団塊の世代の部屋(60)

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200471日木曜日  第1747回  米の消費量

 大阪での単身赴任のとき、如何に手を掛けずに朝食を取るかを考えました。まず、ご飯を炊くのは面倒なので、パンに決定。そうなると、牛乳です。そして、後は、バナナ一本。後半は、これにヨーグルトと野菜ジュースを加えました。
 結構健康的でしょう。365日これを通しました。買出しは面倒でしたが、買うものを考える必要がないのが気に入っていました。単身赴任を終えた今も基本的には同じ構成の朝食を続けています。糖尿病で量は減らしています。

 こんな私も、子供の頃は朝からご飯を何杯も食べていたものです。おかずがなくても、塩をつけて食べたものです、マヨネーズがあれば御馳走でした。米そのものが美味しかったものです。ところが、朝食のパン化もあって、今や、お米は夕食に茶碗に軽く一杯です。
 こんな私のような人が増えているのでしょうか、米の消費が大幅に減っているそうです。

 6月22日、四国新聞コラム「一日一言」

 ・・・略

国民一人当たりのコメ年間消費量が二〇〇三年度、ついに六十キロを下回った。ピークだった六二年度のほぼ半分に落ち込んだ。〇四年度は、さらに減少が予測されるという。・・・以下略

 六十二年といえば、私は中学か高校ですから一番食べていた頃です。米に限れば今の10倍は食べていたのじゃないでしょうか。消費の足を引っ張っている元凶かもしれませんね。
 しかし、あんな美味しいものが何故こんなにも食べられなくなったのでしょう。何となく、アメリカの陰謀にのせられたような気がしないでもないですね。
 米の食べすぎは肥満や栄養不足とマスコミも囃したて、それに洗脳されて、何時の間にか敬遠されてきたような気がします。
 電気炊飯器ができて米を炊くのが簡単になり、作る方では田植え機など機械化により楽になったのと反比例しているのは皮肉としか言い様がないですね。
 今になって、米の良さが見直されてきているようですが、一度身についた食習慣を元に戻すには同じ時間がかかるんでしょうね。
 戦後の日本は、こんな根本的な所からアメリカの戦略通りに進んで来たのは間違い無さそうです。

取り返しが付かないのかも!

200472日金曜日  第1748回  頑張りたくない

 最近、妙に私の琴線に響くテレビコマーシャルがあります。

 忌野清志郎の歌う

 「幸せになりたいけど 頑張りたくない 楽に行こうぜ グロンサン」です

 見たことがありますか。これがテレビから流れる度、自分の今の心境を歌われているようで複雑な気持ちになり思わずニヤリとしてしまいます。

 CM概要によると

 ・・・略

 「もっとがんばれ」って言うのは簡単だ。でも、精いっぱいやっている本人には「がんばれ」という言葉はきつい。・・・以下略

 成る程、そうかもしれませんね。確か、鬱病の人にも「がんばれ」は禁句とか言うのを聞いたことがあります。
 何かといえば、すぐに「がんばれ」と言いたくなるのが日本人の癖のようですが、言われた方は「これ以上、何をがんばれと言うんだ」と言いたくなりそうです。

 しかしながら、こんな言葉に反応してしまうのは元気がなくなっている証拠なのかもしれません。

がんばらなくちゃ!

200473日土曜日  第1749回  青いバラ

 1日、読売新聞一面の青いバラの写真を見て、「ふ〜ん!これが青なのか」、桔梗などの青と比べると少し違うのかなとも思えますが、長年のバラ業界(?)の人たちにとっては画期的なことなのでしょうね。門外漢の私にとっては、「こんなものかな」なのである。知らないということはきっと恐ろしいことなんでしょうね。
 素直に夢のある話とも思えるし、それ程、青いバラを作ることに価値があるのだろうかとも思える。

 7月1日、読売新聞

 ・・・略

 将来は世界で約400億円の売上を見込んでいる。・・・中略

 青いバラの開発は、佐治敬三・元社長(故人)の夢だった。ウイスキー作りのお手本としたスコットランドのシンボルカラーは青だが、イギリスの国花のバラに青色がなく、このバラを開発して恩返ししょうと、開発に取り組んできた。

 7月1日、読売寸評

 ・・・略

 青い花を咲かせるパンジーの遺伝子を組み込む工夫が成功した。薄い青紫に近いが、さらに改良を進め、青を強める。遺伝子組み換え植物の規制があるが、将来の商品化を目指す・・・以下略

 やはり、まだ完全な青とは言えないんでしょうか。尤も、何をもって完全な青とするかむずかしそうですが・・・。
 確かに綺麗と言えば綺麗でしょうし。だからどうしたとも言えそうですし、所詮、風流に縁のない小父さんには猫に小判かも。

 しかし、折角の、社長の恩返しという話も、所詮は売上の為だったりして、何となく興をそがれてしまうのは私の考え過ぎでしょうか。
 同じ青色のダイオードを思い出してしまいました。人類にとってはどちらの青が貢献するのでしょうか。なんて事を考えるのもチョッとひねくれていそうですね。

素直じゃないですね!

200474日日曜日  第1750回  佐藤琢磨

 今年の週末はF1があるのと無いのとで全く気分が違います。前回の佐藤琢磨さんのアメリカGP3位入賞からの2週間の待ち遠しかったこと。やっと、金曜日からフリー走行にたどり着いたと言う思いです。
 しかし、今回は厳しそうです。今まで、調子の出ていなかった強豪チームがここに来て本来の力を発揮してきているようです。

 相変わらず、The Official Formula 1 Website - Live Timingで楽しんでいます。予選一回目は8位でした。かなり苦しいですね。
 さて、2回目がどうなるか、ここが踏ん張りどころですが、強豪の復活をはねのけてくれれば本物なのですが・・・。チョッと心配です。

 しかし、ヨーロッパはアメリカのように時差が酷くなくて助かります。日曜日のレースも21時スタートですからThe Official Formula 1 Website - Live Timingで十分楽しめます。結果によっては、夜中のテレビになるかもしれませんが・・・。

 いよいよ2回目の予選が始まりました。7位です。明日は苦しいかもしれませんね。アメリカGPでよく3位になっていたものです。あれがあったので、今回悪くても余裕を持って見ることができました。
 さて、明日のレースはどうなるか。

それにしても楽しませてくれます!

