減額されたものだというじゃないですか。

 Sankei Webより

 ・・・略

 日亜化学が特許によって得た利益を約1208億円と認定。中村教授の貢献率を50%とし、約604億円を会社が支払うべき相当対価の全体額と算定したが、中村教授の請求額が200億円だったため、その限度で支払いを命じた。同種訴訟で過去最高額。・・・以下略

 これ、面白いですね。請求額が少ないからそれにあわせたなんて前代未聞じゃないのでしょうか。
 それにしても、貢献率50%というのも物議をかもしそうです。企業もここまでの判決が出ると、戦々恐々になりそうです。
 中村さんも、流石にここまでは求めてはいないのじゃないでしょうか。将に、過ぎたるは及ばざるが如しですね。

 しかし、何といっても、イチロー選手に代表される想像を絶するような年棒に負けない報酬を研究者が得られる可能性が出てきたということは素晴らしいことです。これで、日本の研究者が俄然活気付くことになり、若い人たちが研究者への道を選ぶことが増えることになれば良いのですが。
 そして、これが契機となって会社ばかりが繁栄する日本のシステムが少しは変わることになる事を期待したいものです。

それにしても驚きました!

200422日月曜日  第1597回  地域通貨

 第1594回これぞトッテンさんの持論と書きました。そして、第1595回でも先進国による搾取を取り上げました。

 そんな時、トッテンさんが、OurWorldでそんな私の気持ちを見透かすように書いてくれました。

 No.613 新春の集い  『持続可能な社会をつくるために』

 ・・・略

 強者がその力を弱者のためではなく自分のために使うようになったのも、日本が儒教、仏教、神道、武士道の価値観を教える教育を捨てたことによるからだ。これらの価値観とは道徳であり、私がいつもこれを強調するのは、日本が実際に道徳教育を行い、人格や徳を人間の、特に指導者の持つべき素養としてきたからだ。・・・以下略

 この精神を忘れてしまったことが日本の国をここまで酷くしてしまった原因であることは間違い無さそうです。
 そして、この精神で世界が動けば、先進国が途上国を搾取するような行動を取ることも無く、今回のような
BSEやトリインフルエンザが世界を震え上がらせることもなかったでしょう。

 第1386回でトッテンさんが地域通貨を先刻承知のようだと書きましたが、トッテンさんがついにそれに触れてくれました。

 ・・・略

 近代社会が分業によってもたらされ、お金を社会的な商品とみなすなら、そのお金の循環を滞らせてはならない。そのためにマイナス金利を導入すべきなのだ。

 これは19世紀にシルビオ・ゲゼルが提案した。ゲゼルの考え方は、商品や労働のようにお金の価値を劣化させることで、お金を手にしたらすぐにそれを使うように奨励するというものである。・・・以下略

 やはり、トッテンさんは御存知だったのですね。いよいよトッテンさんにこの国を任せてみたくなりました。
 日本の昔の道徳精神とゲゼルの地域通貨を世界が取り入れることがこの世界が救われる道と言えば、言い過ぎでしょうか。これこそがグローバルスタンダードであるべきじゃないでしょうか。

やはり、トッテンさん!

200423日火曜日  第1598回  地域通貨

 昨日、久し振りに地域通貨に触れたと思ったら、ぐうぜんでしょうか、1日の読売新聞のコラム「自由席」が地域通貨を取り上げていました。そして、それを太陽光発電に利用しているというのです。

 ・・・略

 約20年前にカナダのバンクーバー島で使われた地域での交換システムが欧米で普及し、現在世界中で三千以上、日本でも三百以上に上っているという。・・・中略

 自治体の施設活用にも地域通貨は思わぬ効果をはっきしている。滋賀県野洲町の特定非営利活動法人(NPO)「エコロカル・ヤス・ドットコム」(谷豊・代表)は太陽光発電の普及に地域通貨を用いた。発電施設建設に一口一万円を寄付してもらい、一万一千円分の地域通貨「スマイル」を渡し、体育館や公共施設利用でも使えるようにした。集まった約百五十万円で第一号の施設が出来た。・・・以下略

 早速ネットで検索してみました。

 エコロカル・ヤス・ドットコム  

 新エネルギー財団

 ほほえみネットワーク野洲

 面白い方法ですが、残念ながらこの方法は広がらないように思います。日本人に、それ程、寄付が好きな人が多いとも思えません。ましてや、金に余裕のある人は寄付なんかには全く興味がないというのは定説でしょうし。せめて、優遇税制でもあれば少しは可能性もあるでしょうが・・・。
 日本中の屋根に太陽光発電を取り付ける為には、早く付けないと損すると思わせるものがないと無理でしょう。どんなに、奇麗事を言っても、そんな奇特な人は殆んどいないし、生活に追われて余裕が無さそうです。

 しかし、地域通貨との組み合わせには興味が沸きますね。例えば、太陽光発電を設置した人に、地方自治体から補助金代わりに地域通貨を貰えるなんてのはどうでしょう。
 これなら、自治体も予算は必要ないし、その地域通貨で地域の経済が活性化されればこれぞ一石二鳥です。

これ良いかも!

200424日水曜日  第1599回  太陽光発電

 昨日書いた、太陽光と地域通貨と言えば、私は、第1139話で書いたように「太陽光・風力発電トラスト」運営委員・中川修治さんから教えてもらって初めて知りました。
 偶然でしょうか、昨日の
エコロカル・ヤス・ドットコム滋賀県なので中川さんも関係しているのかなと思い久し振りにHPに寄ってみました。
 どうも関係無さそうです。というより、滋賀県の補助金について苦言を呈していました。

 太陽光・発電トラスト・ホームページ → インデックスページ → 2004年所感 

 ・・・略

最近、滋賀県という環境熱心県を標榜する自治体が、市民共同発電所に設置時の補助金を出し始めました。実に変な制度なんです。・・・中略

 つまりは、中川さんが以前から主張されているアーヘンモデルのような早くから太陽光発電に取り組んだ人たちにも不公平にならないような補助金ならば良いのですが、そんなことを全く考慮していない補助金政策が行われていると言うことです。
 その遣り方に怒りを込めて書かれています。

 ・・・略

 こうした公金の使い方を考え実行に移した公務員はその職務規定を犯していると言われても仕方ないかもしれません。もっと厳しく言うなら、これは公金の不正支出で犯罪行為であると告発されても文句は言えないのかもしれないのです。・・・以下略

 そして、その変な補助金システムの為に日本で消費されるより海外に流れているようです。

  PVengineering(太陽電池の総合サイト)に現場で携わる人の貴重な情報が掲示板にありました。

 217. 供給不足の背景 管理人 2003/10/25 () 22:56

 各メーカーとも増産に増産を重ねていますが、これは海外市場によるものが大きいと思われます。高性能かつ安価な日本の太陽電池がヨーロッパとアメリカ市場を席巻しつつあります。

これは嬉しいような気もしますが、新たな貿易摩擦に発展することは想像に難くないことです。・・・以下略

 政府の考えの無い方策の為に折角日本で造ったものが海外に流れているのです。どうして、この国の政府はこの国が世界のエネルギー供給国になれる絶好のチャンスを活かそうとしないのでしょうか。気がついていないのか、それとも、利権が絡んで動けないのか。

全く変な国です!

