団塊の世代の部屋7

 

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200021日火曜日  第158話  天下り

  2000年も早くも2月です。あっという間の一ヵ月でした。あれほど騒いだ2000年問題は、殆ど無かった。チョット、拍子抜けでした。
 年末になって急に騒ぎ出した政府に乗せられた人もあったのでしょうが、あれは何か目的があったのでしょうか。
 兎に角、日本の政府や官僚のする事は分かりません。国民の為の視点はなく、自分のための視点で動いているようです。
 特に、特殊法人の出鱈目を見せられるにつけ日本人はどうしてここまでおとなしいのかと腹が立ちます。どうして我々の金で、あいつ等を養わなければならないのですか?
 本当にもっと怒りましょうよ!

 そんな日本人に「アメリカ人は、なぜ明るいか?が、アメリカの現実を教えてくれます。

 アメリカの年金制度について詳しくかいてあるが、今日本で騒いでいる401Kというのはアメリカが本家で日本のとはちょっと違うようであるが、其の辺は長くなるので、はしょります。
 その年金の運用についての方が面白いのでとりあげます。アメリカの運用方法の詳しい所は省略していますが、雰囲気で分ると思います。問題は日本です。

 頼りになる401K

 ……略
 運用成績が二年間ふるわないと。そのファンド・マネージャーはクビになるという厳しい社会だから、必死になって運用する。…中略
 これに比較すると、日本の厚生年金基金の場合、そのトップは厚生省役人の天下り者で、当事者意識は完璧にゼロ。できるだけつつがなく職務を全うし、退職慰労金をがっぽりもらって、またどこかほかの外郭団体に天下りしょうと考えている場合がほとんど。…以下略 

 どうです腹が立ちませんか?余りにもサラリーマンをバカにしている。それも天引きだから誤魔化されている。税金と同じですね。
 すべて、「お国があなた達の代わりにやってあげますよ」と政府や官僚の甘言に乗せられて任せきりにして、すべてを掠め取られているようなものです。
 これはホンの一部であって、あらゆるところに財団を作り我々の金をムダに使い、掠め取っているのである。それで税金が足らないから消費税を又上げる。これでも黙ってる日本人。もう救い様がないですね。どうしてこんな酷いことがまかり通るのでしょうか?それはやはり我々の無関心がすべての根源です。立ちあがるしかないと思います。我々にできることは選挙しかないです。いい加減な気持ちで選挙をしている内に、なめられてしまったのです。目に者見せてやる時です。

2000428日金曜日修正

200022日水曜日  第159話  カマス

  人間というものは環境に慣らされてしまうものです。どんな不幸な境遇にあっても、結構その中で生きて行く力を見出すものです。それでなければ、人間なんてやってられないでしょう。世に恵まれた人なんて一握りでしょうから。尤も、世界の恵まれない人を見れば日本はかなり恵まれている方でしょうが……。
 しかしながら、こんなもんだと諦める事は前進をはばみます。そこが難しい所かもしれません。

今世間を騒がせている、九年間少女誘拐監禁事件を見ていて、なぜ逃げなかったのだろうと疑問を持っている人が多いと思う。
 私もその一人ですが、これを見ていて、ある記事を思い出しました。これは、日産の再建について述べたものだったのですが、私はこちらの方を連想してしまったものです。ちょっと取り上げます。

朝日新聞 111 ◇天声人語◇

 …略 カマスが入った水槽に透明なガラスを入れ、小魚との間を仕切る。最初は、えさに突進するが、頭をぶつけるうちにあきらめてしまう。ついには、ガラスを取り去っても狙おうとしなくなる。では、本来のどう猛さを取り戻す手はあるだろうか。…以下略

 あの少女には可愛そうだがつい連想してしまった。このカマスの話は、やはり一理あることでしょう。自分がその立場に置かされたら、同じ行動を取っていたかもしれない。人間なんて本当に悲しいものですね。
 憎むべきは犯人であり、無関心な世間ではないだろうか。何とか元気を取り戻して欲しいものだ。

 本来の題材だった、ゴーンさんと言えば、今日の新聞に、鉄鋼メーカーからの仕入れで従来の仕入れ比率を大幅に変更したことが載っていたが、従来の日産はこの仕入れ比率をずっと守ってきていたそうである。今回の変更は従来のしがらみにとらわれない外人であるゴーンさんだからできたことであるそうです。旧来の銀行系列も今回は考慮されなかったそうです。
 予算の配分一つ変えられない日本の政府はこれをどう見るのでしょう。相変らず能天気な小渕首相を見ているとやっぱり日本は終わりかな!!。

200058日月曜日修正

200023日木曜日  第160話  ヤクザの親分

 日本の政府、財界、官僚は何時からこんなに日本人を食い物にするようになったのでしょう。明治政府も結構庶民をこけにしていた様ですが、まだ、「日本の国が外国に追いつく為にはどうしたら良いか!」と燃えていた様です。
 やはり、ここまで腐ってきたのは戦後の追いつき追い越せの時代が終わってからかもしれないですね。目標を失ったことで、何をやるべきかが分からなくなったみたいですね。
 それで、公の事より自分の事ばかり考えるようになってしまったのでしょうか?

そんな日本に「アメリカ人は、なぜ明るいか?が触れています。

貯金の好きな日本人、貯蓄の好きなアメリカ人

 ……略
   いってみれば、ヤクザの親分がカタギの衆から金を出させて、親分自身が博打をはって儲かれば、その金はほとんど親分のもの。カタギの衆には、ほんのちょっぴりの分け前を渡し、親分が博打に負けてすっからかんになったときは、親分のためにまた金を出させるというようなもので、カタギの衆はどう転んでも儲からない仕組みになっているわけで、こんな商売がどうして成り立つのか、ホント、日本は不思議な国だ。

 ハハハ…!この原隆之さんという人はなかなか辛らつですね。そうだったんだ!日本の政府や銀行や官僚はヤクザの親分だったんだ。これで今までのモヤモヤがはっきりしました。ヤクザの親分ならここまで子分(国民)をバカにして、骨のずいまで搾り取るのも納得が行くような気がする。
 尤も、本当の親分が聞いたら気を悪くするかもしれない「
幾らなんでも俺たちゃそこまであこぎじゃねえ!」なんてね。清水の次郎長さんだったら、それこそ「そんな奴らはやくざの風上にもおけねえ」なんて言うのかな?
 兎に角、これほど日本の国は狂ってるって事でしょう。外から見ると良く分るんでしょうね。日本しか知らない国民の大部分はそれでうまく誤魔化されているのでしょう。このあたりも,もっとマスコミに頑張って欲しい所です。
 あ〜あ!それにしてもホントイヤになりますね。

2000429日土曜日修正

200025日土曜日  第161話  あんまり国民をなめんなよ

 権力の座は、蜜の味といいますが、若い時からその蜜の味を知っていてそれを目指すというのは、多分ほとんどいないのではないでしょうか。キャリアといわれる人達も、始めは日本の国のためとか、国民のためとか思って入ってきた人が多いのではないでしょうか。
 それが証拠に、課長級あたりまではキャリアも天下国家を論じているそうです。省庁の腐敗に憤ったり、今の組織では駄目だとかやってるらしいです。ところが、部長級以上になると、途端にそんな事は言わなくなるそうです。つまり、守りに入るそうです。これは一般企業でもそうらしいです。
 そして、そこで手に入れた蜜の味にも慣れてしまって、そん権益を守ろうとするようになるのでしょう。地位が人間を狂わせるのでしょう。
 自分だけの力でその地位を勝ち取ったと勘違いし、回りがバカに見えてくるのかもしれません。他人は、自分の言う事を聞くためにあると思い込んでしまうのでしょう。
 その上に、日本人独特の長いものには巻かれろの気質が相俟って国民をコケにした事をされても誰も何も言わずに諦めてしまっているのでしょう。

 そんな異常さは外からみるとよくわかるのだろうと思います。「アメリカ人は、なぜ明るいか?」の「日本の401K議論は本末転倒」にそんな気持ちに触れたところがあります。

  …中略
 教育水準の高さを世界に誇る日本国民を、日本の官僚は無知な子どものように扱っている。「あんまり国民をなめんなよ」というのがアメリカから見た率直な感想だ。
 …以下略

 これはムチャクチャ面白いですね。この中で述べている、「まず日本の株式金融市場という賭博場から八百長をなくさせること、つまり企業の情報公開であり、官僚の影響排除であり、インサイダー取引の徹底的な厳しい取り締まりこそをまずやるべきであることは、誰でもわかる。」は傑作ですね。その上、「賭博場の胴元から、損した場合の心配までしてもらうのはありがたいが、そもその胴元が開いている賭博場が八百長では、偽善以外のなにものでもないだろう。」とは最高ですね。
 久し振りにスカッとする表現を目にしました。これくらい見事に今の日本を表している言葉はないのじゃないでしょうか。
 海外で暮らすと、日本の異常さが目に付くのでしょう。中で入ると、当たり前のように思っていることが、一歩外へ出て、違うものに触れて振り返ってみたら、そこに何とも世界中の鼻つまみものである日本があったという事ではないでしょうか。

