団塊の世代の部屋(68)

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200531日火曜日  第1990回  日本

 戦前の日本や日本人は今と比べるとかなり違っていたようです。アインシュタイン博士が日本を訪れた時の印象が

 萬晩報 → アルベルト・アインシュタインと日本 20050228日(月)にありました。

 ・・・略  

 予が1ヶ月に余る日本滞在中、とくに感じた点は、地球上にも、また日本国民の如く爾(しか)く謙譲にして且つ篤実の国民が存在してゐたことを自覚したことである。世界各地を歴訪して、予にとつてまた斯くの如き純真な心持のよい国民に出会つたことはない。又予の接触した日本の建築絵画その他の芸術や自然については、山水草木がことごとく美しく細かく日本家屋の構造も自然にかなひ、一種独特の価値がある。故に予はこの点については、日本国民がむしろ欧州に感染をしないことを希望する。・・・略

 アインシュタイン博士が心配した通り、欧米に感染してしまった日本は戦後に激変したようです。経済での成功で生活の豊かさと便利さを手に入れた代わりに長年に渡って身に着けてきたものを失ってしまったようです。
 確かに、私達は、地球の歴史始まって以来一番恵まれた生活を手に入れたと言っても過言ではないでしょう。しかし、その代償として失ったものも大きかったようです。
 結果として、自然と共に生きてきた生活を捨て、自然をねじ伏せる生活に転換したが、今や、地球温暖化のようにその自然に報復されようとしている。不便ではあっても、自然と共生できるような生活をもう一度取り戻すことが日本の目指す方向なのかもしれません。

今更できるでしょうか!

200532日水曜日  第1991回  ブラックボックス

 第1985回で、田舎では、公共交通の少なさの為、どうしてもクルマを運転する機会が多くなり、その分交通事故も増加するという余りありがたくない状況になっています。
 何とか、公共交通を増やして、クルマを運転しなくても良いようにならないものかと考え込んでしまいます。兎に角、いつ自分が事故を起こしてしまわないとも限らない今の状況から逃れたいものです。

 面白い記事がありました。

 SankeiWeb → 車にもブラックボックス EUが検討

 欧州連合(EU)の欧州委員会は27日までに、交通事故防止や捜査に役立てるため車両に航空機のように記録装置の入った「ブラックボックス」の設置義務付けを検討、域内の警察に効果について調査を依頼した。・・・中略

 ブラックボックスを据え付けることで、事故発生時のスピードやブレーキを踏んだ頻度、シートベルト着用の有無など当時の状況が分かる。衛星と連動し、車がどのような進路をとったかも追跡できる。

  設置には約400ユーロ(約5万6000円)かかるそうですが

 英国のパトカーの多くは既に導入しており、犯人追跡中の事故の分析などに使用しているという。EUは年間4万人といわれる域内の交通事故死を10年までに半減する計画を立てており、ブラックボックス導入もその一環。・・・以下略

 これなら、少しは事故も減りそうです。しかし、事故を減らす為の色んな装置が開発されているようですが、どれもコストアップにつながり、金持ちでないと安全な車に乗ることは難しそうです。
 尤も、いっそのことクルマは庶民の手の届かないものになってしまった方が良いのかもしれません。そうなれば、いよいよ今度こそ公共交通の出番です。そうして、お金持ちどうしで事故を起こしていただいて、庶民は安全にのんびりと暮らしましょう。

なんてことはなさそう!

200533日木曜日  第1992回  枯渇速度

 京都議定書発効の時には、マスコミも少しは取り上げていましたが、早くも忘れ去られたように話題も少なくなったと思うのは私の考えすぎでしょうか。
 太陽光発電の今年度の補助金は2月の初めに終わり、来年度は4月の中頃にならないと発表されないようです。それも、今年の半額以下になるようです。日本政府にやる気があるようには思えません。こんな事で良いのでしょうか。

 市民のための環境学ガイド → 福岡氏はメディア派新人 02.26.2005に面白い表現がありました。

 ・・・略

 「地球の地下資源の枯渇は、地球生態系の流れの外にあり、人工的かつ絶対的なものである」。この表現法が不適切なら、「枯渇速度は、地球生態系の再生速度を数万倍上回っている」、でも良いですが。・・・以下略

 京都議定書をもっと真剣に世界中が取り組まないと、気が付いた時には世界は取り返しのつかない事になっているかもしれません。
 世界中で戦争している暇とお金があるのなら、地球の未来の為に資源の枯渇に取り組もうなんて考えるべきと思うのは余りにも人間と言うものを甘く見ているのかもしれませんが、人間を信じたい気持ちがあることも確かです。

やっぱり、甘そう!

200534日金曜日  第1993回  サマータイム

 京都議定書発効がもたらすことについて興味深い記事がありました。

 論壇 → ピジョンボックス → 平成170302 「京都議定書」の発効を契機に日本のサマータイム復活へ

 ・・・略

 サマータイムの導入によって得られるエネルギーの省力化効果は原油換算にして50万キロリットル相当という試算もある。 決して少なくない驚くべき数字である。・・・中略

 一方、日本ではまだ不慣れなこの制度によって起きるであろう日常生活への様々な影響や、労働条件の変化(悪化)などには、当面、関係機関が適宜、適切な対応と配慮をする必要があろう。

 ヨーロッパ系のU記者は云う 

 私たちがすでに慣れているサマータイムは、米、英はじめ、世界の約70カ国が導入しています。 先進国で実施していないのは日本ぐらいでしょう。 ようやく日本も(時制先進国の)仲間入りということになります。・・・以下略

 省力化効果というものには反対し難いものがありますが、社畜の多い日本の国では効用よりサービス残業の方が増えそうで怖いですね。
 きっと、明るいうちに帰ることなど出来ずに、暗くなるまで残業することになりそうな気がします。
 先進国で実施していないのは日本ぐらいというのも、日本人自身が、導入した時の自分の行動を密かに恐れているからかもしれません。

やはり、日本の常識は世界の非常識!

