団塊の世代の部屋250

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2020年 5月 31日 (日) 第7546回  ★外務省はいつ覚醒するのか?
  少し日にちが経ちましたが、上島・葛城コンビ の【Front Japan 桜】が素晴らしかったので取り上げておきます。

  上島さんは外務省の自虐史観による根本的に間違っている外交をいい加減に止めろと鋭く説いてくれています。
  やはり、外務省は日本の考えを伝えるのじゃなく非難を受け入れるが基本政策となっているようです。それが、どれだか 日本の足を引っ張ってきたかという反省もないようです。
  つまりは、外務省は解体するしかないということでしょう。

  葛城さんはご本人も何度も行った尖閣にたいする安倍政権の腰の引けた対応に対して具体的な提言をしてくれています。

  この動画は日本人全てに見てほしい。


  葛城さんが中でも取り上げていた青山さんたち「護る会」の緊急提言を青山 さんが、何時もの「答えて、答えて、答える!」の最初でほんのちょっと報告してくれています。


  それにしても、安倍さんの体たらくはどうしたことでしょう。本当に日本を諦めたのでしょうか。
  それとも、それ程に二階・菅・公明党・経済界などの反対が酷くて身動き出来ないのでしょうか。
  とは言え、最後はご本人の覚悟でしょう。やはり日本人を諦めたのかもしれません。 
 
当然でしょう!
2020年 5月 30日 (土) 第7545回  ★国産ジェット大幅人員削減 三菱重工
  今回のChina肺炎騒動で最も被害が大き かった業界の一つが航空業界だったことは間違い無いでしょう。
  それだけに、日本の航空機メーカーの今後も気になります。ホンダは、騒動前の結果では小型ジェット部門で3年連続の シェアトップを維持しているようです。
  とは言え、これからどう動くのは未知数です。ただ、大型旅客機と違って金持ちの需要は却って増える可能性もありそう な気がします。さて、どうなるでしょう。

  もう一方の三菱は苦境に立たされているようです。


  やはり、大きく影響しているようで、人員削減だそうです。

  産経ニュースより     2020.5.23

  国 産ジェット大幅人員削減 三菱重工、コロナで航空機需要低迷

 三菱重工業は、子会社が開発を手掛ける国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)事業の人員を大幅に削減す ることが22日、分かった。令和3年度以降に納入を目指している90席級の初号機の量産計画を縮小する見通し。新型コロ ナウイルス感染拡大で航空機需要が落ち込んでいることを受けた措置。

 新規事業の柱と位置付けたジェット旅客機生産は早期の収益化が困難になりつつある。三菱重工は2年3月期の決算会見 で、スペースジェット事業の開発費を元年度の約1400億円から2年度は約600億円に縮小する方針を明らかにしてい た。関係者は「予算の中で開発する必要があり、ある程度の縮小は避けられない」としている。

 三菱重工はスペースジェットに関し、これまで6度の納入延期を表明している。現計画では90席級の機体を完成させた 後、北米で高い需要を見込める70席級の新機種も開発すると掲げていた。

  やはり、相当に苦労していますね。何だか、三菱グループの凋落を象徴しているのじゃないかと思えてきます。
  これも、日本という国を忘れた企業と未だに本田宗一郎さんの心を引き継いでいると思われる本田ジェットの差じゃない でしょうか。

  やはり、日本の企業と言う心構えが無いグローバリズムを標榜する企業には先が無いのじゃないでしょうか。
  ホンダも自動車は危ないかも。自動車はトヨタを筆頭に全滅なんてこともありそうです。

経営者よ目を覚ませ!
2020年 5月 29日 (金) 第7544回  ★等身大の秀吉坐像発見
  ねずさんに教えてもらった中でも衝撃だったこ との一つが、2月10日、第 2063回の「★ 秀吉の朝鮮出兵」などで取上げてきた秀吉の朝鮮出兵でした。
  キリスト教の宣教師達によって日本の女性達が奴隷として世界に売られていることを知った秀吉の怒りが朝鮮出兵の原因 であることに驚きました。一体何を教わってきたのかと日本の脅威国も不信感を覚えたものです。

  その所為もあって、20日、第 7535回の「★ 秀吉最後の城、幻の「京都新城」跡が京都仙洞御所から初出土」の記事にも反応しました。

  ところが、何と、今度は等身大の秀吉坐像が発見されたのだそうです。以前、運慶の仏像が発見された時にも驚きました が、日本の懐は深いですね。まだまだ何が出て来るか分かりません。
  こうやって秀吉関連のものが同時期に発見されると言うのは、もしかしたら何か意味があるのでしょうか。
  China肺炎戦争での日本の政・官・財など国を率いる人達の国を蔑ろにした体たらくに秀吉が怒りを表しているなん てこともありそうです。

  国や国民を愛することの出来ない奴等が政・官・財・マスメディアなどにうようよして国を貶めていることに対する警告 と思いたい。

ちょっとこじつけ過ぎか!
2020年 5月 28日 (木) 第7543回  ★夏の甲子園中止に 大会を考え直す時
  春の甲子園に続いて夏も中止になったようで す。China肺炎の収束が間に会わなかったということでしょう。

  元々、甲子園大会には疑問を持っていただけに別段なんの影響もありませんが、これを機会にこの両大会の廃止を考える べきじゃないでしょうか。

  この部屋でも何度も取上げてきましたが、何と言っても、反日売国左翼・在日に牛耳られた朝日・毎日の資金源でもあ り、その儲けの為に、どれだけ多くの有意な選手達を酷使で潰して来たかを考えるときじゃないでしょうか。
  大会を縮小する手もありそうです。兎に角ファンの方達は怒り狂うのでしょうが、将来プロ野球での活躍を期待された有 為な高校生を潰すことより大会の方が大事ですかと問いたい。

  反日売国左翼・在日マスメディアや大会関係者に高校生を喰い物にさせるのは止めましょう。続けるのなら、高校生たち を潰さずに済む方法を取り入れるべきでしょう。
  
そう思いませんか!
2020年 5月 27日 (水) 第7542回  ★次に起こるのは通貨市場。歴史が繰り返した「通貨崩落」 に備える
  子供の頃に、両親から戦後のインフレで新円に 切り替えられそれまで一生懸命貯めていたお金は散髪一回で無くなったと何度も聞かされ、子供心にも、悔しかっただろうな と同情したものです。

  宮崎さんもそんな経験があるそうです。その通貨の各国の崩落を詳しく書いてくれています。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)5月19日(火曜日)弐 通巻第6505号 

