団塊の世代の部屋(97)

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200781日水曜日  第2873回  予測はずれ

 今度の選挙は私の期待に反してマスコミの思い通りの結果になったようです。私が、第2855回で押した極右評論の瀬戸弘幸さんは残念ながら惨敗でした。ブログのコメントなどからもう少し得票が伸びあわよくば当選もあるかと期待していたのですが私の考えが甘かったようです。ネットの盛り上がりは実際の得票にはまだまだ結びつかないのでしょうか。
  それにしても、わが日本、こんなにマスコミに踊らされて何処へ行くのでしょう。私の心配が杞憂であれば良いのですが。

  私の予測の反対と言えば、トヨタが相変わらず快調です。

  FujiSankei Business i.より

  「トヨタ」ブランド6位浮上 米誌が番付  2007/7/29  

米誌ビジネス・ウィーク(電子版)が27日公表した今年の世界ブランド番付によると、トヨタ自動車の「トヨタ」が昨年の7位から6位に順位を上げた。首位は7年連続でコカ・コーラ。2位にマイクロソフト、3位にIBM、4位にゼネラル・エレクトリック(GE)が入るなど、米国勢が上位を独占した。

 同誌は「トヨタ」のブランド価値を前年比15%増の321億ドル(約3兆8100億円)と推計。品質をめぐる問題が全般に増加傾向にあるものの、「信頼性とハイブリッド車の戦略はライバル各社を引き離している」と評価した。トヨタの高級車ブランド「レクサス」も92位(昨年同一順位)にランクインした。

 日本勢ではこのほか、19位(同)にホンダ、25位(昨年26位)にソニーなどが入った。(ニューヨーク 時事)

  他にも

  時事ドットコムより

  「プリウス」が販売首位=ガソリン高で人気上昇−米加州北部

  【シリコンバレー23日時事】米カリフォルニア州北部サンフランシスコ・シリコンバレー地域で、今年に入ってからの車種別販売でトヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」が首位に浮上した。割高なハイブリッド車が大衆的なガソリン車を抑えて1位に輝くのは異例。ガソリン高を受け、米国人にも燃費重視の姿勢が強まっているようだ。

 サンノゼ・マーキュリー紙が23日までに報じた調査結果によると、2007年のプリウス販売は前年同期比65%増の6268台で、地域の新車販売で5%のシェアを獲得。車種別で昨年の5位から、トヨタ「カローラ」やホンダ「シビック」などをごぼう抜きし、トップに躍り出た。

  世の中は私の思いとは逆に動いているようです。私が変わり者なのか、それとも世の中がおかしいのか。なんて、ぼやいてみても何にもなりません。
  しかしながら、民主党の圧勝も、トヨタの一人勝ちも競争相手が大したこと無いという相対的な優位でしかないと思うのは私の負け惜しみでしょうか。
  こうなると、政治の世界も経済も日本の国はどうなるのかその結果を是非見届けたいものです。

何年先まで生きればいいのだろう!

200782日木曜日  第2874回  可愛気

  経営者や上司に向かって結構言いたい事を言って来た私の人生に何が足らなかったのかを悟らせてくれる記事がありました。

 読売新聞 7月31日付 編集手帳より

 ・・・略

 評論家の谷沢永一さんは、人の性格のうち「可愛気(かわいげ)」にまさる長所はないと言う。「才能も智恵も努力も業績も身持ちも忠誠も、すべてを引っくるめたところで、ただ可愛気があるという奴(やつ)には叶(かな)わない」と(新潮社「人間通」)

 ムキになる姿もどこか憎めなかった小泉氏の、余人にまねのできない長所は可愛気だろう。谷沢さんによれば可愛気とは天性のもので、乏しい人は一段下の長所「律義」を目指せばいいという。律義なら努力によって手に入る、と・・・以下略

そう言われてみればそうかもしれません。私には「可愛気」なんてものは欠片も無かったでしょう。確かに、少々仕事は出来るがくそ真面目で偏屈でかわいげのない者よりどこか愛嬌があって憎めない者の方が少し仕事は劣っていても誰だって可愛いのじゃないでしょうか。特に、上司ともなると大抵の人間は正論を吐いて反論してくるものより素直に指図に従う者の方が使い易いし可愛いものでしょう。それが証拠に、トップになるとほとんどの人がイエスマンばかりを集めて自分への直言は聞かなくなるのですから。尤も、この分ではトップにも「可愛気」のある人間の方が多そうですが。

 まぁ、今更性格も変わりそうも無いので、せめて努力によって手に入ると言う「律儀」の方を実践するしかなさそうですが、これが又、いい加減な性格ときているから無理そうです。所詮、我が身には縁のない世界だったのかも。

いさぎよく、あきらめますか!

200783日金曜日  第2875回  プリンターで太陽電池

  太陽光発電も政府の政策が間抜けている限り、パネルの価格が大幅に安くならないと爆発的な広がりは期待できそうもありません。

  何か画期的な技術が開発されるとか原料コストが大幅に下がるとかしないかぎり望みはなさそうです。これまでも、いろんな技術が発表されましたが、未だに大幅なコストダウンを達成したと言う話はありません。所詮は夢なのでしょうか。

 今までと違って現実のものとなるのでしょうか、そんな新しい技術が発表されています。

 livedoorニュースより

 「プリンターで自作可能」ナノテク太陽電池

  …略

 ニュージャージー工科大学の研究者たちが、柔軟なプラスチック板に塗布または印刷が可能な低コストの太陽電池を開発したのだ。

 製造工程が非常に簡単なため、将来的には家庭用の安価なインクジェット・プリンターで自前の太陽電池を印刷できるようになるかもしれないと、研究者たちは述べている。それが本当なら、印刷した太陽電池を自宅の屋根に並べるだけで、自家発電が可能になるのだ。

 この研究は『ポリマーバルクへテロ接合型光電池のためのフラーレン単層カーボン・ナノチューブ複合体』と題した論文にまとめられ、英国王立化学協会が発行する『Journal of Materials Chemistry』誌の2007621日号の巻頭を飾った。

 従来の太陽電池が高純度シリコンを材料とするのに対し、この太陽電池は、有機化合物のカーボン・ナノチューブとカーボン・フラーレン(別名バッキーボール)を材料としている。

 仕組みはこうだ。ナノチューブとバッキーボールを、互いを補完するような構造に配列する。光子(光の素粒子)がこの素材にぶつかると、電子が発生し、バッキーボールに捕えられる。

 ナノチューブは配線と同じように働き、電子を取り出すため、バッキーボールはさらに電子を捕えることが可能になる。こうして生じる電子をすべて集めると、家庭用の電力が得られるというわけだ。

 もちろん、研究者らの願いは、この太陽電池が将来的にいたるところで利用されるようになることだ。今回の論文の筆頭執筆者であるSomenath Mitra教授は、ニュージャージー工科大学のプレスリリースの中でこう述べている。

 「この固有の組み合わせを有機太陽電池の製作に利用することで、塗布法による太陽電池の効率を高めることができる。この製法が、安価なエネルギーの選択肢の1つとして、いつか世界中の家庭で利用されるようになることを期待している」…以下略

 印刷と言えば第2753回で取り上げた大日本印刷を思い出します。原理自体は全く違うようです。
 理論は読んでもちんぷんかんぷんですが、自前のプリンターで太陽電池が作れるなんて楽しそうですね。太陽電池専用インクとでも言うのでしょうか、それが安く出来れば、どんどん印刷して日の当たるところは全てこれを取り付けたいものです。

 こうした今までに発表された画期的と思われる技術の一つでも本物になって世界中のエネルギーを太陽光発電で賄える時代は来るのでしょうか。

来て欲しい!

200784日土曜日  第2876回  イチロー選手

  第2847回でオールスター前に打率トップに躍り出たイチロー選手を取り上げましたが、オールスターでのランニングホームランを含む三安打でMVPを取ったものの、後半戦は打率を落として2位に低迷していました。しかし、相手のオルドネス選手がここに来て急激に打率を落として、やっと同率首位に並びました。
 なんとか、8月に月間50本安打を達成して一気に200本と首位打者を決定的にしてもらいたいなんて欲張った期待をしています。

  しかし、後半の不振の中にも1500本安打の達成などがありましたが、そんなことでは満足していないようです。この気持ちがある限り彼の活躍は期待できそうです。

  SANSPO.COMより

  イチロー、1500安打達成も歴代3位スピードに「腹が立つ」

  …略

  それでも記録のスピードを知ると、不満を口にした。

 「やっぱり一番ではないのに腹が立つ」

 1060試合での達成は1900年以降では、アル・シモンズ(1040試合)、ジョージ・シスラー(1048試合)に続いて歴代3位のスピード記録。通算4191安打を放った“球聖”タイ・カッブの1070試合を10試合も上回る。ここ50年間ではウェード・ボッグス(レッドソックスなど)の1115試合を抜いて最速だ。

 ただ、半世紀以上も前の選手と比べられることに話が及ぶと「それが事実がどうか分からないから、比べられるかどうか分からないけど、5年ぐらい前の選手と比べられるよりは気持ちがいい」。到達スピードもさることながら、比較される4人すべてが野球殿堂入りしていることが、何よりもイチローの記録のすごさを物語る。…以下略

  この気持ちで2000本安打は最速を期待したいものです。その気力は十分ありそうです。

  1日、読売新聞より

  理想どおりじゃない

  イチローが今季150安打に到達した。…中略 104試合目での150安打は、シーズン230本を超えるペースだが、イチローは不満そうに「理想のペースではない。100試合で150本が理想だから」と話した。

  彼の目指すところを始めて聞いた気がします。一試合1.5本安打ということですから160試合で240本です。もっと打っていそうな気がしますが、それだけ一試合複数安打が難しいと言うことですね。道理で連続試合安打も難しいはずです。
  よく考えてみたら何とも凄い目標なんですね。それにしても、この気持ちを持ち続けてくれれば2000本への最速も夢ではなさそうです。

 ちなみにこの数字を上回っているのは大リーグ最初の2001年と2004年の262本安打の年です。参考:イチロー

恐れ入りました!

