団塊の世代の部屋(57)

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200441日木曜日  第1656回  筋弛緩剤混入事件

 第519話で取り上げた仙台筋弛緩剤混入事件の森被告、無期懲役の判決でした。どうやら弁護側の主張は全く考慮されなかったようです。森被告側は直ぐに控訴をしました。疑惑は全て退けられたようですが、一体どちらが本当なのか。
 しかし、最近の「
隠された真実」や北海道警の裏金疑惑などで警察や検察、裁判所の動きを見せ付けられているので、マスコミに騒がれたことに対して組織の面子を守ろうとしているのじゃないかと思ってしまうのは私だけでしょうか。

 どちらにしても、組織を守ることが優先されて、本来の捜査がおろそかにされていることは間違い無さそうです。
 兎に角、この国は拉致問題を見ても分るように政府から警察・検察・裁判所と国民を守ろうという気概はどこにも無さそうです。自分を守るのは自分しかありません。
 しかし、事件を起こさず、巻き込まれないように気をつけても、拉致や冤罪までは避け切れそうもありません。
 心配してもしょうがないので気にしないことですね。その代わり、何があっても動じない精神力と自立心は鍛えておく必要はありそうです。

大変です!

200442日金曜日  第1657回  テコンドー

 シドニーオリンピックで銅メダルを獲得して、そのユニークなキャラクターで一躍人気者になったテコンドーの岡本選手のオリンピック出場が危なくなって騒がれていますが、この連盟は以前から問題の組織のようです。

 シドニーが終わった次のアジア大会の時にも同じ問題で出場できませんでした。

 報知新聞(日付は忘れました)より

ア大会テコンドー選手派遣見送りも

 連盟また分裂

 日本テコンドー連盟が会長派と理事長派に分裂し、正常な競技団体活動ができていないとして、日本オリンピック委員会(JOC)が今秋の釜山アジア大会へのテコンドーの選手派遣見送りを視野に入れて対応していることが12日、分かった。同連盟は過去にも分裂騒ぎが表面化したことがあり、シドニー五輪前の1999年11月には一本化を図り、混乱を収拾。テコンドーの日本の統括団体だが、JOCによると森喬伸会長派と円山和則理事長派の分裂が昨年末ごろから激化してきた。

 この記事を見た時には、第245話で取り上げた千葉すず選手の選考や女子マラソンの選考などを思い浮かべてしまいました。
 日本の水連や陸連など、どこも選手の為の組織じゃなくお偉いさんたちの為の組織になってしまっているということでしょうか。
 その最も醜悪なのがテコンドー連盟と言えるのかもしれません。そして、それは、昨日も書いたように国民をないがしろにした政府・警察・検察・裁判所に代表されているのじゃないでしょうか。
 どこの国も同じようなものかもしれませんが、このちっぽけさは日本人に一番似合っているように感じるのは私だけでしょうか。

情けない!

200443日土曜日  第1658回  イチロー選手

 日本での大リーグの開幕戦で松井選手の活躍などで、最近は情報が少なくなっていますが、イチロー選手が絶好調のようです。オープン戦での打率は4割を超えています。
 去年は、選手生活で初めてのプレッシャーを経験し、かろうじて3年連続の200本安打を達成しました。
 普通の選手なら、十分とも言える成績でしょうが、私のようなイチロー選手ファンに取っては物足りなさを感じさせられた年でした。
 イチロー選手も、満足の行く成績だったとは言っていますが、本心はきっと悔しがっているはずです。その気持ちが、今年の好調さに現れていると期待しています。
 いよいよ、半年の辛抱が終わって開幕です。今年は、去年の屈辱を晴らしてくれる予感がします。
 首位打者の奪回と4年連続の200本安打を達成してくれることを期待しています。きっと期待に答えてくれるでしょう。
F1の佐藤琢磨さんと共に今年は良いことがありそうな気がします。

楽しみです!

200444日日曜日  第1659回  営業時間延長

 消費税の内税などこの4月から新しく始まったことがニュースになっていましたが、意表を付かれた記事がありました。

 4月2日、読売新聞より

 りそなホールディングス(HD)傘下のりそな銀行は一日から、支店や出張所などほぼ全店で、原則として午後三時までだった平日の窓口営業時間を夕方まで延長した。・・・中略

 営業時間を延長したのは全国の約三百五十店で、大半が午後五時までとし、繁華街にある二十六店は午後七時まで営業する。・・・以下略

 いやぁ、これには驚きました。今頃になってと思わないでもないですが、サービス業としては何時かはやらざるを得ないことだったのじゃないでしょうか。これが、評判が良いと他行も追従することになるのか、それとも何時の間にか取りやめになってしまっていたとなるのか楽しみでもあります。

 こうなると、サービスの悪さで銀行と双璧をなす官公庁のサービス見直しなんてことも起こるかもしれません。土日のサービスなんて事が実現する時が来るでしょうか。
 人件費などコストアップにもなりますが、ワークシェアリング方式で、雇用の拡大に繋がるという良い面もありそうです。

さてどうなるか!

200445日月曜日  第1660回  司法解剖

 第1656回で日本の警察などの腐敗振りから自分の身は自分で守るより仕方なさそうと書きましたが、冗談でなくその腐敗振りは救いようの無い所まで進んでいるようです。

 (時事通信)[43111分更新]

 横浜市保土ケ谷区で1997年7月、交通事故を起こした車の中で倒れていた自営業男性=当時(54)=が、保土ケ谷署員に放置されて死亡したと遺族が訴えている問題で、司法解剖を担当した監察医(73)が男性のものとして保管していた臓器片は、横浜地検のDNA鑑定で別人の臓器であることが、3日までに分かった。・・・以下略  

  この事件もスクープで取り上げられたように思いますが、当時も警察は好い加減な対応をするものだと怒りを覚えたものです。 参考、「鳥越さんのあのくさこればい!」第1234
 ところが、その好い加減な対応を隠す為に司法解剖まででっち上げているのですから何をかいわんやですね。
 嘘を隠す為に嘘を重ねる典型的な組織防衛はどうやら日本中の警察の体質として完全に定着しているようです。こんなことがやられているとなると、何を信じて良いのか全く分りません。ここまで腐っていると、もう自浄作用も期待できそうもありません。
 日本を良くしようと警察に入った正義感あふれる人もこんな組織で働き続けることで諦めの境地になってしまうか辞めるしかないのでしょうね。
 是ほど、腐ってしまった組織が犯罪を防止するなんてことが出来ることがおかしいと考える方が自然でしょう。

 4月1日付けの面白い話がありました。

 宮崎学公式ウェブサイト → 本音のコラム → 警察の民営化

いよいよ自分で守るしかない!

