団塊の世代の部屋(8

ホーム 団塊 分類  

200691日金曜日  第2539回  コンパクトシティ

  第2536回でも書いたように、これからの交通体系は公共交通と自転車・歩行を主体としたものに変わるべきと思っています。
  しかし、都会ではまだしも、田舎になるほど現実は
第1475回第1985回で書いたように自動車がなければどうにもならないようになってしまっています。その現実が一番現れているのが第2531回でも取り上げたように軽自動車が田舎になるほど高い普及率でしょう。公共交通が発達していないので、どうしても一人一台の自動車が必要となりますがそうなると車代倒れになりかねません。それだからこそ2台目、3代目は少しでも安い軽自動車ということになるのじゃないでしょうか。

  いずれにしても、我が坂出市のような地方の町で公共交通、特に路面電車などはコストの面から導入は難しいものがあります。それではどうするか。興味深い記事がありました。

  8月29日読売新聞コラム「緩話急題」 コンパクトな街で活気 より

・・・略

 そんな中で、本州北端の豪雪都市、青森の中心街の元気の良さが注目されている。
  ご多分にもれず、青森市も市街地の空洞化に悩まされてきた。・・・中略

 市が「コンパクトシティ」構想を打ち出したのは1999年だった。
  公共交通、商業施設、病院、マンションなどを中心部に集約する。郊外は開発を抑制し、自然環境と農業を守ることにした。
  街中に居住する市民は、マイカーに頼らなくても、徒歩や自転車で用を済ませられる。住民にも環境にも市の財政にも優しい、そんな便利で効率的な街づくりを目指している。・・・以下略

 そうですね、路面電車は諦めて、自転車と徒歩にすればいいんですね。考えれば、50年程前の私の子どもの頃は車なんてなかったし自転車さえ贅沢品でした。当然、歩くことが当たり前だった。それから比べれば自転車で十分ですね。
  郊外から市街地へは公共交通か軽の電気自動車で、街中は自転車と歩行。残念ですが路面電車は諦めましょう。

これしかないのかも!

200692日土曜日  第2540回  路面電車

  昨日は地方では路面電車は諦めるしかないかと書きましたが、路面電車の世界も技術革新が行われているようなのでもしかしたら望みがあるのかもしれません。

  FujiSankei Business i.2006.8.31 → 5分充電で10キロ超 電池駆動の路面電車、走行試験

  川崎重工業は30日、自社開発のニッケル水素電池を搭載した電池駆動路面電車「SWIMO」(スイモ)の走行試験を同社兵庫工場(神戸市兵庫区)で行い成功した。実用化されれば、架線がない区間が数十キロ続いても走行可能という。

 スイモは床と乗降場の段差を極力小さくした、バリアフリーの超低床電池駆動路面電車(LRV=ライト・レール・ビークル)。同社は搭載するニッケル水素電池「ギガセル」の開発を進めており、実用化のめどをつけたことから走行試験を実施した。

 試験は、筑豊電鉄(北九州市)から譲り受けた車両に「ギガセル」を搭載。10キロ以上連続走行(電池容量の約20%を使用)できることを確認、実用化に向けて大きく前進した。同距離の走行に必要な電力の充電時間は5分程度。

 スイモは架線から取り入れた電力でモーターを回して走行するとともに、搭載した電池に蓄えて利用する。架線の無い区間では、電池を用いて走行する仕組み。エネルギー効率が高く、二酸化炭素(CO2)の排出が少ないため、バリアフリーと合わせ、人と環境に優しい車両が特徴。 ・・・以下略

  先日はレールと道路の両方を走行できるバスのようなものも試運転されているニュースがありました。
  こうした新しい考え方のものが開発されれば地方でも採算が取れるようになるかもしれませんね。
  簡単に諦めてしまえば、それで終わりですが、日本の技術者たちが諦めずに技術革新に取り組んでくれているからには何時かは地方でも採算に合う路面電車が出来るのじゃないでしょうか。

楽しみです!

200693日日曜日  第2541回  子ども

  この部屋に書き始めて、言葉や漢字が出てこなかったり、引用するときに、「あれっつこんな書き方だったのかな」と疑問に思ったりする事があります。とは言いながら、大抵は「マァ!いいか。こんなもんだろう」とそのままにしてしまいます。

  そんな日頃から違和感を持っていたものに「子ども」という字があります。当たり前のごとく「子供」を使っていたのですが、新聞などから引用する時に「子ども」があるのです。引用ですから「子供」と代えることはできません。其のうち、変換も最初に「子ども」が最初に来るようになって何時の間にか私自身も「子ども」に違和感を感じなくなってしまったようです。きっと、小学低学年では「子ども」で教えているんだろうなんて勝手に納得していました。

  ところが、そうではないようです。

  何時ものサイト巡回で見つけました。

  草莽崛起 PRIDE OF JAPAN → 20060901

  ・・・略

  子供の供の字が「お供」を意味するから、大人の従者の意味になるとして「子ども」と書くのが出版界で主流になっているとはいえ、何故、日本語破壊の風潮に追従するのだろうか。

 見苦しいというより醜い。国語研究所は「こどもという大和言葉に、子供という漢字をあてただけで、付録的な意味や見下げる意味はない」と明解に述べている。供は人偏と共の合字です。共は「玉を両手で捧げ持つ」をかたどっている。

「大人が側にいて大切に捧げ持つ」のが子供だと解釈できるのです。子供は宝だと昔から言われている。大人の家来だとこじつけることは子供への愛情に欠けている。・・・略

  やはり「子ども」はおかしいのかもしれません。いつからこうなったのでしょう。サーチして見ました。

  はてなダイアリー → 子ども

  ・・・略

  「子供の“供”は蔑称であるからひらがなで書くべきである」と主張する人たちもいるのだが、本来、供は単純に複数を意味するものであるから、漢字とひらがなをまぜて書く「子ども」という表記はおかしい、と主張する人たちもいる。

文化庁の『言葉に関する問答集』によると,「こども」はもともと「こ(子)」に複数を表す接尾語「ども」が付いたもので,万葉集のころは複数を意味していたが,その後,しだいに単数・複数に関係なく用いられるようになってきたとある。

以上の歴史的経緯から「供」が蔑称であるとする説明は誤りであるが、「権利主体としての存在」であることを強調するために「子ども」表記をするといった説明がなされている。もともとの「子ども表記」提案者は羽仁説子とされる。その後家永教科書裁判の1970年7月の「杉本判決」に「子ども表記」が使われ、それが教育関係者らに広まっていったものと考えられる。

■参考資料

http://homepage3.nifty.com/harebuta/gaki.htm  ・・・以下略

 戦後教育の妙なかたよりはこんなところまで及んでいるんですね。やはり、日本の国は何時の間にか洗脳されているようです。
  まさか、こんな漢字の世界にまで洗脳が及んでいるとは思いもよりませんでした。これは、余程気をつけないと気がついたら日本の国は立ち直れなくなってしまっていたなんてことになってしまっているような気がします。

怖いですね!

200694日月曜日  第2542回  掲示板閉鎖

  このHPを立ち上げる時、いろんなHPを参考にして、私なりにこれだけは必要だろうと思ったのが、定期的な更新(出来れば毎日)とカウンターと掲示板でした。
  そのため、カウンターと掲示板の設置方法、それも無料であることを条件としてサイト巡りを繰り返したものです。何とか、無料のカウンターと掲示板も見つけ、設置方法を勉強して、これなら何とかなりそうという自信が持てて、やっとこのHPを立ち上げました。

  ところが、掲示板は最初から思ったほど利用されることはありませんでした。根本的にはHP自体の訪問が伸びなかったことと私自身が掲示板に気の利いた書き込みを出来なかったこともあるでしょうが、殆ど利用されることも無くなりました。そして、最近は海外からでしょうか変な書き込みが毎日のようにされるようになりました。気がつけば削除していましたが、どうもキリがありません。
  サイト順路の中にも同じような書き込みに悩まされているところがあり、それが原因で閉鎖されたところもありました。どうやらここも潮時のようです。
  しかし、迷惑メール(これも毎日100通位)に留まらず掲示板にも迷惑書き込みが蔓延るのは折角のインターネットの発展を阻害するものですね。
  インターネットで儲けたいということでやるのでしょうが人を罠に嵌めて儲けるようなものが何時までも上手く行くはずは無いと思うのですが、何時までしてもなくなりませんね。

  と言うことで、掲示板を閉鎖します。

残念です!

