団塊の世代の部屋(77)

ホーム 団塊 分類  

2005121日木曜日  第2265回  小さな政府

  第1195話でも取り上げた公務員2倍説のようにトッテンさんは大きな政府を唱えられています。成る程と思わせられるところがありますが、公務員の無駄遣いを見せ付けられるとすんなりと納得できないところもあります。
  しかし、思ってもいなかった考え方をトッテンさんが書いていました。

  トッテンさんのコラム(Our World) → No.706 米原理主義による死刑執行

  …略

  なぜなら政府は「悪」であり、できる限り小さくそしてなるべくお金をかけないようにしておくべきだというのが米国原理主義者のイデオロギーだからである。

  なぜ政府が悪かというと、それは金持ちの権力者が貧困者や弱者を搾取することを規制するからというのが一つの理由である。政府は社会の中で貧しい人、さまざまな理由から弱者と呼ばれる人々にサービスを提供する。それらのサービスを富裕層は全く必要としていない。それににもかかわらずそのために自分たちは税金を負担しなければならない、だから政府はなるべく小さくし、その力を最少にしておかなければいけないのである。…以下略

  こんな考え方は思ってもいませんでした。成る程、金持ちは庶民の為に使う税金は払いたくないんですね。そう言われればそうですね。庶民のことを考える人が所得税の減税など主張するわけないですね。
  金持ちであるということは、既に庶民から搾取している結果であるからには、それを庶民の為に使うなんてことは考えないのが当然ですね。

二極化は進むばかり!

2005122日金曜日  第2266回  集光

  第2260回で取り上げた京セラの球状シリコン、第2262回でも書いたように未だに京セラのHPにも発表がありません。何か事情があるのかそれともガセか。

こうなったら、第2262回でも書いたような集光装置は無いものか探して見ました。

 あるものですね。

DAIDO METAL  → 製品・技術情報 → ECO製品 → 集光式太陽光発電装置の開発

 R&D活動 → 集光式太陽光発電システム

 「集光モジュールが太陽の位置を精密に追尾し、高効率発電を可能とします。」と言うことですから太陽を追いかけてレンズで光を集める装置のようです。これではコストがかかりそうですね。

 太陽を追いかけるような装置じゃなく、そんなにコストを掛けずに、光を常に太陽電池に直角に集める方法はないものでしょうか。それにより、今の装置のままで一日の発電量が2倍になれば、コストは半分になったと同じことです。

 ふと思いついたのですが、球状シリコンがシリコンを球状にすることにより全方向の光を集めることが出来るのなら、今のパネルの表面の強化ガラスの表面を球状シリコンのように小さな半球で覆ったらどうでしょう。これであらゆる方向からの光が電池に直角に当たるようにならないでしょうか。
  まぁ、こんなことは誰でも思いつくことですから、きっと駄目だったのでしょう。それにしても、何とか、パネルを有効に使う方法はないものでしょうか。 参考:
集光型太陽電池モジュール

  原材料のシリコンが高騰するのなら、効率を上げるか球状シリコンのように原料が少なくて済む方法か第2256回で取り上げCIS太陽電池のように全く違った原料で作るしかないのですから。
 特に、既に設置している装置の効率を上げるにはワンタッチで取り付けることが出来る集光装置しかありません。

何かいい方法は無いものか!

2005123日土曜日  第2267回  当事者意識

  六星占術の細木数子氏のテレビ番組を見ていて不思議に思うのは未来なんて分かるはずないと思いながらも妙にその言葉に納得させられるところがあることです。
  きっと、何か特別な話術を身に着けているのだろうとは思うのですが、それを解析することは私の能力では無理なようです。
  そのヒントになるような記事がありました。

  「国際派時事コラム・商社マンに技あり!」 → Dec 1, 2005「当事者意識」の功罪 より

  日経の1128日夕刊の「あすへの話題」で中谷 巌さんが「日本人の<当事者意識>」と題して味な「国民性」論を展開していた。

  後半3分の2を引用させてもらうと…

六星占術の細木数子氏のテレビ番組はなぜ高視聴率を誇っているのか。彼女がゲストと対面して、問題解決のためのアドバイスをするのだが、良く聞いていると、「あなたの考え方が間違っているのよ。まずそれを改めなさい。そうすれば問題は自然に解決するから」といったアドバイスが多い。

 日本人は、「その通りだ」と変に納得してしまう。ここに、この番組の高視聴率の原因があるのではないか。

  問題の原因を他人のせいにせず、結局は自分の考え方や行動にもどめるというけなげな意識。これは非常に重要な日本人の特徴なのである。これに対して、階級社会の欧米では、現場で問題が起こっても、「それは管理者の問題で、自分たちには何の関係もない」で済ましてしまうことが多い。

「現場が強い」のが多くの日本企業の特徴だが、これは現場にいる従業員の「当事者意識」が強いためである。何か起こったら、自分がしっかりしなければいけないという意識。これこそ、日本社会の安定性を生み出し、日本経済をここまで発展させた最重要な要素の一つであろう。

 大事にしたい点である。≫…以下略

  成る程、確かに「その通り」かも知れません。この自己批判の精神は日本人特有であるとすれば、「日本人の常識・世界の非常識」も説明がつきそうです。
  それだからこそ、外国なら暴動が起きるようなことでも日本では皆がおとなしく我慢しているのかもしれません。
  そして、傑出したリーダがいなくても組織は中間管理職の頑張りできちんと動くなんてこともあります。為政者や経営者にとっては天国のような国なんでしょうね。しかし、それこそが日本が世界の中で特別に発展してくることが出来た大きな原因でもありそうです。

誇っても良いのかも!

2005124日日曜日  第2268回  野放し

  耐震強度偽装問題や相次ぐ小学一年の少女殺害事件など、毎日とんでもない事件が噴出しています。いよいよこの国の終わりが近づいているのでしょうか。
  特に偽装問題は人間とは儲ける為にはここまで酷いことが出来るのかと唖然とさせられます。こうなると、企業は何をやっているか分かりません。これからも、同じような問題が明らかになってくるのじゃないでしょうか。

どうして、ここまで日本人はおかしくなったのでしょうか。面白い説がありました。

 何時もの 勝谷誠彦の××な日々。20051203より

 …略

 それにしても仰天すべきは左巻きがまだここに至って「社会のせい」にしていることだ。朝日新聞は次のような落合恵子週刊金曜日編集委員様(笑)のコメントを載せていた。<「勝ち組」「負け組」と拝金主義がはびこる荒廃した社会の息苦しさが、弱い子どもへの暴力や攻撃を誘発している。野放しの児童ポルノも犯罪の一因だろう>。あのな。「野放し」にしてきたのはあんたら人権屋が変態やキチガイをだろうが。どんなに生活が苦しくても人生が困難でも幼い子供に手をかけることなど考えもしないのが良民常民である。…中略

他ならぬあんたらがこういう日本にしたんだよ。

 確かに、「野放し」が人権屋の所為だというのは一理ありそうです。戦後教育が自虐史観を植えつけたように行き過ぎた人権主義が犯罪者をつけあげらせたことは疑いなさそうです。
  いずれにしてもこの国が戦後60年かけて狂ってきたことを修正するのは生易しいものではなさそうです。昨日書いた「
当事者意識」を発揮してこの国を修正する時が着ているようです。

まだ間に合うか!