 これを見ても日本の政府や官僚は何とも思わないのでしょうか?キット奴らは、日本人、いや人間じゃないのでしょうね。
 
「あんまり国民をなめんなよ」。これこそ日頃の私の気持ちそのものである。
こんな面白い人もいるんだなぁ…。

200058日月曜日修正

200026日日曜日  第162話  英才教育

 日本人がサラリーマン社会で出世する事を目標にしだしたのは我々団塊の世代の前の世代からだろう。
 まだ、我々の親はそれ程学歴のこだわっていなかったような気がするが、その後の高度成長時代を経験した親が、自分達が学歴がないために苦労したので子供にはそんな目に会って欲しくないという事で子供を大学にやる事に血眼になりだした。
 所謂、猫も杓子もというやつである。だから、勉強なんか嫌いでも兎に角、最低高校は出てくれと言い、苦労してでも大学へ行かせる。
 そのため、大学も雨後の竹の子のように新設校が増え、大学進学率が50%をこえるようになった。そして、大企業のサラリーマン以外は落ちこぼれのようになってしまった。
 本来なら、もっと個人々に向いた仕事があるはずなのに、皆で同じ方向へ走ってしまったのが今の日本ではないのでしょうか。教養としての大学なら意味があるかもしれませんが、サラリーマンになるための大学では余りにも寂しいじゃないですか。
 

 そんな教育についても考えさせられるところが、『「アメリカ人は、なぜ明るいか?」 日本の平等教育、アメリカの英才教育 エリート養成の公的教育制度「GATE」』にありました。

  つまりアメリカでは優秀な生徒だけを集めた英才教育を、早い段階から特別予算枠を使って生徒と親に対して行っているのである。…以下略

 これは中々難しい問題かもしれないですね。アメリカでこんな教育制度が行われている事も知りませんでした。、ヨーロッパあたりではありそうですがね。
 筆者が言われるようにこういう制度を認めることの難しい日本の社会自体が問題なのかもしれません。皆が一流会社に入るために小学校から受験のためだけの勉強に明け暮れる。受験勉強だけが唯一の目的のように追いやる。社会全体が同じ方向に向かって進んで他の価値を認めない。サラリーマン養成ギブスをつけて育てているようなものである。
 「
これに対して価値観に多様性をもっているアメリカでは、誰一人として敗北感を味わうことなく、全員が人生の勝利者になることも可能だ」というアメリカは子どもにとっては何とも嬉しい国ではないでしょうか?勉強が嫌いでも、生きていける道があるアメリカの子どもと、勉強が出来なければ落ちこぼれ扱いされる日本の子どもとどちらが幸せかははっきりしている。
 サラリーマンの世界で足の引っ張り合いをしているより、自分の好きな道を極めることの方がどれだけ幸せな人生でしょう。

200058日月曜日修正

200027日月曜日  第163話  嫉妬

 第54話でも触れましたが、日本の社会はよってたかって人材殺しをするところである。その浅ましさには嫌気がさしますが、「どうしてそうなのか?」疑問に思っていました。
 人の良さを良さとして認められないのは、人種の特性なのでしょうか、そんなバカな事はないと思いたいです。やはり、環境や教育が影響しているに違いありません。そうでなければ余りにも日本人が惨めじゃないですか。
 甘いかもしれませんが、きっと何処かに、解決策はあるはずと思いたい。

 そんな疑問に答えるところが、『「アメリカ人は、なぜ明るいか?アメリカでは「才能が嫉妬の対象」とならない』にありました。

 …略
 日本の場合、いろいろ変革がいわれているが、なんだかんだいっても「神」という意識が希薄なため、才能が単なる嫉妬の対象となってしまいがちだ。「出る杭」は必ず打たれ、足の引っ張り合いが始まる。才能を嫉妬の対象としてしか見られない日本人社会では、エリート教育に対して拒絶反応が出る事は、かえって自然なことといえるだろう。……以下略

 この『才能が単なる嫉妬の対象となってしまいがちだ。「出る杭」は必ず打たれ、足の引っ張り合いが始まる。才能を嫉妬の対象としてしか見られない日本人社会』というのは考えさせられますね。余りにも日本の社会をずばりと表しています。
 それだけに本文で著者が触れている、『
誰が才能を授けるのかというと「神」が与えるのであって、人間はそれを発見し、神の指示どおりにその子の才能を伸ばすというのが自然な考え方である』という世界は驚きました。ここに問題の解決の方法があったのですね。
 こうなると宗教というものも捨てがたいものがあるのかもしれません。要するに、人間生まれながらに才能の差はあるのだという諦めにも似た達観は必要かもしれませんね。99%の努力である程度は補えるでしょうが、1%の才能の差はどうしようもないような気がします。日本人皆がプロ野球の選手になれる訳も無いのを見てもそれは明らかなようです。
 嫉妬で、足を引っ張るよりは、諦めの方が救いがあるように思いますがどうでしょう。

 宗教心の無い日本人には、こういった考えは根本的に受け入れられないものがあるのでしょう。日本にこういった考え方が認知されるのは難しいかもしれません。
 所謂貴族とか、封建社会とかを連想させるものでもありますが、今の日本の危機を本当に救うためには必要なのかもしれませ。

 以前に取り上げた、サムライに通じるものでしょう。

200058日月曜日修正

200028日火曜日  第164話  人々を幸せにすること

 何時から、我々はお金万能主義になってしまったのでしょうか?人生の目的は、幸せに暮らす事だったはずですが、幸せの目標が物質の所有欲つまり物質万能主義になり、その物質を手に入れるためにはお金ということである。
 一度、手に入れた物の便利さや満足度に欲望が止めども無く増大して行くのが物質万能主義の落とし穴ではないでしょうか?欲望の無限地獄に陥った人間にもはや満足はありえない、常に渇望状態ということになります。
 どこで欲望をとどめるかが必要となるでしょう。満足を知る事こそ無限地獄から逃げ出すたった一つの方法ではないかと思います。
 日本より物質に恵まれていないが、幸せそうに暮らしている国は沢山あるように思います。単に私の思い過ごしではないでしょう。

 そんな事を考えさせる文が、以前取り上げた堀田 力さんが平成11年度財界賞特別賞を受賞された時の所感にありました。素晴らしいので取り上げます。

 『財界 2月15日号(2000) 「日本のすべての地域社会を温かいふれあいのある社会にしたい」 財団法人さわやか福祉財団理事長 堀田 力』

 ……略
 生意気なことを申して恐縮千万でありますが、私は、いかなる経済活動も、その最終の目的は、人々を幸せにすることにあると確信しております。…以下略


  この言葉、「
いかなる経済活動も、その最終の目的は、人々を幸せにすることにある」は、考えさせられます。常日頃、生活のために働くことに慣れてしまって、そんなこと考えたこともなかったが、確かにそう言えばそうですね。
 特に、日本の企業の場合企業自体の発展が目的になってしまって、そこに働く人々を犠牲にしているが、考えてみれば本末顛倒なのですね。なんだか目の前が明るくなったような気がします。この考えを基本に持っていれば企業の活動の方向が自ずから決まってくるはずである。
 又、「
私たちの子どもや孫たちが私たちよりももっと充実して生きることのできる社会をつくり、将来に引き継ぎたい」とは何と素晴らしい考えでしょう。今の日本の政府のやっていることと正反対じゃないですか。何でもかんでも先送りにして未来の子ども達に大きな負担を残している今の時代に対する痛烈な皮肉である。

200058日月曜日修正

200029日水曜日  第165話  自分の人生を築く

 前回、満足を知る事こそ大事であると言いましたが、企業は、如何に消費者に渇きを感じさすかを競っているのですから抵抗は難しいのが当たり前でしょう。
 そういう私も、
PC自作地獄に陥っていますす。少しでも速いPCを求めて部品の交換に走っています。あれも欲しい、これも欲しいの毎日、物欲地獄です。
 無い袖は振れないという事で何とか抑えていますが、今の時代ローンというものもあります。四方八方罠だらけです。この状態から抜け出すには、やはり心の持ちようしかないでしょう。アメリカではすでにキャッシュ地獄に対する教育が以前から行われているということですが、日本にもそんな教育が必要な時が来ているのかもしれません。
 それよりもまず、「足るを知る事」を教育する事が大事でしょう。欲望には限りが無いのですから……。

 

 そんな生きかたにも通じる言葉が、『堀田力の「あきらめるな!ニッポン」 堀田力 講談社文庫 はじめに』にあります。

 

 私たちが目指す光の国は、一人ひとりが生き生きと自分の人生を築くくにであろう。……以下略

 まだ続きますが長くなるので次は明日にします。
この堀田さんという人は他人に対してものすごく優しい人ではないでしょうか。どちらかといえば成功組にはいる人がこの国を憂えている。大抵はこういう人は庶民を見下して、自分の成功を噛み締めているのが普通ではないだろうか。政治家とか官僚、大企業の経営者等にそんな人が多そうに思うのは単なる私の僻みか。
 そんな中で、この堀田さんとか、中坊さんはやはり稀有な人材である。誰かこの二人を首相にしたいといっている人がいたが、その通りである。選びたい人は出ない典型である。
 今度の大阪府知事選の投票率の低さは、諦めと同時に選びたい人が出ない結果のような気がします。裏で、党利党略ばかりが見え見えで府民のための言葉のむなしさに嫌気がさした結果ではないでしょうか。まだまだ夜明けは遠そうですね。

200058日月曜日修正

2000210日木曜日  第166話  政官財の鉄のトライアングル

 日本の国が諸外国と比べておかしいのは、これだけの経済発展を遂げGNP世界第2位といわれても、その実感が国民に無いことである。賃金もアメリカより多いといわれても信じられないのが本当であろう。
 それでは、そのお金は何処へいってしまっているのか?要するに、政官財に掠め取られているのである。繁栄しているのは企業ばかり、政官の無駄遣いに財が食い込んで国民の税金を好き放題に使って、社会資本の充実に回ってこないのである。
 だから、同じ賃金を貰っても物価や社会資本の不足のために使いでが無いのである。

 それについて『堀田力の「あきらめるな!ニッポン」 堀田力 講談社文庫 はじめに 政官財の鉄のトライアングル』の中にズバリと触れている。

 一言でいえば、政治と行政が市民社会を仕切りすぎるのだ。そして、政治と行政の仲間となった企業が馴れ合って、利益を分け合っている。…以下略
  日本を変えるのは市民の力
 となれば、改革を推し進めるのは、国民=市民しかいない。以下略

