讃岐うどんの部屋(3)

 

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200011日土曜日 第9話

あけましておめでとうございます 無事に2000年になりました。
 うどんからはずれますが、正月ということで香川の有名な雑煮を紹介したいと思います。

あんもち入りの雑煮です!!白味噌じたてです。

 わかりますか?あんが見える様にしてみました。

初めて聞いた人は驚きますが、これが上手い!!

料理家の土井勝さんもお勧めの雑煮でした。

200017日金曜日 第10話

 正月も終わって、昨日は初出勤でした。5日の昼メシどき彦江の横を通って駅まで歩いて行ったのですが相変らず表に列ができていました。3日まで休みで、4日から営業開始だったようですが、4日の昼時、玉を買いに行ったら地元の人は少なかったと内の奥さんがいってました。「皆さん正月早々たいへんだなぁ!」とぼんやり考えていて忘れ物に気が付きました。
 実は、年末から三が日の間うどんがないとき我々がどうしてるか皆さんに報告するつもりだったのを忘れていました。皆さんは讃岐の人は年越しそばじゃなくてうどんだと思っていませんか。確かにうどんも沢山食べますが、そばも食べるんです。
 そうなんです、私たちは、
彦江のそばを食べるんです。きっと彦江のそばなんて近所の者しか知らないんでしょうね。私にとっては、年末年始は彦江のそばがあたりまえなのです。
 年末には、うどんとそばの玉を買い置きして、年末から正月の間それを食べるのですが、どちらかと言うとそばの方が主体です。さすがに買い置きのうどんは余り美味くない(それなりの美味さはあるんですよ)ので、そばが多くなるのだと思います。そばの方が日保ちするような気がしますし、実際、日にちが経つとうどんより美味しく思います。これはそばの本場の人に言わせると間違っているかもしれませんが、そう思います。
 さてここまでくると、
彦江のそばが気になりませんか?これが美味いんですよ。このそばを大晦日の紅白を見ながらとか除夜の鐘を聞きながら食べるのが年越しの行事なのです。
 写真を撮り忘れたのでお見せできないのですが、所謂、田舎そばというのはこういうのだと思うんですが、黒くて太くて(もちろんうどんほどは太くないですが!)短いのです。
 余談ですが、私は学生時代に外で初めてざるそばを食べるまでこれが当たり前だと思っていました。あの長くて白っぽいそばは知りませんでした。
 その黒くて、太くて短いそばに、大根と人参を細く切ったのと、サトイモを出汁で炊いたのをかけて食べるのです。あの甘辛い出汁とサトイモがそばに良く合うんです。私にとってはこれがそばなんです。どちらかと言うとあの長くて白っぽいそばは別な食べ物という感じです。
 どうです
彦江のそばが食べたくなったんじゃないですか?
 坂出の正月はこのそばと↑の
あん雑煮がないとはじまりません。田舎で他から見れば変わっているかもしれませんが、結構良い環境なのかな!!ウラヤマシイでしょう!

200057日日曜日 第11話

 何と4ヶ月ぶりの更新です。もう忘れられたかもしれませんが、本人は忘れていませんのでお許しを……。
 9連休で帰っていましたが、9日間で7日間(2日は休業)昼食は、彦江のうどんを堪能しました。出汁と玉を買ってきて家で食べるのですが、もう歳ですね3玉しか食べれません
 冷たい麺に、冷たい出汁をかけて食べるのですが、チョット調子が良くて4玉弱というところでしょうか、しかし、流石に美味い毎日食べても飽きません。2日間の休みが残念でした。

 先日、大阪で推薦のうどんがあるという事で2軒ほど行ってざるを食べてみましたが、それなりに美味しいのですが何か一つ物足りなさを感じました。
 まぁ、私の場合は、彦江のうどんで育っていますので、どうしても贔屓が入る面はあると思いますが、その美味さはやはり本物だと思います。

 連休の間、草抜きばかりしていましたが、若者や、家族づれのツアー客と思える人が、探しながら沢山来ていました。

 近くで草抜きしていた、変なおじさんは私でした。どなたか見ていた人いるかな?