 株式市場が落ち着きを取り戻しつつある。となると、
  次に起こるのは通貨市場。歴史が繰り返した「通貨崩落」に備える

 通貨の崩壊は歴史的に繰り返されてきた。
 戦後、日本でも「猛烈インフレ予防」を名目に、突然「新円切り替え」があった。従来の預金が紙くずとなって、国民は絶 望の淵に立たされた。旧円なら10万円で一軒家が買えた時代から、十倍になった。
 具体的には昭和21年2月16日、金融緊急措置例が発令され、すべての預金が封鎖された。世帯主は500円まで個人は 100円まで預金から引き出しが出来たが、のこりをゼロとしたのだ。

 筆者の生まれる前のことなので実体験はないけれども、子供の頃、親から耳にたこができるほど聞かされたことだった。

 歴史的にみても「通貨暴落」によるハイパーインフレは世界中で繰り返された。近年の典型はロシア、ジンバブエ、そして ベネズエラで現在進行中である。

 ソ連崩壊の前後、筆者は毎年二回ほど、モスクワへ通っていた。『ソ連の没落』などの拙作の取材である。ソ連崩壊前、外 国人旅行者には強制両替があって、1ルーブルが240円という、人工的に高い為替レートが設定されていた。町へでると闇 ドルが主流だった。闇両替屋が町の辻辻に立っていた。チェチェン人やアゼルバイジャン人が多かった。

 すぐに1ルーブルが60円に下落し、ボリショイ・サーカスはこの頃、入場料が1ルーブルだった。間をおかずに1円と なって、たとえばクレムリン博物館など公けの売店へ行くと、このレードだから、おどろくほど外国人からみれば物価は安 かった。民間の商店では闇レート換算だった。

 新生ロシアに生まれ変わると、1ルーブルは12銭のドン底を記録した。240分の1に減価して、新ルーブル札といれ替 わった。その新ルーブルも、1ルーブル=60円でスタートし、現在(2020年5月18日)は1円45銭である。

 ▲ロシア、ジンバブエで起きた通貨崩落、いまはベネズエラで

 ベネズエラは原油価格の崩落が引き金となって通貨価値が崩壊した。 
 カラカスのスーパーでは医薬品も、トイレットペーパーも棚になく、ラム酒の値段が月給の五倍とか、国民はもはや生活は 成り立たないと、コロンビアか、ブラジルへ逃げた。ベネズエラの経済難民、じつに450万人。それでもマドゥロ大統領は 権力の座に居座り、中国は素晴らしい、中国が必ず助けてくれると、放言し続けている。

 ジンバブエでは2008年8月から、翌年1月にかけて、500ドル札(8月)が、20000ドル札(9月)、 50000ドル札(10月)、1,000,000ドル札(11月)、ついで面倒とばかり、100億ドル札(12月)、そ して2009年1月に100兆ドル札となった。万が、百万から億、そして兆と、毎月単位が切り替わったのである。

 そしてジンバブエ・ドルは自国通貨の発行をやめ、米ドル、ユーロにくわえて中国人民元が法定通貨となった。
 インフレ率は月間2600%、年率で2億3100万%と、史上空前の記録を作り上げた。朝、50万ジンバブエ・ドルで 買えた石鹸が、夕方には100万ドルになっているという話ではない。店に入ったときと、その店を出るときの値段が倍に なっていた例もあった。

 ワイマール共和国下のドイツ。リヤカーに札束を積んで買い物に行ってもコッペパンひとつしか買えなかった。いま、同じ 光景はラオスで見られる。なにしろ100米ドルに相当するラオス通貨は段ボール箱一杯分くらいになるのだ。商店主がいか なる対策を取っているか。売り上げをすぐさま「金ショップ」に運び込み、金製品に交換して、毎日、毎日、ラオス通貨の崩 落と戦っているのである。

 アルゼンチンが年率3000%だった頃に、知り合ったアルゼンチン人に「どうやって生活しているのか」と聞くと、「な にね、すぐにドルに替えておくから大丈夫さ」と答えたものだった。

 自国通貨が崩壊してゆく悲劇。ハイパーインフレを伴う特徴があり、だから中国人が何をしているか、これまでにも何をし てきたかを検証すれば良いのである。

 1990年代は、外国人とみると「カンピー、カンピー」と叫んで近付いてきた。カンピーとはタバコのピースの函ではな く、港幣(香港ドルのこと)だった。スナックへいって現金で支払うと言うと、「できれば日本円かドルで」と言われた。

 昨今の中国で、とくに中産階級はどのような行動を取っているか。第一にドルに買える。第二に金に換える。第三にロー レックスを買う。第四、ビットコイン。これまでの不動産投資に手を出さなくなったのは不動産暴落がせまったことを肌で感 じているからだろう。

 権力貴族は、第一に外国に隠し口座。第二に外国に不動産購入。第三にキャッシュで貯めるのは米ドル、もしくはユーロ、 日本通は日本円。そして香港ドル、シンガポールドルに加えて、おどろくべし台湾ドルでも保有している。

 何かが起こる。不吉な予兆がある。だから中国人は言うこととは裏腹に行動に出るのである。

  凄まじい通貨の暴落は、日本にどんな影響を齎すのでしょうか。金に縁の無い身としては、せいぜい餓死の心配くらい じゃないでしょうか。
  それも、素晴らしい国をここまで劣化させた戦後の我々日本人の自業自得でしょう。
 
  あの平和ボケの政・官・財の偉いさんたちがこの苦境を乗り切り国民を救済してくれるとは思えないだけに腹を括るしか なさそうです。
  
どんな死に様になるか楽しみ!
2020年 5月 26日 (火) 第7541回  ★福井の3原発の運転停止求め仮処分申請
  反日売国左翼・在日共が、又無茶苦茶な理由を つけて原発の停止を求めて仮処分を申請したようです。
  なんとChina肺炎で非難が困難なのだそうです。何だか阿蘇山の噴火で伊方を止めさせたのと同じように思うのは私 だけでしょうか。

  やはり、この日本の足を引っ張ることしかしない反日売国左翼・在日共を一掃市ない限り日本の再生は難しそうです。や はり、戦後政府が甘やかし過ぎた付けでしょうか。

  又しても、福井の原発での申請です。

  多分、100%安全であっても、名にかしらのクレームを付けて訴えるのでしょう。このやり方はやはり特亜3国のやり 方でしょう。
  つまりは、こうした訴訟の裏にも奴等が蠢いているということでしょう。やはり、特亜3国の消滅か未来永劫の国交断絶 しか解決策は無いということでしょう。
  やはり、「いい加減に目を覚まさんかい、日本人! 」としか言い様がない。