2005125日月曜日  第2269回  女帝

   第596話第806話で女帝賛成と書きましたが、今回の女帝容認を打ち出した「皇室典範に関する有識者会議」の面々と同じで「万世一系」の意味がわかっていませんでした。

   勝谷誠彦の××な日々。 → 2005/12/04 () 「象徴」を世俗の価値観で論議する馬鹿ども・1

  …略

  女性天皇と女系天皇とでは問題の本質が全く違うということに私は触れてきた。そして「万世一系」とはどういうもので天皇家だから万世一系にせねばならないのではなく万世一系だから天皇家なのだともあちこちで発言してきた。女系天皇というのはその「悠遠の神代より轟く歩調引き継ぎて」の流れを断ち切るものである。…以下略

  皇室典範改正勉強会 「Y染色体」の重要性指摘 男子皇族、代々受け継ぐ

  …略

  専門家はどう見ているのか。同志社大ITEC(技術・企業・国際競争力研究センター)の蔵琢也研究員(進化生物学)によると、女子のXX型は遺伝子が混じり合うため、世代ごとに祖先の遺伝子が薄まっていくが、男子のXY型はY染色体が親から子へと完全な形で伝わる。

このため、蔵氏は「血のつながりとは、科学的に言えば遺伝子の共有率だ。男子皇族だけに代々受け継がれてきたY染色体は姓や家紋に似ているといえる。しかし、体の細胞に刻印されているという意味で、はるかに強い実体をもつ」と説明。さらに「皇室には、(初代)神武天皇以来、Y染色体という刻印が連綿と受け継がれてきた。国民や世界の人々はそれでこそ皇室の中に二千年の歴史の重みを感じる。女系相続は、過去と現在の遺伝的なつながりを断ち切るという意味で間違いだ」と話している。

「万世一系」とはこんな意味があったとは知らずに、ただ単に今の時代に女性の天皇を受け入れないのはおかしいとほざいていた自分が恥ずかしいです。
  ただし、心情的には天皇制を認めている私も、天皇制度自体が日本に必要であるのかどうかは判断できないものがあります。

 そんな私の疑問に答えてくれたのは又しても、国際派時事コラム「商社マンに技あり!」でした。

  …略

では、古来続いてきた、天皇の本業とは何か。

天皇が、ひとから頼まれることなく、みずから行うこと(=本業)とはなにか。

「天照大神(あまてらすおおみかみ)を氏神(うじがみ)として祀(まつ)る儀式を主宰し、わが国の五穀豊穣(ほうじょう)のために祈ること」である。

「天照大神の子孫として、大自然へ祈りをささげること」。…中略

 「自分の父の父の……父は天皇でした」という人のなかで、できれば先代の天皇に血筋の近い人、というのが皇位継承のルールである。その限りでは、非常の際は女帝の前例もある。)

じつはそういうシンプルなルールから成り立っているから、日本人の過半数が死滅するというようなことでもない限り、皇位継承者が存在しなくなるということはありえない。…以下略

 要するに天皇とは日本で一番古い祖先が分かっている家族であり、その方たちが日本人の代表として日本の伝統を受け継いでいると言うことなのでしょうか。

 そして、そうした一族を今まで支えてきたのが日本人である。不思議なことでもあるが、そうした制度を今まで支えてこれたのは日本人に苦しい時もありながらもそれだけの余裕があったからだと考えれば、それを今更断ち切ることは今の時代に生きるものの一人としてちょっと寂しいものがあります。
  つまりは、今の日本には、それだけの余裕がなくなっていると言えば言い過ぎでしょうか。

寂しいですね!

2005126日火曜日  第2270回  靖国

  2日連続で取り上げた勝谷誠彦の××な日々。勝谷さんに関する強烈な情報がありました。

  これも何時もの論壇 → 目安箱 → 人は見かけによらぬもの (平成171205日)

  あまり趣味の良くない記事ですが、本当なのでしょうか。それにしても、私が興味を持った人たちは皆と言って良いほど評価が変わっていきます。世の中、奇麗事だけでは生きていけないということでしょうか。単に、私が甘いだけなのかもしれません。

  もう一人、最初は変人として期待を持ったが、その後、どうも怪しいと思っている小泉さんが今回は素晴らしい言葉を発していました。

  asahi.com より

  首相「靖国はもう外交カードにならない」 200512051258

  …略

 さらに首相は「もう靖国は外交のカードにはならない。中韓がいくら外交カードにしようとしても無理だ。靖国以外、日中、日韓で良好な関係を重視していくべき問題はたくさんある。一つの問題で他の関係も悪くしようという考えにはならない。これは心の問題だ」と述べた。

 ここまではっきり言うとは、小泉さんを見直しました。これで、中国も韓国も靖国問題は外交に利用できないと諦めれば良いのですが、そうはいかないのでしょうね。
  それでも、この言葉は日本の外交の中では後世において評価される言葉になるのじゃないでしょうか。これで、来年は8月15日に堂々と参拝すれば本当に見直しましょう。
  しかし、これだけ中韓に強く出れる小泉さんが何故北朝鮮には強く出ることが出来ないのでしょうか。

不思議です!

2005127日水曜日  第2271回  耐震強度偽装問題

  耐震強度偽装問題の救済策が矢継ぎ早に発表されています。この速さは、いつものお国の対応とは違っているような気がするのは私だけでしょうか。
  どうやら、裏がありそうです。本当か嘘か、ネットにある説が流れています。

  きっこの日記 20051205

  …略

  ‥‥そんなワケで、姉歯建築士の一家全員が、熱心な創価学会の信者だったってこと、創価大学の就職案内にヒューザーが紹介されてて、ヒューザーの社員の8割以上が創価学会員だったってこと、そして、総合経営研究所の関連企業の「株式会社 エスジーホテルネット」や「エスジー通商株式会社」のオシャレなネーミングなどによって、今回の事件の全体像が分かって来たと思う。…以下略

  参考:陽光燦爛的日子 a diary of worldwalker

  ありそうなだけに怖いですね。やはり、日本の国の中枢は完全に韓国・北朝鮮・創価学会など反日勢力に押さえられてしまっているようです。
  
第2190回でも取り上げましたが、小泉さんが公明党を追い出すことを期待したいものです。

期待していいのでしょうか!

2005128日木曜日  第2272回  アーヘンモデル

  この部屋で何度も取り上げたドイツのレイトインセンティブ方式の詳しいHPをなかなか見つけることが出来ませんでしたが、偶然面白いHPを見つけました。
  ドイツの太陽光発電事業に一口
25万円からの出資ができるHPです。その信憑性は分かりませんが、私の大好きなフライブルクも出てきます。この中にアーヘンモデルも詳しく書かれていました。

  ドイツ太陽光発電エコファンド → 7. 環境先進国ドイツ → 7-2 ドイツの再生可能エネルギー国家政策

  …略

  1994年 [アーヘンモデル]制定

市民の再生エネルギー設備への投資を1520年で回収できる「再生エネルギー電力高額買取法」を制定。このアーヘンモデルの大成功は他都市に普及し、2000年の「再生可能エネルギー法」の制定へと続く。

2000年 「再生可能エネルギー法」(Erneuerbare-Energien-Gesetz)制定

次の20年間、電力会社に対して火力発電よりも割高な固定価格で、再生エネルギー電力の買取りを義務化した法律を制定。

買取価格は毎年、風力で1.5%、太陽光で5%(更地に設置される場合、太陽光で6.5%)づつ低下し、割高な買取価格のコスト負担は最終的には消費者が負担する。 (例えば、2005年開始の事業であれば1KW当たり43.42セントの固定価格で2005年〜2024年までの20年間、発電した電力を全量、地元の電力会社に売却できます。2006年開始であれば同じく40.6セントで2006年〜2025年の20年間全量売却できます。)…以下略

  7-3 アーヘンモデル

  参考:PDF 形式 アーヘンモデル・概要説明資料

    …略

  環境保全を促す政策の促進に必要な電力買い上げ財源を[市の一般財源]からの助成ではなく[市民による直接助成金]に頼ったことが革新的。

即ち、財源は市民(個人・法人)が普及を意図する設備と競合する財・サービス(つまり化石燃料発電のこと)の利用量に比例して利用額の1%を徴収。…以下略

  原資は消費者が負担するのですね。これなら国も電力会社も負担が無いのに何故やらないのでしょうか。
  下手な増税には怒りを覚える日本国民もこうした負担なら喜んで受け入れるのじゃないでしょうか。そのくらいの心意気は日本人にはあります。
  こんな素晴らしい方式が何故採用されないのか不思議です。どこが反対しているのでしょうか。

全くわかりません!