200785日日曜日  第2877回  更新ピンチ再び4

  第2872回で私はアンチウィルスソフトは初期の頃何度か酷い目に会っているので基本的には入れないと書きましたが、今回のAVG Anti-Virusでの成功に乗せられて、ついサブ機にも入れる気になってしまいました。

 ところが、やはりCPUK6-IIIでは非力だったようです。メイン機と同じようにインターネットからダウンロードしてインストールしたまでは良かったのですが、いざソフトでスキャンを始めて暫く経つと突然ブラックアウトです。

 たまたまのことだろうと再起動しようとするとピピピーの警告音です。この音はたしかビデオカードが上手く刺さっていないときに良く聴いたのでてっきりビデオカードがゆるんだ(古いので接触不良がよくあるのです)のだろうと気にもせず何時ものように刺し直して再起動。ところが警告音は鳴らなくなったものの何時もと違って立ち上がりません。ブートディスクを入れてくださいとの警告文がでます。

 バイオスの画面を見るとHDDが認識されていません。又しても、HDDが壊れたのでしょうか。それともメイン機と同じく一晩置くとなんでもなく立ち上がるのでしょうか。しかし、どうもメイン機のときとは様子が違うようです。

  翌日、立ち上げてみましたが、やはり駄目でした。これはいよいよHDDがお亡くなりになったようです。さてどうするか。

 メイン機の予備のHDDに取り替えてやってみましたが、全く同じ症状で立ち上がりません。ということはHDDが原因ではなさそうです。それならと今度は、マザーボードのコイン型電池をはずしてもう一度取り付けてやってみました。

 何と、HDDが認識され無事に立ち上がりました。

 そこで、原因と思われるAVGをアンインストールして再起動をかけました。ところが、又しても、ピピピーの警告音です。全くわけが分かりませんが、取り敢えず、もう一度ビデオカードを刺し直して再起動。ところが今度はHDDも認識されているにもかかわらずブラック画面になってウンともスンとも反応なしです。セイフモードでも立ち上がりません。もう私の頭ではついていけません。

 そこでもう一度コイン電池をはずして取り付け再起動。やっと立ち上がりました。ということで、原因は良く分からずに又しても復活しました。やはり、AVGK6-IIIには荷が重すぎたと考えた方がよさそうです。

 当分はサブ機にはアンチウィルスソフトは入れないで置きます。

さて今度こそどうなるやら!

200786日月曜日  第2878回  ガッツポーズ

  第2869回でガッツポーズをとがめない相撲に違和感を覚えて、こんな事で大丈夫なのだろうかと書きましたが、こんなに早く大きな問題が起きるとは思ってもいませんでした。
  朝青龍の疲労骨折の診断書提出による地方巡業不参加の裏で、母国モンゴルでのサッカー参加に対する協会の2場所出場停止処分。
  朝青龍の疲労骨折が仮病かどうかの問題もありそうです。確かに、朝青龍の行動には許されないところもありますが、それは、今までの彼の行動を苦々しく思いながらも厳しく指導することを怠ってきた協会や親方の責任も大きいのじゃないでしょうか。
  心技体を重んずる国技と言われる相撲というものを単なる格闘技の一つに貶めたのは儲けのために人気を重視したことにより厳しく指導できなかったことが原因と言えば言い過ぎでしょうか。

  今の大相撲をみていると、戦後の日本の教育問題とどこか重なるところがあるように思えます。戦後教育も子供達を厳しくしつける事を怠り、ゆとり教育なるもので勉強の質を落としてきた事により子供達の質を取り返しがつかないほどに荒廃させてしまった。

  相撲協会や親方達と戦後の我々団塊の世代の親達の弟子や子供に対する躾の甘さが現在をもたらしたことに間違いは無さそうです。
  ここは、朝青龍や子供達以上に協会や親方そして、社会や親の教育の方が急がれそうです。とは言っても、今更我々を教育してももう遅すぎでしょうね。
  何年かかるかは分かりませんが、地道に原点に戻ることをやっていくしかないのじゃないでしょうか。

果たして、戻れるか!

200787日火曜日  第2879回  ノーネクタイ

  第2843回で未だに定着しないノーネクタイにがっかりしていると書きましたが、やはり定着率は悪そうです。面白い調査結果がありました。

  FujiSankei Business i.より

  クールビズ5人に4人賛同、実践には少々クール…  2007/8/3  

 地球温暖化防止活動の一環として政府が夏季の軽装や冷房の28度設定を呼び掛けている「クールビズ」について、賛同する人が8割を上回ることが、内閣府が2日公表した世論調査結果で分かった。しかし、職場などで実践している人は半数にも達しておらず、十分には定着していない実態が浮き彫りになった。

 調査対象は全国の成人男女3000人。6月21日から7月1日にかけて面接方式で行い、回答率は58・9%。

 クールビズについて「内容まで詳しく知っている」が54・0%、「聞いたことはある」が37・1%で、合わせると91・2%。運動が始まった当初の2005年7月の調査では「知っている」は76・6%で、この2年で認知度は14・6ポイント上昇した。

 賛否に関しても「非常に賛同」45・2%、「ある程度賛同」38・3%となり、支持派は83・5%に達した。

 一方、ノーネクタイなどの軽装を実践しているかどうかを尋ねたところ、「している」は46・6%。勤め先のオフィスなどの設定温度が「28度」または「28度より高い」と答えた人も、計35・0%にとどまった。政府は、今後の取り組みについて「映画館や銀行など冷房の利きが強いとされる商業施設に理解を求めていきたい」(環境省国民生活対策室)としている。

 大半の人は心の中ではノーネクタイに賛成だが実際には色々としがらみがあって実行には踏み切れないというところでしょうか。それにしても、まだ半分以上がノーネクタイの恩恵に与っていないんですね。やはり日本の国は変わりにくいですね。早く残りの半分の人もノーネクタイにさせてあげたいものです。それには、やはり、いつも言っているようにトップから変わらないと無理でしょうね。

 マスコミも地方局のアナウンサーの中にはノーネクタイも見受けられるようですがNHKを始めとしてキー局のニュースキャスターは相変わらずネクタイをしたままです。本当に何を考えているのか。

 幸い、私は、今度の職場もノーネクタイと恵まれた環境で快適な夏を過させて頂いています。もう3年位はノーネクタイなのでもう2度とネクタイはしたくないですね。幸い、今の職場は冬もノーネクタイOKですので冠婚葬祭以外ではもうネクタイをすることは無いかもしれません。

ありがたいことです!

200788日水曜日  第2880回  我が家の水道代

  今年の水不足も台風4号の雨で早明浦ダムの貯水量は100%になり危機は去りました。それどころか5号台風の雨もあり未だに100%の貯水量を確保しています。お陰で、この夏の水は心配ないようです。
  さて、
第2818回で大幅な節約実績が出て喜んだ我が家の水道代、それが定着するかどうかが問題です。

19年3期分の検針票が来ました。

  平成19年3期分 平成19年6月6日〜平成19年8月6日 

  水道使用量    52立方メートル

  水道料金等    8,694円     約167円/立方メートル

  下水道使用量金等  7,476円    約144円/立方メートル

   合計          16,170円   約311.0円/立方メートル

  前年同期水量         72立方メートル

  

    平成18年3期分 平成18年6月〜平成18年8月5日

  水道使用量         72立方メートル

  水道料金等      12,810円      約178円/立方メートル

  下水道使用料金等  11,214円     155.75円/立方メートル

   合計          24,024円     約333.7円/立方メートル

  前年同期水量         88立方メートル

   前期に比べて1立方メートル、367円の節約。殆ど変化なしです。50立方メートル位で定着したのかもしれません。

  去年と比べると20立方メートル、7,854円の節約です。本来なら芝生の水遣りでもう少し使っているところですが、7月の梅雨が長引いたこともあって余り水遣りの必要が無かったのです。その影響は7月の太陽光発電の発電量に出ています。7月としては過去3年間で最低の486KWhでした。どちらも上手く行くなんてことは難しそうです。
  しかし、水不足が解消されたのですから文句を言ってはいけないでしょう。しかし、8月の天候がどうなるかそれによっては水遣りも必要になってきそうです。本当は、昼間はカンカン照りで夜に雨が降るなんてのが最高なんですが。

欲張りすぎですね!