さて、目覚めるでしょうか! 
2020年 5月 25日 (月) 第7540回  ★陸軍中将 樋口季一郎の遺訓
  ねずさん等に教えてもらった素晴らしい先人達 の中に樋口季一郎さんがおられます。この方の活躍は、2019年11月30日、第 1991回の「★ 奇跡の将軍・樋口季一郎陸軍中将に学ぶ」などで何度か取り上げさせて貰いました。

  オトポールのユダヤ人救出も凄いですが、北海道をソ連から救って下さったことにも感謝しかありません。

  今や、その北海道は二階・菅・公明党等によってChinaに売り渡されようとしています。こういう奴等は樋口さんの ことを知らないのでしょうか。  
 
  その樋口さんを産経が取り上げてくれています。 何と、樋口さんは戦後に改憲論も主張していたのだそうです。これは読んで見たいというか、政治家に読ませたい。

  それにしても、こうした先人の凄さを教えない日本の教育は完全に狂っています。やはり、反日売国左翼・在日を一掃 し、文科省を廃止して教育の再生が急がれます。それ無くして日本の再生は有り得ないでしょう。

もう猶予は無い!
2020年 5月 24日 (日) 第7539回  ★シベリア抑留死 新たに8人特定
  東南アジアでの大東亜戦争における日本兵の遺 骨の収集に消極的な日本政府の対応には、日本人は完全に堕落しきったと思い知らされ情けなくなります。
  と言うか、遺骨収集や靖国参拝は日本人として絶対にやらなければならないことでしょう。それが出来ない国に何が出来 るというのでしょう。

  それも、憲法改正一つ出来ない政治家や国民の腰の引けた対応にあるのでしょう。つまりは、喉元過ぎれば熱さを忘れる という日本人のさもしい根性の表れでしょう。

  何と、シベリア抑留で亡くなられた方達の遺骨収集もまだ終わっていないようです。新たに、8人が特定されたのだそう です。
  考えればシベリアにも遺骨が残されていることは直ぐに分かりそうなものですが、それを考えてもいなかったことに恥ず かしくなります。

  やはり、日本は何をすべきかを考え直す時が来ているのじゃないでしょうか。日本の為に戦って下さった方達にこんな仕 打ちをしている国民がChina肺炎との戦いに勝てる訳はないのじゃないでしょうか。
  China肺炎で日本の死者が少ないのは日本人の素晴らしさと思われますが、それも先人が築き上げて来てくれたこと でしょう。
  その先人をないがしろにする国に明るい未来は有り得ないでしょう。

いい加減に目を覚まさんかい、 日本人!
2020年 5月 23日 (土) 第7538回  ★富士山「閉鎖」へ 吉田ルート通行止め
  久し振りに産経が取り上げてくれた、19日、第7534回の 「★きょうの富士山」で、元気付けれれたと書きました。

  その富士山がこの夏閉鎖になるそうです。China肺炎はこんなところにも影響してくるんですね。と言うか、あの行 列の登山風景を考えれば当然なのかも知れません。

  尤も、登山どころか歩くのもままならない身としては何の影響もないものですが、楽しみにしていた方達のことを考える とお気の毒ですね。
  何と、閉鎖は歴史上初めてということは大東亜戦争の時も禁止されてなかったということです。やはりChina肺炎は 戦争以上の災禍のようです。見えない敵は恐ろしい。

  富士の閉鎖は寂しい気持ちもありますが、オリンピックや高校野球の中止や延期にはなんの感慨もないどころかすこしザ マーミロと思うのはやはり変わり者なのかも。

案外静かで良い夏かも!
2020年 5月 22日 (金) 第7537回  ★日本初LNG燃料の供給船が進水
  久し振りに我が坂出の記事がありました。と言 うか、川重の坂出工場でLNG燃料の供給船が進水したというものです。
  「LNG燃料船」に燃料供給するための専用船だそうです。そんなものが必要だとは知りませんでした。やはり世の中動 いているんですね。

  と言うか、エネルギーも食料と同じで日本政府の動きはおかしいですね。未だに原発はアレ(菅)の術中に落ちたまま放 置しているし、青山さんのメタンハイドレートも動きが鈍いようです。
  やはり、政・官・財の利得者が邪魔しているのでしょうか。

  その原発の処理で頓挫していると思ってた再処理工場はまだ諦めてないようです。本当に動くのでしょうか。
  最近の政・官・財のやる気の無さを見ていると、ねずさんがどんなに明るい未来を書いてくれてもそうは思えない気持ち が大きく成ってしまいます。
  やはり、正しい国家観と歴史観を持った人達が政・官・財を率いる時代が早く来て欲しいものです。
  
本当に明るい未来が来て欲し い! 
2020年 5月 21日 (木) 第7536回  ★日露戦争の捕虜写真78枚発見
  昨日は秀吉の最後の城の発見の話題を取り上げ ましたが、今日は日露戦争の捕虜の写真の発見の話題です。
  何と、ロシアの捕虜の方のお孫さんが発見したのだそうです。南京事件でも当時の写真から Chineseに歓迎されていた様子が良く分かりましたが、今回もそうしたものも含まれているようです。
  我が先人の凄さがこうしたことで発掘されるのは嬉しいことです。嘘が基本の音なりの国とはおおちがいです。

  まだまだ、こうした貴重な資料は埋もれているのでしょうね。それにしても、世界一統制の取れていた誇れる先人の心が 証明されることは本当に有難い。
  やはり、信実は何時か表れるということでしょうか。特亜3国から出て来る資料とは大違いです。


正に、誇れる日本!
2020年 5月 20日 (水) 第7535回  ★秀吉最後の城、幻の「京都新城」跡が京都仙洞御所から初 出土
  秀吉が最後に建てた「京都新城」が、仙洞御所 から出土したのだそうです。相変わらずの勉強不足で京都御所の近くにそんな城があり、晩年のねねが住んでいたなんて全く 知りませんでした。
  ねねは、てっきり高台寺に住んでいたものと思い込んでいました。

  それにしても、あんな御所の近い場所に城とは想像もしませんでした。

  やはり、1000年の都は凄いですね。掘り返せば何が出て来るかわかりません。


次は何が出るのでしょうか!
2020年 5月 19日 (火) 第7534回  ★きょうの富士山
  産経が【きょうの富士山】をアップしてくれて いました。こんな欄があることは知りませんでした。毎日アップしているのでしょうか。

  それにしても、久し振りに見た富士山はやはり良いですね。何とも嬉しくなります。産経も粋なことをやりますね。やは り毎日と言わずとも良いのが撮れたときにはアップしてもらいたいものです。

