団塊の世代の部屋(90)

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200711日月曜日  第2661回  年賀

あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
今年はいよいよ還暦を迎えるということで毎年の富士山も赤富士にしてみました。

  8回目の正月となりました。6年連続の更新も何とか続けることができました。中身はともかく続けたことで良しとしましょう。

  さて去年の暮れに第2603回で取り上げた日本の総人口は04年12月の1億2784万1000人をピークとした数字が変更になっていました。

12月28日、読売新聞より

 人口ピークは2年前 総務省発表1億2783万8000人

 総務省は27日、日本の総人口のピークは2004年12月の1億2783万8000人だったと発表した。05年10月の国勢調査の総人口が確定したのを受けて、毎月公表している推計人口を改定した。

  それによると、総人口は04年、毎月増減を繰り返しながら、12月に最高になった。05年に入っても増減が続いたが、04年12月の水準を超えた月はなかった。

  また、05年10月の国勢調査人口(1億2776万8000人)と比較対象になる04年10月の推計人口は1億2778万7000人に下方修正され、1年間で1万9000人の減少となった。総人口には日本に3か月以上在住する外国人も含まれている。

  ピークは3000人すくなかったということですね。それにしても、今更3000人少なくなったことが分かってどうしたというのでしょう。どうせ、修正された数字だって正確とは言えないのでしょう。2年もかかって正確とも言えない数字を出す為に何人の公務員の方が働いたのでしょうか。
  何だか、寄ってたかって数字遊びをしているように感じてしまうのは私だけでしょうか。

う〜ん!今年も期待薄か!

200712日火曜日  第2662回  ガソリン販売減

  去年は第2531回でも取り上げたように軽自動車が原油価格の高騰によるガソリンの値上がりもあってその販売数量を伸ばしました。自動車は軽で良いと考えている私としては歓迎すべき傾向で喜んでいます。
  そのガソリンの値上げと軽自動車など燃費の良い車の伸びによって面白いことが起きたようです。

  12月29日、読売新聞

  ガソリン販売32年ぶり減 高騰で買い控えや低燃費車人気

 経済産業省が28日発表した11月分の「石油統計速報」によると、11月のガソリン販売量は前年同月比1.1%減の5535万`・gにとどまった。この結果、今年1年間の販売量は第1次石油危機の最中だった74年以来、32年ぶりに前年実績を下回ることが確実となった。

今年は、原油価格の高騰に伴い、9月にレギュラーガソリンの全国平均店頭価格が1リットル=144.1円と、湾岸危機の90年につけたそれまでの最高値142円を更新した。このため、ガソリンの買い控えが起きたことや、低燃費車の普及が進んだことが、販売減の主因とみられる。ガソリン販売量の減少が今後も続けば「石油元売り業界の再編機運が高まる」(石油元売大手)との指摘も出ている。

 京都議定書や地球温暖化を考えてガソリンの使用を控えましょうと言っても実際に行動に移す人はほんの一握りで殆ど効果は上がらないでしょう。ところが、単価が上がればこうやって素晴らしい結果となる。
  残念ながら人間なんてこんなものでしょう。地球の為や人類の未来の為なんて言っても他人事としか捕らえることしかできないが、いざ自分の財布に堪えるとなると放っておいてもきちんと行動をおこす。
  と言うことは、ガソリンをもっと上げることこそが車社会から公共交通への移行を促進させる一番良い方法なんでしょうね。道路特定財源を一般財源に移行するとか、それより税金を下げよなんて声なんか無視して、環境税として税金を上げて、それを太陽光発電の売電価格を上げることに使ってもらいたいものです。そうすれば、クルマは減るし、太陽コツ発電は増えるし良い事ばかりです。

是非やってもらいたい!

200713日水曜日  第2663回  温暖化

  年末になって第2659回などで2050年問題を取り上げてきましたが、温暖化の兆候を現す記事はそれだけではありませんでした。

  YOMIURI ONLINE

  温暖化でエサ・氷が急減、米がシロクマを絶滅危惧種に

  ・・・略

  米内務省は27日、地球温暖化の影響で危機にさらされているホッキョクグマを、絶滅危惧(きぐ)種保存法の対象種に指定する方針を発表した。

  1年間かけて生息状況などを精密に調査したうえで指定を正式に決める。しかし、指定が温室効果ガスの排出抑制には直結しないとの姿勢を強調しており、有効な保全策をめぐって今後、論議を呼びそうだ。

ホッキョクグマの危機は、えさの捕獲や移動に必要な海氷が、温暖化で急減しているのが原因。・・・以下略

  これなどは、第2653回の北極の氷の消滅と完全に連結しています。そして、もう一つ気になる記事がありました。

  MSNより

  雪不足:8世紀以来の暖冬に泣く 欧州アルプス地方

 ・・・略

 クリスマスから年始にかけての休暇に入った欧州で、アルプス地方のスキー場が雪不足に泣いている。8世紀以降、最も暖かいという冬が原因で、観光業者は浮かない顔で空をながめるばかりだ。

 年間8000万人のスキーヤーが訪れるアルプス地方のスキー場だが、現状は標高2000〜3000メートルを超える高地でようやく滑走可能な場所があるといった具合だ。約200のスキー場があるスイスでは23日現在、全面滑走可能な所は皆無で、今シーズンはまだ雪が降っていないスキー場もある。ホテルの予約状況も深刻だ。・・・中略

  英科学誌「ニュー・サイエンティスト」(電子版)によると、オーストリアの科学者が樹木の年輪などから過去の天候を推測したところ、今冬のアルプス地方は「西暦755年以降で最も暖かい」。世界気象機関(WMO)は「1シーズンだけで地球温暖化の影響と断言することはできないが、アルプス地方の気温上昇は世界の他地域より速く進んでいる」と懸念を示している。 毎日新聞 20061224

 第2645回では500年振りとか3世紀以来でしたが、ここでは8世紀以来とその推測はまちまちですが、異常であることは間違いなさそうです。

 そして、もう一つこれは四国新聞の記事です。

 瀬戸内、温暖化で台風強大化 想定外の高潮予測 2006/12/31

  地球温暖化で強大化した台風のために、瀬戸内海沿岸などで想定外の高潮被害が発生する可能性があるとの研究結果を、港湾空港技術研究所(神奈川県横須賀市)の河合弘泰海洋水理・高潮研究室長らが三十日までにまとめた。

 低気圧で海面が持ち上げられたり、強風で海水が岸に吹き寄せられるなどの力が今より強まるのが原因。今世紀末の大阪湾や広島湾では、この影響で最高潮位が普段より三メートル前後高まる場合があると試算された。・・・以下略

 これは、2004年に香川を襲った高潮の実績があるだけに笑い飛ばすには真実味があり過ぎます。
  いずれにしても、これだけの予測が次から次と出て来ると最悪の場合を想定して手を打つ方が当たり前なのじゃないでしょうか。それとも他人事として放って置きますか。

どっちにしますか!

200714日木曜日  第2664回  交通事故死者数

  今年も、例年通りの話題です。

  2日、YOMIURI ONLINEより

  2006年の交通事故死者、51年ぶりに6千人台前半 (読売新聞)

 昨年1年間の全国の交通事故死者数は、前年より519人(7・6%)少ない6352人で、1955年の6379人以来、51年ぶりに6000人台前半にとどまったことが警察庁のまとめでわかった。

 死者数は6年連続で減少し、一日平均では17・40人(前年は18・82人)となった。事故の発生数と負傷者数も2年連続で減少する見通し。

 都道府県別の死者数では、埼玉県が前年より57人減となるなど、38都道府県で減少した。死者数の最多は愛知県の338人で、北海道277人、千葉県266人、埼玉県265人、東京都263人と続く。

警察庁では死者数の減少について「昨年8月に福岡市で発生した幼児3人死亡事故により、飲酒運転に関心が高まったことや、シートベルトの着用率向上などの効果が出た」としている。(2007121851 読売新聞)

 一昨年が1956年以来、49年ぶりに7000人を割って去年は1955年以来、51年ぶりに6000人台前半ですからいよいよ今年は6000人を割るのでしょうか。政府が03年に目指した10年以内に5000人を割り「世界一安全な道路交通」という目標もこのまま順調に減れば十分達成可能かもしれません。
  しかしながら、この死者数は常に指摘されているように事故から24時間以内になくなった方しか数えていないため、医療技術の進歩で表面に出て来ていない数も沢山ありそうです。
  いずれにしても、減ることは良いことですから飲酒運転だけでなく交通違反のとり締りや事故にたいする罰則を重くして、車に乗ることが嫌になるようにすることも必要かもしれません。尤も、それよりは、公共交通の充実を計り、車自体を減らすことの方がもっとやるべき方向だと考えるのは私だけでしょうか。

できれば運転なんかしたくない!

