団塊の世代の部屋
(80) ホーム 団塊 分類 前 次 下
2006 年3月1日水曜日 第2355回 人材 |
最近、会社のトイレの入り口にこんな貼り紙があります。 人財を求めています。 「人罪」会社にとっても本人にとってもマイナスの人 「人在」ただ会社に居るだけの人 「人材」会社に必要な人 「人財」会社の財産になる人 誰が張ったのか知りませんし知りたくもありません。多分、成績の上がっているときはこれを見て「その通り」と思うのかもしれませんが、成績が上がらず悩んでいる時にはこれほど嫌味な言葉は無いのじゃないでしょうか。 そんな反応を起こした私は、絶不調だからなのかもしれません。 それにしても、嫌な言葉と思いませんか。こんな言葉を考えついた人はきっと自分は「人財」だと自負しているのでしょう。そして、仕事の出来ない人を「人罪」と蔑んでいるのでしょう。 人材 「じんざい」とは? 人財育成こそ永遠の使命 誰が考えたのかは分かりませんでしたが、どこもこの言葉を当然のごとく評価しています。しかし、私のような考えの人もいました。 あなたは人財!それとも人罪? ・・・略 会社に勤めているスタッフは誰でも、最初は、会社の足を引っ張る [人罪]や、ただいるだけの存在の[人在]にはなりたくなんてない。それを、許しているのは、他でもない[経営者]なのだ。会社にいることがマイナスであり、罪になってしまう[人罪]や、貢献しないただいるだけの存在の[人在]が、許され続け、大きな顔をしている会社に明日はあるのか?私はないと断言できる。そして、そんな [人在]や[人罪]が多数いて、それを排除するために、解雇や首にするという手段しかないという状態にあるのならば、その企業が不健康である証拠である。『怠けられない風土』や『活気ある雰囲気』を形成していくのも、経営者の大きな仕事の一つだと私は思っている。すなわち、[人在]や[人罪]は、ひとりでに生れるのではなく、経営者を始めとする上司や同僚等の組織の一人一人が[人在]や[人罪]をつくりだすのだ。・・・以下略つまりは、こんな語録を当然のごとく掲げる会社は、人を育てることが出来ないことを自ら白状しているし、それを恥とも気が付いていないと言うことでしょう。そんな会社が伸びるとは思えません。 残念なことです! |
2006 年3月2日木曜日 第2356回 光フレッツ |
パソコンの部屋第173話で長年お世話になったケーブルネットからADSLへの移行を書きましたが、あれから2年ちょっとになり、今度は最終目的だった光に移行することに決めました。 本当ならば、ADSL抜きで光に移行するつもりだったのですが、当時はまだ坂出に光が来ていなかったこともあり待ちきれなかったのです。 しかし、何時かは光への思いはずっとありました。それでも、ADSLにそんなに不満も無かったしまだ光の方が少し高いということもあってそのまま来ていました。 最大の原因はHPを最初は Yahoo!に移してしまうつもりだったのが掲示板やカウンターなどCGIが動かないことがわかり急遽もともとのNiftyのHPも続けることになり、両方のプロバイダーと契約すると言う無駄を止める為です。今回NTT西日本のフレッツ光に移行するに当たりプロバイダーをNiftyにすることによりYahoo!との契約はいらなくなるので費用的には殆ど変わらないこともあり念願の光を決断しました。 ということで、1日にNTT西日本と契約を交わしました。実質の移行は工事が終わってからになるので当分先のことになりそうです。 私にとっても、両方にアップする手間が省けますので助かります。尤も、そんなことは私が勝手にやっていたことなのですから助かるも無いものですね。 それにしても、やっと最終目的だった光に移行することが出来ます。実際に繋がったら使い心地など報告させていただきます。 待ちどうしい! |
2006 年3月3日金曜日 第2357回 真のエリート |
第1414回などでトッテンさん曰く「日本は80年代に戦前の経営者が一線を退いてからおかしくなった」という説を取り上げました。 確かに、その通りだと思われますが、それはその人たちが戦前の教育で育ってきたということだと思われます。 ともすれば、団塊の世代もその責任を言われるようですが、私としては、それ以上にもう一つ上の世代にも責任があるように思われて仕方ありません。 草莽崛起 ーPRIDE OF JAPANにそんな私の気持ちを納得させてくれる説がありました。 2006年03月01日 武士道と国語教育−数学者が語る「国家の品格」 ・・・略 藤原◆今の日本は、七十歳以下は総崩れなんですね。若者だけでなく年寄りも最低になってしまった。七十五歳以上の世代が十五年前に社会の第一線から引退してから日本は下り坂なんです。 彼らは旧制高校出身です。この旧制高校が真のエリートをつくってきたんですね。それがGHQによって真っ先につぶされてしまった。国家はたとえ一万人の殺人犯がいてもびくともしませんが、一万人の真のエリートがいないと立ち行かなくなります。その真のエリートがいまの日本にはいなくなってしまった。これが今日の混迷の本にあります。・・・略 やはりそうだったんですね。戦前の教育を受けた真のエリートですか。たった一万人の真のエリートがいなくなってしまったのが今の日本ですか。 戻るでしょうか! |
2006 年3月4日土曜日 第2358回 世界の発展 |