  日本に富士山があるだけでどれだけ元気付けられることか。全く日本は素晴らしい国です。
  あちらへ行く予定だった72歳を過ぎてしまって、さてどうするかと思ってましたが、富士山に元気付けられてあるがま まに生きることにしました。

有難う富士山!
2020年 5月 18日 (月) 第7533回  ★経済界は外国人奴隷制度を止めろ
  あの売国奴竹仲・小泉コンビが始めた日本人が 最も嫌ってきた外国人奴隷制を都合良く改正しながら使っている日本の政・官・財の偉いさん達には戦後の劣化の為に恥とい う心を捨ててしまったようです。

  その奴隷制を産経が洗い直せと警告を発してくれています。産経もおかしな記事がありますが、こういう主張をしてくれ るのは嬉しいですね。
  こんな良い主張は署名記事にして欲しいものです。やはり経済界からの反発を恐れているのでしょうか。

  産経ニュースより     2020.5.11

  【主張】改 正入管法 特定技能制度を洗い直せ

 外国人労働者の受け入れ拡大を図る改正出入国管理法(入管法)が施行されて1年が経過した。だが、人手不足の解消を目 的に導入された新たな在留資格「特定技能」の取得者数は極めて低調なままだ。

 初年度の受け入れ数はわずか3千人で、想定した最大4万7千人余の6%にすぎない。

 一方で昨年末時点の技能実習生は40万人を超え、前年比で25%増に膨らんだ。

 技能実習生は低賃金や長時間労働が問題化し、平成30年には9千人以上が失踪したとされる。特定技能の導入で、こうし た問題を是正するのではなかったのか。実態は明らかに逆行している。

 特定技能資格を得るための手続きの煩雑さや制度の周知不足に加え、ベトナムなど国策ビジネスとして送り出す側の態勢整 備に時間がかかっている側面もある。

 だが、このねじれ現象が突きつけているのは、問題の多い技能実習制度を残したまま、改正ありきで導入した特定技能制度 そのものの不備だろう。

 来日外国人が日本語と技能試験がある特定技能より、試験のない技能実習を選ぶのは当然である。雇用側にとっても、転職 が認められている特定技能者より、技能実習生を重宝したくなる。

 新制度では外国人の生活支援を目的に「登録支援機関」に委託することを求めており、費用負担や手続きの煩雑さを嫌った 中小企業は様子見を決め込んでいる。

 改正入管法は2年後の見直しをうたっているが、新制度が抱える問題はすでに明らかだ。特定技能と技能実習の関係性につ いては直ちに改めるべきだ。

 必要なのは、目の前にある制度矛盾の解消だけではない。国の在り方をどう描くか、中長期のビジョン見直しである。

 人口減少社会で重要なことは、外国人労働者による場当たり的な数合わせではない。

 働く意欲がある女性や高齢者、非正規雇用に苦しむ若い世代の雇用を、産業構造や社会構造の変革につなげることである。

 こうした視点を置き去りにして小手先の修正を繰り返し、短期的な事態の改善をいくら企図しても、中長期的には国の衰退 が避けられない。場当たり的な対応を改め、抜本的な見直しを急ぐことが必要である。

  今回のChina肺炎戦争が収束すれば、企業の雇用体系にも大きな変化がありそうです。職を失う人達も増大しそうで す。そうなれば、尚さら外国人労働者は必要なくなります。
  これを機会に経済界には日本企業は日本人をまともな賃金の正規雇用で賄うという本質に戻って欲しいものです。
  それをやらずに、今まで通りの奴隷制度を続けるようでは日本の消滅も有り得るのじゃないでしょうか。

やはり、「いい加減に目を覚ま さんかい、経済界! 」! 
2020年 5月 17日 (日) 第7532回  ★スペースジェット(旧MRJ)飛行試験を再開
  航空業界のChina肺炎による大ピンチを、 13日、第 7528回の「★バー クシャー、米航空株全て売却 バフェット氏『世界は変わった』」などで取上げてきました。

  そうなると、心配なのは未だに離陸しない三菱の旅客機です。それでなくても凋落三菱の象徴のように思えるのに、この ピンチを乗り切ることが出来るのでしょうか。  

  飛行試験を再開したそうです。これ以上の遅れがあれば大変そうです。 

  それでなくても大変なのに、重工がボンバルディアの事業を買収したのも重 荷になりそうです。

  毎日 新聞より    2020年 5月7日

   三 菱重工、21年3月期は減損700億円も ボンバルディアの事業買収で

 三菱重工業は7日、カナダ航空機大手ボンバルディアの小型旅客機事業の買収に伴い、2021年3月期連結決算 で500億〜700億円程度を減損処理すると発表した。買収は6月1日に完了する見通し。ボンバルディアが手掛 ける小型旅客機「CRJシリーズ」の保守や顧客サポートなどを引き継ぐ。

 旅客機事業には、新型コロナウイルス感染拡大に伴う利用者減で逆風が吹いている。ただ将来的には市場拡大が見 込まれ、成長に向けた基盤強化につなげたい考えだ。

 ボンバルディアとの契約では、三菱重工が現金5億5千万ドル(約580億円)を支払う。事業取得費用の大半を 今回、減損処理することになる。(共同)

  さて、思惑通り市場が拡大するのでしょうか。グローバリズムからローカリズムへの回帰やテレワークの逆風で市場は縮 小するかもしれません。
  逆に、航空機メーカーの凋落に付け込んで市場の拡大なんてこともあるのかもしれません。果たしてどうなるでしょう か。

  それにしても、このChina肺炎による影響は凄まじいものがあります。
  こんな状況で生き残れるところがあるのでしょうか。尤も、これは国が補助することで生き延びることになるのでしょ う。
  いずれにしても、どんな未来が待っているのか興味深いものがあります。

三菱は大丈夫か!

