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2020 年 8月31日(月)  第3351回   ★「中国共産党は人類の敵」と陳光誠(人権活動家)が共和党大会 に登壇
  Chinaがアメリカの共和党大会に会わせて ミサ イルを4発も発射したようです。余程、トランプさんの再選が嫌なようです。バカなことをするもんです。

  宮崎さんが、詳しく書いてくれています。 



  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月28日(金曜日) 通巻第6632号  

 「中国共産党は人類の敵」と陳光誠(人権活動家)が共和党大会に登壇
   その中国は「空母キラー」を四発。南シナ海へ発射

 8月26日、中国軍は対艦ミサイル4発を発射した。内陸奥地の青海省からDF26B(「東風26」。射程4000キ ロ)、 沿岸部の浙江省からDF21D(「東風21D」。同1500キロ)の発射だったと華字紙が報じ、中国当局が追認した。

 理由を。中国は「米軍が飛行禁止空域に偵察機を飛ばし、また艦艇を南シナ海に派遣して軍事的危機を高めているための対 応で あ り、中国の警告である」とした。

 注目されたのは、DF26Bが米領グアムを射程に収めているという格段の技術的進歩である。通称「グアムキラー」、も ちろ ん 全日本列島は射程に入る。
DF21Dと並んで空母を含む対艦攻撃が可能、ともに「空母キラー」と呼ばれる。エスパー国防長官はハワイでの演説で 「中国 の軍事力は世界的なレベルに達した」とした。

 この日は共和党全国大会が開催中でもあり、トランプ大統領が会場に突然現れるなどのハプニング、つづいて中国の人権活 動家 の 陳光誠が登壇し、「中国共産党は人類の敵」と演説した日でもある。

 また同日、米国商務省は、「島嶼の軍事施設建設に拘わった」として中国交通建設などの国有企業24社をELリストに加 え た。
ELリストは、中国のブラック企業を網羅して取引停止、禁止の制裁をするブラックリスト、これで百社を越えることとなっ た。 とりわけ中国交通建設は、日本のゼネコン四社を合計した売り上げを遙かに凌駕する大企業だ。

 一方、中国と領有権を争うフィリピンのドウテルテ大統領は「中国の攻撃を受けたらアメリカに助けを求める」と記者会見 し た。

 インドネシアではアルカィーダ系の武装組織17名を逮捕する事件がおきた。かれらは西ジャワ島のチャイナタウンへの襲 撃を 準備していたとされる。同組織は2002年にバリ島で爆弾テロをやらかし、二百数十名が犠牲になった。

 だが一方で、親中派の代表格で豪元首相のラッドが会見し、「米中戦争はリアルな問題。豪は巻き込まれた。それもこれも 現モ リ ソン政権の対中政策の失敗だ」と相変わらずの怪気炎をあげた。
ラッド元首相は「豪の二階某」といわれる。

 南シナ海に戦雲高し。

  米中対立は益々激しくなっているようです。やはり、どこかで戦端が開かれる恐れはありそうです。やはり南シナ海で しょう か。それとも尖閣か。
  とは言え、習もトランプさんも踏みきる度胸があるでしょうか。
2020 年 8月31日(月)  第3350回   ★国安法で逮捕の香港民主活動家 台湾への密航で拘束
  香港民主活動家達が、台湾に密航しようとして China海警局に捕まったようです。とうとう密航が始まったんですね。
  捕まったのは残念ですが、これからもっと増えるのでしょうか。それとも、これに警戒して収まるのでしょうか
  12人も乗っていたんですね。何とか成功させて欲しかったものですが、残念です。
  Chinaも相当警戒しているということでしょうか。となると、やはり脱出は難しいのかも。
2020 年 8月31日(月)  第3349回   ★バイデン氏は「共産中国の応援団」 ペンス氏
  ペンスさんが副大統領使命受諾演説で、バイデ ンは 共産党の応援団と徹底的に攻撃したようです。
  トランプさんの後ろにはペンスさんが控えているのが民主党との大きな違いです。

  これでも、アメリカ人はバイデンを選ぶのでしょうか。それ程のバカでは無いと信じたい。 

  バイデンにこんなことが出来るか。
  折角選んだトランプさんをここで再選させないようではアメリカの恥です。もし、バイデンが選ばれたとしたらとんでも ない 不正があったということじゃないでしょうか。
2020 年 8月30日(日)  第3348回   ★トランプ再選キャンペーン、赤信号消える
  トランプさん、一時は、民主党の巻き返しに危 ないところでしたが、現在は少し巻き返したようです。

  宮崎さんが希望をもたせてくれています。このまま、無事に巻き返して再選を決めて貰いたいものです。 
  ハリス副大統領候補が助けてくれているようです。とは言え、China・ディープステート・民主党が何を仕出かして 来るか分からないだけに油断は禁物。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月27日(木曜日) 通巻第6631号  

 トランプ再選キャンペーン、赤信号消える
   明らかに巻き返し傾向。ハリス副大統領候補は意外に不評

 民主党贔屓のリベラルメディアだけを読んでいると、バイデンが優勢のままゴールという予測が成り立つが、民主党大会の 過熱 報道と、その左翼偏向ぶりを差し引くと、熱狂的なバイデン支持集団が不在である。
 民主党は分裂していて、これでは選挙戦を戦えず、またバイデンがボケ老人であることも広く認識されている。

 副大統領候補となったハリス上院議員を持ち上げたメディアはすべて左派であり、過大評価も甚だしかった。しかしキャン ペー ンではテレビの選挙CMで、過去の彼女がなした極左発言が執拗にぶり返されるだろう。

 24日(日本時間25日)、FOXニュースの視聴者が、710万人だった。
 ちなみにリベラル系のABCが180万、CBSが140万、NBSが170万人。
 CNNが辛うじて200万人、MSNBCが150万。これら五局をすべて合算して、かろうじてFOXニュースの視聴者 数を 越えているが、この比較をみただけでも、民主党優勢という上っ面の報道が作為的であることが了解できないか。

 有権者は、最期にエネルギッシュな印象をもつ候補、力強くアメリカを引っ張れるリーダーに投票し、この浮動票が共和、 民主 の鉄票のうえに重なるから、これまで不利と言われてきたトランプが、急激に巻き返している事実が浮かんでくる。

 問題はコロナと失業率であり、景気回復のためにあらゆる経済政策と財政政策が投入されることになり、失業が10%以下 に下 がれが、俄然トランプ再選の可能性が高まる。
     
  こうなると、ワクチンの開発成功なんて話が欲しいところです。とは言え、まだまだ間に合わないのでしょう。
  となると、選挙前にChinaを叩き潰すなんてのも必要かも。

  兎に角、何が何でもトランプさんに勝って貰わなくては。
2020 年 8月30日(日)  第3347回   ★菅長官「孔子学院の動向を注視」
  アメリカに指摘されたのでしょうか、やっと今 頃になって孔子学院の動向を注視するのだそうです。

  この孔子学院もそうですが、 Chinese学生への補助金も見直すべきでしょう。それを統括する文科省の廃止まで考えるなければ日本の教育は立ち直れ無いでしょう。

  政府は、もっと教育を真剣に考えるべき。大学や文科省の儲けや天下りを放置している場合じゃない。
2020 年 8月30日(日)  第3346回   ★米中の金融戦争はどうなるのか
  トランプさんは香港を使ってChinaに金融 戦争を仕掛けるのでしょうか、それとも、返り血を恐れて最終決断はしないのか。

  みやざきさんが、香港での金融戦争を詳しく書いてくれています。どうせなら早く決着を着けて貰いたいものですが、実 際の政治はそう甘くはないようです。やはり、大きな犠牲を考えて躊躇もあるのでしょう。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月26日(水曜日) 通巻第6630号  

 ドル決済システムから中国を排除することは
  香港特別法の改正によって、法的には可能だが。。。。

 香港が中国によって飲み込まれ、1997年の香港返還時に約束された五十年間の「一国両制度」は反古になった。
 米国はキャリー・ラム行政長官以下、香港政府のトップらを制裁するとし、中国はすぐさま対抗して、米国共和党上院議員 六名 と、五つのNGO団体を制裁した。

 さらに香港警察はジミー・ライ(黎智英)、アグネス・チョウ(周庭)らを逮捕したが、狙いは民主化運動の壊滅、そして 頻果 日報の倒産だった。香港市民は頻果日報の親会社「壱伝媒」への株式投資、大量の新聞購買、広告出稿などで積極的な支援活動を 展開した。

 八月に入って中国の金融筋トップは、米国は最終的にCHIPSとSWIFTからの中国排除を狙っていると警告は発し始 め た。
香港制裁法の成立と同時に、米国は「香港特別法」を改正しており、「香港ドルと米ドルとのペッグ制を廃止することが出来 る」 と条文化しているからだ。もし香港ドルの米ドルペッグ制が撤廃されると、人民元はドルとの交換が出来なくなり、国際取引、貿 易決済、海外送金などが不能となる。

 これを業界は「中国制裁の核兵器」に相当すると比喩した。しかし、中国経済への「最終兵器」となるばかりか、同時に米 国も 大きな痛手を受けるのである。

 具体的には香港安全法施行によって、米国が制裁した香港政庁トップ11名の在米個人資産凍結であり、以前にもウィグル 族弾 圧の責任者、陳全国の在米資産凍結という制裁を講じたものの、それは陳全国と取引のある外国銀行への罰金などである。

 一方で中国に進出した米国企業は、貿易、サービス、製造、金融セクターなどで年間400億ドルの利益を上げており、も し中 国への制裁がCHIPやSWIFTからの排除となれば、米国企業の被害も甚大となる。

 過去にも2012年にHSBCは19億2000万ドルの罰金を支払った。メキシコへの資金洗浄に手を貸していたから だ。 2019年にスタンダード&チャータード銀行は、イランへの不正送金、資金洗浄などで11億ドルの罰金を課された。
 ほかにもUBS、BNPパリバス銀行、ING,ドバイ国立銀行などが類似の処分を受けた。

 中国は最悪の場合に備えて、人民元経済圏の確立と人民元決済システムの奨励をしてきたものの、現在、人民元決済は壱に 195億ドルで全体の2%以下である。

 SWIFTはベルギーに本部がありトップ役員25名(このうちアメリカ人二人、中国人ひとり)、参加銀行は世界に 11000行。現在、イランと北朝鮮への送金などに目を光らせている。

  さて、トランプさんはどうするのでしょうか。決断できるのか。
2020 年 8月29日(土)  第3345回   ★中国で蛇口から黒い水
  Koreaでは虫が入ってた水道水が話題に なって いましたが、Chinaでは黒い水だそうです。それも赤痢菌入りだそうです。流石China、Koreaを凌駕しているよう です。
  これも、どこまで本当かは分りませんが、Chinaなら有りそうです。

  それにしても、あらゆる災害が襲いかかる人間が住む所とは思えないChinaに未だに社員を派遣している日本企業の 経営 者はやはり殺人犯と言えそうです。 

  それにしても、やはりChinaの終わりは近いのかもしれません。さて、どうなることやら。自滅で終わってくれれば 良い ですが、世界を巻き込む可能性も捨てきれないでしょう。
2020 年 8月29日(土)  第3344回   ★北載河会議 対米の新八条を決定
  下で、Chinaの内部での蜂起を期待しまし た が、その逆の最悪とも言える決定が北載河会議で決まったとの噂も飛んでいるようです。どこまで本当か分りませんが、もし本当 ならいよいよ世界大戦の恐れもありそうです。
  とは言え、それも人間の欲が齎したものと諦めるしかないのかも。

  それにしても、対決以外の案が無いのが素晴らしいですね。もう消滅を覚悟したのでしょうか。
  何かのきっかけで大戦が始まるのでしょうか。
2020 年 8月29日(土)  第3343回   ★「誰だ。オレ様を批判するのは?」。暗愚の帝王、取り締まり強化
  習皇帝がいよいよ追い詰められたのか、批判の 取り 締まりの強化を始めたようです。
  宮崎さんが詳しく書いてくれています。やはり、独裁者の最後は近いようです。流石の Chineseもこの皇帝には付いて行けないと分かって来たのでしょう。
  果たして、内部の蜂起はあるのでしょうか。と言うか、それが一番世界にとってもあり難いのですが、そうは上手く行か ない のかも。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月25日(火曜日) 通巻第6629号  

 「誰だ。オレ様を批判するのは?」。暗愚の帝王、取り締まり強化
   習近平批判が中国国内で静かに浸透している

 「李鵬の頭は亀ていどのIQ」と批判してもジミー・ライは拘束されなかった。一転して、香港の民主化運動を組織し、先 頭に 立つと、逮捕された。1997年の香港返還日、李鵬首相は、式典で江沢民と並んでいた。特別機を二機飛ばして、李鵬は自分が 皇帝であることを見せつけようとし、世界から失笑を買った。

 その李鵬の娘が香港に現れ、リムジンでブランド店に乗り付け大量のブランド品の買い物をしていた。「中国一のセレブ」 と言 われた。習近平時代になって彼女は山奥の発電所に追いやられた。 

 2020年3月、習批判で「中国のトランプ」、「任大砲」と呼ばれた任志強が消えた。
 当局に拘束されていた。「習近平は消え失せろ、わたしは闘う」と喋ったことが漏れたからで、発言封じである。任は紅二 代で 「華遠地産」の会長を務め、放言のし放題だったがバックに王岐山がいたからだ。奔放な発現も黙認されてきた。最近の王岐山の 政治力後退にともなって、任志強はとうとう拘束され、党籍剥奪となった。

 7月、清華大学教授の許章潤が、別荘で拘束された。「個人崇拝に急ブレーキが必要だ」(習近平が改憲し、党規約を代え て) として、終身皇帝制をしいたことを批判した。別荘にはパトカーが十台取り囲むという騒ぎだった。許章潤教授は日本でも有名ら しく、日本の大学教授70名が、処分撤回を求めて記者会見を開いた。

 8月13日、共産党中央党学校の教授を四十年も務め、民主政治を講じてきた蔡霞女史が拘束された。蔡教授は習近平を 「マ フィアのボス」と呼び、共産党を「ゾンビ」と批判していた。
 「誰だ。オレ様を批判するのは?」と暗愚の帝王は吼え、取り締まり強化を命じたが、次から次へと習近平批判が中国国内 で静 かに浸透している

  Chinaが内部蜂起で崩壊出来ないとなるといよいよ外部に向かって戦端を開くことになるのでしょう。その時、世界 も Chinaもいよいよ終わりなんてことも有り得るかも。
  何とか、内部で終わらせて欲しいものです。
2020 年 8月28日(金)  第3342回   ★台湾「金門砲戦」慰霊祭に米駐台代表
  トランプさんが又してもChinaに対して台 湾支 持を示したようです。何と、「金門砲戦」慰霊祭に米駐台代表を参加させたようです。
  トランプさんのこれでもかのやり方は小気味良いですね。安倍さんもやってくれないものでしょうか。
  やはり、二階・菅・今井・公明党・経済界という親中派を切る覚悟が必要です。 
  日米台の同盟で、Chinaを排除する日は何時になったら来るのでしょうか。と言うか、それさえ出来ないようでは日 本が 米台に信頼されることは無さそうです。
  いい加減に旗幟を鮮明にするべきでしょう。 
2020 年 8月28日(金)  第3341回   ★マニラ市長マニラを中国の「省」と表記した美容用品を販売した店舗などを閉鎖
  フィリピンにはドゥテルテさんのような市長が いる ようです。マニラの市長が、マニラをChinaの「省」と表記した商品を販売した店舗などを閉鎖したのだそうです。
  マニラ市長やりますね。Chinaにマスクなどを送って知らん顔している日本の首長とは違いって骨がありますね。
  やはり、日本人の劣化は酷すぎるようです。

  フィフィさんがツイートしてくれています。
  ドゥテルテさんは、Chinaへの対応におかしなところもありますが、こうした市長がいるところを見るとフィリピン は案 外China排除を決めているのかも。
2020 年 8月28日(金)  第3340回   ★ Chineseが北海道で食料買占め
  習皇帝が飢饉を恐れて、人民の食べる自由を制 限 しようとしている影響でしょうか、北海道で Chineseいよるジャガイモや米の買い漁りが起きているようです。
  今のところ、それ程大々的なものではないようですが、油断は出来ないでしょう。いざとなったら金に任せて買占めを徹 底的 にやりだすおそれもありそうです。 

  小野寺さんが警告してくれているようです。
  あのChinaの洪水の動画なんかを見ていると食糧危機が来ないはずはないでしょう。Chinaが国を挙げて世界中 から 食料を買い占める恐れもありそうです。
  きっと、金に転んで平気で食料を売る業者も出てくるのでしょう。気が付いた時はもう遅いのじゃないでしょうか。
2020 年 8月27日(木)  第3339回   ★中国の社債残高は4・1兆ドル。年内の償還は5290億ドル
  Chinaの金詰まりもいよいよ土壇場に来て いる ようです。それにしても、良くもこれだけ無茶を重ねたものです。本当に乗り気れると思っていたのでしょうか。
  それとも、自分の取り分さえ増えれば後はどうなとなれということでしょうか。それにしても、借金のスケールも大きい です ね。

  宮崎さんが、社債の残高を詳しく取り上げてくれています。もしかしたら、習皇帝はとっくに諦めているのじゃないで しょう か。責任を取るつもりもなく、後はどうなとなれと考えているのかも。    

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月24日(月曜日) 通巻第6628号  

 中国の社債残高は4・1兆ドル。年内の償還は5290億ドル
  泰禾集団(最大の不動産デベロッパー)、八月に2・2億ドルのデフォルト

 危機が目の前に来た。
 中国の社債市場はすでに4・1兆ドル(邦貨換算430兆円。以下括弧内は同じ)規模だが、年内に償還期限がくる社債は 5290億ドル(55兆5000万円)になる。
債務不履行(デフォルト)が目立つようになったのは2019年からで、コロナ災禍で加速された。不動産は表向きの堅調報 道と はことなり、買い手が「蒸発」している。
まったく売れず、ダンピングが続いている。

 中国有数の不動産開発企業として知られる「泰禾集団」(TAHOE集団)は、福建省が拠点で厦門開発から出発し、上 海、北 京など中国全土で不動産開発ばかりか、娯楽、金融サービス、はては米国ナスダック上場企業を買収と、まるで孫正義のように買 収につぐ買収で企業を膨張させてきた。
 すべてが借金で賄われるから、負債は天文学的に増える。

 2018年あたりから息切れが目立つようになっていた。
直近でも、償還期限のきた22億ドル(2300億円強)の返済が出来ず、ついにデフォルトとなった。この社債は金利が 7・ 5%だった。

 向こう一年間に償還するべき同集団の社債の残高は、8億4000万ドル(882億円)である。格付け機関のフィッチと ムー ディズは「投資不的確」に格下げをしている。

 さすがに強気だった中国の不動産関連、ならびに金融業はデフォルトが連続するような事態の到来に、すっかり投資マイン ドも 萎 縮、先行きに怯えている。

  もうどうにもならないのは分かりきっているのだから、どこかで諦めれば良さそうなものですが、面子が許さないので しょう か。
2020 年 8月27日(木)  第3338回   ★TikTok、 米政府提訴へ 「企業交渉に強引に介入」
  Chinaが、完全にアメリカを敵に回す覚悟 を決 めたようです。何と、TikTokがアメリカ政府を提訴するのだそうです。これは、面白くなりそうです。 

