団塊の世代の部屋(65)

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2004121日水曜日  第1900回  大リーグ

 クルマを運転しながら何気なく聞いていたら、

 ABCラジオ おはようパーソナルティ道上洋三です

 「メジャー1年目で大活躍!高津臣吾が語るメジャーリーグ。」で、高津選手が大リーグと日本のプロ野球の違いで面白い話をしていました。

 大リーグは観客第一で日本は選手第一という根本的な違いです。

 それは、球場の向きについてでした。日本では選手が守りやすいように太陽が目に入らない方向に建てられているが、大リーグはお客さんの目に太陽が入らない方向になっている。
 だから、大リーグではしばしば選手が太陽を目に入れて打球の行方を見失うエラーがあるのだそうです。

 そういえば、大リーグではそんな場面を良く見たような気がします。あのイチロー選手でも打球を見失うことがありました。イチロー選手の場合は、それで顔をそむけることなく予測でボールをさばくという見えないファインプレーでした。
 それにしても、こんな違いがあるなんて想像もしませんでした。大リーグのお客様第一主義には驚かされますね。

 しかし、この違いは面白いですね。流石大リーグと言えば良いのでしょうか。日本のプロ野球にはこんな発想は無さそうです。この差が、今の繁栄の差を現していると思うのは私だけでしょうか。
 これでは、観客を大事にする大リーグと、今年の球団合併や新球団など観客のことなど眼中に無さそうな日本のプロ野球の差は開くばかりのような気がします。

根本から考え直さないと!

2004122日木曜日  第1901回  詰め替え

 コーヒーは「ぬるめの薄目」が美味しいと思っています。毎日ブラックコーヒーを食後に飲んでいるので味には結構うるさい方ではないかと自負しています。尤も、生産地がどこかなんてのは全く分りませんし、気にもしていません。兎に角、飲んで、美味しいと思えば、それで良いのですから、いい加減なものかもしれません。
 ということで、最近はインスタントコーヒーは殆んど飲みませんが、出されれば、やはりブラックで飲みます。これも、「ぬるめの薄目」にすれば結構飲めるものです。

 そんなインスタントコーヒーに詰め替えが増えているのだそうです。1日の四国新聞で知りました。
 コーヒーの世界にまで詰め替えが進出して来ているとは全く気が付きませんでした。世の中、知らないうちに変っているんですね。
 と言いながら、良く考えると、カップ式コーヒーの自動販売機オペレーター業界にいた私にとって、袋入りのコーヒーは当たり前のことだったのです。自動販売機の原料補充は全て、袋入りの原料を使っているのですから。
 そんな当たり前のことを全く思いつきもしなかったことに我ながら、頭の悪さに愕然とします。
 尤も、メーカーにすれば、業務用である安い袋入りコーヒーを売り出すことには抵抗があったのじゃないでしょうか。私の中にもそんな業界の常識が巣食っていたようです。
 その世界にどっぷりと浸かってしまっていると当たり前すぎて全体が見えなくなってしまうのか、それとも私の頭が悪すぎるのでしょうか。

頭が固すぎるようです!

2004123日金曜日  第1902回  米との惜別

 ダイエーやミサワホームなど創業者のカリスマで飛ぶ鳥を落とす勢いだった企業が次々と破綻しています。
 流石の創業者達も、あのバブルを見破ることはできなかったと言うことでしょう。一体何が彼らを狂わせたのでしょうか。その原因は何だったのでしょうか。
 どうも、アメリカの陰謀に乗せられたと言うトッテンさんの説が正しいようです。

 トッテンさんのOur World → No.657 米との惜別を決意せよ

 ・・・略

 アメリカの財政赤字はレーガン政権時代、ごく少数の金持ちの所得税を70%から38%に減税することから始まった。ふれこみはこれによって投資が活発になり、経済が活性化されるというものだったが現実は反対だった。アメリカは不況におちいり、財政赤字が膨らみ、大統領に就任した1981年に9950億ドルだった債務は12年後には4兆ドルにも増大した。

 次のクリントンが金持ちに増税して労働者層を減税し、アメリカには史上最長の好景気がおとずれた。米政府は財政黒字となって借金を返し始めたが、再びブッシュ大統領になるとレーガン政権のやり方にもどり大金持ち優遇が始まった。そして再び財政赤字が累積したのである。今回のブッシュ再選で小泉総督は胸をなでおろした心境であろうが、しかしこれはアメリカの赤字がこれからも増え続けることを意味している。・・・以下略

 クリントンさんは北朝鮮を調子付かせ、ブッシュさんは金持ち優遇で一部の金持ちと大多数の貧乏人と二極化を促進させてしまう。
 理想的な指導者と言うのは出ないものですね。尤も、両方を実現しようとしているように見える小泉さんは問題外のようです。
 北朝鮮から拉致被害者を取り返し、庶民の生活を豊にしてくれる総理大臣は夢の又夢なのでしょうか。

期待することが間違いかも!

2004124日土曜日  第1903回  体内時計

 子供の頃からどういうわけか遅刻には縁の無い生活をしてきました。小学校の低学年の頃は学校へ一番乗りのときも良くあったと「こづかい(今で言う用務員)さん」から言われたと母親から聞かされたことがありました。
 と言うわけで、目覚まし時計なるものにお世話になったのは大阪での単身赴任の時が始めてだったように思います。
 と言いながらも、生まれつきの小心者の為か、大抵は、目覚ましがなる前に起きていたように思います。
 特に、テレホーダイの所為でインターネットをやる為に夜中に起きだしてからは目覚ましをかける事もなくなったものです。夜中に起きるので、通勤時間には常に起きていることになるのですから目覚ましなど必要ありません。

 単身赴任を終えてからインターネットも24時間定額の為、夜中の生活も必要なくなったのですが、そうなると、却ってインターネットをやる時間が確保し難くなったので、5時に起きることにしました。
 こうなると、やはり、目覚まし時計のお世話になる必要がありそうです。そこで、又、目覚ましをかけることにしました。
 ところが、5時に目覚ましが鳴ると、家族に迷惑が掛かります。そこで、時計を枕元に置きながらも目覚ましは設定せずに起きることにしました。
 ここで、生来の小心が役に立ちます。夜中に何度か目を覚ましては時計を確認しながらも、寝過ごすことは殆んど無い状況です。とは言いながらも、時には30分くらい寝過ごすことがあります。
 そういうときに限って、寝る時に明日は5時起きと念じることを忘れているのです。つまりは、寝るときに明日は5時起きと思いながら寝れば、不思議なことに殆んど寝過ごすことなく起きることが出来るのです。

体内時計の不思議さです!