  何て書いてたらやはり相当に苦戦しているようです。重工が20年振りの赤 字だそうです。 
  やはり、スペースジェットの損失は大きいようです。将来恩返ししてくれれば良いのですが、どうなることや ら。
2020年 5月 16日 (土) 第7531回  ★開戦と終戦をアメリカに発した男「戦時外交官」加瀬俊一 秘録
  ブログでお世話になっている加 瀬英明さん父上ががミズーリ号の調印式に立ち会ったことは時々書かれているので知っていましたが、加瀬さん をどういう風に教育したのだろうかと興味深いものがありました。
  そうした本が出たようです。残念ながら子育てまでは書いてないようですが、その背中を見て育ったのですからある程度 は感じ取れるのじゃないでしょうか。

  何時もの宮崎さんが書評に取り上げてくれています。何時ものように宮崎さんの経験談が入っていて興味深いものがあり ます。

  あの売国外務省に努めていながら息子さんを保守として育てたということはご自分も保守だったということでしょうか。

   「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)5月8日(金曜日) 通巻第6491号 

  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 

 黒子として松岡洋右、広田弘毅、東郷茂徳、重光葵、吉田茂に仕えた外交官
チャーチル、ヒトラー、スターリン、ムッソリーニと会って交遊を深めた

 福井雄三『開 戦と終戦をアメリカに発した男「戦時外交官」加瀬俊一秘録』(毎日ワンズ)

 加瀬俊一といえば、近現代史に興味深い読書人なら誰もが名前も業績も知る歴史上の人物である。
 もっとも有名な場面は、ミズーリ号における降伏文書調印式に重光葵の首席随員として立ち会ったことだ。しかし「あれだ けは加瀬家の不名誉だ」と多くを語りたがらなかった。
 本書は加瀬俊一評伝というより、逸話集としてかなり面白く読める。
 なにしろチャーチル、ヒトラー、ムッソリーニと会って、交遊を深めた外交官冥利につきる外交官であり、国連大使として 日本の国連復帰に尽力したことも現代史に興味のある人なら知っている。
 外交官の基本は「黒子」に徹することである。
加瀬俊一は松岡洋右、広田弘毅、東郷茂徳、重光葵、そして吉田茂に仕えたわけで、外交の檜舞台と裏舞台で展開された外交 戦の虚々実々を目撃した稀有の体験者、歴史の目撃者兼外交官である。
 かくいう評者(宮崎)は、学生時代に加瀬俊一が書いた『現代史の巨人たち』という本を読んで、チャーチル、スターリ ン、ヒトラーなど歴史の巨星(良いか悪いかは別として)と会見し、英国大使館時代にはまだ小さかったJFKにも会ってア ドバイスしたというあたり、興奮して読んだ記憶が甦った。
まさか、その加瀬俊一に何回も会うことになろうとは思っても居なかった。人生は本当に何が起こるか分からない。
 言うまでもないが、子息は外交評論家の加瀬英明氏である。昭和四十八年か、翌年か、評者は『浪漫』特派で台湾取材に加 瀬英明氏と赴いたのだ。以後の英明氏とのおつきあいは、半世紀近くに及び、その過程で、たとえば雑誌の企画で「親子鷹」 対談というのはどうだろうと編集会議の諮ると「それは面白いシリーズ化してはどうか」と、とんとん拍子で加瀬俊一&英明 父子の対談企画進行となった。
 さてそういうわけだから、歴史の表舞台の話は脇へ置いて、逸話の幾つかを本書から紹介したい。
 大学在学中に外交官試験をパスした加瀬俊一は1926年に米国留学に赴く。外務省の派遣である。理由は英語がうますぎ るから更に磨きをかけることだった。当時の駐在大使は松平恒雄だった。なんと会津中将・松平容保の子息である。
 1929年ベルリンに赴任する。
 当時の「欧州の花の都」は、パリではなくベルリンだった。
加瀬俊一は、このベルリン時代に森鴎外の「舞姫」のような恋愛体験をする一方で、マリーネ・ディートリッヒと付き合った という。この話は聞いたことがなかった。ディートリッヒは1974年に来日した。じつに四十数年ぶりに加瀬俊一と再会を 果たした。
 英国時代の想い出は、ほかの諸作にもでているけれど、当時の米国の駐英大使はJFKの親父、大富豪だった。カネにシビ アで、ハーバード大学の学生だったJFKは、よくロンドンに遊びに来たが、親父は小遣いをくれない。
 そこで加瀬俊一にカネを借りにきたとういうではないか。前掲『現代史の巨人たち』には、この裏話は書かれていなかっ た。
JFKが無類のオンナ好きだったことはいまでは知らない人は居ないだろうが、ロンドンでも遊びが盛んだった。そこで米国 の情報と引き換えにカネを貸すこと屡々。結局、JFKは返金しなかったという後日譚もつく。
 チャーチルへの接近は、家族全員の誕生日をしらべて花を贈り続けたという。チャーチル夫人が喜び、突破口が開けた。こ うやってチャーチルの懐へ飛びこむのだが、会見前に加瀬俊一はチャーチルの著作を読み、重要箇所を暗記して会談にそなえ た。これも外交官の隠れた逸話だろう。
 ほかにあげれば際限がないので、このあたりで逸話の紹介はお仕舞いにする。
 英明氏と父親はじつに仲の良い父子関係だった。俊一氏は最後の日も東京に出てきてホテルで食事をとった健啖家だった。 享年は101歳。息子の英明氏が83歳になっても活力旺盛で、年に何回も、ワシントンに悠然とかようほどに闊達であり、 楽天的なのも、俊一氏の長寿を範とされているからに違いない。
 加瀬俊一という外交官の生涯を逸話でつづりながら,本書は加瀬の活躍した時代を舞台にして日本が背負った近現代史の宿 命を淡々と物語るのである。

  保守だったかどうかはやはり分からないようですが、面白そうな方ではありますね。宮崎さんとも接点があったとは。
  それにしても、まさかケネディに小遣いを渡していたり、チャーチルの懐に飛び込む方法などやはり並の人ではなかった ような。

  やはり、この父ありて加瀬さんがあるのでしょう。やはり蛙の子は蛙なのでしょう。トンビが鷹を産むということも無さ そうです。
  加瀬さんのお元気なのも血筋のようです。まだまだ日本の為に頑張ってくれそうです。

やはり、血は争えないようで す!
2020年 5月 15日 (金) 第7530回  ★来世は猿でもいいから中国人には生まれたくない
  宮崎さんのメルマガの読者はレベルの高い方が 多くて、投稿も楽しみです。今回も書評で宮崎さんの本を投稿してくれています。

  何と、来世は猿でも良い。豚になっても Chineseだけは嫌だと Chineseがそう考えているようです。
  劣化しきった日本とは雖も、流石にここまで国を嫌っている国民は殆どいないのじゃないでしょうか。それとも、反日売 国左翼・在日の方達はそう考えているのでしょうか。

  いずれにしても、人民がこれ程信頼していないChinaの恐ろしさを理解しない政・官・財・マスメディアの偉いさん 達はまだChinaにしがみ付くのでしょうか。
  正に、売国奴としか言い様がない。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)5月6日(水曜日)弐 通巻第6489号 

