団塊の世代の部屋(75)

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2005101日土曜日  第2204回  国勢調査

  5年毎に行われる国勢調査が真っ最中ですが、一体どのくらいの費用が要るんでしょうか。人件費だけでも大変そうです。

  国勢調査 → 調査員の身分より

  …略

  国勢調査に従事する国勢調査員は、市町村長の推薦に基づき、総務大臣が任命する非常勤の国家公務員です。

50世帯を含むように調査区域は区切られており、一人の国勢調査員は、1〜2の調査区域を担当することになっています。平成12年国勢調査では、80万人を超える国勢調査員が従事しました。…以下略

 80万人ですか、一人一万円でも80億円、まさかそんなに安くは無いでしょうから、結構かかっているでしょうね。調査員の人件費だけでなく、調査票の集計も大変でしょう。集計の終わった調査票の保管も大変そうです。どう考えても莫大な費用がかかっていそうです。
  しかし、今時、こんな人海戦術が必要なのでしょうか。これで思い出すのは、
住基ネットです。あれほど大騒ぎして作ったシステムを何故使わないのでしょうか。

 国勢調査は総務省統計局の管轄のようですが、住其ネットは同じ総務省でも統計局ではなさそうですがよく分かりません。
  プライバシーの問題などもありそうですが、まとめて一つにすれば、基本的に同じような調査を何度も行う必要はなさそうです。
  こんなことを言うと、住其ネットのときのような反対が起きるのでしょうね。今更、一緒だと思うのですが。

無駄と人権とどちらを取るかでしょうか!

2005102日日曜日  第2205回  イチロー選手

  やりました。2試合を残して5年連続200本安打達成。まさか、ここまで苦しむとは想像もしていませんでした。一時は、今年はもう駄目かもしれないと半ば諦め、腹をくくっていましたが、流石、イチロー選手、とうとう達成しました。何という、精神力でしょう。
  

  MAJOR.JP

  200安打達成したイチローの一問一答  〜後編〜

  …略

  ほんと、夢にも出ましたよ。ただ今日のことがあれば、最後まで(気持ちが)切れなくてよかったなって思うし、切れそうになったこともあるし…。でもこの「200」という数字がすべてを救ってくれました。これでまた壁を越えられたような気もするし、そこでもし切れてたら、そういうこともなかったでしょうね。…以下略

  本人が一番苦しんでいたことは間違いないでしょうね。こちらは片手間の応援ですから気楽なものです。それでさえ、気持ちが晴れなかったのですから。

  それにしても、5年連続200本安打は並大抵の記録ではなさそうです。

  難しい連続200安打 最高はボッグスの7年連続

  5年連続200安打は、1900年以降の近代野球でイチローが5人目。100年を超える歴史を持つ大リーグでも至難の業だろう。 シーズン200安打以上の最長は、ボッグスの7年で、これに3選手が5年で続く。このほか、参考記録として主に19世紀に活躍したキーラーの8年がある。…以下略

  新人から5年連続は新記録のようですが、今年切れなかったことにより、7年連続の可能性が残ったのですから、又しても、来年からが楽しみです。イチロー選手にとっては、苦しみなんでしょうね。でもやってくれるのじゃないでしょうか。

  次は、来週の日本GPでの佐藤琢磨選手です。

頑張れ!

2005103日月曜日  第2206回  クールビズ

  衣替えにもかかわらず、相変わらず半袖ノーネクタイで営業しています。今年はクールビズのお陰で、あの暑苦しいネクタイから開放され何とか乗り切ることができました。もし、ネクタイ・上着で炎天下を歩いていたら今頃はどうなっていたことやら。
  クールビズに便乗して
5月3日からノーネクタイ・ノー上着を始めたので、丁度5か月になります。その間、お客様にとがめられたことは一度もありませんでした。やはり、こちらの気持ち次第で実際のバリアはなさそうです。
  尤も、個人相手の営業であって、企業相手の営業でなかったのが大きいのかもしれません。しかし、企業相手でも、自分でバリアを築かなければ問題はなさそうです。誰だって、暑い日本でネクタイ・上着なんか馬鹿げていることは分かっているのですから。

  しかし、まだまだ、バリアはあるようです。

 2日、読売新聞より

  内閣府は1日、地球温暖化対策に関する世論調査の結果を発表した。ノーネクタイ・ノー上着の「クールビズ」について、「取り組んでいる」と答えた人は30.9%で、「取り組んでいない」の30.9%を下回った。ただ、取り組んだ人に時期を聞いたところ、「今年から」が30.0%にのぼり、政府の提唱に一定の効果があったことをうかがわせた。…以下略

  わずか30%しか取り組んでいないとは、まだまだ、大勢の人が苦行を強いられたようです。人間のバリアはそう簡単には取り外せないという証拠ではないでしょうか。
  日本のサラリーマン社会を変えるのは並大抵ではなさそうです。それとも、暑いのが好きな人が多いのでしょうか。

そんなバカなことは無いでしょう!

2005104日火曜日  第2207回  クールビズ

  3日の夜のテレビニュースで、クールビズが終わってからの初出勤風景を取り上げていました。どうやら、殆どの人がネクタイと上着のようです。
  小泉さんもスーツ姿で、もう少しクールビズを着ていたいなんてことを言っていました。只、鹿児島県では暑さがまだ厳しくて、クールビズの人も見かけられたようです。
  訪問販売の御多分に漏れず土日もクールビズで出勤していた私としては、「そう言えば、世間は今日から衣替えの初出勤なんだ」と改めて気づかされました。

  それにしても、いにしえから続く衣替えに囚われて一斉にネクタイに上着というのも何だかわびしいと思うのは私だけでしょうか。
  実際の天候に合わせて着替えれば良さそうなものですが、まだまだ、そこまで融通の利く社会ではなさそうですね。
温暖化に合わせて、4月から10月一杯までくらいはクールビズも面白いと思うのですが、小泉さん、これぞ変人の面目躍如で取り入れてくれませんか。

  とは言いながら、今日もノーネクタイ・半袖で出勤した私に、ちゃんと衣替えしていた上司も社長も何にも言いませんでしたが、それほど違和感が無かったのでしょうか、それとも腹の中は違ったのかな。
  まぁ、何と思われようと、この快適さを、そう簡単にはやめることはできません。暫らくは続けさせて貰いましょう。

さて、何時まで行けるかな!