200715日金曜日  第2665回  保科正之

  今年もこの国を何とかしてくれそうな強烈なリーダーが現れることも無く消滅への道をまっしぐらに走っていくような気がしているのは私だけでしょうか。年明け早々縁起でもない思いに囚われながらネット巡回をしていたところ面白い記事がありました。

  3日、産経新聞コラム「産経抄」より

  ・・・略

  まもなく江戸の大半を焦土と化した「明暦の大火」によって焼失し、今は石垣を残すのみだ。・・・中略

  大火の直後から、幕閣の間で強まった再建を望む声に対して、民政に関係のない無用の長物だと、反対を貫いたのが4代将軍家綱の輔弼(ほひつ)役を務めていた会津藩主、保科正之だった。金を惜しんだのではない。被災民の救済と江戸再建のためには、16万両という途方もない金額の出費を決めている。・・・以下略

  江戸城の天守閣が再建されなかったのは徳川幕府に金が無かったからと思い込んでいたので、これは驚きでした。こんな素晴らしい人がいたんですね。こんな考えを持った政治家が今の時代に持てない事が日本の不幸と言えば言い過ぎでしょうか。

  それにしても、日本には第804話等でも触れた上杉鷹山など本当に素晴らしいリーダーがいたんですね。今の日本にだってそんな人はきっといるのでしょうが、そうした人が世に出ることは出来ないのかもしれません。

  サーチしたら何時ものJapan On the Globeに詳しくありました。

  人物探訪: 保科正之 清冽なる名君

  ・・・略

  後に、江戸城の天守閣再建の提案が持ち上がったが、豊臣家の大坂城を見ても天守閣が戦さのおりに役だった験しはなく、「いまはかようの儀に国家の財を費やすべき時にあらず」と反対した。江戸城の天守閣はついに再建されることなく、幕末に至る。

天守閣なき江戸城は、長く続いた「徳川の平和」の象徴である。その平和の基礎を築いたのが、正之の仁政であった。

  良いですね。地方の天守閣が残る中、幕府の天守閣が無いなんて、これぞ平和の象徴と言えますね。本社が立派になった会社は危ないと言われる話に通じるものがあります。再建計画があるそうですが、模型だけで良いのじゃないでしょうか。
  天守閣が無いことこそが世界に誇れる遺産です。この話を全面に押し出した無形文化財として世界に売り出しましょう。

世界にこんなリーダーがいただろうか!

200716日土曜日  第2666回  トヨタ

  第2655回で今年GMを抜いて世界一の販売台数・生産台数を達成すると予想されているトヨタがアメリカ本土でもビッグスリーの一角を崩したようです。

  YOMIURI ONLINEより

  トヨタ、米でクライスラー抜き3位…昨年の新車販売

  ・・・略

  米調査会社オートデータが3日集計した2006年の米新車販売台数で、トヨタ自動車がダイムラー・クライスラーの北米部門(クライスラー)を抜き、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーターに次ぎ、年間として初めて3位となった。

 日本車メーカーが米国の販売台数で米大手3社(ビッグ・スリー)の一角を崩したのは初めてだ。トヨタは1984年にGMと合弁会社を設立して、米国で現地生産を始めてから22年で3位に浮上した。

 トヨタの販売台数は、前年比12・5%増の約254万台と過去最高を記録し、クライスラーに約40万台の差をつけた。06年下半期(7〜12月)は、132万台で、フォードも抜いて半期として初の2位だった。

 ガソリンの高騰で、日本のメーカーが得意とする燃費のよい小型車が伸びて、日本車全体の合計シェア(市場占有率)は34・8%と前年(32・2%)を上回り、過去最高となった。

一方、ビッグ・スリーのシェアは53・7%と前年(56・9%)に続いて過去最低を更新した。内訳は、最大手のGMが同8・8%減の約403万台、2位のフォードは同8・0%減の約272万台、クライスラーは同7・0%減の約214万とそろって不振だった。(2007141415 読売新聞)

 何時もケチをつけるようで悪いのですが、アメリカ本土でのビッグスリー入りは世界一以上にアメリカを刺激しそうな気がするのは私だけでしょうか。
  06年の下半期でフォードまで抜いて2位ということは年間通じて2位も近そうです。流石にGMの約400万台とは約150万台の差があるので直ぐに逆転ということはなさそうですが、
第2620回で取り上げたようにビッグスリーの虎の子のピックアップに手をつけたくらいですから何が起きるかはわかりません。
  いずれにしても、ビッグスリーの一角を崩し、2位も手の届くところまで来たとなるとアメリカの反応がどう出るか見ものです。恐ろしいことにならなければ良いのですが

トヨタの犠牲は嫌です!

200717日日曜日  第2667回  欧米で増産

  大晦日の第2660回で日本の太陽電池メーカーの輸出への傾斜を嘆きましたが、やっとこれを指摘する記事が出ました。

  日刊工業新聞社ビジネスラインより

  電機主要各社、太陽電池を欧米で相次ぎ増産−売電需要急伸に対応

  主要電機メーカーが欧米で、相次いで太陽電池の生産体制を増強する。世界首位のシャープが主力のシリコン系の年産能力を英国拠点で110メガワットに高めたのに続き、年内にも化合物系材料を使った次世代太陽電池を欧米の生産拠点で組み立て、供給する。三洋電機は欧州市場向けハンガリー工場(ドログ市)の年産能力を08年度に06年度比で3倍規模に高める。太陽電池は海外市場の伸びが大きいため、各社は体制整備で商機をつかむ考えだ。

 欧州各国では電力会社が太陽光発電電力を通常より高く買い取る制度が始まり、売電目的の需要が急伸している。北米でも広い土地に太陽電池を設置する購買層が着実に増えている。ただ太陽電池の基幹材料であるシリコンは依然として不足しており、各社は原料不足の制約下で生産拡大に工夫を凝らしている。

 生産拡大に動くのはシャープや三洋電機にとどまらない。業界3位の京セラは限られたシリコンを有効活用するため、光と電気の変換効率を業界最高の18・5%に高めた新規開発品の量産対応を進める。技術面の対応と同時に、欧州向け拠点のチェコ工場(カダン市)や、北米向けのメキシコ工場(ティワナ市)での生産を拡大する見通し。

光電変換デバイスにシリコンを使わずアモルファスを用いる陣営も生産増強に動く。カネカはチェコの協力工場(オロモウツ市)の年産能力10メガワットを近い将来は30メガワットに引き上げる方針。1月からアモルファス太陽電池のセル製造に乗り出した富士電機ホールディングスは、年産能力を07年度に7メガワット、08年度に12メガワットに引き上げる。

 やはりメーカー各社は日本を見限ったのでしょうか。メーカーとすれば儲かるところで機会を逃がすことはできないでしょうから手を打つことを批判することは出来ませんが、せめて、日本政府に対して真剣に働きかけることはして欲しいものです。
  しかし、これでも日本政府は動かないのでしょうか。日本のエネルギーを使って製造した太陽電池が海外でエネルギーを生産する。そして、その日本ではエネルギー不足で苦しむことになるなんて馬鹿丸出しです。 

本当に世界の笑いもの!

200718日月曜日  第2668回  

  第2468回第2500回などで取り上げた軽自動車が予想通りの年間200万台の大台乗せを達成したそうです。

  時事ドットコムより

  2007/01/05-16:00 軽自動車販売、202万台=06年、初の大台乗せ−全軽協

  軽自動車の年間販売台数が初めて200万台の大台に乗せた。全国軽自動車協会連合会が5日発表した2006年の軽自動車販売実績は、前年比5.2%増の202万3619台となり3年連続で過去最高を更新した。低燃費や優遇税制による経済性の高さが人気を集めた。

主要メーカー別では、スズキが61万1362台。欧州向け小型乗用車を増産するため軽自動車の減産に踏み切った影響で1.1%減少したが、販売シェアは30.2%で首位を維持した。2位のダイハツ工業は2.2%増の60万1271台。3位以下はホンダ、三菱自動車、富士重工業、日産自動車、マツダと続く。

 大変良い傾向ですが、その軽にも問題ありと、第2650回でも取り上げた市民のための環境学ガイドが再度2007年型消費のビジョン 01.06.2007で取り上げています。

  ・・・略

  C先生:昔は、軽と言えば、軽量なのがあたり前だったのだ。・・・以下略

  客のニーズでデラックスになって、リッタークラスより車重が重くなって燃費も悪いものがあると言うことだそうです。それでは本末転倒ですね。
  やはり、大きさと燃費で税金を決めるべきでしょう。大きくて燃費の悪いものとの差を徹底的に付けるべきです。これならあえて不経済な車に乗ろうと言う人は少なくなるでしょう。その上、例え金が有り余っていても大きな重い車に乗っているのは恥ずかしいことだという風潮を作り上げることです。
  何と言っても、車を持つこと自体が恥ずべきことであって、ましてや燃費の悪い車に乗るなんてことは世界を敵に回すことだと思い知らせるべきです。

なんて時代は近いかも!

200719日火曜日  第2669回  トヨタ

  トヨタは本気で世界一を狙っているようですね。第2666回でアメリカ本土でGMを追い抜くのは当分無理だろうと言いましたが、既に手を打っているようです。

  時事ドットコムより

  2007/01/04-21:19 トヨタ、米新工場を南部に建設=09年稼働、年20万台生産へ

トヨタ自動車が、米国南部に新工場建設を計画していることが4日明らかになった。具体的にはアーカンソー州やテネシー州が有力で、月内にも最終決定する方向。2009年中の生産開始を目指す。

 益々アメリカを刺激しそうです。トヨタは何処までも貪欲に利益を追求するつもりなのでしょうか。余計なお節介ですが、世界一を狙うより今の利益を次世代の電気自動車の開発に投入した方が良いんじゃないでしょうか。

 さて、やはりGMも本気になってきたようです。

 FujiSankei Business i.より

 GMが首位堅持宣言 トヨタ対抗へ UAWに協力要請  2007/1/6

 AP通信は5日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のリック・ワゴナー会長が4日、米メディアなどとのインタビューで、世界最大手の座を堅持する考えを表明したと報じた。年内にも生産、販売台数でGMを逆転する可能性があるトヨタ自動車との競争力を確保するため、全米自動車労組(UAW)に協力を求める考えだ。

 報道によると、同会長はインタビューで「首位の座を守るために戦う。かりに戦いに負けたとしても、首位奪還に向け再び戦う」と述べ、トヨタへの対抗心をあらわにした。・・・以下略

  面白くなってきましたね。GMが底力を発揮してトヨタに一泡吹かせるか。それともトヨタが勢いのままに抜き去るか。
  本当なら、日本の企業が自動車の生産で世界一になろうというのですから単純に喜ぶところですが、それが利益のためなら何でもするように思えるトヨタであることが私にそれを躊躇させるのです。

考え過ぎでしょうか!