200695日火曜日  第2543回  ロードマップ

  第2363回で取り上げた太陽光発電のロードマップ、本当にそうなれば良いのですが、現実はかなり怪しいと疑っています。
  しかし、シャープの社長が又同じことをヨーロッパで発表したそうです。

  何時ものように太陽光発電見積工場ブログより

  シャープ、太陽光発電コストを2010年までに半減へ=社長 2006/09/01 09:54

  [ベルリン 31日 ロイター] シャープの町田勝彦社長は31日、太陽光発電のコストについて、2010年までに半減し、2030年までに原子力発電と肩を並べるまでになるとの見通しを示した。

 ベルリンで開催された家電見本市の会場でロイターのインタビューに応じた町田社長は、シャープが2010年までに太陽光発電コストを半分に減らすことができるだろうとし、コスト削減をさらに進め、2020年までに2010年の半分に、2030年までに2020年の半分になるとの見込みを示した。

 そのうえで、2030年までには原子力発電のコストと肩を並べるまでになるだろう、と述べた。

石炭などの化石燃料を使った発電コストと比べるとどうか、との質問に、町田社長は、そのころまでに化石燃料による発電がなくなっている可能性があるとの認識を示した。

  シャープ、年頭記者会見を開催そのままです。それは一貫しているのですから良いのでしょうが、其の根拠が何も言及されていません。一体、本当に実現する根拠があるのでしょうか。
  太陽電池のトップメーカーの社長がこんないい加減なロードマップを口にして実現してくれれば良いですが、実現できなかった場合どうするつもりなのでしょうか。まさか責任を取ることも出来ないでしょうし、取るつもりがあるとも思えません。予測が甘かったで済ますつもりでしょうか。
  もちろん実現してくれればこれ程有難い事はありませんが、どう考えても根拠があるとは思えません。

本当に出来るのでしょうか!

200696日水曜日  第2544回  電気自動車

  ガソリンの値上がりでハイブリッドが人気絶頂だそうですが、どうせなら軽のハイブリッドを出せば良いのにと思うのは軽びいきの私だけでしょうか。
  それ以上に、ハイブリッドより軽の電気自動車こそ目指すべき方向であるはずです。少しは動きがあるようです。

  FujiSankei Business i. 2006/9/4 → 経産省、電池改良で電気自動車普及へ

  経済産業省はこのほど、電気自動車(EV)の普及に向け動力源となる自動車用電池の研究開発を産学官連携で開始する方針を明らかにした。

2007年度から5年間でリチウムイオン電池の低コスト、高性能化を実現。燃費などを含めたトータルコストを従来のガソリン自動車と同等レベルにすることを目指す。・・・中略

 ガソリン車並みの性能とコスト実現に向け、目標を3段階に分けて設定。10年をめどに電池コストを半分に下げることで、既に市場に投入されている1回の充電で80キロ程度走行できるEVの普及を実現させる。

 15年には電池性能を1・5倍、コストを7分の1に削減して、軽自動車の代替となる1回の充電で150キロ程度走行できるEVを開発する。

 さらに、30年には電池性能を7倍、コストを40分の1にして、本格的なガソリン自動車の代替車開発を目指す。これと併せて、電池の安全性整備や、充電スタンドを普及させるための体制づくりなどにも着手する方針だ。

  何だか、昨日の太陽電池のロードマップに似ていますね。これも本当に実現できるのでしょうか。こちらはメーカーと違ってお国が打ち出しているだけにもっと怪しそうと思うのは私だけでしょうか。

 しかし、目指すべき方向として太陽電池や電気自動車が取り上げれてることは私としては大歓迎なのですが、もう一つ信じ難いのがつらいところです。是非、私の疑いの鼻を明かしてもらいたいものです。

期待していいのだろうか!

200697日木曜日  第2545回  ノーネクタイ

  第2022回でも書いたようにノーネクタイであることだけは評価していたライブドア前社長、堀江氏の公判が始りましたが、そのネクタイを締めて法廷に立ったそうです。
  何だか、一番いいところが無くなってがっかりです。自分の身を守る為にはトレードマークのノーネクタイも捨てるしかなかったのでしょうか。

  9月5日四国新聞コラム「一日一言」より

  ネクタイをしないことが彼の信念のはずだった。企業人にとっては戦闘服の一部でも、引っ張れば首が絞まるような構造は、まるで首輪をつけられた犬。だから彼はネクタイを小馬鹿にし、しないことを売りにしてきた。

そんなライブドア前社長の堀江貴文被告が、裁きの場で信念を曲げた。いつものラフなTシャツ姿ではなく、ダークスーツに白いシャツ。法廷内では、青いネクタイを締めていたという。・・・中略

 彼はなぜ、戦意と気概を示すTシャツを捨て、ネクタイを選んだのだろう。単に裁判官の心証を良くするための戦術だろうか。それともホリエモンを演じる必要がなくなり、やはりスーツにネクタイこそ闘いの場にふさわしい服装だと考えたのか。

 彼を逮捕した国が用意した裁判というフィールドで、相手のルールで勝利を収めるには、Tシャツを捨てるくらい何でもない、と考えるほどに成長したのか。憶病になったのか。その闘いぶりにまた注目が集まりそうだ。

 営業現場でさえ迷う私なら当然臆病が原因ですが、彼がそうなのであれば残念です。そんな私が、こうした場でこそそのポリシーを通してもらいたかったと考えるのは他力本願に過ぎるかもしれませんが頑張って欲しかったですね。

 それにしても、今年こそと期待していたテレビニュースでのアナウンサーのノーネクタイはローカル局では時折見られたものの実現されませんでした。公共のものであるテレビ局特にNHKなどは省エネをどう考えているのでしょうか。国の方策には何でも反対という意思表示でしょうか。そうでないのなら、地球の為にも是非ノーネクタイを実施してもらいたいものです。

言い過ぎでしょうか!

200698日金曜日  第2546回  世界人口

  第2352回で今年の2月に65億人を突破するだろうと予測されていた世界の人口、やはり突破したそうです。日本の人口でさえ捉えかねている現状でどこまで正確な数字かはわかりませんが、誤差を気にすることも無いようです。

  FujiSankei Business i. 2006/9/7

  世界人口、65億人突破 日本は昨年と同じ10位 国連白書

  国連人口基金(UNFPA)は6日、2006年版「世界人口白書」を発表した。白書によると、世界人口は昨年比7560万人増の65億4030万人となり、65億人を突破した。日本は1億2820万人と微増で、昨年と同様10位だった。

1位は中国の13億2360万人、2位はインドの11億1950万人。3位は米国の3億100万人で、米は初めて3億人を超えた。世界人口は2050年には90億7590万人に達する。・・・以下略

 日本が微増の1億2820万人というのも第2294回の国勢調査の結果とは違うようですが気にしないようにしましょう。
  それにしても、2050年の90億というのは大丈夫なんでしょうか。ここまで増えると食糧問題や環境問題も半端じゃなさそうです。世界の大半の人が飢えるだけでなく温暖化にも苦しめられているのじゃないでしょうか。
  生半可な食糧や温暖化対策など人口増の前には無力なような気がするのは私だけでしょうか。人口問題こそが全ての解決に繋がりそうな気がするのですが
第418話で取り上げたような方法は人道問題も絡んだりして難しいのでしょうか。
  いずれにしても、増えすぎた人口こそが全ての問題の根源であることは間違いなさそうです。

どうなるんでしょう!