200446日火曜日  第1661回  佐藤琢磨さん

 第1658回で触れたところの佐藤琢磨さん遂に5位入賞。これを書いている4日の10時には、ラルフ・シューマッハとの接触でまだ審議中のようです。
 3位入賞の可能性もありましたが、今回はこれで満足しましょう。余り欲をかかない方がいいかもしれません。近いうちに、実現することは間違い無さそうです。楽しみです。

 残念ながら、スカイパーフェクトTVに入っていないので、深夜まで待たないとテレビは見ることができません。
 しかし、年寄りに睡眠不足は禁物です。どうして、地上波で実況をやってくれないのでしょうか。
 と思っていたら、良い方法がありました。

 The Official Formula 1 Website -Live Timing で殆んど遅れることなく途中経過がアップされるのです。
 もちろん画像はありませんが、次々と変る順位やタイムを見ていると結構楽しめます。前回のマレーシアの時は8位入賞かと思っていたら最後に順位が下がったのでどうしたのかと思ったら、エンジンブロウでリタイアでした。映像が見えない分詳細は分かりにくいところもありますが、夜中の録画をみるよりは健康に良さそうです。今年は、これで楽しむつもりです。

 Racing-Live.com-F1Liveですがリアルタイムでは前者にかないません。

 しかし、良い時代になったものです。その内、パソコンで画像もリアルタイムで見ることができるようになるんでしょうね。それより、地上波テレビが実況してくれればそれで良いのですが。

今年は楽しめそう!

200447日水曜日  第1662回  相互批判

 4月になって新聞が面白いことになっていますね。最初、1日の朝日新聞の社説を読んで「あれっ!」と驚きました。読売新聞の社説を取り上げていたのです。

 ・・・略

 新聞の社説はどれも似たりよったりだと思っている方がいるようだ。だが、決してそうではない。イラク戦争のほか、憲法の考え方や首相の靖国神社参拝の是非、日米同盟と国連のありようなど、国の行方を左右するような問題で、各社の社説はしばしば鋭く対立している。・・・以下略

 「どうしたんだろう、最近の人気の無さに開き直ったのだろうか?」と驚かされました。

 それからも、4日の社説

 ・・・略

 メディアが互いに批判し合うことは、言論の自由を基礎とする民主主義社会のためにも大事なことだ。だから、「本質をそらした朝日社説」と題する産経新聞の3日付の社説も謙虚な気持ちで読んだ。・・・略

 5日、産経新聞コラム「産経抄」

 一日付の小欄で朝日新聞の社説(国旗・国歌をめぐる教職員処分)に異議を申し立てたのを契機?に、新聞が相互批判をしている。四日付朝日の社説は「産経社説にお答えする」を出した。面白くなってきた。新聞の論争は大いに結構なことではないか。・・・以下略

 どうやら最初は、産経抄からのようですね。こういうのは面白いですね。第三者の立場では「もっとやれやれ」と言う所です。他人の喧嘩は大きいほど面白いなんてね。
 いずれにしても、全く正反対で分りにくい考えも比較することで分りやすくなることもありそうです。どちらの考えを取るかの選択もできます。
 両方をあわせて自分なりの考えを組み立てることもできそうです。兎に角、どちらかに偏った考えを押し付けられるよりは良さそうです。

さて、どこまで行くのやら!

200448日木曜日  第1663回  待ち時間

 第1659回でリソナホールディングの営業時間延長を取り上げましたが、今度はUFJ銀行が待ち時間を抑えるサービスを始めるそうです。銀行さんも何やら騒がしいですね。

 7日、読売新聞

 UFJ銀行は六日、主要店舗での個人客の待ち時間を六月から原則十分以内に抑える計画を明らかにした。混雑して待ち時間が長くなりがちな全国百視点で、順番待ちを十分以内とすることを宣言し、守れなかった場合は客にタオルなどの粗品を進呈する。・・・以下略

 「タオルなんか貰わなくても良いから客を10分も待たすなよ」と言いたいですね。順番待ちが10分ですから、その後の処理で又待たされることは変わりが無さそうです。
 現実問題として、銀行に行くことなど殆んど無い私にとっては何の影響も無いことなんですが、何故か気になります。
 銀行の目が、少しは個人客に向き始めたと言うことなので喜ぶべきことなのでしょう。こうした、尊大な態度で営業してきた所が、少しでもサービスに目を向けるようになったことが、役所の対応にも良い影響を与えるようなことになれば利用者にとっては歓迎でしょう。
 それにしても、銀行のこの動きは、素直に喜ぶべきなのでしょうか、それとも、何か裏があるのか。どうも、素直に取れない銀行嫌いの私がいます。

暫くは、様子見ですね!

200449日金曜日  第1664回  営業時間延長

 リソナホールディングの営業時間延長、一体何があったんだろうと不思議でしたが、やはり理由がありました。

 8日、読売新聞コラム「金融再生」 第4部銀行員の明日にその謎が明かされていました。

 JR東日本から会長として迎えられた細谷さんの意思が働いているようです。

 ・・・略

 「三時で営業を終えてサービス業と言えるのか」「さんざん待たされるお客様の気持ちをどう思う」
 こんな細谷の問いかけに、行員達は「窓口を開けたままの資金計算は不可能」「試してみたがうまくいかなかった」など紋切り型の言い訳を返して来た。・・・中略

 だが、旧国鉄の民営化改革を担った細谷は、「創意工夫こそサービス業の本来の知恵の出し方」と根気よく語り続けてきた。「お客様中心主義」は次第に浸透し、四月から全店舗で午後五時まで営業時間をえんちょうするところまでこぎつけた。・・・以下略

 「これが今後の銀行業界のデファクト・スタンダードになる」と細谷さんは言っているそうです。
 成る程、こんな背景があったんですね。なんだかんだと言っても、銀行業界のお役所的体質にどっぷりと漬かった内部の人たちには、こんな根本的なことを変えることも出来なかったということのようです。やはり、内部からの改革は難しいのでしょうね。
 細谷さんの言われるように、これが全銀行に定着することを期待したいものです。それにしても、よくやったものですね。その抵抗たるや並大抵のものじゃなかったでしょうに・・・。銀行業界から足をすくわれなければ良いのですが。

大改革です!