2007110日水曜日  第2670回  トヨタ

  トヨタ嫌い(と言っても車が嫌いなのじゃなくて会社が嫌いなだけですが。)の私と違ってアメリカの人達はトヨタが好きなようです。純粋に性能を評価しているようです。面白い記事がありました。

  次の車はトヨタ=米国人の4分の1が回答−有力誌調査 (AFP=時事)

  【デトロイト6日】米有力消費者情報誌コンシューマー・リポーツの調査で、米国人の約4分の1が、次の車にはトヨタを選ぶと答えたことが分かった。同誌はまた、米国ではトヨタがフォードをしのいで、最も強いブランドイメージを持っていると指摘している。

 調査によると、回答者の24%が次に車を購入する際にはトヨタを選ぶと答えた。2位は17%でホンダ、3位は15%でゼネラル・モーターズ(GM)、次いでフォードの13%となっている。

 トヨタは昨年の米国での販売台数でダイムラークライスラーを抜いて3位に浮上、2位のフォードに迫った。GMは減少したものの、1位を確保した。さらにトヨタは、世界販売台数では、今年、GMを抜いて、世界1位になると予想されている。

 同誌の編集部は、トヨタ・ブランドの購入希望者に対するアピール度は高く、その上、現在、トヨタを所有している人で次もトヨタを購入したいとしている人は78%に達していると、トヨタの強さを指摘した。

トヨタはまた、品質、技術、パフォーマンスなど、6部門のうちの4部門で最高の評価を得ている。調査は、車を所有している家庭の成人907人を対象に、昨年11月30日から12月3日に実施された。 [ 2007171023 ]

 嫌いですけどここまで信頼されるブランドを確立したことには素直に脱帽しなければなりませんね。
  この調子じゃGMを抜き去るのも近そうです。もっと素直に評価しなければならないのでしょうが、なんだかトヨタの経営が調子に乗りそうで複雑な思いです。
  これでトヨタの経営が従業員や下請けなどを大切にするものであるなら諸手を上げて歓迎するのですが。尤も、自分で経験したのじゃないですから本当の所は分かりません。
  しかし、
第2643回で取り上げた輸出戻し税やホワイトカラーエグゼンプションに企業減税と儲けるためには手段を選ばないような企業を信用するわけにはいかない。

そう思いませんか!

2007111日木曜日  第2671回  GM

  このところトヨタとGMの話題ばかりを取り上げていますが、今日もGMについての面白い記事を取り上げます。

  時事ドットコムより

  実用化なるか、電気自動車=米GMが試作車公開

【デトロイト7日時事】米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は7日、北米国際自動車ショーで、モーターを動力源とする電気自動車(EV)「シボレー・ボルト」のコンセプト(試作)車を公開した。エンジンとモーターを併用するこれまでのハイブリッド車とは一線を画することで、環境問題に積極的な企業との印象を与える狙いもあるとみられる。

  第2634回で取り上げた電気自動車のようです。分かりやすい記事がありました。

  Greener World  → GMが電気自動車を蘇らせる

  シボレー・ボルト(Chevrolet Volt)と名付けられたこのコンセプトカーは、大容量バッテリーと1リッターのガソリンターボエンジンを搭載している。説明を読むと、エンジンとモーターの併用型ではなく、エンジンで発電して駆動はモーターで行うシリーズ・ハイブリッドらしい。つまり、本質的には電気自動車ということだ。もちろんVoltという名は電位の単位から取ったのだろう。

 しかも、ボルトは家庭用の電源から充電することもできるのだ。フル充電で40マイル(64km)を走行できるという。足りなくなればガソリンエンジンを使って発電し、補うことができる。つまり、プラグイン・ハイブリッド電気自動車なのだ。遠出をする場合以外、日常の使用ではほとんどガソリンを使わないですむだろう。ガソリンエンジンではフルタンクなら640マイル(1000km以上)分の発電ができるという。東京から山口あたりまで行けてしまう(ホンマかいな)。・・・以下略

 これは意外と良いかもしれませんね。大抵の場合はプラグイン・ハイブリッドによる電気で十分に賄える。もしバッテリーが切れてもエンジンでの発電で賄えるので安心である。これなら大抵の人はエンジンを殆ど使わずに済むのじゃないでしょうか。
  日本でこの方式を軽自動車でやれば今でも十分実用に耐えるのじゃないでしょうか。トヨタのハイブリッド方式とどちらが勝つか興味深いですね。

いよいよGMの反撃か!

2007112日金曜日  第2672回  風力発電

  第1898回第1921回第2334回第2461回などで何度か取り上げた風力発電ですが太陽光発電に比べると極端に少ない回数です。と言うのも何度も書いているように、太陽光発電のように稼動部分が無いという故障に対する圧倒的な利点が無いことが私の興味を引かない一番の要因です。
 つまりは、稼動部分があるということは必ず故障の原因になると言うことです。動くところが少なければ少ないほど故障する要因が減ると言うことは故障が少ないと言うことです。こんな単純なところが太陽光発電の最大の利点でしょう。それに比べれば、回転することにより発電する風力発電には常に故障が付き物と思えてしまうのです。

  そんな風力発電機が倒壊したそうです。

   YOMIURI ONLINEより

  68mの巨大風車、風もないのにナゾの倒壊

  8日午後10時ごろ、青森県東通村岩屋の風力発電施設「岩屋ウインドファーム」で、25基ある風力発電機の1基(デンマーク製、1300キロ・ワット、高さ約68メートル)が根元から南東方向に倒れた。

 けが人はなかった。

 事業会社「ユーラスエナジー岩屋」(本社・東通村)によると、設計上は風速60メートルでも倒壊しない。青森地方気象台によると、8日午後10時40分ごろ、約20キロ離れた地点の最大瞬間風速は7・7メートルだった。

 他の24基に異常はなく、同社は「天候や地形などから局所的な突風は考えにくく、原因は見当がつかない」としている。

ファームは2001年に開業。発電機は約100〜200メートル間隔で「つ」の字形に並び、倒れたのはほぼ真ん中の11号機。鋼鉄製の本体(直径3・6メートル)は、鉄筋コンクリートの基礎部分(深さ約4メートル)に数十本のボルトで固定されており、地表近くの接合部分から折れていた。

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「風力発電機の強度は国としての基準がなく、メーカーごとに異なる。原因は、施工方法や設計なども含めて分析する必要がある」としている。(2007110311 読売新聞)

 故障なんてもんじゃないですね。構造的な欠陥か施工のミスかいずれにしても風を利用する機器にとって風が敵というのも皮肉ですね。

 さて、話は変わりますが、このユーラスエナジーに関して最近気になる記事がありました。

 FujiSankei Business i.

  電力各社、欧州で風力発電事業強化 2007/1/8

  地球環境問題や原油価格の高騰などを背景に、日本のエネルギー業界が海外での風力発電事業の強化に乗り出している。東京電力と豊田通商の共同出資会社、ユーラスエナジーホールディングス(東京都港区)は今年中にも欧州4カ国目となるギリシャで風力発電プロジェクトに着工、電源開発(Jパワー、東京都中央区)も東欧諸国で事業化調査(FS)に着手し、6月までに候補地を選定する。

 ユーラスエナジーは、世界で合計132万キロワットの風力発電事業を展開、このうち欧州での実績が約半分を占め、英国、イタリア、スペインで操業している。ギリシャでのプロジェクトはこれに続くもので、同国では風力発電計画のロードマップが策定されるなど事業環境が好転してきたことから、新規に着手する。設備容量は計2万キロワットを計画している。

 欧州以外では韓国での事業を拡大。新たなパートナーと組んで、現在操業中(9万8000キロワット)の場所とは別の地域でもプロジェクトを積極的に推進していく。

 一方、日本とスペインで風力発電プロジェクトを展開しているJパワーは、新たにポーランド、ブルガリア、ルーマニアの3カ国でFSを進める。これらの国では今後、風力発電について一定の需要が見込めると判断しており、立地条件などを綿密に分析した上で事業化に乗り出す方針だ。同社では、中国でも事業化調査に乗り出す準備を進めている。

 太陽光発電と並び、再生可能エネルギーの“切り札”として注目されている風力発電は、全世界で5925万キロワット(05年実績)が稼働。04年比で25%増、00年比では3・2倍という驚異的なスピードで普及している。石油や天然ガスなど資源調達を巡る世界競争が激しさを増す中、風力発電に対するニーズは今後も一段と増える見通しだ。

  株式会社ユーラスエナジーホールディングスで見てみると確かに東京電力が60%の株を所有しているようです。
  何だかおかしいですね。
第2619回で取り上げたように、風力や太陽光発電に冷たい東京電力がこんな企業を傘下に持っているとは驚きました。そして、日本より海外に力を入れているというのも何だかなぁと思ってしまいます。
  しかし考えようによっては東京電力は風力や太陽光発電を将来的には必要と考えていると取れます。そうであってくれれば良いのですが。
  もし、本当にその気があるのなら、是非、政府に働きかけて全面的な推進に乗り出して欲しいものです。東京電力が動けば他の電力会社も直ぐに右に倣えになるでしょう。

そうであって欲しい!