 

 このぐらい解りやすく書いてもらうと今の日本の状況がよくわかる。やはり戦後は、これでよかったのだろうが、既にその目標は達してしまったということだ。そうであれば、時代に沿った変革が必要という事になる。
 しかし、厄介なことに人は変化を好まない。なるべくならぬるま湯につかっていたい。「
一人立ちするのが恐ろしい」のだろう。だが何時までも先延ばしにして、このままではお先真っ暗である。今我々が立ちあがるか、子や孫の世代に全てを追っ被せて知らん顔するのかどちらかである。今のままの政府に任せていたら後者であることは間違いないだろう。
 今回のような大阪府知事選挙のようにまだまだ国民をバカにしたような候補者選びが当分続くが、それでも我々が選挙に意志を表せばそういうバカげたことはなくなって行くのではないだろうか。今回も庶民は立ちあがらなかったが、『
もはや「無党派層」を決め込んでいる余裕はない。』というのが本当のところだである。
 もう間に合わないかもしれないが、何もやらずにこのまま日本の破滅を待つよりはいいのではないか。

200058日月曜日修正

2000211日金曜日  第167話  ペイオフ

 何かを変えるということは、大きなエネルギーがいることは確かでしょう。正しいと分かっていることでも、反対はあるものです。
 しかし、反対があるからといって結論を先送りしていたのでは物事を変えることはできません。何の問題にしても、全員が賛成するなんてことは殆どないことです。企業においては、新しいことを始めるに当って、トップの意見に全員が賛成ならば、その事柄はもう役に立たないと言われるくらいである。全員が反対なら始めるというトップがいるくらいである。
 ところが、政府は一旦決めたことを延ばそうとしているのである。一体何を狙っているのか、それ程、日本の国より自分達の選挙が大事なのか?

 先日取り上げた竹中平蔵さんがここでもペイオフについて書いている。最後の所がおもしろいので取り上げます。

 2000.2.12週刊東洋経済特別論文=ペイオフ解禁延期に異議あり  慶應義塾大学教授 竹中平蔵 経済再生はさらに遠のいた 内外から日本の政治システムにたいする露骨な不信を招く恐れあり

……略
 経済再生のための重要な一里塚となるはずだったペイオフ解禁が約束どおり行われなかった、という事実は、いずれにしても正当化されるものではない。…以下略
 

 昨日の堀田さんといい、この竹中さんといいこれだけ先送りの弊害を指摘する声があるのにどうしてそれが届かないのか?所詮政治家は自分の利益しか考えていないということだろう。あの小渕総理のもっともらしい説明を聞いているとイライラする。さも「私は国民のためにやっている」というような演説を聞くたび、その裏で自分が少しでも長く総理でいたいだけじゃないかと思いたくなる。およそ未来の日本の国を思う心なんて見えない。先送りの権化そのものとしか見えない私がおかしいのだろうか?
 今の政府を見ていると、私の勤めている会社野経営陣がオーバーラップしてしょうがない。同じような無責任な経営陣。本当に会社の事を考えているとは到底思えない。滅び行くものは、やはり同じような人間がトップに立つのかもしれない。

200058日月曜日修正

2000212日土曜日  第168話  政官財の癒着

  第166話でも触れたように、日本の国は、余りにも政官財の癒着が酷すぎます。国民の幸せという視点は全くありません。
 個人より、企業、団体の利益が優先です。スモンやエイズ問題、古くは森永ヒ素ミルクなどを見るまでもありません。
 どうして日本の国はこれほど狂っているのでしょう。

 そんな問題の一つ、チョット頭にくる記事です。

 国、公団が控訴 尼崎公害訴訟 産経新聞社 281621

 …略

 「控訴して争うことは、被害を増大させることにもなり、被害の防止に努める立場にある国の取るべき態度とは思えない」と批判した

 

 どうして国はここまで個人を痛めつけるのでしょう。銀行にばら撒いた何兆円の金のほんの一部で、さんざん苦労をした人に賠償する事が出来るのに、それを認めようとしない。一体どこを向いて仕事をしているのでしょう。
 自分たちのミスは兎に角認めようとしない。どうせこの裏には省益や産業界との癒着があるのでしょう。強いものには迎合、弱いものは徹底的にいためつける。
 何とかならないのかこの国は!!

 200058日月曜日修正

2000213日日曜日  第169話  国民投票

 日本のサイレントマジョリティであるサラリーマンは、何故選挙で体制側である自民党を選ぶのでしょうか?
 
第154話でも取り上げましたが、皆が社長になれると勘違いしていることも関係あるかもしれません。自分が経営者側と思っているのかもしれません。そんなバカなことはないのですが、上手く教育されているのですかね。
 もう一つ大きな原因は、昔の社会党でしょう。労働者の見方のような格好をしていましたが、所詮経営者側だったのではないでしょうか?なんでも反対するだけで、自分で考えることをしなかったことで殆ど消滅してしまいました。あの社会党が、アメリカやイギリスのように労働党としてキチンとその機能を発揮していれば、日本の国もこれほどには酷くならなかったのではないでしょうか。
 いずれにしても、早く労働者の代表である政党を作ることが必要であると思います。欧米の二大政党による牽制し合う体制が急がれます。

 そんな選挙制について「あきらめるな!ニッポン」に堀田さんが興味深い提言を沢山されています。難しかったり、興味がなくて良く分からなかった事を分かりやすく説明してくれていて、ためになりました。量が多いので少しずつ取り上げていきたいと思います。

 第四章 生き生きした国会をつくり出すために 大事な政治課題は国民投票で方向を決める

 …略
 この独断的な政策決定システムを打ち破るには、無党派層の声を政治に反映させるシステムを作る必要があります。…以下略

 この「無党派層の声を政治に反映させる」ことが言われ出して何年経つでしょうか?我々サラリーマンはなぜ立ちあがらないのでしょうか?一部の圧力団体にいい様にされて、サラリーマンはいつも黙っています。どこかおかしいと思いながらも、どうせ何にも代わらないだろうと諦めていたのです。
 あの尼崎訴訟でも、弱者の切り捨てです。どうしたら政治が国民の方を向くのか、庶民の敵である自民党をサラリーマンが選ぶのだけは止めませんか?どう考えても、サラリーマンは勘違いしているように思われます。

200059日火曜日修正

2000214日月曜日  第170話  外形標準課税

 どう考えても我慢がならないのが銀行です。どうして日本人は是ほどまでに銀行にバカにされて黙って耐えているのでしょうか?
 景気のためとか、バブルで踊った銀行やゼネコンを助けるために何故、庶民が絶えなければならないのでしょう。どうせ裏で政府や官と繋がっているのでしょう。
 いい加減に目を覚ましたいものです。銀行やゼネコンが潰れたって良いじゃないですか。所詮、自業自得です。

 そんな気持ちをスカッとさせる久しぶりの面白い話題です。

 2000年(平成12年)2月13日(日曜日) 読売新聞

 都、大手銀に外形標準課税 東京都の石原知事は、全国で始めて法人事業税に「外形標準課税」を導入し、2000年度から資金残高五兆円以上の金融機関に対して適用すると発表。都は年間1100億円の増収をみこんでいる(7日) 

 この外形標準課税について石原知事と田原さんの対談を今日(13日)のサンデープロジェクトでやってました。
 久々に、胸のつかえが下りたような気がしました。いろいろ議論はあるでしょうが、あの銀行に一矢報いただけでも無条件で大賛成です。理屈じゃないです感情です。お許し下さい。
 都民の85%も賛成。共産党まで賛成しているそうです。朝日新聞まで賛成に近い論調、読売だけが人気取りとの見解みたいですが、兎に角ほとんどの人が賛成しているのです。それだけ今までの銀行に反感を持っているものが多いと言う事だと思います。
 政府や銀行関係者の反論のむなしい事、中には
公平じゃないとの反論もありますが、それじゃ今までの銀行への公的資金の投入などは公平なのかとすぐに突っ込みが入ります。
 バブルを裏から操り、はじけると公的資金の導入、金利の限りなくゼロに近い据え置き、最近では日栄など商工ローンへの裏からの資金投入。その上給料は一般の1.7〜1.8倍でリストラなし。それでよく
公平なんて言葉が出てくるものです。テレビで第一勧銀の頭取か何かが(忘れましたが)公平という言葉を言ったとたんに反感度は120%になったのじゃないでしょうか?それだけ世間の反感を感じ取ってなかったと言う事だと思います。要するに、自分たちがやった事の反省を全くしてないと言う事だと思います。もし、そんな気持ちがあれば、あの場面で公平という言葉は絶対にいえないと思いました。それだけ世間の空気が分からず、世間を見下しバカにしているのだろう。
 番組中のFAXでも107通中反対は6通だったそうです。田原さんが「ここまで賛成が多いのは問題だ」と言っていましたが、それだけ銀行に対して国民の反感が大きいのだと思います。確かに感情で論ずる問題ではないかもしれませんが、何時も言うように外国なら暴動が起きてもしょうがない位の事をやってきているのですから自業自得じゃないでしょうか。

 石原知事は、この後、他にもいろいろ考えているといってましたから、ゼネコンあたりへも何か策を打つのじゃないでしょうか?全部が全部賛成とはいえないところもあるでしょうが、何もやらない政府よりはズットましだと思います。

200059日火曜日修正

2000215日火曜日  第171話  国民投票

 出たい人でなくて、出したい人とよく言われますが、本当に政治に携わって欲しい人は選挙には出ないという事を是ほどズバリと表現している言葉は無いようにおもいます。
 自分の事しか考えない人や、二世議員など、どうしてこの人ならという人がいないのでしょう。所詮は、選挙民のレベルの人しか出ないという事なのでしょうが、余りにも情けない状態です。
 仕方なく選んだ議員が、しょうもない総理大臣を選び日本の国をとんでもない方向に引っ張って行く。国民はイライラしても、どうしょうも無い。隔靴掻痒という奴である。
 直接、意見を反映できる方法はないものか?