2004125日日曜日  第1904回  カラー漫画

 読売新聞連載の植田まさしさんの4コマ漫画「コボちゃん」がカラーになってもう一週間くらい経ったでしょうか。やはり、カラーは良いですね。
 考えてみれば、今までカラーでなかったことの方が不思議なくらいです。しかしながら、4日で、8037回目ですが、カラーになったことで、仕事量が増えたのでしょうか、それとも、もともとカラーのものを白黒で印刷していたのか。
 見ているほうは何でもなく、カラーになって楽しませてもらっていますが、その裏で、植田さんが大変な思いをされているんじゃないだろうかと密かに心配してしまいます。植田さんにしたら、余計なお世話かもしれませんね。

 と、そんなことを考えるのも、毎日の更新に四苦八苦している私にとって、新聞漫画の継続は脅威でしかないからかもしれません。
 文を書くことさえ面倒なのに、毎日違ったストーリーの漫画を続けることの大変さと言うのは想像を絶するものがあるはずです。プロといえども、その苦しさに違いは無いはずと思うのは考えすぎでしょうか。
 どちらにしても、見る方はカラーの方が余計に楽しませてもらえることは間違い無さそうです。

素直に楽しもう!

2004126日月曜日  第1905回  公共交通

 大阪での単身赴任時代、移動はもっぱら地下鉄やJRなど公共交通でした。香川時代には、どんな近距離でも車でしたから、最初は結構疲れたものですが、慣れるにしたがって足腰が鍛えられるのが自覚できました。
 もしかしたら、私の人生で、テニスをやっていた学生時代を除いて、一番足腰が強くなっていたかもしれません。残念ながら、ゴルフを中断していたのでその効用を試す機会はありませんでしたが、あの時、今、ゴルフをやれば多分飛距離も伸びてスコアも良くなるだろうなぁと想像していたものでした。そのくらい、歩くことに自信を持っていました。病院回りで5階辺りにある事務所までもエレベーターを使わずにもっぱら階段を使ったものです。何といっても、病院のエレベーターは病気の人に合わせているのかスピードが遅くてイライラさせられたものですから・・・。
 ところが、単身赴任を終えて坂出に帰ってきた途端、毎日の移動は再び車になってしまいました。
 何といっても、公共交通が発達していないですから、歩くか、自転車以外には車を利用するしかないのです。と言って、歩いたり、自転車では移動時間が長く掛かり過ぎるところが大半で仕事にならないのです。ということで、そんな生活を続けていると、あっという間に足腰が弱くなってしまいました。

 5日、読売新聞 日曜版 コラム「編集部」にもそんなことが書かれていました。

 ・・・略

 都会の人間はひよわで楽に流れがちだという先入観を持っていたが、「駅」などの取材で日本各地を訪ねるうち、少々事情が違うことが分ってきた。支社の人が言うように、地方では大人の大半がマイカー愛用者。中心街に横断歩道がなく、歩行者はすべて地下通路へという車優先ぶりに、何度か驚いたこともある。

 列車やバスの本数が少なければ車に頼るのは当然だろう。が、五感を使って街を歩かないと落ち着かない方向音痴の身に、レンタカーの運転など絶対に無理。都会の交通網に慣れきっている側のないものねだりと分かって入るが、もっと旅先に公共の足を――つい愚痴が出る。・・・以下略

 足腰は、間違いなく都会のサラリーマンの方が強いでしょう。こんな逆転現象が起きるとは誰が想像したでしょう。
 自動車と言うものが良くも悪くも人間の生活を大きく変えたということでしょう。ここまで、自動車が発達したことが、果たして、人間にとって良かったのか悪かったのか。

疑問ですね!

2004127日火曜日  第1906回  渋皮

 ピーナツの渋皮はぱさぱさとしていて、食べても、渋くて美味しくないので、何でも食べる私も、あれは絶対に食べられないと長い間思っていました。
 ところが、最近、知り合いが目の前でその渋皮つきのまま食べるのを見てしまい、「えっつ!渋皮付きでたべるの?」と思わず聞いてしまいました。すると相手は、何を言い出すのかと不思議そうにしていました。どうやら、当たり前のことのようです。
 それで、これは、どうも私の思い込みかもしれないと、少し渋皮つきのまま恐る恐る食べてみました。ところが、これが意外と食べることができるじゃないですか。確かに、すこしぱさぱさとして食べ難いところもありますが、渋みも美味しさの内と思えるほどです。
 それで、最近は渋皮付きで食べることが出来るようになりました。人間、思い込み程怖いものは無いですね。
 お陰で、剥いた渋皮が飛び散ってあたりを汚すこともなくなりました。怪我の功名です。本当に面白いものです。

 そこで、ピーナツの渋皮でサーチをかけてみると、面白い物が見つかりました。

 発掘!あるある大事典/#209 ピーナッツ:2page

 ・・・略

 渋皮部分に多くのレスベラトロールがっ!!

 確かに、渋皮の赤みがかった色や独特の苦味は、まさにポリフェノールそのもの。実は全米のピーナッツ研究チームが最も注目しているのが、この渋皮!

 赤茶けた色がアントシアニン系の物質で、苦味がレスベラトロールではないかと言われている。しかし、渋皮についての研究はまだ始まったばかり。ハッキリした事はこれからの研究待ちの状況。・・・以下略

 何だか、健康にも良さそうです。

まさに怪我の功名です!