2005105日水曜日  第2208回  北極海の氷

  ちょっと古い記事ですが、地球温暖化は本当なのかという説もあるなか興味深い現象が紹介されていました。

   9月29日、Yahoo!ニュースより

  北極海の氷、観測史上最小 温暖化で悪循環に突入か

  夏場に北極海を覆う氷の面積がこの9月、人工衛星による観測が始まった1978年以来最小を記録したことが、28日分かった。米雪氷データセンターや米航空宇宙局(NASA)などの共同グループが発表した。

氷が減って海が太陽熱を多く吸収することで、氷の縮小に一層拍車をかける悪循環に突入した恐れが大きいという。グループは「この勢いで氷の縮小が進めば、夏場の氷の消失は21世紀末よりかなり早い時期に起こる」と警告し、地球温暖化も一因との見方を強めている。…以下略

 氷が縮小しているということは海水面も上昇しているのでしょうね。夏場に氷がなくなるとどのくらい水面が上がるのでしょうか。
  こんな証拠を見せられると、やはり、温暖化は起きていると考える方が自然なのでしょうね。
  しかし、これだけの現象を見せられても、世界は冷静なように思えるのですが、それが、単なる無関心なのかそれとも本当の危機とは思っていないのか。
  どちらにしても、地球の危機で無ければいいのですが、気がつけば取り返しのつかない状態になっていそうな気がするのは私だけでしょうか。

不気味です!

2005106日木曜日  第2209回  佐藤琢磨選手

  イチロー選手の200本安打と3割確保で一安心しました。あとは佐藤琢磨選手のらいシーズンのシートが心配ですが、どうやら明かりが見えてきたようです。

  F1−Live.com → 琢磨、来季シートの可能性が濃厚に

  …略

  まず1つめは、HondaBAR Ltd.の全株式取得が年内に完了し、2006年は待望のフルワークスチームでF1参戦すること。もう1つは来季、新たに参戦を果たすことが確実視されている新チームにエンジン供給するというものである。

これにともない、注目されるのが佐藤琢磨のシートだが、今日の時点で明確な発表はなかったものの、Hondaがエンジン供給する新チームに移籍する可能性が濃厚とのことで、琢磨本人からも次のような発表があった。

  「来年の選択肢は複数ありますが、僕はF1をあきらめるつもりはありませんし、今後もレースに参戦したいと思っています。来年のシートについてはまだ決定ではありませんが、新チームからオファーを受けているのは事実です。…以下略

  ホンダのエンジン供給を受ける新しいチームのシートを獲得できそうと言うことのようですね。何とか、これで、来年も琢磨選手を見る事が出来るようになればいいのですが。
  何といっても、佐藤選手がいないとF1に対する興味が無くなってしまう私としては大歓迎です。
  続けていれば、彼のポジティブな考え方が活かされるチャンスもあろうと言うものです。取り敢えずは今週の日本GPの活躍を楽しみにしますが、来年も楽しませてもらえそうです。

期待したいものです!

2005107日金曜日  第2210回  トヨタ

  トヨタの快進撃はとどまる所を知らないようですね。まさか、スバルと提携するとは驚きです。

  NIKKEI NETより

  トヨタ、富士重の筆頭株主に・GMから株8.7%取得

  トヨタ自動車は5日、米ゼネラル・モーターズ(GM)が保有する富士重工業株20%分のうち8.7%を取得、筆頭株主になると発表した。残りの株式は富士重が市場から買い取り、GMとの提携を解消する。両社は今後、富士重の米国工場でのトヨタ車生産など相互協力を目指す。経営不振のGMをトヨタが支援する狙いもあるとみられ、トヨタが世界の自動車メーカーの主役に躍り出る格好で、自動車産業の勢力図が塗り替わる可能性もある。…以下略

  いよいよトヨタがGMを抜き去る日も近いのかもしれません。こうなると、同じGM傘下のスズキもいずれはトヨタの傘下になるのでしょうか。
  それにしても、自分さえ良ければの代表のトヨタの快進撃は、果たして日本に何をもたらすのでしょうか。
  トヨタが世界一になった時には、日本の国は滅びているような気がするのは私だけでしょうか。
  いずれにしても、一部の勝ち組と大部分の負け組みという結果は間違いないように思います。

杞憂であればいいのですが!

2005108日土曜日  第2211回  自転車

  クルマは確かに便利です。特に、田舎での営業活動には無くてはならないものです。しかし、石油資源の先が見えている今、何時までクルマ優先社会をつづけるつもりなのでしょうか。
  もうそろそろ、公共交通を主体とした交通体系に変えるときが来ていると思っているのは私だけではないでしょう。
  しかし、日本を牛耳るトヨタがそんなことは許すはずもなさそうです。

  第1347回でも取り上げた、未来の交通体系の主体とすべき自転車を活かす自転車道が整備されるのは何時のことでしょうか。

  自転車は健康面でも素晴らしいようです。

  5日、NHKテレビ「ためしてガッテン」で取り上げられていました。

  寝たきり予防! 自転車エクササイズ

  …略

  腸腰筋(ちょうようきん)は、背骨の下部(腰椎)から骨盤をまたいで太ももの骨(大腿骨)の付け根につながる筋肉です。体の深部にあるため普段はあまり意識されませんが、上半身を支えて姿勢バランスをとり、脚を大きく持ち上げる大事な働きをしています。自転車こぎでは、ペダルを踏む時に太ももの筋肉(大腿(だいたい)四頭筋(しとうきん))、脚を引き戻す時に腸腰筋を使っていることが、PET(ガンの検査などに使われる医療機器)で明らかになりました。…以下略

  腸腰筋についての分かりやすいHPがありました。

  腸腰筋について

  …略

  腸腰筋が衰えてしまうと骨盤が後ろに傾き、内臓を支える腹筋などがゆるんで内臓が下垂します。さらに姿勢のバランスをとろうとしてあごや胸椎が前に突き出し、猫背になってしまい肩こりを誘発する原因となります。さらに、腰まわりの筋肉も弱まり、筋肉の代謝全体が悪くなって、内臓脂肪も皮下脂肪も溜まりやすい身体となってしまいます。歩行能力も低下し、つまずきや転倒の危険性が高くなります。…以下略

  なんだか、私の今の状態を指摘されているような症状です。このままでは、何かにつまづいて転倒して寝たきりになるなんて情けないことになりそうです。
  これは、何とか、自転車に乗ることを考えないといけないですね。とは言いながらも、今のクルマ社会では自転車では危険すぎます。
  ここは、自転車道の整備を早急に期待したいところです。そうなれば、交通事故は減るし、腸腰筋を鍛えられた人たちが増え寝たきりが減り一挙両得です。こんな素晴らしいことやら無いと損ですよね。
  しかし、日本政府がこんなことやるわけなさそうです。何といっても、拉致問題でも分かるように国民の命なんて眼中になさそうですから。

残念です!

