団塊の世代の部屋(122)

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200991日火曜日  第3635回  コンパクトシティ

 第2057回で取り上げたコンパクトなまちづくりに国がいよいよ動き出すようです。

  時事ドットコムより

  地方の中心市街地を再生=「暮らし機能」の集約支援へ−来年度に新制度創設・国交省 8252

 国土交通省は24日、空洞化が進む地方都市の中心市街地再生を目的とした新たなまちづくり制度を2010年度に創設する方針を固めた。分散した医療・福祉施設など暮らしをサポートする機能を市町村が中心部に集約させた場合、財政、税制面で支援する。同省は、こうした生活サービスの集積拠点を「コンパクトシティー」と名付け、普及を図る。

 新制度の事業主体は市町村で、コンパクトシティーの対象区域を指定し再生計画を策定する。国は、市町村または民間事業者が同区域内に病院、高齢者ケア施設、子育て施設などの公益施設を建設した費用の一部を補助。空きビルを活用した事業は改修費が補助対象になる。

 税制面では、郊外にある施設を同区域内に移転させる際、不動産を売却した譲渡益への課税を減免する優遇措置を講じる。

 併せて、交通拠点の利便性を高めるため、使い勝手が補助金より優れている交付金を創設。同区域の核となる鉄道駅、バスターミナル周辺に駐車場、駐輪場、広場、歩道橋などを整備する市町村に財政援助する。 

  何でもお国に決めてもらうのも「何だかなぁ」と言うところもありますが、こうしたことは個人の力で動くものでもなし、やはり大きな力で動かすことも必要なのかもしれません。
  昨日のコンビ二の24時間営業もそうですが儲け主義に任せて進んできた世界も使い放題のエネルギーの枯渇なども考えて、もう一度、野放図に発展に任せるやり方を考え直す時が来ているのかもしれません。
  マネーゲームに任せて一部の人だけが恩恵を蒙るおかしな世界になったように、なんでも放ったらかしにすることで行き過ぎたことによる弊害があらゆるところで起っていると考えれば、本当に必要なのはどのあたりかを見極めることもこれからは必要になってくるのかもしれません。
 それをお国に頼りすぎるとこれも官僚や政治家の暴走に繋がりそうで怖いものがありますが、どこかできちんとしたものを見つけたいものです。

相当難しそう!

200992日水曜日  第3636回  ノンアルコールビール

  瀬戸大橋の真中与島で自動販売機で飲料水を販売している時、連休やお盆など暑い時の繁忙期にお客さんからビールはありませんかとの要望が多かった。しかし、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアではアルコールの販売は禁止されていますと断っていました。
  それでもあまりに要望が多いので、今は既に発売中止になっている
宝酒造株式会社のノンアルコールビールの自販機を置いて見ました。しかし、思ったほどには売れなかったことを覚えています。
  余り酒を飲まない私とってもノンアルコールビールはやはり本物とは何処か違っていてそれ程美味しいとは思えませんでした。アルコールがあるかないかだけで味が違うものかどうか良く分かりませんが、飲む人にとってはアルコールが入っていないこと自体が許せないのかもしれません。残念ながらアイデア倒れとなった苦い思い出があります。
  そんなノンアルコールビールが今や脚光を浴びているそうです。

  MSN産経ニュースより

  「アルコールゼロ」ビール風味飲料が出そろう 競争激化へ

  サッポロビールは27日、ビール風味飲料「スーパークリア」を刷新し、アルコール度数を0・0%として9月30日に売り出すと発表した。「アルコールゼロ」のビール風味飲料をめぐっては、キリンビールが今年4月に発売した「フリー」が大ヒットしたのを受け、アサヒビールとサントリーが追随することを決めていた。今回、サッポロの参入によってビール大手4社の商品が出そろい、激しい販売競争が繰り広げられそうだ。

 サッポロが発売する「スーパークリア」は、従来品が0・5%のアルコール分を含んでいたのに対し、アルコール度数を0・0%に抑えた。麦芽エキスに炭酸を加えてビール風味の飲料に仕上げたほか、健康志向の高まりに配慮し、糖質も100ミリリットル当たり6キロカロリーと従来に比べて約4割減らした。実勢価格は350ミリリットル缶で140円前後。年内に5万ケース(1ケース=大瓶20本換算)の販売を目指す。

 「アルコールゼロ」のビール風味飲料の先駆けとなったキリンの「フリー」は、酵母を使わずに麦芽やホップの配合比率や香料を工夫してビール風味を実現した。飲みたくても飲めない運転手や病気の人などの支持を獲得し、8月には年間販売目標を250万ケースに上方修正した。スーパーだけでなく、高速道路のサービスエリアやゴルフ場でも売れているという。

  キリンがフリーで「アルコールゼロ」のビール風味市場を開拓したことで、アサヒが9月1日に「ポイントゼロ」、サントリーも9月29日に「ファインゼロ」の投入を決めた。年内の販売目標はアサヒが40万ケース、サントリーが30万ケースで、サッポロを含めた3社が先行するキリンを追撃する。

 アルコール度数が1%未満のビール風味飲料は平成14年の改正道路交通法の施行で、飲酒運転の罰則が強化されたのを契機に各社が相次ぎ対応商品を売り出した。しかし、各社ともアルコール分を0・1〜0・5%含んでいたため、ドライバーらの警戒心はぬぐえず、最近は市場が縮小傾向にあったという。

 「アルコールゼロ」のビール風味飲料は清涼飲料との位置づけで、ビール類の出荷数量には計上されないが、若者のビール離れなどでビール類市場が縮小する中で各社とも力を入れており、顧客争奪戦が激しくなりそうだ。

  今度のはビールメーカーが作っているだけにアルコールが無くても美味しいのでしょうか。飲まない私としてはそれほどまでにして飲まなくても良さそうなものだと思えますが、お酒の席でウーロン茶で誤魔化すよりは良いかも知れませんね。
  果たして今度は定着するのでしょうか。

一度試してみるか!

200993日木曜日  第3637回  勝手なファン

  国民は民主党を選びましたが、必ずしも全面的に信頼していると言うわけではないようです。つまりは余りにも自民党が酷くて、どうしても変えたかったと言うことのようです。それは満足できる選択肢がないままに仕方なく選ぶしかなかったのでしょう。
  それだけに選ばれた民主党にも期待できるものは少なそうですが、せめてこの国を売ることだけはやめて欲しいものです。もう見守るしかないのですから腹をくくるしかなさそうです。

  腹をくくるといえば、偉大なる記録達成を前に故障で休まざるを得なくなったイチロー選手です。早く良くなってゲームに出てくれるまで腹をくくって待つしかありません。
  私のたった一つの楽しみであるイチロー選手がこうなってしまった8月の下旬は選挙と供に本当にがっかりしました。でも待つしかないのです。

  胃潰瘍で開幕から8試合を休んだだけに今年は危ないかもしれないと心配したイチロー選手でしたが見事にその不安を晴らして一時は最多安打をも塗り替えそうな勢いで一気に元気付けてくれました。その上、首位打者まで期待できそうだったのですからこんな楽しい毎日はありませんでした。
  あの故障までは8月中には9年連続の200本安打も達成しそうでした。しかし、チョッと調子を落として打率も余りにも出来すぎの相手に抜かれて一時は2分くらいの差をつけられたと思ったらこの故障です。不幸中の幸いで1月を残して復帰できるようなのでホッとしました。
  それにしても、こうなるとこの連続200安打がどれ程大変なものかが骨身にしみます。8年間故障も無く活躍しなければ続かないのですから如何にイチロー選手が偉大であるかが良く分かります。
  勝手な願いですが、何とか200安打を達成して貰いたいものです。一時は一安打では物足りなく3安打4安打でやっと喜び、首位打者まで望んでいましたがもうそんなことは言いません。
  と言いながらも、200安打だけはお願いしたいのですからやっぱり勝手なものですね。
  しかしながら、この先どうなるか分からない日本の将来のことを考えると気が滅入るだけにせめて9年連続200安打を達成して日本中を元気にして貰いたいものです。

お願いします!

