団塊の世代の部屋
(63) ホーム 団塊 分類 前 次 下
2004 年10月1日金曜日 第1839回 電気自動車 |
原油が1バレル(159g)50ドルを越えて史上最高値になったそうです。果たして、これからもっと上がるのか、それとも一時的なものか。 しかしながら、埋蔵量から言えば、いずれは値上がりするのが当然なはずです。誰もが分っていながら、自分の時代にはそこまで行かないだろうと無理やり楽観視して、敢えて考えないようにしていると言えば言い過ぎでしょうか。 そうは言いながらも、ガソリンの値上げは諸に生活に影響しています。いよいよクルマに乗るのも考えなければならなくなりそうです。 国も、もうそろそろ本気になるべきときが来ていると思うのですが、そんな動きは見えませんね。 そうした中、市場には面白い自動車が出てこようとしているようです。 市民のための環境学ガイド → メガ・シティーの環境問題 09.25.2004 より ・・・略 9月14日、COMSなる一人乗りの電気自動車に乗る機会を東京電力から与えられた。すぐに買うか、と言われたら、まあちょっと待つ、というのが本音ではあるが、将来の都市内交通の可能性を見た思いであった。・・・以下略 COMS ゴルフ場のカートのような感じですね。燃費は軽自動車よりかなり経済的なようです。確かに今すぐに乗ろうとは思いませんが、交通体系さえ整備されれば、使い良さそうです。 こういう時代が早く来なければ! |
2004 年10月2日土曜日 第1840回 新幹線 |
昨日何も知らずに、新幹線に触れましたが、何と、1日は新幹線開業40周年だったんですね。 1964(昭和39)年10月1日といえば、今や57歳の小父さんも高校生でした。初めて自分の目で見たのは大学生になったときだと思います。そんなに長い間走っているんですね。 Nikkansports.comより ・・・略 東海道新幹線は64年の東京五輪が開会する直前に開業し、これまで41億6000万人が乗車。最近では1日当たり約36万人が利用するが、脱線などの事故は1件も起きていない。1本当たりの平均遅延時間は03年度、わずか0.1分にとどまったという。 第1809回でも取り上げたように、新幹線の素晴らしさは、一度に多くの乗客を乗せることが出来、スピードと正確さが売り物ですが、何と言っても、事故の少なさが一番評価されるべきでしょう。 そして、今、環境に優しいということこそが注目される所です。どう考えても、この新幹線が公共投資の象徴として嫌われ、未だに九州から北海道までさえ通じていないということは余りにも勿体無いと思います。 こんな素晴らしいものが身近にあるのに、それが利用されないのは、政・官・財がよってたかって新幹線を食い物にしたことで、余りにもコストが高くなってしまったということでしょう。 しかしながら、高速道路など他の公共事業以上に象徴的に取り上げられたことこそが新幹線の悲劇であり、日本の国の損失と言えば、言い過ぎでしょうか。 今からでも遅くないと言うより、道路優先から公共交通優先への転換こそが日本の進む方向であることは間違いないと思います。 早くやらなければ! |
2004 年10月3日日曜日 第1841回 イチロー選手 |
とうとうやりましたね。本拠地での最後の三試合に記録の達成をかけて臨みましたが、初打席でタイ記録達成。3回の2打席目に新記録達成。 もしかしたら、流石のイチロー選手もプレッシャーに負けて記録達成が出来ないこともあるかもしれないと、腹をくくって見ていましたが、見事に予想を裏切って早々に達成してくれました。 新記録達成で一塁ベースに立ったとき、イチロー選手がベンチ方向を見て目を見開いて驚いたようでいて嬉しそうな顔を見せたので、「どうしたのかな?」と思ったら、チームの全員が祝福の為にベースに集まってきていたのです。ポーカーフェイスのイチロー選手も流石に嬉しそうで、見ているこちらも思わずジーンと来てしまいました。 その後、スタンドで観戦中のジョージシスラー選手の娘さんやお孫さん達と握手して祝福されるという粋なシーンもありました。 このあたりの粋な計らいというのは、大リーグならではなのでしょうか。 ゲーム後のインタビューで「自分にとって、これまでの野球人生で最高の瞬間でした」の言葉に、やはり嬉しかったんだなぁと確認させられると共にプレッシャーの重さが感じられました。インタビューで涙をこらえているように見えたのは私だけでしょうか。 それにしても、前半の不調から、この大記録を誰が予想できたでしょうか。イチロー選手ももうこれまでかと半ば覚悟していただけに、この活躍は本当に嬉しい誤算でした。 待ち遠しいですね! |
2004 年10月4日月曜日 第1842回 打撃フォーム |