200425日木曜日  第1600回  ダイヤモンド

 その業界の人にとって常識であって、誰でも知っていることであるが、門外漢としては聞いてびっくりということは沢山あります。

 「へえー!」でおなじみの「トリビアの泉」の先週の放送がそうでした。

 何と、地球上で一番硬いと思っていたダイヤモンドが金槌で粉々になるというのです。そして、時価200万円するという2カラットのダイヤモンドを見事に粉々に割って見せました。

 炭素ですから燃えるとは思っていましたが、あの粉々には流石に驚かされました。常識も一緒に粉々に飛び散った想いです。

 早速検索してみました。

 ダイヤモンド購入ガイド →  ダイヤは傷つかないの?

 ・・・略

 ただ、金属のハンマーでたたくなど強い衝撃を与えた場合、割れることはあります。これは硬度とは異なる靭性の問題ですが、これも宝石の中では極めて強い方ですから、普通の使用では心配に及びません。
 また、余談ですがダイヤモンドは高い温度では燃えて白く変質しますので、火事などには注意が必要です。

 ウィキペディア → ダイヤモンド 

 ・・・略

 普通の物質・道具では傷つけられないと思われているが、決して無敵の鉱物ではない。「結晶方向に対する角度も考慮し,ごく小さな範囲に瞬間的に大きな力を加える」,「燃焼などの化学反応を人為的に促進する」などの方法で壊すことができる。

 ベルギーのコーナー → <ダイヤモンドの性質> 

 ・・・略

 性 (Toughness)

ダイヤモンドの靭性(ねばり強さ、割れ難さ)は水晶と同じ 7.5 で決してたかくあり ません。 このことはハンマーなどで衝撃を与えれば粉々に割れてしまうことを意味 します。・・・以下略

 やはり、常識だったようです。硬度と靭性とは何だか騙されたような気分です。ダイヤモンドに縁の無い私としては心配することも無いですが、持っている人は、こんなことを知ったら心配でしょうね。
 何億もするようなダイヤモンドも金槌一つで粉々とは、業界の人たちも敢えて触れて欲しくは無かったでしょうね。
 しかし、今までに、そんな目にあった人はいなかったのでしょうか。尤も、こんなことを思うのは金の無い人間だからだったりして・・・。

常識って怖いですね!

200426日金曜日  第1601回  豪州縦断鉄道

 以前からオーストラリアという国は日本と違って広い国土の真ん中の大部分が砂漠で都市は、周辺の海岸沿いにまばらにあるという何とも効率の悪そうな国だと思っていました。

 AusutraliaWeb → オーストラリア早分かり → オーストラリアの概要より

 正式国名: オーストラリア連邦(Commonwealth of Australia)

 首都: キャンベラ(Canberra)

 面積: 769 万平方キロ(日本の約20倍・世界で6番目)

 人口: 19,727,476(20029月現在)

 日本と比べるとその広大さと人工の少なさが際立っています。北と南の都市なんて同じ国とは思えません。政治も遣りにくいでしょうね。

 そんなオーストラリアの面白いニュースがありました。

 4日、読売新聞

 豪州縦断一番列車

 オーストラリア南部のアデレードと北部のダーウィン間二千九百七十九`・bを結ぶ豪州縦断鉄道の旅客列車「ガン(GHAN)」の一番列車が3日夕、地元住民数百人が歓迎する中、終着駅のダーウィンに到着した。

 初構想から百四十六年、建設中断から七十年以上を経て、中間地のアリススプリングス以北の部分千四百二十`・bがこのほど新たに開通したもので・・・以下略

 あの砂漠の真ん中で中断していたんですね。因みに日本の領土の北端から南端まで海も含んで3,000キロメートルだそうですから殆んど同じ距離です。
 今まで、実現しなかったのはどう考えても採算が合いそうも無かったからなんでしょうね。
 それにしても、距離と言い、年数と言い、気の長いスケールの大きな話ですね。それに比べれば、狭い日本、新幹線の縦断なんてもっと簡単に実現されても良さそうに思うのは私だけでしょうか。
 政・官・財が自分達の利権ばかりを考えてきた為に、余りにもコストが高くなってしまい、今になって本当に必要な公共投資が出来なくなったというところでしょうか。

バカな話です!

200427日土曜日  第1602回  ルビ

 第1535回で子供の能力を伸ばす漢字教育を取り上げましたが、全く反対のことが行われているんですね。

5日、読売新聞コラム「編集手帳」

・・・略

文部科学省の学習指導要領は、学年ごとに学ぶ漢字を定めている。学習していない漢字を含む熟語が教科書に出てくる場合には、「心ぱい」「こっ折」といった交ぜ書きで表記している

 無理なく段階を経て学べるよう工夫した交ぜ書きだが、かえって子供たちから漢字に触れる機会を奪ってきたうらみもなしとしない。文化審議会が、教科書の交ぜ書きをやめ、ふりがなを活用することなどを提言した・・・以下略

 「心配」に「骨折」のどこがいけないんでしょうね。「心ぱい」「こっ折」の方が意味も分かり難くて余程覚え難いと思いませんか。余計なお世話で子供達もいい迷惑と言うものです。
 行き過ぎるだけでなく、ずれた、ゆとり教育がここまで歪ませたということでしょうね。

 パソコンの遣りすぎと老化現象で簡単な漢字も、「あれ!、これはどう読んだかな?」としょっちゅう悩んでいる私としても、ルビを打ってくれれば助かります。もしかしたら、これも、余計なお世話かもしれませんが、「心ぱい」よりましでしょう。 
 新聞がルビを復活させてから大分経ちますが、ホンの一部なので子供達にはまだ難しい所もあるでしょうね。手間もかかるでしょうし、どこまで増やすかも難しいでしょうね。

 実を言うと、新聞などの引用でHPでルビが打ちたいときが時々あるのですが、今の所、私のワードでは通常の使い方では出来ますが、HPでは出来ません。もう既に出来るようになっているものもあるのでしょうか。
 漢字でさえないものがあるくらいですから、きっとまだ出来ないんでしょうね。それとも、一太郎あたりでは出来るのでしょうか。こういうのは開発しても売れませんかね。

誰か開発してください!

