団塊の世代の部屋(93)

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200741日日曜日  第2751回  ミネラルウォーター

  私事ですが、太陽光発電の営業に敗れました。私の営業力では香川の冷え切った市場に打ち勝つことは出来ませんでした。後2年の辛抱で太陽電池のコストダウンにより市場も活性化されるとは思うのですが、その2年間を持ちこたえることが出来ませんでした。残念です。何時かリベンジしたいものです。

  それにしても、2年間を待っている間に、世界の情勢は全く変わっているはずです。そのときには欧米の太陽光発電に追いつくことは出来なくなっているのじゃないでしょうか。日本政府の無策は日本を環境後進国にしてしまうのかもしれません。
  一体どうしたら良いのでしょう。面白い考え方がありました。

  萬晩報より

  チェコの大統領から学んだ地球環境問題 20070329日(木)

  ・・・略

  これはチェコのクラウス大統領がワシントンのシンクタンク(CATO)で講演された時のひとコマである。

日本は森林と澄みきった湧き水に恵まれた実に美しい国であると、来日された時の感想を述べられた。・・・中略

 続いて、九州で温泉に入って感動された話をされ、その後、フランス産のミネラルウォーターが出てきたのには驚いたと。こんなに水資源に恵まれている日本人がはるばるフランスから輸送されてきたミネラルウォーターを飲んでいることが、輸送費、エネルギーの消費を考えると、これこそ環境破壊だという話であった 。会場は、この話に湧いた。

 単純に物流を考えただけでも、フランスから、ヨーロッパ大陸、大西洋、喜望峰、インド洋、太平洋とはるばる日本に入ってくるミネラルウォーターの付加価値は非常に高くなる。生産、販売を加えると、如何に無駄なコストとエネルギーを費やしているのであろうか。世界で最も水資源に恵まれた日本の新鮮な水を飲 まずに、フランスのブランドに惹かれ新鮮とは言えない水を飲み、それを地球環境問題と意識しなかったことに問題があるように思う。・・・中略

 チェコ大統領のミネラルウォーターの指摘は、意外と地球環境問題を考慮する上の死角になっていたように思う。身近にあるものを有効に活用する。これこそ地球に優しい活動だろうと思う。

 地球環境問題を複雑に考えるより、実にシンプルに日本の新鮮な水を飲み、地元の畑や山でできた旬の野菜や果物を食べ、田んぼでできたお米を食べ、川や海で獲れた新鮮な魚を食べる。この先人が行なってきたことを忠実に守ることが、地球環境問題にとって最も賢明な生活習慣だと考えられる。・・・以下略

  これは考えさせられますね。本当にばかなことをやっているんですね。日本政府も、太陽光発電など自然エネルギーの活用に力を入れないのならせめてこうした無駄を止めることで環境問題に貢献することを考える必要がありそうです。
  と言うか、政府任せではどうせ何もやらないでしょうから、日本人一人ひとりが本当に真剣に環境のことを考えるべきなのでしょう。

それとも、共倒れか!

200742日月曜日  第2752回  ソーラーワールド

  昨日、私が日本の太陽光発電に敗れたと書きましたが、偶然でしょうか、ドイツでは絶好調との記事がありました。

  Infoseekニュースより

  太陽電池関連企業の業績が好調=ドイツ (時事通信)

  環境問題意識の高まりと、独政府などの奨励策も追い風。数年以内には従来型の家庭向け電気と価格競争力もできるとの予想も。写真は、独太陽電池大手ソーラーワールドのフライベルク工場(同社提供)  [ 20073311643 ]

  時事ドットコムより

  2007/03/28-19:47 第1四半期の売上、前年比40%増に=独太陽エネ最大手

【ボン(ドイツ)28日時事】独太陽エネルギー事業最大手のソーラーワールドは28日、当地で記者会見し、2007年第1・四半期の太陽電池パネル販売量が前年同期比で約40%増と、極めて堅調に推移していることを明らかにした。事業の国際展開をさらに強化、07年は売上高、営業利益ともに20%の成長を目指す。

  やはりドイツのメーカーが急成長しているようですね。ソーラーワールド社を調べてみましたが、ドイツ語が分からないので日本語での検索では余り詳しい情報はありませんでした。

  古い記事ですが、最近巡回しているGreener Worldより 

  シリコンバレー勢の参入で塗り変わるか太陽電池の業界地図

 もう一つ、これも古い記事です

  ドイツ・バイエル社、子会社のバイエル・ソーラー社をソーラーワールド社に売却

 どうやら次々と他社の太陽電池部門を買収して成長しているようです。ドイツといえば、第2747回で参考に上げていたQ.CEIISしか知りませんでしたが、やはり国の政策に乗って大きく成長している企業が沢山ありそうです。
  シャープを筆頭とした日本の太陽電池企業もこの分では何時か抜かれるのじゃないでしょうか。やはり国の政策は大きそうです。

残念です!

やっと見つけましたSolarWorld でも読めません。

200743日火曜日  第2753回  大日本印刷

  海外の太陽電池の頑張りばかりが目に付くような気がする今日この頃ですが、日本でも頑張っているメーカーもあるようです。

  EDリサーチ社より

  大日本印刷が印刷方式の有機太陽電池製造技術を開発、変換効率7%達成

  大日本印刷(DNP)07330日、フィルムを基板とする有機太陽電池で世界最高レベルの変換効率7%を実現する製造技術を開発した、と発表した。今回開発した有機太陽電池の発電層の製造技術は二酸化チタン、有機色素、電解質溶液を組み合わせた色素増感太陽電池向けのもので、印刷技術を活用したDNPの独自の転写技術を用いることで、高い変換効率を達成した。また電解質もゲル状にすることで、電解質の形成も印刷方式を取り入れ、生産性の高い製造技術を確立した。現在の太陽電池は発電層にシリコンを使用し、ガラス基板上に発電層を形成したタイプが主流だが、高価で重量があることが問題だった。低コスト化や軽量化を図るためフィルムを基板とする色素増感太陽電池が注目され、開発が進められている。しかしフィルムを基板とする太陽電池は耐熱性が低く、高熱処理が必要な発電層の形成には不向きで、高い発電性能が実現できなかった。またこれまで電解質の形成は真空状態にする特殊な装置が必要で、より生産性の高い製造技術が求められていた。・・・以下略

  参考:DNPニュースリリース

  半導体の製造に印刷技術が使われているのを知ったのは何時頃だったでしょう。何にも知らない私は自分の無知にがっかりしたものです。
  その印刷技術がいよいよ太陽電池にも登場という訳ですね。このフイルム状の太陽電池はどんな形状の場所にも使えそうなのが強みですね。
  以前にも
第2024回で書きましたが、京都のお寺の屋根など文化財に貼って使えば面白いのじゃないでしょうか。これこそ京都議定書で世界に名前を売った京都が目指すべき方向であると考えるのは私だけでしょうか。

楽しみです!