200475日月曜日  第1751回  プロ野球

 第1732回で取り上げたプロ野球、近鉄とオリックスの合併問題が出たときには、近鉄を買収する日本の企業はいないのかと誰もが思ったのじゃないでしょうか。
 ダイエーやオリックスのような企業はもう出ないのか、やはり日本の不況は深刻なのかとも思ったものです。
 一兆円の
トヨタあたりが、ポケットマネーで経営しないのだろうかとも思いましたが、今更球団を持つメリットも無さそうですし、赤字と分っている事業に手を出すほど甘い会社ではなさそうです。
 これは、「合併も仕方ないんだろうなぁ」と誰もが諦めていたのじゃないでしょうか。ところが
株式会社ライブドアなるベンチャー企業の代表取締役社長 兼 最高経営責任者 堀江貴文なる方が近鉄へ買収を申し込んでいたにもかかわらず、門前払いを食らっていたことが明らかになりました。

 しかし、日本のプロ野球のオーナーかコミッショナーか知りませんが、この申し出を門前払いした閉鎖性は酷すぎますね。
 巨人の渡辺オーナーに至っては、「私の知らない人」がオーナーになることは許されないなどと放言しています。
 それに比べて、現場の立場の近鉄の梨田監督やヤクルトの古田選手会長は買収歓迎とコメントしています。多くのフアンも合併よりは買収を望んでいるようです。
 それにもかかわらず、もう決まったことだと堀江社長に会おうともしないオーナー側は既に一リーグ制を決めているとの噂もあるようです。

 こんなフアンをバカにしたプロ野球は衰退の道を歩むしかなさそうです。それにしても、オーナーも球団社長もコミッショナーも老人ばかり。こんな人たちに若いプロ野球選手の人生が握られているんですから気の毒としか言い様がないですね。
 31歳の若者に改革してもらった方が余程プロ野球の将来は明るいのじゃないでしょうか。
 こうなれば、いよいよ、大リーグの傘下に入るしかないのかも。

その方が楽しみです!

琢磨選手リタイアです。さあ、寝よう!

200476日火曜日  第1752回  少年犯罪

 このところ長崎での少女の同級生殺人事件など少女による凶悪犯罪が続いて起きています。少年だけでなくとうとう少女まで凶悪犯罪を起こすようになったかと恐ろしくなります。
 いよいよ、日本も落ちる所まで落ちてきたかと暗澹たる思いです。ところが、未成年による凶悪犯罪というのは今に始まったことで無さそうです。

 長尾さんの今日のコラム → 2004−6−26 少年犯罪 からのリンク少年犯罪によると以前から凶悪事件はかなりあったようです。

 長尾さん曰く

 ・・・略

 今日の少年犯罪は現代社会が生みだしたのではないと確信。やはり、本人に問題があるのです。・・・以下略

 戦後すぐの頃にはテレビも無かったことから考えると、もしかしたら、マスコミによる操作もあるのかもしれません。殊更騒ぐことにより今の時代が悪いと印象付けたい何かがあるのかもしれません。

 その半面、人権を重んじる余りの操作もあるようです。

 勝谷誠彦の××な日々。 → 2004/07/05 () 野獣に人権はないは甘かった。人権じゃなくて畜権だ。からのリンク

 Yahoo!ニュースによると

 昭和六十三年に起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」で逮捕された少年四人のうちの一人が、知り合いの男性を監禁して殴るけるの暴行を加えたとして、警視庁竹の塚署に逮捕監禁致傷の疑いで逮捕されていたことが三日、分かった。・・・以下略

 あの事件は衝撃でしたね。その犯人がこうやって堂々と出てきて又しても犯罪を犯しているのですから人権重視も考え物ですね。

 殊更、騒いだり、人権を重視したり、マスコミの狙いはどこにあるのでしょうか。マスコミの考え方一つで、世論が操作される怖さを感じずにいられません。

ネットがなければどうなることやら!

200477日水曜日  第1753回  再会

 曽我ひとみさんの家族とのジャカルタでの再会についての記者会見をみていると嬉しさより不安が一杯と言う面持ちに見えるのは私だけでしょうか。
 取りあえず、会うことは出来ることになったが、日本の政府のバックアップは期待出来そうもない雰囲気のようです。
 家族の説得を一人でするのはバックに北朝鮮の思惑があるだけに難しそうです。その難しさを考えると不安になるのが当然だと思われます。なんとか、上手く説得して、全員で日本に帰ることが出来れば良いのですが。

 6日、産経新聞より

 ・・・略

 曽我さんは1年9カ月ぶりの再会に「ひと言では言えないが、うれしく、ほっとしています」と笑顔を見せる一方で「(再会した)その先が一番心配。会ってよかったで終わることは絶対ないと、強く願っています」と述べた。・・・以下略

 それにしても、第1708回でも書きましたが、小泉さんはどこまで拉致被害者を利用すれば気が済むのでしょう。
 今回の、曽我さんの再会も、形勢不利に傾いた参議院選挙の投票日に間に合うように無理やり設定したことは誰の目にも明らかでしょう。
 一日でも早く会えるようにすることに異論はありませんが、余りにも露骨なやり方には呆れるしかありません。
 不利な展開を打開する為には、なり振り構わず利用できるものは拉致被害者でさえ利用するというそのやり方によって、遂に国民のことなど何にも考えていないという本性をむき出してきたという感じです。
 いくらなんでも、その意図が分らないほど国民はバカじゃないと思いますが、この千載一遇とも言えるチャンスに、代わりに政権をゆだねるに足る政治家も政党もない悲しさに暗澹たる思いです。
 結局は、そんな政治家たちしか選んでこなかった国民の責任なんでしょうね。

何時になったら変わるのか!

