団塊の世代の部屋(53) 

 ホーム 団塊 分類  

2003121日月曜日  第1534回  暗誦

 12月になると思い出す歌があります。ジングルベルです。それも英語で。クリスマスが近づいてこの曲が流れてくると思わず口ずさみそうになります。
 カラオケ嫌いで日本の歌でさえ碌に覚えていない私が何で又そんな歌を覚えているのか不思議でしょう。
 実は、これは今教育の場で見直されようとしている暗唱に関係があるのです。それは、中学の英語の時間でした。
 授業が始まるや、英語の先生が「私は、今日、とても恥ずかしかった」と言い出したのです。
 何を言い出すのかと思ったら、「音楽室の前を通ったら、お前達のクリスマスの歌が聞こえてきた。何だ、あの発音は!お前達の英語の先生として私は本当に恥ずかしかった。今日は、授業は止めて、歌の特訓をする。」と言い出したのです。

 それから、一時間(もしかしたら、次の英語の授業もそうだったかも)、練習です。歌詞を暗唱させられ、発音のチェックで何度も何度も歌わされました。
 先生が、「マアいいだろう」と言うまでどれだけ練習したでしょう。お陰で、今でも口をついて出てくるのです。これぞ暗唱の威力です。
 このときの授業は今でも覚えています。多分、私の人生で一番印象に残っている楽しい授業だと思います。あの時は、クラス全員が授業に集中していたのじゃないでしょうか。何たって、他に思い出す授業が無いくらいですから。

 和歌や俳句に名文など子供のときに暗記していたら、もっと豊な人生を送れていたかもとふと思ったりします。

 Japan on the Globe → No.318 国語の地下水脈 がそんな暗唱のすばらしさを紹介しています。

 ・・・略

 子供たちは、大人以上に身体が柔らかい。リズムやテンポを楽しむ身体感覚が優れている。蕪村や一茶の俳句や宮沢賢治の詩を暗唱している幼児を見ると、それが彼らの身体を喜ばすことになっていると感じる。・・・中略

 子どもの頃に暗誦した言葉で意味の分からなかった所も、人生の経験を積み重ねていくうちに、ふと分かる瞬間が訪れる。・・・以下略

 テレビドラマなどでよく見る(最近はそうでもないか。)寺子屋で子供達が「師のたまわく」なんて場面は昔の教育の良さを思わせます。
 その時は判らなくても、大人になった時に、「ああ、あれは、こういう意味だったんだ」と気が付く楽しさ。こういう教育をもう一度考え直す必要があるでしょうね。

本物に接する大切さかも!

2003122日火曜日  第1535回  漢字教育

 昨日に続いてJapan on the Globeに、教育についての素晴らしい話がありました。昨日の暗誦も納得させられるものがありましたが、それ以上に驚きでした。
 なんと漢字は小さな時の方が良く覚えるというものです。それは、子供には無理だろうと、小学校で少しずつ教えていくようにと余計なお世話の教育が取り入れられていることだと思います。
 ゆとり教育の元祖でしょうか。戦後の教育の歪みはこんな所にも現れているのかもしれません。大事に大事に育てようとしたことが逆の結果になってしまったという所でしょうか。

 漢字を使うことより知能指数も上がるなどの効用もあるそうですが、成る程と思わされることがありました。 

 No.320 子どもを伸ばす漢字教育

 ・・・略

 ローマ字やひらがなは表音文字である。読んだ文字を音に変換し、さらに音から意味に変換する作業を脳の中でしなければならない。それに対し漢字は表意文字でそれ自体で意味を持つから、変換作業が少ないのである。・・・中略

 漢字かな交じり文は書くのは大変だが、読むにはまことに効率的なシステムである。情報化時代になって、書く方の苦労は、かな漢字変換などの技術的発達により、急速に軽減されつつあるが、読む方の効率化はそれほど進まないし、また情報の洪水で読み手の負担はますます増大しつつある。読む方では最高の効率を持つ漢字かな交じり文は情報化時代に適した表記システムであると言える。・・・略

 これは、確かかもしれませんね。英語の文が、読んでいても興味を持てないのは、この所為かもしれませんね。チョッと目を離すとどこまで読んだのか分からなくなるのは記号のような文字で、判別が付きにくいからなのかもしれませんね。これで、やっと英語が上達しない訳が分かったような気がします。
 成る程、こんな素晴らしい文化を持っているのに、その素晴らしさを捨ててきたことが今の日本の低迷の理由の一つということも言えるかも知れません。

 今まで、日本人が優秀であると思うことはどこか民族主義的な考えであると、どこかしら後ろめたさを感じて、そういう考えは持たない方が良いのだろうと思っていました。
 しかし、こうした、言語を作り、持っているということで優秀な人が育つとすれば、それは、素直に誇っても良いのじゃないでしょうか。
 案外、こんな所に日本の常識は世界の非常識の原因があるのかもしれません。意外と日本人の常識の方が正しいのかも・・・。
 そして、日本語を英語の代わりに世界共通語にするなんて事になると痛快ですね。

もちろん英語を覚えなくてもいいのが一番ですが!

2003123日水曜日 第1536回  双方向

 H2ロケットの失敗、足利銀行の破綻、とどめはイラクでの外務省職員2人の殺害と日本は大騒ぎです。いよいよ終局への序曲が始まったのかも。
 その陰で、本当は大々的にやりたかったのかもしれないテレビの地上デジタル放送が一日、関東、中京、近畿の三大都市圏で始まった。
 その目的は、何なのか良く分からない所がありますが、多分、それで儲かる人たちがいるんだろうと思います。

 しかし、これが全国に広まると、面白いことが起こる可能性もありそうです。と言うのも、その双方向性を生かして、全てのテレビが今どこのチャンネルになっているかが瞬時に分かるのじゃないでしょうか。つまりは、あの視聴率競争の根源ともなっている、一部のサンプリングだけの数字じゃなく現実の数字が分かると言うことです。
 そうなれば、国民さえしっかりしていれば、俗悪番組は一気に淘汰できるということになります。内閣や党の支持率もすぐに出るかもしれません。
 何といっても、現在のこうした
世論調査などは余りにも信頼できそうもありませんから。

 11月30日、毎日新聞より

 ・・・略

 おりしも視聴率買収工作スキャンダルで、民放の視聴率至上主義が批判を浴びたなかでの地上デジタル放送の船出である。デジタル放送の双方向性を生かした視聴者の番組評価もいろいろ試してもらっていい。・・・以下略

 やはり、できそうですね。しかし、自分達の首を絞めかねないこの方式をテレビ会社が本気でやるでしょうか。面白くなりそうです。
 しかしながら、やはり一番の問題は、国民の方になりそうですね。俗悪番組のオンパレードということになりかねない恐れがあります。
ここでこそ日本人を信じたいのですが・・・。

さてどっちになるか!

2003124日木曜日  第1537回  隠された真実

 第1525回で取り上げた「隠された真実」。あの時、徳島県警が目撃者の証言の日時が違っていると発表したとの記事がありました。
 「まさか、本当なんだろうか?」と疑問を感じていました。

 やはり、どうもとんでもないことになっているようです。

 2日読売新聞 35面(番組面の裏、所謂三面でしょうか)に「自衛官不審死」のタイトルで小さい記事がありました。

 ・・・略

 県警が「証言の日時が違う」として「嫌疑なし」としたことに対し、「妊娠していた時期で間違いない」などと反論。
 県警は先月、再捜査の結果、証言は二年前の97年と結論づけた。・・・以下略

 証言者もここまで言われたんじゃ立場がありませんね。まるで嘘つき呼ばわりです。完全に名誉毀損ものでしょう。
 しかし、ここまで白を黒と言い換えても警察はこの事件を終わらせたいのでしょうか。こんなことして、誤魔化せると思っているとしたら国民を舐め切っていますね。
 それほどまでにして守らなければならないものって何でしょうか。とてつもない闇が裏にあるのでしょうか。

 同じ35面に 「高検調査費不正流用を認定 仙台地裁判決」の記事もありました。警察も、検察も一体どうなっているんでしょう。これでは、冗談抜きで、この国も終わりかも・・・。

 しかし、この記事は、かろうじて読売新聞だけですかね(私が知らないだけかもしれませんが)、他の新聞やテレビでも取り上げているところは無いようです。何を遠慮しているのでしょう。

もっと、大きく扱って欲しい!