テレビ・新聞・ネットはイチローで満載です。今日一日はイチロー選手に浸らせてもらいましょう。何と言っても、もう一試合で来年まで見れないのですから。 半日かけて、ネット巡回やテレビ・新聞と色んな場面を見たり、記事などを読みました。印象深い場面やコメントにこみ上げるものをぐっとこらえたりしましたが、一番印象に残った記事は、3日、読売新聞のコラム「スキャナー」でした。 オリックス時代からイチロー選手の打撃フォームの解析を続けている中京大学体育学部の湯浅景元(かげもと)教授(スポーツバイオメカニクス専攻)の分析だそうです。 イチローの秘密 目の上下動わずか2a ・・・略 新打法 昨年と今年のバッティングの最大の違いは、体の中心軸のひねりが小さくなったことだ。これは、肩や二の腕を動かす「上肢帯」(肩甲骨と鎖骨)の動きが増えたことにより、ひねりの必要性が少なくなったため。上肢帯の動きとは、打撃の場合、テークバックなどの水平移動などを指す。つまり、回転で得ていた初期エネルギーを、上体の後方への移動で得ることに切り替えたわけだ。始動時のひねりが小さくなっても、テークバックがしっかりしていれば、打球は飛ぶ。 0.05秒長く 頭が自然に動いてしまうひねる動作が小さくなったことで、打撃動作を開始するまで、0・05秒以上ボールを長く見られるようになった。時速150キロの投球は、投手の手を離れると約0・4秒でキャッチャーミットに収まる。0・05秒強とはいえ、新たに生まれた余裕は、それだけ適切な打ち方を判断する時間を作り出した。 また、水平移動から動き始める新打法は、構えからインパクトまでの目の上下のずれも小さくした。昨年までは、目の上下動は7センチ。今年はわずか2センチ。長距離打者の場合、ボールを下からたたいた方が飛ぶため、体も下がり顔の位置も下がる。そのため、バリー・ボンズ選手(ジャイアンツ)が17センチ、松井秀喜選手(ヤンキース)は20センチとなっている。・・・以下略 ただでさえ、動体視力が優れていると言われるイチロー選手がこんな打法を身につけたとしたら、これぞ鬼に金棒(古い!)です。 この打法と、第1836回で取り上げた大リーグのスター選手達にも動じない自然体があればもう怖いものはありません。 4割は狙わないと言うイチロー選手が密かに狙っているのは、どうやら300本安打ではないでしょうか。4月から9月まで毎月50本安打で300安打です。8月の末までに250安打は、今年のぺースで、4月と6月が50本なら達成ですから、彼にとって不可能とは言えません。 そうなれば、4割は自然に達成しているでしょう。何とも恐ろしい数字ですね。可能性が見えるだけに楽しみです。 益々、来年が待ち遠しい! |
2004 年10月5日火曜日 第1843回 イチロー選手 |
4日は、最後の日なので、朝5時からの実況を見ました。もちろんイチロー選手です。今日も2安打でトータル262安打としました。 最後の打席をヒットで終えました。これで、来年の開幕まで半年の間あのバッティングを見ることが出来ないのです。半年の辛抱は長いですね。 それにしても、どうしてこれだけ夢中になれるのか我ながら不思議です。しかし、それは、私だけでは無いようです。 今朝のテレビで、元マリナーズの広報で今は地元の新聞の記者で、イチロー選手の入団の時からずっと彼を見てきたという人の「イラク戦争などで重苦しい政治が続くこの世界で、イチロー選手のヒットが人々の心を軽くしてくれる。」というような言葉を紹介していました。 その通りですね、私など、どれだけ彼の活躍に心を軽くさせられたことでしょう。そんな人が世界中にどれだけいるかを考えると、自分の仕事が世界中の多くの人を元気付けることが出来るイチロー選手は人間と生まれてこれほどに冥利につきることはないでしょうね。 反省! |
2004 年10月6日水曜日 第1844回 イチロー選手 |
イチロー選手の話題ばかりで申し訳ないので、もう書かないつもりだったのですが、5日の朝のテレビでのインタビューで興味深い話をしていましたのでこれはどうしても書かざるを得なくなりました。 第1842回でも触れたイチロー選手のずば抜けた動体視力は訓練の賜物のようです。 イチロー選手によると、小学校3年の頃から、通り過ぎる自動車のナンバーを見て、4桁の数字の足し算をすることを始めたのだそうです。 第838話で書いた速読を思い出します。 線路の枕木を見る訓練は聞いたことがありましたが、車のナンバーは初めてでした。それも足し算するのですから、頭の訓練にもなりますね。 軟弱者には堪えます! |
2004 年10月7日木曜日 第1845回 幸せになるべき |
昨日は、イチロー選手との格差に自分の不甲斐なさをおもいましたが、同じ5日の読売新聞のコラム「時代の証言者」にも考えさせられました。 第1829回でも触れた妖怪漫画水木 しげるさんのものです。 タイトル 「人間、幸せになるべきだ」として ・・・略 サラリーマンの大半は、幸福になる努力が足りない。まずにおいをかいで、幸せの方向をちゃんとつかんで、階段を上がるようにしないといかんです。幸せにつながらない階段をあがっちゃだめですよ。・・・中略 幸福供給量は今が一番多いんじゃないですか。問題はそれを個人がどう吸収するかです。あたふたしているうちに一生が終わるという感じでしょう。・・・中略 日本では、考えないで世間のするとおりにしていると、なかなか幸福にはなれない。 一人一人が幸福のためのルールを持つべきです。人間は幸せになるために生まれたんですから。(おわり) 「幸せになるために生まれた」は今の私には堪えます。「あたふたしているうちに一生が終わる」もズバリ当たっていると思います。 「つりばか日誌」の「ハマちゃん」が、奥さんにプロポーズした時の言葉、「あなたと結婚したら、あなたを幸せに出来る自信はないが私が幸せになる自信がある」を思い出してしまいました。 根本的に、人生に対する考え方が違うのかもしれません。こういう、あくせくしない、余裕を持った人生を目指すべきなんでしょうね。 凡人には難しいかも! |