200535日土曜日  第1994回  堤義明・コクド前会長

 4日の5大紙がコラムで一斉に堤義明氏を非難している。

 産経新聞コラム「産経抄」

 ・・・略

 五十三歳のときのインタビューでは、税金を払わない理由を「目いっぱい仕事を広げているので余裕がない」と語っている。この手法が、康次郎氏の墓を社員が泊まり込んで守るという社風とあいまって、閉鎖的とも社会的責任の欠如とも批判されてきた。・・・以下略

 朝日新聞コラム「天声人語」

 ・・・略

 巨大な西武グループを長く指揮してきた堤義明・コクド前会長が、株の虚偽記載などの容疑で逮捕された。元コクド役員は「専制君主の終焉(しゅうえん)」と述べた。この「専制君主」が君臨し指揮する時には、常に「先代」という、目には見えない手袋をしていたように思われる。創始者である父・康次郎氏の遺訓の指し示す方へ、自らの手を動かしていたのかも知れない。・・・以下略

 日本経済新聞コラム「春秋」

 ・・・略

 堤前会長には違法行為による隠しごとをしてまで、守らねばならないものがあったといわれる。それは西武鉄道に対する親会社コクドの支配権であった。・・・以下略

 毎日新聞コラム「余録」

 ・・・略

 一代で西武王国を築いた堤康次郎氏も「家憲」「遺訓」を残していた。その内容は「堤家永遠の繁栄を念とし、家の為に奉仕しなければならぬ」と、もっぱら「家」の発展を願うものだった。そして「株の多数を買収されたり、乗っ取られないように」と念を押した・・・以下略

 読売新聞コラム「編集手帳」

 ・・・略

 西武の総帥、堤義明コクド前会長は商売の足しにならない対外活動には手を染めず、世間の風を嫌う経営者として知られた。・・・以下略

 世界一の金持ちと言われながら税金を納めないことを誇り、親の墓を社員に守らせるような胡散臭い人を、今まで持ち上げてきたマスコミが今更のように一斉にコラムで非難するのを見ると、今まで、知っていて、そうしたことを報道してこなかった方に、胡散臭さを感じてしまうのは私だけでしょうか。
 沢山の社員が社畜として屈辱に耐えて来たんでしょうね。もちろん、恩恵にあずかった取り巻きの人たちも沢山いそうですが。

 こうしてみると、北朝鮮の金正日と同じ体質の人間がこの日本にも沢山いそうです。人間の本質なんてこの程度なのでしょうか。

恐ろしいですね!

200536日日曜日  第1995回  脱税

 昨日の堤義明氏に続いて又しても巨額の税金を誤魔化した記事です。

 5日、朝日新聞コラム「天声人語」

 ・・・略

 国の主な収入である税金の徴収は公平だろうか。消費者金融大手の「武富士」の創業者の長男が1600億円を超える贈与の申告漏れを指摘された。宇都宮、長野、松山の各市の一般会計予算を大きく上回る額である。・・・以下略

 人間と言うものは、ここまで汚くなれるものなのでしょうか。弱いものから高利で搾り取った金を税金として納めることがそれ程嫌だったのでしょうか。
 こうした金を持った者の税金を払いたくないと言う心理が政治を動かし、何時の間にか累進課税をなくしてしまったのかもしれません。
 それによって、持てるものと持たざるものの二極化がはっきりとしてきた。弱者は増税に苦しめられ、強者は減税の恩恵を受けながら、それでも満足できずに脱税に血道をあげる。

人間って本当に浅ましいですね!

200537日月曜日  第1996回  佐藤琢磨

 イチロー選手と共に世界での活躍を期待させてくれる佐藤琢磨選手のF1がいよいよ始まりました。
 今年も、イチロー選手と佐藤選手の活躍に一喜一憂する長いシーズンの始まりです。
 去年は、イチロー選手の大活躍に佐藤選手の3位入賞も霞んでしまいましたが、今年こそ優勝を期待したいものです。

今年も、F1Racing-Live.comのお世話になりそうです。

 結果は残念ながら、予選での雨の影響によるスピンで19番目からのスタートとなり興味は半減してしまいましたが、14位で終わりました。

 期待が大きかっただけにこの結果には悔しさが残りますが、今年中にはきっと期待に答えてくれるはずです。彼の、前向きの姿勢がきっと夢を実現させるはずです。

 後、ひと月弱になった大リーグの開幕と共にF1の長いシーズンオフで私の冬眠も終わりです。
 イチロー選手の300本安打と佐藤琢磨選手の優勝、どちらが実現されるでしょうか。余りにも、夢が大きすぎますが、どちらも有り得るだけに期待が膨らみます。

楽しみです!

200538日火曜日  第1997回  バーコード

 思わぬところに事業のネタというものはあるものですね。どんな商品にも印刷されているあの無粋なバーコードを面白くデザインしたものが現れたのだそうです。

 7日、読売新聞コラム「脱無味乾燥」 愉快なデザインバーコード

 ・・・略

 男性のキャラクターがバーコードを登ったり、ぶら下がっていたりするデザインで、計16種類ある。・・・中略

 考案したのは、コピーライターの吉田ミノルさん(33)。・・・中略

 バーコードの仕組み勉強して、多少形を変えてもデーターは読み取れるとわかった。・・・中略

 盲点ってあるものですね。あの無味乾燥なバーコードをいたずら書きのようにして面白くデザインするとは考えもしませんでした。あの無粋なものは仕方ないものだと思い込んでしまっていた頭の硬さを思い知らされました。
 物事を当たり前と思って、何の疑問も感じない頭の硬さでは何も生み出せそうもありません。やはり、頭を柔らかく柔軟にしておかないと良いアイデアは浮かばないのでしょう。
 このあたりに、凡人のままで終わるか、何かを成し遂げるかの差がありそうです。

参った!

