団塊の世代の部屋(73)

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200581日月曜日  第2143回  レンタカウ

  雑草との終わりの無い戦いの続く我が家の芝生ですが、長年の戦いのお陰か以前ほどは手がかからなくなりました。それでも、ちょっと油断するとあっという間にあちこちに雑草がはびこっています。
  それでも、定期的に気をつけていれば雑草に関してはほぼ制圧したと言っても良さそうです。
  しかしながら、我が家の芝生には手入れに於いて根本的な欠点があります。それは、伸ばし放題で一切刈り込みをしていないということです。と言うのも、雑草との戦いだけでも大変なので、これ以上手をかけたくないからなのです。何とも、横着な理由でお恥ずかしい限りです。
  そんな横着者の私は、日頃からヤギか何かを放し飼いにしたら刈り込みの手を省けるのじゃないかと妄想しています。
  ところが、同じような考えは誰でもするようです。

  7月31日の朝日新聞コラム「天声人語」より

 …略

 草刈り用に牛を貸し出す。その名も「レンタカウ制度」。瀬戸内海に面する山口県柳井市で、ことしもやっている。人影の少ない、山あいの休耕田に、4頭の黒毛和牛を放っている。

 牛を借りるのは、年老いて農作業がつらくなった農家が多い。周りの田んぼの稲が青々と育つなか、草だらけにしていては害虫がわく。迷惑をかけまいとして、草刈りをシルバー人材センターに頼むと、金がかさむ。炎天下での作業は、請け負う人もきつい。

 ならば、牛に食べさせたらどうだろう。4年前に、市長の河内山哲朗さん(47)が言い出した。農地が減り続け、畜産も振るわない。ため息が重なる農業関係の集いでのことだ。牛を使えば、人件費も、えさ代も浮く。借り手も貸手も都合がいい。さっそく農協が事業化した。今夏は7軒の農家が利用する。…以下略

 これは良いですね、香川でも、田を荒らすことを恐れてしぶしぶ稲をつくっている農家がたくさんあります。しかも、その為にコンバインなどの高価な農機具を購入したりしているのですからある意味悲惨な状況です。これなら、そんな投資もいらないから喜ばれるかもしれませんね。
  しかし、牛に食べさせるほどの広さの無い我が家には無理です。狭い庭の芝生を食べる動物をレンタルしてくれないものですかね。ヤギとかウサギなんかどうでしょう。

農協さんやりませんか!

200582日火曜日  第2144回  タバコ

  第2126回で取り上げたタバコに対する風当たりが少しづつ強くなってきているようです。

  産経新聞コラム「産経抄」 731

  …略

  車内のマナーが時代によって変わるのは当然だが、新幹線はついに「禁煙」に向かって走り始めた。東海道・山陽新幹線に再来年から投入予定の次世代車両は客席すべてでタバコが禁止される。どうしてもという喫煙者は、指定のデッキに行くことになるという。…以下略

  最近は新幹線に乗る機会もありませんが、単身赴任時代は毎週のごとく乗っていましたから喫煙車両のタバコの煙と臭いの凄まじさはよく分かります。尤も、吸ってる人たちには絶対に分からないのが問題なのですが。

  世界でも流れは嫌煙ですが、相変わらず日本政府は遅れているようです。
 
第929話や1019回でも取り上げたタバコの値段についての記事がありました。

 1日、読売新聞より

  …略

 日本のたばこ価格は先進各国に比べて格段に安い。
  代表的銘柄のたばこ日1箱の価格(今年1月時点で円換算)は、英「ベンソン&ヘッジス」982円(うち税金758円)、仏「ゴロワーズ」621円(同499円)で、日本の「マイルドセブン」の270円(同171円)は半分以下の値段だ。たばこの価格のうち税金が占める割合は、英仏の8割前後にたいし、日本は6割強と低い。英仏などは健康対策として政府が増税に踏み切った経緯がある。…以下略

 こういう記事を見ていると、日本政府の無策がよく分かりますね。貧乏人いじめの増税ばかりやらずにこうした増税なら一時的には怒りを買っても、後では喜んでもらえるのじゃないでしょうか。
  ガソリンの高騰で貧乏人はクルマに乗れなくなる時代が来るのは悔しい気もしますが、金持ちには高いタバコを吸ってもらって少しでも多く税金を払ってもらいましょう。

早く止めた方が良いですよ!

200583日水曜日  第2145回  売り上げを下げ

 第1144回で書きましたが、企業は何故常に前年比プラスの予算を立てるのでしょうか。世界の器が限りがあるのですから、未来永劫の成長なんてことは考えられないはずです。もういい加減にそんな考えを捨てて欲しいものです。
 面白い説がありました。

 市民のための環境学ガイド → 今後のエコプレミアム活動の3つの方向性

 …略

 売り上げを下げ、利益は確保する。これが、実は環境負荷の削減につながる。これを理解し、社是にしている企業があれば、それは、エコプレミアムな企業であろう。

 最終的には、利益も下げ、その企業活動に参加した株主などを含めて、幸福度の向上を保証するといった企業がでれば、現時点だと、すぐ潰れるだろうが、まあ100年後の話だと思って欲しいが、それは超エコプレミアム企業だと言えるだろう。

毎回、ブータンの話をしているが、あの国は、通常のGDPによる国の評価を拒否し、国民の幸福度によって国は評価されるべきだと主張している。ある意味で他の先進国よりも100年進んでいる。しかも、現国王は、ブータンの自然は維持しつつ、莫大な水力発電のポテンシャルを生かし、電力を輸出することによって、国民生活の底上げを狙っている。なかなかな策士である。一度会ってみたいものだ。…略

エコプレミアムとは、『別の言葉で言えば、「資源生産性が極端に高く、他の環境負荷も適切に制御されているような製品・サービスを普及させることが、向こう10から20年間程度、地球の劣化を防止する手法として有効だ」、という考え方である。』だそうです。

つまり、限りある資源を有効に使うことにより地球の劣化を防止することがこれからは求められると言うことのようです。
 要するに、私の嫌いな際限の無い成長などという企業はこの世界から排除されるべきである。まさか、環境の面から応援をもらえるとは思っていませんでした。
 やはり、これからの時代は足るを知る企業活動こそ求められているといっても過言ではなさそうです。

ブータンに習え!