 そんな気持ちを、前回第169話の続き『「あきらめるな!ニッポン」 国民の声を反映させるシステム』で現してくれています。

……略
  「政治に国民の声を反映させるための一つのシステムとして、重要な政治課題については国民投票を実施すべきだと思います」。…以下略

 国民にそれだけの判断力があるかどうか問題になるでしょうが、今の現状より悪い事はないでしょう。先日行われた徳島の吉野川河口堰の住民投票などもそのいい例かもしれません。確かに堰が本当に必要かどうかは誰にも分からないと思います。しかしその計画の裏には、それに群がる企業や政治家、官僚の思惑が見え隠れしています。私は今回の結果にはそれを良しとしない意見が多くあったのじゃないかと思います。それはそれで良いのじゃないかと思います。本当に純粋な気持ちからの工事だったらアレほどの反対派なかったのじゃないでしょうか。どうしても今の政治には胡散臭さが感じられるのではないでしょうか。

 よく言われますが、この際首相選びも国民投票にしてほしいですね。本当にやってもらいたい人を選びたいものです。さしずめ中坊さんか堀田さん。

200059日火曜日修正

2000216日水曜日  第172話  積極的民主主義

 第130話でも触れたように、日本の民主主義は欧米のように血によって自分達で勝ち取ったもので無く、アメリカによって上から与えられたものです。
 それが為に、50年以上経っても未だに定着していないようです。日本の国は、水と空気はタダというように、民主主義もそうなので真剣に取り扱わないのかもしれません。
 私の仕事でも、取引の最初にお礼の意味として無料で製品を提供する事があるのですが、その時の利用には、すさまじいものがあります。
 有料に変えた途端、パタッと利用が無くなります。その現金さというのは、「あぁ!是が人間の本質なんだろうな!!」と思わせるものがあります。
 それと同じことが、日本の民主主義にも起こっているような気がします。

 そんな事にズバリと触れているのが、昨日の続き『「あきらめるな!ニッポン」の中の根付いていない積極的民主主義」』です。

 …略
 それは、日本という国は国民が自ら政治に参加する民主主義=積極的民主主義が本当に根づいていないからです。…以下略
 

 やっぱり国民に責任があるのですね。しかしそれは『「政治は自分たちのためにある」という自覚のなさからきている』ということだそうです。本当にそうだと思います。
 しかし、堀田さんは「
しかし、いままで日本では生産者優先の政治しか行われてこなかったことを考えれば、自覚のなさは国民のせいばかりにもできません」とやさしいです。これだけ優しくされても国民の無責任さは一朝一夕には変わらないでしょう。

200059日火曜日修正

2000217日木曜日  第173話  小選挙区制

 一部の圧力団体の代表のような政治家。何故かと言えば、小さくても団体は声を出したり、活動するので力があるように見えるのだろうと思います。企業でも同じですが、声の大きいものが目立ちます。力があっても、黙っている者は無視されます。
 それだけに、業界団体など声の大きい所との癒着が出来てくるのだろうと思います。本当は、組織されていないサラリーマンの方が数としては圧倒的であるのに、声を出さないためにその意志が反映されないのです。

 引き続き「あきらめるな!ニッポン」の中の改革を進めるには小選挙区制が適している」 「どの政党も改革を掲げる小選挙区制」にそんな声無き大衆の意志を取り上げる仕組みについて述べられています。

 小選挙区制にすれば、どの政党も過半数をとることを目標にしますから、いかに選挙運動を支えてくれ、政治資金をくれようと、改革に反対する人たちだけの支持では過半数はとれません。…以下略

 成る程、こういうふうに説明されると小選挙区制の良さが良く分かります。サイレンとマジョリティの票を生かすことが出来る制度だったのですね。それにしても、比例代表制を付け加えるなど、何とかごまかそうとするところが嫌ですね。
 それにしても我々サラリーマンは益々選挙に行く必要があると言う事ではないでしょうか。白けていては益々、改革反対派の思うままです。いい加減に「
利益誘導型の政治」を排除しなければなりません。何かといえば政治家に頼むというあさましい考えを捨てて欲しいものです。
 国民のあさましい考えが中々変わらない以上、堀田さんが言われるように制度を変えるしかないのかもしれません。それにしても
自分だけ良ければの日本人、何とかならないのでしょうか。

200059日火曜日修正

2000218日金曜日  第174話  外形標準課税

 第170話で取り上げた外形標準課税が話題になっています。銀行大嫌いの私くらいが喜んでいるのかと思ったら、結構皆さん腹に一物持っていたようですね。
 こんなに賛成の声が上がってくるとは思っていませんでした。それならそうで、もっと大きな声で言えば良かったのに、やはり日本人ですね。
 公的資金の導入の時なんか、それこそ
第171話の国民投票できれば面白かったでしょう。きっと、大半が反対票だったでしょう。その為に大不況になったって良いじゃないですか。世界を不況に巻き込んだらいけないというわけの分からない理由で公的資金の導入を決めてしまいましたが、世界も大事だが、日本も大事ですよ。
 大きな銀行の半分位倒産しても良いのじゃないでしょうか。そのくらいのことが起きないとこの国は何も変わらないかもしれません。将来のために、一度は、皆で麦飯(古う〜!)を食べることも必要なのでは。

 朝日新聞 216日 ◇天声人語◇にも取り上げられました。

  これほどまでに銀行の評判は悪いのかと、あらためて知る。東京の大手銀行を対象とした「石原新税」の人気が高い。 …以下略

  

 サンデープロジェクトも取り上げていますね。やはり国民の銀行に対する恨みは骨髄に達していたようです。理屈じゃないです感情です。確かに、必ずしも正しくはないかもしれないですが、国民の怒りを爆発させることも必要じゃないでしょうか。
 余りにも政府・官僚・銀行などにコケにされてきたのですから、その怒りを表さないと完全に甘く見られてしまいます。それこそ、私が何時も言ってる、暴動を起こすことを考えたら可愛いものじゃないですか。
 どうせなら全国の自治体に飛び火しても面白いかも。まずは大阪ですが、あの太田知事じゃやらないでしょう。
 兎に角、大銀行の一つや二つは潰すべきである。そこまで行かなくても、少しは、政府・官僚・銀行なども反省するかもしれません、無理かな、ヤッパリ無理だろうな!。それでも堀田さんも言ってるように
「あきらめるな!ニッポン」に少しは役立つと思います。

200059日火曜日修正

2000219日土曜日  第175話  住民投票

  田んぼの中の空港や、広い道路、全国の漁村の港の整備と官とゼネコンの都合だけの公共工事の何と多い事か。ゼネコンの仕事を作るために、なんだかんだと尤らしい理由をつけて公共工事をでっち上げているとしか思えない。それも諸外国の工事費よりズット高い工事費で。
 官は自分達の天下り先確保の為に税金の無駄遣いを平気でやる。ゼネコンはそれに群がるハイエナである。
 自分達の儲けの為に国民を騙して何とも無い体質、銀行と双璧だろう。こんな企業が一杯の日本はもうどうにもならないのかもしれない。

 第171話でも取り上げた、国民を騙す吉野川可動堰の住民投票についてのコラム「2000.2.19週刊東洋経済 風 「新しい公」を創るとは」です。

 

  …略
 それにしても、地域の事情を最もよく知る住民が自分達の安全や環境にかかわる事業になぜ口を挟んではいけないのか。…以下略  (小鹿)

 堀田さんが「国民の声を反映させるシステム」として取り上げた国民投票のミニ版ともいうものですが、確かに問題もはらんでいるような気もしますが、今の、閉塞状態の日本よりはマシなような気がします。これ以上今の政府や官僚の任せても少しも良くならない状態よりは思いきって民意を取り上げてみるのも面白いのではないでしょうか。どちらに転んでも今の政府に任せるよりはいい結果が出るかもしれません。
 兎に角自分のことしか考えていない政府・官僚に任すよりはよっぽどマシかもしれないですね。

200059日火曜日修正

2000220日日曜日  第176話  世襲

  原健三郎議員がやっと引退宣言しました。今が潮時とか言ってましたが、90歳過ぎて潮時もないものだと思います。国民をなめるのもいい加減にして欲しいものです。地元の人もいい加減恥だと思わないのでしょうか?
 中曽根さんはまだやるつもりらしい。息子を文部大臣にしてまだ何かやる事があるのですかね。国を自分のものだと思ってるのじゃないでしょうか。権力の座というのはそれ程に美味しいものなのでしょう。自分では、ドンだと思っているのでしょうが見苦しい事この上ない。
 若いものに任せましょうよ!そうすりゃ、ズット立派に見えるのに……。

 そんな現状を変えるための方法を第173話の小選挙区制の良さの続き『「あきらめるな!ニッポン」 もはや中選挙区制に戻るべきではない 政治家の世襲に歯止めをかける』で教えてくれています。

私が奇異な感じがするのは、多くの人が小選挙区制を評価していないことです。私が小選挙区制を評価するのは、いまの日本に必要な二大政党制を生み出す仕組みだからです。
 ……以下略

 サラリーマン無視の政治を変えるのには小選挙区制がいいようですね。勉強不足と無関心で小選挙区制の何たるかはよくわかりませんでしたが、これで少しは分かったような気がします。マスコミもここまで詳しくは報道していなかったのではないでしょうか?
 あのどこにでも出てくる二世議員もこれで選別されるとすれば、尚良いのではないでしょうか。生まれてきただけで政治家になれるのは余りにもおかしいです。最近はタレントにも二世が増えてきていますが、あちらは成り易い有利さはあるでしょうが、人気が出なければ生き残れないのが、今の二世議員よりは少しは厳しいのではないでしょうか?少なくとも我々の生活に影響はないのじゃないでしょうか。どちらも釈然とはしませんが…。