2004410日土曜日  第1665回  レオマ

 第1433回で取り上げたレオマ・ワールドが8日に記念式典、11日から営業開始といよいよスタートです。
 瀬戸大橋ブームに乗ってオープンしたゴールドタワー、京阪フィッシャーマンズ・ワーフと経営不振で閉鎖された所がこれで全て再オープンとなったわけです。
 前二社も、全く訪れたことの無い私は再開後はそれ程騒がれることも無く、ひっそりとそして細々と営業しているのじゃないかと感じています。
 それでも、再び閉鎖されること無く続いているのですから、それなりに頑張っているのかもしれません。

 さて、レオマ・ワールドはどうなるのでしょう。経営に一代で冷凍食品の加ト吉を上場企業にまでにした加藤会長が携わることもありその経営手腕に期待したいところです。
 年初から、求人情報誌などにレオマ関連の求人が多くなり、職の無いこの時期香川にとっては久々の救世主にも思えます。
 全国から多くのお客様が集まってくれれば香川も少しは活気付くことでしょう。しかしながら、勝ち組はディズニーだけのこの業界、厳しいものがあるでしょうね。
 やはり、この際、瀬戸大橋の通行料大幅値下げというバックアップが欲しい所です。それだけが望みで、高速道路を無料にするのマニフェストを掲げた、民主党に投票もしてみましたが見事に期待は裏切られてしまいました。何とか、瀬戸大橋を活かして欲しいものです。

何とか成功してもらいたい!

2004411日日曜日  第1666回  RPS

 RPS法と書いてもぴんと来る人はどれくらいいるでしょう。法律なんて縁の無かった私も、未だに未消化でよく分っていません。

 RPSRenewables Portfolio Standard)とは、「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法」(以下、「新エネルギー等利用法」という。)

 私の大好きな太陽光発電に大きく影響する法律であることは確かなのですが、それが実際にどう影響するのかも理解できていません。

 10日、読売新聞 新エネ法1年 「電力会社の購入義務量、普及のカギ将来への位置付け、国全体で議論を」を読んで、少し理解できたような気がします。

 ・・・略

 同法は電力会社に、風力や太陽光など新エネルギーの利用を義務付けた。その発電量を示す「証書」が、国から交付される。自社で達成できない分は、風力発電などの事業者から証書を買う。その購入額が、環境価値への支払いにあたる。
 半面、必要量に達した電力会社は、証書を買い取る必要がない。北海道は風力発電の適地で北電はすでに大手事業者などから風力の電気を年間二億五千万`・h時も買っており、新たに購入しなくても新エネ義務量を達成できる見通し。・・・中略

 結局、新エネが広がるかどうかは、電力会社に義務付けられる量次第といえる。昨年度は供給電力の0.39%2010年度は1.35%となっており・・・・・中略

 風力発電で世界トップのドイツは、日本と異なり、風力発電が成り立つよう、環境価値を含めた電力単価を政府が決め、電力会社に買取を義務付けている。・・・以下略

 ドイツは、既に日本の20倍を越え既に全電力の5%を締めているそうです。やはり、政府の違いですね。
 
アーヘンモデルで太陽光発電も急激に伸びて、日本からのパネルの輸出も急増していると言われています。
 日本政府は将来のエネルギーをどうするつもりか全くビジョンが見えません。どうやら、ここにも利権が見え隠れしているようです。
 日本の将来より、自分の今の利権が大事なのでしょうね。何事も基準が自分の利益ではこの国が良くなることは無さそうです。

好い加減に目を覚まして欲しい!

2004412日月曜日  第1667回  人質事件

 イラクの日本人3人の人質事件は、最初は衝撃でしたが、直ぐにネットで、狂言説が飛び交い始めました。
 
Creative Spaceでは既にどでかいことをおこして有名になるとの予言めいたことが書かれていたそうです。
 その後の、自衛隊を撤退させろとの国内の騒ぎなども、どうも出来過ぎの感が否めませんでした。
 
クライン孝子さんの日記も当初からその疑惑を取り上げていました。その正反対に素直に事件を取り、自衛隊引き上げを主張しているのが同じサイト巡路の五十嵐仁の転成仁語です。

 しかしながら、人の命がかかっているだけに軽はずみなコメントは難しいものがありました。マスコミも、狂言説は全く触れようともしません。
 単純な私も、ネットが無ければ、何の疑いも無くマスコミの報道を信じていたことだろうと思います。

 驚いたことに、一体どうなるのだろうかと、固唾を呑んでいた期限の3日が終わる前に、人質を解放するとの声明が出されました。

 これで、無事解決となれば、一安心です。狂言とすれば、日本政府の絶対に撤退は無いとの強い意思に、これ以上要求すると期限が過ぎてしまい無事開放のシナリオが書けなくなってしまい落としどころが難しくなるので早めの開放を発表したと思うのは考えすぎでしょうか。

 迷惑を掛けたとの謝罪の言葉も無く自衛隊を引き上げろとの要求ばかりで顰蹙を買っていた家族の方達も、開放の声明の後のインタビューで始めて、「御迷惑をおかけしました」と発言していました。やはり、肉親故の、取り乱しだったのでしょうか。

 それにしても、もし、これが狂言だったとすればとんでもないことです。戦後の教育の歪がここまで来たのかという思いです。

真相は!