200699日土曜日  第2547回  標準装備

  最近のテレビCMでパナホームなどハウスメーカーが太陽光発電を全面に押し出しているのがやけに目立ち出したと感じているのは私だけでしょうか。どんな形であれ、太陽光発電が広まることは歓迎です。願わくば私が広めたいところですが力不足のようです。
  電池メーカーも頑張ってはいるようです。

  相変わらず情報の早い太陽光発電見積工場ブログより

  京セラの住宅用ソーラー発電システム「ECONOROOTS」をモデルチェンジ「新型ECONOROOTS(エコノルーツ) type R10月発売

  ・・・略

  国内の住宅用ソーラー発電システム市場については、現在、原料のシリコン不足が太陽電池の供給量に影響しているものの、前期並みに推移しています。また、各ハウスメーカーの標準採用が強化される傾向にあるなど市場の要求は高まっています。・・・以下略

  やはり、ハウスメーカーが力を入れているようですね。プレハブ住宅は太陽光発電が標準装備になってもいいのじゃないでしょうか。
  電池メーカーも新製品も良いですが、既築住宅用のコストダウンにこそもっと力を入れて欲しいですね。
  尤も、電池のコストダウンも難しいでしょうが、それ以上に設置工事を簡単に出来る方法でコストダウンを計ることも考えるべきでしょう。何と言っても、設置工事がシステム全体の費用に占める割合を下げなければ
第2543回で取り上げたシャープのロードマップは絵に描いた餅になるはずですから。

動きが鈍い!

2006910日日曜日  第2548回  歩道整備

  第2539回第2540回でも書いた車を排除した路面電車と自転車や歩行を中心とした街づくりは私などが考えなくても動いているようです。

  YOMIURI ONLINE → 高松「中央通り」3.3キロ 歩道バリアフリー化

  高松市のJR高松駅と市中心部を結ぶ目抜き通り「中央通り」の歩道をバリアフリー化すると、国土交通省四国地方整備局香川河川国道事務所が8日発表した。対象区間は国道30号と11号の一部3・3キロ。工事費は約10億円で、今秋から工事を始め、2010年度の完成を見込んでいる。中央通りの本格的な補修工事は20年ぶり。同事務所は「高齢者や障害を持つ人など、あらゆる人にとって安全な歩道にしたい」としている。

 バリアフリー工事では、歩道のうち、歩行者と自転車の通行部分を色分けする。歩行者部分を茶色、自転車部分をクリーム色にし、黄色の視覚障害者用ブロックとともに見分けやすくする。

さらに、視覚障害者が歩道と車道の境界を確認できるよう、2センチの段差をつける。車いす利用者のために、傾きを1%以内におさめ、車いすをUターンさせたり止めたりできる十分なスペースも設ける。・・・以下略

  高松市は自転車が多く繁華街のアーケードなど歩道との区分がされているところが比較的多い街だそうです。其の高松市が街の顔とも言える高松駅から南にまっすぐ栗林公園の方に伸びる歩道を整備するのですから地方都市のお手本になるのじゃないでしょうか。
  しかしながら、それも高松市街地のホンの一部ですから、本当の意味での自転車道と歩道の完全な分離とは言えそうもありません。
  それに、高松市は琴電という郊外への私鉄はあるものの路面電車はなく市街地は車があふれています。ここに路面電車を整備して車を市内からシャットアウトすれば理想的な街づくりが出来そうです。

 何故やらないのかと不思議でなりませんが、そんなことは私ごときに言われずとも分かっているようです。

  国土交通省道路局 → 歩行者・自転車のための道路行政

 分かっていてもできない理由は何なんでしょうね。

不思議な国です!

2006911日月曜日  第2549回  キャパシタ

  第1683回などで何度も取り上げてきたバッテリーに代わるキャパシタですが、あれから待てど暮らせど鳴かず飛ばずの状態のようで何の朗報も聞こえてきません。どうなっているのでしょうか。

  全く動いていないのかと思っていたら、少しは動いているようです。

  太陽電池の市場規模は2011年度に2005年度の1.7倍へ---富士経済の調査より

  ・・・略

 富士経済が「電力貯蔵・電源品質対策機器」と分類する対象15品目の市場規模は,2005年度で約1700億円である。現在はPb蓄電池が75%程度を占めているが,今後はNAS(ナトリウム硫黄)電池やLiイオン電池,電気2重層キャパシタなどが成長するとみられる。自動車や電力貯蔵向けの大型Liイオン電池は,2008年度にハイブリッド自動車「プリウス」に採用される予定で,市場の立ち上がりが予測され,2011年度には870億円の市場を形成すると見込み。電気2重層キャパシタは従来の玩具用や補助電源から自動車用やプロジェクタ用など用途が拡大している。電気2重層キャパシタ市場は2005年度の60億円から2011年度には150億円へ拡大する見通しだ。・・・以下略

  最近はYahoo!掲示板の日本電子も停滞しているし、半ば諦めていたのですが、久し振りにキャパシタのニュースを見ました。
  歩みは遅くても少しは進んでいるようですね。鉛電池や
Liイオン電池が値段や重さの問題があるので、キャパシタが実用化されればこれから主流になるべき電気自動車が飛躍的に広まるはずなので何とかものになって欲しいものです。
  太陽光発電もこれさえ出来れば、夜も完全に独立した物として使えるはずですから電力から購入する必要も無くなるかもしれません。

  参照:世界の電池および電池材料市場調査を実施

待ち遠しい!

2006912日火曜日  第2550回  我が家の太陽光発電

  例月の我が家の太陽光発電、2年目3回目の検針がありました。9月分は8月10日から9月10日までのデータです。

  去年の実績 1KW当たり発電量

  7月、 433÷5.508≒77.6(6月16日〜7月11日)
  8月、 687÷5.508≒124.7
  9月、 542÷5.508≒98.4
 10月、 454÷5.508≒82.4
 11月、 475÷5.508≒86.2
 12月、 382÷5.508≒69.4
  1月、 400÷5.508≒72.7
  2月、 347÷5.508≒63.0
  3月、 415÷5.508≒75.3
  4月、 575÷5.508≒104.4
  5月、 603÷5.508≒109.5
  6月、 544÷5.508≒99.8

  今年の実績 1KW当たり発電量

  7月、 475÷5.508≒86.2(6月12日〜7月10日)
      去年と同じ稼働日(6月16日〜7月11日)で比べると418でした。
                   418÷5.508≒75.9と去年より悪くなっています。
  8月、 611÷5.508≒110.9 前年124.7比88.9%

  9月、 599÷5.508≒108.8 前年98.4比 110.6% 
       

   7月後半の梅雨明け以後8月一杯は殆ど雨が降らなかったため、去年比10%アップとなりました。9月に入ってからは長雨で不調のようです。

  去年7月、買電・473(236,237)KWhで7,907円。  1KWhの単価、約16.72円。
  今年7月、買電・485
(220,265)KWhで8,048円。  1KWhの単価、約16.59円。

  去年8月、買電・474(250,227)KWhで8,780円。  1KWhの単価、約18.52円。
  今年8月、買電・568
(303,265)KWhで10,562円。 1KWhの単価、約18.60円。

  去年9月、買電・553(314,239)KWhで8,668円。  1KWhの単価、約18.94円。
  今年9月、買電・599
(359,240)KWhで11,791円。 1KWhの単価、約19.68円。

  昼間の売電が増えている所為か単価も去年よりアップしています。相変わらず値下げの意味がわかりません。

  去年7月、売電、300KWhで7,509円。  1KWh単価、約25.03円。
  今年7月、売電、320KWhで8,099円。  1KWh単価、約25.31円。

  去年8月、売電、459KWhで12,713円。 1KWh単価、約27.70円。
  今年8月、売電、353KWhで9,834円。  1KWh単価、約27.86円。

  去年9月、売電、313KWhで8,668円。  1KWh単価、約27.69円。
  今年9月、売電、323KWhで8,998円。  1KWh単価、約27.86円。
  

  売電単価は先月と同じで今月も去年より上がっています。分かりませんね。

   去年7月、398円の支払い。去年電気代17,448円比、17,50円の節約。
      都市ガスと灯油(概算)を含めた光熱費全体では21,322円の節約。

   今年7月、51円の収入。去年電気代398円比、449円の節約。
      これも、稼働日数の違いが出ているようです。実質の比較は来月からです。

   去年8月、3,933円の収入。去年電気代26,778円比、30,711円の節約。
      都市ガスと灯油(概算)を含めた光熱費全体では35,238円の節約。

   今年8月、728円の支払い。去年電気代▲3,933円比、4,661円の浪費。
  心配したとおり、去年の最高成績から比べると残念な成績となりました。

   去年9月、1,804円の支払い。去年電気代19,166円比、17,362円の節約。
      都市ガスと灯油(概算)を含めた光熱費全体では22,145円の節約。

   今年9月、2,793円の支払い。去年電気代1,804円比、989円の浪費。

  買電が46(45、▲1)KWh増えて、売電の10KWh増をカバーし切れませんでした。57KWhの発電増も活かし切れなかったということです。油断かも!