200428日日曜日  第1603回  牛丼

 いよいよ牛丼がメニューから無くなっているようですが、私には何故日本の牛肉を使って値段を上げないのか不思議で仕様がありません。
 安い輸入肉が入らないのなら、国産牛を使って採算の合う値段に設定すればいいだけのことと思うのは単純すぎるのでしょうか。
 牛丼業界が国産牛に替えた分、仕入れ値も上がる恐れはあるでしょう。しかし、その当たりも値段に盛り込むことは出来るはずです。
 そして、それは、値上げすることに対する十分な大義名分があるのですから、是ほど遣り易い値上げはないと思うのです。それにもかかわらず、メニューから外すのは何故なのでしょう。
 ましてや、その代わりに発売するカレー丼とか豚丼(これだっていつ問題になるか分からない)の値段だって牛丼ほど安くは設定していないようだし、それなら、仕入れ値相当の値段設定の付けた牛丼を販売した所で消費者も仕方ないと納得するはずです。

 値下げ競争の相手だったマクドナルドも今や方針を変えています。牛丼業界がこの千載一遇ともいえそうな時に何故値上げをしないのか、どう考えても私には分りません。それ程に、お客さんが他に流れることが怖いのでしょうか。
 オイルショックのときのような悪乗りは許せませんが、そこまでやれば自分達にしっぺ返しが来ることは良く分かっているから、それを恐れているのでしょうか。
 それとも、複雑な日本の食肉の流通ルートの為、今更、国産牛を使いたくても仕入れることが出来ないとでもいうのでしょうか。何となく、裏に何かがありそうに思うのは私の考えすぎでしょうか。  

不思議です!

200429日月曜日  第1604回  公営バス

 第85話第437話でバスは乗降口が少なくて一度に沢山の人が乗り降りできないことや線路が無いのでどこへ行くのか分り難いから鉄道や路面電車の方が良いと書きました。
 やはり、バスは苦戦していますね。

 7日、読売新聞コラム「解説」

 難路の公営バス

 ・・・略

 全国の公営バス事業四十八ののうち、営業黒字なのは四っつだけ(2001年度)。・・・中略

 とはいえ、高齢者らにとって身近な交通手段であるバス事業は、採算性だけで判断しにくい面がある。「コスト削減で本数や路線数を減らした結果、使い勝手が悪くなり、利用者が減るという悪循環も起きる」・・・以下略

 バスでは採算は取れそうもありませんが、路面電車ではどうなんでしょう。設備投資はバスどころじゃなさそうですが、線路の上を走るのですから無人で運行できれば横浜市で営業費の8割を占めるという人件費を大幅にカットできるので面白いかもしれません。
 現実に大阪や東京で
ゆりかもめのような無人システムが動いているのですから、不可能とは言えないでしょう。 

 一両の低コスト車両での無人運行が実現されれば、もしかしたら、コストの面から不可能と思える田舎でも少しの補助金があれば何とかなるかもしれません。
 
第1558回で取り上げたように老人が不便な田舎を捨てて都市へ集まらなければならないことも防げるはずです。
 老人だって、住み慣れた田舎を離れて知った人もいない都会に行きたくないはずですから。

何とかならないものか!

2004210日火曜日  第1605回  西宮冷蔵

 第1145話、正義の告発で取り上げた西宮冷蔵、その後、思わぬところで情報を目にしました。

 元大阪高検公安部長三井環ホームページ → 三井環からのお願い

 ・・・略

 そこで、内部告発や消費者団体の有志で、西宮冷蔵を再建する会を結成。私、三井環が会長に就任することが内定しました。・・・以下略

 偶然私が気になっていたお二人が知り合ってそんな会を結成していたとは面白いですね。類は友を呼ぶというところでしょうか。

 その後、どうなったか気になっていましたが、近況を伝えるHPもありました。

 2004.01.22 雪印を内部告発、西宮冷蔵水谷氏のその後

 ・・・略

 大阪の繁華街、冬の路上に座って会社再建の寄付を募っている姿が映される。仰天!会社再建には800万円必要で、現在まで300万円集まったという。画面は水谷さんの倉庫と住まいに変わる。真っ暗な倉庫には何もなくがらんとしており、驚くべき事に住居も電気が切られていて、真っ暗。そこで妻と離婚した水谷さんが息子と娘と暮らしている。息子は水谷さんのパートナーとして、路上カンパにも一緒に出る。「正義感を灯していたい」と、こんな残酷な状況にもくじけず、「やりがいがある」とファイトを燃やす。

 正義不正義の単純な論を展開したくないが、食品、食品衛生については正義不正義、白黒をはっきり、曖昧なことは残したくない。ごまかしは許されない。で、あるのにその内部告発をした正義の人がこのていたらくはいかなる事か。・・・以下略

 そして、8日、読売新聞に小さな記事がありました。

 牛肉偽装告発の「西宮冷蔵」再開へ カンパ800万円

・・・略

 二〇〇二年十一月から休業していた兵庫県西宮市の倉庫会社「西宮冷蔵」の水谷洋一社長は六日、今春にも同社の営業を再開する意向を明らかにした。再建を支援する全国二百五十人から寄せられたカンパが目標の八百万を超え、運転資金のめどが立ったためという。・・・以下略

 とうとうやりましたね。250人、800万円が多いのか少ないのか分りませんが、兎に角再建にこぎつけたそのファイトに驚かされます。
 と言いながらも、もっと大きな企業がバックアップしてくれても良さそうなものと思うのは私の甘さなんでしょうね。世の中、小説のようには上手く行きませんね。
 ここまで来たら、何とか再建を軌道に乗せて、潰しにかかった国土交通省や取引企業の鼻をあかしてもらいたいものです。

頑張って下さい!