200789日木曜日  第2881回  サマータイム

  第2843回で取り上げたノーネクタイ話題の次は同じく第2844回で取り上げたサマータイムの話題です。

 Yahoo!ニュースより

 <サマータイム>日本経団連や大手銀行で試行始める 81

 夏本番の8月。長い昼間の時間を有効に使おうと、日本経団連や大手銀行では1日からサマータイムの試行を始めた。

 午前9時半からの勤務時間を1時間繰り上げる「エコワーク月間」を始めた日本経団連事務局(東京都千代田区)では、午前7時半ごろから職員がポツリポツリと出勤。正面口は8時半開門のため、警備員が待機する通用口からビルに。中堅の男性社員は「初日のため、通勤の都合がわからず早めに起きた人が多かったのでは。朝早いとさわやかで気持ちがいい」と、ちょっと眠たそう。

 また、みずほフィナンシャルグループ(FG)も勤務時間を40分繰り上げ。大手銀行では初の試みで本社の約300人だけが対象だが、経団連副会長を務める前田晃伸社長は「理屈を言うよりやってみる価値はある」。 一足早く導入した北海道では札幌商工会議所が7月2日から勤務時間を1時間早めた。北洋、札幌両銀行も同月末まで、本店営業部でのみ導入した。道庁や札幌市役所も希望する職員にはサマータイムを認めている。

 今年は政府の経済財政運営の基本となる「骨太の方針2007」に省エネ対策などとして「サマータイムの早期実施を検討」と盛り込まれたこともあり、財界はおおむね積極的だ。経団連の御手洗冨士夫会長は「事務局の試行で基礎データがとれる。来年以降の本格導入に向けて大変意義があると思う」と期待する。…以下略

 経団連は着々とサマータイムの導入を進めていますね。これ以上日本国民から搾取してどうするつもりなんでしょう。

 しかし、何故時計を早めることにこだわるのでしょうか。始業時間を1時間早めるだけで良いのじゃないでしょうか。時計を早めることに何か意味があるのでしょうか。そこのところが良くわかりません。9時出勤が8時出勤になるだけで何の問題もないのじゃないでしょうか。不思議です。それとも、私の理解が間違っているのでしょうか。実際には時計を早めることはないのでしょうか。

 まぁ、そんなことよりサービス残業が増えるだけになりそうな日本には絶対に採用して欲しくないですね。経団連のえらいさん達はこれ以上国民をいじめてでももっと儲けたいのでしょうか。
  それでなくても人材派遣大手のフルキャストやグッドウイルのような企業を野放しにして、派遣や
第2746回で取り上げた請負で国民から搾取しているのにこれ以上弱者をいじめるのはやめてもらいたいものです。ますます二極化が酷くなりそうな気がします。

いい加減にしろ!

2007810日金曜日  第2882回  更新ピンチ再び5

  第2848回でコレガのルーターがインターネットが繋がらない原因だったことが分かったので、あれからはNTTのルーターから直接繋いでいます。やはり、直接だと何の問題も起こらず快適です。

 パソコンの故障と同時に不具合が出たのでまさかルーターまでもが悪いとは思っていなかったのです。

 しかし、ルーターが一つなくなるとNTTだけでは3台しか繋げないので、息子たちのパソコンを入れると最大6台が稼動する我が家では不便です。と言うことで息子がBUFFALOのスイッチングハブ(LSW-TX-8EP)を買ってきました。早速繋いで見ましたが、何の問題も無く快調に繋がっています。

 ところで、スイッチングハブに繋いで分かったのですが、どうしても上手くいかなくなっていたLANが繋がりました。そうです、何のことはないこれもコレガのルーターが原因だったようです。

 もしやと思って、ネットワークを見てみるとちゃんと他のパソコンを認識しているじゃないですか。やっぱりこれだったんだ。LANを繋げるためにいろいろと設定をいじったおかげで調子が悪くなったのもコレガ原因だったとなると、今回の一連の不具合も熱暴走だけじゃなくコレガ関係していたのかも。安さにつられてコレガ製品を沢山買ってきましたが今までは何一つ問題を起こすことは無かったので信頼していたのがいけなかったようです。

 その思い込みと、一年間無事に動いていたこともあってそれに思い及ばなかったのです。やはり、安定にどっぷりつかっていたのがいけなかったようです。

 これで取り敢えず、メイン、サブともに無事に動き、LANも繋がったので暫くは様子を見ようと思っています。

それにしても、油断でした!

2007811日土曜日  第2883回  薄膜太陽電池

    第2687回第2747回第2755回第2826回などで何度も取り上げてきましたが、原料のシリコン不足やコストダウンの為に、どうやら太陽電池は薄膜の方向に向かっているようです。

  88日 nikkei BPnetより

  薄膜太陽電池を使用した太陽光発電システムの市場は2015年に72億米ドルに

  米NanoMarkets, LCは,薄膜太陽電池を使用した太陽光発電システム(TFPVhin-film photovoltaics)の市場が,2015年には72億米ドルに達するとの見通しを発表した。現在の同市場の規模は,10億米ドルを上回る程度である。 NanoMarkets社によれば,TFPV市場は薄膜太陽電池が持つ長所によって牽引されているという。その長所は,コストが安いことや重さが軽いこと,電池を壁や屋根,窓などに組み込めること,などである。TFPVの需要拡大に対応するため,多くのメーカーは生産能力を引き上げつつあり,米First Solar, Inc.や富士電機,米Nanosolar, Inc.,三洋電機,米United Solar Ovonic, LLC.,英G24 INNOVATIONS, LIMITEDを含む数社は,生産量が100MW以上の工場を建設しようとしているとする。

  コストダウンには原料費を抑えることは当然ですから薄膜に進むのは当然なのでしょう。問題は効率ですが、こちらも第2755回のカネカのように徐々に上がってくるのでしょう。そうなれば、やはりコストの問題から言っても薄膜になるのは必然的なのでしょう。

 トップメーカーのシャープも第2687回で取り上げたように薄膜にも力を入れているようです。新しい工場も薄膜が主力になるようです。

 シャープニュースリリースより

 最先端の液晶パネル工場、太陽電池工場および関連企業工場を集結  シャープ「21世紀型コンビナート」を展開

  シャープは「環境先進企業」を目標に、省エネの“液晶”と創エネの“太陽電池”を事業の柱として取り組んでまいりました。そしてこの度、新たに大阪府堺市に最先端の液晶パネル工場と、薄膜太陽電池を量産する太陽電池工場を併設することを決定しました。

同じ敷地内に、関連するインフラ施設や部材・装置メーカーの工場を誘致し「21世紀型コンビナート」として展開してまいります。…以下略

  いずれにしても、早くコストダウンに成功して日本中と言わず世界中の屋根に太陽電池が乗る時代が来て欲しいものです。とは言いながら、もう日本の政府には期待することは止めました。多分、世界の屋根に太陽電池が当たり前の時代に日本はまだ与党と野党が年金問題なんてくらだないことで争っていることでしょう。日本の国も無くなっているかも。

無残ですね!

2007812日日曜日  第2884回  新エネルギーのイニシアチブ

  太陽光発電は日本を世界のエネルギー大国にする可能性があると期待していましたが、このところの日本政府の政策のなさにがっかりさせられています。

 その上、今回の選挙でのマスコミに踊らされて日本の国の将来を全く考えていないような民主党を選ぶ国民にもがっかりしました。政権をとるためには何でも反対の民主党が日本の将来を本気で考えているとは到底思えません。尤も、それは自民党もそれほど変わりそうも無いですが、自虐史観に捉えられている民主党よりはましと言うだけのことですが。

 昨日、もうそんな日本の政府は信用できないとあきらめの境地を書きましたが、同じようなことを感じている人も多いようです。

 日経エコロミーより

新エネルギーのイニシアチブをもう一度(07/08/03)

…略

そしてこの論文は、日本に勇気ある一歩を求める一文で締めくくられています。「今が日本の新エネルギーの使用量を劇的に増やす時です。今こそ日本の風力、太陽光、次世代地熱資源を利用するときです。日本は長い間、国内エネルギー資源が乏しい国だと思い込んできました。今こそ、その考えを見直して「日本は国内エネルギー資源が豊かな国だ」と言い始めることができます。さらに日本は世界一の製造国として、世界の新エネルギー、再生可能エネルギー発電装置を製造し、21世紀のサウジアラビアになることができます」。「世界が必要としている新たな経済原則によって世界を新エネルギーの未来に導けるのは、日本だけです。今がそのチャンスです。世界中の将来の世代が、この時期の大胆な東京イニシアチブを尊敬と感謝の念を持って振り返るようになるでしょう」。・・・中略

 これこそ私が常日頃ここで書いていることを見事に現してくれています。誰が考えても、こんなチャンスはありません。しかし、そんなチャンスを何の手を打つことも無くみすみす見逃してきたのです。

 そして13年が経ちました。先進国の新エネルギーのイニシアチブはどこがとっているのでしょう。

 EUは、加盟国平均で2010年にエネルギー全体の12%、電力の21%まで導入。拘束力のない欧州議会の目標は、エネルギー全体で20年に20%。アメリカは昨年できたエネルギー政策法で風力、太陽光、バイオマスを支援。2013年までに連邦政府の電力消費の7.5%を自然エネルギーに。日本は2010年までに1.35%の導入を義務化。エネルギー全体では2010年までに7%が目標。東京都は独自にエネルギー全体で2020年に20%の目標を設定。

 ……ちょっと悲しい気持ちになってしまいます。たった13年で、この違いです。シロウト目に見ても、日本の混乱がわかります。日本は自分たちの技術力を過信しすぎて、意見交換など人々のなかの政治力を培うことを怠ってきたので、今そのつけが回っているのかもしれません。イニシアチブが取れなかったことを嘆くより、一刻も早く、このエネルギー政策の「こんがらかり」を落ち着いて解かなくてはなりません。・・・以下略

 こんな折角のチャンスをみすみす見逃して、電力会社と結託して原子力の方を取ったと思われる政府は今回の柏崎刈羽原発の地震での被害をどう捉えるつもりなのでしょうか、もし今からでも太陽光発電に方向転換するのなら未だ希はありそうですが、どうでしょう。

 それにしても、これだけの千載一遇とも言えるチャンスをみすみす逃したその責任はだれが取ってくれるのでしょうか。

取るわけないか!