さて来月は!

2006913日水曜日  第2551回  飲酒運転

  営業のくせに酒が苦手で其の為もあってか酒の席にも馴染めず損をした事もあったと思います。しかし、何時の頃からか「飲んだら乗るな」の風潮が広がり、酒の席に出ても無理強いされることがなくなり、「良い時代になったな!」と喜んでいました。
  しかし、それでも飲むことも止めず、ましてや飲酒運転さえ平気でやる人が居るんですね。好きな酒を止めろとまでは言いませんが、せめて飲酒運転だけは止めて欲しいものです。

  福岡市の職員のあの子ども三人を犠牲にした飲酒運転での悲惨な追突・転落事故の後でさえ各地で飲酒運転での事故が減っていないようです。それも、報道の所為もあるのかもしれませんが公務員の事故が目立つようです。

  何時もの勝谷誠彦の××な日々。がその理由を取り上げていました。

  2006/09/12 () 飲酒運転と処罰に関する公務員のホンネがこれだ・1 → 困ったときの法律相談所 飲酒運転防止の行きすぎ

  ・・・略

  いくつかの自治体では、酒気帯び運転で検挙されただけで懲戒免職にするとの処分基準が作成され、それにそった処分が行われています。

 ちなみに、人事院の「懲戒処分の指針について」では、酒気帯び運転だけの場合は、停職〜戒告となっています。

  そもそも「処分の選択は当該行為にふさわしいものが定められるべきであって、その選択が恣意にわたることはもとより、当該行為と対比して著るしく均衡を失する等社会通念に照らして合理性を欠くものであってはならない。」(大阪高判昭和49117日判時77182頁)のですから、事故も起こしていない場合の懲戒免職は行きすぎです。・・・以下略

  折角処分基準を作っても、守る気もなく、処罰も甘くするのではどうにもなりませんね。そんな甘えがあるからあの福岡の事故の後でも平気で飲酒運転をする者が後を絶たないのでしょう。きっと、自分だけは大丈夫と思っていたんでしょうね。其の想像力のなさに呆れるしかありません。

  第1203回で取り上げた罰則の強化も悪質な者には効き目が無いのかもしれません。もっと罰則を重くする必要もありそうです。

  参照:柳原三佳blog

クルマ社会を変えましょう!

2006914日木曜日  第2552回  アルコキー

  世の中から酒とクルマを無くすれば飲酒運転もできないことになるのですが、いくらなんでもそんなことは不可能でしょう。
  かといって、罰則を厳しくしても、懲りない奴は無くならないでしょう。何か良い方法は無いものかと思っていたら、何と面白いものがあるようです。

  13日、四国新聞コラム「一日一言」より

  ・・・略

スウェーデンでは二〇一二年から、飲酒状態では始動しないようにする機械が、すべての新車に装備される。日本も検討してはどうだろう。厳しすぎるとか不便だとか思う人もいそうだが、事故後の人生に比べれば何てことはない。

  これは面白そうですね。アルコールを検知すればエンジンがかからないとなると運転は出来ません。何処のメーカーがやっているのかサーチして見ました。

  アルコール検知でエンジンかからない装置

 この装置は、「インターロック」といわれる機械。運転席に装着された携帯電話ほどの大きさの検知器に息を吹きかけると、呼気中のアルコール濃度が測定。酒気を一定レベル検知すると、自動的にキーがロックされ、エンジンがかけられなくなる。取り付け費用は数千円から数万円。

日本にはまだ導入されていないが、スウェーデンは平成242012)年から新車のすべてに搭載を義務化。米国やカナダでは、飲酒運転の再犯者を対象にした矯正プログラムの一環として一部導入されている。・・・以下略

  メーカーもSaabと分かりました。

  プレスリリース 2004.06.22 サーブ 、アルコール検知機能付きキーユニット、「アルコキー "Alcokey" 」を公開

 ・・・略

 アルコキーは、多額の費用を要する機器類を車両に装備する必要がなく、ドライバーの飲酒量を容易に、且つ低コストで測定することができるのが最大の特徴。市販に移された場合の価格は約250ユーロと、車両本体に装備するシステムの10分の1程度の費用で済む。・・・以下略

 費用もそれ程かからないようです。これは日本も是非採用して欲しいですね。新車と言わず、全てのクルマに装着を義務付ける法律を直ぐにも作るべきでしょう。
  さて、何処が反対するのでしょうか。こんなときこそマスコミの出番だと思うのですが、スポンサーから圧力がかかりそうですね。酒もクルマも大スポンサーですから。

無理だろうなぁ!

   と思ったらやる気あるようです。 参考:飲酒運転防止の車を開発へ

2006915日金曜日  第2553回  狭くて深い風呂

  還暦まで一年を切ってしまって、若いつもりでいても体のあちこちにガタを感じる年頃になってしまうと、つい老後なんてことも考えてしまいます。
  で、思わず目にした記事がありました。

  13日、読売新聞 コラム「介護の心」より

  狭くて深い風呂がいい

  「自立支援」を強調しようが、「筋トレ」をやらせようが、老人の要介護度は進行していくばかりである。その原因の一つは、入浴介護をちゃんと行っていないことである。
  そもそも、老人施設の浴場の設計が間違っているのだ。多くの人が入るからというので、温泉のような大浴場にしてしまう。すると左右の支えも、足を固定する壁もないので、体が浮いてしまうのだ。
 しかも、”バリアフリー(段差なし)”のつもりなのだろうか、浴槽を床に埋め込んでしまう。こうなると、少し足の力の弱った人でも使えない。湯船に入るのに、床に座ると動作、湯船から出たら、床から立ち上がるという動作が必要になるからだ。この動作が楽にできるのなら、和室の家で暮らせるはずではないか。
  力が弱って歩けなくなっても、一番入りやすいのは家庭用の小さな浴槽である。それも和式の狭くて深いものがいい。狭いと左右のバランスが取れなくても安定しているし、足も固定できる。浴槽が深いタイプだと、座った姿勢も安定するし、出るときに浮力が使えるのだ。もちろん埋め込みになんかしないで、浴槽の縁をイスと同じ高さにし、イスをうまく使いながら浴槽に移って入浴する。老人施設にはこんな風呂が二つか三つあれば十分なのだ。・・・以下略

  何でも、大きくて立派なものが良いとは限らないんですね。これは驚きでした。バリアフリーで浴槽の縁を低くするべきというのは読んだことがありましたが、全く反対なんですね。実際に介護の現場で立ち会って使って見なければ分からないことなのでしょう。頭で考えた机上の空論は役に立たないのかもしれません。
  狭くて深い我が家の風呂はこうしてみると老後にぴったりだったのかもしれません。これでリフォームの心配がなくなったと言うものです。
  そういえば、何時か、出張の時に泊まったホテルで外国映画に出てきそうな足を伸ばして寝たままの姿勢で入れるデラックスな大きな風呂に入ったときに体が浮いて頭が湯につかって溺れそうなって、「入り難い風呂だなぁ!」と感じたことがありました。貧乏人には狭くて深いのが丁度良いのかも。

面白いものですね!