2000521日日曜日 第12話

  うどんの宣伝ばかりしているので、時々「あそこのうどんが美味しかったので一度たべてみて」という情報が入ります。勿論、大阪での話です。
 そんな事で、何軒か(ほんの4、5軒ですが)食べに行ってみましたが、大阪では、まだ葉隠れより美味い所には当っていません。

 ところが、今度、面白そうな情報が入りました。
 「どうも冷凍うどんみたいですが、美味いんです一遍食べてみてもらえます?」

 「冷凍なら多分加ト吉かピギーだから美味いのは間違いないかもしれない」と一緒に行ってって見ました。

 地下鉄夕陽ケ丘の駅のそばでした。名前は忘れましたが三角地の角でカウンターだけの店でした。

 食券を買ってカウンターに座ると、モロに冷凍うどんを取り出して解凍しているのが見えます。
 ざるの大を頼みました。解凍してざるに盛って出てきました。解凍した所なので麺が冷たい!夏に向かって良いかもしれない。冷凍ってこんな利点もあるのですね。
 流石に麺は良いです。これなら大阪では滅多にお目にかかれないと思います。だしがチョット私の好みではなかったので何度も行こうとは思いませんが……。

 おばちゃんに「何処の麺ですか?」と聞いたら、恥ずかしそうに「冷凍です」だって。

 「いや!冷凍だからおいしいんや!この麺なら大阪の何処にも負けへんで」というと「おおきに」とよろこんでいたが、麺が何処のかは知らないそうです。パートなんでしょうね。

 きれいな店で、讃岐うどんといって出されるよりよっぽど美味い麺でした。あれで、だしがもう少し美味いと毎日でも行きそう。

冷凍麺侮りがたし!

200068日木曜日 第13話

 昨日、久し振りに梅田の近くへ仕事に行ったのですが、少し早く終わったので時計を見てみると、11時過ぎでした。

 「もしかしたら、まだ行けるかな?」

 「うまい所があるから行こうか」

 と、後輩を誘って行きました。そうです第1話で取り上げた、「はがくれ」です。
 何故か最近機会が無くて何年振りかですが、行って見ると、やはりもう既に列が出来ていました。
 列の後ろに並んで、注文を取りに来たおばちゃんに、前もっていつもの「ぶっかけダブル」を頼み待つ事暫し。席が空くと呼んでくれてカウンターに。
 善通寺のぶっかけとは違い具沢山ですが、単身赴任は栄養に気をつけなきゃいけないので、ここでは何時もこれを頼みます。
 味が落ちたとの噂があったので、「どうかな?」とチョット不安でした。

 「少し、柔らかくなったかな…!」

 「でも、ヤッパリ美味い!」

 まあ、大阪でこれだけの物が食べられたら文句は言えないでしょう。

 しかし、一杯750円は、さすが都会ですね!

 何時ものように、敵のように早食いして後輩を後に残して、さっと出る。どうしてもゆっくり食べられません。
 

 「早いですね!」

 「まあなぁ…」

 結構、そう言われて喜んでいる。内心自慢。相変らずのバカですね!

 うどんの早食いしか自慢する物が無い小父さんでした。

2000624日土曜日 第14話

  彦江の出汁(だし)が変わりました。濃くなったのです。色も少し濃くなったような気がしますが、もちろん味のことです。これも讃岐うどんツアーブームののお陰かな?
 確かに、以前の
出汁(だし)は、私には薄かったのですがそれなりに美味しかったので、「まぁ!こんなものかな」と思ってました。しかし、今度の濃い目の出汁(だし)の方が、私は好きです。
 そういえば、山越えのも少し薄味でした。香川は、相対に薄味が多いのかな?私のような田舎者や肉体労働者はどちらかといえば濃い味を好むのですが、香川はひょっとしたら大都会で頭脳労働者が多いのかもしれない。
 そんなわきゃ無いだろう!
 