2004128日水曜日  第1907回  石油依存

 第1206回第1809回第1840回そして第1905回などで、新幹線を代表とする公共交通の大切さを書いてきましたが、トッテンさんがズバリと書いてくれました。

 トッテンさんのOur World  → No.658 石油依存からの脱却を急げ

 ・・・略

 私たちにできることはエネルギーの使用量を減らすことしかない。石油が高騰し始めると生活は劇的に変わる。飛行機は手の届かない乗り物となり、自動車も同様になるだろう。しかし鉄道や自転車による交通網を築いている社会は比較的少ない影響ですむだろう。輸送費用が高額になるため世界貿易は劇的に縮小し、人々は地元で生産されたものを消費する生活にもどるようになる。そのためにも鉄道へのシフトを日本は早急に進めるべきだと思うのだ。電気で動く鉄道も石油燃料を消費するが飛行機や自動車と比べればずっと輸送効率は高いからである。・・・以下略

 私は、単に車の運転をしたくないので公共交通の発達を望むと言う単なる利己主義が発想の殆んどですが、流石はトッテンさん未来のことを考えています。
 エネルギーの浪費によって発展してきた世界が、エネルギーの不足によって縮小するのは考えてみれば当然の話ですね。
 今、享受している便利さはこのまま続ければ近い将来破綻することは目に見えているが、現実にその場に居合わせなければ実感できないのが人間というものかもしれません。
 長い人類の歴史の中で、産業革命から今日までの短い時間でエネルギーを使い果たしてしまって、元の不便な時代に戻ることになるというような無様なことをしないように、現代の我々が将来の地球の為に手を打つことが必要なことは間違い無さそうです。
 しかし、自分さえ良ければの現代人にそんな手が打てるのでしょうか。

未来がどうなっているか見てみたい!

2004129日木曜日  第1908回  別人

 昨日は曽我ひとみさん一家のニュースに涙した人も多かったのではないでしょうか。今日は、又、複雑な思いのニュースを見る事になりました。

 Yahoo!ニュース 政治ニュース - 128()213より

 ・・・略

 今回の鑑定は、めぐみさん拉致事件を担当する新潟県警が11月下旬、帝京大法医学教室と警察庁科学警察研究所にそれぞれ依頼していた。

 同庁幹部によると、遺骨は火葬されていたためDNA(デオキシリボ核酸)を含む細胞が消失もしくは変質しており、鑑定は極めて困難な状況だった。しかし、同教室が7日、「骨は2人分あり、いずれもめぐみさんとは別人」と結論付け、警察側の研究機関で、同教室が検出したDNAなどを確認して最終的に判断したという。・・・以下略

 よくぞ、別人と鑑定してくれました。誰もが偽者と思っていても、鑑定不能という結果が出れば、どうしても、「もしかしたら」の思いが残らざるを得ない所でしたが、こうしてはっきりと他人であるとの鑑定が出たことは本当に喜ばしいことです。そして、改めて、北朝鮮の酷さを思い知らされます。
 この期に及んでも、小泉さんは経済制裁をしようとはしないようです。やはり、余程の弱みを握られていると考える方が必然のようです。
 このまま、小泉さんが居座ることを許すことは日本人が試されているということかもしれません。

それでも変らないのか!

20041210日金曜日  第1909回  万里の長城

 昔から、不思議に思い、何となく「そんなものかなぁ」と思っていたのが、「宇宙から肉眼で見える建造物は万里の長城である」と言うものです。
 確かに、長さは何千キロですが幅はどう考えてもそれほど広そうにはありません。あんな細いものが見えるのだろうかというのが素朴な疑問としていつもありました。それなら、我が、瀬戸大橋だって見えそうなものです。

 どうやら疑問は当たっていたようです。

 Yahoo!ニュース → 「万里の長城は宇宙から見えません」中国科学院が結論

 「宇宙から見ることができる建造物」とされる中国の「万里の長城」について、中国科学院はこのほど、「肉眼では見えない」との最終結論を出した。

 8日の新華社電などによると、中国の科学者は、幅約10メートルの長城が肉眼で見えるのは、一般人で高度約36キロ、視力の優れた飛行士でも約62キロまでとし、「宇宙空間にはほど遠い」と指摘。また、金属建造物でない長城の光の反射には限度があり、「(宇宙船の)上昇か降下時に、長城が飛行士の目に入ることはあり得るが、ごく一瞬で、はっきり見るのは不可能」などとしている。・・・以下略

 どこから出た話だったのでしょうか。さも本当のごとく言われてきたことが何の根拠もなかったとは驚きです。
 しかしながら、これで、長い間の疑問が解けて、すっきりしました。それにしても、こうした根拠の無い話は世の中には沢山あるのでしょうね。やはり、体験したもの以外は疑って掛かるべきかもしれません。
 かといって、自分で本当に確認できたものだけを信じると言うのも現実的ではなさそうです。まぁ、生きていくのに差しさわりの無いことは気にしないことでしょうか。

いずれにしても、これは信じるに足るのかな!

20041211日土曜日  第1910回  環境税

 第1873回で取り上げた環境税、すんなりとは行かないようです。

 127日の読売新聞より

 環境税導入、来年度は見送りへ

 環境省が地球温暖化対策として求めていた環境税の導入が、来年度税制改正では見送られる方向となった。

 二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの抑制効果が固まっておらず、ガソリン(揮発油)税など、既存のエネルギー関連の税との整理に時間がかかるためだ。自民党税制調査会では賛否が分かれているが、7日午前の公明党税調拡大幹事会では「さらに検討が必要」との認識でほぼ一致した。

 税金の無駄遣いをやめない限り増税は嫌ですが、それでも、この環境税はなんとか納得できるものと、その使い道と共に期待するところもあったのですが、相も変らない先送りとなったようです。
 それにしても、どんな良いと思われる事も決めることのできない日本の政治家は、何を見て政治をしているのか全く理解できません。
 尤も、未だに、北朝鮮に経済制裁一つ実行できないのですから、どんなことも決めることはできないのでしょうね。

 これで、太陽光発電の普及は又しても遅れそうです。益々、地球温暖化の防止も遅れそうです。

もう救いようが無いのかも!