2006916日土曜日  第2554回  割り箸

  割り箸と言えば使い捨てが資源の無駄遣いの象徴のように言われ、マイ箸クラブのように自分の箸を持って歩く運動まで起きている。
  しかし、物事は表面だけでは分からないところがあるようです。

  13日、読売新聞コラム「くらし・家庭」より

  割りばしで森育てよう  国産の間伐材利用をPR

  国産材を使った割りばしを積極的に使おうという試みが広がっている。コンビニチェーンが売り出したり、大学生協食堂などが購入したり。日本国内の間伐材などを使った割りばしの利用が進めば、日本の森が健全に育ち、地球温暖化防止にもつながると期待されている。・・・中略

  林野庁によると、国産の木材を使った割りばしの生産量は約4億5000万膳(2005年)。一方、輸入量は約254億膳で、国産材の割りばしの54倍。しかも輸入量の99.7%が中国から。安価な中国製品が増え、値の張る国産材の割りばし生産量は1995年の約5分の1に減った。・・・中略

  割りばしの生産は、材料となる樹木を伐採するため森林破壊につながると思われがちだ。だが同庁は「森林を育てる過程で切り出されたものを材料として使うので、国産材の割りばしが売れることは森林の育成に役立つ」と説明する。さらに家具などの高価な商品にも利用が広がると期待する。
  同庁は「日本の森林が荒れているのは、外国の木材に押されて国産材の需要が伸び悩んでいるから。適切に管理された森林は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の吸収量拡大に欠かせない」としている。

  参照:樹恩ネットワーク 樹恩割り箸 割り箸から環境を考える  

  中国産の箸を使うのはやはり資源の無駄遣いであり温暖化の原因にもなるようです。何でも安ければ良いという考え方が日本の森林破壊に繋がっているのは、日本の農業の現状と同じですね。
  それは又、人件費の安さで我先にと中国に進出した企業が日本の雇用を少なくした為に構造的な不況をもたらして日本経済停滞の原因となっていることと全く同じ現象です。
  表面的な価格だけを取るか、それとも日本の未来の為にある程度の費用は受け入れるかを考える時が来ているのじゃないでしょうか。

  それにしても、日本製の割り箸を使うべきかそれともマイ箸を使うべきかどちらも捨て難いですね。両方を使い分けて、中国製の使用は止めるなんてのが良いのじゃないでしょうか。

できるかな!

2006917日日曜日  第2555回  慈善事業

  第2527回でトッテンさんがビル・ゲイツ氏とウォーレン・バフェット氏の慈善事業を評価できないし、その儲け振りに問題があると非難されていました。
  確かに、不当に儲けすぎていることは間違いなさそうですが、全く慈善事業に使わない人たちよりは評価できるのではないでしょうか。尤も、ほんの一部で誤魔化されたのでは評価できませんが。
  残念ながら、世界に残る文化財なども所詮は搾取した人たちの財力で造られたものであり、其の財力に任せたから造ることが出来たものだと考えれば必要悪とも言えるのかも知れません。

  16日、読売新聞コラム「緩話急題」にIT旗手発慈善の革命と題しておもしろい記事がありました。

  ・・・略 

  バフェット氏の段階的な寄付が進めば、資産はさらに倍増し、ソニーの売上高にほぼ匹敵する約6000億j(約7兆円)に膨れ上がる。世界史上最大の慈善財団の誕生である。
  資産が増せば、助成も増やせる。昨年の助成額は資産の約5%の約14億jだった。数年後には30億j前後になる。ちなみに世界保健機関(WHO)の予算は16億j。1〜2年のうちに財団の医療助成はこの老舗の国際機関の予算も超えるはずだ。その影響力は計り知れないものになる。・・・中略

  手法はITビジネスそのものだ。例えば、建物は造らない。代わりにパソコンを与え、ネットワークを築く。新薬作りなど研究開発の助成に力を注ぐ。
IT産業をはぐくんだベンチャー投資家の流儀を導入した点も目新しい。有望な構想や組織を探し、大胆な支援をする。バフェット氏自身、ゲイツ氏の能力を見込んで資産をゆだねた。いわばベンチャー慈善家である。・・・以下略

  儲けすぎたお金であっても、多ければ力を持つ。分散されたのでは大きな力を持つことも出来ず、個々に無駄遣いされたかもしれません。折角集まったお金を活かして有効に使うことが出来れば、彼らが不当に儲けたことにも意義が生まれると言うものです。
  IT産業で発揮した能力を活かして、集めたお金を世界の為に有効に使うことこそ、彼らが後世に大きな名を残すことになるのかもしれません。

期待しましょう!

2006918日月曜日  第2556回  イチロー選手

  春先のWBCでの優勝で燃え尽き症候群を思わせる不振から立ち直ったものの8月、9月と目を覆いたくなるような不振に陥り、一時は、もしかしたら200本安打も危ないかもしれないと心配させられましたが、何とか達成してくれました。
  16日に久し振りの3本の固め打ちで、後2本になったときには流石に安心しましたが、見事に17日も3本で一気に決めてくれました。
  実を言えば、17日に2本打ってくれれば今日の更新のネタになると密かに期待していました。それが3本も打って、一気に決めてくれるとはイチローさまさまです。

  しかし、去年といい今年といい後半の息切れがちょっと心配です。

MAJOR.JP → 過去5年の月別安打数

  イチローは首位打者に輝いた2001、2004年、8月にコンスタントにヒットを量産していたことが分かります。しかし、そのほかの3年は伸び悩んでおり、今年も同様の傾向が見られます。9月の巻き返しはあるのでしょうか?

 とありました。

 成る程、8月がカギのようですね。去年、今年と8月に打率を落としています。やはりスタミナ切れなのでしょうか。まだまだ、長く、できれば40歳くらいまで活躍してもらわないと私の楽しみがなくなってしまいます。来年からは、2001・2004年のように8月を絶好調で乗り切って300本安打、4割、通算4000本安打なんて夢を見せて欲しいなんて欲張りすぎですかね。

それでも期待したい!

2006919日火曜日  第2557回  バウチャー

  歳の所為か、日本語もあやふやになり、これはどういう意味だったっけ、なんてことも多くなりました。漢字を忘れるなんてのは日常茶飯事です。特に、パソコンばかりやっていると尚更その傾向が強くなるような気がします。
  そんな私にとって新しい英語は全く頭に入らないと言ってもよさそうです。

  今、総裁選で盛んに言われている「バウチャー制度」なんて、何が何だか全く分かりません。

  17日、読売新聞より

  児童・生徒と保護者が自ら学校を選ぶことで、学校間の競争を促し、教育の質向上を目指す「教育バウチャー制度」が、自民党総裁選の論争の中で注目を集めている。・・・中略

  同制度は一般的に、1.行政が家庭にバウチャーと呼ばれるクーポン券を支給する。2.生徒らが学区や公立私立を問わず、学校を選択して学校にバウチャーを渡す。3.集めたバウチャーの量に応じて、学校が行政に代金を請求する。4.行政が代金を学校に支払う――という仕組みだ。多くの生徒を集めた学校が、市町村などから多くの資金を受け取るため、学校間に競争原理が働き、教育の質の向上が期待できるとされる。所得格差が教育格差につながらないようにする狙いもある。・・・以下略

  バウチャーを知らない私が悪いのかもしれませんが、分かり難いですね。どうせなら「クーポン制度」の方が分かり易そうです。もっと言えば「人気投票制度」とでも言ってくれた方が分かり易そうです。
  それにしても、只でさえ分かり難そうな制度なのですから、せめて名前だけでも分かりやすいものにして欲しいと考えるのは私だけでしょうか。それとも、名前で誤魔化そうとしているのでしょうか。

  参照:アメリカの「教育バウチャー制度

      バウチャーQ&A

やはり日本語が良い!

2006920日水曜日  第2558回  シリコン

  第2525回でシャープの薄膜太陽電池への取り組みを取り上げましたが、シャープはやはりシリコンで勝負するようです。

  相変わらず情報の早い太陽光発電システム見積工場ブログより

  シャープ、太陽電池増産へ原料確保・住商と長期契約 という事は・・・・より

    NIKKEI NET → シャープ、太陽電池増産へ原料確保・住商と長期契約

 シャープは15日、太陽電池の原料であるシリコンウエハーを住友商事から長期購入する契約を結んだ。2007年から6年間、住商の出資先であるノルウェーのウエハーメーカーから総額600億円分を購入する。太陽電池の需要は高まっているが、原料不足が増産の足かせになっていた。太陽電池世界最大手のシャープは住商と組んで原料を安定的に調達できる体制を整え、シェア拡大を狙う。

ノルウェーのリニューアブルエナジー(REC)が、多結晶シリコンウエハーを製造。住商が輸入してシャープの太陽電池製造拠点である葛城工場(奈良県葛城市)に納入する。シャープがRECからウエハーを購入するのは初めて。