  今、アメリカに提訴しても勝ち目があるとは思えませんが、何か勝算を持っているのでしょうか。それとも単なる嫌がら せで しょうか。

  いずれにしても、アメリカの心証を悪くすることだけは間違いないでしょう。本当に戦うつもりでしょうか。それとも自 棄糞 かな。

  産経 ニュー スより     2020.8.23

  TikTok、 米政府提訴へ 「企業交渉に強引に介入」

 【済南=三塚聖平】動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国IT企業の北京字節跳動科技 (バ イト ダンス)は23日、トランプ米政権が米国事業の売却を命じるなど同社に圧力を強めていることをめぐり、米政府を提訴する意向 を声明で明らかにした。米国時間24日に提訴するとしており、米政権の反応が注視される。

 同社は声明で「米政府は正当な法手続きに従わず、企業の交渉に強引に介入しようと試みた」と批判。その上で「会社 と ユー ザーの公正な扱いを得るため、訴訟によって権利と利益を守る」と強調した。

 トランプ氏は、中国ハイテク大手を米国から締め出す姿勢を強調しており、今月6日にはバイトダンスとの取引を45 日後 から 禁止するとの大統領令を出した。14日には同社の米国事業を90日以内に売却するよう命じている。

  これで、トランプさんの怒りを買ったことはたしかでしょう。さて、トランプさんはどう出るのでしょうか。
  ここで、堪忍袋の緒を切ってChinaを叩き潰す決断をして貰いたいものです。
2020 年 8月27日(木)  第3337回   ★ワクチン「遅らせている」米大統領、政府機関を批判
  確証を掴んでいるのでしょうか、トランプさん がワ クチンを遅らせていると政府機関を批判したそうです。あのアメリカの政府機関ならありそうですね。

  とは言え、トランプさんも再選での意外な苦戦に焦りがあるのかもしれません。それにしても、これだけ素晴らしい大統 領を 落とそうとするアメリカの闇は恐ろしいものがありそうです。
  一体、何が気に入らないのか。やはり、Chinaとディープ・ステートの暗躍でしょうか。

  何があっても今回だけはトランプさんに勝ってもらいたいものです。アメリカ人よ目をさませ。
2020 年 8月26日(水)  第3336回   ★再生した共産主義の現在
  世界で、2017年9月6日、第 795回の「★ 生きてる共産党を初めて見た」と笑われていた日本の共産党ですが、どうやら世界中にお仲間が増えているよう で す。

  そんな世界のおかしな流れを、週末恒例の【討 論】が、取り上げてくれています。

  今や、日本では、共産党以上に親中派が二階派と公明党だと篠原常一郎さんが警告を発してくれています。
  いずれにしても、世界で隠れ共産党が徐々に勢力を増してきているのは脅威です。特に若者達は、本当の恐ろしい共産党 を知 らないので口当たりの良さに騙されるようです。


  いずれにしても、チュチェ思想などが日本でも密かに勢力を拡大しているのは注意が必要です。奴等の、レッテル貼りな どの 口の上手さに騙されて気が付いたらとんでもないことになっているなんてことになるのじゃないでしょうか。
  兎に角、日教組などのように教育からやって来るだけに若者は上手く取り込まれるのでしょう。とは言え、ネットのお陰 も あって案外若者は目覚めているようなのが救いかも。
  その点、団塊の世代は目覚めが悪いようです。困ったものです。やはり、早くあちらの世界に行って貰いたいものです。  
2020 年 8月26日(水)  第3335回   ★歴代共和政権の70人が「バイデン 支持」
  アメリカの共和党にも民主党に負けず劣らずの バカ が多いようです。何と、歴代の共和党政権の70人がバイデンを支持するのだそうです。
  やはり、何の政策も無く金で動いて来た奴等ということでしょう。それとも、ここでも、Chinaやディープ・ステー トの 手が回っているのでしょうか。

  こんなことでトランプさんの再選が吹っ飛ぶことは無いと信じたい。 
  何を言ってるのか理解出来ませんが、きっと金の為に動いているので、きちんとした意見を出せないのでしょう。
  アメリカにも売国奴は多いようです。
2020 年 8月26日(水)  第3334回   ★習近平氏訪韓、コロナ安定後で一致 中国外交トップと韓国安保室長
  どうやら習皇帝のKorea訪問が決まったよ うで す。良かったですね。これで、心置きなくChinaの下僕となれるでしょう。と言うか、早く特亜3国の固い絆を造り上げて下 さい。

  これで、日本の国交断絶も遠慮なく実行出来るでしょう。これで日本の未来も一気に開けそうです。 


  二階・菅・今井・経済界・公明党などの親中派はKoreaに先を越されて怒り心頭なのでしょうか。どうせなら大嫌い な日 本から特亜3国へ移住されたらどうでしょう。
  日本国民は諸手を挙げて賛成しますよ。どうぞ向こうで心置きなくご活躍下さい。只し、日本には寄り付かないように。
2020 年 8月25日(火)  第3333回   ★モディのお膝元、ニューデリーに中国のスパイ組織
  Chinaのスパイ網はモディさんの膝下で僧 侶等 を買収してダライ・ラマ亡命政権の情報収集をしていたそうです。

  宮崎さんが、取り上げてくれています。僧侶と言えば、京都でも同じようなことがやられているのは間違いなさそうで す。何 といっても、僧侶の金の亡者振りは有名ですから。

  それにしても、Chinaも良くやりますね。いい加減に諦めて崩壊してもらいたいものです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より  令和2年(2020)8月21日(金曜日) 通巻第6627号  

 モディのお膝元、ニューデリーに中国のスパイ組織
  僧侶らを買収し、ダライラマ亡命政権の情報を収集していた

 イントの税務当局は8月11日、中国国籍のルオサン(音訳不明)らを地下銀行経営、不正送金、ならびに資金洗浄の闇行 為を ウィチャット(WeCHAT)等を駆使して行っていたとして逮捕した。
 組織の暗号名は「ハワラ・スキャン」と呼ばれた。

 とくにダライラマ法王と、その側近らチベット亡命政府の行動を、買収した僧侶などから情報を得ていた。インドが、いき なり TIKTOKのアプリ59種を禁止した直接の原因は、この事件だったようである。
 買収された僧侶は合計九名とされ、印度当局が取り調べに当たっている。

 かれらは数十の銀行口座を巧妙な団体名などで偽装し、送金などのやりとりした金額は判明しただけでも1億3400万ド ルに のぼる(『サウスチャイナ・モーニングポスト』、8月20日)。
 また主犯格とされるルオサンはインドのパスポートも保有しており、偽造団の存在も浮かび上がった。

 ダライラマ政府の場所には、チベット料理レストランや土産店が並び、外国人観光客が頻度激しく訪れるため、この周辺で スパ イ活動は比較的可能である。このためチベット亡命政府は、中国人の出入りを厳重に監視し、警戒する情報システムがある。

 在印中国企業団体は、「われわれはインドの法の下に合法な商業活動に従事しており、ルオサンらの団体とは無縁である」 との 立 場を表明した。

  それにしても、凡る宗教は腐敗仕切っているようです。日本の神道でさえ金で問題を起こしているようなので、所詮人間 のや ることは同じようです。
2020 年 8月25日(火)  第3332回   ★ ベラルーシのホワイト革命と香港国家安全法
  宮崎さんがベラルーシの現状を【Front Japan 桜】でも報告してくれています。どうやらこの動きはChinaや香港とも繋がる可能性がありそうです。

  いよいよ世界は独裁の終わりへと向かって行くという動きが始まるのかも知れません。
  当然、それはChina終わりにも繋がる期待が持てそうです。


  それにしても、Chinaが生き残る可能性はどう考えても無いですが、それでも諦めきれない日本企業は、やはり一緒 に崩 壊しかなさそうです。 
2020 年 8月25日(火)  第3331回   ★パナソニックとファーウェイが合弁会社?
  パナソニックがアメリカにテスラと電池工場を 建て るとの記事が出ていたので、もしかしたらやっとChinaから撤退する気になったのかと一瞬喜んだものですが、どうやら怪し いようです。

  何時もの深田萌絵さんが逆にファーウェイとの合弁会社の記事がChinaで出ていると報告してくれています。果たし てど ちらが本当なのか。

  もし、このファーウェイとの合弁が本当ならパナソニックは終わりでしょう。


  それにしても、パナソニックの動きはおかしい。果たして生き残れるのでしょうか。
2020 年 8月24日(月)  第3330回   ★中国で暑さのせいでアスファルトが溶けてタイヤに絡み付く
  私の子供の頃のアスファルトは夏になるとかな り柔 らかくなってタイヤ跡でうねうねしていたものです。
  あんなアスファルト舗装を見なくなって技術が進歩したのだろうと漠然と思っていたものです。
  ところが、何と、もっと酷いのがChinaでは今の残っているようです。流石、道路や鉄道も何時崩壊するか分からな い国 の公共工事だけのことはあります。 
  それにしても、凄まじいですね。China肺炎・豪雨によるダム崩壊・バッタ・飢饉の上にアスファルトまでとは、一 体 Chinaは何時まで持つのでしょうか。
2020 年 8月24日(月)  第3329回   ★ベラルーシとChinaの関係は
  宮崎さんが取り上げてくれているベラルーシの 問題 ですが、どうしても心配なのはChinaがどの程度関わっているのかということです。

  読者の方からもそんな質問があり宮崎さんが答えてくれています。やはり、相当に食い込んでいるようです。
  どうやら、国民も問題にしているようですから面白くなるかも知れませんね。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月20日(木曜 日) 弐 通巻第6626号

  読者の声 

 (読者の声1)貴誌6621号8月17日)ならびに6624,6625号と三回連続でベラルーシにおける「ホワイ ト革 命」の 可能性を論じられています。
 欧州最後の独裁者といわれるルカシェンコ大統領の政治声明もおしまいという印象を持ちますが、さて、この国と中国 はい かな る関係でしょうか?
   (KY生、茨城)

 (宮崎正弘のコメント)中国は、ルカシェンコが六選された直後に、まっさきに祝意を表わした国です。2019年だ けで も 中国 は4億5000万ドルを投資して、ミンスク郊外に工業団地の建設をしています。
地政学的にも要衝であるベラルーシを、「一帯一路」の拠点化を狙ってのことですが、ロシア依存を減らしたいルカシェ ンコ とし ては中国を牽制球のツールとして利用したい。
 さて不正選挙、やり直し、政治犯釈放を求めるベラルーシの抗議集会、デモ、そして野党は「ルカシェンコと中国の怪 しい 結び 付き」を問題にし始めました。
 中国が問題として浮上した直近の動きに注目しています。
 EUは不正選挙に拘わったベラルーシ政府高官らを制裁すると発表しました。

  こういう動きもChina崩壊に繋がることを期待したいものです。兎に角、何がきっかけでも良いから中共が崩壊し、 あわ よくばChinaの消滅なんてことになってもらいたいものです。
2020 年 8月24日(月)  第3328回   ★トランプ氏側近ら逮捕 バノン米元首席戦略官
  何と、あのバノンさんが「国境の壁」募金を詐 取 で、逮捕されたのだそうです。本当でしょうか。
  あのロシアゲートと同じ怪しさを感じてしまします。これは、民主党・China・ディープ・ステートのでっちあげ じゃな いでしょうか。と言うか、そうあって欲しい。

  今からは、両陣営からの暴露合戦になるのでしょう。

  何をやろうと勝手ですが、トランプさんの再選だけは実現してほしいものです。

  それにしても、アメリカはもう国家の体を成していないと言っても言い過ぎとはおもえませんね。
  それでも、Chinaよりは数段ましというものです。なんとしても、トランプさんにChinaを叩き潰して貰わなく ては なりません。アメリカ人よ間違うな。
2020 年 8月23日(日)  第3327回   ★楽山の大仏、洪水で足が水没。三峡ダム危険水位を突破
  あれだけ期待していた山峡ダムの崩壊が無く がっか りしていました。ところが何と、又しても危機に陥っているようです。今度こそ本当になって貰いたいと言えば顰蹙を買うでしょ うか。 

  宮崎さんが取り上げてくれています。どうやら今度もかなり深刻のようですが、又しても危機を脱するのでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月20日(木曜日)弐 通巻第6626号  

  楽山の大仏、洪水で足が水没。三峡ダム危険水位を突破
   新たに十万人が避難。すでに洪水で家屋流失は二百万人

 中国ではまだ揚子江流域の洪水被害が続いている。しかも三峡ダムの上流域のほうが状況は深刻である。8月19日、三峡 ダム の水位が危険水位150メートルを越え、166メートルになった。こうなると水圧でダムが決壊する懼れがある。

 毎秒48000立方メートルもの放水を続けているが、入水量が、毎秒76000立方メートル。だから放水が追いつか ず、上 流域に水が溜まっていく。激しい量が、上流地域に押し戻される。

 揚子江流域ではすでに二百万人が家屋を失い避難生活に追い込まれている。農作物の被害は、90億ドル(およそ一兆円 弱)。

 習近平が「食べ残しをするな」とのたまわったのも、むべなるかな。
 緊急輸入の穀物、こめ、庶民は買いだめに走っている。豚肉などは値上げされたまま。レストランは武漢コロナ災禍で、日 本同 様に客が寄りつかないから、高級魚や食材はさばけない状態も続いている。

 揚子江流域に支流の眠江、青衣江、大渡江の三つが合流する地域が楽山市だ。ここに世界遺産の楽山?仏がある。蛾眉山も 近 い。そして三峡ダムの上流に位置する。

 楽山?仏は高さ71メートル。奈良の大仏の五倍以上。西暦803年に完成した。崖を削っての難事業で、創始者は途中で なく なったが、付近の人々が崖を掘り続けた。なぜそれほどの情熱をこめたかと言えば、洪水をなくす祈りの場所でもあったからだ。

 中国の揚子江流域に降り注ぐ豪雨は依然としておさまらず、8月19日に?仏の足の部分が水に隠れた。見物台は、その 下。足 の部分だけでも百人は乗れるから、被害の想像がつくかもしれない。

 筆者も十年ほど前に船から見学した。見事な彫刻で、中国では珍しくゴテゴテしてはおらず、仏面は慈悲を顕しているかの よう だった。洪水を収めることが出来るか?

  動画がありました。


  Chinaの天は迷っているのでしょうか。迷わず速やかにChinaを消滅してもらいたいものです。
2020 年 8月23日(日)  第3326回   ★バイデン、脳神経手術を3回も受けていたと暴露される
  バイデンさんが脳神経手術を3回も受けていた のだ そうです。流石民主党、それほどまでに候補者が居ないのか。
  それでも、候補者に担ぐ奴等の魂胆は何なのでしょう。やはり、Chinaとディープステートの企みでしょうか。
  これでも、バイデンを選ぶようではアメリカの終わりも近いのかも。
  バイデンが大統領になっても上院・下院が反Chinaで一致しているから大丈夫と言われていますが、やはり怪しそう で す。

  それにしても、アメリカ人は本当にバイデンを選ぶのでしょうか。アメリカ人はそこまでバカなのでしょうか。
2020 年 8月23日(日)  第3325回   ★「ハバロフスクの乱」を抱えるプーチンはベラルーシに介入できない
  プーチンの娘がChina肺炎のワクチンで死 んだ と言うのは嘘だと発表されたそうですが、信実はどうなんでしょう。

  そのプーチンさんの命脈も危なくなってきているようです。やはり、最近のプーチンさんの独裁固めは国民に支持されて いる ものではないようです。
  所詮、独裁は受け入れられるものじゃないのでしょう。

  宮崎さんが、そんなロシアの現状を詳しく書いてくれています。それにしても、独裁者は何時の時代にもなくならないも のな のでしょうか。

  シラス国で、権威と権力を分離した我が先人は限りなく偉大と言えるでしょう。

  それを、忘れた日本が世界に広めるのは何時のことでしょう。それとも、その前に滅びるのか。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和2年(2020)8月20日(木曜日)      通巻第6625号    <前日発行>

 「ハバロフスクの乱」を抱えるプーチンはベラルーシに介入できない
   根っこは同じ、反モスクワ感情が民主化デモを過激化させている

 ロシアにも野党がある。 
 与党「統一ロシア」を率いるプーチンは憲法改正の国民投票を行い、実質的に2036年まで権力のトップに居座るつもり だ が、反対票がもっとも多かったのが、シベリアなど極東地区、とくにハバロフスク、そしてウラジオストック地区だった。

 与党に対抗する野党は「自民党」と「ロシア共産党」。前者は「極右」と言われるジリノフスキーが党首。後者は年金、恩 給裨 益組が多く、ソ連共産党の正式な後継政党をなのるが、哲学博士のジュガーノフが委員長。いまや党員16万人しかおらず、政治 的影響力は殆どない。
極東部では、三人の知事が自民党所属である。

 ハバロフスク知事だったセルゲイ・フルガル知事が、7月9日に十五年前の殺人事件に関与した容疑で唐突に逮捕された。 そし て予定されていたかのように、7月20日にプーチンによって更迭された。知事代行はモスクワから派遣されたミハイル・デグ チャイル下院議員である。

 爾来、およそ七週間にわたってデモが続いている。ときにハバロフスク市内は三万人のデモ隊が広場を埋め尽くし、警官隊 と衝 突した。数人の逮捕者もでている。

 地図を拡げると、ハバロフスクはモスクワより遠く、むしろ中国とはアムール川を挟んだ対岸、日本からは直行便がある。 同じ ロシア語を喋るが、この極東地区は中国、韓国、日本との交易のほうが盛んであり、以前から反モスクワ的な行動をとった。イル クーツク、チタなどは西シベリアで、あまり反モスクワ感情はない。

 さて極東シベリア地区の反プーチンの動きが、ベラルーシと絡むのである。
 モスクワにとって連邦を形成するスラブの三兄弟は、ウクライナ、ベラルーシ、ところが西ウクライナは西側に傾斜してお り、 ますますベラルーシが重要なのだが、近年はルカシェンコ大統領がモスクワに楯突くことが多く、ロシア・ベラルーシ関係はすき ま風が吹いていた。

 東ウクライナへ、事実上のロシア軍派遣と軍事衝突、クリミア半島併呑で、西側から制裁を受けているロシアは、下手にベ ラ ルーシに介入すると西側の関係はさらにギクシャクする。
だから口では軍事支援を言いつのりながらも、時間稼ぎに徹し、プーチンは国内の背中にあるハバロフスクの反乱も、時間を 掛け て抑え込むという流儀になる。

  さて、プーチンさんは生き残って独裁を貫くのでしょうか。やはり、プーチンも習も同じ穴の狢なのか。
2020 年 8月22日(土)  第3324回   ★4〜6月期GDPは年率27・8%減 悪化幅は戦後最悪
  GDPはもっと目も当てられない結果になるの じゃ ないかと思ってましたが、案外落ちなかったのじゃないでしょうか。
  とは言え、どれだけ落ちれば納得するのかと言われれば全く分かりません。
  やはり、もうChina肺炎を囃し立てて日本経済をこれ以上悪くするのは止めるべき時が来ているのじゃないでしょう か。
  マスメディアは何が目的で日本の景気を悪くしたいのでしょうか。やはり、Chinaの指令に逆らえないのでしょう か。
  もう、誰がどう見ても、自粛の行き過ぎでしょう。相変わらず日本人は眠っているようです。
2020 年 8月22日(土)  第3323回   ★山田宏さんがロシア大使館に抗議
  ロシアが日本に対して神経を逆撫でするような ツ イートをしたことが話題になっていますが、山田宏さんがやっと抗議の声を挙げてくれたようです。