200584日木曜日  第2146回  世界一

  第2125回で太陽光パネルの入荷が困難になりそうと書きましたが、現実のものとなっています。盆休みも近づいていますので益々難しくなりそうです。特別日本の設置数が伸びていると言うことではなさそうです。やはり、ドイツへ優先的に回されていると考えるのが自然のようです。
 そして、その原因は政府の無策であることは間違いありません。

 太陽光・風力発電トラスト → ドイツでの年間太陽光発電設置量日本を越えるでズバリとそのあたりを指摘しています。

 …略

 特に経産省のコメント部分、ただ、ドイツも太陽パネルの生産が追いつかず、「一気に 追い越されることはない」(経産省新エネルギー対策課)に関してはとんでもないお馬鹿な考えであることは指摘しておく。

 別にドイツの生産力は関係ない。このドイツの設置量の大半がこの日本のから輸出された太陽電池なのである。つまり、国内に設置されなかったものが海外でそ れも、設置者が損し無いから設置したということなんです。

 さらに、お馬鹿な経産省は、「コス トダウンが鍵。住宅向けは標準化が進み、これ以上 補助を続けるのは難しいが、住宅以外の分野は補助を続ける。『世界一』は重要だし、太陽光を着実に伸ばしていくためにも、他省庁と連携しながら新たな施策 を検討したい」って言う。

 コストは生産量と技術水準で決まるので、それは機器の製造時点で決まってしまうものだ。さらに、こうした機器が消費財であるなら初期設備費用への支援でも かまわないが、生産財である場合はむしろ、その成果評価にしたほうが合理的だろう。…以下略

 日本の設置量が世界一だったのは、政府の補助金も少しは関与しているでしょうが、それよりも、一部の人たちの善意と言った方が良いのじゃないでしょうか。むしろ、この程度しか普及していない原因こそ政府の無策にあると言えるでしょう。

 …略

 ドイツの太陽光発電システム(PV)設置が進んでいる理由について同報告書は、20048月に施行された「再生可能エネルギー法(注)の改 正」によって、建物などに設置したPVからの電力買い取り単価が、最高で1kWh当たり約60ユーロセントになり、他のEU加盟国(同1550ユーロセ ント程度)より高いことを挙げている。…略

 60ユーロセント日本円にして80円くらいだそうです。それに比べて日本の買い取り価格は23円くらいですから比較になりません。
  もし、日本政府が買い取り価格を80円までとは言いませんがせめてその半分の40円でにでもすれば爆発的に設置が行われるはずです。それ程に、日本人の太陽光発電に対する潜在的需要は高いと思います。つまりは、日本人の環境に対する関心は世界一ともいえるのじゃないでしょうか。
  それだけの、条件が揃っていながら、有効な手を打つことの出来ない日本政府の情けなさは、拉致被害者救出も出来ないことにも象徴されているような気がします。

どこを向いて政治をやっているのか!

200585日金曜日  第2147回  クールビズ

毎日暑い日が続いています。おかげさまで我が家の太陽光発電は順調に発電量を稼いでくれています。
  その反面、早明浦ダムの貯水率は30%を切り、このままで行くと中旬には空になるようです。こんな時こそ台風に来てもらいたかったのですが中国の方へ向かっているようです。いよいよ最悪の事態になるかもしれません。上手く行かないものですね。

さて、その暑さの中毎日営業活動していますが、半袖・ノーネクタイのお陰で何とか乗り切っています。しかし、こんな快適なクールビズでさえまだ抵抗があるようです。それは、何故でしょう。
  面白い記事がありました。

  Yahoo!ニュース → クールビズ、半数抵抗感 「来客は気にならぬ」70%

 相手のラフな格好は気にならないが、自分で着るのはちょっと…。人材派遣会社「インテリジェンス」(東京)が会社員の男女を対象にクールビズのアンケートを実施し、半数は自分が軽装で仕事先を訪問することに抵抗を感じているとの結果を4日までにまとめた。来客のノーネクタイなどは「気にならない」が70%を超えたという。

 同社によると、アンケートは7月、関東地方に住む20代と30代の1089人にインターネットで回答してもらった。…以下略

  他人のノーネクタイは気にならないが、自分が着るのには抵抗がある。これは、大方の人が賛同するのじゃないでしょうか。
  つまりは、自分が意識しているほど他人は気にしていないということの証拠のような気がします。結局は他人の目を意識せずに思い切ってやってみれば「案ずるより産むが安し」で、「なんだ、心配したほどのことは無いじゃないか」ということになるのでしょう。
  しかしながら、それでも踏み切れないのがサラリーマンの性といえるのかもしれません。その抵抗を取り去ることが出来るのはトップの考え次第ということになりそうです。
  NHKを代表とするテレビ局のアナウンサーがネクタイ姿を止めないのもトップの考えなのでしょう。一体どういうつもりなんでしょう。省エネなど必要ないという考えなのでしょうか。

分かりません!

200586日土曜日  第2148回  イチロー選手

  去年、この部屋に何度も取り上げたイチロー選手がピンチです。一時は3割を割って心配しましたが何とか立ち直りの兆しを見せ3割にも乗せました。
  もうそろそろ、本領発揮で楽しませてくれるかなと期待していたら、
1試合2ホームランなんてイチロー選手らしくないことをして喜ばせてくれました。ところが、それ以後4試合連続ノーヒットです。打率も33と急下降。
  この分で行くと
200本安打も危ういかもしれません。一体どうしたのでしょう。このままで終わるのでしょうか。心配です。期待が大きいだけに大変でしょうが、もう暫らくは喜ばせて欲しいものです。

  もう一人、私の期待の星、F1の佐藤琢磨選手も今年はなかなか結果を出せずにいます。先週のハンガリーGPでやっと8位入賞で一ポイントを獲得したという惨憺たる成績に苦しんでいます。
  シーズンの始まりには、2人が去年以上の成績で日本中を元気付けてくれることを期待したのですが、まさか、これほどの不調に陥るとは思ってもいませんでした。

  郵政問題で混迷する政治に象徴される沈滞した日本を元気付けてくれる2人の活躍がないと、毎日がつまりません。何とか後半に、前半の不調がやっぱりうそだったと思わせる活躍を期待したいものです。

日本人に元気を!

200587日日曜日  第2149回  水不足

  いよいよ早明浦ダムがピンチです。

  …略

  早明浦ダムの貯水率が15%程度となる十日にも四次取水制限に入る方向で調整を始めた。週明けにも幹事会を開き、香川用水の削減率などを決める見通し。

四次制限の削減率は未定だが、一九九四年の大渇水時は、貯水率が15%程度に落ちた時点で香川用水の削減率を75%とした。仮に九四年時と同様の措置をとっても、貯水率がゼロになる日は一日しか延びないという。…略

 とうとう早明浦ダムが空になってしまうのでしょうか。状況は94年の時より悪そうですが、全体に余り緊迫感が無いように感じるのは私だけでしょうか。
  と言うのも、早明浦ダム上流には雨が降っていないけれども、香川県は7月の前半の大雨でため池やダムの貯水量が増えており、農業用水や工業用水に関しては当時程逼迫間がないためのようです。

 そして、6日にも午後から雷を伴う大雨が比較的長い間降りました。去年も8月の初めに、熱帯地域のスコールもこんなのだろうかと思わせるようなにわか雨が降り、驚かされたことを思い出します。
  そして、去年は記録的な猛暑の後、盆明けから毎週のような台風の襲来で、それ以後
芝生の水遣りを一切する必要がありませんでした。やはり、温暖化の影響なのかもしれません。
 今年も去年のようになれば、水の心配は要らないのですが、そうは上手く行かないでしょうね。来週の後半ごろには本格的な水との戦いが待っていそうです。

後は、台風待ちか!