2003125日金曜日  第1538回  社畜

 武富士を見ていると、「日本の会社ってこの程度なのだろうなぁ」と妙に納得してしまいそうです。
 一代で築いた超ワンマン会長に逆らえるものは誰もいない。社内に自分の写真を掲げて社員に一礼させる。その会長が法を犯すことを何とも思っていないとなると、イエスマンの社員は黙って従うだけ。
 極端なように見えますが、殆んどの会社が程度の差はあれ、これとそんなに違っていないのだろうなと思ってしまいます。
 この会社なんかは、サラ金ですから、仕事内容に関しては、就職した人もある程度は覚悟はしていたのじゃないでしょうか。だから、こうしたとんでもない経営者がまかり通ったというところはあるのかもしれません。
 
 しかし、通常は企業というものに、不安を抱きながらも、もっと夢を持って就職するし、前途に期待を抱いたりしているはずです。
 ところが、イザ働き出すと、この武富士と内情は余り変らないところが多いのじゃないでしょうか。
 一流企業と言われるところに就職した経験はありませんが、その中身はリストラやサービス残業、過労死がなくならないところを見ると、大きな違いがあるようには思えません。

 良い会社も沢山あるのでしょうが、流動性の少ない日本では、まだまだ、一度入ってしまった企業で辛抱するのをよしとする風潮が大勢を占めているだけに、会社に疑問を抱いても辛抱してしまう人が殆んどなのだろうと思います。
 それだけに、こうした経営者がはびこってしまうのでしょう。そうした経営者の無理に逆らえず従わざるを得ない社畜になってしまった従業員に哀れを感じずにはいられません。

 こんな会社が一部上場を果たし、一流企業と呼ばれるのですから日本もたいしたこと無いですね。日本の経営者も金正日と程度は同じかも・・・。

金が全ての社会の結果!

2003126日土曜日  第1539回  カップ麺

 うどん好きは当然として、ラーメンも結構好きです。というより、麺類であればなんでも好きと言うべきかもしれません。
 単身赴任の大阪時代はうどんは大阪駅前第3ビル地下の「はがくれ」で食べるくらいで、他では殆んど食べたことはありませんでした。その代わりに、ラーメンはショッチュウ食べていました。ラーメンのおいしい所は結構ありましたね。

 しかし、それ以上に食べていたのがカップラーメンだったりします。第681話などでも書いたように、何を食べようかと考えることが面倒で、「安くて、うまけりゃ良いや」てなもんで酷い時には殆んど毎日というほど食べていました。
 それでも、余り苦にならないし、見たくも無いなんてこともありませんでした。尤も、私の食生活自体が毎日同じものを食べることに何の抵抗もないという癖があるので、その一環という所もあります。
 考えたら、インスタントラーメンなるものは一袋30円だった学生時代からお世話になりっぱなしです。
 私の食事人生うどんかインスタントラーメンで殆んど占められているようです。カップうどんは流石に余り食べません。
 それにしても、一体どれほどの麺を食べてきたのかと考えると我ながら呆れます。これからも、飽きることなく食べるのでしょうね。

 そんなカップラーメンですが、毎日食べる上で心配するのは栄養面です。どうしても栄養が偏るので、野菜などの補給が必要になります。
 面倒くさがりの私としては、カップラーメンで全ての栄養が取れるような製品が出れば良いのにとバカな希望を密かに持っていました。
 流石に、「そんな製品を作る所もないんだろうなぁ」と諦めていました。

 ところが、12月2日の テレビ「とくダネ!」で、カップ麺、テーマは健康と題して取り上げていました。

 1971年 カップヌードル発売。今では年間33億400万食。1人あたり26食だそうです。 

 そして、健康のテーマにあるように、各メーカーが面白い製品を発売しているようです。

 キュピー 寒天入り

 エースコック はるさめヌードル

 日清 サイリウム 食物繊維

 東洋水産 バランス栄養 ISOLA

 これは面白そうです。試してみる価値はありそうです。カロリーも押さえているそうですから、糖尿病にも良さそうです。値段がチョッと高そうですが・・・。

美味いかなぁ!

2003127日日曜日  第1540回  エネルギーの無駄遣い

 第1553回での棚田でも触れましたが、人間の力と自然とのかかわりを考えさせられるようなことをトッテンさんがカリフォルニアの山火事についてNo.605 エネルギーの無駄遣いで書いています。

 ・・・略

 アメリカでは人口が急増して都市部から農地、そして森林地帯にも人が住むようになった。そしてそこは以前から山火事が起きる場所だった。しかし山火事も干ばつも洪水も、また台風も竜巻も、さらに多くの日本人が心配している地震にしても、それらはすべて自然界の一部である。自然が人間に順応するのではなく、人間が自然に合わせて生きていかなければならないのは当然の理なのだ。そして大自然は時々、それを忘れた人間の前にその力を見せつける。・・・以下略

 一方、11月5日付・四国新聞、一日一言も同じ火事について書いています。

 カリフォルニアの青い空を焦がし続けた山火事がやっと鎮火しそうだ。発生から二週間。最強の軍隊、最先端の科学力を誇る米国が山火事を消すには雨を待つほかないという不思議。

 焼失面積は三十万ヘクタールと香川県なら二回も丸焼けになるほど広大だった。民家など約三千五百棟に延焼し、逃げ遅れなどで住民、消防士二十二人が亡くなった。被害総額は二千二百億円以上という。

 火事の原因は放火説が有力だが、米史上最悪の被害にまで広がったのは病害虫で立ち枯れたマツなどが大量に放置されていたためだという。自由経済主義では売れない枯れ木を伐採する費用などはどこからも出なかった。・・・以下略

 同じ火事ですが、片や、人間が自然に逆らって無理やり開拓を進めることのおろかさを説き、もう一方は、その開発を当然のこととし、いったんは開発したものを経済的な都合で放置したと言う。

 どちらが正しいということではないが、私としては、トッテンさんの説に肩を持ってしまいます。

 為政者は治水により国を治めてきたことは確かですが、果たして、それが本当に正しいのかと考えると疑問を感じてしまいます。
 力で、自然をねじ伏せてきたし、又、それが人間の偉大さとしてきたのが人間の歴史ですが、長い地球の歴史からすれば、ホンの一瞬のことでしかない。
 人間がいなくなれば、この地球はあっという間に自然に征服され、人間の造ったものなどどこにあったかも分からなくなってしまうでしょう。
 それは、地に埋もれた砂漠の古代遺跡やジャングルに飲み込まれたアンコールワットなどをみれば実感させられます。
 案外、遠い将来は人類という地球にとっての害虫がいなくなって、何事も無かったの様に動物も植物も自然も平和を取り戻しているのかもしれません。少なくとも、他の動物や植物が人間のように地球を改造しようなんておこがましいことはしないでしょうから。
 何といっても、地球で滅びた種は沢山あるのですから。人間がそうであってもおかしくは無さそうです。

 それ程に、強い自然を力づくで征服することはエネルギーの無駄と捉えるべき時が来ているのじゃないでしょうか。
 もうすこし、自然と共存していくことこそが、これからの人間の目指す方向と言えば、言い過ぎになるでしょうか。
 トッテンさんの言うように、自然をねじ伏せ、エネルギーの無駄遣いをするアメリカのやりかたの後を追えば、結局は自然のしっぺ返しに会うだけかもしれません。

将来を見てみたい!

2003128日月曜日  第1541回  勲章

 今回の外務省職員お二人の事件で一番驚いたのはその遺体の画像がインターネットで公開されていたことです。

 私は何時もの論壇の目安箱ご一考くださいで最初に見ました。正直言って、良く意味も分からずリンク先を見に行ったのですが、一瞬見ただけで二度と見る気にはなりませんでした。未だに、その後この写真を見ていません。
 「なんで、こんな写真が出回るのだろう?」との疑問は浮かびましたが、それでも、「インターネット時代にはこんなこともあるのだろう」くらいしか考えず、出所のことまで思いつきもしませんでした。
 しかし、この後、外務省や法務省の職員からリンク削除の依頼がありました。それに対して、この写真は
ロイターのインターネットテレビジョンで配信されたとの書き込みがありました。

 成る程、どうしてこんな画像が出回ったのかもっと真剣に考える必要がありました。平和ボケの私には残念ながらそこまでの思慮はありませんでした。これは裏でどうやらとんでもないことが行われているようです。

 「外務省職員の遺体画像へのリンク削除要請」への重大疑問【求む返答】

 を読むとこの写真を撮らせて尚且つ配信させたアメリカの意図に疑問を感じざるを得ません。
 やはり、日本政府は私と同じで完全にぼけていると考えた方が良さそうです。この書き込みにもあるように、お二人の名誉の為にもアメリカに抗議をするべきでしょう。それにしても、こんなぼけた政府しか持てない日本は一体どうなるのでしょう。怖いですね。

 こんな、恐ろしい問題を取り上げた後で、どうでも良いようなことですが、気になる事がありました。
 それは、お二人の二階級特進と勲章の件です。当然のように、二人には地位に合わせて差をつけています。
 二階級特進も慣例として何の疑いも無く受け入れられているようですが、これなんかも、何となく人参を鼻先にぶら下げているようで、嫌な感じを持ってしまいます。それでも、これは現在の地位からということで仕方ないのかもしれないと納得できる所もあります。
 しかしながら、
勲章の方は、もともといらないと思っていますが、それ以上に、何故差をつけるのか疑問を感じてしまいます。
 同じ犠牲になったお二人にどうして差を付ける必要があるのか、だれも疑問に感じないのでしょうか。もともと、何段階もの階級のある
勲章なんてもので人に差をつけることをやっているから、こんな時にもその発想から抜け出せないのでしょうね。
勲章で誤魔化すより、あの画像配信に対するきちんとした抗議の方がお二人の名誉にとって大きいと思うのは私だけでしょうか。

すっきりしません!