2007813日月曜日  第2885回  我が家の太陽光発電

  例月の我が家の太陽光発電、8月分は7月11日から8月9日までのデータです。実質30日分で先月よりも1日多くなっています。梅雨明け少し遅れましたが、それでも561KWhと先月の488KWhから73KWhの増加です。去年の611KWhと比べると50KWhの減少とこちらも思った程は減っていませんでした。

 6月までの雨不足による絶好調の発電量も、7月の梅雨と台風で前年割れとなりましたが、水不足で苦しめられるよりはよほどましと言うものです。感謝しなくちゃいけませんね。

 去年6月、買電・ 527(198,329)KWhで7,781円 1KWhの単価、約14.76円

 今年6月、買電・ 367(147,220)KWhで5,720円 1KWhの単価、約15.59円

 去年7月、買電・ 485(220,265)KWhで8,048円 1KWhの単価、約16.59円

 今年7月、買電・ 338(149,189)KWhで5,757円 1KWhの単価、約17.03円

 去年8月、買電・ 568(303,265)KWhで10,562円 1KWhの単価、約18.60円

 今年8月、買電・ 454(222,232)KWhで8,299円 1KWhの単価、約18.28円

 流石に先月より買電が大幅に増えています。が去年よりは114KWhの削減です。その分発電量50KWh減少にもかかわらず売電は34KWh増えています。節電の大切さが良く分かります。

  去年 6月、売電、371KWhで 8,873円  1KWh単価、約23.92円

  今年 6月、売電、600KWhで13,932円  1KWh単価、約23.22円

  去年 7月、売電、320KWhで 8,099円  1KWh単価、約25.31円

  今年 7月、売電、357KWhで 8,860円  1KWh単価、約24.82円

  去年 8月、売電、353KWhで 9,834円  1KWh単価、約27.86円

  今年 8月、売電、387KWhで10,781円  1KWh単価、約27.86円

 今年 6月、▲8,212円の支払い。去年電気代▲1,092円比、7,120円の節約。

 今年 7月、▲3,103円の支払い。去年電気代▲51円比、3,052円の節約。

 今年 8月、▲2,482円の支払い。去年電気代728円比、3,210円の節約。

 買電が114(81、33)KWh減って、売電が34KWhの増加でしたから先月と殆んど同じくらいの節電効果です。しかし、今月も先月同様去年よりは節電効果が出ていますので喜ぶべきでしょう。

  3年目が2か月終わったところですが、 去年の一年間の実質支払い7,012円、月585円弱を限りなく0に近づける目標は早くも数字は殆んど達成したと言ってもよさそうですが、これからの天候と節電でどう転ぶかは予断をゆるしません。しかしながら、絶好調のスタートを切ったことは間違いなさそうです。

さて来月は!

2007814日火曜日  第2886回  ネクタイ着用

  第2843回で民主党は安倍総理に逆らうようにネクタイ姿が多いような気がすると書きましたが、やはりというか、とんでもないことを言い出す者がその民主党から出てきました。

時事ドットコムより

08/09 「参院本会議ではネクタイ着用を」=クールビズに異論−議運委員長

 西岡武夫参院議院運営委員長は9日午前の理事会で、「次の国会からクールビズの申し合わせを廃棄し、本会議場、委員会室での議案審議に際してはネクタイ着用を義務化したい」と提案した。10日の同委理事会で改めて協議するが、突然の提案に各党は困惑しており、実現するかは不透明だ。

 西岡氏は提案理由について「制服を着用して国会見学する子どもがいるのに、議員がリラックスした格好をしているのはいかがなものか」と説明した。各党は「(国会内の)冷房を弱くしている中でネクタイ着用を義務付けるのはどうか」(自民党)、「参院の慣例にかかわる」(民主党)、「まとまるかどうか分からない」(公明党)と難色を示した。

 何ともバカな発言ですね。こんな奴がいるからノーネクタイが定着しないのじゃないでしょうか。ノーネクタイをことさらリラックスと取るその考え方が信じられません。そんなことを言う暇があったら子供の制服を省エネルックにすることでも考えたらどうでしょうか。その方が余程建設的な意見じゃないでしょうか。この程度の頭の人間が日本のお偉いさんにはまだまだいるのでしょうね。

 それにしても、こんなバカな議員がいるようじゃ、温暖化防止なんて進むわけ無いですね。 と、憤慨していたら、流石に国会議員もこんな馬鹿ばかりじゃないようです。

 同じく、時事ドットコムより

 08/10 ネクタイ着用を撤回=身内からも批判、西岡・参院議運委員長

 西岡武夫参院議院運営委員長(民主)は10日の同委理事会で、自ら提案した「本会議場、委員会室でのネクタイ着用義務化」を議題として取り上げなかった。次の協議日程も示さなかったため、提案を事実上撤回したとみられている。

 西岡氏は9日の理事会で、ネクタイ着用義務化を話し合うよう求めた。しかし、本会議場などでネクタイを外すクールビズは、参院でも広く浸透しており、各党理事が困惑。民主党からも「勝手なことをされては困る」との批判が出ており、西岡氏も提案を引っ込めざるを得なかったようだ。

 流石の民主党もこんなバカ発言にはあきれたようです。しかし、こんな議員は日本には要りません。こんな奴を復活させる国民も情けない。

本当に、腹が立つ!

2007815日水曜日  第2887回  電球型蛍光灯

  第2741回第2775回などで取り上げた白熱灯を日本でも転換を進めていると言う記事がありました。
  企業や官公庁などの事務所は殆んどが蛍光灯で、それを節約のために間引きで点灯したり、昼休みには消灯するなど節約に努めているところが多いし、我が家も白熱電球は一つもないので、何となく日本では白熱電球は余り使われていないようなイメージを持っていました。ところが、そうでもないようです。

  Yahoo!ニュースより

  白熱電球より電球型蛍光灯! 電気代節約、CO2削減にも 82156分配信 産経新聞

 照明器具などを手がける家電メーカーが、白熱電球から電球型蛍光灯への「転換」を進めている。電球型蛍光灯の消費電力は白熱電球の5分の1以下で、寿命は約10倍と長いため、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)の排出削減につながるからだ。・・・中略

  松下電器では6月から7月にかけて、天神祭を含め全国4都市で開かれる省エネキャンペーンなどに協賛し、計1万8000個の電球型蛍光灯を提供した。「家庭などへの普及のきっかけにしたい」と話す。

 一方、NECグループは9月末まで国内の従業員約11万人を対象にした「省エネ電球買い替えキャンペーン」を展開中。事業所や工場などの売店で電球型蛍光灯のコーナーを開設して買い替えを促している。1万個を買い替えれば、年間で358トンのCO2排出が削減されると試算し、同社は「まず従業員とその家族に環境意識を持ってもらいたい」と強調する。・・・中略

 ただ、抜群の省エネ効果があるにもかかわらず、電球型蛍光灯の普及がまだ進んでいない一因は、値段が高いことだ。

 1個100円程度の白熱電球に対し、電球型蛍光灯は1000円前後。家庭でまとめ買いする場合は支払う金額の差がさらに大きくなる。企業などでも、この点が普及の壁になっている。・・・中略

 10倍の長寿命は白熱電球10個分の価値があり、電気代が5分の1程度のため、家計にはむしろメリットがあるという。また、高齢者世帯にとっては天井などの電球を取り換える負担も小さくなる。・・・中略

 独特のムードや暖かみがある白熱電球は、インテリアを重視する人たちに好まれている。しかし、地球温暖化は消費者にも意識の改革を迫っている。

 白熱灯が未だにそんなに使われているとは想像もしていませんでした。それどころか、家電メーカーの従業員が未だ白熱電球を使っているというのも驚きです。もしかしたら、何か重大なデメリットでもあるのでしょうか。こうしてみると日本に白熱灯は殆んど無いと思っていたのは私の思い込みに過ぎなかったのかもしれません。

 そういえば、今の体育館に勤めだして、最初に意外に思ったのが、玄関や車寄せに白熱電球を使っていることでした。どうして、電球型蛍光灯にしないのですかと聞くと、やはり、コストの問題で難しいとのことでした。イニシャルコストとランニングコストのどちらを取るかの考え方でしょうが、日本の官公庁がそんなことで白熱灯を使っていることに驚きを覚えたものです。散々無駄使いをしてきたはずなのに意外なところでケチっていたりするんですね。尤も、坂出市は昔から貧乏でしたから本当に買えなかったのかもしれません。

 それにしても、まだまだ省エネは浸透していないのですね。

認識を改めないと!