200539日水曜日  第1998回  小倉餡

 酒は飲まないので、甘いものは大好きでしたが、糖尿病もあって今は殆んど食べなくなっています。
 しかし、和菓子は、餡など小豆が原料なので洋菓子よりはカロリーが少ないようなので朝食のパンの代わりにたまに食べたりします。
 今年の正月も
餡雑煮だけは止めることが出来ず、一個だけは食べました。二つ三つは食べたいところですが、そこはグッと我慢です。

 そんな餡についての面白い話がありました。

 7日、読売新聞コラム「いずみ」

初めて小豆と砂糖で餡が炊かれたとされる「小倉の里」を一望する京都市右京区の二尊院で6日、「小倉餡発祥之地」と刻んだ石碑(高さ2b、幅1.1b、奥行き0.6b)が建てられた。

 平安時代初め、空海が中国から持ち帰った小豆を菓子職人が植え、餡を作ったとされる。こうした由来は知られておらず、近くの老舗和菓子業者が「餡のルーツを伝えたい」と建立を呼びかけた。・・・以下略

 小倉餡が土地の名前から来ているとは知りませんでした。サーチしてみると、他にも説があるようです。

 風流のココロ

 ・・・略

「小倉餡(おぐらあん)」の名の由来はちょっと複雑。小豆の粒を小鹿の斑模様に見たて(「鹿の子餅」という京菓子もありますね)、鹿といえば紅葉、紅葉といえば小倉山、という連想が働き、さらに貞信公(藤原忠平)の歌「小倉山峰の紅葉葉心あらばいまひとたびのみゆき待たなむ」の後半部分「いまひとたびのみゆき待たなむ」が、餡の美味を称えていると解釈されて「小倉餡」と呼ばれるようになったといわれています。・・・略

 これは難しそうです。教養の無い私としては、土地説の方を取りたいですね。特に、香川出身の空海がらみですから。
 何でも空海の一つかもしれませんが、香川特有の餡雑煮の餡が空海がらみというのも何だか因縁めいて面白いですね。

と勝手に面白がっています!

2005310日木曜日  第1999回  フードマイレージ

 最近農家の人と話すことが多いのですが、話を聞いていると日本の国の農業政策の未来の無さに唖然とさせられます。
 5反前後の田んぼを70歳前後のお年より夫婦が2人で細々と続けており、この人たちが亡くなれば跡を継ぐ者もいない。それもそのはず、5反の田んぼで50俵の米を作る為に、一年に一度しか使わない300万円もするコンバインや田植え機など機械化のための支出は膨大なものです。当然採算など取れるわけも無く、先祖代々の農地を売るわけにも行かないので仕方なく農業を続けていると言う状態です。
 こんな採算性無視の農業に未来はある訳も無く、後継者も育つことは無さそうです。日本の食糧自給の未来は真っ暗と思うのは私だけでしょうか。

 そんな日本の農業の現実が見事に現れている記事がありました。

 市民のための環境学ガイド → 「今月の環境」(3月2005年) → 3月7日: フードマイレージ

 朝日新聞朝刊

 食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせた数値をフードマイレージと呼ぶ。数値がおおきいほど、食の贅沢のために地球環境に大きな負荷を掛けている。

 農水省の試算によれば、日本のフードマイレージは、01年度時点で約9000億トン・キロ。これは世界最大。島国なので輸送距離がかさむという事情はあるものの、お隣の韓国の2.8倍。日本の2倍以上人口をもつ米国と比べても3倍になる。(C先生:これは一人あたりの値で比較しないと無意味。一人あたりは、韓国の1.06倍、米国の7倍)・・・以下略

 日本の政治の先見性の無さと先送り体質が農業を壊滅的状況にしてしまい、ここまで食糧自給率を悪くしてしまったと言っても過言ではないでしょう。
 食糧やエネルギーなど、国の根本をなすべきものに対する、この国の取り組みをみていると、どう考えても未来は無さそうです。

一体どうなるのでしょう!

2005311日金曜日  第2000回  農業の構造改革

 昨日、日本の農政を非難したところですが、偶然、日本経済新聞の社説が構造改革を取り上げていました。

 社説1 支援対象を絞り農業の構造改革を促せ(3/10)

 農業の構造改革の指針となる新しい食料・農業・農村基本計画案がまとまった。

 10年後のカロリーベースの食料自給率45%を目標に、効率的で安定的な経営をする大規模な担い手に農地を集め、経営安定対策も担い手に集中しようというものだ。・・・中略

 農林水産省が示した10年後の「望ましい農業構造の姿」では、他産業並みの所得の得られる効率的・安定的な家族農業経営が33万―37万戸、法人化などにより実体を有する集落営農経営が2万―4万、法人経営が1万となっている。・・・以下略

 やるべきことは分っているんですね。しかし、それが出来ないのが日本の政治であることも確かです。政治家が悪いのか、それとも、総論賛成個別反対の国民が悪いのか、改革が進んだと言う話は聞いた事がありません。
 やるべきことを、信念を持って、命をかけてでもやり遂げるリーダーが出てこなければ解決しないのかもしれませんが、それを許さないのも民主主義の良いところでもあり弱点でもあるのかもしれません。 

 この国を本当に変えるには、最初は期待させたが、完全に裏切ってしまった小泉さんではダメなことだけは明らかなようです。
 果たして、この国を救う政治家は現れるのでしょうか。それとも、このまま、何もかにも先送りして、気が付いた時には衰退しかないということになってしまっているのでしょうか。

期待は出来そうも無いですね!

