団塊の世代の部屋(71)

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200561日水曜日  第2082回  ノーネクタイ・ノー上着

 いよいよ「ノーネクタイ・ノー上着」が始まります。果たして、どこまで浸透するか。今までと同じで、定着せずに終わるのか、それとも今度こそ日本が変わるのか。
 小泉さんも少しは本気なのでしょうか。

 Yahoo!ニュースより

 ノータイ徹底を要請 首相「常識とセンス」

 細田博之官房長官は31日午前の閣僚懇談会で、省エネ対策の一環として6月1日から実施する、ノーネクタイ、上着なしの「夏のビジネス軽装」(クール・ビズ)の徹底を各閣僚に重ねて要請した。

 事前に一部閣僚から軽装は強制なのかと問い合わせがあり、小泉純一郎首相は閣僚懇談会で「義務や強制ではない。個人の常識とセンスだ。暑い日に上着を着用してネクタイをしめていると、部下が外せない。そういうことがないようにしてほしい」と注文を付けた。(共同通信) - 531114分更新

 馬鹿な閣僚がいるんですね。こんなのが、省エネを促進しようなんて気持ちは持ってないのでしょうね。そうでなければ、こんな馬鹿な問い合わせなどせずに率先して実行するはずです。
 今回ばかりは、パフォーマンスの小泉さんに期待します。そして、テレビニュースのキャスター達がどうするかも楽しみです。もし、ネクタイ・上着で出てくるようなことがあればそんなニュースは見る必要も無いと言っても過言ではなさそうです。

さて、どう出るか!

200562日木曜日  第2083回  エネルギー自給率

 省エネに消極的な馬鹿な閣僚さんは日本のエネルギー自給をどう考えているのでしょうか。きっと、興味ないのでしょうね。

 5月30日付・読売社説(1)エネルギー白書]「日本を脅かすアジアの消費拡大」

 日本のエネルギー自給率は、水力発電を中心にわずか4%しかない。40%の食料自給率に比べても低さが際だっている。

 経済産業省がまとめた今年のエネルギー白書は、エネルギーの安全保障に焦点を当てた。

 昨年来、中国、インドなどアジアの需要増を主因に原油価格が急騰している。需給逼迫(ひっぱく)の市場構造は当分、変わりそうにない。エネルギー安全保障の重要性はさらに高まることになるだろう。

 日本の自給率は準国産エネルギーとされる原子力発電を加えても、19%にとどまる。これは15%のイタリアは上回るものの、73%の米国、51%のフランス、39%のドイツより、はるかに低い。エネルギーは日本の大きな弱点だ。…以下略

 悪評高き食料自給率より悪いとは想像以上に危機的状況ですね。それでも、太陽光発電に力を入れようとしない日本政府は何を考えているのやら。
 折角、ノーネクタイで評価を上げそうになっている小泉さん、太陽光発電にも力を入れてくれませんかね。
 この部屋で何度も言っているように、太陽光発電こそ日本が世界のエネルギー大国になれる可能性のある唯一の方法だと思うのですが。

小泉さんやってくださいよ!

200563日金曜日  第2084回  ノーネクタイ

 1日、閣僚と官僚はおおむねノーネクタイ・ノー上着を実行したようです。民間で、同時に採用したところはあったのでしょうか。そんなニュースはありませんでした。
 ニュースを見ていて笑ったのは、ノーネクタイの総理を警護しているボディガードの人たちがネクタイに上着を着ていたことです。漫画ですね。
 そして、心配した通り、テレビニュースのキャスター達も皆ネクタイと上着を着けたままでした。会社の命令か、それとも個人の意思かわかりませんが、一人くらい反骨精神を発揮する者がいても良さそうなものですが。尤も、テレビに出れるような人たちは言わばサラリーマンの鏡であって社畜の代表のようなものでしょうからリスクを犯すはずは無いのかもしれません。

 そんなネクタイが日本で始まった時のことが5月29日の朝日新聞コラム「天声人語」にありました。

 明治4年の初夏、岩倉具視ら高官が集まり、開国日本の服装はどうあるべきか激しく論じた。和服派は「衣服まで外国をまねるのは愚か」と訴えたが、洋服派が「外国との交際に欠かせない」と説き伏せた。世にいう「洋服大評定」である。

 あの時もし洋服派が敗れていたら、と夢想してみる。よもや衣冠束帯や羽織はかまが現代まで続くようなことはあるまい。だが亜熱帯に近いこの国で、真夏にネクタイを締める人口は今よりはるかに少なかったはずだ。…以下略

 洋服がそんな経過で決められたとは知りませんでした。何でも、お上に決めてもらう日本人の面目躍如と言うところでしょうか。
 と言いながら、政府にノーネクタイ・ノー上着を定着させてもらいたがっている私が一番「お上頼り」かも知れませんね。

 それにしても、一月経った、ノーネクタイ・ノー上着は快適です。どうしてこんな良いものが定着しないのか、人間って不思議です。

さて、定着するか!

200564日土曜日  第2085回  正装

 まだ始まったばかりのノーネクタイ・ノー上着ですが、今のところはマスコミに取り上げられる回数も多いようですが、テレビのニュースキャスターは相変わらずネクタイに上着のままです。特に、NHKは率先してやるべきと思うのですが、その気配なしです。
 私は見ていませんが、自虐主観で日本を陥れることばかりに熱心で評判がた落ちのキャスター筑紫哲也さんがノーネクタイで出たそうです。こういうところはくやしいけれど評価しないといけないですね。

 3日、読売新聞に面白い記事がありました。

 首相2度の”お色直し”

 …略 

 これは、午前中に予定されていたバセスク・ルーマニア大統領との会談のため。首相は同じ服装で、クラーク・ニュージーランド首相とも会談した。
 衆院はこの日が軽装化のスタートで、首相は午後の予算会には、若草色のシャツに着替え、ネクタイをはずして出席。同夜のユドヨノ・インドネシア大統領との会談では、再びスーツ姿に戻った。

 どうして着替えるのでしょうか。このあたりは、是非、相手と事前に打ち合わしてノーネクタイでやって欲しいものですね。地球環境のためなら各国の首脳も喜んで協力してくれるのじゃないでしょうか。
 そして、そういう場面こそマスコミに大きく取り扱わせることが定着の後押しになるはずです。
 兎に角、小泉さんにはこの夏は一度もネクタイはしないで欲しいものです。日本の正装はノーネクタイの「クール ビズ」であることを世界に認めさすのです。
 日本の夏にネクタイと上着を着用することは環境のことを考えない恥ずかしいことであることを日本中に浸透させましょう。

頼みますよ小泉さん!

