団塊の世代の部屋(37)

 

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200281日木曜日  第1047話  非常識

 いつも、日本に対する不満ばかり書いているようですが、それは、好きだからこそなのは間違いありません。興味がなければ不満が出ることもありません。

 ワールドカップで日本人のマナーのよさが見直されたという意見が多いようです。相手国でさえ、受け入れて応援する度量の広さというか多様性を自然に受け入れる能力のようなものが評価されたような気がします。 
 その、一番顕著な例が日本人の宗教観に現れているのかもしれません。一神教であるキリスト教やイスラム教などが、他の宗教を認めようとせず戦争の原因となっている。日本で一番多い仏教は、他の宗教を認めている珍しい宗教だそうです。だからでしょうか、宗派も沢山あります。その多様性のある宗教を受け入れているのは、日本人の多様性でもあるのでしょう。
 その上に、平気でクリスマスを祝い、教会で結婚式を挙げたりと仏教にさえこだわりません。そして、「千と千尋の神隠し」に描かれているように八百万の神をも素直に受け入れて、森羅万象にも神を見る国民でもあります。

 こうしたことは、欠点のように言われますが、意外とこれが日本人のよさかもしれません。漢字、ひらがな、カタカナと三つの表現方法を持つのも世界では珍しいことのようです。それどころか、アルファベットだって氾濫しています。だぼハゼのように何でも飲み込んで消化してしまいます。
 是ほど、なんでも貪欲に取り込むことができることこそ日本人の誇れる特性なのかもしれません。もしかしたら、その何でもありの能力が、世界で生かされるのではないでしょうか。

 今アイルランドへ留学している鷹瀬さんのHPに、興味深いものがありました。

 それは、観劇に行ったとき、、観客の一人が所謂、身障者で劇の間ずーっと奇声を発したり手をたたいたりしていたのだそうです。しかし、誰一人それをとがめることもなく当然のこととして受け入れていたのだそうです。そして、それは、人間性というより教育の成果のようです。

 ヨーロッパ各国からの留学生仲間に聞くとヨーロッパでは身障者は当然のものとして受け入れられているという。日本のように、特殊学級として隔離するのじゃなく、一般のクラスに当然のように受け入れていることがその大きな理由のようです。やはり教育です。

 日本でも、あの乙武さんのように、普通学級へ通った人もいますが、それは、例外中の例外といえるでしょう。しかし、それがあたりまえになることが両方にとって幸せなことなのじゃないでしょうか。

 多様性を受け入れることの得意な日本でそうした差別があるのは人間性というより教育の問題のように思えます。今からでも、遅くは無い、身障者も移民も子供のころから当然のこととして受け入れる体制を作れば、海外以上に日本では定着するのではないでしょうか。なんたって、どんな環境も受け入れる国民性があるのですから。

 戦争放棄のような憲法を50年も変えることなく受け入れて来たことのように、日頃から世界の非常識と言われていることが、案外世界の未来を暗示しているのかもしれません。日本が日本の常識を世界に広めることが世界平和に繋がるかもしれません。日本の常識を世界の常識に!

異常さにも、いい面はある!

200282日金曜日  第1048話  マーガリン

 大阪での単身赴任時代に身についたものに朝食があります。自炊なんてものは頭から考えていなかった私としては、三食をどうするかが大問題でした。その中でも、昼と夜は外食でもしのげますが朝食だけは自分で何とかしなければなりませんでした。
 そこで、考えたのが、一番手軽そうなパン食です。トーストと牛乳を基本として、後、何を加えるかです。私は、これにバナナを一本加えました。後半は、ヨーグルトに野菜ジュースも加えました。トーストには脂肪の取りすぎを警戒して、バターじゃなくマーガリンです。

 健康に無頓着なように見えて結構気にしている小心者が考えた、手のかからない、最低限栄養にも気をつけた、ベストな選択だと自負しています。
 単身赴任を終えた今も、このパターンを守っています。野菜だけは家庭料理で単身赴任のときほど不足しないと思い、野菜ジュースは止めました。

 ところが、市民のための環境ガイド731日、「リノール酸でアトピー」を読んで、びっくりしました。

 週刊朝日の89日号の記事だそうです。

 ・・・略

 脂質は、バターやラードなどに多い動物性脂肪類、コーン脂などの多くの植物油に含まれるリノール酸系、魚油やシソ油に多いα−リノレン酸系の3種類に分けることができる。

 日本人は、リノール酸摂取量が40年間で2.5倍になっている。摂取した脂肪酸中の割合は世界一の25%にもなっている。マーガリン、ドレッシング、マヨネーズ、スナック菓子などを食べるようになり、鶏卵を毎日口にしているためと見られる。・・・中略

 リノール酸は、その代謝過程で、アラキドン酸という物質が作られ、このアラキドン酸から複雑な化学反応を経て、炎症を長引かせたり、増強させる物質を作り出す。

 このようなリノール酸だが、その摂取の増加には、「動物性脂肪はコレステロール値を上げ、リノール酸はコレステロール値を下げ、心臓病を予防する」という考え方が70年代から広く行き渡り、「バターよりもマーガリン」が常識になった

 91年に発行された日本医師会編集の「高脂血症診療のてびき」でも、「バター、ラード、牛脂をリノール酸の多いマーガリンや植物油に切り替える必要がある」としているが、奥山教授曰く「リノール酸に変えると、かえって心臓死が増えることが科学的に証明されている。リノール酸が善玉というのは間違いです」。・・・以下略

 私も、このマーガリン常識に完全に嵌っていました。こうなると、本当に何を信じていいのか分かりません。最近の健康ブームで、特にテレビ番組で是が良いと紹介されると、スーパーでの売れ行きが変わる為、仕入担当者が番組をチェックしているという時代ですので、情報に振り回されている面はありますが、やはり、誰だって、健康は気になるものでしょう。

 しかし、何事にも表裏はあるということです。全てが良いなんて物は無いと考える方が正解なのでしょう。特に、良いからと言って過剰な摂取はこれまた逆効果という場合もありそうです。

 まぁ!あまり神経質に成ることもないでしょうが、第1040話でも取り上げたように昔の日本食に戻るのが一番よさそうに思うのは私だけでしょうか。

なかなか面倒な時代です!

200283日土曜日  第1049話  住基ネット

 ペイオフが実質先送り。第139話第167話でも書きましたが、何度先送りしたら気が済むのでしょう。一体何が目的なのでしょう。金融機関を助けるのが目的ですか。 法律(?)できちんと決まっているペイオフは延期する。それに反して、法律違反とも言える住基ネットは先送りせずに無理やり実施。

 一体、何を基準にしているのでしょうか。 住基ネットには、富士通、NEC、日立などの大企業の利益が絡んでいる。つまりは、金融機関や大企業には甘く、国民など弱いものが相手の時は力ずくでごり押しという図式が見えるような気がしますが、考えすぎでしょうか。

 いつもお世話になっていりるHaruhisaさんから、面白いHPの情報を頂きました。

 自民党代議士も反対する住基ネットは危険がいっぱい!

 ここにも載っている杉並の山田区長さんは2日の「ニュースステーション」で「住基ネットには法整備が整うまで参加しない。」と宣言していました。

 反対している自民党の阪上善秀代議士によると、アメリカや韓国、台湾などは一元管理を避け分散型に移行したということのようです。インターネットのセキュリティの脆弱さを考えると、今の段階では被害が分散される方を採用するのは当然のことだと思われます。

 片山総務大臣のむきになった「絶対安全」の言葉を聞くたびに、「このおっさんあほちゃうか?コンピュータのことなんて分かってるのかいな?」と思ってしまいます。そしてとどめは「今まで使った費用が無駄になる。」発言です。全く、視点がずれていることおびただしい。損を隠すために損を重ねた銀行の現状を知らないとでも言うのでしょうか。

 テレビで評論家(誰かは忘れました。)の「撤退を恐れて戦争を拡大していった第二次世界大戦と同じ過ちを犯そうとしている」との言葉に納得しました。

 しかし、一方では、いつも巡回しているthink or die 愛と苦悩の日記2002/08/01でウエブ/マスターが情報を漏洩する方より、「それを悪用しようとする方への法整備が必要である」との考えにも共感できます。

 いずれにしても、医療費の3割負担などとともに弱いものがどんどん締め付けられているという思いはぬぐえません。

果たして、どうなっていくのでしょう!

200284日日曜日  第1050話  検察

 元大坂高検公安部長・三井環被告の初公判が7月30日開かれた。テレビや新聞などマスコミは相変わらず腰が引けた報道で、三井被告の罪を前面に出しているようです。

 その中で、意外だったのが読売新聞です。

 31日の朝刊で一面で弁護側の「調査費の告発の口封じで、公訴権の乱用だ」として公訴棄却を求めたことを大きく取り上げていた。26、27面に法廷の様子なども詳しく報道していました。

 その中でも、三井被告が「どちらが犯罪者、卑劣な人間か良く考えてほしい」、「犯罪行為は私を逮捕し、起訴した検察の側に存在する」と発言したことも書いていました。

 読売も思ってたより頑張ってるのかな?