  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 

 スピード感があり読み出したらやめられない「面白さ」を附帯。
   現場主義と瞬時に本質を捉える歴史的、地理的感覚が生きる

 宮崎正弘『「コロナ以後」中国は世界最終戦争を仕掛けて自滅する』(徳間書店)

                            評者 奥山篤信

 「来世は猿でもいいから中国人には生まれたくない。豚になっても中国人だけは嫌だ」
シナのポータルサイト<網易>11271の回答のうち支那人の3分の2がそう答える。
本書は全ての日本国民に読ませたいわかりやすく真実を語っている。それにスピード感があって読み出したらやめられない 「面白 さ」も附帯している。
宮崎先生の筆はマシンガンのように吼える。走る。そして僕もそれに従い読書に没頭する。昨夜、到着の本を一気読んだ。僕 は決 して速読ではないが、約三時間時空を忘れて集中することができた。

  とにかく宮崎氏の良い意味での、現場主義ルポライター的才能。さらには瞬時に本質を捉えることができる歴史的地理的そし て膨 大な読書から積み上げられた教養が、この本でも遺憾無く発揮されているのだ。
 題名に<世界最終戦争>と謳ってあるから、読む前に連想したのはドイツ留学経験のある石原莞爾将軍、若い世代は知らな いか と考え敢えていうが、彼は昭和6年(1931年)に板垣征四郎らと満州事変を実行し、23万の張学良軍を相手に、わずか1万 数千の関東軍で日本本土の3倍もの面積を持つ満州の占領を実現した。
まさに電撃戦ともいえる軍事の天才であった。
徹底的な東條英樹嫌いで、刃向かって干されたのが幸いし、戦犯訴追を免れた(彼はアメリカ検察官に何故自分がA級戦犯に なら ないのかと逆襲したというのだから、その胆力が凄い)。

  第二次大戦に日本が勝利していたら屈指の英雄で歴史に残ったであろう。この彼が『世界最終戦論』(後に『最終戦争論』と 改 題)を唱え、東亜連盟(日本、満州、中国の政治の独立(朝鮮は自治政府)、経済の一体化、国防の共同化の実現を目指したも の)構想を提案した。これはアジア対白人欧米諸国との最終戦争である。
1910年ごろから核兵器「一発で都市を壊滅させられる」武器と地球を無着陸で何回も周れるような兵器の存在を想定して いた まさに日本に珍しい先を見通せる天才的頭脳明晰の参謀だった。

  宮崎氏の想定する最終戦は支那が欧米諸国から排斥され、世界は支那を中心とする<一帯一路>グループとアメリカとEUを 中心 としたグループと一騎討ちが近未来あるという予測であり、その場合<核戦争>での相打ちはお互い避けるとする。
さらに従来の戦争方式とも異なる形となるだろう。当然、想像がつくのは宇宙戦争や情報戦そして最終的に<経済体制>のど ちら がくたばるかの果し合いとなり、どちらが勝つかとの含みを持たせて本は終わる。

  いずれにせよ宮崎先生の論点は、もし中途半端な形で日本がどちらかと与することは日本の崩壊であるということを読み取ら ねば なるまい。
優柔不断の外交 支那を同胞だと錯覚した財界や政界。この期に及んでも、信じがたい勢力が根強いのだ。

  まさに日本がアメリカ・EUと組んで徹底的に支那に対峙せねばならない、(二つの勢力へ女衒外交はもはや絶対に通じな い)時 期がもうすぐ来ることは確かだ。平和念仏外交の政党や利潤追求主義の財界や(例えば僕もウイル(2010年8月号<丹羽宇一 郎大使で媚中から屈中>にて完膚なまでに叩いたが、丹羽宇一郎一派の支那と商売するためにはその華僑勢力圏に日本を差し 出さ ねばなるまいとの暴論があった)
支那を日本文化の祖先のように崇める支那コンプレックスが意外に多く、もし支那連合軍に日本が入るときは日本の滅亡の始 まり となるだろう。
財界とはトヨタのごとくに、この時期に至ってもシナに深入りし、いかにサプライチェーンが破滅的結果をもたらしたかの学 習効 果もないのか、<お人好しというか馬鹿というか>

  日本の政界・財界はもはや信用をおけない、この被害をまともに受けるのは我々真面目な日本人なのである。支那人に日本が 支配 されるような事態となれば、生きる価値など一つもない即死んだ方がマシなのだ。そのような感想をいだいて本書を読み終えた。

  宮崎さんが10年も前からChinaの崩壊を予測してくれていたのに未だにそれが理解出来ない政・官・財・マスメ ディアの偉いさん達は、一体何を見ているのでしょうか。
  それとも分かってはいるが、完全にChinaに絡め取られていてどうにもならないということなのでしょうか。
  日本に生まれながら、日本を売らなければならないとは、何とも可哀想な人生です。

自業自得とは言え、お気の毒さ ま!
2020年 5月 14日 (木) 第7529回  ★新型コロナ、リニア計画見直し懸念
  昨日は、バフェットさんが航空機の時代は終 わったと見きったことを取上げました。本当にそうなるのだろうかと疑問を持ちましたが、何と、鉄道でもそんな予想がされ ているようです。

  リニア計画にも見直しの動きが出ているようです。つまりは、移動が必要の無い時代が来るということのようです。
  このChina肺炎戦争で、テレワークの可能性が現実のものになれば確かにそうなるでしょう。

  やはり、時代は変るのかもしれません。この連休の新幹線のプラットホームの映像を見ると鉄道の方達が危機感を感じる のは当然でしょう。


  止めは、これかもしれません。何と、大気汚染がChina肺炎の致死率に影響しているようなのです。

  産経ニュースより     2020.5.3

  新 型コロナ 大気汚染、致死率に影響か 欧米で調査

 ドイツと米国の大学による新型コロナウイルス感染者の調査で、大気汚染が深刻な地域ほど感染後の致死率が高くなる傾向 があ ることが3日までに分かった。

 マルティン・ルター大(ドイツ)の研究者らは、イタリアとスペイン、フランス、ドイツを対象に調査。3月19日までに 確認 された約4400の死亡例について、計66の行政区ごとに分類すると、全体の78%がイタリア北部とスペイン中部の5つの行 政区に集中していることが判明した。

 この5つの行政区はいずれも大気汚染の原因となる二酸化窒素の濃度が今年1〜2月に高く、山地に囲まれ大気汚染が解消 しに くい地形だった。

 米国のほぼ全域を対象にハーバード大が行った調査でも、大気汚染レベルが高いほど感染後の致死率が上がるとの結果が4 月に 出た。(共同)