2004 年10月8日金曜日 第1846回 いわゆる |
このHPの中で、私が良く使う言葉に、所謂(いわゆる)があります。何となく硬苦しくてあまり使いたくは無いのですが、他に言葉も知らないのでどうしても使ってしまいます。 7日の読売新聞コラム「日めくり」が「いわゆる」を取り上げていました。 ● いわゆる ―― 世に言う 「生きた化石」 漢文の「所謂」を訓読するために用いられた言い方。「所」は受身を表し、「謂」は「言う」こと。「(世間一般で)言われている」の意味だ。 もう一つ理解できませんが、古いことには間違い無さそうです。だから、堅苦しさを感じるんでしょうか。 これからも宜しくお願いします! (* この検索がもう一つ上手く動かないのですが、どなたか教えてもらえないでしょうか。検索されたページに飛ぼうとしたら「ページが見つかりません」に飛んでしまうのです。解説に従ってソースの書き換えも色々やってみましたがうまく行きません。) |
2004 年10月9日土曜日 第1847回 国民栄誉賞 |
小泉内閣もこりないですね、 第776話でも取り上げた国民栄誉省を又しても、イチロー選手に断られたようです。流石は、イチロー選手です。一度ならずも二度までも良くやってくれました。名球界入りはどうするんでしょうね。こちらも気にかかります。 8日、朝日新聞より ・・・略 84年ぶりに米大リーグの年間最多安打記録を塗り替え、3年ぶりの首位打者を獲得したシアトル・マリナーズのイチロー(本名・鈴木一朗)選手(30)が、首相官邸の国民栄誉賞授賞の打診に対し、「まだまだ未熟者ですから」と辞退していたことが、7日わかった。・・・以下略 前回、 玉木さんが、相手が受けると返事してから公表すべきと指摘していましたが、又しても同じ轍を踏んでいます。噂では、オリンピックを狙っていたようですが、余りに金メダルが多くて、絞り込めなくなったので、イチロー選手に目をつけたと言われているようです。全く、自分の人気意外には興味が無い小泉さんの面目躍如ですね。 それにしても、拉致被害者を完全に見捨てたと思われる小泉さん、いい加減に国民を甘く見るのはやめた方が良いんじゃないですか。 国民栄誉賞に騙されるような国民はもういませんよ。そんなことに気を使うより、拉致問題を解決する方が先決でしょうし、名前も残せますよ。 とんでもない首相です! |
2004 年10月10日日曜日 第1848回 トラック輸送 |
9日の読売新聞に 社団法人全日本トラック協会が10月9日はトラックの日として、「もう限界!!」と題した1ページ全部の広告を出していました。 わが国の物流の90%以上を担っているのはトラック輸送です。 ようするに、運賃を上げて欲しいと言うことのようです。トラック業界は経営環境もそうですが、外から見るだけなので実際はどうかは分かりませんが、従業員の労働環境も良さそうには思えませんね。 会社・従業員・環境・安全と多くの面で問題のあるトラック輸送が物流の90%以上を担っているということ自体を見直すべきときが来ていると言えば、言い過ぎでしょうか。 第704話のJR貨物での「日本国内の貨物輸送の53%をトラックに頼っている」との数字が合いませんが、兎に角、トラック輸送に頼りすぎていることに問題があることは間違いないはずです。 第1446回などでも取り上げたように、日本政府もトラックを減らしたいとの考えはあるようですが、相も変らず、根本的な対策を打ち出すことはしないようです。 いずれにしても、もう一度、鉄道を主体とする交通体系を考えることが必要でしょう。本当に無駄な公共投資や中国などへのODAを止めれば、貨物用の新幹線を通すくらいのことは今の日本なら簡単に出来ると思うのは私だけでしょうか。 国民の為の政治を! |
2004 年10月11日月曜日 第1849回 佐藤琢磨 |
早々と終わってしまったイチロー選手のシーズン。あとは佐藤琢磨選手しかありません。 予選 2回目は4位でした。もう少し上を期待していたのですが、文句は言えないでしょう。PM2:30いよいよレースがスタート。何とか、表彰台に上がって欲しいとモニター画面に釘付けでした。しかし、何時もながら、映像がなくてもこれだけドキドキできるのですから、我ながら笑ってしまいます。 残念ながら、4位でした。後一歩で表彰台に届かずでした。しかしながら、4位で不満を感じさすのですから、たいしたものです。イチロー選手の一試合一安打のようなものですね。 さて、いよいよ残る所はブラジルGPだけになりました。後2週間で、私のシーズンも終わりです。来年まで長いですね。 待ち遠しい! |
2004 年10月12日火曜日 第1850回 新潟港 |