 放送終了が近くなった3日の「ザ・スクープ」もこの問題を追及していました。どう考えても、検察側の疑惑隠しと考えるのが自然でしょう。それでも、あくまでもそんなことは無かったで通すつもりのようです。隠そうとすればするほど、墓穴を掘るように思えるのですが、権力のごり押しで隠し通すことが出来ると思っているとしたら思い上がりもはなはだしいと言えるでしょう。
 ネットの時代に、誤魔化しが何時までも通ると思っているのが時代錯誤な認識不足でしょう。検察こそが一番ネット時代の告発の恩恵をこうむっていると思われるのですが、自分達だけは関係ないと思っているのでしょうか。
 逆に、これが、最後までうやむやで葬り去られるようになることがあれば日本の先行きも暗いでしょう。

 鳥越さんが最後に「我々の番組が無くなるので検察もほっとしているのじゃないか?」と言っていました。

もったいない番組です!

200285日月曜日  第1051話  イリオモテジャパニーズ

 第385話で書きましたが、日本では、「それました」と放送されている台風が韓国や中国へ向かっているのにおかしなものを感じたり、海外での航空事故などがあるたびに日本人はいませんとなどと日本人さえいなければそれでいいような報道にどうしても違和感を感じるのは私だけなのかと思っていました。

 第987話で取り上げた読売新聞日曜版のコラム「赤土色のスペイン」で堀越千秋さんが又、面白いことを書いていました。
 余談ですが、この堀越さんって年寄りだと勝手に思っていたのですが何と私より一歳年下なんです。
Profileを見てびっくりしました。思い込みって怖いですね。

 ・・・略

 日本の新聞やテレビの不思議なところは、パレスチナの戦争やアルゼンチンの破産やアフガニスタンの惨状が、決してトップニュースにならないことだ。それよりも、マキコがくしゃみをしたとかムネオが滑ったとかが、まさに人類最大の怒りをもって語られている。「海外」で「外人同士」が何百人殺されようが殺そうが、「海外トピックス」なのである。ものすごい「国際感覚」だ。世界でも珍しい。イリオモテジャパニーズだ。・・・以下略

 マスコミが悪いのか、読者である日本人が悪いのか、マァ、両方なんでしょうが、考えさせられますね。私なども、こんなことを言いながら、やはり、国際面の記事に目が行くことは余り無い。どうしても国内の方に目が行ってしまうところがあります。

 海外で住んでいる人の目(例えば第64話で取り上げた岸恵子さんなど)で日本を見るとやはり反省すべき面が多いようです。外から見れば、良いところも、悪いところも分かりやすいのでしょうね。
 こういう人たちの意見をもっと取り入れて海外の良い面はもっと積極的に取り入れることが必要だと思います。それが、日本人の特質である
何でも受け入れる非常識をもっと生かせるように思います。
 しかし、こうした海外で活躍する人達をもっと外務省の改革に生かせないものなのでしょうか。大使もこうした人たちから選ぶのも面白いかもしれません。同じように海外で暮らしていても、よく指摘されているように外務省の人たちのように現地の人たちと付き合わないのでは、生きた情報も得ることは出来ないでしょうから。

 それにしても、マスコミの影響力は恐ろしいです。今度の住基ネットも今頃になって騒いだのでは手遅れと言うことでしょう。もっと本物のマスコミを持たないと日本は危ないですね。

もう手遅れかな!

200286日火曜日  第1052話  フェアレディZ

 第554話で取り上げた日産のフェアレディZが遂に発売になりました。発表の日にはNHKのニュースでも取り上げられていました。1メーカの特定の車種の発売をニュースで取り上げるのは珍しいことなのじゃないでしょうか。それだけ人気があったということでしょうか。アメリカではファンクラブがあって未だに初期のZが大事に乗られているようです。
 私も、車検がなければもう少し乗っていたかった。その後はそれ程乗りたいと思う車にも出会っていません。尤も、運転が面倒なのが一番大きな理由ですが・・・。

 4日の「サンデープロジェクト」で前回の続編として放送されました。製造中止が決まったあとも3人の技術者が開発を諦めずに取り組んでいたのだそうです。その情熱が当時の塙社長によって密かに続けることを承認され、ゴーン社長によってGOが出されたのだそうです。

 そして、日産の社員の夢を乗せて今回の発売となったと言うわけです。その物語は、NHKの「プロジェクトX」にぴったりと言うところでしょう。何時か取り上げたりして・・・。

 しかし、夢を持って仕事に取り組むと言うのは何時見ても感動させられますね。金融で儲けたなんて話には絶対に無い感動なのじゃないでしょうか。物を作る喜びにはかなわないと思うのは私だけでしょうか。
 大幅なリストラを実行した日産が本当に復活するかどうかはまだまだ予断を許さないと思いますが、縮み志向の中でも、こうした夢を持つことは社員を勇気付けることでしょう。
 これこそが、経営者の大きな仕事だと思います。リストラで従業員を整理することしか出来ない経営者に未来は無い。

 全く車に興味のなくなった私も、久し振りに興味がわきました。まぁ、二度と乗ることは無いでしょうが、夢のある車はやはり良いですね。

さて、日産はどうなるか!

200287日水曜日  第1053話  不参加のハガキ

 私が、名簿業者なるものがあることを知ったのは20年近く前になります。塾の生徒募集の営業に短い間ですが携わったことがあるのですが、その時会社から訪問先のリストを渡されました。それは、塾生の対象になる家庭の名簿でした。親御さんの住所氏名と対象である子供さんの名前と学年が網羅されているものでした。さすがに、蛇の道は蛇で、きちんとした名簿を作っているものだと感心したものです。ところが、よく聞いてみると、それは、名簿業者というものがあってそこから購入したものだったのです。
 「へ〜え!そんな商売があるんだ!」と感心したものですが、その後ダイレクトメールなどが頻繁に来るような時代になって、「こんな名簿もどこかの業者から手に入れたものを使っているのかもしれないなぁ」と妙に納得したものです。

 そして、自治体やNTTなどで名簿の流出が騒がれるたび、「成る程、こうやって名簿業者が集めているのか」とそのやり方に驚いたものです。

 そして、いよいよ5日から住基本ネットが始まりました。TVではどこのニュース番組もこの話題がトップです。裏では、この情報をどうやって手に入れるかの動きがすでに始まっているのでしょうね。何といっても、今度は全国民の情報が手に入るのですから、狙う方も必死でしょう。その価値はどれほどになるのやら。

 私などは、実際問題として、今更、知られて困るほどの財産も秘密も持ち合わせてはいませんが、やはり気持ちは良くないですね。

 暫く更新が途切れていた石井新平さんが、最近、更新を頻繁にされています。その85日に、住基ネットについて書かれていました。

 そこで、面白いHPが紹介されていました。自治体に、住基ネットへの不参加のハガキを出そうというものです。

 国民共通番号制に反対する会といって、今回の住基ネット反対を先頭に立って反対しているあの桜井よしこさんが代表を務める会のHPです。「ストーカー国家に、ノーを。」

 自分の信念をああやって、堂々と公の場で主張し、実際に行動できるのは大したものだと思います。それに比べるとマスコミの対応の鈍さが気になります。

マァ!人のことは言えないですが・・・!

200288日木曜日  第1054話  知事選

 第1005話で香川県知事選挙に女性が立候補したことに触れましたが、その後もう1人興味深い人が立候補するようです。
この人は、坂出の市長選挙にも出たことのある人です。それどころか、私の同級生を市会議員に担ぎ出した張本人なのです。

 立候補を予定しているなんてまったく知りませんでした。実は、とんでもないところで知ったのです。それは、時々巡回しているあの狐目で有名な宮崎さんのHPでした。7月10日分を何気なく読んでいるとこの人が立候補したと書いてあるじゃないですか。驚いてしまいました。
 そればかりか、
8月4日分に8日の公示日に応援に来ると書いてありました。宮崎さんによると長野よりこちらの方が面白いそうです。真の日本の「抵抗勢力」である「官僚プラス 自民、民主 公明」との戦いという図式だそうです。

 言われてみればその通りですね。どうせ有力な対抗馬が出ないのだろうと思って女性の立候補に期待しようかと思っていたのですが、もしかしたら面白くなるかもしれません。
 国政選挙では地盤を継いだ旧来勢力の自民党ばかりで、情けない思いでしたが、何かが変わるかもしれません。
 この保守王国の香川で、現職が敗れることは、日本の変化が香川からと言うことにもなるかもしれません。
多田羅さん香川を変えることが出来るか。暑い夏になりそうです。

面白くなりそう!