2005109日日曜日  第2212回  坂出市立病院

  第273話などで何度か取り上げさせて頂いた、我が坂出市が唯一誇れると言っても過言ではないと思われる坂出市立病院の塩谷泰一院長が去年の年末で退任されていたそうです。
  お客様との話の中で、院長が代わっているとの話を聞き、驚いて、早速HPを見て見ると、やはり、昨年末で代わられているようです。どうやら
名誉院長となっているようですが、勤務はしていないと聞きました。果たして、何があったのでしょうか。

  日本一の赤字病院を日本一の黒字病院に変えた手腕に驚かされ、それが我が坂出であったことに自分の手柄のように喜んだものでした。
  その手腕を停滞した我が坂出の改革に活かす為に前回の市長選挙に出て欲しかったくらいでしたが、それどころか坂出を去ってしまったとは残念です。坂出にとっては大きな損失です。
  これで、我が坂出の発展は当分望み薄になってしまったと言えば言い過ぎでしょうか。

  それにしても、次の院長の責任は大きいですね。業績を少しでも落とせば非難されるでしょうし、維持して当たり前というプレッシャーは物凄いものがありそうです。大変でしょうが、頑張って欲しいものです。

それにしても勿体無い!

20051010日月曜日  第2213回  国勢調査

  第2204回で取り上げた国勢調査の人件費、我が家へ来られた調査員の方に質問して見ましたが、はぐらかされて聞けませんでした。
 ネットで調査員の方が6万円と書かれていたのがありましたがどうなんでしょう。それにしても、今度の国勢調査は、あまり評判が良くないようですね。

  Yahoo!ニュースより

   国勢調査 650億円投入も、拒否続出 時代にそぐわず

  1日に実施された国勢調査の評判が散々だ。「面会できない」と調査員が嘆く一方、住民の間では「何で詳しく調べられるのか」と不満が募る。650億円を投入した5年に1度の国勢調査は時代の変化に合わなくなっている。…以下略

  650億という費用からみると調査員の報酬が6万円というのもまんざら嘘ではなさそうですね。人件費だけで80万人×6万円=480億円ですか。
  反発も強そうですし、手間を考えると6万円が多いか少ないかは難しそうですが、これだけの費用を使って正確な調査が出来ないとなると壮大な無駄ですね。
  それにしても、太陽光発電の訪問販売で最大のネックは「面会できない」ことにあると日頃から思い知らされていますが、国勢調査も同じとは笑ってしまいます。経済優先による共働きの増加による不在の多さがその原因ですが、果たして、こんな生活が日本人にとって幸せなのか、大きな問題が隠れているような気がします。

  勝谷さんが面白いことを書いていました。

  勝谷誠彦の××な日々

  2005/10/09 () 統計の正さがその国家の成熟度。支那を見るべし。

  …略

  当たり前である。権利意識ばかり肥大して義務という言葉を忘れ去った国民が金にもならない調査に協力するわけがないだろう(嘲)。今回の調査の最大の意義はこの国家という枠が馬糞の川流れのように崩壊していることが把握できたということではないのか。…中略

  日本国住民であることが誇りであった時代はそのことの証である調査には手を挙げて応じたであろう。そうでなくなったことの意味は重い。…以下略

  やはり、皆が金に追われて余裕をなくしてしまっているのでしょう。この国の崩壊はこんなところにも現れてきていると言うことなのですね。

やはり、この国は危ないかも!

20051011日火曜日  第2214回  しらさぎ

  今、香川県に「こうのとり」が一羽飛来して話題になっています。あの豊岡で放鳥されたものとは違って自然のものだそうです。一度は見て見たいものですが、他人と同じ行動はしたくないので諦めましょう。

  鳥と言えば、日頃から不思議に思っていることがあります。それは、何時の頃からか「しらさぎ」をあちこちで見かけるようになったことです。
  不思議なのは、私の子どもの頃、田んぼや小川に「ふな」や「どじょう」「かえる」など小動物が沢山いた頃には「しらさぎ」を見た記憶は無いのです。
  そして、そうした小動物が少なくなった頃からでしょうか、それとも、私が就職して自動車で香川県中を移動するようになった頃からでしょうか(定かではありませんが)、「しらさぎ」を見かけることが多くなったのです。どう考えても、えさと思える小動物が少なくなってから見かけることに合点が行かないのですが、深く考えることもなく来ました。

  もしかしたら、第1769回第2198回で取り上げたクマゼミのように温暖化など気候の変化でも裏にあるのでしょうか。
  多分考えすぎとは思いますが、不気味ではあります。

  余談ですが「しらさぎ」という種類の鳥はいないのだそうです。

  自然探偵と市民の鳥"しらさぎ" 

  …略

  「それで、私、ちょっと不思議なんだけど、鳥の図鑑を見ても"しらさぎ"っていう種類は出ていないのよね。」

探「そうだね。サギの仲間にはいろいろな種類があるんだけど、その中で体が白いいくつかの種類を合わせて"しらさぎ"と呼ぶんだ。…以下略

  知りませんでした。今度見かけた時には良く見て見ましょう。

それにしても不思議です!

20051012日水曜日  第2215回  補助金

  第2203回で書いた、太陽光発電の補助金の不公平はあんなものでは済まないようです。

  ようこそ我が家の太陽光発電へ → 太陽光発電ニュースNo.306 20051012

  太陽光発電設置費kWh40万円の根拠を問う。(井口)

温暖化防止・京都議定書達成のため自然エネルギーの普及が急がれる中、太陽光発電世界一の原動力になった住宅用補助が本年度で打ち切りにと言われています。

エネ庁に継続を要望しても200211月の財政審で、太陽光発電の設置費が市場自立価格kW40万円に達したとして、予算が認められないと応じません。

太陽光発電は70-80万円が相場で、NEFの平均68万円、NEDO110万円、40万円に遙かに及びません。 財務省は根拠を明らかにしてください。

なお、エネ庁は住宅用補助を止めて、非住宅分野の支援を強化していますが、税金の無駄使いです。今年NEF住宅補助はkW2万円・26億円の予算ですが、35千軒・13kWの設備が出来ます。

然し非住宅NEDOの予算は92億円・2分の1の補助(54万円)で388軒・1万7千kW

自治対等は76億円で15kW

企業等345億円、3分の1補助(36万円)で34kW

513億円で66kW

費用対効果は住宅比40分の1です。住宅用だと260kW出来、環境税を創設しなくても、既存予算の年4kW17万件(68kW)組み替えで、閣議決定482kW・議定書達成可能です。…以下略

  日本政府の補助金が如何にいい加減なのかがよく分かります。一体国は何を考えているのでしょうか。真剣に国の未来を考えているとは到底思えません。

  それにしても、来年の補助金打ち切りの根拠がkW40万円には驚きます。是ほど、実態を把握していない数字を基に補助金が決められるとは怒りを覚えます。
  確かに、安いパネルの原価は40万円かもしれませんが、パネルは置いておくだけでは発電しません。所謂消費財と違って、買ってくるだけでは何の働きもしません。
  きちんとした設置工事がなくては装置は稼動しないのです。
エネ庁というのは企業は利潤は要らないと思っているのでしょうか。
  こんな役所が日本のエネルギー問題を扱っているのでは日本の将来は真っ暗ですね。

  現実問題として、市場価格が40万になれば太陽光発電は爆発的に広まる可能性はあると思います。エネ庁のいい加減な根拠には腹が立ちますが、40万円という数字を表面に出したことはもしかしたらいい方向に進むかもしれません。
  つまり、メーカーが40万で施工できる原価を目標にコストダウンに頑張り、それが実現されればこれぞ、嘘から出た誠になり、災い転じて福となるです。

メーカーさん頑張って!