2005312日土曜日  第2001回  墓守

 第1994回で取り上げた、堤義明氏の経営で私が一番胡散臭さを感じていたのが先代の社長の墓守でした。
 自分の親の墓守も満足にしない私など、そんなもの好き好んで行く奴がいるのだろうかと不思議でした。これぞ、社畜の最たるものでしょう。
 そんなことがまかり通っていること自体が西武グループの胡散臭さであるはずですが、それが表立って批判されたことは無かったのでしょうか。サラリーマンの悲哀を感じずにはいられません。

 と思っていたら、やっぱり嫌がっていたようです。

 10日、読売新聞コラム「瓦解 堤帝国」

 ・・・略

 墓地は約40年間、1日も欠かさず、グループ社員が2人ずつ交代で寝泊りし、「墓守」してきた。・・・中略

 だが、西武鉄道社内のある部では、くじ引きで当番を決めていた。「だれも進んで行きたがるやつはいなかった」と幹部は明かす。・・・以下略

 これが、普通の人間の考えでしょう。それさえ分らずに強制させていたとしたら堤義明氏の経営感覚を疑わざるを得ませんが、それを許した西武グループも社畜のグループであったと言えるのかもしれません。
 これに類した会社はオーナー企業にはまだまだあるのかもしれません。多くのサラリーマンが不本意ながら社畜を演じているのでしょうね。

日本もまだまだですね!

2005313日日曜日  第2002回  脱税

 堤義明氏、武富士の武井氏の息子と庶民を馬鹿にした莫大な脱税が相次いで明らかになり呆れるばかりですが、又一つ大きな脱税のニュースが明らかになっています。

 読売新聞12日より

  利益を赤字企業に次々と付け替えて隠し、グループトップは会社名義の大豪邸を私物化していた。牛肉偽装事件に絡む大阪港勢局の税務調査で11日、70億円に上る申告漏れが明らかになったハンナングループ。・・・以下略

 あの浅田被告のハンナングループである。それにしても、悪い奴らばかりですね。日本の金持ちはこんな奴らばかりなのでしょうか。
 当然、これらは氷山の一角と考えるべきでしょうし、違法、合法を問わず莫大な脱税が行われていること想像に難くありません。
 それでなくても、何時の間にか(単に私が知らなかっただけかもしれませんが)導入された金持ち優遇の税制で、納税額は大幅に減っているはずなのに、それに満足することが出来ずに脱税に走る。
 持てば、持つほど、出したくなくなると言われるように、人間の欲望とは限りが無いんですね。一体どれ程の脱税が行われているのかと考えるとがっかりします。

 只でさえ、税収が少なくなって借金ばかりの日本の国で、こうした脱税がまかり通っているのですから未来は暗いですね。

酷いものです!

2005314日月曜日  第2003回  1ウォーム

 ライブドアの堀江社長と産経グループの話題などに隠れて、相も変らず京都議定書発効後も真剣な対応はなされているようには感じられません。一日も早い対策を望みたいものです。

 そんな中でも、面白い考えがありました。

 市民のための環境学ガイド → 個人的二酸化炭素削減術  03.12.2005

 ・・・略

 C先生:いよいよ民生部門(家庭とオフィス)と運輸部門(特に、自家用乗用車)からの二酸化炭素排出量の削減を本格化しなければならない情勢だ。以前の温暖化防止大綱では、シャワーの時間を短くしろだの、家族団欒を一部屋でやれだのといった効果が不明の提言も多かった。もっと、原理原則に基づく温暖化ガス排出削減策を実行しなければならない。・・・中略

 A君:最後にある太陽電池は?

C先生:せめてもの罪滅ぼし。2004年の発電量3300kWh。これによって、1343Wmが削減できた。これで、プリウス用ガソリン、紙多消費の埋め合わせがなんとか出来る程度だが。

 1kgの二酸化炭素の排出を1ウォーム(Wm=Warm)と命名して、それで生活上でどのくらいの排出になるのか比較しています。
 あらゆるものが二酸化炭素排出の元となる中で、太陽電池がマイナスの排出になるところに改めて太陽光発電の重要さを思い知らされました。
 節減に努力することの大事さはもちろんですが、それ以上に効果があるのは太陽光発電であることは明らかです。
 今の生活をある程度維持しながら、炭酸ガスの排出を大幅に削減できるのですから、こんな良いものを何故促進させる為の努力を国がやらないのか全く信じられません。

勿体無い!

2005315日火曜日  第2004回  偶然

 子供の頃は、肥後の守などの小刀で木や竹を削って遊んだものです。鉛筆削りなどお手の物で結構自信を持っていたものです。切れ味が悪くなると砥石で研いだりしていました。自分の小刀には興味も愛着もありました。
 それだけに、今でもナイフなどには興味があります。特に私が使っていたような安物でなくて良いものには惹かれるものがあります。

 13日、読売新聞日曜版コラム「おみやげナビ」に万能ナイフが取り上げられていました。

 スイスアーミーナイフといえば、赤色にスイスの国旗マークというイメージだが、迷彩色、青、銀色などデザインは様々。機能面でも、ハサミ、コルク抜き、缶切りなどだけでなく、レンチ、物差し、データー入れられるUSBメモリーがついたタイプもある。
 「スイス軍のナイフ」の名前通り、19世紀末期以降、軍に納入されているナイフが原型だ。ビクトリノックス、ウェンガーの2社が生産している。・・・以下略

 直ぐに目に止まり何気なく読みましたが、「ふ〜ん!こんなナイフがあるんだなぁ」で終わりでした。

 ところが、この日の午後、仕事で訪問した喫茶店「ビッグフット」でマスターと話しているうち、このマスターがパソコンのプロであることが分り、色々と質問して、HPも教えてもらいました。
 帰宅して、早速その
HPを訪れてみると、そこにビクトリノックスの名があるじゃないですか。

 Green Mind → ビクトリノックス

 なんとここは、ビクトリノックスの販売店だったのです。こんな偶然ってあるんですね。初めて訪れたお店が、その日に初めて知った物を販売しているHPを開いていたなんて・・・。

偶然って恐ろしい!