2007816日木曜日  第2888回  都市構造

    第2539回第2540回で今のクルマ社会から環境を重視した公共交通への変換を計るためにはコンパクトシティを目指すしか方法が無いかもしれないと書きました。

  少し古くなりますが7月29日の日本経済新聞の社説が嬉しいことを書いてくれていました。

  社説 低炭素社会に向け都市構造を集約型に(7/29)

・・・略

 CO2の排出量は都市構造との相関性が高く、中心地区の人口密度が低い地域ほど、住民1人当たりの排出量が増える傾向がある。住宅や商業施設が分散していると自動車の利用が増える。就業者1人当たりでみた事務所の床面積も広くなり、業務部門の排出量をその分押し上げる。

 日本の都市構造は戦後しばらくまで、おおむね集約型だった。だが、高度成長期以降、車の利用を前提とする無秩序な郊外の開発が急速に進み、拡散型に変わった。徒歩や自転車で行ける範囲に諸機能を配置するコンパクトな街を歴史をかけてつくり上げ、それを維持してきたドイツや英国などの都市とは対照的だ。

公共交通網の再整備を

 この構造を変えるためには都市計画による誘導と交通政策をうまく組み合わせる必要がある。公共施設や商業施設、住宅をなるべく集約し、次世代型路面電車(LRT)やコミュニティーバスなどの公共交通網で結ぶ。最寄りの駅の駐車場まで車で来てその先は鉄道を使うパークアンドライドの普及や、自転車専用レーンや駐輪場の整備も有効だろう。

 県庁所在市のうち岡山市や長崎市など路面電車が残っている都市は、車を優先して電車を廃止した都市と比べ人口当たりの運輸旅客部門の排出量が1割強少ない。富山市は路面電車の整備をてこに街を集約型に変える試みを始めた。福井市や堺市などもLRT導入を検討中だ。生活関連機能が中心部に集まれば行政サービスの費用を抑えられ、車を運転できない高齢者の利便性も高まる。

 国連人口基金によると08年には世界の人口の半分は都市居住者になる。日本でも都市化の流れは止まらないだろう。長期にわたる継続的な取り組みが必要な温暖化ガスの抑制は、都市の持続可能性にもかかわる命題だ。高齢化の進展に対応すると同時に低炭素社会の構築を強く意識した都市づくりが問われている。

  やはり目指すべき方向はこれしかなさそうです。地方都市もコンパクトにすれば路面電車など公共交通も十分採算が取れるようになるかもしれません。地方都市で成功すれば、大都市は地方都市が幾つも集まった物として考えればもっと採算は取りやすいでしょう。
  そして、都市への集合によって余った郊外の土地を集めて大規模農業をやれば食料自給の問題も解決しそうです。
  そのためには、
第2648回でも取り上げた土地の公有化も考えるべきでしょう。これこそ世界の模範となる国家計画じゃないでしょうか。こんなことをやる政治家は出てこないものでしょうか。

安倍さんじゃ無理かな!

2007817日金曜日  第2889回  技術開発

  第2811回で取り上げた国管理の全庁舎への太陽光発電の設置のニュース以外、国の無策に腹を立てるばかりでしたが、今度こそ本当だろうかという衝撃的な記事がありました。

    YOMIURI ONLINEより

  CO2半減へ技術開発、10年で予算1兆円の政府計画 

 政府は13日、温室効果ガス排出量を2050年までに半減させるための技術開発計画を、年内にとりまとめる方針を固めた。

 10年間で総額数千億〜1兆円の予算を重点投入する方向で調整する。さらに、この計画をたたき台に日米欧などで共同の技術計画を策定し、来夏の北海道洞爺湖サミットで提案する考えだ。

 計画に盛り込む具体的な新技術として、〈1〉製鉄の過程で、コークスの代わりに水素を使って鉄鉱石から酸素を取り除き、二酸化炭素(CO2)の排出を削減する全く新しい製鉄技術〈2〉発電効率を現在の3〜4倍に高めコストを火力発電並みに抑えた太陽電池技術〈3〉途上国で需要が高まっている中小型の原子炉開発――などが候補に挙がっている。

 2008年度予算では、約600億円を投入する方向で調整している。…以下略

 太陽光発電が入っていることに驚きましたが、現在の3〜4倍の発電効率というのが何とも胡散臭いですね。そんな夢みたいなことに金をかけるより、その予算をドイツ式の買い取り価格に廻してくれた方が余程現実的だと思うのですが、どうでしょう。
  設置して儲かるとなれば放っておいても設置は爆発的に増えることは間違いありません。売り上げが上がり競争が激しくなればメーカーは放っておいてもより良い商品を開発することに力を注ぐでしょう。もう基本的な開発より如何に大量生産によるコストダウンを計るかのときじゃないでしょうか。
  それとも、計画だけ打ち上げておいて本音は電力会社との裏取引があるのでしょうか。

どうも信じ難い!

2007818日土曜日  第2890回  住友商事

  昨日は本気かどうか疑わしい日本政府の太陽光発電への取り組み発表を取り上げましたが、やはり、民間の方が具体的に動いているようです。

 今やシリコン系太陽電池の最大の弱点とも言える原材料のシリコン不足にも手を打っているようです。

 News CHINAより

 住商が太陽電池材料製造のソーラーギガに出資 中国展開も視野 2007/08/14()

 住友商事は、太陽電池用のシリコン材料を製造する中国企業、ソーラーギガ社と資本・業務提携した。同社が同企業に3%程度、約3億円出資し、販売代理権を取得し、日本だけでなく中国でも今後大幅な成長が見込まれる太陽電池原材料ビジネスの拡大を目指す。

 太陽光発電は世界的に普及の速度を高めていくに伴い、急速な需要の伸びに原材料となるシリコンの供給が追いつかず、世界的に品不足状態が続いているなか、中国の製造業者が増産に相次ぎ乗り出し、中国での生産量が急増している。

 ソーラーギガ社は太陽電池用単結晶シリコンインゴットを中心とした生産量および品質において中国トップクラスの企業である。年間製造能力を2007年に100メガワット予定しており、2008年にさらに倍増する計画。

 ソーラーギガ社は、遼寧省錦州市に太陽電池用単結晶シリコンインゴットおよびウェハーの製造子会社5社、上海市にシリコン原料の再生子会社を保有している(添付地図参照)。北京=川島尚子

  詳しくは、

  住友商事 ニュースリリースより

  住友商事が中国シリコンメーカーSolargiga Energy Holdings Limitedと戦略的パートナーシップ締結

 住友商事と言えば第2558回でのシャープのシリコン調達にもかかわっていましたね。どうやらシリコンに力が入っているようですね。もっと集めてきてもらいたいですね。

 しかしながら、今回の相手が中国というところに一抹の不安を感じるのは私だけでしょうか。原料を中国に押さえられているとなると先行きどうなるか予想がつきません。何とか日本国内でシリコンを調達できる技術が開発されないものでしょうか。それが出来れば、本当に日本はエネルギー大国になれるのですが。

 どうせ予算をつぎ込むのなら、昨日の政府予算もこうしたシリコンを日本で製造できる研究に使った向けた方が将来のエネルギー大国の実現のために夢が持てそうです。

実現して欲しいものです!

2007819日日曜日  第2891回  CIS太陽電池

  シリコン不足に苦労している結晶系に対抗して薄膜系の太陽電池が少しずつのびてきているようです。第2256回第2651回で取り上げた昭和シェル石油が早くも増設だそうです。

  日刊工業新聞より

  昭和シェル石油、宮崎県にCIS太陽電池工場を建設−09年稼動

 昭和シェル石油は15日、子会社の昭和シェルソーラー(東京都港区)が銅・インジウム・セレン(CIS)太陽電池の建設工場を宮崎県に建設すると発表した。投資金額は約150億円。生産能力は一般家庭1万5000世帯分に相当する年間60メガワットで、CIS太陽電池の工場として世界最大となる。09年上期に生産を開始。グループの販売網を通じ全国に販売する。

 CIS太陽電池は銅やレアメタル(希少金属)を主原料とした薄膜型太陽電池の一種。世界的な需要の高まりで価格が上昇しているシリコンを使用しないのが特徴で、生産コストを低く抑えることが可能になる。同社では既に宮崎市内に生産能力20メガワットのCIS太陽電池工場を設置、7月から商業生産に入っている。(更新日 2007 816日)

  参照: 環境・新規ビジネス 太陽電池

  第2883回で薄膜太陽電池が伸びそうな予測を取り上げましたがいよいよ本物になりそうなのでしょうか。
  どちらにしてもコストダウンが進むことにより太陽光発電がエネルギーの本命になることは大歓迎です。

  それにしても、今年の暑さは凄まじいですね。16日、岐阜県の多治見と埼玉県の熊谷で40.9度を記録し、山形で1933(昭和8)年7月25日に記録した40.8度の国内最高気温が74年ぶりに更新された。翌17日も多治見で40.8度を記録。いよいよ温暖化は本物になって来たのでしょうか。
  一日も早い太陽光発電の普及が望まれます。

間に会うのでしょうか!