200565日日曜日  第2086回  ドイツ

 この部屋で度々取り上げてきたドイツの太陽光発電ですが、今一詳しい情報を見つけることが出来ませんでした。なんと言ってもドイツ語が出来ないことが一番の理由なのは間違いなさそうですが、英語さえ満足に出来ない私が今更ドイツ語でもないので半ばあきらめていました。
 ところが、サイトをうろつく間に、ドイツ在住のジャーナリスト熊谷徹さんの
HPを見つけました。そこに太陽光発電の記事がありました。

 熊谷 徹 連載記事 一覧 → 再生可能エネルギーとドイツ経済

 …略

 再生可能エネに積極的なドイツ

 さてドイツは、再生可能エネルギーの促進に世界で最も力を入れている国である。現在再生可能エネルギーが電力消費の中に占める割合は6%から7%にすぎないが、環境省は再生可能エネルギー促進法(EEG)によって、この比率を2010年には12・5%に、2050年には50%に引き上げるという野心的な計画を持っている。EEGによって送電事業運営者は、再生可能エネルギーで発電された電力を優先的に使用することを義務付けられている。…以下略

 電気新聞 2002年8月28日号掲載  再生可能エネルギーの行方 熊谷 徹

 …略

 EEGは、再生可能エネルギーによって生み出された電力に補助金を出す制度だ。たとえば、ある企業が太陽発電システムを今年中に稼動させれば、地元の送電網に送りこむ電力一キロワット時につき、四八・一セント(約五七円)の補助金を政府から受け取ることができる。このため、ドイツでは再生可能エネルギーによる発電能力が増えており、たとえば太陽発電の分野では、二00一年に七九メガワット分の追加発電能力が生まれた。これは、前年のほぼ二倍に相当する。ドイツ政府は、「太陽電池による発電能力では欧州で一位、日本に次いで世界第二位の座についた」と主張している。また風力発電の追加発電能力も、二00一年には前年より五六%増えて、二五00メガワットになった。…以下略

 再生エネルギーに傾斜しすぎて経済に問題が起きているということもあるようですが、ゆくゆくは再生可能エネルギーの比率を50%にというこの野心的な目標には感心させられます。
 それに比べて、わが国の太陽光発電の補助金2万円
/KW(総額23億円)のやる気の無さにがっかりさせられます。
 ノーネクタイ・ノー上着で少しは見直した小泉さん、こちらも何とかしませんか。

のんびりしている暇は無いと思います!

200566日月曜日  第2087回  自殺

 第1043話第1408回第1765回第1771回など、毎年取り上げている自殺数、今年も発表になったようです。

 5日、読売新聞社説

 …略

 昨年1年間に自殺した人は3万2325人に上ったと警察庁が発表した。1978年に統計を取り始めて以来の最悪を記録した前年に比べ、2000人余り減った。だが、3万人突破は7年連続であり、依然として高水準が続いている。…以下略

 第839話でも触れましたが、今年の発表は例年より一月以上早いようです。しかしまだまだ遅い。もっと早く出来そうなものです。
 それにしても、相変わらず中年の経済問題が多いようです。

 …略

 動機別に見ると、病苦などの健康問題が1万4786人、事業不振や借金苦などの経済・生活問題が7947人で、この二つで7割を占めた。

 続いて2992人の家庭問題が多かったが、これは過去最悪である。夫婦間の不和や子供の問題、看病・介護疲れなどで将来を悲観したケースだ。…以下略

 医療の進歩は返って健康問題を引き起こすのでしょうか。その上に、経済問題に家庭問題となんだか住みにくい世の中になっているようですね。

 そんな住みにくい気分を反映しているのでしょうか、1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す「合計特殊出生率」が、1・289(去年1・291)と去年よりさらに低下しているそうです。

 先行きの見えない世の中では、子供を産みたくない気分にもなるのかもしれません。いよいよ人口減少が加速されるのでしょうか。

日本の将来は暗そうです!

200567日火曜日  第2088回  小子化

 昨日も取り上げましたが、日本の未来に暗い影を落としている少子化の流れは止まりそうもありません。
 私も、自分の目では見ることのできない日本の将来ですが、一体どうなるんだろうと心配していましたが、トッテンさんが目からうろこの考え方を書いていました。

 トッテンさんの Our World  → No.683 人間中心の社会指標を

少子化は問題ではない。むしろ問題は、地球は成長しないのに地球の人口が増加し続けていることである。日本の人口がこの小さな列島が支えきれないほど増えてしまったことのほうが問題なのだ。1890年には15億人だった世界の人口は100年間で4.3倍も増えた。人間が使う石油などの無生物エネルギーの消費量は、同時期に93倍も増加している。1920年に5600万人だった日本の人口は2.3倍の12700万人にも膨らんだ。しかし少子化傾向によって総人口が減少に転じるため、政府や財界は何とかしてそれに対する施策を施したいとしている。私は、少子化が日本国民にとって問題だというその前提を精査する必要があると思っている。…以下略

そうか、少子化なんて問題じゃないんですね。私も、右肩上がりの経済に毒されていたようです。
 地球がここまで汚染されたのは人間がはびこりすぎたことが原因であることは明らかですから、如何に人口を減らすかの方が根本的な解決法であることは間違いなさそうです。

第1960回で書いた明治維新の人口3000万人を思い出します。目指すべきは人口減だったんですね。そうなれば、食糧問題も公害問題も自然消滅かもしれません。
 
第418話で取り上げた雨漏り実験室からの戯言の中の途上国に娯楽・メディア機器の援助をを今こそ地球規模で実施することが地球を救う唯一の道かもしれませんね。特に、中国、インドに早急に実施してもらいたいものです。

発想の転換が必要ですね!