第2352回でも取り上げた65億人を突破した世界の人口はどこまで増加するのか。そして、それは多くの貧困をもたらすことになりそうです。 第2353回で書いた日本のように世界が早く人口減になることしか皆が貧困から抜け出すことは出来ないのでしょうね。 しかし、先進国の中でも二極化が酷くなっているくらいですから人口が減ったところで先進国と後進国の格差は無くならないのでしょうね。 ところが、面白い説がありました。 田中宇の国際ニュース解説 → アメリカを空洞化させた国際資本 2006年1月31日 田中 宇 ・・・略 ▼日本にも「市場」の役割を負担させようとした貿易摩擦 なぜアメリカは、国が破綻しそうになっても、外国からの輸入を続ける姿勢をとっているのか。あえて一つの理由を考えてみると、アメリカを動かしてきた人々が「自国の発展」よりも「世界の発展」を望んだからではないか、という見方ができる。 アメリカを動かしてきた人々は「市場」としての役割をアメリカだけに負わせてきたわけではない。1970年代に日本と西欧が経済発展して豊かになると、日欧にも消費を拡大させて「市場」としてのアメリカの負担を軽減しようとした。この試みの一つが80−90年代の日米貿易摩擦である。・・・以下略 資本家が儲けの為に世界の労働力の安いところへ生産を移すことにより自国の衰退をもたらしてきたと言うことでしょうか。最初はアメリカであり次は今の日本です。 そうは甘くないでしょうね! |
2006 年3月5日日曜日 第2359回 ニートの親 |
第2357回で取り上げた戦後の教育を受けた我々団塊の世代も含む70歳以下にはまだまだ問題がありそうです。 痛烈な記事がありました。これにはへこみました。 3日、四国新聞コラム「 一日一言」・・・略 興味深いのは、ニートを抱える親世代についての考察だ。団塊の世代を含む六十代前半から五十代後半。多くが、競争の中で生きた会社人間に当たる。 その彼らが定年退職後どうなるか。二神さんの観察では、自分なりに生きがいを持って楽しく生きているのは十人に一人にすぎないという。 組織の中で生きている間は、自ら人間関係を築く力がなくてもやってこられた。だが退職してしまえばそうはいかない。地域社会の付き合いでは、昔の肩書は通用しない。 実は会社人間もニートの若者も、よって立つべき人間関係を自分で切り開く力が欠けている点で、背中合わせの関係にある。そうでなくてもリストラ圧力の中、会社でひたすら自分を殺して生きてきた父親を見て育った若者に、会社の仕事が魅力的だと映るわけもないだろう。・・・以下略 GHQにより潰されたエリート養成の旧制高校と日教組による自虐史観の教育により育てられた背筋の通っていない70歳以下に自分たち以上の子どもを育てることは無理だったということでしょう。 どうなるんでしょうか! |
2006 年3月6日月曜日 第2360回 ウィニングラン |
第2354回で取り上げた荒川静香さんが2、3位の選手の前を横切らずに後ろを回って表彰台へ上がったという記事はどうしても見つけることが出来ません。 ネットの世界では、それよりNHKがウィニングランを意図的に放映しなかったのじゃないかとの方が大きな話題になっています。 荒川静香選手のウイニングスケートを放送しなかったNHKまとめ ・・・略 表彰式において君が代が流れる中、荒川選手が君が代を口ずさむ姿が全国に流れていたのはご覧になっていた方はご存知の通り。 表彰台から降りた荒川選手達 3人は、そのままウイニングスケートへと向かっていきます。NHKではこの後荒川選手のインタビューになるまで、しばらくの間参加選手の映像、村主選手のインタビュー、誰もいないリンクなどを放送し、退屈な時間が流れていました。 実は、この間に荒川選手は観客から受け取ったと思われる日の丸の旗を身にまとい、ウイニングスケートを行っていたことが明らかになりました。 NHKが意図的に放送しなかったとすれば、これはとんでもない問題です。・・・以下略 君が代を口ずさみ、国旗をまとった荒川選手はNHKにとっては許せない存在だったのでしょうか。 やらないだろうな! |
2006 年3月7日火曜日 第2361回 くるまに優しくないまち |
太陽光発電による創エネとクルマ主体の交通体系から路面電車など公共交通を主体とした省エネの交通体系に変えることこそ日本の目指すべき方向と信じてこの部屋でも何度も取り上げています。 クルマの便利さを経験してしまった今更車の無い生活に戻ることは不可能に近いと思われますが、考え方一つで出来ないことも無いようです。 4日、四国新聞コラム「 一日一言」にそんな面白い考え方が書かれていました。・・・略 まちの活性化を考えた時、道路拡張や企業誘致を望んでもおかしくはない。まして隣は新都市だ。しかしこのまちの人たちは、役場を交えた会合で「車なんて来なくていい。昔のままでいい。人に優しく車に優しくないまちでいい」と答えたという。・・・以下略 この考え方は良いですね。便利さを求めて人に優しくない街を作り上げてきた現代の日本に対する痛烈な皮肉でしょうか。 不便も良いですよ! |
2006 年3月8日水曜日 第2362回 集光 |
私の営業力不足もあるのでしょうが家庭用太陽光発電市場が冷え込んでいると思えて仕方ありません。 第2266回で取り上げた集光式太陽光発電装置の開発コスト的に問題がありそうだと書きましたが、そうでもないようです。 変換効率40%を超える究極の太陽電池への挑戦 ・・・略 ― 価格が高い太陽電池の量は少なくて済みますね 山口 そうです。さらにこの太陽電池には化合物半導体といって、レンズの集光で生じる熱にも強く、変換効率も高い材料を利用しています。今、実験しているものでは、モジュールの面積が0.7uの大きさのもので200 Wの電力を生み出します。太陽電池の能力の物差しとなっている変換効率でいうと28%という高さです。・・・以下略電池の量が少なくて済むとなればコストも合うのかもしれません。 この集光に使われているフレネルレンズとはどんなものでしょうか。サーチして見ました。 サイバーネットシステム株式会社 → フレネルレンズ 日本フレネル株式会社 → フレネルレンズ ・・・略 フレネルレンズは光学的には凸レンズあるいは凹レンズ等の効果をもちながら、形状は平板状のレンズということになりレンズの軽量コンパクト化に大きな効果を発揮しております。・・・以下略 このレンズはコストも普通のレンズよりは安いのかもしれませんね。 頑張って、早く実用化して欲しいものです。ちょっと気になるのが裏にトヨタが居そうなところです。ホンダに次いでの進出となると太陽光も自動車メーカーに牛耳られる時が来るのでしょうか。 前途は明るいのか! |