200994日金曜日  第3638回  有料サイト

  この部屋を立ち上げる時に費用をかけないという生来のケチ精神で未だにワードを使って更新しています。それだけにネットにはプロバイダーとNTTの光の接続費以上をかけないというのが自分なりの決め事です。
  ですから、どんなに気に入った
HPでも途中で有料になろうものなら残念ですが2度と訪問することはありません。

  ネットの良さは無料にこそありとの勝手な考えでこれからも続けていくつもりです。そんな偏っているような私の考えですが、案外賛同者は多いようです。

 Business Media より

 「ニュースサイトが有料化したら読みたくない」人は96 

  ・・・略

  「Webニュースサイトを読むときの利用料は、有料・無料どちらを選びますか?」という問いに対し、「無料だけ選ぶ」と答えた人は97.9%。「有料だけ選ぶ」は0.2%、「有料・無料どちらも気にせず選ぶ」は1.9%しかいなかった。

 また「無料のニュースサイトがもし有料になった場合、利用料を払ってニュース購読を続けたいと思うか」という問いに、「続けたくないと思う」と回答した人は69.7%。「どちらかというと続けたくないと思う」をあわせると96.0%が「続けたくない」とした。「続けたくない」と答えた人は男性よりも女性が多く、また世代が若くなるにつれて増えている。・・・以下略

  「タダ」ほど高いものは無いとも言われますが、入る物が無い身としてはやはり少しでも支出を抑えて自己防御をする必要があります。安易に有料に飛びついているとどんどん支出が増えていくことになります。それでなくても取られるものばかりの世の中できる限り支出を抑えて行かないと誰も助けてくれません。
  無理に有料サイトに行かなくてもこのネットの世界は無料の有用なサイトが沢山あります。企業などにとっては痛し痒しの面もあるでしょうが、ここは是非辛抱して無料サイトの継続をお願いしたいものです。

ネットまで取り上げないで!

200995日土曜日  第3639回  レンタル自転車システム

  第3628回でパリに続いてロンドンにもレンタル自転車システムが導入されることを取り上げましたが、東京でも規模はとんでもなく小さいですが実験運用が始まるのだそうです。

  Business Media より

  丸の内の風景が一変!? 10月から“公共自転車”が実験運用開始

10月から東京・丸の内のオフィス街で、いつでも誰でも利用できる公共自転車の実験運用が始まる。温室効果ガス削減に向けた取り組みの一貫で、すでに欧州各地では普及しつつあるこのシステムを日本でも普及させていく試みだ。・・・中略

  環境省は都心の自転車利用率を高めるため、今年1012月、東京・丸の内のビジネス街で、いつでも誰もが利用できる公共自転車システムを開始する。駐輪ポートを300メートルごとに5カ所設置し、計50台を配備。乗り捨てOKで、地下鉄の23駅なら気軽に“チョイ乗り”できる。また、一般の自転車のための駐輪ラックも設置する。

 利用には初回登録料1000円が必要だが、30分以内の利用は無料。以降、10分ごとに100円、3時間を超えると5分ごとに100円が課金され、丸1日間利用可能。1日を超えると、自転車価格相当額が事前に登録したクレジットカードから引き落とされることになる。温室効果ガス削減に向けた取り組みの一貫で、すでに欧州各地では普及しつつあるこのシステムを日本でも普及させていくという。・・・中略

 20077月に大規模な自転車レンタルシステム『ヴェリブ』を開始したパリ市は現在、約1500ステーションに2万台を配備。217000人が月間約10万回利用し、市内の自動車交通量が約6%減少したという。・・・中略

 ただし、良いことずくめというわけではない。ヴェリブは補償金を預ければ何時間利用しても無料だが、運用開始以降、8000台以上が紛失。120台以上が戻らず、破壊された車両は1万台にも達するという。運用会社は「このままでは破綻する」(地元紙)と嘆いている。前出の横島氏も「利用者の“質”が大きく問われるシステムであり、自転車が安全快適に走行できる環境整備も重要。日本はこの環境整備が特に遅れています。車から自転車、自転車から歩行者を守ることが大前提です」と警告する。

 今回の試験運用は現代の日本人の公徳心を試す機会ともなりそうだ。運用開始に先立ち、「低炭素社会の実現に向けた環境まちづくりの取り組み」と題したセミナーも9425日の2回、東京・大手町のTKP大手町カンファレンスセンターで開催される(要予約)。

  やらないよりは良いですが、それにしても余りにも規模が小さいですね。実験だから仕方ないのでしょうが、早くパリ並みに大規模に拡大して欲しいものです。
  というより、東京都もオリンピックなんかに力を入れるよりそれだけの予算を自転車道の整備に使って東京都をレンタル自転車システムの世界一の都市にした方が余程有意義なお金の使い方と言えるのじゃないでしょうか。
  短期間のお祭り騒ぎのオリンピックはまだやったことのないリオデジャネイロ(ブラジル)あたりに譲った方が喜ばれるし、東京都の未来にとってもずっと有意義でしょう。

そう思いませんか石原知事!

200996日日曜日  第3640回  ソーラー道路

 何時も何か面白い発想の発明品はないかとのぞいている革新的発明と製品情報ですが、このところわたしの琴線に触れるものがありませんでした。その発明の意義も分からないものも見られ、腹の立つことが多くて余裕が泣くなり私の感度が鈍ったのかと思っていました。
  しかし、久し振りに面白いものがありました。

  ソーラー道路

  3層構造のソーラー道路。上層は内部を保護すると同時に、太陽光をよく通す半透明な保護層。中間層は電力を生む太陽電池。下層は土壌からの湿気を防ぐ。

貯蓄した電力を照明に用いる以外に、加熱の役にも立ち、路面の結氷を防止する。デザイナーの話では、アメリカの高速道路がすべてこのような路面を採用すれば、たとえ太陽電池の効率が10%だけあっても、全米の電力に提供可能という。

現在、その道路の研究がすでにできた。但し、一日発電量7.6kwh30cmの路面がコスト6900ドルなんて、結構高価になる。米国エネルギー省は、コストを削減して早めに市場に投入できるように、ソーラー道路の開発会社(Solar Roadways)に資金を調達したそう。

 これは盲点でした。道路や線路の則面やフェンス、屋根などに太陽電池というのは誰もが直ぐに思いつくでしょう。しかし道路の表面にという発想は私にはありませんでした。
  強度の問題もあるでしょうし、その上を走る車の下は当然影になります。コストの問題も当然あるでしょう。という直ぐに思いつく弱点がこの発想に至らなかったのかもしれません。
  しかし、これらの弱点を克服できれば、是ほど条件の良い設置場所は無いかもしれません。世界中に張り巡らされた道路の表面が全部太陽電池なんて何とも素晴らしい光景じゃないですか。強度とコストの問題が解決できれば新しい高速道路の建設とそれ程コストは変わらないなんてことになるかもしれません。
  もう一つ考えられるのはその道路からの電気を誘導電流で電気自動車に使うなんてこともできるかもしれません。そうなるとバッテリーの問題も解決です。こんな電気自動車なら大歓迎です。

面白くなりそう!

200997日月曜日  第3641回  太陽光大型船

  第3272回第3385回で取り上げた太陽光発電搭載の自動車運搬船のその後の記事がありました。海の上は条件が悪いと心配されていましたが意外な成績のようです。

  Business Media より

  発電量は陸上の1.4倍――日本郵船と新日石の太陽光エネルギー

 日本郵船と新日本石油は92日、太陽光発電システムを搭載した自動車専用運搬船「アウリガ・リーダー」による実証実験の中間報告を発表した。同報告によると、20081219日の竣工から7カ月間の総発電量は32300キロワット時で、発電量は陸上(東京)で発電した場合に比べて1.4倍程度増加したという。

 アウリガ・リーダーは日本郵船と新日本石油が共同開発した自動車専用運搬船。全長199.99メートル、全幅32.26メートル、総トン数6213トンで、最大6200台の自動車を積載できる。太陽電池パネルはデッキ上に328枚設置されており、太陽光エネルギーで発電した電力を動力源の一部として利用している。

 同船による実証実験は、航海中の過酷な環境下でも船舶推進動力へ安定した太陽光発電の電力供給を実現することを目的に実施されているもので、竣工から約2年間、塩害や風圧、振動下での耐久性と、太陽光発電と船舶電力系統との連系を検証する。

 このほど発表された実証実験の中間報告は、竣工から2009713日までの4航海(全207日間)の結果をまとめたもの。それによると、太陽光発電システムの運転時間は2600時間で、総発電量は一般家庭17軒分の消費電力に相当する32300キロワット時を記録した。また、発電量は陸上(東京)で発電した場合に比べて1.4倍程度増加した。これは、航海域での太陽高度が東京よりも高く日差しが強かったことや、平均日照時間が長かったこと、船が受ける風によって太陽電池モジュールが冷却され、変換効率が上がったことなどが要因として考えられるとしている。

 なお、太陽光発電がアウリガ・リーダーの全動力に占める割合は0.05%、ポンプや照明など電力に占める割合も約1%と予測どおりの結果が出ており、これにより年間約14キロリットル(13トン)の燃料節減と約40トンのCO2排出量削減が見込めるとしている。

  太陽高度が高いとか日照時間が長いで発電量を稼げるのにはびっくりしましたが、それ以上に風による冷却効果にも驚きです。何でもやってみないとわからないものですね。
  こうなると私の生来の考え方「やってから悩む」も案外良い所がありそうです。きちんと考えてやるのも良いですが、やる前に悩んで踏み出さないのよりは良いのじゃないでしょうか。兎に角始めてみて、悪いところがあれば改良していけば物事は前に進みます。
  私が太陽光発電の未来がはっきりしないのに勧めるのはこの考えが根底にあります。兎に角一日も早く始めてどんどん広げていけばきっと良い解決方法も生まれてくるでしょう。しかし、踏み出さなければ何年経っても太陽光発電は広まらずに終わってしまうなんて事になりそうな気がします。

まず踏み出しましょう!