200478日木曜日  第1754回  二重構造

 皆が右肩上がりの経済を信じて、一生懸命働いていればその恩恵にあずかれると信じていたのが、バブルに踊らされ、弾けた頃から、こんなはずじゃなかったと思いながらも、遂に立ち直ることのないまま現在まで来てしまった。
 一体、何が悪かったのでしょうか。

 トッテンさんの Our World →  No.635 レーガン元大統領の足跡にヒントがありました。

 ・・・略

 所得税減税、規制緩和を通じて貯蓄と投資を奨励し、経済成長による税収の増加、さらに支出削減によって政府の財政を1984年までに均衡させるという公約は、レーガン政権の最期にはカーター前政権の3倍もの赤字額となった。結局、レーガノミクスは金持ちや兵器産業を含む大企業への大幅減税と、教育や福祉支出の大幅削減に過ぎなかった。・・・以下略

 確か、レーガンさんが大統領になった頃には日本はアメリカの停滞を余裕を持って見ていたはずです。ところが、日本が、これを真似しだした頃からおかしくなってきた。

 その証拠のようなものがありました。

 論壇 → 目安箱 → これでもでしょうか?(平成1675日)

  1. 過去14年間の、法人税と消費税のうごき

大企業と中企業を含めた法人税、23兆9千億円が15兆円に、(8兆9千億円減) 消費税、3%の5兆8千億円から5%の11兆8千億円に、(6兆円の増税) 15年間で徴収した消費税は148兆円。 この間に減税された法人税は145兆円。

消費税が上がれば上がるほど法人税の方は減っています。  これでは年金目的税なんてのは信用できません。  ☆経団連の奥田会長が唱える16%、40兆円と動きは一つです。・・・以下略

 成る程、国民の為の消費税かと思っていたのは企業の為の減税に使われていたと言っても良さそうですね。

 トヨタの一兆円の税引き後利益もこの恩恵に浴しているんですね。奥田会長が消費税を上げたがる訳です。
 こうして、繁栄するのは企業や金持ちだけという二重構造が進んできたというわけですね。

やはり、アメリカに上手く利用されたようです!

200479日金曜日  第1755回  プロ野球

 第1751回で書いたプロ野球、7日のオーナー会議後のコメントを聞いていると完全に一リーグ制を決めていますね。
 オーナー達特にパのオーナーにとってはリストラは出来るは、巨人との試合で観客動員も増えるはと良い事だらけで反対する要素は無しと言う所じゃないでしょうか。
 しかし、それが、今後のプロ野球全体の発展に繋がるかどうかは怪しそうです。やはり、サッカーの
Jリーグように根本から変えないと何時かはファン離れで縮小に向かうような気がします。そして、それは選手人口の減少にも繋がる事になりそうです。

 それは、根本的な改革をしないで手軽にリストラをした企業がジリ貧に陥ってしまった姿と同じだと思います。
 ファンをないがしろにしたこんなやり方をしたプロ野球はきっとその報いを受けることになるはずです。

 まあ、日本のプロ野球を殆んどみない私にとってはどうでもいい事なのでですが・・・。それよりも、何となく元気の無いように思えるイチロー選手の方が心配です。
 4年連続のオールスターには選ばれたものの過去の3年連続トップ得票とは比べ物にならない外野手で3位ですから、その落ち込み振りも心配です。やはり、チームの不振が影響しているんでしょうね。
 チームの不振がイチロー選手の成績がもう一つである原因であることは間違い無さそうです。優勝争いから脱落したチームの中で良い成績をあげることはイチロー選手といえどもしんどそうです。
 安打数も110本を超えたところで、4年連続の200本が危なそうに思えて心配です。

何とか頑張って!

2004710日土曜日  第1756回  うどんの消費量

 第1747回で一人当たりの米の年間消費量が60kgを割ったことを取り上げましたが、同じ四国新聞一日一言が8日付けで香川県らしい数字を挙げていました。

 ・・・略

 それにしても、うどんブームはすごい。県のデータを見て驚いた。二〇〇三年に県内消費されたうどん用小麦粉はおよそ七万トン。前年より約一万トン多く、統計を取り始めた一九八〇年の四倍ほどになる。

 冷凍うどんや乾麺(めん)、半生麺なども含んでいるが、単純計算で県民一人当たり年間六十六キロ。コメ消費量を上回り、うどん玉換算だと約八百玉。半端な数字じゃない。

 ただ、消費小麦のすべてが夢2000ではない。作付面積は徐々に拡大しているが、〇三年産の収量は三千百三十トンで総消費量の五%程度。日常食べているのは、大半がオーストラリア産だ。・・・以下略

 香川と言えどもうどんが米の消費量を上回っているとは驚きです。うどん王国の面目躍如たるものがありますね。
 しかし、このうち県外の人の消費量もかなり増えているはずなので、実際に香川県人だけの消費量はまだ米の方が多いのじゃないでしょうか。それにしても、うどんブームもここまでとは思いませんでした。
 しかし、小麦粉の消費量が4倍にもなっているというのは意外です。いくらブームと言えども県外の人だけで是ほど増えているとは考えられません。
 となると、県外の人だけでなく県人の消費量もかなり増えているんでしょうね。県人も結構ブームに乗せられて消費量が増えているのかもしれません。
 私自身は食事療法の為に一度に一玉しか食べることが出来ません。以前のように腹いっぱいうどんを食べることがなくなった為ブームに乗れていないのが残念です。

もう一度4玉食べたい!

2004711日日曜日  第1757回  佐藤琢磨

 曽我さんの再会を、「この後どうなるんだろう」と複雑な思いで見ながらも、土曜日のイギリスGPが気になるんですから、私も好い加減なもんですね。

 フリー走行は4回とも不本意な成績です。どこかマシンの調子が悪そうです。予選で挽回できるのでしょうか。心配です。
 琢磨選手を信じていると言いながらも、先週のフランス
GPのように早々にリタイアされては楽しみも半減です。何とか、完走して、最後まで楽しませてもらいたいものです。
 こんなことを言ってるようでは、本当のファンでは無いのでしょうね。

 さて、予選の一回目が始まりました。

 何時ものように、The Official Formula 1 Website - Live Timingで楽しませてもらいます。

 何と、一回目の予選は雨を予想して、予選の本番に雨が降る前に走る為に、早いスタート順位を取る為に、わざとスピンをしたりして悪いタイムを競うという前代未聞の予選になりました。

 予選本番、琢磨選手やはり不振のようです。今回も期待できそうにもありません。残念です。ドライバーとマシンの両方が調子よくないと結果が出ないというのは難しいものですね。
 それにしても、年寄りの小父さんのこのときめきは何なんでしょうね。それだけ期待させるものがある琢磨さんです。

気長に待ちましょう!

