誇れる日本


誇れる日本(27)

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 2016 年 7 月 1 日(金)  第 743回  菅直人内閣の絶望的な政治の風景
  あの暗黒の 民主党政権時代のマスメディアの偏向振りに呆れられたのは私だけではないでしょう。あれが、自民党の政権だったら、どれ だけの閣僚が揚げ足取り で辞めさせられたでしょう。それに比べて、あれだけの出鱈目な発言に対しての優しい対応には呆れるしかなかったことが思 い出されます。
  
  何時もの、阿比留さんが、【偏向ざんまい】の、6月24日 (金)、第 736回の「菅 直人元首相は重大な責任を免れようがない」の続きで、アレの政権の時の凄まじい発言について書いてくれてい ます。安倍さんが、これを言ったら、どれ程大問題になったことでしょう。
  それにもかかわらず、あの時、メディアは何と、静かだったことか。何とも分りやすい反日売国左翼マスメディアです。

  産経ニュースより      2016.6.26

 【阿比留瑠比の偏向ざんまい】菅 直人内閣の絶望的な政治の風景を決して忘れまい
   
 ※この記事は6月15日発売の『偏向ざんまい〜GHQの魔法が解けない人たち』(産経新聞論説委員・阿比留瑠比 産経 新聞出版) の「第4章」から転載しました。ネットでの購入はこちらへ。

            ◇

 ちょっと前の話だが、どうにも気になるので書いておく。2015年5月24日付朝日新聞朝刊の対談記事で、杉田敦法政 大教授と 長谷部恭男早稲田大教授が語っていたセリフについてだ。

 長谷部氏といえば、憲法学者(参考人)として招かれた衆院憲法審査会で安全保障関連法案を「違憲」と断じ、一躍時の人 になった人物である。

 杉田氏「民主主義とは、選挙で選ばれた代表による、いわば期限付きの独裁なのだ−という安倍・橋下流の政治観が支持を 広げているようです」

 長谷部氏「(前略)戦後は、全権力が国民に移ったのだから、国民に選ばれた政治家が憲法に縛られるなんておかしいとい うのが 『期限付き独裁』の発想でしょう」

 両氏は安倍晋三首相の政治観を勝手に決め付けて議論を進めていたが、「期限付き独裁」論は菅直人元首相が盛んに口にし ていた持論である。

 いくら何でも菅氏と一緒にされたら、安倍首相もさぞ迷惑だろう。

 菅氏は副総理時代の10年3月、参院内閣委員会でこう答弁している。

「議会制民主主義というのは期限を切ったあるレベルの独裁を認めることだ。4年間なら4年間は一応任せると」

 また、菅氏は09年11月の参院内閣委では憲法の三権分立の原則も否定し、「これまでの憲法解釈は間違ってい る」とも述べている。

 そもそも「政治主導」を掲げた民主党政権は、学者の意見に耳を傾けるどころか野田佳彦内閣の途中まで内閣法制局 長官の国会答弁すら認めず、代わりに法令解釈担当相を置いていた。

「憲法解釈を専門家の指摘も無視して、一方的に都合よく否定するという姿勢は、法の支配とは対極そのものだ」

  民主党の枝野幸男幹事長は6月11日の衆院憲法審査会でこう主張した。とはいえ、鳩山由紀夫内閣で法令解釈担当相を務めた枝野氏は、10年6月の朝日新聞 のインタビューでは「行政における憲法の解釈は恣意的に変わってはいけないが、間違った解釈を是正することはあり得 る」とも語っていた。

 また、菅内閣で法令解釈担当相に就いた仙谷由人元官房長官も就任時の記者会見でこう明言している。

「憲法解釈は政治性を帯びざるを得ない。その時点で内閣が責任を持った憲法解釈を国民、国会に提示するのが最も妥 当な道 だ」

 だが当時、憲法学者らが民主党政権への危機感に駆られ、強い批判の声を上げたという事例は、寡聞にして知らな い。メディアもおおむね民主党政権の「政治主導」には優しかった。

 現在、国会では安倍首相や中谷元防衛相らの答弁が「長すぎる」「全く質問に答えていない」などと非難を浴び、国 会対策上 の駆け引きなどで野党が審議拒否を行うこともたびたびだ。そうした光景を眺めると、つい数年前の国会を思い出してかえって 「牧歌的だな」とすら感じる。

 菅内閣は10年10月、閣僚が国会で虚偽答弁を行った場合の政治的・道義的責任について質問主意書で問われて、 こんな答弁書を閣議決定したのだった。

「内容いかんによる」

 つまり、閣僚が国権の最高機関たる国会で堂々と嘘をついても、必ずしも問題ではないということを、当時の菅首相 と全閣僚が署名して決めたのである。これでは政府答弁など何も信用できない。

 あのころの絶望的な政治の風景を、決して忘れまい。

  こうやって、阿比留さんが、あの時の菅内閣の酷さを書いてくれると、思い出したくもない暗黒の時代の重苦しい 気分が嫌でも思い出されます。
  あの時の、政権に優しかったメディアの酷さも思い出されます。同じメディアが、あの菅所為せんに比べたら段違い に素晴らしい安倍政権叩きには必死なんですから、その恥知らず振りには、分かっているとは言え、改めて呆れさせられ ます。
  やはり、日本の反日売国左翼は一日も早く撲滅しないと、日本が崩壊してしまいます。これだけは、絶対にやらなけ ればなりません。

2016年 7 月 2 日(土)  第 744回  英国のEU離脱と戦士の時代
  ねずさんが、今回の英国のEU離脱について興 味深い考 察をしてくれています。私の大嫌いなグローバリズムの反対はナショナリズムじゃなくローカリズムだそうです。何時ものように、目から鱗です。
  どうして、ねずさんは、こんなに何時も感激する話をしてくれるのでしょう。一体、どれ程の引き出しを持たれているの か、一体、何時勉強されたのか、感心するばかりです。

   小名木善行 ねずさんの ひとりごとよ り   2016年06月27日

  英 国のEU離脱と戦士の時代

  英国がEUから離脱しました。
このことを大きく見ると、「グローバリズム」が「ローカリズム(Localism=地域主義(ちいきしゅぎ))に敗北し たという ことができます。

ちなみにグローバリズムの対義語がナショナリズム(国家主義・孤立主義)という人がいますが、私は違うと思います。
ローカリズムというのは、地域共同体が一体感を持って地域の行政的、経済的自立性と文化的独立性とを保とうとするもので す。

もともとEUは、ヨーロッパ各国の地域共同体が互いに仲良く共存するために提唱された国家連合体です。
国家連合体というからには、各地域の独立性や主体性はそれなりに保たれ、その中で、共同すべきものを共同していくという 姿勢にな ります。
たとえば、共同して通貨を発行するなどが、それにあたります。

ところがそのEU連合は、いつの間にかグローバリズム屋さんたちに乗っ取られ、地域は文化性や主体性が否定されてただの 観光屋の 根城へと変化し、豊かな地域には郷に入って郷に従わない特定有色人種等が大量に乱入していきました。
つまり、EUが理想とした地域共同体の共存自体が、むしろ地域共同体の否定につながってしまったのです。

これでは何のためのEUかわかりません。
だから英国国民が、いまいちどローカリズムを選択したということは、これは当然過ぎるくらい当然の流れであったのではな いかと思 います。

さらにおもしろいことがあります。

ラビ・バトラ(Ravi Batra)というパキスタンの生まれで、米国に住む世界的に有名な経済学者がいます。
彼はインドの大哲学者プラブハット・ランジャン・サーカー(ヨガの指導者としても有名)を師として、サーカーが昭和 34(1959)年に唱えたプラウト理論を継承しています。
この理論が面白いのです。

ひとことでいえば、社会を支配する階層が、戦士(Warrior)、知識人(Intellectual)、資本家 (Acquirer)が順別に循環することで歴史は展開されるというのです。
プラウド論は、単に循環論とも略称されます。

EUは、もともとは戦士の時代を終わらせるために提唱されたものです。
ところが現代社会は、資本家の時代です。
ということは、EUは、戦乱を終わらせるためのものではなく、結果として資本家がよりいっそう儲けるための連合体と化し ます。
その結果、一部の大金持ちは、さらに大金持ちとなりますが、他の大勢は貧乏になります。

すると民衆が立ち上がって戦士の時代になるというのが循環論なのですが、現代社会においては、その戦争は、ドンパチもさ りなが ら、情報戦の時代になっています。
このことを明確に証明したのが、イラク戦争でした。
イラク戦争では、米ソの大戦車部隊が砂漠で決戦をしたのですが、世界最強を誇ったソ連製の戦車部隊を、またたく間に粉砕 したの は、日本製のジャイロスコープとGPSでした。
戦いは、わずか5分で終わり、ソ連製の戦車は、全台が破壊され、米国側戦車部隊はまったくの無傷に終わったのです。
つまり、現代戦においては、戦う前に勝負はついている。
情報が戦いを制するのです。

同時に戦士は、何かを護るために戦うものです。
守ろうとするのは、資本家の命でしょうか。
それとも、人々が豊かに安全に安心して暮らせる地域社会でしょうか。

英国は、資本家の富よりも、英国の民衆が豊かに安全に安心して暮らせることを選択したということが、今回のEU離脱の意 味するところであろうと思います。
そしてこの動きは、今後ますます加速していくものと思われます。

英国のEU離脱によって、いま円高が加速しています。
世界三大通貨といえば、ドルとユーロと円ですが、ユーロの信用は英国の信用です。
そのユーロから英国が離脱すれば、ユーロの信用は落ちます。
ドルは米国経済の不透明感があります。
そうなると、安心できる通貨は円だけとなりますから、円高が加速します。

今後はますますその傾向が顕著になることでしょう。
そうなると日本は、円高対策として、円の供給量を増やさなければなりません。
インフレ誘導をしなければ、円高がとまらなくなるからです。

そうなると今後は、短中期的には、
円高加速→政府介入による円発行→円安→インフレ誘導→デフレ脱却
という方向に経済が流れます。

これに加えて、世界的なローカリズムの台頭の中で、日本も主体性を取り戻す動きが加速することになります。
全部はここでは書けないことが多いので書きませんが、いま、大変革の時がやってこようとしています。

そしてそれは、私たち日本人にとって、良い変化です。
すくなくともグローバリズムは、今回、明確に世界の中で敗退したのです。

  いよいよ、持たざる者が、このおかしな世界に気が付き、変えなければと立ち上がったと言うことじゃないでしょうか。 やはり、同感が得ても、今の1%の持てるものと99%の持たざる者という世界はおかしすぎです。
  こんなマネーゲームは絶対に禁止すべきです。マネーゲームを放置していれば、ますます、持っている者に金が集まるば かりです。世界の持たざる者が、これは何とかすべきと行動し出したと言うことは大きいですね。
  シラスを世界に広めましょう。そうなってこそ、世界は平和になるはずです。やはり、日本の時代が来ることは間違いな いでしょう。
2016年 7 月 3 日(日)  第 745回  小林達雄、縄文の思考
  ねずさんに、「縄 文人と弥生人は同じ人」などで、日本の縄文時代が世界に誇れる素晴らしい文明であることを教えて貰い、 益々、日本が 好きになり、心から誇れるようになったものですが、それでも、まだまだ、知らないことばかりのようです。

  あのマスコミと戦ってくれている小川栄太郎さんの【美の世 界・国のかたち】で、ビックリするような縄文時代の説が紹介されています。
  縄文土器のあの形には、ある意味があったのだそうです。これは、おどろきです。

  続編も驚きです。狩猟民族と農耕民族が違うと教えられてきた身には驚きの説です。


  それにしても、日本は、凄すぎます。やはり、世界が待っているだけのことはあります。この日本に産まれた幸せを、世 界に広め ることが、日本人の責務でしょう。
2016年 7 月 4 日(月)  第 746回  青山さんの街頭演説
  青山さんの選挙運動は、本当に良いですね。政 治家が、 こうやって本音で語るようになれば日本も変わるでしょう。
  ここまでの覚悟を持って議員になろうとする人が、今度の選挙に一体どれだけいるでしょうか。中山成彬さんや西村真悟 さん位か も知れないですね。


  選挙前の、何時もの動画ですが、最初の質問の答で日本人の欠点を指摘してくれていますが、これ又目から鱗でした。い たずらに 同調し、自粛するなどについて。 これこそが、自虐史観から抜け出せないことの原因かも知れません。4分頃から。
  

  青山さんは、選挙の後も、虎ノ門などに引き続き出てくださるそうなので安心しました。あの熱い語りを聞けなくなった らどうし ようと思ってたのでホッとしました。
  議員になって、どんな話をしてくれるかを考えると、何とも楽しみですね。まさか、なれないなんてことは無いと思いま すが、中 山さんと西村さんは心配です。私は、もう投票は済ませました。

   NHKの出口調査に、前回と同じように、嘘を書いておきました。誰も、やらないのでしょうね。
2016年 7 月 5 日(火)  第 747回  韓国よりお粗末!日本の名誉を守れない 外務省の事なかれ主義
  カリフォルニアの慰安婦像撤去問題に、最も大 きな責任 があるのは、中韓じゃなく、それを放置してきたと言うか、応援して来たのではないかと思える外務省であることに異論を挟む人は、 殆どいないのじゃないでしょうか。
  それどころか、日本が、ここまで世界中から貶められる全ての原因も外務省にあることは明らかじゃないでしょうか。ど う考えて も、存続させることは日本にとっては最悪の策でしょう。やはり、一日も早く新しい組織を立ち上げ、今の外務省は廃棄処分するしか ないでしょう。

  何時もの、古森さんが、その外務省を徹底敵に非難してくれています。かなり長いので、全文は、是非リンク元で読んで くださ い。

  iRONNAより

  韓国よりお粗末!日本の名誉を 守れない 外務省の事なかれ主義

 『Voice』 2016年7月号  古森義久(産経新聞ワシントン駐在客員特派員)

 日本にとって外部世界への発信がますます重要になってきたことは言を俟たない。日本側の厳然たる事実を事実として国際 的にきち んと主張しなかったために、日本の国家にとっての、さらには国民にとっての利益や評価が傷つけられた実例は数多い。中韓両国や国 連のような外部勢力からの虚構の非難を正面から否定しなかったために、日本全体が数世代にわたり濡れ衣を着せられること になった 事例もある。慰安婦問題などはその氷山の一角である。
2015年7月1日、ワシントンの在米日本大使館前で韓国系団体が開いた「水曜デモ」。元韓国人慰安婦も参加した
 日本のその対外発信では、アメリカに向けてのメッセージの伝達の必要性がとくに重みをもつ。超大国としてのアメリカの 政策や世 論は全世界に影響を発揮する。日本の同盟国としてのアメリカの比重も大きい。アメリカは言論の自由な国だから、外国からのアピー ルも政府・議会やニュースメディアや一般国民に至るまで直接に届かせることができる。

 だから何をどのようにアメリカに向かって発信するかは、日本だけでなく他の多くの諸国にとっても超重要な意味をもつ。 極端な場 合、アメリカへの発信の成否が発信国の運命を左右することさえある。

 安易な映画上映のイベントばかり

 こうした前提を踏まえたうえで、まず日本の対アメリカ発信の現状を眺めてみた。

「盆栽フェスティバル」
「落語、カナダ出身の桂 三輝の登場」
「アニメ映画『思い出のマーニー』上映」
「ドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』上映」

 娯楽性の強い行事ばかりがずらりと並ぶ。皆、2016年4月から5月にかけての最近の催しである。主催はアメリカの首 都ワシン トンの中心街に位置する立派で広壮な建物の「日本情報文化センター(JICC)」である。日本政府直轄の機関、より具体的には日 本国外務省の組織であり、ワシントンの在米日本大使館の一部でもある。

 JICCの任務は日本政府からの対アメリカ発信である。「アメリカ一般に日本へのよりよい理解を促進し、日本について の広範な 情報やイベントを提供することで日本の文化をも促進する」と記されているように、日本についての幅の広い情報を伝えることがその 活動の主目的とされる。たんに文化だけでなく日本の実態や思考をアメリカ側、とくにその首都の官民に知らせること、つま り対アメ リカ発信がその存在理由だといえよう。対象は超大国の首都の官民だから、とくに日本側のその任務は重要となる。

 その発信内容は、JICCの名称自体に「情報文化」とあるように、まず日本について、あるいは日本側からの情報が主で あり、文 化は従だろう。JICCの内部にはその種の広報活動のための大きな講堂もあるし、討論や会議のできるラウンジ風の空間もたっぷり ある。

 だが私のワシントンでの長い駐在での観察では、日本政府の対米発信センターであるこの公的機関の活動はあまりに偏って いるとい わざるをえない。映画、アニメ、日本語、落語、和食などという娯楽性の強いプログラムの実施に専念しているのだ。ことに最も安易 な映画上映というイベントがあまりに多く、まるで日本政府直営の映画館のようにさえ見えるのだ。ここ数年そうした偏重傾 向がとく に激しい。日本の政府として、あるいは国民として同盟相手の超大国アメリカの官民に向けて発し続けねばならない歴史問題や領土問 題についての発信は皆無なのだ。

 「文化」の名にも値しない

 日本政府にその種の日本側の国益の核心に絡むメッセージをアメリカに向けて発信する他の機関があるのならば、JICC の映画館 化もまだ弁解が立つだろう。だが、そんな機関は存在しない。実情はむしろ逆なのだ。アメリカ側に向けて日本の発信をする他の公的 機関は、エンターテインメント志向にもっと徹しているからである。

 ロサンゼルスとニューヨークにはそれぞれ「日本文化センター」という機関が存在する。ともに日本の独立行政法人の「国 際交流基 金」が運営する対米発信拠点である。同基金は外務省の事実上の管轄下にあり、対外的な文化芸術交流や日本語教育の普及を任務とす る。だが、そのほかに「日本研究・知的交流」という目的もあり、「日本と海外の人々の間で対話する機会を作ることで、日 本の対外 発信を強化する」と謳われている。たんに狭い意味の文化にこだわらず、政治や外交も含めての日本からの広範な発信もする、という ことだ。