シリコンこそ太陽電池に最適と信じる私にとっては歓迎すべき方向のような気がします。

 参照:住友商事、ノルウェー企業に出資、太陽電池原料の販売権取得

 リニューアブル・エナジー社をサーチしてみると面白いHPがありました。

  将来のエネルギーと太陽電池・太陽光発電を若者が本気出して考えてみた → 【シリコン原料のメーカー】ちょっと重

  ・・・略

  コマツがノルウェーのREC社に多結晶シリコン事業を売却するそうです。要は、リニューアブル・エナジー社(ノルウェー)がさらに原料を押さえてきたということですね。

コマツ、多結晶シリコン事業(ASiMI)を売却することで基本合意

コマツ(社長:坂根正弘)は、ノルウェーのリニューアブル・エナジー社(以下REC)との間で、コマツの米国子会社であるアドバンスト・シリコン・マテリアルズ有限会社(以下ASiMI)の75%持分を売却することで基本合意しました。本年4月を目処に正式契約を締結し、2005年度上期中に売却を完了する予定です。・・・以下略

  コマツもシリコンをやっていたんですね。それにしても売却とは勿体無い。やはり日本の政策の貧困さが売却を決断させたのでしょうか。

  早くシリコンの量産が始り大幅にコストダウンされることを期待したいものです。このシャープの動きが、第2543回で取り上げたロードマップの実現を目指してのことであるなら大歓迎ですね。

期待していいのでしょうか!

2006921日木曜日  第2559回  不定時法

  19日、私の数少ない視聴番組「開運!なんでも鑑定団」を見ていたら、両面時計という西洋式と和式を背中合わせにした時計が出てきました。350万円という驚くような値段がつきましたが、値段より、和時計の解説に興味深いものがありました。

  全くの勉強不足で恥ずかしいのですが、今まで、何度も見てきた和時計なるものがどんな仕組みになっているのかなんて全く気にもしていなかったのです。
  ところが、西洋式の時計が1日を24で割った1時間単位であり其の長さは一年中変化は無いものであるのに比べて和時計は1日を夜を6、昼を6の12で割ったものであり、昼と夜は日の出と日の入りのが境になると言うのです。その日の出・日の入の変化に伴ってそれぞれを6で割った時間の長さが変わるのだそうです。つまりは、太陽の動きに合わせて生活も合わせるというものだそうです。
  これは驚きでした。こんなことも知らなかったのは恥ずかしい限りですが、太陽光発電をやりだして、エネルギーを太陽光で全て賄う為には太陽に合わせて生活をすることも考えなければならない時代が来るかもしれないと考えていた私には意表をつかれた思いでした。
  江戸時代というのはリサイクルシステムの面でも完成されていただけでなく太陽に生活を合わせることまでやっていたんですね。もしかしたら、究極の温暖化対策を完成していたのかも知れません。

  サーチして見ました。詳しいHPがありました。

  和−Time Rhythm 〜和時計の暮らし〜

  ・・・略

  『太陽暦』は太陽の動きに合わせて1年の長さを365日とし、実際の太陽の周期との誤差を閏年で調整する。1日は24時間に等分され、時間は一定の間隔で計られるようになった。

  これを“定時法”という。・・・中略

  そして日のあるうちが昼で、暮れれば夜。昼夜それぞれ6等分して一刻(いっとき)として時間を計る。

  これを“不定時法”という。・・・中略

  不定時法は季節や昼夜によって一刻(いっとき)の長さが変化する。時刻と日の明るさは一致しているから、お天道様に合わせた暮らしにはとっても便利なんである。・・・以下略

  不定時法ですか。日本人と言うのは凄いところがありますね。こんな生活に太陽光発電はぴったりだと思いませんか。これなら夜に無駄な電気を使うことも必要ありません。家庭のエネルギーは太陽光発電で全て賄えます。究極の省エネ生活です。尤も、仕事の時間は冬に合わせてもらわないと。

これこそ人間本来の生活!

2006922日金曜日  第2560回  トヨタ

  第2230回第2241回で06年にトヨタがGMを追い抜くかもしれないことを取り上げましたが、今年は無理なようです。

  21日、読売新聞より

  トヨタ、販売世界一へ 2007年にも 08年目標980万台

  トヨタ自動車は20日、グループ全体の2008年の世界販売目標を約980万台とすると発表した。06年計画比11%(約95万台)増となる。05年の販売実績が917万台だった米ゼネラル・モーターズ(GM)は販売不振で、07年にもトヨタがGMを抜いて世界一になる可能性が高い。
  当初はGMの販売の落ち込みから06年に首位が逆転すると見られていたが、アジアなど一部でGMの販売が堅調で、1〜6月の世界販売台数が前年同期比2.3%減とわずかな減少にとどまり、GMが首位を確保する見通しとなった。・・・以下略

  今年は実現しなかったが、あくまでも世界一を目指すようですね。無理に1位を狙うよりその儲けを日本に還元して欲しいと思うのは私だけでしょうか。
  世界一よりも、
第2552回で取り上げたアルコール検知でエンジンかからない装置開発に力を注いでくれた方がよほど世の為になりそうです。

  トヨタ自動車会長が会長の日本自動車工業会が取り組む方針を出したそうです。

   YOMIURI ONLINE → 飲酒運転防止装置、自動車業界が普及に取り組む

  国内の自動車メーカーでつくる日本自動車工業会(会長・張富士夫トヨタ自動車会長)は19日、車に搭載する飲酒運転防止装置の普及に取り組む方針を明らかにした。

  飲酒運転による事故が深刻化しているため、業界団体として対応を急ぐ狙い。海外での開発状況や関連の法制度などを調べ、加盟メーカーに導入を促す。21日の理事会で協議する。・・・以下略

 沢山の人々の犠牲の上に成り立っている自動車産業の儲け頭としてはこれ以上生産量を増やすより電気自動車への転換や事故を起こさない車などに方向転換することを先頭に立って取り組んで欲しいものです。

言い過ぎでしょうか!

2006923日土曜日  第2561回  トヨタ

  トヨタの世界一、昨日書いたのは販売台数で生産台数とは微妙に違うようです。

   FujiSankei Business i → トヨタ 08年に世界販売980万台 製販とも首位奪取へ 2006/9/21

  ・・・略

  トヨタの06年の世界生産台数は前年比10%増の906万台となり、900万台程度が見込まれるGMを抜き世界首位を初奪取する見通し。またトヨタの08年の販売計画が予定通りに進捗(しんちょく)すれば、販売台数でも早ければ07年にGMを抜く公算が大きい。・・・以下略

  生産台数は06年に世界一を達成しそうですが、販売台数は07年になると言うことのようですね。ややこしいですね。

  さて、昨日の日本自動車工業会の方針、早くも怪しい雲行きです。

   <飲酒運転防止装置>車載義務化に慎重姿勢 自工会会長 (毎日新聞)

 日本自動車工業会の張富士夫会長(トヨタ自動車会長)は21日の会見で、運転者の酒気帯び状態を車両が検知し、エンジンが始動しなくなるなどの飲酒運転防止装置の車載義務化について「日本のユーザーがもっともだと思う落としどころを考える必要がある」と述べ、義務化に慎重な姿勢を示した。

 21日、読売新聞 

  飲酒運転防止へ自工会が啓発活動 張会長表明

  ・・・略

  一方で、飲酒運転防止装置の車への搭載を義務化することに関しては、慎重な姿勢を示した。

  やはり本気でやる気はなさそうですね。しかし、そんな誤魔化しで逃げていても大丈夫でしょうか。根本的にクルマ社会を見直す時がきっと来るはずです。其の時慌ててももう遅いですよ。

  そんな時代を思わせる不気味なニュースが同じ21日、読売新聞にありました。

  「排ガスで温暖化」提訴

  ・・・略

  米カリフォルニア州のロッキャー司法長官は20日、自動車が排出する温室効果ガスが地球の温暖化の主因になり、州民に多大な「被害」を与えているとして、日米の大手自動車メーカー6社に損害賠償を求める訴訟を同州の連邦地裁に起こした。地球温暖化の法的責任を自動車メーカーに問う初のケースとみられる。
  訴えられたのは、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード、クライスラーの米ビッグスリーと、トヨタ、ホンダ、日産自動車の各米国法人。・・・以下略

  とうとうこんな訴訟が起きる時代になったのでしょうか。ロッキャー司法長官の売名の側面もあるそうですが、タバコの訴訟のように当たり前になるときが来るかもしれません。

メーカーさんどうする!

