団塊の世代の部屋(79)

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200621日水曜日  第2327回  恵方巻

  大阪での単身赴任時代に節分に「太巻き」をある方向に向かって丸かじりするという話を始めて聞きました。
  まず、「太巻き」が何だか分かりませんでした。どうやら坂出で言う「巻き寿司」のようだと何とか分かりましたが、それを丸かじりするなんて風習も聞いたこともありませんでした。どうやら大阪あたりだけの風習のようです。
  ところが、今では日本中に広まっているそうです。それというのも、コンビニなどがバレンタインのチョコレートを真似て上手く宣伝した為のようです。思惑通り節分に日本中で「太巻き」を丸かじりするのが当たり前になってしまったのですから驚きです。
  そして、今年の、一月の初めの頃から「恵方巻」と書いたのぼりがコンビニに見られるようになりました。何だろうと聞いたら、この風習のことだそうです。何と、名前まで付いていたんですね。 

 Wikipediaより 恵方巻

 …略

節分の夜にその年の恵方(歳徳神の在する方位)に向かって、目を閉じて願い事を思い浮かべながら太巻きをまるかぶりするのが習わしとされる。食べている間は、無言でなければならない。

 節分の夜にその年の恵方(歳徳神の在する方位)に向かって、目を閉じて願い事を思い浮かべながら太巻きをまるかぶりするのが習わしとされる。食べている間は、無言でなければならない。…以下略

 成る程、こんな意味があったんですね。

それにしても、バレンタインといい日本人って宣伝に乗せられ易いですね。商売が上手いのかそれとも単に暗示にかかりやすいのか、素直と言うべきか、もしかしたら面白がってわざと乗せられているのか。

やはり、日本人は変わっているのでしょうか!

200622日木曜日  第2328回  水に溶けた水素

  第2289回第2292回で飲み始めた創生水のその後ですが、今のところ毎日1升瓶2〜3本を飲み続けています。今のところ毎朝のお通じが良くなったかなと感じるくらいで別に体に不調をきたすこともないのでそのまま続けています。
  この
創生水の売りの一つに活性水素があります。今はやりの体に悪いと評判の活性酸素を還元するのだそうです。
  
奇跡の水と言われているのものも活性水素の働きという説もあるそうです。本当なのでしょうか。

  水の話 → 2章 いろいろな水によると根拠はなさそうです。普通に考えればこちらが正解なのでしょう。
  ところが、面白い記事がありました。

  129日、YOMIURI ONLINEより

  県立広島大が「水素10倍」整水に成功、がんにも効果

 ・・・略

 水に溶けた水素は、老化などを引き起こす活性酸素を消去する能力があり、研究チームは、実際にこの水が、がん細胞の増殖を抑える効果も確認したという。研究成果は3月に仙台市で開かれる日本薬学会で発表する。

 普通の水には水素はほとんど含まれない。水を電気分解して水素が含まれる水を作る整水器は市販されているが、高濃度の水素を含む水は作れなかった。三羽教授らは水素を吸着する活性炭フィルターを圧縮するなどの工夫で、水素が従来の3〜10倍多く溶けた水を作ることに成功した。

研究チームは、人間の舌がんの細胞に、通常の水と水素の多い水を与えてそれぞれ培養した。通常の水では、がん細胞は増殖を続けたが、水素の多い水では、がん細胞が壊れ、増殖が約3分の1に抑制されることがわかった。三羽教授は「今後、動物実験で口腔(こうくう)がんへの抑制効果を確認したい」と話している。(読売新聞) - 129956分更新

  こうなると活性水素もまんざら嘘ではなさそうですね。いずれにしても、水商売(本来の意味ではないが)は面白いですね。何処までが本当なのか、結局は宗教のように「信ずるものは救われる」の世界なのかもしれません。信じることで救われるのならそれも良いのかもしれません。

自己責任ですね!

200623日金曜日  第2329回  自動車

  1月の我が家の太陽光発電は18日に開設以来始めての発電量0を記録。しかしその後天候に恵まれたのか20KWhを2日記録して、29日にはもしかしたら月間400KWhを越えるかと期待していたら、30、31日は雨で1、2KWhしか稼ぐことが出来ず結局370KWhにとどまりました。かろうじて12月の368KWhには勝ちましたが、11月の414KWhには大きく届きませんでした。2月の最初も3KWhとスタートはよくありません。果たして今月はどうなるでしょうか。
  太陽光発電を設置したお陰で、毎日の天候が気になるようになりました。その所為もあってか、何となく天候がおかしいと感じることが多くなりました。
  
第2244回でも書きましたが、晴れた日にもスカッとした青空の快晴という日が殆ど無いように思えます。やはり、何かおかしいような気がします。素直に温暖化の影響と取った方が良さそうです。心配です。

  しかし、世の中にはそんな心配を笑っている人たちもいるようです。

  トッテンさんのNo.714 個人主義はうまくいかないがそんな人たちに触れています。

  ・・・略

  ウォール街を代弁するこの新聞に書かれていたことを要約すると、以下のようになる。「米国では一部の環境推進派が子どもたちを洗脳して自動車は環境破壊の元凶だと教え込んでいる。しかしこれは産業革命のころのラッダイト運動(イギリスで産業革命に伴う機械の普及で失業の恐れを感じた労働者が起こした機械破壊運動)にも等しい。環境保護派は機械の代わりに自動車を敵対する対象としている。昨年ニューオリンズを襲ったハリケーンの際、政府が貧しい人々に提供しているバスや鉄道の切符は何の役にも立たなかった。逆に、自動車、それも環境派が敵対するSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)がなければ死者の数はもっと増えていただろう。貧困層にも自動車が普及していれば、劣悪の避難所に行った人の数はもっと減っていたはずだ。自動車は過去百年間における発明の中で最も人間に多くの自由を与えたものの一つであり、個人主義と米国の象徴なのだ。それなしに生活はできず、子供たちに自動車が環境に悪い機械だと教えることは無知にも等しい。個人主義の米国人は混んだバスや地下鉄には乗りたくない。だからもっとガソリンを安くする政策を米国政府はすべきだ」というものだ。・・・以下略

  この新聞とはウォールストリートジャーナルです。それにしても、今時こんな考えがあるとは驚きです。やはり、皆が環境に興味を持っていると思い込んでいた私は甘すぎるのかもしれません。
  まさか、ニューオリンズの被害を車を持てないほどの貧困をもたらしたことを反省するのじゃなく、もっと車が普及していればと取るその発想に恐ろしさを感じてしまいます。
  お金持ちの発想なんてこんなものでしょうか。何となく、トヨタの経営陣を連想してしまったのは私のひがみでしょうか。

怖いですね!

