団塊の世代の部屋(56)

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200431日月曜日  第1625回  報償費疑惑3

 第1608回で取り上げた北海道警察の報償費不正支出問題、元警視長の告発に続いて、弟子屈署の元職員の証言も出てきました。

 北海道新聞 → 道警 報償費疑惑 ドキュメント → 弟子屈署裏帳簿「偽造の毎日嫌だった」

 ・・・略

 「ずっとやらされていたが、(不正に携わることが)嫌で嫌でたまらなかった。弟子屈署では前任者がやっていた通りに(裏金づくりの)作業を引き継いだ。(明るみに出た)裏帳簿は本物だ。会計書類の偽造を担当させられてからは、一日何時間も事件のねつ造や、その書類づくり。(報償費の)ウソの『支出伺』を書くように捜査員に頼んでいたが、頼む方も頼まれる方もいい気はしない。本当に、ばからしかった」・・・以下略

 検察に警察がこれですから、日本中の組織で同じようなことが行われていると考えるのが自然でしょうね。
 生活の為に、仕方なく組織の悪事に加担する。人間の悲しさが見事に現れています。これが、不正を取り締まるべき警察と言う組織の中で行われているのですから皮肉としか言い用が無いですね。こんな組織の中ではこんな気持ちで働くのは正義感のあるひとにとっては辛いでしょうね。
 しかしながら、日本中の警察で同じことが行われていると
小泉首相も発言していましたが、この期に及んでも認めようとしない北海道警察にはどんな組織の都合があるのでしょうか。もっと上からの圧力もありそうですね。
 小泉さんも「やれ、やれ!」と言いながら、後ろで誰やらのスカートを踏んでいた時と同じなのかもしれません。拉致問題と同じでしょうね。

 それにしても、北海道新聞の姿勢には感心します。道警 報償費疑惑 ドキュメントの量は素晴らしいものがあります。2、3日巡回できないと読むのに大変です。マスコミが皆こういう仕事をしてくれれば、日本の国ももっと良くなりそうです。

 この問題を最初に取り上げたのは、去年の11月鳥越さんの『ザ・スクープスペシャル』だったそうです。前回は見逃してしまいましたが、今回(2月29日)は見逃しませんでした。

 いや〜!聞きしに勝る内容でした。良くここまで放送しましたね。少しはテレビを見直しました。
 前回の放送後全国から内部告発が50件もあったそうです。その内部告発からの調査で、全国で同じことが行われていることは間違い無いようです。何と、その裏金つくりのマニュアルもあるそうです。
 
組織ぐるみで何十年にも渡って当然のごとく行われてきたことで、自分達が悪いことをやっているという意識は無かったようです。恐ろしいですね。
 検察と警察、全く同じことをやっているのですから何をかいわんやですね。これで日本の治安が保たれるなんてことはありえないですね。さて、この問題が、もしうやむやになるようなことがあれば、いよいよ日本も終わりと言っても良さそうです。

 しかし、鳥越さんは、やはりこういう問題を追いかけている方が良いですね。「ザ・スクープ」の復活が待たれます。

マスコミの力は大きい!

200432日火曜日  第1626回  中国

 今度の6か国協議も、何の進展も無く終わりました。相変わらず、一番の鍵を握る中国が本気になっていないように感じるのは私だけでしょうか。
 
第1493回でも書いたように、最近はどうも中国には良い感情を持つことができません。
 しかし、私の感情とは関係なく中国を無視することは出来ない情況になってきているようです。

 2月25日のマネックスメールに面白い記事がありました。

 HSBCの中国情報   巨大消費市場としての中国

 ・・・略

 ほんの少し前まで、中国は、日本から雇用を奪い、デフレ輸出国であるとの「中国脅威論」が一部ではありました。確かに、日常雑貨から衣服等、安い中国製品の拡大は物価下落の一因となったのは事実でしょう。しかし最近では、中国の旺盛な内需による輸入の拡大は、日本企業にも好影響を与えはじめ、日本経済を牽引する「日本経済再生のパートナー」との見方が出ています。・・・以下略

 どうやら、中国からの輸入の問題から、その成長による旺盛な需要が日本に影響する時代になっているようです。

 そんな中国の市場に目をつけるべきという本が届きました。著者の和中 清はリンクの部屋第1060話にも書いているように学生時代のクラブ仲間です。上海で事業を立ち上げているだけに実践に裏打ちされた生の情報です。 HPINFORM

 中国マーケットに日本を売り込め 上海クラブ代表 和中 清 明日香出版社

 これからの中国にはチャンスがありそうです。若者は中国を目指せと説いています。中国を毛嫌いしているようではチャンスをつかめそうも無いですね。
 これから人口が減少する落ち目の日本より、13億の人口の急成長の中国にこそチャンスを求める時なのかもしれません。

私も若ければ!

200433日水曜日  第1627回  睡眠時間

 休みの日は昼になるまで寝ることが当然であったのが、何時の間にかウィークディと同じように目が覚めるようになる。どうも、これが歳を取った証拠のようです。
 こうなって初めて、「ああ!寝ることにもパワーがいるんだなぁ!」と思い知らされたものです。もう一度、死んだように寝てみたいものです。

 11時過ぎに寝て5時過ぎに起きるというネットの為の6時間睡眠を続けているので特に寝不足を感じる毎日です。
 そんな睡眠時間についての面白い記事があったのは少し前のことでした。

 2月26日、読売新聞より

 ・・・略

 死亡率が最も低かったのは、男女とも睡眠時間が7時間と答えたグループで、睡眠が長くなっても短くても、死亡率は高かった。

 睡眠時間が4時間以下の人は、7時間の人に比べて男性で62%、女性で60%、死亡率が高かった。また10時間以上の人も、それぞれ73%、92%高く、男女とも睡眠時間が減少するほど、あるいは増えるほど死亡率が高くなるとの結果。従来言われてきた「8時間睡眠」は、7時間睡眠に比べて、男性で11%、女性23%、それぞれ死亡率が高いという結果が出た。・・・以下略

 1日24時間は、金持ちも貧乏人も偉い人もそうでない人も、どんな人間にも平等です。それだけに、一日を長く起きていて有効に使いたいと思えば、睡眠時間を削るしかありません。
 その睡眠時間が、8時間必要と思っていたのが7時間で良いとなると1時間儲かったような気分になったのは私だけでしょうか。ナポレオン並とは言いませんが、願わくば、もう1、2時間短く出来たらありがたいのですが、やはり、寿命との引き換えになるんですね。
 しかし、寝すぎても寿命が縮むのは驚きです。歳を取ると眠れなくなるのはこの当たりも関係しているのでしょうか。
 寿命が残り少ないから眠れないのか、それとも眠れないから寿命が短くなるのか、どっちなんでしょうか。

短くぐっすりと寝たい!