2005129日金曜日  第2273回  航空機

  第2234回エアバスA380ところで、いずれ航空機から鉄道や船の時代にもどるかもと書きましたが、真剣に考えるべき時代が来ているのかもしれません。

  NIKKEI NETより 

  国際線航空機のCO2排出量、30年で倍増・削減規制対象外

  【モントリオール(カナダ)6日共同】国際線の航空機から1年間に排出される二酸化炭素(CO2)の量が、便数の増加でここ30年間でほぼ倍増し、2002年には世界で日本の総排出量の約4分の1に相当する年間約35400万トンに達したことが、国際エネルギー機関(IEA)の集計で6日、分かった。

 排出は今後も増加し、地球温暖化を一層加速することが懸念されるが、航路関係国間で削減義務を配分する難しさなどから、京都議定書の規制の対象外。今後の「ポスト京都」の温暖化交渉で大きな焦点になりそうだ。

IEAは各国の航空機燃料の取引量などに基づいて排出量を推計。02年の排出が最も多かった国は、約5100万トンの米国で全体の14%を占めた。次いでロシアが2900万トン、日本、英国、ドイツがそれぞれ約2100万トンで並んだ。これら上位5カ国は1970年代以降、2倍以上に増えている。

 京都議定書で航空機が排出するCO2が対象外になっていたとは知りませんでした。こうなると京都議定書もますます意味がなさそうです。
  やはり、航空機から鉄道と船の時代に戻るべき時が来ているようです。航空機は飛行船で良いんじゃないでしょうか。これこそ本当のスローライフだったりして。

 しかし、こうしてみるとトッテンさんが飛行機に乗らないというのは素晴らしい考えですね。皆が飛行機をボイコットすれば世の中はもっとのんびりとしたものになるかもしれません。

果たしてそんな時代は来るか!

20051210日土曜日  第2274回  耐震強度偽装問題

  第2271回で取り上げた耐震強度偽装問題のリンク先きっこの日記に又しても強烈な情報がありました。

  きっこの日記 20051208

  …略

  つまり、今回の事件は、ニポン国内だけじゃなく、中国や台湾をはじめ、世界中に広がった悪質極まりない国際的な犯罪であり、今、ニポンの司法が内河健を厳しく立件しておかないと、前代未聞の国際問題へと発展することは必至なのだ。そうなったら、もはや外務大臣のクビを飛ばすくらいじゃ収まらなくなるから、自民党の癒着議員どもも、今の利権や足元のことばかりに気を取られて大局を見失うと、大変なことになるだろう。…以下略

  総合経営研究所の内河健とはとんでもない奴ですね。日本だけでなく台湾や中国にも同じようなビルを建てているのだそうです。これが本当だとしたら、大変な問題になりそうです。そして、裏にはやはり政治家が潜んでいるようです。
  しかし、このきっこさんって何者なんでしょうね。こんな裏情報を一体どこで仕入れるのでしょうか。

  それにしても、日本の国はここまで腐っているとは想像を絶するものがあります。

もう駄目かも!

20051211日日曜日  第2275回  

  第2263回で酒嫌いを告白しましたが、下戸にとって一番苦手な忘年会のシーズンになりました。私の場合は、積極的にそうした席に参加しないことを貫いてきたので、お陰さまで、忘年会や新年会は殆どありません。
  しかし、特に、営業を生業とする私にとって、その為に失ったものも少なくはなさそうですが、「まぁ!いいかそんなもので失っても他で補えばいいだけのこと」と割り切っていますので苦にはなりません。とは言いながらも、若い時にはそれなりに悩んだものです。

  10日の読売新聞コラム「くらし 家庭」に「忘年会シーズン 絶対ダメ飲酒運転 しょくば、地域の文化変えよう」との題でおもしろい提案がありました。

  …略

  飲酒を伴う席で、車を運転して帰る人に、周囲からひと目でわかるような目印を付けておくほうほうで、アメリカでは取り組みが進んでいる。例えば、パーティー時、名札の色を変えておく。乾杯の音頭で「○色の名札の人は車でお見えですので、お酒をつがないでくださ」と呼びかければいい。そうすると、車で来た人が「すすめられて」「その場の雰囲気に乗せられて」飲んでしまうということが避けられる。
  試してみたグループからは、お酒を飲めない人が「ドライバー」の印を付けることで、遠慮なく酌を断れるといった、意外な効果もあった…以下略

  最近は、車を運転していると言えば無理にすすめる人も少なくなったとはいえ、それでもお酌を断るのはなかなか難しいだけに、こういうルールが定着すると下戸にとってはありがたいことです。

是非広めたいものです!

20051212日月曜日  第2276回  地域通貨

  太陽光発電にかまけて長い間取り上げることも無く久し振りに第2166回で取り上げたのが最後だった地域通貨の記事を久し振りに目にしました。

  10日、読売新聞「コラム」いずみ

  島根県・隠岐諸島にあるか海土町は9日、町の職員や議員ら77人に冬のボーナスの一部を地域通貨で手渡した。地元でクリスマスや年越し準備をして、活性化につなげるのが狙い。
  同町に滞在したことがある作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)にちなんで単位はハーン(1ハーン=1円)。大半の職員と議員が希望し、総額545万円の約4%にあたる計201万円をハーンに買えて”支給”した。…以下略

  良いですね、こうして地道に頑張ってる自治体もあるんですね。こうした自治体が増えて地域が活性化することで地域の住民が楽しく生きていけることこそが本来人間の目指すべき方向なのかもしれません。
  
第2273回で取り上げた航空機を使って公害を撒き散らして世界を飛び回り、お金に振り回されるグローバル・スタンダードなる生活とどちらが良いのか考えて見る時が来ているのじゃないでしょうか。
  2極分化の勝ち組に残る為に他人を蹴落とし、裏道を歩いて成功を収めるのも良いかもしれませんが、それ程幸せそうにも思えないのは私の単なる負け惜しみでしょうか。

足るを知るかも!

20051213日火曜日  第2277回  奥田会長

  トヨタの一人勝ちが目立つこの頃、何となく好きになれないのは私だけかと思っていたら、そうでもないようです。

  論壇 → 目安箱 → 平成171206 トヨタ自動車の皆様へによると繁栄を謳歌しながらも下請けへの締め付けは厳しいようです。自分さえ良ければの考えでしょう。一緒に繁栄しようと言う発想は無いのでしょうか。
  その延長が日本の国が滅びてトヨタが残るだったりして。それ程、自分の利益しか考えていないと思われるトヨタの奥田会長が言いも言ったり。

  YOMIURI ONLINEより

  「日本全体がバブル期の雰囲気」…奥田会長が苦言

  日本経団連の奥田碩会長は5日の記者会見で、株価が上昇していることに関連し、「日本全体がバブル期のような雰囲気を持ってきた。人が買うから俺も買うというムードになりつつある」との認識を示した。

また、奥田会長は、株価以外にも「日本全体が金目当てになりつつあると思う」と指摘。耐震強度の偽装問題を引き合いに出し、「ああいうことをしてまでも金もうけをしたいという倫理感に乏しい経営者が出てくるのは問題だ」と述べ、「前回のバブルの轍(てつ)を踏まないように、国民全体が行動しなければならない」と警告した。(20051252051 読売新聞)

 「あんたが言うか」と思ったのは私だけでなかったようです。

 参考:クライン孝子の日記 → 20051209日 トヨタの奥田さん、あなたにだけには言われたくない!