200998日火曜日  第3642回  持ち帰り容器

  第3343回で取り上げた持ち帰り容器の「DOGGY BAG(ドギーバッグ)」が少しずつ広がって行く気配があるようです。定着すれば面白いのですが。

 日刊工業新聞より

  折り畳み式プラスチック製の食べ物、持ち帰り用容器

 「あるシンポジウムで途上国の食料不足問題が話題になった。それなのに懇談会では参加者が用意された食事を平気で食べ残していった」。電力変換用装置などの樹脂部品を手がける久保田製作所(前橋市、027・265・0819)の久保田保久社長は、そんな実態に憤り、食べ残しの持ち帰り用の容器を開発した。

 抗菌作用を持つ銀イオンを配合したシリコン製トレーと、折り畳み式のプラスチック製の容器が特徴。雑貨店などの店頭販売や、冠婚葬祭の会場で参加者に配るといった形での普及を想定している。事業化に先立ち、販売を担当する子会社のおふくわけ本舗(前橋市)を設立した。資本金は250万円。

 商品は小型タイプの「マイドギー=写真」(1000円)と、はしなども付属する本格タイプの「おふくわけ」(1500円)を用意した。9月中に発売予定で、来春までに計1万個の販売を目指す。(前橋)

  コンビ二の弁当のように賞味期限を過ぎれば捨てるのを見込んだ商売が当たり前になったり、もったいないの精神を忘れて余り物を平気で捨てているくせに食料自給率が先進国の中で最低だったりする。やはりこの国はどこかで間違っているとしか言いようがなさそうです。
  そしてそんな国を作ってしまったと言っても過言ではなさそうな政治は2大政党がどちらも国の未来を託す気にもなれない体たらく。
  この先良くなりそうな気配も感じられないと言えば言い過ぎになるでしょうか。しかしながらどんなに希望の持てそうも無くても何とか生き残らねばなりません。そのためには自給自足をしてでも生きていくくらいの覚悟も必要なのじゃないでしょうか。それにはまず粗食に慣れる必要がありそうです。つまりは捨てるなんて事はもっての他です。
  ということで、まずは持ち帰りを当たり前のことにすることもそうした用意の一つとも言えるのじゃないでしょうか。

チョッと強引でしたか!

200999日水曜日  第3643回  折りたたみ自転車

  6日(第3640回)にソーラー道路を見つけたばかりの革新的発明と製品情報にまたしても私が長年期待していた発明品が紹介されていました。
  
第2536回第2819回で取り上げた折りたたみ自転車(折りたたみ自転車に乗ろう)の画期的と言えるものです。

  全体の解体が可能な自転車

  普通の自転車の大きさだが、各部位が全て解体できることがその特徴。ホイールでも折り重なることができる。解体した後に、らくらくボックスに入れる。持ち運びや収納に便利。

  これは驚きました。折りたたみ自転車の弱点と考えていたホイールまで畳めるのです。タイヤの材質は何なんでしょうか。乗り心地はどうなんでしょうか。耐久性も気になります。
  そして折り折りたたんだ寸法や値段も載っていないので詳細は謎ですが、車輪を折りたたむというところに取り組んだその心意気を評価したいものです。
  いずれ何処かで情報が出てくるでしょうが注意して見つけたいものです。何と言っても、これなら持ち運びもラクそうですし、電車にも気を使わずに載れそうです。公共交通とこの自転車があれば殆どの場所に移動が可能なのじゃないでしょうか。これぞ環境にやさしい究極の新しい交通体系というものでしょう。

  同じ日にポータブル電動自転車も紹介されていて、これも面白いのですが、私としては動力のいらない環境にやさしい自転車に軍配を上げます。それに乗りこなしも不安ですし、値段も4860ドルですから手も届きそうもありません。
  それにしても、新しい発想と言うものはいくらでもあるものですね。人間の能力には限界はないようです。

少しは見習わないと!

2009910日木曜日  第3644回  石井信平さん

  第3606回で亡くなられた事を取り上げさせてもらった石井信平さんのブログ(奥様が続けられているようです)に1998年に発表されたものがアップされていました。この部屋を始めた1999年より前ですから10年以上経っているのですが、この中で書かれている日本の問題は今の日本そのままです。  

  石井信平の 『オラが春』より

  本当の愛国心は国を選ぶところから始まる

  ・・・略

  この国を旅して、同行の者がカメラをタクシーに忘れたら、キチンとホテルに届けられた。東京では、外人の友人2人が、たてつづけにバイクを盗まれた。金融破綻を持ち出すまでもなく、日本、なんだかおかしいぞ。いっそ、早くこいこい、ニッポン破産!自主廃業、倒産、夜逃げ、なんでもいいが、いっぺん日本を解散してはどうか?

  今、あまりにも一部の人間が、あまりにも貴重な国民の、自然、資産、文化、そして国の名誉さえも独占して、これを汚し、傷付け、ムダにしていないか?この、どうしようもない不平等を変えるのは、革命か?選挙か? どっちでもなさそうだ。だから、解散!そして改めて日本を「選び直そう」ではないか。呂比須ワグナーのように。

W杯も終わり、つかのまの愛国心は霧散した。目の前に広がっているのは、崩壊の一途を辿るわが国の惨状。ならばいっそのこと、"日本解散"というのはどうだ。そして改めて、自分が属する国を選び直したい。愛国心が生まれるのはまさに、その時だ!

  「この、どうしようもない不平等を還るのは、革命か?選挙か?どっちでもなさそうだ。」はこの間の衆議院選挙そのものですね。
  10年も前の言葉がこれほど現代の日本のどうしようもない現実を見事に表現していることに驚かずにはいられません。こんな問題意識を持った政治家が一人でもいるのでしょうか。
  やはりもったいない人は早く亡くなられるのでしょうか。もっと痛烈な言葉を沢山見たかった。

日本解散か!

2009911日金曜日  第3645回  シェア争い

  どこが生き延びるのか熾烈なシェア争いの続く太陽電池の業界は早くも大きな変動が起きているようです。
 
第3520回でも取り上げた、去年急成長をしてQセルズについで2位に躍進していたファーストソーラーが早くもトップに躍り出たのだそうです。

  半導体業界・FPD業界の出版社  200997

  09年太陽電池セル市場、First Solarがトップに

 米調査会社iSuppli社は200994日、2009年の太陽電池セル生産量とセルメーカのランキング予想を発表した。2009年の世界太陽電池セル生産量は前年比27%増8570MWと予想している。トップ企業は米FirstSolar社。生産量は1100MWで、前年実績(503MW)から倍増した。2位の中国Suntech Power社比でも2倍となる見通しで、シェアは12.8%と唯一二桁シェアが予想されている。同社は薄膜太陽電池セルを提供しており、2009年第2四半期には、ワット当たり89セントという低コストを達成した。さらに欧州での販売網整備と米国の太陽光発電プロジェクトへの納入実績により、売上を大きく伸ばすことに成功した。

 2位から4位には結晶セルを中心とするSuntech Power、シャープ、Q-cells(子会社含む)が生産量500MW台、シェアにして6%台と、僅差で並んでいる。

  参照:ファーストソーラー、first solar 世界第二位の規模53MWの太陽光発電所をドイツで完成

サンテック・パワー Qセルズ抜き、太陽電池世界シェア1位へ

  Qセルズの20091-6月期決算は減収減益、リストラ計画も発表

 目まぐるしく入れ替わる順位争いが行われていますね。それにしても薄膜太陽電池が早くもトップを取るとは驚きです。こうなると画期的な技術が開発されるとアッという間にシェアが変わっているなんて事が頻繁に起きるのかもしれません。
  それにしても、これからどれだけ伸びるか分からないこの太陽電池の世界で生き残り世界一になるのはどこなんでしょう。その頃には企業としても世界一になっているかもしれません。その位の可能性は十分にあるような気がします。
  その中で、日本の企業がどこまで競争力をつけているのかも興味深深です。シャープ当たりが世界一のエネルギー会社になっているなんてこともあるかもしれません。

目が離せませんね!