200744日水曜日  第2754回  黄砂

  第2749回で今年初を記録した黄砂が2日にはこれまで経験したことが無いような(単に記憶に無いだけですが)規模で襲ってきました。
  空気全体が黄色くなったようで近くのビルも山も霞んでいました。何となく息苦しいような気がしたのは私だけでしょうか。
  何でもかんでも温暖化に結びつけるのもどうかと思いますが、これほど濃いのを見せ付けられると、やはり、これも温暖化の影響かと思ってしまいます。

  今日の黄砂の酷さから我が家の太陽光発電の発電量は期待していなかったのですが、何と19kwhも発電していました。太陽風呂も思っていたより沸いていました。もし黄砂がなかったならどの位発電していたのでしょうか。ここまで酷くなると中国に賠償金を請求したいくらいです。

  黄砂について気象庁に詳しい情報がありました。

  黄砂に関する基礎知識

  黄砂観測日数の経年変化によると

  ・・・略

  1967年からこれまでに、観測日数、観測のべ日数が最多だったのは、ともに2002年でした。年々変動が大きく、長期的な傾向は明瞭でありません。・・・以下略

  これによると、毎年悪化しているとは言えないようですが、現実はどうなんでしょう。余り、神経質になる必要は無いのかもしれませんが、中国の汚染物質を一緒に運んできているのは間違い無さそうですから、気が付いた時には日本中で呼吸器系の病気に犯されている人が増えているということになってなければ良いのですが。

不気味ではあります!

200745日木曜日  第2755回  カネカ

  第2707回で取り上げたカネカの薄膜太陽電池の記事の続報がありました。第2753回の大日本印刷の参入など大手以外の動きが活発になってきているのでしょうか。

  日刊工業新聞社より

  カネカ、変換効率12%の薄膜系太陽電池を開発

 カネカは3日、変換効率12%と薄膜系太陽電池で最高水準となる新ハイブリッド太陽電池の開発に成功したと発表した。子会社のカネカソーラーテック(兵庫県豊岡市)で量産化を進め、07年秋に本格販売を開始する。同時に需要が伸びている薄膜系太陽電池の生産能力を増強する。

 新ハイブリッド太陽電池は従来のアモルファスシリコンと薄膜多結晶シリコンの2層構造に、新たに透明中間層を蓄積させた。赤外領域から可視光領域まで幅広い波長の光を効率よく取り込め、変換効率が向上した。

標準基板サイズ1200ミリ×998ミリメートルと大面積化にも成功。研究段階では910ミリ×455ミリメートルサイズで変換効率13・5%の開発にも成功しており、数年先には大面積化して量産化する。

 生産量も単価も分からないのでどう評価していいのか分かりませんし、市場にどう影響するのかも分かりませんが、何かが動いているという感じはします。こうした動きが日本市場に活気をもたらすのは何時のことになるのでしょうか。
  兎に角、今の停滞感が続けば続くほど日本の太陽光発電市場が世界に取り残されることは間違い無さそうです。一日も早く市場が活気付くことを期待したいものです。
  しかしながら、原発の事故隠しの記事をみていると、日本の電力会社というのはつくづく日本の未来を託すにはふさわしく無いと思えます。あの電力会社のエゴに日本の未来は潰されることにならなければ良いのですが。

どうも危なそうです!

200746日金曜日  第2756回  

  第2668回第2674回で取り上げた軽自動車の快進撃が今年になっても続いているようです。

  FujiSankei Business i.より

  06年度軽自動車販売 初の200万台超 ダイハツが首位 2007/4/4

  全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が3日まとめた2006年度の軽自動車販売台数は、前年度比4・2%増の203万570台で、年度ベースで初めて200万台を突破した。メーカー別シェアではダイハツ工業が30・3%となり、スズキを上回り初めて首位に立った。

軽自動車と、2日に日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した登録車(軽自動車を除く)を合わせた06年度の自動車総販売台数は4・1%減の561万8500台となり、4年連続で減少した。軽自動車の販売は好調だったものの、販売規模が大きい登録車が8・3%減と落ち込んだのが響いた。

 ダイハツは、06年に主力の「ムーブ」など新型車3車種を軽自動車市場に投入したことで、販売台数を4・1%増の61万6206台へと大幅に増やし、過去最高を記録。今年3月に創業100周年を迎えた記念の年に、念願の首位奪取を実現した。・・・以下略

第2668回の発表と順位が変わっていますね。ダイハツが逆転したようです。ダイハツが面子にこだわって数字を挙げたのでしょうか。こうした数字も何処まで信用できるのでしょうね。いずれにしても体勢に影響は無さそうですが。

 同じくFujiSankei Business i.より

  06年度の国内販売 “軽”への依存鮮明 日産・ホンダ比率高まる 2007/4/4

  自動車各社の国内販売で、軽自動車依存が一層鮮明になってきた。軽自動車を除く新車販売が落ち込むなかで、各社は人気の軽自動車拡販に注力。2006年度の国内総販売台数に占める軽自動車の比率は日産自動車で前年度比4・8ポイント増の19・4%、ホンダは6・8ポイント増の41・0%にまで高まっている。・・・以下略

  各社が軽自動車へ傾斜しているのにスズキだけが逆の動きというのも面白い現象ですね。しかし、全体としては、環境という面から考えれば良い傾向と言えるのじゃないでしょうか。尤も、デラックスになりすぎて燃費が悪くなっているのは歓迎できませんがそれでも図体の大きな車に一人で乗るよりは良いのじゃないでしょうか。
  日本の車は全て軽なんてのも面白いのじゃないでしょうか。それでも大きな車にのりたい人には目一杯税金を払って貰うようにすれば良いでしょう。
  それにしても、企業や一部の金持ちばかりが儲ける時代が軽自動車の売り上げ増に繋がり、自動車会社が利益に苦労していると言うのも皮肉で面白いと思うのは私だけでしょうか。 

ざまあみろ!

200747日土曜日  第2757回  我が家の水道代

  第2698回で期待はずれの結果が出て第2716回で漏水が分かり修理した我が家の水道代の使用量のお知らせが来ました。
  果たして、修理の効果はどの位出ているか楽しみです。

 

  平成18年6期分 平成18年12月6日〜平成19年2月4日 

  水道使用量    73立方メートル

  水道料金等    13,020円     約178円/立方メートル

  下水道使用量金等  11,413円    約156円/立方メートル

   合計          24,433円   約334.7円/立方メートル

  前年同期水量         75立方メートル

 

  平成19年1期分 平成19年2月5日〜平成19年4月4日 

  水道使用量    60立方メートル

  水道料金等    10,290円     約172円/立方メートル

  下水道使用量金等  8,820円    約147円/立方メートル

   合計          19,110円   約318.5円/立方メートル

  前年同期水量         70立方メートル

  見事に結果が出ました。前月比13立方メートル、前年比10立方メートルの減少。金額では前月比5,323円の削減です。
  果たして、何時から漏水していたかの問題は残りますが、これだけの結果が出たのですから素直に喜びましょう。気がついていなかったらと思うとぞっとします。
  それにしても5,000円は大きいですね。太陽光発電の売電の半分は水道代で飛んでいたことになります。
  何とか、これまでの損失を、良い勉強をしたと考え、これから節水と節電に努めましょう。

高い勉強代でした!