200434日木曜日  第1628回  トリインフルエンザ

 4年間を過ごした京都に対する愛着はありますが、このところの京都の騒ぎはイメージダウンも良いところですね。鶏業界にとって京都は鬼門のようです。
 
第1577回で取り上げた半年前の卵の出荷といい、今回のトリインフルエンザといい、普通では考えられないことが京都で起こったことに何か意味があるのでしょうか。
 どちらも、悪意の無い間違いとして誤魔化そうとしているように思えますが、逆に、とんでもない悪意の元に行われたとてつもない犯罪とも取れます。一体どちらなんでしょう。

 と思っていたら、

 クライン孝子の日記 2004/03/03 () 鳥インフルの内幕、号外メール(2)がさもありなんと思われることを書いていました。
 あの会長、やはり只者では無いようです。どうも、京都は胡散臭そうですね。問題が起きることにはやはり原因があるということのようです。裏はどうなっていることやら。

 卵の事件は、その後に起こったトリインフルエンザで何時の間にかうやむやになってしまいましたが、本来ならもっと厳しく追及されるべき事件だったのではないでしょうか。
 今回の、トリインフルエンザも最初はオウムの判決に隠れていましたが、その後の展開の余りの酷さにうやむやになりませんでしたが、もしかしたらあの卵と同じようになった恐れもあったような気がします。
 それにしても、欲に目がくらんで誤魔化そうとしたことが、取り返しの付かない事態に陥ったという典型的な例と言えそうです。利益第一のこんな企業はきっと沢山あるのでしょうね。きっと、今回の展開を見て肝を冷やしていることでしょう。
 これに懲りて、目先の損を恐れて誤魔化すことがなくなることを期待したいものです。それも、この両社の今後がどうなるかで違ってくるかもしれません。
 気の毒ですが、こういう会社は立ち直って欲しくは無いですね。こういう企業が残って、
西宮冷蔵のような会社が残れない世の中は、やはりおかしいでしょう。

さてどうなるか!

200435日金曜日  第1629回  報償費疑惑4

 北海道警察の報償費不正支出問題で新たな内部告発をした弟子屈署の元職員の方が実名を公表しましたね。

 北海道新聞 → 道警 報償費疑惑 ドキュメント → 「報償費 正規支出ない」 弟子屈署元次長ら監査請求−道警報償費疑惑

 ・・・略

 この元次長は札幌市内の無職斎藤邦雄氏(56)で、〇一年三月、同署次長を最後に警視で退職した。住民監査請求後会見した斎藤氏は「旭川方面本部地域課次席時代はカラ出張で裏金をつくり、弟子屈署でも正規に報償費を支出したことはない。裏金づくりは道警全体に染みついていて、それが嫌で辞めた」と実名で証言。さらに「道警は道民をなめきっている。道民の期待と信頼に応える警察はどこへ行ったのか」などと語った。・・・以下略

 何と、団塊の世代の人ですね。団塊の世代にもこんな気骨のある人がいたんですね。チョッと誇らしく思ったりして・・・。

 「局地的問題ではない」 元弟子屈署次長・斎藤さん一問一答

 「旭川中央署や弟子屈署だけの局地限定の問題ではない。誤解を恐れずに言えば、外国人犯罪集団と同様、警察も集団犯罪組織に成り下がったことに(幹部らは)気づいているのか。そんな体質でどうやって治安を守っていけるのか。良心のかけらがあれば、本部長はじめ幹部に私たちOBを含め、道民に謝罪する時がきたと訴えたい」

 これが北海道だけの問題でないことは間違いありませんし、北海道だけで終わらせてはいけません。今こそ、日本中の不正を正す時です。


 斉藤さんの証言の全てが

 監査請求した弟子屈署元次長「私の主張」全文−道警報償費疑惑にあります。

 不正に手を染めることに耐えられず53歳で退職したんですね。最初に内部告発した元釧路方面本部長原田宏二氏といい、警察には良心が残っていたと言うことのようです。
 この内部告発が全国に広がることを期待したいものです。そして、今度は、現役から出てきて欲しい。

 昨日のトリインフルエンザも内部告発だったように、日本も少しは良い方向に向かっているのでしょうか。
 尤も、内部告発でしか組織浄化が出来ないことの方が問題なのでしょうが、これはまだまだ無理でしょうね。なんと言っても、悪党がはびこる世の中ですから。

人間のさがでしょうか!

200436日土曜日  第1630回  勝ち組、負け組

 「勝ち組」「負け組」なんて言葉が定着したのは何時のことでしょう。この部屋では2000年の1月の第157話で触れています。
 ようするに、バブルの後の空白の10年と言われた頃、経営者連中が生き残りたいが為に社員を叱咤激励する為に用いたようですね。
 私も、あの頃は、それでもまだ「負け組」なんて言葉もそれ程切実には考えていなかったような気がします。しかし、今や、身に沁みます。

 トッテンさんがそんな言葉を取り上げています。

 トッテンさんのOur World  → No.618 「勝ち組」「負け組」

 ・・・略

 成果主義とはあいまいな評価方法に加え、報酬と成果を比例させる仕組みであるから、一般社員を抑えて一部の社員に高額の報酬が向けられ、したがって格差はさらに大きくなる仕組みである。このように弱い企業や労働者は切り捨てられ、一握りの「勝ち組」だけがさらに富を手にするような社会構造になっていく。

 富や、地位、権力の継承といえば、ブッシュ大統領、小泉首相に加えて、安倍晋三自民党幹事、福田康夫官房長官、石破茂防衛長官と、選挙地盤と富を継承した多くの二世(三世)議員が要職を占めている。衆議院では三割近く、自民党では世襲議員が四割にもなるという。北朝鮮と違って選挙によって選ばれていると反論されるだろうが、地盤と富を継承した二世候補者が一般の候補者と自由競争で議席を争ってはいないことは明らかである・・・以下略

 どうやら、日本はアメリカの後を追って二極分化へとひた走っているようです。つまりは、「勝ち組」の人たちが自分に都合の良いような政治を行っているということです。
 そう考えれば、全ての政策が庶民を無視していることにも納得が行きます。痛みを感じたことのない人に、他人の痛みを理解させようとしても、所詮は無理ということでしょう。
 そして、そんな二世・三世の政治家を選んでいるのは負け組の国民なのですから、これも自業自得としか言い様が無いですね。
 これも、自分が「負け組」と自覚することができないからなのかもしれませんね。

それにしても嫌な言葉です!

200437日日曜日  第1631回  報償費疑惑5

 第1353回などで警察の検挙率の低下は現場の必要な人員までいたずらに減らすことによる不足が原因と思われるので、公務員が増えることに対する抵抗はあるものの、必要な所に必要な人員を配置すべきであると書きました。
 しかし、人員不足だけが原因でもなさそうです。北海道警察の報償費疑惑での原田宏二氏(元道警釧路方面本部長)の参考人質疑での証言がそのことに触れています。

 北海道新聞 → 道警 報償費疑惑 ドキュメント → 道警不正経理疑惑 原田氏の証言(要旨)

 ・・・略

 しかし稲葉問題(道警の稲葉圭昭元警部=服役中=が在職中に覚せい剤や拳銃の密売に手を染めていた事件)があった。(稲葉元警部が所属した)銃器対策室が発足した時、私は(上司の)防犯部長で、事件に強い関心を持った。背景には協力者の運用あるいは捜査費の問題、人事管理の問題などがあると予想された。・・・中略