2004712日月曜日  第1758回  参議院選挙

 日曜日の朝、何時もの選挙のときと同じように、家族で選挙に行きましたが、何時ものごとく、これといった意中の候補者もなく、私の中では、誠に盛り上がらない選挙でした。
 
前回の選挙のときにも意中の人はなく棄権だけを避ける為に選挙に行ったものでした。しかし、世間では、棄権だけは避けるべきと言われ、私も、「そうかな」と思い今までの選挙は棄権せずに来ましたが、たった一人の票のむなしさを感じてしまいます。
 何とか良い方法はないものでしょうか。例えば、選びたい人や政党がない時などに反対票を投票しても良いとか、白票が全投票数の何割かになれば選挙が無効になるとかすれば、どうせ選挙に行っても何も変らないと諦めている人も投票に行くのではないでしょうか。
 兎に角、行かないものが悪いと言うだけでなく、行きたくなる選挙方法を考えることも必要なのではないでしょうか。尤も、組織票を持つ党は投票率が低い方が有利なのですから、そんな選挙方法を支持するわけもありませんが・・・。

 結局は、自分の利益しか考えない候補者としらけきった有権者で、盛り上がらない選挙が続くことにより、この国はどんどんジリ貧になっていくしかないのでしょうか。

 一番注目していた東京の増元さんが危なそうですね。今更のようにタレント候補を選ぶ東京都民も大したことないですね。所詮これが危機感のない日本人の現実なのでしょうか。

落ちる所まで落ちるしかないのかも!

2004713日火曜日  第1759回  総督

 第1754回でも取り上げたように、トッテンさんの考えは殆んどが納得させられることばかりです。
 そのトッテンさんが何週間か前の「たけしの
TVタックル」に出演していました。期待して見ていましたが、殆んど発言させてもらえない状態でがっかりしたものです。
 やはり、「テレビは作る方の意図でどうにでもなるんだな」と改めてテレビの怖さを感じさせられたものです。
 その出演に少し触れたものがアップされていました。その中に面白いものがありました。

 トッテンさんの Our World より

 No.637 ビルと千栄の激辛問答(ニュースの深層より)

 ・・・略

トッテン氏:先ずブッシュのことは、アメリカの歴史上一番悪い大統領だと思っている人が多い。小泉さんは日本の首相としては0点、いやマイナス100点といってもいい。但しアメリカからみれば、アメリカの日本総督としては100点。非常にがんばってアメリカのためによく日本を治めている。・・・中略

トッテン氏:最近は羊の群と似ています。今が江戸時代と違うところは、儒教だと思う。江戸時代の人達は独裁人かもしれないけれど、儒教か武士道の理念で権力を国民のために使っていた。今の奴は道徳を覚えていない。だから権力を自分のために使っている。新井白石みたいな人は、日本に今いない。権力をもつ人は権力を我が侭に使うんじゃなくて、国のために使うべきだと思う。小泉は自分以外を考えていないと解釈しています。・・・以下略

 日本総督とは言いましたね。是ほど今の小泉さんを的確に表現した言葉は無いのじゃないでしょうか。
 それ以上に、「今の奴は権力を自分の為に使っている」「権力をもつ人は権力を我が侭に使うんじゃなくて、国のために使うべきだと思う。」に激しく同意してしまいます。
 今の政治家にこんな心構えの人が何人いるのでしょう。そうした人を選ぶことの出来ない選挙は本当にむなしいですね。

 さて、殆んどの点で納得させられるトッテンさんですが、拉致問題に対する冷淡さは賛成できません。一体何故なのだろうと思ったら、理由がありました。

 ・・・略

トッテン氏:日本は数十年前、朝鮮半島から600万人を拉致したでしょ。先ず他の人を責める前に自分の罪を反省すればいいと思う。・・・以下略

 驚きました。トッテンさん程の人でも、戦後の日本を毒した自虐史観を信じ込んでいるんですね。
 やはり、マスコミの偏向報道や戦後教育の歪は怖いですね。トッテンさん程の人でさえ騙されるのですから、日本国民を騙すのは簡単そうです。

真実は!

2004714日水曜日  第1760回  禁煙

 何となく、当然そうだろうと思い込んでしまっていることが、意外とそうでないということがあるものです。

 13日、読売新聞

 ・・・略 

 来年一月の初場所から、東京・両国国技館の全席を禁煙にすることを明らかにした。大阪、名古屋、福岡の各地方場所も来年から禁煙となる方向で、屋内ながら喫煙が認められてきた大相撲の伝統も、禁煙の流れについに寄り切られた格好だ。

 喫煙が大相撲の伝統というのもおかしな表現ですね。それより、今まで、禁煙でなかったことの方に驚かされました。仕切りもない大きな空間で禁煙でなかったとなると、煙が充満して結構苦痛な人もいたのじゃないでしょうか。
 もしかしたら、相撲のファンは我慢強い人が多かったのでしょうか。それとも、高額な桟敷席などの為に、客に禁煙を言い出せなかったのでしょうか。

 しかし、これで、もしかしたら、来年からは煙がなくなることでテレビ映りも良くなるかもしれませんね。それとも、それ程煙ってはいなかったのでしょうか。
 いずれにしても、公共施設などの禁煙の動きは進みそうですね。相撲取りさん達も只でさえ短い寿命がこれで少しは延びるかも・・・。

良い事ですね!