  それにしても、ロシアはまだこんな歴史観なのかと驚きます。と言うか、これが世界の常識なのでしょう。
  やはり、日本の本当の歴史を世界に広報するのは大変なことのようです。世界が、日本の本当を認めるのは何時のことで しょ う。
  それにしても、政府は遺憾砲でも撃ったのでしょうか。これで、抗議したのが山田さん一人なんてことになると、益々ロ シア を付け上がらせることになるのでしょう。

  これも、外務省辺りが抗議を止めるのじゃないでしょうか。結局、安倍さんの匍匐前進が政・官・財・マスメディアを付 け上 がらせているのじゃないでしょうか。

  安倍さんに最後の決断をお願いしたいものです。 
2020 年 8月22日(土)  第3322回   ★ベラルーシ野党、EU、「大統領選挙の早急なやり直し」を要求
  宮崎さんが、ベラルーシーのその後の混乱を報 告し てくれています。どうやら国民の怒りが収まる様子は見えないようです。
  やはり、これこそが独裁の限界なのかもしれません。どんなに良い政治も長く続くのは難しいようです。

  それだけに、日本が発明した権威と権力の分離の偉大さが再評価されても良いのじゃないでしょうか。
  我が先人の凄さを思い知らされます。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月19日(水曜日) 通巻第6624号  

 ルカシェンコ当選に祝電を送ったのはロシア、中国、そしてカザフスタンだった
  ベラルーシ野党、EU、「大統領選挙の早急なやり直し」を要求

 野党の有力候補三人を逮捕し、選挙管理委員会に一般国民は参加できず、申し込んでも「もういっぱいです」と言われ、せ めて 開票の立会人、観察要員を申請しても、すでに決まっているとの返答だった。
最初からルカシェンコと書いた投票用紙が用意されていた。

 それでも投票に行った国民が多かったのは西側メディアの出口調査に期待したのだ。ロシアの『プラウダ』ですら書いた。
 「選挙はルカシェンコの敗北だった」と。
 ところが、開票結果はルカシェンコが80%、野党のスベトラナ・チハルフスカヤは9・9%だった。(逆だろ)。

 「そんな莫迦な」。激昂したベラルーシ市民は街頭に飛び出した。催涙ガス、放水、ゴム弾。そして特殊部隊がデモ隊弾圧 に動 いた。
 16日にも、首都ミンスクで十万人があつまってルカシェンコ六選に不満をのべた。「ルカシェンコはすぐにやめろ」「不 正投 票だ」「彼が当選するはずがない」。
 18日もミンスクの中央公園に数万があつまって「票の再集計」などを求めた。この集会ではメディア数人が拘束された。
 選挙終了から十日になるが、騒ぎは収まるばかりか拡大の一途である。

 国有企業トラクター工場では視察にきたルカシェンコに「やめろ」と罵声が飛んだ。国有のテレビ、ラジオ放送局からもデ モの 参加者が目立ち、おどろくべし!「オーメン」(OMON)の部隊員が制服を脱いでデモに加わった。
 国有企業の幾つかではストライキに入った。こうなると未曽有の事態である。
 東欧でも連帯集会がワルシャワとプラハなどで開催され、またEUは首脳同士の電話海外、プーチンも頻繁に電話外交を展 開し ている。ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領もプーチンと電話会談。プーチンは「ベラルーシの内政に干渉は許さ れない」と不満を述べたが、EU首脳らは早急の選挙やり直しを求めた。
 トランプ大統領も記者団に「適当な時期にプーチンと話し合う。ベラルーシには民主主義が足りないようだ」と語った。

 ルカシェンコ体制を守る特殊部隊「オーメン」は黒づくめに覆面、特殊エリート部隊で嘗てはソ連のOMONがバルト三国 に軍 事介入したことでも有名だろう。警官も制服を脱いで市民側に駆けつける者がいるという。
 ルカシェンコは選挙やり直しではなく、新憲法採択を待って身を引くと発言した。時間稼ぎである。

 ベラルーシ国内は、すでに33都市にデモが拡大し、死者二名、負傷数百。逮捕者3000名余。収容所は満員となってい る。 女性らは白い服に、白い花を掲げて、集会を開催し、この騒擾は収まる気配がない。

 ▼ルカシェンコ体制の終わりが見えた

 NATO軍はリトアニア国境付近に展開され、国境は閉ざされた。ベラルーシ軍は、西部国境に展開しており、軍隊がにら み 合っている。先日もトランプは、駐独アメリカ軍を削減するとしたが、そのうちの千名をリトアニアへ移動させている。

 ならば軍のクーデタは起こるか?
 ルカシェンコの独裁体制はベラルーシ版のKGBと「シロビキ」でもっている。この二つの権力構造を破壊しない限り、体 制転 覆は難しいとされる。

 1991年のゴルビー監禁クーデタは失敗し、かえってソ連の崩壊を早めた。
2016年のトルコのクーデタも失敗に終わり、アンチ・エルドアン勢力およそ十万人が軍隊、行政機構、教職員からパージ され た。クーデタの動きをひそかにエルドアンに知らせたのはロシアの諜報機関だった。

ベラルーシにおいても、軍の少壮幹部らはクーデタによる政権強化には消極的で、求心力が失われつつある。同時に軍はロシ アの 介入をもっとも嫌う傾向がある。

 ルカシェンコ当選に祝電を送ったのはロシア、中国、そしてカザフスタンだった。
 エストニアに逃れたチハルフスカヤは「政治犯全員の即時釈放」と「大統領選挙のやり直し」をもとめるとSNSで表明し た。
 ほかの野党とEUは、「大統領選挙の早急なやり直し」を要求している。まだまだ解決のめどは立っていない。

  さて、どんな結末になるのか世界紛争のきっかけとならないことを願うしかなさそうです。

  これが、独裁の限界ということで習皇帝への批判に繋がれば良いのですが。
2020 年 8月21日(金)  第3321回   ★米、 ファーウェイへの禁輸強化 対象の関連会社を拡大
  アメリカの対China対策はどんどん強化さ れて いるようですが、ファーウェイに対しては、もう一つ甘いような気がしていました。
  ところが、こちらも着々と進めてくれているようです。対象の関連会社の拡大で半導体の入手が困難になっているようで す。 心配せずともちゃんとやってくれているようです。

  産経ニュースより     2020.8.17

  米、 ファーウェイへの禁輸強化 対象の関連会社を拡大 半導体の入手困難に

 【ワシントン=塩原永久】米商務省は17日、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)に対する輸出禁止措置を強化 する と発表した。対象企業に新たに38の関連会社を追加し、禁輸対象となる半導体の種類を拡大。華為が中核部品を入手するのを困 難にする。中国との対立を深めるトランプ米政権は、中国ハイテク企業を代表する華為の経営に深刻な打撃を与える戦略を鮮 明に した。

 同省は5月に決めた禁輸強化で、米国製の製造装置などを用いて華為向けに設計・製造された半導体を、台湾などの海外企 業が 輸出することを禁じた。今回はさらに、華為向けの半導体に限らず、汎用(はんよう)品も規制対象にする。

 ロス米商務長官は声明で「華為と関連会社は米国のソフトウエアと技術を用いた先端半導体を入手する取り組みを強化して い た」と指摘。5月の措置の抜け穴になった半導体入手ルートをふさぐ目的で禁輸強化を決めたと説明した。

 新たに禁輸対象となった企業は、華為が各国に置くクラウド関連企業や、研究開発(R&D)機関。これで指定された華為 関連 企業は計150社を超えた。

 華為は先端半導体の製造を主に台湾の台湾積体電路製造(TSMC)に委託してきた。米メディアによると、TSMCは5 月の 禁輸強化が発効する9月中旬以降、華為との取引を制限すると表明した。トランプ政権が華為に対する「兵糧攻め」を進める中、 同社に対する包囲網が次第に狭まっている。
 
  クリーンネットワークについても、こちらでも渡邊哲也さんが分り易く解説してくれています。


  それにしても、これだけ締め付けられてもまだ諦めないChinaのしぶとさと言うか諦めの悪さに驚きます。尤も、そ の Chinaにまだ未練を持っている日本企業が多いのですから、バカさ加減は同じようです。
2020 年 8月21日(金)  第3320回   ★トランプが明瞭に巻き返した
  バイデンとの差が14%から4%に
  アメリカのマスメディアの数字は日本と同じで 信用 できないようですが、一時は大きく離されていたトランプさんが大幅に巻き返したようです。
  まさかとは思いながらも余りの差に心配していましたが、流石にアメリカ人もそれ程のバカじゃなかったということで しょ う。

  宮崎さんが詳しく報告してくれています。とは言え、民主党やChina、ディープ・ステートも必死で阻止にかかるで しょ うからまだまだ安心はできません。   

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和2年(2020)8月18日(火曜日)弐 通巻第6623号  

 民主党大会直前のCNN調査。トランプが明瞭に巻き返した
  バイデンとの差が14%から4%に劇的に縮小(CNN)

 あの「トランプ叩き」で悪名高きCNNの世論照査が8月17日に発表された。
トランプとバイデンの差が4%に縮小していたことがわかった。六月の同調査は14%の開きがあった。通常、5%から6% 程度 の差は誤差の範囲だが、14%もの開きではさすがにトランプ選対に赤信号がともった。

 そのうえバイデン陣営はハリス上院議員を副大統領候補に指名し、左翼メディアは「素晴らしい選択」と褒めあげた。した がっ て支持率はもっと上がる筈だった。
 ハリス女史は父親がジャマイカ、母親がインド人。このためインデでは多くのメディアが騒いだ。 

 バイデンがハリス上院議員を選んだ理由は(1)女性(2)非白人(3)マイノリティ出身という三代原則によるもので、 彼女 の 政治的資質も政治的哲学、思想、政策履歴もなにも問わなかった。

 ここでリアルを有権者がみることになった。
アルツハイマーのバイデンは途中で降りることになる。大統領という激務にも耐えられないが、自宅の地下室からテレビを通 じて だけの選挙戦。失言を怖れて録画する。

 18日から始まる党大会にも出席せず、テレビ会議方式になる。ということは、もちバイデンが当選しても、四年も大統領 職を 続 けることは考えにくいから、途中からハリスが、大統領になる可能性が高まる。
それが不安を?きたてることになったのではないか。

 とはいえ、ミズーリ、ウィスコンシン、フロリダ州などで、共和党と民主党はデッドヒートを繰り広げており、とりわけ中 西部 農業州とラストベルト地域で、トランプはひとつでも落とせば、再選に距離ができる。

 もとより西海岸とハワイ、ならびに進歩派とリベラルが圧倒的な東海岸の北東部は共和党が弱く、NY州、ワシントン DC、ハ ワ イもバイデンに行くだろう。

 このあとの決戦はテレビ討論になる。
惚け老人のようなバイデンと、かたやエネルギッシュなトランプの舌戦が展開されると、一般的印象としても、パワフルな候 補者 が有利である。
そこで民主党支援のアジビラ的なNYタイムズが、このテレビ討論会を中止しようと言い出したのだ。

  それにしても、これでトランプさんの再選が阻止されるようではアメリカも先は無いのじゃないでしょうか。今度ばかり は、 何が何でもトランプさんに勝って貰いたい。
2020 年 8月21日(金)  第3319回   ★イスラエルとUAE国交、続く中東諸国はすでに数ヶ国が視野に
  中東の変化に何があるのだろうと、17日、第2070回の 「★ イスラエル、UAEと国交正常化で合意 ヨルダン川西岸併合停止も」で、書きました。

  中東にも詳しい宮崎さんが、詳しく解説してくれています。とは言え複雑な中東はやはり良く分かりません。
  トランプさんもこんなところに首を突っ込んでないでChinaに専念してもらいたいものです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月18日(火曜日) 通巻第6622号  <前日発 行>

 イスラエルとUAE国交、続く中東諸国はすでに数ヶ国が視野に
  カタール、バーレン、オマーン、そしてサウジアラビアさえも前向き

 UAEとイスラエルが国交を開き、中東政治に突破口が開かれたと西側メディアは積極的に評価した。
 UAEに続きそうなアラブ諸国の筆頭はドバイとバーレンである。水面下の接触どころか外務担当の高官らの相互訪問も繰 り返 されている。

 ついでカタールだ。アルジャジーラ放送局のような、ややリベラルなメディアを誇るカタールは、国際的な平衡感覚があ り、イ スラエルとの関係改善に前向きと観測されている。

 オマーンもイランを目の前にホルムズ海峡を扼し、イランの動きを慎重にみながらも、積極的な外交チャンネルを拡げてき た。 タイミングを見計らっているかのようである。
このような鵺的な行動を取るのは、国内要因、政治家の資質もさりながら、イランとの関係からくる打算である。

 モロッコはユダヤ人コミュニテイィもあって、セファルディの移民はモロッコからボロ船で地中海を横断してイスラエルに 移住 した。モロッコはポンペオ国務長官が仲立ちして、第三国でイスラエルとの交渉を進めているという噂がある。

 阻害要因は汎アラブ人に共通するユダヤ人嫌い、イエーメンはイラン系「フウシ」の武装集団が「イスラエルに死を!」と 叫ん でいる。レバノン、シリアはシリアの代理兵が蠢き、イスラエルとの国交回復など当面はあり得ないし、アルジェリア、スーダ ン、リビア、イラクなどもイスラエルを敵視する頑固な姿勢に変わりがない。
ただしチュニジアを例外として、いずれも国も内戦もしくは部族紛争が続いており、国内事情で、それどころではないという のが 実情だ。

こうなるとサウジアラビアがどうするのか。
じつはイランとの敵対という基本構造があり、アラブの団結の必要があるため、最期に名乗りを上げるだろう、と観測されて い る。

リヤドはじっとアラブ国家の動静をみているのだ。いま一つはトランプ政権との関係もすこぶる良好で、足繁く大統領女婿の ク シュナーがサウジアラビアを訪問している議題のなかには、イスラエルとの関係改善が討議されている
近くUAEに続く国がでる。

  やはり中東は一筋縄では行きそうもないですね。トランプさんもあんな面倒なところに関わらずに、Chinaを叩き潰 すこ とを第一にしてもらいたいものです。中東は、Chinaの後でい良いじゃないですか。
2020 年 8月20日(木)  第3318回   ★習近平が国民の「食べる自由」を奪おうとしている
  いよいよ食糧危機が現実のものになってきてい るの でしょうか。習皇帝がレストランの食べ残しにまで口を出しているそうです。

  石平さんがそんな様子を詳しく語ってくれています。いよいよ追い詰められて来たようです。果たして年末まで持つので しょ うか。
  習皇帝も余程危機感を感じているのでしょう。と言うか、何時までも粘らず一日も早く諦めて降参してもらいたい。どれ だけ 粘っても解決策は無い。  
2020 年 8月20日(木)  第3317回   ★米、TikTok売却命令 米事業を90日以内に
  トランプ政権はTikTokの売却を90日以 内と 命令したようです。もう猶予を与えるのも嫌なようです。この調子でどんどん追い詰めて欲しいものです。
  どうせなら、全てのChina関連の企業を一日も早く禁止してもらいたいものです。とは言え、大統領選挙もあと2月 程度 ですから何とか辛抱できるかも。
2020 年 8月20日(木)  第3316回   ★ベラルーシ、ルカシェンコ独裁は26年続いている
  ベラルーシの独裁がいよいよ終わりを迎えるの で しょうか。何と26年も続いていたのだそうです。それでも経済が安定していればまだまだ続いたようです。
  やはり、国民の不満は経済が一番のようです。どんな独裁でも経済が安定していればそれなりに持つもののようです。
  となると、Chinaはやはりもう終わりでしょう。と言うか、終わって欲しい。

  宮崎さんがベラルーシの現状を詳しく報告してくれています。何だか、今年は世界中が騒がしいようです。年末までに中 共が 崩壊してくれることを期待します。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月17日(月曜日) 通巻第6621号  

 ベラルーシに迫る「ホワイト革命」。ルカシェンコ独裁は26年続いている
  反政府デモ、人間の鎖、統一野党陣営は「救国戦線」を結成

 八月九日にベラルーシの大統領選挙が行われ、80%の得票を得て、アレキサンダー・ルカシェンコ大統領の六選が決まっ た。
すぐさま「不正選挙だ。投票用紙の誤魔化し」と数千の抗議デモが発生し、国営放送の周りを囲んで警官隊と衝突した。デモ は連 日、激しさを増し、全欧のメディアが大きく報じるようになった。

 反ルカシェンコの候補だったのはスベトラーナ・チハノフスカヤ女史で、今後は「救国戦線」を結成し、ルカシェンコ打倒 を宣 言した。しかし、暗殺を怖れてチハノフスカヤ女史は、子供たちとともに隣国リトアニアへ逃れた。

 そもそもチハノフスカヤって、いったい何者? 
主婦である。子供を育て、ときどき通訳のアルバイトをしていた控えめな女性に過ぎない。運命が大きく変化したのは、夫が 有力 な野党候補として立候補準備のさなかに拘束されたため、身代わり候補とされたからだった。しかもほかの野党候補も立候補資格 なし、と撥ねられたため、いきなり野党統一候補に祭り上げられた。

 選挙が不正投票によるものか、どうかはわからないが、ルカシェンコの人気が急落していたことは確かである。2015年 の前 回選挙では83%もの高い得票があった。理由は折からのウクライナ問題に助けられたからだ。
ベラルーシとウクライナは同胞意識が強いうえ、たとえばアフガニスタン戦争ではベラルーシ兵が15000名も犠牲になっ たよ うにロシアに利用されるのは叶わないという国民感情。しかし安価な石油を供給してくれるロシアとの経済的絆の強化に助けられ て、ルカシェンコは楽勝だった。

 そんな折だった。筆者はモスクワ経由で首都ミンスクに入った。街は意外に落ち着いており、西欧からの観光客も多く、 ちょっ としたレストランは満員。フランスのワインも置いてあり、綺麗に整備された公園に市民が憩う。巨大な戦争記念館には、ロシア が評価しない多くの将軍たちのトルソが並んでいた。

 ルカシェンコ体制は国民監視のKGBに支えられた側面があり、KGB創設者ジェルシンスキーの銅像が公園に建立されて い る。この見えない監視網があるため、市民達もホンネを喋る人は少なく、しかしスマホの発展、若者達の西側かぶれ、音楽の無国 籍化など、世界共通の現象が見て取れた。ちなみに書店にはムラカミハルキもあった。

 ▼ルカシェンコ、突然の不人気はなぜ?