2005316日水曜日  第2005回  実行

 第2003回などで、何度もエネルギー問題や温暖化を取り上げていますが、それじゃあお前はエネルギー不足や温暖化を防ぐ為に何かをしているかと言われると、殆んど何もしていないと白状せざるを得ません。大方の人たちが私と同じようなものじゃないでしょうか。しかし、トッテンさんは違うようです。

 トッテンさんのOur World → No.672 新春の集い(質問と回答)

 ・・・略

 ■家族も含めて自家用車は持たず、自動車での移動は最小限にしています。できるだけ徒歩か自転車を使います。できるだけタクシーではなく鉄道や地下鉄を利用します

■飛行機には乗らない、つまり外国にはもう行かないということです。外国旅行をするなら日本国内をもっと旅したいと思います。・・・以下略

 参りました。ここまで徹底しているとは知りませんでした。私のような口だけの人間とは大違いです。
 田舎では自動車がないと移動もままならぬ状態ですが、それに甘えず、できるだけ徒歩か自転車ということを実行しなければならないようです。
それにしても、外国にはもう行かないというのは私にとっては当然のことであっても、アメリカを母国とするトッテンさんにとっては大変なことだと思うのですが、その意志には脱帽です。

将に不言実行!

2005317日木曜日  第2006回  手動式踏切

 今回の踏切事故の報道を見ていて、私だったらあんな人の命を預かる恐ろしい仕事はとてもじゃないが勤まらないだろうと恐怖を覚えました。まず、間違いなくノイローゼになるはずです。あんな仕事を人間にさせること自体が間違いと言っても言い過ぎではないでしょう。
 それにしても、日本の首都である東京には未だにああした手動式の踏切が何箇所もあるというのですからなんとも恐ろしい限りです。一日も早く立体交叉にすべきでしょう。

 16日、読売新聞

 東京都足立区の東武伊勢崎線竹ノ塚駅近くの手動式踏切で15日夕、上り準急電車に女性4人がはねられ、うち2人が死亡した事故で、警視庁捜査1課と竹の塚署は16日、遮断機の操作ミスが事故につながったと断定、同駅踏切保安係の小松完治容疑者(52)(千葉県野田市上花輪)を業務上過失致死傷容疑で逮捕するとともに、同駅の駅長室など2か所を同容疑で捜索した。・・・以下略

 保安係の小松さんも被害者と言えるのじゃないでしょうか。今まで、事故が無かったこと事態奇跡といっても良いでしょう。経営者や行政はこんな状況を知りながら現場の奇跡的な仕事に頼って放置していたとすれば、その方が罪に問われるべきです。
 もしその工事が費用と効果や物理的に出来ないなどであれば鉄道事業自体を止めるくらいの覚悟をすべきではないでしょうか。

現場に罪を問うのは酷!

2005318日金曜日  第2007回  多結晶シリコン

 Yahoo!掲示板 エネルギー → 未来の省エネルギー社会を提案しよう に気になる書き込みがありました。

 多結晶シリコン品不足

 ・・・略

 太陽電池といえば、本日のNK朝刊に、多結晶シリコンが品不足になる恐れがあるという記事が出ていました。

2004年度の多結晶シリコンの世界の生産能力は3万トンで、その内訳が、2万トンがシリコンウエハー用で、1万トンが太陽電池用だったのが、今年の予測では太陽電池用が15000トンから17000トン程度になるそうです。シリコンウエハー用も2700028000トン程度と予想されているそうで、太陽電池用のシェアが急伸していて、需要構造が変化してきているような状況みたいです。・・・以下略

 早速、NIKKEI NETで探してみましたが、それらしき記事は見つけることが出来ませんでしたが関連するものがありました。

 トクヤマ、多結晶シリコンの実証プラント着工

 ・・・略

 太陽電池はクリーンエネルギーとして脚光を浴び、世界的に太陽光発電システムの製造設備の増強が活発。このため、太陽電池の原料となる多結晶シリコンの国際需給もひっ迫している。・・・以下略

 どうやら、多結晶シリコンの品不足は本当のようですね。以前、シャープがセルの厚みを薄くしてコストダウンを計っているというニュースがありましたが、どうやら、この品不足によるコストアップを見越していたようです。
 もっともっと、コストダウンを期待したい時に、品不足によるコストアップは痛いですね。こんなところで躓いている場合じゃないのですが、心配です。

どうなるんでしょう!

2005319日土曜日  第2008回  原油価格

 太陽光発電が遅々として進まない一方、1バレル50ドルの高値をつけた後、一時値下がり傾向にあった原油が又値上がりしているようです。

 18日、日本経済新聞社説 抜本策の必要性示す原油最高値更新

 原油価格が先月以降、再び急騰している。17日に米WTI原油は一時、1バレル57ドル台に上昇し、過去最高値を更新。市場では「1バレル60ドル台乗せもある」との見方が出ている。北半球の冬場が終わりかけた3月は通常、原油の不需要期に入るため相場は下落に向かっておかしくない。季節外れの高騰は世界の原油需給の構造的なひっ迫を示しており、日本を含め各国が抜本的な対応策をとる時期を迎えたことを物語る。・・・以下略

 第1950回でも書いたように、石油のピークが過ぎたのであれば、値上がりすることは当然のことと考えるべきなのではないでしょうか。
 今こそ、世界が石油に頼ることを止め、省エネと新しいエネルギーへの変換を実行する時のはずですが、なかなかその方向に向かいませんね。誰が考えても分かるこんな簡単なことが実行されないのは何故なんでしょう。人間の世界は難しいですね。
 そんな世界の中でも、太陽電池の生産量世界一の日本こそ、率先して太陽光発電を促進するべきなのは明らかですし、日本がエネルギー大国になる千載一遇のチャンスであることも明らかです。それでも、動かない日本は、やはり、滅亡していくしかないのでしょうか。

歯がゆい限りです!