200568日水曜日  第2089回  クール ビズ

 ノーネクタイの定着が如何に難しいかを象徴するようなテレビ番組がありました。6日の「たけしのテレビタックル」です。
 政治評論家の三宅久之氏が民主党の安住淳議員がクール ビズに賛同してノーネクタイで出演したのに対して、「何で民主党が内閣の肩を持つんだ」と言うような趣旨の発言をしていました。そして、その安住議員以外は全員ネクタイに上着姿です。
 成る程、これではクール ビズの定着は難しいかもしれないと情けない気持ちになりました。なんて、馬鹿なやつらばかりが揃っているのでしょう。
 経済界も同じようです。

6日、読売新聞コラム「今日のノート」 クール ビズより

…略

暑い夏を快適に過ごしながら、地球環境にも貢献できる軽装だが、民間企業での定着はまだまだだ。問題は上司だ。同センター(省エネルギーセンター)の調査では、役員以上では7割以上がネクタイを着用している。これでは部下だけノーネクタイとはいかない。まして、外部と接することの多い営業職は上着、ネクタイを外せない。長年の慣行によるが、今こそ意識革命が必要だ。…以下略

役員以上と言えば、長年上司にゴマをすり、部下や同僚を足蹴にして生き残ってきた保守の塊のような人たちが大半なのですから、そうした彼らが、新しいことを受け入れる気概などあるはずがありません。あらゆる改革は彼らによって潰されるのです。
 だからこそ、トップの決断が必要なのです。上司のいない人間にしか定着を促進することが出来ないのです。情けないが、これが現実でしょう。だからこそ、小泉さんの決意に頼るしかないのです。

本当に情けないですね!

200569日木曜日  第2090回  我が家の太陽光発電

 第2068回で書きましたが、我が家の太陽光発電がやっと完成しました。メーカーが海外への輸出に力を入れたためのパネル不足の影響もあって今までかかってしまいました。
 シャープの153
W×36枚=5.508KWです。工事が完成しただけでまだ四国電力との連係や売買契約も終わっていないので稼動はしていません。早ければ今週中、遅くても来週には稼動できると思います。

 長年の望みがやっとかないました。とは言いながらも、これから15年のローンが待っています。払い終わると73歳ですから、それまで生きているかどうか怪しいものです。
 もっとも、ローンは私が死ねば、支払いはしなくても良くなる(
団体信用生命保険)ので残された家族に迷惑をかけることはなさそうです。それよりも生きながらえて支払いが出来なくなることの方が恐そうです。「マア、いいか!何とかなるさ」で行くしかなさそうです。

 それにしても、この部屋でも以前から太陽光発電について書いていましたが、早期退職で収入も無い状態で、太陽光発電を付けるためにはどうしたら良いかと考え、「そうだ、扱う仕事に就けば一挙両得で何とかなるかもしれない」と今の会社(ミトヨテクニカル)就職してやっとのことで実現することが出来ました。とは言いながらも毎日の営業に苦戦しています。しかし、頑張るしかなさそうです。

 と言うことで、我が家の太陽光発電の部屋を作りました。今は、何もありませんが、データーなどを毎日付けて、徐々に中身を増やして行きたいと思っています。

背水の陣です!

2005610日金曜日  第2091回  バッジ

 私の嫌いなものに社章があります。無名の会社にしか勤めたことの無い私ですが、有名会社の人たちがこれ見よがしに社章を付けているのを見ては、そんなに組織に縛られているのを誇示したいのかと密かに思っていました。
 とは言いながらも、規則として決められていては、サラリーマンたるものそう簡単には外せないのも良くわかります。
 そんなものを付けさせたがる組織の方に問題がありそうです。

 そんなことを思い出させる記事がありました。

 9日、読売新聞より

 ノーバッジは行き過ぎ…首相、忘れて本会議に

 …略

 首相は本会議直前、ノーネクタイ、ノー上着の「クールビズ」姿で全国市長会議に出席。その後、首相官邸に戻り、上着とネクタイ姿に着替えたものの、バッジは付け忘れた。議場に入ろうとしたところで衛視が気づいたが、そのまま国会に入り、審議途中に首相秘書官が予備のバッジを閣僚席にいる首相に届けた。

 参院事務局などによると、議員は、国会内では国会発行の証明書を携行していればバッジは必要ないが、衆参両院の本会議場では上着とバッジの着用が議院運営委員会の申し合わせで義務付けられている。…以下略

上着とバッジですか、国会ではこんなくだらないことにこだわっているんですね。もっと他にすることがあるだろうに。
 バッジを付けるより、国会でノーネクタイ・ノー上着を採用する方が余程気が利いている。どちらが大事か考えてみろ。そんなこともわからない奴らが議員さんをやっているんじゃあエネルギー問題なんか解決できるわけも無い。

先行き暗そう!

2005611日土曜日  第2092回  我が家の太陽光発電

 我が家の太陽光発電、今週中の稼動はなくなりました。電力さんの都合がつかないそうです。来週には稼動してほしいものです。
 入梅が遅れて、強烈な日差しが続いているので尚更早く稼動してほしいと思ってしまいます。
 それでも、四国電力は手続きが早い方だと聞いています。ネットでみていると、一月くらい放って置かれるところもあるそうです。私など気が短いので、折角設置したものがなぜ稼動できないのか不思議で仕方ないし、いらいらもします。こんなのんびりしたところが、太陽光発電に力が入っていない証拠かなとも思えてしまいます。勿体無い話ですね。
 とは言いながらも、いらいらしてもしょうがないので、「マアいいか!今後の長い稼動年数を考えれば、ほんのわずかな辛抱だし…!」と諦めることにしました。

 さて、今回の太陽光発電設置に伴って、オール電化も導入することにしました。灯油ボイラーとガスコンロ(都市ガス)を給湯タイプのエコキュートと据え置きタイプのIHに交換しました。20年以上も使っている太陽風呂は残しました。耐用年数はとっくに過ぎているようですが、問題なく働いてくれているので廃棄には踏み切れませんでした。壊れるまで使わせてもらうことにしました。何といっても、太陽の恩恵を身をもって教えてくれたものを邪険に捨てるには忍びませんでした。ただのケチとの噂もありますが…。

 いずれにしても、我が家のエネルギーは太陽への依存が大きくなります。どのくらいの節約ができるか楽しみでもあります。

早く稼動しないかなぁ!