200748日日曜日  第2758回  CIGS太陽電池

  第2753回の大日本印刷、第2755回のカネカに続いて又しても新しい太陽電池の話題がありました。

  産業技術想像研究所

  200745日 発表

  非シリコン系太陽電池の省資源化製法を開発−大面積で高効率な太陽電池の量産化に期待−

  独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)太陽光発電研究センター【センター長 近藤 道雄】化合物薄膜チーム 仁木 研究チーム長、石塚 尚吾 研究員は、非シリコン系のCIGS太陽電池の薄膜製造時のセレン原料消費量を従来の10分の1以下に抑える製膜技術を開発した。これにより大面積で高効率なCIGSモジュールの量産化が期待できるようになった。

CIGS太陽電池は 光吸収層にCu(In,Ga)Se2(銅・インジウム・ガリウム・2セレン、以下CIGS)を用いており、光電変換層の厚さを数μmと薄くでき、しかも理論変換効率が単結晶Siを上回るので注目されている。変換効率の高いCIGS薄膜の製造には多元蒸着法が有効であるが、この方法ではセレンの利用効率が低いために技術的な製膜制御やコスト低減が難しく、産業用途には不向きとされていた。今回、蒸気セレンをラジカル化して反応活性を高めることによって、従来のセレン蒸着法に比べてセレンの利用効率を10倍以上向上させることに成功した。・・・以下略

 技術的なことは良く分かりませんが、今までセレンの利用効率が悪かったものを改良してコストダウンに成功したと言うことのようです。もともと変換効率はシリコン系以上だったとのことですからこれが実用になれば大幅なコストダウンになりそうです。
  このところ、こうした新しい製法が矢継ぎ早に発表されていますが、一日も早くこれらが実用になることを期待したいものです。
  兎に角、国の政策が貧しくて停滞している日本での太陽光発電の展開を加速させるには、太陽電池のコストダウンに期待するしかありません。日本中の屋根で太陽光発電をする為にはもう時間はありません。技術のブレイクスルーに望みを託したいものです。

期待できるかな!

200749日月曜日  第2759回  

  第2756回に続いて軽自動車の健闘の話題です。

   FujiSankei Business i.より

  「カローラ」「ワゴンR」新車販売また首位 4年連続 2007/4/6

  日本自動車販売協会連合会などが5日発表した2006年度の車名別新車販売実績によると、登録車はトヨタ自動車の小型乗用車「カローラ」が前年度比1・2%増の14万7874台と4年連続で首位となった。軽自動車はスズキ「ワゴンR」が6・9%減ながらも22万679台を確保し4年連続の首位。登録車と合わせた乗用車全体でも3年連続でトップだった。

乗用車全体の上位10車種中、6車種を軽が占め、好調ぶりを示した。登録車はほとんどの車種がマイナスで、需要低迷が全ジャンルの車種に及んでいる。・・・以下略

 良いですね、今年も軽がトップです。天下のカローラも軽にはかないません。日本人が利口になったのか、それとも二極化による所得の減少の所為か分かりませんが、結果良ければ良いのじゃないでしょうか。

 しかし、第2668回第2674回数字と比べると微妙に違っているようですが、どちらが正しいのかと言えばきっと今回の方なんでしょうね。それとも、2006年(06/106/12)と2006年度(06/407/3)の違いなのでしょうか。どちらにしても体勢に影響は無さそうですが、紛らわしい表現は止めて欲しいですね。この当たりが、日本の官僚制の悪いところでしょうか。

どうなんでしょう!

2007410日火曜日  第2760回  

  軽自動車の健闘に気を良くしている私ですが、燃費の面では必ずしも軽が良いとは言い切れないようになってきているようです。

  そのことを常に指摘している市民のための環境学ガイド今月の環境4月6日の昨年度の新車販売台数ランキングでも触れていました。

  ・・・略

  C先生:軽が1、2位独占。軽の規格に、是非とも燃費の項目を入れたい。実用燃費で、フィット(1500cc)よりも悪い軽は、やはり妙だ。そうなれば、軽の規格が生きるだろう。

 軽にも燃費の良い車種はある。ワゴンRもMT車はかなり良い。CVTなのに燃費の良いスバルのステラが売れないのが残念。

ダイハツ・ムーブ(CVT)の燃費は、エスティマ・ハイブリッドとほとんど変わらない。やはり、燃費は、大きな要素にならないのだろうなあ。

 参照:http://response.jp/e-nenpi/award2006/

 軽も売らんが為のデラックス化がこうした燃費を犠牲にした車造りになるのでしょう。消費者がもっと燃費を重視した車選びをしない限りこの傾向は無くならないでしょう。
  しかしながら、時代は省エネが受け入れられる方向に向かっていると思われる今こそ、もう少し小さくて軽くて燃費の良い車は歓迎されるのじゃないでしょうか。もう一度、初期の頃の軽に戻ってみてはどうでしょう。案外売れるかも。

何処かやりませんか!

2007411日水曜日  第2761回  電気自動車

   軽自動車と言えば、究極の省エネ車としての軽の電気自動車はどうなっているのでしょうか。
  
第2444回で取り上げた三菱の軽自動車「i(アイ)」の記事が少し古いですがありました。

  FujiSankei Business i.より

  三菱自の次世代電気自動車 東電と九電が業務適合性など検証 2007/3/13

  東京電力と九州電力は12日、三菱自動車の次世代電気自動車(EV)「i MiEV(アイ・ミーブ)」を活用した性能評価に着手したと発表した。両電力会社は、業務車両への適合性や急速充電インフラに関する検証を進めていく。

 三菱自動車は同日、両電力会社に研究車両を1台ずつ引き渡した。アイ・ミーブは、軽乗用車「アイ」をベースに、フロアの下に電池、トランクの下にはモーターを搭載した。東電の性能評価では、走行距離が通常充電で80キロ以上、15分の急速充電で60キロ程度が可能かを確認する。また、効率性や電池の残量計の精度なども評価する。これらのデータは、今秋をめどに10台程度を導入して行う実証試験用の車両設計に活用する。

東電はすでに、富士重工業の軽乗用車「R1e」を活用した電気自動車の実証実験に着手している。2008年度からは年間500台程度ずつ電気自動車を導入し、最終的には業務用車両の36%に相当する約3000台を電気自動車に切り替える。これにより、一般家庭約470世帯が年間に排出する二酸化炭素(CO2)に相当する分を削減できるという。・・・以下略

 少しずつは動いているようですね。太陽光発電には冷たい電力会社も電気の消費増に繋がる電気自動車には優しいようです。
  しかし、そんなことは言わずに太陽光で発電した電気で電気自動車を動かす究極のエコ・カーこそ電力会社が目指すべき方向と思うのは私だけでしょうか。
  それにしても、何時になったら、太陽光発電と電気自動車の時代が来るのでしょうか。

待ち遠しい!