200624日土曜日  第2330回  心がけ

  第2326回で戦前の日本人の素晴らしさについて書きましたが、政治家も今の政治家とは違っていたようです。面白い言葉を見つけました。

  安岡正篤の「一遍言うてみたかった!」ー45号ー 2006/01/08

  ・・・略

  第一にあの頃の政治家は、政治家となった以上は −人間誰しも自分のことを考えないものはないが、さていよいよ政治・国民・国家ということになると − 自分のことよりもそれらの方を重しとするぐらいの心がけはみな持っておった。

 少なくともその問題に対して私利私慾に走り、自分のことを考えることは、恥づべきことであるというぐらいはわきまえていた。したがってみんなどこか良心的であった。「人間学のすすめ」福村出版 1987 p87・・・以下略

  この素晴らしい心がけは一体何処へ行ってしまったのでしょう。現在の政治家はこうした心がけを聞いてどう思うのでしょうか。
  あの頃とは
原敬内閣の頃(大正7.9.29-大正10.11.4)のことだそうです。安岡正篤と言えば、戦後の日本の政治家が教えを乞いに来たほどの人だそうですが、この言葉がその政治家たちに引き継がれなかったのでしょうか、それとも戦後の彼らには理解できなかったのでしょうか。
  やはり、残念ながら戦前の日本人と戦後の日本人は名前は同じでも全く違う人と言えるのかもしれません。そして、それは戦争に敗れたことによる自信喪失がもたらした偏りすぎた戦後教育の所為であることは間違いなさそうです。

もう取り返せないかも!

200625日日曜日  第2331回  開かずの踏切

   第2006回第2298回で取り上げた手動踏切の事故第2286回で判決が出たと書きましたが、4日の読売新聞によると3日に東京地裁で禁固1年6月の判決があったそうです。前のはなんだったんでしょうか。

  ・・・略  

  判決は、「遮断機の操作は人命に直結する重要な役割」としたうえで「被告は目視や時刻表の確認を怠って事故を引き起こした」と非難した。・・・中略

  判決は、現場の踏切は多数の通行人が停滞するため、内規違反に当たる独断でのロック解除が日常的に行われていたと認定。処断機を上げるよう求める通行人からの重圧があったことを認めたうえで、「東武鉄道は、踏切保安係の精神的重圧を解消する対策を施さなかった」、と会社の責任にも言及した。・・・中略

  判決を受け、東武鉄道は「判決を厳粛に受け止めている。このような事故を二度と起こさぬよう、安全の確保に万全を尽くしたい。抜本的対策として、一日も早い踏切の立体化が実現できるよう一層努力していく」とのコメントを出した。

  裁判長も東武鉄道も分かったようなことを言っているがどちらも本気で取り組もうと思っているとは思えないのは私だけでしょうか。
  結局は現場の人に責任をおっ被せただけのように思えます。私のようないい加減な人間には到底勤まらない仕事だろうし、やりたいとも思いませんが、裁判長や東武鉄道の偉いさんたちは自分なら出来ると思っているのでしょうか。
  あれからも、毎日同じ仕事に携わっている人たちの超人的な働きに頼っているのですから何時同じ事故が起きてもおかしくないはずです。それを思うと、こんないい加減な判決に怒りを覚えてしまいます。会社も果たして、本当に立体化を進めるつもりがあるのか疑わしいものです。

納得が行かない!

200626日月曜日  第2332回  三菱太陽電池

  第2324回で取り上げた三菱重工の太陽電池のニュースが又出ました。同じ物のようですが今回の方が詳しいようです。

  2日、NIKKEI NETより

  三菱重工、長崎県諌早市に微結晶タンデム型太陽電池の量産工場建設で約100億円投資

  ・・・略

 微結晶タンデム型は、これまで当社が生産・販売してきたアモルファス型のシリコン膜に微結晶のシリコン膜を積層した2層構造を有するタイプ。太陽光スペクトル(紫外線・可視光線・赤外線)を幅広く吸収することにより、アモルファス型に比べ発電効率をアップさせることができる。

 微結晶タンデム型の高い性能と生産性を両立させるポイントは、太陽光を有効利用するための光閉じ込め技術と、大面積基板(1.4m×1.1m)への高速かつ高品質な製膜技術にある。

当社は、製造プロセスの中核となるプラズマCVD(化学蒸着)装置をはじめとして、主要な設備は自社の技術で製作できる強みと、アモルファス型で培った生産技術を活かし、これらの課題に取り組んできた。その結果、実用基板サイズの実証設備により、目標としていた性能および生産性を達成したことから、量産に踏み切る。・・・中略

 薄膜系電池である微結晶タンデム型太陽電池は、多結晶シリコンを原材料とする結晶型太陽電池と異なり、原材料の制約がないことから、コストダウンと安定供給に大きな期待が寄せられている。・・・以下略

 見積工場のブログにも取り上げられていました。

 ・・・略

  確かに従来のアモルファスよりも飛躍的な効率アップのようですね。しかし、まだまだ結晶系には効率ではかなわないようで、住宅用にはまだまだつらいところですね。産業用には朗報なのではないでしょうか?・・・以下略

  成る程、結晶系にはかなわないんですね。

  三菱自動車でみそをつけた三菱グループですが腐っても鯛です。重工が太陽電池に本格的に進出してくることにより大幅なコストダウンと政府に対する太陽電池への政策転換を働きかけてもらいたいものです。
  それにしても
第2285回でも書いたようにホンダなどが新しい太陽電池の生産を始めるのは良いのですが、殆どが7年度からの本格生産ということなので今年をどう持ちこたえるかが問題です。せめて補助金がもう1年続いていたら太陽光発電の促進が大きく進むことになったのじゃないでしょうか。

バカな政府です!

200627日火曜日  第2333回  女性・女系天皇の違い

  第596話第806話で書いたように、私は以前は何も知らずに女帝を当たり前のことと思っていました。
  しかし、ネットのお陰で
第2269回でも書いたように女系天皇の意味を知りました。「万世一系」の意味を始めて知ったのです。そして、女系天皇の裏には将来天皇制廃止の陰謀が隠れていることも知りました。

  今回の騒動で、かなりの人たちが女系天皇の怖さを知ったように思っていましたが、まだまだのようです。

  草莽崛起 PRIDE OF JAPANより

  日本テレビが皇室典範改定問題での世論調査を1月に発表しました。

 それによると、

 ●女性・女系天皇の違いについての調査に対して、

 知っている 36.7%

 知らない  53.2%

 わからない 10.2%

 ●今国会で成立させるべき

 こだわらず時間をかけて審議すべき 66.9%

 速やかに成立させるべき      23.1%

 女系天皇を認める改正は必要なし   6.2%

 わからない             3.8%

 ●女性天皇になることがあってもよいと思うかについて

      昨年1月    本年1月

 思う    91.7% 85.9%

 思わない   4.6%   9.8%

 分からない  3.6%   4.3%

  この世論調査でわかるように、女性天皇と女系天皇の違いを分かっていない人が6割を占めています。これはかなり現実的な数字ではないでしょうか。そうであるがゆえに、時間をかけて審議すべきとする人が約7割に達していることからも、皇室典範改定には拙速であることがよく分かります。・・・以下略

  ネットを巡回しているとこの違いがそうとう浸透しているように思っていたのですが、それは、単なる思い込みでしかなかったようです。
  この割合からみると小泉さんが分かっているはずとは言えないかもしれません。それとも、今更間違いを認めたくないのでしょうか。
  しかし、小泉さんは拉致問題といい、今回のこの問題といい、日本人に反面教師として警告を発してくれているのでしょうか。それとも、本当に日本を破滅に導こうとしているのでしょうか。それとも単なる考えなしなのでしょうか。

分かりません!