 こんかいは事情が異なる。
第一にロシアが原油供給を中断したこと。ロシアにとっては原油価格大暴落で、ベラルーシにいつまでの特典を継続するわけ には いかなかった。
第二にコロナ対策の失態、第三が経済の悪化が進み、GDPがマイナス成長に転落したこと。ルカシェンコは「90年代の亡 霊政 治家」と言われるようになった。

 抗議デモは連日続いており、これまでに7000人が拘束されたほか、死者がふたり。白い服に白い花をもった女性らが 「人間 の鎖」を組織するなど、往時、東欧諸国でおきたカラー革命の戦術を再現した。そうだ、次は「ホワイト革命」だ、と。

 民衆の抗議のおそれをなしたルカシェンコの脳裏を去来したのはルーマニアの独裁者チェウシェスクの最期であり、チェコ でお こったビロード革命であり、バルト三国の露西亜支配という暗黒政治を変えた人間の鎖だったに違いない。

 8月14日、ルカシェンコはモスクワに電話してプーチンに救援を要請し、モスクワは「出来る限りの支援をする」とした もの の、いまもクリミア併呑以降のウクライナ紛争で欧米から制裁を受けており、迂闊なことは出来ないだろう。あるいはルカシェン コの亡命を受け入れるのか。
 16日にルカシェンコは政府広場に数千の「支持者」を集め、ベラルーシを守ろうと演説した。参加者は地方からバスで動 員さ れた消極的参加者ばかりだった。
 EUは同日、ベラルーシの自由と法治が危ういとして再制裁の検討を始めた。

  Chinaは、このデモを徹底的に押さえる力がまだあるのか。金が無くても監視が徹底していれば独裁も結構長持ちす るよ うです。果たして、習皇帝の最後は何時になるのか。余りにも待ち遠しい。
2020 年 8月19日(水)  第3315回   ★米国務長官、ポーランドと国防協定 駐留米軍を千人追加 ドイツから
  アメリカが、ドイツからの駐留軍の撤退の一部 を ポーランドに追加することを決めたようです。
  ドイツがアメリカからChinaへの傾斜が益々強くなるのでしょうか。ドイツはいよいよ第三次世界大戦をChina と一 緒に戦い、今度こそ滅びるのでしょうか。

  産経 ニュー スより     2020.8.16

  米 国務長官、ポーランドと国防協定 駐留米軍を千人追加 ドイツから移動 

 【パリ=三井美奈】ポンペオ米国務長官は15日、訪問先のポーランドでブワシュチャク国防相とともに、両国の国防 協力 協定 を結んだ。協定はポーランド駐留米軍を1千人増員し、5500人態勢にする枠組みとなる。

 ポーランド駐留の米軍増員は、トランプ政権がドイツ駐留米軍の削減に伴い、再配置を決めたもの。米政府は7月、ド イツ 駐留 米軍を3万6千人規模から2万4千人に縮小し、1万2千人の削減兵力のおよそ半分をポーランドなど他の欧州諸国に再配置する と発表していた。協定は、米軍増員に伴うポーランド側の負担受け入れも定めた。

 ポンペオ氏は今月10日以降、チェコ、スロベニア、オーストリア、ポーランドを歴訪していた。

  ポーランドは第2次世界大戦でもドイツとの争いが元できっかけになったそうですが、今度もそうなるのでしょうか。何 とな く不気味。
2020 年 8月19日(水)  第3314回   ★高雄市長選挙、民進党が70%で圧勝 
  台湾の高雄の市長選挙で民進党が大勝したよう で す。これで台湾は益々対Chinaに対して強固な団結が出来たと言うことでしょう。
  何といっても、蔡英文さんを落とすChinaの目論みに沿って立った韓国諭をリコールしたのが大きいですね。
  これと同じことを愛知県民は出来るでしょうか。ここに民度の差が表れるのかも。 
  宮崎さんが詳しく報告してくれています。やはり台湾の対Chinaに対する団結は強固なものがあるようです。
  政・官・財・マスメディアなどで親中派が蠢く日本とは段違いです。何とも、情けない日本。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より  令和2年(2020)8月16日(日曜日) 通巻第6620号  

 高雄市長選挙、民進党が70%で圧勝
  国民党は25%だが、民衆党は4%の大惨敗

 高雄市長は、親中派のシンボルだった韓国諭(国民党)が、あまりの北京よりの政治姿勢に反発した住民のリコール運動の 結 果、失職したために行われた。 
民進党の奪回は予測されたことだが、得票率が注目された。国民党は全党あげて、市長職ポストの維持を目指していた。

 「台風の目」とされたのは何文哲・台北市長が率いる「台湾民衆党」で、第三党が躍進すれば、漁夫の利で国民党に勝利の 女神 が微笑むというシナリオもあった。また何文哲は穏健だが親中派であり、じつは高雄市民には反台北感情が強い。

 8月15日の投開票の結果は、
 陳基邁(民進党)が70・3%
 李眉蔡(国民党)が25・9%(高雄市議、女性)
 呉益政(民衆党)が 4・0%だった。呉も高雄市議。

 この数字が端的に表すことは、台湾がアンチ北京で固まったことである。
蔡英文総統が、1月の総統選で圧勝したのも、香港の大混乱と中国共産党が学生らを弾圧する暴力を目撃した結果だった。

 そのうえアメリカが台湾支持を、鮮烈に態度でも示し、台湾旅行砲、TAIPEI法、武器供与、そしてアバー厚生長官の 訪問 と続き、くわえて台湾の大手企業が陸続と中国に見切りをつけて台湾へ、あるいは米本土へ工場を移転したこと、つまり中国投資 ブームが冷え切ったという背景がある。

  世界の体制も台湾を応援するようになってきているのじゃないでしょうか。チェコが公式に訪湾を決めたようです。
   
  産経ニュースより     2020.8.13

  チェ コ議長が30日から公式訪台 中国の反発必至
 
 台湾の外交部(外務省に相当)報道官は13日、游錫●(=埜の木を方に)(ゆう・しゃくこん)立法院長(国会議長)の 招待 で、東欧チェコのミロシュ・ビストルチル上院議長が30日から台湾を訪問すると明らかにした。公式訪問に対して、中国の習近 平指導部が激しく反発するのは確実だ。滞在は9月4日まで。

 中国は「一つの中国」原則を掲げ、中国と外交関係がある国と台湾との公的交流に反対している。

 台湾外交部は、2月に訪台する予定だったチェコの前上院議長(1月に死去)が、中国から脅迫を受けていたと指摘し、 チェコ 側の「中国共産党の脅迫に屈しない」姿勢を称賛した。ビストルチル氏には企業のトップ約40人が同行し「両国の経済・貿易で の協力」について協議する予定。

 1月に柯文哲・台北市長と「友好協定」を結び、中国から猛反発を受けている首都プラハのズデニェク・フジブ市長も同行 す る。(共同)

  アメリカと日本が台湾の独立を認めれば世界は一気に動くのじゃないでしょうか。その肝心の日本の動きが一番悪いので すか ら情けない限りです。
2020 年 8月19日(水)  第3313回   ★敏感な海域で漁労厳禁 中国当局が尖閣沖で漁船の管理強化
  Chinaが尖閣の実行支配を世界に主張しよ うと しています。今頃は尖閣周辺にChina漁船が集結しているのじゃないでしょうか。
  その漁船団をChina海軍が整然と撤退させるという動画を世界に発信して、Chinaの実行支配を主張するのか も。 

  産経ニュースより     2020.8.15

  敏 感な海域で漁労厳禁 中国当局が尖閣沖で漁船の管理強化 16日に漁解禁

 【中国福建省石獅(せきし)=西見由章】中国海警局の公船が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で挑発行為をエスカレートさ せる 中、中国側が尖閣周辺の東シナ海に設定した休漁期間が日本時間16日午後1時に明ける。出漁準備が本格化している中国福建省 の漁港では、当局が尖閣沖での操業規制を継続している様子がうかがえたが、過去には大量の漁船が押し寄せたケースもあ り、予 断を許さない。

 港内に漁船数百隻が所狭しと並ぶ同省最大の漁港、祥芝(しょうし)港。3カ月半の休漁期間明けを控えた14、15両 日、船 員たちは魚を冷凍する氷や漁具の積み込み作業に追われていた。

 「釣魚島(尖閣諸島の中国側名称)には以前よく行ったが、今は(当局が)行かせない」。中型船で16日に出港するとい う 50代の楊さんは、尖閣沖で操業する漁船に支払われていた補助金が、ここ数年は出なくなったと説明した。尖閣沖では「大型の 魚が取れる」(楊さん)ものの、同港からは片道二十数時間かかり燃料費もかさむ。

 石獅に隣接する晋江(しんこう)市の深●(しんこ)港で出港作業を進めていた漁船の乗組員も「台湾海峡で操業する。釣 魚島 には行かない」と話した。

 2016年8月、中国当局は漁船約300隻と公船10隻以上を尖閣周辺に送り込み、日本に揺さぶりをかけた。ただ、そ の後 は日中関係の改善基調に伴い、尖閣沖での操業規制を強めている。「敏感な海域に赴き漁労することを厳禁する」。祥芝港には真 新しい横断幕が掲げられていた。

 祥芝港を抱える石獅市当局は7月、「敏感な海域」に無断で入った漁船を厳罰に処すとの通達を出した。各漁船に対し中国 独自 の衛星利用測位システム「北斗」などに常時接続することも要求、漁船団の行動を綿密に把握する構えだ。
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 多くの漁業関係者は「敏感な海域」を台湾近海と認識しているが、実際は尖閣沖も含まれるもようだ。

 一方、漁船乗組員の言(げん)さん(55)は「釣魚島は中国のものだ。今年も一部の船は行く。(接近禁止の)規制線は 決め られているが、こっそり規制線を越える船もある」と明かした。

  週末恒例の【討論】は、この尖閣での日本の腰の引けたこれまでの対応を見せてくれています。


  日本人はどうしてここまで劣化してしまったのでしょうか。それとも、元々こういう素質を持っていたのかも。
  やはり、余りにも素晴らしい平和な国を先人が造り上げてきてくれた恩恵がこういう日本人を育てたのかもしれません。

  これからは、これを良く理解して内外での付き合い方を変えるべきであることを日本人が認識することこそが必要でしょ う。
2020 年 8月18日(火)  第3312回   ★「香港市場は地獄に堕ちるだろう」(トランプ大統領)
  トランプさんが香港の前途について分り易い発 言を してくれていたようです。あの民主党の副大統領候補に関するインタビューで発せられたそうです。

  宮崎さんが詳しく書いてくれています。それにしても、トランプさんがここまではっきりと発言していたとは知りません でし た。これも、日本のマスメディアがChinaに忖度して報道しない自由を行使したのでしょうか。  

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月15日 (土曜 日) 通巻第6619号  <前日発行>

 「香港市場は地獄に堕ちるだろう」(トランプ大統領)
   ドル交換が不能となれば、市場の継続的発展は難しい

 トランプ大統領はFOXニューズのインタビュー(8月13日)に答えて、
「香港市場は地獄に堕ちるだろう。香港市場でドル交換が出来なくなれば、國際金融都市としての市場機能の継続的 発展 は難しく なる」と明快に述べた。
番組はハリス女史がバイデン民主党大統領候補の副大統領候補に選ばれたことをどう思うかという主旨だったが、派 生的 に香港問 題を言及した。

 「香港を中国が統制下におけば市場の自由は規制され、市場の機能を失うだろう。香港が繁栄して来られたのは米 国の 特別待遇 の恩恵によってであり、ドルペッグ制が、それをささえたのだ」とトランプは続けた。

 また香港と米国の貿易は、今後「MADE IN CHINA」として扱われるから、品目によって高関税となり 影響 を受け る。香港は大陸の製品輸出を、香港で積み替え、MADE IN HONGKONGとしてきたので、高関税を免れてきた。しか し香港から米国への輸出は37億ドルでしかなくGDPの2%以下である。

 また香港居住市民と中国本土の中国人とはヴィザ条件をわけて発給してきたが、これも同一条件で扱うことにな り、犯 罪者引き 渡し条約も撤廃となる。フルブライト奨学生も廃止される(これまで173名が選ばれた)。

 ただし政治亡命はみとめるとしたものの、具体的な亡命者の立件など詳細に関しては8月末まで発表するとした。 昨秋 の 香港民主 人権法、7月の香港民主法がいよいよ効力を発揮し始めている。

  これは、トランプさんが本気で香港を潰し、それによりChina本体も潰す決意の現れでしょう。
  いよいよトランプさんがやってくれるのかも。是非、選挙前にお願いします。
2020 年 8月18日(火)  第3311回   ★中国アプリ禁止で綱引き 米政権強硬派と企業側
  トランプさんのChina潰しを理解出来ない のは 日本企業だけじゃ無いようです。アメリカ企業もその本質が理解出来ないバカが多いようです。
  どうして目先の利益しか考えられないのでしょうか。やはりアメリカにも正しい国家観を持てない経営者が多いようです

  中国で生活に不可欠なアプリをアメリカが禁止することに何の不都合があるのでしょうか。日本で、唯一まともな産経新 聞が こんなことを書くとは情けない。

  やはり、産経の経済面がおかしい証拠でしょうか。
2020 年 8月18日(火)  第3310回   ★ファーウェイ排除に反対 独テレコム
  ドイツがとうとう本性を表したようです。何 と、ド イツテレコムがファーウェイの5Gを排除すべきでないと言い出したようです。
  やはり、ドイツは何時の時代も最悪のチームに入る運命にあるようです。もし、本当にファーウェイを選ぶなんてことに なれ ば、Chinaと一緒に滅ぶことになるのは間違いないでしょう。  

  それにしても、ドイツはメルケルに引き摺られて滅亡の道を選んだようです。ドイツ国民もお気の毒なことです。とは言 え、 自分達で選んだメルケルですから、これも自己責任でしょう。
2020 年 8月17日(月)  第3309回   ★米、中国5社排除を強化 新規則施行、日本企業に対応迫る
  いよいよアメリカが日本の優柔不断に堪忍袋の 緒が 切れたようです。Chinaの5社との取引をしている日本企業に対応を迫るのだそうです。
  さあて、一体どのくらいの企業に影響するのでしょうか。何の対応もしてこなかった平和ボケ企業が明るみに出ることに なり そうです。
  完全な自業自得でしょう。

  これで締め出しを喰らうような企業は、その危機感の無さで倒産も仕方ないでしょう。
2020 年 8月17日(月)  第3308回   ★ロサンゼルス国際空港で中国からの2万人分の偽造運転免許証を押収
  これもChinaの恐ろしさを露しているツ イート がありました。何と、ロサンゼルス空港で、Chinaから2万人分の偽造運転免許証が押収されたのだそうです。
  その目的は大統領選挙を操作する目的だそうです。本当でしょうか。と言うか、やはりChinaならその程度は当たり 前と 言うところでしょうか。

  やはり、トランプさんの再選阻止の為には何でもやるということでしょう。
  それにしても、偽造免許書をどう使うつもりだったのでしょう。Chinaだけに想像もつかない悪奴い使い方を考えて いた のでしょう。
  こんなのは、日本でも当然の如くやられているのでしょう。やはり、一日も早く叩き潰したい国です。
2020 年 8月17日(月)  第3307回   ★TikTok、無断で利用者情報収集か
  TikTokがとんでもないことをやっていた よう です。グーグルのOS搭載のスマートフォンの情報を収集して悪用していたようです。本当でしょうか。というより、China ならやっていて当然でしょう。
  と言うか、Chinaのソフトを何の警戒感も持たずに利用するその気持ちが理解で来ません。
  どうせ情報を抜かれるのならChinaよりアメリカに抜かれた方が危険性が少ないのじゃないでしょうか。
  それにしても、情報は全て監視されていると考えて利用すべき時代のようです。使わないか使っても抜かれて大丈夫な情 報し か入れないという覚悟は必要でしょう。
2020 年 8月16日(日)  第3306回   ★台湾と日本の差はどこから
  本来なら日本以上にChinaに追随している 台湾 ですが、香港に対するChinaの理不尽な扱いがあっという間に台湾を目覚めさせ、はっきりとChina離れを決断させたの じゃないでしょうか。
  一番変わったのは蔡英文さんだったのかも知れませんが、そのはっきりとした反China姿勢が台湾人の目を覚まさせ たと も言えそうです。

  その蔡英文さんが、今回の逮捕そうどうでも、Chinaに対してはっきりと非難の声を挙げています。
  その立場から言えば、日本こそが台湾以上に反China姿勢を鮮明にすべきであるとも言えるのですが、全く逆になっ てし まいました。
  この差は何処からくるのでしょうか。もしかしたら安倍さんと蔡さんの覚悟の差じゃないでしょうか。
  それとも、日本人程に劣化しなかった国民の力でしょうか。

台湾・蔡総統、周庭氏ら逮捕を批判 中国に「対話解決」を要求https://t.co/l0CmhUgxM2
  どうやら、未だに日本の貢献を忘れないでいてくれる台湾国民が、蔡英文さんを立ち上がらせたのかもしれません。
  やはり、日本人は台湾人に見習う必要がありそうです。
2020 年 8月16日(日)  第3305回   ★民主党の副大統領候補に黒人女性 カマラ・ハリス上院議員
  どうやらアメリカの民主党は素晴らしい副大統 領候 補を選んだようです。これで、トランプさんの再選が近づいたと言えるのじゃないでしょうか。
  とは言え、Chinaとディープステートのトランプ降ろし運動が必死なだけにまだまだどうなるかは分からないでしょ う。

  それにしても、トランプさんの二期目こそがChinaとの勝負だけになんとか勝って欲しいものです。 


  トランプさんも皮肉を言っている暇があるのでしょうか。出来ることなら選挙までにChinaを叩き潰してもらいたい とこ ろですが、流石にそれは無理なのでしょうか。
2020 年 8月16日(日)  第3304回   ★米国の金融制裁に備えよ。トランプ政権は本気だ
  トランプさんの選挙はまだまだ先だと思ってま した が、なんと、もう2ヶ月ちょっとなんですね。
  幸い、民主党が素晴らしい副大統領候補を選んでくれたので再選は大丈夫とは思いますが、バカなアメリカ人だけに何が 起き るか分からない心配があります。

  それだけに、トランプさんもChinaへの締め付けを本気で初めているようです。Chinaにもその本気度に気が付 いて 来た専門家もいるようです。

  宮崎さんが、その金融制裁を詳しく書いてくれています。 


  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月13日(木曜日) 通巻第6617号  

 米国の金融制裁に備えよ。トランプ政権は本気だ
 中国人民銀行顧問、社会科学院シニアフェローのユー・ヨンディンが警告

 次の米国の中国制裁は金融方面であり、銀行取引停止、世界のドル決済期間からの排除、海外資産凍結などのシナリオが用 意さ れている。
 中国当局は警戒態勢にはいるべし、と重大な警告を発したのはユー・ヨンディンだ。かれは2014年のダボス会議でも中 国側 のパネラーを務めた。

 中央銀行の顧問として、世界の顔の一人、現在も社会科学院の上級研究員を務め、その発言は注目されている。彼がいうの は 「2012年に雲南省昆論銀行が、イランへの不正送金がばれて制裁されたように、海外との取引関係に於いて、中国の海外資産 が凍結される可能性が高い」。

 8月15日からファーウェイ、テンセントなどが取引停止となるばかりか、TIKTOKとウィチャットの禁止が通達され た。 「アメリカが次に何をやらかすか、予測不能だ」とユーは続けた。
 「世界の決済のクリーニングをしているCHIPシステム、或いは国際ドル決済システムでありSWIFTから中国が排除 され る可能性も否定できないだろう」。