2009912日土曜日  第3646回  インターネット

  小学校の時に始めてテレビが我が家に来て私の人生は変わったような気がします。もしテレビが無ければ軟弱な私ももっと勉強してそれなりの知性を身につけていたのじゃないかと思います。
  今の子供たちはその上にゲームがあるのですから私たちの世代以上に勉強するのは難しそうです。

  こうした文明の発達がなければ世の中はどうなっていたのか興味があります。
  とは言いながらも、その恩恵にどっぷりとつかって人生を楽しませてもらったのですから余り批判はできません。
  そうした恩恵の一つで私の人生の後半を劇的に変えてしまったものにインターネットがあります。何といっても、パソコンにのめり込み、
HPを開設して10年など生活の大半をインターネットのサイト巡回になってしまっているのですから。
  そのインターネットが生まれて40年になるのだそうです。

  CNET Japanより

  インターネット誕生から40--歴史の光と影

  ・・・略

  40年前の92日、インターネットが誕生した。

 実際には、196992日に行われたこのデータ送信によって、インターネットの重要な種がいくつか芽を出したと言った方が正確だろう。インターネットが実際にいつ誕生したかについてはたくさんの議論があるが、1つ確かなことがある。それは、インターネットの研究は常に進んでいるということだ。

 インターネットは、米国防省が資金を提供したARPANETプロジェクトとして始まり、さまざまな場所で数多くの研究を促してきた。手紙を電子的に送るための便利なメカニズムとなり、WWWという仮想的な不動産となり、商取引のバックボーンとなり、今では地球的規模の社会活動の中核部分となった。そしてインターネットは、世界中の人々がコンピュータを使う方法の基盤となるまであと少しのところまで来ている。

 ウッドストックフェスティバルは新しい世代の力の高まりを具現化した。ストーンウォールの反乱は、倫理観を根本から作り変える道を開いた。月面を歩いた宇宙飛行士らは、地球がどれほど小さいかをわれわれに示してくれた。しかし、インターネットはすべてを変える。そして人類の未来という新たなステージで役に立つだろう。

  1969年と言えば、私が大学4年の年です。そんなに早く誕生していたのですね。それから26年1995年にWin95が発売され50歳前にとりこになってしまったと言うことです。
  まさか自分がインターネット三昧の人生を送ることになっているとは想像もしませんでしたが、これも人生でしょう。
  それにしても、団塊の世代は歴史上一番文明の恩恵にあずかり、又、翻弄された世代と言っても過言ではないような気がします。

良かったのか悪かったのか!

2009913日日曜日  第3647回  我が家の太陽光発電

  例月我が家の太陽光発電、9月分8月11日から9月9日までのデータです。実質30日分で先月より2日少ない稼動日数です。

  早明浦ダムの貯水量は10日に台風9号の影響の雨でとうとう100%になって喜んでいたら、あれから全く雨が降らずに早くも取水制限の話が出ています。
  そのお陰で、発電量は8月の最悪よりは良くなっています。しかし、雨が無かったと言っても冷夏と言っても良いくらいの比較的過ごしやすい日が続いたお陰で、買電も大幅に減っています。

 去年8月、買電、570(288,282)kWhで10,830円 1KWhの単価、約19.00円

今年8月、買電、442(189,253)kWhで7,755円 1KWhの単価、約17.55円

去年9月、買電、498(244,254)kWhで9,427円 1KWhの単価、約18.93円

今年9月、買電、409(188,221)kWhで7,459円 1KWhの単価、約18.24円

  例年は残暑で買電が8月より増えるのですが、去年も冷夏で9月の方が少なかったのですが、今年はそれ以上に少なくなっています。何と言っても、夜一度も冷房をかけずに寝れたほどですから。

 さて売電は、

去年8月、売電、464KWhで13,353円  1kWh単価、約28.78円

今年8月、売電、384KWhで10,790円  1kWh単価、約28.10円

去年9月、売電、359KWhで10,299円  1kWh単価、約28.69円

今年9月、売電、460KWhで12,889円  1kWh単価、約28.02円

 

  去年9月、▲872円の支払。今年の支払▲5,430円と比らべると、4,558円と大幅な節約となりました。
  買電▲89(▲56、▲33)、売電101の増加。冷夏による節電と去年より大幅に増えた売電で例年なら買電の方が多くなる9月に開設以来最高の実質支払いとなりました。夏は冷夏に限りますね。
  それにしてもやはりこの天候はおかしいですね。


1年目の年間電気代 31,518円

2年目           7,012円

3年目          ▲2,689円

4年目          ▲5,499円  

5年目 7月、〜9月   ▲12,994円

 7〜9月と去年より6,441円の節約となりました。天候不順と冷夏がここまで貢献してくれるとは喜んで良いのか悲しむべきなのか複雑な気持ちです。
  しかし、こうなると節電は冷夏と暖冬ほど効き目のあるものはなさそうです。どんな努力も天候には勝てそうもありません。
  四季を愛でるほどの教養も無い私としては常春や常秋なんて実利的な気候にあこがれます。これだけは人力が及ばないのでしょうね。

 参考:使用料金表

さて来月は!

2009914日月曜日  第3648回  クマゼミ

  第1769回第2198回第3246回第3599回などで何時の間にかミンミンゼミと入れ替わったクマゼミについて書きましたが、どうやら東北の方まで進出しているようです。

  時事ドットコムより

  クマゼミ、福島市で生息情報=昨年より北上、温暖化原因?−民間調査

 民間気象情報会社のウェザーニューズは9日、クマゼミの生態に関する全国調査の結果をまとめた。クマゼミは西日本を中心に関東南部までが生息範囲とされていたが、今年は東北地方の福島市でも目撃情報があり、昨年の調査と比べ生息地点が北上した。同社は「地球温暖化や(都市部の気温が郊外より高い)ヒートアイランド現象が原因の一つと考えられる」と推測している。

 調査は2008年に続いて2回目で、会員からクマゼミに関心を持つ情報が寄せられたことをきっかけに始めた。今年は、同社の携帯電話向けサイトの会員から寄せられた1423件の報告などを基に、生息域などを分析した。昨年は福島県郡山市が生息情報の北限だった。また、昨年同様、今年も北陸地方の石川県で生息情報があった。(2009/09/09-19:10

  気が付いたら何時の間にかミンミンゼミがクマゼミに変わってしまっているので何があったのだろうかと不思議に思ったものですが、その流れは関東を越して東北のほうまで広がっているとは驚かされます。何年掛かったかは良く分かりませんがそれでも100年じゃなく10年単位の速さはあるような気がします。考えようによってはあっという間のスピードと言えるのじゃないでしょうか。
  それが果たして温暖化によるものかどうかは何とも言えないですが、不気味であることは確かでしょう。
  東北の人達もあのクマゼミのシャーンシャーンという暑苦しい鳴き声に悩まされると思えば同情します。それでも、午前中で泣き止むことを知っていれば意外と耐えることができます。
  それでも、芭蕉の聞いたセミの声からするときっと情緒は無いと思います。今芭蕉が生きていればあんな俳句は読めなかったかも。

本当にうるさいですよ!

2009915日火曜日  第3649回  貸し電動自転車

  第3628回でパリに続いてロンドンがレンタル自転車システムを導入したことをとりあげました。日本でも東京や大阪の一部で採用されているようで、どんどん広まって欲しいものだと書きましたが、今度は京都がやってくれるそうです。ただし電動自転車のようです。

  古都の旅アシスト…貸し電動自転車あすから

  JTB西日本(大阪市)と京都府は、京都市内の観光地巡りに電動アシスト自転車=写真=を貸し出す「旅チャリ」事業を12日に始める。新たな旅行需要を掘り起こすとともに、失業中の20〜60歳代の男女9人を受付係などに採用することで府の雇用対策にも生かす狙いだ。

 市内のホテルなど4か所に貸出場所を設け、当面は計40台の自転車を1日1500〜2000円で貸し出す。運営はJTBに委託するが、2011年度までは人件費など必要な費用の全額を府が負担する。

 自転車による観光は、環境に優しいうえ、外国人観光客に人気があるという。(2009911 読売新聞)

  電動となるとコストも高くなるしメインテナンスや管理も大変になりそうな気がしますが、利用する方は体力的に助かりそうです。
  それにしてもとうとう京都が始めたことには意義がありそうです。何といっても京都議定書の大本なのですから世界に向けて胸をはれるように本格的なものに発展させて貰いたいものです。電動でない方も是非導入して貰いたいものです。もし京都に再び訪れるチャンスがあれば是非利用したいものです。とは言いながら、道路事情が心配です。
  こうなってくると、いよいよ自転車道の整備を急いで欲しいものです。高速道路の無料より自転車道の整備の方がどれだけ有意義か考えれば分かりそうなものです。
  きちんとした道路を新しく作るのは何かと難しいところがありそうなので、とりあえず全国の車道を一車線すべて自転車道にするのはどうでしょう。これなら取り敢えずは車線を引くだけでも可能です。
  コストは余りかからないし、利用も直ぐにできると言うものです。こんな良い事は無いと思うのですがどうでしょう。
  国を売るより自転車道を作りましょう。

そう思いませんか鳩山さん!