2004413日火曜日  第1668回  佐藤琢磨さん

 11日、NHK教育「トップランナー」に佐藤琢磨さんが出演。久し振りに勇気を与えられました。

 高校で自転車を始めたが、一人だけで部が無かった為に競技に出ることができなかった。やるからには一番になりたかったので高校三年で自転車部を作ってもらい、高校総体に出場して優勝。
 優勝する為に、競争相手をビデオなどで撮り徹底研究して見事に優勝したそうです。ちょっと、只者ではないですね。
 大学でも自転車をやっていたが、子供の頃からあこがれていた
F1に乗りたくて、19歳の時に雑誌で見つけた本田のドライビングスクールの募集に応募。
 70名の応募者の中で最年長だったし、子供の頃からカートなどで経験を積んで名前もしられている応募者が殆んどだったそうです。
 ところが、採用を書類審査だけで決定するとの説明に、年齢から
F1ドライバーになるには今年が最後のチャンスと考えていた彼は、これでは自分の合格は無理と考え、その場で手を挙げ、面接をやって欲しいと申し入れたそうです。
 そこで、70名の面接が行われ、「どうして、そんなに
F1に熱くなれるんですか」と面接官を呆れさせたほどの面接で、見事に合格したのだそうです。
 そして、合格すれば絶対に自分がトップになれると信じていたように、教官のプロを負かすほどの成績を常に出し、それを足がかりに夢を実現させた。

 この目的を達成するという強烈な意志の強さが短期間にF1ドライバーを実現させたのですね。やはり、これは並みの人間とは桁が違います。
 どうやら、自転車をはじめとしてやるからには一番になりたいと言う彼はトップを狙っているようです。あの強い意志で
F1のトップに上り詰めることも夢ではないかもしれません。
 あの意志の強さは見習わなければと反省。

益々楽しみです!

2004414日水曜日  第1669回  先送り

 第1657回で取り上げたテコンドーの岡本依子選手のオリンピックへの参加の道が開かれて一安心です。本人も喜んでいますが、何となく変ですね。

 と思っていたら、ズバリ核心を突いたものがありました。

 萬晩報 → メディアが伝えないテコンドー・五輪派遣問題の本質 20040412日(月) 萬晩報通信員  成田 好三

 ・・・略

 JOCの決定は、『超法規的措置』によって岡本選手の五輪派遣を認めただけで、問題の本質に対する解決策を先送りにしただけである。・・・中略

 テコンドーに限らず、この国の競技団体の多くは、政治家を会長職に就けている。中央の団体なら国会議員、地方の団体なら県議や自治体の首長である。政治家を会長職に就けない競技団体は例外的でさえある。政治家と競技団体との関係は長く、そして根深いものがある。・・・以下略

 成る程、その通りですね。テコンドーにとっては何の解決にもなっていないと言うことです。
 そして、問題の根源には政治家との相互依存があるということのようです。選手も政治家の票集めの目的に使われるのじゃたまりません。
 政治家の都合でこんな好い加減なことができるのなら、マラソンの高橋尚子さんも超法規で出場させてくれればいいんですがね・・・。国民もマスコミも喜びますよ。
 それにしても、日本人得意の先送りはこんなところでも行われているんですね。何もかにも先送りして、この国はどこへ行くのでしょう。

好い加減にして欲しい!

2004415日木曜日  第1670回  天動説

 地球が太陽の周りを回ろうが、太陽が地球の周りを回ろうが、日々の生活に何の影響も無さそうです。
 自分の目で確認したことも無いが、何時の間にか地球が太陽の周りを回っていると信じていました。やはり、小学校で習ったのでしょうね。

 13日、読売新聞コラム「いずみ」

 小学生の4割は「太陽が地球の周囲を回っている」と思っている・・・中略

 調査は2月、長野市と北海道上富良野町の公立小学校の4,5年生計116人を対象におこなった。・・・以下略

 なかなか強烈な数字ですね。この数字をどう考えるか。生きていく為には何の影響も無いかもしれないとはいえ、常識の中でも基本的な常識とも言えそうな知識が身についていない義務教育って何でしょうね。何となく寂しさを感じさせられます。これが、ゆとり教育の弊害なのでしょうか。

 と言っても、50歳も半ばを過ぎた私も、常識が無いことでは人語に落ちません。常識なんか無くったって生きていけますが、人間の世界では抵抗は強そうです。恥もかきます。それ以上に常識の無いことは寂しいものです。
 もう少し、子供達のことを思って教育してあげて欲しいと思うのは私だけでしょうか。戦後教育がここまで狂っているとは想像もしませんでした。

子供が可哀想!

2004416日金曜日  第1671回  ミスを認める

 第1660回などで何度も警察の組織防衛の酷さを書きましたが、チョッと驚くような記事が小さく載っていました。

 14日、読売新聞

 名古屋地検が時効直前に乗用車の運転者を不起訴にした交通事故をめぐり、死亡した娘さんの母親(名前は省略しました)から出されていた捜査のあり方などについての質問状に対し、愛知県警が初動捜査の不備を認め、謝罪することがわかった。交通事故の捜査で、警察がミスを認めるのは極めて異例。・・・以下略

 この事故は、柳原三佳HP辻野利夫さんの作品集掲示板でも取り上げられています。杜撰な初動捜査により被害者家族が苦しめられたものです。
 徳島の「
隠された真実」と同じように組織を守る為に間違いを認めず、被害者家族を苦しめているという本当に腹立たしい事件と言えます。

 何か裏がありそうな気もしますが、こうして、ミスを認めたということは素直に評価しても良いのかもしれません。
 これが契機となって、組織を守る為の嘘の積み重ねが無くなる事になれば良いのですが、まだまだ、そんな甘いことはないのでしょうね。
 それにしても、こうやって警察に苦しめられている人たちは日本中に一体どれくらいいるのでしょう。想像するだけでも怖いですね。
 兎に角、自分の身にこんな恐ろしいことが起こらないように何とか一生事件に巻き込まれずに済ませたいものです。

運を天に任すしかないのか!