 だがアメリカで「ロサンゼルス日本文化センター」の活動を見ると、あまりにも軽い。日本語普及の「みんなでしゃべろ う!」とい うプログラムはまだしも、「かわいいお弁当の作り方」「おにぎりで世界を変えよう」「折り鶴の見本」というような通俗な「発信」 ばかりである。その他はお決まりの映画とアニメの連続となっている。

 これでは「文化」の名にも値しない。ほんの少しでも日米間の「知的交流」を思わせる対米発信があってよいと思うのだ が、まった く見当たらない。日本にとってのいま懸案の外交課題や、日本が国として対外的に知らせたいテーマにわずかでも関わるような行事は ゼロなのだ。

 だからこそ政治の首都ワシントンにある前述のJICCが、日本の国家としての主張や情報をアメリカに向けて少しは発信 すべきな のだが、それもまたないのである。

 韓国の洗練された対米発信

 では、同じワシントンでの韓国の対米発信活動の状況を報告しよう。韓国を日本との比較の対象に挙げるのは、両国がとも にアメリ カの同盟国である一方、互いに利害の衝突があるからである。周知のように韓国は日本の領土の竹島を不当に軍事占拠している。まず 領有権での衝突があるわけだ。また、慰安婦問題をはじめとする歴史認識でも日韓両国は衝突してきた。

 こうした衝突部分の状況は超大国のアメリカの対応に大きく影響される。アメリカが日韓両国それぞれの主張や態度をどう 見るかが つねに重要となってくるわけだ。アメリカの理解や賛同を取り付けたほうが有利になる。だからそのアメリカに向かってどんな発信を するかは、日韓両国にとっていつも重要なのである。

 この点での日韓両国の対米活動は一種のゼロサム・ゲームだともいえよう。相手が得点を上げれば、それだけこちらの失点 になるよ うな相関関係があるわけだ。だからこそ韓国の対米発信の実態を知ることには二重三重の意義がある。

 韓国政府の対アメリカ発信の主役は「アメリカ韓国経済研究所(KEI)」である。韓国は官民全体としても、アメリカへ の広報や 宣伝は日本のそれよりもずっと積極的で大規模だといえる。実際の対米発信の作業はあくまで韓国の政府が主体となり、ワシントンの 在米韓国大使館や民間団体をも使う。だがその具体的な広報や情報の活動となると、中心になって動くのがこのKEIなので ある。

 ただし韓国には、対米発信では日本にない大きな武器がある。それは合計170万人とされる在米韓国人、韓国系アメリカ 人の存在 である。韓国系アメリカ人は国籍はアメリカだから、韓国政府の指示で必ずしも動くとは限らない。だがそれでもなお韓国を祖国と見 なし、その利益のためには協力し、献身するという人たちも多い。韓国政府はアメリカの政府や議会への働きかけでは、この 韓国系ア メリカ人の存在に依存できる場合が多いのである。
米サンフランシスコ市議会で、従軍慰安婦の碑建設を促す決議採択をほかの支持者らとともに喜ぶ韓国の元慰安婦、李容洙氏 (中央、 共同)
 だが対照的に、日本は対米発信で日系アメリカ人に依存することはできない。日系アメリカ人には日米戦争のせいもあっ て、日本の ために動くという意識がまずないからだ。

 こうした韓国の対米発信の全体図を背景として踏まえたうえで、主役のKEIの具体的な活動を報告しよう。以下はすべて この数カ 月間のイベントだった。

「下院外交委員長エド・ロイス議員に米韓関係の現状を問う」(議会の東アジア政策を扱う中枢のロイス議員にKEI代表が 質問し、 討論する)
「韓日両国間の価値観のギャップを克服するには」(KEI代表の二人の専門家が全米規模のシンポジウムでこのテーマにつ いての意 見を発表する)
「米韓同盟と経済協力の強化策を論じる」(KEI主催のシンポジウムで米側の専門家9人を3つのパネルに分けて発表と討 論をす る)
「2016年の韓国の国会議員選挙結果を分析する」(米韓両方の専門家たちが公開討論の形で同選挙結果の米韓関係への影 響などを 論じる)

 以上の行事を紹介しただけでも、すでに日本政府の対米発信とは根本が異なることが明白だろう。KEIは韓国やアメリ カ、そして 日本もが直面するそのときの重要課題を正面から取り上げ、論じるのだ。その論じるプロセスでは、韓国政府の主張やアピールが底流 として盛り込まれている。アメリカ側への直接の訴えとか要請という露骨なかたちを取らない、洗練された対米発信なのであ る。…中 略

 
 日本人拉致事件までKEIが扱う

 ちなみに日本政府も、いまのKEIに似た対米発信機関を運営していたことがあった。外務省の主管で、「日米貿易協議 会」という 名前の組織だった。日本大使館とは別個の組織とし、トップにはアメリカ人の日米関係専門学者を据えていた。日米貿易摩擦の激しい 1970年代から80年代にかけてのことだった。だがこの組織はさまざまな理由でうまく機能せず、廃止に至った。

 ところが韓国政府機関のKEIは明らかに成功し、ワシントンでのその存在と影響力とを着実に強めているのだ。この韓国 の対米発 信と日本の対米発信のギャップをとくに痛切に実感させられたのは、北朝鮮による日本人拉致事件の案件までもKEIが扱っているの を見たときだった。

 KEIは今年2月初め、「招待所・北朝鮮の拉致計画の真実」と題するセミナーを開いた。その題名の新刊書を著者のアメ リカ人 ジャーナリストのロバート・ボイントン氏が紹介し、米側専門家たちが討論する集いだった。

 同書は、北朝鮮による日本人拉致事件の内容を英語で詳述した初の単行本だった。事件を英語で紹介した文献は、米側の民 間調査委 員会の報告書などがあるが、商業ベースの英文の単行本はなかったのだ。

 ボイントン氏は数年をかけて日本や韓国で取材を重ね、とくに日本では拉致被害者の蓮池薫氏に何度も会って、拉致自体の 状況や北 朝鮮での生活ぶりを細かく引き出していた。また同じ被害者の地村保志・富貴恵夫妻や横田めぐみさんの両親にも接触して、多くの情 報を集めていた。その集大成を平明な文章で生き生きと、わかりやすく書いた同書は迫真のノンフィクションと呼んでも誇張 はない。

「何の罪もない若い日本人男女が異様な独裁国家に拘束されて、人生の大半を過ごし、救出を自国に頼ることもできない悲惨 な状況は いまも続いている」

 ボイントン氏のこうした解説に対して、参加者から同調的な意見や質問が提起された。パネリストで朝鮮問題専門家の韓国 系アメリ カ人、キャサリン・ムン氏が「日本での拉致解決運動が一部の特殊な勢力に政治利用されてはいないのか」と述べたのが異端だった。 そして、同じパネリストの外交問題評議会(CFR)日本担当研究員のシーラ・スミス氏が「いや、拉致解決は日本の国民全 体の切望 となっている」と否定したのが印象的だった。

 この場で私が感じた最大の疑問は、日本にとってこれほど重要な本の紹介をなぜ日本ではなく、KEIという韓国の政府機 関が実行 するのか、だった。日本政府は何をしているのか。ワシントンの日本大使館は何をしているのか。そんな疑問でもあった。…中略

  こうした流れのなかで日本の外務省はこの春、対外発信の新たな手段と宣言して、海外三都市に「ジャパン・ハウス」と いう施設 を新設する事業計画を発表した。すでに数百億円単位の予算を得ての計画だった。この計画は昨年から、当初は「領土問題、歴史問題 など日本としてしっかり主張すべきことを主張し、日本の魅力も発信していく」という触れ込みで推進された。ロサンゼル ス、ロンド ン、サンパウロの三主要都市に広報施設が開設されるのだという。

 ところがいざ予算が取れたあと、この「ジャパン・ハウス」は性格を変えたようだった。外務省当局者たちは、この新施設 でアニ メ、漫画、和食、ハイテクなど日本の魅力を宣伝することが主眼だと言明するようになったのだ。歴史や領土という課題はそこではと くに提起する方針はない、というのである。そうなると対アメリカ発信の場合、これまでロサンゼルスの「日本文化セン ター」が実施 してきた「かわいいお弁当の作り方」展示会の域を出ないこととなる。

 外務省の年来の事なかれ主義の継続ともいえよう。ただし今回の「ジャパン・ハウス」構想では、事前にはいかにも歴史や 領土につ いての対外発信をする必要が高まったからこの構想の実現が欠かせないのだ、という趣旨の説明を外務省代表たちはしていた。私自身 も担当官たちからその旨を直接に聞かされた。

 このような外務省の体質が長年、続いたからこそ慰安婦問題での「強制連行説」の虚構が国際的に大手を振るようになった 経緯はも う実証済みである。その日本式の消極性姿勢を端的に表すのが、いまのワシントンでの韓国に比べてあまりにお粗末な日本政府の対米 発信ぶりだといえよう。

  想像していた以上に酷いですね。余りの腹立たしさに最後まで読むのに一苦労しました。ここまで、腐っているとは。中 山恭子さ んが、良い人もいるとかばっていましたが、やはり、内部から命懸けで立ち上がることもないようでは、使い者にはならないでしょ う。

  あの「ジャパンハウス」も、やっぱり金の無駄遣いだったのが良く分かります。あの金を、日本の為に戦ってくれている 方達やケ ント讃たち外国の方達に使ってもらえば、どれ程有効に使ってくれるでしょう。

  安倍さんも、回りが余りにも腐っているので改革は大変でしょうが、何とか決断して貰いたいですね。と言うか、安倍さ んは、そ の辺も見越して、じっと我慢して、国民が目覚めて立ち上がるのを待っているのかもしれません。もしかしたら、とんでもない救世主 かもしれません。

  あの、青山さんを立ち上がらせた手腕からも、そう考えた方が良いのかも。やはり、信じて、待つしか無いのでしょう か。
2016年 7 月 6 日(水)  第 748回  慰安婦問題で韓国に「無条件降 伏」し続ける外務省のHP
  昨日のカリフォルニアの目 良さんの慰安婦像撤去活動と同じようにオーストラリアで活動してくれている山岡さんが、外務省のHPの慰安婦問題に韓する英文 が、とんでもないことを告発してくれています。
  私など、英語が苦手の上に、官公庁のHPの複雑さに見に行く意欲がそがれるので、殆ど見に行くこともないので、全く 知りませ んでした。
  やはり、昨日の古森さんの言われるように日本の名誉を守る気持ちは全くないようです。と言うか、中韓の側について仕事を している と考えた方が良さそうです。
  昨日に続いて長いのですが、貴重なので全文を取り上げさせてもらいます。怒りを覚えずには読めません。

  iRONNAより

  慰安婦問題で韓国に 「無条件降 伏」し続ける外務省のホームページ

 山岡鉄秀(AJCN代表)

 「慰安婦問題は,当時の軍の関与の下に,多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり,かかる観点から,日本政府 は責任を 痛感している」

 2015年12月28日に突如発表された日韓合意。この岸田外相の発言を聞いた瞬間、唖然とすると同時に、東京下町出 身の私の 脳裏に、今は亡きフーテンの寅さんの声が聞こえて来た。「それを言っちゃあおしまいよ」。

 英訳は次の通り。

The issue of comfort women, with an involvement of the Japanese military authorities at that time, was a grave affront to the honor and dignity of large numbers of women, and the Government of Japan is painfully aware of responsibilities from this perspective.

 ご丁寧に、“involvement of the Japanese military authorities”と明言し、“a grave affront to the honor and dignity of large numbers of women = 大勢の女性の名誉と尊厳に対する甚大な侮辱”とは、日本語のオリジナルよりも強烈な印象だ。こんな言い方をしたら、強制連行、性奴隷といった、いわれなき 誹謗中傷のすべてを認めて平身低頭して謝ったことになる。文字通り、ジ・エンドである。この「決定的に不適切な表現の問 題」に即 気が付いて公共の電波で指 摘していたのは青山繁晴氏らごく少数だったと記憶している。
慰安婦問題の合意後、握手する岸田外相(左)と韓国の尹炳世外相=2015年12月28日、ソウル(共同)
 言い方を変えれば、このような表現(特に英語)は、金額欄が空欄の小切手を渡して「金額は一億でも一兆でも、好きなよ うにお書 きください」と言っている ようなものだ。「それならば」と袋叩きにあうのは目に見えている。特に、2015年は複数の日本の学者や研究者グループが、大変 な努力をして海外の学者や メディアに反論を試みた年だった。私も手伝ったからよく知っているが、海外の学者たちはほとんどまともな反論ができなかった。日 本側の圧勝であり、やっと朝日新聞がばら撒いた「20万人強制連行説」などの荒唐無稽な説を打ち消すことができるかと 思った矢先 の出来事だった。

 くやしい思いをしていた海外左傾メディアや学者たちが、日本政府の声明を聞いて、ここぞとばかりになりふり構わぬ「復 讐」に出 たのである。だから、 AJCNレポートで伝えたように、捏造(ねつぞう)を含めた「とんでもない内容」の日本叩きの大合唱になったのだ。かくして、日 本人学者・研究者グループ の努力は木端微塵に吹き飛んだ。背後から撃たれたらひとたまりもない。

 それにしても、この突然の「無条件降伏声明」はどこから来たのか? 誰かが急きょ考えて、岸田外相や安倍首相に「これ がベスト の表現ですよ」と耳打ちし たのだろうか。こんな自爆行為ともいえる声明を平気で出すのは世界中で日本政府だけだ。誰かの意図が反映されているとしか思えな い。そう思いながら、改め て外務省のホームページを見て愕然とした。青天の霹靂と思っていた「自爆的無条件降伏声明」が、ずっと前から繰り返し書かれてい たのだ。すなわち、今回の日韓合意は、外務省の意図を明確に反映し、時計の針を左回りに巻き戻す行為だったのだ。

 外務省にとっての慰安婦問題とは何か?

 実は外務省は、今回に限らず、以前から「慰安婦問題とは多数の女性の名誉と権限を傷つけた問題である」と繰り返し定義 してい た。

 外務省のホームページを見ると、2013年11月6日付けの英語の文章で The view of the Government of Japan on issues of history including “comfort women”(慰安婦問題を含めた歴史問題に関する日本政府の見解)というものがある。日本語版を見つけることができなかった。 まさに「平謝り」の内容なのだが、その中に次の文章が登場する。

Recognizing that the “comfort women” issue was a grave affront to the honor and dignity of a large number of women, the Government of Japan, together with the people of Japan, seriously discussed what could be done for expressing their sincere apologies and remorse to the former “comfort women.”
 「慰安婦問題とは、大勢の女性の名誉と尊厳に対する甚大な侮辱であったと認識して、日本政府は、日本国民と共に、どう したら元 慰安婦に心からのお詫びと自責の念を伝えることができるか真剣に話し合いました」(山岡訳)

 この結果として、アジア女性基金ができたと続く。さらに、次のような文章も登場する。

Prime Minister Abe and his predecessors are deeply sympathetic and sensitive to women who experienced immeasurable pain and suffering as the “comfort women”. Japan has extended its sincere apologies and remorse to all those women on various occasions such as the statement by the Chief Cabinet Secretary Yohei Kono in 1993.
 「安倍首相とその前任者たちは、慰安婦として計測不能な痛みと苦しみを経験した女性達に対して、深く同情し気遣ってい ます。日 本はそれらの女性達に対し、1993年の河野洋平官房長官談話のように、様々な機会で、誠意ある謝罪と自責の念を表明しました」 (山岡訳)

 この文章では不十分と思ったのか、その後も外務省は、同じ趣旨を何度も繰り返す。
河野洋平氏
 2014年10月14日付で、「慰安婦問題に対する日本政府のこれまでの施策」という文章が日英両言語で掲載されてい る。この 中でも、「河野洋平官房長 官談話において、この問題は当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であるとして、心からのお詫びと反 省の気持ちを表明し、以 後、日本政府は機会あるごとに元慰安婦の方々に対し、心からお詫びと反省の気持ちを表明してきた」とし、償いとしてアジア女性基 金を開設したと続く。

 さらに、2015年9月18日付の「歴史問題Q&A」でも、「慰安婦問題に対して、日本政府はどのように考え ています か」という問いかけに対 し、「日本政府としては、慰安婦問題が多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた問題であると認識しています。政府は、これまで官房長官 談話や総理の手紙の発出等 で、慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し、心からお詫びと反省の気持ちを 申し上げてきました」と再 び強調している。

 これではっきりした。外務省は、慰安婦問題に関しては、どんなに誹謗中傷されても、この問題を総じて「女性の尊厳を傷 つけた問 題」とだけ総括し、「強制 連行や性奴隷としての扱いはなかった」などとは一切反論せず、ひたすら心からのお詫びと反省の気持ちを表明するのが正しいと信じ て、かたくなにその方針を 守っているのである。日韓合意は、岸田外相と安倍首相にその方針を再確認させる儀式だった。

 河野談話が大好きな外務省

 素朴な疑問が湧く。あれほど河野談話が元凶だと騒がれ、わざわざその製作過程の検証を行い、韓国側の意向を慮ってのす り合わせ があったことが証明されたではないか? それはいったいどこに行ったのか?