 それでもやっぱり、変えたということは、私と同じ好みの人がいたのだなと妙に納得しています。これで又、帰省した時が楽しみです。
 先週は四玉食べてしまいました。久し振りの四玉ですが、これも
出汁(だし)のせいかもしれません。
 それにしても、創業以来の
出汁(だし)の味をよく変えたものだと思います。勇気がいったでしょうね!
 私と同じように、皆に受け入れられるように願ってます。

 今日も四玉食べてしまいました。中々良いですよ!彦江の売上も伸びるかな?

2000811日金曜日 第15話

 こんな書き方は著作権に触れるかもしれませんが、情報として…。

 2000年(平成12年)8月8日(火曜日)夕刊読売  コラム「みなと」より

全国シェアの9割を占める香川県丸亀市の「丸亀うちわ」の製造業者らの団体が、市内のうどん店が一目でわかる地図を印刷した「うどんマップうちわ」を2000本作った。
 うどん好きの市民らが1997年に製作した地図を活用。オリジナルより2店多い計55店を紹介しており、表に地図、裏に店の住所、電話番号一覧をのせている。

 JR丸亀駅の観光案内所で無料で配っているが、昔ながらの竹の骨を使った国の伝統工芸品に指定されている゛名品"で、観光客は「涼しい風を受けながら、名物のおいしいうどんの店を探せて最高」。 

 こういうのが全部駄目だと辛いですね!不都合だったら消します。実を言うと団塊の部屋の著作権問題での修正に気を取られてしまっていたのでこの部屋の著作権問題まで気が回らなかったのです。
 良く見るとここも新聞記事を貼りつけたりしていてもっと危ないかも…。もう少し考えてみます。

2000819日土曜日  第16話

 お盆休みも後一日となってしまいました。もう大阪へは行きたくない気分です。

 盆休み中は、幸いなことに彦江の休みもなかったので毎日昼はうどんを堪能しました。相変わらず県外の車が多く来ているようでした。駐車場も借りて県外からのお客さんに対応しているようです。
 お陰で昼の時間は早めに行かないと、玉を買うのに行列で大変だと家の奥さんがこぼしていました。

 さて、毎日彦江のうどんで満足しているので他の店へ行こうという気にはならないのですが17日は、たまたま善通寺の方に行く用事があったので、久しぶりに山下へ寄ってってみました。
 11時過ぎだったのですが駐車場は一杯で、暫く待って駐車しなければならない状態でした。以前にもまして賑わっているようでした。
 私は、ここの一番人気のぶっ掛けが大好きなので仕事の途中にも良く来たものです。

 久しぶりのぶっ掛け、ヤッパリ上手い。麺は彦江のより少し固めですが、その喉が切れるような硬さがたまらないのです。
 今回は、少し柔らかかったような気がしましたが気のせいかも・・・。出汁もチョット濃い目になったような・・・・。マアうまけりゃいいや!

ヤッパリうどんは良いなぁ!早く香川に帰りたい!!

20001019日木曜日  17

 又、随分間が開いてしまいました。もう少し更新しないと駄目ですね!ごめんなさい。


 さて
かず@神戸っ子さんの掲示板での情報で、「恐るべきさぬきうどん」が「新潮OH!文庫」から出版されたと知り、新大阪駅の本屋さんへ行ってみると、ありました。
 お恥ずかしいことに、まだ読んだことが無かったのです。何と言っても本は基本的に文庫しか買わない(我ながら、何ともセコイですが…!)のでこれは本当に嬉しかったですね!

 いや〜!噂には聞いていましたが、ヤッパリ面白い。只、今回の「麺地創造の巻」に「彦江」が載ってないのです。次号のお楽しみかもしれません、それだけがチョット残念でした。
 それにしても全編を通して使われている讃岐弁が懐かしかったです。他所の人にはこのニュアンスは分からないのじゃないのかな?しかし、あんなキチャナイ言葉使ってたかなぁ?

 「いた〜」なんて分からないだろうなァ!くださいという事なんです。お店に買い物に行って買うものを指差して「これ、いた〜」なんて、子供の頃何時も言っていました。今はもう子供も使わないのじゃないかな?
 「彦江」へざるを持ってお使いに行ってた頃を思い出します。

 「おばチャン、うどんいた〜」と行くと、おばさん(先代)が玉の中にくずのうどんを足してくれたのが嬉しかったことが懐かしく思い出されます。

その頃からセコかったようですね!