 トヨタのおごりも頂点に達したようです。いつまでその天下が続くのでしょうか。もしかしたら、トヨタが下り坂になるとき日本の復活が見られるかもしれません。

なんてね!

20051214日水曜日  第2278回  我が家の太陽光発電

  例月の我が家の太陽光発電、設置から6度目今年最後の検針がありました。12月分は11月11日から12月11日までのデータです。

  8月の1KW当たりの発電量は687÷5.508≒124.7

  9月の1KW当たりの発電量は542÷5.508≒98.4

  10月の1KWあたりの発電量は454÷5.508≒82.4

  11月の1KWあたりの発電量は475÷5.508≒86.2

  12月の1KWあたりの発電量は382÷5.508≒69.4

  何かの間違いじゃないかと思うくらい悪いですね。特に12月になってからの発電量は目を覆う状態です。今年が特別悪いのでしょうか。

  8月、買電・474(250,224)KWhで8,780円。  1KWhの単価、約18.52円。
  9月、買電・553
(314,239)KWhで10,472円。 1KWhの単価、約18.94円。
 10月、買電・502
(252,250)KWhで8,800円。  1KWhの単価、約17.53円。
 11月、買電・636
268,368)KWhで9,278円。  1KWhの単価、約14.59円。
 12月、買電・940
394,546)KWhで13,158円。 1KWhの単価、約14.00円。

 
  昼夜とも買電が増えていますが、これは太陽風呂の沸きが悪くなった為エコ・キュートの使用が増えた為とだけとは思えないほど多いですね。エコ・キュートの沸き上げが頻繁に可動しているのが影響しているのかもしれません。
  単価の下落は、夜間電力の比率が高い為でしょう。


  8月、売電、459KWhで12,713円。 1KWh単価、約27.69円。
  9月、売電、313KWhで8,668円。  1KWh単価、約27.69円。
 10月、売電、292KWhで7,700円。  1KWh単価、約26.37円。
 11月、売電、316KWhで7,408円。  1KWh単価、約23.44円。
 12月、売電、221KWhで5,180円。  1KWh単価、約23.44円。

売電価格は11月と同じです。これから来年の6月まで、この単価になるようです。尤も、価格変更があれば当然変わります。
  

  8月は、差し引き3,933円の収入。去年の電気代26,778円と比べると30,711円の節約となります。
  都市ガスと灯油(概算)を含めた光熱費全体では35,238円の節約です。

  9月は、差し引き1,804円の支払いと言うことになりました。去年の電気代19,166円と比べると17,362円の節約。
  都市ガスと灯油(概算)を含めた光熱費全体では22,145円の節約。

  10月は、差し引き1,100円の支払い。去年の16,772円と比べて、15,622円の節約。光熱費全体で20,122円の節約。

  11月は、差し引き1,870円の支払い。去年の12,581円と比べて、10,711円の節約。光熱費全体で18,711円の節約。

  12月は、差し引き7,978円の支払い。去年の13,676円と比べて、5,698円の節約。光熱費全体で13,690円の節約。

  今月は、惨憺たる数字です。発電量はともかくとして、使用量が多すぎます。特別例月と違った使い方をした覚えも無いので、やはり、エコ・キュートが原因でしょうか。
  こうなると、エコ・キュートをもっと上手く使う必要がありそうです。やはり、太陽風呂との併用はエコキュートのコンピュータには荷が勝ちすぎているようです。それにしても、太陽風呂の威力はバカにならないですね。
  おっと、コタツがありました。そう言えば、去年は石油ストーブがメインでコタツは使っていなかったような気がします。こちらが原因かも。

さて来月は!

20051215日木曜日  第2279回  行動の美学

  みずほ証券の誤発注問題は、株の知識の無い私には良く分からないのですが、ミスで300億円の損をしたところがあるのなら、300億円を儲けたところがあるはずです。ところが、ミスをしたのを責めても、そのミスに乗じてあぶく銭を儲けたところに対する批判が全くでないのが不思議でしょうがありません。
 「こうしたミスは我々にもあるかもしれないことなので、お互い様と言うことで、今回は無かったことにさせてもらいます」なんて申し出る会社も個人も全く無いのも不思議だと思うのは私だけでしょうか。
  株の世界では、人のミスに乗じて儲けることは当たり前であって何ら非難に当たらないと言う不問律でもあるのでしょうか。流石に、金が全ての世界は甘ちょろい考えは通用しないのかと殺伐たる思いになりました。こんな考えは甘いのだろうなぁと思っていましたが、そうでもない考えもあるようです。

  論壇 → 目安箱 → 与謝野金融相発言

   みずほ証券の誤発注問題につき与謝野金融相が下記の発言をした。

「誤発注と認識しながら、他の証券会社がその間隙 (かんげき) をぬって自己売買部門で株を取得するというのは美しい話ではない。 行動の美学を持つべきだ」

筆者は我が意を得たりの気持ちであり大臣が自分の職責を離れて勇気ある発言をしたものと彼を再評価している。

この問題につき色々な議論があることは良く承知しているが同業者の単純ミスに乗じて他社の自己売買部門が不当利得を得ることは確かに美しくない。 同業者として 「武士の情」 でかかる不当利得を放棄することが日本的な美徳だと思うしこの美徳なくしてこの国の将来はないと信じている。…以下略

  やはり、同じように感じた人がいるんですね。安心しました。それにしても、大臣がこうした発言をするとは、驚きました。揚げ足取りのマスコミに叩かれなければ良いんですが。
  久し振りに、気持ちの晴れるニュースを見た思いです。

まだ日本にも見込みはあるかも!

20051216日金曜日  第2280回  行動の美学

  昨日書いた、みずほ証券の誤発注問題、大臣の発言が効いたのか、早速動きがあったようです。

  Yaoo!ニュースより

  UBSなど6社全額返還へ 株誤発注の計168億円

 ジェイコム株誤発注の強制決済で利益を得た欧州系のUBS証券グループなど大手証券会社6社が、計168億円の利益をみずほ証券に対して全額返還する方向で最終調整に入ったことが14日明らかになった。

 既に決済していることから、金融当局と返還方法について協議している。みずほの損失400億円強のうち、これらの証券6社との決済分は約4割に上り、みずほ側の損失額は大幅に圧縮されることになる。

 みずほ証券の発注ミスに付け込む形で、多額の利益を得たことに対しては、与謝野馨金融担当相や自民党から批判的な意見が出ており、こうした声に配慮することにしたとみられる。

全額返還するのは、UBS、日興コーディアルグループ、モルガン・スタンレー・ジャパン、リーマン・ブラザーズ証券グループ、クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券、野村証券の6社。 (共同通信) - 1214145分更新

 素晴らしいですね。大臣の発言がここまで効力を発揮したのは珍しいのじゃないでしょうか。それにしても、やった方も何がしかの後ろめたさは持っていたのでしょうね。そうでなければ、外資系などは知らん振りで通したのではないでしょうか。
  流石に、こんな濡れ手に粟の儲けをしらばっくれることは自社の評判も落としかねないと考えたのでしょう。
  それにしても、こうしたマネーゲームが持てはやされることは、やはり、あまり健全な社会とはいえないような気がします。
  額に汗して働くことがもっと評価される時代に戻る必要があるのじゃないでしょうか。

今更無理でしょうか!