20041212日日曜日  第1911回  人工芝

 余り興味も無く見ていた日本のプロ野球の騒動も何時の間にかおさまったようです。何のことは無い、二つの球団のオーナーが変わっただけのことで、その体質が変るようにも思えないのは私だけでしょうか。
 それとも、2人の新しいオーナーが球界を変えるだけの情熱を発揮するのでしょうか。何かやるとすれば、孫社長の方が可能性はありそうですね。但し、それは、プロ野球ファンの為と言うより、会社の利益の為のような気がします。

 萬晩報 → 20041209() 三木谷浩史・楽天球団オーナーへの手紙 成田好三にそんな疑念がうかがえます。

 ・・・略

 楽天野球団は、本拠地とする宮城県営宮城球場の大規模改修で、内外野のグランド全面を人工芝に張り替える方針を固めた、ということです。 ・・・中略

 なかでも違うのは、球場の形態です。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)各球団の球場は、一部のドーム球場を除いてすべて天然芝の球場です。そして、天然芝の球場の内野は例外なく芝生で覆われています。内野に芝生のある天然芝の球場が「世界標準」です。日本以外、どこの国の球場もそうなっています。プロ野球選手が初めて参加したシドニー五輪、今年のアテネ五輪の野球会場もそうなっていました。プロ野球では神戸にあるオリックスの本拠地(現・ヤフーBBスタジアム)だけがこの形態です。・・・以下略

 そうなんですか、私の大好きな天然芝にはならないのですか。球場一つ、世界水準にできないようではローカルスポーツの状態を抜け出すことはできないのでしょうね。
 ノーネクタイのライブドアの堀江社長をネクタイで破った体制派とも思える三木谷社長が球界を変える気があるようには思えないのは考えすぎでしょうか。
 いずれにしても、ファンをあっと驚かせるような改革を行わない限り、プロ野球の衰退は加速しそうな気がします。
 来年のプロ野球のゲームそのものより球界がどう変るのかの方が面白そうだと思うのは、私が、イチロー選手にしか興味が無いからかもしれません。

好きなようにやってください!

20041213日月曜日  第1912回  新幹線

 第1907回でも触れた新幹線の着工が決まったそうです。

 10日、読売新聞より

 北海道・北陸・九州…整備新幹線、来年度に3区間着工

 整備新幹線の新規着工問題に関する政府・与党の作業部会は10日、北海道新幹線「新青森―新函館」、北陸新幹線「富山―松任」、九州新幹線「武雄温泉―諫早」の3線3区間を、2005年度に同時着工することを了承した。・・・以下略

 相変わらず、ちまちまとやっていますね。未だに、日本列島北海道から鹿児島までが通じていないことを恥ずかしいとは思わないのでしょうか。
 これだけ、整備新幹線が目の敵にされたのは、これに群がり食い物にした政・官・財の所為である事は間違いありません。しかし、本当に必要なものが何であるかを見極める時です。
 高速道路や他の無駄な公共工事を抑えてでも、新幹線を日本列島つづ浦々まで通すことこそ未来の日本の貴重な財産となるはずです。もっと言えば、もう1本並行して貨物用の新幹線を通すことさえ必要なはずです。
 そのために、自動車関連の税金をもっと上げても良いのじゃないでしょうか。延期された環境税も太陽光発電に使った残りを回しても良い。新幹線自体も太陽光発電で運行できれば最高です。
 この位、思い切った方策を取らないと日本の未来は無いかもしれません。

夢物語でしょうか!

20041214日火曜日  第1913回  

 年末恒例の今年の漢字が発表された。

 YOMIURI ON-LINEより、

 「今年の漢字」は『災』…台風・地震など災害反映

 今年の漢字「災(サイ・わざわい)」を一気に書き上げる森清範・清水寺貫主(京都市東山区で)1年の世相を表す今年の漢字に「災」が選ばれ、13日、清水寺(京都市東山区)の森清範(せいはん)貫主(かんす)が特大の色紙に揮ごうした。・・・以下略

 我が坂出にとっても今年は「災」の年でした。何時もの年なら、台風は他所事でしかなかったものが、立て続けに3度も被害をもたらしました。
 高潮による塩害があったと思えば、次は強風により屋根の瓦が飛んだ被害を始めて目の当たりにしました。
 そして最後は、水害です。60歳近い私も始めて経験したのは当然としても、80歳前後の人たちもこんなことは初めてだと口々に言っていました。

 気候温暖で災害の無いことが自慢であった我が香川でこの状態ですから、来年からは一体どうなるのだろうかと不安を感じざるを得ません。
 不気味なのは、最後の台風以来続いている春のような暖かさです。生活するにはありがたいですが、これはやはり、温暖化が原因と考えるのが自然なのかもしれません。
 この分で行くと今年の冬は無いのでしょうか。まさかそんなことは無いとは思いますが、ありえない事でもないかもしれないと思えるのが怖いですね。

来年の桜は何時になるのかな!

20041215日水曜日  第1914回  景観

 第1189話で取り上げた国立市の景観論争が東京高裁で逆転され、マンションの7階以上の撤去という前代未聞の判決は覆されたようです。

 単純に美しいものを守りたいとの住民の熱い思いが起こした裁判かと思っていましたが、そんなに単純なものではなさそうです。

 面白いHPを見つけました。

 草野洋 噂の仕置き人 → 噂の仕置き人 → 国立マンション騒動の”実体”(上)(中)(下)

 ・・・略

 この裁判は"景観裁判"と通称しているが、"実体"は、隣接する「桐朋学園」の"資産価値の減価"を食い止めようとの思惑によるもの。・・・以下略

 成る程、ありそうな話ですね。美しいと思われる話にも色んな思惑があるんもんですね。何となくプロ市民を思い出してしまいました。
 それにしても、あの国立市の景観は素晴らしいと思いますし、未来の日本の目指すべき方向とも思うのですが、裏にこんな思惑があるとは残念です。

上手く行かないものですね!

20041216日木曜日  第1915回  屁理屈

 北朝鮮への経済制裁を求める国民の声が高くなるなか、相変わらず日本政府というより小泉さんはなんとか誤魔化そうとしているようです。
 どんな論理というか屁理屈をもって経済制裁を避けるのか呆れて見守るより仕方ないのでしょうか。なんとも腹立たしい限りです。

 屁理屈と言えば、小泉さんの上を行くのが北朝鮮でしょう。又してもとんでもないことを言っています。

 【北京14日共同=磐村和哉】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省スポークスマンは十四日、横田めぐみさんの「遺骨」を別人の骨とした日本の鑑定結果の公表について「特定の目的のために事前に綿密に企てられた政治的脚本に基づくものであるとの疑惑を抱かざるを得ない」と非難する談話を発表した。・・・以下略

 あくまでもめぐみさんの「遺骨」は本物であって、日本が故意に偽物と発表していると言うことだそうです。
 どうやったら、こんな屁理屈を思いつくのでしょう。物事には表裏の見方があるとは言え、ここまで言うかと、ある意味感心させられます。
 ここまで日本を馬鹿にしている国に対して何の手も打つことができない日本政府の素晴らしさもある意味感心せざるを得ません。もう日本の国なんか無くした方が良さそうです。

完全に狂っている!