2004211日水曜日  第1606回  HP引越し

 ニフティからの突然のメールがありました。

お客様各位

                            200422

                           ニフティ株式会社

        「MySweetHomepage終了のお知らせ」

 いつもアット・ニフティをご利用いただき、誠にありがとうございます。本メールは、日頃「MySweetHomepage」をご利用中の会員の皆様宛てにお送りいたしてます。
今回「
MySweetHomepage」の利用者の減少に伴いまして本サービスについては、2004831日をもって終了させていただくことになりました。長期にわたり本サービスをご愛顧いただきまして、ありがとうございました。今後は「MySweetHomepage」は@homepageとサービスを一本化し、より一層のサービスの充実化を図っていきますので、@homepageにて引き続きホームページの作成ならびに公開をおこなっていただきますよう、ご理解とご協力をお願いいたします。・・・以下略

infowebNIFTY SERVEが一緒になって@niftyになったのは何時(1999年11月のようです)のことでしたか、その後、「MySweetHomepage」が新規のHP開設を中止して、@niftyへ統合と移設の推進を発表したときから、こんな日がいつか来るのじゃないかと心配していましたが、とうとう来ました。
 他のプロバイダーに移すか
@homepageにするか、いよいよ期限を切られてしまいました。今までもチャンスはあったのですが、私の知識に限度があり実行に移すことなくここまで伸ばしてきていたのですが、もう遣らざるを得なくなりました。

 PCの部屋第173話でも書きましたように、ケーブルネットからヤフーに乗り換えた時に、HPのディスク容量が25MBあるということで、試しにそちらにも上げては見ましたが、掲示板などCGIが上手く動かないので完全移行はせずにいました。

 今回も仕方なく、@homepageにアップしてみましたが、残念ながら、一部カウンターやサイト検索が上手く動きません。基本ディスク容量が10MBから20MBに増設されたのは歓迎するのですが技術不足がネックになっています。さて、どうしたものか。

 やはり無料は何かと制約があります。と言って、有料のディスクを借りるつもりは全くありません。それであれば、自分で解決するしかなさそうです。

 と言いながら、色々と設定していたら、カウンター以外は何とか動くようになりました。当分は今のHPにリンクを貼っておきます。完全に動くようになったら引越しします。

 Nifty   geocities   当分は更改が大変です。

どうなることやら!

2004212日木曜日  第1607回  HP引越し2

 本来ならPCの部屋に書くべきところをネタ切れのため2日連続でこちらに書くことになります。

 偶然でしょうか、何時もの巡回路、安井先生の

 市民のための環境学ガイド に

 お知らせ

 これまで長年に渡って使ってきましたNTT DataDreamNetNTT ComOCNに吸収されてしまうことになりました。
 そのため、2月末をもって、
URLが変更されます。

 しかし、考えて見ると、こちらの作業も結構面倒です。また、検索エンジン上に溜まった実績などの、財産価値も無視できないはず。
 実際のところ、
NTTグループ内の合理化なのでしょう。しかし自己都合でしかありません。それを一枚の紙による通告のみで実施することに正当性があるとも思えず、そのため、こちらも、紙一枚で脱退し、NTTグループとは縁を切る方向を考えております。
 これをきっかけにして、どこかに独自ドメインを持とうか。。。。。

 プロバイダーの世界も考えていたほど面白みが無いのでしょうね。こうやって、統合が進んでいくのでしょう。
 ニフティと全く同じ展開のようです。統合により、弱い方にしわ寄せが来ることは仕方ないのかもしれませんが、その不利益を全て利用者にかぶせてしまうのはやはり納得が行かないものがあります。
 検索エンジンでの実績を失うことには私も同意します。私の部屋も、少ない訪問数ながらも、五年間続けたお陰で、検索エンジンで「団塊の世代」と入れると、それなりの順番にヒットするようになりました。密かに喜んでいましたが、これも、一からということになるようです。小さな財産ですが、私にとっては自己満足の貴重な財産でもあったのです。
 それが故に、ケーブルネット、
YahooBBとプロバイダーを替えながらも、ニフティとの契約も止めずにきたのです。

 引越しするにしても、昨日も書いたように、全く同じ設定では動かないCGIがあり、技術不足もあり上手く行きません。 Niftyのカウンターは相変わらず動きませんし、geocitiesに至っては、掲示板など独自のものは使えないのです。全く、利用者の事なんか何にも考えていないようです。
 安井先生のように私も独自ドメインと行きたいところですが、何分先立つものが・・・。

やはり、タダほど高いものは無い!

2004213日金曜日  第1608回  報償費不正支出2

 第1584回で取り上げた北海道警の報償費不正支出事件が面白い展開になっているようです。

 11日、読売新聞

 道警の元警視長が会見…裏金作りは常態化していた

 北海道警の元警視長(66)が10日、札幌市内で記者会見し、報償費や参考人旅費などによる裏金作りが行われていたことを証言した。 ・・・中略

 元警視長は、証言を決意した理由として、道警で報償費の不正支出疑惑が浮上し、9日に道監査委員で不正の監査を求める住民請求が棄却されたため、「このままでは道警の信頼が失われていく。現職の警察官に真実を語らせるのは難しいので、OBである自分が公表しなければならない」と語った。 ・・・以下略

 元警視長は旭川中央署長などを歴任したそうです。まさにこの人が所長の時の事件だったということです。
 それにしても、本人が記者会見で証言というのは珍しいのじゃないでしょうか。やったことは非難されて当然ですが、殆んどの人が、この場合、だんまりを決め込むこところ敢えて証言したことを評価しても良いのじゃないでしょうか。

 この人を見習って、官僚OBが自分達がやってきた不正を証言することが定着すれば面白い事になるでしょうね。
 さしずめ、内閣の
機密費とか検察の調査費で証言するOBが出てくれれば日本の国も少しは変わることが出来るのじゃないでしょうか。
 その為にも、この元警視長さんを表彰する必要があるかもしれません。

 第1605回の西宮冷蔵の水谷さんのような内部告発者と共にこうした証言者が当然として受け入れられる社会になれば、税金の無駄遣いが大幅に減少して、増税どころか減税が期待できそうです。

そんな時代は来ないだろうなぁ!

2004214日土曜日  第1609回  瀬戸大橋

 瀬戸大橋という絶好の観光施設を持ちながら高い料金のまま宝の持ち腐れになってしまっている我が坂出市。
 民主党が政権を取って無料になるかと淡い期待を持ちましたが、やっぱり無理でした。それにしても、本当にもったいない話です。

 同じ考えの人はいるものです。何時ものサイト巡回路の

 萬晩報 → 20040211() 瀬戸大橋を500円玉に通行できるようにしたら

 ・・・略

 こんなことを考えたのも、通行料の負担には限度というものがあるからだ。これこれのコストがかかっているということとは別次元の話である。西鉄バスが運賃を180円から100円に値下げしたとたん、利用者が二倍になった例があるし、長崎の市電は100円でずっと黒字経営を続けている。・・・中略

 今度の衆院選では、高速道路の問題が政策論争の一つとなったが、民営化が目的でも無料化が目的でもない。目的はせっかく作った、あるいはこれから作る高速道路を国民がより有効に使い、しかも返済負担をできるだけ軽くする方法を模索することにあるはずだ。・・・以下略

 まさに、折角作ったものを有効に使うことこそやるべきことですね。萬晩報第1433回でも取り上げたように瀬戸大橋の通行料に関心を持ってくれているようです。主宰者の伴さんが高知の人だけに関心があるのでしょうか。いずれにしても坂出人としては忘れずに取り上げてくれて、感謝・感謝です。

 それだけでなく、私の大好きな路面電車を補助金も無く民間企業である長崎電気軌道株式会社が黒字で経営しているということに、やれば出来るんだという希望を持つことができました。
 もしかしたら、人口6万人弱の坂出市でも瀬戸大橋を観光の目玉として世界から観光客を集めることが出来れば路面電車を走らせることも不可能ではないのかもしれません。

面白いかも!