 稲葉事件の背景に裏金づくりがあったのではないか。

 原田氏 いろんな背景を明らかにするため、彼の(公判で)情状証人に出ようと一度は決意した。結果的に出なかったが、彼の供述調書を読み、彼の言うことが正しければ、やはりという気持ちだ。彼の捜査には協力者が絶対に必要。しかも(暴力団員など)犯罪を起こす可能性がある虞(ぐ)犯者が協力者で、かなり金を使わないとうまくいかない。協力者をどう管理し、費用をどうするかという問題を解決できるか非常に心配した。・・・中略

 原田氏 いかに現場の警察官が捜査費や報償費を使いやすいようにできるかの一点にかかっている。例えば毎月、予算の内示がいくらきているかを言えばいい。(今は使用基準がないが)金額や対象も基準化する。そうすれば道民も捜査に協力してくれるし、捜査活動も活発化し、検挙率もあがる。それをやらない限り、上でシステムを変えてもうまくいかない。・・・以下略

 稲葉元警部は優秀であるがゆえに使えない調査費に頼らず自分で作ったと言うことである。ただその作り方が悪かったと言うことです。
 しかし、この稲葉氏に使うべき金を遣わさないでピンはねしていた組織とは一体何なんでしょうね。こんな事で、検挙率が下がっているとしたら本末転倒もはなはだしい。完全に、自分達の職業が何を目的にしているかを忘れてしまっている。
 それにしても、税金というのは、こうやって無駄遣いされていると思うとあきれて物も言えないですね。
 こんな事で、私のような甘ちゃんが思っているように人員増が実現したとしても、ピンはね額が増えるだけだったようです。

怖いですね!

200438日月曜日  第1632回  長嶋さん

 王さんが打っても余り喜ばなかった長嶋さんの典型的なファンであり、引退した後は江川選手が活躍するまで野球を見ることは殆んどありませんでした。その後は、野茂選手。そして今はイチロー選手。
 彼らも力は王さんと同じように長嶋さんよりは上かもしれません。それでも、長嶋さんの魅力は成績だけではないのは誰もが認めるところでしょう。それはファンを楽しませようとするサービス精神がそうさせるのかもしれません。
 そんな、長嶋さんの入院はびっくりしたと共に、そんなこともありそうと納得している私がありました。

 第840話第1510回で書いたように、人の良すぎると思われる長嶋さんは野球界に特に巨人に利用されていることがわかっていながら敢えてそれを受け入れてきたように思えます。
 そして、無理を重ねたことが今回の脳梗塞(こうそく)につながったことは否定できないでしょう。
 まだ、オリンピックの監督を続けて欲しいというようなマスコミの論調も長嶋さんの人気を利用したいだけのように思えてしまうのは私だけでしょうか。
 もう良いじゃないですか、もっと、のんびりと野球を楽しませてあげようじゃないですか。それこそ、マーティ・キーナートさんの言われるようにコミッショナーとして、日本の野球の将来をのんびりと大所高所から考えさせてあげたかった。

 不屈の精神で元気になって戻って来そうには思いますが、こんどこそ、その人気を無闇に利用することなくのんびりとさせてあげたいものです。

日本のプロ野球の象徴として!

200439日火曜日  第1633回  佐藤琢磨さん

 待ちに待ったF1が始まりました。去年はそれ程力が入りませんでしたが、今年は佐藤琢磨さんが再び参戦することで興味津々です。
 どうして、日本人がでるだけでこれだけ興味倍増になるのか、我ながら単純な精神構造におどろきますが、人間なんてこんなものなのでしょうね。
 自分の生まれた土地、地域、国に愛着を感じるのは人間の自然な感情だということでしょう。だからこそ、少しでも生まれたところに近い人を応援したくなる。
 これこそが、愛国心の原点であり、それをいたずらに排除しようとすることは不自然じゃないでしょうか。

 さて、その第一戦のオーストラリアグランプリは9位で完走とまずまずの成績でしたが、スタートでのアクシデントで操縦性が悪くなったことを考えれば、今後に期待が持てそうです。
 もしかしたら、今年は、表彰台に立つことが何度かあるかもしれませんね。今からワクワクします。
 特に、今年は、中国での開催などで
18戦まであるということなので悪くても月2回はあるので余り間隔が空くことなく楽しめそうです。

 大リーグも長いシーズンオフが終わって、開幕もまじかです。今年も、イチロー選手と琢磨さんに元気を貰って頑張らなくっちゃ。

我ながら、単純!

2004310日水曜日  第1634回  トリインフルエンザ

 第1628回で只者ではなさそうと書いた会長ご夫婦の自殺には驚きました。

 クライン孝子さんの日記 2004/03/03 () 鳥インフルの内幕、号外メール(2)からのリンク食肉の帝王―巨富をつかんだ男 浅田満を見て、さもありなんと思ったのですが・・・。

 見た目には田舎のおじさん然として、関西弁で「すんませんでした」の謝罪を見る限りはそれ程悪そうには見えなかったのは確かですが、その裏にどんな顔があるのかと想像していましたが、もしかしたら裏はなかったのかもしれません。そうだとすれば、なにかありそうと疑ったことを謝らなければなりません。我ながら、見る目の無さに呆れます。
 ご夫婦の御冥福を祈ります。

 それにしても、こんな結末を誰が想像したでしょう。一代で成功を手に入れ勝ち組となった人も、最後にこんな結末が待っているとは想像もしていなかったでしょうね。
 人間の一生なんて本当に最後まで分らないものです。御本人もまさか人間の力の及ばないウイルスにこんな目に会うとは思いもしなかったでしょうね。

雪印や日本ハムとは違ってたった一度の判断ミスをこれほどの大事件にしてしまったウイルスの怖さを感じます。
 しかしながら、不謹慎かもしれませんが、一方では、本当に自殺だろうかとの疑問も感じてしまいます。

まさか!

2004311日木曜日  第1635回  滅び

 イラクのニュースでチグリス・ユーフラテス川とかバクダットなどの名前を見たり聞いたりするたび、歴史の勉強を思い出します。
 四代文明やローマ、そして私の大好きなベニスなど繁栄を謳歌した文明は全て終焉を迎えて、現代までその繁栄を継続しているものはありません。
 スペインからイギリスそしてアメリカと近代でもその勢力は移り変わっています。その時代に生きていた人たちはその繁栄が終わるとは思っていなかったのじゃないでしょうか。しかし、アメリカの天下だってこの分で行けば永久に続くことは無いのかもしれません。
 その後を継ぐかと期待していた日本はもっと早く没落しそうです。どうして、繁栄は永久的に続かないのでしょうか。
 そんな疑問に答えてくれる説がありました。

 JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル より

 地政学的「攻勢終末点を認識、維持できない国家は必ず滅びる」■(江田島孔明)

私は、人類史を研究した結果、文明や国家の栄枯盛衰にはある法則があることを確信しました。それは、「攻勢終末点を認識、維持できない国家は必ず滅びる」というものです。攻勢終末点とは、自己の勢力圏の認識です。つまり、ここまでなら、自己の力で何とか管理し、敵対勢力を排除できるという線です。

 国家や文明あるいは企業ににとって、最大にして最後の目的はこの攻勢終末点を引き、維持することといっても過言ではありません。防衛線と言い換えてもかまいません。・・・以下略

 企業も社長の器で決まると思われますが、何事も自分が管理できる以上に大きくなりすぎると滅びに至るようです。

 偶然でしょうか、9日の読売新聞コラム「地球を読む」が露に「シベリアの呪い」とのタイトルで面白い記事がありました。

 ・・・略 

 ペルシャやローマ、ハプスブルク、ナポレオンあるいはヒトラーに至るまで、歴史上のあらゆる世界的強国は、版図の拡大が国力と影響力の増加につながると信じていた。・・・中略

 ロシア帝国の開拓者たちは、東へと何千`も突き進んで太平洋岸に達し、世界で最も広大で最も将来性に乏しく、最も住みにくい、北極圏一帯を征服した・・・以下略

 このシベリアの征服がロシアにとって重荷になっていると言うのは考えさせられます。資源を得る為に開拓したが、コスト倒れで結局は足を引っ張ることになっていると言うことのようです。つまりは、管理できる限界を超えてしまっているということです。
 どうやら、際限ない欲望に囚われた時が終末につながると言うことだと思います。有史以来、あらゆる文明が滅びてきたのはそれを作り上げた人間の限界ということでしょうか。

厄介な動物ですね!