2009916日水曜日  第3650回  継続

  復帰して2000本安打まではあっという間に達成。やっぱりイチロー選手
は凄い、この分なら9年連続の200本も直ぐに達成するのだろうなと誰もが期待したでしょう。ところがそんなに甘くはなかった。その後は無安打と一安打が交互に続くは雨で延期になるはとハラハラさせられどうしでした。
  そう簡単なものじゃないと分かっていながらイチロー選手の凄さに慣らされてしまって、つい期待が大きくなりチョッとつまずくと不満を感じるのですから本当にフアンなんて勝手なものです。尤も、これは私だけかもしれませんが。

  それにしても、こうして最後に待たされると、もしここでイチロー選手が怪我や想像も出来ない不幸に見舞われるとこの記録はこれで中断されて最悪の場合は未達成ということになることに思い至ると一層彼の偉大さに思い至ります。
  大リーグ移籍から9年間故障という故障もせず徹底した自己管理で無事に続けてきたことがもしかしたら一番大きな仕事だったのかもしれません。特に、ヒット数は打率のように途中で止めようと数字が成績として評価されますので極端に言えば首位打者を取ることも出来ます。
 しかしながら、ヒット数は一年でも未達成があれば記録は途切れ、新たにスタートするしかないのですからその厳しさは想像を絶するものがありそうです。何といっても、多くの有能な選手が怪我や故障でその能力を十分に発揮できずに終わったことを考えると、どれだけ評価しても足りないでしょう。
  本当に偉大な選手をこの目で見ることが出来た幸せをかみ締めたいものです。
  とんでもない政治家がはびこり日本中が先行きどうなるか分からない不安を抱える今、日本中がその快挙に元気にさせられることを考えるとどれだけ感謝しても感謝し過ぎと言うことは無いでしょう。

本当にありがとう!

偶然でしょうか、この部屋も更新が今日で3650回を数えました。何だかあやかったようで妙に嬉しかったりして。

2009917日木曜日  第3651回  LED電球

  第3047回20081月)で白色の発光ダイオード(LED)が開発されたことを取り上げ早く白熱灯に取って代わって欲しいものだと書きましたが、メーカーの参入が増えてきて価格はともかくとしていよいよ本格的な時代が到来しそうです。

 EDR,LLCより 2009911

  パナソニック、独自の放熱技術採用したLED電球を発売

 パナソニックは、2009910日、業界No.1の省エネを実現したLED電球「EVERLEDS」を091021日より発売すると発表した。

 新製品は、業界No.1の省エネと同時に業界最軽量、最小サイズを実現、さらにこれまで電球形蛍光灯では取り替えができなかった器具への適合を大幅に改善した小形電球タイプや、調光器対応タイプを含めた全8品種となっている。LEDパッケージとケースを緊密に接合することで熱伝達を高め、さらに製品表面にアルマイト加工処理を施し放熱性を向上させる独自の設計により、LEDパッケージの温度を下げ、業界No.1の省エネを実現した(一般電球タイプ6.9WLDA7D-A1」は82.6lm/W、一般電球タイプ4.0WLDA4D-A1」は85.0lm/Wのエネルギー消費効率を実現)。また、一般電球60形と比較すると一般電球タイプ電球色相当、昼光色相当は、ダウンライト使用時の直下の明るさにほぼ同等で、電気代が年間約2000円の節約、ランプ単体においては、30形と比べると年間970円の節約となる。  一般電球から取り替えやすくするために、一般電球タイプは重さ100g、小形電球タイプは重さ50gの業界最軽量を実現した。表面ボディ(ケース)の薄肉化により、使用しているアルミニウムを削減し、軽量・省資源を可能にした。また、独自の熱解析により、放熱構造(ヒートシンク)を最適化し、業界最小のコンパクトサイズを実現した。合わせて業界初の小形電球タイプ(E17口金)もラインアップし、今までサイズの不適合などの理由で使用できなかった器具への装着も大幅に改善した。 また、ホコリがたまりにくいクリーンボディを採用。その他、長年培ったガラス製造技術により、劣化しにくいガラスグローブを採用、約4万時間の寿命などの特長を持っている。

 価格は全機種ともオープン、月産台数はトータルで5万台。

 参考:プレスリリース

  先行の東芝と安値で参入したシャープに続くパナソニックの参入はいよいよ面白くなりそうです。詳しく比べたところがありました。

  nikkei TRENDYnetより

 パナソニックもLED電球を投入!シャープ、東芝とはどこが違う?

  いずれにしても、こうした開発が発表されてから意外と早く商品化されたのには驚かされましたが、これでコストがもっと下がってくれれば我が家にも是非取り付けたいものです。
  シャープが低価格で参入してきましたが、それでもまだまだ我が家には高値の花です。1000円くらいになってきたらきっとその気になるでしょう。それまでは辛抱です。

待ち遠しい!

2009918日金曜日  第3652回  太陽光大型船

  第3641回で取り上げた日本郵船と新日本石油の太陽光発電システムを搭載した自動車専用運搬船に続いて商船三井も開発を計画しているのだそうです。

  ecool(エクール)より 911

  商船三井、次世代自動車船を開発/航行中のCO2最大5割削減 

商船三井10日、同社がこれまで開発・採用してきた技術を進化させ、近く実用可能な次世代船の構想の第1弾として、環境負荷軽減型の次世代自動車船「ISHIN-1(イシン ワン)」の構想を発表した。

ISHIN-1は、大洋航行中のCO2排出量を旧船型(小型乗用車6400台積 自動車船)と比較し、41%削減が可能で、さらに船体大型化のニーズが出てきた場合、50%のCO2排出削減が可能になると試算している。

船体の上甲板のほぼ全面には、太陽光パネルを設置。また大容量のリチウムイオン電池を導入し、港内航行・荷役中のゼロエミッションを実現するという。

  参照:プレスリリース  日本郵船,NYK,CSR,環境,スーパーエコシップ

  画像を見ると郵船の「アウリガ・リーダー」と違って第3580回の「NYKスーパーエコシップ2030」のように甲板前面に太陽電池が張り付けられていて船自体も未来の船という感じです。それでも太陽電池でのエネルギー削減は3%だそうですから太陽電池で全面的に船を動かすというのはまだまだ先の話のようです。
  しかしながらこうして少しずつ広まってゆくことにより何時かは太陽光発電など自然エネルギーで全てを賄う時代というのも夢じゃなくなるのじゃないでしょうか。考えるよりやってみることです。少しずつでも取り組んでいれば何時かは達成される時が来るのです。イチロー選手の安打数だって一打一打の積み重ねによってあそこまで来たのですから。兎に角始めなければ進歩ない。

まず始めましょう!