200059日火曜日修正

2000221日月曜日  第177話  外形標準課税

 いやー!今日(20日)のサンデープロジェクトどうなるかなと思って見ていましたが、ヤッパリ面白かったですね。見ましたか?
 そうです例の
第170話で取り上げた外形標準課税の話題です。世論が石原知事に殆ど賛成の中、遂に銀行からの反論という形で、全国銀行協会会長・第一勧業銀行頭取の杉田力之さんが出演したのです。
 田原総一郎という人は悪いですね(笑)。絶対に勝つ議論を楽しんでいるのが見え見えでしたね!顔が笑いをこらえていました。それに比べて、杉田さんの可哀想なこと。どうやっても負けると解っているのにクビに鎖をつけて引っ張り出されたスケープゴートであるのが丸わかりである。マァ!良く出てきたものである、その勇気はたたえても良いのかも。立場上逃げるわけにいかなかったのでしょう。本当に苦しそうでした、それが顔に表れていたし、反論に迫力のないことおびただしい。本当の悪党が出てくればもっと面白かったのだが、杉田さんは基本的にはきっと良い人なのだろう。尤も、それを演じているもっとしたたかな人かもしれないが。
 それほど、銀行側には反論する材料がないのだろう。やはり、自分達が国民をバカにしてきたことが解っているのだ。高いところから庶民を見下し「
お前たちバカは所詮我々のシモベなのだ、何をやっても黙って我慢しているだけ」と思っていた国民が石原さんの先導でとうとう立ちあがったのを見て「しまった、ばれてしまったか!まずいことになったぞ!!」というのが本音ではないだろうか。
 田原さんが給料のこと、リストラのことを追究したが、結局はっきりとは言わなかった。言えないのである。火に油を注ぐのが解っているのだ。そういう面ではしたたかなのかもしれない。
 しかし、やはり根本のところでは国民の本当の気持ちは解っていないようである。それが証拠に、「我々はリハビリ中なので、そんな時にこの税金は無理である」というようなことを言っていたが、さも税金をつぎ込んでもらってリハビリしているのが当然であると思っているのである。確かに理論上はそれが必要かも知れないが、リハビリをしなければならないようなことをしたのは自分達だということを忘れているのではないか。
 バブルに踊らされて、潰れた会社や、個人は誰も助けてくれなかったのである。なぜ元凶である銀行だけが国民の税金をつぎ込んでまで助けられなければならないのか?その上、金利まで限りなくゼロである。
 理性で解っても感情が許さないのである。暴動が起こって焼き討ちされないだけでも感謝すべきである。やはり何社か潰れてもらわないとこの気持ちはおさまらないだろう。そこまで国民をコケにしてきたことを思い知るべきである。

2000222日火曜日  第178話  脱サラ宣言

 メインの掲示板で少し触れましたが、【脱サラ宣言!】というHPを見つけました。20代の鷹瀬さんという女性が開いているのですが、読み出して止まらなくなりました。なぜかというと、その考え方が私とそっくりなんです。
 ウワ〜!こんな人がいるんだ!! 読めば読むほどうなずくことばかり。この団塊の世代の部屋を読んでくださってる方だったら、すぐにわかると思います。余りに嬉しくて、早速、リンクのお願いをしたところ、快くOKの返事を頂いたばかりでなくすぐにHPにも取り上げて頂きました。
◆現在進行形の就職日記&コラムです。ありがとうございます。

 鷹瀬さんは、およそ、今の日本のサラリーマン社会には合わない人です。この私が言うのだから間違いありません。これだけの意志を通すにはものすごい抵抗があるはずです。並みの人間じゃ耐えられないはずです。それをこの若さでしかも女性で貫いているのですからその苦労たるや私なんかの何倍もあるはずです。少しぐらい骨のある人でも殆ど、その重圧に耐えられずに「長いものにはまかれろ」のサラリーマンになっていくのです。「一人でも仲間が増えて欲しい」という叫びの中にそれが表れていると思います。
 しかし、こういう人が育ってきているということは、日本の国もまだまだ捨てたもんじゃないかもしれないです。ちょっと希望が持てるかな…。頑張って欲しいなぁ!
 この鷹瀬さんのような人が、受け入れられるような社会になると日本も大人の国の仲間入りですが、何時のことでしょう。しかし、そうならなければ日本の未来はないと思います。
 何時までも日本の社会もこんな事勿れ主義では世界に置いてきぼりにされてしまうでしょう。サービス残業や鷹瀬さん曰くの「保険残業」でなく、誰が本当に仕事をしているのかで、きちんと本当の評価がされるときがきっと来るはずです。そうでなければ、殆どの会社がジリ貧になっていくでしょう。まだまだ先ですが、少しずつそのきざしは見えてきているのではないでしょうか?そう思いたいです。
 それにしてもこの国はやはり女性の時代になってきているようです。良い傾向だと思います。

頑張れ!!鷹瀬さん!

【脱サラ宣言!】

2000223日水曜日  第179話  流動化

 私は、今の会社(仮にA社とします)で3社目です。間でアルバイト的な会社もありましたが、正式には3社目と言っていいでしょう。
 大学卒業して直ぐは、地元の飲料会社に勤めました。この会社は、上場企業の子会社で、経営陣は親会社からの出向でした。結構楽しんで、夜遅くまでやってましたが、5年くらいで辞めました。
 次は、友達の親のやってる会社に入りました。ここは完全な社長のワンマン会社でした。仕事が無いのに社長が帰らないのでよる遅くまで皆が残っているような会社でした。それが辛抱できずに辞めました。
 そして今の
A社というわけです。ここは香川で入ったのですが、楽しくやらさせてもらっていましたが、上司に嫌われて今の単身赴任です。良い会社だったんですけどね……。

 やはり日本の社会では中々、ステップアップという転職は余程の実力がなければ難しいと思います。若いときはまだそれでも仕事を選ばなければ働く所はありました。しかし、この歳になるともう駄目ですね!プロと言えるほどの実力も無い普通のサラリーマンじゃ潰しは利きません。自分で会社を起すくらいしかないでしょう。

 しかしながら、少しずつ時代は変わってきているようです。ちょうど、昨日の鷹瀬さんの話にも通ずる若い人の意識の変化について面白い記事がありました。

 2000.2.26週刊東洋経済 Editor's desk 編集室から

 …略
 彼は国に対して全く期待していないと言い切り、自分が勤める会社の上司は現状への危機感が薄い、と鋭く批判していました。…以下略    (山縣)   

 いよいよ時代が動き出したのですかね。こういう話を聞くと嬉しくなります。まだまだ少ないでしょうが、こうした意識を持った人が増えてくれば、日本も変わらざるを得なくなってくるのではないでしょうか。
 こうして飛び出した人が必ずしも成功するとは限らないのが現実ですが、後は、アメリカのように失敗しても又挑戦できる土壌を作ることが大切でしょう。そうすれば益々、企業を飛び出して挑戦する人が増え、第95話でも触れた雇用の
流動化が進むことになる。こうなればしめたものである、優秀な人ほど、人間関係のわずらわしい大企業に縛り付けられるより自由に自分の力を発揮できる小さくても面白い企業の方に若者が集まるはずである。そうなると大企業も良い人材を確保する為に変わらざるを得ない。どんどん正当な評価が求められる時代になってくるでしょう。
 わくわくしますね、そんな時代が早く来る事を願ってます。そうすれば今の日本の閉塞感もなくなって、日本の浮上の時が来るだろう。 

第44話   第95話

200059日火曜日修正

2000224日木曜日  第180話  女性知事

 私は、基本的にはこれからの日本は女性の時代になるだろうし、又なるべきであると言う考えである。その当りは今までの主張を見ていただけると解ると思いますが、実は今回の大阪府知事選挙の太田さんには何故か心から喜べないところがありました。「自分が投票権が有ったら誰にいれるだろうか?」と考えてみましたが、積極的に太田さんに入れようという気にはならなかったのです。
 普通、あの状況なら女性の候補者に対する人気がもっと湧き上がっても良さそうでしたが、大阪府民、特に女性の盛り上がりも感じられないような気がしました。
 案の定、投票率も余り伸びませんでした。確かに太田さんが当選しましたが、どこか白けた雰囲気を感じていました。こんなこと考えているのは私だけだろうか?実はどこだったか忘れましたが、ある新聞であの人は女性じゃないという記事がありました。所謂性別と言う意味でなく、今までのキャリアから述べたものでした。ちょっと納得しました。
 しかしながら、日頃から女性の時代を標榜していただけに何か自分でも敢えて触れることができませんでしたが、とうとう見つけました、やはり佐高信さんです。

 私のモヤモヤをはらしてくれる記事を「週刊金曜日』(2/18発売303号) 女装知事 佐高信」に書いてくれていました。

 

 …略
 「太田さんは、特定の宗教団体の支援や、“強姦発言”をした衆院議員が所属する政党の推薦を受けて当選した。そういう意味ではカムフラージュとしての女性でしかない。女装した知事だ」
…以下略