2007113日土曜日  第2673回  我が家の太陽光発電

  例月の我が家の太陽光発電、2年目7回目の検針がありました。1月分は12月11日から1月11日までのデータです。

  去年の実績 1KW当たり発電量

 12月、 382÷5.508≒69.4
  1月、 400÷5.508≒72.7
  2月、 347÷5.508≒63.0
  3月、 415÷5.508≒75.3
  4月、 575÷5.508≒104.4
  5月、 603÷5.508≒109.5
  6月、 544÷5.508≒99.8

  今年の実績 1KW当たり発電量

   7月、 475÷5.508≒86.2(6月12日〜7月10日)
      去年と同じ稼働日(6月16日〜7月11日)で比べると418でした。
                   418÷5.508≒75.9と去年より悪くなっています。
   8月、 611÷5.508≒110.9 前年124.7比88.9%

   9月、 599÷5.508≒108.8 前年98.4比 110.6% 

  10月、 533÷5.508≒96.8  前年82.4比 117.4% 

  11月、 517÷5.508≒93.9  前年86.2比 108.8% 

  12月、 285÷5.508≒51.7  前年69.4比 74.6% 

   1月、 327÷5.508≒59.4  前年72.4比 81.8%

  12月に続いて今月も天候に恵まれず去年の実績に対して8割強というところです。発電量0kwhが1日、1kwhが3日と先月と殆ど同じような悲惨な結果となっています。月間発電量は327kwhと少し盛り返したようです。これは、一月が殆ど去年と同じ発電量と盛り返した結果です。
  実質12月1日から31日までの発電量は290kwhと前年実績358kwhに比べて81%でした。358kwhは前年の月間発電量としては最低でしたので、この290kwhというのが如何に悪かったかということでしょう。果たして、今年はどんな年になることでしょう。

  去年11月、買電・636(268,368)KWhで9,278円 1KWhの単価、約14.59円
  今年11月、買電・544
(244,300)KWhで8,310円 1KWhの単価、約15.28円

  去年12月、買電・940(394,546)KWhで13,158円 1KWhの単価、約14.00円
  今年12月、買電・698
(285,413)KWhで 9,963円 1KWhの単価、約14.27円 

  去年1月、買電・1,174(516,653)KWhで16,847円 1KWhの単価、約14.35円
  今年1月、買電・  904
(340,564)KWhで12,419円 1KWhの単価、約13.74円

  買電は先月同様昼・夜ともに大幅な減少です。やはり暖冬の影響でしょうか。4,000円も買電が減ると大きいですね。少々発電量が少なくても節電で十分カバー出来るということです。節電の大切さが良く分かります。

  去年11月、売電、316KWhで7,408円  1KWh単価、約23.44円
  今年11月、売電、330KWhで7,662円  1KWh単価、約23.22円

  去年12月、売電、221KWhで5,180円  1KWh単価、約23.44円
  今年12月、売電、184KWhで4,272円  1KWh単価、約23.22円

  去年 1月、売電、223KWhで5,294円  1KWh単価、約23.74円
  今年 1月、売電、194KWhで4,557円  1KWh単価、約23.49円

  先月と同じで、発電量の大幅減の割りに売電量はそれ程減っていません。これも暖冬のお陰でしょうか。日照時間と暖冬には相関はないのでしょうね。
  売電単価は先月と同じで去年に比べてわずかですが下がっています。  

    今年11月、  648円の支払い。去年電気代1,870円比、1,222円の節約。

    今年12月、5,691円の支払い。去年電気代7,978円比、2,287円の節約。

    今年 1月、7,862円の支払い。去年電気代11,553円比、3,891円の節約。

  買電が270(176、94)KWh減って、売電が29KWhの減少でしたから241KWhの節電効果です。12月同様前年比の81.8%の発電量なのに逆に去年より大幅な節約になりました。こうなると、12・1月の発電量減少より暖冬の方が節電には効果があるということです。もしかしたら地球温暖化は良い面もあるのかも。尤も、夏場は逆でしょうね。と言うことは冷夏と暖冬が光熱費には一番やさしいと言うことです。これは虫が良すぎますね。

さて来月は!

2007114日日曜日  第2674回  

  第2668回で年間200万台を突破した軽自動車を取り上げましたが、車種別販売台数でも素晴らしい成績を収めているようです。

  YOMIURI OMLINEより

  新車販売 ワゴンR首位

  日本自動車販売協会連合会や各メーカーが11日発表した車名別新車販売台数によると、2006年に国内で最も売れた新車(軽自動車を含む)は、スズキの軽乗用車「ワゴンR」で、221066台と3年連続のトップとなった。

トップ10車種のうち6車種を軽自動車が占めた。

 FujiSankei Business i.より

 06年新車販売 カローラが4年連続首位 2007/1/12

  日本自動車販売協会連合会が11日に発表した2006年の車名別新車販売ランキング(軽自動車を除く)は、トヨタ自動車のカローラが4年連続首位となった。2位はトヨタの「ヴィッツ」、3位にホンダの「フィット」と小型車が続き、トップ3は昨年と同じ顔ぶれだが、3車種とも前年割れとなり国内市場の落ち込みを反映した。

 また、トヨタは12年ぶりにトップ10に7車種がランクインするという好調ぶり。

 一方、軽自動車の年間販売は、スズキの「ワゴンR」が3年連続トップ。2位のダイハツ工業の「ムーヴ」とともにカローラの台数を大きく上回り、軽人気を改めて印象づけた。・・・以下略

  2位のムーヴが18万4983台でカローラが14万3176台ですから軽の強さが際立っています。これが、価格だけでなく環境を考えての購入だったら日本人もたいしたものだと言えるのですが、やはり単に価格や燃費と税金の安さなど経済性を重視したということでしょう。
  しかしながら、動機は何であれ軽自動車が増えることは悪くないはずです。この傾向を上手く利用して、燃費の良い車にはもっと税金を優遇する方式で日本から大きくて燃費の悪い車を無くしてしまって欲しいものです。

やらないだろうなぁ!

2007115日月曜日  第2675回  シャープ

  第2589回第2601回で太陽電池セルの生産能力を現在の年500メガ(1メガは100万)ワットから20%増の年600メガワットに増強する方針を明らかにしたシャープが又しても増産だそうです。

  時事ドットコムより

  2007/01/12-18:44 太陽電池事業を増強=原料シリコンを自社生産−シャープ

  シャープは12日、世界的な需要拡大に対応するため、太陽電池事業を強化すると発表した。太陽光を電気エネルギーに変換する「太陽電池セル」の葛城工場(奈良県葛城市)を3月から約2割増強するほか、富山市に原料シリコンを再利用するための工場を建設し、今月から生産を開始する。総投資額は約80億円。太陽電池メーカー大手が自らシリコン生産に携わるのは同社が初とみられる。

  これだけでは分かり難いのでシャープのニュースリリースより

  2007112日 シャープ 葛城工場の太陽電池セルの生産ラインを増強

  太陽電池の年間生産能力を世界最大の710MWに拡大 シャープ 葛城工場の太陽電池セルの生産ラインを増強

  シャープは、国内外の旺盛な需要に対応するため、葛城工場(奈良県)の太陽電池セルの生産能力を20073月より、年産110MW(メガワット)増強します。

これにより、葛城工場の太陽電池セルの年間生産能力は、世界最大の710MWとなります。

太陽電池市場は、地球環境問題に端を発した新エネルギーへの期待が高まる中、特に欧州では、ドイツで成功を見た電力買い取り制度をイタリア、スペイン、さらにはフランス等、欧州の主要国がスタートさせたことで、産業用・電力用を中心に需要が急激に拡大しております。・・・以下略

  2007112日 シャープ ソーラーシステム事業本部 富山事業所を新たに開設

  シャープは、世界的な太陽電池の需要拡大にともなう原材料の安定確保のために20071月より、新たにソーラーシステム事業本部 富山事業所を開設し、太陽電池用シリコンの生産を開始します。・・・中略

  当社では、太陽電池の高まる需要に対応するため、部材メーカー等との連携をさらに深めるとともに、原材料からウェハ、セル、モジュールの一貫生産体制の確立により、太陽電池の世界シェアNo.1企業として、一層の事業拡大を図ってまいります。・・・以下略

  凄いですね年末に100MWの増強をしたところなのに年が開けると直ぐにもう110MWの増強です。余程ドイツを中心とした欧州の需要の拡大が大きいのでしょうね。
  そして、シリコンの生産までに手を出すとは、シャープもいよいよ太陽電池に本気になってきたと言うことでしょうか。
  年間生産量が約1000トンだそうです。これは
第2505回で取り上げたトクヤマの生産量に次ぐ量ですからかなり多いのじゃないでしょうか。シャープの全量を賄えるのでしょうか。A

  それにしても第2667回でも取り上げたように日本のメーカーがこぞって欧米の需要に対応して増産しているのに日本政府は何の動きもないようです。

諦めるしかないのか!