2009919日土曜日  第3653回  高速道路無料化

  第3622回で民主党の高速道路無料化は時代に合わないのじゃないかと書きました。20年前の瀬戸大橋開通の頃は自動車社会を礼賛し瀬戸大橋の開通を喜び、どうして高速道路並の料金にしないのかと主張していました。
  そんな私がこの部屋を開設する10年前頃には妙に環境を意識するようになってきたようです。そのきっかけは神戸の地震で
JRが寸断されて帰省する時に神戸市内はつなぎのバスに乗り換えるのを経験してからかもしれません。前のドアから一人ずつしか乗り降りできないので時間がかかってしかたありません。いらちの私としてはその時間がもったいなくて仕方なく思え、JRの車両から一斉に乗り降りできる素晴らしさを改めてありがたいものだと見直したものです。
  それから、車社会はもしかしたら間違っているのじゃないか、公共交通主体の交通体系こそ必要なのじゃないかと考えるようになりました。
  そのうち、温暖化などで環境問題も話題になりだし、その面でも公共交通の方が有利だと確信するようになりました。
  

  その考えは間違っていないようです。国交省が無料化した場合の試算を出しました。

  時事ドットコムより

  高速道無料化でCO2が3割増=自動車6割増で鉄道離れ−国交省試算

 民主党がマニフェスト(政権公約)に掲げた高速道路の無料化を実施した場合、鉄道など他の公共交通機関に与える影響などを推計した国土交通省の試算が14日、明らかになった。高速道路の無料化で自動車の利用者数が全体的に増え、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)排出量も3割超増加する。一方、鉄道の利用者は10.6%減、航空は4.2%減となり、高速道路無料化の影響を強く懸念する鉄道会社などの主張を裏付ける内容となっている。

 同省は、民主党中心の新政権発足を控え、高速道路無料化実施に向けた課題として影響を試算、新国交相などに説明する方針だ。

 試算は、いずれの交通手段を利用する場合でも、200キロ以上の長距離移動の場合の影響のみを集計。自動車の利用者数は現在より年間57.5%増え、その結果、自動車・鉄道・航空のCO2排出量は33%増加するという。ただ、高速道路の無料化で一般道の渋滞が緩和される結果、逆にCO2が減ると指摘される効果については反映してない。

 民主党は「温室効果ガス排出量を2020年までに1990年比で25%削減する」ことも公約している。今後、高速道路無料化との整合性のほか、同省の試算方法なども議論になりそうだ。

官僚が出した数字ですから全てが正しいとも思えませんが、大筋は正しいのじゃないでしょうか。

  環境やエネルギーの面から考えて、これからは公共交通に重点を移すべきときにその足を引っ張るような政策を打ち出してどうするのでしょうか。そんなことより、折角の料金収入を公共交通の整備に使うことを考えるべきでしょう。
  一度、集金システムをやめてしまえば新たに必要な資金を集めることは不可能に近いのじゃないでしょうか。それ程収入が必要ないのならそのお金を公共交通の値下げや自転車道の整備などに使えば温室効果ガスの削減にも追い風になります。
  集めた金を無駄に使うから国民も怒るのであって、無駄なく有効に使うのであれば無料にしろなどと言わないはずです。

お金は有効に使いましょう!

2009920日日曜日  第3654回  フィード・イン・タリフ

  民主党の25%削減は日本経済の足を引っ張るとの考えが殆どのようですが本当に実施するつもりなのでしょうか。昨日も書いた高速道路無料化とは両立しそうにもないと考えるのは普通のような気がします。
  しかし、発想を変えて根本から考えれば不可能ではないという考えもあるようです。実際に成功すれば素晴らしいことなのでお手並み拝見という考え方もできそうです。
  しかし、個別にチョッと気になる説もありました。

  日経Ecolomyより

  25%削減は可能であり希望だ・新政権における環境エネルギー政策の行方と期待(09/09/17)

  ・・・略

  経産省フィード・イン・タリフは、ほとんど議論らしい議論もせずに、「50万人」もの既存の太陽光発電設置者にも、同じように料金支払いをすることを決めている。既存の設置者はもともとフィード・イン・タリフの支払いを期待して設置した層ではなく、そうした層への「追い銭」の支払いは、政策論で言えば「windfall(=棚ぼた)と呼ぶ。しかし、いったんフィード・イン・タリフでの支払いを始めたら、「50万人」もの既得権益が発生するため、凍結や引き返し・見直しはほぼ不可能と考えた方が良い。

 ・・・中略

  日本では最初から中心的にフィード・イン・タリフを推進してきた筆者が、その凍結を提言するのも皮肉な取り合わせだが、もう10年も待ったのだ。ここで拙速に中途半端なフィード・イン・タリフで失敗するよりも、ドリームチームできっちりとした制度化をすることで、今後のグリーン・ニューディール、そしてグリーン成長の目玉として、自然エネルギーの急成長を達成すべきだろう。

  ・・・以下略

 参考:ECO JAPANより  民主政権発足で終わる経産省主導の温暖化対策

  これはびっくりです。太陽光発電を設置していない人にとってはこれが本音かもしれませんが、もう少しエネルギーと環境の面から太陽光発電の普及に手を貸してやろうという暖かい気持ちを持って欲しいと思うのはエゴでしょうか。
  前にも書きましたが、太陽光発電を設置している人はお金持ちよりは環境に興味のある人や関連の仕事にたずさわっている人が無理して設置している方が多いのじゃないでしょうか。そんな私のような貧乏人がやっと巡ってきたチャンスを「追い銭」だなんて言って取り上げないでください。
  中途半端でも良い、スピードこそ大事です。早く始めて、悪ければ改良して行けば良いじゃないですか。きっちりとした制度は大事でしょうが、それを待って何年も普及が遅れては本末転倒というものです。
  それで散々待たされた結果が世界一からの転落だったのじゃないでしょうか。ここに来て折角のチャンスを又逃がせば、制度が出来た頃には取り返しがつかないなんてことになってるような気がします。

やれる時にやっておきましょう!

2009921日月曜日  第3655回  過剰報酬

  第3471回で未だに懲りずにマネーゲームがはびこっていると書きましたが、金融業界の首脳はのどもと過ぎればでちょっと業績が回復すると早くも熱さを忘れたように高収入を取ろうとしているようです。全く、どんな神経をしているのでしょうか。世界の首脳も流石に堪忍袋の緒が切れたようです。

  四国新聞社より 2009/09/18 

  銀行の過剰報酬には制裁を/EU首脳が共同声明 

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は17日、ブリュッセルで臨時首脳会議を開き、金融危機の一因と批判される銀行の過剰報酬に対して各国が制裁を科すよう求める提案を盛り込んだ共同声明を採択した。

 制裁措置は、日米欧や新興国の20カ国・地域が合意した高額報酬を抑制する「国際基準」の実効性を高めるのが狙い。ボーナスを収益か報酬総額の一定比率内に抑えるなどし、報酬の膨張に歯止めをかける方法の検討も要請。24〜25日に米ピッツバーグで開催する第3回金融サミットに提案し、合意を目指す。

 国際基準は、各国の金融監督当局でつくる金融安定理事会(FSB)が草案を作成中。EUは各国が合意すべき基準として、業績が悪化した銀行の報酬を減らす権限を監督当局に付与することや、役員報酬の主要部分を占めるストックオプション(自社株購入権)の行使時期の制限などを列挙した。業績と関係なく事前に取り決めたボーナス支給の禁止も求めた。

 議長国スウェーデンのラインフェルト首相は「欧州がまとめた一つの声を軽視すべきではない。銀行のボーナスバブルは今日はじけた」と述べ、金融街の地盤沈下を恐れ厳しい基準に難色を示している米国などに合意を迫った。

  いくらなんでもこんなことを許していたのでは庶民の怒りは収まらないでしょう。何とかこのマネーゲームに罰則をつけることはできないのでしょうか。

 金が金を産むシステムを採用する限り何時までたっても格差が無くなる事はないのじゃないでしょうか。そうであれば、ここはどうやっても法律で縛り、マネーゲームを取り締まることを考えるべきでしょう。それを何時までも野放しにしておけば解決は望めそうもありません。それが、この期に及んでも高報酬を当たり前と思うような神経をしている人たちをはびこらせることになる。そんな人たちが他人の幸せをかんがえることは考えられそうもない。そうであるならば、取り締まるより方法は無い。

いい加減に目を覚ましましょう!

2009922日火曜日  第3656回  自転車通勤

  自転車通勤(第2802回)を始めて2年が経ちましたが、私の場合は自転車通勤と言ってもごく近距離なので汗びっしょりなんてことは真夏でも殆どありません。却って風が心地よいくらいです。
  しかし、自転車通勤を考えている人もちょっと距離があると会社に着いたときには汗まみれなり仕事にさしつかえるかもしれないなんて考えると踏み切るのに躊躇することもあるのじゃないでしょうか。

 そんな人たちの解決になりそうな記事がありました。

  WIRED VISIONより

  自転車通勤が楽しくなる駐輪施設(動画) 2009916

  汗だくになりながら自転車をこいで職場に着き、今日1日自転車を固定するのに安全な場所を探す。願わくば、帰宅時にまだ自転車がそこにちゃんとあるような場所だ。そしてオフィスに入ってから、トイレで懸命に体を冷やし、汗ばんだまま、仕事用の服を何とか着こむ。

このプロセスを最初からやり直そう。

オフィスの近くまで自転車で乗り入れ、『Bicycle Cellar』に入って駐輪する。自転車をラックに預け、シャワーを浴びて、ロッカーに置いてある清潔な衣服を身に着ける。さわやかな気持ちで仕事に向かう一方で、自転車は安全に保管されているというわけだ。また、市外で働いている場合でも、Bicycle Cellarがほぼすべての地域鉄道駅のプラットフォームに設備されているというのがうれしい。

  参考:ランナーズステーションプラスバイク【ランステ+バイク】

  本当は、会社にシャワールームやロッカーがあって着替えができたりすれば一番いいのでしょうが、そこまでの設備の整った企業となると少ないのかもしれません。

  そこでこうした設備があれば安心して自転車通勤もできそうですが、今度は費用の問題がありそうです。しかし企業の方も自動車通勤のために駐車場を確保なんてことになると土地代で結構投資も必要になるでしょうし市街地なら土地自体の確保が難しい場合もあるでしょう。それなら自転車置き場とシャワールームを作ったほうが安く付く場合も有るのじゃないでしょうか。

  自転車道が整備され、こうした設備が完備されれば自転車通勤も一挙に増えそうです。これこそ省エネにも炭酸ガス削減にも最適でしょう。

  これなら高速道路無料化のほんの一部の予算で作れるはずです。

時代は自転車!