20051217日土曜日  第2281回  禁煙

  第2144回第2248回等で何度も取り上げたタバコの増税がきまったようですね。1本1円ですから1箱20円ですか。一桁違うんじゃないでしょうか、1本10円、1箱200円でも少ないくらいだと思うのは私だけでしょうか。

  面白いアンケート結果がありました。

  Yaoo!ニュースより

  <禁煙とたばこ>1箱500円なら51%が「やめる」

  …略

  禁煙広報センター(東京都中央区)は14日、禁煙行動とたばこの価格に関するアンケートの結果を公表した。

 全国の喫煙者1980人を対象に今月2〜4日、インターネット上で実施。禁煙のきっかけとして考えられることを複数回答で尋ねたところ、最多は「自分の強い意志」(59%)で、2位は「たばこの値上げ」(55%)だった。喫煙が健康に悪いという自覚を持っている人は83%に上った。

 現在の1カ月のたばこ代の平均は8540円で、今の価格を「高い」と思う人は64%。最近の値上げは03年7月1日の1本1円で、この値上げ前の02年調査時(56%)より増えた。

1箱(20本)いくらなら禁煙するかについては、500円で51%、1000円では73%が「やめる」と答えた。400円では24%、300円では4%に落ちる。…以下略

  禁煙広報センターなんてのがあるんですね。ちなみにこのニュースの出所はここでした。

 …略  

 日本のたばこ価格は、先進国の中で最も安い部類に入るため、まだまだ引き上げの余地があり、英国並みの11000円になるまで今後継続的に引き上げるべきだと考えている。たばこ価格を引き上げてもたばこの税収は、決して減少せず、むしろ増加する。…以下略

 1000円にすれば殆どの人が吸わなくなり尚且つ税収も減らないのならこんなに良いことはないですね。
  しかし、それでもやめることが出来ない人はきついですね。金持ちに吸ってもらって、早く死んで頂くか医療費を沢山払って頂くのも良いかも知れないですね。
  それでも吸いたい人はいるでしょうが、悪いことは言いません、止めた経験者が言わせてもらえば、絶対止めたほうが良いことは間違いないです。止めて初めてその良さが分かります。

止めましょうよ!

20051218日日曜日  第2282回  禁酒

  昨日は禁煙について書きましたが、第2263回でも書いたように本当に嫌いなのは酒の方です。酒自体というより、それに飲まれる人や酒の席が嫌いといったほうがいいかもしれません。

  禁煙を取り上げて禁酒を取り上げないのは片手落ちと言うものでしょう。禁煙広報センターがあるのなら禁酒のHPもありそうなものだと思ってサーチして見ました。
  やっぱりありました。

  日本禁酒同盟

  酒害予防の必要性

  …略

  全国の専門病院には約2万人のアルコール依存症患者が入院しており、うち若年者と女性の比率が年々増加しています。胎児性アルコール症候群(FAS)、アダルト・チルドレン(AC;情緒不安定、社会不適応を示すことが多い)と称されるアルコール依存症者の子供達の増加は日本の将来に問題を投げかけています。医療においては、患者のアルコール依存症を無視し、身体症状・疾患のみを治療している問題があります。

日本社会では飲酒を当然の事として仲間に薦める悪しき慣習があります。急性アルコール中毒、飲酒運転・事故などがあとを絶ちません。また酒類のCMについては殆ど規制がないに等しいのも、先進国中、我が国のみです。…以下略

 論説 適量なら良いのか

 …略

 最近しばしば言われる「ある量までなら、飲まない人に比べ、飲む人の方が死亡率が低い」などの調査研究も、単に「適量」に理由づけをしただけの話であって、つまりは「酒飲みにとって耳寄りな調査」であり、「しかしどうも適量を守れないのが酒飲みの酒のみたるゆえん」(朝日新聞9月12日、天声人語)なのであり、要するに「適量」以上を含めて、飲むことへの応援であるに過ぎないのである。…以下略

 酒とタバコのどちらがより害が大きいかと言えば、私は酒を取ります。タバコは他人の健康を害すると言う面はありますが、場所を選んで他人に迷惑のかからないようにする限りは本人の責任ですし、周りの人に直接迷惑を掛けることはないはずです。
  ところが、酒は酔っ払いや酒乱など周りの人にかける迷惑はタバコの比ではないのじゃないでしょうか。そして、極めつけは、酔払い運転による殺人まであります。と言いながら、タバコも火事の原因もありますね。
  やっぱり、どちらも止めるにこしたことはなさそうです。

どうですか、止めませんか!

20051219日月曜日  第2283回  補助金

  住宅用太陽光発電の補助金が1025日で打ち切られて2か月近く経ちましたが、その影響か、それとも私の営業力不足か、契約に苦戦しています。
  お客さんは、やはり補助金が無くなった事を知ると、「どうせ、来年には又つくのでしょう。それまで待ちます。」と答えます。どこまで影響しているのかは掴みきれていませんが、足を引っ張っていることは間違いないと思います。
  国は、太陽光発電の一般家庭への導入を見捨てたことに気がついていないのでしょうか。

  それでも、頑張ってくれているところもあります。

   ようこそ我が家の太陽光発電へ → 太陽光発電ニュースNo.31120051218日)

   行政不服審査法に基づく異議申し立て。(井口)

  …略

  異議申し立ての趣旨

  温暖化防止に有効な無公害・国産の太陽光発電の普及に、住宅用設置費補助制度は、過去12年間重要な役割を果たしてきたが、平成18年度以降打ち切り、非住宅用に重点を置く方針と言う。が、国民的損失であり、住宅用の継続、費用対効果の低い非住宅用の抑制、不公平補助の解消を求める。 異議申し立ての理由。

住宅用補助打ち切りの根拠は、エネ庁は例外事例をトップランナーと称し、財政審は設置費がkW当たり40万円に達したためとしているが、実際の市場価格はkW当たり70-80万円で何れも虚偽だ。

また、本年度の住宅補助はkW2万円・26億円で14kWの設備が出来るが、非住宅分野補助金は3654万円:513億円も出しながら、66kWしか出来ず、費用対効果は40分の1と税金の無駄使いだ。 太陽光発電の設置価格に、住宅用・非住宅用の差はない。不公平補助による個人・団体の不利益は不当だ。同一基準補助に改めるべきだ。…以下略

  本当にkW当たり40万円であれば確かに補助金は必要ないでしょう。しかし、40万円ではどう考えても採算が取れません。
  メーカーは販売店に卸せば良いだけですからそれでも良いでしょう。販売も施工もただ働きであれば何とかなるかもしれませんが、ボランティアでもあるまいにどこの世界にただ働きする業種があるでしょうか。
  後は、メーカーが製品価格を大幅にダウンして、施工会社の工賃を最低限でも取れるようにするしかないでしょう。
  しかし、今メーカーは十分な利益の取れるドイツなどへの輸出で十分潤っているだろうから日本国内は眼中になさそうです。わざわざ高く売れるものを安く出すわけはありません。このままでは、日本の住宅用太陽光発電の市場は消滅してしまうかもしれません。
  政府が当てにならないのなら、メーカーに頑張ってコストダウンを実現してもらうしかなさそうです。 

まだ、無理でしょうね!