20051013日木曜日  第2216回  補助金

  昨日も紹介したようこそ我が家の太陽光発電へ → 太陽光発電ニュースNo.306 20051012によると

  本年度住宅用太陽光発電補助受付状況(井口)

2万円/kW補助の受付状況は922日現在32,876件。辞退1,100件。

9月9日30,773件から約2,000件です。多いのか少ないのかよく分かりません。

しかし、残り件数は少なそうです。

  NEF 財団法人新エネルギー財団 → ようこそ 太陽光発電のページへ → 「平成17年度住宅用太陽光発電導入促進事業に係る応募申込み枠の残り 約5,000件について」 を掲載しています。

  …略

  平成17年10月7日時点で、平成17年度住宅太陽光発電導入促進事業の応募申し込み枠が残り約5,000件(3.7kW/件換算)になりましたことを連絡いたします。…以下略

  この分で行くと、今月中くらいに終わりそうですね。去年の2月最初までと比べると、とんでもなく早そうです。
  しかし、これは、件数が増えたのではなく補助金が少なかったことが原因です。これで、昨日も触れたように来年の補助金の有様から行くと、住宅用の補助金はもう期待できません。
  いよいよ、住宅用太陽光発電が冬の時代に突入ということになりそうです。国の政策が、一つの業界、それも、世界にとってもっとも有用とも言うべき業界を潰すという馬鹿げたことにならなければいいのですが。

信じられない無策です!

20051014日金曜日  第2217回  補助金

  昨日は、考えが甘かったようです。

  NEF 財団法人新エネルギー財団 → ようこそ 太陽光発電のページへ → 「平成17年度住宅用太陽光発電導入促進事業に係る応募申込み枠の残り 約3,000件について」 を掲載しています。

  …略

  平成17年10月12日時点で、平成17年度住宅太陽光発電導入促進事業の応募申し込み枠が残り約3,000件(3.7kW/件換算)になりましたことを連絡いたします。…以下略

  何と、5日で2,000件です。駆け込みがあったということでしょうか。これじゃあ、月末まで持ちませんね。

  しかし、去年の61,407件と比べて、数字が会いません。今年を35,000件として、ざっと計算して見ました。

  平成16年度予算額 約52億円 1kWあたり4.5万円 

  61,407件×(3.7kW×4.5万円)≒102億円

  平成17年度予算額 約26億円 1kWあたり2.0万円 

  35,000件×(3.7kW×2万円)≒26億円

  去年は50億円の補正予算があったということのようです。今年は補正すらないと言うことなのでしょうか。

全くバカにしています!

20051015日土曜日  第2218回  我が家の太陽光発電

  我が家の太陽光発電、設置から4度目の検針がありました。10月分は9月12日から10月11日までのデータです。

  8月の1KW当たりの発電量は687÷5.508≒124.7

  9月の1KW当たりの発電量は542÷5.508≒98.4

  今月の1KWあたりの発電量は454÷5.508≒82.4

  今月前半の天候不順に祟られたようです。

  8月、買電が474(250,224)KWhで8,780円。  1KWhの単価が約18.52円。
  9月、買電が553
(314,239)KWhで10,472円。 1KWhの単価が約18.94円。
 10月、買電が502
(252,250)KWhで8,800円。  1KWhの単価が約17.53円。
  どうやら、昼間の買電が先月より少なかったようです。単価の下落は、季節別電灯契約で10月から昼間の単価が下がったからでしょう。


  8月、売電、459KWhで12,713円。 1KWh単価、約27.69円。
  9月、売電、313KWhで8,668円。  1KWh単価、約27.69円。
 10月、売電、292KWhで7,700円。  1KWh単価、約26.37円。
  こちらも同じく下がっています。7、8、9月の夏単価とそれ以外の月の単価はどちらがメリットがあるのか難しいところです。

  8月は、差し引き3,933円の収入。去年の電気代26,778円と比べると30,711円の節約となります。
  都市ガスと灯油(概算)を含めた光熱費全体では35,238円の節約です。

  9月は、差し引き1,804円の支払いと言うことになりました。去年の電気代19,166円と比べると17,362円の節約。
  都市ガスと灯油(概算)を含めた光熱費全体では22,145円の節約。

  10月は、差し引き1,100円の支払い。去年の16,772円と比べて、15,622円の節約。光熱費全体で20,122円の節約。

  やはり、発電量が減っている分、節約も少なくなっています。これからは春まで厳しい数字が続きそうです。もう少し頑張れば支払いゼロで済んだかもしれませんが、マァ、こんなものでしょう。

さて来月は!

20051016日日曜日  第2219回  温暖化

  昨日も書きましたが、10月に入って天候不順が続いています。14日は一日雨でした。我が家の太陽光発電毎日のデータでも分かるように、発電開始以来最低の1KWh/日を記録しただけでなく、2、3、4、5KWhを各一日ずつ記録しています。
  今年は去年のような台風はありませんでしたが、その代わりのような天候不順です。やはり、地球はおかしくなっているのでしょうか。気になる記事がありました。

  14日、毎日新聞より 世界の気温:9月は過去最高 平年を0.85度上回る

 気象庁は14日、世界の9月の月平均気温(陸上のみ)が、記録が残っている1880年以降の平年気温を0.85度上回り、過去最高になったと発表した。日本は記録が残る1889年以降の平年気温を1.38度上回り、過去3番目だった。…中略

地球温暖化と、数十年周期で繰り返される自然変動の高温期に入っていることが原因と考えられるという。今年は6月にも世界の月平均気温が最高値を記録している。   

 やはり、温暖化の影響なのでしょうか。10月も雨が多いといえども、温度は高そうです。その証拠に、私は未だにクールビズで通しているくらいですから。とは言いながら、流石に半袖はちょっと無理なので、最近は長袖のワイシャツです。
 それでも、肌寒いことも無く、晴れた日は袖を捲り上げても汗ばんでいます。やっと、来週くらいからは平年並みになるとの予報も出ています。
  クールビズにはお世話になりましたが、ぼちぼちネクタイに戻らなければならないようです。

憂鬱です!