2007412日木曜日  第2762回  JR貨物

  第2530回等で何度か取り上げてきた鉄道が読売新聞のコラムで10日から「レール復権」と題して始りました。その中で、JR貨物について私がこの部屋で何度か書いたことに通じるものがありました。

  YOMIURI ONLINE → 特集 → 環境ルネサンス

   レール復権 CO2削減切り札は列車

  ・・・略

  トラックに押されっぱなしだった鉄道貨物も、温暖化対策を追い風に”逆転攻勢”が進む。
  
JR貨物は04年、世界初のコンテナ特急電車「スーパーレールカーゴ」の運行を始めた。最高時速130`、東京−大阪を6時間余で結ぶ。一度に10dトラック用コンテナ28個を運ぶ。
  「
CO2排出量はトラックの8分の1」とのうたい文句に、大手運送会社の佐川急便が賛同。・・・中略

  他社は「積み替えにかかる時間のロスを考えると、5時間半以内が条件」と渋った。・・・中略

  しかし、貨物列車が走る線路はJRの旅客会社の所有。需要があってもこれ以上の増発は難しいという。・・・以下略

  やはり、これからのことを考えるとJR貨物用の新幹線を造るべきでしょう。根本的に運送のシステムをトラックから鉄道に変えることを考える時が来ているはずです。高速道路の延長にお金をつぎ込むより鉄道貨物網を造る方が日本の将来にとって余ほど大きな財産になるはずです。
  長距離は人も貨物も鉄道で近距離や市街地は路面電車や電気自動車でという交通体系を一日も早く取り入れることこそが地球が生き残る唯一の方策と言えば言い過ぎでしょうか。

手遅れにならないように!

2007413日金曜日  第2763回  我が家の太陽光発電

  例月の我が家の太陽光発電、4月分は3月12日から4月9日までのデータです。実質29日分です。いつもより2日も早い検針でした。しかし、天候に恵まれて思わぬほどの良い成績になっています。

  去年の実績 1KW当たり発電量

  4月、 575÷5.508≒104.4
  5月、 603÷5.508≒109.5
  6月、 544÷5.508≒99.8

  今年の実績 1KW当たり発電量

   3月、 495÷5.508≒89.9  前年75.3比 119.3%

   4月、 607÷5.508≒110.2  前年104.4比 105.6%

  前年比115%649kwhを記録した3月の発電量に続いて4月になっても去年を上回る発電量を稼いでくれているお陰で今月の発電量は検針日が2日早くて29日間にもかかわらず607kwhを記録しました。でも、夏の渇水が心配です。

  去年3月、買電・ 843(293,550)KWhで11,299円 1KWhの単価、約13.40円
  今年3月、買電・ 643
(228,415)KWhで8,959円 1KWhの単価、約13.93円

  去年4月、買電・ 823(283,540)KWhで11,159円 1KWhの単価、約13.56円
  今年4月、買電・ 574
(200,374)KWhで7,912円 1KWhの単価、約13.78円

  買電は今月も先月同様昼・夜ともに大幅な減少です。やはり暖冬の恩恵を大きく受けているのでしょうか。

  去年 3月、売電、270KWhで6,409円  1KWh単価、約23.74円
  今年 3月、売電、332KWhで7,798円  1KWh単価、約23.49円

  去年 4月、売電、409KWhで9,782円  1KWh単価、約23.92円
  今年 4月、売電、429KWhで9,961円
 1KWh単価、約23.22円

  売電は去年とそれ程変わらないようです。  

    今年11月、  648円の支払い。去年電気代1,870円比、1,222円の節約。

    今年12月、5,691円の支払い。去年電気代7,978円比、2,287円の節約。

    今年 1月、7,862円の支払い。去年電気代11,553円比、3,891円の節約。

    今年 2月、3,630円の支払い。去年電気代7,392円比、3,762円の節約。

    今年 3月、1,161円の支払い。去年電気代4,890円比、3,729円の節約。

    今年 4月、▲2,049円の支払い。去年電気代1,377円比、3,426円の節約。

  買電が249(83、166)KWh減って、売電が20KWhの増加でしたから269KWhの節電効果です。1、2、3、4月で去年と比べて14,808円の節約です。
  去年は5月からマイナスになった支払いが今年は4月からと嬉しい誤算でした。しかし、今月の節約効果は少し悪くなっているのは何故でしょう。努力不足かな。

さて来月は!

2007414日土曜日  第2764回  甲子園

  久し振りと言うか初めてかもしれない太陽光発電に関する嬉しいニュースがありました。

  12日、読売新聞より

  甲子園が「エコ球場」へ、銀傘で太陽と雨水利用

 阪神電気鉄道は11日、今秋から着手する阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)の大規模改修工事で、内野席を覆う「銀傘」の上に太陽光発電パネルを設置する計画を明らかにした。

 ナイター照明など球場で使う電力の一部をまかなう。天然芝への水やりも雨水を再利用するなど、改修後は環境に配慮した「エコ球場」に生まれ変わる。

現在の銀傘は、ネット裏から内野席の中央付近までを覆っており、面積は約5300平方メートル。改修ではアルプス席との境界まで拡張することにしており、面積も最大2割程度広がる見込みだ。計画では、この銀傘の上に太陽光発電パネルを設置し、1時間当たり最大800キロ・ワットの発電を可能にする。・・・以下略

 第2753回でも京都の有名な神社仏閣などに太陽光発電をと書いたように、こういう有名施設がどんどん太陽光発電を採用することで世間一般の関心が高まり我が家もやってみようかという人が増えるかもしれません。東京ドームなんかもフィルム状の太陽電池を設置すれば面白そうです。
  いずれにしても、日本中の屋根は殆どが空いているのですから、その全ての屋根を太陽電池で埋めることができるはずです。それだけの可能性を持っている太陽光発電を政府の無策で冷え込んだままにしておくのは余りにも勿体無い。

何とかならないものか!

2007415日日曜日  第2765回  大リーグ球場

  甲子園が太陽光発電を採用する話を取り上げたら、大リーグでは今年の夏にお目見えするそうです。

  しなやかな技術研究会より

  2007/04/06 MLB開幕、日本人プレーヤーにエールを! 太陽のめぐみが球場に

  ・・・略

  この夏にナショナルリーグのSan Francisco Giantsの本拠地のAT&T Park球場に太陽光発電システムが取り付けられるというのです。サンフランシスコのたっぷりの太陽と日照と利用条件といった用件に合致したこの球場にとりつけられるのは、シャープ製の120kWpの太陽電池で、3箇所にわけてとりつけられ、送電網に連系することになるということです。これ以外にもキオスクの屋根には一般住宅用の太陽光発電システムが設置される予定で、全体で太陽光発電システムを利用する世界初の球場が完成するということです。

 プレスリリース / The San Francisco Giants : News,03/21/2007

Giants to put solar panels on AT&T Park ・・・以下略

  大リーグで初めてだそうです。規模は甲子園の方が大きそうですね。それにしても、やはりシャープは海外に力が入っているのでしょうか。
  いずれにしても、日米両方で球場に太陽光発電が採用されるとは偶然かもしれませんが、歓迎すべきことでしょう。世間の注目を集めるような施設にどんどん太陽光発電が採用されれば関心も高まりそうです。いよいよ太陽光発電の時代が来るか。

期待して良いのでしょうか!