拉致事件は小泉さんのやる気のなさで完全に停滞してしまっていると感じるのは私だけではないと思います。 それも、これも、国民のレベルの低さがそうさせるのは間違いないところでしょう。 11日のお昼のテレビニュースを見ていて、複雑な気持ちになりました。あの、万景峰号が相も変らず我が物顔で入港する新潟港に、アメリカ海軍のイージス艦が寄港したのに対して、入港反対のデモをしている人たちがいるのです。集まっていた人たちは、所謂、 プロ市民と言われる人たちや社民党の県議などが主体とのことでした。確かに、自分達の考えでやっているのですから、それに対してどうこう言うつもりはありませんが、あの人たちは、拉致問題を非難する為に万景峰号に反対のデモをしたことがあるのでしょうか。もし、そんなことをしたことがないと言うのなら、あの人達の戦争反対や人道の為などという言葉は、全くの嘘ではないでしょうか。 同じ港に、人道に反する2隻の船が寄港して、片一方だけに反対のデモを行う根拠は一体何なんでしょうか。胡散臭さを感じるのは私だけでしょうか。 考えすぎでしょうか! |
2004 年10月13日水曜日 第1851回 イチローへの手紙 |
イチローのパネルを作ってヒットの記録までのカウントダウンをやって盛り上げてくれた19時のNHKニュースが、 11日にも、シーズン終了後のイチロー選手へのインタビューをやってくれました。この番組の誰かがイチロー選手の強烈なファンなんでしょうか。バッティングでは、オールスター後に背筋を伸ばして、スタンスを狭くしてオープンにした。その結果として、バットが寝るようになったと言っていました。やはり、何かを掴んだようです。来年はやはり300本があるかも・・・。 イチロー選手がプロに入るとき、親戚の人たちに、「殆んどの人が2軍で終わるのだから、お前も出来るはずがない」と言われたのだそうです。 イチロー選手にしてそうだったんですね。そこで諦めていたら今はなかったということです。やはり、意志の強さでしょうか。恐れ入ります。 それにしても、プレーを見ることが出来ない今、こうやってテレビで取り上げてくれると嬉しいいですね。 もう一つ、嬉しい記事がありました。 11日、産経新聞 ・・・略 たまたまつけたテレビに、打席に立つイチローが映っていた。「イ・チ・ロー」と地元の観客が日本から来た1人の選手の名を叫び、一体となっている風景を見て激しく心が揺さぶられた。「思わず涙が流れ、これは人間の精神の勝利だと思いました。私たちは過去の憎しみを超えることができる」・・・以下略 《友人とけんかした孫を祖父が球場に連れてくる。「おじいちゃんは昔イチローの国と戦争をしたんだ」「日本から来た野球選手を米国の球場で応援することになるとは60年前には夢にも思わなかったよ」と語りかけ、「仲直りするには時間をかけて心を開くことが大事なんだ」と諭す》本の構想はすぐ固まった。・・・中略 「許すことの大切さ」を描いた絵本は出版から2年後の今年春、カリフォルニアの平和教育財団から賞を授与された。出版社によると、イチローの記録更新で再び本の売り上げが伸びている。 河出書房新社 → イチローへの手紙 地元シアトル在住の児童文学作家がイチローの存在に触発されて書いた絵本だそうです。 だらだらと、何の感銘も人に与えることもなく過ごしてきた自分の人生をつい振り返ってしまいます。 本物の凄さ! |
2004 年10月14日木曜日 第1852回 原発 |
相変わらず、原油の値段が1バレル50ドルを越えたまま、値上がり傾向のままのようです。一時的な現象かもしれませんが、いずれは、枯渇によりもっと値上がりする時代が来ることは間違いないはずです。 その割には、政府は未だに真剣に太陽光発電など自然エネルギーに力を入れようとはしません。 原子力発電があるから大丈夫と思っているのでしょうか。その原子力発電に関する気になる記事が小さく載っていました。 13日、読売新聞 中部電力は12日、静岡県の浜岡原発4号機(1993年運転開始)の建設に品質基準を下回るコンクリート材料が検査をごまかして使われていたと発表した。・・・中略 同電力によると、不正を行ったのは、コンクリートにまぜる砂利を納入した業者・・・中略 当事の社長らがJIS規格を満たさなかった検査結果を書き換えたり、検査サンプルをすり替えたりして問題がないように装い、中部電力などに報告していた。 人間って、恐ろしいですね。これだけ、皆が恐れている原子力発電所でさえ、こんなことをして儲けようとする企業が出てくるとは・・・。自分さえ良ければ、後はどうなろうと知ったことじゃないもここまで来ると笑うしかないですね。 もう諦めますか! |
2004 年10月15日金曜日 第1853回 本宮ひろし |
第1228回で、南京大虐殺などというとんでもない話が学校で教えられていることに唖然とさせられたものですが、未だに、これでもかと煽る人たちがいるんですね。 最近、話題になっていたのが、「サラリーマン金太郎」の原作者の本宮ひろしさんが「週刊ヤングジャンプ」で連載中の漫画「国が燃える」で南京大虐殺をさも本当のごとく書いていることに ネットで非難がまき起こっていることでした。本宮さんと言えば、私の時代には、「男一匹ガキ大将」で男の心意気や正義感を熱く書いていた人ですが、そんな人がよりによって、歴史の捏造に加担してしまうとは、残念です。 今時ネットをやっていれば、南京大逆説なんて捏造であることは誰でも知っているはずですが、もしかしたら、本宮さんはネットを余りやらないのかもしれませんね。知らないことは恐ろしいことです。まだまだ、多くの人たちが信じているんでしょうね。 しかし、ネットの威力は凄いものです。連載は中止と発表されました。 抗議受け漫画休載 南京大虐殺めぐり集英社 「週刊ヤングジャンプ」で連載中の漫画「国が燃える」(本宮ひろ志氏作)に登場した南京大虐殺の描写に対し、地方議員グループが「歴史を歪曲(わいきょく)している」と抗議したのを受け、発行元の集英社は13日、28日発売号から当分、この漫画を休載することを明らかにした。・・・以下略 (共同通信) - 10月13日12時39分更新 ネットがなかったら、こんな漫画も休載されることなく益々自虐歴史観が広まっていったのでしょうね。なんでも、広辞苑も南京大虐殺があったように書いているそうです。本当だとしたら恐ろしいですね。 せめて子供達には真実を! |