20041217日金曜日  第1916回  冬至

 世の中には常識と思っていることが実は違っているということは結構あるようです。

 16日、日本経済新聞コラム「春秋」に面白い話が載っていました。

 ・・・略

 冬至の直前の今、日の入りだけは秒単位で日ごと遅くなっているという。それより日の出の遅れの方が大きいので、昼の長さ全体は21日の冬至まで短縮し続けるが、夕方の日脚は伸び、初春の準備が始まっている。・・・以下略

 この頃、5時を過ぎるとあっという間に暗くなって車のライトを点灯しないと走れなくなります。そして、冬至まではもっと早く暗くなるものだと思っていました。
 まさか、日の入りが遅くなっているとは想像もしていませんでした。そう言われて見れば、最近はそれ程日暮れが早くなっているようでも無いような気がします。常識として、毎日早く暗くなっていると思っていただけだったのでしょうね。
 何とも、間の抜けた話です。しかし、本当なのでしょうか。チョッとサーチして見ました。

 ありました。

 早い日の入り 

 理科の自由研究 冬至

 どうやら本当のようです。全く、常識なんて通用しないですね。

恐れ入りました!

20041218日土曜日  第1917回  太陽電池

 確かに、以前よりは目に付くことが多くなった太陽光発電ですが、思ったほど増えていないと思うのは私だけでしょうか。日本中の屋根に太陽光発電が付くのは何時のことでしょうか。

 15日、NIKKEI NETより 

 シャープ、太陽電池3割増産

 シャープは15日、太陽電池の基幹部品であるセルの年産能力を現在の約3割増の400メガワットに引き上げると発表した。投資額は約50億円で稼働は来年1月。増産と同時に製造工程数の削減やセルの薄型化を進め、コスト競争力も高める。他社に先駆けて増産することで世界シェアトップの座を強固にする。・・・中略

セルの薄型化も進め、来年半ばまでに全量を従来の200マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルから180マイクロメートルにする計画。原材料のシリコンの価格上昇を、セルの薄型化で吸収したい考え。同社は2003年度の世界の太陽電池生産量のシェア27%を占める世界トップ。生産能力を先行して引き上げ、シェアを30%まで高める。

 増産分はもしかしたらドイツなど海外へ出て行ってるのじゃないでしょうか。世界で考えれば、どこで太陽光発電が普及しようとかまわないようなものですが、折角、技術を持っているのに有効に利用しないのはどこかおかしいと思いませんか。
 これで、将来、エネルギー危機になって、ドイツに笑われたりしたら目も当てられませんね。その時になって、日本の政治の貧弱さを悔やんでも遅すぎます。
 ベンツ、BMW、アウディ、ワーゲンは一杯走っているが、太陽光発電の普及は貧弱でイザというときに電気が使えなかったなんて笑い話にもなりません。

そうなりそう!

20041219日日曜日  第1918回  新幹線

 第1912回で取り上げた新幹線の3区間着工についての私の考えと正反対のものが18日の朝日新聞の社説にありました。20年後の姿を想像したのだそうです。

 ・・・略

 新幹線はとうとう札幌と鹿児島が1本で結ばれ、北陸線も東京から大阪までつながりましたよ。でも人口は減り続け、バラ色の需要予測などどこへやら。豪華列車に客の姿はまばらで、走れば走るほど赤字がかさみます。

 思えば、04年暮れの予算査定が引き返す最後のチャンスでした。そのころ工事中だった九州線の博多−新八代などは、まだ大都市圏に近く、経済効果も見込めたでしょう。ここに予算を集中して、新しい着工は見送るべきでした。・・・以下略

 確かに、今のクルマ優先の交通体系を続ける限り、この予想の通りになるでしょう。しかし、予想されるエネルギー危機を許さないために、新幹線など公共交通優先の交通体系を目指すことこそをマスコミが主張すべきなのではないでしょうか。
 基幹としての新幹線の全線開通と地方都市などでの路面電車を中心とする公共交通の整備によりクルマは郊外だけというような体系こそ日本の目指すべき方向であるべきです。
 そうした、未来を見据えた方向への啓蒙こそマスコミの仕事と言えば言い過ぎになるでしょうか。

 何でもかんでも、日本を批判するような記事ばかりを書いているから、「朝日新聞をみんなで叩き潰す掲示板」で叩かれるのじゃないでしょうか。

さて、20年後の新幹線の姿はどうなっているでしょう!

20041220日月曜日  第1919回  こげ

 焼き魚のこげがガンの元と言われだしてどれくらい立つのでしょうか。「そんなもの、影響なんかあるもんか」と思いながらも何となく気になって黒焦げのところは残したりします。
 サンマ、サバ、イワシ、アジと皮が焦げていてこそ美味しい魚を何処と無く遠慮しながら食べるのはシャクにさわるものでした。「バカバカしい」と割り切って、食べるようになったのは最近のことのような気がします。確か、ダイオキシンなんてものを大騒ぎしたが結局はそれ程影響が無いことが言われだしたので、どうせ、魚のこげだってそんなもんだろうと思い出してからのような気がします。
 どうやら、余り気にすることは無いようです。

 19日、読売新聞日曜版 コラム「快食ライフ」より

 魚のこげ本当に有害?

 ・・・略

 ちなみにこげを毎日20cずつ食べたとしても発がん必要量の二万分の一、しかも大根おろしを添えれば発がん物質が完全分解されることは、当のがんセンターも認めている。・・・以下略

 こげを食べてガンになろうとしたら大変ですね。それを、いたずらに恐れて敬遠しているのは、第1490回でも書いたダイオキシンと同じで、ことさらに危険を煽るマスコミに踊らされた結果でしょうか。
 何でも、極端に走れば良いことは無さそうですが、到底食べきれないような数字を隠して騒ぐのは止めにしてもらいたいものです。
 尤も、そんなものに踊らされる方にも私を含めて問題があるのは間違い無さそうです。健康食品に踊らされるのも同じことでしょうね。やはり、消費者も自分で判断する必要がありそうです。

もっと利口にならないと!