  こうなると、5月7日、第 7522回の「★ それでもグローバリズムを選ぶのか」や10日、第 7525回の「★ジュゴン大群や世界最大級ウミガメの産卵も確認 」でも取上げたように大気汚染から解放される日が本当に来るかもしれないですね。

 何だかChina肺炎様様の時代になるかも。

何とも面白そう!
2020年 5月 13日 (水) 第7528回  ★バー クシャー、米航空株全て売却 バフェット氏「世界は変わった」
  今回のChina肺炎で一番被害を受けた業界 の一つは航空業界でしょう。製造・運行会社のどちらの被害が大きいのかにも興味がありますが、この戦いが収まれば直ぐに 元に戻るのかなと思ってました。

  バフェットさんはそう考えないようです。何と、米航空株を全部売ったそうです。最悪でも国が助けると思ってましたが これで航空業界が終るなんてことは流石にないでしょうが、かなり縮小されると見たのでしょう。

  ロイターより    2020年5月 4日

  バー クシャー、米航空株全て売却 バフェット氏「世界は変わった」

 [2日 ロイター] - 著名投資家ウォーレン・バフェット氏は2日、自身が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRKa.N)の年次株主総会で、航空業界にとって「世界 は変わった」と述べ、保有していた米航空株を4月に全て売却したことを明らかにした。

 バークシャーの年次報告書や当局への届け出によると、同社は2019年末時点でデルタ航空(DAL.N)の株式 11%、ア メリカン航空(AAL.O)株10%、サウスウエスト航空(LUV.N)株10%、ユナイテッド航空(UAL.O)株9% を、それぞれ保有していた。

 バフェット氏は、ライブ配信された株主総会で、航空業界の見通しは急変したとし、「大幅な損失を出しても売却すること を決 めた」と説明。「将来的に資金を食いつぶすと予想される企業に資金は出さない」と述べた。

 4社の株式取得にこれまでに70億─80億ドルを投じたと明らかにし、「間違いだった」と述べた。

 航空業界については「需要が実質的に干上がり、打撃となっている。米国では空の旅は基本的に止まっている」とした。

  バフェットさんの投資は長期で業界の成長を応援するという方針だと思ってたので、この時点で売却には何か確信がある のでしょうか。

  製造業で言えばエンジンメーカーのロールスロイスも人員削減を考えているようです。
  世の中から航空機が消えることは無いとは思いますが、無くなれば環境問題も大きく変わりそうです。
  とは言え、人類はそこまで文明を捨てることは無いでしょうね。と言うか、それが現実となるほどに経済が落ち込む大恐 慌になる恐れがあるのでしょうか。

もしかしたら、そうかも!
2020年 5月 12日 (火) 第7527回  ★渡部昇一×関岡英之対談 アメリカの「年次改革要望書」
  これからの活躍が期待されていた保守の論客関 岡英之さんの突然の死に驚き、1月20日、第 2662回の「★ 追悼 関岡英之氏」でも取上げました。

  何と、その関岡さんと渡部昇一さんの対談をチャンネル桜が連休にアップしてくれていました。
  これは、是非見なくてはと直ぐに見ましたが、これが何とも凄い物でした。関岡さんの登場は、アメリカの「年 次改革要望書」に気が付いたことを出版されてからだったそうです。
  もし、関岡さんがこれで日本に警告を発してくれていなければ、小泉の郵政民営化はもっと酷いものになっていたようで す。

  これは、日本人全てに見てもらいたいものです。最後に、日本の国体の素晴らしさにも触れてくれています。


  水島さんがこれをアーカイブとしてアップした気持ちが分かります。それにしても、日本の政府・自民党のだらしなさに がっかりさせられます。
  それにしても、宮沢・小泉と日本を売った総理には呆れるしかありません。

安倍さんはどちらでしょうか! 
2020年 5月 11日 (月) 第7526回  ★『石平の裏読み「三国志」
  石平さんが面白い本を出してくれたようです。 現在の世界のリーダー達を三国志の英雄達と比較して書いてくれているようです。
  読書量の極めて少ない中でも辛うじて血沸き肉踊る思いで読んだ内の一冊が吉川英治さんのそれでした。
  只し、一度しか読んでないので中身は殆ど忘れています。日本人らしく関羽が一番好きでした。

  その石平さんの本を何時もの宮崎さんが取り上げてくれています。やはり、何時ものようにご自分の経験からの解説は分 かり安くて面白い。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)5月4日(月曜日) 通巻第6485号  

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 乱世には旧秩序を破壊し、新世界を構築する英雄が登場する
  三世紀のシナから、現代21世紀の世界をみてみよう

  石平『石 平の裏読み「三国志」、英雄たちに学ぶ乱世のリーダーシップ』(PHP研究所)

 タイムカプセルに乗って三世紀の古代シナの世界へひょいと溯ると、シナ大陸は三国志の乱世である。
魏・呉・蜀が入り乱れての大乱戦、その武闘、暴力、戦争、諜報のかけひきの現場から、はるか後世の21世紀をながめる と、どういう風に映るのか?
 なぜ、この試みをコロナウィルスが猖獗をきわめているタイミングで果敢に展開するのか、その執筆動機を石平氏は次のよ うに言う。
「乱世というのは秩序と価値崩壊後の混乱期であると同時に、新しい秩序と価値観再建への過渡期でもある。だから乱世の指 導者は古い秩序と価値観の破壊者であると同時に、新しい秩序と価値観の再建者あるいは創健者である」(84p)。
 『三国志』ファンが多い。日本では吉川英治の翻案小説もあれば、横山光輝の漫画もあるほど人口に膾炙している。北方謙 三も三国志に挑んだ。いずれも日本人にわかりやすいように翻案されている箇所が多い。そういえば司馬遼太郎の『関羽と劉 邦』にしても、史実からはぶっ飛んで日本の浪花節的な心情の襞を縷々綴っている。
 さて日本人が『三国志』と思っているのは、じつは小説『三国志演義』のほうで、史実とはかけ離れた物語である。
 典型例が不出生の英雄=曹操が悪人となって邪険に扱われており、優柔不断の劉備は、日本人の好む英雄に美化された。軍 師だった諸葛孔明が、失敗した作戦が多いのに天才軍師と描かれている。
 大暴れを演じた関羽、いつしか中国では「金儲けの神さま」となって、各地に関羽廟が建てられ篤く祭られている。いずれ も勘違いから生じたことだ。
 それはともかくとして、石平氏は孔子の『論語』に通暁し、儒教に造詣が深い。北京大学で哲学を学んでいる。
 トランプと曹操は似ており、劉備は日本人的だという。
 ならば習近平は誰に似ているのか? この謎解きをここで種明かしすると営業妨害になるかも知れず(苦笑)、回答は本書 にあたっていただきたい。
 さて中国史の特質のひとつ。疫病の流行はかならず大乱を惹起することである。
 「平和な日常と安泰が姿を消して、まるで戦時状態のような混乱と恐慌が」目の前に出現し、「かつて経験したことのない 世界規模の大乱世の到来」だと石氏は言う。
 マスクを外国に寄付したら、不良品、欠陥品だったので送り返された。
 ところが中国国内では「地方政府同士の間でマスクやクスリなどの緊急物資に対する争奪戦が堂々と展開され、A地の公安 局が警察装甲車を出動させてB地警察の手から救援物資を奪い取る、というような事件まで」起きている。
 乱世にはリーダーシップの質が問われるのは古今東西変わりがない。アベノミクスは、乱世でアベマスクとなった。まさに リーダーシップの弱さが露呈したが、習近平に対して中国はどうしたのか。
 「求心力の低下と中央政治の乱れは、各地方政府の独断行為をさらに助長し、全国における地方分裂の趨勢に拍車をかける ことになろう。中国はもはや『一つの中国』ではなくなる」と予測するのだ。(19p)
 曹操は言った。「わしが人を裏切ることがあるとも、他人にわしを裏切らせはしない」。モラルの欠片のない指導者、まさ しく「道徳心のない」曹操といまの米国大統領に似ていると指摘されて、なるほどそういう一面もあるな、と思った。
  