2005320日日曜日  第2009回  ファン心理

 楽しみにしていたF1第二戦マレーシアGP予選、仕事でライブで見ることが出来なかったので、帰宅後直ぐにF1-LIVEでチェック。

 さて佐藤琢磨選手は何位につけているだろうかと見てみると、

 ・・・略

 日本勢の一翼を担う佐 藤琢磨(BAR Honda)は体調を崩して途中欠場と、マレーシアの過酷な暑 さにチャンスを奪われることとなった。気になる容態については、昼過ぎに 同チームから、「琢磨はメディカルセンターで点滴治療を受けている」との 発表が出されている。・・・略

 何たることでしょう。思いもよらぬ結果に愕然でした。まさか、走ることも出来ないなんて想像もしていませんでした。世の中、何が起こるかわからないとは言え、こんな結果があるとは、今年の佐藤選手の出足は去年以上に厳しそうです。
 逆境に強い佐藤選手のことですから、これで終わることはないと思いますが、厳しいことは間違い無さそうです。何とか、盛り返して欲しいものです。

 それに反して、イチロー選手は絶好調ですね。オープン戦が始まって以来、連続安打が続いています。こうなると、却って勿体無いと思ってしまうのがファン心理でしょうか。

調子が良くても悪くても心配!

2005321日月曜日  第2010回  巨大な力

 第1979回でも書いたライブドアの堀江社長の狙いは何処にあるのでしょうか。どうも外国資本のバックだけではなさそうです。

 林道義HP → 寸評 平成17319日 ライブドアの乗っ取り騒動 ──単なる金融戦争ではなく思想戦だ

 ・・・略

 堀江氏は「新聞がワーワー言ったり、新しい教科書をつくったりしても、世の中変わりませんよ」と発言した。つまり彼は世の中を変えようと思っているのだ。どの方向に ? 明らかに左の方向にである。この発言は産経新聞や「新しい教科書をつくる会」を名指しで否定したようなものである。彼はそのためには「新聞やテレビを殺す」とまで言った。一般的に「新聞やテレビ」と言っているが、じつは「サンケイグループの新聞やテレビ」を標的にしているのである。・・・中略

 堀江氏単独の行動や作戦ではなさそうである。背後に巨大な力がひかえていて、堀江氏は使われているだけかもしれない。・・・以下略

 堀江氏が左向きとは驚きですが、あの世代は戦後教育にモロに毒されていると考えればそれも当然かもしれません。戦後教育のつけがこんな所にも現れているのでしょうか。
 
 それにしても、このところの
NHKと朝日新聞の争いや人権擁護法案など、どうも背後に何かの意図があるように思えます。
 今、一番真実を伝えていると考えられる産経新聞つぶしを狙っているとしたらとんでもない事になりそうです。そして、それに加担する日本人が日本を動かすあらゆる組織に紛れ込んでいるようですからこの国の未来は相当危なそうです。

一体どうなることやら!

2005322日火曜日  第2011回  京都議定書達成へ

 何時ものサイト巡路の市民のための環境学ガイドに面白い数字がありました。

 → 「今月の環境」(3月2005年) → 3月9日: 京都議定書達成へ7000億

 環境省の中央環境審議会は、最大で年間7000億円の追加的な財政支出が必要だと試算。・・・中略

 エネルギー転換:太陽光発電の拡大などに、500〜1000億円で、510〜870万トン削減。・・・以下略

 経済産業省は多すぎると反対しているそうですが、他の部門は別としても、太陽光発電の支出は興味あります。
 2004年度の
NEFの住宅用太陽光発電助成金が総額52億円(4.5万円/kw).2005年度の予想がその半分程度であるとよそうされていることから比べると、20倍から40倍です。余りにかけ離れた数字に唖然としてしまいます。せめてその半分でも、住宅用発電助成金に回してもらえれば一気に太陽光発電が普及するはずです。
 もちろん、補助金方式でなく、
レイトインセンティブ方式であることが前提です。こんな数字が出て来るということは、それだけ分かっている人たちもいるということなのでしょうが、絵に描いた餅にならないことを願いたいものです。
 経済産業省も、何が本当に必要であるかを真剣に考えて欲しいものです。

少しは希望があるのでしょうか!

2005323日水曜日  第2012回  球状太陽電池

 第1974回で徳島県の新しい太陽光発電(NApollo)を取り上げましたが、他にも頑張っている所はあるようです。

 以前取り上げた 京セミ株式会社Solar Cellを開発・事業化に取り組んでいるべンチャー企業を見つけました。

 クリーンベンチャー21

この球状シリコンには期待していたのですが、なかなか商品化されて出てこないので、どうなっているのか心配していました。何とか、物にして欲しいものです。
 偶然でしょうか
NApolloと同じようにコスト1/5を目指しているようです。これが実現されれば、今普及を妨げているコストの問題は無くなり、急速に広がることは間違いないでしょう。
 こうなれば、政府の間の抜けた補助金も私の大好きな
レイトインセンティブ方式も必要ないかもしれません。
 人類の未来の為にも是非開発に成功して欲しいものです。こうなると開発の為の補助金を政府に期待したいですね。

待ち遠しい!