200588日月曜日  第2150回  矛盾

  世の中の矛盾と言えば、是ほど笑わせられるものは無いと思うのがある。広島・長崎の原爆を反対する組織が二つに分かれて未だに仲良く出来ないことである。
  目指す目的は原爆の無い平和であるはずの二つの組織が喧嘩をして仲良く出来ないくせに、その二つの組織が喧嘩の究極と言うべき戦争反対を唱えているのですから。自分たちが出来ないことを、世界に求めている矛盾が分からないのでしょうか。

 原水爆禁止世界大会始まる 2005 8 2 () 21:06

  原水爆禁止日本協議会(原水協)などの「原水爆禁止2005年世界大会」の国際会議が2日、広島市で開幕した。会議は4日まで。4〜6日には世界大会・広島、7〜9日は同・長崎が開かれる。

  一方、原水爆禁止日本国民会議(原水禁)などの「被爆60周年原水爆禁止世界大会」も、広島市で4〜6日、長崎市で7〜9日に行われる。

 読んでも、どこが違うのか分かりません。サーチして見ました。

 日本原水協 → 共産党系

 原水禁 → 旧総評系

名前からして、どこが違うのか迷います。こんな根本的なところでさえ一緒にできないような組織が世界平和なんてよく言いますね。それだけでも信用できないのは私だけでしょうか。それとも、これこそが人間なのでしょうか。

寂しい話です!

200589日火曜日  第2151回  エコウィル

  電力会社がエコキュートIHによるオール電化を促進し、季節別時間帯別電灯契約で一割の割引などでガスや灯油からの転換を計っている。
  今や、かなりのスピードでオール電化が進んでいるのじゃないでしょうか。営業に回っていても、認知度はかなり高いものがあります。

  ガス会社も指をくわえて見ているわけではないようです。

  市民のための環境学ガイド → 8月5日: 東ガス、家庭向けコジェネ発売へ方針転換

東ガスは、06年1月からガスエンジン式のコジェネを発売。これまで燃料電池式に力を入れてきたが、開発が遅れる見通しが強まり、方針を変換。他の都市ガス業者が共通ブランド「エコウィル」で販売しているガスエンジン式を採用し、「オール電化住宅」への対抗商品に育てたい考え。エコウィルは、出力1kWのホンダ製エンジンを搭載。売り文句としては、大量に温水を使用する家庭に向いている。価格は80万円。

 エコウィルとは余り知りませんでしたが、ガスで電気とお湯をつくるもののようです。ガス会社も考えていますね。しかし、都市ガスのシェアの小さい四国では殆ど聞いたことが無いような気がします。
  太陽光発電とエコキュートの組み合わせに対抗できるものになるでしょうか。しかし、所詮は限りあるガスを燃焼させるのですから自然エネルギーである太陽光発電にはかなわないように思うのは私だけでしょうか。
  燃料電池も今のところ直ぐには使い物にならないようです。やはり、ここは私の大好きな太陽光発電こそが未来のエネルギーの本命であることを認めて、政府がもっと後押しをするべきです。郵政民営化も良いが太陽光発電を忘れてもらっては困ります。

全く、バカな政治家ばかり!

2005810日水曜日  第2152回  タバコ

  第2144回などで早く止めた方が良いですよと書いたタバコについての面白い説を見つけました。
  単に健康に悪いだけではないそうです。

  京都精華大学人文学部環境社会学科の授業公開より → タバコ生産にともなう森林破壊

  …略

  日本のタバコ会社(JT)は、重油を焚(た)いて乾かします。ですからその分、地球温暖化ガスを排出するという問題がある(重油の燃焼でCO2が排出される)のですが、欧米のタバコ会社は、もっと“あくどい”ことを考えた。
  なぜ悪(あく)どいかというと、ビジネスですから、なるべく生産コストを下げたいわけですね。つくる値段を下げて、売る値段を上げれば、儲(もう)かるわけですから、生産コストはなるべく抑(おさ)えたい。しかし、乾かすのに重油なんかを使っていたら、(重油のもとになる)石油はアラブの連中がわがままを言って値段が上がってきて困ると。だから石油ではなくて、もっと安いもので乾かしたい、ということで、たとえばアフリカの、自分たちが植民地にしていた国で、薪(まき)をつかって乾かす。…中略

  タバコの葉っぱを1キロ乾かすのに、薪でいったら10キロ要る…中略

  世界で伐採される木の6本に1本は、タバコを乾かすために使われている。…以下略

  まさかタバコと環境問題が繋がるなんて想像もしていませんでした。健康だけでなく環境にまで悪いとなると、いよいよ皆にタバコをやめることを勧めたいですね。
  日本の国も、こうなると何時までも税金にこだわるより日本からタバコを締め出すことまで考えても良いのかもしれません。

いくらなんでも無理だろうなぁ!

2005811日木曜日  第2153回  ミトコンドリア

  いつもの市民のための環境学ガイドミトコンドリア・ミステリーという本 08.07.2005を読んでも私には余り理解できませんでしたが、最後に面白い考えがありました。

 …略

 著者は、がんというものも、現世代を早く終了させ、次世代への負担を減らすべく、遺伝子にセットされたプログラムなのではないか、と述べている。…以下略

目からうろこが落ちるとはこのことかもしれません。医学の発達により、がんもかなりのところまで征服されているように感じていますが、果たして、それが本当に良いことなのかと考えさせられる説です。
  確かに、医学の発展により、人類特に日本人は長寿を手に入れました。ありがたいことです。しかし、一方では
第572話第828話でも取り上げたスパゲッティ症候群のような延命治療などによりただ生きているだけのような行き過ぎとも思える治療が行われていることも確かです。
  研究者の自己満足の為に生かされているということもありそうです。無理に生き永らえさせる事が本人や周りの人にとって本当に望ましいことであるのか一概には言えないところもあるのじゃないでしょうか。
  そうであれば、ある程度の治療はすれども、後は自然に任せると言う方法もありそうな気がします。
 と言いながら、自分がその立場に立てばいたずらに命を惜しみ、何とか生きながらえようともがくかもしれませんが…。
 いずれにしても、今の医学を考え直すことを問いかけている説かもしれません。

難しいところです!