2005612日日曜日  第2093回  次世代の原発

 太陽光発電に対する政府の無策振りに怒りと失望の毎日ですが、その神経を逆なでするような記事がありました。

 市民のための環境学ガイド → 「今月の環境」(6月版2005年) → 6月10日: 新型原発を20年ぶりに開発

 資源エネルギー庁は、20年ぶりに次世代の原発の開発を進める方針。20年後に実用可能な次世代原発の開発を行うべきだとの報告書をまとめた。あらたなプロジェクトでは、建設費、発電コストを、廃棄物量を2割削減、13ヶ月に1回行っている定期点検を2年に1回で済むようにする。

 10日、読売新聞にもありました。

 国主導で次世代原子炉開発、電力会社任せから転換

 経済産業省資源エネルギー庁は、2020年代後半から必要になる次世代原子炉の基礎研究に乗り出す方針を固めた。来年度予算で約5000万円を要求し、実用化までに300億円前後の開発費を見込んでいる。…以下略

 私は、今ある原子力を否定はしませんが、これ以上積極的に増やすことには疑問を持っています。今は、新しい原発を開発するよりその予算を太陽光発電へ回すことを求められている時代と言えば言い過ぎでしょうか。
 
第2086回で書いたドイツのように原発を完全に廃止せよとは言いませんが、せめて膨大な予算の一部を太陽光発電に回すくらいの事はして欲しいものです。なんといっても、今年の補助金23億円は余りにも少ない。
 本当に、この国の政治化や官僚は何を考えているのか全く理解できません。

私の頭が悪すぎるのか!

2005613日月曜日  第2094回  クールビズ

 今日(12日)、初めて「クールビズ」の半袖シャツを着ました。今までは、長袖のワイシャツをノーネクタイで着ていたのですが、さすがに半袖は涼しいですね。
 この快適さをかたくなに拒否している人たちにも経験してもらいたいものです。それ以上に、環境にやさしいことを強調したい。今や、地球にとって省エネ以上に大事なことは無いと言っても過言ではないかもしれません。それなのに、ネクタイと上着にこだわっているような人たちは地球の敵といっても良いでしょう。
 そんな人を見たら皆で、「指差して笑ってやりましょう。」なんてことになったら面白いでしょうね。

 少しは追い風が吹いてきたようです。

 11日、毎日新聞より

 電事連 クールビズ開始 加盟全国電力10社も参加へ

 電気事業連合会(電事連)の勝俣恒久会長(東京電力社長)は10日の定例会見で、電事連が同日から、夏の軽装化運動(クールビズ)を始めたと発表した。加盟する全国の電力10社も、参加する方向だ。クールビズの普及は、職場などの弱冷化につながり、電力業界にとっては収入減ともなりかねないが、業界で率先して運動を進めることにより、地球温暖化の要因とされる二酸化炭素(CO2)削減に貢献する道を選択した。

 電事連の試算によると、夏場(6〜9月)に全国の家庭や職場など民生部門で冷房用に使われる電力の量は約320億キロワット時。室温を1度上げると32億キロワット時減少し、120万トンのCO2削減につながるという。しかしこれは、電力会社には、総額約500億円の収入減になる。…以下略

 成る程、電力会社にとっては減収ですか。減収をものともせず「クールビズ」を始めたその心意気を全企業に見習ってもらいたいものです。
 減収につながらない企業がこれを取り入れることが出来ないわけがありません。もし、それでも躊躇するような企業とは取引を止めるなんてのはどうでしょう。どの道、そんな保守的な企業と付き合っても良いことはありませんよ。

なんてことにならないかな!

2005614日火曜日  第2095回  老害

今年の日本のプロ野球は私の期待を裏切って、セパ交流試合などで少しは活気付いているようです。
 それには、1000本安打を前に不調に見舞われているイチロー選手を筆頭に大リーグの日本選手の不調も貢献しているのじゃないでしょうか。
 イチロー選手が去年の後半の勢いを今年も続けていたら、今頃は日本のプロ野球は見放されていたかも知れません。

そんな追い風を吹っ飛ばすようなニュースがありました。

あの巨人軍の前の渡辺オーナーが戻ってくるというのです。どう考えても馬鹿げています。折角の人気の復活を潰すつもりなのでしょうか。

萬晩報 → ナベツネ氏とNHK・海老沢氏の類似性―負のイメージを一身に背負い込んだ絶対的権力者 20050612日(日) 萬晩報通信員 成田 好三

…略

さらに、渡辺氏は、球界再編騒動の過程で、「たかが選手――」などの言動により、古い体質の球界と巨人軍の「負のイメージ」を、一身に背負ってしまったからである。球界と巨人軍における絶対的権力者であるがゆえに、そうならざるを得なかった。…以下略

最下位争いを続けて人気も凋落している巨人軍を立て直すつもりなのかもしれませんが、とどめを刺すことになりそうな気がするのは私だけでしょうか。
 折りしも、長嶋さんの復活も噂されています。渡辺氏が自分の復帰に長嶋さんを利用するつもりなのでしょうか。いい加減に長嶋さんを利用することは止めませんか。もう休ませてあげましょうよ。
 再び、日本のプロ野球の前途に暗雲が立ち込めてきたような気がします。

全くの老害です!

2005615日水曜日  第2096回  無駄

 我が家の太陽光発電は未だ稼動せず。第2090回で完成を書きましたので、まだ一週間も経っていないのですが、待ち遠しいものですね。
 わが坂出は比較的早い方なのですが、それでもこんなときもあるということです。他県では一月も待たされた人もあるとネットで見たことがありますが、とてもじゃないがいらいらして堪らないでしょうね。もしかしたら、私だけがこんなにいらいらしているのでしょうか。いずれにしても、待つしか仕方なさそうです。
 それにしても、たかが、太陽光発電を開始するための手続きの面倒さは私のような面倒くさがり屋でいい加減な人間には向きません。もっと単純に手続きできないものでしょうか。
 特に、キロワットあたり2万円になった国の補助金なんて、手続き代の方が高くつきそうな気もします。補助金なんか廃止して単純にレイトインセンティブ方式で、購入単価を上げてくれれば、電力と売買契約だけで済むはずです。
 そうなれば、官僚の天下り先と思える
NEFなんて組織も必要なくなりそうです。その方が余程無駄がなくなり時間の節約にもなりそうですし、当然人件費も要らなくなるはずです。
 こうした何にでも政府が首を突っ込む方式で官僚の天下り先が増えていくといういい例のような気がします。

どこにでもはびこりますね!