 外務省ホームページには、「慰安婦問題を巡る日韓間のやりとりの経緯〜河野談話作成からアジア女性基金まで〜」という 文章が日 英両言語で掲載されてい る。しかし、この文章と全く同じ日付(2014年6月20日)で、菅官房長官のタイトルのない談話が掲載されている。英語のもの しか見つからないこの談話 の趣旨は以下の通りだ。
菅義偉官房長官
 「石原官房副長官による、河野談話の作成過程において、韓国側との内容のすり合わせがあったという衆議院予算委員会に おける証 言に基づき、日本政府は3 人の女性を含む有識者のチームを作って事実関係を検証しました。今日の午後、日本政府はその結果を衆議院予算委員会に提出しまし た。いずれにしても、私ど もは河野談話を変更することはないと再確認いたします。慰安婦問題に関しましては、計測不能な苦しみを経験された全ての方々に思 いをはせる現政府のスタン スは変わりません。韓国は日本にとって最も大切な隣国でございます。安倍政権が日韓関係に継続的に重視し、様々なレベルでの対話 を通じ、韓国との協調を進 展させるという安倍政権のスタンスは決して変わることがございません」(山岡訳)

 この談話では、調査結果の内容についてはいっさい触れられていない。これを読めば、誰もが日本政府は調査結果を無視し て、河野 談話には一切手を触れずに 尊重いたしますと宣言し、韓国に詫びを入れていると理解するだろう。このように、河野談話成立過程の検証努力は完全に無効化され ている。

 こんな有様だから、「20万人強制連行と性奴隷化」を明確に否定した、本年1月18日付参議院予算委員会での中山恭子 議員に対 する安倍総理の答弁も完全 に無視されている。厳密に言えば、2007年3月16日付の「衆議院議員辻元清美君提出安倍首相の『慰安婦』問題への認識に関す る質問に対する答弁書(平 成19年3月16日閣議決定)(抜粋)」という文章は掲載されている。しかし、このような抜粋の掲載では、閣議決定であるにも拘 わらず、何を言わんとして いるのかさっぱり伝わらない。本来なら、閣議決定された答弁書こそが政府の見解ではないのか?

 英語で自傷したい外務省

 私はかねてより、外務省の英訳があまりにも自傷的で不適切だと指摘して来たが、今回、今でも日本政府の公式見解とされ ている河 野談話にもその傾向を発見した。河野談話には次のくだりがある。

 「いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である」

 英語版では、この「いずれにしても」が “Undeniably = 否定できないほどに” と訳されているのだ。私は慰安婦問題の最前線で戦い続ける市民団体の代表として、改めて外務省の回答を求めたい。誰がこのような訳 をしているのか?これは意図的になされているのか?

 今回、外務省のホームページを見直すことで、外務省の主流派が依然として「慰安婦問題を漠然とした女性の人権侵害問題 と捉え、 たとえ事実に反する誹謗中 傷があっても決して反論せず、全国民が深く反省し、河野談話で謝罪し、アジア女性基金で誠意ある償いを実行したと繰り返し訴え続 けることこそが最良だ」と 信じ、それをフレームワークとして一歩たりとも譲る気がないことが確認できた。このフレームワークこそが、戦後レジームの象徴で あり、この枠内で行動する 限り、安倍政権が戦後レジームを脱却することは不可能である。
外務省のホームページ
 1000歩譲って、このようなアプローチで相手が納得し、問題が解決するのなら、外務省主流派の考えにも一理あるかも しれな い。しかし、現実には状況は どんどん悪くなっている。当たり前である。国際社会では、弱いと見なされたら徹底的に攻撃されるのが常だ。塹壕の中で頭を抱えた ままじっとしていれば、い ずれ攻撃がやむと思ったら大間違いだ。一発も撃ち返してこないとわかれば、頭上から爆弾が雨あられと降り注いでくる。劣化ウラン 弾でも平気で打ち込んでく る。大金でメディアを買収し、捏造でもなんでもする。日本を占領し、支配下に置くまで止めることはない。「日本人は謝りたくて仕 方がないらしい。理解でき ない精神構造だが、徹底的に利用して攻撃しよう」と考えているのが明らかだ。こんなことは素人でもわかる。それが国際社会の現実というものだ。

 ではなぜ、効果がない、と分かっているフレームワークにいつまでも固執するのか? それはひょっとして、日本の名誉や 国益を守 るという目的のためには効 果がないが、外務省主流派にとっては最も利益があるからではないのか? つまり、戦後レジームの守護者である外務省主流派にとっては、戦勝国およびGHQ によって批判を禁じられた韓国の意向に沿い、歓心を買うことこそがもっとも大切な仕事であり、それが日本国の国益の上位 に位置づ けられているからではないのか? さもなくば、自らが理想とする「高邁な理念」を守ることが、国益を守ることよりも大切だと考え ているのか?

 外務省にも、日本の為に必死に努力している人が多くいることは承知している。しかし、ホームページに反映されている 「平身低頭 の戦後レジーム死守」の姿勢を見ると、上記の疑念が頭をよぎらざるを得ない。これもやはり、日本が依然として占領下であることの 証左であろうか。

 やまおか・てつひで Australia−Japan  Community Network(AJCN)代表。1965年、東京都生まれ。中央大、ニュー サウスウエールズ大大学院卒。2014年豪州ストラスフィールド市において中韓反日団体が仕掛ける慰安婦像設置計画に遭遇。子供を持つ母親ら現地日系人を 率いてAJCNを結成。「コミュニティの平和と融和の大切さを」を説いて非日系住民の支持を広げ圧倒的劣勢を挽回。 2015年8 月、同市での「慰安婦像設 置」阻止に成功した。

  ここまで腐っているのかと、怒り心頭ですが、全く、どうやったら、ここまで日本の名誉を貶めることを平気でやれるの かと不思 議で呆れるしかないですね。
  やはり、外務省というのは、完全に腐り木っているようです。これは、改革なんてものじゃどうにもならないのは明らか です。同 感が得ても、一日も早く解体して新しい組織を立ち上げることが必要です。

  日本の官公庁なんて、大なり小なり、外務省と殆ど同じと考えた方が良さそうです。と言うか、まともな所は無いので しょう。何 とも、情けないですが、それが日本の現実でしょう。
  戦後のGHQの工作もあるでしょうが、やはり、4 日(月)、第 746回の「青山さんの街頭演説」で取り上げた動画「【青山 繁 晴】日本人の天性と同調性、教育・エネルギー・官僚機構[桜H28/6/24]」で青山さんが指摘して くれているよ うに、日本人自体にも大きな欠陥があるのも確かなようです。
  再生と共に、欠陥の克服も目指して、素晴らしい日本を創りあげたいものですね。世界も、それを待ってくれているの じゃないで しょうか。
2016年 7 月 7 日(木)  第 749 回  日本を貶めたい勢力の真の狙いと は…
  日本を取り戻す為に戦ってくれている杉田水脈 さんが河 添さんと、6月28日 (火)、第 6113回の「歴 史戦はオンナの闘い」などで警鐘を鳴らしてくれている保育問題などを産経新聞で書いてくれています。

  今や、女性の立場から、日本の女性問題について最高の提言をしてくれている杉田さんが、見事に、今の日本のおかしさ を思う存 分界てくれています。
  戦後の劣化した日本女性の目がさめてくれることを期待したいものです。日本は、女性がしっかりして、バカな男を手の ひらの上 で操つるという昔に戻らない限り、日本の再生は望めないのじゃないでしょうか。

  それだけに、中山恭子さんや杉田水脈さんなど保守の女性に期待しています。全文は長いですが全部取り上げておきま す。

  産経ニュースより    2016.7.2

 【杉 田水脈のなでしこリポート(8)】「保育園落ちた、日本死ね」論争は前提が間違っています 日本を貶めたい勢力の真 の狙いと は…
   
 少し前ですが、「保育園落ちた、日本死ね。」というタイトルのブログが話題になりました。

 内容を見ると「なんなんだよ日本。一億総活躍社会じゃねーのかよ。昨日見事に保育園落ちたわ。どうすんだよ私活躍出来 ねーじゃ ねーか」「子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ? 何が少子化だよク ソ。子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ無理だからって言ってて子供産むやつなんかいねーよ」と、子育 て中の母 親が口にしたとはにわかに信じがたい言葉が並んでします。

 国会質疑でも取り上げられましたが、自治体で児童福祉に取り組んでいた立場からすると、この論争は前提条件が間違って いると言 わざるを得ません。

 このブログを書いた母親やそれに同情を寄せる人々は「保育所」は「誰もが利用できるのが当たり前」のサービスであり、 「利用す る権利がある」と思っているように思われます。

 しかし、それは大きな間違いです。保育事業は「福祉施策」です。そもそも「福祉」とは何か? 私が尊敬する一般財団法 人児童健 全育成推進財団の鈴木一光理事長は次のようにおっしゃっています。

 「『福祉』とは『ふ』つうの 『く』らしで 『し』あわせに』という意味です」

 従って福祉施策とは、自力で普通の暮らしを営むことができない人に対して、税金を使って支援することを言います。障害 者福祉、 低所得者福祉、高齢者福祉、児童福祉−。そう考えるとしっくりくると思います。みなさんが収めた税金を使って支援することには ちゃんと理由があるのです。

 保育事業は「本来ならば家庭で保護者が子育てをする」という大前提の上で、何らかの理由で子供を保育することができな い家庭を 支援する施策です。片親であったり、病気やけがで育児ができない状態であったり、どうしても働かなければいけない理由がある家庭 を税金を使って支援するものです。

 かつて児童福祉法には「保育所は保育に欠ける児童を対象にする」と書かれていました。(現在は児童福祉法改正により 「保育を必 要とする」という文言に代わっています。)

 ですから、保育所に入るには入所基準があり、それぞれの家庭の状況に応じて点数化されるわけです。例えば、両親がそ ろっている 家庭よりも片親の方が点数が高い。短時間のパート勤務よりも長時間勤務する正社員の方が点数が高い。高所得者は点数が低いです し、祖父母と同居していたり、近くに住んでいたりする場合も点数が低くなるわけです。

 こうした公平な選考により、入所できる児童が決まります。(多くの自治体は入所選考基準を公開しています。参考:大阪 市の認可 保育所 入所選考基準点計算表http://yodokikaku.sakura.ne.jp/?p=1032)

 ですから「保育園落ちた」ということは「あなたよりも必要度の高い人がいた」というだけのこと。言い換えれば「あなた は必要度 が低いので自分で何とかしなさい」ということなのです。

 たぶん、このブログに書かれている保育園とは「認可保育所」のことかと察します。保育所には認可保育所のほかに、無認 可(認可 外)保育所もありますし、待機児童が問題となっている大都市には「認証保育園」なる制度も登場しています。また、民間のベビー シッターも多く存在します。

 自分で何とかできる部分は自分でやらないことには社会は成り立ちません。何でも税金におんぶと抱っこでは、日本は潰れ てしまい ます。「自助・共助・公助」の順番を間違えてはならないのです。

 さて、この問題が起きた直後に山田宏前衆議院議員が「生んだのはあなたでしょう、親の責任でしょ、と言いたい」と発言 しまし た。私はもっともな発言だと思ったのですが、日本中で大バッシングを受けてしまいました。

 また、対談本でご一緒したノンフィクション作家の河添恵子さんが、討論番組「朝まで生テレビ」の女性討論に出演された 際、「子 育ては母親がするのが一番」と発言して、他の出演者から集中攻撃を浴びました。

 一昔前だったら当たり前の発言が、大勢から非難される。つまり私たちが長年培ってきた価値観が急速に壊されてい るので す。

 私は昨年から何度も国連本部に足を運び、そこで行われていることを自分の目でつぶさに見てきました。日本国内の 「日本を 貶めたい人々」が、中国をはじめとする海外勢力と手を取り合って活動をしているのが国連委員会の実態であることに気が付いた のです。

 彼らは数十年にわたり、国連を舞台に活動していました。その結果が近年、すごいスピードで表面化してきているの です。

  日本人の女性弁護士が委員長を務める国連女子差別撤廃委員会が、日本に関してまとめた最終見解案に「皇位継承権が男系男子の 皇族だけにあるのは女性への差 別だ」として皇室典範改正を求める勧告を盛り込んでいたというニュースはみなさんの記憶に新しいと思います。日本政府の抗議 を受け、最終見解から皇室典範 に関する記述は消えたとはいえ、日本を貶めたい勢力がどれほど国連の場で暗躍しているかお分かりいただけたと思います。

 彼らの目的は一体何なのでしょうか?

 前述の「朝まで生テレビ」において、多くの女性論客は「保育所を義務化すべきだ」と主張しました。残念ながらこの 主張は多 くの日本人女性に支持されています。その背後に潜む大きな危険に誰も気づいていないからです。

 子供を家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育をする。旧ソ連が共産主義体制の中で取り組み、失敗したモデ ルを21 世紀の日本で実践しようとしているわけです。

 労働組合に牛耳られたごく一部の特殊な学童保育所などでそういった保育が行われていることを公務員時代に目の当た りにして 問題意識を強く持っていましたが、それが数年でここまで一般的な思想に変わってしまうとは本当に驚きです。

 旧ソ連崩壊後、弱体化したと思われていたコミンテルンは息を吹き返しつつあります。その活動の温床になっているの が日本で あり、彼らの一番のターゲットが日本なのです。

 これまでも、夫婦別姓、ジェンダーフリー、LGBT支援−などの考えを広め、日本の一番コアな部分である「家族」 を崩壊さ せようと仕掛けてきました。今回の保育所問題もその一環ではないでしょうか。

 7月10日には参議院選挙の投票日を迎えます。世論操作により、日本を貶めたい勢力により、国民がおかしな方向に 導かれよ うとしている今こそ良識ある政治家の活躍が期待されています。

■杉田水脈(すぎた・みお) 昭和42年4月生まれ。鳥取大農学部林学科卒。西宮市職員などを経て、平成24年に日 本維新の 会公認で衆院選に出馬し、初当選。平成26年に落選後は、民間国際NGOの一員として国際社会での日本の汚名を晴らすため活 動を続けている。好きな言葉は「過去と人は変えられない。自分と未来は変えられる」

  こうやって、戦後の女性が如何に工作によって劣化したかを解ってくれている女性が出てきてくれたことこそが日本再生 の希望と 言えるのじゃないでしょうか。
2016年 7 月 8 日(金)  第750回   犯人隠避
  高山正之さんの動画が、新しくアップされてい ました。

  早速見てみましたが、何とも、恐ろしい中身でした。反日売国左翼の跋扈が、あの悲惨な事故の裏に潜んでいたとは、頭 の悪い私 には想像もできませんでした。
  
  ここにも、あの日本が大嫌いな反日売国左翼新聞が関係していたんですね。やはり、日本人全てに見てもらって目を覚ま してもた いたいものです。

2016年 7 月 9 日(土)  第 751回  リトル・トウキョウの老人施設売却
  昨日、8 日(金) 、第 1123回の「日韓合意後、米国で対日批判は激化」で取り上げた、目良さんのリポート第3です。

  何と、3月 3日 (木)、第 996回の「リ トル東京や日系コミュニティーにも韓国系の侵略」で取り上げたChris Ryouan Miyakeさんが警告してくれていたリトル東京が、もっと危機に陥っているようです。
   残念ながら、日本人どうしの争いもあるようです。

  あの日本人の敵マイク・ホンダまで関わっているようです。

  産経ニュースより    2016.7.4

 【目 良浩一の米西海岸リポート(3)】リトル・トウキョウの老人施設売却は日系人社会の亀裂を露呈しました 背後には不 穏な勢力 が…

  リトル・トウキョウの高齢者施設は日系人の財産だった…

 日本から米国への移民は19世紀後半から始まり、1924年の米政府による日本人移民禁止令まで続きました。現在の在 米日系米 国人は3世から5世が中心です。

 一世と呼ばれた日系人たちは、ロサンゼルス中心部に「リトル・トウキョウ」を作りました。61年には8人の著名な日系 人が主 導、協力して老人のための居 住施設を設置しました。この施設は、70年代に居住者が自立して居住できる施設、ある程度の看護の必要な人たちの施設、そして常 に看護が必要な人たちのた めの施設などの4つの異なる施設になり、計600人強を収容できる施設に成長しました。

 施設では日本の文化が維持され、日本食が提供され、日本語で生活できるという環境が維持されてきました。この施設は、 日本の財 界をはじめ、日本企業や一 般人からの寄付金などの浄財によって建設され、そして多くの人のボランティア活動によって運営され、存続されて来ました。在米日 系人が誇ることができる貴 重な財産でした。

 営利企業に売却されるとどうなるか…

 ところが、施設の運営を担っている非営利団体「敬老シニアヘルスケア」の理事会の考えは異なっていたようです。

  理事長のショーン・ミヤケ氏が4施設を不動産・開発を行う営利会社のパシフィカ社に売却するという発表をしました。施設設立 の最後の著名人であるジョー ジ・アラタニ氏の逝去を待っていたかのように、同氏が亡くなった翌年の2014年のことでした。ただ、この時は売却価格をめ ぐって州政府から問題が出され て立ち消えになりました。

 ところが、昨年9月にパシフィカ社と売買契約が成立したと正式に発表されました。施設は非営利団体でかなりの費 用を寄付 金で賄う体制なのに、営利企業のパシフィカ社が購入すればサービスはかなり異なった性格になることが考えられます。

 敬老シニアヘルスケアとパシフィカ社の契約内容を検証してみると次のことが判明しました。

・売却価格は4100万ドル(約41億8000万円)

・5年間は現在のサービスを維持するが、その後の制約はなし

・最初の1年間はサービス料の値上げに制約あり

  すなわち、5年後には土地使用も含めて全く異なった事業を始めることができるのです。都市センターに近く、夜景を見るには もってこいの場所なので高級マン ションに建て替えることも可能です。4つのうち2つが入っている主要施設は土地が5エーカー(約2万平方m)あるので土地利 用の転換は十分に考えられま す。

 売却反対運動が起きたものの…

 売却の計画が明らかになると、ロサンゼルス周辺の日本人や日系米国人からかなりの反対の声が上がりました。日系米国人 を中心と して「敬老救済特別委員会」が結成され、売却反対運動が展開されました。日本人有志も集会を開き反対の意思を表明しました。

 反対の主要な理由は、日系社会が築き上げてきた貴重な資産が失われることでしたが、ここで日系社会の隠れた亀裂が露呈 すること になりました。

 ミヤケ氏らは、旧移民の日系米国人は現在では完全に米国人になっていて日本語や日本食のサービスは不要であること、そ してそう したサービスが必要な戦後 の移民である「新一世」については、自分たちとは関係がないので新しく日本から来た移民のために施設を維持する必要はないとする 意見を表明したのです。