2007416日月曜日  第2766回  免許証更新

  5年振りの運転免許証の更新に行ってきました。9時の受付開始の10分前くらいに免許センターに到着。
  入り口を入ったところの窓口に2人の女性が既に2800円の証紙を貼った申請書を用意しており、支払いと交換にそれを受け取り隣の交通安全協会の窓口を案内されそちらにその申請書と免許書を提出すると「安全協会の会員になりますか?優良運転手なので5年分2000円になります。」で、2000円を払うと先ほどの申請書に必要事項を書き込んでくれます。
  知らない人はこれが当然と思っているようですが、本当は安全協会に入る必要も無く、自分で申請書を書けば2000円も要りません。言わば2000円の代書屋というところでしょう。知らないうちに安全協会の入会が住んでいるというわけです。もちろん協会は警察の天下り先になっています。
  その手の内を知りながら自分で書くのも面倒なので敢えて流れに乗ると、手を煩わされること無く流れ作業のようにスムーズに手続きが進み、これで申請の準備は終了。あとは、更新の窓口にその申請書を提出すれば視力検査、写真撮影と進み最後に講習を受けて免許書を受け取り終わりました。ここまでが何と1時間20分くらいで終了。

  以前なら午前中は潰れていたことを考えると驚くほどの短縮です。もう一つ前回と変わっていたのは前もって申請書に貼り付ける写真を用意しなくてよくなっていたことです。前の免許書を申請用紙にコピーすることで済むようになったようです。こういう改革はありがたいですね。

  とは言いながらも、免許書の更新自体が本当に必要なのか疑問です。何と言っても、立派な免許センターの建物や更新の為の沢山の人員。その上に、上記にも書いた警察の天下り利権団体と思える安全協会と無駄に使わされるお金の多いこと。
  それにしても日本の官僚は庶民から金を搾り取るシステムを作るのが上手いとつくづく感心させられます。

どうにもやるせない!

2007417日火曜日  第2767回  デュアル・モード・ビークル

   第2612回で取り上げたデュアル・モード・ビークルが早くも営業運転を始めたそうです。これは意外と面白いことになるかもしれませんね。

    YOMIURI ONLINEより

  線路も車道も走れる、DMV試験営業…JR北海道

 JR北海道が開発した線路と車道の両方を走行できるDMV(デュアル・モード・ビークル)の試験的営業運行が14日、釧網(せんもう)線で始まった。

 マイクロバスのような車体で、16人乗り1両編成。浜小清水(小清水町)―藻琴(網走市)駅間の往復22キロを約1時間で運行する。往路は線路、復路は国道を走る。

 折り返しの藻琴駅では、線路に取り付けた補助器具を利用して、鉄車輪からゴムタイヤへの移行が完了すると、乗客から歓声が上がった。

6月30日までの土日祝日と5月1、2日の計28日間、1日3往復する。7月以降は、周辺の観光地を巡る周遊ルートの導入を予定している。DMVは、過疎地の貴重な交通機関として全国的に注目され、視察が相次いでいる。(20074141358 読売新聞)

 視察が相次いでいると言うことはコストが合えば導入したいと思っているところが多いと言うことでしょう。
  我が坂出市のような地方の小さな市では路面電車の導入はどう考えてもコストが合わないが、この
DMVだったら可能になるかもしれません。
  地方の小さな街でも路面電車の変わりとして使うことにより市街地へのクルマの乗り入れを禁止できるかもしれません。是非、何処かの地方都市でこの
DMVを使った街づくりを実験して欲しいものです。そうして、第2762回でも書いた交通体系により日本の街からクルマを無くしましょう。

面白いかも!

2007418日水曜日  第2768回  太陽電池飛行機

    第2495回第2562回で人力飛行機の驚異的な進歩を取り上げ、次は太陽電池を使った飛行機が出来るかもしれないと書きましたが、その実現は意外と早そうです。

  ソフトエネルギーより

  今度は太陽電池飛行機で挑戦=熱気球で世界一周のスイス人冒険家

  ・・・略

  そのソーラープレーンの翼長さは80mでエアバス380という旅客機と同じサイズだという。その軽量ぶりは驚くべきものだ。そのエアバス380560トンであるのに対して、”SOLAR IMPULSE”と名づけられた飛行機の重さは、たった2トンしかない。飛行機の巡航スピードは、たった70k/hと計画書には書かれています。しかも、このソーラープレーンにのるのは、たった一人の操縦士だけなのだ! ちょっとおどろくべき計画で、実際の飛行計画はまだまだ先ですが、是非実現してほしいと思います。たった一人の人間が車なみの速度の太陽電池だけで飛ぶ飛行機で世界一周をする、ちょっとない計画ですね。・・・以下略

  参照:THE SOLAR IMPULSE

  残念ながらまだまだ人力飛行機と同じで実用にはなりそうもない。しかし、技術の進歩は想像も出来ないことを可能にすることがあるので何時の日か実用になる時が来るかもしれません。
  しかし、それより飛行船の方が可能性は高そうに思うのは私だけでしょうか。地上は電気自動車になるのですから、空も燃料浪費の飛行機を止めて太陽電池を使った飛行船でスピードは諦めてのんびりと移動するのはどうでしょう。太陽電池に一番合う乗り物になるかもしれませんよ。

のんびり行きましょう!

2007419日木曜日  第2769回  シリコンバレー

  第2747回第2752回でも取り上げたように海外特にアメリカやドイツで太陽電池に参入する企業が増えているようです。
  あのシリコンバレーが乗り出したそうです。

  FujiSankei Business i.より

  現在の太陽電池 IT革命前夜と同じ、シリコンバレーが環境拠点に 2007/4/17

  ■06年595億円、チャンス求めて投資集中

世界の頭脳が集まる米カリフォルニア州のシリコンバレーが環境ビジネスの一大拠点に生まれ変わろうとしている。同地域に集積しているIT(情報技術)関連企業を中心に、新たな技術革新とビジネスチャンスを求めて環境技術への投資を拡大しているためで、2006年は同分野に約5億ドル(約595億円)もの投資が行われたと試算されている。背景には、地球温暖化防止技術へのニーズや米国の対外エネルギー依存に対する懸念などがある。(坂本一之)

  ≪頭脳はエネ志向≫

 ロイター通信によると、シリコンバレーの多くの企業が地球温暖化防止につながる環境技術への投資にシフトしている。06年の欧米全体での同分野の投資額は36億ドルだったが、その約7分の1がシリコンバレーに集中していることになる。

 シリコンバレーの企業は太陽エネルギーや燃料電池、風力エネルギー、バイオ燃料、新電力網などさまざまな環境技術の開発に着手している。・・・中略

 また、パネルを製造するメーカーの社長は「太陽電池産業は現在、コンピューターチップが普及する前夜の1983年と同じ状況にある」と、今後の需要急拡大を確信している。

  第2747回Applied Materials第2636回で取り上げたTesla Motorsシリコンバレーの企業だそうです。
  やはり日本がのんびりしている間に気が付いたら欧米企業に太陽電池市場を取られてしまっていたなんてことが起きるかもしれません。

  市民のための環境学ガイドIPCCのWG2報告書  04.08.2007の最後にそんな日本の危機に触れた言葉がありました。

 ・・・略

 いずれにしても、日本という国は、対応が遅い国として著名。なんとか対応を加速することだけはしなければ。米国は、現時点では最大の反対勢力ではあるが、最近の米国最高裁判決に見られるように、明らかに態度が変わってきている。ブッシュの任期内には、それほど大きく変わらないかもしれないが、その次の政権で、ガラっと変わることは覚悟をしておいた方が良いだろう。となると、日本という国は、今のままだと、ほぼすべての先進国に置いていかれる可能性が大だ、と言えるだろう。

 何となく世界に置いてきぼりにされた日本の未来が見えるようです。太陽電池でエネルギー大国になれるチャンスがあるだけにこの対応の遅さが残念でなりません。

諦めるしかないのか!