200628日水曜日  第2334回  風力発電

  私の好みで太陽光発電ほど興味が沸かない風力発電ですが、逆風にさらされているようです。風に恵まれない日本では何かと問題があるようです。
  特に、小型の発電機はコストの面で厳しいのだそうです。

  市民のための環境学ガイド  → 家庭用風力発電のフォロー 02.05.2006

  ・・・略

  B君:となると、東京で47万円する風力発電機を買った場合、年間発電量が2万円を越えたぐらいだと仮定しても、費用の回収にまあ最低20年は掛かることになる。ただし、出力25Vであり、電力系統との連携がどうなっているのか、そのためにどれほど費用がプラスされるのか、また設置にいくら費用が掛かるのか、これも不明である。ひょっとすると、機器の寿命内で、投資の回収は不可能かもしれない。まあ、太陽電池も気が長い話だが、風力発電装置は、特に小型の風力発電装置はさらに気の長い話のようだ。・・・以下略

  風力発電機が大型なのにはこんな訳があったのですね。私としては、可動部分があることや騒音問題などで何となく風力には抵抗があったのですが、コストの面でも問題ありとなると家庭用は太陽光以上に広まるのは難しいかもしれませんね。
  それ以上に、小型は回転数も多そうなので大型以上に鳥などの被害も出そうな気がします。
  可動部分があるということでは燃料電池も難しそうです。こうなると、可動部分の少ない太陽光発電システムは耐久年数から考えても絶対的な優位に立てると思うのは私だけでしょうか。

太陽光発電こそ本命!

200629日木曜日  第2335回  ご懐妊

  第2333回で皇室典範改定問題を書いたと思ったら、秋篠宮妃紀子さまのご懐妊で一気にその流れは変わりそうです。

  8日、YOMIURI ON LINEより

   皇室典範改正案、今国会提出は慎重判断…首相軌道修正

  ・・・略

  小泉首相は8日午前の衆院予算委員会で、皇室典範改正案の扱いについて「国会で、各党が冷静に穏やかに議論されることが望ましい。その結果を見てから判断する問題ではないか」と語った。また、「だれもが『こういう改正が望ましい』という形で成立することが望ましい。今は賛否両論があるが、慎重に審議し、政争の具としないように取り運びたい」と述べた。

首相は今国会に改正案を提出、成立を目指す考えを示していたが、自民党内などで「紀子さまに男子が誕生する可能性がある以上、提出を見送るべきだ」との慎重論が強まったのを受け、軌道修正したと見られる。・・・以下略

  流石の小泉さんもここでごり押しは形勢不利と認めたようです。このままごり押ししていたら総スカンを食う恐れもあったことを考えると小泉さんはやはり運が良いのかもしれません。
  取り敢えずは9月末のご誕生までは様子見ということになるのでしょうか。その後がまたうるさそうです。しかしながら、今は男女の判別が分かる時代だけに、ご誕生以前にいろいろと問題が起きそうな気もしますが、流石のマスコミもそこまでバカな騒ぎ方はしないのでしょう。

  それにしても、小泉さんは何故あれほどに頑固にことを進めようとしたのか。気になる投稿がありました。 

  論壇 → 目安箱 → 平成180208 目刺しの頭

  とんでもない話です。こんなことを信じる人もいないとは思いますが、いやな話ですね。

まさか!

2006210日金曜日  第2336回  

   第2321回で取り上げた三菱自動車の軽『i(アイ)』が順調なスタートを切ったようです。

  (日刊工業新聞) - 28

  三菱自、「i」の受注が1万台を突破−再生に弾み

「i(アイ)」で再生をけん引―。三菱自動車は7日、1月24日に発売した新型軽自動車アイの受注台数が、5日時点で1万台を突破したと発表した。およそ2週間で月間目標の5000台を大きくクリア。・・・以下略

 第2320回でも書きましたように日本中の車が軽に変われば良いと思っている私としては喜ぶべき記事です。

 しかし、軽にも弱点はあるようです。

 市民のための環境学ガイド → 今月の環境 → 20062 5 () 軽自動車、快走

  ・・・略

  C先生:軽自動車の使命は終わった。自動車の税制は、環境負荷を基準にすべき時代になった。発生する二酸化炭素量で税額を決めるべきだ。軽自動車は燃費がよく、二酸化炭素排出量が少ないというのは、誤解の一つだ。確かにMT車は良いのだが、AT車は、価格の関係で、コストの高いCVTではなく、三段ATぐらいが使用されている。そのため、燃費が悪い。むしろ、1000〜1300ccクラスのCVT車の方が実燃費の点では良いのではないか。

 軽の方が燃費が悪いのがあるんですね。しかし、それをもって軽の使命が終わったというのも賛成しかねます。燃費の悪い軽だけでも税金を沢山取ればいいのじゃないでしょうか。
  CVTが有利であれば、軽にCVTをつけて燃費が良いものを税金で優遇すべきでしょう。兎に角、狭い日本に大きな車は必要ありません。
  もっと言えば、長距離は公共交通を利用して、近距離は軽で良い筈です。そして、市街地は路面電車と自転車に徒歩。その軽も、ゆくゆくは太陽光発電で充電する電気自動車が理想だと思っています。

早くそんな時代が来ないものか!

2006211日土曜日  第2337回  禁煙

  第2281回で取り上げた禁煙広報センターアンケート「たばこ価格が500円に上がれば、51.2%が禁煙し、71.5%が吸う本数を減らす。1,000円になれば、73.4%が禁煙する。」と同じような記事がありました。

  毎日新聞より

  たばこ価格:1箱519円なら半数禁煙 星城大教授ら調査

  ・・・略

  川俣助教授らは、インターネットを利用する20〜60歳代の喫煙者から1671人を無作為抽出。うち1385人(約83%)から有効回答があった。設問では、現行270〜300円が主流のたばこ1箱の価格を300円から1400円まで100円刻みに示し、それぞれ「禁煙するか」「喫煙するか」を聞いた。「500円で禁煙する」と答えたのは47.3%、「1000円で禁煙する」と答えたのは77.4%だった。

これらの結果から半数が禁煙に転じる金額を計算すると、全体では519円になった。年齢別では20代が550円と最も高く、30代で505円、40代で507円、50代で499円、60代では464円まで下がった。男女の差は目立っていなかった。・・・以下略

 結果は殆ど同じようです。それにしても、アンケートばかり取らずに早く実施してもらいたいものです。それも、500円なんて言わずに1000円以上にして欲しいものです。
  そうなれば、余程の物好きでなければ禁煙に踏み切るのじゃないでしょうか。それでも、吸いたい人は仕方ないですね。自己責任で好きなだけ吸って肺がんにでもなってもらいましょう。
  しかし現実に値上げになった場合どのくらいまで喫煙者が減るか興味がありますね。

早くやらないかな!