  どうです、さすがに佐高さんですね。見事に私の疑問を晴らしてくれました。あれが市民層の支持で立候補したのだったらもろ手を挙げて応援していたに違いありません。どうしても納得できなかった原因は、次の言葉「太田さんは、特定の宗教団体の支援や、“強姦発言”をした衆院議員が所属する政党の推薦を受けて当選した。そういう意味ではカムフラージュとしての女性でしかない。女装した知事だ」に、表されていると思います。
 大阪の女性が燃えなかったのもやはり其の辺が分っていたからじゃないでしょうか?本当の女性を代表する候補者ではなかったという事です。
 急な選挙だったので、草の根の運動から候補者を出す事は難しかったのかもしれないが、どう見ても庶民や女性の応援が有るとは見えませんでした。
 特に、自民党本部の女性を出す事により府民の目を誤魔化すという意図が見え見えでした。それだけに、府の自民党もスンナリ乗る気になれなかったのでしょう。
 それでも、太田さんを選んだ大阪府民。ヤッパリ変わらないのでしょう。

 ところで、第237話で取り上げた本当の意味の女性知事とも言える熊本の潮谷知事、余りマスコミ報道が無いようですが、もっと取り上げて欲しいですね。
 ああいう本当に現場で頑張ってこられた女性こそ中央に出て行って欲しいのですが、何故マスコミが取り上げないのでしょうか。
 女性の時代を創るために、もっと、もっと定期的に取り上げる事が、マスコミの仕事だと思うのですがどうなんでしょう。
 権力にばかり擦り寄らずに、自分達で信じる道へ国民を導くくらいの事をやっても良いのじゃないでしょうか?それだけの影響力を持っているのですから。たまには、そんな事をするマスコミがあっても良いじゃないですか。こんなどうしようもない状態に陥った日本を少しでもよい方向に導くためには報道の力を使ったって文句を言う人は少ないのでは……。

第75話    第80話    第104話

2000518日木曜日修正

2000225日金曜日  第181話  知事の時代

 石原知事の外形標準課税第170話の波紋が広がってます。石原知事の成功に刺激されて、他の知事達が動き出したようです。
 誰かがが行動を起すまでは動きませんが、動いたところ、何とかなりそうとなると、どっと動き出すのが日本人でしょう。
 先頭を切る事は勇気が要ることですが、日本では嫌われることなので皆が様子を見て動けなかったのでしょう。
 しかし、きっかけは何でも良いんじゃないでしょうか、何かが動き出す事に期待したいものです。

 そんな動きが、朝日新聞 223日 ◇天声人語◇に取り上げられました。

 「知事の時代」が訪れたかのようだ。銀行への新税、ディーゼル車の排ガス規制などで話題をさらった東京の石原慎太郎知事に続き、こんどは三重県の北川正恭(まさやす)知事である。

 きのう午前、県議会での所信表明で北川知事は述べた。「芦浜原子力発電所計画の推進は、現状では困難であると言わざるを得ない。白紙に戻すべきだ」。…以下略

  もう一つ、日本経済新聞 2000年(平成12年)2月24日(木曜日) 春秋にも取り上げられました。

 これは「知事たちの反乱」と呼ぶべきだろうか。…中略

 次はだれが何を言い出すのかと思ってしまう。…以下略

 面白くなってきましたね。あの小渕総理のはしゃぎをよそに着々と反乱が進み出したのでしょうか?そういう意味では今、ああいうボケた人が総理大臣をやって、従来通りの「前例踏襲」を崩さず、国民の失望を深くしたのが良かったのかもしれないですね。小渕総理バンザイ!!あなたは、将来の日本を救ったのかもしれない。多分未来の日本で英雄として称賛され、あなたがたの大好きな銅像くらい建ててくれるかもしれないですよ。
 冗談はこれくらいにして、石原知事の投げた一石がこうやって波紋を広げている事は、やはり今の日本にとっては良かったのではないでしようか。これを良い方向に持っていくかどうかは、それこそ次の選挙次第ではないでしょうか。今こそ国民が立ち上がるときです。この機会を逃すとまたぞろ長い沈滞に陥るでしょう。
 今こそ、今までの政治家に危機感を持たせるときです。こんなときに従来の何もしない、自分の事しか考えない政治家を選ぶようじゃいよいよ日本の将来は無くなるでしょう。
 今こそ彼らを排除するチャンスです。皆で選挙に行きましょう。日本を国民の手に取り戻しましょう。

イヤ〜!!本当に面白くなってきました!! 

関連  第174話   第177話

200059日火曜日修正

2000225日金曜日  第182話  電力会社

 長くなるので、改めて書きます。実は、メールでこの記事にも関係のある意見を送ってくださった方があります。ご本人に了解も頂きましたので取り上げます。ハンドルネームすなおさんです。

 ご存じかと思いますが、昨日の芦浜原発の三重県知事が白紙撤退、で本当に一番喜んでいるのは、中部電力の経営者や社員です。原発は正直、他の電源より莫大なお金がかかります。電力部分自由化を迎える電力会社にとっては、バカ高い原子力はやりたくないのが本音です。ただ、原子力は国策民間運営ということで、国からの圧力との狭間で奮闘している電力会社の経営者・知事・自治体もなかにはおります。

 電力会社は設備産業ですので、少ない設備でたくさん電気を売れば儲かるのは明かなことです。会社でも、現在、建設中の発電所を除いてすべて、先送りです。当然そのために必要な、私の部署で設計・建設する送電線の建設も延期されております。電力会社はガス事業・インターネット事業(電力会社の光ファイバー網は、TV画像が送れるほどの大容量も持っています。)を始めるなど、「総合エネルギーカンパニー」と多角経営しての生き残りを考えています。

 規制緩和や新エネルギーは時代の流れです。経営者は新規事業による社員の雇用確保を考える責務があると思います。そのかわり経営者は今よりもっと給料を10倍以上あげてもよいと思います。責任の大きさのわりに給料が安すぎると思います。だから、サラリーマン社長で責任感がないとも考えられます。給料を高くすれば、もっとまじめに会社や社会のことを考えると思いますし、天下る必要もありません、官僚のよくやる、○○公団・公社を造って自分がそのポストにおさまり無駄な事業に税金を使うという体制もふせげます。

 後何故、地元住民で発電所を誘致する人がいるかというのは、自治体やその周りの自治体、および県に電源開発促進税(みなさんが日頃使っている電気料金から徴収されています。)という莫大な金が国からもらえるわけです。そういった、地域振興がよいと思っている人達が多かったのは事実ですし、当然今もおります。

 個人的にはそんなことでは、日本の未来はないと断言します。ただ、やはり田舎の過疎対策というのは、かなり悲惨であることも事実です。自治体の自立が今一番大切なことです。原発を受け入れる自治体を、電気を大量に使って、都会の生活をエンジョイしているワガママな人間が非難する権利(当然まじめに考えている人もいます)は全くないと思います。私はその方々のワガママぶりにあきれます。本当は都会の人にこそもっと考えてほしいものです。できれば、太陽光で自家発電してほしいほどです。まあ、こういった方々は「電気料金を払っているうえ、お前ら独占だから、供給する義務は当たり前だろ、電源を考えるのがおまえらの仕事だろ」というでしょう。

 また、人間関係に疲れたといってアウトドアを楽しむ人が大変増えました。しかし、かなりの人が自然に無頓着すぎます。昨年の神奈川県の土石流による死亡事故はその典型です。私から言わせると、再三の注意を受けながら聞かなかった、大人に責任があると思います。当然、この方は救助作業中の作業員に、「はやくしろ、なんとかしろ」と叫んでいたのを覚えております。仕事がら道なき道を歩いて、まよったり遭難しかけたり、両足の怪我・手術したことがあり、自然の恐ろしさも身を持って感じております。所詮、自然には敵わないのです。自然に対してもっと謙虚であってほしいものです。また、そういった人はゴミ問題についても同じことを言うと思います。お役所のゴミ担当の方が今一番頭を悩ましていることと思います。

 次世代の電力について当然、電力会社にもその義務はあります。ただ、国・企業だけの責任だけでは、もうやっていけないのは明白です。電気事業連合会のCMもみんなで、電気ことを考えましょうと言い始めました。果たして日本の未来(電気・ゴミを含めた全ての面において)を真剣に考えている人は何人いることでしょうか?責任転換をするのではなく、それぞれの責任を明確にしそれを実行すればよいのです。日本人すべて一人一人の問題であり考える義務があると思います。(今は生活するだけで精一杯で考える余裕のない方もいると思いますが。)自治体の長や担当者はいろんな料理方法を考え、どう料理するかを考えればよいのです。そうなるには、消費者である市民が本当の意味で、自力で「民主主義」を勝ち取るかにかかっています。

 当然、血をながすこともあります。やはり、アメリカから与えられた「民主主義」にすぎず、そのありがたみがわからず、自由とワガママをはき違え、(自由は規律が守られてこそ、最大限発揮されると思います。)世界一ワガママな人種になっています。アメリカにしろイギリスにしろ、経済の復興をなせたのは市民です。民主主義のありがたみを分かっている人種です。いい加減に「お上がなんとかしてくれる」という精神を捨ててほしいです。まずは選挙に行って、白紙表でもいいから、投票することから始めればよいのです。(自民党の人も投票率が増えると、自分達にとっては不利だといっていました)また、自然保護団体といいながら、不良整備のディーゼル車にI LOVE 地球とか貼っている、エセ自然保護団体の方々、送電線の電磁波反対といいながら、携帯電話を使いまくる人(実際にいました。言い訳は自ら使うからいい、送電線は勝手にやってくる。さすがに連絡先を自宅の電話にかえました。当然、電力とのやりとり以外は携帯電話を使っていることとおもいます。屁理屈は誰でも言えます、最近の小学生でも言えます。