2005324日木曜日  第2013回  手動式踏切

 自虐史観で何処の国の新聞か分からない朝日新聞であるが、たまには意見が一致することもあります。第2006回でも書いたように、現場の人間に責任を押し付けて終わりは許されない。

 22日朝日新聞社説 東武踏切――危険を放置するな

 ・・・略

 保安係は逮捕されたが、鉄道会社や行政が開かずの踏切を放置してきたことが事故の背景にあることは明白だ。 ・・・中略

 人口の密集地なのに踏切が残るのは、電車の入れ替え線があり、線路が錯綜(さくそう)しているなどの理由だという。経済的、技術的な問題もあるだろうが、東武鉄道は鉄道事業で年間220億円の営業利益をあげている。要は危険な踏切を放置しないという決意があるかどうかだ。

 事故の再発を防ぐためにも、東武鉄道と自治体や国交省は協力して、踏切をなくす立体化を急ぐべきである。・・・以下略

 保安係の逮捕で終わったかのように何処も敢えて触れようとしなかったように思ったのは私だけでしょうか。今頃になってやっと朝日が取り上げたというのも遅すぎる感じがします。
 あの事故の前にも何度か誤った操作はあったようです。起こるべきして起こった事故であることは明らかでしょう。あんな操作を人間にやらせること自体が間違っているのですから今後も、この状態が続く限りは事故がなくなることは無いのじゃないでしょうか。
 現場の生真面目さにおんぶに抱っこで知らん顔は許されることではありません。鉄道を止めない限りどんなに費用がかかろうと立体交叉にすることは当然のことです。

一日も早く!

2005325日金曜日  第2014回  安全運転

 23日、朝の通勤途中のカーラジオを何気なく聞いていたら面白いことを言っていました。

 自動車学校の教官だった人の話だそうで、新しい生徒が運転席に乗り込むときに絶対に運転が上手くならない人を見分けることが出来ると言うのである。
 殆んどの人は足から乗り込むのだが、たまに頭から乗り込む人がおり、そうした人はまず運転が上手くならないのだそうです。

 これは、面白そうです。自分では意識したこともないので、果たして自分はどちらから乗っているのだろうと考えましたが、分かりませんでした。そこで、試してみましたが、幸い足から乗り込んでいました。かろうじて合格という所でしょうか。

 ところで、その話を紹介していた、道上洋三さんが、「運転が上手いのが大事じゃなく、安全運転をすることが大事なのです」と言っていたのが印象に残りました。全くその通りですね。全面的に賛成です。
 と言うのも、最近自分の運転が荒れているのを感じるからです。下手に運転に自信を持っているとどうしても運転を舐めてかかり注意力散漫になりがちになり、ヒヤッとすることがあります。こんな運転をしていると何時か大きな事故を起こしそうで、我ながら心配になります。
 道上さんの「安全運転をすることが大事」を肝に銘じてハンドルを持たなくては・・・。と言うより、運転しないで済む方法は無いものかと考えてしまいます。やはり、公共交通があれば良いのですが。

残念です!

2005326日土曜日  第2015回  太陽光発電

 シャープがコマーシャルで、太陽光発電を全ての屋根に取り付けたいと叫んでいますが、私もその考えには全面的に賛成ですが、そんなときが来るのはどう考えても不可能なように思えます。
 しかし、何時ものサイト順路
Fast&Firstに面白い考えがありました。

 電気代(3/25)

 ・・・略

 太陽光発電でメガワットを作れと言われたらコストも敷地も膨大になるが、1KW能力の設備を千件に設置するのなら難しい話ではない。

電力会社が太陽光発電設備を一括購入してコストを下げ、それを各家庭に電力会社のコストと責任で設置して発電された電力を今までどおり売ればいいのに。たぶんコスト的には原発によって作る電力より安くできると思うのだがどうだろうか。

 成る程、電力会社が設置するという考えは思いつきませんでした。これは、面白そうですね。
 自費で設置して発電した電気を売る人と、電力会社に設置させて、電気を買うという二つの選択肢があっても良さそうです。
 これなら、家庭や企業・公共など全ての屋根に太陽光発電を設置することも不可能ではないでしょう。コストも一気に下がるし、設置の仕事で多くの雇用も生まれます。
 これなら、国の政策を待つ必要も無さそうです。どこかの電力会社が先頭を切って始めませんかね。

四国電力さんやりませんか!

2005327日日曜日  第2016回  盧大統領の暴走

 中国や北朝鮮だけでなく韓国もおかしいと思っていたら、大統領からが狂ったとしか思えない発言をしてしまいましたね。

 酔夢ing Voice → 20050323日 本音をぶちまけた盧大統領の暴走は、自爆へ向かう。

 盧大統領が厳しく日本批判 「竹島の日」条例案関連

このメッセージで盧大統領は「日本との厳しい外交戦争もありうるだろう」、「今度こそ根絶したい」などと、日本に対し例を見ない厳しい批判をした。・・・中略

 続いて、日本島根県の「竹島(独島の日本式名称)の日」条例制定と教科書歪曲を「侵略を正当化し、光復(独立)を否認する行為」とし、「これは日本の与党勢力と、中央政府のほう助の下で行われている」と位置づけた。・・・以下略

 本当にこんなことを思っているのでしょうか。それとも、選挙の為に世論におもねっているのでしょうか。どちらにしても、とんでもない発言であることは間違いありません。

 ・・・略

 盧発言は、日本政府がまともに取り合えば、宣戦布告と言ってもいい発言だ。それより目立つのは、「日本は自衛隊の海外派兵の法的根拠を設け、再武装の論議を進めている」というような時代感覚の古さが、北朝鮮と支那や日本の反日勢力の発言と酷似していることだ。韓国の皮を被った北朝鮮、これが盧大統領の正体なのだろうか。・・・以下略

 社民党や左翼と言われる人たちなど北朝鮮に洗脳されているとしか思えない人たちと同じ考えと言うことでしょう。
 拉致事件が明らかになったことやネットのお陰により、こうしたことの裏も分かるようになりましたが、もしインターネットがなかったら日本人は完全に騙されてしまっていたかもしれません。

危うし日本!