20001027日金曜日  第18話

 讃岐うどんが今のようなブームになったのは「恐るべきさぬきうどん」やTVにインターネットなどが相乗効果を上げているのでしょう。
 それじゃ〜、何時頃からかと言われると余り分かりません。特に地元であり、物心ついた頃から「彦江のうどん」を食べていた私はそんなこと意識したこともありませんでした。

 しかし、最初に讃岐うどんを意識したのは小学校の高学年の頃だったと思います。大方、40年も前のことですので記憶ががさだかではありません。
 はっきりは覚えていませんが、それは何気なく聞いていたラジオだったような気がしますが、もしかしたら新聞で読んだのかもしれません。それ程、遠い昔のことです。
 宮田輝さんといえば若い方はご存知無いでしょうが、NHKのアナウンサーで「のど自慢」で一世を風靡
(相変わらず古いですね!)した人ですが、この人が放送のなかで、香川県の田舎で美味しいうどんを食べたと話していたのです(書いてたのかも!)
 それは、今でも有名な満濃の「ながた」のことでした。子供心に、香川県にも誇るものがあるんだと嬉しかったことを覚えています。

 何年かして、就職したときの担当営業エリアが金毘羅から満濃地区の方になったとき、それを思い出して初めて「ながた」に行きました。
 確か、釜揚げだけだったよう記憶がありますが結構流行っていました。そして、壁にあの宮田輝さんの新聞記事の切り抜きが額に入れて(?)掛けていたのを見て、ああヤッパリここだと懐かしい気持ちになったものです。それから何度か食べに行ったと思います。多分、30年も前の事です。それから1度くらいいった事があるような気もしますが、忘れました。
 私の場合は「彦江のうどん」が常に一番なので味に関しては余り記憶に残っていませんが、何度か行ってたという事はそれなりに美味かったはずだろうと思います。彦江で鍛えられているので、それなりに味にはうるさいですから。

 それにしても、あんな時代でもマスコミの力は大きかったのでしょう。「恐るべきさぬきうどん」によると今でも健在のようです。

こんなこと覚えてる人いるのかな?

2000118日水曜日  第19話  

 香川、松山への出張の途中で偶然坂出の「蒲生」と飯山の「中村」へ行きました。「恐るべきさぬきうどん」で有名になったところですが坂出に住んでいながら両方とも初めてでした。
 たまたま、昼の時間に「うどんの美味しい所があるので行きますか?」と案内されたのがそうだったのです。
 6日に「蒲生」、7日に「中村」と連荘になりましたが、私はご承知のようにうどんが何日続いても平気なので望むところです。
 流石に両店とも平日なのに他府県ナンバーも沢山来あって、お客さんで一杯でした。讃岐うどんブームを実感させられました。

 どちらでも、「つめたいんの大」にてんぷらを乗せて食べましたが、どちらかと言うと細めんで同じタイプのように感じました。
 両方とも昔ながらのなつかしい味といえるかもしれません。味の方は、やっぱり「恐るべきさぬきうどん」に取り上げられるだけの事はある味で、どちらも大満足でした。

 何だか、今ごろになって初めてというのも変な感じですが、せめて「S級指定店」10店くらいは行ってみようと改めて思いました。

 しかしながら、私にとっては、あくまでもメインは「彦江」です。

 ところで、「蒲生」と「中村」の場所も確かに分かりにくいですが、どちらかと言うと「彦江」が一番分かりにくいかも知れないですね。
 「彦江」も近くに駐車場を用意しましたので少しは利用し易くなるかな?でもその駐車場を見つけるのも結構難しいかも・・・。

20001210日日曜日  第20話  TV

 9日午前中、何気なくTVを見ていると山陽テレビ「王様のブランチ」で「さぬきうどんを食べる四国美味の旅」というのをやっていました。

 何と、「恐るべきさぬきうどん」の団長こと田尾(第5話第6話第18話)さんが案内役で出演していました。
 うれしいことに「彦江」が「中村」と共に取り上げられていました。

 外の縁台です。

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