2007116日火曜日  第2676回  暖冬

  11月末から12月一杯と最悪の発電量でしたが年が明けてからは例年並に落ち着いてきと思っていたら、9日以後は一転して2桁の発電量を記録し9日と14日は20kwhを記録しました。
  12月の最悪期でも寒さは去年に比べると暖冬気味だったのがこのとろの暖かさは春を思わせます。梅の花が早くも咲き出したとのニュースも流れています。この分で行くと、サクラの花が3月に終わるなんてことになるかもしれません。いよいよ温暖化が本当になってきたのでしょうか。
  
第2663回で温暖化の兆候かもしれない記事を取り上げた以後もそんな記事が増えています。

  NIKKEI NETより

  世界の気温、今年は最も暖かい?英気象庁予測

  【ロンドン4日共同】英気象庁は4日、2007年の世界の平均気温が1998年に記録した過去最高の14.52度を更新する可能性が高いとの予測を発表した。地球温暖化の進行と太平洋のエルニーニョ現象が主因としている。

 同庁によると、196190年の平均気温は14度で98年はこれを0.52度上回った。2007年はこれより0.02度高い14.54度になりそうだという。07年が98年に並ぶか、それよりも暖かくなる可能性は60%としている。

07年初めの数カ月間、エルニーニョ現象が継続し、その後、同現象による気温上昇効果が本格化すると説明している。

06年の英国の平均気温は9.7度で、記録が残っている1914年以降では最高だった。

  時事ドットコムより

  2007/01/07-12:14 22度と史上最高を記録=「真冬」のTシャツ姿−NY

 【ニューヨーク6日時事】1月なのに街ではTシャツ姿が目立つ−。真冬のはずの米東部のニューヨークでは6日、温度計がぐんぐん上昇し

、午後1時半すぎにマンハッタン島中心部のセントラルパークで22.2度を記録した。平年なら4度前後から氷点下1度が普通で、米メディアによると、この日の気温は同日としては観測史上最高。これまでは1950年の17.2度が最高だった。

 ニューヨークでは昨年11月と12月に一日も雪が降らなかったが、これも1877年以来129年ぶりの現象だった。

  2007/01/07-16:53 チベットでも記録的暖冬=中国

 【北京7日時事】新華社電が7日までに報じたところによると、中国西部の高山地帯・チベット自治区で過去数日間、記録的な暖冬となっている。東部チャムドでは5日に気温21.8度を記録、1996年の同じ日に観測された最高値を1.7度上回った。

 米北東部で記録的暖冬=桜が開花、Tシャツ姿も

16120分配信 時事通信

 【ニューヨーク5日時事】米北東部で記録的暖冬が続いている。例年は氷点下の冷え込みとなるニューヨーク市内では5日、気温が17度まで上昇し、4月中旬並みの陽気となった。エルニーニョ現象の影響とみられ、予報では本格的な冬の到来は今月後半になる見通しだ。

 市内各地では桜が開花しているほか、Tシャツ姿で歩く人も目に付く。コーヒーチェーンのスターバックスではフラペチーノなどの夏用ドリンクが売れている。

  FujiSankei Business i.より

  米の暖冬 経済に余波 冬物衣料の歳末商戦直撃 2007/1/13

  暖冬は年間の個人消費の2割を占めるといわれる2006年の歳末商戦で冬物衣料を直撃した。

 ロサンゼルス・タイムズによると、40社以上の大手小売りチェーンの06年12月の売り上げは前年比3・1%増と、05年12月の伸び率(3・6%)に及ばなかった。・・・以下略

  米の暖冬 経済に余波 暖房需要減、原油1バレル40ドル台も

 ・・・略

  ロイター通信によると、暖冬やOPEC(石油輸出国機構)に加盟していない産油国の増産、世界経済の成長鈍化によって、原油価格が07年中に40ドル台をつける可能性があるとの予想も出始めている。

  米の暖冬 経済に余波 レジャー産業は明暗

  米国各地で例年の平均気温を大幅に上回る暖冬が続いている。この影響で、原油価格が急落しているのをはじめ、冬物衣料の売れ行きが落ちるなど経済活動にもさまざまな影響が出ている。ビーチリゾートが賑わう一方、降雪に恵まれないスキー場もあり、レジャー産業は明暗を分けた。・・・以下略

 日本の暖冬や冬の嵐などは欧米と比べれば可愛いものかもしれません。それにしても、この暖冬が温暖化の所為でないと言い切れるでしょうか。

不気味です!

2007117日水曜日  第2677回  シュワルツェネッガー知事

  このところメーカーの増産計画ばかりが目に付く太陽電池ですが、その増産が日本で活かされないという日本の政府の無策が日本の将来を無くしそうです。それに比べて、欧米はいよいよ本気のようです。

  Greener Worldより

  あのテッド・ターナー氏が太陽電池ビジネス

  ・・・略

  ターナー氏がパートナーを組むのは、ニュージャージーのエネルギーサービスカンパニー、ドームテックグループのドームテックソーラーで、両者で太陽光発電システムの設置・販売会社DTソーラーを立ち上げた。米南西部で産業用、発電事業用太陽光発電システムを販売する計画だ。ドームテックソーラーはドイツのショットソーラーと提携しており、ここから太陽光発電モジュールの供給を受けると思われる。

 「太陽光発電のようなクリーンエネルギーを用いることは、正しい行動であると同時にばく大なビジネスチャンスをもたらす」とターナー氏。

 DTソーラーがとくに注目するのはカリフォルニアの市場だ。シュワルツェネッガー知事は気候変動対策に熱心で、今年13日には「カリフォルニアソーラー構想」を発表し、2017年までに3000MW300kW すみません、1/16 08:15まで30kWになっていました。訂正します)の太陽光発電システムを州内に設置することを表明した。

ターナー氏のソーラービジネスへの参入は、政策が投資を呼び込む好例である。このままでは、世界の太陽光発電市場における日本市場の相対的地位がだんだん低下していきそうだ。

 この「日本市場の相対的地位がだんだん低下していきそうだ」に激しく同意します。これほどに国の政策が大事であることが分かる例も少ないのじゃないでしょうか。日本の政治家や官僚は何年か後の日本の惨状に責任を取ってくれるのでしょうか。
  それにしても、カリフォルニアの2017年までに300万kwと日本政府の2010年の
目標482kw(それも達成できる可能性は無さそう)とを比べてみたら、その余りの情けなさに絶望してしまいます。
  日本の政治家や官僚はシュワルツェネッガー知事一人にもかなわないのですから何をか況やです。

日本の太陽光発電は終わったのか!

2007118日木曜日  第2678回  太陽電池の値上

  去年に続いて太陽電池にとって状況は悪くなりそうです。シリコンの値段が又上がるそうです。何時もの太陽光発電システム見積工場ブログで見つけました。相変わらず情報が早いですね。

  太陽光発電システムはまた値上げされるのか?

 NIKKEI NETより

 多結晶シリコン、3年連続値上げ・07年の国際価格

 米ヘムロックトクヤマが生産し、半導体や太陽電池の原料となる多結晶シリコンの2007年の国際価格が3年連続で上昇した。半導体向けは前年比1520%上昇、1キロ当たり平均8085ドル前後になった。デジタル家電などの好調を受け需要が増えているため。今後交渉する日本向け価格も同水準になる見通しで、末端製品のコスト上昇要因になりそうだ。

 多結晶シリコンは主用途の半導体用ウエハー向けに加え、0304年ごろから太陽電池向けに需要が急拡大、世界的な品不足が続く。太陽電池向けは品質がやや低く価格は半導体向けよりも安い。今回は15%前後値上がりして平均6065ドル前後になった。

   少し古いですが、参考:シリコン不足で太陽光発電の拡大に懸念

  トクヤマ → 「多結晶シリコンのプラント増設について」(PDFファイル)

  トクヤマの増設も実際に動き出すのは2009年だそうですから当分間に合いそうもありません。
  
第2675回でも取り上げたようにシャープはシリコンの自社生産に乗り出しましたがコストダウンに繋がるのでしょうか。

  いずれにしても、この分では今年も太陽光発電システムとしての値下げは難しいでしょうね。それでなくても、市場では価格競争に陥って施工業者の取り分は殆ど無い状態になっているはずです。
  今年は欧米の市場拡大を横目にいよいよ日本の家庭用太陽光発電の市場は壊滅的な打撃を受けるような気がします。世界一の太陽電池生産国で太陽光発電の市場が縮小するなんて「しゃれ」にもなりませんね。

何とも、バカな政府です!

2007119日金曜日  第2679回  シリコン

  昨日や第2675回で取り上げたシャープのシリコン生産はどうやらトクヤマような原料からの生産とは違うようです。

  FujiSankei Business i. 2007/1/17より

  太陽電池、各社が増産 シャープ2割、三洋・京セラ2倍

  ・・・略

  増産は環境意識の高まりや、太陽光発電の売電制度が普及する欧州を中心に世界で需要が伸びていることが背景にある。

 シャープは3月、葛城工場(奈良県葛城市)の太陽電池セルの年産能力を約2割増強して710メガワットに引き上げる。昨年はシリコン不足で思うような増産に踏み切れなかったが、シリコンを自社生産する富山事業所(富山市)を1月から稼働させた。太陽電池メーカーがシリコン生産まで手がけるのは異例だ。

 同社はシリコンのインゴッド(塊)を購入し、太陽電池セルをつくっていたが、世界的に深刻なシリコン不足に見舞われている。このため、セルの製造過程で出るシリコンの切れ端やくずを回収して再利用できる技術を業界で初めて開発。富山事業所ではこの技術を使って、年間1000トンのシリコンを供給する。町田勝彦社長は「原材料メーカーの供給状況によっては、富山の拡大を考える」と話す。

葛城工場のセル年産能力を昨年11月に500メガワットから600メガワットに引き上げたばかりだが、シリコンを自社生産する“離れ業”で、さらなる増産のメドがついた。総投資額は80億円。・・・以下略

  シリコンの切れ端やくずを回収して再利用するということですから原料からの製造とは違うようです。それでも1000トンも製造できるとは、それだけ切れ端やくずが余っていたということでしょうか。
  いずれにしても日本のメーカーは世界の需要に答えようと増産に必死のようです。しかしながら、その貢献に素直に喜べないのは私だけでしょうか。
  日本の市場も世界と同じように需要が伸びているのなら素直に歓迎するのですが、残念でしかたありません。それにしても、日本のメーカーもこの現状に対して何の疑問も感じないのでしょうか。それとも儲けることができれば日本がどうなろうとかまわないということなのでしょうか。

どこかおかしい!