200289日金曜日  第1055話  住民票コード

 87日(水曜日)朝645分頃何時ものように外の郵便受け新聞を取りにいきました。本当は玄関に郵便受けがあれば中で取れるのですが、残念ながら門まで出て行かないとだめなのです。これは今になってしまったと思っています。雨のときなど、傘を差してとりにいかなくてはなりませんし、新聞がびしょぬれなんてことが良くあります。それに、前の日にチェックしていないと郵便物などは明くる朝新聞を取りに行くまで放ったらかしなんてことが良くあります。誰かに盗られても仕方が無い状態です。

 今朝もそうでした。後で考えると、もし盗られていたりしたら危うく情報が漏れるところでしたが、新聞と、ダイレクトメールに市の市民課からのハガキが2通来ていました。
「又、税金かな?」
 なにしろ、退職以来、税金や厚生年金、健康保険と金の出て行くことばかりなので、こうした通知が来るとそう思ってしまう情けない習性が身についてしまいました。

 それにしても、私の名前と息子の名前の2通きているので、「もしかしたら厚生年金の方かな?」とも思いましたが、開き直って、それほど気にはしていませんでした。
 ハガキは、あのシールで貼り付けているのをはがす形式のものです。確か、シール会社の談合が問題になったものです。

しかし、開けてみてびっくりしました。なんと、あの住基ネットの「住民票コード」だったのです。「あ!そうか。やっぱり今回来るんだ。」

 何でも来年からの稼動ということで、すぐには連絡がこないようなことを聞いたような気がしていたので、すぐには思いつかなかったのです。

 ところで、ここで大問題が分かりました。もう一通子供の名前で来ていたものが、実は、間違いだったのです。なんと同姓同名(名前の方は字が違っていました)の方のコードがそこにはありました。息子のコードは、私あてのハガキの方に、ちゃんと書いてありました。

 ここで、初めて事の重大さに気が付きました。そうです、この同姓同名の方のコードが我が家に知れることとなってしまったのです。絶対に漏れない情報が、こんなところで早くも漏れてしまうことが証明されてしまったということです。

 実のところ、名前が違うことと住所もご丁寧に郵便局で鉛筆書きで番地を訂正してあったのです。その時点で間違いと思えばよかったのかもしれませんが、近所に同姓同名の方がいることも知りませんでしたので、何の疑いも抱かなかったのです。それと、先ほども書きましたように、どうせ税金の支払い催促くらいだろうと思っていたこともあります。


わかりにくいですが、二枚の通知書です。

 さて、どうするか。兎に角、市へ持っていかなくてはならないでしょうね。しかし、漏れてしまった番号はどうなるのでしょう。もちろん、その番号を使う気もありませんし、他へ漏らす気もありませんが、ご本人にしたら気持ちは良くないでしょうし、私も、何かあったときに疑われるのも嫌です。こういうときの処置は当然考えているのでしょうが、「絶対に大丈夫」とむきになって啖呵を切っていた総務大臣の言葉を考えるとそんな方策は考えていないのかも。
 それにしても、身近にこんなことが起きるとは驚きました。やはり、絶対なんてものは無いという良い例です。

 どうやら、守口市では300件以上、他人のコードが届いたそうです。間違って届いたコードは再発行するそうです。やはりあちこちで問題が起きているようです。

怖いですね!

2002810日土曜日  第1056話  真紀子さん辞職

 日本にとって良かったのか悪かったのか。裏で喜んでいる自民党の守旧派と言われる人たちが沢山いそうです。
 誰が仕組んだのか、思惑通りに行ったとほくそえんでいるのでしょう。そうじゃないですか福田さん。コメントする顔が思わずほころびそうになるのを何とか誤魔化そうとしているように見えたのは私の思い過ごしでしょうか。

 殊更、欠点をあげつらい、疑惑を騒ぎ立て足を引っ張る。マスコミを使って煽る。誰がやるのか知らないが、本当に怖い国です。そんなことしている時じゃないだろうに、他にもっとやらなきゃならないことがあるだろう。
 欠点なんて捜せば誰でもあることだが、改革ができるものはそう簡単にはいない。その貴重な人材を失ってしまったのではないでしょうか。
 今の信念の無いマスコミに牛耳られている日本には、妥協を許さない破壊者である信長の出現は期待できないでしょう。すぐに足を引っ張られるでしょうから。

 この真紀子おろしの一連の騒動で、日本の本当に取り組まなければならない改革は完全に遠ざかってしまったように思います。後は先送りで滅亡するのを待つだけなのかもしれません。

 日本に失望した真紀子さんは、加藤紘一さんと違って、もう選挙には出ないように思います。そして、日本は、いずれ、失ったものの大きさを思い知らされるときが来るでしょう。欠点ばかり強調して、貴重なあのパワーを生かすことが出来なかったのが日本の悲劇です。

 守旧派に取り込まれた小泉さんのようにこの国で何かを変えようとすることはとてつもなく難しいようです。それだけ自分の利益しか考えない人間が多いということでしょう。
 
第1046話で取り上げたもうひとりの田中さんのような妥協しない人が出ない限りこの国が変わることは期待できそうも無い。

そんな人はいないだろうなぁ!

2002811日日曜日  第1057話  地元意識

 マブチモーターといえば、子供のころには乾電池で動く模型のモーターでお世話になりました。モーターも電池も結構高価なもので小遣いを貯めてやっと買えたものです。小さなモータは宝物でした。船やロボットの模型を一生懸命に作って遊んでいたことを思い出します。それだけにマブチという名前には思い入れがあります。

 そんな、マブチモーターが、何時の間にか全世界のモーターのシェアーのトップを占める程の企業になっていたことを知ったのはいつ頃だったでしょうか。模型の世界から、電気製品やOA機器、自動車の世界にと進出して身の回りの製品の中で密かに動いていることを知って懐かしく思ったものでした。

 そして、その創業者が馬渕さんと言って、香川の出身であることを知って、「へ〜ぇ!、あのマブチモターの社長って香川の人だったんだ!香川にも中央で頑張ってる人がいるんだなぁ!」と自分のことにように誇らしく思ったものでした。

 まさか、こんな事件で騒がれることになろうとは・・・。お気の毒としか言いようがありません。一日も早く事件が解決して欲しいものです。

 日本ハムの大社会長も香川の出身です。日本ハムのオープン戦を高松で行ったりと出身地への愛着はひとしおのものがありそうです。確か、高松には自宅もあるはずです。

 こちらも、今世間を騒がせています。雪印の前例もあり、前途は多難でしょう。なんとなく、日頃から地元贔屓で気になっていた企業だけに特別な感慨があります! 
しかし、人生って本当に何が起こるか分からない。

万事塞翁が馬ですね!

 うどんの部屋でも書きましたが、宮崎さん勝谷さんと、毎日巡回しているサイトの方が同時に香川に来られるなど、地元に関する話題ばかりです。何かあるのかな!

2002812日月曜日  第1058話  高校野球

 毎日、耐えられないような暑さが続いています。こんな時に運動するのは命がけでしょうね。その暑さの中、高校野球が始まりました。
 
第339話でも書きましたが、私自身は、もう見なくなって何年にもなりますが、相変わらずマスコミは騒いでいます。マスコミが先頭に立って考え直す時が来ているような気がするのですが、利用することしか考えていないのでしょう。
 そんな中、
8日の読売新聞の投書欄に甲子園の近くで勤務されていた外科医の方が投書されていました。これで少しは考えていると言うところを見せたつもりなのでしょうか。

 ・・・略

試合が近づくと、監督が、肩やひじを痛めたエースを連れて来院する。「痛み止めを打ってください」と依頼されるが、躊躇せざるを得ない。肩やひじの痛みは、「もう投げるな」と言うサインだからだ。・・・以下略

 自分たちの都合のために選手のひじの酷使を強要する。勝つためには、選手の将来なんかどうでもいいとでも思っているのでしょうか。

 甲子園の優勝投手がプロで大成できないのは定説です。今も、西武の松坂投手が今までの酷使の付けが回ってきて苦しんでいるようです。オールスターも辞退して休養に勤めた後の久し振りの登板も勝利で飾ることが出来ませんでした。

 マーティ・キーナートさんがそのあたりの心配を
MNSジャーナル7月4日に書いていました。

 この部屋でも何度も書きましたが、マスコミを筆頭に大人たちの都合だけで、前途ある少年たちの未来を奪ってもいいのでしょうか。教育を前面に押し出して、利用できるだけ利用し尽くす。体を壊した少年たちのことなんて知らん顔です。いいかげんにこんな馬鹿げた大会を止めることはできないものでしょうか。

 こうして、有望な選手を潰してしまうことは結局はプロ野球を面白くないものにしている原因でもあるわけです。野球界全体が考える必要があるはずです。

何時まで、利用するつもりか!