2005616日木曜日  第2097回  イチロー選手

 イチロー選手、やっと出ましたね。大リーグ通算1000本安打。去年の後半の快進撃と今年のオープン戦と開幕早々の好調さから、もっと早く達成するかと期待していましたが、旨く行かないものですね。
 それにしても、是ほどの不調に見舞われるとは想像もしませんでした。これをきっかけに去年の好調を取り戻してくれればいいのですが。
 1900年以後では約70年振りで3番目のスピード達成というのですから物凄い記録には違いないのですが、それさえ不満を感じさせるのがイチロー選手の偉大さと言えるのかもしれません。ファンとは勝手なものですね。

 イチロー選手と共に私が期待するF1の佐藤琢磨選手も今のところ満足な結果が出ていません。期待する二人の成績がこんな状態なので、この部屋での取り上げも今年は極端に少なくなっています。私も、単なるミーハーで現金なファンですね。
 と言いながら、今週末のアメリカ
GPでの琢磨選手の活躍とイチロー選手の復調を期待したいものです。

他に、楽しみが無いのですから!

2005617日金曜日  第2098回  発電開始

 我が家の太陽光発電が遂に稼動しました。16日朝、9時過ぎに四国電力より担当の方が手続きに来てくれました。
 
パワーコンディショナーのスイッチを入れ、モニターの設定。太陽光発電のメインブレーカーをオンにすると、モニターが300秒のカウントダウンを始めます。3,2,1とカウントダウンが終わっていよいよ発電開始です。
 朝方は雨が残っていたので、今日は最悪の発電開始日だと半ば諦めの境地でしたが、いざ手続きが始まるころには晴れ間が出てきました。
 開始早々は雲に太陽が隠れた状態で2000h前後の発電でしたが、雲から太陽が顔を出すと、4000h強の数値をたたき出していました。まずまずのスタートとなったようです。
 これで、やっと発電所長になれました。今日から、毎日の発電量を
データーに取っていくつもりです。第一歩の始まりですが、ある程度データーが溜まれば、いろいろと分析も出来そうなので楽しみです。

 今日の発電量は21KWhでした。

いよいよ始まりです!

2005618日土曜日  第2099回  発電開始時間

 毎朝5時前後に起きるのですが、今日から暫らくは新しい楽しみが出来ました。以前から太陽光発電が何時ころから始まるか興味があったのですが実際にこの目で見る機会がありませんでした。
 それが今日から出来るのです。そう言いながら不覚にも今日は5時少し過ぎて目覚めてしまいました。幸い、外は明るいものの、うす曇でまだ発電は開始していませんでした。
 発電を開始したのはやっと6時前後でした。最初は5、60
Wから始まりました。天候によって開始時間やW数も違ってくるでしょうから、当分は楽しめそうです。かろうじて夏至に間に合ったので一番夜明けの早い頃の開始時間もある程度はわかりそうです。

 残念ながら、もうひとつの楽しみである発電終了時間は仕事中のために確認することが出来ませんでした。残念。

 今日の発電量は26KWh

 高い投資ですが、いろいろ楽しませてもらえそうです。

 太陽光発電は「お金を使ったボランティア」と日頃からお客様にも勧めている私ですが、これでやっと大きな顔をしてボランティア仲間に入れます。尤も、体を使ったボランティアには今のところ縁がないのでこのくらいは世間のお役に立っても良いのかもしれません。

楽しませて貰います!

2005619日日曜日  第2100回  日照時間

 今朝は注意して見ていると、5時半過ぎには発電を開始しました。と言っても、やはり、50W程度で本格的な発電には程遠いものでした。一時間経ってもそれ程増えていませんでしたから、曇っていたようです。

 今日の発電量は23KWhと昨日より少な目でした。晴というよりうす曇というところかもしれません。この2、3日はどうも快晴とは言えないすっきりしない天気です。とは言うものの、発電量より水不足の方が心配になってきています。
 
早明浦ダムの貯水率も平年を大きく割って、取水制限に入りそうな状態です。2001年の水不足を思い出します。大事に至らなければ良いのですが。

 それにしても、去年は7月の猛暑に8月の中旬からは記録的な台風襲来と、今までに経験したことの無い年でした。果たして今年はどうなるのか心配です。
 太陽光発電に最も関係のある日照時間を検索していたら、気になる記事を見つけました。

 2002年6月2日四国新聞とかなり古い記事です。

 日照時間トップ陥落の不思議

 …略

 守り続けてきた首位の座はあっけなく山梨に奪われた。しかも一気に六位への転落。「青い空、青い海」というイメージ戦略を繰り広げる香川にとって、これは捨て置けない事態と言える。余談だが、これで「一〇〇の指標」に基づく全国一位は「道路舗装率」だけになってしまった。…中略

 「香川の日照時間が一九九〇年代に入って落ち込んだ理由ですね。その時期は地球温暖化の影響もあって全国的に平均気温の高温化が顕著だったんです」…以下略

 何と全国一だと思っていた日照時間が大幅に下落していたとは知りませんでした。それも、温暖化現象が影響しているとは。
 温暖化に貢献しようとしている太陽光発電が既に温暖化に影響されているとは皮肉な話です。去年のあの異常な数の台風襲来も温暖化が原因と考えた方が良さそうです。
 やはり、のんびりとしている場合じゃないのかもしれませんね。政府も真剣に太陽光発電の促進に取り組まないと取り返しのつかないことになるかもしれません。

きっと、もう遅いのでしょうが!

2005620日月曜日  第2101回  日の出入り

 今朝も5時半頃から発電開始。やはり曇り気味です。梅雨時のせいでしょうかスカッとした日の出にお目にかかれません。
 昼間も太陽は出ているのですがなんとなくかすんでいるような感じで夏の強烈な日差しには程遠いようです。
 夕方は、7時過ぎに日射量不足で待機とモニターに表示が出て発電が終わりました。一日13時間半の発電です。今頃が一年で一番長い日でしょうから、これが一年で一番長い発電時間となりそうです。

 今日の発電量は24KWhと昨日とほぼ同じでした。

日の出と日の入りを探して見ました。

国立天文台 → 国立天文台 天文情報公開センター 暦計算室 → 各地の日の出入り南中時刻の計算:表引版 → 高松 より

日の出451 、 南中 12 5 日の入り19 19

 これによると、日の出3〜40分後に発電開始。日没15分前頃に終了というところでしょうか。快晴の日にはもう少し発電時間が長くなるのかもしれませんが、日の出と日の入りの時間から見てもそう大きく違うことはなさそうです。
 もしかしたら、今頃の時期に発電量最高を記録するのでしょうか。これから一年間のデータを取ってみないとなんともいえませんね。

続くかな!