2004215日日曜日  第1610回  食費

 4畳半の下宿代が4500円/月、一畳1000円。インスタントラーメン30円、チンチン電車の乗車賃15円
 昭和41年から45年(66年から70年)の京都の物価です。月の仕送りが2万円でした。
 生来のナマケモノの私はアルバイトもせず、お金がなくなればラーメンばかりを食ってしのいでいました。それでも、贅沢さえしなければ、何とか生活できたものでした。本も今ほどは高くなかったので時々は買って、読んでいました。
 ちなみに、手元にあった当時の講談社の吉川英治全集の「源頼朝」を見てみると、一冊680円でした。今の単行本並ですね。

 13日、読売新聞 より、

 親元から離れて暮らす大学生の支出が減り、一か月分の食費が平均二万五千百二十円と、四半世紀前の水準に戻ったことがわかった。・・・中略

 とりわけ食費は、77年の約二万四千二百円に近づき、この二十六年間で最低。・・・以下略

 一か月の支出は約十二万四千八百円だそうです。総支出の割りに、食費が少ないですね。ということは、今のデフレで食費は案外上がっていないということでしょうか。
 昔、よく話題に上ったエンゲル係数を思い出します。あの頃は、50%が生活苦からの分岐点だと言われていたような記憶があります。それが、今では20%と言うことですから、隔世の感がありますね。
 生活はそれだけ楽になったということなのでしょう。

実感は兎も角!

2004216日月曜日  第1611回  地域通貨

 第1597回でトッテンさんが遂に地域通貨を取り上げたと書きましたが、今回、更にはっきりと触れています。

 No.615 「新春の集い」(東京)でいただいたご質問とトッテンの回答

 ・・・略

ところがマイナス金利であれば、長期的な見返りのある設備などへ投資されるでしょう。例えばソーラーシステム(太陽温水器など)を家庭に取り付けると長期的に家計が助かり、二酸化炭素も出さなくて環境にもよいとわかっていても、プラス金利では貯金があってもなかなか購入しないが、マイナス金利なら多くの人が購入するようになると思います。

 これらの良い影響は、マイナス金利が日本国内だけで導入されても十分国民に利益をもたらすでしょう。もしくは一部のコミュニティにのみ導入されたとしても、その地域のなかでよい影響をもたらします。すでに日本国内では利子のつかない「地域通貨」を導入しているコミュニティがあり、成功をおさめているようです。・・・以下略

 こうして、トッテンさんが、地域通貨を講演で取り上げてくれているとは頼もしい限りです。
 この部屋で、かって私が評価した人たちがネットの中で、その裏側をあばかれ、評価を変えざるを得なくなった。その最たる人が
中坊公平さんでした。
 この人こそ、総理になって欲しいとも思っていました。田中真紀子さんも一時は期待させてくれました。石原慎太郎さんやトヨタの奥田会長も期待したものです。
 こうやって見ると、私の見る目は、いかに好い加減かが良く分かります。マスコミに上手く乗せられただけかもしれません。

 こうなると、今一番傾倒しているトッテンさんも、そんなときが来るのでしょうか。なんて、チョッと不安になったりしますが、今までに私が評価して来た人たちのおかしさを気づかせてくれたのもトッテンさんの視点だったことを考えると、それは無さそうな気がします。
 何といっても、トッテンさんは戦後の日本が失ったものを気づかせてくれたのですから。

 マイナス金利と地域通貨で日本中の屋根が太陽光発電と太陽温水器で埋まる時こそ、庶民が生活し易い理想的な日本が実現している時なのかもしれません。

それが出来るのはトッテン総理!

2004217日火曜日  第1612回  当事者の立場

 昨日、中坊公平さんに触れましたが、その中坊さんとの共著もある佐高信さんが中坊さんについて書いていました。

 佐高さんも拉致事件での週刊金曜日事件以来テレビにもあまり出ないようだし、どこと無く元気が無いように思うのは私だけでしょうか。その週刊金曜日に書いていました。

 それにしても、この部屋を始めた頃と比べると拉致事件以来、私の巡回路も、所謂右よりと言われる所が増えたりと大分変りましたが、考えが偏らないように両方をチエックしています。

週刊金曜日 → 風速計一覧 中坊公平問題(佐高 ) 2004/02/13

 私もかつては対談の本などを出して持ち上げた1人なので、ちょっと口ごもるのだが、中坊公平が弁護士までやめなければならなくなったことについて、そのプラスとマイナスの計算書は出されているのだろうか。・・・中略

 中坊はそこで、弁護士には常に第三者の立場でしかものを見なくなる職業病があるとし、いかなる刑事事件の弁護をしても死刑になるのは自分ではなく、企業の倒産を扱っても自分が倒産するわけではないと説明している。裁判に負けても着手金はもらうといった第三者の立場にコンプレックスを抱いて、中坊は当事者の立場を目ざしたのかもしれない。しかし、職業病を含む己れの職業を忘れた、いや、それを意識的に捨てたところに安易な強者化が始まった。むしろ、第三者の立場に徹すべきだったのである。・・・以下略

 森永砒素ミルク事件や豊島の産業廃棄物問題などで当事者の立場にのめり込みすぎたのでしょうか。
 そうした熱い気持ちを、今でも私は認めたいと思います。しかし、あれだけの人でも、世間の評価の高まりにつれ間違った方向に進んでしまったということでしょうか。そして、権力の魅力に魅入られたのでしょうか。
 人間なんて、どんなに凄い人でも名声や権力の蜜には勝てないのでしょうか。

そうは思いたくないが!