2004 年10月16日土曜日 第1854回 バーチャル広告 |
大リーグの試合を見ていると、日本の企業の看板が結構目に付きます。有名なのは、マクガイアがホームラン記録を作った時に飛び込んだボールのお陰で大写しになったコニカ(?)の看板だったのじゃないでしょうか。と言いながら、既に記憶があやふやですから、いい加減なものですね。 それでも、イチロー選手を筆頭に日本の選手の活躍に喜びながら、ふと見についた日本企業の看板にも、反応するのですから単純なものです。 ところが、あの看板にもとんでもないものがあるそうです。 14日産経新聞 打者の背後にCG看板 大リーグ中継、“タイムリー”な宣伝効果 ・・・略 ア・リーグのヤンキース−レッドソックス戦で始まった。NHK総合とNHK衛星第一が生中継したが、選手が打席に立ったとき、後方の日本スポンサーの看板に気づいたファンも多かったはずだ。日本向け用の“バーチャル広告”で、コンピューターグラフィックス (CG)を使った広告手法。・・・中略実は、米国の視聴者は目にすることのない、あくまでも日本向けの“バーチャル看板”なのである。映像に、あらかじめ用意した企業のロゴマークをCGで画像処理して送信される。日本 (アジア地域を含む)用だけではなく、米国、カナダにも別のバーチャル広告が発信されている。・・・以下略 世の中、ここまで進んでいるとは驚きです。実際にこの場面を見たことは無いのですが、実際に見ても、気が付かなかったでしょうね。 チョッと、寂しいかも! |
2004 年10月17日日曜日 第1855回 拉致問題 |
第1850回で新潟港に入港するイージス艦に対する反対デモに違和感を感じたと書きましたが、どうやら、新潟県というところに問題がありそうですね。 田中真紀子さんの拉致問題に対する無関心も新潟県に関係があるのかもしれません。 さるさる日記 − 酔夢 ing voice 西村幸祐 の 2004年10月11日 が面白いことを書いていました。・・・略 ところで今日新潟港に米海軍のイージス艦が入港した。もちろん北朝鮮の弾道ミサイルを警戒する役割を担う任務で日本海に配備されたものだ。だが、驚いたのは新潟市長の反応だ。 10日の朝日は9月の議会答弁で篠田市長が「平和と市民の安全を守る立場から、軍艦の入港は好ましくないと感じている」と述べたと紹介、さらに「よけいな緊張が高まる。県民の不安材料を増やしたくない」という市幹部の声を掲載した。・・・以下略 そうだったんですね。なんで、拉致被害の多発地新潟が万景峰号一つ止めることが出来ないのか不思議に思っていたのですが、やはり、裏があったんですね。 こうしてみると、拉致問題が未だに進展を見せないのは、新潟と同じように、日本の中枢である、政・官・財(特にマスコミ)などの主だった所は北朝鮮の手が回っていると考えれば納得が行きます。 冗談抜きで危ないかも! |
2004 年10月18日月曜日 第1856回 イチロー選手 |
16日、21時からの「NHKスペシャル」 イチロー 新記録を語る〜262安打・心の軌跡〜日本のプロ野球、日本シリーズもやっていましたが、当然のごとくこちらを見ました。 シーズン終了後4日目のインタビューだったそうです。 第1833回でも書いた、二日間9安打で、本人も、やっと達成出来るかもしれないと思ったそうです。 それまでは、一打数一打数でヒットが出れば、「いけるかな」と思い、出ないと「無理かな」と揺れ動いたそうです。やはり、想像を絶するプレッシャーだったようです。 こういうのを聞くと、「あ〜ぁ!イチロー選手も人並みなプレッシャーを感じていたんだなぁ」と、ぐっと身近に感じさせられます。しかしながら、それを、乗り越える所が並みの人間と違う所なんですね。 ホームでの3連戦を残して、タイ記録まで後一安打になったとき、「大勢のファンが期待しているホームでの3連戦で一本が打てるとは限らないので、残り三打席でもう1本打ちたかった。」そうです。彼にして、その一本が打てるかどうか自信が持てなかったんでしょうね。確かに、あの次の打席のぎこちない三振は彼らしくない三振のように見えたのは私だけではなかったと思います。 「達成した今、野球を止めたらどんなに楽でしょう。」という言葉にそのプレッシャーに押しつぶされそうになった苦しさが表れていたように思いました。そんな言葉を想像もしていなかっただけに驚くと共に、「そうか、そういう手もあるのか、生活には困らないだろうし」と下世話な思いで感心してしまいました。半分冗談で半分本気なのかもしれません。 少しは見習いたいものです! |