2007120日土曜日  第2680回  球状シリコン

  第1088話第2012回で新しい太陽電池として期待を込めて取り上げたクリーンベンチャー21の球状シリコン太陽電池に動きがあったようです。

  日刊工業新聞ビジネスラインより

  CV21とフジプレアム、球状シリコン太陽電池でカナダ社と相互供与

  東大阪】クリーンベンチャー21(CV21、京都市南区、室園幹夫社長、075・692・3211)とフジプレアムは、3月末にカナダの太陽電池メーカーであるフォトワットテクノロジー(オンタリオ州)と球状シリコン太陽電池に関する技術についてクロスライセンス契約を結ぶ。技術の相互補完でこの太陽電池を世界市場に投入するのが狙い。CV21は販売を担当するフジプレアムの新工場内に量産設備を設ける。

 今回の契約は、集光型球状シリコン太陽電池の商品化で3社が合意。3月末の正式契約を受けて協業体制を構築する。

具体的には、フォトワットが直径1ミリメートルの球状シリコンをCV21に供給し、CV21は独自技術をもとに太陽電池セルを製造。フジプレアムはそのセルを使ってモジュール化して販売する。

  参照:フジプレアム

 長く動きがなかったのでもう駄目なのかと思っていましたが、動いているんですね。何とか実現して欲しいものです。
ホンダ昭和シェルの非シリコン系薄膜型は今年から販売開始されるようですがまだまだ数量的には微々たるもので価格の低下に貢献するのは難しそうです。それだけに新しい技術によるブレイクスルーを期待しているのですがそう甘くはないようですね。
  しかし、日本の政府がボケているだけに民間による価格破壊を期待するしか日本の太陽光発電の将来は無いような気がします。

何とか実現して欲しい!

2007121日日曜日  第2681回  水中毒

  第2328回で書いたように創生水を毎日飲み続けて一年がたちました。最近は朝食の時に3g位を飲んでいますが相変わらず便通が少し良くなったかなと思えるくらいで取り立てて体に不調をきたすこともなく、かといって快調とも言えない状態です。マアもう少し続けてみようかなと思っています。
  しかしながら、3gというのは飲みなれたとは言え結構きついものはあります。大振りのコップで10杯ほどになるのですが最後の1,2杯はもう止めようかなと思うことも度々です。余り飲み過ぎは却って体に悪いとも聞くのでどうかなと思うこともありますが何となく続けているというところです。

  ところが、いやな記事を見てしまいました。

  nikkansports.comより

  大飲み大会参加の28歳母が「水」中毒死

  ・・・略

  大会は、参加者に15分ごとに水8オンス(約226ミリリットル)入りのペットボトルを手渡し、飲み干させていた。トイレに行けないため、1リットルを超えた1時間15分後くらいから、尿意を訴える参加者が続出。しかし、ストレンジさんは脱落せず、5時間後、計8リットルに達した時点でようやくギブアップした。

遺体を解剖したエド・スミス州検視官は「水中毒の症状がみられた」と発表した。・・・中略

東京女子医大の秋葉隆教授(血液浄化療法)は、水中毒は日本でもある症例だとした上で「水を多量に摂取して血液が薄くなったのではないか。頭痛は脳がむくむ脳浮腫になっていたと思われる。女性の腎臓が機能不全になるような疾患があった可能性もある」と話す。・・・以下略

 これは驚きましたが、5時間で8リットルもきついが、それ以上にトイレに行けないのがきつそうです。アメリカは変な事やりますね。
  それにしてもやはり過ぎたるは及ばざるが如しでしょうか。何事も無理はいけないようです。私も、無理しないようにしましょう。

水もあなどれない!

2007122日月曜日  第2682回  バイオエタノール

  第2677回で取り上げたシュワルツェネッガー知事が又しても環境問題に取り組んでいます。

  FujiSankei Business i.より

  ガソリン比率を削減 加州知事、義務化へ行政命令 2007/1/20

  米カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事は18日行政命令に署名し、乗用車燃料に占めるガソリンなど化石燃料の比率を2020年までに10%以上削減することを義務付ける規則の策定を指示した。このような規則は世界初という。

 ガソリン比率を削減し、エタノール混合燃料や燃料電池など、環境負荷が小さい代替燃料の普及を促すのが狙い。同知事は、排ガスによる環境汚染や外国産原油への依存の危険性を指摘した上で「いかにクリーンな未来を確保するか、加州が先例を示し続ける」と意気込みを語った。

 自動車用燃料に占めるガソリン比率を10%削減すると、州内の代替燃料市場は3倍以上に膨らむとともに、技術開発が促進され、雇用創出にもつながると期待している。

 カリフォルニア州は06年、地球温暖化につながる温室効果ガスの削減を義務付ける法律を全米で初めて制定。温室効果ガスの排出量を20年までに25%削減する目標を掲げている。

ガソリン比率削減を定める規則は、この目標達成に向けた具体策の一つ。 (シリコンバレー 時事)

 シュワちゃん頑張ってますね。もしかして大統領も狙っているのでしょうか。それにしても、このところバイオエタノールの話題が多いですね。

  同じくFujiSankei Business i.より

  エタノールブームでトウモロコシ高騰、養豚農家が悲鳴 2007/1/16

  代替燃料として注目を集めているエタノールの増産ブームに養豚農家が悲鳴を上げている。豚の飼料であるトウモロコシがエタノールの原料として使われるため価格が高騰、採算が合わなくなってきたからだ。

 さらに今年に入って穀物大手のカーギルは4工場を新設、年間1億ドルの増産を目指すことを明らかにした。

 これに加え、37州の知事で構成するエタノール振興知事協会は2010年までに年間120億ガロンのエタノールを企業に消費させることを議会に求めた。 ・・・中略

  アイオワ州の養豚業界は過去3年間、毎月、利益を計上してきた。だが、業界アナリストは「トウモロコシ価格の高騰でこの冬でそれは終わるだろう」とみている。

 アイオワ州立大のジョン・ローレンス経済学教授は「養豚業界が行き詰まれば、豚肉の供給が細り、価格も上って消費者に跳ね返るだろう」と懸念している。(ワシントン フィリップ・ブレイシャー)(USA TODAY)

 食糧や飼料を使うのは勿体無いですね。日本でそれに答える技術が動き出したそうです。

  同じくFujiSankei Business i.より

  木くずからエタノール バイオエタノール・ジャパン・関西、世界初の商業生 2007/1/15

  大手ゼネコンや商社など5社が共同設立したバイオエタノール・ジャパン・関西(大阪府堺市)は16日から、廃木材などを原料に、燃料用エタノールの生産に乗り出す。木質系バイオエタノールの商業生産は、世界で初めてという。

 生物資源からつくりだすバイオエタノールは、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の排出量を抑制できることから、世界的に注目が集まっている。日本でも、政府が推進する「バイオマス・ニッポン総合戦略」のなかで、自動車燃料などへのエタノール利用を重点施策に位置づけており、今後、着実に普及するものとみられている。・・・中略

 同社では建設廃木材、木くず、剪定(せんてい)枝などを原料にして、ガソリンに混合する燃料用エタノールを初年度約1400キロリットル製造する。これを手始めに生産能力の増強を図り、将来的には年間約4000キロリットルを製造する計画だ。・・・中略

 【用語解説】バイオエタノール

 トウモロコシやサトウキビ、廃木材などバイオマス資源を使って作り出したエチルアルコールのこと。原料を細かく砕き、発酵させてアルコールを抽出する。一般的には原料が確保しやすいトウモロコシなどが用いられる。

 バイオエタノールは、植物資源を使っているため燃料に混ぜて燃焼しても、この分は二酸化炭素を排出したことにはならない。地球温暖化防止に向け、自動車燃料として急速に普及すると見込まれ、日本では2010年度に50万キロリットル(原油換算)の導入を目指している。

 アメリカの量とは比べ物にならないようですが食糧を使うよりは良さそうです。しかし、用語解説にある植物資源を使っているから二酸化炭素を排出したことにならないというのはどうも私には納得が行かないものがあるのです。
  二酸化炭素は現実に排出されるのですからそれをなしとするのは誤魔化しとしか思えない私はおかしいのでしょうか。どうもこの考え方には裏がありそうな気がしてしょうががありません。
どう考えても、本当に二酸化炭素を出さずに発電できる太陽光発電の方が優れていると思うのです。そう思いませんか。

考え過ぎでしょうか!