20041221日火曜日  第1920回  自然エネルギー

 太陽光発電の普及の遅れは日本の政府の取り組みが悪いとさんざんこの部屋で文句を言ってきましたが、少しは考えている所もあるようです。

 19日、読売新聞より

 ・・・略

 内閣府は18日、改修中の首相公邸(旧首相官邸)に家庭用燃料電池、太陽光発電パネル、風力と太陽光で自家発電する外灯を設置することを決めた。・・・中略

 小泉首相は環境に優しい自然エネルギーの普及を推進しており、2005年度からの住まいとなる公邸に最先端の設備を備えることにした。・・・以下略

 良いことですね。国の施設には積極的に設置してもらいたいものです。それにしても、小泉さんが自然エネルギーの普及を推進しているとは知りませんでした。その割には太陽光発電への補助金に見られるようにその施策はレイトインセンティブ方式のドイツに遅れています。
相変わらずの小泉さんのポーズだけのような気がするのは私だけでしょうか。拉致問題や構造改革と同じで掛け声だけの中途半端なやり方はもう止めて欲しい。本当にやる気があるのなら、早急にドイツ方式を採用して欲しいものです。

やらないだろうなぁ!

20041222日水曜日  第1921回  風力発電

 私が、太陽光発電にこだわり、風力発電にもう一つ魅力を感じないのは、動くものは故障があるということと、あの回転する羽に何となく危険なものを感じてしまうからです。
 最近の風車は大型化して、羽の回転もゆっくりしているので、鳥などの衝突も回避できると言われています。そんなものかなとも思いますが、本能的にあんなでかい物が動いているということに不安感を覚えてしまうのです。

 鳥の激突死はやはりあるようです。

 21日、読売新聞コラム「解説」より

 風力発電 相次ぐ野鳥の激突死 環境調査義務化し共生を

 ・・・略

 今年2月から3月にかけ、北海道苫前町で、高さ100bの大型風力発電施設に国の天然記念物オジロワシが相次いで衝突死した。今月10日にも、完成したばかりの根室市の大型風力発電施設にオジロワシが衝突死した。・・・以下略

 ニュースで見ることも無かったので、もう解決されているのかと思っていましたが、そうではなかったんですね。
 ここでも、先進国ドイツは進んでいるようです。

 ・・・略

 ドイツでは、渡り鳥などの野生生物の生息データをまとめて風力発電が可能な立地を示す「マッピング」と呼ばれる手法を開発した。これによって、野生生物との共生を可能にした。・・・以下略

 太陽光発電のレートインセンティブ方式といいこうした風力発電での取り組みといい、ドイツの取り組みは、日本とは違った大人の取り組みを感じさせられます。
 それにしても、風車には問題がありそうに思うのは太陽光発電贔屓の私だけでしょうか。太陽光発電にもコストなどまだまだ問題がありますが、なんと言っても、動かないことによる耐久性に魅力を感じてしまいます。クルマだって動かなければ、交通事故を起こすことは無いのですから。

ちょっと、強引かな!

20041223日木曜日  第1922回  新幹線

 第1918回で朝日新聞の新幹線着工に対する社説を取り上げましたが、20日の産経新聞の主張(社説)も同じように非難していました。

 整備新幹線 また始まった「我田引鉄」

 北海道など三整備新幹線の建設が動き出した。だが、建設財源は公共事業費だけでなく、借金やJRからの受益負担を充てる不安定なもので、財政規律はどこへ行ってしまったのか。なんとも危ういプロジェクトである。・・・以下略

 朝日新聞と違って拉致問題などでは好感の持てる産経新聞ですが、新幹線に対しては、朝日と変らない考え方のようです。もうすこし、日本の将来の交通体系ということで根本から考えてもらいたかったのですが、マスコミにそれを求めるのは無理なのでしょうか。

 それでも、結びが面白かった。

 ・・・略

 新幹線建設のようなプロジェクトは、国全体の「公益」にかなう事業であるべきだ。しかし、財政危機の中でも着工する強引さを見ると、国民の目には族議員や官僚のための特定の事業と映ってしまう。

 そうですね、「公益」にかなう事業であるはずなのに政・官・財が寄ってたかって食い物にする姿を見せ付けられた国民には、その「公益」が見えなくなってしまっているんでしょうね。
 結局は、どんなに大切なことも、食い物にする輩によって本来の姿が見えなくなってしまうと言うことなのでしょう。
 そんなことで、未来の日本の進むべき方向を見失ってしまうとしたら政・官・財の罪はとてつもなく大きなものと言えるでしょう。

くやしいですね!

20041224日金曜日  第1923回  戦後教育

 今の日本がここまでおかしくなった原因として、第1767回などで、戦後教育の問題を取り上げましたが、どうやら日本だけのことではなかったようです。何と戦勝国であるイギリスでも同じような問題があったそうです。

 Japan on the Globe → No.375 イギリス病を克服した教育改革

 ・・・略

 イギリスの教育改革は、1979年に登場したサッチャー政権が「イギリス病」克服の一環として取り組み始めたものである。サッチャーは当時の問題をこう指摘した。

 チャーチルが率いる保守党が、戦争遂行のための緊急課題に専心するあまり、国内政策のかなりの部分、とりわけ平和のための課題の作成を連立政権内の社会主義者に任せてしまったことも事実だ。[1,p6]・・・以下略

 日本と同じように社会主義者が教育を抑えてしまったところに問題があったようです。戦争の勝ち負けに関係なく同じような傾向があったということは驚きです。日本人の自虐好きがもたらした問題だと思っていましたが、もしかしたら、社会主義陣営の戦略だったのかもしれませんね。
 途中で気が付いて、サッチャーさんというリーダーが軌道修正をしたイギリスと、拉致問題が表面化することによって、今頃になってやっと、気が付いた日本の差はもう埋まらないかもしれません。もちろん、一番の違いは日本にはサッチャーさんがいないということでしょう。
 何といっても、体を張ってでも信念で日本を良くしようなんて骨のある政治家を得ることのできないことこそが日本の悲劇でしょう。

どうしていないのでしょう!