2004715日木曜日  第1761回  日本人

 20世紀の終わりに、日本についてさんざん文句ばかりを書いてきたが、本当は一番恵まれた時代に生まれてきたと書きました。
 世界のあらゆる国やあらゆる時代と比べても、もしかしたら一番恵まれているといっても過言ではないかもしれません。
 そう思いながらも、文句を並べるのは、もっともっと良くなる要素があるにもかかわらず、自分さえ良ければの風潮の蔓延によって、良くなるどころか悪くなっていると思われるからです。勿体無い話ですね。
 しかしながら、古来から繁栄した国が全て衰退してきていることを考えると、人間の限界なのかもしれませんね。

 14日、産経新聞コラム「産経抄」が面白いことを書いていました。

“三手の読み”を唱えた将棋の原田泰夫九段が八十一歳で亡くなった。「こうやる、こうくる、そこでこう指す」と三手ぐらいは先を読め。初級者にはやさしい、にこやかな表情をしてくれた。企業戦略も同じだ、と経営者たちにも教えた。・・・中略

講演では若い人によくこう話していたという。「日本人に生まれたことを感謝しよう」、そして「自分の好きで得意な分野で生涯を貫くべく、志を早く立てよ」と(本紙『話の肖像画』より)。・・・以下略

 「日本人に生まれたことを感謝しよう」は、考えさせられる言葉ですね。やはり、この時代にこの国に生まれたことは、地球が生まれて以来の奇跡ともいえるほど、幸運といっても良いのじゃないでしょうか。
 そして、「自分の好きで得意な分野で生涯を貫くべく、志を早く立てよ」を実践できれば最高の人生でしょう。
 残念ながら、何の志も立てることなく流されて歳を重ねてしまった私にはとてつもなく耳に痛い言葉ではあります。
 若い人たちには、是非これを実践して悔いなき人生を享受してもらいたいですね。

折角、日本に生まれた幸運を生かすためにも!

2004716日金曜日  第1762回  イチロー選手

 第1755回でイチロー選手の4年連続オールスター出場もトップ得票でなかったことで、その人気のかげりを心配したものです。
 ところが、テレビニュース(
NHK?)によると4年連続のオールスター先発というのは、どうやらとんでもない記録のようです。何と、あのマリリン・モンローと結婚したジョー・ディマジオ以来(64年振り?)のことなのだそうです。
 大リーグで連続でオールスターの先発を勝ち取ることはそれ程に難しいということですね。 ということは、イチロー選手の評価はとてつもなく高いと言っても良さそうです。
 これで、又一つ、勲章が増えたということです。大したものです。

 同じニュースによると、大リーグのオールスター先発9選手の年俸(百数十億円)がパリーグ全員の年俸とほぼ同じだそうです。
 大リーグの年俸の高さも問題になっていますが、その差は日本の比ではないですね。しかしながらそれだけの年俸を払って尚且つチーム数も多いのですから、日本のプロ野球とはファンの数が違うということですね。
 日本のプロ野球のオーナーさん達は、もっと、大リーグの組織を見習った方が良いんじゃないでしょうか。それとも、やはり、大リーグに吸収されることを狙っているのか。

その方が良さそうです!

2004717日土曜日  第1763回  5周年

 今日から6年目に入りました。去年の第1397回でも同じ事を書いていますが、相変わらず強迫観念に囚われて続けてきました。
 続けることだけが目標のようになってしまい、気力も途切れがちで中身が伴わないことに反省仕切りですが、続けられるうちは続けてみようと開き直っています。

 偶然でしょうか、去年も前日にイチロー選手のことを書いていました。去年は前期を打率3割5分2厘でトップで折り返しているんですね。
 それに比べると今年の3割2分1厘で8位は、かなり悪いですね。後半、去年のような極端な不振がなければ良いのですが・・・。チョッと心配です。もう首位打者は望むべくも無いのでしょうか。それとも、流石と驚かせてくれるのでしょうか。

 それにしても、長く続けていれば、こうして、去年の今頃は何が起こっていたのかがわかるのが面白いと思うのは手前味噌でしょうか。

 第318話第668話第1032話 やっぱり同じようなことを書いていますね。

進歩がない!

2004718日日曜日  第1764回  この国

 第68話で司馬遼太郎さんの「この国」と言う言葉を使ったのには裏に深い絶望があったのではないかと書きました。

 今度の選挙で自民党がその言葉をキャッチコピーとして使ったそうです。残念ながら選挙自体に興味がなかったので気が付きませんでした。

 萬晩報

 言語感覚を疑う小泉と自民党の「この国」20040715日(木) 萬晩報通信員 成田 好三

 ・・・略

 社会批評、歴史批判をする上では、当然の選択だった。客観的にものを見る、「ニュートラル」の立場に立つといっても、完全な「客観」「ニュートラル」の立場は存在しない。そのこと知っているからこそ、可能な限りの客観性、ニュートラル性を担保するために、司馬氏は「この国」という表現を多用したのだろう。その後、「この国」は社会批評などの分野で多くの人が使う言葉になった。・・・以下略

 この部屋でも私は「この国」としょっちゅう書いています。絶望と言うより客観的なのでしょうか。
 どちらにしても、政治に携わるものには使って欲しくない言葉であることは間違い無さそうです。

 ・・・略

 総理大臣も政権政党も、そして最大野党も、日本を「この国」と表現している。政治権力者までもが、社会批評家のようなもの言いをする。そんな社会では、日本を「わが国」と表現する日本人は誰一人としていなくなってしまうのではないだろうか。

 そうか、為政者までもが総評論家になっているということなんですね。為政者が評論家になって当事者としての立場を忘れているようじゃ政治なんか出来るわけ無いですね。
 一億総評論家で総無責任となれば「この国」が良くなるわけないですね。

納得!

2004719日月曜日  第1765回  自殺

 第1043話第1408回と毎年この時期に取り上げているあまり嬉しくない統計、自殺の数字が別な記事で取り上げられていました。何時もより早いようですが、既に発表されているんでしょうか。

 17日読売新聞の平均寿命についての記事でした。

 それによると、日本人の平均寿命は、女性が19年連続世界一で85.33歳、男性がアイスランド、香港に次いで三位で78.36歳だそうです。

 ・・・略

 2003年の自殺者数は、32,082人(男性23,377人、女性8,705人)で、前年より2,133人増えた。
 自殺者の増加分だけで、平均寿命は前年より男性で、0.07歳、女性でも0.03歳押し下げられた計算になるという。・・・以下略

 第1408回の2002年の32,143人と辻褄は合わないようですが、その当たりは気にしないことにしましょう。
 それにしても、平均寿命に影響するほどの自殺数とは、何とも身につまされます。それも、圧倒的に男性が多いのも何とも悲しいですね。しかし、本当に減らないですね。
 世間は景気回復を喧伝しているようですが、大企業といえども三菱自動車や
UFJと東京三菱銀行の経営統合など大幅なリストラがありそうですし、景気の回復は本当でしょうか。

何とも、悲惨です!