2006 年3月9日木曜日 第2363回 ロードマップ |
第2317回でNEDOの太陽光発電ロードマップを取り上げ、そのコストダウンの予測が余りにも甘いのじゃないかと指摘しました。 ところが、これと同じ数字をシャープが発表していたようです。古い記事を見つけました。 シャープ、年頭記者会見を開催 2006年1月11日 ・・・略 ただ、各家庭に普及させるには太陽電池パネル本体や設置にかかるコストの低減と、発電効率の向上によって、トータルで発電コストを低減することが重要と結論付けた。具体的には、 現在の発電コスト 47円/kWh程度 2010年の目標発電コスト 23円/kWh(一般住宅電力程度) 2020年の目標発電コスト 14円/kWh(業務用電力程度) 2030年の目標発電コスト 7円/kWh(火力発電と同程度) と段階的にコストの低減を目指すと説明。・・・以下略 これは、 第2317回のNEDOの太陽光発電ロードマップとそっくりです。2002年50円 /KWh2010年23円 /KWh2020年14円 /KWh2030年 7円 /KWh このNEDOの数字は2004年6月のものですからシャープは2年も前の数字をそのまま発表しているということです。本当に、この数字が達成できるのならば大歓迎ですが、今の状況ではどう考えても無理のように思えます。 それにしてもこんないい加減な数字をそのまま発表するシャープは本当にやる気があるのでしょうか。生産すれば、全量でも直ぐにドイツなどヨーロッパが買ってくれる状態なので日本なんか眼中に無いのじゃないでしょうか。 それとも、私の予想を裏切って、この数字を実現してくれるのでしょうか。 それなら嬉しいですね! |
2006 年3月10日金曜日 第2364回 雑草 |
年末から寒さにかまけて草抜きの手を抜いていました。2月の終わり頃から出勤時に気をつけているとあちこちに緑の芽が目立つようになりました。ぼちぼち抜かないとと気にはなっていたのですが休みと天候と気力の三拍子が揃わなかったのでずっと持ち越していました。 それにしても、あの雑草の生命力には何時も何時も驚かされます。人間の力なんて自然の力には全くかないませんね。人間が地球上から滅びたらたちまち雑草が人間の痕跡を覆い隠してしまうんでしょうね。 ところで、草抜きが結構足腰を使うのをご存知でしょうか。草抜きをした後、何日かは筋肉痛に襲われます。最初は、運動もしていないのに、なんで筋肉痛なのか不思議に思っていたのですが、「そうか、草抜きか!」と気が付いた時には、「ああ、これも、老化なんだ」とがっかりしました。 歳には勝てません! |
2006 年3月11日土曜日 第2365回 光フレッツ |
第2356回でNTT西日本のフレッツ光と契約を交わしたと書きましたが、接続はまだです。 後日、工事が29日になるとの連絡がありました。ほぼ一月の待ちはちょっとつらいものがありますね。「もう少し早くなりませんか」に、「なりません」とのあっさりとした返事でした。残念。それにしても待ち遠しい。 ということで、まず、準備としてYahooに解約の連絡を入れました。光との契約の為解約しますで、あっさりと受け入れてくれましたが、「光は雑音など不具合があることもあるので、一月契約を延ばしてはどうですか」といやに優しい提案を頂きましたが、もう一度電話するのも面倒なので今月にしてもらいました。というのも、解約の電話はフリーダイヤルとはいえ、繋がるまで20分もかかり、とてもじゃないが来月にもう一度20分も待つ気になれなかったのです。 解約が決まったからには、 Yahoo!のHPに移転の告知を急いだ方が良いだろうと思い、早速告知の画面をアップしました。自動的に移動するやり方をすれば良かったのですが、後、一月もないのでリンクだけの手抜きになりました。本音は、やり方を調べるのが面倒だったのですが・・・。あちらへ来てくださっていた方にはご迷惑をおかけしますが、是非こちらの方をブックマークしてください。お願いいたします。約2年間二つのHPにアップするのは結構手間が掛かっていましたので、随分楽になったような気がします。とは言いながら、直ぐに慣れてしまうんでしょうね。 29日の工事が終わってから、使い勝手など報告させて貰います。 それにしても待ち遠しい! |
2006 年3月12日日曜日 第2366回 我が家の太陽光発電 |