2004218日水曜日  第1613回  デポジット

 私の社会人としてのスタートはボトラーでした。ペプシコーラをお店や喫茶店などに卸して回る所謂ルートセールスでした。
 そのころは、木の箱(ラック)に24本のボトルが入っていました。これを両手に持って金毘羅さんの階段を登ったときは流石に目の前が青くなったことを覚えています。
 ビンは、重くて、割れるし、空き瓶の回収も大変でした。缶に取って代わられたのはこの仕事に携わっていたものにとっては天の恵みと言っても言い過ぎではないでしょう。

 しかし、第207話でデポジットについて書いたように、これによって、資源の無駄遣いの時代になったことは間違いありません。
 あの当時は、あのやっかいなボトルが環境という面で、今から考えると何とも素晴らしいシステムであったことに気がつきませんでした。
 そして、あのシステムが缶によって淘汰され、その間も今やペットボトルによって取って代わられようかという勢いです。
 今更、あのボトルのシステムに返る事は無理なのでしょうか。

 何時もの、市民のための環境学ガイドに興味深い情報がありました。

 2月14日: 消える缶ビール、ドイツ

 この話は、そのうちに詳細に報告したいと思うが、ドイツでは、缶ビールが消えて、瓶ビールが復活中。理由は、リターナブル容器の使用率が低下したため、ワンウェイ容器にもデポジットが強制され、デポジット制度が構築できないから。

 ドイツって、こういうところは思い切ってやりますね。原発の中止や太陽光発電のアーヘンモデルなど、環境問題に対して、兎に角、国としての取り組みが素晴らしい。何でも先送りの日本とは正反対ですね。
 何時まで経っても、解決する意志の見えない拉致問題に日本政府の全ての問題に対するやる気の無さが現れていると思うのは私だけでしょうか。

何ともいらだたしい!

2004219日木曜日  第1614回  途上国

 戦後の目覚しい経済成長で、日本は先進国になったと自負していますが、社会資本の貧しさのため庶民がその恩恵に浴することは殆ど無いと言っても良いくらいです。
 それは、世界一と言われた所得のときにも、その可処分所得の少なさに現れていました。しかしながら、成長が続く限り、いつかは先進国並みの社会資本の充実が実現する時も来るだろうと密かに期待しながらその時の来るのを期待していたものでした。
 ところが、今の経済状況では、そんな期待は実現されることもなさそうです。そんな、先進国との力の差を見せ付けられるような記事がありました。

 17日、読売新聞コラム「潮音 風声」 高階 秀爾(たかしなしゅうじ・大原美術館館長)

 ・・・略

 驚くべきは、千二百人というその職員数である。日本では、最大の東京国立博物館でも職員は百二十九名、ルーブルの十分の一に過ぎない。・・・中略

 フランスだけではない。ヨーロッパでもアメリカでも、主要な美術館は似たような規模である。文化を極端に軽視しているのは日本だけである。・・・以下略

 こういうのを聞くと、日本は本当に先進国なんておこがましくて言えませんね。ヨーロッパやアメリカの美術館は他国から略奪してきたものが多いという負の遺産もありますが、その美術品に対する真摯な考えは大人を感じさせます。
 それに比べて、税金に群がる政・官・財ばかりがはびこり、文化や国民をないがしろにするこの国は、全く途上国そのものでしかなさそうです。

このままで終わるのか!

2004220日金曜日  第1615回  ドコモ

 第934話でNTTドコモが「2002年3月期決算で、米AT&Tワイヤレスなど海外の出資先企業の株式評価損を経常し、一兆円前後の特別損失を出した」ことに腹を立てたものです。
 そのドコモが又してもやりましたね。

 18日、日本経済新聞

 ドコモ、AT&TW株をシンギュラーに売却へ

 NTTドコモは出資先である米3位の携帯電話会社、AT&Tワイヤレス(AT&TW)の株式を米2位のシンギュラー・ワイヤレスに売却する。AT&TWが17日、シンギュラーへの身売りで基本合意、これを筆頭株主(持ち株比率16%)として受け入れる。株式売却額は約6800億円に上る。・・・以下略

 どう評価して良いのか。当時は携帯電話を使ってなかったので、他人事の気分もありましたが、今や私も仕方なく使っていますので、もっと怒りを覚えても良さそうです。
 と言いながらも、何となく白けてしまっているのはもう諦めきってしまったからでしょうか。

 それにしても、これだけの損失を出しても、経営陣が責任を取ると言う話は聞きません。これだけの金額を通話料の値下げに使っていたら日本の経済はもっと良くなっていたのじゃないでしょうか。
 このパターンは、国民が稼いだ金をアメリカの国債につぎ込んだり、日本を苦しめている中国への
ODAに使ったりと、本来なら国民が豊になるべきものに使われて当然のものが無駄に使われているのと同じなんでしょうね。

 政・官・財の政策の失敗を全て弱者にしわ寄せて責任を取ろうともしないリーダー達と、それに対して暴動を起こすでもない国民と、日本って本当に変わっていますね。

大人なのでしょうか!

2004221日土曜日  第1616回  国債

 昨日国債に触れたと思ったら、偶然トッテンさんも取り上げていました。

 いつもの Our World

 No.616 「新春の集い」(大阪・博多)でいただいたご質問とトッテンの回答

 ・・・略

1.アメリカ政府に貸すお金を調達するために短期国債を発行してお金を借りるのをすぐに止めること。

2.貿易黒字をアメリカ政府に貸す(アメリカ国債を買う)のをすぐに止めること。代わりに、その貿易黒字で日本の産業や国民のためになるもの、石油など重要かつ日本国内で調達できない資源を購入する。

3.そして平成時代になってから行なわれた税制改革(改悪)をすべて元に戻す。つまりその所得のほとんどを消費に回す勤労者にとって消費罰税ともいえる消費税をやめ、徐々に下げられてきた高額所得者への累進税率や相続税の税率を昭和の時代に戻すこと。

 やっぱりトッテンさんに日本を任せたいですね。それにしても、国民が働いて稼いだお金をアメリカに取り上げられたり、寄ってたかって無駄遣いする政・官・財はもうどうしようもないのでしょうか。
 その象徴のような新生銀行が19日に株式上場を果たしました。一体、どれだけの税金が持って行かれたのでしょう。
 潰してしまえば良かったものを、姑息な手段で公的資金を導入して、挙句の果てにアメリカ資本においしい所を持っていかれてしまう。何とも釈然としません。一体、どれだけアメリカに貢ぐつもりなんでしょう。
 日本人がアメリカに貢いで、アメリカ人のトッテンさんがそれを憂う。日本人は何をやっているんでしょう。日本にはそれ程人材がいないのか。

好い加減に目を覚まさないと!