 中国人民元は香港という國際金融都市が機能を失えば、それで一巻の終わりという自覚がある。香港ドルが米ドルとペッグ 制を 敷いているからこそ、中国は国際取引ができるのであり、為替、社債起債、送金、貿易決済などを自由に行えた。
 その香港に与えてきた特権をトランプ政権は廃止した。

 この重大にして深刻な危機を認識していない暗愚の帝王は、香港弾圧強化に踏み切り、自爆装置に手を掛けてしまった。

  世界にとっては習皇帝で良かったということでしょう。本当にバカで良かった。

  【Front Japan 桜】でも、得意のパネルで米中戦争を分り易く解説してくれています。


  それにしても、ここまで追い詰められたChinaを切れない日本はもうアメリカ以上のバカとしか言い様がない。一 体、何 を見ているのでしょうか。
2020 年 8月15日(土)  第3303回   ★米国のTIKTOK,WECHAT禁止がアメリカにも跳ね返るが。。
  トランプさんのTIKTOK,WECHAT禁 止が アメリカにも跳ね返る恐れがあるのだそうです。
  何と、アメリカのカジノ業界がWECHATで顧客との連絡を取っていたのだそうです。その中に、トランプさんの後援 者も いるようです。
  もし、これが本当なら、却ってトランプさんの決断を評価します。最大の後援者をも切ることの出来る凄さです。
  二階・菅・今井・公明党を切ることも出来ない安倍さんとの差は歴然たるものがありそうです。

  宮崎さんが、そんな情報を書いてくれています。トランプさんにすれば肉を切らせて骨を断つでしょうか。
 
  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和2年(2020)8月12日(水曜日) 通巻第6615号  <前日発 行>

 米国のTIKTOK,WECHAT禁止がアメリカにも跳ね返るが。。
  トランプ政権は「まるで不動産会社の取締役会だ」(TIME)

 保守思想が強い側からみれば、トランプのTIKTOK,WECHATの米国での使用禁止は政治的な「快挙」だろう。ボ ルト ンならそう言って拍手しただろう。

 個人データを盗み出したと理由をつけて、しかし「マイクロソフトあたりに売れ、45日以内に」と条件をつける。あの物 件は 百万ドルとふっかけて、70万ドルに値切る商談が目の前に展開された。かつてTIME誌は「トランプ政権は「まるで不動産会 社の取締役会だ」と書いた。
中国のナショナリスティックなメディア『環球時報』は「まるで白昼強盗」と避難した。

 中国側はGAFAのどれかを締め出しにかかる対抗手段がある。
「さしあたって狙われるのはアップルからマイクロソフト、あるいはインテルか」(TIME、2020年8月24日号)。

 さて、マカオで立ち往生しているのが米国ラスベガスの御三家ウイン、サンズ、MGMだ。年間2800万人の博徒が中国 大陸 からマカオへ押しかけ、大金を掛けるので、御三家がウハウハと高笑いが止まらなかった。
 コロナ災禍で、博徒が蒸発し、ウィン、サンズ、MGMは真っ青。もちろん地元のリスボアもギャラクシーも真っ青。客が いな いのである。日本進出を狙ったサンズは、横浜事務所をたたみ、IRは挫折した。

 マカオ再開を前に,WECHAT禁止となると、米国系はこれまで顧客との通信を依存してきたため、連絡網が寸断され る。
 サンズのCEOアデルセンはトランプ選対最大の金主だった。

  いよいよ米中戦争は本番に突入でしょうか。それにしても、勝ち目があると思えないChinaが何故何時までも粘るの かが 不思議です。
2020 年 8月15日(土)  第3302回   ★知られざる中国包囲網構築
  どうせ期待は裏切られるだろうと下で書きまし た が、安倍さんは着々とChina包囲網を構築しているのだそうです。

  「虎ノ門ニュース」で、江崎道朗さんが安倍さんがちゃんと動いてくれていると花してくれています。本当でしょうか。 と言 うか、そうあって欲しい。

  これで、靖国参拝をしてくれれば最高なのですが。

  密かにここまでやってくれているとは流石安倍さんと言いたいところですが、最近の覇気のなさそうな顔を見ると、大丈 夫な んだろうかと心配になります。
  それでも、きっとやってくれると信じたい。
2020 年 8月15日(土)  第3301回   ★安倍首相、今年も靖国参拝見送り 終戦の日
  どうやら安倍さんは予定通り靖国参拝は見送る よう です。とは言え、時事の記事だけにフェイクの恐れもありそうです。

  しかし、今回も見送るとなれば安倍さんは総理で参拝の機会は無くなるのじゃないでしょうか。それとも、密かに決断し てい ることでもあるのでしょうか。願わくばそうあって欲しいものです。

  とは言え、一番良いのはやはり、今日参拝されて、二階・菅・公明党・今井を切って憲法改正・消費税減税を打ち出した 衆議 院選挙をやることでしょう。
  もし、そんな発表があれば、国民も付いて行くでしょう。

  きっと、何も無い日になるのでしょう。
2020 年 8月14日(金)  第3300回   ★金正恩がうっかり部下に挨拶してしまう
   金ちゃんの影武者が、思わずとんでもない失態を演じたようです。何と、部下に挨拶するという絶対に有り得ないことを やってしまったようです。
  流石に、これは3ヶ月も前のことだそうです。西村幸祐さんがツイートしてくれています。

  金ちゃんの状態が関係者にパニックを起こさせているようです。有田の騒動もそれが原因のようです。

  それにしても、特亜3国に見事に素晴らしいトップが揃ったものです。揃って年末までには幕引きを期待したいもので す。
2020 年 8月14日(金)  第3299回   ★香港・台湾問題でChinaが必死の対抗
  下でも書いたようにChinaはもう完全に世 界を敵に廻すことに躊躇しないようです。と言うか、やはり、追い詰められて思考停止状態に陥っているのかもしれません。

  いずれにしても、アメリカの矢継ぎ早の処置にもう条件反射のように反応しているだけのようです。



  もうここまで追い詰められたら後は何処かで戦端を開くしかないのじゃないでしょうか。もし、本気でやってくれれば、 アメリカとしては待ってましたでしょう。と言うか、早くそうなって貰いたいものです 
2020 年 8月14日(金)  第3298回   ★香港の自由民主の象徴ジミー・ライ(黎智英)を「国家安全法」違反で逮捕、保釈 周庭氏も 
  香港というかChinaが、早くも民主派の象 徴的な人達を逮捕し始めたようです。もう完全に世界に喧嘩を売って来ているようです。
  習は余程追い詰められて自棄糞になっているのでしょうか。と言うか、もう何をやれば良いのかが理解でき無くなってい るようです。
  やはり、Chinaの幕引きに全力疾走のようです。この分なら今年中の決着もありそう。

  宮崎さんが、ジミー・ライの逮捕を書いてくれています。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月11日(火曜日) 通巻第6613号  <前日発 行>

 香港の自由民主の象徴ジミー・ライ(黎智英)を「国家安全法」違反で逮捕
  息子二人も拘束、編集主幹ら七名を同時に逮捕。香港の自由は臨終へ

 香港は死んだ、と産経新聞は一面トップ(7月1日)に報じた。死んだのではない。「殺された」のだ。
 8月10日早朝、ジミーライ(黎智英)の自宅に踏み込んだ香港警察は、ジミー本人を逮捕し、ふたりの息子を拘束した。 また ジミーが主催する「リンゴ日報」本社を手入れし、編集主幹ら七名を逮捕した。

 ジミーは自由な報道を謳い、言論の自由を呼びかけて闘ってきた。雨傘運動の時から運動の組織化に尽力し、自宅に何回か 火焔 瓶を投げ込まれても怯まず、自由民主運動を言論で支えてきた。
 昨夏、訪米したときはペンス副大統領、ポンペオ国務長官が面会した。

 中国共産党にとっては、ジミーとその新聞「リンゴ日報」を目の仇にしてきた。ところがリンゴ日報は香港で一番売れるメ ディ アなのだ。
 全人代常任委員会で迅速に可決した「香港国家安全法」を翌7月1日から施行し、この法律によって、外国と共謀した容疑 とか で、ジミーを逮捕することになった。

 すでに香港政庁は九月に予定していた立法委員選挙を、敗北が濃厚なことから一年延期という奥の手をだし、さらに立候補 を予 定した黄之峰らを「その資格はない」と意味不明の理由をつけて立候補を受け付けず、さらに外国にいる活動家ら11名を指名手 配した。そのうちの一人羅冠総は、事実上ロンドンに亡命しており、直後に訪英したポンペオ国務長官は、ロンドンで羅とも 面会 している。
 中国共産党のポチ、香港政庁の暴挙はこれからも続く。

  周庭さんも逮捕されたようです。
  どうみてもまともな精神状態とは思えません。やはり自暴自棄になっていると考えるべきでしょう。

  と思ったら、何と早くも保釈したようです。やはり、世界の声を恐れたのでしょうか。

  宮崎さんが報告してくれています。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和2年(2020)8月12日(水曜日)弐 通巻第6616号  

 香港警察、ジミー・ライ、アグネス・チョウらを保釈
  激高する香港市民の抗議、西側の圧力に降参した?

 「逮捕劇は政治的圧力よ」。保釈されたアグネス(習庭)は第一声を記者団にあげた。保釈金は20万香港ドル(およそ 300万円)。
 「リンゴ日報を支援し呉れ。最後まで支援してくれ」。保釈されたジミー(黎智英)は、モンコック警察署前で記者団に大 きな声で言った。保釈金50万ドル(保釈金と担保金を含める=邦貨換算で750万円)。いずれもパスポートを押収され た。

 市民の支援は「リンゴ日報の株を買おう」だった。月曜から火曜にかけてリンゴ日報の親会社「壱」の株価は三倍になっ た。また号外を50万部印刷したが、どの売店でも飛びように売れた。ほかに同日逮捕されたジミーの息子二人を含む十名も 保釈された。
 香港政庁は市民から敵視されている現実が浮かんだ。

 結局、この逮捕劇は政治的な圧力を示威したことになるが、逮捕理由の「香港安全法」は7月1日から施行されたわけで、 逮捕理由は昨年の違法集会だから事後法の適用となり、裁判を維持できないことがわかったのかも知れない。

 また世界中で巻き起こった不満、抗議の声は、香港政庁を越えて、直接的に中国共産党、習近平個人への批判でもあったた め、北京は確実に世界の声が聞こえたはずである。

 だが、こんご懸念されるのは、保釈金を含み、長い法廷闘争の費用だろう。「香港大乱」の逮捕者は9200名。起訴され た者が2000名。裁判を維持し、弁護士を雇用し、PR活動を展開して行くためにはSNSを利用してのクラウドファン ディングがますます必要とされる。

  さて、Chinaと世界の戦いはどうなるでしょう。Chinaに勝ち目があるとは思えませんが、どうするのでしょう か。
2020 年 8月13日(木)  第3297回   ★長崎原爆の日に供える物が花ではなく、水
  青山繁晴さんが、硫黄島の英霊達の為に、コッ プ一 杯の水を供えていることにかんどうしたものです。

  ところが、何と、長崎原爆の日には、花でなく水が供えられているのだそうです。お恥ずかしいですが、全く知りません でし た。
  となると、広島はどうなんでしょう。

  ツイッターにアップしてくれているのを見て初めて知りました。

  これで、思いだしたのが、昨日の産経抄です。

  産経 ニュースより     8月 9日

   産 経抄

 「水をください」とうめく少年の脇を、青年は耳を塞いで通り過ぎた。手持ちの水はあげられない。閃光(せんこ う) に倒れた 瀕死(ひんし)の兄に飲ませるため−青年は後に、そう振り返っている。長崎で被爆した歌人の竹山広である。

 ▼日々の営みを一瞬のうちに焼き尽くし、残された人々に消えることのない傷を刻んだ。史上最も罪深い惨禍であ る。 当時25 歳の歌人は、後々まで悔恨に苦しみ、被爆体験を歌に詠めなかったという。〈うち捨てし少年の眼をその声を/忘れむことも願ひ つつ来し〉。・・・以下略

  どちらにとっても辛い話です。こんな目に会わせた原爆を使った奴等に反省してもらいたいものです。 
2020 年 8月13日(木)  第3296回   ★どの国よりも早く日本の政治家が行かねばならない
  今の腰の引けた政府・自民党ではこれが精一杯 なの でしょう。と言うか、今の状況で良くここまでやってくれたと評価すべきなのでしょう。
  安倍さんとしては、最大の努力をしたと言うことでしょう。これも、二階・今井・菅・公明党や経済界等Chinaのポ チ達 を跋扈させてきた付けです。

  もう、いい加減に目を覚まして、日本を独立させましょう。

  台湾に慰められているような気がして何とも恥ずかしい。  





  それでも、現在の状況では良くやったと言いたい。
2020 年 8月13日(木)  第3295回   ★日本の海を守る
  週末恒例の【討論】は、見ていて気が滅入るも のが 多くてがっかりしますが、戦後の日本人の劣化が齎す現状だと思い受け入れるしかなさそうです。

  とは言え、こんなことで良い訳はない。やはり、日本人が目覚めて日本を独立させる日が来ると信じたい。

  と言うか、憲法改正して独立するしか日本が生き残る道はないでしょう。反対している人達は洗脳されているか、「日本 に住 んで日本国籍を持ち、日本語を話すけれど日本人でない者」達なのでしょう。

  それにしても、本当にやらなければならないことを先送りして、必要のないことばかりやっている日本の政治家はもうど うに もなりませんね。
  これも、目覚めた日本人が変えていくしかないのでしょうが、果たして、そんな時は来るのでしょうか。 


  それにしても、ここまでChinaによる危機が迫っているというのに、この能天気さは余りにも酷いですね。
  日本人は本当に目覚めることができるのでしょうか。それとも、ボケたまま消滅するのでしょうか。
2020 年 8月12日(水)  第3294回   ★米国の中国排除新方針「クリーンネットワーク」
  下で、頭が付いて行かないと書きましたが、ア メリ カは情報の方でも手を打って来ているようです
  これも、複雑そうですが、渡邊哲也さんが分り易く解説してくれています。 

  それにしても、アメリカも次から次へと打つ手があるものです。と言うか、そんな回りくどいことをするより一日も早く Chinaを叩き潰してもらいたいものです。


  もっと、決定的にChinaを追い詰めて尖閣辺りに手を出させて一気に勝負を付ける方法は無いのでしょうか。何とも まど ろっこしい。
2020 年 8月12日(水)  第3293回   ★米政権、香港行政長官らに制裁 中国の意向で自治侵害
  アメリカが徐々に締め付けを始めだしたようで す。 まずは香港からということでしょうか。行政長官等に制裁だそうです。

  Chinaにとっては、これが一番堪えるのじゃないでしょうか。何といっても金が全ての奴等ですから。
  それにしても、アメリカが次から次へと手を打って来るので、今がどんな状況になっているのかを理解するのに頭が付い て行 きません。
  何でも良いから、早くChinaを叩き潰してください。
2020 年 8月12日(水)  第3292回   ★日本はシックス・アイズに認められるのか
  日本が、シックス・アイズに認められたらしい と、 宮崎さんが書いてくれたのを、2月6日、第 7431回の「★ 日本は事実上『シックス・アイズ』と認められたらしいゾ」で、取り上げました。
  とは言え、文字通りのメンバーに成る為には、日本にとってスパイ防止法というとてつもなく高い壁があるようです。
  何といっても、反日売国左翼・在日共の反対と政府・与党に巣食うスパイどもがうようよしているのを一掃する必要があ りま す。

  もし、それが出来れば、日本はファイブアイズという敵国同盟に参加することになるという面白い現象が起きることにな るよ うです。
  これは、もしかしたら世界の奇跡なのかもしれません。
  さて、日本は本当にシックス・アイズに認められることが出来るでしょうか。

  これも、政治の覚悟次第でしょうが、その覚悟が出来ないのが日本だけにどうなることやら。
2020 年 8月11日(火)  第3291回   ★郵便投票の前に討論会の追加実施を トランプ陣営が提案
  何だかトランプさんがどんどん追い詰められて いる ような気配です。やはり、ディープステート・China・民主党のトランプ降ろしは甘いものじゃないようです。

  果たして、トランプさんの再選はどうなるのでしょうか。誰が考えてもトランプさんが勝つべきものがこうやって危機に 貶め られるところが世界の腹黒さでしょうか。 

  それにしても、これでトランプさんの再選が阻止されるようでは世界はいよいよ暗黒入りでしょうか。
  Chinaを叩き潰すのはトランプさん以外に出来るとは思えないだけに心配です。
2020 年 8月11日(火)  第3290回   ★中国ITと45日後に「取引禁止」 トランプ氏が大統領令
  下でも書きましたが日米のChinaに対する 対応 の差がどんどん広がっているようです。アメリカが本気で次から次へと手を打っているのに比べて、未だにChinaに忖度して いる日本は、本当にバカにしか見えません。
  アメリカも、ほとほと呆れているのじゃないでしょうか。しっぺ返しが怖そうです。 
  それにしても、この期に及んでも何の手も打たない日本のこの平和ボケ振りはもう世界の笑い者でしょう。
  まずは、二階・今井・菅・公明党を切ることから始めるしかないのかも。と言うか、それが一番難しいのかも。
2020 年 8月11日(火)  第3289回   ★対中強硬派にふたりの中国人
  宮崎・福島コンビで、8月1日、第 3259回の「★ ポンペオの懐刀・噂の華人ブレーン余茂春」の話題を福島さんが取り上げてくれていました。

  宮崎さんが、そのブレーンが大勢いることを詳しく書いてくれています。こういうのを知ると、安倍さんにこうしたブ レーン が居ず、今井のような親中派が居るようでは、その対応の乖離も当然だと思えます。
  やはり、日本は平和ボケとしか言い様がないのかも。せめて石平さんのような人でもブレーンとして入れておいて欲しい もの です。
  
  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)8月7日(金曜日) 通巻第6612号 
 
 対中強硬派にふたりの中国人、ひとりのウイグル人アドバイザー
   余茂春(ポンペオ顧問)と蒋蒙は優秀な学者から国務省へ

 国家安全保障担当大統領補佐官オブライエンの副官はポッテンガーである。ウォールストリート北京支局特派員から海兵隊 出身 で流暢な北京語を操る。
 国務省にあってアジア担当の国務次官補はディビット・スティルウェルだ。かれは空軍パイロット出身である。

 ポンペオに助言を与える国務省高官になかに、二人の中国人学者がいる。
 「中国共産党」と「中国人」を峻別するようにポンペオ演説に求めたのは、マイルズ・ユー(余茂春)。中国共産党の演説 の文 章などの分析から、その修辞学的な特性を分析し、助言した。

 もう一人がムン・チアン(蒋蒙)で、ポンペオのハイテク、工学の助言をしている。1977年天津産まれ、88年に香港 へ移 住するが、天安門事件以後は米国へ移住し、UC
BA卒業、大学工学部長を務めた。
 ほかに中国生まれの高官にはエレーヌ・チャン運輸長官がいる。チャン女史はレーガン政権時代からのキャリアで知られ る。
 さらにウイグル人のエルニガル・エルティミイル女史がホワイトハウスにて、米国のウィグル政策に助言する。ウィグルか らト ルコ経由で米国へ移住した。