2006212日日曜日  第2338回  我が家の太陽光発電

  例月の我が家の太陽光発電、設置から8度目の検針がありました。2月分は1月13日から2月10日までのデータです。検針日の関係で稼動日数が28日と例月より少なくなっています。

  8月、1KW当たり発電量 687÷5.508≒124.7

  9月、1KW当たり発電量 542÷5.508≒98.4

  10月、1KW当たり発電量 454÷5.508≒82.4

  11月、1KW当たり発電量 475÷5.508≒86.2

  12月、1KW当たり発電量 382÷5.508≒69.4

   1月、1KWあたり発電量 404÷5.508≒73.3

   2月、1KWあたり発電量 347÷5.508≒63.0

  実質の稼働日で計算すると70.0位になります、12月と殆ど同じです。冬はこんなものなのでしょうか。それでも、2月に入ってから5日の23KWhを最高に20KWh以上が4日もありました。23KWhは11月1日以来です。こうして見ると最悪期を脱して春は近いようです。

  8月、買電・474(250,224)KWhで8,780円。  1KWhの単価、約18.52円。
  9月、買電・553
(314,239)KWhで10,472円。 1KWhの単価、約18.94円。
 10月、買電・502
(252,250)KWhで8,800円。  1KWhの単価、約17.53円。
 11月、買電・636
268,368)KWhで9,278円。  1KWhの単価、約14.59円。
 12月、買電・940
394,546)KWhで13,158円。 1KWhの単価、約14.00円。
  1月、買電・1174
516,658)KWhで16,847円。 1KWhの単価、約14.35円。
  2月、買電・934
333,601)KWhで12,519円。 1KWhの単価、約13.40円。

  稼働日数の減少もあるでしょうが最悪の1月よりは少し減少しました。1月12日からエコ・キュートの設定をおまかせから標準に変えた結果昼間の沸き上げがなくなったので昼間の買電は節約できたのじゃないでしょうか。尤も、その分、湯の減り具合には注意が必要ですが、私が今までより入浴時間を遅らせて家族に合わせるようにしたので何とか湯切れは回避できています。
  もう一つの原因は太陽風呂が少し沸いてきたこともあるようです。3月終わりから4月になれば太陽風呂の威力が発揮されるはずです。


  8月、売電、459KWhで12,713円。 1KWh単価、約27.69円。
  9月、売電、313KWhで8,668円。  1KWh単価、約27.69円。
 10月、売電、292KWhで7,700円。  1KWh単価、約26.37円。
 11月、売電、316KWhで7,408円。  1KWh単価、約23.44円。
 12月、売電、221KWhで5,180円。  1KWh単価、約23.44円。
  1月、売電、223KWhで5,294円。  1KWh単価、約23.74円。
  2月、売電、216KWhで5,127円。  1KWh単価、約23.74円。

  売電価格が1月と同じです。やはり値上げがあったようです。  

  8月、差し引き3,933円の収入。去年の電気代26,778円と比べると30,711円の節約となります。
  都市ガスと灯油(概算)を含めた光熱費全体では35,238円の節約です。

  9月、差し引き1,804円の支払いと言うことになりました。去年の電気代19,166円と比べると17,362円の節約。
  都市ガスと灯油(概算)を含めた光熱費全体では22,145円の節約。

  10月、差し引き1,100円の支払い。去年の16,772円と比べて、15,622円の節約。光熱費全体で20,122円の節約。

  11月、差し引き1,870円の支払い。去年の12,581円と比べて、10,711円の節約。光熱費全体で18,711円の節約。

  12月、差し引き7,978円の支払い。去年の13,676円と比べて、5,698円の節約。光熱費全体で13,690円の節約。

   1月、差し引き11,553円の支払い。去年の17,811円と比べて、6,258円の節約。光熱費全体で14,303円の節約。

   2月、差し引き7,392円の支払い。去年の15,121円と比べて、7,729円の節約。光熱費全体で15,774円の節約。

  1月よりは改善されたようですが、冬はやはり太陽光発電には過酷なようです。それでも、エコ・キュートの設定変更も少しは貢献しているようです。早く春が来て欲しいものです。今年は例年に増して春が待ち遠しい。面白いものですね。

さて来月は!

2006213日月曜日  第2339回  薄膜太陽電池用基板ガラス

  第2266回にも書いたように太陽光発電の発電量を増やす為には電池の変換効率を上げるか、集光装置などで光を電池に対して90度で当てるしか方法は無さそうです。
  しかし、今のところ決定打は無いのが現状です。これも、売電単価がドイツのように日本の3倍になれば追尾装置なども採算が合ってくるようです。
  その証拠が、
ドイツ太陽光エコファンド太陽光追尾型設備でしょう。

  ・・・略

  年間を通じて一日中(日出〜日没)常に発電パネル正面に日射を受光するように、発電パネルの方向と角度を変えることで、年間発電量が30%アップします。・・・以下略

  それでも30%しかアップしないんですね。倍くらいになると思ったのですが、甘かったかな。売電単価の高いドイツだからこそこうした装置もペイできるのでしょうが、日本の売電単価ではもっと単純でコストの掛からないものでないと到底採算が合いそうもありません。

  偶然、面白いものを見つけました。

  New Glass Forum → ニューガラスとは → 16.薄膜太陽電池基板ガラス ―次世代太陽電池に不可欠なガラス基板―

  ・・・略

  また酸化スズ電極膜は、太陽電池の発電効率を高めるため 0.1μm の凹凸をつけて、散乱により光をうまく閉じ込めるようにしています(写真右下)。このガラスは、有機色素太陽電池用電極基板としても有用です。

  これって、第2266回で「今のパネルの表面の強化ガラスの表面を球状シリコンのように小さな半球で覆ったらどうでしょう。これであらゆる方向からの光が電池に直角に当たるようにならないでしょうか。」と書いた方式に近いかもしれません。凹凸を半球にすればもっと光を集めることが出来るのじゃないでしょうか。何とか、実現させて欲しいものです。

楽しみです!

2006214日火曜日  第2340回  氷床崩壊

  今冬の寒波は温暖化なんて間違いじゃないかと思わせるものでしたが、第2284回でも取り上げたように温暖化は間違いなさそうです。
  ちょっと古い記事ですが、気になるものがありました。

  2006130「南極巨大氷床の崩壊」が現実に? 英政府が警告

  ・・・略

  ブレア首相は序文のなかで、「気候変動がもたらす危険は、予想していたよりもかなり大きくなる可能性がある」のは明らかだと述べている。

 首相はさらに続けて、「世界の人口が200年間で6倍に増大したことで、工業化と経済成長がもたらす温室効果ガスの排出が原因となって、地球温暖化が抑制できない速さで進んでいることがはっきりした」としている。・・・中略

今回のイギリスの報告書では、英国南極観測隊(BAS)の責任者を務めるクリス・ラプレー教授が、西南極大陸の巨大な氷床が崩壊を始める恐れがあると警告している。そうなると、海面を5メートル近く上昇させかねない。・・・以下略

 温暖化を疑う説もあるようですが、人口の増加と工業化を考えると影響が無いとする方が無理があるのじゃないでしょうか。
  自然に逆らって増えすぎた人口が諸悪の根源と言えば言い過ぎかもしれませんが、そう考える方が無理がなさそうです。
  人口を減らすか、減らすことが出来ないのであればエネルギーの節約を徹底的に進めるしか地球を守る方法は無さそうです。

やれるでしょうか!

