団塊の世代の部屋(42) 

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200311日水曜日  第1200回  年賀状

nenga

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 実は、今年は年賀状を遠慮させていただくことにしました。そこで、ここでのご挨拶を年賀状に代えさせていただきます。申し訳ありません。

 とうとう4回目の正月を迎えることになりました。まさか自分でもここまで続けることが出来るとは想像もしていませんでした。
 去年は1000話という大きな目標がありましたが、お陰さまで何とか達成することができました。今年は、10万アクセスを目指したいと思っています。

 去年の正月はリストラの影が迫ってきていると書きましたが、今年はそれが現実となり、無職で正月を迎えることになろうとは・・・。あんまり先のことを想像するものじゃないかもしれませんね。
 しかし、これだけ耐えている人が多いというのに、相変わらず政治は指導力を発揮できずに先行きの明るさは見えてきません。短期決戦こそ必要だと思うのですが、何時までたっても有効な手を打つことも出来ずにジリ貧になるばかりです。
 せめて今年の後半には明るい未来が見えているなんて事になれば良いのですが・・・。なんて、又、先のことを言ってしまいました。懲りませんね!

 そんなことよりまず自分の足元からです。自分の身は自分で守るしかありません。何とか生きていきましょう。

やらなきゃ!

200312日木曜日  第1201回  

 年が変わっても変わり映えのしないHPのままでやっています。好い加減デザインなど変えてみたいという思いもありますが、未だにワード97を使っていることもあって、基本的にはこのバックの色も選択肢が少なくてズーッとそのままになっています。
 しかしながら、一方では続けることに意義があるとも思い、毎日の更新の方に力が入っているというところです。本末転倒もはなはだしいことに、何を書くかを考えることが一日の目標になってしまって重荷になったこともありました。
 得意の「マアいいか!なるようになるさ」の精神で割り切ってからは気分的に楽になりましたが、何時も何を書こうかと追いかけられていることに変わりはありません。

 その原因の一つにタイトル横の「第何話」の「話」があります。これは、日記じゃなく新聞や雑誌、HPなどで目にしたなかで私の琴線に触れたものを話題として取り上げ、紹介したいと言う意味で「話」としたということがあります。
 ところが、思った以上に続いてしまったことで一度休むと二度と続けることが出来なくなりそうな恐れを感じるようになってしまいました。そうなると、「話」になる事がどうしても思いつかない日もあって、更新のための更新という自縄自縛に陥ってしまったのです。人間って本当につまらないことにこだわるものですね。

 そこで、今年から「話」を「回」に変えてみることにしました。これなら、話題にこだわることなく単に続けるためだけに何でも思いついたことを書けるような気がします。
 つまりは、自分自身を楽にしたいだけのことなのです。尤も、個人的なことを書いてもそんなもの読まされる方はいい迷惑でしょうから中身自体は基本的には変えるつもりはありません。何の中身も無いただ更新するだけの「回」も許されそうな気がするだけです。

 ということで、何だか年の初めから逃げを打ってしまいましたが、何となく気が楽になった気がします。
 というのも、毎日のサイト巡りで一時は爆発的なアクセスのあったところが何時の間にか静かになってしまったり、気がついたら閉じてしまったというところを目にして、続けることの難しさを実感させられることが多くなったからです。だからこそ、自縄自縛に陥らずに気楽に長く続けて行く為に変えることにしました。

我ながら、変なこだわりです!

200313日金曜日  第1202回  内部告発

 年末に、何気なく見ていたテレビで第1145話でも書いた西宮冷蔵の社長のその後を紹介していました。やたらに明るく振舞って、社員もそんな社長を慕って仕事も無いのに毎日会社に詰めているそうです。そのめげない姿勢に、ほっとしたものを感じてしまいました。どこか西宮冷蔵を助けてやろうという企業は現れないのでしょうか。残念です。

 それにしても、年末のタイムのが内部告発の3人の女性を今年の顔として表紙に取り上げているのと比べると彼我の差の大きさを感じずにはいられません。 日本のマスコミにも頑張って欲しいものだと思っていたら、元旦の読売新聞が「個が動く会社が揺れる」 内部告発の行方 として、39面に大きくコラムを載せていました。そういえば、西宮冷蔵も読売が小さく取り上げていただけだったように思います。これも、多分、大阪読売だけの記事じゃないでしょうか。

 それによると、富山県の運送屋で内部告発した為に26年間も閑職に追いやられ、その内16年間は1人部屋だった人が紹介されていました。なんとも陰湿な仕打ちですね。これが日本の現実を見事に表しているような気がします。こんな目にあった人は沢山いるはずです。この人のように耐えることが出来ずに辞めていく人が殆どでしょう。

 しかし、その流れは少しずつ変わっているようです。雪印を筆頭に、日ハムや東京電力と今まででは考えられなかったトップ企業で内部告発が起きてきていることがその証拠でしょう。こうした流れが、当然のこととして受け入れられるようになって欲しいものです。その為にも、マスコミがもっと取り上げていくことが必要でしょう。
 
第101話でも書きましたが、今までの社蓄から解き放たれた若者が当然のごとく不正を告発できる時代が来て欲しいものです。

 それは、所属する小さな組織の都合でなく本当に正しいことは何かの基準で動くことが当たり前の社会ということです。
 そして、今は、企業の世界ばかりでそれが起きているようですが、一番必要なのが政治と官僚の世界だったりして・・・。それをあばけるのがマスコミなんでしょうが、そこが一緒になって利権をむさぼっているのですから困ったものです。

大阪読売頑張れ!

200314日土曜日  第1203回  交通事故死者数

 去年の春、運転免許書き換えの時の講習で、初めて6月から道交法の改正で酔払い運転などの罰則が大幅に強化されることを知りました。
 酒を飲まない私としてはそれ程影響は無いのですが、それでも思わず、「これは気をつけないとえらいことになるなぁ」と身の引き締まる思いがしたものです。点数は兎も角、罰金の大幅アップにビビルところが情けない所です。しかし、どうやら世間には同じような人が多いようです。

 3日の各紙が一斉に取り上げていました。日本経済新聞から抜粋してみます。

 昨年1年間の交通事故死者数(事故後24時間以内の死者数)は前年より421人少ない8326人で、 過去最悪だった1970年の半分以下に減ったことが2日、警察庁のまとめで分かった。危険運転致死傷罪の新設や飲酒運転などの厳罰化のほか、シートベルトの着用率が上がっている効果が表れたとみられる。・・・以下略

 香川県も減ったそうです。

 四国新聞1月1日

 人口十万人当たりの交通事故死者数は全国ワーストワンが指定席だった県内の交通事故事情が昨年、一変した。年間の死者数は十七年ぶりに百人を切り、八十三人。減少率は3 8・1%でダントツの全国一位となった。・・・以下略

 都道府県別で最も減少したのは香川県の51人。(2日、朝日新聞)

 前半は前年と同じようなペースだったのが、6月以降に減少し、特に飲酒運転による事故が激減したのが大きな原因だそうです。
 減ったことは良いのですが、その理由が罰則の強化というのは何ともいただけませんね。所詮、世の中綺麗事ではないということですが、分かってはいても悲しいですね。
 罰せられれば守るのじゃ調教された動物と同じじゃないですか。せめて人間らしく、自分を律することで減らしたいと思うのは甘すぎでしょうね。
 しかし、そうは言ってもこれだけ効果があることを思い知らされると、いっそのこともっと罰則を強化してもいいのかも知れません。

 小泉さんがこの結果に気を良くして10年で死者を半減すると言ってますが、またしても吼えるだけに終わらなければ良いのですが・・・。
 余り、エスカレートするのも考え物ですが、このさらなる罰則強化と
第1170話第1189話で書いたような弱者に優しい道路を整備して、その上に第1195話のトッテンさんの提唱する公務員の倍増で、交通係の警官を倍増すれば一気に目標の死者半減以上が達成できるかもしれません。
 一つの事故で、犠牲者だけでなく加害者と両方が地獄を見ることを考えると、どんなに死者減少に力を入れても入れすぎということは無いのじゃないでしょうか。これこそが本当に弱者に優しい政治でしょう。

小泉さん、掛け声だけで終わらさないで!