 発電所・送電線・産廃処分場の一番の問題は、消費するところと、設備の場所が違うということに尽きます。国土の70%が自然で、人間が住める場所が30%、そこに1億人以上の人が住んでいるという、どうしようもない日本の事情があります。日本は、電源開発・道路整備・住宅事情に対して金がかかりすぎるのは、ある意味しかたがないかもしれません。(といっても出来る限りの努力は当然するべきです)そのため、個人の土地権利意識がものすごく強いです。よく、JHや電力会社も土地公簿価格の10倍から100倍で請求されます。仕方が無く払ったお金は、当然、電気料金や高速料金にONされます。JHはある意味、国のいいなりで不採算道路の建設をじゃんじゃんやっており、第2の国鉄と言われています。21世紀は「自己責任」の原則といわれています。電気も自分で使う分だけ、自分でつくればよいことです。すでに、屋根材としての太陽光パネル・3年後の燃料電池等実現は近いです。 

 と、以上のようにカッコイイことを言っていますが、自分がリストラされたら、退職金で1年間程、外国に行きたいと思います。そして、日本の悪い処と良い処を見極めたいと思います。やはり、景気が悪い悪いといっても、失業率は5%程度、過労死や過労自殺の人はいても、餓死する人はいない、よい国だと思います。ただ、政治がちょっとひん曲がっていて悪循環していますが。

 イヤ〜!怒りがあふれてますね。日本の国もまだまだ捨てたもんじゃないですね。こういう正義感を持った若い(多分?)方がおられるのですから。
 それにしても、電力会社も原発に困っているとは知りませんでした。という事はやはり政治ですかね。ゼネコン当りと裏取引が有るのかもしれませんね。

 私自身は、この中でも触れられている、太陽光パネルに一番期待しています。私の持論ですが、日本全国の屋根を全部太陽パネルにするということです。その為には今のコストでは無理です。そこで他の無駄な税金の使い道を見なおし、太陽パネルに助成金を出すのです。そうすれば、太陽パネルの製造のための工場もそれだけの量を確保する為には半端じゃないくらい必要になります。
 これで、当然雇用も増えます。ゼネコンの仕事も増えます。そして、太陽パネルのコストは一段と下がります。そのうち助成金も要らなくなるかもしれません。当然これだけのプロジェクトが動けば景気も良くなります。
 原子力発電所もいらなくなり、発電所も大幅にカットされ、化石燃料の燃焼による公害問題も無くなります。一石二鳥どころか、何鳥にもなります。どうです面白いでしょう。結構、私も暇でしょう。こんなことばっかり言ってるから、変人と言われるのですね。

 又、話がそれましたが、このすなおさんのように面白い意見なり、お話があればメール下さい、私の独断でここに取り上げさせていただきたいと思います。私もちょっと手が抜けるので有り難かったりして!!よろしくお願いします。ボツにしても怒らないでネ。

2000225日金曜日  第183話  夏目漱石

 最近相次いで夏目漱石について言及したものを目にした。今までは、単なる明治の文豪というイメージしかなかったのだが、どうやらご本人の性格の方が面白いようである。
 一つはリンクをはらして頂いている
鷹瀬さんのHPで、「坊ちゃん」について、鷹瀬さんが、坊ちゃんのような性格と友達に指摘されたという話。
 「成る程、上手いこと言うな」という感じです。どうやら、漱石自体がそんな性格だったようです。今まで知らなかったのですが、こういう話を聞くと改めて読み直して見たくなります。

 

 そしてもう一つは 「2000年(平成12年)2月24日(木曜日) 日経産業新聞゛猫"の目でユニーク改革 もう一人の自分、冷静判断」にありました。

 明治の文豪、夏目漱石に「経営の着眼法を学んだ」という経営者がいる。バーコード関連商品メーカー、サトーの藤田東久夫社長(48)だ。……中略
 漱石文学が大企業病の駆逐にどう役に立つのかを探ってみた。  (田中博文)

 サトーの漱石流経営

  …略
  藤田社長の漱石像は「大変なあまのじゃく」。ひねくれ気味の性格は「草枕」の冒頭の「智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ」の一節や日記など随所にあるという。
 ……中略

  藤田社長は漱石の中では比較的初期の作品が好き。特に「我輩は……」に登場し人間社会を冷静にみる猫が「経営には役に立つ」という。…以下略

 鷹瀬さんのHP「坊ちゃん」といい、漱石の性格はどうも今までの日本のサラリーマンには向いてなかったようですね。
 しかしながら今まで根強い人気を持っているということは、日本人も本当は今のサラリーマンのような「長いものには巻かれろ」が嫌いなのであろう。しかし、生活のため世間の目を意識して我慢していたのではないでしょうか。
 ところがここに来て、やっと、漱石のような考えの必要な時代がやってきたのかも知れないですね。『
藤田社長は「バランスを取るために、あえてもう一人の自分になって反論してみることが大事」という。また「通常の発想をしていてると失敗してしまう恐怖感がある」とも漏らす。』というように従来の日本企業のやり方が行き詰っている時代に漱石のような人と違った発想のできる人材が必要になってきたのだ。
 何処までこういう人材を生かすことが出きるかが、これからの日本が世界に伍して行けるかどうかを決めるのではないでしょうか。何時までも、旧来の、会社のいうがままのサラリーマンでは新しい発想は出てこない。

 もしかして、私のような少数派のひねくれ者に日が当る時代が来るのかも……。そうなって欲しいものです。後に続く人達のためにも。

2000227日日曜日  第184話  従業員が幸せでないし

 ユニークな経営ということでは、昨日の藤田さんに勝るともおとらないように従来の経営者とは一線を画するサミットの新井社長(作家の安土敏)さんの従業員を思うすごい言葉がありました。

 財界 2000 2/29 外資なにするものぞ!「ひと味違う」中堅スーパーの生き残り戦略

 表題のように中堅スーパーの生き残りのための経営戦略としてサミットが深夜営業をおこなっている。この中で何処にでも出来そうでありながら、サミットしかできないことの理由を社長の荒井伸也さんが語っているが、それが素晴らしいので取り上げます。

 サミット 深夜営業で独走!終電客囲い込み作戦 競合他社には出来ない理由が…

 …略
 「われわれは、労働時間の管理を非常にきちんとしているんです。まず、サービス残業をさせていない。…中略

 サービス残業でごまかせば経常利益は増えるわけです。でも、そういうことをやれば、従業員が幸せでないし、幸せでない従業員が作る店は、いつか問題を起こすとおもいますね」…以下略

 これですこの最後の「でも、そういうことをやれば、従業員が幸せでないし、幸せでない従業員が作る店は、いつか問題を起こすとおもいますね」というこの言葉、涙が出ますね。こんな素晴らしい経営者がいるのです。
 こんな考えを持っている経営者が果たしてどれだけいるでしょうか、少しでも余分に働かせないと損であるというのが普通でしょう。それどころか、今はやりの人員整理で残ったものに皺寄せが来るのが当たり前の時代です。サービス残業は当たり前。そこには従業員の幸せという視点はない。
 この考え方の差は、今の日本ではなかなか受け入れられないのが現実だとおもいますが、その皺寄せはきっと「
いつか問題を起こすとおもいますね」という言葉のような結果で表れるはずです。

 「従業員が幸せでないし」。何という美しい言葉でしょう!日本中の企業がこんな考えの元に経営される日がいつか来んことを……。なんちゃって!来るわけないよネ!!

 すなおさんから長文の力作を頂きました。丁度ユニークな経営者が続きましたので、ここに取り上げてみます。 

カ リ ス マ 経 営 者

 世間ではよく「カリスマ」が流行っています。私が日本の企業でカリスマと思う経営者は、京セラの稲盛和夫取締役名誉会長だと思います。設立当時の名前が、京都セラミックと言われるように、現在も本社は京都にあります。事業内容はエレクトロニクス・通信・自動車・光学医療・エネルギーなど幅広い分野に及んでいます。

 まず、通信分野としては、携帯電話機そのもの携帯電話のセルラー、そして日産から買い取ったTU-KAです。また、PHSではDDIポケット、第2電電のDDI、(インターネットはDion)ついこの間諦めた、日本イリジウムがあります。
 ここで、京セラにとって空白地帯があります。そうです、国際電話と携帯電話のIDOのエリアです。国際電話のKDDおよびIDOの筆頭株主は、世界のトヨタです。また、IDO自身の通話エリアは、東京電力と中部電力も出資しているため、両社の電力供給エリアに限られます。ご存じの方はいるかと思いますが、この秋にこの3社は合併します。それも、名前はDDIにするとかで、京セラが主導権を握ります。(まあ、トヨタは自動車が本業なので、京セラに任せることにしたのでしょう。)
 昨秋にGMのウエルチ会長、トヨタの奥田会長、そして稲盛会長の会談がありました。多分、その時に決まっていたのでしょう。当時、合併の噂は新聞記事で流れましたが、稲盛会長は否定していました。その後、正式発表があり、やっぱりと思いました。