2004417日土曜日  第1672回  助成金

 太陽光発電に関する記事がありました。

 15日読売新聞コラム「生活サーチ」より

 ・・・略

 自己資金は約150万円。財団法人「新エネルギー財団」(東京)の助成を受けた。同じように売電もできる住宅用太陽光発電の全国での設置数は、助成を始めた1994年から昨年9月までで約八万三千件。コスト減や性能向上から年々増えている。・・・以下略

 丁度、今年の助成金も発表になりました。

 財団法人「新エネルギー財団」より

 平成16年度

 太陽電池出力1kWあたり 4.5万円 1件あたりの上限は10kW

 予算額は約52億円

 平成15年度は1kWあたり9万円。予算額は約105億円でしたから半額です。来年度は無くなるとの噂です。
 国は本当にやる気があるのでしょうか。こんなことでは、来年以降の普及が止まりそうです。
 それとも、助成金をゼロにする代わりに
アーヘンモデルレイトインセンティブ方式)を採用すると言うのでしょうか。それなら大歓迎ですが・・・。

 もう一つ気になるものがありました。

 団藤保晴の記者コラム「インターネットで読み解く! → 144回「原発後処理は道路公団以上の無展望」 (2004/04/15)

 何と、原子力発電で生じる使用済み核燃料や廃棄物などの後処理(バックエンド)費用は約18兆8千億円なのだそうです。

 ・・・略

 以上は巨額なツケが表面化する前のやり取りである。バックエンド費用が全体で18兆8千億円にのぼり、しかも隠されていた部分がかくも大きいと知れた今なら、もっとシビアなものにならざるを得ない。・・・以下略

 御多分に漏れず、18兆8千億円では収まりそうも無いようです。どこまで無駄遣いをすれば気が済むのでしょう。

 この18兆8千億円を太陽光発電の補助金に使えば何と約1000万件(金額が大きすぎて桁間違いしそうですが、多分あっていると思います)の住宅に太陽光発電装置を無料で設置できることになります。
 アーヘンモデルの予算に使うと一体どれ程の設置に繋がることになるのでしょう。頭が混乱しそうなのでやめておきます。
 いずれにしても、原発と太陽光発電のどちらを取るべきかは誰が考えてもわかりそうなものですが・・・。

日本の国は何を目指しているのでしょう!

2004418日日曜日  第1673回  腐肉連

 第1628回第1634回でトリインフルエンザの浅田農園の会長と間違えた府肉連浅田満副会長が遂に新聞の一面を飾りました。

 17日、読売新聞

 BSE対策で国が実施した国産牛買い上げ事業をめぐり、業界団体「大阪府食肉事業協同組合連合会」(府肉連)が、外国産牛を国産として偽装して6億3800万円をだまし取った疑いが強まり、大阪府警捜査二課は、16日府肉連元会長の寺島一容疑者(64)ら六人を詐欺容疑で逮捕、浅田満副会長(65)ら五人の逮捕状を取った。浅田副会長は食肉卸大手「ハンナン」(本社・大阪市中央区)の元会長。・・・以下略

 いよいよ、食肉の業界の巨悪が暴かれそうですね。鈴木宗男さんに乗用車を提供していたのも浅田副会長のようです。もっと大きな裏が出て来そうです。
 異常な全頭検査の裏も暴かれるのではないでしょうか。楽しみです。もしかしたら、牛丼の復活も近いかもしれません。

 それにしても府肉連と書こうと「ふにく」と打つと「腐肉」が出てくるIMEはもしかしたら素晴らしい皮肉屋のエディターなのかもしれません。これぞ究極のオヤジギャグですね。

 これで、どこのチャンネルを回しても、イラクの拉致被害者開放のニュースばかりで見る気もしなかったテレビのニュースが変ってくれれば良いのですが・・・。

どうなることやら!

2004419日月曜日  第1674回  人質解放

 イラクの人質2人が解放され、取りあえず犠牲者が出ずに終わったことはひと安心です。
 今回の事件の背景はこれから明らかになってくるのか、それとも闇の中に封印されてしまうのか興味あるところです。

 この事件に対する考え方は真っ二つに分かれましたね。人質の人たちを支援するグループの自衛隊派遣が諸悪の根源であるから撤退すべき説と危険を知りながら言ったのだから殺されても仕方ないとの自己責任説。

 どちらの説も、説得力があり、それぞれに納得させられる所もあるので、甲乙付けがたい所があるように思います。
 しかし、北朝鮮の拉致問題や被害者家族の立ち居振る舞いを考えるとどうしても今回の被害者が余り快く思われていない理由が分かります。そのあたりを鋭く表現しているのが何時もの過激なお二人です。

 殿下さま沸騰の日々『てめーらなめんなよっ!』

 2004/04/16 ()二発目。ピンク家族の語感はやっぱり『カゾク』や。

 ・・・略

われわれは知っている。外国特派員協会でのたとえばこんな直截な質問にすらただ沈黙するしかなかったことを。『このイラク人質家族を支援している人の中に北朝鮮拉致被害者支援を行なっている人がいますか』と。国民が拉致被害者ご家族を『ご家族』と呼び、ピンク家族を単に『カゾク』と呼び捨てにするのは、つまりそういうことである。・・・以下略

 勝谷誠彦の××な日々。

 2004/04/17 () 劣化ウランちゃんの今井クンアメリカン病院はいいの?

 ・・・略

 さきほど「人間の質」と書いた。カメラが回っているにも関わらず口に中でチョコレートだかをもぐもぐやっている女や急に撮影を始める男も同様で更に言えば解放が決まった時に新たに捕まった2人への言及も配慮も一切なくはしゃぎまわる方々についても私は同様な感想を抱く。思い出してみたまえ。北朝鮮拉致被害者のそれぞれの生死を家族に日本政府が言い渡した時生存が確認された家族は喜ぶどころか死亡と言われた家族のために泣いた。日本人には二種類あるようだ。

 国家の救済も無く何十年も苦しんできた北朝鮮拉致被害者家族の方々と、政府をここぞとばかりに非難している今回のイラクの被害者の関係者達の違いが良く分かります。
 北朝鮮の被害者に思い及ばない人たちがイラクの被害者達を支援していると思われるのは何故でしょう。 
 特に、北朝鮮の脅威から日本を守ってもらう為にやむなく自衛隊をイラクに派遣した背景を忘れているのか無視しているのか。

何かありそう!