2005812日金曜日  第2154回  クールビズ

  第2147回などで何回も書きましたがNHKを筆頭に各テレビ局のアナウンサーたちが何故ネクタイを外さないのか不思議でなりません。ちょっと暇が出来たので、サーチして見ました。

  NHK → 改善事例 お答えします

  (お客さまの声)

 地球温暖化防止対策として、国会・官公庁などで、いわゆるクールビズを実施しています。NHKでも、これらを盛んに放送していますが、アナウンサーは、相変わらずネクタイ・上着を着用しています。NHKも率先してクールビズを実施し、環境問題に熱心なことを示してはいかがかでしょうか。

省エネで小泉首相も軽装なのに、それを伝えるアナウンサーがネクタイ姿なのは、おかしい。NHKは省エネに協力できないんですか。

やはり、おかしいと思っているのは私だけじゃなかったようです。それに対する回答。

 …略

 なお、ご意見をいただきました男性アナウンサーのネクタイ着用についてですが、ニュース番組の場合、人の生死に関わる重大な事件・事故・災害等の報道を取り扱う場合がありますので、身だしなみを整え、礼儀正しい態度でお伝えしなければならないと考えています。また視聴者の皆さまに対しましても、敬意を持ってきちんとした服装で接することがふさわしいと考え、現在はネクタイ着用を原則としております。

 なんだか分かったような分からないような慇懃無礼な返答と感じるのは私だけでしょうか。重大な事件をノーネクタイでやると腹を立てるような視聴者がそれ程入るとは思えないのですが。地球規模の省エネ対策とそんな儀礼とどちらが大切か考えれば分かりそうなものです。
  所詮、一部のうるさい視聴者のクレームを怖がっているだけのような気がします。テレビの持つ影響力を考えれば、率先してクールビズを採用すべきであることは明らかです。
  それどころか、公式の場はネクタイ着用なんて中途半端な省エネ対策を排除することこそマスコミの使命とは思わないのでしょうか。

考え方がおかしい!

2005813日土曜日  第2155回  我が家の太陽光発電

  我が家の太陽光発電、設置から2度目の検針がありました。先月のデータはまだ完全に一月経っていませんでしたので参考数値ですが、8月分は7月12日から8月10日までのほぼ一月間のデータです。

  丁度、7月の初めの大雨が終わってから殆ど雨が降っていない一月間なので総発電量は687KWhとこの時期にしては良い成績のように思います。その代わりに、水不足と言う代償を払わされることとなっていますが…。
   1KW当たりの発電量は687÷5.508≒124.7と
太陽光発電ランキングと比べてみても遜色はないようです。

  買電が474KWhで8,780円。 1KWhの単価が約18.52円。
  売電が459KWhで12,713円。1KWhの単価が約27.69円。

  差し引き3,933円の収入と言うことになります。去年の電気代26,778円と比べると30,711円の節約となります。
  都市ガスと灯油(概算)を含めた光熱費全体では35,238円の節約です。

  これは、ちょっと驚きの成績です。これほどまでの効果が出るとは正直思っていませんでした。
  実は、この結果には我が家の涙ぐましいほどの節約の努力が隠されているのです。と言うのも、去年は、猛暑でエアコンを付けっぱなしの状態で、節電なんてものは殆どしていませんでした。それに反して、今年は、暑さが去年ほどでもなかったこともありましたが、エアコンの代わりに殆ど扇風機で過ごすことが出来たのが大きかったようです。
  子供たちも、私の目もあってエアコンを使うことを我慢したのじゃないでしょうか。それにしても、これほどの効果が出るとは想像もしませんでした。まだまだ、パソコンの付けっぱなしなど結構余力を残しているので、もっと真剣に節電すればまだまだ効果は上がるかもしれませんが、余り無理をしても窮屈なので、これ位にしておきましょう。

それにしても、驚きです!

2005814日日曜日  第2156回  もったいない

  「もったいない」が突然脚光を浴びています。ノーベル平和賞を受けたケニアの副環境相ワンガリ・マータイさんが日本を訪れたときにその言葉に感銘を受け広めようとしたのだそうです。

  かろうじて、戦後の貧困の時代を経験している我々団塊の世代が子供の頃から「もったいない」を躾けられた最後の世代かもしれません。
  その所為か、未だに食べ物を残すことは出来ませんし、電気はこまめに消してしまいます。誰もいないところに電灯を点けたままにしていると胸の内がざわざわとしてつい消してしまいます。家族の者は「うるさいけちな親父」と密かに思っているのじゃないでしょうか。
  しかし、子供の頃の躾というものは恐ろしいもので、どうしても我慢できません。しかしながら、これは恥ずべきことでないということをワンガリ・マタイさんが改めて思い出させてくれました。

13日の読売新聞コラム「うつろい重ねて60年」に「しまつの復権」として、”もったいない”に注目とありました。

 …略

 日本人が潜在的に持ち続けてきた意識として、「どんなデータよりも心に訴えかけ環境保護の実行につながる」…以下略

 成る程、日本人が潜在的に持ち続けていたんですね。世界で一番進んでいたと言われる江戸時代の循環社会のお陰かもしれませんね。
  この辺りが、「日本の常識・世界の非常識」の日本人が世界に誇れる文化でもあるのかもしれません。日本人侮るべからずと言うところでしょうか。

 昨日の、我が家の節電効果もそんな遺伝子が働いたお陰かも知れないと言えば言い過ぎでしょうか。

来月も楽しみ!

2005815日月曜日  第2157回  ムラサキカタバミ

  雨が降りません。早明浦ダムの貯水率も10%を切りそうです。断水も時間の問題のようです。
  こんな状態では、我が家の芝生も水遣りをするわけにもいかず、いよいよピンチです。
  そんな中でも、雑草は元気です。長年の雑草との戦いで以前ほどは悩まされなくなりましたが、それでも油断するとあっという間に伸びていて驚かされます。

  今、我が家で一番幅を利かせているのがムラサキカタバミです。四葉のクローバのような葉と綺麗な花にだまされて隅のほうに残してやったのが裏目に出てしまったのです。
  その可憐さに似合わず結構繁殖力があるようで、毎年その領域を広げているようです。ここまではびこると、もう目こぼしすることも出来ません。

  長い間悩まされた、萱やタンポポにカラスノエンドウはラウンドアップを刷毛で直接塗ることで殆ど生えてこなくなりましたが、ムラサキカタバミもこれでやって見るしかなさそうです。
  とは言うものの、水遣りの出来ない芝生の方が先にやられてしまうかもしれません。去年のように台風が来ないと駄目かもしれません。
  しかし、美しいものに気を許すと碌なことは無いようです。

油断大敵!