例月の 我が家の太陽光発電、設置から9度目の検針がありました。3月分は2月10日から3月9日までのデータです。2月をはさんでいるので稼動日数が28日と偶然先月と同じで例月より少なくなっています。 8月、1KW当たり発電量 687÷5.508≒124.7 2月13日の26KWhと3月4日の27KWhと去年の8月以降で一日当たりとしては最高の発電量を記録しました。冬の寒い日の方が変換効率が良いというのを見事に証明してくれました。この2日は本当に良く晴れていましたが風は冷たかった。 8月、買電・474 (250,224)KWhで8,780円。 1KWhの単価、約18.52円。9月、買電・553(314,239)KWhで10,472円。 1KWhの単価、約18.94円。 10月、買電・502(252,250)KWhで8,800円。 1KWhの単価、約17.53円。 11月、買電・636(268,368)KWhで9,278円。 1KWhの単価、約14.59円。 12月、買電・940(394,546)KWhで13,158円。 1KWhの単価、約14.00円。 1月、買電・1174(516,658)KWhで16,847円。 1KWhの単価、約14.35円。 2月、買電・934(333,601)KWhで12,519円。 1KWhの単価、約13.40円。 3月、買電・843(293,550)KWhで11,299円。 1KWhの単価、約13.40円。 1月、2月と比べると使用量がかなり減ってきました。2月に入って寒さが緩んだのが原因でしょうか。 売電価格は1月と同じです。やはり値上げがあったようです。 8月、3,933円の収入。去年電気代26,778円比、30,711円の節約。 9月、1,804円の支払。去年電気代19,166円比、17,362円の節約。 10月、1,100円の支払。去年電気代16,772円比、15,622円の節約。 11月、1,870円の支払。去年電気代12,581円比、10,711円の節約。 12月、7,978円の支払。去年電気代13,676円比、5,698円の節約。 1月、11,553円の支払。去年電気代17,811円比、6,258円の節約。 2月、7,392円の支払。去年電気代15,121円比、7,729円の節約。 3月、4,896円の支払。去年電気代21,980円比、17,090円の節約。 2月と比べて大幅な節約です。何が違うのでしょうか。去年は3月の方が2月より使用量が多かったから、今年は完全に逆転しています。寒さが緩んだ所為でしょうか。それにしても、12・1・2の最悪期を脱した感があります。 さて来月は! |
2006 年3月13日月曜日 第2367回 太陽電池の値上 |
第2303回で取り上げた太陽電池の値上がりがいよいよ現実のものとなってきたようです。我が社にもメーカーからの値上げ通知が来ています。 国の補助金が無くなった上に値上げとくるといよいよ太陽光発電の市場が縮んでしまわないかと心配です。 しかし、一方では自治体が独自に補助金を継続する方針も出しています。少しは救われるところがあります。こうなれば、国なんか当てにせず自治体に頑張って貰いましょう。 太陽光発電システム → 2006.03.11 値上げ攻勢、昨今の製品の様子 ・・・略 太陽電池も、結晶系は(全メーカーとは言わぬが)値上げ模様。・・・中略 今の太陽光発電システム、うっかりすると(パワコンを除き)中古から調達してアレンジする方が価格的にも品質的にもお得な場合がある。 太陽電池の安全性・寿命評価は難しい。しかし、明らかに「こりゃ〜ちょっと無茶な設計じゃないか」という機種がある。また、少なくとも住宅用太陽光発電の分野では、架台や接続箱の信頼性がギリギリ仕様になってきているシステムメーカーもあり、アタマが痛い。・・・以下略 太陽光発電システム見積工場 → 太陽電池はやっぱり値上がりするようです。 ・・・略 というわけで、4月からいくつかのメーカーさんでは定価の値上げを決定しているようです。メーカーさん・製品によっても違いますが、5%から15%くらいの幅で値上げ・・・・以下略 なんだか最悪の状態になっていますね。こんなギリギリ仕様なんていい加減な商品は売りたくないですね。一体何処の製品なのでしょう。 腹立たしい! |
2006 年3月14日火曜日 第2368回 レドックスフロー電池 |
第1683回などで何度も取り上げたバッテリーに取り代わると期待したキャパシターの実用化がなかなか進まないようです。最近はニュースもないし、日本電子のナノゲートキャパシターも鳴かず飛ばずの状態のようです。 太陽光発電の後押しとして期待していたのですが太陽光電池ともに先行きは不透明です。しかし、新しい技術も出てきているようです。 住友電工 → レドックスフロー電池 → 太陽光発電の電力供給安定化・・・略 従来の蓄電池では、深い充放電をくり返すことは、寿命を著しく縮める要因になっていましたが、レドックスフロー電池はくり返し充放電に強く(長サイクル寿命)、負荷平準化用途に適しています。・・・以下略 キャパシターと同じように短時間で充電でき寿命も長いようです。キャパシターのように電気を電気として蓄えるのとは原理は違いますが、容量を自由に大きく出来るようです。どちらかと言えば、工場用のようですが、家庭用にも十分利用できそうです。 尤も、これは低料金の夜間電力を蓄えて高料金の昼間に充当するという方式で、電力会社が文句を言わないものかと心配してしまいます。尤も、太陽光発電と同じでピーク電力を下げることには役に立ちそうです。電力会社としては、設備投資を削減できるメリットがあるので認めているのかもしれません。 このシステムと良く似た家庭用のシステムもあります。 エネパック 考え方は全く同じです。こちらは普通のバッテリーを使っているようです。どちらもコストが問題ですね。 どうなんでしょう! |
2006 年3月15日水曜日 第2369回 500年 |