20051017日月曜日  第2220回  パチンコ

  第2181回等で取り上げたパチンコ店が以前のケバケバしい建物から一見何の建物か分からないようになったのは私が大阪へ単身赴任している頃だったように思います。
  外観が普通のビルで、何かの企業のようにも見えるのです。観察力の欠如している私は、毎日そのビルの前を通っていても長い間パチンコ店と気がつきませんでした。
  ある時、同僚と歩いていて、そこがパチンコ店と教えてもらって驚いたものです。香川に帰ってきてからも、全くそれと分からない店があり、暫らくして、やっと、もしかしたらあれもパチンコ屋かと気がついたことがあります。
  一度など、スーパーかと思って入ろうとした店もありました。もちろん昔ながらのネオンがケバケバしい店もありますが、相対に目立たない店が多くなっていると感じているのは私だけでしょうか。

  もしかしたら、密かに増殖しているのでしょうか。

  16日、産経新聞コラム「産経抄」にパチンコについての面白い表現がありました。

  …略

  全国どこへ行っても人影のない多目的ホールと、日中から駐車場が満杯のパチンコ店だけが目立つのもどうしたことか。黄色い花はやがて自らの成長も阻んでしまうそうだが、こちらは人の手がいる。美しい風景を取り戻す努力をしないと、日本人の心は取り返しがつかなくなる。…以下略

  黄色い花というのはセイタカアワダチソウのことです。日中から満杯のパチンコ店だけが目立つと言っていますが、私が感じているような目立たないパチンコ店も数に入っているのでしょうか。
  思っている以上に、パチンコ店の増殖は進んでいるのかもしれません。いよいよ日本の国は破滅に向かっているような気がします。

心配です!

20051018日火曜日  第2221回  靖国

  小泉さん、とうとうと言うかやっとと言うか、遂に靖国参拝をやりましたね。この人は、一体何を考えているのか不思議な人です。
  これだけ、何があろうと自分の考えを実行する強い意志は、この間の衆議院選挙でもみせましたから、今回の靖国参拝も必ずやるだろうと想像していたのは私だけではないでしょう。
  しかし、不思議なのは、この意志を拉致問題の解決に向けないことです。やはり、その裏には、何か大きな理由が隠されていると考えるのが自然なのでしょうか。
  それとも、14日の
北朝鮮系施設への強制捜査に見られるように、いよいよやる気になってくれたのでしょうか。今後の動きが見ものです。単なる誤魔化しで無ければいいのですが。

  それにしても、NHKのニュースを見ていると、小泉さんの参拝を非難する中国や韓国ばかりをことさらに取り上げて、賛成する意見は全く取り上げていません。
  やはり、NHKは偏っていると考えた方が良いようです。尤も、他の局のニュースは見ていないので何ともいえませんが、きっと同じようなものなのでしょうね。

  いずれにしても、今までの総理に出来なかったことをやっていることは間違いない。この変人の意思を何とか拉致問題解決に向けてくれることを期待したいものです。それさえやってくれれば、今まで非難したことを心から謝ります。

お願いします!

20051019日水曜日  第2222回  トヨタ

  NHKテレビのニュースでは、相変わらず靖国参拝に対する中国等の相変わらずの子どもじみた反応ばかりをことさらに取り上げている。全くどこの国の放送局なのでしょうか。

  そんな騒ぎの影で、テレビでは取り上げられていないようですが、トヨタがプリウスのリコール問題に続いて又してもリコールをしたそうです。

  Sankei Webより

  トヨタ127万台リコール 対象台数は過去最多

 トヨタ自動車は18日、前照灯のスイッチに不具合があったとして、カローラ、ヴィッツ、ファンカーゴなど乗用車16車種、計約127万台(2000年5月―02年8月生産)のリコールを国土交通省に届けた。1度のリコール対象台数としては過去最多で、100万台以上は3件目。…以下略

  どのくらいの費用がかかるのか興味がありますが、常勝トヨタにとってはこれほどのリコール数も大して影響ないのでしょうね。
  それにしても、プリウスに続いてのこのリコール、トヨタに何かが起こっているのか、それとも、こんなことは日常茶飯事のことであって、たまたま表面に出ただけのことなのか、どちらなんでしょう。
  しかし、こんなことを隠すと三菱自動車のような大怪我になりかねませんので、素直にリコールしたと取る方が素直なんでしょうね。一人勝ちのトヨタを斜めに見てしまう私としては、何となく裏がありそうに思いたくなってしまいます。

何も無いのかな!

20051020日木曜日  第2223回  雑草

  9月の14号台風で早明浦ダムの貯水量が100%になり、我が家の芝生もピンチが去りました。
  と思って、油断していたのですが、最近出勤時に気がついたら、
第2157回で書いたムラサキカタバミがあちこちで葉を出しているじゃないですか。春だけでなく秋にも芽を出すんですね。
 気がついたら、目に付いたものだけでも抜いてから出勤していたのですが、とてもじゃないが間に合いません。と言うことで、久し振りに草抜きに挑戦しました。しかし、この
ムラサキカタバミの生命力は外観からは想像もつかないくらい強烈なものがあります。
 出勤時に抜いても、あくる日には、又、生えてきているのです。取りあえず、今日は目に付くものは抜いてしまいましたが、明日には、又、生えてきているでしょう。やはり、
ラウンドアップのお世話にならないと駄目かもしれません。

  今日の草抜きで驚いたのは、長い間の格闘でもう撲滅したかと思っていたカラスノエンドウがあざ笑うかのごとくあちこちから芽を出していたことです。久し振りの草抜きで座って始めて分かりました。相変わらず立てって上から漫然と見ていたのでは気がつかなかったのです。何とも、その生命力には驚きます。気がつかずに放っておいたら、春先には大変なことになっているところでした。こうなると、又、春まで草抜きをやめるわけには行かないようです。

  もう一つ、生命力のあるのが第1786回で書いたコニシキソウコニシキソウコニシキソウ(小錦草)です。こちらも相変わらず、ちゃんと生き残っています。
  残念ながら、我が家の雑草御三家との戦いは終わることは無いようです。

甘かった!