2004312日金曜日  第1636回  キャパシター

 10日の「ニュースステーション」がエコハウスから太陽光と風力発電でキャパシターに貯えた電気で世界初のテレビ中継の実験を行った。

 株式会社岡村研究所 → 今週の一言 → キャパシタを自然エネルギーで充電した現場中継 テレビ朝日3月9日(火)

 通常の電気からキャパシターに切り替えたとき、何かが起こるのかと思ったら何の変化も無くそのまま放送は続けられました。あっけないほどの成功でした。
 日産ディーゼルで使われているキャパシターを借りてきて行われたものですが、実際に使われる所を始めてみました。
 30分以内の短時間でしたが、エコハウスの太陽光発電装置と風力発電機でキャパシターに電気を貯え実際の放送に使われました。ちなみに、このエコハウスは女性の建築家が自分で設計して実際にすんでいる太陽光発電や雨水を利用した素晴らしいものでした。

 今回使ったキャパシターはかなりの大きさがありましたが、ナノゲートキャパシターになると大きさはかなり小さく出来るようです。
 今は、まだまだ、大きさとコストの面で実用化には遠いようですが、一日も早く実現して欲しいものです。
 そうなれば、太陽光発電とキャパシターで家庭の電気を全て賄える時代も夢ではなさそうです。

 しかし、現実には残念ながら、太陽光発電の国の補助金も削られ、近いうちにゼロになりそうです。
 何度も、この部屋で書いているように、ドイツの
アーヘンモデルのようなレートインセンティブ方式を日本政府が採用すれば、一気に太陽光発電が進むと思われますが、やってることは全く逆です。
 どうして、これほど、目指すべき道がはっきりしていることから目をそむけるのでしょうか。

全く分らない!

2004313日土曜日  第1637回  神戸事件

 第1634回で取り上げた浅田会長の名前は肇でクライン孝子さんの日記 2004/03/03 () 鳥インフルの内幕、号外メール(2)からのリンク食肉の帝王―巨富をつかんだ男 浅田満とは別人で、一族でも無いようです。これもクライン孝子さんの日記にありました。
 それにしても、食肉の業界は怪しそうですね。

 さて、これもクライン孝子さんの所からです。

 2004/03/11 () 神戸事件青年仮退院で、メデイア又もパパラッチ

 第1431回でも取り上げていますが、今度仮退院となった神戸の事件の犯人が冤罪というのは本当なのでしょうか。

 どこのテレビニュースだったか忘れましたが、少年の母親が少年との面会の時「この事件は冤罪じゃないのですか」との質問に本人が「冤罪ではない」と答えたと放送していました。
 これを聴いたとき、「あれっ!冤罪について全く今まで言及することの無かったマスコミが突然どうしたのだろう」とチョッと疑問を感じました。マスコミもこの冤罪ということを敢えて取り上げなかったことを気にして、それを否定する為にさりげなく流したのかもしれません。
 何となく、何かありそうな雰囲気がします。何といっても、裏で何をやっているか分からない警察や検察が控えている国ですから。

 12日、読売新聞にその記事がありました。

 ・・・略

 母親が「はっきりと聞いておきたいことがある。あの事件は冤罪ということはあり得へんの」と問いただすと、男性は目に涙を浮かべ、「あり得へん」と一言答えた。・・・以下略

真実はどこに!

2004314日日曜日  第1638回  ナノゲート・キャパシタ

 第1637回で取り上げたばかりのナノゲート・キャパシタが認められているようです。

 2004年「日経BP技術賞」決定
 大賞は「脳の活動状態測定技術」と「性能
10倍のキャパシタ」

 質量エネルギー密度を従来技術の10倍に高めた電気2重層キャパシタ「ナノゲート・キャパシタ」

 ・・・略

 材料や焼成手法の工夫により、電気2重層キャパシタの質量エネルギー密度を88Wh/gと、既存品の10倍に高めた。これにより、これまで、極めて限定的な用途にしか利用できなかった電気2重層キャパシタの応用範囲が拡大する可能性が出てきた。

 第1488回で取り上げた日本電子の開発が認められたものです。これを機会に何とか大量生産が実現されて、大幅なコストダウンになれば良いのですが。
 去年の発表以来、
日本電子の株式をチェックしていますが未だに大量生産の情報はありません。水面下で動いていれば良いのですが・・・。
 尤も、資金が無くて株を買うことも出来ないので、大ブレイクしたら却って落ち込みそうなので痛し痒しです。

 しかしながら、この技術だけは、何とか本物になって欲しいですね。これが、普及すれば、エネルギー問題は大幅に改善されるはずです。

わくわくします!

2004315日月曜日  第1639回  テロ

 スペインのテロ、不気味ですね。スペイン国内の事情など知らない私は、最初のニュースでアルカーイダを想像し、次は日本かと思ってしまいました。

 ところが、最初のニュースで国内のテロリストの仕業のように発表されていました。「あれっ!考えすぎだったのかな」と自分の単純さをチョッと反省しましたが、その後、案の定アルカイダの名前が浮かんできました。

13日、産経新聞コラム「主張」より

 ・・・略

 スペイン北部バスク地方の分離独立を求める非合法組織「バスク祖国と自由」(ETA)という説がある。ETAは二月下旬に各地でのテロ継続を宣言していた。アスナール首相も同テロへの警戒を呼びかけていた。・・・中略

 国際テロ組織アルカーイダという説も浮上している。あれほどの無差別大量殺戮(さつりく)はETAの手法ではないという見方のほか、信憑(しんぴょう)性には疑問が残るものの、英・アラビア語紙にアルカーイダを名乗る犯行声明も届いた。・・・以下略

 やはり、アルカーイダの犯行と考える方が自然なように思えます。ということは、日本も標的と考えるのが当然でしょう。
 最も、危機感の乏しいと言われる日本の東京の地下鉄や新幹線などで同じテロが起きれば犠牲者の数はスペイン程度では収まらないでしょう。
 しかし、冗談抜きに起こりそうに思える怖さがあります。そして、相変わらず危機感の無い政府が後手後手に回ったボケたような対策を打つのが目に見えるようです。

現実にならないことを!