200315日日曜日  第1204回  フライブルク市

 昨日も触れた第1189話で書いた国立市の都市景観や第1125話で取り上げた路面電車の軌道内芝生の原点とも言える都市がありました。

 4日の日本テレビ「ウェークアップ」で環境問題を取り上げていたのですが、その中で、ドイツのフライブルク市というのが紹介されていました。
 ごみ問題など環境を考えた都市づくりに熱心な市だそうです。そして極めつけは、私が、この中で何度も取り上げてきた路面電車を中心とする交通体系が完備されているそうなのです。

 これは調べてみる価値がありそうです。早速サーチで探してみました。どうやら、知らなかったのは私だけで、環境問題に関心のある人には有名な都市のようです。関連HPが沢山ヒットしました。

 まずは、本家本元のHP Stadt Freiburg これは、ドイツ語で私には、何が何だか分かりませんでした。

 日本からの視察も多いようです。下は生協関係の視察です。

 1.ドイツ・フライブルグ市視察

 ドイツ環境都市・フライブルク市 車の無い町を実現した交通政策

 これで概要が分かりました。パークアンドライド自転車道太陽光発電にも取り組んでいます。

 交通体系のHP

 第5回都市計画のユニバーサルデザイン

 フライブルク市

 一番良く分かったのが

 フライブルクのLRT です。 そしてその中に芝生の軌道がありました。

 ものすごく詳しいと思ったら、路面電車に取り組んでいる公務員の方のHP(わんぱくパパの書斎)でした。ちなみに第5回都市計画のユニバーサルデザインこの方の取材を取り上げたもののようです。
 現場の方が、こうした街づくりに取り組んでいるのはありがたいですね。

 それにしても、フライブルク市って凄いですね。私が理想とすることが見事に実現されているようです。日本にもこうした視点の都市づくりがもっともっと増えれば良いのですが。
 そうは言いながらも、わんぱくパパのような方が現場で頑張ってられるようなので案外実現は近いのかも・・・。
 こんな町が増えれば、交通事故死も激減しそうです。

今日もネットの威力を感じました!

200316日月曜日  第1205回  自転車道

 昨日取り上げたフライブルク市の取り組み等、ヨーロッパにはどことなく大人を感じてしまいます。日本も見習って欲しいものだと思っていたら、くしくも、5日の読売新聞が自転車を大きく取り上げていました。

 ・・・略

 国交省と東京都は、皇居を中心とする直径約5キロの範囲内に延長三十四キロの自転車道路整備計画を進めている。歩道の一部や車道の端を自転車レーンに指定する。完成は二〇〇九年ごろの見込み。戦後一貫して自動車道路の整備に重点を置いてきた道路行政も、ほんの少しとはいえ変わりつつある。・・・・以下略

 遅まきながらも、動きが出てきているようです。本当に、少しは変わりつつあるのでしょうか。願わくば、中途半端なものじゃなく、自転車をメインにするくらいの考えで進めて欲しいものです。
 しかしながら、こうした動きが都心で出てきたことは意義がありそうです。その良さが認められれば、全国にその動きが一気に広がるきっかけになるかもしれません。

 第1127話でも取り上げた経済産業省と環境省の場所をとらない自転車のアイデア募集など日本のお役所も少しは考えているようです。でも、まだまだメインの政策には程遠いと言う所でしょう。
 しかし、現実問題として、省エネや環境を考えるなら高速道路以上に力を入れて早急に日本全国の道路を整備することが必要だと思います。
 21世紀の進むべき方向は見えているはずです。後は、本当にやる気になるかどうかだけでしょう。
 東京電力の原発停止での電力不足が間違いないこの時期に太陽光発電など代替エネルギーへの転換の絶好のチャンスだと捉えて一気に21世紀型を進めるべきときだと思います。

このチャンスを逃す手はない!

200317日火曜日  第1206回  新幹線

 連日の路面電車や自転車の話で、市街地や近距離の交通体系は何となく目指すべき道が見えてきたように思えます。
 後は、長距離です。私は、以前から、
第923話などで何度も取り上げたように新幹線を評価しています。
 その原点には
第85話でも書いたように阪神大震災での経験があります。なくなって始めてその便利さを思い知らされたものです。
 そして、今はそれ以上にその人に対する優しさを思います。それは、開業以来死亡事故のないことです。
第1203回の事故死のことを考えると是ほど人に優しい交通体系は他にはありません。自転車でさえ加害者となるのです。この一点だけでも、もっと評価されるべきです。
 あれだけ速く大量に人を運び尚且つ事故がないという便利なものが何故反対されるのか不思議でしょうがなかったのです。無駄な公共工事が大嫌いな私ですが、その代表のように槍玉にあがり、風当たりの強さはその有益性から見ても異常に感じられるのです。

 どうやら、そんな気持ちの人も結構いるようです。路面電車のHPをうろつく中で、新幹線についての素晴らしいHPを見つけました。

 Tadashi's Room!

 AOBA LYRICS →整備新幹線に納得させられる言葉がありました。

・・・略

 ヨーロッパ各国では、公共交通、特に環境への負荷が少ない鉄道の重要性に気付き、道路建設をやめて都市内の鉄道路線はもとより、都市間超高速鉄道(日本の新幹線にあたる)の建設に力を入れている。それに対して、日本ではいまだに道路建設に多額の金をつぎ込んでいるのである。しか も、外国では重視されている新幹線建設は無駄だといわれて、道路建設をはるかに上回る非難を受けている。

 最近は道路建設に対する非難も大きくなっているが、新幹線建設に対する非難はマスメディア(マスコミ)を中心におさまるところをしらない。しかし整備新幹線は、決してマスメディアがいうような無駄なものではないのである。・・・以下略

 方向さえ間違っていなければ、とっくに九州鹿児島から、札幌まで新幹線網が出来上がっていてもおかしくなかったはずです。極端な事を言えば、平行して貨物用の新幹線が出来ていたら日本の国の今の形は全く変わったものだったかもしれません。そうであれば、今の交通戦争の様相も余程違ったものがあったでしょう。
 どうやら、ここでもマスコミのミスリードが影響しているようです。どこを見て記事を書いているのか疑問を感じずにはいられません。益々、本当に必要なものは何かを見分ける事の大事さを思い知らされます。
 それにしても、本当に良い
HPが沢山あります。個人がこれだけ素晴らしい発信をしているというのにマスメディアは一体どうしたのでしょう。やはり、この国をおかしくしている原因の一つであることは間違いなさそうです。

ネットがそれを教えてくれます!

200318日水曜日  第1207回  世界最年長のプロデビュー

 毎年正月に開かれるパリ・ダカールラリーに篠塚健次郎さんが日産で出場している。三菱の顔とも言える人がどうしたんだろうと思っていましたが、偶然クリックしたサイトでその理由を知りました。

 パリダカ18度目の挑戦 篠塚健次郎

 ・・・略

 “リストラの星”と自らを呼んだ。今年1月。17度目のパリダカを終えた男に、30年以上務めた会社は 現役引退を打診した。事故が増えた。年齢的にこれ以上走るのは危険。経験を生かしてほしい…。 多くの声が耳に届く。走り続けるには退社するしかない。・・・中略

 あすこそ辞めよう。そう思ってベッドに入る。ところが、 翌朝出社すると、将来に対する不安がわき起こる。家族を養っていけるのか。走ることはできるんだろうか。「その繰り返しだった」未開の地を的確な判断力と決断力で乗り切ってきた男がどこにでもいるサラリーマンのように揺れた。・・・以下略

 何と、こんなことがあったんですね。ゴルフに次いで現役が長そうなラリーの世界もやはりスポーツである限りは体力の限界という引退の時が来る。周囲の意見は妥当なところかもしれません。
 しかし、それでも自分の可能性があると思える限りは現役にこだわりたいという気持ちが退職を決意させたのですね。
 それにしても、これだけの第一人者でもいざ辞めるとなると「どこにでもいるサラリーマン」のように悩むんですね。雲の上の人が、なんだか、身近な人に感じられてしまいます。
 老害の目立つ政治や企業の世界と違って、スポーツの世界ははっきりと成績が出るだけに誤魔化しがきかない。負ければ、それ見たことかと後ろ指差されることもありそうです。その中で、会社という庇護を離れてあくまで現役にこだわるのは大変な決心がいったことは想像に難くありません。何となく
ジャンボ尾崎を思い出します。
 これは応援したくなりますね。頑張って欲しいものです。

 日産から誘われて今度は世界最年長のプロデビューとして参加ということになったそうです。7日現在三菱チームに続いて3位まで順位を上げてきているようです。やりますね。

元気を貰って頑張るか!