2007820日月曜日  第2892回  レンタル自転車システム

  第2828回第2862回で取り上げたパリのレンタル自転車が大好評だそうです。

  時事ドットコムより

  2007/08/16 貸自転車制度が大好評=発足1カ月、今や通勤の足に−パリ

 【パリ15日時事】フランスのパリ市全域で7月15日に始まった公共のレンタル自転車制度が予想以上の人気を博している。発足後1カ月間の延べ利用者数は、市の人口の8割近くに相当する約165万人に達した。通勤・通学の足を地下鉄から貸自転車に切り替える市民も急増中だ。

 やはり安価で便利なものは受け入れられるということなのでしょうか。つまり、どんなに高尚な考えで作られたものでもそれが利用者にとって大きなメリットがなければ普及しません。それの最たる物が日本における太陽光発電と言えば言い過ぎでしょうか。
 人間、どんなに素晴らしい理想より現実の利益を選んでしまうのは仕方が無いのかもしれません。所詮人間なんてその程度のものと思えば腹もたたないし、そうであれば、如何に人を動かすかのシステムを作ることを考えるべきでしょう。

  ということは、パリのこのシステムのように何事も利用者にメリットがあるシステムを考えれば良いと言うことになります。
  それとは相容れないかもしれませんが、罰則も同じような効果を持ちます。どんなに悪いことと分かっていても、罰則が無ければつい甘えてやってしまう。たとえば、タバコやガムのポイ捨てなども罰金が取られるとなれば激減するはずです。
  つまりは、悲しいことかもしれませんが、人間世界を上手く動かすためにはやはりアメとムチしかないのかもしれません。
  要するに、為政者がその辺りを真剣に考えれば、やるべきことは自然に見えてくるのじゃないでしょうか。

基本に戻りましょう!

2007821日火曜日  第2893回  北京オリンピックボイコット

  最近テレビで北京オリンピックの一年前のリハーサルとか星野ジャパンのオリンピック球場での練習のニュースが流れ来年のオリンピックを盛り上げようとの意図が見えます。

 しかしながら、その背景の空を見るとどんよりとしてバックの高層ビルが霞んで見えます。相当に大気汚染がすすんでいることが見て取れますが、テレビはそのことには一言も触れずにひたすらに盛り上げようとしています。世界ではボイコット問題が起きているのに相変わらず日本のテレビは中国礼賛のようです。オリンピックで設けることがそんなに大事なのでしょうか。その為には選手の健康なんてどうでもいいのでしょうか。

 第504話では北京オリンピックを応援していますが、今では、あんな空気の悪そうなところで競技をする選手が可哀想と思うのは私だけでしょうか。

 と思っていたら、やはり問題にしているところがありました。

  団藤保晴の「インターネットで読み解く!

  中国の酸性雨拡大にみる越境汚染の怖さ

  北京五輪まで1年。ホッケーの五輪テスト大会開幕戦で中国に敗れたアルゼンチン女子チーム選手たちは顔を真っ赤にしながら肩で息をしていたと、朝日新聞が伝えた。暑さに加えて空気が悪く、深く息をすると息苦しくなってしまうのだという。北京の大気汚染物質は2004年頃までは、やや減少傾向とも伝えられたが、止まらない高率成長を受けて制御どころではなく、昨年、今年と深刻なニュースが目立つ。

  …中略

 「中国、あるいはオリンピックはできるのか」(あいあ〜る村塾)は7月中旬に「本日の英国ガーディアンの記事を読むと、これは心配性の人でなくとも、ぞっとするようなことが書かれている」とOECD調査を引きながら危惧している。「1億9千万の人が、水が原因で病気に苦しんでいる」「主要湖水の75%は高度に汚染されている」「『グリーンオリンピック』の装いに凝らしている北京も、途方も無い成長の恐るべき結果から逃れてはいない」「一昨日も昨日も今日も北京の空は硫黄スモッグで暗く、あまりにもそれが濃いものだから摩天楼もスッポリ飲み込まれている」「空気の質があまりにも悪いものだから、時には、学童は休み時間でも屋内に留まるよう警告が出されている」「こんなところで42キロもマラソンできるのかね。日本の陸連と水連はよくよく考えて、参加するか否か決めた方がよいのではなかろうか」…以下略

  もう一つ

  四国新聞社より

  やっぱりマスク必要/北京五輪の大気汚染対策 2007/08/15 07:38

 やっぱりマスク必要/データを集める研究者 北京五輪ビーチバレーのテスト大会が行われている会場で、大気の計測を行う関係者=13日、北京市(共同)

 外出の際はマスクを−。来年の北京五輪に向け大気汚染が心配されている中、日本オリンピック委員会(JOC)情報医科学委員会は14日、北京市内の約10カ所で汚染物質の濃度などを測定。杉田正明委員は「汚染は明らかで無視できない。しっかりした対策が必要」と注意を呼びかけた。

 計測したのは、粉じんや二酸化炭素(CO2)など約10項目。場所や物質によっては、日本の3倍近く数値が悪いものもあった。それでも計器にマスクをかぶせたところ「確実に(汚染物質を防ぐ)効果があった」(杉田委員)とし、外出の際のマスク着用や、汚染源となる車の交通量が少ない時間帯を選んで練習するなどの対策が必要とした。

 杉田委員は「大気汚染は慣れることは不可能。10分程度外にいただけでも目や鼻、のどに影響が出るケースもある」という。(共同)

 こんなに問題の多そうなオリンピックをボイコットしようと言う話題が出ないのは日本くらいじゃないのでしょうか。

 何と言っても中国様様で「北京オリンピックを支援する議員の会」なんてのを立ち上げた日本陸上競技連盟会長であり河野洋平衆議院議長なんて人もいるくらいですから。

 それにしても、この河野洋平なる人物はいったい日本の国をどうしたいのでしょうか。私は、彼の生体肝移植は息子の太郎氏の提供ではなく中国の贈り物じゃないかと疑っています。そう思えるほどに中国寄りが目に付きます。

  参考:河野式辞・これが戦没者遺族に投げかける言葉でしょうか

      「河野談話」の白紙撤回を求める署名にご協力をお願いします。

  こんな人が衆議院議長をしている国は世界中を探してもどこにもないでしょうね。そんなに日本が嫌いなら中国に移住すれば良いのに。

本当に日本って、変な国です!

2007822日水曜日  第2894回  シリコン

  第2890回で住友商事の中国のシリコン材料メーカーへの出資を取り上げ、なぜ日本政府は日本でのシリコン製造に予算を廻さないのかと書きました。
  しかし、無策な日本政府に任せずに、
第2505回第2515回第2568回で取り上げた日本の鉄鋼メーカーがいよいよ動き出すようです。

  19日、NIKKEI NETより

  新日鉄、太陽電池素材に参入・2010年にも新工場 

 新日本製鉄は太陽電池の基礎素材である多結晶シリコンを量産、同市場に本格参入する。生産コストを最大5割低減できる製法を開発、年産2000トン規模の新工場を2010年にも建設する方向で検討に入った。JFEスチールも今年度中に同300トンの量産プラントを建設する。太陽電池メーカーの相次ぐ増産で多結晶シリコンは品不足が深刻化。鉄鋼大手の量産開始で素材を含めた太陽電池の国内一貫生産体制が強化され、環境分野での日本企業の競争力が一段と高まることになる。

 二酸化炭素(CO2)を排出せずに発電できる太陽電池は温暖化対策を急ぐ世界的な動きのなかで需要が急拡大するとみられている。世界最大手のシャープを筆頭に京セラ、三洋電機など国内各社が一斉に増産計画を打ち出しており、多結晶シリコンの確保が最重要課題に浮上。同素材を鉄鋼大手が低コストで国産化することで、各社の増産に弾みがつく。(07:00)

  いよいよ新日本製鉄が動き出すんですね。生産コストが最大5割減。それも年産2000トン。これは面白くなりそうです。久し振りに嬉しいニュースです。
  これが実現すれば、太陽電池の生産は一気に増えることになりそうです。いよいよ日本がエネルギー大国になることも夢じゃなくなるかもしれません。
  しかしながら、今の日本政府の取り組み方では折角増えた太陽電池も利益第一のメーカーは輸出に回してしまうことになるかもしれません。

余りにも勿体無い!

2007823日木曜日  第2895回  QCeiis

  第2845回で取り上げたドイツの太陽電池メーカーQcellの成長がやはり急速のようです。

 NIKKEI NETより

  独Qセルズの1―6月、純利益2.1倍・太陽電池世界2位

 【フランクフルト=後藤未知夫】太陽電池生産世界2位の独Qセルズが14日発表した200716月期決算は、純利益が前年同期の2.1倍にあたる7700万ユーロ(約125億円)に拡大した。太陽電池の基幹部品であるセルの生産・販売が好調で、売上高は前年同期比44%増の35000万ユーロに伸びた。

 同社は、0712月通期の売上高が前期比48%増の8億ユーロとなる強気の業績予想を示した。年間生産量は46%増の370メガワットに拡大する見通しで、生産能力の増強にも着手している。

 太陽電池業界は、世界首位のシャープなど日本メーカーがリードしてきたが、01年から生産を開始したQセルズは、独政府の代替エネルギー推進策や世界的な太陽電池パネルの需要増を追い風に急成長している。(20:15)

  第2451回でも書いたように、創立が1999年で生産開始が2001年だそうです。そして2005年には世界第二位。頑張っているとは言えども国が足を引っ張っているシャープが抜かれるのも時間の問題かもしれません。
  
昨日の新日鉄の嬉しいニュースもこうしたニュースを見るとなんだかぬか喜びだったような気がします。

  その国のバックアップを証明する記事がありました。

  太陽電池取材,世界一周記より

 …略

  「では,なぜQ-Cells社だけが突出して成長を遂げているのか」と聞くと,「ドイツが国策として,太陽電池で発電した電力を高額で買い取っており,ドイツで太陽電池の設置ラッシュが起こっている。地元企業としてこの恩恵を受けていることは確かだ。これに加えて,我々の会社がユニークな点は,セルの生産のみに注力していること。日本メーカーのように,セルからモジュール,システムまで幅広く手掛けることはしない。設備投資をはじめとした経営資源を集中投入できるため,生産能力を短期間に高められる」(Q-Cells社)と述べている。…以下略

  なるほど、セルだけの生産に特化しているんですね。それにしても、ドイツと日本のこの差はどうしたものでしょう。
  メーカーの力から言えば日本の方が圧倒的に優位だったのに政府の政策の違いでここまで追い上げられたということです。世界のエネルギー大国になる折角のチャンスを逃がした日本政府はいずれ世界の笑い物になるのでしょうか。それとも今からでも政策を変える事が出来るのでしょうか。

どうも望みは無いかも!