2004420日火曜日  第1675回  横田夫妻来香

 18日の朝、ネット巡回途中、何時もの順路の掲示板で驚くものに目が止まりました。

 明日の集会の告知として17日の夜中付けの書き込みにこんなものがありました。

 ●横田夫妻、西岡力氏講演会●

ウェーブニュースサロン特別講演会

演題:横田夫妻、西岡力「北朝鮮による日本人拉致25年の真実」

時間:13:30〜

場所:香川県県民ホール・アクトホール

 「え〜っ!今日、横田さん夫妻が香川に来るんだ」

 全く知りませんでした。「う〜ん!これは行くべきだ」と直ぐに思いました。と言いながら、結局は行動しませんでした。我ながら優柔不断を恥じるばかりです。
 それにしても、私がネットで当日の朝に気が付いたくらいなのですから、それほど事前に告知がされていたとも思えません。
 自分が行かずにおこがましいのですが、どのくらいの人が集まったのだろうかと心配しました。せめて、ホールを一杯にするくらいは集まって欲しいものです。

 気になって、18日の地元のテレビニュースも気をつけていましたが、取り上げている物を見つけることはできませんでした。

 19日の読売新聞の香川版にも取り上げられていませんでした。しかし、流石に四国新聞が取り上げていました。

 19日、四国新聞

 横田さん夫妻が高松で講演−拉致問題  2004418

 北朝鮮による拉致被害者家族会代表の横田滋さんと早紀江さんの夫妻が十八日、高松市玉藻町の県民ホールで講演、一九七七年に拉致された娘めぐみさん=当時(13)=について、「北朝鮮は死亡したと言うが到底信じられない」とし、めぐみさんらの救出に向けて「どうか拉致問題に関心を持ち続け、見守ってほしい」と訴えた。・・・中略

 横田さん夫妻が拉致問題で県内を訪れるのは初めて。

 どれくらいの人が集まったのかには触れていませんでした。ということは、それ程集まらなかったのかもしれません。
 初めて香川を訪れたご夫妻が落胆されたのじゃないかと心配します。全国を飛び回って大変だろうに、それに比べて、休みの日に外出することをためらってしまった自分がつくづく情けない。

反省!

2004421日水曜日  第1676回  人質帰国

 イラク人質事件の3人、いやにおとなしいですね。国民の大多数の反発が効いているのでしょうか。

 それにしても、ネットって本当に面白いですね。今回のこの事件に関しても、賛否両論、その主張の正反対振りには興味津々です。

 特に、次の二つのHPは同じことが全く違った視線で書かれています。

 五十嵐仁の転成仁語

 ・・・略

 すべては、ブッシュ大統領の愚かなイラク攻撃と、それに対する小泉首相の追随から始まりました。2人の外交官が命を落とし、5人の方が狙われたのはこれらの方々自身の責任ではありません。すべて日本政府の政策の結果であり、小泉さんの責任です。・・・以下略

 林道義のホームページ → 寸評

 ・・・略

 イラクでの人質三人が無事解放された。ひとまずよかったとは思うが、私はなにか割り切れない思いだ。どこか筋書きどおりという気がする。最初から自作自演だったとまでは言わないが、ある時点からは筋書きが描かれていたように見える。三人はいろいろな意味で、いろいろな勢力に利用されたし、されているし、これからもされるだろう。そのことは後で書く。・・・略

 面白いですね。

 今回の事件では、林さんの方の意見が大勢を占めているようです。

 殿下さま沸騰の日々『てめーらなめんなよっ!』

 勝谷誠彦の××な日々。

 クライン孝子の日記

 など、私の何時もの順路にもこの説が大勢を占めています。

 私の考えも、北朝鮮拉致事件の表面化以来こちらに傾倒しています。大勢に流されているのかもしれませんが、心情的にはこちらの肩を持ちたくなります。

 金正日が中国をこそっと訪れています。やはり、中国はおかしいですね。中国へのODAを何とかやめて欲しいものです。
 どうしても、この北朝鮮の拉致問題が片付かない限り、アメリカの力を借りるしかなさそうです。そのための自衛隊派遣であることを自覚しているかどうかが今回の事件に対する考え方の違いになっているように思います。
 北朝鮮の拉致が無ければ、今回のイラクの人質も全く違った評価を受けたのじゃないでしょうか。

全ては拉致問題の解決にかかっている!

2004422日木曜日  第1677回  歩行者傷害軽減ボディ

 第1567回で取り上げた歩行者障害軽減ボディが現実のものになるようです。

 21日、読売新聞

 ・・・略

 来年9月以降に発売される新型車には、衝突時に歩行者の頭などに加わる衝撃を緩和する軟らかな材質や、衝撃吸収構造のボンネットの装着が義務付けられる。・・・中略

 車高の低いスポーツカーや、悪路走行を想定したスポーツ用多目的車(SUV)、構造が複雑なハイブリッド車などは、対策が難しいことから、2007年までは新基準の適用外。現在販売中の乗用車も2020―12年まで適用が猶予される。国土交通省によると、昨年一年間の全国の交通事故の死亡者数(7702人)うち、頭部に致命傷を受けた歩行者は1307人。全ての対象車両が新基準を満たしていれば、死者数は約100人減っていたと試算している。

 お国も、少しは考えているということでしょうか。少しでも犠牲者が減少することは歓迎です。
 しかし、それ以上に事故が起きないような交通体系を目指して欲しいと思うのは私の我儘でしょうか。
 事故が起きても被害が少なくて済むことも大切ですが、路面電車などの公共交通とクルマの減少、クルマと人の分離など根本的な事故減少の方にも積極的に取り組んで欲しいものです。
 国民も、クルマを買う金があるのなら、太陽光発電装置を付けた方が余程地球と財布にやさしいと思うのですが、誰もやりませんね。
 クルマの魅力もあるでしょうが、それ以上に、クルマがないと不便な社会になってしまっているということなのでしょう。

どこかで方向転換が必要!