2002813日火曜日  第1059話  知事候補

 11日の「サンデー・プロジェクト」は両田中さんでした。しかし、長野県の知事候補4人の出演には驚きました。
 長野の人は良いですね。ああやって、テレビで曲がりなりにも候補者の人となりを見ることが出来るのですから。残念ながら同じ知事選でも香川の場合は全国的に注目された無いために、そんな機会はありそうもありません。
宮崎さんがかろうじて注目してくれているくらいです。
 残念ながら、宮崎さんの言われるほど地元の人間は今回の知事選に日本の将来を感じてはいないようです。どうも、今までと変わらないような気がします。それほどまでに、香川県民の意識は低いと言わざるを得ないような気がします。

 長野の候補者の討論は、私の場合、誰が良いのかすぐには判断出来ませんでしたが、女性候補の情熱の無さと、新聞記者を辞めた方にはなんとなく好感が持てませんでした。
 何の根拠も無いかもしれませんが、人間の第一印象と言うのは意外と当たるような気がします。
 あの討論を見て、皆さんどんな感想を持たれたのか興味がありましたが、
勝谷さん勝谷誠彦臨時革命ページ勝谷誠彦のXXな日々うどんに続く12日付けに関連リンクを沢山紹介されていました。
 その中でも勝谷さんがよく取り上げている
K嬢の長野県政ウォッチング日記は面白い。女性候補に対する考えは、やっぱりと共感するものがありました。

 第1010話で日木流奈くんの件を紹介させてもらった「有田芳生の今夜もほろよい」でも、有田さんが「酔醒漫録」に、12日付けで書かれていました。やはり、女性候補に対する見方は厳しいようです。

 同じ番組をみても、人それぞれに感じ方は違うと思いますが、そういう機会を得ることが出来るのは貴重だと思います。
 視聴率があるので、マスコミも取り上げないのだろうとは思いますが、せめて地元だけでも候補者の討論会を見てみたいと思うのは私だけでしょうか。

やはり、誰も見ないかな!

2002814日水曜日  第1060話  片山知事

 知事の話が続きますが、第950話で取り上げた鳥取県の片山知事の記事を見つけました。地震の時の補助金の問題だけでなく興味深い実績を挙げているようです。
 実は私の学生時代のクラブの
友人が参加しているフォーラムに片山さんも参加していたのです。

 日本経済再生の戦略を考える〜中国パワーを視野に2002年7月5日、東京・有楽町朝日ホール

 この中の経営コンサルタント和中がそうです。中国に強く、上海で商売もやっています。片山さんは日本経済再生の戦略を考える〜中国パワーを視 野に【第2部】日本をどう変えるの方に出ています。

 ・・・略

 実は鳥取県庁の職 員、それから教職員、警察官も含めてですけれども、今年の4月から労 働単価を切り下げました。5%カットいたしました。これによって大体35 億円ぐらい県の使えるお金がリザーブできました。・・・以下略 

 ・・・略

 企業も絶対そうしてください。日本企業で何とか印とか、ぺこぺこ謝る企業がありますね、不祥事で。みんな男でしょう。男性中心なんですよ。純 粋培養の中で。あの中で女性の管理職が出てぺこっとしたところ、だれも 見たことがないですよね。やっぱり男ばっかりでやっているとああいうふう になってしまう。1つのいい例だと私は思います。・・・・以下略

 その他、田中知事と同じくダムを中止した話も後半にあります。それによると、田中さんとは違って、徹底した情報開示によって議会の承認を取り付けたそうです。議会運営も田中さんより上手のようですね。

 上記の、賃金カットにより、就職難の若者や、私のようなリストラにあった人を雇用することもできたそうです。所謂、ワークシェアリングの考え方でしょう。
 このやり方を、国にも進めて欲しいと言われていますが、その通りですね。公務員の人数が多いのじゃなくて、コストが多いだけなのですから、同じコストで大勢の人が雇用できるのであれば、ある程度は受け入れられるでしょう。
 中で、「公務員が地位の安定と高給の両方を得るのは考え物だ」というような考えも述べられていましたが、納得させられます。これは、一般の国民の本当の気持ちを代弁しているように思います。

 「何とか印」と雪印のことを書かれていますが、今回の日本ハムもそうですね。男ばかりの管理職を、硬直化した組織の象徴として捉え、もっと女性や若者を登用することが必要とも主張しています。本当に、その通りだと思います。この片山さん、思っていた以上に凄そうです。

香川にも、国にもこんな人が欲しい!

2002815日木曜日  第1061話  ザ・スクープ

 毎日、毎日、気の滅入るようなニュースばかりで、いよいよこの国の終わりも近いのかと思える日が続きます。
 特に、そのニュースの取り上げ方に何かの意図を感じずにはいられません。日本の将来にかかわるような大事な問題があるときには、ことさらセンセーショナルなニュースで騒ぎ立て、国民の目をそらせているように思える。
 そして、気が付いた時には、どうにもならない法律が出来ていたりするように思えるのは被害妄想でしょうか。どうも、権力とマスコミが結託して、この国をおかしな方向に持って行こうとしているのではないでしょうか。
 そこまでの悪意が無いとしても、国を良い方向に持っていこうという意思はどうにも感じられない。自分さえ良ければ、国民なんかどうなっても良い。強いものはより強く、弱いものは利用するだけ利用して踏み潰しても良いんだというおごりが見えるようです。

 第1050話などで何度も取り上げているように、そんな中にあって、唯一の良心とも思える「ザ・スクープ」が放送中止になることになんともいえない苛立ちを覚えていました。しかし、それに対しても、何にも出来ない自分にも腹が立ちます。
 そんな思いで
鳥越さんの「あのくさ こればい!」第880回を見ていると、存続を求める会のHPができたとありました。

 早速、、見てきました。もう既に1000近くにカウンターが上がっていました。このHPから輪が広がって、存続が実現することを期待したいですね。私のHPも少しは役に立てれば良いのですが・・・。

ネットの力を見せられるか!

2002816日金曜日  第1062話  日本ハム

 どう頑張っても、びくともしなかった、ガリバーとも言われたナンバーワンの地位が下位メーカーの頑張りによって殆ど逆転されたと同様になったことで驚かされたのがビール業界でした。
 まさか、業界だけでなく日本の超優良企業としてわが世の春を謳歌していたあのキリンビールが、負け犬状態だったアサヒビールに追いつかれることがあるなんてことを誰が想像したでしょう。これは、純粋にアサヒの頑張りととらえるべきでしょう。
 しかし、次に起きた大逆転はもっと想像できませんでした。そうです、
第1060話にも出た雪印乳業です。この業界も首位の雪印の強さは2位以下の企業にとって到底歯が立つ相手ではありませんでした。
 ところが、あの食中毒事件の対応のまずさからあっという間に転落。追い討ちとして起こった、雪印食品の狂牛病にからむ問題で会社の存続さえ危なくなってしまった。
 これは、本当に驚かされました。自業自得といえども、あの消費者の反応はチョッと異常と思えるものがありました。消費者というより、消費者の反応を恐れた流通業界の過剰反応とマスコミの煽りが大きかったかもしれません。その裏で、ほくそえんでいる者がいるような気がしてなりません。

 そして、今、もう一つのナンバーワン企業がピンチに陥っています。第1057話でも触れた日本ハム。全国で流通業界が雪印の時と同じような対応を行っています。どうやら、無事に収まりそうも無いですね。又しても、自業自得とは言いながらもトップ企業が首位の座から滑り落ちることになるかもしれません。

 珍しく、久米宏さんが、「ニュースステーション」で「雪印も日本ハムも農水省の罠に落ちたようなものだ」と言ってましたが、確かにそうですね。
 甘い罠に乗ったとはいえ、雪印や日本ハムだけでなく食肉業界で倒産に追い込まれた企業は、それ程の報いを受けなければならなかったのでしょうか。
 確かに、不正を働いた企業が市場から退場させられる現象は基本的には良いことだと思いますが、その根本原因を作ったと言える農水省や政治家は全く責任を取っていません。
 この差は酷すぎると思えないでしょうか。結局、犠牲になるのは一番弱い従業員です。消費者も、怒りを向ける方向が少しずれているような気がするのは私だけでしょうか。
 今回の日本ハムの問題に隠れて住基ネットの問題を全く取り上げなくなったマスコミもやっぱりおかしい。相変わらず、何かおかしな意思が働いているような気がしてしまいます。強者と弱者の差が開く一方のように思えます。

何かおかしい!