20051220日火曜日  第2284回  温暖化

  11月までの暖かさが嘘のように日本中を寒波が襲っています。温暖化はどこへ行ってしまったのかと思っていたら、この寒波も温暖化の影響なのだそうです。なんでも、温暖化して、北極の氷がとけだせば、一時的に寒気が南下し寒いのだそうです。本当でしょうか。
 この冬の寒さは今回がピークという予報もあるようですがどうなんでしょう。そんなに甘くはないような気がします。
  それでも、やはり、温暖化は間違いなさそうです。

  Yahoo!ニュースより

  今年の地球、観測史上2番目の暑さ…WMO声明

 【ジュネーブ=渡辺覚】国連の世界気象機関(WMO)は15日、2005年は、観測史上2番目に暑い年だったとする報告書「2005年の地球気候の現状に関する声明」を発表した。

 報告書によると、これまでのところ2005年は、陸地や海を含めた地球表面の平均気温が、観測記録の残る1861年以来2番目に高く、比較の基準としている1961〜90年の平均(14度)を0・48度上回った。特に北半球は、同平均を0・65度上回る史上最高を記録した。

ただ、南米ペルー沖の太平洋で海水温が上昇するエルニーニョ現象が過去最大規模だった98年の水準には及ばない見通しだという。(読売新聞) - 1216310分更新

  温暖化が本当かどうかを議論するのも良いですが、無制限に使えば資源が枯渇することは間違いないでしょうし、大気汚染も避けられないのであれば、やはり、太陽光発電などを利用して大気汚染を少なくすることは悪くないはずです。
  最悪の事態に備えて準備をすることが大事であって、もし
資源が無制限に湧き出てくるなんてことになっても、それはそれで良いじゃないですか。

  何時もの市民のための環境学ガイドに面白い話がありました。

   たまには星空を見よう 12.18.2005

  B君:いやいや甘い甘い。太陽ぐらいのサイズの星だと、内部の水素を使い果たして、ヘリウムを燃やす段階になると、膨張を始めて、赤色巨星なる種になっていく。すなわち、サイズが段々と大きくなる。そして、まず、水星を飲み込み、金星を飲み込み、次に地球を飲み込むのだ。だから、太陽だけが消えるのではなくて、地球も一緒に消える。

A君:それはいつのこと。

B君:まあ50億年後。しかし、その前に、地球上の気温はどんどんと上昇するので、10億年後ぐらい先には、すべての生命は失われているはずだ。

  地球が消滅するまでまだ10億年もあるのだそうですから、100年やそこらで資源を食いつぶしては子孫に申し訳ないでしょう。
  少なくとも、太陽光発電なら10億年は利用できると言うことなのですから、それを利用しない手はないでしょう。

それにしても、人類は何時まで生き残れるか

20051221日水曜日  第2285回  ホンダ太陽電池

  第1197話で取り上げ、期待していたのになかなか出てこなかったホンダの太陽光発電がいよいよ始まるようです。

  18日、NIKKEI NETより

  ホンダが太陽電池事業に参入・住宅用

  ホンダは住宅用の太陽電池事業に参入する。2007年に熊本製作所(熊本県大津町)で量産を始める。原料は現在主流のシリコンより安価な素材を使い、既存製品より23割安くし普及を後押しする。…中略

  ホンダは太陽電池の基幹部品の生産と、パネルに組み立てる工程の一貫生産ラインを国内に建設する。二輪車工場の熊本製作所の遊休地を充て、100億円弱を投じる。当初の年産能力は一般住宅用(3キロワット)で1万軒分にあたる30メガ(メガは100万)ワット級を想定している。

  参考:次世代型環境取り組み

      ホンダエンジニアリング、次世代型薄膜太陽電池を開発

      ホンダエンジニアリング 業務内容

  やっと出ましたね。2007年はちょっと待ち遠しいが、これが刺激になって、従来の結晶式のパネルの値段も安くなると補助金なしによる冷え込みも避けることが出来るかもしれません。
  それにしても、
第2256回の昭和シェルのCIS太陽電池や第2260回で取り上げた京セラの球状シリコンといい、太陽電池も動きが出てきましたね。
  
シャープの500メガ・hの生産量から比べるとまだまだですが、もしかしたら、いい方向に向かっているのかも。しかし、どれも、もう一年早ければよかったのですが、補助金なしの来年一年間は大変そうです。
  やはり、お国に頼るより民間が頑張るしかないのかもしれません。

面白くなりそう!

20051222日木曜日  第2286回  手動踏切

  第2006回で取り上げた手動式踏切の保安係の小松さんに有罪判決が下りたとのテレビニュースをチラッと見ました。何でも、その前にも何回か同じようなミスを犯していたのだそうです。その仕事はいい加減で真剣身がなかったという理由だそうです。
  何とも、怖い理由です。私のような「マァ!いいか」の性格人間には絶対に勤まらない仕事ですね。しかし、そんないい加減な人間をそんな大事な仕事に付けた会社に責任はないのでしょうか。現場の人間に罪をなすりつけて会社の責任を逃れていると思ったのは私だけでしょうか。

  その判決が出たからでしょうか。21日の読売新聞に全面を使った広告が載っていました。最初はどこの広告かと思ったのですが、どうやらあの踏切事故を受けて、「こんな対策をやっていますよ」と責任を逃れる為の広告のようです。なんて、悪く取り過ぎですかね。

  それでも、本気で取り組んでくれるのなら、それはそれで歓迎したいものです。

  踏切すいすい大作戦

   踏切あれこれ → 踏切の問題

  東南アジアなどの鉄道の事故や線路の上での商売などのドキュメンタリーなどを見ると日本はやはり先進国だなと自負していたら、何のことはない、東京のど真ん中に踏切が残っていたり、鉄筋を抜いたビルを平気で立てるなど、殆ど変わらないようです。
  同じ平面を人と車と鉄道が通っている状態がある限り、日本を先進国と呼ぶのはおこがましいと言うものです。
  歩道と自転車道の優先整備、市街地は路面電車、郊外と田舎は車、長距離は鉄道主体の交通体系を作り上げれば、交通事故と公害のない良い国になると思うのですが。

無理なのでしょうか!

20051223日金曜日  第2287回  人口減

  第2168回で取り上げた日本の人口減、とうとう本当になったようです。

  YOMIURI ONLINEより → 05年の人口、初の自然減1万人…出生数最低続く

  厚生労働省は22日、2005年の人口動態統計の年間推計を公表した。

日本人の死亡数は出生数を約1万人上回り、1899年の統計開始以来初の「自然減」となった。国立社会保障・人口問題研究所は、日本の総人口は07年から減少に転じると予測していたが、日本人の自然増減で見ると、2年早まった。…中略

 今回の推計によると、日本人の05年の出生数は106万7000人、死亡数は107万7000人だった。出生数は04年の実績値より4万4000人減ったのに対し、死亡数は4万8000人も多かった。在日外国人(外国籍含む)を加えてもマイナス4000人で初の自然減だった。…以下略

 11、12月の数字が入っていないが、今の傾向ではほぼ間違いないようです。このところの寒波の所為か、あちこちで亡くなられる方が多いような気もしますからこの傾向は変わらないでしょうね。
  いよいよ、人口減が現実のものとなったわけですが、トッテンさん(
トッテンさんのOur World → No.689 持続可能な社会への希望の言われる方向とは違って、日本政府は少子高齢化の流れを変えようと公明党の提案を受けてタバコ税で児童手当を増やすようですが、そんなことでこの流れが変わると本当に思っているのでしょうか。
  確かに、養育費の問題も少しはあるかもしれませんが、そんなことより、将来に夢の持てない日本の国をどうにかしない限り子どもを持ちたいと思う人は増えないのじゃないでしょうか。
  政治が良くなり、明るい未来が想像できれば子どもは自然に増えるでしょうし、そうでなければ、トッテンさの言われる持続可能な社会を目指すのも良いじゃないですか。

もっと、まともな政治をして欲しい!