200319日木曜日  第1208回  アルコール燃料

 第337話第445話で興味を持ったアルコール燃料のガイアックスですが、単身赴任で大阪暮らしで車もなかったこともあって興味がありながらも自分で試すことはありませんでした。
 ところが、
第1074話で書いたように我が坂出にもガイアックスのスタンドを見つけたので、思い切って入れてみました。
 その後、無職で殆ど外へは出なかったので二度目の給油が今月ということになってしまい、燃費などデーターを取ることもしませんでした。しかしながら今の所は何のトラブルもなく走っています。逆に言うと何日も使わずにいて久し振りに乗るときにエンジンがかかるかなと不安になったりしましたが、何の問題もなく快調そのものです。
 ただ、こんなに少ないデータでは、良いとも悪いとも言えないというのが本当のところです。特別問題が出ない限りは当分使ってみようと思っています。

 8日の四国新聞、コラム「一日一言」が、そんなアルコール燃料を取り上げていました。

 新年夢探しの続きはブラジルからの話題。二十一世紀日本の課題は米国からの自立だ が、その最大の障害は石油。中東の争いも北朝鮮の騒ぎも元はと言えば石油。解消の道がある―。

 と、元日に誕生したブラジルの新政権が脱石油依存を宣言した。そんなことできるはずがないと思っている人は多いが、ブラジルは二十年前に国内自動車の80%をアルコール転換 した実績がある。・・・以下略

 こういうのを見ると、つくづく日本のおかしさを思い知らされます。こうやって、国を挙げて取り組もうとしているところがあるかと思えば、日本のように寄ってたかって叩き潰そうとする国がある。
 その違いはどこにあるかといえば
第337話でも書いたように、業界や族議員が自分の利益ことしか考えず、国民の利益を何も考えていないからであることは間違いなさそうです。こうやって、国民の利益がどれだけ搾取されてきたのでしょう。そして挙句の果ては増税ですか。
 一体、日本は何時までこんなことをやるつもりなのか。本当に気がついたら、どうにもならなくなってしまっているということになりそうで心配です。

根本が狂っている!

2003110日金曜日  第1209回  思いやり

 最近の奥田経団連会長の消費税アップの容認発言など、どうやらいよいよ弱いものいじめの方針は決まったようです。完全に弱者切捨て、金持ち優遇の二極化に向かって突っ走るのでしょう。
 この日本に住み続ける限りは、何をされても自分の身は自分で守ることを覚悟しなくてはならないようです。政府に何かを期待することは無理のようです。
 日本の国民は、見かけは違っても、北朝鮮の金正日の独裁政治に虐げられている国民となんら変わらない扱いであることじゃないでしょうか。
 こんな為政者を認めてきたことは所詮自分の責任でしかないことだと思います。因果は巡るでしょう。

 9日の読売新聞コラム「エール子育て応援団から」に「思いやり身をもって知る」との題で書かれものの中にドキッとさせられる言葉を見つけてしまいました。

 ・・・略

 子育ての経験者の言葉は、何気なくても重みを感じることがあります。例えば「子どもが小さいうちは、大人は熱いものはたべられないよ」。熱いコーヒーやお茶を子どもがひっくり返してやけどをするのを防ぐため、同じ食卓には置かないように、ということ。・・・以下略

 私は、こんな気持ちで子育てに参加していなかったと思います。成る程、ここまで相手の立場に立った子育てを出来る親に育てられたら、きっと他人の痛みを感じることの出良る思いやりのある子に育ちそうです。
 こりゃ、我が子に多くを求めることは出来ませんね。結局は育てた親以上にはならないということだと思います。しかし、こんな親が増えたら良い世界が出来そうですね。方向は全く逆の方に向かっているような気がしますが・・・。

 政治も所詮これと同じじゃないでしょうか。自分のことしか考えない馬鹿な国民が育てた政治家がこれまた自分の利益しか考えないのは当たり前であって、国民のことを思って政治をすることを期待する方が間違っているのです。
 これからやり直すにはもう一度一から始めるしかなさそうです。一度どん底まで落ち込んでから出ないと多分、それも出来ないでしょう。

身から出た錆です!

2003111日土曜日  第1210回  カローラ

 第1207回で取り上げた篠塚健次郎さん事故でリタイアしたそうです。大きな怪我でなければ良いのですが・・・。
 来年も出場するかもしれませんが、どんな力のあるベテランも何時かはこうやって第一線から退いていく時が来るのは仕方のないことでしょう。

 車の世界でも33年間年間売り上げトップを維持してきたトヨタカローラが20002年に遂にホンダフィットに首位の座を明け渡したことが9日に発表されました。NHKの10時のニュースでも実名で大きく取り上げていましたからニュースバリューがあるのですかね・・・。
 それにしても、33年間とは凄いものです。団塊の世代の私が大学入学の年
(1966年)に発売になって1969年に首位に立ちそれから2001年まで継続してきたのですから関係者の努力も大変だったでしょう。今頃は悔しさと、ある意味重荷から開放されてホッとした気持ちの両方を味わっているのじゃないでしょうか。
 一時は、余りにも人気がありすぎて反発を飼っていたころもありました。強すぎて反発された、巨人・大鵬・玉子焼きと同じような立場だったと思います。同時期発売の日産のサニーとの競争も懐かしいものです。
 しかし、この年間売り上げを見る度に疑問に感じることに、軽自動車が何時ものけものにされていることです。どうして、軽を統計からはずすのか、その意図が良く分かりません。
 日本の社会でこれだけ市民権を得ている軽を統計からはずしたら、全体像もつかめないし、現実の経済も偏った見方になってしまうと思うのですが、どこのマスコミも取り上げませんね。自動車メーカーの意向でも働いているのでしょうか。

 気になって、例によって、ネットで調べて見ました。

 社団法人 日本自動車販売協会連合会

 社団法人 全国軽自動車連合会

 どちらにも軽の車種別のランキングは見つかりませんでした。

 やっと、くるまーと で、車何でもランキングというのを見つけました。

 これによると、スズキのワゴンRが159,891台でカローラの次になっています。

 2001年度のランキングを見るとなんと、238,237台でワゴンRがトップです。

 しかしながら、ここまで現実とかけ離れたニュースを見せられているのですね。これで市場分析なんかやってたらお笑いです。やっぱり、何か意図があるのでしょうか。

 第458話459話で燃費や占有場所から言ってもこんなに良い軽ををもっと増やす努力を政府は何故しないのかと書きましたが、日本人はやはりそんなに馬鹿じゃないですね。ちゃんといいものは売れていると言うことのようです。
 フィットがカローラを逆転したのも経済性やコンパクトさによるものが大きいようです。不景気も影響しているのかもしれませんが、こうした環境にやさしい車を選ぶ傾向が持続して欲しいものです。
 もっと言えば、軽でいいじゃないですか。近場は軽で、遠距離は公共交通で。狭い日本をもっと有効に使いましょう。

日本も大人になってきたのかな!

2003112日日曜日  第1211回  意見広告

 第1167話1174話1198話と何度も取り上げた「北朝鮮拉致問題でニューヨーク・タイムズに意見広告を出そう!」が11日の「意見広告」の掲示板の閉鎖で一応終わりました。
 最終的には募金参加は
2,473 名で総額は13,965,888 円だったそうです。その間の訪問カウンターは25万を越えています。私のように一日に何度も訪問しているものも入るので実質の人数はかなり少なくなるのでしょう。この参加者と、金額が果たして多いのか少ないのかは判断がつきかねるところです。
 しかし、集まった人の熱い心が良く現れていたことは掲示板の書き込みなどから間違いありません。
 それにしても、こんな単純な行為だと思ったことにも、
1198話で書いたように売名行為だとか奇麗事だとかの批判や有田氏への批判などが多く書き込まれたことに、改めて人間って単純には行かないものだと考えさせられました。
 どちらかといえば、この歳になるまで直情径行の単純さで生きてきた私にとっては衝撃の経験でした。人間、やはり、単純に性善説では説明がつかないものなのでしょうか。インターネットをやってなかったらこんなことも知らずに終わったかもしれません。
 悲しい現実かもしれませんが、
第1203話の交通事故死減少の理由のように所詮は罰則がなければ人間は動かないのなのでしょう。
 北朝鮮のテレビ放送での発言なども、よくもあれほど物事を曲げて自分が正しいと主張できるものだと感心します。

 こうなると、非武装中立とか戦争放棄なんてのは所詮は夢の夢なのでしょうね。金正日のように、世の中には本当に性悪説を採らざるを得ないような悪い奴がいることを認めるしかないようです。
 しかし、彼も生まれた時からの悪ではないはずです。となると、それはやはり教育ということになるのでしょうね。そう考えると、教育って本当に怖いものですね。その証拠にあの国ではその教育で人民を洗脳して独裁体制を維持しているのですから・・・。治める方も、治められる方も教育次第とは何とも皮肉な話です。

あの体制を一日も早く崩壊することしかなさそう!