2002817日土曜日  第1063話  二極化

 職の無いというピンチに陥って、やっと、貧乏人は、もっと貧乏に、金持ちは限りなく金持ちにという世の中の動きのおかしさを感じてます。
 人間なんて、その立場に立たないと危機を感じることが出来ないということが身に沁みるこの頃です。
 今でも、力のあるものはそれなりの報酬をという基本的な考えは持っていますが、その力の差に対する報酬が妥当であるという判断は難しいものがあります。その差が、不当に大きくなる方に動いている。それも、持てる立場のものがその地位を利用して、よりその差を大きくしようとしているところに問題があるということだと思います。

 それを、気づかせてくれたのが、アシストトッテンさんであることは何度も触れました。最近の小泉内閣を見ていると、本当にやらなければならない構造改革は段々トーンダウンして、やってることは、サラリーマンの医療費3割負担や所得税の課税最低限度の引き下げなど取りやすいところから取り、金持ちや企業には減税という方向のようです。
 つまり、
トッテンさんの言われる方向とは全く逆の方向に向かっているということです。わかってやっているのかどうかの疑問はありますが(やっぱりわかっているのでしょうね)、結局は弱者いじめになってしまっていることは間違いないでしょう。

 さて、第812話第879話で退職金の積み立てを持って移動できることを評価した401Kの歪がアメリカでは益々大きな問題になってきているようです。今回のトッテンさんのOWもNo.536 ばくち型年金「401k」として、401Kの負の面を挙あげています。
 これも、二極化の問題を含んでいるようです。

 401Kに関して、もう一つ、私の主張に近いものを見つけました。TOKYO KALEIDO SCOOP米西海岸メディア通信日本のIT業界再生のための政府の取るべき方策です。

 現在アメリカに在住されている方が書かれています。それだけに、日本とアメリカの問題点もよく見えるのだろうと思います。
 401Kで、転職による不利がなくなり人材流動化を活発化させるなど、わかりやすく書かれています。
 この流動化だけは、早く何とかしないと本当に日本は駄目になってしまうと思います。何時までも、年功序列の流動性の無い労働市場ではジリ貧しかないでしょう。その上に、二極化が促進されるような政策が取られるのじゃサラリーマンは益々、社蓄になってしまいそうです。

早く方向転換を!

2002818日日曜日  第1064話  教室冷房化

 職業訓練校も今月で終わりです。3か月なんて、あっという間でした。今は夏休みで19日(月曜日)から最後の授業が始まります。
 休みの間に少しでも、新しい勉強をしようと思っていましたが、暑さに負けて、余り進みませんでした。クーラーを一日中つけていれば良いのでしょうが収入の無い身ではそんな贅沢は、気が引けます。
 出来れば、夏休みなんか無しで授業をやって欲しかったところです。何といっても、クーラーの効いた教室での勉強は快適です。といっても、先生方の休みを奪うことになるので、無理は言えないところです。マァ、あと一日の辛抱です。

 ところが、今日の読売新聞の一面で、30万教室冷房化という記事がありました。なんでも、文部科学省は、今後10年間で公立の小、中、高校の普通教室に空調設備を導入するのだそうです。
 そういえば、我々の頃には当然、学校には冷房なんか無かったですが、未だに無かったんですね。何となく当然あるものだろうと思っていました。
 それにしても、大人が冷房なしで辛抱できないのに子供には当然のごとく我慢させているというのも考えればいい気なものですね。教育上良くないとかのもっともらしい反対もあるのでしょうが、自分達が出来ないことを子供に強制するのはやはりどこかおかしい。
 どうせなら、逆に企業や家庭、車などで冷房を止めるという方が省エネや温暖化防止の面から行っても当然やるべきことかもしれません。
 といっても、今更、そんな現実離れな事を言っても仕方ないでしょう。それよりは、この機会に、冷房設備の電気を
太陽光発電で賄うのはどうでしょう。全ての公立校に太陽光発電の導入は子供達の教育にとっても役に立ちそうです。

 しかし、この文部科学省の計画の一番笑えるところは10年かけてというところです。よくもこんなのんびりしたことを計画するものです。小学校に入学した子供が高校生になってやっと冷房の恩恵に浴することが出来るなんて・・・。
 10年間なんてのんびりしたことを言わずに、出来るだけ速く、出来れば一年でやってしまうことです。そうすれば、景気の浮揚策にもなります。そして、これを契機に、太陽光発電を一気に立ち上げるのです。そうなれば、新たな雇用も生まれようというものです。高速道路工事の一本分を止めれば十分予算は出るでしょう。

なんでやらないんだろう!

2002819日月曜日  第1065話  戦争

 戦後も60年近くなって、本当に戦争を経験した人たちがだんだん少なくなってきました。後、10年もすれば殆どの方が亡くなられることになるでしょう。
 何となく、その頃が怖い。戦争の本当の悲惨さは所詮経験した人にしかわからないと思います。口では、戦争は駄目だと言っても、実際に体で覚えている人たちには到底及ばない。世代が完全に入れ替わった時が危機でしょう。これは有史以来変わらないことなのかもしれません。
 しかしながら、今は、昔と違って、その悲惨さを映像などで伝えることの出来る手段があります。常にどこかで紛争が起こっているといいながらも、世界規模の大戦が起こらずに済んでいるのはそうした文明の利器が役に立っているのではないでしょうか。

 ところが、18日の「サンデーモーニング」の「風をよむ21」で、子供達がインタビューに、「戦争があれば行く」、「面白そう」などと答えているのを見て唖然としました。

 これだけ情報があふれている時代でも子供達がそんな考えを持っているというのに空恐ろしいものを感じずにはいられません。この国は、子供達に何を伝えてきたのでしょうか。 
 もっと、戦争というものの悲惨さについての情報が伝えられ、恐れられていると思っていたのは甘かったようです。これは一体、どこに原因があるのでしょうか。やはり、教育でしょうか。

 そういえば、私も、戦争についての教育は受けた覚えはありません。物心付いた時には、戦艦大和やゼロ戦に夢中になっていたものです。少年雑誌の戦記物や小松崎さんの挿絵などで、その優秀さを知り、胸を躍らせ、模型で大和やゼロ戦も作りました。
 今から考えると、戦後10年くらいの頃には結構戦争というものを平気で美化していたものでした。
 その裏の悲惨さを知るようになったのはもっと後になってでした。それも、学校で教わったというよりは、本やテレビによるものでした。特に
第638話で取り上げた黒田さんのコラム「窓」や「戦争展」で始めて知ったような気がします。それだけに、私も本当の悲惨さはわかっていません。
 これは、やはり、戦後の日本の教育の悪いところでしょう。何でも正面から取り組まずに先送りして誤魔化してきたことの付けが回ってきたといってもいいでしょう。もっと真剣に、戦争の怖さを伝えるべきだった。
 遅ればせながらも、真剣に取り組むべき最後の時が来ているのではないでしょうか。それが、次の世代の人たちへの本当の親切というものです。それには、もう時間が無い。我々の上の本当に戦争を経験した世代が元気でいる今しかないでしょう。本当に経験していない我々以下の世代の話では、所詮、迫力がありません。
 早くしないと、戦争というものを経験したことの無い幸せな世代は我々だけになるかもしれません。

もう時間が無い!

2002820日火曜日  第1066話  もったいない

 日本ハム製品のあの撤去した膨大な数の商品はどうするのかと思っていたら、どうやら焼却処分しかないようですね。なんとももったいない話です。

 雪印のときから捨てるくらいならお客さんに配ればいいのにと思っていました。ただでなくても、謝罪という大義名分で大幅な値下げでお客さんに提供すれば、結構買って行く人はいるはずです。それだけでもメーカーには大きなペナルティになるでしょうし、あれだけの商品を無駄にすることもない。流通業者の手間や損失はメーカーに負担させればいいでしょう。
 お客さんにとっても、メーカーや流通業者にとってもその方がよっぽどましだと思うのですが、やらないですね。

 何を怖がっているのか、横並びの典型に思えます。メーカーは言い出せないかもしれませんが、流通業者がそういう対応を打ち出せば、消費者から受け入れられるのではないでしょうか。どこか、思い切ってやってみませんかね。もったいないと思ってる人は多いと思いますが・・・。

 もしそれでも怖いのなら、その売上は途上国などへの援助にするのはどうでしょう。その方が、膨大な量の商品を無駄にするより、余程、有意義だと思います。

 やはり、そんなことを思っている人もいるようです。19日の読売新聞に『不祥事で自主回収の食品償却「もったいない」の声』との題で取り上げていました。

   「企業の責任は重いとはいえ、食べられる物を燃やしてしまうことに、「もったいない」などの声もある。どういう対応が良いのか消費者としても考えたい。」として、読者の意見を募集しています。

 これは良いかもしれませんね、きっと良いアイデアも出てくるでしょう。どう考えても、あの膨大な処分はおかしい。
 いずれにしても、集団ヒステリーの過剰反応としか思えない処分品を何とか有意義に利用することを考えることは必要でしょう。
 
第1062話でも書いたように、本当の原因を追求せずに魔女狩りのように弱いものを槍玉に挙げる今の日本の風潮は感心しません。責任も取らずのうのうと暮らしている本当の悪を追求しましょう。

マスコミも少しは動き出したかな!