20051021日金曜日  第2224回  補助金

  第2217回で太陽光発電の補助金が12日現在で残り3,000件となったことを書きました。今月一杯までは持たないかな予想していましたが、予想以上に早かったようです。

  平成17年度住宅用太陽光発電導入促進事業に係る応募申込みの受付停止および補欠受付について   20051019日 新エネルギー財団

  さて、平成171018日、平成17年度住宅用太陽光発電導入促進事業の応募申込みの受付停止を行いましたのでご連絡致します。…以下略

  6日、で3,000件とは恐れ入りました。つまりは11日で5,000件を消化してしまったと言うことです。凄まじい勢いです。

  補欠を受け付けるそうです。

  今年度が補助事業の最終年度であり、翌年度に余剰分を繰り越すことができないため、停止後の応募取り消しを踏まえ、引き続き一般住宅用(一般)を対象に1019()から1025日(火)まで補欠受付を行う。(1019日消印分の応募申込書から補欠応募対象とみなす)…以下略

  こんなものは焼け石に水です。

  やはり、補正予算は組まないのでしょうか。

  ようこそ我が家の太陽光発電へ → 太陽光発電ニュースNo.307 20051018

  本年度住宅用太陽光発電補助受付状況(井口)

2万円/kW補助の受付状況は107日現在35,882件。辞退1,200件。1012日現在残り枠約3,000件で打ち切り予定。当会は補正で年度一杯受付を希望。

  ここに頑張ってもらうしかないのでしょうか。

  さて、これが、只でさえ冷え気味と思われる今後の太陽光発電の普及にどう影響するのでしょうか。これで、日本の太陽光発電業界は終わるのか、それともしぶとく残ることができるのか。死活問題です。
  それにしても、これからが本番という太陽光発電を何と思っているのでしょう。全く、是ほど無策な政府には愛想が尽きます。

バカとしか言いようが無い!

20051022日土曜日  第2225回  台風

  去年の台風の上陸数から、今年もどうなることやらと心配していましたが、先日の20号も上陸せずに逸れて行きました。どうやら、今年はこれで終わりそうです。
  少なかったと言えども、
14号のように大きな被害をもたらしたものもありました。不気味なのは、台風が年々大型化しているようだということです。
  その傾向はアメリカの方により多く現れているような気がするのは私だけでしょうか。

  【ニューヨーク=大塚隆一】中米カリブ海で発生したハリケーン「ウィルマ」は19日、勢力を一気に強め、5段階の分類で最強の「レベル5」まで発達した。週末にフロリダ半島を直撃する可能性があるという。

米ハリケーンセンターによると、中心気圧は882ヘクト・パスカル、最大風速約78メートルで、今年発生したハリケーンでは最強。気圧は暫定値だが、1988年に「ギルバート」に記録した888ヘクト・パスカルもしのいだ。同センターは「極めて危険なハリケーン」と警告している。…以下略 (読売新聞) - 10192127分更新

 やはり、アメリカはハリケーンもスケールがでかいようです。私のいい加減な記憶では、日本では900ヘクトパスカルを切った台風は無かったような気がします。
  それにしても、台風の大型化も温暖化の所為と言われているようですが、否定できないところに怖さがあります。
  上陸の少なかった今年がたまたまだったかも知れず、来年はどうなるかは誰にも分かりません。もしかしたら、ハリケーン「ウィルマ」を上回る台風が上陸するかもしれません。
  そんな思いを否定できないほど、ここ何年か、毎年、毎年、天候異常と騒いでいるような気がします。

やはり、温暖化か!

20051023日日曜日  第2226回  フライブルク

  第1204回の路面電車、第1255回の太陽光発電そして、第1382回では地域通貨と未来の地球の目指すべき方向を先取りしているとも言えるフライブルク市、最近は時々記事を見かけることが多くなったような気がします。

  22日、読売新聞コラム「KODOMO学ぶ」でも路面電車で紹介されていました。

  …略

  環境問題に熱心なドイツ南部の都市フライブルグの路面電車は営業キロ24`で、午前5時過ぎから午前1時ごろまで運転され、パーク・アンド・ライドも普及しています。繁華街の旧市街地は原則、一般車は進入禁止。歩行者、自転車、LRT、タクシー、一部のバスだけが通れます。道の両側には商店が立ち並び、人々でにぎわっています。…中略

  「マイカーに対抗するには、より便利な交通機関の整備のため努力が必要」と市は話しています。

  「努力が必要」には納得させられます。改めて、フライブルク市の素晴らしさに驚かされます。私が、この部屋で書いていることが全て実現されている理想の都市としか言いようがありません。
  何故、日本にこんな都市が出現しないのでしょうか。やはり、ドイツ人と日本人の差なのでしょうか。
  こんな素晴らしい手本が世界にはあるのですからなんとしても日本でも実現して欲しいものです。
  とは言いながらも、太陽光発電の補助金が今の時期に打ち切りになるような無策な国にそんなことを望むのは無理なのでしょうね。

くやしいですね!

20051024日月曜日  第2227回  路面電車

  昨日のフライブルグの雰囲気は40年前の私の学生時代の京都がそれに近かったのではないでしょうか。市電が縦横無尽に走り、どこへ行くのも市電でのんびりと行けたものです。
   丁度、モータリーゼーションが始まった頃で、カローラやサニーが出た頃でした。確かに軌道が邪魔で運転しにくかった覚えがありますが、何とか共存出来ていた最後の時代であったのかもしれません。
   
何十年か後に訪れた時には既に市電は無く、地下鉄まで通っていました。市バスはありましたが、市電のように行き先がよく分からず不便な思いをしたものです。もう一度、あののんびりした雰囲気を味わいたいものと思っているのは私だけではないでしょう。

  やはり、そんな思いを持った人達いるようです。

  路面電車とLRTを考える館 → #311 2005.9.9 京都市 LRT路線網の検討報告書を発表   

  日本の路面電車発祥の地京都市は市内の道路を使用するLRT路線網の検討を続けていた。想定したのは7路線であるが、このうち4路線について採算性が確保できるとの報告書を発表した。…以下略

  いいですね。こんな計画があるとは想像もしてませんでした。これは是非実現して欲しいものです。
  しかし、どうせやるなら、フライブルクに習って、自動車を締め出すまでやって欲しいものです。京都議定書の名にかけても。

期待します!

20051025日火曜日  第2228回  ディープインパクト

  競馬なんて一度もやったことのない私が、日曜出勤中に思わずカーラジオにかじりついてしまいました。
  そうです、あのディープインパクトが三冠を取るかどうかが気になって仕方が無かったのです。
  その中継の中で、驚いたのが単勝の払い戻しが100円だと聞いた時です。100円で買って、勝っても掛け金が戻ってくるだけなのです。これには驚いたと同時に、騎手は大変だろうなぁと武豊さんに同情したものです。

  流石の彼も、プレッシャーがあったようです。

  24日、読売新聞より、

  …略

  結果だけ見れば順当だが、2600勝も挙げている武が「こんな重圧は経験が無い。このレースを普通に乗れる人がいたら、すごいか無神経のどちらか」と振り返るほど、内容は緊迫していた。…以下略

  もう一つ

  …略

  この日のディープの単勝は、日本ダービーの1.1倍をしのぐ1.0倍の圧倒的な一番人気。79.03%の支持を集めた。購入額の同額しか戻らなかったのは、三冠レースでは初めて。ディープ絡みの馬券は、売上額257億円の89.21%に当たる229億円にものぼった。
 それだけに、武騎手にとっても、この日のレースは特別なものだった。「以前とは状況が違う。これほど責任を感じたことはなかった」と、レース後に苦しかった胸の内を明かしたほど。…以下略

  天才武豊をして、これだけのプレッシャーを感じさせるのですから、並みの人間じゃつぶれてしまいますね。やはり、馬だけでも騎手だけでも勝てないんでしょうね。
  しかし、儲けのない馬券がこれほど売れるということは競馬のファンというのは儲けたいだけじゃないのでしょうね。
  私のような素人でさえ興奮するのですから、競馬ファンにとっては堪えられないんでしょうね。このあたりが、パチンコのような金だけの博打と違うところでしょうか。

  イチロー選手も佐藤琢磨選手も苦戦した今年でしたが、来年はディープインパクトが世界で活躍してくれるかもしれません。楽しみですね。

世界での活躍が見たいものです!