2004 年10月19日火曜日 第1857回 クマ出没 |
今年の熊騒動には驚かされます。台風の記録的上陸数などの影響で山の木の実が不作が原因と言われています。 18日、読売新聞 コラム「論点」 クマ出没 「里においで」と誘う農山村 によると、 安い輸入材に押されて、林業は衰退する一途で、そのために人工林が放置され、林床に光が届かず、野生動物の食物となる草や潅木類の茂らない真っ暗な森林が増加する一方なのだそうす。 ・・・略 つまり森はたくさんあっても、動物たちが住みにくくなっているのである・・・以下略 その上、農村の過疎化、高齢化により、地域に、子供達の騒ぐ声や犬の鳴き声が聞こえなくなった。しかし、その割には山際まで作物が植えられたり、誰にも収穫されない果樹が実を付けたまま放置されたり、果樹などが廃棄物として山際に捨てられたりしている。 ・・・略 これらの状態は、「どうぞ山から下りて里の美味しい物を食べて下さい」と動物達に行っているのに等しい。・・・以下略 「松茸」が取れなくなったのと同じ原因のようですね。林業が採算に合わなくなって、仕事を求めて人々は都会に降りるから、山が荒れ放題になる。戦後経済の発展による歪が、熊の出没にまで関係しているとは想像しませんでした。 第1184話、第1540回、第1579回などで取り上げた山火事を思い出します。経済偏重を見直すときが来ているような気がします。 今更無理なのでしょうか! |
2004 年10月20日水曜日 第1858回 新潟県知事 |
第1855回で取り上げた新潟県、17日に行われた知事選挙で拉致問題に積極的な泉田氏が当選したそうです。新潟県民はまだ完全には腐っていなかったようですね。 新潟県知事に泉田氏、全国最年少42歳(TBS) ・・・略 新潟県知事に決まった泉田さんは拉致問題の解決を強く訴えていて、北朝鮮の貨客船「マンギョンボン」号の新潟入港を拒否する姿勢もにおわせています。( 17日23:58)・・・以下略これは、期待できるかも。是非やって欲しいですね。旧来の反対勢力もあるはずなので、負けずに初心を貫いてもらいたいものです。 こんなものも書いていました。 情報革命に取り残される日本のテロ対策 ・・・略 日本は、前例踏襲主義が強く、必要な施策が実施される速度が遅い。世界の趨勢に合わせるという「言い訳」があっても良いが、安全を確保した上で、社会全体の厚生を最大化する戦略的な思考と早急な対応が望まれる。 難しいので良く分かりませんでしたが、この結びの文は良いですね。前例に囚われず若さを生かしてスピードのある決断をどんどんやってもらいたいものです。 期待が持てそう! |
2004 年10月21日木曜日 第1859回 南京大虐殺 |
第1853回で取り上げた南京大虐殺について、西尾幹二さんがやしきたかじんさんの番組に出演して、そんなものは無かったとの説を披露したそうです。 本人のHPより 西尾幹二のインターネット日録 → 2004年10月18日「たかんじんのそこまで言って委員会」に出席して 10月17日に関西より以西で放映されたよみうりテレビの 「たかじんのそこまで言って委員会」を早速文字化して下さっているサイト、「ユウコの憂国日記」があるので、以東の方もここをクリックして、読んで下されば、何があったかは分ると思う。大阪の三人の知人から「良かったよ、胸がスーッとした」と電話があったので、テレビ効果はそれなりにあったに相違ない。・・・以下略 やしきたかじんさんの番組は歯に絹を着せぬ物言いで思わず笑わせられるので私も時々見ることがありますが、今回は思い切ったテーマを取り上げたようです。 こうした流れも、拉致事件が表面に現れてからのことではないでしょうか。横田めぐみさんのお母さんを代表とする被害者家族の皆さんの姿勢が、この国はどこかおかしいと考えるようになったきっかけだと思うのは私だけでしょうか。 もう目覚める時でしょう! |
2004 年10月22日金曜日 第1860回 喫煙者率 |
第1019話でも書きましたが、昔はチェリー(もう無いんだろうなぁ!)なんてタバコを1日に3箱も吸っていたチェーンスモーカーの私ですが、禁煙して20年以上経ちます。 その経験から、タバコは絶対に止めた方が良いと思っていますが、そうはいっても、なかなか止められない気持ちも分ります。ストレスの多い現代に一度覚えたタバコを止めるのは至難の業でしょう。 と言いながらも、皆さん格闘しているようです。 10月19日共同通信より 喫煙者率、初めて3割切る 9年連続、最低を更新 成人でたばこを吸う人の割合は6月時点で、前年比0・9ポイント減の29・4%と、9年連続で過去最低を更新、初めて30%を割り込んだことが19日、日本たばこ産業(JT)の調査で分かった。 統計は1965年に取り始めた。今年の調査は全国の男女計1万6000人を対象に行い、1万875人(68・0%)から回答を得た。 男女別では、男性が前年比1・4ポイント減の46・9%と13年連続減少、女性は0・4ポイント減の13・2%で3年連続減少した。・・・以下略 3割が多いのか少ないのか良く分かりませんが、皆さん何とか止めよとしていることは間違い無さそうです。 いずれにしても、タバコだけは止めたら本当に良かったと思えますので、頑張って欲しいものです。 「ほっといて」と言われそう! |