2004423日金曜日  第1678回  分離信号

 昨日に続いて、交通事故関連です。同じく読売新聞22日に第1170話で取り上げた分離信号についての記事がありました。

 コラム「くらし 家庭」 子どもたちは 事故のないまちに

 ・・・略

 警察庁は2002年、全国百か所の交差点で半年間、歩車分離式信号のモデル運用を行った。事故は四割減り、渋滞も減ったことから、「歩車分離式信号に関する指針」を作り、2003年度から推進していく方針を打ち出している。・・・以下略

 昨日に続いて、お国を少しは見直しました。こういう風に良いとおもわれることはどんどんやって欲しいですね。願わくば、無駄な公共工事を見直して、こうしたことを全国一斉にやって欲しいものです。こんな公共工事をやることに対する反発は殆んどないと思う私は甘いのでしょうか。

 それにしても、事故で子供さんを亡くされた親御さんの立ち上げられたHPがやっと報われようとしていることに喜びを感じると共に、始めたといえお国の対応の遅さにはがっかりしますね。
 しかし、歩みは遅々としているといえども、お国の中にも国民の方に眼を向けている人たちがいることは間違い無さそうです。きっと、そうした人たちも地位が上がるにつれ保身に走るようになるんでしょうが、そうした流れが変ってくればこの国も良い国になりそうな期待はあります。

そんな時代は来るのでしょうか!

2004424日土曜日  第1679回  てんぷら

 世間では、「天ぷら」といえば、野菜や魚を小麦粉を水で練ったものに漬けて油で揚げたものですが、香川生まれの私にとっては、それは「あげもの」と呼ばれているものでした。
 そして、「天ぷら」といえば、蒲鉾やちくわと同じ魚の練り製品で平たくて長方形のものでした。これが、又、美味い。子供の頃のささやかな夢が、この天ぷらを腹いっぱい食べてみたいと言うものでした。

 22日、読売新聞 四国紀行  讃岐てんぷら として、紹介されていました。

 海に囲まれた四国には、地域ごとに魚のうま味が詰まった練り製品があり、それぞれに郷愁を誘う。香川県の「讃岐てんぷら」も、日々のおかずから婚礼の引き出物まで、なくてはならない一品。コシがありながら刺身のような新鮮さが身上の讃岐てんぷらは、約120年前、魚屋の「まかない料理」から人気を集めた。・・・以下略

 「讃岐てんぷら」として取り上げられていたのは「うえ松」ですが、香川でも西讃の私には観音寺市の福弥です。
 第一、「讃岐」なんて付けません。「てんぷら」だけで充分です。子供の頃には、素うどんにこれを載せれば、御馳走だったものですが、最近は関東の「天ぷら」が幅を利かせているようです。尤も、ダシに溶けた衣も大好きですが・・・。

 検索してみたら、京都・舞鶴かまぼこ嶋七がありました。京都にも同じようなものがあるんですね。どうやら、関西では「てんぷら」と言えば練り製品の方が本来のようです。

 香川ではありませんが同じ天ぷらでお勧めは、宇和島のじゃこ天。これを火であぶったのは美味いですよ。
 大阪での単身赴任の時、これをスーパーで見つけた時は、嬉しかったものです。かなり頻繁にお世話になりました。

子供のときの食べ物は一生ついて回ります!

2004425日日曜日  第1680回  AP BANK

 坂本龍一さん達が銀行を作ったというテレビニュースがありました。最初は、何の興味もありませんでしたが、太陽光発電などに融資すると言っているじゃないですか、早速検索してみました。

 BEATRIP STYLE

2004224[ECO]アーティストパワーバンク発動

 坂本龍一や桜井和寿(ミスチル)小林武史(マイリトルラバー)らが参加し、理事に田中優氏(未来バンク事業組合)、日高正博氏(スマッシュ)を迎えて設立されたアーティストパワーバンク(AP BANK)がいよいよ、この春に融資プランの募集を始めます。(融資案件としては、風力発電、太陽光発電、バイオマス発電といった自然エネルギー事業に対応していく見込み) ナニがスゴイのか?って。ただ銀行に預けるのではなく、参加しているアーティスト達が、自分たちの望む社会の実現の為に活用しようと、このアーティストパワーバンクに預金して、この預金が、太陽光や風力発電施設建設を考える個人や市民団体、自治体に年1パーセント程度の低金利で融資される。・・・以下略

 何だか面白そうですね。 アーティストバンクを検索してみました。

 apbank

 5月1日からネットで融資プランを募集、審査して融資を決定するということのようです。1%の金利だったら、個人で借りて太陽光発電を設置すれば、ローンで設置するよりずっと有利ですね。しかし、果たして、簡単に、個人に融資してくれるのでしょうか。

 それにしても、面白いことを考えますね。日本中の金持ちがこの銀行に預金してくれれば、日本中の屋根に太陽光発電装置の設置という夢のような話も実現するかもしれませんね。

そんな金持ちはいないだろうなぁ!

2004426日月曜日  第1681回  地域通貨ソルト

 地域通貨も大分認知されてきたようです。第1598回の読売新聞に続いて

  24日、朝日新聞 天声人語 に取り上げられていました。

 ・・・略

 まず、名前が面白い。温泉の町、大分県別府市で住民グループ「アチチ中央銀行」が発行するのが、「湯路(ゆーろ)」である。群馬県には「しるく」、岩手県には「わらび」があり、茨城県には「ガマの油」からの「ガマール」、と名物や特産品にちなむ独特の命名が、ほほえましい。・・・中略

 本物のお札を発行している日銀も温かく見守っている。昨夏、福井総裁は「新しい価値を生み出し、地域社会の発展につながる」と述べて、歓迎の意を表した。総務省も今春から、地域通貨のシステムモデルづくりを始めた。・・・以下略

 国も認めているんですね。総務省が乗り出してくることが良いかどうかはわかりませんが、自治体が主体となって広めることは増えそうですね。

 実を言うと、以前から坂出市の通貨の名前を密かに考えていました。第1359回でも書いたように坂出は塩の産地だったことから「ソルト(SALT)」しかないと思っているのです。
 しかし、全国の名前も名物や特産品から採られているのが多いということは、所詮、考えることは誰も同じということのようですね。

こりゃ、考え直した方が良いかな!