2003129日火曜日  第1542回  RE

 ルマン24時間レースのテレビ放送を最後に見たのはマツダのロータリーエンジンが優勝した年でした。翌年から規則が変わるとのことで、その年が、ロータリーがルマンを走ることが出来る最後の年でした。
 その年に優勝したのですから出来過ぎともおもえる結果でした。しかし、何で、規則が変るのか納得が行かないものがありました。
 
F1といいヨーロッパは日本が活躍しそうになると規則を変えますね。スキーのジャンプのルール変更も思い出します。ヨーロッパの人たちは日本人が嫌いなようですね。

 そんなロータリエンジンが丁度オイルショックの時に燃費の悪さから人気をなくして、ほとんど姿を消しながらもルマンに挑戦し続けてやっと優勝したというのに、それによって売上が上がったと言う噂も聞かなかったような気がします。
 かろうじて、
RX8だけが生き残っているという状態でした。ところが、ここに来て、面白いことが起こっているようです。

 7日読売新聞 コラム「クロスロード」

 ・・・略

マツダは、燃料電池車の開発は筆頭株主のフォードに任せ、ガソリンの代わりに水素で動く水素RE車に注力している。燃焼後には排ガスではなく、水蒸気しか出ないため、環境にやさしい。既存のRE車の改良で済み、「燃料電池車よりも低コストで製造できるのがメリット」(羽山信弘・執行役員)という。

一般のレシプロエンジンで水素を使えないのは、ガソリンより引火しやすく危険なため。同じ燃焼室で吸気から排気までの工程を行うため、残った熱で引火し吸気や排気の工程で異常燃焼を起こす可能性が高い。

 一方REは、まゆ型のエンジンの中でおむすび型のローターを回転させることで、工程別に空間を区切るため、水素でも異常燃焼はほとんど起きないという。・・・以下略

 これは、凄いことですね。燃費が悪いと言うことで市場からほとんど消えてしまっていたロータリーがこれで息を吹き返すどころかデファクトスタンダードになったりしたら痛快ですね。
 高いコストを掛けて燃料電池で電気を起こしてモーターを回すなんて二度手間をかけなくても、水素を燃料にできるのなら是ほど良いことは無いですね。

 しかし、日本には太陽光発電装置、ナノゲートキャパシターに次いでロータリーエンジンと世界の環境問題を解決できそうな技術があるとは凄いですね。こうしてみると、日本もまだまだ捨てたものじゃないですね。
 しかしながら、その技術を生かすことができない日本の政治が問題ですね。

勿体ない!

20031210日水曜日  第1543回  拉致

 イラクへの自衛隊派遣問題も、北朝鮮の拉致という事実を日本人が知らなかったときなら是ほど悩まなかったのじゃないでしょうか。
 多分、湾岸戦争のときのように世界の嘲笑を浴びながらでも金で決着を付ける手もあっただろうと思います。
 しかし、拉致問題を抱えた今、そう簡単に派兵に反対とは言えないと考えるのは私だけでしょうか。

 そんなことを思いながら、何時ものサイト巡回で拉致事件を考える掲示板を覗きに行きました。
 12月6日の大阪での蓮池透さんの講演のレポートが
No.448にありました。あの小泉さんが北朝鮮に行った日のことを話されていました。その中にとんでもない言葉がありました。

 ・・・略

 福田氏が、我々のいないところで漏らした言葉を後で聞いた。

「あいつら、喜ばないんだよな。本当は嬉しいくせに。」・・・以下略

 そうです、あの拉致被害者の生死が御家族に告げられた時の福田官房長官の言葉です。全くとんでもない奴です。
 これじゃ〜、御家族が福田官房長官を信頼しないのも当然でしょう。これが本当(間違いなく本当でしょうが)だとしたら、あの福田官房長官のやる気の無さそうな態度に今更ながらに納得が行きます。
 外務省と福田が拉致事件の足を引っ張っていると大方の意見はやはり間違いないということですね。彼らは、あの時点で拉致問題を終わりにしようとしていたことは明らかです。そして、小泉さんもそのつもりだったのでしょう。
 ところが、あの北朝鮮の発表で思惑がはずれてしまった。そのはずれを予想していなかったことによる動揺と日本中で一番危機感を持たれていた御家族の毅然とした態度に圧倒されてしまったという所じゃないでしょうか。
 その腹の据わらない対応こそが、未だに拉致事件が伸展しない一番の理由でしょう。そして、その同じ態度がイラク問題をもおかしくしてしまったのだと思います。
 こんな大事な時期に、あんなへらへら男を官房長官に持った日本の不幸を思い知らされます。

そうでしょう小泉さん!

20031211日木曜日  第1544回  育てる自信

 武富士の会長の辞任を受けて日本経団連が武富士に対して日本経団連での活動自粛処分を通知したと発表したそうです。
 一流企業の団体を気取っているのだろうが、あっさりと日本経団連への加入を認めたのは誰だったんでしょう。今更、武富士を非難できるとも思えませんが・・・。

 その、日本経団連のお偉いさんたちにつめの垢でも煎じて飲んでもらいたい中小企業の社長さんの話がありました。
 愛知県豊橋市の樹研工業の社長松浦元男(68)さんです。あの一見ほこりのように小さな歯車を作った社長さんです。

 127 毎日新聞

 ・・・略

 昨年、直径0・149ミリ、重さ100万分の1グラムという世界で最も小さいプラスチック製歯車を作った。その3年前に発表した10万分の1グラムの歯車は、肉眼で点に見えるが、今度のはチリのようにしか見えない。拡大写真を見ると、確かに五つの歯がある。・・・中略

 松浦さんの経営はユニークだ。人を雇う時は先着順採用だし、出勤簿はない。出張精算はクレジットカードの利用代金明細書で事足りる。定年制はなく、70歳を過ぎても元気で働いている。役員賞与は取らず、内部留保を厚くする。中国や韓国などのグループ会社間の取引は口約束だけで、契約書はない。すべてが善意と信頼に基づいている。・・・以下略

 そのユニークな経営は、何時ものJapan on the Globe → No.321 100万分の1グラムの歯車に詳細があります。

 ・・・略

樹研工業には21歳から69歳までの社員がいる。職人の腕で言えば、60歳あたりは最も腕の立つ年代である。それを定年だから辞めて貰うなどというのは、愚の骨頂だと松浦社長は言う。

入社してくるのは、工業高校の卒業生が多い。元暴走族などという連中もいる。採用は先着順で、今年は3人と決めたら、後からどんな優秀なのが来ても、「ごめんな。もう3人、決まっちゃたんだわ。来年またおいで」と言って帰って貰う。入社試験などを課すのは、社内で人を育てる自信のない会社のやることだ。・・・以下略

 凄い人がいますね。この「育てる自信」には参りました。こんなことを言える経営者がどこにいるでしょう。
 どうしてこんな人が中小企業の社長なんでしょう。リストラといって社員のくびを簡単に切る日本経団連の錚々たる大企業の社長さん達にこの松浦社長より立派な人がいるとはどうしても思えないのですが・・・。
 政治家・大企業の経営者・官僚にもこうした信念のある松浦社長のような人が殆んどいないということが日本の不幸ですね。

人材はいるんですね!