2005621日火曜日  第2102回  三ちゃん農業

 太陽光発電の営業で農家を訪問することが多いのですが、そこで痛切に感じさせられるのが日本の農業の先行きの無さです。
 大抵の農家はおじいさんとおばあさんの二人が5反以下の田んぼを細々と続けている。私が子供の頃に三ちゃん(じいちゃん、ばあちゃん、かあちゃん)農業と言われたものがそのまま年だけを重ねた状態です。それだけ悲惨な状態と言えるのじゃないでしょうか。
 後継者である子供たち(子供と言っても40〜50台だったりして)はサラリーマンをやりながら、農繁期に年に一度か二度しか使わない何百万円もするトラクターや田植え機、コンバインなどを短い休日を利用して手伝っているというのがほとんどです。
 しかし、その手伝ってくれる息子たちがいるのは恵まれている方で、都会に就職した息子たちしかいない人たちは体力と根気がなくなれば止めるしかない。
 それも、単に続けていると言うだけで、莫大な機械設備の投資が回収できることは不可能です。採算なんて度外視、続けるためだけの投資です。それでも、続けるためには投資するしかないというなんとも夢の無い状況です。

一方では、そんな人たちの田んぼを預かって規模を拡大して採算に乗せようと頑張っている人たちもほんの一部には見られますが、それも軌道に乗っているとは言えない状態のようです。
 あと
10年(いや、4、5年かも)もすれば、今、なんとか続けている人たちももう体力的に無理になることは目に見えています。どう考えても、未来の農業に希望があるようには見えません。日本の農政の貧困がここまで日本の農業を未来の無いものにしてしまったと言うことだと思います。
 先見の明の無い日本の政治を象徴しているのかもしれません。エネルギー問題もその一つと言えるでしょう。一体この先日本はどうなるのかと暗澹たる気持ちになります。

本当に大丈夫なのでしょうか!

2005622日水曜日  第2103回  鬼のような資本家

 グローバリゼーションの名の下に一部の持てる者と大部分の持たざる者に二極化してきたのは何時からだったのでしょうか。
 実力主義を信じていた馬鹿な私も、そんな風潮を受け入れていたものです。その頃は、まだ皆が中流意識を持っていた時でもありました。しかし、気がついたら、大部分の持たざる者に属する自分に気がついて愕然としたものです。どこで歯車が狂ったのでしょう。

 面白い記事を二つ見つけました。

 西尾幹二のインターネット日録 → Editor's Monologue 20050619日鹿子木裁判長が与えた憂鬱より

 …略

 あえて誰も言わない禁句を言おう。

 「我が国では会社は株主のものではない」 「企業価値は株価で決まるものでもない」

 皆が口には出さないものの、本当は心の底で思っていることだろう。我が国の会社の成り立ちを考えてみれば誰でも分かることが何故言えなくなったのか。

 我が国は間接金融主体の経済であったので、その成長期には銀行融資によって資金調達を行なっていた。そして、それを一所懸命返済してきた。株式市場から会社の成長に必要な資金を調達するところなど殆んど無かったはず。

 つまりオーナー経営者ならずとも、会社に関わる全ての人には株式市場の力を借りずに、自分達が会社を大きくしたという自負があったはず。長年会社に勤めてきた従業員が「会社は自分達のもの」と思うのもある意味当たり前とも言えよう。特に短期投資の株主など、株式を売ってしまえばその会社と縁はなくなってしまう。…以下略

 確かに、そうでした。それがいつの間にか会社は株主の物という考えが大勢を占めるようになり、内部留保や株式持合いも古いものとされ、それに踊らされて気がついたら金持はより金持ちに、貧乏人はより貧乏人へと二極化が進んでしまっていた。

 それは何時からだったのでしょうか。

 宮崎学公式ウェブサイトがズバリと書いていました。

 修正の修正 本音のコラム119回 2005/6/16

 …略

 労働時間の制限や最低賃金制の確立にとどまらず、社会福祉の充実を図ることの方が、経済効率の上からも有利であるという現実的な判断をしたことも、資本主義の修正に拍車を掛けた。…中略

 ところが社会主義圏の崩壊が定着した二〇〇〇年代に入り、資本主義は「自由競争」の名の下、「原理」に先祖返り、つまり修正の修正を始めたかのように思われる。

 社会は富を持てる層ともたざる層への二極化が急速に進み、弱肉強食の公平間、平等感の喪失した社会へと変貌した。かつての社会主義側からの批判が実感される社会となってきた。…以下略

 成る程、資本主義は社会主義の良いところを取り入れることにより社会主義に勝ったということなのですね。ところが、勝ったことにより、「鬼のような資本家」が復活してきた。
 そして、気がついたら、持てる者である一部の「鬼のような資本家」と大部分の持たざる者とに分かれてしまっていたのである。
 やはり、アメリカの陰謀に嵌ってしまったと言うことでしょうか。一体、日本の将来はどうなるのでしょうか。

恐ろしいですね!

2005623日木曜日  第2104回  ノーネクタイ

 NHK以下テレビニュースのアナウンサーは未だにネクタイをしたままニュースを読んでいる。マスコミは、何を考えているのでしょうか。環境に興味が無いのでしょうか。おかしいと思わないのでしょうか。

 政治家も民主党の岡田代表や自民党の反小泉の人たちは意地でネクタイを締めているという噂も聞きます。なんともケツの穴の小さい奴らばかりでしょうか。

 そんな中でも頑張っている人もいるようです。

 22日、Yahoo!ニュースより

 最高裁長官もクールビズ 裁判所トップの全国会同で

 最高裁が年に一度、全国の高裁長官と地、家裁所長を集め、司法行政の課題を話し合う「長官・所長会同」が22日、最高裁で開かれた。2日間にわたり、裁判員制度の円滑な導入など司法制度改革をめぐる問題を中心に意見交換をする。

 今年は町田顕・最高裁長官も政府が提唱する軽装「クールビズ」に倣いネクタイを外して出席。…以下略

 これは良いですね。三権の長の内、内閣総理大臣と最高裁判所長官がノーネクタイを実行している。後は、衆議院議長(河野洋平)と参議院議長(扇千景)ですが、中国の傀儡河野洋平さんはきっと駄目でしょうね。

 それにしても、この期に及んで「ノーネクタイ・ノー上着」に批判的な人がいることが私には信じられません。こんな暑い日本の夏にネクタイと上着を着て何が楽しいのでしょうか。

不思議です!