2004 年10月23日土曜日 第1861回 台風 |
気候は温暖で台風などの災害が殆んど無く、日本一住みやすいところと自慢してきた香川県、余りに恵まれすぎているので人間がのんびりしすぎているとも言われる香川県。 今度の23号も、大型とは言いながらも、やはり、そんなに影響は無いだろうと高をくくっていました。 甘く見てはいけないですね! |
2004 年10月24日日曜日 第1862回 ゼネコン |
第1850回で拉致問題の停滞には完全に北朝鮮に洗脳された人たちの策謀もありそうとかきましたが、何と言っても日本政府の取り組みの酷さには呆れるばかりです。 それに比べて、北朝鮮に洗脳されていないと思われるアメリカはきちんとした取り組みをしています。 10月20日付・読売社説 [北朝鮮人権法]「拉致解決へ米国からの追い風」 米国で、北朝鮮の人権と自由の促進を目的とした「北朝鮮人権法」が成立した。 米議会が満場一致で可決した法案に、ブッシュ大統領が署名し、発効した。北朝鮮の人権抑圧の現状を看過しない、とする米国の姿勢は、人権状況の改善を金正日政権に強く促す、新たなメッセージだ。拉致問題解決の後押しにもつながろう。・・・以下略 アメリカに、先を越された日本は恥としか言い様がありません。そして、その恥の上塗りのような記事がありました。 (産経新聞) - 10月21日ゼネコン大手の大成建設など十社が、インフラ(社会基盤)視察などのため訪朝を計画していたことが二十日、分かった。訪朝団の一部は十九日に出国したが、北朝鮮に対する国内世論の硬化などを理由に急遽(きゅうきょ)、計画を中止。残りの一部は平壌入りしたとの情報もある。核開発や拉致問題の安否不明者十人の調査でゼロ回答を続ける北朝鮮に対して日本政府が「圧力」に軸足を移しつつあるだけに、「あまりに軽率」(政府関係者)との批判が出ている。 訪朝団は大成のほか清水建設、大林組など。関係者によると、訪朝目的は、現地の土木・建設関係者との意見交換のほか、戦前の日本統治時代から利用されてきたダムや港湾などのインフラ施設の視察。二十八日まで滞在し二十九日に帰国予定だった。・・・以下略 何という情けなさでしょう。拉致問題が解決しない裏には、北朝鮮の利権をめぐる、政・官・財の思惑があるとは大っぴらに取りざたされていましたが、ここまで露骨に動くとは、国民も舐められたものです。 落ちる所まで落ちた観があります! |
2004 年10月25日月曜日 第1863回 地震 |
新潟の地震のニュースを初めて知ったのは、帰宅途中の夜7時前のカーラジオでした。バックグラウンドで何気なく聞いていると、突然アナウンサーが慌てたように、上越新幹線の「とき」が脱線したと告げました。それで初めて地震が会ったことを知りました。 この脱線は、神戸の地震を思い出さされてしまいました。あの時、坂出に帰省していた私は、休み明けに出勤する為坂出駅向かうために家を出て車に乗るところでした。 創業以来、乗客が犠牲になる事故を一度も起こしてない新幹線でも、橋脚や線路、トンネルなどがやられれば、事故は防ぎようが無いでしょう。幸い今回も大事には至らなかったものの、単に運が良かっただけで、地震には打つ手は無さそうですね。 それにしても、今年の日本列島、台風に痛めつけられ、 和歌山の地震に次いで、新潟地震と、なんとも不気味ですね。そして、この2度の地震とも余震が大きいという共通点があります。 何が起こっているのでしょうか! |
2004 年10月26日火曜日 第1864回 エコロジー |
日曜日は 台風23号であふれた水が流してきた藁の後片付けでした。丁度稲の収穫が終わった後だったので、コンバインで稲を刈るときに稲藁を小さく切って田んぼに撒いたものが一斉に流されてきたものです。今度の台風の明くる日、水が引いた後、坂出市の至る所にこの稲藁が流れ着いていました。なので、水が引いた後でも、ああ、ここは水が出たんだなとすぐに分りました。そこで、私の中では今度の台風を、密かに「稲藁台風」と呼んでいます。 しかし、考えてみると、コンバインなんてものが無かった私の子供の頃には、脱穀の済んだ後の稲藁をあんなに切り刻んで田んぼに撒くなんてことはありませんでした。 手入れをしなくなって荒れた山とか使われなくなった稲藁とか、昔の生活の知恵がないがしろにされてしまっていますが、考えてみると、物を無駄なく使った昔の方が資源に優しいエコロジーな生活という面では今よりずっと進んでいたということのようです。 どちらが良かったのか! |
2004 年10月27日水曜日 第1865回 佐藤琢磨 |
イチロー選手が終わって、残りの楽しみ佐藤琢磨選手も今年最後のF1、ブラジルGP、予選は6位ともう一つでした。 さて、見るか見ないか、それが問題です。 と言いつつ、早めに寝て、夜中の3時に起きだしてしまいました。もしかしたら、表彰台に上がるかもしれないと気になっておちおち寝ていられないんです。それだけ、もしかしたらと期待させるものがあるということだと思います。もし佐藤琢磨選手がいなければ、この一年間、私がF1を見ることが無かったことは確かです。 イチロー選手は、期待以上に楽しませてもらいましたが、琢磨選手も来年こそは、あっと驚かされる活躍を期待しています。 さて、来年まで何を楽しみに待てば良いのやら! |