20031212日金曜日  第1545回  トヨタ

 昨日に続いて日本経団連関連です。第9話で久し振りに弱者の心が分かる経営者が出てきたかなと注目していたトヨタの奥田会長、第1247回あたりで「あれっ、何だか強者の理論になってきた。こりゃ、チョッと考え直さないといけないかな」と不安を覚えました。

 もしかしたら、日本経営者団体連盟(日経連)の会長から経済団体連合会(経団連)と02年5月に統合して発足した日本経済団体連合会(日本経団連)の初代の会長になったことで考え方が変ってきたのかもしれません。私の考えすぎか、それとも、もともとそんな人だったのか。どうもトヨタだけの会長の方が良かったのじゃないかと思うのは私だけでしょうか。

 そのトヨタがおかしい

 殿下さま沸騰の日々『てめーらなめんなよっ!2003/12/08 ()

 ・・・略

 トヨタも例の新聞広告のいいがかりの件であっさり支那に謝罪。30紙に謝罪広告を掲載した。問題となった広告では、石橋の欄干に立つ獅子の像が広告の車に向かって敬礼し『あなたを尊敬せざるを得ない』というキャッチコピーがついている。支那の連中は、『この橋が中日戦争の発端となった「盧溝橋」を連想させ、中国を象徴する獅子が日本車に敬礼しているのは侮辱的だ』とわめく。別の広告の『ランドクルーザー』が古いトラックを牽引するシーンは、古いトラックが中国人民解放軍のトラックのように映り中国を侮辱しているとわめく。ヤクザ顔負けの言いがかりである。

 西北大学での暴動にも見られるように、ことの本質は日本あるいは日本企業という存在に対して支那政府と支那人が持つ悪意の通底であって、こういう言いがかりに対してはいはいそうですかと謝罪すれば済むという性質のものではない。謝罪の次に来るのは損害賠償だよ。そしてその次は日本国に対する支那政府の更なる強請だよ(毒)。国を売ってクルマを売る。さすがである。よっ三河商人!・・・以下略

 もう一つ

 論壇 → 目安箱 →  大トヨタの驕りと人権無視 

 先般のトヨタ自動車鰍ノよる試験問題漏洩について、国土交通省は単なる事故扱 いと決め込んだのか調査を行っていない様子。 これが医師の国家試験ならとっく に刑事事件扱いで逮捕者が出ていても不思議ではない問題である。・・・中略

 その代わりトヨタ系列ディーラーの受験者は一応任意で合格辞退(殆ど強制的かも)。 本社職員は高給がわずか減っただけで直接の雇用関係もなく全くの被害者である受験生がなんで合格辞退を要求されなければならないのか? 本末転倒とはまさにこのことである。

 一生懸命勉強してその道の頂点である一級整備士を目指してきた受験生のこの一年の努力をなんと考えているのか? 天下のトヨタは今腐りきってしまったのか!この有様は腐ったバナナより始末が悪い。・・・以下略

 何となく、日本一の企業の驕りが現れていると思うのは考えすぎでしょうか。それ以上に中国はおかしいですね。どうして日本は中国にこんなに弱いのでしょうか。
 北朝鮮の問題が進展し無いのも中国の考えが大きく影響しているように、日本は、中国との付き合い方を考えないと良いように利用されるだけです。商売といえども、トヨタには強気に出てもらいたかったところです。
 何でも謝れば良いってものではないのは日本の外交に見られるように日本人の特性でしょうか。

 そして、その反動か、内に対しては強いですね。私も、合格辞退の発表を聞いたときには、受験された人の無念さを思いました。
 一生懸命勉強してきてやっと合格した人の努力はどうなるのでしょう。本当に腹立たしいでしょうね。企業の都合で、多くの合格者を出したかったのでしょうが、受験生にすれば下手に問題を教えてもらって迷惑でしかなかったのじゃないでしょうか。
 尤も、国家試験なんてものは多かれ少なかれ同じようなものでしょう。どれも試験の為の試験でしかありませんから。それ様の勉強をすれば通るようになっているのですから。

それにしても、驕りで無ければ良いのですが!

20031213日土曜日  第1546回  トヨタ

 偶然でしょうか面白い記事がありましたので、昨日に続いてトヨタものを取り上げます。

11日読売新聞

 ・・・略

 自家用車を持つ人々の最大の相互扶助組織、全独自動車クラブ(ADAC)が、会員のうち約三万八千人を対象に行った最新の自家用車満足度調査では、全三十三ブランド中、トヨタをトップに上位七位までを日本車が独占。ドイツ車は、ポルシェの八位が最高で、BMWは十一位とかろうじて面目を保ったが、大衆車の世界標準を作ったフォルクスワーゲンは三十一位、高級車の代名詞とも言えるベンツは三十二位と屈辱の結果となった。

 ドイツ国内での乗用車ブランドの格付けはこれまで、主にプロの目で査定され、ベンツ、BMW、ポルシェ、アウディが「四天王」の座を占めてきた。

 ところが、今回、「車の完成度」「運転の快適さ」「修理・整備の対応」に関する所有者の満足度という新たな視点で見た場合、従来の格付けと全く違った結果となったのだ。・・・以下略

 日本の車がドイツでここまで人気が高いとは驚きです。ドイツでこれじゃぁ世界に敵無しかもしれませんね。
 そして、ここでも、トヨタが頑張っています。二位以下はどこなんでしょう。何で書かなかったのでしょう。日本経団連会長に遠慮したのでしょうか。

 この調査結果は素直に嬉しい半面、最近のトヨタに何となくおかしなものを感じている私としては複雑な思いがあります。

 願わくば、「乾いたタオルを絞る」のじゃなく従業員が余裕を持って楽しく働けるような 「少しは湿り気のあるタオル」であって欲しいと思うのは私だけでしょうか。
 余りにも無駄のない仕事は息が詰まります。そんな会社ばかりじゃ仕事も楽しく無さそうです。
 尤も、「水がぽたぽた垂れているタオル」という官公庁の仕事振りは当然願い下げですが・・・。

これで良いんだろうか!

20031214日日曜日  第1547回  アランブラ

 第1533回でも書いたように、世界文化遺産など壮大な建造物の裏には悲惨な労働者の陰を見てしまうと言いながら、実際にはそういう建物を見ることは大好きです。
 と言っても、海外旅行もしたことの無い私にとってはテレビで見るしかありません。それだけに、特番などを新聞のテレビ欄で見つけるとつい見てしまいます。

 先週デジタル放送の記念番組でNHKがスペインの世界遺産を生中継したのをご覧になった方も多かったのじゃないでしょうか。
 私も、テレビ欄で「アルハンブラ宮殿」からの中継があるというので楽しみにチャンネルを合わせました。
 ところが、始まったら「アルハンブラ」じゃなく「アランブラ」からとのことです。「何だアルハンブラじゃないのか」と思わずチャンネルを変えそうになりながらテレビ欄を確認するとやはり、「アルハンブラ」と書いてあります。
 「おかしいなぁ」と思っていると、アナウンサーの方が今日は現地の発音に忠実に「アランブラ」と発音しますと言うじゃないですか。

 そうか、現地ではアランブラと発音するのかとやっと納得しましたが、どうも気分が盛り上がりません。
 外来語を日本語で表すと無理があるのは沢山の例があることは知っていますが、これほどに違和感を感じたのは初めてのような気がします。人間の感覚なんて面白いものですね。その後、何となく見る気をなくしてしまっていました。

 アルハンブラ アランブラ ALHAMBRA たしかにアランブラと読めますね。第二外国語でスペイン語を少しかじっただけではそこまで思いつきませんでした。
 この程度のことで違和感を感じるのですから、世界がお互いを理解するなんてことは到底不可能なのかもしれませんね。
 第二次世界大戦の後、戦争放棄した日本が世界平和を実現できるときが来るかと期待していましたが、今度のイラク派兵で又しても戦争と言うものに巻き込まれそうなのも世界共通語を持たないことが大きな原因であることは間違いないでしょう。

 ここは、第1535回でも書いたように、世界でも特異な日本語を世界共通語にすることしか世界平和は無いかもしれませんね。

これは不可能か!

20031215日月曜日  第1548回  タイヤ

 ジェット戦闘機とF1、どちらが早いかなんて、どう考えてもジェット機が早いに決まっていることに、それでもスタートダッシュならF1にも勝ち目はあると妙に興奮するのは何故なんでしょう。
 ジェット戦闘機も
F1もどちらも子供の頃からの憧れだからでしょうね。どちらも一生乗ることも無いのにバカな話です。

 そんな、無意味な競争を実現させるイタリアってやはり面白い国ですね。スローライフと先進技術が共存する日本と違って大人の余裕を感じてしまうのは私の思い込みだけでしょうか。同じ人生、楽しく生きたいものです。

 そんな、ジェット戦闘機とF1のテレビニュースを見ながら、ふとジェット戦闘機を支えるタイヤが気になりました。 F1のタイヤも特殊なものでしょうが、それ以上に、思い機体の離着陸のショックとF1に勝るとも劣らないスピードに耐えるジェット機のタイヤに興味が沸きました。

 こういうときにはインターネットは本当に便利です。サーチしてみると、案の定すぐに見つかりました。

 航空実用辞典 → (3)タイヤ(tire) → 1-3-1 航空機用タイヤと自動車タイヤとの使用条件比較 

 競争したジェット戦闘機 ユーロファイタータイフーン

 やはり乗用車のタイヤとは比べ物にならないものですね。それではF1タイヤは?