2005624日金曜日  第2105回  撤退

 「太陽光発電は新築の時に付けるのが多いんでしょう」と言われる人が殆どで、大半の人が、そう思っているようです。ところが、現実は既築の屋根に取り付ける方が多いのです。そんな現実を表している記事がありました。

 23日、読売新聞

 太陽光発電からクボタが撤退。

…略

クボタは1999年に同事業に進出し、新築住宅向けに、屋根と一体化させた発電システムを販売してきた。しかし、太陽光発電は既築住宅の屋根に取り付ける据え置き型が主流で、参入以来、赤字が続いていた。2004年度の売り上げは8億円と目標の半分にとどまり、国内のシェア(市場占有率)も1%程度に低迷していた。

やはり、市場は冷えているのでしょうか。今こそ、日本中の屋根に取り付ける必要があるときに撤退する企業が出てくるようでは先行き厳しいものがありそうです。

 クボタHPより

太陽光発電屋根事業の営業譲渡に関するお知らせ

1.営業譲渡の理由

 当社は、平成11年同事業に参入し、屋根材一体型太陽光発電システム「エコロニー」を新築戸建住宅市場向けに製造・販売しておりますが、当該市場の拡大が狙い通り進捗せず、今後も不透明な状況にあることから、同事業の在り方を模索して参りました。

 今般、株式会社エム・エス・ケイに同事業を営業譲渡することで基本合意に至ったものです。

 クボタの営業戦略が悪かったのかそれとも市場が冷えてしまっているのか、どちらでしょうか。
 いずれにしても、撤退する企業が出るようでは太陽光発電の急速な普及は難しいのかもしれません。これは、普及をはかるべき政府の無策がもたらしたものと言えば言い過ぎでしょうか。

こんなことで良いのでしょうか!

2005625日土曜日  第2106回  座り込み

24日から三日間拉致被害者のご家族が首相官邸近くで北朝鮮に対する経済制裁を求めて座り込みを実行されています。
 初日は支援者も含め300名程が参加したそうです。300名が多いのか少ないのか私にはわかりませんが、首相官邸近くといわず、日本中に呼びかけ、日本全国で3000万人が一斉に座り込んでもおかしくないと思ってしまうのは私だけでしょうか。
 普通の人なら、そんな呼びかけに応じるだけの怒りを北朝鮮に持っていると思うのですが、甘すぎるでしょうか。
 それにしても、この国の対応は一体何なんでしょう。やはり、小泉総理以下政治家やマスコミなど日本中の中枢に北朝鮮や韓国の手が回っていると言うことなのかもしれません。そうでなければ、これだけの対応のひどさを説明することは出来そうもありません。

驚いたのはあれだけ被害者家族に冷淡だった民主党の岡田党首が座り込み現場に現れ握手して回ったそうです。
 本気で、取り戻す気になったのなら歓迎しますが、単なる人気取りであるのなら最低と言わざるを得ません。今後の取り組みを見て行きたいものです。

変な政治家ばかり!

2005626日日曜日  第2107回  日本型ビジネス

 第2103回で資本家による陰謀で世界はグローバリゼーションの名の下に、いつの間にか一部の持てる者と大部分の持たざる者への二極化に陥ってしまったと書きました。
 このままでは、とんでもない世界が出来上がってしまうと心配していたら、新たな考えも芽生えてきているようです。

 市民のための環境学ガイド → CSRとは何か 06.24.2005より

  CSRCorporate Social Responsibility

 …略

 企業経営者が当事者として誰を考えて、あるいは、何を当事者として考えて経営方針を決めるか。しばらく前なら、株主だけの顔を見て、財務内容だけを考えていた。だから、社員をリストラし、成果主義でギリギリと絞り、残業を強いて、場合によっては過労自殺が出るが、そんなものは意に介さない。しかし、もうそれでは駄目だ。それなら当事者として何を考えなければならないのか。一つは、社員や他の関係企業、さらに社会。これは「ヒト」である。もう一つは、製造業・流通業を考えると、それはどんな製品・商品を提供するかということ。「モノ」である。要するに、「ヒト」軸、「モノ」軸を考えなければならないのだ。…中略

 という訳で、自信をもって非アングロサクソン型の「日本型ビジネス」をやって下さい。株主への短期的利益だけを見るような経営を止めて、すべての関係者を考慮し、可能ならば資源小国である日本の活き方まで考えて。これこそが、実は、CSRへの最大・最良の対応です、と言いたい。ビジネスの価値観にも多様性を持たせることが、結局、地球レベルの持続可能性に繋がると思う。

 つまりは、バブル崩壊前の日本の経済の特徴であった社会主義以上に社会主義らしい格差の無い国民が総中流意識を持った社会へ回帰することこそが目指す方向と言えるのじゃないでしょうか。
 そして、その考えを世界に広めることこそが日本の進むべき道なのかもしれません。世界中の人たちが中流意識を持てる時代が来れば、紛争なんてものも無くなりそうです。
 余りにも、甘い考えかもしれませんが、グローバリゼーションによる一部の金持ちと大部分の貧乏人の世界よりは余程住みやすい世界になりそうです。

 日本の常識は世界の非常識ですが、この非常識こそ日本が世界に広めるべき非常識じゃないでしょうか。
 日本の特異性はそのためにこそはぐくまれて来たとしたら是ほど痛快なことは無いですね。

冗談が過ぎますか!

2005627日月曜日  第2108回  菜園

  23日に原油先物相場で1バレル60ドルを付けたりと、石油の値上がり傾向は続いているようです。これが、高いのかどうか良くわかりませんが、一時的に下がることはあってもこの傾向が続くことは間違いなさそうです。
 いずれは、一部の持てる者にしか買えなくなる時代が来ることは間違いないはずです。しかし、その割にはその深刻さを自覚することもなくまだまだ遠い未来のこととのんびり考えている人が大半のように思えます。もちろん私も、その一人です。何といっても、人間、本当に現実に自分の身に降りかからないと分からないようです。
 中には、考えている人もいます。

  Our World ビルトッテンからのレター  → No.685 石油依存減らす施策を

 …略

 資源のない日本が今しなければならないことは、石油供給が急激に減少する前に、日本人の知恵を絞って、生態系を破壊することのない持続可能な社会に向かうための活動を始めることだ。そしてそのためには石油への依存をなるべく減らす施策を個人として、国家としてとることだ。

 コンピューターソフトの会社を経営する私は自宅の菜園から着手したが、いずれ会社としても生態系を壊すことのない方法で農作物を作り、それを社員に供給するような仕組みが作れたらと考えている。夢のような話に聞こえるかもしれないが、世界的な視点から考えたら企業経営者としてこれは決して間違ってはいないと信じている。

 流石、トッテンさんです。皆がここまで考えて行動すればエネルギー問題も解決できるかもしれません。しかしながら、そんな人は殆どいないのが現実でしょう。
 私も、太陽光発電の設置はしましたが、菜園まではしようという気になりません。と言うのも、大好きな
芝生の草抜きなど、手入れだけでも手一杯なのに野菜作りなんてとてもじゃないがやれるとは思えません。
 尤も、食べるに困る時がきたらやらざるを得ないでしょうね。子供の時に農作業の手伝いでその大変さが身にしみているだけに出来ればやりたくないのが本音です。とは言いながらも、いざその時になればのめり込むかもしれませんが…。

そんな時が来なければ良いのですが!