2007123日火曜日  第2683回  交通事故死者数

  第2664回で例年の交通事故死を取り上げましたが、実はその後、我が香川の恥とも言える記事がありました。

  四国新聞より

  10万人当たり全国ワースト−県内交通事故死者 2007/01/03 09

  二〇〇六年の香川県内の交通事故死者数は九十六人となり、前年と比べた増加率、人口十万人当たり死者数ともに全国ワースト一位となったことが二日、香川県警交通部のまとめで分かった。飲酒運転やシートベルト非着用が絡んだ事故が目立ち、現在の統計方式で過去最少だった〇五年から一気に二十一人増加。同部は「安全意識の欠如が重大事故につながった」と分析している。・・・以下略

  人口十万人当たりのワースト1は5年ぶりだそうです。こんなものは返り咲かなくても良いのですが残念です。尤も、どこかの県が最下位になるのですから仕方ない。
  それにしても、この期に及んで飲酒運転絡みが多いとはどれだけ恥じても恥じ足りませんね。これぞ田舎の悪習の所以でしょうか。情けない限りです。

  そんな恥を香川県民全員が感じたのでしょうか。おもしろい記事がありました。

  21日、読売新聞香川版より

  交通死ゼロ最長19日間

  交通死亡事故が今年に入って19日まで「ゼロ」の日が続き、県内で年明けから過去最長の記録となった。・・・中略

  県警によると、これまで年明けから最も長く交通死亡事故がゼロだったのは1981年で18日まで。過去30年間で、5日までに死亡事故があったのはうち26年で8割超。一方、今年は16日現在でゼロが続くのは香川が全国唯一となった。・・・以下略

  こんな記事を取り上げたとたんに記録が途切れそうな気もしますが、願わくば一日も長く続いて欲しいものです。
  しかしながらこれも単なる偶然と思うのは私だけでしょうか。というのも私自身毎日の運転で事故が無いのはたまたまであって一つ間違えれば事故だっただろうというのは何度もあります。私の運転も安全運転とは言えませんが香川県人の運転はお世辞にも安全運転とは言えない酷さです。
  何と言っても、方向指示器を出さないで車線変更なんてことは当たり前、車線変更速度制限を守ろうと思っても直ぐに煽られるし、兎に角何があってもおかしくない無謀運転のオンパレードです。常に、自分の身は自分で守るしかありません。
  これは、制限速度を守ることが苦痛なほど隅々まで舗装道路が行き届いている日本一の舗装率も関係しているのじゃないでしょうか。

さて、何時まで続くか!

2007124日水曜日  第2684回  太陽光発電アンケート

  営業に回っていても太陽光発電に対する関心は大きいのですがコストの高さがどうしてもネックになっている感じがします。好景気で右肩上がりの時代であれば個人でもその程度の投資は思いつき易いのでしょうが、雇用の先行きが不安なこともあってある程度まとまった投資をすることに躊躇があるようです。
  果たして本音のところはどうなのかなと思っていたら面白いアンケートがありました。

  FujiSankei Business i.より

   太陽光発電は「地球に優しいけどコストネック」 2007/1/20 

  クリーンなエネルギーとして注目される太陽光(ソーラー)発電について、マイボイスコムがアンケートした。

 太陽光発電に対しては「導入コストが高い」「地球に優しい」というイメージがそれぞれ7割超に達した。地球温暖化防止に貢献できるメリットは分かっているものの、導入コストがネック、という認識が多いことがうかがえる。

 実際、導入済みの家庭は2.7%にとどまっており、導入意向も「分からない」という人が半数弱だった。

 そこで、太陽光発電に関する知識を聞いてみた。結果は、余剰電気を電力会社に買い取ってもらえることや、石油などと違って資源枯渇の恐れがないことが、それぞれ6割を超えている。だが、環境省の「ソーラー大作戦」や、日本が太陽光発電導入量でドイツに次いで2位であることなど、まだ知られていない情報も多いことが分かる。

調査は2006年12月1〜5日に実施。1万3726人から回答を得た。・・・以下略

 マイボイスコムをサーチしてみました。グラフはこちらを参照してください。

  マイボイスコム → 住宅・アメニティ → 太陽光(ソーラー)発電

 やはりトップは導入コストが高いですね。おおむねは特徴を理解されているようですが、中にはメンテナンスが大変とかモジュールの寿命が短いなどと全く反対のイメージをもたれている方もいるようです。まだまだ営業不足というところでしょうか。
  それにしても、やはりコストが問題です。この問題は単価が下がるまではドイツ方式で売電を高くすれば直ぐに解決するのですが日本政府はどうしてもやりそうも無いですね。

何とかならないものか!

2007125日木曜日  第2685回  黄砂

  早くも一月が終わりそうです。去年の12月の太陽光発電にとっての最悪な天気から今年は去年以上の発電日が続いています。しかしながら相変わらず抜けるような青空を見ることは殆ど無いように思えます。いつもどこか霞んだ様な空模様です。もうあのスカッと晴れた青空を見ることは出来ないのでしょうか。

  そんな思いに囚われている時に、第2055回第2244回第2381回等で何度も取り上げてきた黄砂についての記事を見つけました。

  Yahoo!ニュースより

  【中国】北京:早春から大規模黄砂が多発の可能性高まる 

  1221436分配信 サーチナ・中国情報局

 北京市環境保護局の史捍民局長は22日までに、今年は黄砂に見舞われる日数が多くなる見込みと述べた。降雪量が少ないためで、2006年の17回を上回る可能性がある。

 史局長によると、黄砂の発生を抑えるには年間で10数回の大規模な降雪があればよいが、この冬は各地で暖冬少雪が続いており、強い風が発生しがちな早春からは大規模な黄砂現象が発生する可能性が高い。

チベット自治区のラサ(拉薩)市では、通常3月に発生する大規模な黄砂現象が15日、16日、21日に発生。航空便が運休するなどの被害が出た。

 去年は第2381回によると日本では3月23日、24日に始めて見られています。まさか早くも日本に到達しているなんてことはないのでしょうか。
  それにしても、中国の砂漠化と暖冬で今年も多くなりそうな黄砂はこのままでは日本にも大きな被害をもたらすようになるかもしれません。春の風物詩なんてのんきなことを言っている場合じゃなさそうです。

不気味です!

2007126日金曜日  第2686回  RPS

  第2619回で取り上げた「RPS制度」の11〜14年度の新しい目標が決まらず延期されたようです。

  asahi.comより

  自然エネルギー 利用義務づけの新目標値、先送りへ 200701200748

 自然エネルギーの利用を電力会社に義務づける「RPS制度」で、経済産業省が新しい目標量を示すことになっていた22日の総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)が延期されることになった。コスト増を避けたい業界が目標の大幅引き上げに反対しているためで、締め切りの3月末を前に調整が難航している。・・・中略

  経産省幹部は「目標の現状維持では、自然エネルギー発電への参入意欲が損なわれる。設備メーカーの開発競争も生まれなくなる」と指摘。「しかも、省も業界も消極的だと見られてしまう」とも懸念する。引き上げへの業界の理解を得るために何らかの支援策も検討する意向だ。 ・・・中略

  業界の反対は、大幅な負担増の恐れがあるためだ。現行目標でも、業界全体の経常利益の1割にあたる約1000億円のコスト増が見込まれる。

 さらに、環境への悪影響が指摘される風力発電への反対運動が各地で起き、課題が浮上。「11年度以降にも自然エネルギーを増やせる見通しが立たない」(電力幹部)という。

電力業界には「小幅な引き上げはやむを得ない」(大手首脳)との声も出ている。ただ、東北や九州など管内に自然エネルギーの適地が多い会社と、そうでない会社の温度差もある。

 経産省もおかしいですね。欲ボケの電力会社経営者に負担を押し付けて国が補填することを避けようとするから決まらないのでしょう。

 いずれにしても何とも情けない奴らばかりですね。日本や地球の未来より自分たちの今の利益の方が大事なようです。こんな経営者や官僚が牛耳っている日本の未来には何の希望もなさそうです。

もう諦めますか!

2007127日土曜日  第2687回  シャープ

  第2675回で増産やシリコンの生産に乗り出したことを取り上げたシャープが今度は新製品を出すそうです。

  シャープ → ニュースリリースより

   変換効率を大幅に向上、2007年度から量産を開始 トリプル型薄膜太陽電池の量産技術の開発に成功

 シャープは、従来の2層構造(アモルファスシリコンと微結晶シリコン)をアモルファスシリコン(2)と微結晶シリコン(1)3層構造にすることで、セル変換効率を従来の11%から13%、モジュール変換効率を8.6%から10%に高めたトリプル型薄膜太陽電池の量産技術の開発に成功、5月より葛城工場(奈良県)にて生産を予定しています。

 アモルファスシリコンの2層化によって電圧が大きく高まり、さらに微結晶シリコンとの3層化によって光劣化(変換効率の低下)が少なくなることで、セル変換効率が13%、モジュール変換効率は10%と業界トップクラスの高変換効率を実現しました。

 一方、通常2層構造から3層構造にする場合設備の増加を伴いますが、新開発の薄膜太陽電池は、従来のタンデム型(2)と同一設備での生産が可能です。従って、多層化に伴う大型・高額な設備を用いず変換効率を上げることができ、ワット単価の低減も可能となりました。

加えて、このトリプル型薄膜太陽電池を建材一体型のシースルーモジュールやLED一体型モジュール“ルミウォール”に適用することで高出力化が可能となり、応用範囲の拡がりが大きく期待されます。・・・以下略

 シースルーはどうやら産業用を狙っているようです。これも日本より欧米を狙っているのかもしれません。
  それにしても、矢継ぎ早に手を打っていますが余程欧米での需要が増えているんでしょうね。日本の2006年度の設置はどのくらいになるのか興味深いものがあります。もしかしたら悪い悪いと思っているのは私だけだったりして・・・。

どうなんでしょう!