2007420日金曜日  第2770回  雑草

  第2750回で久し振りに雑草との戦いを始めた途端に我が生活に変化が起き、又しても、暫らく雑草との戦いが途切れていました。
  何となく気にはなっていたのですが手付かずのままでした。そして、目を凝らしてみると案の定あちこちにはびこっています。
  何時もの
オランダミミナグサホトケノザアメリカフウロムラサキカタバミカラスノエンドウはあれだけ抜いたと思っていてもあちこちに残って大きくなっています。本当にしぶとい奴らです。諦めたら負けですね。

  そんな中、今は、第2392回で取り上げたマツバウンランがあっという間に花茎を伸ばして目だっています。この間までは全く目立たなかったのに急激に伸びています。この草花茎をつまんで真っ直ぐに引き抜くと根から簡単に抜けるので退治は簡単なので助かります。
  実は、近所の空き地にこの花が群生しているところがあり、青い花が咲いて綺麗なのを通勤途中で見つけて、これは我が家も危ないかもしれないと気をつけてみたら案の定伸びて来ていたものです。我が家の場合は芝生の間からと言うのが条件が悪いのか花茎も短くまだ花をつける所までは行っていなかったので気が付かなかったのです。
  それにしても、花茎が30センチ以上も伸びて青い花をつけて群生しているところは雑草と言うには申し訳ないくらい綺麗です。芝生より良いかも。

  参照:マツバウンラン(松葉海蘭)

どっちが雑草やら!

2007421日土曜日  第2771回  京セラ

  第2727回で取り上げた京セラの太陽電池増産の記事が今度は読売に載りました。どうしてこんなに記事にする日が違うのでしょうか。暇な時の紙面つぶしでしかないのでしょうか。それとも何か意味があるのか。

  YOMIURI ONLINEより

  京セラ、太陽電池生産量3倍に

 京セラは18日、太陽電池の2010年度の年間生産量を、現在の約3倍である500メガ・ワットに引き上げると発表した。滋賀八日市工場(滋賀県東近江市)など国内外5か所の工場に、4年間で300億円かけて生産設備を増強する。500メガ・ワットは一般的な住宅約13万5000戸分に相当する。

 太陽電池は世界的に需要が拡大しているが、原料のシリコン不足が足かせになっていた。複数社と供給契約を結ぶことで増産の見通しがついたとしている。

太陽電池は、世界首位のシャープが3月から年間生産能力を710メガ・ワットに引き上げたほか、三洋電機も10年度に現行生産能力の3・6倍の600メガ・ワットとする計画を打ち出している。(2007419 読売新聞)

 京セラのHPにもありました。

 京セラニュースリリース 2010年度の太陽電池生産量500MWに向けてシリコン原料確保と世界4極生産の増強計画

 ・・・略

 ■シリコン原料の確保について

京セラは、多結晶シリコン太陽電池において、シリコン原料の鋳造から太陽電池セルの製造、太陽電池モジュールの組み立てまで、すべて自社内で一貫生産を行なっています。昨今のシリコン原料不足の間、今後の生産拡大に備え、研究開発や品質向上に取り組んできましたが、このたび、複数社より安定したシリコン原料供給を受けることが可能となりましたので、段階的な設備増強を計画し、着実に生産を拡大していきます。・・・以下略

 やはりシリコン不足は深刻だったようですね。いよいよ供給に目処がつきそうに成ってきたのかもしれません。いずれにしても、日本メーカーは欧米の旺盛な需要に答えるために太陽電池の増産に必死のようです。これが、日本の需要に答えるためだったらどんなに良いでしょう。
  
第2769回で取り上げたように、まさに「日本という国は、今のままだと、ほぼすべての先進国に置いていかれる可能性が大だ、と言えるだろう。」が現実のものとなりそうです。

なんともくやしい!

2007422日日曜日  第2772回  キャパシター

  太陽光発電システムの飛躍的な発展の為には安価な蓄電池が待たれますが、私が期待している第2621回等で何度も取り上げているキャパシターの話題が久し振りにありました。

  日刊工業新聞より

  日立造船、CNTキャパシターを開発−電気自動車の走行に成功

  日立造船は19日、カーボンナノチューブ(CNT)を使って電気を蓄えるキャパシターを開発し、電池との組み合わせて電気自動車を走行させる実験に成功したと発表した。CNTキャパシターで自動車を動かしたのは初めてという。利昌工業(大阪市北区)、地球環境産業技術研究機構(RITE)と共同で開発した。2011年の商品化をめざす。

 日立造船独自のブラシ状に垂直配向したCNTと、利昌工業が開発した特殊ペーストで上限電圧3・5ボルトのキャパシターを作製。CNTと電解液が接する面積が大きいため出力が高くなった。

電気自動車の走行実験ではCNTキャパシターを複数個接続して電圧70ボルトとした。高速充放電できるキャパシターでスタートし、通常走行を電池で行った。始動時の電力をキャパシターでまかなうことで、電池は体積が約2分の1ですむ。現時点で中型自動車向けキャパシターのコストは約70万円だが、今後10分の1の7万円程度を目指す。新たな製造プロセスの開発によりコストを低減する。

 参照:日立造船 → ニュースリリース

 電気を電気として蓄えることが出来、充放電が瞬時に何度でも半永久的に出来るというキャパシターが完成すれば世界のエネルギーに革命が起きると期待して待っているのですが、本命の株式会社パワーシステム日本電子も殆ど動きが無いのでもう駄目なのかと半ば諦め状態になっていました。
  しかし、世界はまだ諦めていないのかもしれません。こうしてあちこちで諦めずに開発が進んでいるなら何時かは画期的な製品が生まれてくるかもしれません。自分では何も出来ずに期待ばかりで情けない話ですが、何時か素晴らしい知らせに接したいものです。

期待できるのでしょうか!

2007423日月曜日  第2773回  迅速開票

  4月1日に私事ですが太陽光発電の営業に破れたと書きましたがその後縁あって坂出市の体育館の嘱託として勤めさせてもらっています。定年退職者の職なので報酬は望めませんが、営業職から離れてそれなりに気は楽になっています。

 その体育館に関係する記事がありました。

  四国新聞コラム「一日一言」 4月20日付・目指せ迅速開票

  今回の統一地方選では、選挙の結果だけでなく、開票作業にも注目したい。開票のスピードアップを目指す動きが全国に広がっており、県内の自治体も例外ではないようだ。

 最も力を入れているのは三木町だろう。無理もない。四年前の統一選では大失態を演じた。町議選の開票終了が、何と午前四時過ぎ。票の確認をする立会人が原因だったとはいえ、遅い遅いと評判の高松市でさえ午前二時ごろだから、尋常ではない。・・・中略

  職員たちは大いに反省したらしい。今度はスリッパを運動靴に替え、開票作業台を一台から二台にする。票の仕分けケースも新たに導入。立会人には、いつもより念入りに作業の流れを説明しておく。そんな工夫で時間短縮を図るそうだ。

 三木町が特別というわけではない。例えば坂出市は、今まで開票係は開票だけ、票の点検係は点検だけをしていたが、今度は開票係にも点検を手伝わせる。先の県議選で実施したところ、好結果だったという。・・・以下略

  実を言えば、坂出市の開票は各投票所から体育館に集めて行われるのです。そして、その22日の開票日の体育館の当番に当たっているのが私と先輩の2人なのです。開票が終わって戸締りを済ませないと帰れません。
  先輩の方々曰く、今までの実績からこの日は午前2時にはなるだろうと脅されています。そこに、この記事です。
  果たしてこの坂出市の開票の工夫は功を奏するのでしょうか。実は、何時も、前日の22時前にやっているこの部屋の更新がこの当番の為に出来ません。つまりは、この開票が終わって帰宅してからの更新になるのです。と言うことは、坂出市の開票が早くなれば午前2時前には更新できることになるかもしれません。

果たして結果はどうなるでしょう!