 つまり旧来の日系人は新一世には、全く近親感を持っていないということが明らかになったのです。

 非営利法人の売却には公聴会の開催が条件となっています。しかし、この事案で公聴会は開催されていません。この点につ いて施設 の売却を承認したカリフォ ルニア州司法長官に問い合わせたところ、「公聴会は免除して(施設売却の)許可を下した」との回答がありました。それも中国系の 副司法長官からの回答でし た。この決定は不当であるとして、敬老救済特別委員会が売却中止を法廷に訴えましたが、却下されました。…中略

 次の疑問は、この売却に関してどのような力が働いたかということです。前述したように、日本人や日系人にはさまざまな 外的な力 が働いています。施設を購入した会社はインド系の人が興した会社です。そして、認可を出したのは中国系の役人です。

 マイク・ホンダ氏を含むカリフォルニア州選出下院議員16名が連名で売却に反対の意見を表明しましたが、売却阻止は不 可能であ ることを見越しての人気取りのジェスチャーだったようです。

 ホンダ氏を強力に推していた反日中国系の団体からは私個人に対して「このように応援しているのであるから、恩を仇で返 すな」と いうメールが届きました。暗に、慰安婦像撤去を求める裁判を中止しろという意味のようです。
 
 一方、日系人や日本人はまとまりに欠けていて、それらの圧力に対抗する十分な力を持っていないように思えます。日系人 と日本人 が対立するような状況になっていることは悲しいことです。

  日本人に対する慰安婦攻勢に始まり、リトル・トウキョウにおける経営者交代から全米日系人博物館における慰安婦映画の上映、 日系敬老施設の売却、高等学校 の歴史教科書に「間違った慰安婦の記述を入れる」ことなど一連の動きを見ると、この地の日系社会に揺さぶりをかけて分断し、 日系社会を壊滅させようとする 大きな力が働いているのではないかとさえ感じます。

 こうした状況が目の前で起きているのですが、ロサンゼルス総領事館を含む日本の外務省はハリウッドにジャパン・ ハウスを 設置して、アニメや日本食などのプロモーションをすることに熱中しているのです。

  日本人がまとまりに欠けるのは残念ですね。と言うか、戦前の移民の方達にとっては、最近の劣化した日本人や日本には 幻滅して いるのじゃないでしょうか。
  その代表が、日本の為に働くのが嫌いな外務省でしょう。日本の代表であるべき外務省が、移民の方達や在米の人達に冷 たいとな れば、益々、嫌いになるのじゃないでしょうか。

  外務省は、世界に日本の名誉を貶める為の仕事をしているだけじゃなく、日本の人達を日本嫌いにさせているとしたら、 全く、と んでもないことですね。
  やはり、一日も早い解体と新しい組織の設立が望まれます。
2016年 7 月 10 日(日)  第 752回  参院選は真の独立国となる千載一遇の機会だ
  昨日、「明日は日本の分岐点」で、中山成彬・ 西村真悟・青山繁晴候補が苦杯を舐めるようでは日本の再生は遠のくと書きましが、それは、日本人の覚醒と覚悟が出来てな いということですから、日本の終わりの時かも知れません。

  つまりは、この三人の方が見事に当選すれば、いよいよ日本の再生のチャンスと言えるでしょう。果たして、最高の結果 を見ることができるでしょうか。

  阿比留さんも、今回の選挙は千載一隅の機会だと書いてくれています。

  産経ニュースより    2016.7.8

 【阿比留瑠比の極言御免】憲 法を国民の手に取り戻せ 参院選は真の独立国となる千載一遇の機会だ 

   時代の歯車は今、確かに大きく回り始めている。5〜7日の在京各紙の参院選終盤情勢を伝える1面トップ記事の見出しを見て、そのことを実感した。

 「改憲勢力『3分の2』勢い 自民は単独過半数」(5日付産経新聞)

 「与党改選過半数へ堅調 民進、苦戦続く」(6日付読売新聞)

 「改憲勢力3分の2の勢い 野党共闘伸びず」(同日付毎日新聞)

 「改憲勢力3分の2に迫る 自民、単独過半数も視野」(同日付日経新聞)

 「改憲4党3分の2に迫る 自民単独過半数も視野」(7日付朝日新聞)

 日本が連合国軍総司令部(GHQ)の占領政策に由来する改憲タブーから、ようやく解き放たれつつあることが分かる。

 読売は若干慎重な書きぶりだが、各紙の分析はおおむね憲法改正の国会発議に必要な3分の2議席を、改憲推進・容認の4 党が占め る可能性が高まったことを示していた。

 ■憲法を取り戻す

 戦後長く神聖にして不可侵な存在として神棚に祭られ、日本人が指一本触れることも許されなかったのが憲法だ。

 それを、自ら改正することで初めて国民の手に取り戻すチャンスが、あと少しで手が届くところまできているのである。

 「メディアで自民大勝なんていう世論調査を含めた情勢分析が出ると、比例票が減ってしまう」

 政府高官は一連の報道についてこう懸念を示すが、与党大勝の方向性はもう変わるまい。各紙は6月24日付の紙面で参院 選序盤の 情勢を報じた際にも、今回と同様に改憲勢力が3分の2をうかがうと書いていたが、その後も流れに変化はなかった。

 今回は、事前の予測で不利とみられたところに同情票が集まる「アンダードッグ効果」は今のところ表れていない。

 民進党は選挙戦で「まず、3分の2をとらせないこと。」をキャッチコピーとしてポスターやチラシで強調している。だ が、自分た ちの政策や主義・主張を訴えるのではなく、ただ他党の足を引っ張りたいという後ろ向きのメッセージは、有権者の胸には響いていな いようだ。

 ■国民の納得必要

 もちろん、改憲勢力が衆参両院で3分の2議席を占めたからといって、ただちに憲法改正が発議されるわけではない。どこ をどう変 えるか憲法審査会が議論を始めるのは、あくまでこれからの話である。

 また、安倍晋三首相が繰り返し強調しているように、最終的に憲法を改正するかどうかを決めるのは国会ではなく、国民自 身による 国民投票だ。国会で発議して国民投票で否決されるような事態になったら、安倍政権が「1強」と言われていようと内閣総辞職は免れ ない。そんなに簡単に改憲手続きへと進めるわけではない。

 改憲を党是とする自民党には、連立を組む公明党を含め各党への粘り強い説得・折衝が求められるし、何より国民に改憲の 必要性を 納得させるための懇切丁寧な説明が不可欠だ。まだまだ時間はかかるし、さまざまな困難も伴うだろう。

 ただ、日本が改憲によって自前の憲法を持ち、真の独立国となるための千載一遇の機会が今回の参院選であるのは間 違いな い。

 「本年は挑戦、挑戦、そして挑戦あるのみ。未来へと果敢に『挑戦する1年』とする」

 今年1月4日の年頭記者会見でこう述べた安倍首相にとって、最大の挑戦は憲法改正であるはずだ。さらなる奮起を 期待した い。(論説委員兼政治部編集委員)

  やはり、阿比留さんも、直ぐには改憲には踏みきらないと考えているようです。

  桜チャンネルで、加藤清隆さんも、安倍さんは、今回で改憲するとは考えてないと語ってくれています。やはり、 安倍さんは、想像以上に忍耐力の塊のようです。


  やはり、安倍さんの深謀遠慮は並ではないようです。日韓合意やヘイトスピーチ問題や経済政策など、納得できないもの はありますが、これも、安倍さんの政略が隠されているのかもしれません。

  いずれにしても、安倍さんしか日本を変えることができる人はいないのは間違いないでしょう。今は、信じて待つしか無 さそうです。
2016年 7 月 11 日(月)  第 753回  最低の都
  参議院選挙も終わり、いよいよ都知事選挙が話 題になり そうですが、これを書いている6日には、まだ自民党の都連は、前回の舛添を選んだ時と同じようなことをやろうとしているようで す。
  都民の気持ちがどれだけ離れているかに全く興味がないようです。国会議員の劣化も目を覆いますが、地方議員の劣化 は、それに 輪を懸けています。
  国や地方の為に働くなんて心構えは全くなく、自分の利益の為にだけ議員になっていると言うのが良く分かります。

   時事ドットコムより    2016/07/05
  
  自 民党の小池氏「出馬の意思変わらず」=増田氏との分裂選挙強まる−都知事選

 東京都知事選(14日告示、31日投開票)をめぐり自民党の小池百合子元防衛相(63)は5日、党都連の石原伸晃会長 と党本部 で会談し、推薦を正式に要請した。石原氏は、10日投開票の参院選後に結論を出す考えを伝えた。小池氏は先送りに不満を示し、出 馬の意思が固いことを改めて表明。都連が擁立を目指す増田寛也元総務相(64)との分裂選挙に突入する可能性が一段と強 まった。
 会談の後、小池氏は記者団の質問に答え、「参院選後の結論」に関し「準備を考えると難しい」と疑問を呈した。都連の推 薦が得ら れなくても出馬の意思は変わらないか問われると「全く変わらない」と明言し、離党は否定した。
 石原氏は記者団に「(推薦要請の)取り扱いは早く検討していきたい」としながらも、「参院選の東京選挙区で大変苦戦し ている。 当面それに集中していく」と述べた。
 石原氏は、増田氏への一本化を強引に進めた場合、党内に亀裂を招き、参院選に影響しかねないと判断、調整を棚上げし た。増田氏 の擁立を目指す都連の方針に変わりはなく、関係者は5日、「(増田氏の)出馬準備は進めていく」と語った。
 都連は最近、複数のケースで調査を実施。「小池氏と増田氏」では小池氏が上位だったが、「小池氏と自民、公明両党が推 薦する増 田氏」と別の聞き方をすると増田氏が逆転したという。関係者は「自公の推薦がなければ(小池氏は)勝てないということだ」と強気 の見方を示す。
 一方、民進党は5日、都連選対委員会の会合を党本部で開いた。出席者からは「自民党が応援する増田氏に同調することは できな い」との声が大勢を占め、長島昭久元防衛副大臣(54)を軸に検討を進めることを決定。都連会長の松原仁元国家公安委員長は記者 団に「(会議では)野党4党の枠組みで戦える民間人の名前も出た」と明かし、民間人擁立の可能性も探る考えを示した。 
 長島氏は同日夜、都内で取材に応じ、「声を重く受け止める」と述べた。同時に、「今は参院選の真っ最中なので(都連幹 事長とし ての)職責に専念したい」とも語り、情勢を見極める考えを示した。

  小池さんも問題が有そうですが、増田なる男は、もっと酷そうです。その危険度は舛添以上のようです。自民党は、こん なことも 分かってないのでしょうか。それとも、やはり、自分の利益だけを考えているのでしょうか。何とも、情けないですね。

  何時もの、BBさんが鋭く指摘してくれています。全文は、是非リンク元で読んでください。

  BB の覚醒記録。より   2016-07-05
  
  舛 添と増田は違う顔の同じ男 韓国ベッタリ派 《転載ご自由に》

 もはや自民党の宿痾というべきでしょう。肝心なときに国民や都民を
上から目線で小馬鹿にした施政を打ち出します。

 民主党に政権を奪われた時の、熱湯の熱さをもう忘れたようです。

 増田寛也氏の実質的擁立は、第二の舛添擁立の大茶番です。
安倍さんが、増田を担いでまた心にもない応援演説をするのなら、
もはや安倍さん、ピエロでしょう。…以下略

  とは言いながら、これは、桜井誠さんにとっては追い風になるかもしれません。なんて、余りにも田母神さんの時と同じ で、余り にも甘すぎるのでしょう。

  残念ながら、まだまだ、ネットの力も、そこまでは行ってないでしょうが、奇跡でも起こらないものでしょうか。都民の 民度を信 じたいですが、無理でしょうね。

  やはり、桜井誠さんが言われるように、10年後の逆転を待つしかないのでしょうか。日本の危機は、そんなにのんびり している 暇はないのじゃないでしょうか。
2016年 7 月 12 日(火)  第754回  仲裁 裁判所の 裁定は「紙くず」
  国連の常任理事国である中 国が、その立場もわきまえず、とんでもないことを言い出したようです。これだけ見ても、国連が如何に出鱈目な組織であるかが明ら かです。日本の外務省の解体を叫ぶ私ですが、この国連の解体も叫ばざるを得ないですね。  

  何と、今日、下る南シナ海の領有権問題の裁定を「紙くず」と言い放ったのです。完全に狂ったとしか思えません。これ でも、世 界は問題としないのでしょうか。

  産経ニュースより     2016.7.6

 【緊 迫・南シナ海】仲裁裁判所の裁定は「紙くず」「中国に裁定に従うよう強制してはならない」 中国元外交トップが米で 講演、介 入牽制

 【北京=西見由章】中国の胡錦濤前政権下で外交トップを務めた戴秉国元国務委員(副首相級)が5日、米ワシントンで講 演し、南 シナ海の領有権問題をめぐってオランダ・ハーグの仲裁裁判所が12日に示す裁定について「なにも重大なことではない。ただの紙く ずだ」と述べた。中国外務省が講演内容を公開した。

 戴氏は「いかなる国家も中国に対し、裁定に従うよう強制してはならない」とくぎを刺し、「とりわけ(仲裁裁に提訴し た)フィリ ピンが挑発的な行動を取れば中国は決して座視しない」と強調した。

 さらに「たとえ10の空母戦闘群すべてを南シナ海に派遣しても、中国人を脅かすことはできない」と米国の介入を牽制し た。

 中国はフィリピンの仲裁裁への提訴は「無効」として仲裁手続きへの参加を拒否し、裁定は中国に不利な内容が予想されて いる。

  あの次期大統領の潘基文事務総長は、何も言わないのでしょうか。それとも、素晴らしいと褒めるのでしょうか。
  そう言えば、産経以外のマスメディアも何にも言わないようですね。やはり、潘基文さんと同じで中国には楯突けないの でしょう か。何とも、情けないですね。
2016年 7 月 13 日(水)  第755回  国歌歌えない選手、日本代表じゃない
  何かと評判の悪い森元総理が、久しぶりにまと もなこと を言ったようです。総理の時、神の国発言で降ろされましたが、あの時と、今では、ネットで目覚めた人が増えているという状況の違 いが大きいので、この発言で足を引っ張られることは無いのじゃないでしょうか。

   朝日 新聞デジ タル   2016年7月3日
  
 「国 歌歌えない選手、日本代表じゃない」森喜朗氏


 「国歌を歌えないような選手は日本の代表ではない」。東京・代々木の体育館で3日にあったリオデジャネイロ五輪の代表 選手団の 壮行会で、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が来賓のあいさつでそう述べた。

    特集:リオオリンピック

 壇上には選手ら約300人が登壇。森会長は、直前の陸上自衛隊中央音楽隊の松永美智子陸士長による国歌独唱時の様子を 振り返っ て「どうしてみんなそろって国歌を歌わないのでしょうか」と問いかけ、サッカー女子の澤穂希さんや、ラグビーの五郎丸歩選手が君 が代を歌い、その様子を見て国民が感動した、と述べた。「口をモゴモゴしているだけじゃなくて、声を大きく上げ、表彰台 に立った ら、国歌を歌ってください」と選手団に呼びかけた。

 場内ではみんなで声を合わせて歌う「斉唱」ではなく「国歌独唱」とアナウンスされ、ステージ上のモニターにも「国歌独 唱」と表 示されていた。



  今回は、独唱だったので、厳密に言えば、今回、この場での発言には問題がありそうですが、日本代表なら国家を歌うの は当然と 考える人が多いはずですから、この発言で、代表選手は口パクやもごもごをやれば、顰蹙を買うことになりそうです。
  これで、国家斉唱が当然となれば、日本にとっては、戦後の教育で定着した、国家に対する間違いが払拭されると言う素 晴らしい 成果になるのじゃないでしょうか。と言うか、そうなって、当然でしょう。

  老害を振りまく森さんですが、今回は良くやったと賞賛します。ところで、この記事を朝日が書いたのは、やはり、神の 国発言で の成功をもう一度という考えがあったのじゃないかと考えるのは私だけでしょうか。
2016年 7 月 14 日(木)  第 756回  また警官が黒人を射殺
  アメリカは、やはりとんでもない国のようで す。連続し て、警官の黒人射殺事件が起きています。全米で抗議デモも起きているようです。
  ここまでこじれていては、アメリカはもう復活する可能性は無いのじゃないでしょうか。どんどん、おかしな方向に向っ ていきそ うな気がします。

  こんな民度の低い国に、何で、日本が貶められなければなら無いのでしょう。アメリカだけでなく、世界が、日本の民度 の高さを 見習うべき時が来ています。尤も、その日本だって、おかしなことになっていますから、早急に再生することが必要です。

  The Huffington Postより    2016年07月08日

  ま た警官が黒人を射殺。恋人が一部始終をFacebookライブで撮影 米セントポール
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 アメリカ・ミネソタ州ファルコンハイツ、セントポール郊外で7月6日、白人警官が運転中の黒人男性フィランド・カス ティールさ んを呼び止め、射殺した。同乗していた彼の恋人がFacebookのライブ動画機能を使って生々しい射殺の瞬間を記録した。

 動画には傷口から血を流す男性が映っている。これは恋人が助手席から撮影したものだ。「警官はテールランプが壊れてい たからっ て彼を3回撃った」と、撮影している女性の声が聞こえる。

 当局は被害者の名前を公式に発表していないが、地元のニュース局WCCOによると、遺族がカスティールさんであること を確認し たという。地元紙スター・ トリビューンによると、カスティールさんはミネアポリスのヘネピン郡医療センターに運ばれたが、彼の親戚が死亡を確認した。