2002821日水曜日  第1067話  太陽光発電

 台風の影響か、盆開けは比較的風があって、涼しく、夜に久し振りにクーラーも無く寝ることが出来ました。
 しかし、それでも太陽の力はまだまだ衰えを知らないようです。我が家の太陽風呂は目一杯沸いています。10月ごろまでは沸かさなくても入れるかもしれません。この恵まれた太陽光をこのまま使わないのはどう考えてももったいないです。
 最近、とみに、太陽光発電が気になります。出来れば、我が家もそうしたいところです。

 20日、朝日新聞コラム「天声人語」が太陽光発電を取り上げていました。

 市民共同発電所というのが増えてきた。環境にもやさしい太陽光発電などを手がけてみたい。でも何百万円も出せないし、パネルを並べる屋根もない。そんな人たちがお金を出し合ってつくった設備である。・・・中略

 そんな人たちが集まった全国フォーラムが琵琶湖畔で開かれたそうです。そんな中での声が紹介されていました。

 ・・・略

 印象的だったのは「犠牲的精神だけでは運動は広がらない」という声が少なからず出たことである。発電コストと電力会社への売電価格との差が大きいため、出資者への還元に何十年もかかる。後の世代まで屋根を貸してくれるか。夢を追ってばかりではだめだ。そんな現実論は運動が定着し始めた証しでもあろう。・・・以下略

 これは、本当でしょうね、この部屋で何度も取り上げていますが、人間綺麗事だけでは長続きしません。所詮、食べていかないとならないのですから。私だって、金さえあれば、今すぐにでも太陽光発電に切り替えたい。しかし、今のところはどう考えても無理です。発電は始まったが、家族が餓死したじゃしゃれにもなりません。
 チョッと思いついたのですが、今、銀行に預金しても殆ど利子は無い。それだったら、お金のある人は、預金したつもりで、太陽光発電を設置したらどうでしょう。銀行に預けるよりよっぽど見返りが大きいのじゃないでしょうか。
 お金持ちの皆さん、貯めていないで太陽光発電に協力しましょう。儲けるばかりでなく、たまには地球に役立つことにお金を使ってみませんか。当然、ソーラーパネルを十分に貼れる大きな屋根の立派な家もあることですし。これは良いアイデアですよ。

 市民共同発電所でサーチをかけて見たら、結構沢山ありました。

 「太陽」のめぐみを、みんなのために!

 太陽光発電オーナーのリンク集 

 こうした、素晴らしい人たちがいることには感心させられますが、ここはやはり、国として、本気で取り組む姿勢が必要でしょう。単なる、箱物の公共事業とは違って、その地球に対する貢献は計り知れないものがあるはずです。
 そして、日本国内だけでなく無駄に使われている
ODAの予算で発展途上国に太陽光発電を広めれば、世界中から尊敬の念を持って受け入れられると思います。

 そうした、税金の使われ方であれば、国民の大多数の賛同も得られるのじゃないでしょうか。何に使われているかわからない上に、政治家や官僚に掠め取られるよりどれだけ納得が行く事か。

 極端に言えば日本の世界への貢献はこれ一本に絞っても良いくらいだと思います。

どうしてやらないのか!

2002822日木曜日  第1068話  シニア

 一時はやめていたゴルフも少し体調が良くなったので新たな展開が訪れる時に備えて密かに素振りなどを始めています。パソコンを始めるまでは一生付き合うことになると思っていた程に入れ込んでいたのですが、変われば変わるものです。

 ゴルフ界も何時の間にかジャンボ尾崎やジャック・ニクラウスの時代が終わってしまいタイガーウッズの時代になってしまいました。

 日本で頑張っていたジャンボ尾崎が団塊の世代の受難の時代が始まったのと時を同じくするように勝てなくなってもう2年になります。いつまで勝ちつづけるのか期待を持って見ていましたが、もう一歩というところまで来ることはあるのですが残念ながら優勝には繋がりません。その間、今年は中島常幸選手が復活を果たしたこともあって、次はジャンボかと期待しました。何とか勝ってほしいと思っています。

 しかし、さすがの尾崎も歳には勝てないことは厳然たる事実でしょう。それが証拠に、最近のツアーでは、以前は相手にもしなかった若手の優勝が続いています。そんな所為もあってか、最近はゴルフ番組、特に日本のツアー競技は殆ど見なくなってしまいました。今じゃ、かろうじてタイガー・ウッズの4大メジャー大会をちょっと見るくらいです。

 尾崎選手もこのまま続ければ、まだ、一度や二度の優勝はあるかもしれませんが、所詮それ以上のものを求める方が無理というものでしょう。いくら、ゴルフが年齢層の広いスポーツといえども限界はあります。世代交代は仕方の無いところです。
 50歳過ぎても向かうところ敵無しで我々を楽しませてくれたジャンボの気持ちもわかりますが、やはり若さにはかないませんね。
 ここは新しくできているシニアツアーで青木選手とともに世界で飛躍してもらいたいと思います。かの、グレッグ・ノーマンも認めたその力を世界に見せ付けて、同年代である団塊の世代の我々に元気を与えてほしいものです。

 マーティ・キーナートさんがMSNジャーナルで、「ジャンボは「卒業」してシニアツアーへ」と書いていました。

 キーナートさんは尾崎3兄弟のシニアツアーでの活躍も期待しているようです。そんなことになったら痛快でしょうね。やはり、団塊の世代のジャンボが世界でも活躍してくれたら、楽しみがひとつ増えます。イチロー選手と共に見なくちゃならない衛星放送が又増えるかな。
 それにしても、シニアツアーとは上手く考えたものですね。アメリカではシニアツアーの方が人気があるというほどです。
 日本の社会も、シニアツアーを参考にして、年寄りの有意義な利用を考えないと今のままではとんでもないことになりそうな気がします。年寄りには年寄りの良さがあるはずです。

何時か泣きを見る!

2002823日金曜日  第1069話  二世

 この部屋でも何度も取り上げた同属経営。日本の経営者で、これをやらなかったのは本田宗一郎さんと他にどのくらいいるのでしょうか。

 職人の世界では一子相伝という言葉もあるように必ずしも悪いとはいえないところもありますが、権力の伴う経営などの世界ではあまり良い結果は出ていないのではないでしょうか。

 21日に奇しくも、そんなことを考えさせられる記事が二つもありました。ひとつは、日本ハム、そして、もうひとつは外務省です。

 日本ハムの場合も許されることではないと思いますが、それ以上に外務省の世襲制はどうにもやりきれないものがあります。それは自分の力で築きあげたものならまだしも、親の力で特権階級を手に入れるというあまりにも国民を馬鹿にしたことが、国の組織で許されていることです。中には、本当の実力のある人もいるでしょうが、現実問題としてそうした人は殆どいないと考える方が自然だと思います。

 そこにはせっかく手にした甘い地位を手放すことが惜しい、何とか自分の子供にもこの特権を利用させてやりたいという歪んだ親心が見えるようです。確かに、自分の子供はかわいいし、将来を心配するのは親の常かもしれません。しかし、それでいいんでしょうか。どこか、間違っているように思います。特に、企業など、公の世界で同属が牛耳ることは許されるべきではないと思います。

 最近は、政治の世界と芸能界に特に目立つようです。他にも、医者の世界とか、やはり、世間から見て、収入や地位の面で恵まれていると思える世界に世襲が蔓延しているのは間違いのない事実でしょう。

 そして、それが、これだけ、日本の国が停滞している理由の一つであることは間違いなさそうです。それが、公務員の世界となれば、何をかいわんやです。

 22日の日本経済新聞社説 「公家文化」壊せぬ外務省

 ・・・略

 一方、外務省では最近10人の次官のうち4人が二世であり、他の1人は子弟を入省させた。ここだけに注目すれば同族企業並みの閉鎖組織に見える。・・・中略

 二世の採用自粛に特に強く反対したのは自身が二世である幹部たちらしい。「外務省だけは特別」といった特権意識が消えない限り、この組織の改革は進まない。

 どうです、読んでいるだけで腹が立ってきませんか。余程おいしい職なんでしょうね。そりゃそうでしょう、親の威をかりて、給料は良いは、税金は使い放題、何か失敗しても、責任をとる心配はない。これこそ役人天国でしょう。

 これでは、下の人間も馬鹿らしくて働く気にもならないでしょう。上がやってるなら我々もと思うのが普通でしょう。これでは、組織が腐らないほうがおかしい。

よくもここまで放っておいたものです!