2007128日日曜日  第2688回  世界最大規模

  欧米の太陽光発電はどんどん動いているようです。

  Yahoo!ニュースより

   【英国】テスコ、商品にCO2排出量表示へ 122

  スーパー英最大手のテスコが環境負荷の低減に向け、大胆な方策を打ち出す。テリー・リーイ最高経営責任者(CEO)はすべての商品に二酸化炭素(CO2)排出量を明記する考えを明らかにした。実現すれば、世界初の試みとなる。・・・中略

  米で巨大な太陽電池パネ

 テスコは今回の投資の一環として、米カリフォルニア州に新設する物流センターの屋根に総面積約47,000平方メートルの太陽光発電パネルを組み込む。この種のシステムとしては、発電容量1,600キロワットを誇る米インターネット検索大手グーグルのカリフォルニア本部を抜いて世界最大規模となる見通しだ。

発注先は現地のソーラー・インテグレーテッド・テクノロジーズ。契約額は1,300万ドルに上る。

  参照:Tesco USA to get "World's Biggest" Solar Roof

 第2587回で取り上げたグーグルより規模が大きいとは驚きです。今度はシャープじゃ無かったようですね。

 受注したソーラー・インテグレーテッド・テクノロジーズというのは面白い製品を作っているようです。

 しなやかな技術研究会より

 SolarIntegrated社のフレキシブルな太陽電池

 ・・・略

 アメリカの太陽電池関連のサイトでたびたび話題になってきた太陽電池の話題です。SolarIntegrated社の”くるくる巻いてあるシートを伸ばすだけで太陽光発電所ができる”というBuilding integrated photovoltaic (BIPV) roofing という太陽電池シートでもよぶべき製品です。同社のサイトで、写真を見ることができます。・・・中略

 アモルファス、積層薄膜セルを採用し、まるで天幕地を扱うように施工できるようです。屋根や、テントなど、どんなところにも施工できるとのことです。防水屋さんの施工守備範囲にも入りそうな仕様です。

 変換効率を探したのですが、公開されていないようです。

 ただ、施工例が増えてきているようなので、一定の評価は得ているようなので実際に見てみたい太陽電池です。

 フレキシブルな太陽電池と施工性が魅力なこの工法、日本上陸はあるのでしょうか?

 参照:Solar Integrated and BIPV

 昨日のシャープのシースルーやこのフレキシブルなど太陽電池もこうなってくるとどんなところにも設置できそうです。
  以前書いたように京都のお寺の屋根もこういった太陽電池なら設置できるかもしれません。国宝や重文などの屋根も設置できるとなると、日本中の屋根で太陽光発電を行うことも夢ではないかもしれません。

そうなって欲しい!

2007129日月曜日  第2689回  電気自動車

  第2671回のGMに続いてフォードも電気自動車を手がけるようです。いよいよ電気自動車の時代が近づいているのでしょうか。

  FujiSankei Business i.より

  米フォードが電気自動車 充電用の電池搭載 2007/1/25

  米自動車大手フォード・モーターは23日、ワシントン自動車ショーで、充電用の燃料電池を搭載した電気自動車(EV)「エッジ・ウイズ・ハイシリーズ・ドライブ」のコンセプト(試作)車を業界で初めて公開した。

 試作車は、家庭用電源で充電可能なリチウムイオン電池でモーターを動かし、40キロ走行できる。その後は燃料電池で発電した電気を使ってリチウムイオン電池を充電することで、計360キロの連続走行が可能になったとしている。最高時速は136キロ。

 また、燃料電池を取り外し、小型のディーゼルエンジンやガソリンエンジンを充電用の発電機として取り付けることもできるという。

充電用の小型エンジンを搭載したEVの試作車は今月初め、ゼネラル・モーターズ(GM)がデトロイトの北米国際自動車ショーに出展している。(ニューヨーク 時事)

GMのボルトと考え方は同じ様な感じです。さて、トヨタのハイブリッドに勝てるでしょうか。しかし、いずれにしても本当の電気自動車とは言えないのじゃないでしょうか。

 本当の電気自動車とはこういうものだというものがありました。

 D Styleより

 +D Style News イタリアンデザインの電気自動車「ジラソーレ」、発売

 オートイーブィジャパンは伊スタートラブの電気自動車「ジラソーレ」を発売する。1回の充電で120キロの走行が可能だ。

 オートイーブィジャパンは124日、伊スタートラブの2人乗り電気自動車「ジラソーレ」を125日より販売開始すると発表した。価格は2604000円(車両本体価格)。

 この「ジラソーレ」(イタリア語で「ひまわり」)はリチウムイオンバッテリーを電源に走る電気自動車。家庭用コンセントからの1回の充電(約6時間)で最長約120キロメートルを走行し、最高速度は時速65キロにものぼる。

 日本という国で快適に走るため、オリジナルのヨーロッパ仕様と比較すると新開発モーターの搭載やジオメトリー変更、ハンドル径の変更など、数十項目にも及ぶ改良が加えられている。新開発モーターは2人乗りでゼロから時速40キロメートルまでを約3.1秒で到達する加速性能を提供している。

 全長2345ミリというサイズながらも、アルミ合金製スペースフレームを搭載し、衝突安全性を確保したほか、緊急時には電力供給が停止する「不活性安全システム」も導入されている。全高は1510ミリ、全幅は1276ミリ。オプションでハッチバックやアルミホイールも用意される。

なお、電気自動車であるため「クリーンエネルギー自動車等導入補助事業」の対処となり、最大で77万円の補助金交付を受けることが可能になっている。

 +D Style News:電気で走る“ひまわり”、イタリアから上陸

 参照: ジラソーレ

 これは良いですね。軽よりも小さくて軽くて最高速度も65キロ。市街地はこれで十分でしょう。これで値段が100万を切れば良いのじゃないでしょうか。
  いよいよ私の理想とする電気自動車の時代がそこまで来ているのかも。

楽しみです!

2007130日火曜日  第2690回  RPS

  第2686回で取り上げた「RPS制度」延期された目標を経済産業省が提示するようです。

  NIKKEI NETより

  新エネルギー義務付け拡大・経産省方針、電力各社に

  経済産業省は26日、風力や太陽光など自然エネルギーを活用して生み出した新エネルギーについて、電力各社に義務づけている供給量を2014年度に160億キロワット時まで引き上げる方針を固めた。現行制度では10年度までに122億キロワット時を義務づけており、約3割の目標積み増しとなる。石油など化石燃料への依存を減らし、温暖化ガスの排出削減を後押しする。

29日の総合資源エネルギー調査会小委員会で電力業界などに提示する。

 これに対して電気業界は

 電事連会長「自然エネルギー拡大、それなりに協力」

  電気事業連合会(電事連)の勝俣恒久会長(東京電力社長)は26日の記者会見で、風力や太陽光など自然エネルギーで発電した電力の供給を電力会社に義務づける数値目標の引き上げについて「それなりに協力していきたい」と前向きに対応する姿勢を示した。

 電力会社は2010年度までに供給電力の1.35%を自然エネルギー由来とするよう義務づけられている。経済産業省は今月29日の総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)で、11年度以降の新しい目標量を示す予定だ。

 勝俣会長は従来、「既存目標も相当努力しないと無理」と引き上げ反対を明言。背景には自然エネルギーの利用拡大を電力会社だけに負わせる政府への反発もあった。

 会見で勝俣会長は「経産省も国民全体で取り組むというニュアンスを出してくれると受け止めている」と強調。「(義務量拡大を)否定するばかりでは能がない」と、政策支援などを前提に電力業界として一段の努力をする考えを表明した。

  少し歩み寄ると言う事のようですが、余りにもふざけた数字としか言えません。本当にどっちもどっちです。経産省も電力会社も日本や地球の未来はどうでも良いのでしょう。
  
第2610回で取り上げた、「ドイツ、フランス、英国の各国の2010年再生可能エネルギー電力割合目標値は、それぞれ、12.5%、21%、10%となっている」と比べてもその意欲の無さが際立っています。

恥ずかしくないのか!

2007131日水曜日  第2691回  電気自動車

  第2689回で取り上げた電気自動車は大きさや軽さスピードなどは値段と走行距離を除けば未来のクルマとして十分使用に耐えるのじゃないかと思います。しかし、何か一つ足りないものがあります。そうです太陽電池が付いていないのです。
  ところが、既にそんなクルマがあるようです。

  Venturi より

Ecletic 燃料的に独立した第一番目の車両 → フォトギャラリー

Astrolab 太陽電気ハイブリッド → フォトギャラリー

  参照:ベンチュリ WiMAX フェティッシュ---電気スーパーカー 20051113

   戦績:ベンチュリー・ラルース   

  F1にも参戦していたことのあるモナコの会社のようです。世界にはこんな車を造っている会社もあるんですね。ヨーロッパの国は遊び心があるのでしょうか。

  それにして、このEcletic第2689回の「ジラソーレ」と考え方が良く似ていますね。ジラソーレに太陽電池を付ければ十分通用しそうです。
  これからのクルマはこうあるべきという良い見本じゃないでしょうか。さて、何年後にこうしたクルマが今のエンジン車に取って代わることになるのでしょうか。それとも、人類は滅亡に向かうのでしょうか。

未来を見てみたい!

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