20051026日水曜日  第2229回  ディープインパクト

  ディープインパクトを始めて知ったのは、何時だったかは忘れましたが、読売新聞のコラムだったと思います。
  この馬は蹄鉄が他の馬と違って殆ど減らないという記事でした。「面白い話しだなぁ」と興味をもったものです。それがディープインパクトでした。

  サーチして見ました。

  「歴史を変える?“空飛ぶ馬”の秘密」

  …略

  競走馬のスパイクである蹄鉄(ていてつ)を、500頭以上の馬につけているカリスマ装蹄師・西内壮さんはこう言います。

 「数々GT馬を見てきたが、こういうタイプの馬は今まで経験ない」と。

 不思議なことに、後ろ足の蹄鉄がディープインパクトは他の馬と比べても、ほとんど擦り減らないというのです。

 西内さんは「3週間使っても、これくらい減るのが当たり前なのに、ディープインパクトが常識を覆した」と話します。

 なぜ、蹄鉄が減らないのか?

 ディープインパクトの走りを科学的に解析している、競走馬総合研究所で聞いてみると…

 競走馬総合研究所・運動科学研究室の平賀敦室長は「ディープインパクトは滑らないまま、グーット力が入っている」と言うのです。

 つまり、蹄鉄は馬の足が着地してから、地面を蹴るまでの摩擦で擦り減っていきます。

 しかし、ディープインパクトは地面をガッチリと捉えるため、摩擦がほとんど生じないのです。…以下略

  凄いですね。やはり、並みの馬じゃないようです。しかし、それが弱点でもあるのだそうです。

  ウィキペディア(Wikipedia)より

  ディープインパクト (競走馬)

  皐月賞までは順調に勝ち進んだものの、速いスピード馬に独特に見られる“蹄の薄さ”が問題になった。蹄が薄いと蹄鉄がうまく蹄に固定できないため、落鉄の危険性が高くなり、ディープインパクトが病気ではなくとも、レースに際して、この状況が不安要素になることから、陣営にショックを与えた。そこで無敗で皐月賞を優勝した後、陣営は装蹄師に相談して、最新の蹄鉄を装着することで、この危機を何とか逃れようとした。その特殊蹄鉄は、標準のものと比べて極めて薄いものであり、なおかつ装締によって蹄に負担がかからないよう、従来の釘による装締を止め、蹄鉄を周囲のラバーで蹄に装着させたものである。…以下略

  強さの裏にはこんな苦労があったんですね。益々、この馬に興味がわきます。今後のレースが楽しみです。どこまで勝ち続けることが出来るのでしょうか。
  それにしても、私もそうですが、皆、なんで強いものが好きなんでしょうか。自分に出来ないものに憧れるからでしょうか。

不思議です!

20051027日木曜日  第2230回  トヨタ

  昨日も書きましたが、強いもの、No.1に魅かれる私ですが、何となく好きになれないNo.1もあります。この部屋でも何度も取り上げた「一将功なりて万骨枯る」のトヨタです。とうとう、GMを抜く時がきたようです。

   26日、日本経済新聞 トヨタ、生産世界一へ・グループで来年920万台超

  トヨタ自動車は25日、2006年の世界生産を05年予想より12%増やし830万台とする計画を固めた。ダイハツ工業と日野自動車を加えたグループでは920万台を上回り、米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて初めて世界首位に立つことがほぼ確実となった。最終利益で1兆円を超す収益力だけでなく生産規模でも世界一になることで、トヨタは名実ともに世界自動車産業のけん引役の地位を確立する。…以下略

  この間、GMを救う為にスバルの株式を取得したと思ったら、遂に生産量まで追い抜くとは、トヨタの快進撃は止まるところを知らずです。
  ネットを始める前の私なら素直に喜んでいたのでしょうが、今は素直に喜べません。と思っていたら、もっととんでもない記事がありました。

  何時もの勝谷誠彦の××な日々。より

  20051026

  …略

  昨日の日記で私はこの国には総理大臣が二人いるのかと書いた。外務大臣顔をして支那との外交を展開してみせる奥田碩日本経団連会長を揶揄したのである。いやはや目下の小泉田舎芝居の中では冗談も皮肉も慎重にならなくてはいけない。来週にも予定されている内閣改造でこの奥田会長が外務大臣に任命されるという情報が駆けめぐっているのだ。…以下略

  本当でしょうか。こうなると、いよいよ商売の為には何でもするの本領発揮で、中国市場を手に入れ、世界No.1の地位を不動のものにするんでしょうね。と思ったら、そのままの記事がありました。

26日、NIKKEI NETより トヨタ、天津に年産20万台の第3工場・07年稼働目指す

トヨタ自動車は中国の自動車大手、第一汽車集団(吉林省)との合弁会社「天津一汽トヨタ自動車」(天津市)で、年産20万台規模の第3工場を建設することを決めた。2007年半ばの稼働を目指し、生産車種は小型車になる見込み。中国の生産拠点は6カ所目。成長市場の中国で生産の現地化を一段と進め、2010年にシェア10%の目標達成につなげる。…以下略

 本当に凄まじい勢いです。しかし、中国がこけたらどうなるんでしょう。トヨタがこけたら日本もこけたなんてことにならないんでしょうか。

不気味です!