 次にエネルギー分野といっても、私は残りの分野についてはあまり詳しくありません。新エネルギーの太陽光パネルを製造しております。今年は増産体制に入っています。通信分野とエネルギー分野、一見つながりがなさそうに見えますが実は大有りなのです。そうです、電磁波でエネルギーを送ることができるのです。通信=エネルギーなのです。この研究は京都大学・神戸大学・関西電力(石川社長:京大卒)・日産(手放す)で研究されております。電磁波でエネルギーロスがなく送れたとします。では、発電方式は?というと、そうです太陽光パネルです。
 次に、どこで?うーーーーんと空を見上げてみます「宇宙」です。宇宙で太陽光発電をし、電磁波で地球までエネルギーを送るという、宇宙太陽光発電所(S
olar Power Station)、略してSPS構想というものです。実現は20年〜30年先と言われています。宇宙なので、太陽光発電の弱点である天候に全く左右されません。また、衛星1基あたり5〜10GWの出力と半端ではありません。全世界のエネルギーの供給が可能です。しかも、太陽は半永久です。
 ここで考えられるのは、当然、京セラでの単独では実現はムリということです。そこで、NASAを持つアメリカの力が必要です。ここで、京セラのHPを探って見て下さい。「日米21世紀委員会」なるものを形成しております。そのメンバーは日本では宮澤喜一、堺屋太一等、アメリカ側はジョージ・ブッシュ元大統領(現在、大統領選挙で奮闘中のブッシュ氏の父親です)等のそうそうたるものです。なんとか実現するために、着々と人脈を広げております。当然、電力会社も関係してきます。以前、中部電力の安部会長(京大法学部卒)と会っています。中部電力の現社長は太田社長(東大卒)、電気事業連合会の現会長でもあります。また、官僚とも会っております。そして、このマアいいか小父さんで、よくでてくる中坊公平さん(京都府生まれの京大法学部卒:私も好きです)と本を同筆していると共に、企業倫理の危機管理の徹底狙いのため、「三顧の礼」でもって法律顧問就任依頼して就任しております。
 ここまでやれば実現の可能性は高い?いえいえ、計画が計画だけに稲盛会長の生きている間の実現はムリです。そこで、会長は私財200億円を投じて、稲盛財団を設立し、基礎科学、先端技術、精神科学・表現芸術の三部門において人類社会の進歩発展に功績のあった人物を毎年顕彰しています。また、経営塾「盛和塾」を設立、若手経営者の育成を行っています。まあ、いやでも、京セラに恩返ししたくなりますね。要は、自分の分身を作っているわけです。まさに、カリスマ経営者と私が思う所以です。さすが、鹿児島出身の薩摩隼人、あんたは島津藩の生き残りかと思うくらいです。最後に稲盛会長に一言、社名を「京セラ」から「強制等」に変えたら。

 30年後は、首都がまた京都に戻ったりして、ひょっとしたら世界の首都になったりして、正に伝統文化の残る京都に世界最先端の技術が集結するという日本の風情が伺えます。最後に会社の就業状態は、東大・京大卒がたくさん集まった人達の「滅私奉公」らしいです。以上は私がいろんな情報を読んだり、聞いたりして私が創造して勝手につないで書いたフィクションです。実現するかどうかは別として、30年後にあたるかどうか確認してみたい気がします。

 最後に、宇宙もすでにゴミだらけだそうです。十数年か前、スカイラブが地球に落っこちて世界中問題になりました。地球ばかりでなく、宇宙も汚すなよ。将来、衛星落下注意報なんか発令されたりして。

 稲盛社長についてはさまざまなメディア取り上げられていますね。その評価はまだ定まってないようです、もちろん定まる方がおかしいのですが、従来の経営者の尺度でははかれない何かがあるのだろうと思います。それが、すなおさんの言われるカリスマなのでしょう。
 それが証拠に『
最後に会社の就業状態は、東大・京大卒がたくさん集まった人達の「滅私奉公」らしいです。』というところに表れているのではないでしょうか?何かをやるところには、一時期そういう何もかも忘れて仕事に打ち込むという期間が必要なようですね。それには、やらされるじゃなくて、仕事が面白くてたまらないというものがなければ無理でしょう。ある意味幸せなのかもしれないですね。あの世界一の金持ちのビル・ゲイツも創業時は会社で床に寝て家には帰らなかったそうです。それくらい仕事に惚れなければいい仕事は出来ないのかもしれないです。
 それだけに、社員がそれをだけ仕事をするには何かがあるのでしょう。所謂、サービス残業とは違うのでしょう。そうでなければ、長続きするはずがないでしょう。 今はやりのベンチャービジネスのはしりですね。夢に向かって行くから出来ることです。サラリーマン根性では耐えられないでしょうね。そういう夢を従業員に持たせているのかもしれないですね。それがカリスマたる所以ではないかと思います。まぁ、自分がそういうところで働きたいかどうかは別ですけどね。夢があって定時で帰れるところが良いな!
 京都には戦後ユニークな企業が沢山起こっています。京セラを筆頭に、ローム、オムロン、村田製作所、歴史は古いが任天堂などもその中に入るでしょう。どうして京都にこういった企業が育つのか不思議ですね。
 京都には何か不思議な力があるのかも。すなおさんの言うように、又、京都が首都に戻るというのも面白いかもしれないですね。千年続いたというのも何か必然的なものがあるのかもしれないですね。

2000228日月曜日  第185話  政教分離

 ヤッパリやりましたね、サンデープロジェクト。早速、北川正恭三重県知事の出演です。「芦浜原子力発電所計画のを白紙に戻すべきだ」と発言した話題の人である。この知事も元自民党の代議士だったそうです。石原知事と同じく国政に失望した背景があるようである。国政の限界を知っているだけに、その責めどころも分っているのかもしれない。いずれにしてもこれから何かやってくれそうな期待がもてる。
 この
北川知事、石原知事と宮城県の浅野史郎知事、高知県の橋本大二郎知事を知事の四天王と言うらしい。この4人は、何をやるか分らないと言われているそうである。それだけに、国民の側からすれば期待できるのではないでしょうか。
 北川知事が「今までの県は国の方ばかり見てきていたが、これからは、国民に対して、プロセスと議論を大事にしていかなければ今の閉塞感から脱却することはできないし、世界から遊離してしまう」と発言していたがその通りだろう。
 今後、この4人の知事を注目して見ていきたい。だんだん面白くなってきた!!

 さて今日のサンデープロジェクトは、もう一つ興味深いことをやった。常日頃から何かおかしいなと思っていたことに、小渕政権の自自公連立のことがあったが、その疑問に答えてくれるものだった。
 
「政教分離を貫く会」というのが自民党の中にあり、その事務局長・代表世話人の白川勝彦氏と同じく代表世話人の平沢勝栄氏が田原総一郎さんと対談したのである。政教分離はこの場合当然公明党をさしている。今、この会には三十五人が所属しているそうである。
 そして、この二人は自民党から公認を取り消されるかもしれないのを覚悟して出演したそうである。なぜそうかというと、公明党から彼らを脱退させろという抗議がきているからで、それを又、今の自民党の上層部が真に受けて圧力をかけてきているということである。
 なぜ、そこまで弱いかというと、次回の選挙で公明党が票を七割自民党に分けると言っているからだそうである。要するに票で横っ面をはられて、言うことを聞いているのである。その元凶はやはり小渕にあるという。
 要するに、小渕総理が自自公連立による自分の政権の延命しか考えていないからではないでしょうか。前回の総選挙の時は、橋本政権のもとで公明党は政教分離の面から許すわけには行かないとのスローガンで戦ったのに、数が足らなくなったら手のひらを返して政権にいれてしまうのである。
 それではいけないと反対しているのが
「政教分離を貫く会」というわけである。白川さん曰く、田中角栄とか、金丸が派閥の大部分を占めていた時代でも、今より自民党内の議論は自由だったそうで、今のように圧力がかかることがなかったそうである。
 それだけ、小渕総理は、政権維持のためなら何でもするという姿勢がまるだしである。去年の今頃、公明党をとりこむためにやった世紀の愚作とも言える、あの税金のばら撒きを覚えていますか?確か地域振興券とか言いましたっけ?あの小渕の親分竹下のやったばら撒き
(淡路の津名町の金の延べ棒だけが有名になったふるさと創生基金とかいう奴)と全く同じですね。どこへ消えたか分らない税金の無駄使い、景気浮揚策とごまかしたあれも単なる自分の延命に他ならないのではないでしょう。
 佐高信さんが、小渕総理を「
汚物総理」といっている意味がわかる気がします。離党を覚悟して出演された白川氏平沢氏には、今度の選挙で是非当選して欲しいですね。こういう骨のある人たちが、自民党にもいるということは、まだまだ日本も捨てたものじゃないかもしれないですね。こういう人達が当選しないようでは日本の将来は真っ暗ですね。

2000229日火曜日  第186話  創価学会

 今日は、閏年、それも400年に一度の29日だそうですね。またまた、PCの為に夜中に出勤している人もおられるようです。ご苦労様です。さて私のPCはどうなるかな?もしかしたら、これもアップできないかもしれないです。

 さて、昨日も触れましたが、公明党(創価学会)何かおかしいですね。それ以上にそこに魂を売って政権維持を図っている小渕(汚物)総理、どういうつもりなんでしょうか。日本の国を自分のためだけに利用するつもりみたいですね。
 今度の選挙がどうなるか、散々馬鹿にした国民がどんな判断を下すか本当にみものです。 日本人は立ちあがるか!!


 今月の話題にふさわしい記事を見つけました。何と今月ここで触れた話題が三つも取り上げられています。

 週刊金曜日 「風速計」(2/25発売304号) 創価学会支配のニッポン 本多勝一

 去年春の東京都知事選で、本来なら落選したはずの石原慎太郎という小説家が当選したのは、石原式の小ずるくて卑劣な策戦によるものであった。 …中略

  似たようなことが、こんどの大阪府知事選にも言えるかもしれない。…中略

 それでも当選した太田の策戦の中で甘く見てはならぬ部分に、創価学会の票がある。

  かくてニッポンは、創価学会という一宗教によって自自公ファシズム政権が左右され、憲法改悪であれ戦争協力法であれ盗聴法であれ、どんどんどんどんどんどん国会を通過できる体制がととのった。…以下略

 どうです、石原知事、太田知事そして昨日の公明党(創価学会)とそろっています。なかなかこの本多勝一さんという方は、辛らつですね。今回の外形標準課税の石原知事もかたなしです。この週刊金曜日という雑誌は私の好きな佐高信さんがかかわっているだけに、非常に辛口です。リンクをはらさせて頂いている楽しい読書日記からたどって見つけました。昨日、ここもリンクをはらして頂きました。これからも面白い記事を期待できそうですね。

 今までの関連のところをリンクしておきます。参考にしてください。それにしても面白くなってきましたね。

石原知事   第170話 第174話   第177話 第181話

太田知事  第180話

公明党   第185話

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