2003113日月曜日  第1212回  子育て

 年末に衛星放送の再放送で日本人大リーガーの特集があるのを見つけイチロー選手のを見ました。
 守備で、バッターや走者などの動きを予知してそれに対する送球を考えての捕球など、想像もしてなかった高度な話を聞いて、益々彼の凄さに驚かされました。あれほど、頭を使っている選手は殆どいないのじゃないでしょうか。やはり、並みの選手とは格が違うと改めて認識させられました。今年の開幕が待ち遠しい。
 そして、そんなイチローを作り上げたご両親にも驚きを禁じえません。親なら誰でもあんな子どもを育てたいと思うのじゃないでしょうか。現実は全く逆ですすが・・・。

 昨日も、そんな子どもの時の教育と言うものの怖さについて書きましたが、偶然、いつもの巡回経路であるJapan on the GlobeNo.275 イチロー少年の育て方とのタイトルでその怖さを書いていました。

 イチロー選手と狼少女を比較することで、子どもの時の環境が脳の発達に与える影響の恐ろしさを書いています。
 育ちだけでこれだけの違いが起きるという例としては極端と言えるでしょうが、納得させられるものがあることも確かです。
 それだけに、親としての責任がどれほど重いかも思い知らされるものがあります。そして、昔ながらの日本の教育の良さを再認識することの大切さに触れています。

 ・・・略

 母親の愛情、父親の厳しさ、「読み書き算盤」といった伝統 的な育児・教育環境に潜んでいた合理性を現代の脳科学は明らかにしつつあるのである。

 余談ですが、この算盤に関しては私もつくづくやっていれば良かったと未だに反省しています。

 全く同じ育てられ方をしても差は現れるようですので、それが所謂素質というものでしょう。それにしても、子どもの可能性を伸ばしてやれなかったことに対する親の責任はとてつもなく大きいですね。
 こうなると親の素質の方が大切なのかもしれません。それが証拠にイチロー選手を育てた父親のような人いませんもんものね。
 そうなると、やはり、戦後50年以上かかって狂ってきた子育て・教育を元に戻すのはそれ以上の期間がかかりそうです。

前途は厳しいかも・・・!

2003114日火曜日  第1213回  独裁

 拉致問題がこう着状態に陥ってしまって全く動きがなくなってしまいました。相変わらず、太陽政策を叫ぶ人たちもいますが、どう考えてもあの金正日体制を壊すしか問題の解決はなさそうです。
 それには、内部崩壊が一番良いのでしょうが、ソ連や東欧の時と違って、北朝鮮の情報統制の徹底振りが利いているのかそのような動きが民衆の間に広まって大きな力を持っているようにも思えません。
 やはり、電波も、インターネットも相手にその受信の設備がなければ何の力にもならないことを思い知らされます。それだけ、金正日体制の恐ろしさを感じずにいられません。

 内部からの崩壊が難しいとなれば、やはり外部からの力で無理やり金正日体制を壊すしかないのかもしれません。

 その為には、「北朝鮮拉致問題でニューヨーク・タイムズに意見広告を出そう!」のような運動で世界に現実を知ってもらうことが大切だと思います。尤も、こんなことは本来なら国が外交の力でやるべきなのだと思います。
 そして、もう一つは、中国に脱出している脱北者の存在を世界に知ってもらうことも大きな力になると思うのですが、これも、大きな流れにはなっていないようです。それは中国の政策が邪魔をしているようです。

 RENK に中国と北朝鮮の脱北者に対する議定書が掲示されています。この中で、『現在、北朝鮮当局は国内で脱北者の摘発に血道をあげている。中国 当局は国内で「難民狩り」と「NGO狩り」に熱をあげている。』ことが明らかにされています。

 日本の政府もマスコミもこうした中国の姿勢をもっと批判する必要があるはずでとおもっていたら13日の毎日新聞社説がやっと取り上げました。

 ・・・略

 北朝鮮から国境を越え中国に逃れたいわゆる「脱北者」が急増している。飢餓や政治的な迫害を恐れて逃れた人は数万人とも十数万人とも言われるが、中国が彼らを「難民」として認定し、保護したという話は聞いていない。

 その理由が明らかになった。北朝鮮と中国が「国境地域の国家安全と社会秩序維持」のために、86年に相互協力の協定を結んでいたというのだ。その協定の原案を北朝鮮の民主化運動に取り組む日本のNGO(非政府組織)が入手し、公表した。・・・中略

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)も、懸念を抱いている。北京の事務所を通じて中国政府に国境地域の脱北者が難民かどうかの調査を数年前から再三求めている。中国側はすべての脱北者について、収入を得るための「経済難民」だとし、UNHCRの調査さえ拒否しているという。

 UNHCRには、中国政府を説得するとともに、第三国に脱出した脱北者から事情を聴くなどして、難民認定に全力を挙げるよう求めたい。日本政府は難民申請に対する認定率が10%余りと低く、受け入れに消極的だと批判されてきた。条約の精神を改めて想起すべきであり、中国政府に働きかけるなどしてUNHCRの活動をバック アップしてほしい。・・・略

 このNGORENKです。しかし、中国も中国ですが、日本の政府はどうして何もしないのでしょう。

 ところが、日本政府だけでなく、北朝鮮難民救援基金(年末に中国に拘束された加藤 博さんが事務局長)によるとこの国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)にも果たすべき仕事をやっていないという問題があるようです。

 余りにも、日本政府や中国そして、UNHCRの動きが悪い為に脱北を利用して設けようなんてブローカなるものまで出てきているそうです。それに踊らされている日本のマスコミもあるとなると何をかいわんやです。

 何とか、一致団結して、金正日体制を破壊することは出来ないのでしょうか。イラクよりこっちが先でしょう。

本当にもどかしい!

2003115日水曜日  第1214回  横須賀市

 何の対策も打てずただ破滅に向かって邁進するのを黙ってみているしかないのでしょうか。そして、それは取りも直さず国民のことなど考えず自分の利益だけを追求する政・官・財の癒着が大きな原因を占めていることは間違いないでしょう。
 その税金の無駄遣いを抑えれば、今の予算の何分の一かで高速道路に代表される箱物も出来る筈と、この部屋でも何度も言ってきました。
 しかし、そこに群がる利権屋達がその仕組みを変えることを命がけで阻止している。力を持っているものが邪魔をするのですからどうしようもない。そして、それを改革しようというリーダーも出そうもない。もう座して死を待つしかないのかもしれません。

 と思っていたら、そんなことを実現している市長がいるんですね。神奈川県に談合を許さない入札をやっている所があるとは聞いていましたが、それが横須賀市だったのを12日の「サンデープロジェクト」で知りました。

 談合をなくする決断を下したのは沢田市長です。

 最初は、やはり大きな抵抗があったそうです。同じ神奈川の小泉さんのように、ここで腰砕けになって諦めてしまうのがお決まりなのですが、沢田市長は違いました。
 「全ての責任は私が取る」と一歩も引かなかったのです。

 横須賀市の入札改革 NHKのクローズアップ現代でもやっていたんですね。

 そして、今やインターネットでの入札にまで進化しているのです。

 ネット探検隊●そこが知りたい!

 業務改善とITを『合わせ技』すると不可能が可能になる

 やはり改革はリーダーの強い意思ですね。それにしても、第1193話の地域通貨で取り上げた大和市と良い神奈川には良いリーダーがいますね。小泉さんを除けば・・・。

 日本中の自治体などからの視察も多いそうですがトップがその気になってやらなければどんなに視察しても駄目でしょう。ネェ!小泉さん。

沢田市長を見習ったら!

2003116日木曜日  第1215回  立体交差

 第1203回で取り上げた交通事故死減少ですが、あの統計は24時間以内の死者なので、実際に事故でなくなられた方がどれくらいになるのかは分かりませんが、実質はもっと多くの方が亡くなっていることは間違いありません。

 小泉さんが、10年で死者を半減したいと言いましたが、今のままで掛け声だけではそれが達成されることは難しいでしょう。
 本当に減らすためには、
第1170話分離信号や第1189話第1204回第1205回等で何度も取り上げたような、歩道と自転車道、そして路面電車による自動車の市内への乗り入れの制限などの抜本的対策を進めることしかないように思います。
 要するに、同じ平面上を人と車が一緒になって移動するから事故が起きるのです。基本的に同じ平面さえ通らなければぶつかることは無いのですから是ほど安全なことはないということだと思います。
 後は、車同士です。これも交差点を立体交差にすることによりかなりの事故が防げるはずです。兎に角、同じ平面を通らさないことが大事です。
 実際問題として、どんな立体交差が一番良いのか、いろいろ考えてみましたが、どうも良い考えが思いつきません。何時ものようにサーチしてみましたが、これというものは見つけることが出来ませんでした。

 東京都建設局道路の立体交差など、各自治体では危機意識を持って取り組んで入るようですが全体的な取り組みでは無いようです。

 その中でも、

 岐阜県の道路建設課徹底分離作戦の推進が良いですね。考え方としては私と同じです。こんな自治体もあるんですね。是非これを実現してもらいたいものです。

 こうしてみると、結構自治体ではいろいろ考えているんですね。それがなかなか実現されないのには当然予算の関係もあるのでしょう。やはり、地方が独自に予算を使える地方分権の推進が必要のようです。それは、国会議員と中央官庁の官僚をもっと減らすことにもつながりそうです。
 尤も、予算に関しては、昨日の横須賀市のようなトップのリーダーシップによる談合排除によってある程度解決できるかもしれません。

 それにしても、ピントの外れた所に無駄金を使わずに、命にかかわることにもっと金を使ってもらいたいですね。

どこを向いて政治をしているのやら!