2007824日金曜日  第2896回  QCeiis

  昨日のQcellなどの追い上げに危機感を感じてでしょうか第2883回でも取り上げたようにシャープは薄膜太陽電池の新工場の建設を発表しています。それを取り上げたFujiSankei Business i. 2007/8/21Qcellにも言及していました。

  シャープ太陽電池“世界一堅持”大阪・堺に最先端工場  液晶と併設、コストも圧縮

  シャープが、堺市堺区に新設する液晶新工場の敷地内に1000億円規模を投じ、太陽電池工場を新設する。巨額の先行投資と世界最先端の技術を打ち出し、追いすがるライバル各社を引き離し、世界首位の座を固める強い意思表示の表れとみられる。(藤原章裕)…中略

  米調査会社PVニュースによると、シャープの2006年の世界シェアは17・4%と7年連続で首位だった。昨年、国内メーカー各社はシリコン不足で思うような増産に踏み切れなかったが、傘下にシリコン精製メーカーを抱える独Qセルズが、欧州の太陽電池ブームに乗って躍進。首位の座を虎視眈々(こしたんたん)と狙う。中国サンテックも三洋電機を抜いて4位に躍り出るなど、海外の新興メーカーがすさまじい勢いで増産に乗り出している。…以下略

  Qcellはシリコン精製メーカーを抱えているんですね。英語のHPなので詳しくは読んでないので、そこまでは気がつきませんでした。やはり、英語力が無いと性格で早い情報を仕入れるのは難しいですね。まぁ、今更悔やんでも仕方ありませんが。

  それにしても、中国のメーカーの伸びも凄いですね、この中国サンテックは第2514回で取り上げた日本のMSKを買収した企業です。
  いよいよ恐れていたことが起きそうです。シャープさん頑張り切れるでしょうか。何となくメモリーなどと同じ道を歩みそうですね。

日本メーカー風前の灯火か!

2007825日土曜日  第2897回  Google

  Googleマップに又新しいサービスが加わったようです。

 CNET Japanより

  Google マップにブロガー向けの新機能--HTMLタグの記述でブログなどへ張り付け可能に

 Google822日、オンライン地図サービス「Google マップ」に新機能を追加したことを発表した。HTMLタグを記述するだけで、ブログやウェブサイトにGoogle マップを張り付けることができる。

 これまで、Google マップをブログやウェブサイト上で利用する場合、JavaScriptのコードを書くか、Maps APIを利用したサービスを作成する必要があったが、今後は一般的なブログパーツや動画共有サービス同様に、HTMLタグを記述するだけで利用可能になる。

 利用方法はまず、Google マップの画面右上にある「このページのリンク」をクリックし、「HTML を貼り付けてサイトに地図を埋め込みます」という表記の下に表示されるHTMLタグをコピーする。そしてコピーしたタグを地図を張り付けたいブログやウェブサイトに記述すればよい。

 地図のサイズは通常425×350ピクセルとなっているが、「埋め込み地図のカスタマイズとプレビュー」から自由に変更できる。また、張り付けた地図は衛星写真との切り替え表示にも対応する。

  これは面白そうです。もしかしたらこの部屋でも使えるかもしれません。もう一つ分からないところがありますが、兎に角やってみようで、やれるかどうか試してみました。

  第2569回でリンクしている坂出市  拡大地図を表示

  第2851回でリンクしているGoogle本社 
拡大地図を表示

 どうです見れますでしょうか。

ますます面白くなりますね!

2007826日日曜日  第2898回  

  第2846回で新車販売の不振を喜んでしまいましたが、又しても、私をにんまりとさせる記事がありました。

 FujiSankei Business i. 2007/8/21 より

  「軽」2世帯に1台…自家用車保有数は初の減  07年3月末

 全国軽自動車協会連合会が20日に発表した2007年3月末の世帯当たり軽自動車普及台数は、100世帯当たりで前年同期比1・1台多い47・9台と、31年連続で増加し、ほぼ2世帯に1台の割合となった。一方で、登録車の保有台数は減少しており、軽自動車を含む自家用乗用車全体の1世帯当たり保有台数は3月末に初めて減少。“軽高登低”の新車販売状況が、自動車保有構造にも変化をもたらしていることがわかった。・・・以下略

 二極化により我が家のように軽自動車しか買えなくなったのかそれとも少しでも環境に優しいクルマにしようとする人が増えたのかわかりませんが、どちらにしても良い傾向であることは間違いないでしょう。願わくばもっともっと軽自動車の比率が増えて欲しいものです。

 とは言いながらも、軽自動車がデラックス化して燃費も100ccクラスの小型車より悪くなっているのが気がかりです。

  そんなことを考えていたら、面白い記事がありました。

  NIKKEI NETより

  (8/17)炭素繊維で車1割軽く――東レと日産、車台開発

 東レは日産自動車などと共同で、先端材料の炭素繊維を使い、自動車の基幹部品である車台(プラットホーム)を大幅に軽量化する技術を開発した。自動車全体の重量を1割減らし、燃費性能を45%改善。耐衝撃性も1.5倍に高まる。3年後をめどに市販車への採用をめざす。温暖化ガスの排出削減に向けた世界的な燃費規制の強化を背景に、鉄を主力にする自動車用素材の転換が加速しそうだ。

 車台は自動車の足回りの骨格部品で、エンジンなどと並ぶ基幹部品。これまでエンジンの動力を車輪に伝えるプロペラシャフトに炭素繊維が使われている例があるが、今回の技術が実用化できれば基幹部品への初めての採用となる。

 今度のボーイング787の主翼には日本の炭素繊維が100%使われるそうですが、今まで車に使われなかったのはコストか整形の問題があるのでしょうか。

 いずれにしても、炭素繊維で軽量化と耐衝撃性の向上が図れるのなら是非軽自動車に採用して欲しいものです。

 それ以上に、エンジンの要らない電気自動車に使えばより軽量なクルマができるはずです。そうなれば燃費のみならず対人の事故でも衝撃が少なくて済み被害は小さく収めることが出来るのじゃないでしょうか。

 カーボン製の電気自動車こそ目指すべき方向のように思います。

これは良いかも!

2007827日月曜日  第2899回  Google

  第2897回で取り上げたところのGoogleがまたまたやってくれました。今度は、「Google Earth」で宇宙が見られるのだそうです。しかし、こんな無償のサービスを提供してくれるのはありがたいのですが、どうやって儲けているのか不思議です。出来るものならそのノウハウを知りたいものです。

  CNET Japanより

  地球だけじゃない「Google Earth--宇宙の表示も可能に

 「Google Earth」のインタラクティブマップに、本当の意味で世界を飛び出した表示機能が加わった。

 「Sky」と呼ばれるこの新モードは宇宙の表示が可能で、ハッブル宇宙望遠鏡から送られた高解像度の写真や、さまざまな発見や星座についての情報も見ることができる。 ・・・中略

   Skyモードに入るには、まず最新版のGoogle Earthをダウンロードする必要がある。すると、土星を模した小さく黒い丸アイコンがツールバーに表示される。これをクリックすると、Google Earthが「Earth」モードから「Sky」モードに切り替わる。方法としてはもう1つ、Google Earthの「表示」メニューから「Skyに切り替える」を選ぶことも可能だ。

 「Earth」モードの地球同様、「Sky」モードに入ると夜空が回りながら印象的に表示される。もちろん、国、都市、史跡のような情報の代わりに、Skyでは月、惑星、星、そして星雲に関するデータが表示される。 ・・・中略

  「Earth」モード同様、「Sky」でも特定の場所や各種レイヤに情報や写真がポップアップ表示される。

 星座レイヤには、有名な星座についての情報や星座線が表示される。「身近な天文学」では、アマチュア天文家が自宅から見たような表示が行われる。

 冒険的で理論指向の宇宙探検家向けには、身近な太陽系から天の川までのツアーが「銀河の説明」に用意されている。

 ほかにも、ハッブル宇宙望遠鏡による約120枚の高解像度画像に加え、月の満ち欠けや星の一生といったためになる情報も用意されている。

 これは宇宙や星の好きな人にはたまらないでしょうね。私も子供の頃にはボール紙で望遠鏡を作ってお月さんのあばたを見ていたことがあるくらいですから嫌いではないのですが今やそんな余裕も無く星空を見上げたこともここ何年かはありません。

 しかし、こんなものができたら覗いて見たくなりますね。ということで、早速ダウンロードしてみました。
 「
Google Earth」を立ち上げ「ヘルプ」から「アップデートをオンラインで確認」からで簡単にアップデートできました。
 早速使ってみましたが、心配したより軽く動きました。星座名は日本語なので分かりやすいですが中身の説明は英語でした。
 こうなると「
Google Earth」を楽しむための英語の勉強が必要になったりして。しかし今更ながら60の手習いもしんどそうです。まぁ、写真だけでも楽しむ方法はありそうです。

 それにしても、こんなにいろんな機能が増えるとますますグラフィックボードやCPUの力が要求されそうです。もう極貧パソコンではついていけない時代かもしれません。

Google三昧の日は来るでしょうか!