2004 年10月28日木曜日 第1866回 省エネジャンボ |
原油の値段の高騰が続いているようです。しかし、まだまだ対岸の火事としか捉えていないのが現状のようです。 26日、読売新聞 ピカピカに輝く省エネジャンボ 塗装を省いて軽量化 年間200万 燃料節約 ・・・略 胴体にペンキの塗装をしなければ、1機当たり150`軽くなり、年間4万g(約200万円分)の燃料が節約できる。・・・以下略 凄い数字ですね。それだけに全体の燃料の使用量は膨大なものなんでしょうね。マア、節約が大事なのは分かりますが、何となく、どこか間違っているような気がしてしまうのは私だけでしょうか。 余裕が無くなってきた象徴でしょうか! |
2004 年10月29日金曜日 第1867回 エネルギー自立 |
晩秋や冬場に、クルマで昼寝をするときには温度の調整が難しい。暖房はすぐに暑くなりすぎるし、かといって暖房を切ると直ぐに外気が伝わってきてあっという間に震えるほど寒くなって眠るどころでなくなる。そのため、チョッと油断をすると風邪をひいてしまったりしたものです。 機密性に優れていると思われるクルマも案外、断熱に関しては能力不足と思い知らされたものです。 今度の新潟の地震ではそのクルマで避難生活を送っている人たちが沢山いるようです。クルマの中で亡くなられた方も出ました。燃料を節約する為にエンジンを出来るだけかけないようにしている人たちもいるようです。 もう少しクルマが断熱性に優れていれば避難生活もやり易いのじゃないでしょうか。それとも、根本的に無理な要求なのでしょうか。 今回の地震で、つくづく思うのは、電気・水・ガスなどのライフラインの弱さです。国や自治体の対策はどうしても後手に回るようですし、自分の身は自分で守ることを考えた方が良さそうです。 私の大好きな太陽光発電こそ、こうしたときに役立ちそうです。願わくば、 キャパシターと共に完全に独立したシステムにしたいものです。そうなれば、夜も電気が使えるので停電とは無縁になりそうです。水は、雨水を貯めて、トイレなどに使い、飲み水は各家庭で井戸を掘り、浄水器で飲み水として使えるようにする。家屋は当然、耐震性を重視したものになります。 こうした家が増えれば、今回のような地震でも何軒かは倒壊を免れる所も出てくるでしょうから、避難所を利用しなければならない人数もかなり減少するかもしれません。 いずれにしても、国や自治体を頼りにするのは最後の手段であって、自分の身は自分で守ることを当然とする考えを持つことが必要だと思います。尤も、そんな家を建てることが出来るのは勝ち組に残らないと難しいかも。 難しい! |
2004 年10月30日土曜日 第1868回 手動 |
28日の読売新聞に笑うしかない一面広告がありました。新潟地震への便乗商売とでも言いましょうか。よくも、ここまで露骨に広告したものです。一瞬、「よくやるわ」と、嫌な気分になりましたが、今の時代、このくらいずうずうしくないと生き残れないのかもしれません。ここまでやられると苦笑いするしかないのかも・・・。もしかしたら、そこまで考えてやっているのかもしれませんね。その商魂に脱帽です。 電池の要らない懐中電灯、「 災害お助け君」懐中電灯+FMラジオ+サイレン+携帯電話の充電がなんとこれ一台で。しかも電池が不要です。 レバーを回すだけで自家発電して働きます。 商品自体は面白いのじゃないでしょうか。 第418話で取り上げた手まわしくん(手回し発電式ライト付ラジオ)とソーラー自家発電ラジオライトを思い出します。携帯電話の充電まで出来るのが今の時代の必需というところですか。2000年にはまだそこまで携帯電話も普及していなかったのでしょうか。時代の移り変わりは速いですね。 それにしても、 第418話で取り上げたように、これらの商品を途上国の人口問題に使う方法は良いと思うのですが、やりませんね。北朝鮮にこのラジオを風船で飛ばす戦略も良いと思うのですが、これも、実行されたと言う話は聞きませんね。 良い方法だと思うんですが! |
2004年10月31日日曜日 第1869回 人間失格 |
ネットの世界も広いようで狭いのでしょうか。私の巡回路に新潟地震のボランティアの声という同じ物が掲載されていました。 論壇 → 目安箱 → これが現状だそうです (平成16年10月28日) 殿下さま沸騰の日々『てめーらなめんなよっ!』 → 2004/10/29 (金) 【三発目】震災のボランティアの声を転載します。クライン孝子の日記 → 2004/10/30 (土) 仮説トイレを案内するとはと横柄な政治家(2)論壇のこれが現状ですが一番早かったようです。実際に現場が求めるものと送られてくるものの違いはある程度は仕方無い所もあるように感じます。 しかし、売名行為の政治家の視察は腹立たしいでしょうね。特に、こんな奴がいれば ・・・略 午前中にも、数名の政治家さんが小学校に来ましたが、トイレはどこかとたずねられ、仮設トイレを案内したところ、「わたしに仮設トイレを案内するつもりかね?」と、いわれたそうです。 いったいこの国は、どうなっているんでしょう ....・・・以下略 こんなことを言う政治家が本当にいるのでしょうか。だとしたら人間失格でしょうね。もし本当なら、実名を発表すべきです。 ありそうなだけに辛いですね! |