2004222日日曜日  第1617回  ドライブレコーダー

 第1574回で取り上げたドライブレコーダーが19日のNHKクローズアップ現代」で取り上げられていました。
 新聞の記事だけではイメージがはっきりとはつかめなかったのですが、実際の映像を見ると、事故の一部始終が録画されており、これなら今まで警察の杜撰な捜査で真実を歪められ、しないでも良い苦労をするということも大幅に減少しそうです。
 それに、こんな記録が残るとしたら、日頃の運転も慎重にならざるを得ないでしょうから、それだけでも事故を防ぐことが出来るはずです。

 全てのクルマはこのレコーダーを搭載しないと走ることが出来ない法律を作るべきですね。当然、新車には製造段階で組み込みます。費用は、儲け頭の自動車メーカーで負担してもらうのも良いかも。
 ついでと言っては何ですが、
ETCも標準装備にしましょう。これで、事故も減りますが、警察官も増員する必要が無くなるかもしれませんし、高速道路の料金徴収の人員もいらなくなります。

これは良いかも!

2004223日月曜日  第1618回  油田開発

 第1598回第1599回で日本で太陽光発電がなかなか広まらないのは、かなり下がってきたとはいえまだまだ高い値段が足を引っ張っていると書きました。
 そして、それは、ドイツなどと比べて何故か政府が本気になっていないことが原因であることは間違い無さそうです。
 補助金も、来年度から現在の9万円
/KWから4.5万円/KWに半減されるとの噂が飛び交っています。
 本当は、補助金より、
アーヘンモデルにしてもらいたい所ですが、それどころか、半額にするとは全く何を考えているのか分りません。
 そのくせ、未だに懲りずに石油開発に手を付けようとしているのですから何をかいわんやです。

 21日朝日新聞 社説

イラン油田――開発は石橋をたたいて

 イランのアザデガン油田の開発権を石油公団傘下の企業連合が獲得した。エネルギー資源の乏しい日本にとって、海外での自主開発は選択肢のひとつである。ただ、中東での石油開発には様々なリスクが伴う。複雑な方程式を一つひとつ解きながら慎重に進めてもらいたい。・・・以下略

 21日、日本経済新聞

 社説1 問われるアザデガン油田開発の意義

 石油公団傘下の国際石油開発がイランのアザデガン油田開発に参加することでイラン側と合意し、契約に調印した。同油田は巨大な埋蔵量があるといわれ、日本企業が主導する油田開発ではアラビア石油以来の大型プロジェクトとなる。計画通り原油が生産でき、低コストで安定的に日本に輸入できれば、日本の新たな原油調達源として意味のある事業になろう。日本とイランの関係緊密化に役立つのも間違いない。・・・以下略

 イラン・イラク戦争のときの三井物産によるIJPCプロジェクトの挫折の轍を踏むことにならないと良いのですが。
 今更、石油に金をつぎ込んで、どぶに捨てることになっても誰も責任を取ることは無いでしょう。そんな金があるのなら、太陽光発電に使ってもらいたいものです。
 何度も書いているように、エネルギー輸入国から、輸出国に転換できる絶好の機会を何故逃すのでしょうか。
 ここまで、はっきりしていることをやらないということは、やはり、石油業界や電力業界などから政界に金が流れていると考えるのが自然なのでしょうか。

はがゆい!

2004224日火曜日  第1619回  

 私は、クルマを運転する時、道幅にもよりますが、時速40〜50kmでのんびりと走るのが大好きです。アクセルを踏み込むことも無く運転にも余裕があってなんとも心地良い。 ところが、そんな走り方をしていると、すぐに、後ろから煽られるので路肩に避けてやり過ごすか、仕方なく流れに乗る為にスピードを上げることになってしまってその心地よさは長続きしません。
 皆が、もっとのんびり走ってくれると事故も起こりにくいし、もし事故になっても被害は小さく済むのでありがたいと思うのですが、何故か急いでいる人が多いようでそうも行かないようです。

 こんな考えは多分殆んど受け入れられないのでしょうね。そう言いながらも、急いでいる時には、前の車に「もっと早く流れに乗って走れよ!」なんてつぶやいていたりするのですから私も好い加減なものです。

 それも、余りにもクルマの性能が良すぎることや道路も良くなりすぎたこともあるのじゃないでしょうか。
 私のペースで運転するには軽自動車で十分なのですが、その軽も今では規格が変って十分過ぎるほどの性能になってしまったような気がします。
 それでも、昔の360ccでは無理やり背伸びしたようで余裕がありませんでしたが、それから比べると今の軽は普通車と競争しようなんて無理をしなければ何の不都合もありません。狭い日本、軽で十分です。

 そんな軽自動車の世界でも第1210回で取り上げたカローラとホンダフィットと同じような逆転があったそうです。

 2003年、軽自動車の販売台数7年連続首位のスズキワゴンRをダイハツのムーブが抜いたのです。なんだかトヨタの頑張りばかりが目立ちますね。

 車何でもランキング  そして、全てのランキングでもムーブがトップです。

 国産全車 2003年販売台数ランキング

 日本は当然として、世界でも軽が全ての乗用車に取って代われば、環境に対する貢献は素晴らしいものがありそうです。そして、長距離は鉄道となれば最高ですね。

軽で世界を制す!

2004225日水曜日  第1620回  ダイヤモンド

 第1600回でダイヤモンドが金槌で粉々になると驚きましたが、又もやダイヤモンドの驚くべき話題がありました。

 チョッと前になりますが・・・。

 宇宙に浮かぶ「巨大ダイヤ」=直径4000キロ−米研究チームが発見

【ロンドン17日時事】遠い宇宙に、直径4000キロにも達する「巨大ダイヤモンド」が存在していることがこのほど、米研究チームの調査で明らかになった。

 17日付の英各紙によると、ダイヤモンドと同じ炭素の結晶で構成される白色わい星で、地球から50光年の距離にあるケンタウルス星座で見つかった。「ダイヤモンド」は「10の33乗カラット」に相当するという。 (時事通信)

 本当なんですかね。そんなものがあったところで、地球から取りに行けるでもなく、仮に持って帰れば、その価値は途端に暴落するのでしょうか。
 是ほどスケールが大きいと想像も出来ません。これが本当の想像を絶するでしょうか。地球の中でも、知らないことばかりなのに、宇宙まで広がると何があってもおかしくないと言うことなんでしょうか。頭が混乱して何を書きたいのか全く分らなくなりました。

 知識って何でしょうね。こんなダイヤモンドがあることを知った所で何の役に立つわけでなし。これぞ究極のトリビアでしょうか。
 と言いながら、白色矮(わい)星って何だろうと調べたくなります。サーチするとすぐに見つかりました。

 正座・宇宙博物館白色わい星

 寿命になった星がふくらんで拡散した後に残った芯だそうです。どうりで硬いんですね。この星も、他の星とぶつかったら、金槌で叩かれたように粉々になるんでしょうね。
 しかし、この世知辛い世に、一生星を見て暮らせる仕事もあるんだと思うと夢のように思えてしまう私はやはり俗物の塊のようです。

これぞ団塊の世代!