2004427日火曜日  第1682回  F1

 長かった3週間、待ちに待ったF1第4戦サンマリノGPの結果。佐藤琢磨さん最後に来てエンジンブローでストップと残念な結果でした。

 第1661回でも書いたように夜中の放送を待つ元気は無かったので、The Official Formula 1 Website -Live TimingRacing-Live.com-F1で画像の無い中継でチェックです。
 それに、
Yahoo掲示板のF1 生放送実況する会への書き込みもチェック。これで、テレビでなくてもリアルタイムで楽しむことができました。

 得意のスタートで一気に4位に付けたところまではよかったのですが、その後はずるずると後退、8位を確保したまま終盤に、そして、エンジンブロー。
 なかなか、結果がでませんね。早いうちに成績を出しておかないと、バッシングで苦しくなりそうです。
 あの強烈なプラス思考を持つ琢磨さんですから、必ず結果を出してくれるとは思いますが、気がもめますね。
 

 イチロー選手も両松井選手の陰に隠れて報道も極端に少なくなっているし、成績ももう一つです。
 私の元気の元である二人がこれで終わることは無いはずです。ここはじっと我慢の時か。
 2週間後、
57日の第5戦スペインGPを期待しましょう。

二人とも頑張れ!

2004428日水曜日  第1683回  キャパシター

 太陽光発電に興味を持っている人は多いが、いざ、実際に設置するとなるとまだまだその値段の高さに躊躇するようです。
 100万円くらいに下がってきたら、爆発的に広まりそうな雰囲気はあります。果たして、そんなときは来るのでしょうか。
 もう一つ、意外と盲点になっているのが、夜や停電の時に使えないと言うことです。停電の時には停電用のコンセントが一つ使える様にはなっていますが、それも、全部の電気を賄えるわけでなく、当然夜も使えません。
 太陽光発電が、本当の意味で地震などの緊急時にも役に立つ為には、やはり、バッテリーが欲しい所です。そのためにも、ここでも何度も取り上げたキャパシターが一日も早く使えるようになって欲しいものです。

 第1638回のナノゲートキではないですが、電気二重層キャパシターの方に動きが出てきたようです。

 27日、NIKKEI NET より

 次世代蓄電システム、今夏から量産・オムロンなど

 オムロンと三井物産は26日、次世代の蓄電システム事業に参入すると発表した。研究開発ベンチャーのパワーシステム(横浜市、山岸政章社長)に資本参加し、オムロンの事業所内に工場を設けて今夏に量産を始める。オムロンの量産技術でコストを削減、三井物産のネットワークを活用して搭載製品を増やし2007年度に100億円超の売上高を目指す。・・・中略

  電気二重層キャパシターという次世代蓄電システムは短時間に大電流を充放電でき寿命も長い。パワーシステムは現在、岡村研究所(横浜市、岡村廸夫代表)が開発した高性能キャパシターを年1万個生産し、ハイブリッド車などに搭載が始まっている。 (20:00)

 いよいよ、大手が出てきましたね。これで、日本電子のナノゲートの方も弾みが付くことになりそうです。
 太陽光発電とキャパシターで日本が世界のエネルギー大国になる日も近いかもしれません。
 こんな素晴らしい素材が身近にあるのにそれを活かそうとしない日本政府は何を考えているのでしょうか。

不思議です!

2004429日木曜日  第1684回  藤田田さん

 第677話第1247回などで取り上げた日本マクドナルドの創業者藤田田さんが亡くなられましたね。78歳。

 27日 NIKKEI NET より

 ・・・略

 20002月からは平日にハンバーガーを半額で販売するなどの新戦略を展開。デフレ下でも業績を伸ばし、017月には店頭(ジャスダック)上場を果たした。・・・中略

 だがBSE(牛海綿状脳症)騒動や半額セールの打ち切りで業績が下降。023月に会長兼CEOに就くが、同年12月期には連結最終損益が赤字に転落し、033月に退任した。・・・以下略

 あれ程の成功をした経営者の、絶頂期から業績悪化による退任とそのあまりの変化に驚かされましたが、本人の気持ちはどうだったのか聞いてみたかったのは私だけでしょうか。
 しかし、あれだけ、あっさりと退任したのはやはり衰えを自覚していたのかもしれません。常に店を回る現場主義を貫く体力の衰えを自覚したからと言われているように、いかな名経営者もやはり歳には勝てないということなのかもしれません。何となく、ダイエーの中内さんを思い出してしまいます。
 こうしてみると、どんなに成功した人も衰えはやってきます。成功してきただけに自分の衰えを認めることは難しいのでしょう。やはり、人間の引き際というのは難しいものですね。
 例外はあるかもしれませんが、そうした成功者以上に体力気力が勝る有能な人がいるとは余り思えません。

そう思いませんか、政治家さん!

2004430日金曜日  第1685回  女性主役

 高橋尚子さんさえオリンピック代表になれなかったほど、日本の女性の層が厚い。あらゆる場面で日本の女性の元気が目立つようになってどれくらい経つでしょうか。
 ジェンダーフリーなど行き過ぎた面も目立つこともありますが、それも、女性の元気の表れかもしれません。

 そんな女性の強さを象徴するような記事がありました。

 28日、読売新聞 スポーツ 女性主役の波

 1928年のアムステルダム五輪で人見絹江が男子42人に対してたった一人の女子選手として参加して始まった日本女子選手の五輪参加数がアテネ五輪(8月13日開幕)で、史上初めて男子の数を上回ることが確実となった。・・・以下略

 ちなみに全体では女子選手の割合が44%になる見通しだそうです。世界の中でも日本が先行しているようですね。
 メダルの数は既に前回のシドニーで女性の方が多かったそうですから、こうなることは必然だったのかもしれません。
 男子の不甲斐なさを嘆くべきか、それとも女性の元気を喜ぶべきか、難しい所ですね。イチロー選手や佐藤琢磨さんのように海外で活躍する男子プロの増加など、男子も頑張っていますが、全体としては女性の元気に圧倒されている感があります。
 いよいよ、女性主導の時代が始まる予兆でしょうか。政治・経済の閉塞感を根本的に変えるために、この女性パワーが生かすべき時が来ているのかも。

そのパワーを改革に!

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