2006215日水曜日  第2341回  発電量

  第2338回で我が家の太陽光発電の一日当たり発電量が2月に入って20KWhを越えた日が4日あり、最高は23KWhを記録し、これは春も近いのかもと書きました。ところがそれでは終わりませんでした。
  13日は久し振りに霜が降りていたので良い天気になりそうとは思っていましたが、最近に無く、一日中、雲一つ無い快晴で終わりました。これはもしかしたら最高が期待できそうと楽しみにして帰宅早々
モニターをチェックして見ると、やはり、26KWhを記録していました。
  8月27日に記録した29KWhにはかないませんでしたが、それ以後では9月にも無い最高値です。古いモニターなのでピークの発電(KW)の記録は残っていないのですが、4000KWは超えていたのじゃないでしょうか。
  やはり、冬場の寒さが変換効率に好影響を与えているということなのでしょうが、まさか、2月に9月以上の数値を叩き出すとは予想していませんでした。
  この分で行くと8月の最高値29KWhを越えるのも近いかもしれません。去年の6月設置ですから3、4、5、の最高条件を経験していませんので最高値がどこまで伸びるか楽しみです。

太陽光発電侮りがたし!

2006216日木曜日  第2342回  ドライビングポジション

  出来ることならクルマの運転はしたくないのですが、田舎での営業活動はどうしてもクルマに頼らざるを得ません。
  そんな運転嫌いの私ですが、毎日の運転で最近ふとドライビングポジションやヘッドレストの使い方が気になりました。というのも、私は子どもの頃から猫背の傾向があるのと生来の怠け者の所為もあってドライビングポジションが極端に前のめりになる癖があるのです。
  気が付けば、背筋を伸ばしてシートに腰・背中・肩をきちんと押しつけるようにはするのですが、直ぐにだらっとして頭がうつむいたように傾いてしまってヘッドレストから頭が離れすぎてしまいます。ヘッドレストに頭をつけると今度は顔が上向きになりすぎます。ヘッドレストに頭をつけるべきかそれともある程度空けておくものかどちらなんだろうと思い、交差点で停車中などに隣のクルマの人のドライビングポジションを見て見たりするのですが結構見にくくて良く分かりません。こうなると、やはりサーチでしょう。沢山ありました。

  まずはドライビングポジション

  スマートドライビングのすすめ vol.2がよく分かります。

  ・・・略

  ほとんどのクルマにはバックレストの上に「ヘッドレスト」が付いています。ヘッドレストは HEAD =頭 REST =休め、という勘違いから枕ぐらいにしか考えてない人もいるかもしれませんが、Head Restraint =頭部の抑制(衝突時の)というのが本当の名称ですから、機能が発揮できるように調整をしてください。・・・以下略

  成る程休めじゃ無いんですね。これは知りませんでした。ここで書かれているドライビングポジションを取ると結構ハンドルに近くになるので殆どの人が出来ていないのじゃないでしょうか。私の若い頃にはこれと全く反対でペダルやハンドルから出来るだけはなれて運転するのが格好良いと勘違いしている人が沢山いました。足の短い私が、そうした人のクルマに乗ると、ペダルを踏めず、ハンドルには届かないなんてこともありました。こんなんでどうして運転するのかと驚いたものでした。流石に、最近はそんな極端な人は見かけなくなったような気がしますが、それでも大抵の人は私よりは遠い位置の人が多いようです。

  次にヘッドレストの位置について

  10秒キャンペーンについて考えるより

  まずはシートから

  ・・・略

  シートの背中をなるべく立てましょう

  シートが垂直に近いほど、衝突時に背骨にかかる衝撃が緩衝されやすく、上体の前後方向への揺れも小さくて済むことから、首にかかる負担が小さくなり、むちうちの予防になります。

モータースポーツ医学的には、背中が垂直に近く立っているほど、ドライバーの集中力も高くなることもわかっていて、背中を立てた方がより安全な運転姿勢であると言えます。運転時にはリクライニングを解除して、背中を立てるように心がけたいものです。

  ヘッドレストの高さを調節しましょう

  ヘッドレストの上端が、頭のてっぺんよりも高い位置にあること

  運転中もヘッドレストと頭の距離が常に4センチ未満に維持されていること

  ・・・以下略

  シートは垂直に近くですか、これはまずやったことが無いですね。と言うことは直立不動の姿勢に近いと言うことでしょうか。猫背でぐにゃぐにゃ姿勢の私にとっては一番難しい姿勢です。
  ヘッドレストと頭の距離が4センチ未満も驚きです。つまりは付かず離れずの位置でしょうか。やはり、頭をつけるのは邪道のようですね。
  それにしても、このドライビングポジションはかなり厳しそうです。しかし、確かに理にはかなっているようです。

果たして私に出来るでしょうか!

2006217日金曜日  第2343回  親学

  第1923回第2326回等で何度も書いたように、今の日本の何かおかしな風潮は戦後の自虐史観による教育を受けた私のような戦後生まれの親が子育てをしてきたことに原因があることは間違いなさそうです。
  しかし、今更そんなことを言ってももう手遅れです。だからと言って、放っておく訳にはいかないでしょう。それならどうすれば良いのかと思い悩むところです。

  参考になりそうなものがありました。

  桜井良子Webサイト!

  20060128日「 教育問題の根源は親にあり “親業教育”に多くを示唆する会津藩『日新館』の優れた教え 」

  日本の教育でいちばんの問題が、じつは親たちにあるということは、教育の実情を取材してみると意外に容易に見えてくる。むろん、子どもたちの非行や不登校、学力低下の責任が親だけにあるわけではない。しかし、少なくとも、親が主要原因の一つであることは確かだろう。

  米国では早くも1960年代から、親のあり方、家庭のあり方が子どもたちに決定的な影響を及ぼすことを認識し、“親業教育”に力を入れてきた。親はどのように子どもに接し、どのように子どもを教育したらよいのか、よい親になるにはどんなことを心がければよいのかを教えるのが親業教育だ。日本では、教育改革国民会議2000年に、親こそが子どもの人生の最初の教師であり、大きな責任があることを指摘した。・・・略

  やっと気が付いたというところでしょうか。第1923回のイギリスだけでなくアメリカもこんな手を打っていたとは知りませんでした。日本も今更ながらと言いながらも気がつかないよりはましと言うものでしょう。
  しかし、果たして日本の滅亡を防ぐのに間に合うでしょうか。親学を知らない私たちの世代が育てた親学を知らない子どもたちに今から親学を教えるのですから定着するまでには膨大な年月が掛かりそうです。それでもやらなければならないことは間違いない。

何とか間に合って欲しい!