 この事件を撮影した10分ほどの動画は、同乗していたラビッシュ・レイノルズさんがFacebookに投稿したが、数 時間後、 残酷な内容のため削除された。しかし現在は、「過激な描写が含まれる動画」という注意書きとともに、再び閲覧可能になっている。

 動画でレイノルズさんは、警官は恋人に免許証と車両登録証の提示を求めたと説明している。これに対してカスティールさ んは、銃 を一丁持っているが、銃所持のライセンスは持っていると述べたという。

 セントアンソニー警察に撃たれた男性は車の中にいた。

 さらに彼女は動画の中で、警察がカスティールさんを3〜5回撃ったと話した。動画には一人の警官が、次のように言う声 が聞こえ る。「手を伸ばすな。手を あげろと言ったんだ」。それから警官はレイノルズさんに車から離れるよう命じ、パトカーの後部座席へ連れて行ったように見える。

 「彼は何の前科もないし、何も持っていません」と、レイノルズさんが警察に言うのが聞こえる。「彼は一度も刑務所に 入ったこと がないんです。ギャングのメンバーでもありません」

 スター・トリビューン紙によると、一人の警官が後ろの方でレイノルズさんの娘と思われる幼い少女を抱えているのが見え る。

 動画には射殺の現場に多くの人が集まった様子が映っている。

 フォックス系列のテレビ局KMSPによると、セントアンソニー警察はその後、少なくとも男性一人が今回の銃撃事件で負 傷したこ とを認めたという。

 警察のスポークスマンは6日の記者会見で、「この射殺事件はミネソタ州当局が調査中で、この事件で負傷した警官は一人 もいな い。事件に関わった警官は有給の休職扱いになっている」と語った。

 カスティールさんの死の前日にも、別の黒人男性アルトン・スターリングさんが地元警察に射殺され、世界に衝撃を与え た。スター リングさんは5日、ルイジ アナ州バトンルージュの店の外でCDを売っていたときに、銃を持った男がいるという知らせを受けた警察が逮捕しようと彼に向かっ て来た。

 誰かがスターリングさんが銃を持っていると叫び、警察は彼を地面に押さえつけながら至近距離から撃った。射殺される場 面が動画 に生々しく捉えられた。続いて投稿された動画を見ると、当時スターリングさんは銃を身に着けていなかったことがわかった。

 これを見た多くの人は、アメリカでは警察が武器を持っていない黒人男性を日常的に殺害していることにショックを受けて いる。

  偶然でしょうか、高山さんが、『変見の作りかた』で、どうにもならないアメリカを語ってくれています。
  根本的にアメリカは何も変わってないのじゃないでしょうか。


  このアメリカに見習って、奴隷制奴を日本に定着させようとしているのが、竹中平蔵を始めとした経営者達じゃないで しょうか。

  やはり、日本は一日も早く再生する必要があります。
2016年 7 月 15 日(金)  第 757回  黒人の逆襲
  アメリカの凋落は、いよいよ本物になったよう です。と 言うか、無理やり押さえつけられていた根本的な問題が、とうとう押さえきれなくなったと言うことなのじゃないでしょうか。
  この問題は、貧困問題も抱えているだけに、そう簡単には抑え込めないと思われます。果たして、アメリカは、どうなる でしょ う。

  時事ドットコムより     2016/07/09
  
  警 官5人撃たれ死亡=銃撃犯「白人殺したかった」−黒人射殺抗議デモで−米ダラス

 【ニューヨーク時事】米南部テキサス州ダラスの繁華街で7日夜(日本時間8日午前)、警察への抗議デモの最中、銃撃が あり、警 官5人が死亡、警官7人と民間人2人が負傷した。警察は容疑者3人を拘束し、狙撃犯とみられる1人を銃撃戦の末、殺害した。南部 ルイジアナ州と中西部ミネソタ州では今週、黒人男性が警官に相次いで射殺されている。ダラス警察は8日の記者会見で、容 疑者が殺 される前、これらの事件に怒りを抱き、「白人、特に白人警官を殺したかった」と話していたことを明らかにした。

〔写真特集〕黒人射殺抗議デモで発砲、警官死亡

 米国の警察に対する1度の攻撃でこれほど多くの死者が出たのは、2001年の同時テロ後では初めて。警察は狙撃犯とみ られる容 疑者を発砲現場近くの駐車場ビルで包囲。銃撃戦の末、ロボットを使った爆発物で殺害した。ダラス警察のブラウン本部長は「警官が 危険にさらされ、他に選択肢はなかった」と説明した。
 米メディアは、殺害されたのはダラス郊外在住のマイカ・ジョンソン容疑者(25)と伝えた。警察によると、ジョンソン 容疑者は 殺害される前、今回の犯行について「単独行動だ」と主張したという。
 黒人男性の射殺はいずれのケースも、警官に撃たれた様子を通行人や友人の女性がビデオで撮影し、インターネット上に公 開。それ らの映像を見た人々の間で反発が強まっていた。7日にはルイジアナ、ミネソタ両州やダラス、ニューヨーク、シカゴなどでデモが行 われていた。
  
  結局は、日本のように民度が高くない国が、本音を隠していた根本的な差別主義が現れただけですから、根本的な解決は 所詮無理 があるのじゃないでしょうか。
  やはり、日本の民度が世界に広まるまでは、世界が平和になることはなさそうです。果たして、世界は、日本に追いつく ことがで きるでしょうか。
2016年 7 月 16 日(土)  第 758回  さあ、憲法改正への橋はかかった
  私に取っては、かろうじて青山さんの当選だけ が希望で す。青山さんが、政治を変えてくれることを期待したいものです。又、それだけの期待を持たせてくれる意志を持っているのも確か じゃないでしょうか。それは、あの選挙の戦い方を見ても分かります。

  さて、内に、青山さんという強力な味方を得た安倍さんは、どう動くのでしょうか。これまでの、余りにも凄まじい忍耐 力に、凡 人の私としては、もっと、保守を喜ばせることもして欲しいのですが、そんなことで目的を失う人ではないのかもしれません。

 何時もの、阿比留さんも、安倍さんの深謀遠慮を期待しているようです。もし、ここまで考えて、じっと耐えているのだと したら、 やはり、凡人には想像もできない偉大なる政治家のようです。ここまできたら、そうあって貰いたいですね。

   産経ニュースより    2016.7.11

 【阿比留瑠比の極言御免・特別編】さ あ、憲法改正への橋はかかった 総裁選出馬制限を撤廃し、山積した政治課題にじっくりと取り組め

    「(憲法改正の国会発議に向けて)しっかりと橋はかかったんだろう。私の(自民党総裁)任期はあと2年だが、憲法改正は自民党としての目標だから落ち着い て取り組みたい」

 安倍晋三首相は10日夜、TBS番組でこう述べた。「選挙で改憲の是非が問われていたものではない」とも指摘したが、 11日未 明には周囲にこうも語った。

 「まあ、よかった。接戦区を落としたのは残念だったけど、改憲勢力で3分の2はとれた」

 選挙戦を通じ、安倍首相は「3年前の前回参院選より聴衆の反応ははるかにいい」と手応えを感じ、一定の勝利を確信して いたのだ ろう。接戦区での競り負けが目立ち課題は残したものの、「最初はもっと引き離されていた選挙区」(政府高官)であり、改憲勢力で 3分の2の議席確保を実現できたのは大きい。

 平成24年の衆院選、25年の参院選、26年の衆院選と安倍首相率いる自民党は大勝を重ねてきた。そして民進、共産な ど4野党 のなりふり構わない共闘を突き破っての今回の結果である。首相はこう自負ものぞかせている。

 「国政選挙で4連勝した首相は、戦後初めてじゃないかな」

 今後は、より強固となった政権基盤をもとに何に取り組むかが問われる。アベノミクスの加速をはじめとする景気回復への 諸施策は もちろん、拉致問題や北方領土問題の解決など重要課題は山積だ。何より、今回得た議席を直接的に生かせるのは憲法改正である。

 「今回の参院選勝利による任期延長というより、自民党の党則を改正して総裁選の立候補制限(2期まで)をやめることな らありえ るだろう。それなら総裁選も開かれるから公正だ」

 安倍首相の周辺からは、こんな観測も漏れている。中曽根康弘元首相は昭和61年7月に衆参同日選で圧勝した際には、党 両院議員 総会が任期1年延長を認めた。だが、そんな不規則な形ではなく、堂々と党則改正で3期目を目指すべきではないかとの見解だ。

 これは、安倍首相の改憲戦略とも密接に関係する。首相の党総裁任期は平成30年9月までで、それまでに憲法審査会での 論議を経 て各党の意見をまとめ、国会発議に持ち込み、さらに国民投票を実施するというのはスケジュール的に困難だ。

 だが、仮にもう3年の任期があれば、状況は一変する。問題は、30年12月までが任期の衆院をいつ解散し、総選挙に 打ってでる かだ。安倍首相は、積み重ねた選挙実績と、手に握る「解散カード」で党内での求心力を維持しつつ、衆院での与党3分の2議席再確 保をにらんでベストのタイミングを探ることになる。(論説委員兼政治部編集委員・阿比留瑠比)

  確かに、この期に及んでも、中山成彬さんを選ばず、売国奴の福島瑞穂や有田芳生を選ぶような日本人が蔓延っているの ですか ら、この程度の勝ちでは油断はできませんね。
  ここは、安倍さんを信じて、じっと待つしかないのでしょう。何と言っても、他には変われる人がいないのですから。
2016年 7 月 17 日(日)  第 759回  猪瀬元知事が実名入り告発
  あの舛添を擁立したときから、都連のおかしさ を感じて いましたが、7月11日 (月)、第 753回の「最 低の都連」でも書いたように、今度の小池さんの問題で、益々、その怪しさに驚かされ、一体何があるのだろう と不思議 でした。

  ところが、物凄い爆弾が落ちたようです。何処まで本当かは分かりませんが、あの都連のおかしさを見るにつけ、こんな こともあ るのじゃないかと思わざるを得ません。
  これは、面白くなりそうです。それにしても、これが、事実とすると、石原伸晃は益々、男を下げますね。もう政治生命 も終わり じゃないでしょうか。と言うか、これ程役に立たない男は、引退すべきでしょう。
  それにしても、父親との関係はどうなっているのでしょうか。やはり、自民党は腐り切っているようです。安倍さんも、 今度も都 連に乗るのでしょうか。命取りになりかねないのじゃないでしょうか。

  日本再生の重大な仕事があるのですから都連なんかと心中しないで貰いたいですね。

  日刊 ゲンダイよ り      2016年7月9日
  
  猪 瀬元知事が実名入り告発 “伏魔殿”都庁と都議会に大激震

  告示まで1週間を切ったのに、自民も民進も候補者が決まらず、“先出しジャンケン”の小池百合子元防衛相 は自らが 所属する自民党都連にケン カを吹っかけ、都知事選は大混乱だ。そんな中、現金授受問題で2年半前に辞任した猪瀬直樹元知事が、都連や都議会の“暗部”を告 発。波紋を広げている。

■「十数年君臨してきた既得権益の権化」

 猪瀬氏は6日、経済情報に特化したニュースメディア「News  Picks」に“告発”を投稿した。都議会や都庁はこれまで“伏魔殿”と度々言われてきたが、その実態を 実名入り でバクロしている。

〈内田茂自民党都連幹事長は既得権益の権化として都議会に十数年君臨してきた。(中略)自民党都連会長は石原伸晃だが、 会長は帽 子で国会議員や都議会の公認権は都連幹事長の内田が握っている〉

 内田幹事長は一般的な知名度は低いが、“都議会自民党のドン”と呼ばれる人物。2007年に猪瀬氏が石原都政で副知事 ポストに 就いた直後から犬猿の仲で知られ、最終的に、猪瀬氏を都知事から引きずり降ろした中心的存在ともいわれる。

 猪瀬氏は個人的な恨みもあるのだろう。次のようにも書いている。

〈(自分は)副知事就任の直後に千代田区に建設が予定されていた参議院議員宿舎を潰した。千代田区基盤の内田は激高し た。そのた め僕が都知事に出馬した際、ポスター2万枚が送り返されてきた。貼ってやらないというのである〉

 さらに問題はメディアだとして、都庁クラブの若い記者が人事情報などを入手するために“内田詣で”を慣例としているこ とも明か した。

「都政最大の問題は既得権益を仕切るボス政治であり、そのボスが内田都議であることは、都庁職員はもちろん、三多摩地区 の市議会 議員まで広く知れ渡っている。猪瀬氏の暴露で、『パンドラの箱が開いてしまった』と青ざめている都庁職員は少なくないはずです」 (都政関係者)

 猪瀬氏がこのタイミングで告発に踏み切った意図は何なのか。本人に電話すると、「今はコメントできません」と繰り返す のみ。代 わりに、都政に詳しい政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう分析した。

「猪瀬氏の目的は、自民党都連を向こうに回し、都知事選に正式に立候補を表明した小池氏への警告とエールでしょう。早く も小池氏 に政治資金の問題などネガ ティブ情報が出始めていますが、内田氏の実名と都政の伏魔殿ぶりを明かすことで、〈本当に都議会と戦う気があるのか?〉と覚悟を 問うたのでしょう。同時に 〈既得権益に本気でメスを入れるつもりなら頑張れ〉と背中を押す意味も含まれていると思います」

 舛添前知事の公私混同問題から始まった一連の騒動で、都議会のおかしさにも世間の関心が高まっている。自ら招いた不祥 事で辞任 せざるを得なくなった猪瀬氏は、都民に申し訳ない気持ちがあるのなら、都政の伏魔殿ぶりを表で洗いざらいしゃべったらどうか。

  青山さんと逆になりますが、裁判ででも、徹底的に戦ってもらいたいですね。こうなると、いよいよ、オリンピックは返 上です ね。

  都知事は、桜井誠さんが最高ですが、小池さんもありですね。2015年11月 2日 (月)、第 121 回の「TPP のこと」で取り上げた中川暢三さんも面白そうですが、地の利がないので、流石に無理でしょうね。

   都民は、又しても、とんでもない人を選ぶのでしょうね。
2016年 7 月 18 日(月)  第 760回  猪瀬元知事の告発続く
  猪瀬さん言いたいことが一杯あるようで、ブロ グにも昨 日の続きを書いています。その後は、森元総理についても書きたいようです。
  どこまでが本当かは分かりませんが、それでも、これで、政治の裏の汚さが表面に出ることは良いのじゃないでしょう か。
  なんといっても、あの都連のおかしさは、誰が見ても、裏に何かがあることは想像できるでしょう。と言うか、あの鳥越 を選ぶ野 党とともに、政治の劣化には呆れ果てるしかないですね。

  都民は誰を選ぶのでしょうか。何と言っても、あのレンホウを未だにトップ当選させるという素晴らしい人達だけに、そ の結果も 笑えるものになりそうです。

  やはり、日本の終わりは近いのかも。

   猪瀬直樹オフィシャルブログ 「〜この 国のゆくえ〜」   2016-07-06
  
  い ま何が起きているか。メディアが触れない真相について。

  NewsPicsからの再掲です。都議会のドン内田茂氏について書きました。もう一人のドン森喜朗氏につ いては機 会をあらためます。

 小泉元首相の「最近は女も度胸がある」との発言の真意が伝えられていないようなので解説しておきたい。小泉元首相は既 得権益へ の斬り込みを小池氏に期待しているのだ。

 内田茂自民党都連幹事長は既得権益の権化として都議会に10数年君臨してきた。区長会や自民党都議団幹事長が出馬を要 請したり しているが、これは制度的にはどうでもよい組織で、都連幹事長とは違う。都議団幹事長は軽量でいつでも首を差し替えることができ る。名称が似ているが非なるもの。内田茂都連幹事長は正式に増田氏に出馬を要請していない。勝ち馬に乗るために慎重に様 子を伺っ ているためだ。同時に増田氏を立てて小池降ろしを画策している。自民党都連会長は石原伸晃だが、会長は帽子で国会議員や都議会議 員の公認権は都連幹事長の内田が握っている。

 内田は石原慎太郎知事に対しても牙を剥いた。僕が副知事に就任にあたり議会承認が必要だったがラインを渡さない無任所 とされ た。 いわば松下電器の副社長になったら副社長室しかなく事業本部がないと同じ。ラインは役人の副知事が握っていた。そこで僕は課題ご とにプロジェクトチームをつくり優秀な人材をラインから集めて改革に着手した。副知事就任の直後に千代田区に建設が予定 されてい た参議院議員宿舎を潰した。千代田区基盤の内田は激昂した。そのため僕が都知事に出馬した際、ポスター2万枚が送り返されてき た。貼ってやらないというのである。そこで徳洲会に応援を頼んだが、最後は連合が貼ってくれることになり徳洲会からの借 金は使わ ずに済んだ。ちなみに僕は自民党の「推薦」ではない。舛添氏は「推薦」の傀儡政権だった。

 問題はメディアである。都庁記者クラブは社会部で若い記者の通過場所で深堀がない。都庁の人事情報などを入手するため 内田詣が 慣例となっている。
おそらくメディアはこれから小池氏のあら探しを始めるだろう。内田の思う壺になることもわからずに。

  水島さんは今のところ小池さんのようです。


  流石に、可能性のない桜井誠さんは避けたようです。ネットの力で奇跡が起きないものでしょうか。
2016年 7 月 19 日(火)  第 761回  自殺した都議は“都議会のドン”にいじめられていた…
  猪瀬氏の告発を、やっと産経新聞が取り上げて くれまし た。只し、まだ遠慮があるようで、都連幹事長の内田の名前はA氏だそうです。
  それ以上に、反日売国左翼新聞が何故報道しないのかが不思議ですね。都知事選挙にとって最高の武器になるにも関わら ずやらな いのでしょうか。逆に小池さんの応援になると警戒しているのでしょうか。