2004316日火曜日  第1640回  高橋尚子さん

 アテネ五輪女子マラソン代表の最終選考会の名古屋国際女子マラソンは、土佐礼子さんが2時間23分57秒で優勝。
 この記録は、今までの選考会での成績の中で一番良いものとなり、高橋尚子さんの成績が一番悪いということになってしまいました。
 この名古屋は良いタイムが出ないだろうといわれていたのが、全く逆の結果になったと言うことです。
 さて、こうなると、この大会を見送った高橋さんが選考に入れるかどうかが大きな問題になります。高橋さんのファンや高橋人気に乗りたいマスコミや陸連もこの結果に頭を抱えているでしょうね。私も、不安を感じています。

 前もって高橋さんが選ばれることが決定していると噂されていましたが、この結果ではすんなりと高橋さんを選ぶと何かと問題になりそうです。
 それでも、何かと理由をつけて高橋さんを選ぶのでしょうか。ある意味、どうなるか楽しみですが、どちらになってもしこりは残りそうです。

 それにしても、第1520回でも書いたように誰もがまさかと思った高橋さんの失速こそが、今回の問題の始まりですから、本当に物事に絶対は無いということを思い知らされました。

 高橋さん落ちましたね。陸連もまさかこんな記録が出ると思っていなかったのでしょうね。それだけ日本女子の実力が上がっているということを素直に喜ぶべきか・・・。陸連も迷ったようですが、この結果に対しては文句は言い難そうですね。
 しかしながら、オリンピック女子マラソンの興味が半減したのは私だけでしょうか。

残念!

2004317日水曜日  第1641回  新幹線

 少し日にちが経ちましたが、九州新幹線の開業ニュースを見ていて、何で未だに日本を縦断する新幹線が出来ていないのかと悲しくなる私はやはり変わり者でしょうか。

日本経済新聞 2004/03/13

九州新幹線が13日、鹿児島ルートの鹿児島中央―新八代(熊本)の約128キロで開業した。1973年の整備計画決定から30年余り、本格着工以来約13年を経て部分開業にこぎ着けた。・・・中略

 博多までの全線開業は2012年度ごろから前倒しの方向。また並行在来線の八代―川内(約117キロ)はJRから経営分離され、第三セクター「肥薩おれんじ鉄道」として新たにスタート。・・・以下略

 大量輸送が出来て飛行機や車に比べて効率がよくて省エネにも優れている鉄道を見直すときが来ていると思うのは私だけでしょうか。
 今になって見れば、国鉄を解体して民営化したことは果たして良かったのかどうか。確かにあの頃はモータリーゼーション全盛で、大赤字を抱えた鉄道なんていらないという流れでした。
 しかし時代は変ったのです。もう一度やり直したって良いじゃないですか。新幹線と在来線の二つの鉄道網は将来きっと役に立つ時が来ます。
 その上に、地方都市では路面電車を採用することによりクルマを減らすことが出来、エネルギーの面からも、交通事故減少の面からも理想的な交通体系になると思うのですが・・・。

どうでしょう!

2004318日木曜日  第1642回  高橋尚子さん

 高橋尚子さんの落選は、私が思っていた以上に反発が強かったようです。マスコミもここぞとばかり騒いでいました。なんと言っても、長嶋さんの病状についてのニュースが無かったくらいですから。
 これで興味が半減したと思われる(私だけかも!)オリンピックの報道分を今稼いでいるのかもしれません。

 Asahi.com より

 アテネ五輪の女子マラソン代表選考に関して、日本陸連には16日、電話約150件、メール約500通があり、職員が対応に追われた。

 「前回シドニー五輪の時とは比べものにならないくらいの反響」(山本事務局長)で、励ましと抗議の双方があるものの「爆弾を送る」「選手に危害を与える」という脅迫めいた内容もあった。

 選考委員にもいやがらせの電話があり、日本陸連では職員に郵便物の取り扱いなどを注意。今後、顧問弁護士と相談し、内容によっては警察に届けることも視野に入れている。 (03/16 21:26)

 土佐選手の合宿先にも脅迫電話があったそうです。日本人って、どんなに虐げられてもデモ一つするでもないくせに、こんな時には脅迫めいたことをする人間がいるんですね。
 そんな怒りがあるんなら、拉致被害者に対する政府の対応などにその怒りをぶつけて欲しいものです。

 それに比べると、高橋さんの会見は、どうしてそこまで健気に振舞えるのかと感心して見るしかありませんでした。悲しみが大きすぎると表面には出ないものなのでしょうか。それとも、凡人には想像も出来ない強い精神力の賜物なのでしょうか。
 新しい目標に向かって努力を続けると言っていましたが、果たして、そんな気力が湧くものなのでしょうか。
 次のレースとなると今年の暮れか来年になるのでしょうが、そこで彼女の強さを見せ付けられることになるのでしょうか。そうなれば一ファンとしては嬉しいですが、そこまで彼女の気力を求めるのは酷なのじゃないでしょうか。

彼女ならやるかも!

2004319日金曜日  第1643回  参院選候補

 高橋尚子さんに関する実にくだらない、日本の国もここまでかというとんでもない記事を見つけてしまいました。
 高橋さんも呆れていると思います。

 MSNスポーツより

 高橋尚子参院選擁立…民主菅画策、自民も躍起 (夕刊フジ)

 2004 3 17

 アテネ五輪の女子マラソン代表選考で、惜しくも落選した高橋尚子選手(31)をなんと、7月の参院選に担ぎ出そうと民主党の菅直人代表ら執行部が指示したことが17日、分かった。悲劇のヒロインは出馬すれば、「150万票は堅い」(民主党関係者)超ビッグネーム。彼女は政界への転身は想定外のはずだが、自民党も民主党の動きを封じるため、擁立に躍起だという。国民栄誉賞ランナーを票集めで政界に誘うこと自体、有権者の反発を招く恐れもあり、両刃の剣ともいえる。・・・以下略

 本当ですかね。日本の政治もここまで落ちたのかと暗澹たる想いです。民主党が票集めの為に有名人の擁立に躍起になっているとの噂は本当だったのですね。

 自民党にも愛想が尽きていますが、民主党がこのざまでは日本の政治が変ることは無さそうです。
 それ程に政治家になる人材がいないのなら、定員を削減してくれた方がどれ程国の為になるでしょう。
 世襲に、芸能人にスポーツマン。ここまで来ると、インナーと言われて老害を撒き散らしていた
税制会長 山中貞則衆議院議員(82)の「政治家は一代限り」の言葉を思い出します。一体誰が、本当の政治家なのかわかりません。

いずれにしても日本の将来はなさそう!