2006218日土曜日  第2344回  佐藤琢磨

   WBCの為に早い仕上がりのイチロー選手がオリックスの宮古島キャンプで4,000人の観客を集めたりと、いよいよ野球も動き出しました。
  
第2325回で取り上げたもう一つの楽しみF1の佐藤琢磨選手の参戦がやっと発表になりました。間違いはないとは言われていましたが、やはり正式な発表があるまでは心配でした。
  もう一人のドライバーも井出有冶選手という日本人に決まったそうですが、他のモータースポーツを殆ど見たことの無い私は全く知らない人です。
  尤も、佐藤琢磨選手も
第753話で書いたようにそのF1のシートを獲得した経歴に興味を持っただけですから大きなことは言えません。それでも、あの前向きな姿勢には魅せられました。
  そのシートの獲得にホンダのバックアップがあることも知りましたし、その実力に関しても賛否両論があります。私も評価するだけの目はありませんが、その人間的魅力だけは認めたい。

  いずれにしても、今年のF1が楽しみになったことだけは確かです。結果は去年以上に難しそうですが、琢磨選手一人の魅力で観戦していた去年までよりオール日本としての楽しみもありそうです。
  イチロー選手とともに今年も楽しませてもらいます。

待ち遠しい!

2006219日日曜日  第2345回  グリーンランド氷河

  第2340回「南極巨大氷床の崩壊」が現実に? 英政府が警告を取り上げましたが、地球温暖化の兆しはあちこちで現れているようです。

  17日、YOMIURI ONLINEより

  グリーンランド氷河、溶けるペースが10年前の倍以上

  グリーンランドを覆う巨大な氷河の溶けるペースが速くなり、大西洋に流れ出る氷の量が10年前の2倍以上に増えたことが、米カリフォルニア工科大などの研究チームの調査でわかった。米科学誌「サイエンス」に発表された。

人工衛星で観測した1996年、2000年、05年のデータを解析した結果、1年間の流出量は、96年が91立方キロ・メートルだったのに対し、05年は224立方キロ・メートルだと推定された。・・・以下略

 南極の次はグリーンランドと両極で氷が溶けだしているとなると温暖化はもしかしたらもう手遅れなのかもしれません。その割には、世界の危機感はまだまだのようです。どの国も、経済優先で本気で温暖化に取り組もうとしているようには思えません。自分の国の利益が確保された時には地球は住めなくなっていたなんて漫画ですね。
  その漫画に想像が及ばず、自分さえ良ければの貧しい心が世界中を覆っているとすれば地球の未来はなさそうです。

それ程、人間はバカなのでしょうか!

2006220日月曜日  第2346回  訪販

  太陽光発電の営業に毎日苦戦しています。お客様の家族の皆に納得頂いて喜んで契約して頂くことをモットーに営業していますが誰か一人の反対で涙を飲むことも度々です。
  興味もあり、付けたいという気持ちもあるお客様も結構多いのですが、総じて、まだまだ値段が高価であることがネックになって踏み切れないようです。
  しかし、既に取り付けられているお客様に話をお伺いすると、とんでもない値段で購入されていたりすることがあります。多府県から営業に来て、モニターとしてサービスしますなどと騙し、契約まで徹底的にねばったりするようです。
  そういう営業を一番嫌う私としては、それに勝てない自分の営業力に無力感を感じさせられ空しくなります。こちらがいくら誠意を持って接しても疑いの目で見られるかと思えば、こうした詐欺商法に引っかかる人もいる。全く残念です。

  しかし残念ながら、リフォームなどで問題になったように訪問販売というものはお客様を騙すのが当たり前のように思われているようです。そして、太陽光発電の販売もそう思われているようです。

  太陽光発電システム → 訪問販売について-小休止に興味深い説がありました。

  ・・・略

  5:良心的な訪問販売はなかなか成功していません。経営難です。・・・以下略

  これですね。片や、欠点もきちんと説明して値段もお客様の立場に立った設定でも説得できない。ところが、最初から騙すつもりで良い事ばかりで悪いことを言わないで暴利をむさぼる方が契約する。腹立たしいですが、それが現実かもしれません。人間、耳ざわりの良い言葉には弱いようです。
  悪徳訪販も悪いですが、甘言に乗るお客様にも責任はあるかもしれません。一番悪いのは、説得力の無い誠実な営業だったりして。

くやしいですね!

2006221日火曜日  第2347回  モニター価格

  残念ながら、誠実な説明よりモニター価格の一言の方がお客様の心を掴むことが多そうです。
  偶然でしょうか、昨日取り上げた
太陽光発電システムに続いて太陽光発電システム見積工場ブログにも訪販についての記事がありました。

  February 17, 2006 太陽光発電のデメリットは?

   ・・・略

   初めて来て図面も見積りもなく、いいかげんなシミュレーションを口頭で言われ今日までがモニター価格ですからなどと言われ契約しちゃった人はきっと後悔している人がたくさんいらっしゃることでしょうね。・・・以下略

  簡単には警戒心を解いてくれないお客様の多い中、一度の訪問で成約に漕ぎ着ける彼らの営業トークはくやしいけれど私など足元にも及ばないくらい素晴らしいようです。
  しかし、騙すことを前提に餌をちらつかせるやり方はやはり許せるものではありません。そうした営業の為に市場が荒れ、真面目な訪問販売も受け入れられないようになってしまったことは太陽光発電にとっても不幸なことです。
  本当に良いもので、未来の地球に為にも日本中の屋根に付けるべきものが、こんなことで設置が進まないとしたら残念としか言いようがありません。
  そんなものを吹っ飛ばすだけの営業力を身に付ければ良いのでしょうが、そう甘くはないですね。
  しかし、もう少しで加速が付きそうな時に補助金をやめてしまってブレーキをかけてしまうような国の貧弱な政策の上に、訪販に対する風当たりと太陽光発電に対する逆風は勿体無いとしか言いようがないですね。

どこかおかしい!

2006222日水曜日  第2348回  企業の繁栄

  今ほど、勝ち組と負け組の差が大きくなく、国民の大半が中流と思っていたバブル以前でも、日本の国は企業第一でした。企業の繁栄が第一で、従業員はわずかなおこぼれで辛抱させられていました。何で、日本人はこんな仕打ちに黙って耐えているのかと腹立たしく思ったものです。
  このあたりは、
社畜第156話などで何度も取り上げています。ところが、今や、その当時よりもっと酷い状態になっているようです。例によってトッテンさんのところから。

  コラム(Our World) → No.716 新春の集い ビル・トッテンの講演

  ・・・略

  社会という漢字を逆にすると会社である。消費税増税を主張する政府やマスコミは、増える「社会」福祉のためにと言う。しかしそれも嘘である。「会社」福祉のための増税だ。政治献金を提供するのは企業であり、メディアの広告主も企業である。大切なのは「会社」である。これを裏付けるデータがある。消費税が導入された1989年から昨年12月末までに消費税税収は総額120兆円だった。同時期、法人税は減税され、その減税額は合計で107兆円にのぼる。つまり政府の税収は消費税が120兆円増え、法人税が107兆円減った。政府は会社に奉仕しているのだ。・・・中略