2002824日土曜日  第1070話  税金

 日本は、第1063話で取り上げた一部の金持ちと庶民の二極化がますます酷くなる方向に進んでいるようです。

 その証拠として、税金について国の考え方は、金持ち、企業には減税を、庶民には増税というのが基本のようです。それは、企業やマスコミも含めて同じような考えと言えそうです。と言いながら、何度も言っているように私も、そうした考え方を支持していました。

 21日の産経新聞コラム「主張」 法人税引き下げが本命だ

 ・・・略

 では減税はまずどこから手をつけるべきか。それは、第一に企業を元気づけるために、時限的あるいは恒久的に法人税の実効税率を引き下げることが重要である。・・・中略

  財源は、公共投資の削減、地方交付税にキャップを決める歳出抑制と国有財産の売却などでまかなうべきだ。財務省には、個人所得税の各種控除の削減で財源を捻出(ねんしゅつ)する考えもあるが、個人に増税して法人に減税するという図式では国民は納得しない。

 やはり、法人を優遇する考え方です。これが、今の日本の代表的な考え方だろうと思います。まだ、個人の増税に対して反対しているだけ、ましな方かもしれません。

 それに対して、

 トッテンさんはOurWorldのNo.537 自己責任の限界で、書いています。

 ・・・略

 少子高齢化社会を迎えるからこそ、日本には安定した社会保障が必要で ある。そしてそれは株と連動させたギャンブルのような年金制度で各個人が管理・運用するのではなく、政府が累進課税によって所得税や法人税を徴収し、それを高齢者に年金として国民に配分する形でなければならない。これがデフレに悩む現代の少子高齢化日本に、最も求められる年金制度だと私は思う。・・・以下略

  このトッテンさんの考えは、まだまだ、日本では殆ど知られていないし、受け入れられないのでしょうね。だからこそ、未だに庶民から税金を取ろうとする考えが主流だということでしょう。早く気がつく人が増えて欲しいものです。
 しかも、昨日も書いたような税金泥棒たちが予算の無駄遣いをしていることを改めることをしないで、増税を考えるなんてもっての外です。
 税金がきちんと使われていると納得でき、それでも税収が少なくてどうしようもないとわかったら、増税も受け入れることは仕方が無いのでしょうが、そんなことはありそうもないのが腹立たしい。尤も、適切に使われたら増税なんてありえないでしょうが・・・。
 国とトッテンさんとどちらが正しいのか。私はトッテンさんを採ります。

どちらを採りますか!

2002825日日曜日  第1071話  知事選

 いよいよ25日は知事選の投票日です。時折、選挙カーが回ってくるくらいで、私の周囲では本当に知事選があるのだろうかというのんびりとした雰囲気です。
 この分では、又30%代の投票率で、現役の官僚上がりが圧勝という情けない結果で、日本中に恥を晒すことになるかもしれません。せめて50%を越える投票率くらいにならないと大恥です。
 なにしろ、年寄りが多いだけに、昔からの、組織の言うがままというのが怖いところです。投票率が上がらなければ悲惨な結果になりそうです。

 それに比べて、第1059話でも書いた宮崎さんのHPは熱い。香川県民は宮崎さんの言われるような、旧来の官僚と自民党、そして、業者の癒着の構造を打ち破るというこの選挙の大事さが分かっていないのでしょうか。
 その中で、8月22日付けの
香川知事選は、多田羅氏当選の可能性 もでてきたに興味深いものがありました。

 日本ハムの大社会長と農水省出身の今の知事と前次官(この人も香川出身、何だか香川って・・・!)の関係を書いた週刊新潮8月29日号が店頭から消えているのだそうです。胡散臭そうですね。
 最近も長野でも同じように週刊誌が店頭から消えた話がありました。悪いことをする奴はどうして、こうも同じようなことばかりやるんですかね。
 どうやらこの話には、あの鈴木宗男さんもからんでいるようですが、ありそうですね。この選挙の結果
(もちろん多田羅さんの勝ち)で、捜査が大きく進むことになるかもしれません。これが立証されれば政・官・財の大掃除の突破口になるかもしれません。これは面白くなりそうです。検察も少しは頑張ってもらわないと・・・。
  こうした面からも、この選挙は日本の転機として、歴史的出来事になるかもしれません。

結果が楽しみ!

2002826日月曜日  第1072話  知事選結果

 最悪の結果でした。現職の当選が早々と決まりました。投票率も36.5%という何ともお恥ずかしい数字です。香川県人は日本中に恥をさらしたと言えます。
 これでは、日本の改革の波を香川から起こすという栄誉どころか改革の芽を摘んだといわれてもしかたないでしょう。まさかそんなことは無いでしょうが、長野に悪い影響を与えることにならなければ良いと心配してしまいます。

 今回の選挙は今になって考えると、マスコミにやられたのかもしれません。如何に田舎の知事選といえども余りにも中央で騒がれなかったことが原因の一つに思えるのです。長野ほどでなくても、もう少し取り上げてくれれば、香川県民もしらけから目覚めたのではないでしょうか。
 それを恐れた、自民党が手を回して、静かに潜行させたと取るのは考えすぎでしょうね。それにしても、騒がず、香川県民を目覚めさせなかったことが今回の成功の原因は間違いないように思います。
 しかし、ここまで投票率が悪いとなると誰も責めることは出来ません。一番悪いのは県民であることは間違いありません。どれだけ責められても仕方がありません。本当に情けない。
宮崎さんの応援にも答えることが出来ませんでした。
 本当に、ここまで、馬鹿とは思いませんでした。この先、どんな結果になろうともすべて、自業自得です。この流れが、日本中に広まらないことを願います。
これで、農水省の追及もうやむやになってしまうかも。本当に香川県民の罪は大きいものがあります。

日本中の皆さん、香川県は見捨ててください!

2002827日火曜日  第1073話  自転車

 最近どうも自転車が気になります。第1003話第1030話と取り上げてきました。そう言いながら、もっぱら移動は車というのが、言行不一致の私の面目躍如というところです。
 しかし、それというのも体力の問題もありますが、第一は安全に不安があることです。余りにも、日本の道路は車優先なので自転車に乗るとすれば、それなりの覚悟がいります。チョッと大げさかもしれませんが、実際問題として交通事故にでも遭うと大変ですものね。

 又、香川は、お年寄りの自転車事故が多いのです。というのも、国道などで自転車で左側を走っていたお年寄りが、突然、後ろの安全を確認することも無くそのまま斜めに横断を始めることがあり、冷や汗をかかされることがしょっちゅうあるのです。ですから、自転車を見たら、追い越す時は十分に横を開けて注意深く抜くことにしています。それでも、その時、事故にならないのは、たまたまであって、そういうお年寄りは何時か事故を起こすだろうと思います。
 こんな風に、道路は自転車が走るようには出来ていないは、マナーも悪いでは、事故が減らないのも仕方ないでしょう。

 そんな思いを持ちながらのサイトめぐりの中で、面白いHPを見つけました。

 自転車社会学会です。事故についても特集・自転車事故で詳細に調べています。

 特に、面白かったのが、「歩道でベルをチンチンするの〜?」でした。

 どこかで聞いたことのある話です。そうです、第442話の大阪のベルの話とそっくりです。やっぱりどこでもあるんですね。どうやら、強いものが弱いものに威張るという個人の資質の問題のようです。自分の方が力があれば、弱いものをかばう心があって当然と思うのですが、そうでもないのですね。日本人は心をどこかに置き忘れたのかも・・・。

 なんて思いながら、なおも、見ていたら、もっと面白いリンクがありました。何と、リンク集にあのトッテンさんのところへのリンクがあったのです。

 No.317 石原慎太郎氏との対談記事「日本はどこへ行く」(『産業 経済新聞』より)

 何でだろうと読み進んでいくと、対談の最後に、トッテンさんが京都では自転車で移動していることに触れ、東京にも自転車専用道路を取り入れて欲しいと提案しているのです。
 それに対して、石原さんも、カギをつけていない誰が使っていも良い東京都の自転車を提供するというアイデアを話しています。

 これは、なかなか面白い考えだと思います。さすが、二人ともやりますね。それにしても、こんなところでトッテンさんや石原さんに会えるとは世間は狭いのかな・・・。

やっぱり、自転車です!