2004720日火曜日  第1766回  狂牛病

 第1573回で日本の狂牛病対策は過剰であり、その裏で、権益を拡大した省庁など裏で笑っている奴らがいそうと書きました。

 そして案の定、浅田満なる巨悪が飛び出してきました。しかし、その裏にいるもっと悪そうな政治家までは追及の手は及んでいません。何時の時代も最も悪い奴は逃げ切るのでしょうか。

 さて、牛丼業界を苦しめているアメリカ牛の全面輸入禁止問題、いよいよアメリカの思惑通りになりそうですね。

 18日産経新聞コラム「主張」

 BSE報告 消費者は釈然とせぬ思い

 消費者の多くが、釈然とせぬ思いを抱いたのではなかろうか。BSE(牛海綿状脳症)の国内対策を検証している内閣府の食品安全委員会がまとめた「若い牛は全頭検査の対象から外しても人に感染する危険性は増さない」とする報告書案に対してである。・・・以下略

 アメリカからの圧力にどう対処するか興味を持ってみていたら、案の定、腰砕けになりそうです。
 無理やり、全量検査に持ち込んだのはやはり国民の為と言うより、政・官・財の利権の為だったと言われても仕方ないのじゃないでしょうか。
 結局は、税金を無駄遣いされた国民だけがバカを見たという事です。

バカにするにも程がある!

2004721日水曜日  第1767回  教育

 第1585回第1742回で戦後教育現場の驚くべき現状を取り上げ、想像を絶するほどの偏向教育に驚かされましたが、そんなものはまだまだ大したことないというような恐るべきことが行われていたようです。

 読売新聞 → 大手小町 → 発言小町 → 最悪な修学旅行の思い出。に信じられないようなことが書かれていました。

 高校の時の修学旅行は最悪でした。私の学校は海外旅行だったので、某国へ行きました。

とっても楽しみでした。なのに!

私達はその某国の国民の前に連れていかれ、教師が「私達日本人は昔酷いことをしたのでここの国の人達に謝罪しましょう!」と言ったんです。

一同騒然っていうか呆然。

一部の生徒は拒否するんですが、そうすると教師はキレるわ、その某国の人達も喚くわで、パニックになりました。

「いいから、頭だけでも下げろ!」といわれ、渋々下げましたが、こんな理不尽で屈辱的な体験は生まれて初めてです!

 これを読んで、唖然としました。時期がハッキリしませんが、現実にこんなことが行われていたんでしょうか。こんな教師に教えられた生徒は悲劇としか言い様がありませんね。
 何時の頃からか海外への修学旅行が行われるようになり、中国で列車事故に見舞われた高知の学校もありました。
 当時は、修学旅行も遂に海外へ行く時代になったのかと驚かされたものでした。しかし、その裏で、こんなことが行われていたとは全く信じられない話です。

 日本の教育現場はここまで狂っていたんですね。教員の採用基準は一体どうなっているのでしょうか。それとも、教員になってから教育されるのでしょうか。
 こんな教師はほんの一部なんだろうとは思いたいですが、どうなんでしょう。まさか、今でもこんなことが行われているとは思いたくないですが・・・。

心配です!

2004722日木曜日  第1768回  警察

 警察の不祥事があっても、「又か!」くらいで驚きもしないほど、慣らされてし待っていますが、それでも、「これはないだろう!」と思わせる記事がありました。
 埼玉県草加市で、草加署員が、暴力団員に追われて交番に逃げ込んだ男性を助けもせずに引っ張り出されるのを放置していた上に、その事実を隠していたのだそうです。

 第1353回などで交番を増やす必要があると書きましたが、それ以前の問題かもしれません。

 21日、読売新聞

 ・・・略

 「男性は交番に入って助けを求めたが、男らに引きずり出され、交番前で暴行されたのを目撃した」と話していることが20日、わかった。
 署員2人は、男性が交番に逃げ込んだことも目の前で暴行を受けたことも否定していた。・・・以下略

 これじゃあ、警察に逃げ込むことも出来ませんね。いくら交番を増やしても、何にもならないかもしれません。
 それにしても、これは一体どういうことでしょう。もしかしたら、暴力団が怖かったのでしょうか。まさか私じゃあるまいし。それにしても、自分の職業が何かという自覚が無いのでしょうか。
 挙句の果てに、その事実も否定していたとは・・・。
第1631回の報奨費疑惑といい、警察は組織全体で腐っているようです。これは、もう救い様が無いのかも。
 ここまで、腐ってしまったら、いっそ、民間警備会社に任せた方が、一から立て直すより手っ取り早くて経費も削減できるかもしれません。

意外と良いかも!

2004723日金曜日  第1769回  セミ

 梅雨らしい雨の代わりに2度の台風があり、7月に入ると既に梅雨明け状態の今年はやはり、天候異変なのでしょうか。
 新潟や福井の豪雨、東京の39.5度など、どう考えてもどこかおかしいですね。これも、温暖化の影響なのかもしれません。

 おかしな梅雨だった証拠でしょうか、7月に入ると既にセミが鳴き出していました。今年も、あの暑苦しい鳴き声に朝から悩まされそうです。

 セミといえば、子供のときから「ミ〜ン、ミ〜ン」のミンミンゼミが当たり前と思っていたのですが、どうも、最近のセミは「シャーン、シャン、シャン・・・、シャワ、シャワ」と鳴いているように聞こえます。
 「あれっ!セミの種類が変ったんだろうか?」
 確か、去年も、シャーン、シャン、シャンと鳴いていた記憶があります。その時には、何の疑問も感じずにミンミンゼミだと思っていました。何とも、間抜けな話です。

 早速サーチして見ました。

 良いところがありました。

 兵庫県立人と自然の博物館 より

 クマゼミ    鳴き声 シャア、シャア・・・とかワシワシワシ

 ミンミンゼミ  鳴き声 ミーン、ミンミンミンミー

 これです。クマゼミです。子供の頃のセミは確かにミンミンゼミだったことは間違いありません。何時の間に入れ替わったのでしょう。皆気が付いているんだろうか。それとも知らなかったのは私だけだったのでしょうか。
 ミンミンゼミがクマゼミに駆逐されたという事なんでしょうね。我が家の近辺だけの現象なのでしょうか。それとも、もっと広範囲に及んでいるのでしょうか。そして、それには、何か意味があるのでしょうか。

何となく不気味です!