化石燃料が無くなると言われながらも本気で対策を取ろうとしないように思える世界の国々ですが、目に見えないものには本気になれないのが人間と言うものかもしれません。 市民のための環境学ガイド → 持続可能センスの磨き方 03.12.2006 ・・・略 化石燃料を使い始めたのは、まあ、1800年ごろから多少本格的になったと思えばよいだろう。そして、まあ、2300年ぐらいまでは、その一部は残るだろう。 しかし、それでもたったの500年である。現世代は、石油があることが当たり前だと思っているが、人類史上、極めて希な状況にあるのが、現世代である。人類は、そう簡単には滅びることはない。そのぐらいしたたかなのが人類である。今後、まだまだ10万年以上生存するだろう。しかし、数10万年に渡る人類の歴史の中で、化石燃料がある期間は、たった500年である。・・・中略 となると、徐々に、人間活動の総量を減らしながら、地球の能力以下に減らすことが安全策である。果たしてそんなことが可能なのだろうか。人口は増えるばかりなのに。 人口は実は増えないのである。いやいや、増やしてはいけないのである。国連は、人口予測というものを常に行っている。このところ、しかしながら、当たるのは下位予測ばかりである。もしも下位予測が正しいとしたら、2045年に77.5億人でピークである。中位予測だと、2050年で90億に達し、その後、まだまだ増加傾向である。・・・以下略 成る程、人類史上のたった500年と言う考え方は、はっとさせられるものがありますね。わずか500年の時代に偶然生まれ合わせたことを感謝しなければならないのかもしれませんね。 人類は生き残るのでしょうか! |
2006 年3月16日木曜日 第2370回 雑草 |
先週に続いて好天に恵まれた休日となった15日、又しても、そのぽかぽか陽気に誘われて草抜きに挑戦。 天気の良さは我が家の太陽光発電データが24KWh(8日)・28KWh(15日)と証明しています。特に、15日は今年の最高を記録しました。去年の8月の29KWh以来の記録です。 先週小さなポリバケツ一杯抜いたので今週は甘く見ていたのですが、雑草の生命力にはかないませんでした。結局は又しても同じ位の量になってしまいました。 その代わりと言っては何ですが、毎年春先に必ず生えてくるものがあります。名前を知らなかったので、調べて見ました。 名前が分からないので果たして探せるか心配でしたが、ありました。 オランダミミナグサ オランダミミナグサ オランダミミナグサ ・・・略 葉は対生し長楕円形。茎、葉ともに白い毛が密生し腺毛が多く、さわると粘った感じがする。・・・以下略 まさにこれです。確かに触ると粘った感じがします。それは心地よいやわらかさでもあります。これが枯れた芝の間から小さく出てきたかと思えばあっという間に大きくなっています。それでも、枯れた芝の中に緑色が目立つのと簡単に抜けるのでどちらかと言えば可愛い方です。とはいいながら、毎年確実に生えてくるところは生命力の強さでしょうか。 それにしても、帰化植物とは知りませんでした。全く想像もしない聞いたこともない名前でした。 こうやって、植物の名前を知りたくなるのはやはり老化なのでしょうね。私の父が晩年よく植物図鑑を調べて喜んでいたのを思い出します。 いよいよ歳か! |
2006 年3月17日金曜日 第2371回 卑しむべきこと |
企業ばかりが繁栄して従業員はその恩恵には与れないという日本の悪しき制度はどこから来たのでしょうか。 ビル・トッテン関連情報 コラム(Our World) → No.719 行き過ぎた拝金主義の象徴 ・・・略 私が日本で起業した昭和40年代、企業の役割とは国民の幸福につながる製品やサービス、雇用を提供することであった。そして社会の公的費用を賄うための税金は、全国民が同じように負担するのではなく、支払い能力や社会から得る経済的利点に応じた税額を支払う仕組みだった。そして米国では当然の行為とされた「暴利をむさぼる」ことは、昭和の時代においては卑しむべきこととされていたのである。・・・以下略 やはり第2357回でも取り上げたトッテンさん曰く「日本は80年代に戦前の経営者が一線を退いてからおかしくなった」という説がここでも生きているようです。 それにしても、戦前育ちの人たちと戦後育ちの人たちのこの違いはやはり教育の問題なんでしょうね。戦前の良さを全て否定することから始った戦後教育の歪や日本の中枢に要りこんで内側から日本を変えようとする近隣諸国の陰謀などがあって、ここまで日本の国がおかしくなってしまったということでしょう。 その教育が浸透し、金が全ての人間ばかりが増え、マネーゲームが蔓延し、手段はなんであれ儲けた者が勝ちの風潮が定着してしまった。 「暴利をむさぼる」ことは、卑しむべきこととされた精神は二度と戻ってこないのでしょうか。 寂しいですね! |
2006 年3月18日土曜日 第2372回 雑草 |
第2370回で名前を突き止めたオランダミミナグサと勢力を争っているもう一つの雑草があります。 気になりついでに調べて見ました。名前が分からないので画像を見て探すしかないのが面倒なのですが、この際頑張って見ました。 どうやら、それらしいのを見つけましたが、もう一つ自信が持てません。と言うのも、画像と自分が持っているイメージがぴったりと合わないのです。オランダミミナグサやコニシキソウも何種類かの画像を見てやっとこれだと判断できたものです。 どうやら、ホトケノザという名前のようです。 ホトケノザ ホトケノザ ホトケノザ これの画像が一番私のイメージに合っています。多分これだと思います。 ここまで名前が知りたくなるのは益々老化現象が顕著になってきている証拠かもしれませんね。 それにしても、名前を知って愛でるのなら分かるのですが、抜いてしまうのですから変な話です。 変な奴! |
2006 年3月19日日曜日 第2373回 イチロー |