2004320日土曜日  第1644回  オリンピック

 今月はオリンピック一色みたいですね。マスコミにとっては、サッカーの出場決定はやっと一矢を報いたと言う所でしょう。
 なんと言っても、長嶋さんの脳梗塞でショックを受け、高橋さんの落選でマスコミが煽っていた目玉の二つがなくなったのですから、その衝撃は大きなものだったはずです。
 その上に、サッカーまで予選敗退となるとマスコミにとっては致命傷になる所だったのじゃないでしょうか。多くの関係者が安堵していることでしょう。

 萬晩報 → Qちゃん落選、「予定調和」を覆した土佐礼子の快走 がそのことに触れていました。

 3月はひと月早く訪れた「残酷な月」になった。アテネ五輪に関わる新聞、TVなど主要メディア、大手広告代理店関係者にとっては、3月は驚きと失意の月になった。3月はまだ半ばを過ぎたばかりだが、彼らにとっては既に終わってしまったのも同然の月になってしまった。

 彼らの驚きと失意の理由は明らかである。彼らにとっての、アテネ五輪の「目玉商品」が二つとも一瞬のうちに消えてしまったからである。・・・以下略

 早くも、オリンピックツアーの切符が値下がりしているとの噂もあるそうです。それにしても、オリンピックは完全にマスコミにとっての稼ぎ時になってしまっていることは明らかです。これでもかと煽り、価値を高めようと必死です。ところが、長嶋さんと高橋さんの不参加というアクシデントにその煽りも一瞬にしてしぼんでしまいました。
 尤も、それに踊らされているのが国民ですから、どっちもどっちでしょうか。政治が国民のレベルであることと同じですね。

 これで、オリンピックのバカ騒ぎを覚めた目で見る良い機会ができたのかもしれません。今の世界情勢や拉致問題を抱えた日本はもっと他にやることがあるのですから。

マスコミに踊らされないように!

2004321日日曜日  第1645回  最高裁

 道警の裏金疑惑三井環さんのHPを見ていると法を守るべき組織の余りの腐敗振りに犯罪の増加も当然と言わざるを得ません。

 ところで、検察・警察とここまで来ると気になるのは裁判所はどうなんだろうと言うことです。どうせ同じようなものだろうと想像は出来ますが、それでも少しは信じたい気持ちもあります。

 しかし、そんな願いもむなしいようです。又しても、見つけたくも無かったHPを見つけてしまいました。

 THE INCIDENTS → ついに司法腐敗も露呈す!

 最高裁”黒い”交際費(第一回)最高裁長官の違法行為

 やはり、やっているようです。全く同じ穴のムジナとはこういうことを言うのでしょうね。これでは日本の国の秩序が守られるなんてことは夢のまた夢でしょうね。

 よく、発展途上国などで賄賂を要求する警官の話などを聞くたびに、日本の素晴らしさを思っていた自分の甘さが恥ずかしくなります。
 正義の味方面をして裏でこんなせこいことをやっている日本より、生活の為に公然と賄賂を要求する彼らの方が可愛いものかもしれません。

又巡回路が増えてしまいました!

2004322日月曜日 第1646回  新しい交通政策

 事故が多すぎて、裁く人員が足りないから警察や検察の手抜きシステムが出来上がり、それによって緊張感の無くなった運転が増え、事故が増加する。
 どうしてこんなおかしなことになったのでしょうか。それなら、人員を増やせば良いじゃないかというのが私の考えでしたが、今の腐りきった検察や警察の組織では人員増も躊躇せざるを得ません。
 一体どうしたら良いのでしょう。
 そんな疑問に答えるような面白いことをスウェーデンがやっているそうです。

交通死、重度後遺症被害者の告発

子供の事故を考える。

子供に過失ありとするのはやめて欲しい。

 ・・・略

 「子どもを交通事故から守るには、子どもを交通安全教育により交通状況に合わせさせるのではなく、子どもが交通事故に遭わずにすむ交通環境を作るしか道はない。」・・・中略

 スウェーデンでの新しい交通事故死ゼロ作戦

スウェーデンでは、「交通事故による死亡や永続的傷害を将来的にゼロにすること」 が、1997年に国会で決議されました。そして、1998年と比較し、2010年の交通事故死数を半減させる事が目標として掲げられました。更に、「交通の利便性のために、交通事故により人命が失われたり、永続的な障害を蒙る人が出る事は、もはや倫理的、社会的に許されない。」とする倫理的基盤が明確にされ、交通の利便性と安全性を天秤にかけその均衡点を探るという一般的な発想は、放棄されるに至りました。これが、Vision Zeroと呼ばれる新しい交通政策です。そして、過去において、交通事故の責任のほとんどが道路を使用する個人に負わされていた事を反省し、その責任は、道路交通に影響を持つあるいは参加するすべての人々や組織により分かち合われるべきであり、そのことにより、交通の安全は確保されるとの立場も明確にされました。

 これですね。この発想を日本政府が持って欲しいものです。事故が起きるのが当然のように捕らえられている今の状態はやはりおかしいのです。
 事故が起きない道路体系を作り法整備をするがことこそ政治に求められることなのです。
 歩行者と自転車、クルマが同じ平面を走らない。路面電車などの公共交通体系を整えクルマは市街には入れないようにする。交通違反には厳罰で臨むなどやるべきことは沢山あります。
 それで、事故が減れば、昨日も触れた、裁判所・検察・警察など税金を詐取する組織をこれ以上増員する必要も無くなるかもしれません。

これぞ目指すべき道!

2004323日火曜日  第1647回  

 トリインフルエンザで霞んでしまいましたが、半年前の卵の出荷を覚えているでしょうか。
 トリインフルエンザは鶏肉も卵も熱処理すれば問題ないのですから、この半年前の卵よりよほど可愛いと思うのは私だけでしょうか。
 どちらを食べるかと言われれば、私は、トリインフルエンザの方を選びたいですね。それ程に悪質な出荷だったと思うのですがその時期によってうやむやになってしまったように思えます。
 ところが、何時もの巡回路で面白い話題を見つけました。何と、本当に卵を半年持たす方法があるというのです。

 市民のための環境学ガイド → 鳥インフルエンザのコミュニケーションからのリンク

 コロンブスの卵によると

 ・・・略

 なんと卵を摂氏50度の温水に15分間漬け込むのだ。すると、常温で約2カ月、冷蔵では約6カ月間も鮮度を保つことができる。もちろん中身は生のまま。・・・以下略

 まだ詳しいメカニズムが分かっていないということなので実際には出回っていないようですが、こんな技術が成功すると、卵の流通も様変わりしそうです。今以上に物価の優等生になる可能性もありそうです。トリインフルエンザで出荷停止になっている卵もこれなら出荷できそうですよ。尤も、そんなことすれば、又、大問題になりますが・・・。

 こういう保存方法は、この部屋で何度も取り上げているキャパシターを思い浮かべてしまいます。
 生ものと電気というどちらも貯蔵できないものが保存方法の開発によって流通が大きく変り、大幅なコストダウンも可能になりそうです。

期待したい!