  それとも、各社ともA氏に弱味を握られているのでしょうか。こういう悪こそ暴くべきでしょう。それができないとは全 く情けな いマスメディアですね。

   産経ニュースより     2016.7.15

  猪 瀬直樹氏が衝撃発言 自殺した都議は“都議会のドン”にいじめられていた…「遺書」画像も公開
  
 猪瀬直樹元東京都知事がインターネット上のインタビューで、「都議会のドン」に関する衝撃的な発言を炸裂(さくれつ) させた。 2011年に自殺した自民党都議が、ドンのいじめに遭っていた−というすさまじい内容だ。猪瀬氏は自身のツイッターで、遺書ととれる「殴 り書き」の公開にまで踏み切った。都知事選を直撃しかねない、強烈な「爆弾」が投げ込まれた格好だ。(夕 刊フジ

 インタビューが掲載されたのは、ニュース共有サービス「NEWS PICKS」 (ニューズピックス)で、13日に公開された。

 猪瀬氏は、自民党都議の樺山卓司(かばやま・たかし)氏(当時)が、11年7月1日に自宅で自殺した原因について、 「(都連実 力者の)A氏にあります(中略)。A氏に何をされたかというと、都議会議員の集まりの中で嫌がらせ的に罵倒されたり、議長になれ たのにならせてもらえなかったり、ギリギリといじめ抜かれた(中略)。『反A氏』の声を上げると粛清されてしまう−そん な世界が 都議会にはあるわけです」と語っているのだ。

 猪瀬氏が名指ししたA氏は、都知事選に出馬した小池百合子元防衛相も「都議会のドン」と呼び、注目を集めたことでも知 られる。

 猪瀬氏は先日、樺山氏の親族から「父は憤死した」との連絡を受け、遺書を見せてもらったという。猪瀬氏は証拠を示すか のように 自身のツイッターで遺書を公開した。

 その遺書には、《これは全マスコミに発表して下さい。Aを許さない!!人間性のひとかけらもないA。来世では必ず報服 (原文マ マ)します!御覚悟!!自民党の皆さん。旧い自民党を破壊して下さい》という壮絶な殴り書きが確認できる。

 なお、産経新聞は11年7月2日付朝刊で、樺山氏が1日未明に死亡したとの記事を掲載し、「警視庁は、自殺の可能性が 高いとみ て調べている」と報じている。

 猪瀬氏が投げ込んだ「爆弾」は、都知事選を「A氏ら自民党都連に支援された増田寛也元総務相」と「A氏らと戦う小池 氏」という 構図にするのか。猪瀬氏はインタビューの中で、小池氏について「期待したい」と語っている。

 A氏は14日朝、夕刊フジ記者の直撃取材に対し、猪瀬氏のインタビュー内容について、「そんなのコメントしたくない。 バカみた いな話」と語った。夕刊フジ記者が「あり得ない話なのか?」と聞くと、A氏は「はい」と言い切った。同氏の事務所も同日、「事実 無根だ」とコメントした。

  どこまで本当かは分かりませんが、都連の動きを見ていると、ありそうと思えますね。一番おかしいと思ったのは、何と 言って も、前回の選挙で舛添を押した時でした。あれは、どう考えてもおかしかったでしょう。
  それにしても、どこでも地方議員の劣化には、こんな闇が隠れているのでしょうね。日本人が、金が全てになってしまっ たことが 諸悪の根源ですね。
  やはり、先人の素晴らしさに習う必要がありますが、こればっかりは難しそうです。それだけ、日本人の劣化は目も当て られない ところまで来ているということでしょう。
  この状態では、日本の時代は来ないでしょうし、世界もそんな劣化した日本には来たしていないでしょう。
2016年 7 月 20 日(水)  第 762回  こころ 中山代表 議席獲得できず辞表提出
  中山恭子さんが代表の辞表を出したと言う何だ か悲しい 記事がありました。こんな素晴らしい党が、一人も当選できないという余りにも情けない有権者に怒りを覚えるのは私だけでしょう か。
  やはり、日本人の劣化はとどめの効かないところまで来ているのでしょうか。参議院選挙での反日売国左翼の当選や、今 度の都知 事選の立候補者や裏で蠢く利権まみれの党の様相を見ていると、やはり、日本の再生は難しいのかも知れません。
 
  特に、天皇攘夷問題という日本の国体に関わることがリークされて大騒ぎになるなんてとんでもないことまで起こってし まってい ます。

  とは言いながら、ここで諦めれば、日本の終わりです。やはり、ここは、中山恭子さんに踏ん張ってもらって、次の選挙 で党勢の 拡大を期待したいものです。
  この「日本のこころを大切にする党」が無くなる何てことになれば、いよいよ日本は崖っ淵です。

  NHK NEWS WEBより    7月13日

  こ ころ 中山代表 議席獲得できず辞表提出

 日本のこころを大切にする党の中山代表は、先の参議院選挙で議席を獲得できなかった責任を取りたいとして、代表の辞表 を提出 し、所属する国会議員の間で取り扱いを協議することになりました。

 日本のこころを大切にする党は、先の参議院選挙で、選挙区と比例代表に、合わせて15人の候補者を擁立しましたが議席 を獲得で きませんでした。

 これを受けて、中山代表は、党勢の拡大を実現できなかった責任を取りたいとして、12日、代表の辞表を中野幹事長に提 出しまし た。これについて、13日、国会内で開かれた議員総会では、出席者から「中山氏以外に代表にふさわしい人はいない」などと慰留す る声が出され、引き続き、所属する国会議員の間で辞表の取り扱いを協議することになりました。

 中山氏は、NHKの取材に対し「候補者を当選させることができず、身を引くのは当然だ。今後は一議員として、党勢の拡 大に努め ていきたい」と述べています。


  杉田水脈さんや西村眞悟さんはどうするんでしょう。中山恭子さんの元で新しい党はどうでしょう。
2016年 7 月 21 日(木)  第 763回  太 陽にゴミを捨てる
  何時もの【日いづる 国より】は珍しく中山・すぎやま両氏の対談でした。選挙中なので、政治家のゲストは遠慮したのかも知れません。

  日本を愛するお二人ですから、全面的に賛同することばかりです。  

  その中で、興味深かったのが、すぎやまさんが、放射線廃棄物をロケットで太陽に捨てるという素晴らしいアイデアを提 案された ことです。17分前から


  これは、安全性などで問題がありそうですが、技術的にはどうなんでしょうか。と言うことで、サーチしてみると、この アイデア は、今までも結構考えられていたようです。

  少し古いですが、詳しく説明してくれているところがありました。これによると、今の所は不可能とされているようで す。結構長 いので、全文は、リンク元で読んでください。

  ようこそ、基礎科学研究所ホームページへよ り   2013年10月18日(金曜)

   太 陽にゴミを捨てる!!??・・・ミッション・インポシブル  

 太陽に核ごみを捨てる

 東北大震災があってしばらくした頃、女子高生たち数人と話をする機会があった。そのころ原発事故で発生した放射性廃棄 物の処理 が問題になっていた。どこの自治体も廃棄物を受け入れなくて処理が遅々として進まない状況が話題になったとき、彼らの一人が、そ のゴミをロケットに積み、太陽へ捨てればいいのでは、と提案した。

 私はそのナンセンスさを一つ一つ説明し、無理であることを伝えたのだが、提案した女子高生は思わず泣きだしてしまっ た。若い女 性を泣かせるとは、私もまだまだ捨てたものではない!!なんてね。私はべつに彼女を泣かすつもりで言ったのではなく、科学的な不 可能性を説明したつもりだが、私の言い方がきつかったのと、せっかく考えた案を一蹴されたので悔しかったのだろう。

 なぜナンセンスか。その第一の理由は放射性廃棄物をロケットに乗せると言う案自体が、危険きわまりないからだ。ロケッ トの事故 はそれほど珍しい事ではない。打ち上げ直後のロケットが爆発する事は、スペースシャトル・チャレンジャー号の事故が一番劇的で あったが、結構起きる事なのだ。…以下略

  このすぎやまさんのアイデアには大賛成ですが、なかなか難しいようです。とは言いながら、人類が考えたことは絶対に 実現され ます。
  これが、成功すれば、大きなリスクが地球から無くなるのですから、やはり、真剣に取り組む価値はあるのじゃないで しょうか。
2016年 7 月 22 日(金)  第 764回  始まった日本人の正常化
  蓮舫・瑞穂・有田などを当 選させる日本人の劣化は目も当てられないとがっかりさせられていますが、ケントさんが、それを喜んでいるのだそうです。
  一瞬驚きましたが、あの青山さんに追求してもらうという考えがあるようです。これは面白いかも。青山さんの怒りがこ の二人の 正体を暴き、叩き潰して貰いたいですね。

   ZAKZAKより    2016.07.16

  【ニッ ポンの新常識】若者は「野党の嘘」や「偏向メディア」に騙されない 始まった日本人の正常化

 参院選が終わった。18歳と19歳に選挙権が与えられた最初の国政選挙だった。共同通信社の出口調査によると、自民党 に投票し た10代の割合は40・0%と、全世代の38・2%よりも高い。他方、民進党に投票した10代は19・2%で、全世代の20・ 4%よりも低かった。

 さらに、20代の43・2%、30代の40・9%が自民党に投票したという。若い世代はテレビや新聞などの既存メディ アより も、SNSやネットを通じて多角的な情報を集めている。だから野党の嘘や無責任さを簡単に見抜いて、現実路線の自民党に投票した のだろう。

 若者の「右傾化」を危惧する人がいるが、戦後の日教組教育と偏ったメディア報道は、日本人の大半を、ノンポリにも劣る 「無自覚 サヨク」と「憲法改正アレルギー」に染めた。情報に敏感な若い世代から日本人の「正常化」が始まっただけだ。

 既存メディアは相変わらず学生グループ「SEALDs(シールズ)」が若者代表であるかのように報じていた。しかし、 今回の結 果でシールズは若者の中の少数派に過ぎないと証明された。同時に、メディアの嘘と偏向報道ぶりもバレた。

 創設メンバーの奥田愛基氏はシールズを8月15日に解散すると発表した。私は「解散する前に『戦争反対デモ』を一緒に やらない か?」とフェイスブックとツイッターで呼びかけている。場所は国会前ではなく、中華人民共和国(PRC)の大使館前だ。今のとこ ろ返事はない。
       今回の参院選では、自民党の比例代表から出馬した青山繁晴氏が、組織票に頼らず当選した。保守派には大変な朗報である。一方、社民党の福島瑞穂氏や、民 進党の有田芳生氏が当選したことを嘆く声がネット上で見られた。私はむしろ2人の当選を喜んでいる。

 弁護士時代、日本の官憲による朝鮮人慰安婦の強制連行を主張して世間の注目を集め、後に参院に議席を得た福島氏 は、日韓関係の悪化を招いた張本人との指摘もある。国会議員として説明責任があるのではないか。

 有田氏は北朝鮮拉致被害者である横田めぐみさんの娘、ウンギョンさんがわが子を抱いた写真を週刊文春に提供した。 写真の入手ルートや公開理由がよく分からない。

 韓国や北朝鮮問題の第一人者である青山氏には、これらの問題を国会で鋭く追及してほしい。

 次は、東京都知事選である。鳥越俊太郎氏が野党4党の統一候補に決まったが、この件はいずれコメントする。また、 自民党東京都連のゴタゴタぶりにはがっかりだ。今度こそ、東京都民の利益を最優先に考える都知事が誕生してほしい。

  しかしながら、都知事選挙には間に合わないのが残念です。あの蓮舫に100万票も採らせる都民だけに最悪の選択 をする可能性もありそうです。流石に、そこまで平和ボケではないと信じたいところですが、日本のこころを一人も当選 させない日本人だけに期待できそうもないですね。

  きっと、沖縄になりたいのでしょう。
2016年 7 月 23 日(土)  第 765回  安 倍政権はバカ発見器
  阿比留さんの記事やフェイスブックは、殆ど見 ているつ もりでしたが、こんな面白い言葉を見逃していたとは、お恥ずかしい。

 フェイスブックより

  阿 比留 瑠比

 言葉は適当・穏当ではないかもしれませんが、私は以前、「安倍政権はバカ発見器」ではないかと確かこの欄で書きまし た。今まで 普通の良識人ぶっていた学者も文化人も芸能人もメディアも国会議員も、安倍憎しでどんどん馬脚なのか豚足なのかを現し、私はバカ ですと正体をカミングアウトしていると。

 今回の都知事選もまた、そういう様相を表している気がします。まあ、彼らが恥をかこうとがっかりしようと、挫折を感じ ようと、 知ったことではありませんが。

  これは、良いですね。安倍政権になってから、政治家だけでなく、学者やジャーナリストなどあらゆる分野から反日売国 左翼が湧 き出してくるので驚いたものです。
  やはり、余 命三年作 戦の言うように、安倍さんの深謀遠慮による仕掛けが効いているのじゃないでしょうか。
  この部屋でも、何度も安倍さんの手緩さに怒りをぶつけていますが、やはり、並の政治家じゃなさそうです。
  と言うか、そうであって欲しいですね。もし、安倍さんに裏切られる何てことになると、日本の再生は無くなりそうで す。と言う か、日本の消滅も有り得そうです。

  只、願わくば、もう少し、時々は喜ばしてほしいものです。そうしないと、我慢しきれない保守層が離れていくのじゃな いでしょ うか。それも、折込済みなのでしょうか。
  と言うか、やはり、おかしなところは指摘していく必要がありますね。これは、青山さんがやってくれるかな。
2016年 7 月 24 日(日)  第 766回  菅直人政権の「無法」を忘れたのか?
  阿比留さんの『偏 向ざんまい〜GHQの魔法が解けない人たち』の本からの産経の記事、7月 1日 (金)、第 743回の「菅 直人内閣の絶望的な政治の風景」の続きが、相変わらず、アレを痛快に非難してくれています。

  こんなアレが、都知事選で鳥越の応援にしゃしゃり出ているようです。これは、足を引っ張る意味で有難いことですね。 もっと全 面に出てきて応援すべきでしょう。ついでに、AIIBで脚光を浴びている鳩山にも応援を頼むべきですね。

  全く、素晴らしい党ですね。党名を変えたようですが、未だに覚えられない私は、あの鳥越と同じで認知症の恐れがあり そうで す。

  産経ニュースより     2016.7.19

 【阿 比留瑠比の偏向ざんまい】「立憲主義」を振りかざす民進党よ 菅直人政権の「無法」を忘れたのか?

   「自由と民主主義に立脚した立憲主義を断固として守る」

 民進党の綱領はこう高らかにうたっている。一時は「立憲民主党」という党名も模索しただけに、よほど立憲主義に強い思 い入れが あるのだろう。

 以前は新聞紙面でほとんど見かけなかったこの言葉だが、2015年の安全保障関連法審議と憲法解釈の議論などをきっか けに、メ ディアに頻繁に登場するようになった。

 定義はいろいろできるにしろ、おおよそ「政府による統治行為を憲法にのっとって行う原理」「権力者の恣意によってでは なく、法 に従って権力が行使されるべきだとの原則」といった意味である。

 民進党をはじめ野党や一部メディア、憲法学者らは、例えば安倍晋三首相の憲法観を語る際に「立憲主義に真っ向から反す る」(菅 直人元首相)などと批判する文脈で多用する。安倍首相やその政権が憲法を軽視しているとレッテルを貼るのに、使い勝手がよい言葉 でもあるようだ。

 とはいえ、民進党がまるで立憲主義の守護者か、忠実な履行者であるかのように振る舞うのには違和感を覚える。民進党の 前身であ る民主党の政権担当時は、果たしてどうだったか。

 試みに、菅直人政権当時のことを少し振り返ってみたい。「憲法には三権分立だなんてどこにも書いていない」と三権分立 の原則を 否定し、「民主主義とは期限を区切った独裁」を持論とする為政者をいただいた時代である。

 菅氏は、首相就任3カ月の時点で起きた10年9月の中国漁船衝突事件では、海上保安庁の巡視船に体当たりした中国人船 長を超法 規的に釈放・不起訴とさせた。

 天皇陛下に習近平・中国国家副主席(当時)とのルール破りの「特例会見」を強いた鳩山由紀夫政権と合わせ、中国に日本 は恫喝す れば法をねじ曲げて対応する「人治国家」であると思わせた弊害は大きい。翌11年3月に起きた東日本大震災をめぐっては、菅氏の 順法精神の決定的な欠落がいよいよ顕著に表れた。

 原子力災害対策特別措置法は首相に、原発で重大事故発生の報告があったときは直ちに「原子力緊急事態」を宣言し、自治 体首長ら に避難指示を行うべきことを定めている。ところが菅氏は、野党との党首会談後に宣言を後回しし、さらに法律の文言にこだわってい たずらに初動を遅らせた。

 震災と原発事故が、安全保障会議設置法で「会議に諮らなければならない」と規定される「重大緊急事態」に該当するにも かかわら ず安保会議は開かなかった。

 5月には法的根拠のないまま中部電力に浜岡原発の停止を無理強いし、7月には担当相である海江田万里経済産業相の「安 全宣言」 をひっくり返し、原発へのストレステスト(耐性検査)導入を言い出した。

 かと思うと、閣議にも諮らずに記者会見でいきなり「脱原発宣言」を打ち出し、閣内で批判されると「個人の考えだ」と 引っ込め た。当時、取材先の官僚からこんな愚痴を聞いたのを覚えている。

 「菅政権の人たちは、法律や条令を守ろうという意識が全くない」

 厳格な法によって国家を治める法家思想の大成者とされる韓非子は、指導者が国を危うくする政治手法の最たるものとし て、次のよ うに指摘している。

 「第一は、規則があるのにその中で勝手な裁量をすること。第二は、法規をはみ出してその外で勝手な裁断を下すこと」

 当時の菅氏の姿そのものであり、立憲主義とははるかに遠い。民進党が政権担当時の自分たちの所業について、反省も見せ ずに立憲 主義を言い募っても、しらけてしまうのである。