20041225日土曜日  第1924回  クリスマス

 殆んどが仏教徒である日本ではクリスマスで沸き立っている。24日にはクリスマスケーキが飛ぶように売れ、イルミネーションで庭先を飾る家も増えている。
 下手な国民の休日より、国民に浸透している行事と言えそうです。休日にしても良いくらいの全員参加の賑わいである。宗教にこだわらない日本の凄さでしょうか。
 本家のアメリカの方が素直に祝えないのだそうです。

 24日、読売新聞

 キリスト教の国なのに・・・・  Xマス祝えない!?  米で是非巡り議論加熱

 ・・・略 

 クリスマスを堂々と祝うべきか、それとも、非キリスト教徒への配慮から、慎むべきか―。キリスト教徒が国民の八割強を占める米国で、「十二月のジレンマ」と呼ばれる議論が、例年以上に加熱している。・・・以下略

 宗教に執着の無い日本で一番関係の無いクリスマスを祝って、アメリカで祝えないとなると皮肉としか言い様が無いですね。これも、少数派をことさら重視する民主主義の行き過ぎと言えそうです。
 それにしても、民主主義も難しいですね。昨日も取り上げた教育の偏向もそうした行き過ぎが原因でしょう。社会主義や独裁制よりはマシとは言え、理想的な体制というものは人間社会では手に入らないものなのでしょうか。

人間は難しい!

20041226日日曜日  第1925回  暮らしのしきたり

 傘をさして、すれ違う時に、お互いに傘を傾けて当たらないように除けるのは当たり前のことだと思っていましたが、そうでも無いようです。

 25日、産経新聞コラム「産経抄」

 ・・・略

 前にも書いたことだが、江戸時代には町に「肩引き」「傘かしげ」というルールが自然にできていた。字引には出てこない言葉だが、道ですれ違う時は、肩を引いたり、傘をかしげたりして譲り合う。マナーというか、エチケットというか、暮らしのしきたりだったという。

 ところがいまこの時代では、道で「肩引き」「傘かしげ」をする人は少ない。道を譲っても会釈したり、礼の一言を口にしたりする人がまれになった。狭い道で自転車のためにわきで待っていてやっても、ウンでもスンでもなく知らん顔で走り去っていく。

 われわれはちょっとした心遣いをどこかへ置き忘れてきたらしい。大げさにいうと、日本人は礼節を失った民族になり下がってしまったのか。・・・以下略

 私自身そんなことは当然のこととして行っていたので、そんなことは一部の人のことだと思って、そんなに深刻には取っていませんでしたが、それ程に多く人から譲り合う精神がなくなってしまっているとしたら問題ですね。
 自分さえ良ければの風潮がこんな所にも現れているということでしょうか。それとも、こんな当然のことさえできなくなったからこそ、自分さえ良ければの風潮が蔓延したのでしょうか。
 これも、戦後教育の歪と言いたい所ですが、これはやはり家庭のしつけの問題と言う方が正しいような気がします。と言うより、社会全体の責任でしょうか。親が教えるというより周りの人たちが当然のごとく行っていれば、自然に子供達にも受け継がれるマナーのはずですから、社会全体にそんなマナーがなくなっていると言うことなのかもしれません。
 こんな、良いマナーが失われてきたということは他人に対する思いやりの精神がなくなってきたということでしょうから、今の日本の風潮はこんな小さな事の積み重ねを失ったことが原因かもしれません。

教育以前の問題!

20041227日月曜日  第1926回  悪人の顔

 権力が人を堕落させるのか、それとも悪い奴が権力を握るのか。いずれにしても、権力を握った人間が握る前とは変るのは仕方の無いことなのでしょうか。
 興味深い記事がありました。

 25日、朝日新聞コラム「天声人語」

「首相官邸には、顔を悪くする悪魔が住んでいる」。長年、テレビ出演者のメークをしてきた岡野宏さんの言葉だ(『一流の顔』幻冬舎)。

 頂点に上りつめた政治家は顔が変わっていく。どの首相も良くなることはない。ほとんど例外なく、悪人の顔になっていく。首相官邸への出入りも長い岡野さんの観察だ。確かにそう思う。激務や重圧のせいなのか、あるいは権力という「悪魔との契約」のせいか。そのわりに小泉首相の顔がひどくは変わらないのは、重圧に強いからか。・・・以下略

 「例外なく、悪人の顔になっていく」とは考えさせられますね。それ程に、権力とは人間を悪くするものなのでしょうか。それとも、国の舵取りの難しさが、そうさせるのでしょうか。
 重大な決断を迫られることで苦悩を浮かべた顔になるというのなら同情の余地がありますが、「悪人の顔」というのは何とも頂けませんね。それとも、「苦悩の顔」を「悪人の顔」と捉えているのでしょうか。
 いずれにしても、せめて、国を良くするための苦悩だと取りたいものですが、もしかしたら、私利私欲で本当に悪の心を持つだけの余禄があるのでしょうか。

 それにしても、小泉さんの顔がひどくは変わらないと言うのは私には実感できません。プロの目で見るとそうなのでしょうか。
 もしかしたら、余程良いことをしているつもりなのかもしれません。それとも、パフォーマンスに精いっぱいで国民のことなど何も考えていないから変らないのでしょうか。

当たっているかも!

20041228日火曜日  第1927回  マスコミ

 テレビにスマトラ沖の地震のテロップが流れたのは日曜日(26日)の正午頃だった。マグニチュード8.9との表示に驚いて、これはとてつもないのが起きたなと思って、ニュースを待ちましたが、何時まで経っても臨時ニュースもテロップも流れないので、「おかしいな、被害が少なかったのだろうか、それとも、やはり海外では情報が直ぐには入らないのだろうか」と不思議に思っていました。
 夜になって、やっとニュースが流れ出しましたが、相変わらず日本人の被害者がどうのとのんびりしたものでした。
 しかし、全容が明らかになるにつれて、心配したとおり、とてつもない地震であったことが明らかになってきました。
 こののんびりした報道振りにおかしなものを感じたのは私だけではなかったようです。

 酔夢ing voice  → 2004/12/26 () スマトラ島沖大地震の救援に自衛隊出動を

 ・・・略

 26日深夜、CNNBBCは通常番組をふっ飛ばし夜通し臨時ニュースを流していたが、日本のテレビは皆無だった。NHKスペシャル「秘録 高松宮日記の昭和史」の再放送を見終わったらロイターは死者3000人以上と報じていて、その時点で1万人〜2万人の死者は出るだろうと思った。しかし、日本のメディアは一切報道しない。時間がたつにつれ、死者は6000人を突破し、27日午前5時には遂にロイターが1万2000人と伝えた。・・・以下略

 国内の地震のときはこれでもかというほどニュースを流すが、国外の場合は全く対応が違ってくる。確かに、関心は国内に向くことは仕方がないとしても、是ほどの被害を報道しようとしないのは余りにも世界の常識からズレ過ぎているのじゃないでしょうか。
 拉致問題や中国の内政干渉などに対する報道振りなどにも、何処の国の立場に立っているのか分らないようなものもある。
 戦後の日本の教育とマスコミの偏向報道が日本をおかしな方向に導いてしまったと言えば言い過ぎでしょうか。幸い、インターネットの発達によって、そうしたことが明らかになって来たのですが、修正されるのは何時のことでしょうか。

早くしないと!