20051028日金曜日  第2231回  ラウンドアップ

  第2223回でも書いた、我が家の雑草退治の救世主とも言えるラウンドアップが突然ニュースになっています。
  
ラウンドアップには何の罪もなさそうですが、取り扱っている日産化学工業株式会社に問題があるようです。

  asahi.comより

  除草剤の価格制限の疑い 日産化学立ち入り検査 公取委 200510261227

 ホームセンターや園芸店で販売されている除草剤の価格をめぐり、大手化学品メーカー「日産化学工業」(東京都千代田区)が、小売店などに商品を安売りしないよう不当に求めた疑いがあるとして、公正取引委員会は26日、同社の本社や営業所など二十数カ所を独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで立ち入り検査した。

 日産化学工業は米国の化学メーカーのモンサント社が開発した除草剤「ラウンドアップ」の日本の販売元で代理店を通して国内のホームセンターなどに販売している。

関係者によれば、日産化学工業は商品の安売りを防ぐため、代理店などを通じてホームセンターや園芸店側にメーカー希望価格で販売するよう指示。従わない場合は販売数量の制限を示唆した疑いが持たれている。…以下略

 ラウンドアップって日本の製品化と思っていたのですが、輸入品だったんですね。勝手に日本製と思い込んで全く気がつきませんでした。相変わらず注意力散漫でお恥ずかしい。

 私が知っているくらいですから、やはり、人気はあるようです。

 NIKKEI NET より

  …略

  ラウンドアップハイロードは農家から家庭園芸まで幅広く使われている除草剤で、市場でトップシェアを握る人気商品。日産化学が独占的に販売している。

 関係者によると、同社は同商品をホームセンターなどに販売する際、人気商品を独占販売している地位を利用。値上げに応じなければ出荷を停止するなどと圧力をかけ、不当に価格を拘束、高値を維持しようとした疑いが持たれている。…以下略

 人気を利用して利益を確保したかったのでしょう。営業に携わるものとしてその気持ちは分からないではありませんが、ネットであらゆる情報が飛び回る今の時代そんな甘い考えは通用しないようです。とは言いながら、こんなことやっているところも多いのでしょうね。
  いずれにしても、効き目には変わりないのですから、利用者としては安くなれば助かります。

楽しみです!

20051029日土曜日  第2232回  青色ダイオード

  イカ釣り船の集魚灯に中村教授の青色ダイオードが採用されるそうです。油を大量に使う発電機がいらなくなり大幅な省エネ効果があるそうです。只一つ、残念なのは、陸からいさり火が見えなくなることだそうです。宇宙船からも見えていたそうですが、それもきっと見えなくなるんでしょうね。いさり火なるものを見たことのない私にとっては何の感慨もありませんが、残念がる人もおられるようですが、省エネの方が大事ですから、ここは諦めてもらいましょう。

  もう一つ、青色ダイオードの話題がありました。

  中日新聞より

  青色ダイオードで「水素」 中村教授ら世界初成功

  青色発光ダイオードに使われる窒化物半導体を水の中に入れ、光を当てて水から水素を発生させることに世界で初めて成功したと、米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授と東京理科大の大川和宏助教授が26日発表した。

 光を吸収し化学反応を促進する光触媒という現象を利用。地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギー発生装置としての実用化を目指す。…以下略

 実用化はまだのようですが、今流行の水素を安く取り出すことが出来れば、大ブレークしそうです。
  しかし、ダイオード自体の省エネ効果も素晴らしいのに、それだけでなく水素まで作れるとは青色ダイオード恐るべしです。
それにしても、太陽光発電の世界に画期的なコストダウンか変換効率の大幅アップなどの発明は起きないものでしょうか。このままでは、ジリ貧になりそうで心配です。

困ったものです!

20051030日日曜日  第2233回  平均気温

  我が家の太陽光発電今月の発電量は最悪のようです。5日に1KWhと最低を記録しただけでなく、2、3KWhも記録しました。そして、29日に又しても3KWhでした。
  去年のような台風こそありませんが、スカッと抜けるような青空は殆どなかったような気がします。やはり、地球はおかしいのでしょうか。

 第2208回で北極海の氷が温暖化も原因の一つとして減っていることを取り上げましたが、又しても、気になる記事がありました。

   28日、読売新聞より

  日本の年平均気温、2100年には2―3度上昇

 気象庁は28日、世界と日本の長期的な気候変動や異常気象の予測と分析をまとめた2005年版「異常気象レポート」を公表した。

 世界の年平均気温は過去100年間で約0・74度上昇しており、2100年には、さらに2・5度上昇、日本の年平均気温も2〜3度上昇するなどと予測している。

 レポートには年平均気温の上昇のほか、<1>北極や南極などの世界全体の海氷域の面積が今年2月に過去最小を記録<2>気温上昇に伴う海水の熱膨張で、日本の昨年の海面水位は過去100年の平均よりも6・7センチ高くなった――など、地球温暖化説を裏付ける観測事実が盛り込まれた。

 また、100年後の日本では、ほとんどの地域で年降水量が増加し、多いところでは約2割増えると予測。1日あたり降水量が100ミリ以上となる大雨も、多くの地域で増えるとしている。

気象庁気候情報課は「過去100年の世界の年平均気温の上位4位までが、最近10年に集中している。温室効果ガスの影響などで、今後も温暖化傾向は続くだろう」としている。…以下略

 温暖化は長い地球の歴史の中では今までにもあったことであり、取り立てて騒ぐほどのこともないとの説もあるようですが、やはり楽観的と取る方が無理がないように思えます。
  このまま、何の手も打たずにエネルギーの浪費を続ければ温暖化は急激に進み地球は大変なことになるかもしれません。
  今、できることをするのが、今地球に生きている人間の責任であるはずですが、政治家や官僚にそれを求めるのは無理なんでしょうか。

情けないですね!

20051031日月曜日  第2234回  エアバスA380

  第1566回第2185回で取り上げたエアバスA380がいよいよ本番間近になってきたようです。
  4月に初飛行を行い、今月末には民間空港(フランクフルト?)へ初めて乗り入れたそうです。来年にはシンガポール航空に納入され年末には就航する予定だそうです。

  ボーイングのジャンボとの戦いがいよいよ始まるわけですが、ボーイングの目指す中型機の時代になるかエアバスの目論見が当たるかで両社の将来の明暗がはっきりしそうです。

  ボーイング7E7

  ボーイング社は超高率(Super Efficient)を標榜する7E7旅客機の開発構想を進めつつある。この計画は今年1月29日に明らかにされたもので、200250人乗りの中型ワイドボディ機。現用767の後継機として、それよりも燃料消費が1720%少なく、13,00014,500kmの航続性能を有するという。

 最も大きな特徴は経済性で、運航費は767より1520%ほど安くなる。もうひとつの特徴は機体の構造部材に複合材を使用すること。これは旅客機としては初めての試みで、胴体と主翼の基本構造が複合材で製造される。これで重量が軽くなり、耐久性が高まる。…以下略

大型機による経済性と、燃費の良い中型機のどちらが未来の航空界を制するか。それとも、原油の値上がりによる燃料の高騰で世界の交通体系が変わって、鉄道や船の時代に戻るのか、なんて、勝手な期待を持ったりして。

  第2210回で取り上げた、トヨタとGMの戦いと共に興味が沸きます。それにしても、飛行機やクルマの将来は果たしてどうなるのでしょうか。

なくなる時代なんて来ないでしょうね!

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