20051224日土曜日  第2288回  日照時間

  22日は日照時間の一番短いと言われる冬至でした。我が家の太陽光発電発電量は寒波の影響で、曇時々晴れと、たまに太陽が顔を出す天気の為わずか6KWh。その近辺では20日が寒波の合間の晴で12月最高の20KWhでした。

  一番一日の長い夏至と比べてみました。

  国立天文台天文情報センター暦計算室より

  22日   日の出 706   日南中時 1202   日の入り 1658  
  日照時間 9時間52分

  第2101回で取り上げた夏至の頃は

  6月20日 日の出451 、  南中 12 5 、   日の入り19 19  
  日照時間14時間28分

   なんと4時間36分もの差があります。

  6月20日発電量  27KWh  
  12月20日が 20KWhですから差は7KWh

   やはり日照時間の差は大きいですね。
  最近では晴れている日で7時半過ぎくらいから発電を開始しています。夕方は見たことはありませんが4時半頃には発電しなくなっているのではないでしょうか。

  日照時間で比べると

  9時間52分÷14時間28分≒0.705

  20KWh÷27KWh≒0.741

  正確な比較にはならないかもしれませんが、比率からみるとやはり冬至の方が変換効率は良さそうです。寒くて晴れている方が変換効率が良いというのが証明されているようです。

それにしても晴れが少ない!

20051225日日曜日  第2289回  創生水

  第2235回でも書いたように市民のための環境学ガイドの安井先生の説を信じてミネラルウォータには目もくれずただひたすらに水道水を飲み続けている私ですが、ひょんなことからある水を試して見る気になりました。

  ある日、おせんたくふぉーらむという面白いコインランドリーを見つけました。コインランドリーには珍しくHPを持っているようです。URLを書き写して帰り、早速見て見ると、「洗剤はまったく、ぜんぜん、ひとつぶも、一滴も使いません。」なんてとんでもないことを書いています。一体どうゆうことでしょう。

創生水と書いて「そうせいすい」と読みます。創生水生成器により水道水から作られます。』 

 何だこれは、又、怪しげな水を使っているんだなぁ、本当なんだろうか。どうせいんちきに違いないとも思いましたが、妙に気にかかるものがありました。特に、『ふな、こい、どじょう・・」は大喜び』なんて、環境に良いというのは今までの怪しげな水の商売にはなかった売りです。

 そこで、おせんたくふぉーらむおたすけおじさんに直接お会いして見ました。

 おじさんは6年前にこの水を知り、自分の家に導入したのだそうです。

 最初の出会い

“洗剤なしで洗濯ができる”、“食器の後かたづけは水で洗うだけ”と聞いて「ほんまかいな?」と思うのは私だけではないでしょう。でも、創生水との衝撃の出会いから、早いもので6年以上が経過しました。これ以来我が家では洗剤いらずの全く快適な生活を続けています。話は全部本当でした。

 やはり、おじさんも最初は怪しいと思ったようです。それでも自分で試してみて納得して、今度は、ランドリーを始めたと言うことです。

 良いことばかりで未だに半信半疑ですが、糖尿病にも効くそうなので、試して見ることにしました。取りあえず、会員になって、一升瓶6本分を購入しました。

果たして、どうなるか楽しみです!

20051226日月曜日  第2290回  ディープインパクト

  競馬に殆ど興味のない私が又してもラジオにかじりついていました。有馬記念(どんな値打ちのあるレースかもあまり知りません)のディープインパクトです。

  第2229回で取り上げたディープインパクトの「歴史を変える?“空飛ぶ馬”の秘密」に関する面白い記事がありました。

   21日、YOMIURI ONLINEより

  ディープインパクト、実は飛んでない!…シンポで報告

  武豊騎手が「空を飛んでいるようだ」と評した無敗の三冠馬ディープインパクトの走りだが、実は飛んでいる時間は他の馬より短い――。こんな“衝撃”の事実が、このほど開かれた日本ウマ科学会のシンポジウムで報告された。…中略

  「滞空時間」は、13頭の平均0・134秒に対し、ディープは0・124秒と、“飛んでいる”時間はむしろ短いことが分かった。

  だが、注目すべきは空中での移動距離。全13頭の平均2・43メートルに対し、ディープは2・63メートルと、他馬より短時間で長い距離を飛んでいた。…中略

  注目すべきは空中での移動距離。全13頭の平均2・43メートルに対し、ディープは2・63メートルと、他馬より短時間で長い距離を飛んでいた。…中略

  また、サラブレッドは走行中に2本の脚が同時に着地する時間帯があるが、着地時は制動力が働き、地面をける駆動力を妨げるため、その時間帯は短い方がいいとされる。この点でも、全頭平均の1完歩あたり計0・075秒に対し、ディープは0・036秒と半分以下だった。…中略

  「飛ぶような走り」の秘密は、意外にも「飛ばないこと」にあったようだ。

  なんだかとてつもない馬ですね。それにしても、私も同じですが、皆、強いものが好きなんですね。やはり、自分に無いものに素直に感動させられるからでしょうか。

   この後も、故障しないで長くその走りを見せてもらいたいものです。と、絶対の勝利を期待してここまで書いていましたが、何と2着でした。
  世の中、やはり、絶対は無いんですね。武豊騎手の無念たるやいかほどでしょう。これで、気楽になって次からのレースも少しは楽になるのじゃないでしょうか。次を楽しみにしましょう。

残念でした!

20051227日火曜日  第2291回  クールビズ

  クールビズにはお世話になりましたが、ウォームビズには余り興味が沸きません。何といっても、クールビスのようにノーネクタイが売り物じゃないですから、恩恵に預かるところがありません。
  ウォームビズがノーネクタイが売り物なら直ぐに飛びつくのですが、人間、自分の利益にならないことにはどうしても興味が沸きません。  
  今、一番心配なのは、来年もクールビスが受け入れられるかです。飽きっぽい日本人のことだけにもしかしたらネクタイに長袖シャツが戻ってきたりして。
  と心配していたら、朗報がありました。

  24日、読売新聞

  厳冬期はや”暑い”商戦

  寒さの厳しいこの時期、繊維の素材メーカーが、来年夏の軽装運動「クールビズ」商戦を狙って、新素材の開発や売り込みに力を入れている。今年は環境省がクールビズを提唱したのがシーズン直前で、半年以上前から生地や糸を準備する素材産業は商戦を逃がした苦い経験がある。各メーカーは「クールビズは一時的な流行ではなく、来年以降も定着するはず」と期待を込めている。(片岡秀行)…以下略

  成る程、時期が遅すぎて、素材メーカはクルービズに乗れなかったのですね。「来年も定着するはず」の期待を裏切らないように是が非でもクールビズを定着させてあげたいものです。
  今年の夏の快適さを二度と失いたくないと思っているのは私だけではないはずです。その為にも、来年はNHKをはじめとするニュースキャスターにはネクタイをやめて欲しいものです。そして、願わくば公式の席でもノーネクタイが正式となって欲しいものです。  

どうなるか楽しみでもあります!

20051228日水曜日  第2292回  創生水

  第2289回で創生水を飲み始めて既に一升瓶で9本分(1日3本)消費しました。殆どは毎日飲んでいた水道水の代わりの飲料としての利用です。
  今のところは、体に良いかどうかは分かりませんが、何となく良さそうな気はします。そんなに直ぐに結果が出ることは無いとは思いますが、どうなるか楽しみではあります。兎に角、調子が悪くなったところはありませんから、今のところは良しとしましょう。

  さて、水商売(本来の意味じゃなく水を販売する商売)を胡散臭いものとして、水道水を愛用してきた私が突然創生水なるものを試して見ようとした今、偶然でしょうか、面白い記事がありました。

  27日、読売新聞より

  水生成器3社に排除命令  公取委 「健康に効果」根拠なし

   水の生成器を販売する際、合理的な根拠が無いのに「健康維持に効果がある」などと表示していたのは景品表示法違反(優良誤認)だとして、公正取引委員会は26日、東証一部上場の家庭用機器製造会社「シルバー精工」(東京都新宿区)と、「エッチアールディ」(横浜市)、「日本ホームクリエイト」(東京都港区)の3社に、こうした表示をしないよう排除命令を行った。