2005328日月曜日  第2017回  イチロー選手

 日本のプロ野球はパリーグが開幕、楽天が開幕戦を勝利で飾ったと思ったら、二試合目は26点取られて完封されるという面白い試合で一部では盛り上がっているようです。
 しかしながらイチロー選手命の私としては、大リーグの開幕が待ち遠しくてたまりません。
 それにしても、今年のイチロー選手の絶好調振りは恐ろしいばかりですね。オープン戦出場した全ての試合で安打を続けて、5割を超えているのですから。
 もしかしたら、去年の後半の打法を完全に物にしてしまったということでしょうか。今の5割が当然として、こんな調子が本番でも続けば、300本安打・4割も夢ではないかもしれません。
 そして、そんなことが起こっても不思議ではないのがイチロー選手かもしれません。これは、益々、大リーグから目が離せません。
 しかし、そうなると、出直しの日本のプロ野球にとっては大打撃になるかもしれませんよ。
 イチロー選手一人に日本のプロ野球が惨敗することになったりして・・・。ありそうなことだけに日本プロ野球も恐れていたりして。

期待が膨らみます!

2005329日火曜日  第2018回  国民総幸福量

 右肩上がりを信じて、全ての会社が売上増大が当然のような目標を立てて突き進み、そのために過当競争に陥り、利益無き繁栄に陥り、気が付いたら皆が苦しんでいる。世界中の企業が何時までもこんなことをやっていては、従業員が幸せを得ることは無い。所謂グローバルスタンダードが間違っているというトッテンさんの考えが正しいようです。

 環境の面からその考えを支持するような説がありました。

  市民のための環境学ガイド → 中小製造業の環境経営 03.25.2005

 ・・・略

 20世紀型の環境経営では、やはり、環境経営を導入することによって、売り上げを増大することが最終的な目標だったのでしょう。しかし、21世紀型になると、物質・エネルギー使用からの離脱という話になれば、売り上げは、むしろ下げるのが妥当。しかし、利益は確保するということが目的になるでしょう。・・・以下略

 環境問題に取り組むことさえ利益を得るためという20世紀型の経営はやはり無理があるということでしょう。
 自分だけが良ければの考えは受け容れられなくなり、皆で分け合う考えが必要なのかもしれません。それについて、最後に面白い例を紹介していました。

 ・・・略

 企業がなぜ利益を上げなければならないか、といえば、それは社会貢献をして幸福感を得るため。ブータンという国は面白い国で、経済的な指標で国の開発状態を評価するのを止めた。幸福を中心に据えた指標を使い始めている。国民総幸福量なる指標だ。この国の先進性には、米国は勿論、日本も負けている。これが、21世紀型環境経営の究極の目標だろう。・・・以下略

 「国民総幸福量」とは良い考えですね。人類の目指すべき方向はこれなんでしょうね。自分さえ良ければの考えはもうそろそろ止めたいものです。

理想に過ぎるでしょうか!

2005330日水曜日  第2019回  急速充電

  従来のバッテリーの取って代わることを期待して第1488回第1683回などで取り上げたナノゲートキャパシタがなかなか離陸しない中、面白い記事を見つけました。

 Yahoo!ニュースより

 東芝は329日、1分間で充電可能な新型の充電式電池を開発したと発表した。リチウムイオン電池技術に、ナノテクノロジーを加えることで、急速充電を可能とした。

 負極材料に、リチウムイオンをスムーズに吸収でき、急速充電しても有機電解液を分解することのないナノ微粒子を新材料として採用した。この新材料は、ナノ微粒子を均一に固定する技術を開発したことで、初めて電極化ができたという。

 また充放電を1000回繰り返した後の容量低下も1%に押さえているという。電力・産業用途への応用に向けた製品開発を行い、2006年度中の製品化を目指す。・・・以下略

 こちらもナノテクノロジーですね。さてコストはどうなるのでしょうか。それにしても、ナノゲートキャパシタを未来の地球の救世主と期待している私としては複雑な気持ちですが、どちらにしても、コストの安い蓄電池が出来ることは歓迎です。
 そうなれば、太陽光発電で家庭の電力を全て賄える時代が来るはずです。

 関連記事にナノゲートキャパシタへのリンクもありました。

 コスト、容積ともにまだまだ実用化には遠そうです。

 日本電子ACT) や パワーシステムに頑張って欲しいですね。

何時実現するのか!

2005331日金曜日  第2020回  目標達成計画案

 京都議定書の目標達成は難しそうですね。

 30日、読売新聞より

 29日に決定された「京都議定書目標達成計画案」。この中では、家庭からの二酸化炭素(CO2)排出量を、現状よりも2割近く減らすことが求められている。しかし、現実には、大型テレビが人気を集め、パソコンなどのデジタル家電が普及するなど、家庭の電化製品は増え、電力消費量も増加している。家庭レベルのCO2削減は可能なのか・・・・。

 家庭からのCO2排出量は、2002年度時点で、1990年よりも29%増加している。
 達成計画案に盛り込まれた家庭部門の具体的な削減策は、熱効率の高い給湯器や、省電力タイプの照明の普及、住宅の断熱化など。・・・以下略

 我が家も、エアコンが増え、パソコンが何台も動いていたりと、1990年当時から比べるとCO2排出量はかなり増えているようです。
 しかし、今更、この生活を変えることは大変です。頭では分かっていても、自分の生活を変えることは並大抵ではありません。
 しかし、ここに太陽光発電を導入すれば、問題は見事に解決するはずです。何故、達成計画に太陽光発電が盛り込まれないのでしょうか。
 今の生活水準を落とすことなく目標達成するのは太陽光発電を各家庭に導入するしかありません。そのための仕組みを作ることこそ政府が取るべき方策であることは明らかですが、何故かやりません。やはり、何かそれを阻止しようとする力が働いていると考えるのが自然でしょう。
 利害を離れて、本当にやるべきことをやるべき時が来ているはずなのですが・・・。

何故か、やりませんね!

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