WBCでのイチロー選手の入れ込みは尋常じゃないですね。彼の感情をあらわにした映像を目にして驚かされました。日本を離れて大リーグでの5年間の戦いが彼の日本に対する気持ちを深くしたのじゃないかと思ったのは私だけでしょうか。 Infoseek → イチロー 痛飲→買い物→「興奮!」 (スポーツニッポン) ・・・略 イチローの目に輝きが戻った。準決勝の相手は「野球人生で最も屈辱的な日」を味わった韓国。3度目の対戦にスイッチは完全に切り替わった。 「何事も前向きに行動することが可能性を生むと感じた。自分たちは何かを持っている。苦しくても向かっていくことを忘れずに戦いたい」・・・中略 これまで「個人の成績がチームのプラスにつながる」という考えを貫いてきた男が「僕自身がこんなに興奮してゲームに立つのは正直今までにはなかった。チームとして1つになってやっていきたいと強く思ったことはない」と言った。14日の米国戦、15日の韓国戦と2試合連続で犠打を成功させた。フォア・ザ・チームで勝利に導く覚悟はできている・・・以下略 Infoseek → 清原「鳥肌立った」 イチローの吠える姿に・・・2戦連続タイムリー (スポーツ報知) ・・・略 宮古島キャンプをともに過ごしたイチローが、WBC日本・韓国戦直後に悔しさをあらわにした姿を見て「鳥肌立ちました」と、自身に置き換えて“球界の顔”としての意欲を新たにした。・・・以下略 何が彼をしてここまで変えたのか興味深いものがあります。先日の元マリナーズの投手だった佐々木さんとの対談で佐々木さんが「イチロー選手は30歳になったら変わると言っていた」との発言と関係があるのでしょうか。 さて、この意気込みが韓国戦で実ればいいのですが、韓国の殊更なバカ騒ぎは余り見たくないですからね。 さてどうなるか! |
2006 年3月20日月曜日 第2374回 南極大陸の氷 |
第2340回で2006年1月30日「南極巨大氷床の崩壊」が現実に? 英政府が警告をとりあげましたが、3月18日付・よみうり寸評にも南極についての興味深い記事がありました。
南極大陸の氷が急激に解けている。それも、昨夏までの3年余に、東京ドーム約40万個分もの量というから驚く。氷が海水となり、地球の海面を1・2ミリ上昇させたという◆米航空宇宙局(NASA)とドイツが衛星2基を使い、南極の重力の変化を調べた結果、判明した。これまで、南極大陸の氷は簡単には解けない、とされていた。南極大陸は、気候変動にも動じない「眠れる巨人」とも言われた◆巨人の眠りを覚ましたのは、急速に進む地球温暖化なのか。その関連を調べているNASAの学者は、「予測を超える早さで、氷の溶解が進んでいる」と憂慮する・・・以下略 このニュースは見逃していました。探して見ましたが、 Yahoo!ニュースなど既に削除されていました。しかし、記事のソースの方がありました。近年減少が著しい南極大陸の氷 氷床の崩壊といいこのニュースといい地球温暖化はいよいよ本物かもしれませんね。南極の氷の下の大陸に何があるか見たい気もしますが、そんなこと言ってる場合じゃなさそうです。 しかし、こうして、温暖化の証拠となりそうな事実が次々と現れてくると、「温暖化なんて無い」なんて説に期待していると取り返しの付かないことになりそうです。 もう、本気にならないと! |
2006 年3月21日火曜日 第2375回 琢磨・イチロー・インパクト |
F1第2戦マレーシア GP佐藤琢磨14位完走。WBC日本・韓国戦6対0で完勝、イチロー3安打。ディプインパクト阪神競馬場で、今年初戦となる阪神大賞典(G2)、芝3000メートルで快勝。19日(日)は、なんとも豪華な午後でした。といっても、仕事中の私としては、カーラジオの競馬中継やニュース(WBC)で知り。F1は帰宅後にネットで知ると言う情け無いものでした。日曜日にのんびりとテレビ観戦なんて日はもう来ないのかもしれません。それは、それで別にかまいはしないのですが・・・。 それにしても、今回のWBCは審判が一番目だった大会だったと言えば顰蹙を買いそうですね。 それも極端でしょう! |
2006 年3月22日水曜日 第2376回 値上げ |
放射冷却でうっすらと霜が降りた20日、お約束どおりの快晴に恵まれ、 我が家の太陽光発電が遂に去年の8月に記録した発電量29(KWh/日)を抜き開設以来最高の30(KWh/日)を記録しました。いよいよ日照時間も長くなり条件の良くなる4月5月にはどこまで記録を伸ばしてくれるのか楽しみです。 そんな喜びに冷水を浴びせるような嫌な知らせがあります。シャープがいよいよ値上げを通告してきました。まだ正式な発表ではないようですが、4月から太陽電池パネルが定価で約7%強の値上げです。 しかし、こんな危機的な時に補助金をなくして日本の政府は本当に太陽光発電を促進する気持ちがあるのでしょうか。間が悪いったらありゃしない。 とんでもない奴等です! |
2006 年3月23日木曜日 第2377回 消費電力 |
太陽光発電を設置してから毎日の天候や発電量が気になるのは当然として、もう一つ、電気製品の使用電力量が気になります。 通常はそれ程の効果があるわけではありませんが、それでも平均2万円位の節約効果は現れています。 思った以上に悪いのが冬場でした。12・1・2月は特に効果が落ちています。暖房とエコキュートが思いのほか消費電力が多いようです。 何時もの 市民のための環境学ガイドが消費電力を測ろう 03.19.2006で紹介してくれていました。・・・略 エコワット http://www.enegate.co.jp/item/item_ecowat.html ワットチェッカー http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=TAP-TST5&cate=8 ワットアワーメーター http://www.system-artware.co.jp/products/watt_3a.html A君:仕様を簡単に。実は、測定できる最小消費電力が違うのがもっとも大きな相違点。 測定可能な最小消費電力 エコワット 5W ワットチェッカー 3W?? ワットアワーメーター 0.3W そして、もっと違うのが価格 エコワット 3000円前後 ワットチェッカー 8000円前後 ワットアワーメーター 32000円前後 ・・・以下略 それにしても、世の中には欲しいと思ったものは大抵あるんですね。一つ欲しいところですが、私の場合は省エネもそうですがどちらかと言えば節約の方に興味があるので投資をしてまで計るという気にならないところが情けないところです。 どこかにデータが無いものでしょうか! |