2004324日水曜日  第1648回  水道水

 第1432回で私が、水道水の愛好家であることを書きました。糖尿病に良いということも信じて一日に2〜3gを飲んでいます。
 外出時には900mlのペットボトル(500mlでは少なく2リットルでは多すぎるので、これは便利です)に水道水を入れて持ち歩いています。
 最初はお茶を入れていたのですが、2、3日も使うとペットボトルが臭くなって使い物になりません。ところが、水道水だと塩素が効いている為に全く臭くなりません。これが気に入って、もっぱら水道水を愛用しています。まことに、せこい話ですが、美味しいし、便利なので気に入っています。
 ペットボトル入りのお茶のメーカーにしたら面白くない客でしょうね。しかし、こんな形でペットボトルのお世話になろうとは私も考えてもいませんでした。ペットボトルさまさまです。

 もう一つ我が家の水道には浄水器なんてものも付けていません。浄水器を通した水が美味しいと感じたこともありませんので、必要性を感じたことはありません。
 子供の頃、坂出の水は香川県でも不味くて有名でした。水源のダムがまだ新しくてダムの底に溜まったものの腐敗臭が取りきれなかったようです。そんな不味い水で育ったお陰でしょうか、臭みのなくなった今の水が不味いと思ったことはありません。
 きっと、水道浄水技術も上がっているんでしょうね。本当に水道水のありがたさに感謝の毎日です。

 そんな素晴らしい水道水があるのに、「なぜミネラルウォーターが売れるのか?」という面白い話がありました。

 論壇 → ビジョンボックス → 水道の水が飲める日本で 

 ・・・略

 水道の蛇口から出る水を、そのまま飲めるのはおそらく日本位かもわかりません。  非常にすばらしい、恵まれた国だと思います。・・・以下略

 ミネラルウォーターも浄水器を通した水も水道水ほど美味しいと思えない私は味覚音痴なのかもしれませんが、不味いと感じるときが来ない限り水道水を愛飲するつもりです。

ありがたいことです!

2004325日木曜日  第1649回  GPS付き携帯

 ポケットベルの音や振動に寿命を縮めながら営業をしていた時代が懐かしいと思われるほど、今では携帯電話で常に会社と繋がっていて気が休まる暇も無い。便利になりすぎるのも考え物ですね。

 しかし、そんなものでは収まりそうもありません。恐れていたことが現実のものになりそうです。

 23日、読売新聞コラム「IT奔流」ケータイの功罪

 ・・・略

 最新のGPS(全地球測位システム)機能付きケータイを外回りの社員に持たせ、行動管理をする会社が増えている。三か月の昼休みにいた場所さえ即座にわかる。・・・中略

 KDDIが2001年12月、「au」に初めて塔載。・・・以下略

 既に全国で約400社が採用しているのだそうです。何ともいやな時代になりましたね。こんなものを持たされて仕事なんかする気になるんですかね。
 会社は、管理が行き届いて良いと思っているのかもしれませんが、私は、却って営業マンのやる気をそぐことになるのじゃないかと思います。
 四六時中会社に見張られている状態では気が休まらず、ストレスで能率も下がりそうです。私なら、こんな会社には一瞬たりともいたくありません。人間、少しは息抜きがないと良い仕事も出来ませんよ。
 こんなケータイを採用するのは現場で営業なんかしたことのない本社の管理部門の人たちじゃないかと思うのは私だけでしょうか。

どこまで広がるか!

2004326日金曜日  第1650回  太陽光発電

 日本中の屋根に太陽光発システムを設置することこそが日本の政府が目指すべき方向であると信じているのですが、残念ながら少し問題があるようです。
 と言うのは、我が家の屋根を例に取ると、一般的家庭の消費電力を賄うのに必要と言われている4
KWを乗せるだけの面積が無いのです。
 我が家は南向きの切妻屋根なので装置を設置するとすれば南側だけになります。ところが、屋根が小さすぎて2
KW程度が限度です。これでは、到底使用量を賄うことはできませんし、装置自体も高くつくことになります。
 もう一つのネックは築年数が経ちすぎていて、屋根が古くなりすぎている為、瓦の葺き直しが必要になることです。
 そして、最大のネックは金が無いことです。これはどうしようもないですが・・・。

 電池自体は少しずつではあるが進歩しているようです。

 23日読売新聞より

 京セラは、22日、住宅用太陽光発電システムで市場の6割を占める「多結晶シリコン太陽電池」のモジュールで、発電効率が14.48%と世界最高を達成したと発表した。従来水準を約2.0ポイント上回った。基板となる太陽電池セルの製造工程で、不純物を取り除く精度を高めたのが決め手となった。・・・中略

 セルを組み合わせたモジュールの発電出力は、従来の一枚当たり162ワットから最大185hまで高まった。切妻・陸屋根用に新開発した「エコノルーツ」で採用する。

 発電効率が30%くらいに上がれば、我が家のような小さな屋根でも十分な発電ができるのでしょうが、理論的には無理なのでしょうね。
 しかし、私の期待している
キャパシターが実用化されれば、小さな屋根でも実用できるようになるそうです。つまりは、電力不足の時にはキャパシターで補うという使い方ができるので発電能力が小さくてもそれなりの節約にはなると言うことのようです。

 尤も、所詮はコストの問題です。コストダウンさえできれば、どんなに小さいシステムでも設置する価値があることになりますから、日本中の屋根を太陽光発電システムで埋め尽くすことも夢ではなくなるでしょう。
 我が家に設置することができる時には日本中の屋根だけでなく世界中の屋根に太陽光発電システムが設置されている時かもしれません。 

何時のことでしょう!

2004327日土曜日  第1651回  内税

 第1196回第1592回で書いた消費税の内税がいよいよ4月1日から始まります。税金を取りやすくする為の陰謀という恐れもありますが、それ以上に、はっきりといくら払えば良いのかが分ることの方が私にとってはありがたいです。
 198円の値段に200円を渡して、つりを貰おうと手を出したら逆に足らなかったなんて腹立たしいことはなくなります。私は、これで消費者を誤魔化してきた商売が沢山あると思っています。これで詐欺のような値付けはやり難くなるでしょう。
 しかし、これからはそうは行きません。どうするのだろうと思っていたら、案の定値下げの動きが出てきているようです。
 今までの誤魔化しを止めて実際に税込で198円にすることに決めたところがユニクロやイオングループなど少しづずつ出て来ているようです。やはり、誤魔化していたんですね。
 これで、納入単価を削られる所が増えそうです。一層のデフレになるという面もあるかもしれませんが、消費者にとってはありがたいことではないでしょうか。
 何といっても、表示単価通りで購入できるのですから。私のような計算の苦手なものにとっては本当にありがたいことです。間違ってつり銭をもらう為の手を出すこともなくなります。まぁ、表面に出なくなった税金のことはなるべく意識するようにしましょう。

恩恵にあずかりましょう!

2004328日日曜日  第1652回  不起訴

 最近はNHKの方を見ることが多く滅多に見なくなっていましたが、最後ということで26日の「ニュースステーション」を久し振りに見ました。

 トップで「隠された真実」の事件を取り上げていました。とうとう検察も警察も誤魔化すことを決めたようです。 

 報告と日記2004/03/25(Thu)によると御家族には何の連絡も無く不起訴をマスコミに発表したそうです。

 香川は一日遅れで26日の読売新聞に載っていました。

 ・・・略

 徳島地検は25日までに、事件性はないとして不起訴処分(嫌疑なし)にする方針を固めた。県警の送致後、地検は改めて目撃証言者や遺族から事情を聞くなど独自の捜査をしたが、事件性をうかがわせる証拠が見つからなかったためとみられる。・・・以下略

 どうして、こんなに日本の検察や警察は狂ってしまっているのでしょう。北海道警の裏金疑惑のように内部告発ではっきりとしたことでも誤魔化そうとする。組織を守る為には何でもするというのが体質のようです。
 組織を守る為に仕事をしているのか、それとも国民の安全を守る為に仕事をしているのか、本末転倒もはなはだしい。
 組織と言うものはそうしたものかもしれませんが、尤も法を守るべき組織が一番悪質なのは困ったものです。

何とかならないものか!