2005816日火曜日  第2158回  コニシキソウ

  早明浦ダムの貯水率がとうとう10%を切りました。15日は曇で、久し振りに少しだけ雨も降りました。それは、15日の発電量が久し振りに一桁の9となったことでも明らかです。
  昨日も書いた風前のともし火の芝生には一時の恵みの雨となったでしょうが、人間にとっては何の足しにもならなかったようです。
  そんな元気の無い芝生ですが、そんなことには負けずに相変わらずはびこる雑草を盆休みを利用して抜きました。
  昨日の
ムラサキカタバミ程は目立たないが、第1786回で書いたコニシキソウが相変わらずはびこっていました。
  立ったまま上から眺めている分には殆どみつけるこが出来ませんが、腰を落としてよく見ると、これでもかというほどにあちこちで見つかるのです。もしかしたら、ムラサキカタバミより多いのかもしれません。
  このコニシキソウは去年名前を知ってから、営業活動の時に農家の庭に結構大きくはびこっているのを見かけるようになりました。どうやら、かなり勢力を伸ばしているようです。というのも、上に伸びずに横に伸びるので案外目に立たないので見逃されるのかもしれません。
  我が家でも、勢力を弱めた他の雑草を尻目にもう何年も性懲りも無く生えていますからその生命力は強そうです。全く、油断なら無い。

根本的な退治法を考えた方が良さそうです!

2005817日水曜日  第2159回  設置数

  私の実感としては、今年の太陽光発電の設置数はかなり苦戦しているように思うのですが、実際はどうなんでしょう。

  参考になる数字がありました。

  ようこそ我が家の太陽光発電所へ → 太陽光発電ニュース目次 → No.298200561日)

  NEFの発表によると2003年度末における太陽光発電設置住宅累積数は162千軒であった。

1999年から設置数が伸び始め、2001年から年間25,00038,00046,000と設置数が増加している。

2004年度の応募数が約55,000と推定されるから、ようやく20万軒の大台に乗るものと思われる。

  今年はNo.302200581日)より

  本年度住宅用太陽光発電補助受付状況(井口)

  2万円/kW補助の受付状況は722日現在22,158件。辞退370件。

  No.298200561日)より

  本年度住宅用太陽光発電補助受付状況(井口)

kW辺り2万円補助の受付状況は56日現在9,231件。昨年520日は11,034件で、1,803件も少なくなっている。この補助も来年度打ち切りと言われ、一般住宅2,500万戸に対する普及策は無くなる。政府・与党の温暖化防止無策の責任が問われる。

 20万軒の大台と言っても、2500万戸の1%にも満たないんですね。何とも情けない数字ですね。

  新エネルギー財団(NEF)ではどうでしょう。

  平成17年度「住宅用太陽光発電導入促進事業」応募申込状況

  (812日現在)

  応募申込総数 26,150

やはり、去年より減っているのでしょうか。もう一つよく分かりませんが、去年より大幅に増えていると言う感じはなさそうです。
  いずれにしても、こんな件数では大幅な設置増は見込めそうもなさそうです。政治の貧困もここに極めりと言っても過言ではなさそうです。

余りにも少な過ぎ!

2005818日木曜日  第2160回  縦割り行政

  早明浦ダムの貯水率がとうとう0になりそうです。夜間断水も始まりそうです。しかし、0%で何故夜間断水だけで良いのでしょうか。
 0%はどうやらゼロではなさそうです。早明浦ダムの映像にも少なくはなっていても空にはなっていない様子がちゃんと映っています。
  そして、県は発電用の水を使わせてもらえるように交渉しているようです。おかしな話ですね。

  第1689回で取り上げた縦割り行政に関係があるようです。

  水道水  = 一般家庭  厚生労働省

  工業用水 = 工場    経済産業省

  農業用水 = 農業    農林水産省

  発電用水の転用了承 早明浦ダム貯水率ゼロで生活水に 電源開発

  早明浦ダムの利水容量が底をつく厳しい状況を受けて、吉野川水系水利用連絡協議会長の横田耕治四国地方整備局長は十五日、電源開発本社(東京)に中垣喜彦社長を訪ね、利水容量がなくなった時点での発電用水の生活用水への転用について協力を要請、電源開発は了承した。…以下略

  発電用水は工業用水になるのでしょうか。まだ使える水があることはありがたいですが、0%、0%と騒いでおいて、いざとなると転用する水があるなんてなんだか騙されたみたいで釈然としません。
  他にも、農業用水もありそうです。この情報時代に何故最初から、きちんと報道しないのでしょうか。これこそ縦割り行政の弊害の最たるものでしょうね。
  いよいよ水不足が深刻になるとやっと転用許可がでるということなのでしょうか。それとも、人間より農作物を取るのでしょうか。

面白い国です!

2005819日金曜日  第2161回  血筋

  第2041回で、中国・韓国・北朝鮮など近隣の国や内部の嫌日家(所謂左翼)などによりマスコミ教育現場や日本の中枢を押さえられてしまったと書きましたが、もしかしたら、それも甘いのかもしれません。

  ネットに飛び交う情報の中には、果たしてこれは本当だろうかと思われるものもあります。

  Nikaidou.com 自民党を暴力団に売り渡すか小泉。【8/17(水)10:00

 …略

  というより、小泉と飯島の「血筋」については、内閣情報調査室をはじめ心ある当局の人間によって、証拠物件とともに日本の闇社会よりも上のドンのところにあがっており、本サイトはそのラインからの情報提供を受けている。ふと思ったが、小泉自体が工作員ではないのか。小泉の親父は「鮫島純(惇もしくは絢)也」と名乗り、なぜか鹿児島の朝鮮部落(加世田)から出てきたくせに、いつの間にか鹿児島の名門である「鮫島」を名乗っていたという。名門の家の出身のはずが、なぜ鮫島性を捨てて小泉家に養子に入ったのか。それは、鮫島姓が偽だからであろう。鹿児島出身の朝鮮人、池内恵観が「小泉は俺といとこだ」といっていたのはブラフだと思い込んでいたが、北朝鮮訪朝時の空白の10分間に「あなたの父親は北朝鮮人だよ」と金正日に言われたという話と総合すると、信憑性も高まるというものだ。…以下略

 これが本当なら、小泉さんが拉致問題にあれほどに消極的であるのも納得できます。小泉さんが、あちらの人であろうときちんと日本のために仕事をしてくれればそんなことは何の問題ではありません。しかし、それを隠すことにより弱みを利用されることは困ったものです。