 ブリヂストン → なるほど!レーシングタイヤ

 ミシュラン → F1世界選手権タイヤ 

 実際のレースの記事は crash.net が詳しかった。

 12月13日(土) ユーロファイターとシューマッハーのF2003−GAが対決!

 ・・・略

 どんよりとした空の下、シューマッハーは空軍の至宝と対決すべくF2003−GAに乗り込んだ。

 レースは3回行われた。まず最初は、鋭い加速を持つシングルシーターに有利な600mの距離で争われた。最初にゴールしたのはF2003−GA。トップスピードは294km/h、タイムはF2003の9秒4に対してジェットは9秒6だった。

 第2レースは1200mのコース。今度はユーロファイターはシングルシーターを追い抜き、14秒2対16秒7で勝利した。F2003−GAのスピードは308km/hに達した。

 決定戦となる3回目は900mの距離で行われ、F2003−GAに対してわずかコンマ2秒差でユーロファイターが辛勝した(13秒対13.2秒)。路面状況がウエットでグリップは十分得られなかったが、シューマッハーは305km/hに達した。・・・以下略

 所詮、圧倒的力の差があるものが同じステージで戦うことは無理がありますね。そういえば、昔、馬と人間の競争もあったような。
 しかし、空を飛ぶものを支えるタイヤがあってこそ、この競争も成り立ったと言うものですね。文字通り縁の下の力持ちです。
 それでも、思わず楽しんでしまいました。

無駄の効用か!

フセイン元大統領が拘束されましたね。自衛隊派遣にとって吉か!

20031216日火曜日  第1549回  1かん

 フセイン元大統領の拘束で事態が好転すると期待するのは甘いのかもしれませんが、なんとかそうなることを願いたいものです。
 それにしても、まさかと思っていましたが、やっぱり生きていたんですね。1人の人間を探し出すことがこれほどに難しいとは想像を絶するものがあります。こうなると、オサマビンラディンがまだ生きているという可能性も否定できません。
 いずれにしても、何か変りそうです。

 さて、話は全く変りますが、14日読売新聞 コラム「こども」の「おしえて」に面白い記事がありました。

 にぎりずしは、なぜ「1かん、2かん」と数えるのですかとの質問への答えです。

 「一かん」の「かん」は、漢字で「貫」と書きます。訓読みで「つらぬ(く)」と読みます。

 にぎりずしが広く食べられるようになったのは江戸時代の終わりごろです。そのころは、真ん中に穴の開いたお金が使われて、紐などに通しておく人が多くいました。五十枚を一つにたばねたものを「一貫分」といいました。その大きさが、にぎりずし一個分とほぼ同じだったことから、にぎりずしをこう数えるようになりました。・・・中略

 また、そのころはネタの種類もすくなかったため、大きめににぎり、二つに切って出していました。その名残から、今でも注文すると、二かん一緒に出すおすし屋さんが多いのだそうです。

 テレビ番組で寿司を「1かん」と数えるのを見るたび、どうしてだろうと疑問は持ちましたが、調べようとはしませんでした。
 色々ある変り種の単なる符丁だと勝手に合点してしまっていました。駄目ですね。こういうときにこそインターネットを使って調べる意欲を失いたくないものです。
 尤も、これぞ、今はやりの「
トリビアの泉、へぇ〜!」の世界で、何の役に立つものではありませんが・・・。
 まぁ、好奇心をなくするよりは良さそうですが。ということでチョッとサーチして見ました。

 槇 大輔 公式ウエブサイト → 雑感 → 寿司の数え方

 全くそっくりの文章に出会いました。出展はここですかね。

それにしても好奇心を無くさないようにしなくちゃ!

20031217日水曜日  第1550回  マスコミ

 何時も気になるんですが、あの空に向かって撃たれた弾丸はどこに落ちるんでしょう。上に上がったものは放物線を描いて落ちてくるはずなんですが、あの弾に当たって亡くなった方はいないんでしょうか。真っ直ぐ上に撃てば、やがて自分の頭に落ちてくることだってあるはずなんですが、そんな話を聞いたこともなし。そのあたりは、気をつけて、少し角度をつけて撃っているのでしょうか、不思議です。きっと、今までに犠牲になった人もいるのでしょうね。
 フセイン元大統領が拘束されて喜ぶ市民が何時ものごとく空に向かって撃っているのをそんなことを思いながら見ているのは私くらいなんでしょうね。

 こんなくだらないことを考えている者もいるくらいですから、今回のフセイン元大統領の拘束について色んな説が飛び交っています。
 その中でも、何時もの勝谷さんの説がユニークでした。

 勝谷誠彦臨時革命ペ−ジ → 勝谷誠彦の××な日々。 → 2003/12/14 () 号外!フセイン大統領(のようなもの)拘束を受けて。

 ・・・略

 私がいいたいのは「フセイン」が拘束されたのは『本当は』いつだったかということなのだ。

「フセイン拘束」の名のもとに兵器を消費しヤバい連中の口封じをする時期は過ぎた。そろそろ捕まえておいた「あいつ」を出してもいいだろう。「切り札」を切るなら今だ。・・・以下略

 こんな考え方があるんですね。私なんか、日頃からマスコミの非難をしている割に、そのニュースをすぐに信じてしまっています。まだまだ修行が足りないようです。
 これが本当かどうかは分かりませんが、こうした見方も大切でしょう。今回の、外務省のお二人の事件も最初の発表とは全く違ったように、どこまで本当か分からない所もあるようですし。
 もっと言えば、全ての始まりである9.11もアメリカの陰謀とも言われていますから・・・。

何が本当か!

20031218日木曜日  第1551回  祝砲

 昨日不思議だと書いた弾丸はやはり犠牲者を出しているようです。

 16日読売新聞

 祝砲で4人死亡

 ・・・略

 イラク北部キルクークで十四日、サダム・フセイン元大統領が米軍に拘束されたことを祝って、市民が空に向けて銃で「祝砲」を乱射したため、流れ弾に当たって四人が死亡、六十人以上が負傷した。

 流れ弾というと水平に飛んできた弾というイメージを持っていましたが、やはり空に向けて撃たれたものがこうした結果になるんですね。 
 それにしても、凄まじい犠牲者ですね。喜びを表す為にやたらに銃をぶっ放すことの危険さは何時も使っている人たちには十分に分かっているだろうと思うのですが、やはり、銃を撃つことに麻痺しているんでしょうか。武器の恐ろしさを感じずにはいられません。
 これだけでも、銃を持つことの愚かしさを思わずにいられません。武器が先か戦争が先かの話になりますが、武器を持たないことは大事なことじゃないでしょうか。

 我が家は農家だったので、子供の頃に雀を追い払う為の空気銃がありました。よくこっそりと持ち出して、雀を撃ったものです。
 そんな私ですから、的に当たったときの快感は良く覚えています。そんなこともあって、ピストルにも興味があり銃の本を買って読んだこともあります。木で模型を作ったりもしていました。
 それだけに、銃を手にすればきっと撃ちたいと思うはずですし、多分撃つでしょう。そこに武器があるから使いたくなる。そんな戦争原因もあるのじゃないでしょうか。

 今までに、こうした犠牲者が出たという記事を読んだことが無かったような気がします。単に、私が気が付かなかっただけかもしれませんが・・・。
 こうした、本当に犬死としか思えない犠牲者が出たと言う記事をもっと大きく取り扱っても良いのじゃないでしょうか。
 喜びで犠牲者が出るという皮肉さのなかに、戦争のむなしさを感じる人が増えてくれれば、それなりに意義もありそうです。

そんなに甘くないか!

20031219日金曜日  第1552回  ホンダ

  ホンダが鈴鹿でカブを作っていた頃、既に滑走路があり、本田宗一郎さんが視察に飛行機で来ていたそうです。飛行機が着くと幹部連中が平身低頭で揃って迎えていたそうです。
 当時、本田に勤めていた私の従兄弟から聞きました。流石の総一郎さんもそういう面もあったのですね。幹部連中には厳しいが一般の行員には気さくに声をかけやさしかったそうです。
 やはり、どこの企業も経営者にはぴりぴりしていたようです。それでも単なる独裁者にならなかった所が他の経営者と違っていたのでしょう。
 その本田総一郎さんの飛行機好きは有名でした。
航空会社を作って、自分でも操縦していたのは有名です。

 そんなホンダが飛行機を開発したとのテレビニュースがありました。

 17日、読売新聞にもありました。

 ホンダは、16日、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」を自社開発したと、正式発表した。民間ジェット機の機体とエンジンの両方を、自動車メーカーが独自開発するのは世界初という。ホンダ創業者・本田宗一郎氏が「やさしい操縦方式で値段が安い飛行機を開発する」と航空機事業への参入を宣言した一九六二年から、四十年越しの悲願達成となった・・・以下略

 そんな前から取り組んでいたんですね。それにしても、よく続いていたものです。このあたりが、ホンダの面白い所なんでしょうね。
 その、スタイルも翼の上にエンジンがあったりして、今までに無かったものというのも驚かされます。

 ホンダのHPに詳しくありました。

 2003年12月16日 Honda、ビジネスジェット実験機の飛行試験を開始

 映像もありました。

  http://www.honda.co.jp/HDTV/tech/pr-HondaJet/

 なかなかユニークな機体ですね。当たり前のものを作らない所がホンダらしくて良いですね。さて、商売になるのでしょうか。

宗一郎さん喜んでるかな!