2004329日月曜日  第1653回  回転ドア

 初めて回転ドアにお目にかかったのは、今は閉鎖された坂出にできたダイエーのハイパーマートだったように思います。
 見た瞬間、これは危ないと体が反応して、隣のドアを押して入ったことを覚えています。好奇心で、一度くらいは通りましたが、それ以後もどうしても通る気にならなくて、いつも隣のドアを使っていました。
 それだけに、今度の、六本木ヒルズの事故ですぐに感じたのは、「やっぱり!」でした。

 28日の社説によると、そんなことを感じたのは私だけ出なかったことがわかります。

 ・・・略

 回転ドアは慣れている人には難なく通過できても、縄跳びのようにタイミングを合わせるちょっとしたコツが要るから、手動式でも苦手とする人が少なくない。実際、手前で立ち止まったり、ためらっている人をしばしば見かけるのに、他の自動ドアと同様に安全基準などがなかったのは関係当局の手抜かりだった。・・・略

 縄跳びのようなタイミングとは上手い表現です。その通りだと共感しました。縄跳びには自信がありますが、リズム感に自信の無い私としては、あの回転に合わすことに体が、本能的に拒否反応を示したのかもしれません。

 もう一つ

 にっぽん細見 回転ドア

 ・・・略

 回転ドアが、どうも苦手だ。最初に出くわしたのは海外だったと思う。まず、自動で回っているのか、手で押して動かすのか分からなかった。

 入るタイミングがつかめない。一人で入るのは不安なので、誰かが入った直後に、同じ仕切りの中に飛び込んだ。怪訝な顔をされた。どうやら、回転ドアは一人で入るものらしい。

 ドアから離れる時も迷う。次の人のため、特に後続が女性だった場合は、ドアを押して回転を持続させなければならないのか。普通のドアならレール1本の面積ですむものを、回転ドアは何でこんなにでっかくて、ややこしいの、と恨んでしまう。

 回転ドアは身体が不自由な人にとっても、やっかいなものだ。とりわけ、車椅子では入りにくい。本人だけでなく、サポートもしにくい。バリアフリーを求める福祉関係者からも、たびたび指摘されている。・・・以下略

 やはり、使いにくそうですね。そんな使いにくそうな回転ドアが何故採用されたのでしょう。検索してみました。

 回転ドア特集

 ・・・略

 回転ドアのメリットとしては、省エネ効果、それとドラフト現象の防止を挙げる。ドラフト現象とは、高層ビルで吹き抜けが有る場合にビル内で温度差によって上昇気流が発生し、ドアが開かなくなってしまうというもの。

 もう一つのメリットは場所を取らないということ。風除室を作った場合に生じるデッドスペースがなく、省スペースに寄与する。

 コスト的には2枚の自動ドアで風除室を作った場合に比べて、5倍以上となる。しかし、冷暖房コストは確実に減る。そして何より自動ドアによる風除室の場合は、回転ドアに比較して冷暖房効果が上がらないという実証もある。・・・以下略

 もう一つ、回転ドアのメリットとは

 やはり経済的メリットが前面に出ているようです。客の不便さは二の次のですね。省エネは歓迎ですが、安全性が犠牲にされたのではたまりません。
 素人考えですが、ドアサッシの部分をゴム製にするなんてことは問題があるのでしょうか。
 何時ものように、マスコミが騒ぎ、全国の回転ドアが止められたり、警備員が配置されたりしています。一時的な騒ぎで終わるかもしれませんが、何らかの方策を採らない限り、このドアの採用は難しくなりそうですね。

どうなるか!

2004330日火曜日  第1654回  ハルウララ

 ハルウララを売り出した仕掛け人は大したものですね。武豊さんとの組み合わせはこれ以上無いと言う組み合わせでした。競馬などやったことも無く馬の名前と言えばハイセイコーくらいしか思い浮かばない私も興味を持ってニュースを見てしまいました。

 結果は流石の武豊もどうにもならなかったようです。全国で場外馬券などでのハルウララの馬券の凄まじい売上をみていて、「まてよ!配当は一体どのくらい付いたのだろう。」と興味が沸きました。
 ニュースやワイドショウなどで何度も取り上げられましたが、配当に触れたものはありませんでした。

 となると、検索しかありません。早速調べて見ました。

 J_Coffeeの徒然草(39巻) → 競馬必勝法(頑張れハルウララ)

 3月22日、高知競馬、第10レース。

105連敗中の超人気馬ハルウララは、今日こそ勝てるかもしれない。」と高知競馬場には、1万3000人が入場しました。
 天才騎手・武豊が、ついにハルウララに騎乗するのです。

 ハルウララのオッズは、一時たったの1倍になります。 最終オッズは、1.8倍でした。・・・中略

通常、ハルウララは2番人気ですから、今回は千載一遇の儲けるチャンスでした。・・・中略

 実際に勝ったのは2番人気のフアストバウンス、払戻金は400円でした。・・・以下略

 やっぱり、競馬をやる人にとってはわかりきったことだったようです。思ったほど配当金が付いていないですね。それで、どこも取り上げなかったのでしょう。

 KEIBA.GO.JP に結果がありました。

2004 322() 高知競馬 10競走 ダート 1300() 天候:曇 馬場:不良

 10R 払 戻 金

  単勝      馬連複        馬連単

  400円     2- 3 740円      3- 2 1130

 こんなもんなんですかね。もっと付いても良さそうなものですが、やはり、私の素人考えだったようです。皆さんハルウララだけでなくちゃんと他の馬も買っていたんでしょうね。やはり、私は金儲けには縁が無いようです。

上手い話は無い!

2004331日水曜日  第1655回  緊張感のある経営

 森ビルも三和シャッターも、とんでもないですね。というのも、あの回転ドアは速度調整ができるのだそうです。低速に設定していれば、センサーが異常を察知した場合に殆んど空走することなく止まることができるが、最速にすると直ぐにはとまれないようになるのだそうです。
 それを分かっていて、客を沢山扱う為に最速に設定していたのだそうです。その上、センサーが敏感に働かないように精度も落としていたと言うのだからその罪は弁解の余地は無さそうです。

 つまりは、儲けを客の安全に優先させたと言うことです。今まで築き上げた森ビルの地位もこれで完全に地に落ちたのじゃないでしょうか。
 そして、森ビルと、三和シャッターの責任のなすりあいは醜いとしか言い様が無い。何とか自分は責任が無いとしたいのであろうが、どちらももっと消費者の信頼を無くすことに気が付かないのでしょうか。

 そして、地に落ちたと言えば、三菱ふそうのリコール問題も酷いですね。第328話で取り上げた三菱自動車のリコール隠しで、ただでさえ立ち直れない状態の上にこれですから、もしかしたら、天下の三菱も終わりかもしれませんね。

 それにしても、日本の一流企業の酷さは想像を絶するものがありますね。まともな企業なんてあるんでしょうか。
 しかしながら、こうして、お客をないがしろにした企業があっという間に凋落してしまう時代は喜ぶべきことです。
 企業の経営者は常に隠し事なくオープンな経営をやらないと、何時消費者からそっぽを向かれるか分りません。それだけ消費者の方を向いた緊張感のある経営が求められていると言うことですから。

経営が変るか!

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