2003117日金曜日  第1216回  チョロQ

 第1210回で取り上げた軽自動車の低公害車が実用化されるそうです。

 16日の読売新聞によると

 スズキは軽自動車では初めてとなるハイブリッド車を22日発売するほか、ダイハツ工業は燃料電池車の公道走行実験の認定を取得したのだそうです。

 軽自動車も頑張っていますね。日本独特の軽自動車の良さに益々磨きをかけて世界に進出して欲しいものです。世界中の車の大半を軽に置き換得ることが出来ればその省エネ効果は大きいはずです。何時も言ってるように長距離は公共交通に任せ、近距離は軽にしましょう。

 同じコラムでタカラのチョロQを実車サイズの電気自動車にしたものの第三弾「U」を紹介していました。

 家庭用100ボルトで8時間充電で80キロ・メートル走れるそうです。最高時速50キロ・メートル。1人乗りで109万円。

 第一弾と違って屋根付きで、免許もいるそうです。

 読売の意図がどこにあるのか分かりませんが、良く考えたら、この電気自動車面白そうですね。第一弾はおもちゃとして受け止めていましたが、これは使えるかもしれません。
 タウンカーとしてなら軽より良いかも知れません。省エネは私の得意な太陽光発電で賄うとすれば、公害での優位性は比較にならないでしょう。
 それに、こうした小さくて軽い車で尚且つスピードが出ないとなると、万が一人とぶつかったとしても被害は小さく収まるのではないでしょうか。街中の通行はこの車だけに制限するなどの方法を取れば、大きな車との事故も考えなくて済みます。完全な棲み分け、究極の
徹底分離作戦の推進になりそうです。
こうした小さな車だけが市街地を走るとなれば、車道を半分にして自転車道や歩道も今の道で十分に確保できるでしょう。
 これなら、交通事故死も限りなく0へ近づけるかもしれません。人命のためには少々の不便は耐える大人の交通体系の出来上がりです。

実現しないかな!

2003118日土曜日  第1217回  内部告発

 第1202回で西宮冷蔵を取り上げ、内部告発を組織の論理じゃなく本当に正しいことは何かの基準で考えることが必要であると書きました。
 しかしながら、一番そういう視点の必要な政治の世界が選挙に通ることなど自分の利益でしか動いていないことは年末からの新党騒ぎなどから明らかです。
 
第1076話でも書いた私の嫌いな熊谷さんなんかこの間まで与党を攻めるポーズをしていながら年が開けたら与党が全て正しいのですと言わんばかりの姿勢で大きな顔をしています。あんなの見せ付けられたら、いかに政治家が信じられないかが良く分かります。尤も、あの人は民主党の中で裏で足を引っ張っていたのは明らかでしたが・・・。
 それにしても、本当に国民のためを考えて政治をしているとは到底思えません。あんなことが平然と行われるのですから、やはりこの国には本当の正義はなさそうです。

   論壇 ビジョンボックス 平成15年1月15日内部告発者は「競技のレフリー」にそんな社会正義を考えさせられるものがありました。

 ・・・略

 学校でも、ルール違反や規則違反については、厳しく罰せられることを子供の頃から 身をもって教わります。 コミュニティー(社会集団)の構成員として、秩序よく組織の維持管理・運営をする原則を教わるのです。・・・中略

  一般的には、公益のための『内部告発』と、特定の報酬や条件を期待する『密告』とはまったく異なる性質のものです。 スポーツのレフリーが、ルール違反や反則に際し て、笛を吹いて注意を促します。 そういう意味から、公益情報の内部告発者 を“Whistle blower(笛を吹く“審判員”)と呼んでいるのです。・・・以下略

 Whistle blowerってこういう意味だったんですね。英語に弱いのでピンときていませんでした。
 「公益のための審判員」と考えれば、はっきりと内部告発の大切さが認識できます。この精神ですね。
 この価値判断さえはっきりとしていれば、内部告発に対する日本人の考え方のおかしさも変わってくるのじゃないでしょうか。
 小さな組織を守って、それで得をした気分になっているが実際にはもっと大きな視点で見ると、もっと大きな損をしているということになります。
 小さな妥協が大きな害をもたらす。日本中が政治家を頂点としてこんな自覚を持てばもっと良い世の中になりそうです。

無理でしょうね!

2003119日日曜日  第1218回  アジア大会

 第1211回で書いた「北朝鮮拉致問題でニューヨーク・タイムズに意見広告を出そう!」が15日に募金の残高を「家族の会」へ寄付したそうです。
 これで一応今回の運動は無事終わったということでしょう。私としては、もっと世界に訴えかける運動が続いて欲しかったが、掲示板への悪意のある書き込みなどを見ているとそんなに簡単なものではないことが実感させられ、仕方ないのかなと思ってしまいます。
 17日に「ニュースステーション」でニューヨークの人たちへの街頭インタビューをやっていましたが、サダム・フセインを知っていても金正日を知らない人が多いようでした。テレビのヤラセかもしれませんが、その程度の認識しかないのが本当のところでしょう。
 それだけに、個人に任せるのじゃなく政府がもっと世界に発信すべきことなのじゃないでしょうか。何となく、すっきりしないものがあります。

 そんなもやもやした気持ちを逆なでするような情報が勝谷さんの1月17日の日記にありました。

 ・・・略

 青森のアジア大会に参加する北朝鮮選手団の参加費用は日本政府が出しているとの情報が入ってきた。もっと金を出すとあの従軍慰安婦もとい喜び組も送ってやるがどうかと言っているらしい。夏の釜山大会でも奴らの参加費用は韓国が出した。しかしこのことは明らかにされ国民も納得しているという。・・・以下略

 本当でしょうか。これが本当だとしたら日本政府は何を考えているのでしょう。ここまで国民の気持ちを馬鹿にした話があるでしょうか。いくらなんでも信じがたいものがあります。そんな金があるのなら、世界中のメディアに意見広告を出すべきでしょう。やることがまるっきり反対です。
 しかし、こんなことが実際に国民に知らされることなくこっそりと行われたりしたらこの怒りはどこへぶつけたらいいのでしょう。
 こんな時こそマスコミは大々的に取り上げるべきですが逆に美女軍団が来るかどうか等と騒いでいたりします。全く、どうなっているのでしょう。又しても、何か裏があるのか?単なる噂であってくれれば良いのですが・・・。もしも、これが本当であれば、この国は完全に終わりでしょう。

ありそうなだけに怖い!

2003120日月曜日  第1219回  田中知事

 19日の「サンデープロジェクト」は先週に続いて久し振りに面白かった。尤も、各党の幹事長が集まって、北朝鮮問題などに肝心な所になると口を濁したようなくだらない意見を言っていたものではありません。
 あの長野県知事の田中さんが5ヶ月ぶりに出演したのです。前の、幹事長達は田中さん1人の熱い語りの足元にも及ばないのが良く分かりました。
 要するに、情熱の差ですね。幹事長さんたちは自分や党のことしか頭にないから、この国をどうしたいのかというものが全く見えない。その為に、発する言葉にも何の迫力もない。あんな国会議員が何人いても無駄でしかない。あの人たちが国会議員をやっている限りこの国が良くなることはないでしょう。

 それに比べて、田中さんの長野県を考える情熱は本物でしょう。その情熱が語られる言葉に乗り移っている。だから、聞いているほうも熱くなる。
 「あぁ!この人は本当に県民の為になることは何かを一生懸命考えて実行しようとしている」と実感できる。政治って、こうでなきゃ。

 その考え方は、どうも先週「サンデープロジェクト」が横須賀市沢田市長と一緒に取り上げていた愛知県高浜市森市長さんの徹底した現場主義を参考にしているようです。
 実際視察にも訪づれ、国のお仕着せの通りの箱物であれば予算が多くつくというような従来の行政方式に頼るのでなく、予算はつかないが今までの建物を修理して有効に使うとか、地元の人たちの力を有効に使い雇用の創造をはかるという考え方を取り入れようとしているようです。

 どうやら、「サンデープロジェクト」は地方からの改革を先導したいようですが、この情報操作には乗っても良さそうです。
しかし、数は少ないと言えども地方には素晴らしいリーダーがいるようです。

何故国政にいないのか!