2002828日水曜日  第1074話  ガイアックス

 いよいよ、職業訓練校も28日で終わりです。今頃になって、通学途中のスタンドが第337話第445話で取り上げたガイアックスを扱っているのを見つけました。そして、そこはセルフ給油でもあるようなのです。それで気をつけて見ているとセルフスタンドの看板も結構増えているようです。知らない間に時代は変わっているんですね。
 これは面白そうです。そこで、ガイアックスとセルフ給油に挑戦して見ることにしました。

 実のところ、どちらも未だに経験したことがありませんでした。面倒くさがりやの私としては、車を横付けすると全部やってくれる従来のスタンドが楽なのでつい今までどおりに入れていました。しかし、折角ここで気がついたので、一度は経験してみることにしました。
 残念ながら、家からは遠いので、引き続き使うことにはならないかも知れませんが、マア、経験です。値段はガソリンが95円
/リッターに対して84円/リッターです。 従来のところは現金で96円ですからガソリンの方は値段的にはメリットはなさそうです。しかし、ガイアックスならメリットはありそうです。

 学校の帰りに寄ってみました。お客さんも店員さんも誰もいません。当然と言えば当然かも・・・。仕方なく、説明板を読むと、プリペイドカードが必要でした。一度で終わるかも分からないので2000円のカードを自動販売機で購入しました。

 さて、自分で給油なんかしたこと無いので、チョッと不安です。プリペイドカードを差し込んで、ガイアックスを選び給油レバーを持って恐る恐る給油を始めました。

 「満タンはどうやって分かるのかな?」と思っていたら、満タンに近くなると給油レバーが「ガガガ・・」と振動してすぐに分かりました。バイブの携帯のようなものでしょうか、上手く出来てるもんですね。
 案ずるより生むが易しで、思っていたより簡単に終わりました。後は、ガイアックスがどう影響するかです。こればかりは当分走ってみないと分からないでしょう。

 初めてのセルフの経験でしたが、考えてみると、サービス過剰といえる従来のスタンドも雇用という面では役に立っているんですね。ゴルフのキャディさんとか、流通における問屋さんとか日本には無くてもいいのじゃないかというものがたくさんあります。そして、それらがコストを上げていることも確かです。
 そして、今までの私は、そんな無駄なものは極力廃止して、物価を下げることこそ大事だと思っていました。しかし、この不景気と失業を経験すると、無駄と思える仕事もワークシェアリングの一つとして捉えれば役に立っている面もあることに気がつきました。
 但し、人件費が高くなりすぎればやはり弊害の方が目立つようになります。これも、生活費が今ほどかからなければもっと少ない収入でも生活できるのだから、相乗効果で低く抑えることはできるような気がします。

 メジャーリーグのスト問題で分かるように、異常に高騰した人件費はその業種自体を無くすることになりかねません。金額は比ぶべくも無いですが、今の日本も全体としてそうした方向に振れ過ぎた結果かもしれません。
 それは、トッテンさんの言うように企業や金持ちがもっと儲けたいと欲をかきすぎた結果でしょう。みんなが、足るを知るの心で分かち合うことを優先すれば、これほど酷いことにはならなかったはずです。

 上を見ればきりがありません、普通に生活できれば、世界の中でも恵まれているのですから、この位で満足したらどうでしょう。余計なお世話と言われそうですね。

職の無い身としては、複雑な気持ち!

2002829日木曜日  第1075話  日本ハム

 第1062話第1066話で書いたように日本ハム製品のボイコット問題に見られる過剰反応やあの武部農水大臣の発言で会長の名誉会長は無くなったことなど、どうも一連の日本ハムに対する対応がおかしい。
 確かに、
第1071話第1072話でも書いたように政・官・財の疑惑もあります。当然、きちんと究明されるべきものです。それに対して、市場がどう反応するかに任せれば良いことだと思います。

 しかし、武部大臣の人事に対する発言は、どう考えても、「お前が言える立場か!」と言いたくなります。放っておくと非難の矛先が自分の方に向いてきそうなのでそれを避けるための発言としか思えません。
 本来なら、こうした問題の原因は自分達にあるとして反省すべきであっても日本ハムを責めることが出来るような立場ではないはずです。
 これで、罪も無い弱い立場の多くの従業員が職を失うことになるでしょうが、その原因を起こした、農水省は大臣を筆頭に誰一人として責任も取らずにいるのですから、考えただけでも怒りが収まりません。
 香川県民に至っては、そんな疑惑まみれの農水省出身者を何の批判もなく知事に選んでしまうのですから・・・。そんな香川県民に日本ハム製品をボイコットする資格は無いと思います。

 しかしながら、今回の日本ハムに対する反応には、批判の声も増えてきているように思います。

 28日の読売新聞の社説も「農水省の責任はどこへ行った」と題して、非難しています。読者のページ「気流」にも、「不愉快だった武部農相発言」という投書がありました。

 何時も巡回しているthink or die でも「0827 永久に問われない消費者の罪」として、消費者の過剰反応に対する考えがありました。

 この中でも書かれていますが、単に日本ハムをいじめているだけであって、本当の原因の究明がうやむやにされてしまうことの方に怒りを覚えてしまいます。

 しかし、本当に消費者が日本ハムの商品を撤去することを望んでいるのでしょうか。私には、流通業者の事なかれ主義のように思えてならないのです。
 消費者からの声というのは「過激で声の大きい」一部の声であって、流通業界が「君子あやうきに近寄らず」と逃げを決め込んでいるのではないでしょうか。一般の消費者はそれ程馬鹿じゃないと思います。買うか買わないかは店頭で消費者に決めてもらえば良いじゃないですか。それで売れなければ、自然とシェアは縮小するはずです。
 
第1066話でも書いたように、お詫びのセールがあっても良いはずです。貴重な食料を無駄にするより、余程ましだと思います。

 もう一つ、週刊メールジャーナルの「828日号日本ハム騒動に見る農水官僚の姑息さ!を参考にしてください。まだまだ裏がありそうで、腹が立ちます。

本当に、農水省は許せない!

2002830日金曜日  第1076話  好き嫌い

 人間外見ではわからないと言いますが、印象と言うのは馬鹿にならないものがあると思います。どうしても好きになれない顔つきもあるもので、その先入観に左右されるのもあるでしょうが、実際に付き合ってもどうしても好きになれないなんてこともあります。人間の好き嫌いなんて、所詮その程度できまるものだと思います。しかし、その印象が正しいかどうかは何とも言えないところでしょう。
 とは言うものの、
第889話で鈴木宗男さんを最初に見た時に感じた印象はそんなに外れていなかったように思います。
 実を言うと、政治家の中に、鈴木さん以外にも何人か好きになれない人がいるのです。こんなことを言ったら叱られるでしょうが、公明党の冬芝さんや保守党の野田さんなんかがそうです。生理的に好きになれないのだからどうしようもないでしょう。
 そんな1人に、民主党の熊谷国対委員長がいます。自民党の時から、胡散臭くてどうしても好きになれませんでしたが、そんな人が民主党の幹部出いることで、民主党も信用できない気がしてしまうのです。
 全く、個人的な感情で、根拠の無いことなので、応援している人は気を悪くしないで下さい。

 サイト巡りの中で、そんな熊谷さんについて書いてあるのを見つけました。

 Taka-watch.comの8月11日付け、[鳩山由紀夫氏] 「どの面(ツラ)下げて再出馬」に熊谷氏の胡散臭さを詳しく書かれています。かなり長いです。

 もう一つは、あの巨泉さんのkyosen.com、内遊外歓第387回ボクがバグなら、熊谷弘は民主党のガンだ!にありました。

 ・・・略

 やはり民主党が しっかりした対立軸をもって、政府自民党と対決してゆかなければ、日本に将来は 無いのだ。しかしこの党には、余りにも自民党的な政治家が入りこんで居り、その 連中が党の中枢に居るので、野党第一党としての責任が果 せないでいるのである。
 その代表が、熊谷弘国対委員長である。・・・以下略

 このなかで、巨泉さんが鈴木宗男さんに限りなく近いと言っています。面白いですね。やはり、同じような感じを持った人がいるのですね。私は、巨泉さんのように政策的なことはよく分かりませんがどうやら私の印象はそう外れていないような気がします。
 理論でなく感情で判断するのは良くないとは思いますが、意外と当たるんですね。

いずれ分かる時が来るか!

2002831日土曜日  第1077話  長野知事選

 がっかりさせられた香川県知事選挙が終わって早くも一週間です。1日はいよいよ長野県知事選挙。相変わらずマスコミは騒いでいます。
 香川の方もあの何分の一でも騒いでくれていれば、もう少し違った結果があったかもしれないと思うのは未練と言うものでしょうか。

 その長野県知事選に異変が起こっているようです。
 何時もの
勝谷誠彦臨時革命ペ−ジ勝谷誠彦の××な日々8月29日にあの女性弁護士陣営が遂に本性を表し、県議側と組んだことに対して、田中さんを批判してきた中川候補と市川候補が立会演説会で田中さんにエールを送ったと言うのです。スポニチ

 何とも笑える話じゃないですか。そんな面白い場面を是非見てみたいものだと思っていましたが、何と、29日のニュースステーションでその面白い映像を見ることが出来ました。いや〜!、ほんと、笑ってしまいました。

 ご両人とも、どちらに非があるかを納得し、勝ち目が無いことを自覚したのでしょう。それにしても、前代未聞の立会演説です。こんな光景は二度と見られることは無いでしょう。本当に面白いものを見せてもらいました。その潔さにも拍手です。
 こうなると、益々結果が楽しみです。これで、香川での悔しさを、長野ではらすことができるでしょう。

香川の恥が際立ちます!

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