  何と開票は12時過ぎに終わりました。という訳で更新は2時を越すことはありませんでした。

2007424日火曜日  第2774回  黄砂

  第2749回でも取り上げた黄砂について気になる記事がありました。

   4月9日読売新聞

   新潟に黄砂のいたずら、残雪の峰が桜色に

   黄砂に覆われ、淡いピンク色に染まった守門岳山頂付近と後方の大岳

 新潟県で、真っ白なはずの雪山がうっすらと桜色に染まっている。中国大陸から飛来した黄砂が原因とみられている。

 この山は、魚沼市と三条市にまたがる守門岳(すもんだけ)(1537メートル)。気象庁によると、今月1、2日、新潟市や上越市などで黄砂が観測された。特に2日は大規模な飛来があり、全国98か所の観測地点の75地点で黄砂を確認、各地で視界が悪くなった。

同庁によると、黄砂は必ずしも黄色とは限らず、赤みがかったものもある。江戸時代の文献には「紅雪」という記述もあるという。

 黄色とばかり思っていましたが赤みがかったものもあるんですね。これはどちらかと言えば、優雅な話題と言えるかもしれませんが、次のは深刻です。

  「効エネルギー」日記 

  2007-04-22 ■黄砂症

  ・・・略

  いま日本の咽喉科では、黄砂症というのが正規の病名になっているのだそうだ。アナウンサーが体調はどこも悪くないし、風邪をひいたわけでもないのに声ががらがらになって困ってしまい、咽喉科へ行ったら、「あ、これは黄砂症です」とすぐ診断がついたそうだ。いま中国からの黄砂がひどい。雨上がりの車の屋根はひどい汚れになる。しかし、車や洗濯物の汚れだけの問題ではないのだ。この細かい粒子を吸い込むと、喉に炎症を起こすらしい。この症状を起こす人が激増しているとか。砂の微粒子だけでこのようになることはない。黄砂の表面には中国の発電所や工場が出している大気汚染物質がくっついていて、それが原因になっているのだ。・・・以下略

  参照:砂・大気汚染・アレルギー・病気

  紅雪や黄砂症でサーチしてみると黄砂症は沢山ありました。やはり恐れていたことが現実となっているんですね。中国に遠慮しているのかマスコミは詳しく報道していませんがどうやら医療の現場では当たり前のことのようです。
  それにしても日本の近隣には碌な国がありませんね。

困ったものです!

2007425日水曜日  第2775回  白熱灯

  第2741回でアメリカの白熱電球追放を取り上げましたが、カナダでも始ったそうです。

  FujiSankei Business i.より

  家庭の白熱灯を全面禁止へ カナダ・オンタリオ州 2007/4/20

  カナダ・オンタリオ州のダンカン・エネルギー相は18日、環境対策として家庭内の白熱灯を省エネルギー型に切り替えるよう訴えた。

 ロイター通信によると、同州は2012年までに旧型白熱灯の販売を禁止。州内で使われている約8700万個をすべて省エネ型に切り替える計画だ。

 州政府は省エネ型への切り替えにより、1時間当たり 600万メガワット時の電力を削減でき、新たに60万世帯への電力供給が可能になると試算している。

同様の取り組みは豪州で始まっており、世界的な広がりを見せつつある。

 白熱灯なんか使っているのはアメリカくらいかと思っていましたが甘かったようです。もしかしたら世界中で蛍光灯を使っているのは日本だけだったりして。これぞ日本の常識は世界の非常識ですね。こんな基本的な省エネをやっていないなんて全く信じ難いものがあります。京都議定書が日本に不利と言うのも納得です。
  しかし、こうしてみると日本の生真面目さに比べて世界の省エネはまだまだのようです。

と言いながらも気になってドイツはどうなのかサーチしてみたら面白いHPがありました。

  ドイツの森 → ドイツってこんな国 いんでっくす → 省エネ先進国ドイツ(その2)

 ・・・略

  彼らは倹約とかでそうしているのではない。長い間、それこそ何百年も前からのドイツ人というか、ヨーロッパ人の習性なのだ。暗い方がムードがあると言う。確かに居間やレストランは暗い。しかし、台所もトイレも、駅も町も、ムードとは無関係にどこもかしこも暗い。西洋人の目は明るい光に弱いという説もある。

ドイツ人は、蛍光燈よりは白熱灯(電球)を好み、庭やレストランでの語らいには、ロウソクのともし火が必須で、クリスマスにはロウソクと暖炉の火となる。蝋燭一本で一晩もつのだから、本当に省エネタイプにできている。・・・以下略

  白熱灯を使っていても蛍光灯を使っている日本より省エネの生活が行き届いているようです。アメリカやカナダとは違うようですね。さすが太陽光発電先進国ドイツです。物事は表面だけでは判断できませんね。

ドイツおそるべし!

2007426日木曜日  第2776回  高校野球

  第339話第823話第1058話等で取り上げた高校野球が今、特待生問題で揺れています。
  誰もがあることがわかっている特待生をさも今頃分かったように騒ぐ高野連やマスコミを見ているとこの人達こそが罰せられるべきと思うのは私だけでしょうか。
  我が香川県で言えば名門高松商業や坂出商業などの公立高校が甲子園に出れなくなってどの位経つでしょうか。
  甲子園へ出場して名前を売り生徒を集め儲ける為に全国から優秀な選手をお金で集めた私立高校。そしてそんな高校ばかりが代表校として集まる甲子園大会をさも郷土の代表であるかのごとく煽って儲けるマスコミ。
  そんな奴らが今更ながら特待生を槍玉に挙げて騒いでいるのは腹立たしい限りです。こうして、前途有望な選手が又しても潰されて行くのでしょう。

  今全国で調査が行われているようですが、これに引っかからない私立高校がどの位あるでしょうか。きっと野球に興味のない数えるほどの高校しかないのじゃないでしょうか。
  今年の夏の甲子園大会が見ものです。殆どの常連と言われる私立名門校が出場停止となるはずです。
  となれば、昔なつかしい名門公立校の名前が並ぶかもしれません。それはそれで楽しいかもしれませんね。本当の意味の地元校の活躍に昔の高校野球ファンが戻ってくるかもしれません。それとも、マスコミの儲けの為の大会はこれを機会に中止する方法もありそうです。尤も、金の亡者たちがそんなことを許すはずもなさそうですが。

さて、どうなるか!