 通商交渉はライトハイザーUSTR代表、ナバロ通商局長らがタフな交渉をすすめている。こうしてアンチ・チャイナのブ レー ンが勢揃いしており、人民日報系の『環球時報』は、これら強硬派を「白宮反華智嚢団」を比喩した。(註 蒋蒙の「蒙」は、さ んずい)

  日米の差の大きさに愕然とさせられます。Chinaに対する対応を長い間間違ってきたアメリカもバカなだけではない よう です。
  それに比べて、日本は徹底的にバカなのかも。   
2020 年 8月10日(月)  第3288回   ★中国、日本政府に靖国神社への参拝自粛を要請
  何と、Chinaが靖国参拝への自粛を要請し てき たそうです。何ともバカにされたものです。
  政府は、これで、参拝しない大義名分ができたと唯々諾々と従うのでしょうか。安倍さんもこれ幸いと参拝を見送ること が出 来るの喜んでいるのでしょうか。
  と言うか、そうなればいよいよ国民の心は安倍さんから離れることは間違いないでしょう。
  喜ぶのは反日売国左翼・在日共だけでしょう。それでも、今回も見送るのでしょうか。
  それとも、二階・菅・公明党を切って消費税減税で解散に踏みきる覚悟を決めて匍匐前進でしょうか。それなら、参拝す べき でしょう。さて、どうなりますか。
2020 年 8月10日(月)  第3287回   ★米国、ついに尖閣防衛に積極関与へ
  下でも書いたように日本の余りにも煮え切らな い態 度に、アメリカがいよいよ決断を迫ってきているのじゃないでしょうか。
  何と、尖閣防衛に積極的に関与する動きを見せているようです。本当でしょうか。もし、これでも日本が動かなかったら 完全 に見放されるでしょう。

  日本が積極的にこれを受け入れることを決めていることを願いたいものです。
  さて、これが本当なら日本は、いよいよ米中のどちらを選ぶかを決める時が来たようです。きっと、Chinaを選ぶの で しょう。なんてことにならないでしょうが、どうするのでしょうか。ここでもまだ決断が出来ないなんてことになるのでしょう か。
  その時こそアメリカの最後通牒でしょう。
2020 年 8月10日(月)  第3286回   ★米厚生長官、9日から訪台 蔡英文氏と会談へ
  日本が何もせず世界に恥を晒している間に、ア メリ カは着々とChinaに対する行動を進めています。
  流石にトランプさんは行かないようですが、大臣クラスを台湾に派遣するようです。

  日本は、何時まで、二階・菅・公明党・今井・経済界のバカ共の意向を忖度して何もしないのでしょうか。もう国家観も 歴史 観も無い奴等は切るしかないのです。
  それが出来なければ、結局はアメリカに切られるでしょう。それで良いのですか。

  それにしても、トランプさんも日本の優柔不断に呆れ返っていることでしょう。何時まで我慢してくれることやら。
2020 年 8月9日(日)  第3285回   ★国家安全保障の問題であって、私企業の利益ではない
  政府の補助金を貰ってChinaから脱出する 企業 が出てきたことを少し喜んで、 7月28日、第 2028回の「★ 経産省、補助金第1弾を決定 世界中で「脱中国依存」が本格化か」で、取り上げました。

  ところが、日本企業の平和ボケは想像以上のものがありそうです。殆どの企業は撤退の考えはないのだそうです。

  宮崎さんがこの撤退を取り上げてくれています。どうやら日本企業は救い様が無いようです。もう、勝手にChinaと 一緒 に滅びて貰うしかなさそうです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和2年(2020)8月6日(木曜日) 通巻第6611号  

 「さよなら中国」。日本企業の第一陣は87社が中国から離脱
  「ただいま」と、そのうち57社は日本へ復帰。焦燥感漂う中国

 ピークは2012年だった。中国進出の日本企業は14393社だった。
 2013年からエクソダスが始まり、2016年に13934社となった
 2019年には13685社(帝国データバンク調べ)。

 中国にとって日本は最大の貿易相手国。日本にとっても弐番目の貿易相手である。
 ようやく全体の1%未満だが、87社がコロナ以後の経済の落ち込みを理由に撤退を決めた。日本政府がしずかに奨励し、 補助 金、低利融資に舵を切ったことが、じつは最大の契機である。

 2020年七月末、ジェトロの統計に拠れば、このうち57社は日本へ復帰する。のこり30社はアジアの、ベトナム、 ミャン マーなどへ工場を移転する。日本政府の補助金は、第一陣に対して6億5300万ドル(日本円で692億円=一ドル=106円 で計算)。
 第二陣が近日中に続く。作業が遅れているのはコロナ災禍で人の行き来が止まったからである。

 撤退理由には、アメリカが中国のハイテク企業を排斥し始め、米中摩擦が激突の段階へ突き進むと、従来の中国の未来図に 暗雲 が拡がり、企業戦略としても、中国との関係を根本的に偏向する必要が生じたからだ。

 サプライチェーンに組み込まれている以上、電気、電子、とりわけコンピュータ、スマホ、そして自動車とその部品メー カー は、「いますぐ」に撤退というわけにはいかない。そればかりか、トヨタなどは工場増設を決めている。

 日本が中国と切れることはないとタカを括ってきた中国は焦燥感に取り憑かれ、習近平のメンツを失いかねない動きではな い か、と政治的に神経質になった。

 一方、アメリカはトランプ政権の対中政策の強硬措置が連続し、「同盟国」である日本にもファーウェイ排斥、ELリスト 掲載 の中国起業との取引停止などから、今後「新ココム」の制裁対象として日本企業を監視することになる。
 「とくに強要はしないが、日本企業は独自の賢明な判断をするだろう」(CSIS幹部)。

 というのもジェトロの在中国日本企業の調査によれば、進出日本企業のうちの80%以上は「撤退など考えていない」と回 答し ている。また中国の国内市場を狙って進出した産業は「販路拡大が今後の課題だ」と撤退には背を向けているという。

 基本的には国家安全保障の問題であって、私企業の利益ではない。極小化、供給源の多角化は、基幹的な戦略であり、これ を 怠った日本企業にはそもそも「戦略的思考」が苦手なのだ。

  やはり、正しい国家観も歴史観も無い経営者達には、今起こっていることが何であるかの理解すら出来ないようです。世 の中 は金が全てと思っているのでしょう。

  ここまで劣化した日本人が立ち直れるとは思えません。やはり、日本は消滅するのかもしれません。
  今から、教育改革してでは間に合いそうもない。なんともみじめですね。
2020 年 8月9日(日)  第3284回   ★香港民主派の周庭氏、12月以降に量刑言い渡し
  香港の民主派への締め付けがいよいよ本格的に なっ てきているようです。あの周庭さんにも12月以降に量刑が言い渡されるそうです。
  収監されれば二度と出てこれないなんてこともあるのでしょうか。それまでに、トランプさんにChinaを叩き潰して 貰い たいものです。

  12月になってもまだChinaが生き延びているなんてことが無いことを願うしか無さそうです。
2020 年 8月9日(日)  第3283回   ★尖閣周辺に中国公船2日連続現れず
  船が大きくなって波が少々高くても引き揚げな くて済むようになったことで、China公船が100日以上尖閣周辺をウロウロしていましたが、台風を乗りき る技量も度胸も無いようです。
  台風を恐れてとうとう連続が途切れたようです。流石情けない Chineseだけのことはあります。
 
  とは言え、そんな情けない奴等を未だに排除出来ない日本人はもっと軟弱です。

  一方では、沖ノ鳥島周辺に無人潜水機を投入したようです。 公船も無人にすれば引き揚げなくても済み、連続を伸ばすことが出来たのに残念ですね。

尖閣周辺に中国公船2日連続現れず 波浪が影響か https://t.co/wabjJEa7ym


  青山さんが、ぼくらの国会にゲストとして山田宏さんを迎え、尖閣に付いて 議論 してくれています。

  それにしても、一体何を恐れているのでしょうか。やはり、二階・菅・公明党・今井でしょうか。
  こいつらを切ることが出来ない限り問題の解決はなさそうです。 
2020 年 8月8日(土)  第3282回   ★中国軍筋「トランプはスカボロー礁に奇襲をかける可能性」
  期待した山峡ダムの崩壊も起こらず、イナゴも どう なっているのか分かりません。このまま、Chinaが生き延びるなんて最悪の展開はどうあっても防いで欲しい。
  こうなると、米中どちらかが戦いを仕掛けてくれることを期待するしかないのかもしれません。

  Chinaの方からそんな声が挙がっているようです。やはり、どちらも自分から仕掛ける度胸が無いので相手が仕掛け てく れるのを待っているのじゃないでしょうか。

  宮崎さんが、そんな動きを取り上げてくれています。とは言えトランプさんが仕掛ける可能性は少なそうです。
  やはり、習皇帝の自暴自棄かChina軍の暴走に期待するしかないのかも。とは言え、大統領選挙までに決着を着けて 欲し いが、これも期待薄かも。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和2年(2020)8月5日(水曜日) 通巻第6610号  

  中国軍筋「トランプはスカボロー礁に奇襲をかける可能性」
   フィリピン「いかなる共同軍事演習にも比軍を派遣しない」

 米海軍の空母攻撃群が南シナ海を遊弋している。
二隻体制だという。空には警戒機が偵察飛行を続けている。むろん潜水艦も当該海域の海底にある。

 ポンペオ国務長官は7月13日の会見でも「中国の南シナ海に於ける違法行為をわれわれは許さない」と明言した。翌日、 トラ ンプは香港制裁法に署名した。

 リムパック(環太平洋合同演習)はアセアンばかりかAPECの国々を加えて、8月17日からハワイ沖で展開されるが、 フィ リピンのロレンザナ国防相は、「いかなる共同軍事演習にもフィリピン海軍を派遣しない」と言い出した。

 ドゥテルテ大統領は就任直前にハーグ国際法廷がだした「中国の主張に根拠はない」、つまり勝訴(2016年)という法 的 バックを得ているのに、何もしなかった。
 中国は「あの判決は紙くず」と轟然と言いはなかった。

 ドゥテルテ大統領は支持率63%(2020年7月の世論調査)。しかし、こと中国政策となると、支持率は急減する。
 ドゥテルテ大統領は言う。「中国と戦争をしたら負けるじゃないか」。むしろ北京に何回も訪問した。バナナ禁輸措置の取 りや め、スカボロー岩礁周辺でのフィリピン漁民の操業を取り付け、とりあえず中国との間に軍事衝突を避けた。

 2019年6月には、ロザリオ前国防相が香港の入国を拒否された。ロザリオはアキノ前政権の重鎮で親米、反中政治家と して 知られる。

 この流れのなかで、フィリピンは米国との地位協定を「破棄する」と言い、つぎに「十八ヶ月の猶予」と訂正し、またまた 「破 棄すると言ったことを破棄する」と、もとに戻した。
 というのも、フィリピン世論は93%が、「ドウテルテ政権は中国のもっと強い態度を示せ」(サウスチャイナ・モーニン グポ スト、8月4日)としており、激しい反中デモが起きている。

 中国の軍事筋は「無人のスカボロー礁にトランプは奇襲を仕掛けるのではないか」と予測している。「大統領選挙前に人気 挽回 のための『オクトーバー・サプライズ』はそれだ」と短絡的な予測だが、米国側から見れば、「無人の岩礁を爆破して、軍事的に 何ほどの意味があるのか」と中国の観測気球を訝しんでいる。

 だとすれば、オクトーバーサプライズは、何処で、何時?

  それにしても、ドウテルテさんも分かり難いですね。すんなりとアメリカに付いて貰いたいものです。
2020 年 8月8日(土)  第3281回   ★トランプ政権の中国共産党潰し本格化!
  馬渕睦夫さんの解説してくれるグローバリズ ム・民 主党対China対ナショナリズム・トランプさんの三つ巴の戦いは分り易くて良いですね。
  これが、分からない日本の政・官・財・マスメディアのお偉いさん達は反トランプ、China傾倒で滅びて行くので しょ う。と言うか、そうあって貰わなければ世界は大変なことになるでしょう。  


  トランプさんの一日も早い決断を期待します。
2020 年 8月8日(土)  第3280回   ★中国、香港市民全員にPCR検査か
   日本でも無駄な検査との声が上がりだしたPCR検査をChinaが香港市民全員にやろうとしているようです。
 検査なんか役に立たないことを知っているはずのChinaがやろうとしていると言うことは何か裏があると考えるのが当 然で しょう。 
 民主派は「DNA収集が目的」 と反対しているそうです。やはり、徹底的に監視する目的がありそうですね。
  日本でも、全員検査を叫ぶ勢力は何か目的があるのでしょう。単に日本を混乱させたいだけなのでしょうか。もしかした ら、 これもChinaの指令だったりして。ありそうですね。
2020 年 8月7日(金)  第3279回   ★トランプ対ディープステーツ対China
  馬渕睦夫さんが、持論のディープステーツとト ラン プとChinaのコロナ後の三つ巴の戦いを書いてくれたようです。

  宮崎さんが書評で取り上げてくれています。最後に笑うのは誰なのか。と言うか、トランプさんに勝って貰わないと 99%の 持たざる者達は浮かばれない。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和2年(2020)8月4日(火曜日) 通巻第6609号 

  書評 

 トランプは世界を裏から支配するディープステーツに戦いを挑んでいるのだ
  トランプ落選を画策する「グローバリスト=民主主義の敵」の正体

 馬渕睦夫『コロナ危機後の未来がわかる 国際ニュースの読み方』(マガジンハウス)

 とかくユダヤの陰謀論と同一視されがちだったのが「ディープステーツ」である。
 アメリカを陰で動かし、グローバル化を目ざす『陰の政府』のことであり、アメリカファーストのトランプ大統領とは、敵 対関 係になる。
 最近、日本の論壇でも「ディープステーツ」議論が喧しくなったが、馬渕氏が先鞭をつけた。藤井厳喜氏、渡邊惣樹氏らの 力強 い合唱がなされる。
 このアメーバのような組織は左翼、マルクス主義者にネオコンが加わり、これらは嘗ての共産主義インターのように、団結 し、 超党派で動く。具体的にはアメリカの民主党、共和党に跨るのである。
 なぜパウエル、ロムニー、ブッシュといった共和党エスタブリッシュメントが、前回は『ヒラリーに投票しよう』と呼びか け、 今回は『バイデンに投票しよう』と言っているのか?
党利党略から言えば、敵対する民主党を応援する利敵行為だが、基底のグローバリズムが地下で深く繋がっているため、政党 間の 軋轢なんぞは簡単にこえるのである。
 馬渕大使は、グローバリズムを定義して「共産主義ならびに社会主義、そしてグローバル市場主義に通底するのは、国境を 廃止 して世界をひとつにしようというイデオロギー」とし、その代表的な論客にジャック・アタリ、ズビグニュー・ブレジンシキーな どの名前を挙げる。
反対のナショナルな論客の代表格はパット・ブキャナンである。
 米国のリベラルなメディアはトランプ陣営の主張を取り上げることはない。この左翼メディアを翻訳しているだけの日本の 左翼 新聞が、したがってトランプを批判するのも、当然だろうし、それにしても自ら考える力さえない、日本人ジャーナリストらの主 体性の無さは呆れるばかりだ。
 トランプの登場で流れが変わった。
 国際秩序はコロナ以後、ナショナリズムに向かい始めた。新しい世界秩序とは「国家社会の基本単位である主権国家各国が それ ぞれの文化を大切にして国民の利益を尊重するという当たり前の考え方」に復帰しようとする。その象徴が「アメリカファース ト」を掲げるトランプ大統領である。
 トランプは世界を裏から支配するディープステーツに戦いを挑んだのであり、ならば、 トランプ落選を画策するのが「グ ロー バリスト」は「民主主義の敵」ということになる。
 ここで次のシナリオを馬渕大使は描く。
 第一は中国の世界覇権を目ざす闘い。第二はディープステーツが「グローバル市場化」を狙い続ける。「ディープステーツ の中 核である國際金融資本家」たちがコロナ災禍で低迷する企業を買いたたき焼け太りするだろう。その障害となるトランプの再選阻 止に動く。
 ところが、第三にトランプ率いる自由陣営の戦いでの主敵を中国としていることと、グローバリストらも中国を敵視してお り、 「三つ巴」の錯綜状況が生まれることになる。
 なぜなら自国優先利己主義の固まりである中国の市場をこじ開けようとするディープステーツにとって、中国は打倒すべき 敵で あるものの、トランプ再選阻止ではディープステーツと中国の利益が通底している。
 ならば日本はどうするのか。八紘一宇の精神とは自国第一主義の下で共存するという世界秩序であり、トランプの方向性に 合致 するという。
 いささか構造の図式化に短絡的な特徴があるが、この本は、池上彰のようなグローバリストの説く間違った国際政治解釈よ り、 その裏に蠢く実態の基本が会得できるので、国際情勢の把握には格好の入門書となっている。

  それにしても、この三つ巴の戦いが見えてないのが日本の政・官・財・マスメディアなどのお偉いさん達なのでしょう。 トラ ンプさんがどれだけ大事な戦いを行っているかが理解できないのでしょう。

  金の亡者たちには、このトランプさんの心意気が理解出来ないのでしょう。
  このトランプさんを理解出来るのは安倍さん位なのかも。
2020 年 8月7日(金)  第3278回   ★ドイツ連立与党のパートナーはメルケルの中国のめりこみを間接批判
  ドイツはChinaとの心中を覚悟したのかと 思っ ていたら、どうやら内部からメルケルに対する批判が出てきているようです。と言うか、それが正常な反応じゃないでしょうか。

  宮崎さんが詳しく書いてくれています。流石のメルケルも余りのChina寄りに正当な批判が出てきているようです。
  さて、ドイツは生き残ることが出来るのでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和2年(2020)8月3日(月曜 日)  通巻第6608号  

 ドイツ連立与党のパートナーはメルケルの中国のめりこみを間接批判
  中国は欧州の基本的価値観たる「人権」と「法治」を無視している

 ドイツのミカエル・ロス欧州担当大臣は、メルケル首相とは微妙に立場が異なり、はっきりと中国への警戒、無造作な ファーウェイ受け入れに警告を発した。
 「専制的独裁政治は一党独裁であり、人権を軽視する露骨な政策が香港において行われた」と、ロスはドイツ最大の有 力メ ディアである『シュピーゲル』に寄稿した。

 メルケル首相は北京に通うことに熱心で、フォルクスワーゲン救済のために、中国工商銀行から融資を受けたりしつつ も、 欧州議会の手前、「人権」批判は取って付けたようにリップサービスだけ。強硬な制裁措置をとる構えさえない。それでいて トランプ批判はどの国よりも凄い。

 ロス大臣は社会民主党所属で、メルケル与党との連立を組む。
この社民党が重点を置くのは「人権」「法治」であり、「中国の政策は香港への強圧的措置に見られるように人権を無視 し た、基本的な価値に基づかないものであり、われわれ欧州が伝統的にみなしてきた基本的価値観とはまったく違う」

  そのうえで、「欧州は団結して行動を取るべきだ」として、中国の圧力に根負けして批判色を緩めたギリ シ ア、ハンガリーを 名指ししないまで批判した。

 欧州全体でコロナにより犠牲者が20万人を突破した現実的な悪影響が目の前にあり、欧州でも反中国感情が強く表面 化し ている。英国とフランスはファーウェイの5Gシステムの導入を正式に中止した。
 武漢コロナ=中国というイメージは欧州全体に拡大している。