2003121日火曜日  第1220回  先人への尊敬

 昨日書いた田中さんが、国の予算のおかしさの例として、滋賀県豊郷町のヴォーリーズさんの建てた小学校の建て替え問題にも触れていました。
 あの建物を耐震構造に修理して使うより新築する方が国の補助が沢山つく。その当たりに町長が取り壊しにこだわる理由があるようです。その裏には、中央官庁が自分達の縄張りを広げたいという意識があるようです。修理して使えるものを、建て替えれば予算を沢山つけるというやり方で無理やり建て替えさせるという国のやり方は、どう考えてもおかしいですね。
 どうやら、この方式には政・財の思惑も絡んでいるようです。こんなやり方で、いりもしない箱物を無理やりつくり、そのお金にたかって掠め取ってきたのが今までのやり方だったと言うことのようです。こんなことばかりやってれば、いくらお金があっても足りなくなるのは目に見えています。しかしながら、今更ながら、この国の仕組みにはあきれ果てますね。

 実を言えば、第292話でも書いたように、私は、京都などでの景観論争などの時には、どちらかと言えば、古いものを壊す事に反対ではありませんでした。と言うのも、以下に古いものであろうとも、立てられた当時は一番新しいものだったという考えを持っているからです。
 今は、古色蒼然として、貫禄のあるものも、壮健当時は金ぴかだったはずです。それが、何百年と経つ間に塗装もはげて今のようになっただけのことだと思います。そうであれば、何時の時代もその時々の最高のものと思われるものを創ることにやたらに反対するべきではないのじゃないかと思っていました。現実にそこに住んでいる人の不便さもあるはずです。

 ところが、今度のような使えるものをも壊そうとする意思が働いていることもあることを知ると、そんな考えを考え直さないといけないときもあるかなと思ってしまいます。

 そんな、心の揺れにとどめを刺すような記事がありました。26日の読売新聞日曜日版のコラム「旅心 ひと」に「イタリア文化 先人への尊敬」とのタイトルでNHKアナウンサー 森田 美由紀さんが書いていました。

 ・・・略

 今を目一杯楽しむイタリア人だが、先人達の偉業に対する尊敬の念は並々ならぬものである。

 かって取材で訪ねたベネチア。アドリア海の潟に築かれた世界に類を見ない水の都で1人暮らしをしているおばあさんは、雨漏りに悩まされていた。直したいのだが、ベネチアの建物はほとんどすべてが歴史遺産。わずかでも勝手に手をいれることはできない。いくつ者役所に申請し、調査を経てからようやく修理ということになるのだが、珍しい建築様式のため、何年も許可が下りず、部屋にいくつもバケツやボウルを置いて暮らしている。さぞかし不便だろうと、「引越しは考えないですか」と聞くと「、考えたこともない。何たって、世界一美しい町にすんでいるんだから」と言う答えが返ってきた。・・・以下略

 こんな気持ちで住んでいる人たちもいるんですね。やはり、外から見ただけでは本当のところは分からないようです。勝手に、不便だろうと考えることには、住んでいる人の思い入れまでには思いが至らなかったと言うことのようです。
 それにしても「世界一美しい町にすんでいるんだから」と言う言葉には感動します。私が魅せられた
ベネチアもこうした人たちの思いで保たれているんですね。

勝手な考えを反省!

2003122日水曜日  第1221回  京阪フィッシャーマンズ・ワーフ

 開通の時からかかわってきただけに、第1022話の瀬戸大橋真ん中の島・与島へカジノを作ろうと言う話を取上げたり、瀬戸大橋ウォーキングなどなんとかあの瀬戸大橋を活気付けることは出来ないものかと思っていましたが、とうとう一つの区切りが来たようです。

 20日に京阪フィッシャーマンズ・ワーフの3月末での閉鎖が発表されました。オープンの年の凄まじいまでの人の波は年々減る一方で、何時かはこんな日が来るのじゃないかと心配していましたが、当初の賑わいを取り戻すことなくとうとうその日が来てしまいました。
 瀬戸大橋の真ん中で圧倒的なスケールを誇る世界一の橋と瀬戸内海国立公園の多島美を眺めることが出来る絶好のロケーションもあの高額な通行料金の所為もあって最初の物珍しさの観光客が去った後は通行量が増えることはありませんでした。
 もちろん、もう2本の橋が出来たことも大きく影響しています。それでも、あのべらぼうな通行料金の影響は否定できないでしょう。

 あの時に出来たレオマ・ワールドもすでに閉鎖され香川県も寂れる一方という感じでしょうか。当時レオマと同じように日本全国に雨後のたけのこのごとく林立したテーマパークも殆どが同じ運命をたどっているようです。USJも数々の不祥事でオープンの賑わいがなくなり赤字に転落のようです。毎年の莫大な投資でリピーターを確保しているディズニーだけが勝ち残っている状態です。
 利益を目的として莫大な投資をした民間のテーマパークでさえディズニーのような努力でやっと生き残こることが出来るという現実の前に、何の努力もしない公団の経営する橋の高い通行料を払わないと訪れることが出来ない京阪フィッシャーマンズ・ワーフが勝ち残ることは不可能だったことは明らかです。経営努力以前の問題だと思います。

 それにしても、東京湾横断道路の海ぼたるにも同じような結末が待っていそうな気がします。つまりは、折角作った橋を無用の長物化させたのは国の政策の貧しさに尽きるのではないでしょうか。
 作ったことに批判はありますが、今更出来たものをどうこう言うのは無駄なことです。それならば、どうやって有効に使って採算に乗せるかを考えるべきではないでしょうか。
 建設費を通行量で賄うことは不可能であることは明らかなのですから、誤りを素直に認めて負債は国が負担すべきでしょう。そして、後は如何に有効利用するかを考えることです。
 採算を度外視して作っているからこそ、世界に類のないスケールの観光スポットを手に入れることが出来たのですから、それで世界中から観光客を呼び寄せれば、投資した税金も回収できるかもしれません。

もったいない!

2003123日木曜日  第1222回  モーゼプロジェクト

 第1220回NHKアナウンサー森田 美由紀さんの書いたベネチアを取り上げたところですが、22日のNHK朝のニュースで偶然でしょうかそれとも何か意図があるのか(最近の拉致問題などでマスコミに懐疑心を持ち過ぎかも・・・)ベネチア取上げられていました。
 ずっと以前から良く取り上げられている浸水問題です。満潮の時、特に大潮の時には道路や広場に海水があふれて生活にも大きな影響が出ている。これも、地球温暖化の影響なのかもしれません。
 一階を借りて住んでいる若い女性が、折角ベネチアに住めたのに水との戦いで生活を楽しむ事も出来ないと嘆いていました。
第1220回の1人暮らしのおばあさんより悲惨なのかもしれません。

 その危機を防ぐ為に「モーゼプロジェクト」という稼動堰が計画されているのだそうです。有明の稼動堰を思い出させる話です。やはり、環境への影響を心配して反対の声もあるようです。又しても、難しい問題ですね。しかし「モーゼプロジェクト」とは粋な名前つけますね。

 しかし、あんな海の中に稼動堰なんか作れるのだろうかと疑問に思い早速サーチで調べてみました。

 四国新聞から 沈むベネチア

 

 CDIT → 海外水門調査団レポート

 海外の環境回復・創出事例 → ベネチア・モーゼ計画(PDFファイル)

 沈むベネチアによると

 ・・・略

 アドリア海に面した南北四十キロ、東西十キロのラグーン(潟湖)の中央にベネチア島はある。細長いリド島が自 然の堤防のようにラグーンをふさいでおり、外海とは三つの入り口でつながっているだけ。閉鎖性は極めて高い。・・・以下略

 成る程、3ヶ所で稼動堰を作れば一応海水は制御できるんですね。ベネチアがこんな湾内のようなところにあるとは知りませんでした。三方が海に開けているのだとばかり思っていました。知らぬは私だけだったのかも・・・。
 何でも500億円以上のプロジェクトだそうです。日本の無駄遣いからみれば直ぐに出来そうですね。それにしても、ここを塞げばその内側はどうなるか、有明以上の影響がありそうにみえます。
 地球温暖化がこんな所にまで影響を及ぼしているとしたら、堰を作ると言うような小手先の対策じゃなく根本的な手を打つ必要がありそうです。

戦争なんかやってる暇はない!

2003124日金曜日  第1223回  北朝鮮の工作

 拉致問題がはっきりしてからのHP巡回で毎日驚くことばかりでした。どうして日本がこんなに酷くなったのかも殆ど拉致問題の掲示板からの情報から分かったような気がします。
 戦後教育もマスコミも政治も全てと言っていいほど北朝鮮の工作によって操られてきたと言ってもいいようです。

 散々、色んな所を回りましたが、これが一番分かりやすかったです。

 救う会の会長さんの講演を記録したものだそうです。

 資料とかリンクとか・・・ →現代コリヤ研究所佐藤所長の北朝鮮最新事情講演議事録

 政治家には殆どと言ってもいいくらい北朝鮮からお金が回っているようです。信じたくはないですが、信じざるを得ないでしょう。成る程、これなら今の日本の体たらくも納得が行きます。
 社会党とマスコミと自民党が一緒になって北朝鮮の為に働いていりゃ世話はないですね。こうやって日本は食い物にされてきたのです。こんな人たちが日本を牛耳ってきていたとは、本当に非国民といってもいいでしょう。国民もここまでコケにされてはザマァないですね。その1人の加藤さんはまだ選挙で返り咲こうとしている。恥知らずもいいところです。こんな人が返り咲くようなことがあったらいよいよ日本も終わりです。尤も、北朝鮮のやり方が巧妙だったと言うことかもしれませんが・・・。どちらにしても、金に弱すぎますね。

 それにしても、ネットの威力は本当に凄いものです。私も、もしネットをやってなかったら未だにこんな裏も知らずに騙され続けたいたことでしょう。
 しかしながら、マスコミは未だにこうしたことを取り上げようとしません。本当に腐っていますね。
 しかし、拉致を知った国民はもう騙されません。ネットの広がりで国民はだんだん分かってきました。マスコミの報道を鵜呑みにすることの怖さが分かってきたのです。この流れは止まらないでしょう。
 
 佐藤勝巳さんの長い間の努力がやっと日の目を見るときが来たようです。日本人にも立派な人がいるもんですね。ここまで公表して命は大丈夫でしょうか。

国民も目を覚ます時です!