2009923日水曜日  第3657回  景色とする

  夏の間も楠の落葉を殆ど毎日掃除していましたが、いよいよ秋になり、落葉の数も日に日に増えてきたよう泣きがするのは単なる気のせいでしょうか。

 それでも、夏の間は掃いた後から落葉が次から次ぎへと落ちてくるほどのことは殆どありませんでした。しかしながら、これからはまさに落葉との壮絶な戦いです。いくら掃いても振り返ればあざ笑うかのようにひらひらと落ちてきています。あのときの何ともいえないむなしさを、私は得意の「マアいいか!悩んでも仕方ない」で何とか折り合いをつけていますが、皆はどうしているのでしょう。

 なんてくだらないことを考えていたら、面白いことを書いている人がいました。ちょっとどこで読んだか思い出せないので正確には引用はできませんが、たしか、京都かどこかの有名なお寺の住職だったかが毎日の落葉掃きのとき掃いた後の落葉はどうするのですかと聞かれて、「掃いたあとに落ちてくる落ち葉は景色と捕らえるのです」と答えたのです。

  これはなかなか含蓄がある言葉じゃないでしょうか。どんな偉いお坊さんでも掃く後から落ちてくる落ち葉にこころ穏やかに受け入れるのは難しいのじゃないかと思いますが、この景色として受け入れるのは面白いかもしれませんね。

 私もこの心境になれるように努力してみましょう。

やれるかな!

2009924日木曜日  第3658回  薄膜太陽電池

  薄膜太陽電池は第3645回で取り上げたFirstSolar社が一気に首位に躍り出たようにいよいよその低コストで市場を席巻しそうな勢いのようです。
 薄膜式陣営で
第2590回第3018回で取り上げた印刷する太陽電池を開発しているナノソーラーもいよいよ動き出すようです。

 ソフトエネルギーより

 ナノソーラー、Nanosolar社が変換効率16.4%CIGS薄膜太陽電池の製造に成功。この技術をもって、量産に入ると発表しました

 ナノソーラー社については、何度か断片的ですが情報をアップしてきました。かねてから、まるで太陽電池を印刷するように製造できる技術が注目されてきた太陽電池メーカーです。

 Nanosolar: NREL Certifies 16.4% Nanosolar Foil Efficiency

 参考: 低価格で有望な「薄膜太陽電池」:大規模契約続く

  薄膜式が本格的に動き出したとなるとコストで不利な結晶式はどうなるのでしょうか。日本企業はこうなると苦戦するかもしれませんね。
  それにしても、こうして新しい技術でコストダウンが本物になってくればいよいよ太陽光発電の時代が来そうです。世界中のエネルギーが太陽電池で賄えるようになれば民主党の25%削減なんてアドバルーンも何の苦もなく達成できるかもしれません。
  日本がエネルギー大国になる夢は消えそうですが地球全体で考えれば歓迎すべきことなのでよしとしましょう。

進歩は意外と早いのかも!

2009925日金曜日  第3659回  自転車王国

  第1030話でオランダが自転車王国であることを知って驚いて、日本ももっと自転車に力を入れるべきだと書きましたが、その王国ぶりは我香川と比べても桁違いだそうです。

  四国新聞社より

  9月22日付・自転車王国

 日本有数の自転車県を自認する香川だが、オランダと比べるとまだまだだと高松市議会の海外視察報告書で知った。人口100万人の香川が60万台保有しているのに対し、人口1600万人のオランダは1800万台。まさに王国だ。

 しかし真骨頂はその自転車政策だろう。政府は1991年にマスタープランを制定、国を挙げて自転車の利用促進に取り組んでいる。

 例えば市街地では車の最高速度はすべて時速30キロ以下とし、走りにくくした。法的規制だけでなく、交差点全体を周囲より高くしたり、狭い道にあえて自転車道を確保したりして、物理的にも抑制した。そうして市街地から車を事実上締め出した。

 自転車利用を促進する企業には税制上の優遇措置があるし、自転車購入の助成金もある。市街地では駐車場をあえて少なくし、駅に駐輪場を十分に確保している。そうして自転車あるいは公共交通の利用を促しているのだという。

 オランダは低地が多く、温暖化対策が死活問題との事情はある。だがそんな国でも車の便利さは捨てがたかっただろうし、渋滞や騒音への住民の抵抗もあっただろう。それでも思い切った政策ができたのは、政治家や行政に哲学があり、それを市民と共有できたからだろう。

 今日は高松中心部で、マイカーを制限する「カーフリーデー」が行われる。いつかはオランダ並みにと期待させる行事だ。ただ政治家たちがどこまで本気なのか、そこに哲学はあるのか、市民はどう感じているだろうか。

  「政治家や行政に哲学があり、それを市民と共有できたからだろう。」はまさに今の日本に欠けている言葉ですね。
  政治家は国の未来より政権やお金に執着し、行政も自分の利益にしか興味なく、市民は深く考えもせずマスコミに踊らされる。これで国が良くなる訳はないですね。
  民主党も国を売ることしか考えてないようでし、一体この国はどうなるのでしょうか。と心配してもどうにもならないのが腹立たしい。

 しかし、せめて高速道路の無料化を止めて自転車王国を目指すくらいのことはやって欲しいと思います。さしずめ日本一面積の小さな香川県が率先して自転車王国を目指すなんてのはどうでしょう。公共交通と自転車があれば香川県の狭さは王国を目指す良い武器になるかもしれません。

これは意外と行けるかも!

2009926日土曜日  第3660回  カーフリーデー

  第3118回でも取り上げた昨日の話題にも書かれていたカーフリーデーの2回目が高松市で開催されたそうです。

  四国新聞社より

  車に頼らない社会を/カーフリーデー高松

 環境や公共交通について考えてもらう啓発イベント「カーフリーデー高松」が22日、香川県高松市紺屋町の市美術館周辺であった。車両を通行止めにした美術館通り(通称)では、ユニークな自転車の試乗やライブなどさまざまなイベントを開催。家族連れら約1万2千人が訪れ、車に頼らない社会の魅力に触れた。

 カーフリーデーは「車を使わない日」という意味を持つ欧州発祥のイベントで、市街地を自転車や公共交通で移動してもらい、マイカーに依存しない日常生活を促すのが狙い。毎年9月に世界各地で開かれており、高松での開催は昨年に続いて2回目。

 多彩なイベントは、美術館通りの約300メートルを午前10時から夕方まで車両通行止めにして開催。中でも人気を集めた「おもしろ自転車の試乗」では、前後の車輪の大きさが違ったり、2人乗り用の自転車の運転を子どもたちが歓声を上げながら楽しんでいた。また、ミニ琴電の運行や大型バスの展示・試乗などのほか、地元商店街による屋台もあり、終日、多くの人でにぎわった。・・・以下略

  昨日、香川で自転車王国を目指して欲しいと書きましたが、もしかしたら高松市がそれを実現させてくれるのかもしれません。
  
第3633回の自転車重点都市でも書いたように今までの国交省の実験にも積極的に参加しているし、第3054回での路面電車計画にも取り組んでいます。
  この高松市の大西秀人市長は若いしなかなか環境問題にも意欲的に取り組んでいます。この人なら香川県を自転車王国にすることにも取り組んでくれそうな気がします。若い意欲のある市長に期待したいものです。
  自転車通勤をしている我坂出の市長にも一緒になって取り組んでもらいたいものです。

意外と可能性はあるかも!