20031220日土曜日  第1553回  隠された真実

 最近は偏向報道に惑わされないようにとなるべく久米さんの「ニュースステーション」でなくNHKのニュースを見るようにしているのですが、18日はテレビ欄で徳島自衛官事件を扱うことを知り、久し振りに見ました。
 
第1525回で取り上げた徳島県警のとんでもない結論の発表。そして、 第1537回で書いた、目撃者が間違っているとの名誉毀損。全くどう考えても信じられない徳島県警の行動です。
 今回の「ニュースステーション」もその目撃者の女性ともう1人の目撃者のインタビューを取り上げていましたが、お二人とも日付には客観的な理由から間違いないと確信しているにもかかわらず、徳島県警はそれを間違っていると全く無視しているそうです。目撃者のお二人とも本当に悔しそうでした。
 ここまで、露骨に真実を曲げようとする徳島県警の異常さは一体なんでしょう。それほどまでして守らなければならないものって一体なんでしょう。組織ですかね。

 しかし、こうした報道姿勢をみていると、「ニュースステーション」もやれば出来るじゃないかと見直しそうになります。
 国民を変に導こうとしたり、一方ではこうやって権力の間違いをきちんと追求しようとする、一体どちらが本当の考えなんでしょう。どちらにしても、この事件は徹底的に追及してもらいたいものです。

 徳島県警、ここまで追い込まれてもまだ誤魔化すのでしょうか。いずれ真実は明らかになるとは思いますが、一度、誤魔化したものは最後まで誤魔化しとおすつもりなのでしょうか。遅くなれば成る程、警察の権威は崩れるだけだと思うのですが・・・。
 尤も、拉致問題で25年以上経ってもまだ動かない政府を持つ国ですから、この程度は当たり前なのでしょうか。

何とかならないのか!

20031221日日曜日  第1554回  イチロー選手

 イチロー選手、かなり譲歩したと思うのは私だけでしょうか。4年間4400万ドル、一年間1100万ドル。マリナーズでは史上初だそうです。
 しかし、最初の三年間の安さから言えばもっと出してもらっても良さそうなものですが・・・。
 
マーティ・キーナートさんも「ここ数週間のうちに、イチローが日本人の野球選手として最高額の契約を結んだと発表されても、驚くことはない。総額5000万ドル(約55億円)は軽く超えるだろう。」と予想していましたから、この金額には驚いているかもしれませんね。

 しかし、あまりに高騰する年棒は大リーグといえどもその経営を圧迫していることは周知の事実であるだけにイチロー選手もこれ以上要求するとマリナーズにいられなくなる恐れもあったのじゃないでしょうか。
 何となく、イチロー選手が敢えて、これ以上求めず手を打ったように思えるのです。イチロー選手の武士の魂を見たと考えるのはファンの欲目でしょうか。

 いずれにしても、大リーグの何千万ドルという数字は大きすぎて想像も出来ません。貰ったことも無い私にはそんなに貰ってどうするのだろうと思うだけです。既に、十分に儲けているイチロー選手も本当にそれ程欲しいとは思っていないのじゃないでしょうか。それとも、金はあるほど欲しくなると言うほどですからまだまだ不足なのでしょうか。
 大リーグには及ばずと言えども日本のプロ野球もつられたように億の契約金が飛び交っていますが、ここまで来ると、うらやましいというより何だかバカバカしいとしか思えないのは私の僻みかもしれません。

 取りあえず、来年もマリナーズのイチロー選手を見ることができることになってホッとしています。さて、今年の不振を取り戻してくれるでしょうか。

待ち遠しい!

20031222日月曜日  第1555回  ノーネクタイ

 サラリーマン根性が染み付いた私は、今、敢えてネクタイをする必要が無いにもかかわらず、お客様を訪問する時に相変わらずネクタイを締めています。
 本心は、外したいのですが、どうしてもできません。お客様の対応が気になるということもあるのですが、実を言うと、これには情けない訳があります。ノーネクタイできめるにも、長い間のサラリーマン生活で着る物が無いのです。
 折角ノーネクタイできめるのなら、上から下までそれなりの格好をきめたいと思ってしまうのですが、悲しいかな、そんなもの持ってないんです。そこで、仕方なく、サラリーマン時代の服を引っ張り出して誤魔化しているというわけです。それが妙に落ち着く自分に、我ながら情けない思いです。

 20日、日本経済新聞 コラム「春秋」が面白かった。

 ・・・略

 そうした変化とは無縁に思えるサラリーマンご愛用のネクタイが「あと10年もしたら無くなりますよ」という話を聞いた。

 衣料品の量販店チェーンしまむらの社長、藤原秀次郎さんの予想だ。「海外では、今時ネクタイを締めているビジネスマンは金融業界くらいでしょう。うちでも、つけなくてもよいことにしました」。米国では情報ソフト業界の企業ではネクタイ族は見かけない。以前住んだニューヨークでも、金融街などを除くと確かに少なく、東京とは様子がかなり違う。・・・以下略

 こういう経営者が出てきているのは頼もしいですね。しかし、あと10年で本当に無くなるでしょうか。
 こういう
経営者や政治家などがもっと増えないと、この日本では無くならないかもしれません。それ程に横並びの社会ですから。
 しかしながら、本当にそうなった時には日本の社会も変っているでしょうか。楽しみでもあります。

 尤も、そんな他人頼みより、自分の強い意志があれば、いつでもできることではあるのですが・・・。
 それにしても、イザと言うときに着る物が無いなんてことのないようにしないと駄目ですね。

センスが必要!

20031223日火曜日  第1556回  落合選手

 一時はテレビでも羽振りの良かったプロ野球の「名球会」も飽きられたのか最近は余り騒がれないと思っていたら、やはり危機感を持っていたようで、規約を変更しましたね。
 日米両方で200本安打とか250セーブ以上挙げた投手にも資格を与え、マリナーズの佐々木主浩投手とヤクルトの高津臣吾投手の名球会入りしたそうです。
 最近は新しく資格を取れそうな人が大リーグに流れて行ってしまっているので、これはいかんと考えたのでしょうね。
 どちらかと言えば、日本を捨てて大リーグへ行った奴らなんか入れてやらないと言いそうな人たちが多そうな会かと思っていたのですが、案外柔軟性があるんですね。

 来年は、日米通算1940本安打のイチローと現在192勝の野茂の入会が確実だそうです。
 成る程、流石に、大人気のこの二人を入れないのじゃ名球会も看板倒れになってしまいますね。金田選手が個人的に作ったとも言われる会だけにその当たりは抜け目がないというところでしょうか。

 さて、テレビを見ていて、第1481回でも取り上げた落合選手がその名球会入りを拒否しているのを知りました。今時知らなかったのは私くらいなのでしょうか。

 伝説のプレーヤー → 落合博満

  ・・・略

 しかし、落合は、入会を拒否。

 理由は、その記録に達しなくても優れた選手が多くいるのに、長くやっていればできる記録が判定基準になっているから。基準の不公平さに異論を唱えるとともに、名球会入りできなかった大選手に配慮してのことである。

 落合は、後にプロ経験者なら誰でも入れるプロ野球OBクラブに加入している。

  それにしても、流石、落合選手ですね。錚々たるメンバーを抱える名球会への入会を拒否するなんて、野球界で生きていく為には大変な抵抗があるのじゃないでしょうか。
 よく、中日の監督になれましたね。それとも、名球会が意外と包容力があるということでしょうか、いずれにしても、これは、益々、来年の中日が楽しみです。

 名球会でサーチしていると、江夏豊さん、榎本喜八さんも名球会に入会していないということが分かりました。

 面白そうなので、もっとサーチしてみたら、榎本さんが面白いですね。

 日本プロ野球が好きで何が悪いっ!! → 榎本喜八 → リンク先

 名前は知っていましたが、それ程野球好きでもない私は余り知りませんでしたが、とんでもない選手のようです。
 野球に対する真摯な取り組み方はどうやら、イチロー選手に通じるものがあるように思えます。こんな凄い選手だったとは知りませんでした。
 それにしても、名球会に入会していない三選手とも、何とも魅力のある人たちじゃないでしょうか。周りを気にしないで、自分の道を突き進むといったところでしょうか。
 
 野茂選手も、もしかしたら入会しないかもしれませんね。イチロー選手はどうかな。どちらも拒否しても、さもありなんと納得させられそうなところが面白いと思いませんか。

超一流は変人かな!