2006924日日曜日  第2562回  人力飛行機

  第2194回から早1年、今年の「鳥人間コンテスト」が22日に放送されました。今年で30回目だそうです。第一回から殆ど見ていますがプロペラ機の進歩は凄まじいものがあります。今年は16`で折り返して28`を飛んだ東北大学Windnautsが優勝しました。スタート地点のプラットホームまでもう少しというところでパイロットの力が尽きたのです。
  3年連続優勝を狙った日本大学理工学部航空研究会は5`位で終わりました。機体には優劣はないように見えました。完全にパイロットの差が出たようです。
  もうここまで機体が完成されたものになると、もうパイロット次第でしょう。やはり、マラソン選手か競輪選手を放送局が雇うべきじゃないでしょうか。どのくらいの記録がでるか人間の限界に挑戦してもらいたいものです。

  機体の方は優勝チームの機体が一番軽くて30kg強だそうですから、後は技術の進歩による軽量化しかないのじゃないでしょうか。
  ここまでくれば、翼に薄膜太陽電池を貼り付けモーターで人力をアシストするのも面白いかもしれません。
 今の翼の長さでは実用化は難しいでしょうが、もう少し軽くて翼の短い機体ができて自転車代わりに使える時代が来れば楽しそうです。

幾らなんでも無理でしょうね!

2006925日月曜日  第2563回  慈善事業

  アイルトンセナ選手が事故で亡くなり、ミハエル・シューマッハ選手の時代になった時F1に興味を無くしてしまいましたが、今は佐藤琢磨選手の登場で楽しませてもらっています。
  そのシューマッハ選手が今季限りの引退を発表して、又新たな時代が始るのでしょうか。そのシューマッハ選手の面白い記事がありました。

   Formula1 → シューマッハは慈善活動の王様 過去4年間で58億円の寄付 23/09/06

  F1から引退することを発表したフェラーリのミハエル・シューマッハの総資産額は8億ドル(約932億円)に上ると言われているが、『Business F1』誌によると、シューマッハはチャリティー活動として多額の寄付をしてきたという。

同誌によれば、シューマッハはこの4年間で総額5,000万ドル(約58億円)もの寄付をしてきたという。これは今まで公にされていなかった寄付が、ドイツの公文書によって公表され、判明したようだ。

シューマッハは、ユネスコへ560万ドル(約65,000万円)、アジアの津波基金に1,000万ドル(約12億円)を寄付し、他にもボスニアの病院やペルーの孤児院、セネガルの学校への資金援助も行っている。・・・以下略

  津波の時の寄付で一躍注目されましたが、4年間で58億ですか。資産や収入に比べて多いのか少ないのか議論はありそうですが、何もしない人よりは十分評価に値するのじゃないでしょうか。
  
第2555回で取り上げたビル・ゲイツ氏とウォーレン・バフェット氏と比べれば絶対額は少ないかもしれませんが、対資産比はどうなんでしょう。
  それにしても、海外の稼ぎ頭たちの金額は凄まじいですね。2極化の酷さを感じずにはいられません。それほどまでに稼がなくても良いじゃないかとつい思ってしまいます。やはり、必要以上に集まったものは慈善で使ってもらうべきでしょうね。

 しかし、もし仮に、私が同じ収入があったとして、同じ事が出来るかどうか自信はありません。それにしても、人間ってどのくらいの収入があれば満足するものなのでしょうか。生活費さえ稼ぎかねている身としては想像も出来ませんが、一度は経験してみたいものです。

負け惜しみ!

2006926日火曜日  第2564回  シャープ亀山工場

  シャープの液晶テレビの最新工場が動き出したそうです。太陽光発電を大規模に採用しているようです。

  シャープ亀山工場、自家発電で電力総使用料の約3分の1を賄う環境配慮型工場を実現

  ・・・略

  亀山工場は、環境負荷を極限まで低減することを目的とした環境配慮性の高い「スーパーグリーンファクトリー」。世界最大の太陽光発電システムと日本最大級の燃料電池システム、コ・ジェネレーションシステムといった自家発電システムを工場内に持つ「大規模分散型異種電源の一体化」によるエネルギー供給体制を導入し、亀山工場全体の電力総使用料の約3分の1を賄うほか、CO2排出量を従来から約40%削減し、製造工程排水のリサイクルを100%達成するなど世界最先端レベルの環境配慮型工場を実現した。

今回新たに設置された太陽光発電システムは、既存の60kWに加え、甲子園球場のグラウンド3つ分に相当する総面積約7,000平方メートル、5,150kW分。設置場所は、大型液晶テレビ工場、物流棟、および第2工場の屋上と壁面。発電した電気は工場内の照明用電力のほか、液晶テレビ組み立て工程などで使用される。また、新開発のシースルータイプの薄膜太陽電池を第2工場のカーテンウォールに設置することにより、適度な遮光性で日射熱をカットして冷房用電力負荷を軽減するほか、変換効率を従来の7%から11%と約1.5倍に引き上げた。・・・以下略

  上のリンクは直ぐに途切れると思われるのでシャープのニュースリリースをリンクしておきます。

  参考:シャープ亀山工場 世界最先端の環境配慮型工場を実現   

       亀山工場 → 太陽光発電

  流石シャープさん太陽光発電を目一杯使っての最新工場とは素晴らしいと素直に喜びたいところですが、ちょっと複雑なものがあります。

  太陽光・風力発電トラスト → 2005/10/27 NEDOフィールドテスト事業の予算についての考察

 ・・・略

 シャープ株式会社・株式会社シーエナジー 三重県シャープ株式会社 亀山工場効率向上追求型 5150kW

小年度前期で設置されるものの設備全体の約3分の1である。これがKw90万円とされるNEDO仕様の事業ならば、総事業費は45億円 である。その半額が公金から支出される。約22.5億円。 今期で終わる家庭用太陽光発電の補助事業(NEF担当)の平成17年度予算額 約26億円よりちょっと少ないがかなりの額である。

このNEF補助金予算22億円で設置される太陽光発電の設備容量は Kwあたり2万円の補助金であったので、この亀山工場に設置される補 助金だけでも適正に使われればそれだけで10万Kwの 設備となったはずである。ほぼ8倍の設備が同じ予算で国内に設置され たことだろう。・・・以下略

  何と去年の家庭用太陽光発電の補助金と殆ど同じ金額がこのシャープの工場に補助金として支出されていると言うのです。
  これ程、国民を馬鹿にした話は無いのじゃないでしょうか。個人が自分のお金で屋根に付ける物には1KW当たり2万円(最高10KWまでの20万円)の補助金しか付かない。しかも去年の10月でそれも終わりました。
  シャープがその恩恵を利用するのは企業としては当たり前なのかもしれませんが、貰った事はもっと表面に出すべきじゃないでしょうか。なんだか、こっそりとうまくやっているように思ってしまうのは私だけでしょうか。
  それ以上に、そんな金を受け取るより、メーカーとして其の金をユーザーのために有効に使うことを国に働きかける方が目指すべき方向だと言えば言い過ぎでしょうか。本当に太陽光発電を日本の国に広めようと言う意欲があるのでしょうか。
  日本の個人の客なんか相手にしなくても、ドイツで十分おいしい商売になるから良いんでしょうね。

すっきりしません!