2003125日土曜日  第1224回  中国

 第1213回で書いたように、やはり北朝鮮は内部から崩壊させるしかなさそうです。その為には、中国に脱北者を難民と認めさせることがどうしても必要だと思います。
 何故日本がそのことを中国に申し入れないのか、歯がゆいばかりです。北朝鮮ばかりでなく中国に対しても何にも言えないところを見るときっと中国からも政治家にお金が回っているのでしょうね。誰が考えても分かることをやらないという所を見るとどう考えてもそうとしか思えません。
 金に魂を売るということの怖さを思い知らされます。しかし、仮にも政治家になって国の為に働こうというほどの人間なら、その根本のところで踏みとどまって欲しいものです。求める方が無理なのでしょうか。
 ここまで日本人が腐ってしまったのも、社会党や日教組を使って戦後の教育にまで入り込んできた北朝鮮の策略が上手く行ったということなのかもしれません。本当に怖いですね。

 しかし、NGOが計画した脱北者たちの日本と韓国への脱出計画が失敗して、多くの人が逮捕されたことでマスコミがやっと中国に対して難民認定を求める論調になってきました。本当にNGOの人たちには頭が下がります。金まみれの政治家とどうして同じ人間でありながらこうも違うのか。

 23日の産経新聞「主張」 ・・・略

 中朝国境の中国・吉林省には朝鮮族自治州があり難民の溜まり場になっている。このため韓国ではこの地域に難民救済施設を建設してはどうかという構想もある。しかし北朝鮮難民の直接の舞台は中国であり、問題の処理、解決には中国政府の協力が不可欠だ。同時に国連難民高等弁務官事務所など国際機関の関与も必要だ。

まずは中国が脱北者を「難民」と認め、国連機関と対策を協議し、韓国や日本など周辺国を交えた国際社会による処理、管理方法も検討されるべきだ。中国の責任と役割は大きい。

 24日日本経済新聞社説

 ・・・略

 中国政府はまず国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と十分協議し、人道的に対応すべきであ る。

UNHCRは中国当局に対し、難民審査のための面会と事情聴取を認めるよう要請、さらにこれら 脱北者を強制送還しないよう求めた。中国は1951年の「難民の地位に関する条約」の締約国であ り、条約上の義務を順守することが求められている。中国がこのUNHCRの要請を全面的に受け入 れるよう望む。・・・以下略

 13日に続いて24日毎日新聞社説

 ・・・略

 中国は北朝鮮と国境地域の社会秩序維持の協定を結んでいるが、国際条約より2 国間協定を優先しているとしたら、国際ルールに反することを改めて指摘したい。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は中国政府に対し、拘束した脱北者を送 還しないよう求めるとともに、UNHCR職員による難民の資格審査を求めた。国連の 常任理事国である中国政府は速やかにこの要請を受け入れるべきである。・・・以下略

 マスコミがどこまで本気かは分かりませんが、それでもこうした記事が増えてくることはいいことだと思います。この考えを世界に広めることで中国の考えを早急に改めさせることが必要です。
 今こそ、日本政府も心を入れ替えてこの中国の問題を世界にアピールして行くべきである。そして、産経新聞が書いているように、難民救済施設を建設するべきである。
 中国に土地を提供してもらって、北朝鮮崩壊までの間、旧満州のような国を作る位の考えがあってもいいのではないでしょうか。こんな所にこそ金を使うべきである。そうすれば、北朝鮮崩壊後の難民の一気の流出も防げるのではないでしょうか。
 あの金正日体制を内部から崩壊させるにはこの方法しかないような気がします。

 大きなことのためには小さな公約は守らなくても良いと言った小泉さん、このくらい大きなことをやったらどうですか。

時間はないですよ!

2003126日日曜日  第1225回  観光立国

 第1221回で京阪フィシャーマンズ・ワーフの閉鎖に触れて、折角の瀬戸大橋を世界の観光スポットとして活かしたいものだと書きました。
 以前にも
第1022話でカジノ計画を紹介したり、第794話の自然鑑賞型観光や瀬戸大橋ウォーキング、瀬戸大橋マラソンなどのありきたりではありますが私なりのアイデアも書きました。それもこれも、何とか瀬戸大橋を活かしたいとの思いからでした。

 政府がやっと観光の大事さに気がついたようです。

 24日の日本経済新聞 社説  「観光立国」は将来をかけた国家戦略だ

 グローバル時代を迎えて「観光」をいかに振興するかが重要な国家戦略になってきた。小泉純一 郎首相はそれを幅広い観点から検討するため、24日有識者による観光立国懇談会を開く。・・・中略

 日本人の海外旅行者数は年間約1600万人に上るが、外国から日本に来る旅行者はその4分の1 500万人足らずにとどまる。外国人旅行者を1番多く迎えているフランスでは7000万人を優に超える。日本は世界で30番台半ばのランクに甘んじており、中国、韓国よりも少ない。・・・以下略

 フランスの7000万人は凄いですね。ここまでは無理としても、せめて海外旅行者数と同じ1600万人を目指してもいいのじゃないでしょうか。
 その為には、魅力ある観光地は当然ですが、それ以上に運賃と宿泊費を何とかしなくてはならないでしょう。
 日本人自体が、国内より海外の方がお金がかからないと感じるようでは日本人以上にコストにシビアな海外の人を呼び込むことは不可能でしょう。ましてや1600万人なんてとんでもなさそうです。
 国内の移動は世界に誇る新幹線で楽しんでもらう、当然、北海道から鹿児島までの新幹線網は出来上がっている。利用率が高くなるから運賃は半分でも十分利益が上がるなんて事になれば万々歳です。
 そうやって観光客が日本中にあふれることになれば、外人さんとの付き合いも慣れてくるでしょう。大分酷くなってきたとはいえ世界に誇る治安の良さ、や日本人のきめ細かな人情でもてなせば、日本の良さを世界に広めることが出来ます。日本のお金を稼ぎながらグローバル化にも慣れることが出来ます。
 外務省をなくして、その予算を「観光立国」に回した方が、余程、景気の浮揚と日本の宣伝になりそうです。

 しかし、フランスの7000万人って想像を絶するものがありますね。観光もここまでになれば、下手な産業より経済効果は大きいでしょうね。町並みの保存にも力が入るはずです。ここまで来ると、昔の貴族の搾取も後世の人たちの職を確保することにより罪滅ぼしになっているのかも。

世界に売り出そう日本の良さ!

2003127日月曜日  第1226回  公益法人

 26日の「サンデープロジェクト」は久し振りに大谷昭宏さんが第1044話でも書いた公益法人のその後を取り上げていました。
 あの放送を見て、整備振興会の下部組織が自民党へ会員に了承を得ずに立替えて選挙献金した証拠を告発する匿名の書類が送られてきていました。
 官僚が天下りなどの為に作った公益法人とその組織を利用する自民党。本当にどっちもどっちです。

 その前に出演していた中田横浜市長が地方自治の一番のネックは無駄で今更いらないと箱物を止めようとすると、その予算をつけている省が「それなら、それまでについていた予算も返せ」と言われることだと言っていました。
 そして、予算を節約して赤字を減らせばその分次の年の予算は減らされる。だから、好い加減にやって赤字が多いほうが予算が多くつくという様な不公平がまかり通っているのだそうです。そんなことだから、一生懸命やる方が損をすることになる。やはりこの国の仕組みは完全に狂っているとしか思えません。

 あの北朝鮮のお金(元は日本国民の税金)で操られていた政治家や省益や天下りのことばかり考えている官僚、そしてそれに群がる企業とくれば国がおかしくならないはずはないですね。よくも、これだけがっちりと税金泥棒の組織が出来上がったものです。人間の欲望の際限なさの証拠でしょうか。
しかしながら、ここまでこの国が腐っていたとは想像を絶するものがあります。これは生半可なことじゃ駄目ですね。
 この際、60歳以上の政治家と
公益法人などへ天下りした官僚は全て引退してもらって一からやり直すくらいのことをしないとどうにもならないでしょう。

今更手の打ちようがなさそう!