20031224日水曜日  第1557回  隠された真実

 第1553回でも書いた「隠された真実」の事件で、徳島県警が又してもおかしなことを始めたようです。

 22日、読売新聞 元自衛官不審死 「捜査終結」後に聴取

 徳島県警が「犯罪の嫌疑なし」として捜査を終結した元海上自衛隊員三笠睦彦さん(当時三十三歳)の不審死で、県警は二十一日、徳島地検の指示で、遺体発見の二日前、現場周辺で不審な男性らを見たという県内在住の女性の信憑性を調べるため、女性の同僚から事情を聞いた。当時、県警は女性の記憶違いだとして、同僚の事情聴取をしておらず、遺族は「徹底した捜査を行ったはずでは」と疑問の声を上げている。・・・以下略

 やっと地検が動く気になったということでしょうか。それとも、マスコミの報道に、「これはまずい」と考えての単なるポーズなのでしょうか。
 いずれにしても、検察としても、「犯罪の嫌疑なし」で無理やり終わらせようとしたことは無理であることは十分に分かっていると言うことでしょう。
 尤も、それがわからない人は警察にもいないはずです。それでも終わらせようとするところに大きな闇が潜んでいると言うことです。

 しかしながら、この事件が闇に葬られることは、流石の、長いものには巻かれろの国民も今度ばかりは許さないのじゃないでしょうか。
 それでも、この事件がうやむやになるようなことがあれば、警察を信じる国民は誰もいなくなるでしょう。幾らなんでも、警察もそこまではやらないと思うのは甘すぎるでしょうか。
 そうなれば、本当にこの国はおしまいですね。

それにしても、お終いの多い国です!

20031225日木曜日  第1558回  路面電車

 これからの時代はエネルギーや環境面から、そして、もっと大事だと思うのは自動車優先の交通体系から人に優しい交通体系への変換という意味でも路面電車の復活こそ目指すべき方向であるとこの部屋でも何度も書いています。
 しかし、幾ら良いと言っても、全く採算が取れないのでは補助としての税金の無駄遣いにしかなりません。やはり採算面を考えるとある程度の人口のある都市でないと難しそうです。それだけに、日本中に路面電車を広めるのは無理がありそうです。
 実を言うと、私の住む坂出市は5万人チョッとなので、路面電車を導入するには無理がありそうで、「実現は難しいだろうなぁ」と悲観しています。
 それじゃぁ、どのくらいの人口があれば実現可能なのでしょうか。良くは分かりませんが、最低、二、三十万は必要なんでしょうね。

 そんなことを考えていたら、面白い記事を見つけました。

 18日 読売新聞 コラム「人口減社会」 第4部 街と村の行方 4

 ・・・略

 県庁所在地のような地域の中核都市が、消滅の危機に追い込まれる過疎地の「受け皿」になる。それが、人口減社会の現実だ。

 2000年の国勢調査によれば、首都圏と京阪神を除く四十の道県では、この五年間、三十の県都で人口が増えた。このうち、県全体の人口が減っているのに県都の人口は増加したのが、高知を含め、札幌、秋田、福島、新潟、鳥取、松江、松山、山口、大分など十九にのぼっている。

 85歳以上の高齢者の五人に1人が転居するという数字もある。「年をとったら街で暮らす」という流れが起きているのだ。バスや鉄道が消え、病院や介護施設も無い過疎地で「年寄りだけの生活は心配」と、街に住む子供が年老いた親を呼び寄せることもある。

 人口減社会の行方は、大都市と過疎地の中間ある中核都市の街づくりがカギを握る。

 これは、面白いと思いませんか、取りあえずこの地域の中核都市で路面電車を使った、人に優しい街づくりを始めたいものですね。
 と、私のように思ってるだけの人間もいれば、積極的に動いている人もいます。

 23日 読売新聞コラム「顔」

 路面電車など公共交通網整備を求める 上岡 直見さん 

 「路面電車は邪魔者にされ多くの街で消えた。だが、渋滞は減らず、排ガスによる大気汚染が進んだ。交通政策のほうが間違っていたんです」・・・中略

「でもみんながクルマに乗り続けられるわけではない。年をとっても行きたいところに行ける『移動の自由』がなくなってもいいんですか」・・・以下略

 上の記事と重なる所がありますね。バスや鉄道が消え、高齢者が中核都市に集まる。それなら、折角集まった高齢者が自由に移動できる路面電車を中心とした街づくりこそ目指すべき方向なのじゃないでしょうか。
 こうして、地方の中核都市で路面電車が採算が取れるようになれば、もう少し小さな街へとだんだんと広まって行くことになるかもしれません。そうなれば良いのですが。

何時のことやら!

20031226日金曜日  第1559回  品格

 毎日、分かった風なことを書いていますが、お前はそんなに御立派なことをやっているのかと問われれば、返事に困ります。
大きな罪を犯したことはないとしても小さな罪や法を犯したことも数え切れないほどあるような気がします。そのくせ、皆やってると自分を慰めていたりする。例えば、交通違反なんてものは今でも日常茶飯事でやっていたりします。我ながら、情けないと思いながらも、人間なんてその程度のものと、それ程罪の意識は無かったりします。

 そんな私ですが、何時ものサイト巡回で考えさせられる言葉に遭遇してしまいました。

 日本軍事情報センター  → What's New 12月23日

 筆者の神浦さんがこどもの時に火事場どろぼうを目撃した経験からの話です。

 ・・・略

 そのとき人の顔には品格があることを知った。その男にはまったく品格がなかったからだ。・・・中略

 うちの娘には、「絶対に万引きはするな。自分の品格を失う」と話している。 

 日本の政治家には品格が欠けていると思います。品格は豊かさではない。貧しくとも誇り高い品格と自信である。

 あぁ、私も品格があるとの自信はありません。それ程、悪いことをしてきたとも思いませんが、立派な生き方をして来たと声を大にして言える自信もありません。
 それにしてもこの「品格」という言葉は胸にこたえますね。良い言葉を聞いたと思います。
 これからは、何か良からぬことを考えた時にはこの「品格」を思い出して、自分を律して行きたいものです。
 世知辛い世の中、これまでは、くそ真面目に生きることが、どこかしら損をしているようで、どうしても楽な方に流されそうでしたが、この「品格」があれば何とか踏みとどまれそうな気がします。

もう少し早く気がつくべきだった!

20031227日土曜日  第1560回  ツリー

 クリスマスが終わった後でなんですが、第787話で取り上げたニューヨークロックフェラー広場のクリスマスツリー、 今年も、「コネティカット州の民家の庭から切り出された樹齢50年のノルウェートウヒ(高さ約24メートル、重さ9トン)で約3万個の電球が飾り付けられた。」ようです。

 2002年 今年はなんと高さ76フィート(約23m)もある。ロックフェラーセンターの展示用モミの木の理想サイズ、高さ65フィート(約20m)より、10フィート(約3m)も高い。

 2001年

 2000年 ミレニアムで過去最高の大きさだった去年よりはちょっと小ぶり。といっても、約24メートルのツリーに合計30,000個の電球が輝いている姿はやっぱり圧巻です。

 1999年 今年のツリーは、NY州ブキャナンのヘディー家の高さ80フィート、重さ7トンもする樹齢80年のツリー(Norway Spruce)が選ばれた

1998年 今年のツリーは樹齢75年、高さ73フィート(22.25m)、重さ約7トンで、オハイオ州はリッチモンド出身です。

 1997年 今年のツリーは、樹齢73年、高さ74フィート(=約22.56m)、重さ7トンの巨木です。

 毎年、毎年良く探してきますね。流石アメリカは広いというべきでしょうか。

 本家本元のHPもありました。

 ロックフェラーセンター → see & do → The Tree → fast facts にツリーの歴史もありました。英語なので良くは分かりませんが・・・。

 伝統といえば伝統なのでしょうが、大きいことや無駄遣いが好きなんですね。とあきれていたら、何時ものサイト巡回になるほどと思えるものがありました。

  萬晩報 → クリスマスツリーの向こうに 20031222日(月) ワシントン在住ジャーナリスト 堀田 佳男

 ・・・略

 数ヶ月前、ミネソタ州ミネアポリス市の郊外を車で走っていたとき、削ったエンピツの先と思えるような木々が見事に整列している風景にであった。人間の背たけほどの針葉樹が何千本という単位で並んでいる姿は、金正日の前で行進する北朝鮮の兵士たちを彷彿とさせた。

「クリスマスツリーだな、これは」

 アメリカの街角でナマのツリーが売られていることを知ったのは、映画『ある愛の詩』(1970年)で主演のライアン・オニールがアルバイトでツリーを売るシーンを観た時である。12月に入ると全米のいたるところでナマツリーの即売場が特設されて、車の屋根にヒモでくくりつけて自宅に持ち運ぶ人たちを目にできる。

 そのナマツリーを育てている農場が全米にある。なにしろ、この時期に売りさばかれるナマツリーは全米で約2500万本。10億ドル産業といわれている。最近はプラスチック製のツリーを買う人も多いが、依然としてナマツリーの人気は高い。・・・略

 ナマツリーとは面白いですね。農場で育てているほどこだわっているとは全く知りませんでした。
 ここまで思い込みが強いと、ロックフェラーセンターが、毎年ヘリコプターを飛ばしてまで探すのも分かるような気もします。私のように、人工のものを作れと言うと顰蹙を買いそうです。

全く関係の無い日本人のバカ騒ぎよりはましかも!