2004724日土曜日  第1770回  イチロー選手

 第1755回で心配したイチロー選手、ここにきて、オリックス時代にもなかったという2試合連続4安打と固め打ちを決めてくれました。
 10位当たりで停滞していた
打率も一気に4位に上がりました。安打数もトップと一本差の2位の134本。どうにか200本安打も見えてきたのじゃないでしょうか。

しかしながら、去年の8月のスランプの時よりも打率も安打数も大分悪いようなので心配ではあります。去年のような極端なスランプさえなければ何とかなりそうとは思うのですが・・・。
 チームの成績が悪すぎるので、その中でやる気を保つのは大変だろうと思いますが、そのあたりは、どちらかと言えば我関せずの感のあるイチロー選手にとっては大きな問題ではないのかもしれません。
 何とか、今年は、ここ2年の後半不振のジンクスを破って首位打者奪還なんて事にならないものでしょうか。

 それにしても、両松井の影になってしまって、4案打も打たないとメインで取り上げてくれないマスコミの取り扱いは何なんでしょう。日本でのイチロー選手の人気はかなり落ちているということでしょうか。
 と言いながら、私も、今年は佐藤琢磨さんの方に気を取られている状態なので、余り文句は言えないかもしれませんね。

明日は当然琢磨さんです!

2004725日日曜日  第1771回  自殺数

 今日は琢磨さんのドイツGPのことを書くつもりでしたが、興味深い記事があったので変更します。
 
第1765回で取り上げた自殺数(32,082人)が、「去年の数字とどうも合わないなぁ」不思議に思っていたら、納得させられる記事が出ました。

 23日読売新聞

 自殺、過去最悪3万4427人…経済理由12%増

 昨年1年間の全国の自殺者は、3万4427人で一昨年より7・1%(2284人)増え、統計を取り始めた1978年以降で最悪だったことが22日、警察庁のまとめでわかった。・・・以下略

 第1408回の2002年の32,143人に2284人の増で34,427人と計算は合いました。 
 どうやら、
先日の数字は厚生省の発表ということのようです。それにしても、どうして、こんな違った数字を使うのでしょう。くだらない縦割り行政がこのあたりにも現れているんでしょうね。
 両方が、莫大な予算を使って別々にこんな統計を取って、我々の数字の方が正しいなんてやってるのでしょうか。全く、勿体無い話です。
 しかし、そんな数字の違いを気にしている場合じゃないですね。益々、勝ち組と負け組の差が酷くなっているということなのでしょう。
 自殺や事故死のない社会を望むのは無理なんでしょうか。

ところで、どちらが正しいのでしょう!

2004726日月曜日  第1772回  宝くじ寄付

 世の中には凄い人がいるもんですね。2億円の当たりくじを集中豪雨で大きな被害を受けた福井県に匿名で郵送した人です。
 一体、どんな人なんでしょうね。添えられた文面や文字から年配の方と思われるそうです。まさか当たりはしないとは思いながらも「もしかしたら」の思いで買ったものが、思いもかけぬ大当たり、どんなにか驚き、喜んだことでしょう。
 使い道をあれこれ考え、夢は広がるばかりだったことでしょう。それを全て諦め、寄付してしまうなど私には到底出来ないことです。たとえ10分の1でも怪しいものです。

 どういう育ち方をし、どんな人生を送ってきた人なのか、どうして、一生に一度あるかないかの幸運をあっさりと寄付する決心をすることになったのでしょう。考えるだけでも興味が沸きます。
 世の中には、2億円などはした金でしかない所謂勝ち組のお金持ちも沢山いるでしょうが、その人たちにこの人の真似ができるでしょうか。

 25日、読売新聞に作家の藤本義一さんの面白いコメントがありました。

 「天文学的な確率であたったくじを寄付するなんて、世界的にみても、ないんちゃうか。いい話や。社会に何を還元すべきか、本質をよく知っている人。これからも豊な人生を歩むやろ」と話す。

 本当に、この人が、これからも豊な人生を歩まれれば良いのですが。多分、一応生活には困らない程度の余裕はあるのでしょうが・・・、それにしても、恐ろしい人です。

 しかしながら、こんな寄付を福井県は活かして使うことができるのでしょうか。なんて、下司な心配する私はひねくれものかも・・・。

政治家に見習って欲しいものです!

2004727日火曜日  第1773回  ボランティア

 琢磨選手ドイツGP、8位でした。フリー走行のスピンで予選が8位で、レースも一時は6位も確実という所まで行きましたが、又してもスピンで結局8位に終わりました。
 なかなか結果が出ない状態が続いています。次は3週間後と待ち遠しすぎます。

 さて、昨日の福井県の宝くじ2億円に度肝を抜かれましたが、ボランティアの活躍も大したものですね。
 神戸の震災以来、若い人のボランティアが定着したようですね。およそ、ボランティアには縁のない私としては、感心するしかありません。

 26日、読売新聞コラム「学びの時評」で堀田力(ほったつとむ)さんがボランティアの効用に触れていました。堀米幹夫さんという東北の熱血先生の言葉です。

 ・・・略

 「ボランティア活動で生徒の成績が上がるとか下がるとか、学習面での影響がありますか」と私は堀米さんに質問した。ボランティア活動で人間性が豊かになったという報告はたくさんあるが学習への影響を調べたものは、ほとんどない。
 「何となく落ち着いてきて、学習にも集中するようになりますね。特にボランティア活動している子と、していない子とでは、自分で課題を見つけ出して、これを解決しようという意欲がまったく違います」・・・以下略

 人間性が豊かになるだけでなく学習にまで良い影響があるとなるとは、まさに「情けは人のためならず」ですね。

 しかし、佐藤琢磨さん達のように世界で活躍したり、ボランティアに励んだりと、今の若者達は従来の日本人とはチョッと違ってますね。何かといえば、犯罪の方が騒がれますが、この当たりは、戦後教育の良い面が出ているのかもしれません。
 もっと、きちんとした教育が出来れば、日本の未来も捨てたものじゃないのじゃないでしょうか。

大人の責任ですね!