2007828日火曜日  第2900回  喫煙率

  第2808回などで書きましたが、毎日の掃除で相変わらずタバコの吸殻の多さが目立ちます。数の上では缶やペットボトルを引き離しています。
  情けないことですが、やはりポイ捨てにたいする罰金刑でも設けないと減らないのかもしれません。
  しかし、もしかしたらこれは香川県が特別多いのかもしれません。そんなことを思わせる記事がありました。

    時事ドットコムより

  2007/08/25-16:08 男性喫煙率、都道府県格差2倍=岐阜28%、香川60%−女性は3倍・NPO調査

 特定非営利活動法人(NPO法人)日本禁煙学会(理事長・作田学杏林大学教授)は25日、都道府県の喫煙対策などに関する初の調査結果を発表した。男性の喫煙率は、低い順に1位の岐阜28.4%から最下位の香川60.0%まで、約2倍の開きがあった。

 同学会は、住民の喫煙率や自治体施設の受動喫煙対策などに関するアンケート用紙を、2月から4月にかけて都道府県に送付。締め切りまでに回答がなかった自治体には直接電話で連絡し、100%回収した。

 男性の喫煙率は、低い順に岐阜、兵庫(31.7%)、山口(34.1%)。高かったのは、香川、京都(54.8%)、茨城(53.8%)だった。

 女性で最も低いのは愛媛の4.2%で、次いで山口、大分、鳥取、島根の4.4%。最下位は宮城の13.5%で、奈良13.3%、東京12.9%と続いた。

  これはちょっと恥ずかしい数字ですね。まさか半分以上の人が喫煙しているとは想像もしませんでした。そう言えば、私の大阪への単身赴任の時は職場やお客様にも喫煙者は少なくタバコを吸わないことが当たり前のような雰囲気で喫煙者は肩身が狭い感じでしたが、香川へ帰って、新しい職についた時に意外と喫煙者が多いことに驚いた記憶があります。

 その時は建築関係の現場作業の多い職種だからかなと漠然と思っていたものですがそんなことは関係なく全体に多いと言うことのようです。今の職場も4人の内2人は喫煙します。体育館の利用者も意外と喫煙者は多く、外に設けた喫煙コーナーは良く利用されています。と言うことは、この調査の数字は意外とあっているのかもしれません。幸い、事務所や体育館内はこの春から全面禁煙になっているので煙に悩まされることはありません。

 喫煙者が多いと言うことは吸殻のポイ捨ても多くなるのは仕方の無いところでしょうか。それにしても、こんな日本一は一日も早く返上してもらいたいものです。

無理かな!

2007829日水曜日  第2901回  自転車の楽園

  歩行と自転車と路面電車を中心とした交通体系こそが目指すべき方向とこの部屋で何時も書いていますが、わが坂出は人口5万人弱と街が小さすぎて無理がありそうです。しかし、わが香川には高松市という人口40万人程度の丁度良さそうな県庁所在地の街があります。今現在、既に、レンタル自転車もあり自転車道も少しは整備されています。そんな高松市に面白い動きがあるようです。

  25日読売新聞香川版より

 自転車の楽園ブランド化 利用懇、県や高松市に提言書

 自転車を有効活用し、人と環境に優しい街づくりを考える「香川の自転車利用を考える懇談会」(座長=土井健司・香川大工学部教授)は24日、県や高松市に提言書を提出した。地形が平坦で利用が盛んな県を「自転車の楽園・さぬきとしてブランド化。自転車の使いやすさやマナーを全国No.1にしていくため、ハード、ソフトを整え、新たな街の魅力につなげようと呼びかけている。

 自転車の保有台数は県民100万人に対し63万台。人口当たりの台数では全国6位という。また、通勤、通学時の交通手段としての利用は全国平均は15%だが、高松市では27%と2倍近くに上っている。一方、自動車中心の道路整備が行われていることもあり、人口1万人あたりの事故件数はワースト1になっている。

 提言書では、▽歩行者・自転車の安全、快適な空間の確保▽商店街の自転車対策による魅力向上▽路上駐輪の対策▽ルール・マナーの徹底―など六つを掲げた。モデル地区に高松市を制定、秋に委員会をつくり、県警や県教委とも協力して実効性がある取り組みにつなげたいとしている。

 人口当たりの台数が全国6位とは知りませんでした。昨日の喫煙率ワースト1は恥ずかしかったですが、こちらは誇っても良さそうです。とは言っても、環境問題に関心があってとのことではなさそうです。しかし、この自転車の楽園構想は良いですね。是非、自転車道の整備を進めてもらいたいものです。

 そして、是非路面電車を考えてもらいたいですね。地方都市のモデルとしての街整備を考えれば面白くなりそうです。街の大きさとしても丁度いいのじゃないでしょうか。

是非やってもらいたい!

2007830日木曜日  第2902回  ガム

  第2900回で香川県の喫煙率とポイ捨てについて書きましたが、ポイ捨てと言えば第2809回でも書いた私の最も嫌いなガムの吐き捨てを思い出してしまいました。
 我体育館でも相変わらず吐き捨ては収まっていません。どうも常習者がいるようです。実際に目撃すれば注意も出来るのですが、残念ながら未だに遭遇していません。

  時々気がつけばスクレーパーでこそぎ取っているのですが、どうしても完全には取れない場合が出てきます。特に、アスファルトの上はもうどうしようもありません。何とかいい方法は無いものかと思っていましたが、検索してみると面白いものがありました。

  ガムバスターズ・ジャパン株式会社

  写真で見るポイ捨てガム問題

  ガムバスターズ・除去システム

  Gumbusters(ガムバスターズ)は、ポイ捨てチューインガムを除去するユニークで効果的なシステムです。

このシステムが開発される以前は、屋内・屋外問わず床などに捨てられたガムを効果的に除去することは不可能でした。

Gumbustersの除去システムは、天然石、磁器タイル、インターロッキングブロック、コンクリート、化粧舗装材、タイルカーペットなど殆どの条件で、通常の業務を中断することなくガムの除去を行う事が可能です。オランダで開発されたこの技術は永年の研究開発の結果です。使用される洗浄剤と除去方法は、両者とも世界的な特許を出願済みです。

このガムバスターズシステムは、高性能ガム除去機(名称:ガムカート)で実現されます。

現在ではオランダをはじめ、アメリカ、イギリス(商標:ガムファイター)、スペイン、オーストラリアなど世界各国で展開しており、画期的なシステムとして注目を集めています。・・・以下略

  いや〜!何でもあるもんですね。オランダで開発されたとは、海外でもガムのポイ捨てで悩んでいるんですね。そう言えば外人さんの方がガムをかむ人は多いのかも。
  それにしても、大掛かりな機械ですね。それだけ厄介な問題なのかもしれません。こんな機械を使ってまで掃除をしているのを見たらポイ捨てした人は恥ずかしいと感じないのでしょうか。
  しかし、ここまでやるのなら罰金制を導入した方が良いかも知れませんね。タバコとガムのポイ捨てには罰金1万円なんてどうでしょう。きっといっぺんに無くなるでしょう。

思い切ってやりませんかね!

2007831日金曜日  第2903回  産油国

  我が世の春を謳歌する産油国は油が枯渇したらどうするのだろうと日頃から要らぬ心配をしていましたが、ちゃんと考えているようですね。

  NIKKEI NETより

  中東産油国、省エネ競う 8月25日

 【ドバイ=加賀谷和樹】中東のペルシャ湾岸の産油国が太陽光、風力、バイオエタノールといった新エネルギーの開発や利用拡大で競い始めた。アラブ首長国連邦(UAE)は地球温暖化に対処する省エネ地区の建設を相次ぎ発表、9月には日米欧の企業を招き太陽光発電装置の入札を実施する。各国では人口増を背景に国内のエネルギー需要が急増。経済を支える石油輸出量は確保しつつ、次世代技術を導入する狙いがある。

 世界有数の産油国、UAEのアブダビ首長国政府は国際空港の近くに面積6平方キロメートルの省エネ地区「グリーンシティー」を建設する。総工費は50億ドル(約5800億円)。2009年に開業予定で、敷地内には工場、学校、住宅、商店を設ける。使用電力のうち4万キロワット分は太陽光発電でまかなう計画。日米欧の企業に1キロワット分のサンプル発電装置を用意させたうえで、入札で23社の納入会社を決定する。発注額は35000万ドルを超える見通しだ。(16:00)

 今のところは商品である石油を節約して一日も長く持たせるために、自国のエネルギー消費は太陽光などで賄うという考えのようですが、その商品がなくなってしまったらどうするのでしょう。それまでに新たな産業を興してそのエネルギーも太陽光などで賄うとう体制を構築しておくということなのでしょうか。

 いずれにしても、その石油さえないどこかの政府よりは未来のエネルギーに対する備えを考えているだけ立派といえるのじゃないでしょうか。

 原子力発電頼りの政策が失敗したらどうするつもりなんでしょう。その頃には自分達は生きていないから関係ないと思っているのでしょうか。

まさか、そこまで酷いとは思いたくないが!

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