2007427日金曜日  第2777回  色素増感太陽電池

  第2753回の大日本印刷に続いてソフトエネルギーで色素増感太陽電池の記事がありました。

  "緑色革命!?"、ニュージーランド発の色素増感太陽電池の色はグリーン

  シリコン太陽電池の十分の一のコストで太陽光発電が可能。そうした言及は、色素増感太陽電池がこの世界に発表されて以来、なんども繰り返されてきました。しかし、問題は、いくら安くて簡単に作れても、使えなかったのです。何よりも、普通の色素では、発電しても寿命が短いということがあります。色素は、紫外線で退色するからです。逆に色素でも高価な色素では、あまり意味がありません。また、根本的には変換効率が低いことも問題となります。世界でさまざまな色素が試され、実用化、製品化にむけてしのぎを削っています。

そして、今回のものは、ニュージーランドで光触媒と同じ原料である二酸化チタンを利用した合成葉緑素だということです。色はまさに緑。シリコン系太陽電池が直達日射を必要とするのに対して、窓や壁に装着し、散乱光でも効率よく発電するということです。・・・以下略

 参考:Taking Nature's Cue for Cheaper Solar Power

 コストダウンに期待していた色素増感太陽電池が寿命が短いとは知りませんでした。それにしても、色んなところで研究が進んでいるようですがどれもこれも直ぐに実用化されるところまで行かないのが歯がゆいですね。
  やはり、後2、3年待たないとコストダウンは現実のものとならないのかもしれません。それまで日本の太陽光発電の市場が消えなければ良いのですが。
  と市場に敗れ去った私が何時までも引かれものの小唄を歌うのも未練がましいですね。とは言いながらも太陽光発電こそ未来を救うと信じる私としてはどうしても気になります。

何とか実現して欲しい!

2007428日土曜日  第2778回  ドイツ

  太陽光発電の導入量は情報が遅くてなかなか実態が掴めませんが、ドイツの2006年の情報がありました。

  Greener World → ドイツの太陽電池設置出力、累計で300MWを超える

  欧州委員会(EC)のエネルギー部門が発行する、再生可能エネルギーレポート「EurObserv'ER」の2006年太陽電池版が発表された。

 2006年のEU25カ国の導入量は2005年の914,242MW(百万ワット)から36%伸びて、1,245,654MW2006年までの累計は3,418,480MWに達した。

 最大の設置国はやはりドイツで、2006単年で1,153,000MW06年にEUで設置された太陽電池の実に92%と他国を圧倒。累計では3,063,000MWとなり、EUに設置されている太陽電池のほぼ9割はドイツにあることになる。2位のスペインは2006年に60,500MWとドイツに引き離されているが、前年からは4.17倍の大幅な伸び。設置出力を減らしたイタリアを抜き去った。今後の注目株だ。

一方、国民一人あたりの設置出力で比較すると、51.4W/人のルクセンブルクが首位となり、37.2W/人のドイツが2位。オーストリアが3.5W/人で3位につけている。下位の10カ国はすべて新規加盟国だが、旧15カ国だけで見るとわずか0.23W/人しかない英国が最下位だ。

  日本のはまだ見つけることが出来ません。かろうじて2005年の情報がありました。

 JPEA太陽光発電協会 → 各国の太陽光発電導入状況(2005年末現在)より

 2005年  ドイツ 単年度 635MW  累計 1429MW 
         日本  単年度 290MW  累計 1422MW

 上の数字と単位が合わないようです。それではもうひとつ。

  ドイツの太陽光発電量は累計2500MWp,市場規模は2006年で38億ユーロ 

 ・・・略

  ドイツで設置された太陽光発電機の発電量は累計で2500MWp。ドイツにおける太陽光発電産業の市場規模は2006年で38億ユーロ,2008年にはこれより20%成長すると予想される。・・・以下略

  これも違いますね。どれを信用したらいいのやら。いずれにしてもドイツの伸びが凄いことは間違い無さそうです。

取りあえず、マァいいか!

2007429日日曜日  第2779回  キャパシター

  第2772回で久し振りに取り上げたキャパシターの記事が又しても同じ日刊工業新聞にありました。

  日刊工業新聞より

  指月電機、三井造からコンテナクレーン用電気二重層コンデンサー受注

  指月電機製作所は三井造船から、ハイブリッド型コンテナ用ヤードクレーンに搭載する電気二重層コンデンサー(キャパシター)を初受注した。コンテナを降ろす際に発生する回生エネルギーと呼ばれる電気エネルギーを蓄電して再利用する。最大で50%燃費が向上し、二酸化炭素排出量も削減できる。4月末から順次納入する。瞬時電圧補償装置用と並ぶ電気二重層コンデンサーの新用途として開拓する。・・・以下略

  参照:指月電機製作所 → プレスリリース

指月電機製作所は株式会社パワーシステム日本電子と同じように早くからキャパシターに取り組んでいましたがいよいよ軌道に乗り始めたのでしょうか。
  ここに来て立て続けにキャパシターの話題が出てきたということは期待した良いのでしょうか。
  兎に角、バッテリーにしろキャパシターにしろどちらでも良いから画期的な進歩をして世界のエネルギーの救世主になって欲しいものです。これさえ出来ればエネルギー問題は解決したようなものです。

何時かは見れるでしょうか!

2007430日月曜日  第2780回  バイオエタノール

  バイオエタノールの販売が始ったが本当に環境に良いのか疑問を覚えるのは私だけでしょうか。

  asahi.comより

  バイオガソリンの増産 食糧問題の引き金になる可能性も 20070427

  バイオエタノールをガソリンに3%混ぜたバイオガソリンの試験販売が、首都圏で27日から始まった。有力な地球温暖化対策として期待される代替燃料だが、原料が穀物のため、増産は食糧問題の引き金にもなりかねない。草や木、建築廃材を原料にする研究も進められているものの商用化までの道はまだ遠く、不安材料もある。・・・以下略

  天ぷら油などを使った後、回収して使う分には大賛成なのですが、とうもろこしなど食糧になるものを原料とするのはどうも納得が行かないものがあります。
  
バイオエタノール・ジャパン・関西株式会社のように「木質系バイオマス(建設廃木材、木くず、剪定枝等)を主原料に燃料用エタノールを製造します。」というのも歓迎します。
  しかし、今、突然販売が始ったバイオガソリンはどうも胡散臭そうです。第一、
第1395回第1441回で取り上げたあのガイアックスを潰した石油業界がこんなに早く手を打ったこと自体に裏がありそうな気がします。

  それ以上にバイオエタノールについて不審におもわれるのは「石油などの化石燃料と違い、二酸化炭素(CO2)を吸収して育つ植物が原料の為、燃料に使ってCO2が発生しても、国際的にも新たな排出とみなされない。」という説です。第2721回で取り上げたCO2排出権と共にごまかしの説としか思えません。
  と言うのも、石油だって石炭だって元は植物と言われています。それだったら、育ったのは何億年前でしょうがそのときにCO2を吸収しているのですから今それを燃料に使っても新たな排出にならないと言えるのじゃないでしょうか。このように、どう考えてもCO2排出削減を逃れたい為の産業界や政治家の詭弁としか思えません。

どうも胡散臭い!

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