 しかし、こんなことはネットがなければ一生知ることも無かったでしょうに、ネット恐るべしです。

 同じNikaidou.com より

 悲しいがすべてを疑うしかない。 3/8()7:50

 …略

 土井たか子→李高順(帰化前の本名)北朝鮮に親族多数

 五島昌子(土井の秘書)本名、渡辺昌子は通名、つまり、在日朝鮮人(元社青同活動家の話より)

 辻元清美(帰化人、赤軍派)

 筑紫哲也(→朴 三寿:元朝日記者、共産キャスター)

 本多勝一(→崔 泰英:「南京大虐殺」虚報の中共工作員記者)

 佐高信 (→韓 吉竜:極左評論家)

 福島瑞穂(→趙 春花、帰化前の本名:中核派)

 永六輔(帰化人。反日活動、言動多し)

 池田大作(→父:ソンジャンチョク、帰化人)  (在日への選挙権推進、韓国での反日活動の実績)

 そうそうたるメンバーですが、どこまでが本当なのでしょうか。私の敬愛する佐高さんまでとは恐れ入ります。日頃の言動からさもありなんと思える人もいますね。しかし、出自は関係ない。本人が何をしているかが問題でしょう。

ネットって恐ろしいですね!

2005820日土曜日  第2162回  電気自動車

  第2063回で取り上げた私の期待している三菱自動車の電気自動車の実現が見えてきたようです。

  18日、読売新聞より

  …略

  東電は電気自動車への充電や蓄電池の技術などを提供し、三菱が開発中の小型電気自動車「MIEV(ミーブ)」の商品化を後押しする。三菱はこれにより開発期間を短縮し、ミーブの発売時期を当初予定の2010年から08年に前倒しする。3年後には1回4時間程度の充電で250キロ・メートル走れる軽自動車クラスの電気自動車が、200万円以下で市販されることになりそうだ。…以下略

  3年後とは近いですね。もう少し安ければいいのですが、売れればコストダウンも早そうです。サイズとしては、軽より小さくてもいいんじゃないかと思いますが、開発のコストを考えると軽の方が安くなるのでしょうね。

  スバルも開発しているようです。

  …略

  富士重工業は18日、高性能のリチウムイオン電池を活用した軽の電気自動車の試作車「スバル R1e」を初公開するなど環境技術への取り組みについて発表した。…中略

  リチウムイオン電池は、富士重とNECとの合弁会社「NECラミリオンエナジー」が開発。5分間で90%の充電ができ、電池は交換せずに15万キロ以上の走行が可能という。

  15万キロ持つとは凄いですね。値段はどのくらいになるのでしょうか。いずれにしても、燃料電池車よりは実現が近そうですし、又期待しています。太陽光発電と電気自動車こそ本命と思っているのは私だけでしょうか。
  それにしても、私の期待する
キャパシターはなかなか出てきません。一体どうなるのでしょうか。これが実現すれば、エネルギーの革命なんですけどね。

面白くなりそう!

2005821日日曜日  第2163回  太陽光発電の危機

  クルマは電気自動車の可能性も出てきたようですが、それに比べて日本の太陽光発電の未来は暗雲が立ち込めているようです。
  それは、政府の余りにも的の外れた対応が原因であることは間違いないですが、その的の外れようは想像以上のようです。

  ようこそ我が家の太陽光発電へ → 太陽光発電ニュースNo.3032005818日) → エネ丁と太陽光発電普及協会の話し合い(議事録)より

  …略

  我が国は世界一の光発電設置国だが、ドイツなど他国が急激に追い上げて来ている。我が国産の太陽電池の6割以上が輸出にまわっている。こんな中で補助打ち切りでは、我が国がダウンするのは火を見るより明らかだ。この状態で安閑としている担当課長はおかしいと私は思う。

企業1/3、役所1/2補助、官邸屋上につけるなど、費用効率は非常に悪くムダと言いたい。個人住宅をさておき、非住宅に主眼を向けていくというのもおかしい。光発電は屋根や壁面や庭など日の当たるところはどこでもオンサイトで可で、住宅・非住宅の区分などない。住宅は何が目的を達したというのか。戸別2500万戸のうち20万戸に付いているだけで、これが本命だ。…以下略

福島みずほ事務所仲介で行われた話し合いの議事録だそうです。仲介が悪すぎますが、この際それは目をつむりましょう。
  それにしても、この議事録を読むと政府の無策ぶりは目を覆うものがありそうです。いくらなんでも、もう少し真剣に取り組んでいるものだと期待していましたが、この分では日本の太陽光発電の未来は真っ暗ですね。
資源エネルギー庁なんて何のためにあるのでしょうか。
  メーカーも輸出で儲かれば良いし、自分さえ良ければの考えのようで、日本の環境に貢献する太陽光発電の未来を真剣に考えているようには思えません。道理で、政府が動かないはずです。

困ったものです!

2005822日月曜日  第2164回  クールビズ

  果たして定着するのだろうかと心配していましたが、クールビズが結構浸透しているようです。

  チーム・マイナス6% → 2005819()半数近くがクールビズ!大都市ビジネスマンに「ネクタイなし・上着なし」が浸透

  …略

  30度を超える真夏日だった東京・名古屋・大阪の3大都市で実施、男性サラリーマンの服装を一斉にカウントしました。サンプル数は52,801人。出勤時の移動時間(8:009:30)と、勤務中の移動時間(13:0014:30)に、3大都市の官庁街とビジネス街の駅改札や通路を通過したサラリーマンの服装をチェックしました。

この調査で、東京・名古屋・大阪ともに2人に1人がノーネクタイ・ノー上着で出勤、大都市のサラリーマンにクールビズが浸透していることが分かりました。…以下略

 もっと苦戦していると思っていましたが、意外と善戦しているようです。しかし、まだ半分です。油断は出来ません。この期に及んでまだ半分もネクタイをしている人がいるのですから。
  
第2147回でも取り上げた「他人のノーネクタイは気にならないが、自分が着るのには抵抗がある。」を見事に現しているといえるのかもしれません。
  もう一歩の浸透を計る為には、抵抗の元であるリーダー達が変わらないと駄目なのでしょうね。
  そのきっかけになるかもしれないのが広島6区で亀井さんに挑戦する堀江さんです。彼が当選して、国会でもTシャツで通せば面白くなるかもしれませんよ。亀井さんにも堀江さんにも何の期待もしていないし、政治家になって欲しくはありませんが、国会をノーネクタイに変えるためだけには期待してみたいところがあります。

どうなるか!