  それにしても、このアレが止めた原発を未だに放置している政府・自民党には怒りを覚えます。この程度の党だから、都 連のやり たい放題も放置しているのでしょう。

 こうなると、前の民主党との違いもそれ程ではないのじゃないでしょうか。
2016年 7 月 25 日(月)  第 767回  9条を守りたい改憲反対派
  昨日に続いて、きょうも阿比留さんの記事で す。今回は 憲法改正問題についてですが、阿比留さんは、9条改正は次期尚早と捉えているようです。つまりは、平和ボケの日本人の意識がまだ 半分眠ったままということのようです。
  どうやら、安倍さんも、そう考えているようです。なるほど、やはり、安倍さんの辛抱強さは、この当たりの認識が底に あるのか も知れません。
  と言うか、ここまで劣化してしまった日本人のこれまでの平和ボケ振りに苦労させられた安倍さんとしては、絶対にやり 遂げる必 要があると決心している憲法改正は、絶対に急いで失敗しては、その後は、何時になるか分からないし、それをやると言う強い意志を 持った、後継者も現れないだろうと考えているのかも知れません。
  やはり、並の政治かとは違うようです。

  産経ニュースより     2016.7.21

 【阿比留瑠比の極言御免】9 条を守りたい改憲反対派
   
 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が16、17両日に実施した世論調査結果が20日付の紙面に載ってい たが、記 事本文には記されていなかった部分に注目した。憲法改正の賛否を問うた部分である。

 単純に賛否だけをみると、「賛成」(42.3%)と「反対」(41.7%)とが拮抗(きっこう)し、国論は二分されて いるよう に思える。これだけを判断材料にすれば、国民意識は割れており、憲法改正は時期尚早という見方もできるかもしれない。

 ところが、「反対」と答えた人に「9条を残す条件での憲法改正」について聞くと、なんとほぼ3分の2の64.5%が 「賛成」と 答え、「反対」はわずか24.5%にとどまっている。

 さらに調査を詳しく見ると、全体のうち26.9%が9条を変えないならば賛成に回る潜在的な改憲支持者だということが わかる。 これをもともと「賛成」と回答した42.3%に加えると、69.2%にも上るのである。これなら、憲法改正の機は熟したといえ る。

 もちろん、こんな単純計算ですべてを推し量れるわけではない。とはいえ、はっきりしたことは、憲法改正に反対する人た ちの一定 数は、ただ戦争放棄を掲げた9条を守りたいだけだということだ。

 どうりで参院選中、民進党が「(改憲勢力に)3分の2を取らせたら、間違いなく9条が変わる」(山尾志桜里政調会 長)、「憲法 の平和主義が変えられてしまう」(岡田克也代表)などという発言を繰り返していたわけである。安倍晋三首相がまず9条改正に取り 組むとレッテルを貼り、とにかく有権者に警戒させようと試みていたのだろう。

 安倍首相自身はこれまで、こう何度も説明しているにもかかわらずだ。

 「9条改正については、まだまだ国民的な理解、支持が広がっている状況にはない」(3月7日の参院予算委員会)

 「9条(改正)は現状では難しいと思っている」(6月24日のTBS番組での党首討論)

 そもそも、安倍内閣は何のために昨年9月、内閣支持率を10%前後犠牲にしてまで安全保障関連法を成立させ、集団的自 衛権の限 定行使を可能にしたのか。

 膨張志向の中国、核とミサイルに固執する北朝鮮など、日本を取り巻く国際環境は年々厳しさを増している。その中で、国 民の生 命、財産と自由を守る安全保障制度を整備するためには本来、憲法9条を改正して自衛隊を「軍」と位置づけた方がすっきりする。

 だが、現実的には9条改正は非常に難しく、その実現を待っていたら国際情勢に対応できないので「次善策」として安保関 連法を整 備したのではないか。実際、安倍首相は安保関連法の成立後、周囲にこう語っていた。

 「この法律によって、憲法9条改正の喫緊性はある程度、薄れた」

 それなのにわざわざ国民に理解されにくく、連立相手の公明党を含む他党の賛同を得るのも困難な9条改正に突っ走らなく てはなら ない理由が、安倍首相のどこにあるのか。自衛隊の存在を違憲状態に放置するような9条はいずれ見直されるべきだが、それにはもう 少し国民の合意形成が必要だろう。

 ともあれ、9条を除けば国民の憲法改正への理解はぐんと高まることは分かった。秋の臨時国会でスタートする衆参両院の 憲法審査 会での前向きな議論に、心から期待したい。(論説委員兼政治部編集委員)

  安倍さんや阿比留さん、青山さんなどと日本再生の志士が現れて来ているということは、やはり、日本の再生は、可能性 が出てき たと言うことでしょうか。この、素晴らしい人達の足を引っ張ってしまわないことこそが、日本人の進むべき道でしょう。
2016年 7 月 26 日(火)  第 768回   日下公人「日本出動」
  青山さんが日本の教育の劣化は、明治になって 西洋式の 学年別を取り入れたことからであり、江戸時代の寺子屋のように全ての学年が一緒で、歳上の者が下のものの面倒を見、下のものが上 の者を尊敬するというよな方式を取り入れるべきだと主張されています。

  つまりは、ここで、日本人の戦後の劣化に怒りを書いてるようなGHQによる自虐史観だけではないということです。
  その証拠が、江戸時代の教育で育った人達が、明治維新を成し遂げ、日清・日露戦争頃まで、まだ活躍していたと言うこ とのよう です。
  戦後の80年代に戦前の教育で育った経営者が一線を退いたころから一気に日本が劣化したのと同じじゃないでしょう か。
  その戦前の教育を受けた人でさえ、江戸時代の教育を受けた人から比べれば、かなり劣化していたのは間違いないようで す。

  そんな、日本人の劣化振りを。何時もの日下さんが倉山さんとの対談で語ってくれています。

  このお二人の動画は、本当に、目から鱗です。やはり、日本人の再生が急がれます。

      
  日下さんのお話は、本当に面白いですね。日本にとって、貴重な人です。

  そういえば、日下さんも子供時代は、香川で、倉山さんは丸亀だそうです。香川でも面白い人が育っているんですね。
2016年 7 月 27 日(水)  第 769回  日本を堕落 させた足利義満
  あの人気の金閣寺を造った足利義満は、折角、 菅原道真 が命を懸けてなしとげた鎖国を、金の亡者の商人達にけしかけられて再会したのだそうです。
 
  何だか、経済界の圧力に負けて中韓との国交断絶ができない政府を思い出させてくれます。経済人も、自分達があの最悪 の時代の 商人と同じになっていることを胸に手を当てて真剣に考えてもらいたいものです。

  何時もの、ねずさんが、それを詳しく教えてくれています。


  これも、ねずさんから教わったことですが、伊勢神宮の式年遷宮が、国の予算で賄われなかったのは、足利の室町時代と 戦後の2 回だけだそうです。やはり、今の日本人の劣化は、恐ろしいものがありますね。
2016年 7 月 28 日(木)  第 770回  公共事業は必要
  私の大好きな新幹線網を、 7月21日 (木)、第 6136回の「今 こそ新幹線網」で、語ってくれた藤井聡さんの【日いづる 国より】の続きがアップされています。

  中山恭子さんとお二人で、公共事業の大切さを熱く語ってくれています。

  私も、一時は公共企業を悪のように捉えていましたが、それは、やはり、短絡だったようです。只し、無駄なものや政治 家などの 資金源にされるのにはどうにも我慢できないものがあります。
  やはり、民度の高い日本人としての矜持を持って、無駄な公共投資じゃなく、本当に必要なものをきちんと選んで、積極 的にやっ ていく必要はあるでしょう。

  劣化してしまった、今の日本人には難しいでしょうが、今は、やらざるを得ないでしょうね。


  心配していた中山恭子さんの留任が決定されたようです。次の選挙までに日本人の目がさめることを信じましょう。

  産経ニュースより    2016.7.23

  日 本のこころ、中山恭子代表の留任を決定

   日本のこころを大切にする党は23日、都内で議員総会を開き、中山恭子代表の留任を全会一致で決めた。中山氏は参院選で議席を獲得できなかった責任を 取って辞表を提出していたが、中野正志幹事長らの説得を受け入れ、辞意を撤回した。総会でも出席者から「中山氏は党のシ ンボル。 引き続き代表を務めたほう が、党の認知度も高まる」などと慰留を求める意見が相次いだ。
2016年 7 月 29 日(金)  第 771回  国連を利用して皇室典範改悪を目論む勢力
  杉田水脈さんや目良浩一さんと達とともに日本 の為に 戦ってくれている山本優美子さんが、国連が、皇位継承について働きかけようとした問題を詳しく書いてくれています。全文はリンク 元で読んでください。

  国内でも7月15日 (金)、第 377ー1回の「天 皇陛下が生前退位の意向」のようなおかしな動きが出て来ているように敵はまだまだ諦めてないようです。

  産経ニュースより     2016.7.24

 【山 本優美子のなでしこアクション(3)】男系男子は女性差別ですか? 国連を利用して皇室典範改悪を目論む勢力はまだ 蠢いてい ます

  皇位継承権が男系男子の皇族だけにあるのは女性差別−。そんな勧告が国連女子差別撤廃委員会から出されそ うになり 日本政府の抗議で削除されたというニュースをみなさん覚えてらっしゃいますか? 私はジュネーブで委員会に参加してその雰囲気が 分かるので、今後も国連の委員会が同様の勧告を行うのではないかと不安に思っています。

 そこで直接質問してみようと「女 性活躍推進法、女性活躍加速のための重点方針2016及び第60回国連女性の地位委員会等につ いて聞く会」 (内閣府男女共同参画局主催、平成 28年7月12 日)に行ってきました。

 このような「聞く会」は時折開催されており、申し込めば誰でも参加できます。ただ、これまでの参加者はいわゆる左派リ ベラル系 弁護士やフェミニスト系女性団体関係者がほとんどで、政府に届く意見も彼女たちの意見ばかりでした。政府に多様な意見を届けるた めには保守系の団体も積極的に参加すべきだと思います。

 会の最後に設けられた質疑応答の時間はわずかでしたが、たくさんの質問挙手の中、幸い指名していただけました。私はこ う質問し ました。

 「最終見解書に皇室典範の男系は女子差別である旨の勧告が盛り込まれそうになった件について、どの委員が関与したの か。林陽子 委員長はどう対処したのか。事実関係を調査したのでしょうか。また、調査結果の公開予定はありますか。今後、他の人権委員会でも 審査項目として出てくる可能性がありますが、その場合どう対処しますか?」

 これに対して外務省女性参画推進室の女性が丁寧に答えて下さいました。

 「調べています。公開はしません。今回は委員会でも話し合われておらず、手続き上にも問題がありました。今後、他の委 員会で出 てきた場合、日本の文化・歴史について情報提供し、説明努力を積極的に行います」

 日本は昭和60年(1985年)に女子差別撤廃条約を締結しました。この時国会で「皇位継承資格が男系男子に限られて いるのは 女性差別に当たるのではないか」という議論がありました。

 これに対して当時の安倍晋太郎外相はこう答えています。

 「皇位につく資格は基本的人権に含まれているものではないので、皇位継承資格が男系男子の皇族に限定されておりまして も、女子 の基本的人権が侵害されることにはならない。したがって、本条約が撤廃の対象としている差別にも該当しない。」(昭和60年5月 29日、第102回衆議院外務委員会)

 こうしたちゃんとした理由があるので、日本はこの条約では皇位継承について「留保」していません。「留保」というのは 「条約全 体には同意しつつも一部の規定の自国への適用を排除する声明」という意味です。

 ところが、「留保していない限り、条約との整合性の問題が残っている」、つまり「女性差別に当たる可能性もある」と示 唆してい るのが文 京学院大学名誉教授の山下泰子氏です。山下氏は「日 本女性差別撤廃条約NGOネットワーク」として本年2月に開催された 委員会に70名もの仲間を率いて参加されています。

 また、ジュネーブに事務所を置き、国連への働きかけも活発な「反国際差別運動」というNGOがあります。顧問は女性差 別撤廃委 員会委員長の林陽子弁護士です。

 「反国際差別運動」は部落解放同盟の呼びかけで設立された団体で、本部は部落解放同盟と同じ住所にあります。部落解放 同盟はそ の綱領で「身分意識の強化につながる天皇制および天皇の政治的利用への反対」として反天皇制を主張しています。

 女子差別撤廃委員会では過去に一度だけ、委員から皇位継承についての質問がありました。平成15年(2003年)7月 8日、 フィリピンのマナノ委員(女性)が「皇室と日本政府は、プリンセス愛子が女性天皇になれるよう皇室典範の改正を検討したことがあ りましたか?」と質問したのです。

 日本政府はこう答えています。

 「皇室典範では男子のみに皇位継承があります。皇室の祖先神は天照大神であり、日本の歴史には女性天皇もいました。し かし、愛 子内親王が将来、女性天皇になる可能性はありません」

 男系による皇位継承は日本の伝統であり、日本そのものです。国連の委員会が皇室典範に意見することなどあってはなりま せん。

 その一方で日本国内には女系容認論もありますし、反天皇の団体もあります。彼らが国連に働きかければ「男系男子は女性 差別」と いう問題を委員会に持ち込むことも可能だと思います。国内で議論となり、国連も勧告すれば、国連信仰の強い日本人は流される危険 が十分にあります。…以下略

  反日売国左翼NGOも凄まじいものがありますね。保守が正論に拘っている間に、こうやって、どんどん勢力を拡大し て、政府に もこっそりと手をのばしているようです。
  狂信的な反日売国左翼は自分は良いことをしていると信じ込んでいるだけに始末に悪いですね。と言うか、やはり、あち らの手が 回っているのかも知れません。何とか、早急に撲滅しないと大変なことになりそうです。

 いずれにしても、山本優美子さんが言われるように、保守も考えを変えて活動する必要がありそうです。
  尤も、こういうのに付け入られる政府・自民党の平和ボケが一番問題のような気もします。
2016年 7 月 30 日(土)  第 772回  中華マネーが対日反捕鯨資金に?
  あの美味しいクジラ肉を食べられなくなった恨 みは大き いものはありますが、今や、殆ど肉を食べなくなったので直接の影響はありません。
  とは言いながら、やはり、あの世界の非難やシーシェパードのやりたい放題には怒りを押さえることはできません。
  それで、2月 7日 (日)、第 598回の「ビ ハインド・ザ・コーヴも外務省の所為」などで何度も取上げてきました。

  ところが、ここでも中国が裏で蠢いているのじゃないかと産経新聞が書いています。これは、想像していませんでした。 そう言わ れれば、あり得るかもしれないですね。

  産経ニュースより     2016.7.25

 【野口裕之の軍事情勢】中 国によるサンゴ礁破壊を見て見ぬふりするシーシェパード 中華マネーが対日反捕鯨資金に?  
   
 中国外務省の国境海洋事務局長は「関係する島々や礁、海域の生態系保護を中国以上に気遣っている国はない。国連が定め た生 物の多様性や絶滅危惧種の国際取引に関する条約を順守する」と公言した。国境海洋事務局長に限らず、中国の当局者は、南シナ 海で続ける人工島=軍事基地の造成について「環境保護に役立つ」と反論するが「環境反故(ほご)」の間違いではないの か。オ ランダ・ハーグの仲裁裁判所は12日、南シナ海のほぼ全域を中国が歴史的に排他的支配をしていたとの主張をしりぞけるなど、 画期的裁定を下した。フィリピンの提訴(2013年)に基づく裁定だったが、提訴した15の争点の内、今次小欄は中国の 環境 破壊に焦点を当てる。裁定は以下のごとく下された。

 《中国による埋め立てがサンゴ礁の生態系に回復不能な、取り返しのつかないダメージを与えている。環境保護義務違反で あ る》

 「荒っぽい」などと控えめな表現には収まらぬ中国の埋め立て手法は後述するが、「狂気の沙汰」と言い切れる。「海の 神」の 神罰を信じていたが、待てど暮らせど「ネプチューン(海の神)の海軍」は現れない。「ネプチューンの海軍」とは、“環境保護 団体”を名乗りエコテロリストと恐れられる通称《シーシェパード》が保有する「艦隊」を指すが、「神」はなぜか中国の前 にお 姿を見せない。中国の南シナ海におけるサンゴなど生態系の大破壊には、実に“紳士的”に接しているのだ。日本などが運用する 調査捕鯨船を執拗に追尾し、沈めようとさまざまな「武器」を繰り出すシーシェパードらしからぬ振る舞いに、専門家や関係 者は さまざまに観測する。いわく−。

 「サンゴは地味で、クジラほどスポンサーがつかない」

 「放水などで逃げる日本の調査捕鯨船とは違い、中国人民解放軍を相手にすれば返り討ちに遭い、殺される」

 果ては「チャイナ・マネーで飼い慣らされ、回り回って日本に対する反調査捕鯨資金と化している」という見方まで浮上す る が、真相はわからない。

このままでは「弱きをいたぶり、長いモノには巻かれる拝金主義者」の汚名を着せられてしまう。しかも、中国人とクジラの 胃袋 が、水産資源を食い荒らしてもおり、ぜひ調査捕鯨妨害を悔い改め、命を賭して中国の生態系大破壊を止め、汚名をそそいでほし い。

 サンゴをダイナマイトで吹き飛ばし、埋め立て

 「関係する島々や礁、海域の生態系保護を(世界一)気遣っている国」(中国外務省の国境海洋事務局長)は、3年半前に 実効 支配する岩礁・環礁を埋め立てる浚渫(しゅんせつ)工事を始めた。以来、少なくても東京ドーム170個分に相当する8平方キ ロ(12平方キロ以上説アリ)にものぼる埋め立てを実施した。

 文明を自慢する割に、やることは教養と品性がゼロ。埋め立て資材の相当量を建設予定地近海で「現地調達」しているの だ。

 カッターレスポンプ浚渫船を多数投入し、土砂吸入管を海底に設置。何世紀もの間手付かずだった海中・海底のサンゴを噴 射 ジェット水で粉々にし、吸入管で土砂はもちろん、サンゴに付着する生物や海草・海藻もろとも吸い上げた。サンゴ礁の破砕には ダイナマイトも使用されており、周辺で掘り出した砂・岩とともに、大量のコンクリートで固められる。基地1カ所だけで数 百万 トンが掘削されているもようだ。とても、正気とは思えない。