  生成器は、家庭の水道の蛇口につなぐなどして使用するもので、1台約10万円〜37万円。昨年度は、3社合わせて約50億円を売り上げていたという。
  公取委によると、シルバー精工と日本ホームクリエイトは昨年6月以降、パンフレットなどで「この装置で生成した水を飲むと、体内の活性酸素を消去できる」などと表示。エッチアールディも昨年1月以降、「トイレの臭いを解消できる」などと表示していた。…以下略

  やはり胡散臭そうな商品が沢山ありますね。創生水もその中でも胡散臭さ満載と言うところでしょうか。
  私が、創生水を試して見る気になったのは導入コストの安さです。殆どの水商売が上記のように装置の販売を主としているのに比べて、創生水はその装置の高額なこともあってか水だけを分けてくれるのです。
  容器(一升瓶)代を除けば、中身は一升瓶一本が約30円程度です。だから、取りあえず飲んで見て、ダメだと思えばいつでもやめることが出来ます。
  高額な装置を買わなければならない商品では、そう簡単には飛びつけませんが、この価格なら騙されたと思っても被害は殆どありません。
  
おせんたくふぉーらむに行けばいつでも酌んで帰ることが出来ます。近くにお店の無い人は通信販売もあります。
  尤も、創生水を知れば知るほど、装置が欲しくなりそうです。しかし、
この価格じゃ到底手が出そうもありません。
  
おじさんの話では、最高級の原材料を使っているのでコストダウンが難しいのだそうです。これでは、なかなか広まらないでしょうね。だからこそ、ランドリーなどの商売を考えたようです。

  それにしても、余りに上手い話ばかりなので、ネットでサーチして見るのですが、なかなか悪い話が出てきません。おじさんいわく、「悪いところが無いから書くことが出来ないんですよ」だそうです。

  参照:おきらく環境改善

兎に角、暫らく試して見ます!

20051229日木曜日  第2293回  球状シリコン

  第2260回第2262回で取り上げた京セラの球状シリコンの情報を見つけました。

  太陽光発電見積工場 → ブログ → November 25, 2005 京セラさんのニュースに対する問合せが多いので「球状シリコン太陽電池」

  …略

  私のお友達が京セラさんに問い合わせた回答は次の通りのようです。

「京セラの球状シリコンに関する件ですが、メーカーに確認いたしました。

新聞報道に関しては、日経・京都新聞に発表。発表の経緯については、今月末欧米でのIR発表に先駆けてのものです。日経の報道内容では来年4月にでも市販されるような記事になっておりますが

実際にはありえないということです。(マスコミにありがちな)

生産ラインも確立されてなく、研究開発でようやく目処がついたという状況だそうです。 価格に関しましては、原料は確かにコストダウンできますが、製造に関わる費用の回収分を考えれば、それほど大きく下がることは無いかもしれないということです。」

  メーカーさんの担当者さんレベルでも今回の報道は寝耳に水という感じのようです。

個人的には数年先と読んでいます。実用化の目途は確かにあるのでしょうが、生産ラインやそれにかける初期投資・研究開発費の回収などのお金も考えなければ本当の実用化には至らないのではないでしょうか。以前ホンダさんが化合物の太陽電池を発表して販売までいったかいかないかでしたが、結局撤退のようですし、新聞報道(マスコミ)は怖いです。

  期待していたのですが、マスコミの先走りのようですね。発表以後、どこにも追加記事が載らないし、京セラのHPにも発表にならないので、変だなとは思っていましたが残念です。
  しかし、マスコミも本当に無責任ですね。尤も、大きな誤報も殆ど謝ることの無いというマスコミがこんな小さな記事を訂正するなんてことは期待する方がバカなのでしょうね。

  上記の記事でも触れている第2285回でも取り上げたホンダの記事も怪しいなんてことは無いでしょうね。

何を信じればいいのやら!

20051230日金曜日  第2294回  国勢調査

  第2287回で取り上げた厚生労働省による2005年の人口動態統計の年間推計公表に次いで、国勢調査の結果が発表になりました。

  27日、YOMIURI ONLINEより

  総人口1億2775万人、国勢調査開始以来初の減少

  今年10月1日の日本の総人口は1億2775万6815人で、1年前より約1万9000人減ったことが27日、国勢調査の結果(速報値)で明らかになった。

厚生労働省はすでに、今年初めて出生数が死亡数を下回る「自然減」となったと発表しているが、出入国による社会増減を含む総人口でも減少に転じた。総人口の減少は、終戦の年の1945年を除くと、第1回の国勢調査が実施された1920年以降で初めて。国立社会保障・人口問題研究所は、日本の総人口は06年がピークになると予測していたが、2年早まった可能性がある。…以下略

 動態統計だか国勢調査がどこがどう違うのか良く分かりませんが、どうして、2箇所から人口の数字が出てくるのでしょうか。どこか一箇所で調査すれば良いじゃないかと思うのは私だけでしょうか。
  この部屋でも何度も取り上げた、
自殺者数もたしか厚生省と警察の両方から発表があったはずです。これも縦割り行政の悪弊でしょうか。どちらも、人員と予算の確保の為だけに統計を取っていると言えば言い過ぎでしょうか。
  国勢調査をやっている
総務省統計局なんてのがあるんですから、ここだけ調査して、その数字を各省が使えは良いのじゃないでしょうか。
  本当に必要なのか、それとも単なる勢力争いの為の無駄遣いなのか。もう一度考え直す必要がありそうです。
  そうでなくても
第2204回でも書いたように国勢調査に使った壮大な無駄遣いをしているのですから。そして、今回は速報値で確定値は来年の10月発表だそうです。今時、そんな一年前の数字が役に立つのでしょうか。

無駄でしょう!

20051231日土曜日  第2295回  人口減

  人口減についての記事があふれていますが、何時もの巡回路で興味深いものがありました。

  長尾たかしの・・・未来へのメッセージ → 少子化対策への疑問 2005-12-29

  …略

  少子化は確かに進んでいるが、一夫婦が生む子供の数は、ここ30年間、平均2.2人と変わっていない。女性は結婚すれば、2人以上の子供を生んでいるということ。また、妻の初婚年齢が若いほど、多くの子供を生んでいる。つまり、少子化の主たる原因は、非婚化・晩婚化にあるのだ。※30代前半の女性、30代後半の男性の未婚率はそれぞれ30%程度。…以下略

  一夫婦が生む子どもの数が変わっていないとは意外でした。これは面白い数字ですね。
  これは、女性の自立による非婚・晩婚の影響が大きいと言えるのじゃないでしょうか。女性の自立の反面、若い男性は企業の人員削減の影響もあって、フリーターやニートで定職が無いとなれば尚更結婚なんて難しいというものです。
  日本の未来に夢が持てない人たちが子どもを作らないと思っていたのですが、その前に結婚が出来ないことの方が原因かもしれませんね。

  いずれにしても、この傾向は、そう簡単には変わらないのじゃないでしょうか。何といっても、国民に夢を持たせてくれるような政治が期待できないですから。

  そうなると、日本の人口は減る一方と言うことになります。しかし、減少必ずしも悪いとは言えないようです。

   市民のための環境ガイド  → 日本の人口、史上初めて減少 12.25.2005

  …略

  B君:ただ、日本の人口は、300年後には、3000万人で十分。世界の人口も300年後には、30億人以下にするのだ。

  C先生:地球の能力を考えると、300年後の人口は、20億人台が良いだろう。化石燃料を使い切った人類が、平和に、かつ、文化的・知性的に生活をするには、そのぐらいの人口が良いだろうから。

  3千万人といえば、明治維新の頃の人口です。第2131回で取り上げた持続可能な社会への自然な流れかもしれませんね。

じたばたせずに自然に任しますか!

ホーム 団塊 分類  

 

inserted by FC2 system