20041229日水曜日  第1928回  自衛隊

 昨日取り上げた2004/12/26 () スマトラ島沖大地震の救援に自衛隊出動をが実行されたそうです。

 Sankei Webより

 タイへ護衛艦派遣命令 海外活動拡大に積極姿勢

 大野功統防衛庁長官は28日午後、スマトラ沖地震の救援活動支援のため、テロ対策特別措置法に基づきインド洋に展開していた海上自衛隊の護衛艦3隻をタイ周辺海域に派遣する命令を出した。国際緊急援助隊派遣法による自衛隊派遣で初めてとなる被災者の捜索、救助活動に当たる。・・・以下略

 これは良いですね。自衛隊もこういう使われ方ならば世界に受け入れられるでしょう。日本での災害における自衛隊の働きは常に感謝され受け入れられていることからも世界で受け入れられることは間違いないのではないでしょうか。
 戦闘はしないが世界の災害援助には、いの一番に飛び出していく日本の自衛隊なんてのが定着すれば最高ですね。
 中国への
ODAや北朝鮮への援助には腹立たしさを感じる日本国民もこういう金の使われ方には反対しないのじゃないでしょうか。お金はこのように有効に使って欲しいものです。

 有効に使われたお金として嬉しい記事がありました。

 スマトラ沖大地震:インド洋大津波 モルディブ首都守った防波壁−−市民ら感謝

 ・・・略

 災害対策本部の置かれたマレ市のイスカンダール小学校校庭でボランティア活動を指揮する元オリンピックマラソン選手のフセイン・ハリームさん(35)。彼になぜマレは3分の2が冠水しながらも死者が出なかったのだろうと尋ねた。するとすぐに答えが返ってきた。「10年以上かけて造った防波壁が大いに助けになった。日本の援助のおかげだと聞いている」・・・以下略

 日本のODAもこんなに役に立っていることもあるんですね。これなら、日本人も納得でしょう。

やればできるじゃないか! 

参考 : JICA:モルジブ マレ島護岸建設計画

20041230日木曜日  第1929回  中国

 第1881回第1883回などで何度も中国のおかしさを取り上げましたが、最近は中国に反感を感じる人も多くなっているようです。
 しかしながら、経済界は小林陽太郎・富士ゼロックス会長が小泉純一郎首相に対し靖国神社参拝を中止するよう発言するように自分達の儲けのことしか考えていないようです。

 しかしそんな人ばかりでは無いようです。

  久し振りのクライン孝子の日記20041228によると骨のある経営者もいるようです。

 諸君! 2月号

 財界人よ、靖國に行って頭を冷やせ

 山本卓眞(国策研究会会長)

 中国市場での目先の利益に目が眩み、小泉首相に靖國参拝中止を要求するとは言語道断だ

 良く言ってくれましたね。中国の市場や安い人件費を狙って進出する企業が殆んどの中で、こうしたことをきちんと言える経営者がいるとは日本もまだまだ捨てたものじゃないですね。

 中国に関しては、JOG Wing国際派日本人のための情報ファイルが過激で面白い。 → 

 エクソダス チャイナ(中国脱出)警報(1)

 ・・・略

 間もなく中国バブルの崩壊と中台対決激化の為に殆どの日本企業は破綻し、投資と技術の全てを失うことになるでしょう。

今後日本は直ちに中国大陸への「全ての技術移転を停止」し「全ての日本企業を撤退させ」、通商分野でFTAが進む、タイをハブとしたASEAN諸国の中国以外のアジア圏へ迅速シフトさせねばなりません。・・・以下略

 本当にこんなことが起これば、日本は大打撃を受けることになりそうです。それにしても、何となくありそうに思えるから怖いですね。
 儲ける為に我も我もと進出する日本企業の将来はどうなるのか、ある意味、見ものと言えば自虐的に過ぎるでしょうか。

不気味です!

20041231日金曜日  第1930回  中国

 偶然でしょうか、昨日のエクソダス チャイナ(中国脱出)警報(1)の続編がアップされていました。

 JOG Wing国際派日本人のための情報ファイル →  エクソダス チャイナ(中国脱出)警報(4)

 その中で、泉幸男氏(何と、お隣の愛媛県出身の方です)のコラムを紹介しています。

 明日の四国・「商社マンに技あり!」

 ・・・略

 トヨタ自動車の奥田碩や富士ゼロックスの小林陽太郎などの国益を顧みない媚中派財界人が経済界を壟断している状況は憂慮すべきです。

奥田や小林や彼等が牛耳る、日本経済同友会はこともあろうに中国の傀儡となり、政治家に靖国神社参拝中止を要求し、中国への土下座外交を誘致する大きな圧力団体となっています。

また中国に工場進出している日本企業が、中国工作機関の傀儡なり、スポンサー利権や広告代理店を媒介として反日親中テレビ番組のスポンサーとなっている状況は憂慮すべきです。
 もはや、中国進出を行った企業経営者や役員は株主代表権訴訟を提起しても良いと言えるでしょう。・・・以下略

 なかなか過激ですね。果たして、どこまで当たっているか興味深いものがあります。しかしながら、日本の経営者というのは、殆んどがバブルに踊ったように、きちんとしたポリシーを持った先見の明のある人たちとは到底思えません。ということは、この泉さんの説が正しいことも十分考えられます。
 いずれ、そうなった時に、バブルに踊った経営者が責任を取らなかったように、今度も、知らん顔ですますのでしょうね。
 その時に、中国進出で職を失った庶民に誰が責任を取ってくれるのでしょうか。やはり、自分で生き抜くしかなさそうです。

来年はどんな年になるんでしょう!

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