2009927日日曜日  第3661回  食育

  第815話でゴルフの練習場の違いや第948話でシャーロックホームズのモデルとなった医師の話など日本と海外の教育に対する考えの違いに彼我の差を実感させられ日本の教育の薄っぺらさにがっかりしたものです。
  そんな差をまたしても感じさせられる話題がありました。

  日経Ecolomyより

 小学校に三ツ星シェフがやってくる・環境と味覚を守るフランスの知恵(09/09/24)

 ・・・略

  そもそもは、「食育」は料理評論家のジャン・ルイ・プチルノー氏と砂糖業者団体が始めた1日限りの「味覚の日」という企画がきっかけで始まりました。それが、10年以上経った今では、毎年、各地方の学校に有名シェフや食に携わる職人が数多く訪れ、子供達に味覚のレッスンを施す活動へと発展しています。

 なんと三ツ星レストランのシェフが、学校に来るのです!

 90年当初は個人と1つの団体だけで始まった、このたった1日のイベントは2年後には「味覚週間」に発展、1200人のシェフ達がフランス全土で3万人の小学生に対し、味覚のレッスンを施しました。・・・中略

  このような徹底した本物志向の食育は、他の国では類を見ないでしょう。国の文化と威信をかけた、大きなエネルギーが動いている様が良く伝わりますね。

 文化は、つまり豊かさの象徴です。それは金銭だけでは測りきれない豊かさなのです。・・・中略

  「環境問題を考えたとき、世界を変えていくには、子供達とそして、母親の役割が大きいと思います。母親というのは人生を守る人だと考えています。父親はそれを助ける人で、実際生活を作るのは母親です」。

  本物を子供の時に経験することの大事さを実感させられます。普通の農家の子供として育った私も残念ながら本物に接して育った内には入りません。それだけに、芸術や音楽、スポーツなどの本物の見分け方も見分ける能力もとうとう持たずに来てしまいました。
  それでも、日教組が進める戦後の自虐史観に沿った教育には香川県が染まってなかったので助かったと感謝しています。この男も女も全く平等など極端な教育が本物を経験させる教育と違って子供たちをどんどん悪くさせることを考えるとそんな政権を選んだ日本人の考えの無さに愕然とさせられます。
  今からでも遅くないはずです。子供たちには本物を経験させ豊かな人生を歩ませる教育を期待したいものです。そうした教育にはたっぷりの予算も必要でしょう。

本物の教育を!

2009928日月曜日  第3662回  自転車通勤

  今月から自転車による傘差し運転が取り締まりの対象になるということで第3345回肩ブレラ第3429回の雨合羽など雨対策の商品を探していましたが、これというのはなかなかないものです。
  今は、子供が学生の時に使っていた雨合羽を貰って自転車の前かごに入れて急な雨に備えています。今までは折りたたみの傘を積んでいたのですが、こんなことで警察に捕まるのも癪なので面倒くさいですが仕方なく使っています。
  それにしても、傘差し運転は危ないと言えども小雨くらいならそれ程棄権でもないと思うのですが、何で貧乏人をいじめるんですかね。しかしながら、違反は違反だし、たしかに安全とは言えないところもあるので、雨合羽で我慢しています。
  古い記事ですが面白い自転車を見つけました。これなら雨にも使えそうです。

  WIRED VISIONより

 「通勤用自転車のコンテスト」に優勝した作品  20092 5

 究極の通勤用自転車というものは、おそらく存在しない。どのようなモデルが最適かは、個人のニーズによって異なる。

たとえばワイアードの編集者Dylan Tweneyは、変速もできないおんぼろの自転車に乗っている。余分なものが一切ないため、電車に積み込みやすいのだ。一方、ドイツのベルリンに住む、『Boing Boing Gadgets』サイトのJohn Brownlee氏の自転車には、必要なときだけ下げて使う補助輪がある。この補助輪があれば、酒場でとったビールまみれの朝食から無事に帰宅し、仕事を始めることができるのだ。

そしてTorkel Dohmens氏は、車の間をすり抜けるため、屋根付きの軽量リカンベントを設計した。このコンセプトデザインは、『Bicycle Design』が開催した通勤用自転車のデザインコンテストで優勝した。

車体にはカーボンファイバーかフラックスファイバーを使用。屋根にはソーラーパネルが搭載され、LEDランプに電力を供給。自転車を動かすゴムベルトは車体の中を通っている。

この自転車『ThisWay』がリカンベントになり切っていないことに気付いた人もいるかもしれない。リカンベントに乗るのはたいてい、[ストレッチ素材]LYCRA(ライクラ)でできた服に身を包み、あごひげを生やしたバイク・ヒッピーのような人で、自分が選んだサイクリングの流儀にこだわるあまり、毎日のように路上で自らの命を危険にさらしている。周りの車からその姿が見えないためだ。

一方、ThisWayは屋根があるため、はるかに目立つ。乗る姿勢も「リカンベント」というより「チョッパー」に近い。

結論を言うと、ThisWayは見た目が少し変だし、間違いなく電車には持ち込めない。しかし、快適そうに見えるのは確かだ。

Bicycle Designの記事『優勝者が決定!』を参考にした。

  これは屋根付きにしては軽そうだし使えそうな気がします。第3446回でも取り上げたリカンベントというのも面白そうです。こんなのがあれば乗ってみたいですね。
  しかし、日本の道では乗り難そうにも思えます。ここはやはりこうした自転車も安心して走れる自転車道の整備を望みます。
  こんな自転車で雨の日も安心して通勤できるような環境が整えば放っておいても自転車通勤が増え、
CO2の削減や省エネの効果も上がるというものです。
  口先の25%削減も良いですが、やはりやれることから整備していくことは必要でしょう。

楽しい通勤を!

2009929日火曜日  第3663回  生産コスト

  第3645回ファーストソーラーがシェアトップに躍り出たことを取り上げましたが、その理由がワット当たり89セントという低コストだったので驚きましたが、早くもそれを破ろうかというところが出てきたようです。

  太陽電池に関するニュース記事より

  AMATが今後3年で、太陽電池パネル生産コストの、1ドル/W以下までのダウンを目指す

 ここからのリンク  U.S. FrontLineより

 アプライド・マテリアルズのソーラー・パネル事業

 アプライド・マテリアルズは、ソーラー・パネルの生産コストを向こう3年で1ワット当たり1ドル以下にする計画を公表した。プロセッサー製造装置世界最大手の同社は、世界的に急成長中の太陽電池市場を視野に同パネル製品「サンファブ」の生産に注力する方針。2010年には、サンファブの電力変換率を12%に向上させ、2012年にはモジュール・コストを1ワット当たり70セント以下に下げることを目指す。

  とうとうコスト争いも本格的になってきたのでしょうか。この価格が製造原価なのか販売価格なのかそれとも卸し価格なのかが良く分かりませんがもし販売価格なら結晶系の市場価格600円(60万円/Wとして)と比べれば約10分の一となります。製造原価だと5分の一くらいでしょうか。

  それでも、これなら第3029回第3619回で取り上げたタイムテーブルの発電コストも相当な前倒しで十分達成できそうです。今の石油や原子力での電気料金にも十分対抗できます。本当にこんな値段が実現しているとしたら太陽光発電の天下はそこまで来ているといっても間違いなさそうです。

本当だろうか!

2009930日水曜日  第3664回  コンビ二

  第3624回などで取り上げてきたコンビ二の弁当値引き販売の戦いは続いているようです。

 26日、読売新聞より

  売れ残り弁当 チルドで解消?

  セブンーイレブン・ジャパンは25日、3〜4日程度日持ちするチルド(冷蔵)弁当や、容器内を真空状態にした惣菜の販売を、11月以降に本格化させると発表した。
  セブンは、弁当を20度前後の温度で配送・陳列しており、販売期限は製造後約15時間に設定していた。これに対しチルド弁当は、5度前後で管理するため長持ちし、販売期限は製造後約61〜85時間に延びる。11月上旬から首都圏の約4000店で販売し、来春をめどに全店に広げる予定だ。・・・以下略

  セブンもしつこいですね。余程今までのうまみが大きかったのでしょう。このうまみを何とか確保しようと必死のようです。極端に言えばこれこそが儲けの全てだったのかもしれません。それを無くする事は死活問題ですから必死になるのは当然なのかもしれません。
  それにしても、人間の生活習慣を狂わせる24時間営業とか廃棄処分にしてまで利益を確保するなど根本的に商売としてはやってはいけないことで儲けて来たと言えば言い過ぎになるでしょうか。
  もう一度、自然にかなった商売を目指して欲しいと思うのは私だけでしょうか。尤も、そんな商売を許しているのはそれを利用する消費者であることは確かなのですから、どこかしら最近の選挙も思いださされます。

所詮は国民のレベルに合っているのかも!

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