2005628日火曜日  第2109回  ノーネクタイ

 最近の私は、テレビニュースを見る時、どうしてもアナウンサーなど画面に登場する人物がネクタイをしているかどうかが気にかかってしまいます。
 と言うか、ネクタイをしている人たちを非難するような冷やかな目で見てしまいます。なぜ、彼らはネクタイを外せないのだろうか。何か事情があるのか、それとも単に勇気が無いだけなのか。
 特に、政治家と今が盛りの株主総会などでの経営者たちに興味があります。郵政民営化に反対する人たちが大抵ネクタイをしているのには笑ってしまいます。岡田民主党党首もそうですね。皆、単に小泉さんが提唱することは何でも反対という子供じみた考えしかないようで、なんとも情けないと思うのは私だけでしょうか。

 そんな中、27日、22時からのNHKニュースで、トヨタの新社長以下がハイブリットカー「プリウス」の年間100万台生産を目指すとの記者会見を放送していました。
 「この間のロシアでの工場進出に続いて、又、トヨタの一人勝ちか」と冷やかに聞いていたのですが、ふと画面に目をやると、居並んだ社長以下全員が上着は着ていたもののノーネクタイじゃないですか。
 これには、思わず身を乗り出してしまいました。「う〜ん!トヨタ恐るべし」。
環境万博「愛・地球博」のクールビズのファッションショーに奥田会長が出ていたことにも関係あるのでしょうか。もしかしたら、商売上手なトヨタの戦略なのでしょうか。
 ここまで言うと、いくらトヨタの一人勝ちを快く思っていないと言えども考えすぎでしょうか。ここは、素直に歓迎するべきかも。

疑り深過ぎか!

2005629日水曜日  第2110回  パチンコ業界と拉致問題

 初めて、パチンコの景品がお金に換金できることを知ったのは学生時代だったような気がします。誰かに誘われて初めて行った時に教わって玉と換えてもらった小さなプラスチックケースを何個か持ってパチンコやの近くにある換金場所を探して恐る恐るそのケースを小さな窓から差し入れると、お金が返ってきたものです。
 世の中にこんなものがあるのかと驚いたものです。とは言いながらもそれ程夢中にならなかったような気がします。

 それでも、社会人になってからはチェリーを1日3箱吸うヘビースモーカーだったので、それを賄うためにやり始めたのです。ですから、その時は換金はせずに全部タバコと交換していました。
 しかし、
第1242回でも書いたように、その余りの時間の浪費に馬鹿らしくなっていつの間にか止めてしまいました。そして、その頃から、パチンコの金は北朝鮮のミサイル代になっているという噂があったと書きました。

 さて、拉致被害者家族の三日間の座り込みも小泉さんの心には届いていないようです。そこで、パチンコの金の流れを止めようという提案がされています。

 蒼き星々 → メインメニュー → パチンコ業界と拉致問題

 …略

 パチンコ業界は政治屋には献金、警察の大量の天下りを引き受け、マスコミに対しては広告のスポンサーになり多額のパチンコ・マネーをばら撒いている。何故なら業界にはどうしても世間が沈黙していてほしい別の大きな問題が内在するからである。

 それが、「違法換金システム」の問題だ。現在、パチンコをやって勝てば(玉を多く出せば)景品と交換できること、その景品がすぐに現金に代わることは誰でも知っている。しかし、パチンコをやって「現金」を受け取れること自体が異常である。パチンコは「遊技産業」であり「ギャンブル産業」として認められていない。…略

 公然とこうしたシステムが行われており、警察もそれに噛んでいるのですから何をかいわんやです。しかし、全ては、それをよしとしてパチンコへ通う人々の責任かもしれません。
 自分のお金が北朝鮮に回っていると分かっていて何故パチンコを止めないのか不思議でしょうがないですが、ギャンブルとお金の魅力はそれほどに大きいと言うことなんでしょうね。
 それでも、想像力を働かせれば、拉致被害者を救うためには北朝鮮への送金を止めることの効果が大きいことは分かるはずです。政府が動かないのなら、国民一人ひとりができることをやるしかなさそうです。

やりませんか!

2005630日木曜日  第2111回  100年後

 毎日雨が降らずに暑い日が続いています。水不足はいよいよ深刻になってきました。わが坂出もこのまま雨が降らないと7月4日には夜間断水(PM:9:00〜AM:6:00まで)だそうです。
 去年の記録的な台風の襲来といい、今年のこの異常渇水といい、やはり異常気象は深刻なものになっているようです。このまま放っておいて良いのでしょうか。既に遅すぎると言いながらも、何かしなければならないはずです。

 国も少しは考えているようです。

 Yahoo!ニュースより

 CO2の排出ゼロに=「脱石油」で超長期ビジョン−2100年に照準・経産省

 100年後には家庭やオフィス、自動車から出る二酸化炭素(CO2)をゼロにする−。経済産業省・資源エネルギー庁は28日、2100年までの技術革新の道筋を「超長期エネルギー技術ビジョン」にまとめた。50年までに石油に依存しない社会を目指し、原子力や太陽光などCO2を排出しない発電に切り替える。さらに、ガソリン不要の自動車の普及率を100%に引き上げるなど、排出ゼロに向け必要な技術を網羅した。 (時事通信) - 6月 2971分更新

 原子力については諸手を挙げて賛成とはいえないところもありますが、全体としては、私の思っている目指すべき方向と同じようです。単にポーズだけでなければ良いのですが。
 しかし、100年後ですか。こんなのんびりしたことで間に合うのでしょうか。せめて、50年位に縮めてもらいたいものです。そうすれば、少しは生きている間にその動きを見届けることが出来そうですが…。

果たして、見ることが出来るでしょうか!

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