 中国は欧州全体の批判を懼れ、「分割統治」、すなわち各個撃破の外交を展開してきた。
『戦狼外交』は現在の中国政権の基本にあって、逆に言えば中国高官の誰もが強硬姿勢を貫かなければ権力闘争の負け犬 に転 落することを怖れているからでもある。

  欧州も、まだまだどうなるか分からないようです。これも全てはChinaが原因なのですから、やはり一日も早く叩き 潰し たいものです。やはりトランプさんの決断次第か。
2020 年 8月7日(金)  第3277回   ★中国が日本政府に尖閣への大挙侵入予告をしていた
  何だか尖閣で面白いことが起こりそうです。何 と、 Chinaが日本政府に尖閣に漁船団を侵入させると予告していたのだそうです。産経新聞がスクープしてくれたようです。

  これは、面白そう。さて、Chinaにその度胸があるか。日本はどうするのか。どうせなら、それをきっかけに米中の 戦端 が開かれるなんてことになれば、Chinaの崩壊に繋がるかもしれません。
  さて、Chinaはやるのでしょうか。
  もし、Chinaが侵入してきて日本が何も出来ずに尖閣を取られ、アメリカも手だし出来ないなんてことになると、日 本は 世界に大恥を掻くことになりそうです。

  さて、安倍さんどうするのでしょうか。
2020 年 8月6日(木)  第3276回   ★4つの演説はポンペオ長官が企画
  ポンペオさんはやはりかなりの遣手のようで す。藤 井厳喜さんが、そのポンペオさんが自分の演説の前に3人を使って追い詰める演説をさせているのだと解説してくれています。
  何とも策士のようです。トランプさんの信頼も厚いのでしょうか。

【米国の反中演説】藤井厳喜「6月24日 オブライエント大補佐官が中国はマルクスレーニン主義国家。7月7日 レイFBI長官が今国内でどれだけ酷い中国のスパイ行為が。7月16日 バー司法長官が米国マスコミが中国に乗っ取られてる。7月23日ポンペオ長官が中国批判演説。4つの演説は長官が企画」

良い流れ! pic.twitter.com/RvOmpszPYD ― たかりん。7 新垢🎌 (@takarin___7) July 31, 2020

  とは言いながら、やはり実戦に踏みきることには躊躇があるのでしょうか。もう締め付けは良いから決着を着けて欲し い。
2020 年 8月6日(木)  第3275回   ★香港立法会の「全人代」化狙う 「愛国者治港」へ強権発動
  習皇帝は、香港問題で譲る気は全くないようで す。 どんどん締め付けを厳しくしてきているようですが、それは取りも直さず自分の首を締めているということです。

  やはり、追い詰められて常軌を逸しているのか、それともやはりバカなのか。いずれにしても、世界を敵に回しているこ とだ けは間違い無い。

  China最後の皇帝の名がそれ程に欲しいのか。その頑張りが世界を救うことになるでしょう。やはり世界を救った英 雄と して歴史に名を残すのでしょう。

  さて、次はどんな手で世界に挑戦するのでしょうか。やはりもうどこかで戦端を開くしかないのじゃないでしょうか。さ て、 どこでしょうか。尖閣かな。
2020 年 8月6日(木)  第3274回   ★米財務省、新疆の準軍事組織「新疆生産建設兵団」などに制裁
  アメリカが新しいChina制裁を又打ち出し たよ うです。ウィグル問題など人権問題を標的にしているようです。

  しかし、良くもこれだけ次から次へと制裁があるものですね。とは言え、実際にchinaが打撃を受けた訳じゃないだ けに Chinaに取っては何の痛みも無いということでしょうか。
  それだけ、アメリカも決定打が無くて困っているのでしょうか。何でも良いから、一日も早く決着を付けて貰いたいもの で す。
  やはり、トランプさんも戦端を開くことに躊躇があるのでしょうか。何といっても、戦争嫌いのようですから。
  そんなことを言ってて、まんまと逃げられたらどうするのでしょうか。ここは、決断して貰いたい。
2020 年 8月5日(水)  第3273回   ★銅像はなぜ倒されるのか?歴史修正主義の本質
  Chinaとディープ・ステートの仕業と思え るト ランプさんの再選阻止運動は益々酷くなってきているようです。
  表面は得意のリベラルの看板ですが、本心は革命にあるようです。

  週末恒例の【討 論】も、アメリカで吹き荒れているこの問題を取り上げています。

  高山正之さんが最初に、この運動は日本にとっては良い事だと断言されています。本当の歴史が知られることになれば日 本が 再評価されるのは間違いなさそうです。

  久し振りの登場の大高未貴さんが今までに見せたことが無いような熱い語りです。


  それにしても、大学教授のお二人が日本人を信じるとえらく楽観的な考えなのが良いのか悪いのか気になるところです。
2020 年 8月5日(水)  第3272回   ★トランプ氏、ティックトックの「使用を禁じる」 事業売却命令も
  トランプさんがティックトックの使用を禁止し て、 事業売却命令も出したようです。何とも、素早くて小気味良いですね。
  毎度比べるのも情けないですが、日本は放置状態でしょう。

  何と、マイクロソフトが買収するようです。トランプさんに阿っているのでしょうか。
  産経 ニュースより     2020.8.1

   MSがTikTok米国法人を買収か ホワイトハウス介入し交渉

 【ワシントン=塩原永久、北京=三塚聖平】米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版は7月31 日、米マイクロソフト(MS)による中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国法人買収 が、週明けの3日にも決まる可能性があると報じた。
  トランプ大統領は同アプリを使用禁止にする考え。だが、米調査会社によると、今年上期(1〜6 月)に世界で最 も多くダウンロードをされた人気アプリで、米国でも若者を中心に利用者が多い。使用できなくなった場合、強い反 発も予想される。

  同アプリの米国事業をMSが買収すれば、中国の影響力を排除してサービス提供を継続できる。使用 禁止に伴う訴 訟リスクも避けられる。
  買収交渉は7月31日、ホワイトハウス関係者も含めて進められ、運営元のバイトダンスは売却に前 向きとも伝え られる。世界で利用者を急拡大させる中、成長機会を失いたくないという危機感もある。
  ただ、巨額の費用が伴う買収にトランプ氏は否定的な姿勢を示しており、交渉がまとまるかは不透明 だ。

  それにしても、何処の国民もChinaやKoreaのソフトを危機感も無く使うものです。やはり、平和ボケ が酷すぎる。
2020 年 8月5日(水)  第3271回   ★習皇帝「一帯一路」を放棄してこっそりと撤退
  あのもうどうにもならないと思われる「一帯一 路」 を、習皇帝が放棄して撤退を始めたそうです。
  石平さんが詳しく報告してくれています。これは、いよいよChinaの終焉が近いということでしょうか。 

  どう考えても崩壊するしかないChinaがいよいよ実現しそうですね。やはり、習はChina最後の皇帝となるよう で す。何とも待ち遠しい。
2020 年 8月4日(火)  第3270回   ★ポンジスキーム(ネズミ講)の典型だった中国ラッキン珈琲のウォール街上場
  全く聞いたこともなかったラッキンコーヒーな んて China企業の米ナスダックからの上場廃止を、5月28日、第 3061回の「★ ラッキンコーヒー、米ナスダックから上場廃止の通達」で、取上げました。

  その上場がねずみ講の典型だったと宮崎さんが報告してくれています。と言うことは、他にも同じような手口で上場した China企業があるということでしょうか。

  やはり、マネーゲームの奴等は許せないですね。騙す方も騙される方も同じ金の亡者ということでしょう。アメリカも情 けな いですね。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和2年(2020)8月1日(土曜日) 通巻第6607号  

  ポンジスキームの典型だった中国ラッキン珈琲のウォール街上場
   時価総額110億ドル、90%が米国の上場廃止で蒸発した

 スタバを越える勢いだった。日本ではまったく無名の珈琲チェーン「ラッキン珈琲」。中国ではドトールより有名である。

2019年初に世界で1189店舗だったチェーンは同年末に3680店舗に拡大していた。スタバより20%安く、サービ スは 迅速だとされた。
 もともと創業者は福建省厦門のクルマのレンタル業から、未知だったカフェ業界に飛びこんできた。
ラッキン珈琲はフランチャイズでまたたくまにブームを作りだし、ウォール街の二部「ナスダック」に上場を果たした。

 米国証券取引委員会は内部告発などにより内偵を続けていた。一日の売り上げが過剰に水増しされており、あたかも儲かっ て仕 方がないという演出がされていたこと、二つの子会社との曖昧な取引。そして関連する23の金融機関との照合など、捜査は大詰 めを迎え、4月1日に上場廃止が決まった。

 時価総額110億ドルの90%が蒸発した。最大株主は厦門の創業一家だが、シンガポールのGICファンド、カタールの 公的 ファンドなどだった。

 このラッキン珈琲のスキャンダルを契機に米国に上場している怪しげな中国企業の実態が浮き彫りとなり、新規上場はほと んど 不可能になったばかりか、中国企業の上場廃止、米国株式市場からの撤退が続き、同時に米国の投資家の中国企業を見る目が変 わった。
 まさにポンジスキーム(ネズミ講)の典型だったのだ。

  やはり怪しげなのが多いようですね。まんまとChinaの罠に嵌ったということでしょう。本当に、どっちもどっちで す。
  早く、マネーゲームが禁止されることを願います。
2020 年 8月4日(火)  第3269回   ★China肺炎はウィルス研究所の職員トレーニング不足から
  アメリカ国務省が、China肺炎の原因は研 究所 の職員に対する十分なトレーニングが不足していたという内部メッセージを公開したようです。
  
  やはり、Chinaの好い加減な管理が原因だったということのようです。と言うより、これを隠蔽したことこそが被害 の拡 大の原因であることは間違いないでしょう。

  西村幸祐さんがツイートしてくれています。
  どこまで本当かは分かりませんがあのChinaならやりそうです。やはりあの中共を叩き潰すことこそが世界を救う道 であ ることは明らかでしょう。
  それが、理解出来無い日本の政・官・財・マスメディアの奴等は一体どんな頭をしているのか。それともやはり金でしょ う か。
2020 年 8月4日(火)  第3268回   ★米中対決は「自由」vs「専制」という価値観の戦争だ
  未だにChinaに肩入れする勢力があること に驚 かされます。特に、日本の政・官・財・マスメディアに多くの奴等がうようよしているのには呆れてしまいます。
  金に目が眩んでChinaの下僕に成り果てているとしか思えません。普通の頭で考えれば分かるはずです。つまりは、 金の 為に分からない振りをするしかないのでしょう。何とも気の毒な奴等です。

  その米中対決を「自由」vs「専制」という価値観の戦争だと宮崎さんが何時もの書評で喝破してくれています。

  専制を金で選ぶとは、やはり金の亡者にはなりたくないものです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より  令和2年(2020)7月31日(金曜日)弐 通巻第6605号

  書評 

 米中対決は「自由」vs「専制」という価値観の戦争だ
  中国は手負いの龍となって、ますます凶暴化するだろう

  湯浅博『アフターコロナ 日本の宿命』(ワック)

 米中戦争は、どこからどうみても、「ルビコン河をわたった」
 「トランプ政権はもう引き返せない」とNYタイムズが報じた(2020年7月25日)。
本書の眼目は、もはや米中対決は、その既成概念を越えて、「自由」vs「専制」という価値観の戦争だとする湯浅史観が基 調に なる。だから「中国は手負いの龍となって、ますます凶暴化するだろう」と予測する。
 評者(宮崎)のみるところ、ニクソン記念図書館で注目の演説をしたポンペオ国務長官は「敵は中国共産党であり、中国国 民で はない」と党と国民を明確に峻別した。そのうえ、習近平を「主席」といわず「総書記」と呼称した。歴然と区別しているのだ。 これはポンペオ、ならびにペンス副大統領の演説に共通する。
 米国は対中スタンスで一枚岩ではないが、アンチチャイナという基本姿勢は一致していて、ニュアンスの違いは強硬派か、 もっ と強硬派かという温度差でしかない。意外にもいちばん穏健なのは、じつはトランプである。
 ならばボルトンが去って、誰が米国の対中外交をリードしているのか。湯浅氏は次のするどい指摘をしている。
 「トランプ政権は『中国が支配する世界』になる前に、アジア地政学の中で増殖した彼らの不行跡をとめるのは、いまが最 後の チャンスと位置づけている。コロナ危機以前から、トランプ大統領自身の最大の関心事が、貿易赤字と2020年秋に受けた大統 領再選にあっても、ペンス副大統領はじめ政権を支えるタカ派高官たちは、大統領を立てつつ中国と覇権を争う真剣勝負にで てい た、アメリカ政府は、中国が国際秩序の中で、穏やかに貢献する大国になるよう期待したが、中国の不法行為と不作法の数々は、 ついに彼らの我慢の限界を超えた」(56p)
 以下、評者のみるところ、経済的な助言はクドローとナバロ、そしてアーサー・ラッフェーである。この三人は四年前の選 挙 中、手弁当でトランプタワーに駆けつけ、何回も討論を重ねてきた仲間である。
 閣内はポンペオ、ペンスだが、司法長官も、CIAも発言の記録を辿ると強硬である。
 連邦議会は上院でマルコ・ルビオ、テッド・クルーズ議員らが目立つけれど、中国擁護の議員は誰もいない。民主党は経済 封鎖 より、「人権」「人権」の念仏を唱え、それに輪を掛けてメディアも「人権」、「民主」が優先し、とくにウイグル問題が焦点と なる。
 総括すれば、米中戦争は、もはや米中対立ではなく、民主主義vs全体主義の戦争。価値観の激突だ。 
 湯浅氏はこうも予測される。
 「歴史上、巨大権力を握る人間の傲慢さは、九分通り愚行を冒すものである。まして全体主義がもつ『文明の不作法』は、 行き 過ぎれば自滅を招くことになる。キューバ危機で核戦争の恐怖をまねいたソ連のフルシチョフ第一書記が解任されたように、香港 や台湾への武力介入を行えば、習主席もまた失脚の憂き目を見るだろう」
 当たって欲しい予測である。

  「巨大権力を握る者は9分通り愚行を犯すものである」と言うのが信実なのでしょう。それでも1分のまともな人が居る とい うのも救いでしょうか。尤も、本当に1分の居るのかは疑問です。

  宮崎さんも言われているように自滅を願いたいものです。と言うか、これで自滅しないようでは世界は終わりでしょう。
2020 年 8月3日(月)  第3267回   ★China地方政府の債務、1000兆円を突破
  Chinaが崩壊しない訳がどうにも理解で来 ませ ん。どう考えても、とっくに崩壊していても良いはずなのに何故持ちこたえているのでしょうか。
  これが、やはり独裁の恐ろしさでしょうか。

  宮崎さんが、Chinaの地方政府の債務が1000兆円を越えたようだと書いてくれています。
  China全体で一京円と言うのも間違い無いでしょう。これが崩壊したらどんな影響が出るのかと考えると本当に恐ろ しい ものがあります。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」    令和2年(2020)7月31日(金曜日) 通巻第6604号  <前日発行>

 社債の償還時期に重なり、無理矢理の景気刺激を続ける中国だが
  地方政府の債務、どうやら1000兆円を突破してしまったようだ

 小誌はこれまで中国の地方政府債務を邦貨換算でおよそ840兆円前後と見積もってきた。無駄な投資を展開し、将来に返 済が 不可能と知りながら、地方政府は社債を起債してきた。これを「隠れ債務」、もっと分かりやすく言えば貸借対照表の「資産」の 部が、不良債権だらけの粉飾決算が提示され続けたのである。

 国有銀行は「融資平台」という曖昧な金融機関へどかどかと資金を流し、その「地方債」の起債によって、建設プロジェク トを 推 進し、ひたすらGDP躍進に貢献してきた。
このスキームはすでに多くのエコノミストも追認してきた事実だ。中国各地のゴーストタウン、誰もいないショッピングアー ケー ド、進出企業のない工業団地、車より熊の出没の多い高速道路などに化けてきた。
立ち退かされた農民の悲劇も繰り返されてきた。

 全人代で李克強首相が認めた数字は「月収が1000元(15000円)以下の国民が六億人」。まさに「国進民退」とい う衝 撃 的な数字がなによりも雄弁に中国経済の裏の実態を物語っているではないか。

 2019年の新規地方債起債が4兆4000億元(邦貨換算=66兆円)。2020年上半期だけですでに同起債額は3兆 3000億元(同=50兆円弱)。この資金は、無理矢理拡大して強行している土木建設工事に廻され、それは必然的に鉄 骨、セ メント、建材の生産増に繋がり、コンクリードミキサー、シャベルカー、クレーン、ブルなどがフル稼働し、現場労働者、運転 手、資材管理などに雇用を産む。したがって統計上は、GDPの増大に人為的に繋がり、「第二四半期は3・2%成長、中国 は 『V字回復』だった」という政治宣伝に直結することになる。

 内蒙古省の包商銀行の倒産、国家による救済に端を発した地方銀行の経営危機は錦州銀行などに波及した。
ほかに証券会社では新時代証券、国際証券、保険では天安財産保険など四社、信託では新時代信託、新華信託。そして先物取 引の 国盛期貨など、明天系の九社は国有化された。これらはいずれもが香港の豪華ホテルにガードマン付きで暮らしていた明天集団の ボス、蕭建華がある日突然、中国に拉致されてからの『金融事件』である。

 江蘇省常州市、貴州省遵義市、遼寧省営口市などでは、債務不履行すれすれが噂され、償還期日直前に面妖な資金供給がな され て倒産を免れている。中央政府が救済したとしか考えられない。したがって地方債の財務残高は邦貨にして1000兆円を越えて いると推定されているのだ。

 IMFが2019年7月に発表した中国の債務はおよそ40兆ドルで、GDPの303%(前年は297%だった)。これ は世 界全体の15%を占め、さらにGDP成長率が低下している一方で、政府支出を増やし続けているのだがら、現在はもっと悪い数 字になっているだろう。

 ▼ならば鳴り物入りだったAIIBはどうなったか?