 海面に出ているサンゴ礁・岩礁はごく僅かで、水面下には100余りもの1〜数千メートルの海山が連なる。海底の隆起 は、深 度ごとに色々な種類の海洋生物を生み出すと同時に、栄養豊富な深層水を上昇させ、自然の恵みが浅海で生息する各種マグロ&カ ツオを含む魚介類や海鳥を育んできた。絶滅が危惧されるオオジャコガイやウミガメなどの生息海域でもある。世界最大のサ ンゴ 礁海域=豪州グレート・バリア・リーフをしのぐ生物の宝庫との分析もあり、学術的にも、食料供給地としても、極めて重要な価 値を有する。

 中国は生態系保護・管理に関する国際法などに複数違反するが、仲裁裁判所の裁定をあおぐ以前に常識の問題だ。

 宝石サンゴ密漁で「海底の砂漠化」が進行

 ダイナマイトで美しいサンゴ礁を平然とこっぱみじんに砕くのだから、宝石サンゴの密漁など朝飯前だ。2014年に 1000 隻もの中国密漁船が小笠原諸島や伊豆諸島、九州・沖縄の領海やEEZ(排他的経済水域)に押し寄せたのも、赤サンゴなど宝石 サンゴの強奪が目的だった。漁網で強引に奪い去るので、サンゴは損傷し、当該海域では「海底の砂漠化」が進行する。

 背景には、中国国内の密漁→販売に対する規制強化が横たわる。ただ当時、安全保障関係者の間では、密漁漁船の背後に中 国人 民解放軍海軍の存在が観測されていた。つまり、漁民は海上民兵との併任だと。確かに、中国より遠い海域での漁は、燃料代や人 件費に照らして費用対効果が悪く、罰金や逮捕の危険もつきまとう。ワリが合わないというのが、観測の論拠であった。

 小欄は証拠を持っていないが、代わりに国際ニュース通信社ロイターが5月、ウラを取ってくれた。以下はロイター通信 の、海 南省当局者や外交官、水産会社幹部、漁民への匿名取材・インタビューの意訳だ。

 《南シナ海・海南島に根拠地を置く漁船団は、中国人民解放軍海軍の補助金を受け出港する。補助金を得る条件は、外国船 舶の 情報収集などに向けた軍事教練を受けること。軍事教練は各地の民兵を統括する人民武装部の地方支部が担任する。人民武装部の 地方支部は地方政府=共産党の地方当局と中国人民解放軍の二重統制下に置かれる》

 《軍事教練には参加費が支払われる他、船建造への助成金や燃料・水も中国人民解放軍海軍が供給する。特に、木製から体 当た り攻撃を可能にする金属製への買い替えを、助成金を介して奨励している》

 《さらに、5万隻の“漁船”にGPSシステムを提供し、人民解放軍海軍艦艇や尖閣諸島(沖縄県石垣市)の領海に侵入を 繰り 返す海警巡視船と交信できる無線機も備え付けた。一部の“漁船”には小型武器が搭載されている》

 《主権を守る『特別任務』が下令されれば、人民解放軍海軍や海警の指揮下に入る》

 尖閣諸島やベトナム/フィリピン/インドネシアの各領海やEEZでも、“中国漁船”が侵入するや、すかさず海警巡視船 や人 民解放軍海軍艦艇が後詰めに入るが、多くは軍事作戦を兼ねていると覚悟すべきだろう。

 シーシェパードは「各種武器」で“中国漁船”に応戦を

 従って、シーシェパードが南シナ海に人工島に近付けば、突如“漁船”が現れ、包囲されるやもしれない。当然、シーシェ パー ドは日本の調査捕鯨船をいたぶる際に使用する「各種武器」で応戦すればよい。炎を発止ながら落下する落下傘信号弾▽失明させ られるレーザー光線▽空気銃による刺激性物質入り弾発射▽異臭物質や塗料入りビンのランチャーによる投てき▽スクリュー に絡 み付けるワイヤーや鉄塊付ロープ▽体当たり▽発光弾▽発煙筒…。

 プラットフォームも充実している。ヘリコプターを搭載する元捕鯨船▽世界1周が可能な高速船などを現有し、過去には 「缶切 り」呼ぶ鉄鋼製の刃を船体に取り付けた元漁業調査船も投入していた。

 10億円前後といわれる年間収入で「武器」に不足はない。人民解放軍海軍や海警を相手にせよとは言わないまでも、軽武 装の “中国漁船”相手なら、良い勝負になろう。

 「軍事資金」のほとんどはハリウッドを始めとする俳優やミュージシャン、政党や企業…など、世界中からの寄付。シー シェ パードは実態を裏付け調査しないメディアを踊らせ、クジラなどを「食い物」に、寄付を募っている。

 日本という敵をつくり出し、力を拡大していく手口は、中国が近代史をでっちあげ、日本をおとしめる宣伝戦とソックリ。 言っ てみれば、中国とシーシェパードは「反日の同志」で、残念ながら両者が争う構図は期待できぬかもしれない。

 暴力を駆使し、ムリ筋の主張・行動をどこまでも正当化する点も酷似する。仲裁裁判所の裁定を「紙くず」と公式発表する 中国 は、中国が決める中華秩序こそ国際法に優先すると信じて疑わない。片や、シーシェパードは生き物に序列を付けて、生殺与奪の 権をにぎり、自らが勝手に決めた秩序に反する歴史・文化を排除しようとする。「何様のつもりか」と言いたい。

 まさか「神様のつもり」では…。  

  これだけ世界中からバッシングされるのは、やはり、せんご、政府・自民党が腰の引けた外交をやった来た結果でしょう ね。もち ろん、それには、反日売国外務省の政治家籠絡があったことも間違いないのじゃないでしょうか。
  結局は、国家観を持った政治家が、本気になって国の為に働くようにならない限り、こうした問題はなくならないので しょう。

  そうした政治家が出て来るかどうかは、やはり、国民が目を覚ますかどうかですね。となると、やはり、前途は厳しいの かも。
2016年 7 月 31 日(日)  第 773回  「赤い国連」、そして家族破壊者たちと の闘い
  杉田水脈さん・山本優美子さん達のジュネーブ の戦いで 明らかになって来た反日売国左翼達の国連での跋扈ですが、どうやら、この問題の奥は深そうです。

  一体、何時頃から国連の汚染が始まったのかと思っていましたが、それを詳しく取材してくれた記事がありました。
  ちょっと古いですが、何時から汚染が始まったかが良く分かります。と言うか、まさに初期からという恐ろしい状況に驚 かされま す。やはり、国連は解体するしかなさそうです。

  この記事を書いてくれた岡本明 子さ んをサーチしてみたのですが、フェイスブックの更新が止まっているようです。
  杉田さんや山本さんの有力な味方になってくれそうな方だけに、ちょっと心配です。この記事も次期が早かったのかも知 れませ ん。

  かなり長い記事なので、全文は、是非リンク元で読んでください。

   iRONNAより

  「赤い国連」、そして家族破壊 者たちと の闘い

  『月刊正論』 2006年11月号  岡本明 子(ジャー ナリスト)

 「遥か海の彼方に住んでいる国連の官僚から、何故私たちの暮らし方を決めてもらわなくてはならないの?」「どうやって 子育てを するべきか、どんな手段で家を暖めるかということを、一々国連から指図を受ける必要はないという理念を浸透させるべきだと思う わ」。アメリカの「草の根保守(grass-roots conservative)」のオピニオン・リーダーとして長年フェミニストと戦ってきたミセス・フィリス・シュラフリーは、国連とフェミニズムの関係に ついて尋ねると、こう述べた。地に足の着いた力強い言葉だった。

 わが国では、女子差別撤廃条約とそれに基づいて制定された男女共同参画基本法、及び児童の権利条約を根拠に、関連条例 が次々と 制定され、国及び地方自治体の施策が進められている。フェミニズムや偏った人権思想に影響された国連及び国内の行政権力が、私た ちの働き方や学校教育、家庭、親子関係にさえ介入して、一人ひとりの人生をも変えている−そうした危機感を持っているの は日本の 我々だけではない、海を越えて共有できると確信した瞬間だった。

 国の主権を侵害し家族を崩壊させようとする国連の人権諸条約を何とかしなければならないという思いは強まる一方だ。し かし国 連・政府(各省庁の官僚)・反日NGOでガッチリ固められた壁を前にして、正直な所それをどう突破すればよいのか展望が掴めない 中で、アメリカの草の根保守運動のリーダーたちがどう戦って来たのか、戦っているのか聞いてみたいという思いでアメリカ に向かっ た。
 最大の具体的収穫は、ヘリテージ財団のパトリック・フェイガン博士から齎(もたら)された。「日本の国連信仰は深刻 で、例え ば、少子化で悩んでいるわが国では、国連の『女性が働きに出ている国ほど出生率が高い』という分析が、そのまま国内の施策に反映 されている」と述べた私に、即座に博士は「Myth(神話)だ!」と指摘して、ハワード・センターのアラン・カールソン 博士が既 にそれを論破していると教えてくれた。更に、このアラン・カールソン博士が「World Congress of Families」(家族のための世界会議。以下、WCFと表記)を 主宰し て、1994年から3回の世界会議を開催しているという情報を提供してくれたのだ。フェイガン博士自身もこの会議に賛同参加して いる一人である。帰国してジェットラグも忘れて、WCFについてインターネットで調べて、世界会議での発表資料を読み込 んだ。

 アラン・カールソン博士は、保守シンクタンク、ロックフォードインスティチュートの副所長を経て、現在はハワード・セ ンターで WCFを主宰している。世界会議には、世界の全大陸から、キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒、議員、大学の教授、草の根運 動家、様々な人たちが集っている。第1回会議は1997年にプラハで行われ、前回第3回会議は2004年にメキシコで約 3000 人を集めて開催されたという。WCFのウェブサイトのトップページには、札幌オリンピックで人気を呼んだフィギュアスケートの選 手ジャネット・リンさんが、アラン教授の論文に心動かされて、キャリアよりも結婚の道を選び5人の子供を育てたというコ メントを 寄せている。彼女を初めとして、会議に集う人たちの共通の価値観は、pro-family、pro-life(家族保護、生命保 護)である。主に国連を媒介として近代国家を襲っている左翼思想、フェミニズムによる家族解体、生命軽視の大きな世界的 潮流を押 し戻そうと立ち上がったのである。WCFの会議及びセミナーでは貴重で上質な情報が伝えられており、家族崩壊の世界的危機に際し て、広く実態を伝え、出来るだけ緊急に対処しなければならないというアラン博士らの思いが伝わって来る。我が国において は、 WCFの情報は、日本政府の家族政策の間違いを鋭く指摘するものとなるだろう。以下その情報の一部を紹介し、安倍新内閣に家族政 策の是正を強く求めたいと思っている。…中略

 国連の政策を歪めた者たち

(WCF「A HISTORY OF ・THE FAMILY' IN THE UNITED NATIONS」より)
 国連の女子差別撤廃条約や児童の権利条約等における家族破壊の方針は、いつ頃、誰によってどのようにもたらされたのだ ろうか。

 1948年の国連「世界人権宣言」では、「家族は社会の自然で基本的なグループ単位であって、社会と国によって保護さ れる」と 家族の重要性が謳われている。国連は発足時から、米ソによる冷戦構造などの争いに晒されていたが、家族政策においてはキリスト教 民主主義(Christian Democracy)が支配しており、その世界観が反映されたものが世界人権宣言なのである。キリスト教民主主義の世界観とは、「創造主によって贈られた 人間の尊厳と神聖さを信じ、将来の子孫を守るために結束し援助し合う構造としての結婚と家族を信じる」というものであっ た。

 しかし、国連の中には徐々に社会主義が浸透していた。国連初代事務総長トリグブ・リーは、アメリカ政府高官で国連発足 会議では 議長を務めながら実はソビエト諜報機関の工作員だったアルジャー・ヒスらの暗躍もあり、事務総長に就任した。彼はノルウェーの共 産党メンバーではなかったが、ボルシェビズムに早くから関心を持ち、1921年にモスクワに旅行してレーニンに会ってい る。彼は ソビエトに強い共感を持ち続けた。そしてソビエト政府は自らの国連への野心のために、リーを道具として使った。
 跡を継いだ二代目事務総長、ダグ・ハマーショルドはスウェーデンの官僚出身で左翼社会主義者であり、スウェーデンを高 度社会福 祉国家に変えるシナリオを書いた人物である。リーもハマーショルドも左翼イデオロギーを、国連事務局内部に確実に浸透させて行っ た。それに加えて重要な役割を演じたのが、リー事務総長が抜擢したスウェーデンのアルバ・ミュルダルである。彼女は、 30年代の スウェーデンの出生率低下に際して、出生率引き上げのための唯一の方法として「子供をもうけることのコストと重荷を社会化する」 という、積極的な社会主義政策を行って、現在のスウェーデンの福祉制度の土台を作ったのである。彼女の理論は「ミュルダ ル・ライ ン」としてノルウェーでも採用されて、大きな影響力を持った。アルバ・ミュルダルは30年代に次のような理論を述べている。

 「19世紀から受け継がれている既存の伝統的な家族は、殆ど…病理学的であり…破滅する運命にある。それは、女性が労 働の場で 『同志』として男性と共に立つ新しい家族モデルと取り替えられるべきである。子供たちは…生まれた直後から扶養とデイケア、衣 類、食事等の全てを、国からの助成金で賄われるべきである。…家族はリプロダクション(子作り)以外の残りの機能は全て 捨て…子 供達には妊娠中絶法を教え、早期の性教育を行うべきだ。そして親による子供への躾は不健全であるとみなされるべきだ」「男女平等 は、『自然』なものを含む全ての制度、伝統、文化的構造の地ならしを要求する。男女間の自然の『大きな基本的な違い』さ えも取り 除かれなければならない」

 彼女の理論が今日の「ジェンダーフリー」思想そのものであること、そしてこれが30年代に考えられていたことに筆者と ともに驚 く人も多いだろう。そして彼女は積極的に、国連に「ジェンダーフリー」、社会主義フェミニズム思想を浸透させようとした。彼女が 国連に入った時、彼女の同志に宛てて「社会主義の女性たちが、国連事務局で何の邪魔も無く話す機会が与えられて影響力を 持てるこ とは大きな喜びです。国連の中枢にいて、女性グループが望んでいた福祉制度が形成できるのです。国連の社会部門の重要ポストは、 人間社会を変える最高の機会を私たちに与えたのです」という手紙を書き送っている。

 彼女は、49年に経済社会理事会(ECOSCO)で仕事を始め、その後ユネスコに移り、社会科学部門のトップになっ た。そし て、性的役割分担の抑制、母親による育児の否定、性教育の奨励を行い、国連の家族についての認識を、「世界人権宣言」にあるよう な「社会の基本的単位」であるというものから、家族制度は時代遅れで抑圧的であるという概念や急進的フェミニズム個人主 義思想に 基づくものへとシフトさせていく上で大きな影響力を持ったのである。…中略

 「国連は、多くの反家族NGO(大部分はフェミニスト)を、西側政府の反家族政策を進める熱心なパートナーとして用い た。西側 諸国の政府は、これらのNGOに多くの助成金を支給して、国連の中で彼らに政治権力の中枢に易々と参加させている…無責任な NGOは、国連で巨大な影響力を持っている…カイロの人口開発会議で、ニューヨークを拠点にしたアメリカのフェミニスト であるベ ラ・アブズーグが…カイロのアクションプランは、自分達が書いた文書であると宣言するのを聞いて、私はショックを受けた。少数の フェミニストに、世界中の何億もの人々の命に影響を及ぼす国際的文書を変える力をもたせる国連は明らかに間違ってい る!」「フェ ミニストNGOは、時々彼らの国の代表派遣団のメンバーにもなる。カナダ政府が行っているように、NGOに発展途上国の代表に働 きかけをさせるために、NGOの会議出席費用は政府が負担しているのだ」

 日本政府も、こうした画策をする「西側諸国」の一員であるのかどうか、また、反日NGOの会議出席費用を負担している のかどう か確認する必要があるだろう。それにしても、先進国の、発展途上国への遣り口は植民地時代と全く変わらないものではないだろう か。「人権」「平和」という一見美しい理想を掲げている国連の欺瞞性を、まざまざと見せ付けられる思いである。…中略

 最後に、日本政府は出生率を上げたいのならば、国連の出生率神話に踊らされて女性の社会進出と子育ての社会化を促すよ うな政策 を即刻止めるべきである。そして子供から親への尊敬と信頼を奪う現在の教育を改革して、親子の絆を強くする教育のあり方を考える べきである。国の主権を守るために、根拠の無い国連信仰は止めて、「遥か海の彼方に住んでいる国連の官僚」から、私たち の暮らし 方を決められることに「ノー」と言うべきである。安倍新内閣には、家族政策を含めた過去の誤った政策のすべての清算を断固として 行って頂きたい。

 おかもと・あきこ 主婦、ジャーナリスト。今年4月に「児童の健全な育成を守る NGOネット ワーク」を結成。神奈川県在住。共著に『ちょっとまって!夫婦別姓』(日本教育新聞社出版 局)『まれに見るバカ女と の闘い』(宝島社)『家庭教育の再生』(学事出版)など。

  これは凄い情報ですね。良く、ここまで調べてくれたものです。是非、杉田水脈さん達と一緒に活動し手もらいたいもの ですが、 フェイスブックの更新が止まっているのが心配です。

  それにしても、国連が最初から汚染されていたのには驚きです。やはり、世界を壊しているのは共産党なんですね。何と かして、 日本から消滅させる必要があります。これも、日本人が目覚めるしかないですね。何とも、恐ろしいことです。

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