2005823日火曜日  第2165回  キャパシタ

  第2162回で電気自動車を取り上げた時にキャパシタがなかなか出てこないと書きましたが、スバルの電池にキャパシタが使われているようです。

  FjiSankei Business i より

充電5分で走行距離200キロ 富士重工の電気自動車

富士重工業(東京都新宿区)は十八日、高性能のリチウムイオン電池と新開発したキャパシタと呼ばれる蓄電装置を搭載した電気自動車(EV)の試作車「スバルR1e」を初公開した。…以下略

 MSNマネーより

 …略

 単独開発の「リチウムイオンキャパシタ」はエネルギー密度が従来型キャパシタの4倍の30Wh/キログラムと、実用レベルのエネルギー密度は業界最高水準。これまで環境対応車の開発能力不足が指摘されてきた同社だが、キャパシタメーカーが現在量産化しているエネルギー密度は6.5Wh/キログラム。今後実用段階とする水準も10〜20Wh/キログラムにとどまっている。蓄電技術では事実上、業界トップに踊り出た可能性がある。…以下略

  岡村先生のキャパシタに注目していたら、思わぬところから出た来ましたね。これが本物なら良いのですが。低コストで量産ができるのならどちらでも良いので、是非早急に実現して欲しいものです。
  これが太陽光発電にも使うことができれば、世界のエネルギー事情は一挙に解決するかもしれません。
(キャパシタ参考:第1488回第1636回

楽しみです!

2005824日水曜日  第2166回  地域通過

  第1139回を最初に何度か取り上げた地域通過。第1688回を最後に殆ど取り上げていません。その時は400以上あると書きました。
  何時かは、我が坂出にも地域通貨ができればいいのにと思い、名前も坂出にちなんだソルトが良いなんて考えていましたが、生活に追われている間に世の中が変わっているようです。

  市民のための環境学ガイド → 「今月の環境」(8月2005年)

 8月20日: 地域通貨曲がり角

 町おこしに有効ということで流行した地域通貨だが、とうとう100の大台を割り込んだ。その理由は、買うものが無い。最盛期には、400もあったという。

 何と、100を割ったとは驚きです。こんな良いものも、生活に追われているようでは定着しないのかもしれません。生活が苦しい時ほど役に立って欲しい物が逆になってしまうとは皮肉なものです。
  何はともあれ、私のように良いと思いながら飛び込まない人間が一番悪いんでしょうね。

もう一つの良いと思った太陽光発電の方は食べるための方便としてその世界に飛び込みましたが、たちまち食べることができない地域通貨には飛び込むことができませんでした。

 cc-pr.net → 地域通貨全リストでは減っているようにも無いですが、どちらなんでしょう。

定着して欲しいものです!

2005825日木曜日  第2167回  百人斬り

  第1422回で取り上げた南京大虐殺での「100人斬り」を捏造としてご家族が訴えていた裁判の判決が出たようです。参考:虚報・冤罪「百人斬り競争」

  24日、産経新聞コラム「主張」より

  南京で旧日本軍の将校二人が「百人斬(ぎ)り」を行ったとする報道の真偽が問われた訴訟で、東京地裁は「明白に虚偽であるとは認められない」として、「事実無根」とする元将校の遺族の訴えを全面的に退けた。史実の誤りを増幅させかねない判決といえる。…略

  ネット巡回で、私も捏造であると信じるようになったのですが、それにしても、日本の裁判も情けないですね。どこを向いて判決を出しているのかと思ってしまいます。日本中が戦後教育によってゆがめられている証拠と言えば言い過ぎでしょうか。
  ご家族は上告するようですが、どう見ても捏造としか思えない報道を「明白に虚偽であるとは認められない」と逃げてしまうような判決しか出せないこの国は一体この先どうなるのか。

  第2161回でも書いたように、裁判所も汚染されていると考えた方がいいのでしょうね。しかしながら、ご家族には気の毒ですが、この裁判が長引くことで日本中の人たちがこの問題を知ることになり、マスコミなど日本の中枢のおかしさに気がつくことになれば不幸中の幸いかもしれません。

もう遅いのかも知れません!

2005826日金曜日  第2168回  人口減少

  第2139回で取り上げた人口減少が加速しているようです。あの時は男性の人口が減少しているということでしたが、どうやらそれどころではなさそうです。

  24日、日本経済新聞コラム「春秋」より

  …略

  いわゆる2007年問題。この年、人口が減少に転じ、団塊の世代が退職し始め、逆ピラミッドの社会は一気に不安定に……。

その人口減少が、予測より2年前倒しで、今年から始まるかもしれないという。厚労省の人口動態統計の速報値で、今年の上半期は、死亡者数が出生数を31034人上回った。上半期の折り返しの時点での人口減、マイナスは初めてだという。毎年、下半期は出生数が盛り返すというが、年間を通しての初の人口減の可能性は高い。…略

 前回は総務省で今回は厚生労働省の発表と人口調査も縦割り行政の弊害ですね。一体どちらを信じたら良いのか。いずれにしても、人口減少は思ったより早そうです。

 この人口減少を第2131回で取り上げたような持続可能な社会という新しい社会への契機として上手く利用できればピンチをチャンスに変えることができるのじゃないでしょうか。

そんなに上手く行かないか!

2005827日土曜日  第2169回  ソーラー大作戦

  来年の補助金が無くなることで、太陽光発電設備の設置にどんな影響が出るか心配していましたが、政府の動きがあるようです。

  太陽光発電世界一奪回へ「ソーラー大作戦」 環境省

  200508250101

 環境省は06年度から、太陽光発電設備の設置後のCO2削減努力に対して各家庭に補助金を出したり、大規模なシステムの導入を促したりなどの「ソーラー大作戦」を展開する。同発電の年間設置量でドイツに昨年奪われた世界一の座の奪回を目指すとともに、地球温暖化対策の強化につなげる。

 新たに実施する家庭への補助金制度は、各家庭への電力使用量をもとにCO2排出量を計算したうえで、自費で太陽光発電の設備を導入してもらう。その後の電力使用量をもとに削減できたCO2排出量を算出し、量に応じて3年間、設置費用の一部を補助する、という仕組み。 …中略

  環境省は一連の施策で、来年度予算の概算要求に43億円を盛り込む。

04年の太陽光発電の設置量は日本が約27万キロワットだったのに対し、ドイツが約36万キロワットとなり、日本は95年から守ってきた世界一の座を失った。

 今度は環境省ですか。補助はありがたいですが、相変わらずややこしそうですね。どうして、すんなりと売電価格を上げてくれないのでしょうか。そうすれば要らぬ費用はかからないし人も要らないはずです。
  どうしても、天下り先の確保のため、間に噛んで人を配置したいのでしょうか。43億円の内どれだけが人件費で取られるのか疑問です。

 しかし、それでも少しはいい方向に向いているのかもしれません。

期待しましょう!