2006 年3月24日金曜日 第2378回 イチロー |
第2373回で書いた入れ込んだイチロー選手、とうとう日本に優勝をもたらしてくれましたね。 あの入れ込みがナインを引っ張って、それが優勝に繋がったことは誰もが認めるところでしょう。あれが彼の本来の姿なのかも知れません。 優勝の後のシャンパンかけ後のインタビューで「この仲間たちと別れたくない」と言う彼の目が潤んでいるように思えたのは私だけでしょうか。改めて熱い彼も良いですね。 そんな彼の熱い思いを利用しようとする記事がありました。 「王ジャパン」全員をスポーツ功労者顕彰 (読売新聞) ・・・略 小坂文科相はまた、この日の閣僚懇談会で、イチロー選手が過去2回、国民栄誉賞を政府に打診されながら、辞退していることに触れ、「日本というものを意識して大変な活躍をされたので、今回は受けてもらいたい」と述べた。・・・以下略 全く、なんて奴らなんでしょうね。 第776話や第1847回でも書いたようにイチロー選手の人気に乗りたいだけの下司な考えにしか思えません。折角の喜びをかみしめていると思われるイチロー選手に余計な心遣いを強いるだけであることが分からないのでしょうか。彼のことだからきっと断ってくれるだろうとは思いますが、3度目の正直ということもありますから心配です。 全く、余計なことを! |
2006 年3月25日土曜日 第2379回 パチンコ |
営業活動で困るのはトイレです。特に糖尿と前立腺肥大症でトイレの近い私にとってトイレの確保は死活問題でもあります。 クライン孝子の日記 2006年03月23日 ・・・略 私はパチンコの換金禁止を昔から言って居るのです。 パチンコは三十五兆円産業です。その内の何割かが地下銀行を通じて北朝鮮に渡っているのは間違い有りません。北朝鮮の国家予算は五兆円にも満たない、 つまり北朝鮮は日本のパチンコによって賄われているといっても過言ではないわけです。元々民間の博打は禁止なのですから、 これを本来の形に戻すだけで、国内法内で処理できます。日本がパチンコを換金禁止にしたからといって、 さか北朝鮮が日本は最後通告を打ってきたとはいえないでしょう。・・・以下略クライン孝子さんも知っていたんですね。しかし、警察や政治家などがこの金に群がっている状態ではどうにもなりません。ここは、一人一人が自覚を持ってパチンコを止めることしかなさそうです。客さえ行かなければホールは成り立たないのですから。 絶対に勝てないことを、 ホールコンピューター無料攻略法の城が詳しく書いています。これを読んでパチンコから足を洗って欲しいものです。本当に止めましょうよ! |
2006 年3月26日日曜日 第2380回 費用対効果 |
太陽光電池の値上げと国の補助金の終わりという2重の逆境が4月からの営業にどれほどの影響が出るのか心配しています。 何時もの 太陽光発電見積工場ブログの24日付けにおもしろい情報がありました。太陽光発電の利用には高齢者ほど消極的、内閣府調査 ・・・略 たとえば太陽光発電を使うに当たり、費用面でどの程度条件が合えばよいか聞いたところ、費用対効果を伴わなくても環境に優しいエネルギーなら発電設備を使いたいとした回答者は 9.6%にとどまった。費用対効果があれば──耐用年数までに、毎年の電気代の削減ですべて回収できる程度のお金( 150万円程度)で購入できるようになれば──太陽光発電設備を使いたいとした回答者が37.8%と最も多かった。・・・以下略 普及率が1%程度と思われる今は、上記の9.6%の人を相手にしている状態なのかもしれません。 どうなることやら! |
2006 年3月27日月曜日 第2381回 海面上昇 |
我が家の太陽光発電が第2376回に次いで30KWh/dayを24日・25日と連続して記録しました。もう春は近そうです。 しかし、そんな記録をした日も昔のような抜けるような青空と違うような気がしたのは私だけでしょうか。23日、24日は黄砂が今年初めて見られました。25日は黄砂は余り感じられませんでしたが、何となく霞んでいました。 やはり、温暖化の影響と思えてしまうのは単なる考えすぎでしょうか。 そんなことを考えていたら、 第2345回でのグリーンランド氷河や第2374回での南極の氷についての記事を又見つけてしまいました。Yahoo!ニュースより 将来の海面上昇6メートルにも 予測超えると米チーム 地球温暖化でグリーンランドや南極の氷床が解けて起こる海面上昇のペースはこれまで考えられていたより速く、将来的には現在より6メートルも高くなる可能性があるとのシミュレーション結果を、米大気研究センター(NCAR)やアリゾナ大などの研究チームがまとめ、24日付の米科学誌サイエンスに発表した。 チームは過去の堆積(たいせき)物分析などから、地球が温暖だった13万年前ごろの間氷期の気候や海面の高さを推定。コンピューターを使った気候や氷床のモデルと組み合わせ、氷の融解が海面上昇に与える影響を予測した。 その結果、2100年には北極の夏の気温は、前回の間氷期と同様に3−5度程度上昇。海面上昇は100年間で1メートル以上と、現在のペースを大きく上回る速度で進み、将来的には4−6メートル程度に達する可能性があるとの結果が出た。 (共同通信) - 3月24日7時20分更新 ここまで次から次と予測が出てくると、地球温暖化は疑う余地はないのかもしれません。しかし、その割にはまだまだ日本も含んだ世界に危機感は感じられないのじゃないでしょうか。 皆で、仲良く水没しますか! |