  法人税減税といったが大きな恩恵を受けているのは一部の企業である。日本には約260万社があるが、その99.99%は中小企業で、法人税が激減したのは0.01%にあたる206社、連結決算を適用している大企業だ。99.99%の企業の平均売上げは年間5億円だが、206社の平均売上げは約2500億円と500倍の企業である。国に税金も払えないほど効率の悪い企業に存在価値があるだろうか。私はこれは脱税に等しい行為だと思う。もちろん、国が合法とする連結決算は脱税ではない。しかしそれでも道義的には脱税と同じだと思う。なぜなら自分は社会のさまざまなインフラを利用して利益を手にしながら、その税負担を他の人に押し付けて税金を払わないからである。連結決算は小泉首相から経団連への贈り物だと言われるのも当然であろう。・・・以下略

  どうして、日本人は企業の繁栄にこれほど寛大なのでしょうか。私の嫌いなトヨタなどこの典型と言えそうです。
  トヨタの繁栄がトヨタの社員だけでなく関連企業、もっと言えば日本中の不幸の上にあると言えば言い過ぎでしょうか。それ程企業の繁栄が大事なのでしょうか。どこか間違っていると感じるのは私だけでしょうか。
  企業の繁栄が目的じゃなく、個人の繁栄の為の手段として企業があるはずです。どこで間違ったのでしょうか。

おかしな話です!

2006223日木曜日  第2349回  電気料金

  世の中に電力料金ほど分かりにくいものはないのじゃないでしょうか。第一、今の時代は、沢山使用すれば、単価が安くなるというのが当たり前です。ところが、電気だけは多く使うと単価があがるという不思議な料金体系になっています。
  この分かり難い料金体系が太陽光発電にも使われているので、発電した電気が幾らで売れるのかも当然分かり難いということになります。
  基本的には、ある時間に買う電気代と売る電気代は同じということなのですが、もともと分かり難いものですから尚更分からなくなります。

  見積工場にもそんな問題が取り上げられていました。

  ニュースレターへのご質問です。

  東京電力の料金体系で説明されていますが、やはり分かり難いですね。

  四国電力の料金メニューとは少し違いがあるようです。どちらが安いのか分かりません。

  我が家データで見て見ましょう。

  我が家はオール電化と太陽光の採用の時から季節別時間帯別電灯 電化Deナイトです。

買電(1KWh)が

  8月、約18.52円
  9月、約18.94円
 10月、約17.53円
 11月、約14.59円
 12月、約14.00円
  1月、約14.35円
  2月、約13.40円

売電(1KWh)が

  8月、約27.69円
  9月、約27.69円
 10月、約26.37円
 11月、約23.44円
 12月、約23.44円
  1月、約23.74円
  2月、約23.74円

   7・8・9月分は季節別で昼間の単価が高くなっているため全体の単価も上がっているのが分かります。買電の方は一日の夜と昼の使用量によって変動があるので同じ単価はありません。
   売電の方は10月が9月分の料金が入っているので少し下がっていますが、8・9月、11・12月と1・2月同じというように昼間だけの発電ですから買電と同じです。1・2の単価の上がりは原油の値上がりによる買電単価の値上げの為でしょう。

  昼と夜の単価が一定している季節別時間帯別電灯 電化Deナイトのわずか半年余りのデータでさえこれだけ単価の違いがあるのですから他の従量電灯A・Bになると使用量による変化はますます分かりにくいものになります。

  この上に全電化住宅割引、マイコン割引、燃料費調整単価などと言うものもありますから、何がどうなっているのか分かって人がどれだけいるのかと疑問に思うのは私だけでしょうか。もっと、単純にならないものなのでしょうか。今時、こんな消費者を馬鹿にしたような料金体系がまかり通っていることが不思議です。これぞ独占の強みでしょうか。

胡散臭そう!

2006224日金曜日  第2350回  燃料電池

  太陽光発電こそ未来のエネルギーの主力となるべきと信じている私にとって、燃料電池はどうも胡散臭く思えて仕方ありません。
  というのも太陽光発電のシンプルな構造に比べて燃料電池の複雑さに信頼性を疑うからです。太陽光発電の強みは太陽電池の単純な構造によるメインテナンスフリーがあります。弱点は、直流を交流に変換する
パワーコンディショナーの寿命や故障でしょう。しかし、これも、いざとなれば、第1938回でも取り上げたように直流ハウスに変えれば問題は無くなりそうです。
  兎に角、構造が簡単で部品数が少ないと言うことは故障が少ないことに繋がります。その代表が太陽光発電であり、その正反対とも思えるのが燃料電池ではないでしょうか。それだけにそんなものを進めようとする意味が分からないのです。
  ことさら燃料電池を騒ぐのは燃料が無くなる事が一番困る自動車業界の陰謀ではないでしょうか。

  ところが、その自動車業界で変化があったようです。

  市民のための環境学ガイド → 今月の環境 2006222 () トヨタ・GM、燃料電池共同研究白紙

  トヨタとGMが99年から進めてきた燃料電池車の開発に向けた共同研究をこの3月で打ち切る。合弁会社設立などの進展が見込めないため。・・・中略

  C先生:共同歩調を却って強めただけ。当面、燃料電池車が重要なテーマではなくなったことを内外にアナウンスする効果がある。燃料電池については、例えば、家庭用には比較的早期に普及するとかいった幻想が未だにあって、実際のところ、企業内でも切りたくても切れない状況になっている。これを共同研究を切ることで、両メーカーが共同して明確な意思を表明したかったにすぎない。・・・以下略

  どうやら、燃料電池は簡単には行かないようですね。あんな難しそうなものに研究費をつぎこむよりその費用を太陽光発電に向けた方が余程可能性があると思うのは私の欲目でしょうか。
  燃料電池の自動車より、太陽光発電で充電する電気自動車こそが目指すべき方向です。もっと言えば、私の持論であるクルマは郊外や田舎用(もちろん軽)で市街地や長距離は公共交通を目指して欲しいものです。

無理でしょうか!

2006225日土曜日  第2351回  集合住宅に太陽光発電

  毎日上を向いて屋根ばかりを見る生活が続いています。太陽電池を付けた屋根もあちこちで見つけることが出来るくらい増えてはきましたが、全体としては1割にも満たないのが現状です。沢山の屋根が付けて欲しいと叫んでいるように思えるのは私だけでしょうか。普及はまだまだですね。
  住宅用太陽光発電の営業に携わる身として悔しいのは学校や体育館など公共設備やマンション、工場などの大きな屋根は住宅用では扱えないことです。
  特に庁舎や学校などの屋根には国や自治体がもっと積極的に設置するべきでしょう。そうなれば、住宅用も啓発されて増えるのじゃないでしょうか。

  24日の読売新聞コラム「くらし、家庭」が集合住宅や公営住宅への設置を取り上げていました。少しは動きがあるようです。

  ・・・略

  栗東市のほか、熊本市も太陽光発電システムを取り入れた市営住宅を建てている。しかし、民間マンションでは集合住宅向けの補助金は整っておらず、先駆例はあるが、まだまだ一般への普及は難しいという側面がある。・・・中略

  もう一つの課題は、売電価格の設定だ。先進国のドイツでは自家発電した電力は、通常の数倍の価格で電力会社が買い取る仕組みになっているが、日本では、使用料金と同じ設定だ。滋賀県が個人の売電に応じて交付金を出す制度を設けるなど、自治体レベルで導入促進策を打ち出す動きもある。
  今後、助成金などが充実されれば、集合住宅にも急速に普及する可能性がある。・・・以下略

  分譲マンションでも「アドバンス21貴船」、「ニューガイア上石田」など、設置が広がりつつあるそうです。
  こういうのが増えてくれば、ちょっと上を見るとあちこちに太陽光発電装置を見かけるようになります。そうなると一般の人たちも遅れてはならじと自宅への設置意欲が沸いてくるのじゃないでしょうか。
  一日も早く日本中の屋根に太陽光発電が付く時代が来ることを期待したいものです。

無理でしょうか!