2004728日水曜日  第1774回  先生のゆとり

 昨日、きちんとした教育が出来たらと書きましたが、同じ26日、読売新聞、読者のページに元小学校教員の方の面白い投稿がありました。

 児童とかかわるゆとりがほしい

 ・・・略

 40年前の小学校では放課後、教師は子供たちとよく遊んだ。子供と遊ぶのが仕事だった。会議は月一回の職員会議だけだった。忙しかったがゆとりがあった。子供と胸襟を開いて語り、遊び、かかわるのが教師の最も大切な仕事だと思っている。そのゆとりが持てる学校になってほしい。

 ゆとり教育が子供のゆとりばかりを取り上げている中で、この視点は大事ですね。どうやら、日本の教育がおかしくなったのは生徒より先生にゆとりがなくなったことの方にげんいんがありそうですね。

 そういわれれば、私が小学校の頃が丁度、四十年くらい前です。確かに、先生はよく遊んでくれました。遊び時間や給食後に放課後と、先生と鬼ごっこやドッジボールなど一緒に遊んだことを思い出しました。生徒だけより楽しかった記憶があります。

 先生は大変だったでしょうが、その遊びの中で、先生を尊敬する気持ちも育まれたのじゃないでしょうか。

これは大切ですね!

2004729日木曜日  第1775回  反日教育

 子供達の可能性を生かすも殺すも教育次第。教育と言うものは本当に恐ろしいですね。
 その教育を政府が子供達を自分達に都合の良いように育てる意図を持ってやられたらたまったものではありません。 

 そんな教育が、中国でやられているようです。

 JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル → 中国の反日教育を論ずる

 ・・・略

 この江沢民の提示した愛国主義教育は、表面的には、日本を非難する内容ではないが、実態は、種々の虚妄に基づき、日本を過去において、中国・中国人に被害と侮蔑を与えたものとする反日教育の原点となるものである。・・・以下略

 南京大虐殺なども、こうした意図の下に殊更大げさに表現されているということのようです。それを、日本のマスコミや政治家が上塗りするのですから、中国の子供達も日本の子供達も良い迷惑というものです。同じようなことが、韓国でも行われているのでしょうね。北朝鮮はもっと酷いのかな。

 こんな中国や韓国が日本の教科書に文句をつけ、それに対する日本政府や外務省、そして朝日新聞などマスコミの対応はきちんとした主張もせずに、誤魔化しばかり。まさに先送り体質そのものでしょう。
 こんな好い加減な教育の中国・日本・韓国で育った新しい世代が仲良くするのは難しいでしょうね。

一体どうなることやら!

2004730日金曜日  第1776回  日本刀

 第1692回で日本刀とピストルの対決というワクワクするような実験をやった「トリビアの泉」を取り上げましたが、26日の放送で、またしても、面白い実験をやってくれました。

 今度は、ウォータージェットという水の圧力であらゆるものを切断する切断機で日本刀が切れるかと言うものでした。
 
金属もガーネット(研磨材)を混ぜて切断するのだそうです。テレビでは包丁を刃先から左右に薄く二枚に切ったものもサンプルとして見せていました。
 これは、流石に日本刀もピンチかもしれません。

 刀の先端20aくらいを立てたものに鍔を付け台に固定したものを刃先の方からウォータージェットで切断開始。
 鍔は見事に切れて行き、いよいよ日本刀の刃先にかかります。
刃先から棟へと通り過ぎて再び鍔が切れてゆきました。
 そして、いよいよ刀の点検です。真っ二つになった鍔と違って、刀には刃こぼれ一つありませんでした。
 又しても、日本刀の勝利です。願わくば、あらゆる方向からの切断を試してもらいたかった。どんな結果になるか興味があります。

 それにしても、日本人の作り上げた刀というのは何とも物凄いものですね。人を切るための道具を芸術の域にまでしてしまう追求心は日本人の面目躍如たるものがあるといえますね。
 そんな素晴らしい日本人の追求心や技術もほんの一部の人にしか受け継がれていないのでしょうね。

残念なことです!

2004731日土曜日  第1777回  イチロー選手

 第1770回で久し振りに固め打ちで脚光を浴びたことを喜びましたが、去年のこともあるのでチョッと心配していました。
 しかし、ここ一週間は、そんな私の心配をよそに、快調に安打を重ねてくれています。連続安打も20試合と伸ばし、打率も3割4分1厘まで上げトップテンの2位まで上がってきました。安打数も148本(28日現在)と遂にトップに立ちました。
 8月に入っても何とか、この調子を続けて欲しいものです。そうすれば、200本安打は当然としても、首位打者奪回も見えてきそうです。そうなれば、両松井に奪われた大リーグニュースの主役も当然奪回です。

 それにしても、ここに来て、佐藤琢磨さんの不振で意気消沈気味の私が、毎日の大リーグ情報ににんまりしているのですから、単純なものです。
 もしかしたら、この秋にはイチロー選手の首位打者と琢磨選手の優勝なんてことが実現するかもしれません。

 良い事の少ない、先行き夢のもてないこの日本、たまには、そんな夢のようなことが起こって欲しいものです。といっている間に、又、打ったようです。

 MLBスタジアムより

 ・・・略

 29日、当地でのエンゼルス戦に「1番・右翼」で先発出場し、7打数5安打で今季153安打とした。1試合5安打はオリックス時代に1度あるが、メジャーでは初。打率は3割4分7厘にアップ。・・・以下略

楽しみです!

ホーム 団塊 分類

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