2006 年3月28日火曜日 第2382回 市場の仕組み |
これだけ温暖化が明らかと思える証拠が発表されても依然として化石燃料に対する依存は減りそうも無いのは何故なのでしょうか。 Wired News → 加速する気候変動:『ウェザー・メーカーズ』著者に聞く ・・・略 フラナリー:風力発電や太陽光発電は 1970年代からある。地熱や太陽光を用いた温水器もある。なぜこうした技術が世界中で採用されていないのだろう? それは、市場の仕組みを有効に利用できていないためだ。いっぽう、化石燃料を燃やすことによる外部費用は甚大だが、こうした費用はちっとも価格に組み込まれない。このため、化石燃料は市場で不相応に有利な立場にあるのだ。・・・以下略外部費用といえば原子力発電にとどめを刺すのじゃないでしょうか。表向きの建設費用の裏に隠れた周辺自治体などへの迷惑料ともいえる対策費用や半永久的に必要となる後処理費用などは想像を絶するものがありそうです。そのくせ、原子力の発電コストは6円 /KWhなどと平然と発表されています。その莫大な費用を太陽光発電の買取価格の上乗せに回せばどれだけの発電が可能となるでしょう。 何といっても、設備投資は個人がするのですから、政府も電力会社も設備投資は要らないのです。こんなおいしい話が何故分からないのでしょうか。 不思議です! |
2006 年3月29日水曜日 第2383回 悪徳訪販 |
私の日々の営業活動での感触としては太陽光発電の市場は停滞しているとしか思えなませんが、メーカーなどに聞くと他府県ではそんな事無いと言います。 それにしても、国の補助金が無くなり、電池の値上がり、ローン金利の上昇とシステムにとっては逆風であることは間違いありません。 私と同じ考え方の人もいます。 太陽光発電システム → 儲かる商売へのシフト。残念 ・・・略 当時は同社も社長、取締役総出できちんとした仕事もしていたので、社会性のある法人として信頼していた。 ところがいまや悪徳訪販である。・・・中略 だけどこれが暴走すると、納品の実内容をはしょること、べらぼうに高く売りつけて法外なマージンを得ることにやっきになる。 こうなったら、オシマイだ。 その通りだと思います。企業としては儲けなければ存続できないということも分かりますが、お客様を騙して暴利をむさぼってまで生き残るというのはやはり許せません。そんなやり方がまかり通れば、結局は市場を縮小させてしまうことになるはずです。 そんなところに負けるのは本当にくやしい! |
2006 年3月30日木曜日 第2384回 光フレッツ |
第2365回で報告しました光フレッツが遂に我が家に来ました。29日午前9時ごろに接続業者の方が来られ、近所まで来ていた光ファイバーからの接続工事を開始。12時前に工事終了。試験では無事開通とのことで帰られました。 あっという間に終わったと言う感じです。さて、いよいよインターネット接続です。 実を言うと、暫らく設定を触っていないので接続に不安を覚えたのと無料で接続してくれるサービスがあるとのことで、それを頼んでいました。 「インターネット接続(ISP接続)設定が終了しました」の画面が出て接続終了。 早速、インターネットに接続すると、何の問題もなく繋がりました。完全な拍子抜けです。一台で設定をすれば、他のパソコンはルーターに繋げればそのままつかえるとのことだったので、他の3台も繋いでみたところ、全て問題なく繋がりました。全く、案ずるより生むが安しの典型です。 モデム → ISDN → ケーブルネット → ADSL と変遷を重ね、遂に念願の光に到達しました。 速度チェックで5.472Mbpsと出ました。相当遅そうです。 マア、いいか! |
2006年3月31日金曜日 第2385回 太陽電池世界シェア |
日本の太陽電池メーカのシェアは相変わらず高いようです。 いつもの 見積工場ブログに興味深い記事の紹介がありました。NIKKEI NET より 05年の太陽電池世界シェア、シャープが6年連続首位 米調査会社のPVニュースがまとめた 2005年の太陽電池の世界シェアで、シャープが6年連続で首位になったことが27日分かった。2位にはドイツの太陽電池メーカーのQセルが前年の4位から浮上したが、3位に京セラ、4位に三洋電機が入るなど上位5社のうち4社を日本メーカーが占めた。2005年の世界生産量は前年比45%増の1727メガ(メガは100万)ワット。欧州市場などで需要が旺盛だったが、材料のシリコン不足で前年に比べ伸び率は鈍化した。シャープの生産量は前年比32%増の428メガワット。市場拡大でシェアは前年の27%から25%に低下した。 3 位は昨年2位の京セラで生産量は前年比35%増の142メガワット。4位の三洋電機は1.9倍の125メガワットで、昨年の7位から順位を上げた。5位は三菱電機で33%増の100メガワット。カネカなどを加えた日本メーカーのシェアは全体の5割弱となった。 (23:00) それにしても、メーカーの頑張りに比べて政府の政策の不味さは何なんでしょう。世界の環境に貢献して外貨も稼ぐと言えば聞こえは良いようですが、それ以上に設置で他国に抜かれると言う方が恥と思わないのでしょうか。 残念です! |