2006226日日曜日  第2352回  世界人口

  第2300回等で何度も取り上げたように日本の人口の減少が現実のものになりましたが、世界はまだまだ増加の勢いは止まりそうもないようです。

  Hotwired Japan → 世界人口、65億に――地球は何億人暮らせるのか?

  米国勢調査局の『世界人口時計』によれば、地球上の人口は225日午後716(米国東部標準時)65億人を突破するという。

 人口増加がいずれ食料生産を上回るだろうと予測したことで知られる18世紀の経済学者、トーマス・マルサスがこの数字を聞けば、仰天するに違いない。

 マルサスが、主著『人口論』[邦訳中央公論新社刊]を執筆した1798年当時、地上を歩き回るホモサピエンスはわずか10億人程度に過ぎなかった。それが今や、生きて呼吸をする人間が65億人という空前の数字に達しようとしている。・・・中略

  しかし、世界時計が示す重要な傾向――人口は増加の一途をたどっているが、数十年前と比較して人口増加率は低下している――は、人口統計学者たちの共通認識に符合する。コーエン教授の推計によると、世界人口の年平均増加率は、1965年から1970年にかけて2.1%のピークに達した後、現在の1.1%まで大幅に低下したという。・・・以下略

 増加率は低下しているんですね。とすれば世界人口が減少に転じる可能性もありそうです。このまま、人口増が続くことは地球にとっても、人類にとっても余り歓迎すべきことではないことは間違いなさそうです。
  そうであれば、日本と同じように減少に導くことが必要かもしれません。1798年当時と言えば日本は江戸時代ですから3000万人くらいの人口だったのじゃないでしょうか。それから言うと世界の10億人も比率から言えばほぼ同じくらいじゃないでしょうか。
  ということは日本も世界も同じような人口増をしてきたということです。それなら、遠からず人口減も同じように起こってくると考えるのは甘すぎるでしょうか。

 いずれにしても、これ以上地球を痛めない為には人口減を計ることこそ必要なのではないでしょうか。温暖化や戦争などこの地球の諸悪の根源は人間の数が多過ぎることが原因であることは間違いなさそうですから。

過ぎたるは及ばざる如し!

2006227日月曜日  第2353回  人口減

  昨日も書きましたが、世界に先駆けて減り始めた日本の人口はそう悪くないかもしれません。ちょっと古いですがJapan on the Globeが2月5日に未来を面白く書いています。

     少子化と人口減を乗り越えよう 少子化・人口減は幸せな国づくりへの好機。

  ・・・略

  もともと国土の狭い日本だから、人口が減って、いろいろ良い面も出てきたんだよ。たとえば家が狭いのは日本の昔からの問題だったけど、人口が減少する一方で、従来通りの住宅投資を続けたので、一人あたりの住宅面積は着実に増加していった。2018年までには一人あたり40平米となって、フランス、ドイツ、イギリスを抜き、2043年にはアメリカの64平米も逆転したんだ。・・・以下略

  今でも、田舎を営業して歩くと大きな家が空き家だったりお年寄りが一人で暮らしていたりと未来の人口減の先取りのような状態が目に付きます。
  成る程、この調子だとウサギ小屋と言われた日本の方が欧米を逆転する時が来るんですね。何となく愉快ですね。尤も、私自身は4畳半で十分ですけど。

  一番心配している経済も大丈夫なようです。

  ・・・略

  日本の労働人口は、年率0.5%で減少していくけど、労働生産性の伸び率は多くの先進国と同程度の2%強だったんで、経済成長率は1.5%程度を維持できた。人口が 減るから、一人あたりではぐんぐん豊かになっていったんだよ。

  何だか良い事ばかりですね。こうなると人口減万歳ですね。

  昨日取り上げたHotwired Japanにも喜ぶべき未来が書かれています。

  日本の未来はスローな国家?()

  日本の未来はスローな国家?()

  ・・・略

  早い時期からスローライフの理念を雄弁に提唱してきた音楽家の坂本龍一氏は、こんなふうに語っている。「現在の経済システムは、常に自転車操業的に成長を追いかけていかなきゃいけないから忙しい。それで、余計効率を求め早く動かなくてはならなくなる……。日本は美しい三等国になればいいと思うんです。食べ物がおいしく、風景もきれいで、自然も豊かな日本だったらいいじゃないですか。そんなにお金がなくてもいいんじゃないかと、僕は思うんですよ」・・・以下略

  成功した坂本氏が言うのもちょっと抵抗があるような気もしますが、こんなのんびりした生活も良いですね。
  人類の歴史上でも稀に見る良い時代と良い国に生まれてきたと感謝しなければならないのですが、こんなのんびりした生活にもあこがれますね。

こうなれば良いのですが!

2006228日火曜日  第2354回  オリンピック報道

  トリノオリンピックがやっと終わりました。これでやっとNHK朝ドラ「風のハルカ」の衛星放送が時間通りに始ります。
  それにしても、マスコミの思惑が外れてメダルがなかなか取れずに日本中がしらけ気分になってきた時に、女子フィギュアーの荒川静香選手の金メダルが全てを吹き飛ばして大騒ぎとなりました。日本の救世主と言えそうです。

  その荒川選手に関する話題でカーラジオのABCラジオ「全力投球!!妹尾和夫です」で妹尾さんが紹介していたものが印象に残りました。

  それは、表彰式で2位と3位の選手が表彰台に乗った後荒川選手が二人の前を横切らずに、後ろを通って表彰台に乗ったというものでした。そして、それを、「あれは日本人だから出来ることだ」と賞賛して取り上げたのがフランスの新聞だったと言うものです。
  成る程、そういえば、そんな奥ゆかしいことをする選手はいないような気がします。正確に覚えていないので、ネットで検索して見ましたが、探し出すことは出来ませんでした。
  テレビでそんな場面が出てこないかと見ていましたが、気が付きませんでした。何とか見て見たかったが残念です。
    それにしても、こうした素晴らしい記事をフランスの新聞が書き、日本のマスコミは話題にもしないというのはどうしたことでしょう。
  それどころか、ことさら日の丸の掲揚や国歌演奏の場面などを殊更避けたという相変わらずおかしなことがまかり通っているようです。

  朝日歌壇鑑賞会【今週の作品】

  荒川の日の丸ウイニングランをカットしたNHK

  やはり、日本の国は自虐が過ぎるようです。

腹立たしいですね!

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