 IMF世界銀行のSDRに認められた中国人民元が国際取引に決済通貨として機能しているのは1・7%。ドルユーロ、日 本円 で全体の85%である。ほかにスイスフランなど。
 中国はAIIB(アジアインフラ投資銀行)を大音響の政治宣伝とともに立ち上げ、発展途上国のインフラ整備に資金を供 給す るとして、資本金1000億ドルを謳った。

西側からは英国が一番乗り参加を表明し、いまでは百二ヶ国がAIIBに加わり、日米両国は参加を見送るという正しい判断 をし たが、国内では『バスに乗り遅れるな』と騒ぐパンダハガーがいた。

 開業から五年、金立群総裁の任期が切れるので、年次総会がテレビ会議で開催された。
報告では融資額が200億ドル(ところが実際の融資実行は22億ドル)。発足から二年は「ADBとの協調融資」だった が、 2018年から「単独融資」が増えたと金立群総裁は強調したが、たとえばカンボジアの光ファイバー網建設に7000万ドルと か、融資金額が小口である。

 融資実績は「予想の半分だった」としたが、ちょっとまった。「資本金1000億ドル」じゃなかったの?
 AII場の2019年末の純資産額は216億ドル、起債は25億ドル(つまり資本金は四分の一しか集まらなかったよう だ)。融資残高は22億ドル、融資承認額が120億ドル(2016−19の実績)。可笑しいというより、これらの「実 績」か ら推して、実態は凄まじく怪しいのである。

  幾ら何でも、こんな出鱈目が続く訳はないはずなのですが、それが続いている恐ろしさ。一体、どんな崩壊が起きるのや ら。
  やはり、どこかで戦端が開かれるのじゃないでしょうか。Chinaだってもうどうにもならないことは分かっているは ずで す。となると自棄糞になるのが必然。
2020 年 8月3日(月)  第3266回   ★中国から撤退し、アメリカ企業は回帰せよ
  トランプさんのChinaから撤退してアメリ カに 回帰せよとの期待は企業によって裏切られているそうです。何とベトナムなどへ移転しているようです。

  やはり、企業はしたたかですね。結局は国家観の無い金の亡者の集まりということでしょう。

  宮崎さんが詳しく書いてくれています。一方薬はアメリカに帰そうとの動きもあるようです。やはり、金にしか興味のな い企 業はやっかいです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和2年(2020)7月30日(木曜日)弐 通巻第6603号  

「中国から撤退し、アメリカ企業は回帰せよ」とトランプの掛け声は勇ましく
   しかし撤退企業は米国には戻らず、ベトナム等へ移転先を変えていた

 ホンハイ(鴻海精密工業)は2017年にウィスコン州に新規工場をつくるとして、鍬入れ式にはトランプ大統領が直々に 駆け つけ、テープカット。そして工場は出来たが、つくっているのはマスク。謳われた五千人の雇用は、現時点で500人。

 台湾のTSMCはアリゾナ州に120億ドルを投じ、新工場を創設する。まだ起工セレモニーにはいたらず、現地の雇用の 展望 は聞かれない。

 韓国のサムスンは米国内で需要が高い電気洗濯機工場を稼働させているが、工程は殆どが自動化され、ロボットが生産して いる ため、雇用はわずかに800名である。

 米国企業の中国進出は過去30年間にわたって時間を掛けてなされた。これを一晩で米国に復帰できるわけもないし、また 工賃 の、彼我の差は解決不能である。結局、中国から撤退した米国企業はベトナムなどへ移転先を変えている。「リショア・イニチア ティブ」(RESHORE INITIATIVE)というが、まさに目的地が産業によっては異なっていた。

 一方、台湾企業は中国から迅速なる撤退作業を展開中だが、米国へ進出するのではなく、このところ、インドへ振り向けて い る。
アップルに製品を供給する「ペガトロン」社は448億ドルを売り上げているが、主力をインドへ移管する。インドへ進出の 台湾 企業は2019年末までに140社.TECOやデルタエレクトロニクスが含まれ、労賃が中国より15%安いことと法人税が 30%から22%になったことを歓迎、チャンスと捉えた。

 こうした現実の中で、注目すべき動きがワシントンにある。
マルコ・ルビオ上院議員とリズ・ウォーレン(民主党上院議員、つい三月までバイデンと大統領予備選を戦った)が、なんと 超党 派の法案を提出したのだ。
それは製薬、医薬品の生産を米国若しくは同盟国へ移す「医薬製薬サプライチェーン再考法案」で、7月1日に提出された。 日本 の製薬企業にも直接的な影響力をもつ法案だけに、今後注視が必要だろう。

  日本の企業だけがバカかと思っていたらアメリカも同じようなもののようです。やはり、国家観の無い経営者はどこの国 にも 蔓延っているようです。困ったものです。
2020 年 8月3日(月)  第3265回   ★ネバートランパーたちが共和党内をかき荒らしている
  やはりトランプ潰しの勢力が蠢き出しているよ うで す。折角、トランプさんが再選で徹底的にChina叩きをやってくれると期待していたのですが何とも言えない情勢になってき ているようです。

  宮崎さんがそんな動きを詳しく書いてくれています。Chinaとディープ・ステートが
必死に画策しているのじゃないでしょうか。
  もし、トランプさんが負けるようなことになるといよいよ世界は混沌としてくでしょう。それでChinaが生き残り世 界制 覇を狙うなんてことになれば最悪です。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より      令和2年(2020)7月30日(木曜日) 通巻第6602号  <前 日発 行>

 ペンシルバニア、ウィスコンシン、ミシガンは接戦州
  ネバートランパーたちが共和党内をかき荒らしている

 RVAT(REPUBLICAN VOTER AGANIST TRUMP=共和党員だがトランプに投票しない運動) を組 織したのはジャック・スピエルマン(元陸軍サイバーセキュリティ・エンジニア)だ。
かれは一貫して共和党支持だったが、トランプが陸軍中将ヴィンドマンを解任して以来、バイデンに投票することを決めたば かり か、ほかの共和党支持者にもおなじ投票行動をおるように呼びかけ、五月にRVAT運動を始めた。

 六月、もっと大がかりな「リンカーン・プロジェクト」が始動する。
 これはブッシュ政権の高官が中心となって、かなり広範な呼びかけが行われており、ミット・ロムニーやジェブ・ブッシュ と いった、トランプに個人的に反感の強い人脈が母体となっている。

 もうひとつ、元ブッシュジュニア政権を担った共和党員たちが集合し、「アルミネ43」が結成された。
さらには「ブレイブリー・プロジェクト」が発足した。これら四組織以外にもトランプ反対運動が共和党員によってなされて お り、いずれも共和党支持者だけれども今回はバイデンに投票しようと、共和党のPACリストを元に、共和党集票マシンの分断を 図る。共和党の選対から見れば分裂主義、裏切り者と映るだろう。

 すでにコーリン・パウエルや、アーミティジらは四年前にも50名が連名でヒラリーに投票するとして露骨なトランプ当選 阻止 を狙ったが、こんかいも同様にバイデンに投票することを呼びかけている。
 この動きに同調する共和党有力者が微増しているという。

 かれらはブッシュ親子がそうであるように民主党と深い根では繋がる、いわゆる「ディプステーツ」であり、もし民主党政 権が できても、国防長官と財務長官は共和党系で占めるという伝統的な流儀にしたがっているように推測できる。

 年初まで共和党内のトランプ支持率は90%あって磐石だった。党内の反トランプの分派は、ごく少数で資金も集まらず、 吼え るだけの存在として、まったく無視された。

 コロナ災禍で状況が激変した。
 共和党内でトランプ反対(ネバートランパー)と言われる人々が急増するようになった。 党内でトランプ支持が78%に まで 急落した。これは失業率の増加に比例した。

 とりわけペンシルバニア、ウィスコンシン、ミシガンは前回トランプが辛勝し、ここでヒラリーをひっくり返したが、 2020 年大統領選挙では、この三州をうしなうとトランプは極めて危ない情勢となる。

 ネバートランパーらは、この三州に集中する行動に出た。集まった資金の大半を、テレビCMに注ぎ込み、バイデン支持に 乗り 換えるよう共和党支持者に訴えるという想定外の政治宣伝を始めたのだ。

 ネバートランパーの組織にはウォール街の非主流派や、ニューヨークのファンド筋から10万ドル単位の資金が寄せられ、 RVATは1300万ドルを集めて、勢いづいた。彼らは同時に、選挙に弱い共和党議員への攻撃も開始した。

 メイン州のスーザン・コリンズ、コロラド州のコリー・ガードナー、モンタナ州のスティーブ・ダイネス(いずれも上院議 員)。トランプ政権は、現在上院が過半数ゆえに助けられているが、上院が民主党多数派にひっくり返ると、防衛外交政策に 反対 がなされ、政策実現が流動的となる。
 それもこれもあれも、みんな武漢ウイルスの所為だと中国への反感はますます募る。

  China肺炎がこれを狙ったChinaの工作だったなんてことも有り得るのかも。アメリカの感染者が多いのもその 証拠 かも。何とも恐ろしいことになりそう。

  ここは、どうあってもトランプさんに勝ってほしい。アメリカ人よ目を覚ませ。
2020 年 8月2日(日)  第3264回   ★エ スパー国防長官、駐独米軍の削減を正式発表
  とうとう駐独米軍の削減が本当になったようで す。 これは、アメリカがドイツを見限ったということなのでしょうか。
  期待しているKoreaからの撤退は決まらない前に、こんなことが起きるとは驚きです。
  やはり、これもドイツがChinaに傾いていることが影響しているのでしょうか。

  産経ニュースより     2020.7.30
   
  エ スパー国防長官、駐独米軍の削減を正式発表 一部は他国に振り向け
 
 【ワシントン=黒瀬悦成】エスパー米国防長官は29日、国防総省で記者会見し、ドイツ駐留米軍を約1万1900人削減 し、 駐留規模を3万6千人から2万4千人に縮小させると正式に発表した。米軍はまた、駐独米軍の削減を受け、欧州軍司令部を独 シュツットガルトからベルギーに移転する方針を表明した。米国内では、ロシアに対する抑止力の低下につながるとの懸念も 出て いる。

 エスパー氏によると、削減される駐独米軍約1万1900人のうち、約半数の5600人弱が他の欧州諸国に再配置され、 残り の約6400人は帰国する。

 エスパー氏は削減兵力の振り向け先について、イタリアやポーランド、黒海周辺に再配置されると明らかにし、部隊配備の 調整 によって「北大西洋条約機構(NATO)の態勢とロシアに対する抑止力は強化される」と強調した。

  もしかしたら、中・露・独の連合とアメリカ連合の第三次世界大戦なんてのもあるのでしょうか。人類はそこまでバカと は思 いたくないが、習皇帝が入っているのが恐ろしい。
2020 年 8月2日(日)  第3263回   ★米中領事館“閉鎖合戦”の先は戦争!?
  アメリカがやっとChinaの恐ろしさに気が つい てトランプさんを選び、Chinaを叩き潰す為に動き出してくれていますが、それに気が付いていない日本のような平和ボケ国 家も多いようなので、絶対に叩き潰せるとは限らないかも知れません。

  河添さんが、領事館の閉鎖合戦を詳しく分析してくれています。


  その閉鎖合戦は、Chinaは米BLMやANTIFAを支援していたことにアメリカが堪忍袋の緒を切ったということ じゃ ないでしょうか。

  いつものcoffeeさんが詳しく取上げてくれています。何時ものように画像もたっぷりです。是非、リンク元で読ん でく ださい。

   正しい歴史認識、 国益 重視の外交、核武装の実現より 

  支 那が米BLMに自動小銃を提供・ANTIFAなど過激派テロリストを支援・日本もスパイ防止法必要

  それにしても、このChinaの恐ろしさをまだ分からない奴等はバカかそれとも金か。
2020 年 8月2日(日)  第3262回   ★ようやく自民党内で特許制度の欠陥「秘密条項」の議論がでてきた
  何時も不思議に思うのが政治家が戦後75年間 もの 間、何をしてきたのだろうかと思う程に、法の欠陥が次から次へと現れることです。
  頭の良い人達が政治に携わって来たのだから、そんな欠陥なんかとっくに補修してくれていると信じていた国民は狐につ まま れた気持ちです。
  やはり、それ程に世の中が変わっているのだと良いように取りたいところですが、やはり政治の怠慢が殆どじゃないで しょう か。つまりは、国や国民を良くする為に働くなんて意欲を持って議員をやっている人は一握りなのでしょう。
  それは、年々酷くなってきていると考えた方が良さそうです。

  宮崎さんが、そんな欠陥法を取上げてくれています。宮崎さんはこんなことまでやっていたんですね。何とも濃密な時間 を過 ごされてきたことに驚かされます。  

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和2年(2020)7月29日(水曜日) 通巻第6601号 

 ようやく自民党内で特許制度の欠陥「秘密条項」の議論がでてきた
  先端特許は軍事転用の汎用技術である。

 自民党の「ルール形成戦略議員連盟」(甘利明会長)は7月28日、動画投稿サイトの「ティックトック」を日本でも規制 でき ないか、検討に入った。インドにつづき、米国も禁止する方向で検討にはいっている。情報が中国に漏洩する懼れがあるからだ。

 さらに同連盟では日本における「特許」制度は、申請から十八ヶ月後にすべてが公開され、公文書であるからにはその日の 内に 中国語に翻訳するのは違法でもないという問題点をあげた。
 米国は、この最高機密に属するような軍事技術に関しては特許法によって「秘密特許」とすることが出来る。通称『サブマ リー ン特許』とも言われる。自民党部会は、この特許の秘密制度に関しても討議に入った。

 筆者が『日米先端特許戦争』(ダイヤモンド社、絶版)を書いたのは、すでに35年以上も前のことだ。草稿の一部を雑誌 『自 由』に掲載したところ、たちまち英訳され、そのコピィをもって米国大使館の技術担当官が面会を求めてきた。

 筆者は、日本の民生用技術が汎用的であり、たとえばニコンのレンズは巡航ミサイルの眼となりソニーのヴィデオ技術はミ サイ ルの羅針盤となり、ペイント会社の塗料はステルス戦闘機に転用可能だから、戦前のように特許制度の秘密条項を加えるべきだと 主張した。

 取材に当たってはリコー、三菱電機、三洋電機などの特許部長らが快く取材に応じてくれたし、上梓直後にはトヨタの特許 本部 などから講演の依頼もあった。また日米の防衛シンポジウムでも筆者は何回かパネラーとして、特許制度の秘密条項復活などを訴 えた。
 そして三十五年が経った。何事の変革もなかった。

 特許公開広報は相変わらず、無制限の公開を続けている。
 この間に何が起きたかと言えば、米国はスクリュウ音を消す技術をソ連に供与したとして、ココム違反で東芝を制裁した。 次世 代半導体を日本の頭越しに韓国へ供与した。

 日本の半導体産業は明らかな遅れをとり、わずかにエルピーダメモリ、ルネサステクノロジーなど数社が残るのみで、 TSMC、サムソンと、最新技術の工場は台湾、韓国へ移行したうえ、軍事転用の最先端半導体は米国インテルがトップを走る。 インテルは主力工場をイスラエルへ建設し、TSMCはトランプ政権の強い要請で米国アリゾナ州へ新工場を建設する。
なぜ日本が置いてきぼりとなったのか。特許制度にも欠陥があるからではないのか。

 米中が激突し、軍事汎用技術に関してアメリカが厳しい規制をかけている。こうなると次の問題は韓国サムスンが、どちら に付 くか。まだ中国へつく様子だが、しずれ米国の制裁対象となる。

 ▼日本がスパイ防止法がなくても、当面次のことが可能である

 さて米国の対中制裁はいよいよ本格化している。日本も日米同盟を謳う以上、このままの状態では第二の東芝ココム事件が 惹起 されるだろう。

 たとえば次のことが出来ないのだろうか
 NHKからCCTVの退去。朝日新聞から人民日報、新華社などの退去を促せるのではないか。
 米国務省は、新華社、中国国際テレビ(CGTN)と中国国際放送(CRI)、英字紙チャイナ・デーリー、米国海天発展 の5 社を「外国の宣伝機関」と認定した。追加で中央テレビ局(CCTV)、人民日報、中国新聞社(CNS)、環球時報の4社も 「外国の宣伝機関」と認定し、ジャーナリストヴィザを交付しない措置を取った。

 アカデミズムの世界も怪しい雲行きがある。大学生にSNSなどを通じて、中国人教授らが何を教えているか投稿させる。 違法 滞在を続ける中国人はただちに送還することくらいは可能ではないのか。
 米国は大学、ラボ、政府機関などに巣くった中国人スパイを摘発し、学生ヴィザの期限を短縮し、孔子学院を閉鎖し、 ファー ウェイ社員へのヴィザ発給を中止した。スパイの拠点だったヒューストンの中国領事館を閉鎖した。

 ELリスト作成で中国の企業との取引を停止した。
少なくとも、日本の公務員、警察、自衛官はファーウェイのスマホを使わないよう勧告することはできるのではないか。

 同じ手段が使えないのであれば、現行法の範囲内で何が出来るかを考えるべきである。
ヴィザ制限は可能だろうが、すでに日本に帰化した中国人のなかで、スパイ活動をしている連中をどう取り締まれるのか。日 本の ようにプライバシーに五月蝿い国では、限界がある。

 したがって予算で攻める方法がいまのところ、効果的である。日本政府の予算で援助している施設など、予算の見直し、中 止。 内部査察を行う。孔子学院の授業内容公開、立ち入りも文科省が出来る余地があるのではないのか。
 また民間の企業活動となると、夥しい中国人が日本企業にすでに雇用されている。ELリストとの関連で調査が可能になる 展望 がある。

 一方で、スパイ防止法の制定を急ぐべき。外国人土地取得法の改正。文科省予算を査察し、補助金を出している大学や、大 学に おける中国人教授のチェック。中国人留学生への特待制度の見直しは、その政治決断さえあれば、出来るだろう。妨害するのは連 立相手の政党と、与党内のN派あたりか。

  やはり、平成の30年が最悪だったことを思い知らされます。令和はもっと悪くなり、その後にやっと日本は正気を取り 戻す のじゃないでしょうか。 
2020 年 8月1日(土)  第3261回   ★国 防権限法で台湾軍をリムパックに招待
  オバマの時リムパックにChina海軍が招待 され たのに呆れましたが、トランプさんが、2018年6月2日、第 6817回の「★ 米、リムパックから中国締め出し」で、取上げたようにChinaを締め出してくれて溜飲を下げたものです。

  ところが、又してもトランプさんがやってくれたようです。何と、台湾海軍をリムパックに招待するのだそうです。 Chinaの悔しがる姿が見えるようです。

  西村幸祐さんがツイートしてくれています。
  さて、Chinaは又偵察に来るのでしょうか。どうせならこれで戦端を開けば良いのですが、そんな度胸は無いでしょ う。
  とは言え、Chinaも黙ってはいられ無いないだけに面白いことになるかもしれません。
2020 年 8月1日(土)  第3260回   ★北朝鮮から解放された米博士「日本人7人前後と密かに会っ た」
  産経新聞が拉致問題で新たな情報を書いてくれ てい ます。何と、北から解放された米博士の証言だそうです。

  どうやら、めぐみさんのように暴力的に拉致された被害者以上にだまされて連れて行かれた人達が多いようです。
  一体どれだけの人達が犠牲になっているのでしょうか。

  もしかしたら想像以上に多い犠牲者がいるのかも。これでも憲法改正をしようとしない日本人は正に卑怯者の人非人で す。
2020 年 8月1日(土)  第 3259回   ★ポンペオの懐刀・噂の華人ブレーン余茂春
   親 中派を側近に置いている安倍さんがChinaへ の対応が弱くなってがっかりしていますが、トランプさんは流石に安倍さんとは違うようです。

  宮崎・福島コンビの【Front Japan 桜】で、福島さんがトランプの対Chinaには Chineseのブレーンという強い味方があることを報告してくれています。
  トランプさんの Chineseの重用が新しい情報を集める力にもなっているようです。

  安倍さんと、トランプさんのこの差は大きいのじゃないでしょうか。 


  何時までも、今井補佐官や二階・菅・公明党を切れないようでは、トランプさんにも見放されるでしょう。安倍さんの決 断次 第。

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