2003128日火曜日  第1227回  恐喝

 27日の朝のNHKニュースでロシアの原潜の解体に日本が40億の援助をしているがとてもじゃないが足らないのでもっと援助を欲しがっていることをやっていました。
 かなり以前から問題になっていたことですが、あれ程、納得の行かない話も無いですね。散々軍備の増強を図ったが、事情があって金が無くなってしまった。しかし、老朽化した原潜を解体しないと日本海は放射能汚染で大変なことになる。だから日本海が汚染したら困る日本が援助してくれ。
 こんな出鱈目な話がありますか。かといって、放っておけば、日本としても大変なことになるから援助せざるを得ない。全く、脅迫としか言えません。

 26日にもNHKスペシャル「ロシア戦略ミサイル軍」で同じようにミサイルの解体の予算が無くてアメリカや日本からのお金を当てにしている現状を取り上げていました。
 一方では解体しながら、新しいミサイルを作る予算が無くて使用期限の過ぎた多弾頭の移動式のミサイルの使用期限を延長したりしているのですから、全く漫画とか言いようが無い状況です。
 あの開発に要した莫大な予算と維持管理費があれば、ロシアももっと裕福な生活が出来ていたでしょう。戦争と言うものの馬鹿らしさをしみじみ考えさせられる放送でした。
 あの無駄をなくすることが出来るのなら、どんな努力も惜しむべきではないと思いますが、それでも、軍備を放棄することが出来ない人間の悲しさですね。

 そして、今の北朝鮮の援助をよこせと言う無茶苦茶なやり方もこのロシアのやり方と全く同じです。サイト巡りの情報によると、北朝鮮は、ロシア以上に武器のメインテナンスが出来ない状態のようです。ジェット戦闘機の演習をする力も無いそうです。それでも尚、国民を飢えさせても軍備に力を入れる。その為に、恐喝外交を展開する。本当に、理不尽この上なしです。怒りを通り越して呆れるより仕方ないという所です。

 しかし、このパターン、どこかで見たことあるような気がするのです。そうです、日本の今の経済も同じです。
 バブルで踊った大企業が「借金を棒引きにしてくれないと倒産するぞ!そうなったら、日本の経済は大変だ。何とかしろ。」と言っているのと全く同じですね。結局バカを見るのは弱い庶民だけ。

ホント、バカみたい!

2003129日水曜日  第1228回  工作

 第1209回でチョッと触れましたが、第9話等で久し振りに骨のある経営者が出てきたと思って何度か取り上げてきたトヨタの奥田会長が消費税を毎年1%ずつ引き上げていくなどということを言い出したので「ああ、この人もやっぱり強者の理論でしかないのか」とがっかりしたものです。奥田さんにトッテンさんのOur Worldを見て考え直して欲しいものです。
 同じように、この部屋で注目していた「
週刊金曜日」も第1154話で書いたように拉致事件でミソをつけてしまいました。
 何が本当に正しいのか見分けることの難しさを考えさせられることばかりです。

 特に、拉致事件がはっきりした頃からのサイト巡回で今までに信じていたことが覆されることが沢山ありました。それで、第1223回で拉致問題からのネット巡回で日本の戦後が北朝鮮の工作によってゆがめられてきたことに気がつかされたことを書きました。
 その後の巡回で見つけたサイト「
南京大虐殺はウソだ!」に、もっとがっかりすることがありました。どうやら中国の影響も恐ろしいものがありそうです。
 この南京大虐殺というのは私は学校で教わった記憶が無かったのですが、この
HPを見てみると、どうやら、私の時代にはこんな説は無かったようです。その後、この説が出てきて、教科書にも取り上げられるようになったようです。
 そして、その説を広めたのが朝日新聞であり、
第186話第398話で取り上げた「週刊金曜日」の編集委員である本多勝一さんだったということです。何とも、ショックでした。

 別に、その人の過去がどうであれ、その時点で見つけ感動した言葉を取り上げてきたのだから関係ないと言えば無いのですが、やはり、何となくすっきりとはしません。
 それにしても、勉強不足を痛感します。言葉の奥に隠された真実を見つめる力が必要ですね。何でも、無批判に信じるのじゃなくきちんと自分で考える力を持たないと大変な事になりそうです。

 しかし、こうしてみると、日本の戦後というのは本当に異常ですね。近隣の国によってマスコミや識者と言われる人たちがコントロールされて、それによって教育までゆがめられ自分の国に自信が持てなくなってしまった。こんな国はチョッと無いのじゃないでしょうか。
 今回の拉致事件が無ければ、私も騙され続けていただろうと思います。情報操作の恐ろしさを感じずに入られません。
 しかしながら、こんなことに気がついたのもネットのお陰といえそうです。

ネットの威力は本当に凄い!

2003130日木曜日  第1229回  二極化

 昨日トヨタの奥田会長にトッテンさんのOur Worldを見てもらいたいものだと書きました。その後もう一度訪問してみると、No.558 誰のための経団連がアップされていました。何とも偶然でびっくりです。

  ・・・略

 その経団連会長が新年にあたり発表したリリースを読み、まさに強者による「弱肉強食」社会をつくるための項目事項の数々に、怒りを通り越して苦笑してしまった。日本という社会を殺して、自分の企業だけが栄えることができると、経団連は思っているのだろうか。・・・中略

 しかし、経団連会長に対して私のような反論をするメディアはない。なぜ なら経団連会員企業は広告宣伝でメディアを支配しているからだ。だから こそ「消費税増税やむなし」といった論調になるのである。

 このトッテンさんの考えはまだまだ日の目を見ていません。流れは完全に少数の金持ちと大多数の貧乏人の二極化に向かっているようです。
 国民が早く気がついて反対の声を上げないと気がつい多時には大変なことになってしまっているでしょう。

 もう一つトヨタに関する気になるものがありました。

 論壇 → 目安箱 → 1月26日 トヨタ自動車の過重労働を報道しないメディア

 1月23日の予算委員会で、共産党の山口富男氏の、豊田労働基準監督署管内の長時間労働の問題提議で、槍玉にあげられたトヨタ自動車であるが、この件を、メディアではほとんど取上げません。

 特にトヨタの企業名は御法度なのでしょうか。 メディアの大広告主としてのトヨタ自動車への配慮なのか、それとも圧力なのか。 日本のメディアの腐敗ぶりは深刻です。・・・以下略

 ここでも、メディアの問題点を指摘しています。どうやら、持てるものが持たざるものが気がつかないうちに二極化を押し進めるためにメディアを操作しているのかもしれません。

 これも何時もの巡回経路「巨泉の内遊外歓」1月10日で巨泉さんがアメリカの二極化を取り上げそれに続く日本を指摘していました。

 ・・・略

 一方で貧富に関係なく必要な健康保険や医療費の個人負担はどんどん増える傾向だ。年金の受け取り額は減り、年齢は上げられる。要するに簡単に言えば、貧富の差を拡げる政策の軌道に乗っているのである。・・・以下略

 どちらかと言えば勝ち組に属すると思われるトッテンさんや巨泉さんの発言だけに貴重なのではないでしょうか。尤も、勝ち組に近いだけにその進んでいる道が見えやすいのかもしれません。
 それにしても、期待していた奥田さん、やはり権力の頂点に立つと考えも変わってしまうのでしょうか。残念ですね。
 しかしながら、日本の二極化はどうしても企業優先のように思えます。企業ばかりを栄えさせてどうするのでしょう。そこに働く社員こそ人間らしく扱うべきでしょう。所詮社員は使い捨てですか。

主役はどっちだ!

2003131日金曜日  第1230回  隠された真実

29日の夕方の日本テレビニュースによると第1175話第1194話でも報告させてもらった「隠された真実」の徳島の事件に新たな進展があったようです。
 あの間違いをどうしても認めようとしなかった徳島県警が遂に自殺説を取り下げて事件として取り上げるから告訴状を提出してくれと遺族側の弁護士に連絡してきたそうです。

 目撃者の出現や日本テレビが盛んに自画自賛していた車に残った亜鉛メッキされた鉄の杭の跡などの新たな証拠からこれ以上誤魔化すことは出来ないと悟ったのじゃないでしょうか。
 それにしても、本当に権力の怖さを思い知らされた事件でした。遺族の粘り強い執念がなければ完全に闇の中に葬り去られていたでしょう。特に妹さんの執念には頭が下がります。
 ここまでくれば、事件の解決も近そうです。ご家族の努力が一日も早く報われることを期待します。

 被害者がないがしろにされている事件はまだまだありそうです。

 ジャーナリスト柳原三佳HPによると2月2日にあの「ザ・スクープ」が岡川事件という大分で起こった事故をとりあげるそうです。これも被害者の家族が逆に訴えられたりしている警察の杜撰さが問われる事件のようです。

 最近のサイト巡りの中で拉致事件関係の掲示板では朝日新聞やテレビ朝日、そして鳥越さんの評判はあまり良くないようですが、こういう事件では頑張っているようです。鳥越さんもこんな事件だけをやっていれば良いのかも。私と同じで正義感が前に出すぎて甘さがあるのかもしれません。

難しいですね!

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