2005828日日曜日  第2170回  青空

  丁度ひと月前の第2140回に台風後に久し振りの青空を見たと書きましたが、今日27日もあの日以来とも言える青空が広がっていました。
  今回も前回と同じように台風の影響のようです。台風明けで無ければ、スカッとした青空を見ることができなくなってしまったようです。やはり、どこかおかしい。

  それにしても、水不足のために、いつもならそれることを願う台風を今回ほど香川県民こぞって直撃を期待したことはめったに無かったのじゃないでしょうか。
それにもかかわらず、県民の願いをあざ笑うかのように関東の方にそれてしまいました。当然のごとく
早明浦ダムへの降水量はわずかなものでした。このままでは、再び貯水率0%をきりそうです。
  不謹慎ですが、当分雨も降りそうもなさそうなので、又しても台風に頼るしかなさそうです。

  そして、皮肉なことに、我が家の太陽光発電は前回の27日を上回る29KWhの新記録を達成しました。青空と暑さの割に風がありパネルの温度が上がらなかったのじゃないでしょうか。
  まさかこの時期に最高値を達成するとは思ってもいませんでした。喜んで良いのか悪いのか、雨の降らない水不足が発電量の増加をもたらすのですから複雑な心境です。

上手く行かないものですね!

2005829日月曜日  第2171回  クールビズ

  日曜日の朝刊に「クールビズは子どもの教育に有害です。」と一面に大書した気になる広告がありました。クールビズ万歳の私としては捨て置けません。

  学校法人秀明学園 秀明中学校の広告でした。その理由がふるっています。

 …略

 日本の伝統を踏まえ、「形・姿を正した」教育を行います。

 クールビズは形・姿が崩れていると言いたいようですね。エリートを養成する学校だそうですが、外見にこだわるような人間を育てることがそんなに大事なのでしょうか。
  環境問題を考えないようなエリートを育ててもらっては未来の地球のためになりません。尤も、こうした考えの学校に入るくらいですからそんなことは頭から考えていない生徒が集まるのかもしれません。

 それにしても、こんな広告を打つなんて、それだけのきちんとした根拠を持っているのか、それとも単に目立ちたいだけのことなのか、又は、政府に喧嘩を売っているのかどちらでしょう。
  それにしても、折角のクールビズにこんな形でケチを付けられるとは腹立たしい限りです。こんな学校で育った人間が組織のトップに立たれるとクールビズが否定されて又あの暑苦しいネクタイをしなくてはならなくなるのでしょうか。
  しかし、社会にはこうした考えを肯定するトップが多いのでしょうね。それが、未だにクールビズが定着していない理由なんでしょうね。

腹が立つ!

2005830日火曜日  第2172回  石油

  水不足の救世主を期待した台風13号は、どうやら方向違いのようでこちらへは来てくれそうもありません。早明浦ダムの0%割れは避けられそうもありません。
  一方アメリカでは超大型のタイフーン「カトリーナ」が南部の油田施設に迫り、その為に原油価格が遂に70ドル
/バーレルを突破したそうです。上手く行かないものですね。

  その石油について、トッテンさんが面白いことを書いていました。

  No.695 「アメリカの世紀」の終焉

  …略

  昨年から言い続けていることだが、人類の歴史の中で20世紀後半に起きたことは、石油による「バブル」だった。人類が化石燃料を使うようになり、先進国における快適な暮らしがもたらされたのも、広島、長崎へ原爆が投下されたことも、それを可能にしたのは豊富で安い石油である。そして今この瞬間にもイラクで起きている戦闘も豊富で安い石油なのである。

しかし石油生産は頭打ちとなり需要が急騰する一方で、現在の科学技術では代替エネルギーは見つかってはいない。つまり、石油ピークが人類に提供する最も良いことは、例えば米国がイラクやアフガニスタンで行っているように、武器を持たない民間人を殺りくすることで世界を恐怖に陥れるために使われる大量破壊兵器を動かす燃料がふんだんに使えなくなるということだ。…以下略

 油が無くなれば戦争も無くなるかもしれないなんて面白いですね。そう言えば、太平洋戦争も日本が油を絶たれたことが原因だったのじゃなかったでしょうか。
  戦争の終わり頃には日本中の松から松やにを集めて油の代用にしたそうです。私の子どもの頃には幹に松やにをとった後の切り傷が残っている松が多く見られたものです。そう言えば、そんな松ノ木も見かけることが無くなったような気がします。松くい虫にやられてしまったのでしょうか。

 しかし、石油が無くなって戦争が無くなるのなら、それも良いかもしれませんね。生活するための代替エネルギーはもちろん太陽光発電で良いじゃないですか。
  蓄電池の良いのがまだできないので、夜は早く寝て、朝早く起きるという太陽の運行に合わせた生活をすれば良いじゃないですか。
  少々不便でも、案外そんな生活の方が人間にとっては幸せなのかもしれませんよ。

そう思いませんか!

2005831日水曜日  第2173回  木へんに青

  「木へんに赤と書いてりんご、木へんに青で青りんご、それじゃあ、木へんに黄は何と読む?」なんてとんちが子どもの頃に流行ったことがありました。答えは「みかん」じゃなく当然横です。この年になっても未だに妙に頭に残っています。
  ところが、最近、あるお客さんと珍しい地名や苗字の話になったときに、木へんに青と下が松と書く苗字がある。何と読むか分かりますかと聞かれました。

  まさか、あのとんちに出てきた架空の字と思っていたものが本当にあるとは思ってもいませんでした。
  あえて、答えを聞かずに宿題として持ち帰りインターネットで探して見ました。しかし、もう一つはっきりとは分からず、図書館で探して見ると日本中の珍しい名前を集めたものがあり、それによると「あべ松」と読むそうです。

  これを、サーチしてみると、面白いサイトがヒットしました。そこには全く同じようなとんちが書かれていました。

  小駒勝美の 漢字こぼれ話  vol.4 五色の漢字

  …略

  「木ヘンに赤はリンゴ、木ヘンに緑はメロン、それでは木ヘンに黄はなんという字?」

ここでたいていの人は「レモン」と答えるのですが・・残念でした。正解は「横(よこ)」。木ヘンに黄色で「横」なのは小学生でも知っています。…中略

 木ヘンに「青」という字もあります。こちらは「あべまき」と読んでくぬぎの仲間。どんぐりができます。この字のあとに「松」の字を書いた「あべまつ」という姓の人は全国に千人以上おられます。…以下略  

 メロンは覚えてないですね。地方によって違うんでしょうね。「あべまつ」という姓も意外と多くあるんですね。
  木へんに赤も「もみじ」と読むそうですから驚きです。まさかとんちで冗談のように思っていた字が本当にあるとは。今更ながら自分の無知を思い知らされました。

面白いですね!

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