2004226日木曜日  第1621回  情報流出

 長い間お世話になったケーブルネットからヤフーBBに乗り換えたのは去年の暮れでした。
 時々、繋がらなくなったりしますが、それ以外は別段不満も無く、おおむね満足しています。
 ところがとんでもないニュースが飛び込んできました。

 NIKKEI NETより

 (2/24)ヤフーBB顧客情報460万件流出か、買い取り要求の3人逮捕

 やはり、情報の漏洩を防ぐことは難しいようです。それにしても、ITのプロがこんな被害に会うとは一体どんな管理をしていたのでしょう。というより、人間が絡む以上、防ぐ手立ては無いと考える方が自然なのかもしれません。
 こんな事件が起きると、
住基ネットから情報が漏れないと考えるのは無理がありそうです。
 ネットは素晴らしいものですが、毎日のように流れるウィルスや漏洩問題を見ていると、残念ながら、完全に依存する訳にはいかないと思ってしまいます。
 こんな問題が無ければ、国民総番号制で、役所の手続きや選挙など、殆んどのことはネットで行うことが出来る便利な時代が既に実現していたかもしれません。

 それにしても、パソコン万能とは行かないものですね。やはり、人間という厄介なものが絡む限りは、どんなシステムも完全というものは期待できないのかもしれません。何しろ、頭が良くて悪い奴は、何時の時代にもいなくなることは無さそうですから。

残念ですね!

2004227日金曜日  第1622回  骨伝道

 自分の声を始めてテープレコーダーで聞いたとき、自分が日頃聞いている声と似ても似つかない変な声に驚いたものです。
 始めは誰がしゃべっているのかと思ったが、他の人に確認して自分の声と指摘され、その余りの違いに愕然としたことを覚えています。これは、皆経験したことだと思います。
 ちなみに、それ以来、私はテープレコーダーを使ったことはありません。その為に、英語の発音練習もすることはありませんでした。

 自分で日頃から聞いている声は、骨を伝わって内部から聞こえているので他人が聞く声と違っているのだそうです。
 そんな、骨を伝わって聞こえる方式のスピーカーが流行っているのだそうです。

 21日、読売新聞より

 鼓膜ではなく、頭骨を振動させて音声を伝える「骨伝導」を応用した商品が最近目立っている。これまでも補聴器などに使われ、介護の分野では注目されていた技術だが、人込みの中でも通話しやすい携帯電話や、周囲を気にせず音楽を楽しめる枕など、日常生活を便利にする分野にも利用が広がってきた。・・・以下略

 携帯電話で探して見るとありました。

 “骨”から聞く携帯「TS41」は“コツ”がいる?

 なかなか良さそうですね。騒音の中で携帯を掛けていると、どうしても聞こえにくくて、つい大きな声を出してしまいます。これなら、周囲の顰蹙を買うことも少なくなるかもしれませんね。
 それでなくても、子供の頃から耳が悪かったものが、歳を取って尚更遠くなった私としては興味あります。それにしても、携帯電話の進歩はとどまるところを知りませんね。
 尤も、使いもしない(使いこなせないとも言う・・・)変な機能が一杯付くよりは、こうした本来の機能が充実されることは歓迎です。

楽しみです!

2004228日土曜日  第1623回  携帯電話

 第1503回で取り上げた「番号持ち運び(ポータビリティー)制度」の導入が決定したようです。これで、好きな機種に交換できることになり競争が一段と激しくなりそうです。
 これが、通信料の値下げ競争につながれば消費者にとってもありがたいことですね。それにしても、益々、携帯の進歩が進みそうですね。

 そんな前兆のような記事がありました。

 26日、読売新聞より

 三菱電機は二十五日、自宅への不審者の侵入を、外出先から携帯電話の画面で確認し、携帯電話のボタン操作で警報を鳴らして撃退するホームセキュリティーのシステムを十二月から販売することを明らかにした。・・・中略

 セットで三十六万円程度だそうです。物騒な世の中、この程度の値段だったらお金持ちだけでなく庶民でも付けてみようかと考える人も多いかもしれません。以外に需要があるかもしれませんね。
 いよいよ、携帯一つあれば、財布も要らず、あらゆることが出来る時代になりそうです。こうなると、苦手なんてこと言ってられないかもしれません。使いこなせないと生活できないなんて事になりそうです。
 パソコンだけで十分だと思っていたのにそうも言ってられない大変な時代になったものです。親指を鍛えなくては・・・。
 しかしながら、もし紛失したり故障したりしたら大変なことになりそうです。

どうなることやら!

2004229日日曜日  第1624回  坂出市立病院

 第986話坂出市立病院が「ガイアの夜明け」で取り上げられたと地元意識丸出しで喜んだものですが、27日にNHKで夜の8時からローカル番組、四国スペシャル「変らなきゃ・自治体病院再生」とのタイトルで大きく取り上げられました。
 塩谷院長の改革は益々快調のようです。相変わらず、全国の自治体からの視察も多いようです。
 最近は、医師の診察状況をパソコンで録画し医師同士がそのビデオを見て批評をし合っているそうです。今まで、自分だけでなく他人の診察状況を見る機会など無かったので、お互いに良い刺激になっているようです。ゆくゆくは、看護士や検査技師などにも広めてゆく方針だそうです。

 古臭い病院の建物もなんだか小奇麗になったように感じられましたが、修理する予算も付くようになったのかもしれません。
 こうやって、一度良い方向に向かった改革はとどまるところを知らないようです。悪循環から抜け出したら是ほど上手く行くものでしょうか。人生にも当てはまりそうです。すべからくこうありたいものです。それも、塩谷院長のリーダーシップの成せる業と言って過言ではないでしょう。

 人口5万の坂出市に、世界に誇れるものが瀬戸大橋と市立病院と二つもあるとは・・・。尤も、瀬戸大橋は死んでしまっていますけど。死んでいた市立病院が生き返ったように、瀬戸大橋も生き返らせたいものです。

これもリーダー次第でしょうか!

ホーム 団塊 分類

inserted by FC2 system