2006927日水曜日  第2565回  シースルータイプ

  昨日書いたシャープ亀山工場の太陽光発電シースルータイプ薄膜太陽電池はどの程度までの完成度なのか興味がありますね。
  
第1377回透明な太陽光電池の試作に成功を取り上げて以来期待して待っていたのですが、いよいよ実現しそうですね。

  サーチしてみると

  ガラスのように採光する、 太陽電池の誕生です。

  三重県鈴鹿市の庁舎ロビーに、シャープの太陽電池が設置されました。天井を覆う太陽光パネルは、窓ガラスのようなシースルータイプ。木洩れ日のような光が、照明をほとんど使わず明るい空間を演出し、施設内の「省エネ」と「創エネ」を同時に実現しています。シャープが世界で初めて※量産に成功した結晶薄膜積層型太陽電池が、快適な環境づくりに役立っています。

  ※2005年9月より年産15MWの量産を開始。

  既に発売していたんですね。売価や変換効率はどのくらいなんでしょう。採算性はどうなんでしょう。

  こんなものもありました。

  緑化屋根に太陽電池 モリコロパーク

  ・・・略

  屋根の部分に植物を植えて緑化し、採光と発電機能を兼ねた半円形の透明太陽電池パネル(グローバル・シェルター)と、万博会場で来場者の通路となった高架式回廊、グローバル・ループを設ける。・・・中略

  グローバル・シェルターは、光を取り込むと同時に、発電もできる新技術を応用した透明パネルを利用する。・・・以下略

  これはメーカ名が出ていませんね。

  いずれにしても既に量産されているようですが、まだまだ公共施設で実験的に採用されていると言うところでしょうか。今の太陽電池のように一般的に使われるようになるのはまだなのかもしれません。
  しかし、ここまで出来ているのなら、
第1377回で書いたように太陽風呂と組み合わせればパネルの冷却にもなり発電効率もあがる一挙両得の面白い商品になりますね。

実現は近いかも!

2006928日木曜日  第2566回  団体信用生命保険

  団体信用生命保険なるものを知ったのは、ほんの数年前のことでした。住宅ローンを組むときについている生命保険で、契約者(大抵はご主人)ががもしローン期間中に亡くなっても残金を保険会社が払ってくれるので残された家族(大抵は奥さん)は残りを支払わなくても良いという者です。
  最初、これを知った時は「世の中にはこんな素晴らしい保険があるのか」と驚きました。これならローンを組んで、もし自分に何かあった場合でも、最低限家族に住むところだけでも残せるのですから世の亭主族にとってはこれ程安心できるものは無いのじゃないでしょうか。
  しかし、一般の生命保険と同じで、借金で首が回らなくなったときに、今死ねば、家族に何がしかの物が残せるとの考えに陥る恐れもありそうです。奥さんがご主人の不幸を待ち望む場合もあるかもしれません。とは、言いながらも良い保険には違いなさそうです。

  実は、太陽光発電のローンにもこの保険がついているのです。我が家の太陽光発電にもこれがついています。お陰さまで、私に何かあっても太陽光発電だけは残ることになります。70過ぎまでの15年間のローンなので全部払わなくても良いのじゃないかと密かに期待しています。

  さて、その団体信用保険が消費者金融で借りたものにもついているとなると問題がありそうです。それも借りた側に知らせずに密かにつけられているとなると安心とばかりは言えそうにありません。それも、其の保険で回収する為に借り手に圧力をかけるとなると、とんでもない話です。
  それでなくても、保険を掛けていると保険目当てに自殺する場合があるのですから、借金を払う為に死ねと追い詰められれば自殺に追いやられる人も少なからずいるはずです。

  流石に、これが表面に出たのでまずいとなったのか廃止になるようです。

  YOMIURI ONLINE → プロミス、「借り手保険」を全面廃止

  消費者金融大手のプロミスは25日、借り手が死亡した場合に備えて加入している消費者信用団体生命保険を9月30日付で解約すると発表した。

 10月以降に融資する借り手に対する新規契約も行わず、「借り手保険」は全面的に廃止する。

「貸金業者が保険金目当てに厳しい取り立てを行い、借り手を自殺に追い込んでいる」との批判を受けたもので、全面廃止を正式発表したのは大手で初めてだ。同業界ではアコムも25日、近く廃止する意向を明らかにしたほか、アイフルや武富士は廃止を含めて対応を検討している。・・・以下略

パチンコ屋とこの消費者金融のテレビCMがあふれている日本はもう駄目なのでしょうか。拉致問題への取り組みだけに期待している安倍内閣がこの当たりに何か手を打ってくれれば評価が上がるのですが、どうでしょう。

 参照: 平成18年9月15日 金融庁 消費者信用団体生命保険への対応について

果たしてやってくれるか!

2006929日金曜日  第2567回  公用車はママチャリ

  街中は路面電車と自転車か歩きにすべきと何度もこの部屋で書いていますが、盲点のような記事を見つけました。

  渡部亮次郎の「頂門(ちょうもん)の一針) 第581号」 → 2) 公用車はママチャリ 半径2キロ以内、車乗るべからず

  石川県津幡町は職員が公務で半径2キロ以内を移動する場合、公用車ではなく自転車を利用する取り組みを始めた。ガソリン価格高騰を受けた経費削減策で、使用する自転車もリサイクルという徹底ぶり。削減効果は年間数万円ながら、厳しい財政事情を抱える町の「1円でも切り詰めたい」という切実な思いがにじむ。

  町の公用車は約70台に上り、節約に知恵を絞る町にとっては、ガソリン価格の急騰は頭の痛い問題だった。

  再生した”ママチャリ” を無料で譲り受け、今月19日から町役場に3台、町文化会館「シグナス」に1台を備えた。 使用基準は役場から半径2キロ以内。緊急の場合を除き自転車で移動する。監理課が一元管理して各課に貸し出し、1日平均5件の利用実績がある。今後も台数を増やしていく。 北国新聞Web 2006926日更新

  北国新聞津幡町で探してみましたが元になる記事を見つけることが出来ませんでしたので、全文を引用しました。

  成る程、こんな簡単なこともやっていないのが本当なのかもしれません。ちょっとした移動も車というのが当たり前になっているんでしょうね。
  これは全国の官公庁で取り入れるべきですね。率先して自転車を使うことにより、道路の見直しも進むかもしれません。何と言っても、自分たちが不自由を感じない限り自転車道を整備するなんてことは考えないでしょうから。公用車も減らせるかもしれません。
  民間の企業も全国で採用すれば省エネの面でも意外と大きな効果がでるかもしれません。車の便利さに慣らされて何処へ行くのも車という考えを改めるべき時が来ているのかも知れません。

やってみる価値はありそう!

2006930日土曜日  第2568回  シリコン

  何時ものネット巡路の掲示板で思わず乗り出すような書き込みを見つけました。

   Yahoo!掲示板 → 科学 エネルギー 石油エネルギーからの脱却は何によって?? → 太陽電池向けシリコン供給増加見通し

  本日のNK朝刊によると、鉄鋼や非鉄といった異業種からの、シリコン製造参入表明が相次いでいるのだそうです。太陽電池向けシリコンというのは半導体向けシリコンよりも純度が高くなくてもいいということで、鉄鋼の生産工程によく似ているのだそうで、設備投資がそれほどかからなくていいようですね。観測では2008年頃には供給過剰に転じる可能性もあるとのこと。・・・以下略

  これは本当なら朗報です。早速NIKKEI NETで検索してみましたが見当たりませんでしが、第2505回で取り上げたJFEスチール、太陽電池向けシリコン原料を自社生産記事とそれより前の記事が見つかりました。なんと、新日鉄までがシリコンの製造に乗り出すのだそうです。

   NIKKEI NET → 新日鉄、太陽電池用多結晶シリコン製造会社を設立 2006/07/01

 新日本製鉄は30日、太陽電池用多結晶シリコンの製造会社を設立したと発表した。新会社は八幡製鉄所構内(北九州市)に約30億円を投じて生産設備を建設。月産約40トンで2007年度下期の稼働を目指す。環境に優しい太陽電池の市場は拡大しており、多結晶シリコンの需要も伸びると判断した。

 新会社「NSソーラーマテリアル」(北九州市、柳沢充夫社長)の資本金は3億円で新日鉄が過半を出資した。

多結晶シリコンは半導体基板材料としても使われるが、近年は太陽電池向けの需要が逼迫(ひっぱく)している。新日鉄は製鉄所で培った技術を生かし、半導体向けとは異なる製造方法で太陽電池向け専用の多結晶シリコンを生産する。

  月産40トンとすると年産480トンです。となると第2515回で取り上げた中国の年産1,000トンには及びませんがJFEスチールの年産100トンの約5倍です。
  設備投資がそれ程かからないとなると増産も見込めそうです。ネックだったシリコンの生産が増えれば、コストダウンに期待が持てます。いよいよシリコンの時代が来るのでしょうか。

早く製造が始って欲しい!

ホーム 団塊 分類

 

 

inserted by FC2 system