20031228日日曜日  第1561回  拉致問題

  北朝鮮が、こどもを迎えに来たら帰すなどと揺さぶりをかけてきているようですが、被害家族の方達はそんな揺さぶりに動揺することは無いようです。
 この御家族の方達を見ていると、本当に苦しんできたことがこれだけ強くしたんだろうなぁと感心せずにはいられません。

 それにも関するインタビューで横田早起江さんの言葉です。

 「日本の政治家や官僚は怒りが湧いてこないのでしょうか?」

 「怒りが湧いてこないのでしょうか」とは言いも言ったりです。確かに、そうですね、きっと彼らは自分のことしか関心ないのでしょう。最も、庶民の怒りを分っているべき人たちが最も無関心ということでしょうか。これじゃぁ、この国が良くなることなんて期待できるわけないですね。
 この人の言葉には何時も感心させられます。外務大臣に最適の人でしょう。

 それに比べてとんでもない政治家の話題です。

 何時ものクライン孝子の日記2003/12/26より

 ・・・略

 民主党の岡田幹事長は、

< 欧米で「日本は危険なナショナリズムに走っている」と発言したりあげくの果てに中国政府高官の前で首相の靖国参拝批判しまくったりと何とも何処の国の政治家だと突っ込みたくなる情けない気分になります。

 これで選挙で勝とうとしているのですから呆れ果てます。これでは民主党は結局、社会党が名前を変えただけだろうと有権者から見られるのがオチですね >ですって。

これでは、当分、日本では2大政党による、政権交代はムリということですか。残念ですねえ。・・・以下略

 この部屋でも何度も触れたように、中国こそが拉致問題の解決の大きな鍵を握っていることは誰の目にも分かることなのに、その中国に行って拉致問題の解決の話をするどころか、自分の国の悪口を言っている。
 政権を取ろうという政党の幹部がこんなことを言ってるとは本当に情けないですね。こんな政党に政権を委ねなかって良かったかもしれません。
 それにしても、与党にしろ野党にしろ、所詮日本の政治家に何かを望むことは間違いのようです。

救いようが無い!

20031229日月曜日  第1562回  111111

  28日の読売新聞を読んでいると、

 「一日一山」を目標に毎日山に登り続けて7000日を達成、その間富士山にも362回登ったそうです。19年2か月というからとてつもない数字ですね。そして、87歳で迎える一万回を目指しているのだそうです。全くとんでもない人がいるものですね。

 そして、も一つ、中央競馬の武豊さんが年間200勝達成。こちらも、年間2、3人しかいないという100勝の2倍ですから、とんでもない数字ですね。

 継続は力なりというが、それにしても、凄い人たちがいるものです。

 そして、何気なく、パソコンに向かいHPに入ったら、カウンターが111112になっているじゃないですか、昨日の時点でぞろ目になることは分かっていましたが、うっかり忘れてしまっていました。危うく自分で111111を踏む所でした。
 実を言うと、目標としていた10万を達成してから、今度は、100000のゼロの桁(特に、一万の桁)が気になって、せめて111111と全ての桁を埋めるまでは頑張ろうと密かに思っていたのです。
 年末近くになって、「年内には達成できそうかな」と毎日カウンターを見るのを楽しみにしていたのですが、その日に限って忘れているのですからおかしなものですね。

 それにしても、何気なく初めてしまったこのHPに何時の間にか「こだわり」というより「拘泥」してしまい、得たものもありましたが、仕事をはじめとして失ったものも多かったような気がします。
 しかし、取りあえず、これで、
千話十万カウンター、111111カウンターとその都度私のなかでこだわってきた数字を達成したので、これからは、「拘泥」することなく、もう少し肩の力を抜いてやっていこうと思っています。

今日は、数字に縁のある日なんでしょうか!

20031230日火曜日  第1563回  もみ消し

 今年も、政・官・財への怒りで一年間が終わろうとしています。そんなことに怒りを覚えているより、自分の生活を何とかする方が先なのは良く分かっているのですが、頭が勝手に反応してしまっています。
 尤も、生活が安定していれば、世の中のおかしなことにも余裕を持って対応できるのかもしれませんが・・・。

 そんなことを思いながら、又しても、29日の読売新聞朝刊に反応してしまいました。

 香川県警高松北署の刑事課係長(警部補)が知人の女性の駐車違反のもみ消しを同署の交通課長(警部)に依頼し、女性の車を捜査車両だったことにして、もみ消し工作をしていたことが二十八日、わかった。・・・以下略

 まだこんなことやってるんですね。確かに、昔は、政治家や警察の知り合いに頼めばもみ消してくれるのは当たり前のように言われていました。しかし、今では、コンピュータ化や国民の目もあってそうした不正は難しくなったと聞いた覚えがあって、警察も少しは良くなっているのかなと思っていたのですが、そんなに甘くはなかったようです。
 この二人は書類送検されて処分されるそうですが、それより、頼んだ方の女性もきつく罰して欲しいと思うのは私だけでしょうか。
 自分さえ良ければというこんな考えで、知り合いに手を回して罪を逃れ、それを自慢する浅ましい考えを放置することこそ罰せられるべきではないでしょうか。

 こうした自分の得になることなら何をしても良いという考えが、未だに利権第一の選挙が無くならない理由であることは間違いないでしょう。

やはり、選ぶ方のレベル次第!

20031231日水曜日  第1564回  ザ・ラストサムライ

 ザ・ラストサムライが話題になっているようです。日本での撮影の頃にも話題になっていましたが、実際の映画が封切られて、今度はその内容が話題になっているようです。

 話題映画は何年か後にテレビで見るばかりで映画館に足を運ぶことなど殆んど無いのですが、この映画はチョッと違うような雰囲気ですね。
 どうやら昔の日本人の良さが描かれているようです。何時ものサイト巡回で面白い感想を見つけました。

 JOG Wing  国際派日本人の情報ファイル ザ・ラストサムライ

 ・・・略

 私は、何か悟ったような気持ちがしました。近鉄からドジャースに行った野茂投手、オリックスからマリナーズに行ったイチロー選手。そして巨人からヤンキースに行った松井選手。アメリカ人は彼らをこの数年間ほぼ毎日のように見てきました。・・・中略

 しかし野茂やイチローはアメリカの何千万という一般大衆が日々目の当たりにしているのです。野武士のような野茂の風貌とその寡黙さ、剣の達人を思わせるサムライ・イチローの居合い切り一閃のバットコントロール、そして常に沈着冷静な松井選手の礼儀正しさ。アメリカ人は毎日彼らを見ているのです。

 特集番組やニュースで見る一瞬の日本ではなく、紛れもない日本人の実際をアメリカ人たちはこの数年間見てきたのです。ザ・ラストサムライはアメリカ人のアメリカ人によるハリウッド映画です。アメリカは一部の政治家や経済人・学者ではなく大衆段階で日本を知りつつあるようです。・・・以下略

 面白い見方ですね。野茂選手やイチロー選手など、どちらかといえば今の日本では余り受け入れられない古いタイプの人間でしょうね。自分の信じる道をひたすらに追求していく、軽さばかりが目立つ日本で重さを感じさせる人たちといえるでしょう。松井選手のあの礼儀正しさもチョッと見られないでしょうね。
 今の日本人が無くしてしまった武士の心を持つ最後の日本人達かもしれませんね。本当の武士だからこそ海外でも通用するということなのかもしれません。
 そして、その素晴らしさにアメリカの人たちが気が付いたというのは日本人にとっては痛烈な皮肉じゃないでしょうか。
 今の日本には本当のサムライは受け入れられないのかもしれません。だから彼らは大リーグへ行ったのでしょうか。

年のラストにラストサムライ!

ホーム 団塊 分類

inserted by FC2 system