  さて、China肺炎は何時終焉するのでしょうか。その後、日本人が嫌う曹操に擬せられたトランプさんが習皇帝を叩 き潰してくれることを待ち望みます。
  ちなみに、宮崎さんが避けた習が誰に擬せられているかは、上の出版元の解説にありました。興味のある方は覗いて見る のも良いかも。
  
さて、世界はどうなるでしょ う!
2020年 5月 10日 (日) 第7525回  ★ジュゴン大群や世界最大級ウミガメの産卵も確認
  今回のChina肺炎が齎した唯一の明るい ニュースであるヒマラヤが見えたことを、7日、第 7522回の「★それでもグローバリズムを選ぶのか 」で、取上げました。

  ところが、海の中でも異変が起きているようです。何と、タイのビーチリゾートで絶滅危惧種である海洋生物が活発な活 動をしているのが確認されたのだそうです。  
  その中には、ジュゴンの大群やウミガメの産卵もあったそうです。

  観光客の減少でゴミが減ったのが理由のようです。どうせ、Chinaの観光客が押し寄せていたのでしょう。
  やはり、 Chineseの活動が地球汚染の元凶じゃないでしょうか。  

  あの2015年9月11日、第 69回の「パ レードブルーの費用」でも取上げたChinaの戦勝記念パレードを思い出します。

  それにしても、こんな短期間で活動が確認されるとは海洋生物も相当に生命力があるようです。 
  沖縄も埋め立てより Chineseの観光客を止めればジュゴンが姿を現すかも。

もしかしたらもう現れているの かも!
2020年 5月 9日 (土) 第7524回  ★官邸コロナ敗戦 親中政治家が国を滅ぼす 
  何故、安倍さんがChina肺炎で見事な敗戦 をしたのかがどうにも理解できませんでした。
  やはり、取り巻きが代わったことなどはっきりとした理由があるようです。乾正人さんが、ズバリその理由を書いてくれ た本を出版されたようです。

  その本を宮崎さんが書評で取り上げてくれています。何時ものように宮崎さんの分かり易い解説が面白い。  

   「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)5月2日(土曜日) 通巻第6448号

  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 

 レイムダック化した安倍政権。コロナ対策で失敗の連続
  管官房長官と距離、谷地安全保障補佐官が離れ、安部首相側近に空白

 乾正人『官 邸コロナ敗戦 ──親中政治家が国を滅ぼす』(ビジネス社)

 快刀乱麻を断つがごとく、政局の混迷、政治家の不見識、政府の政策ミスが続く政権末期の闇を乾氏が切りまくった。
 なぜ日本は初動を間違え、ウィルス感染の拡大を自ら招いたのか。
 米国が中国からの航空機乗り入れを全面禁止したときも、湖北省をのぞく中国からの旅客は陸続と日本に降り立った。一月 の旧正月前後と、感染が拡大していた二月に、およそ九十万人もの汚染疑惑者が日本にやってきて、札幌雪祭りやら箱根の温 泉、あちこちの観光地に散った。
このインバウンド業界の中国依存圧力が政策決定を歪めたことも確かだろう。
 しかし日本の政治家は最初から中国に位負けをしており、危機に遭遇してさえも強い圧力にでるという壮士型、党人派政治 家は不在となった。
野党はマンネリで政権批判いがいに何をして良いのかも分からないタワケばかり。安部長期政権をささえていたのは麻生との 鉄壁の絆(だから消費税値上げにずるずると)、管官房長官の補佐役としての完璧さ。そして安部チルドレンという忠誠組が スクラムを組んでいたからだった。
 いまや党内はささくれ立ち、政権は末期症状、こんな状況ゆえにウィルス感染措置に鈍い対応しか取れなかったことにな る。
 初期のアベノミクスは好評で株価もあがり、国民の支持が高く、首相の「鮮やかな決断力と実行力が(あった。けれど も)、政権が長期化するにしたがって鈍り、側近たちも或る者は去り、あるものは力を失い、残った者の緩みと奢りが顕著に なっていた」。
 安部政権の中枢を支えた『三本の矢』がバラバラになった。管義偉・官房長官、今井尚哉・首相補佐官、そして谷地正太 郎・国家安全保障局長の絆が脆くも崩れ、中国問題で谷地が辞表を叩きつけ、今井は二階幹事長の訪中にお目付役でついて 行ったが、役目を果たせず、自民党内の趨勢は、中国大好き幹事長が主導、すっかり親中路線となって、安部は『日中新時 代』だから「一帯一路の協力する」とアメリカの神経を逆なでする言辞をはくようになった。
 つまり価値観外交(ホンネは中国封じ込めの筈だった)を捨て、中国に擦り寄っての『バランス外交』に安部首相が乗り換 えたからだ、と乾氏は指摘する。
 背後には財界の親中路線の突撃、党内は親中派が圧勝し、靖国神社参拝など出来る相談ではなかった。つまり、初期の求心 力は失われた。安部を院外でささえた保守系の人たちが一斉に離れた。
 最後まで中国の旅客機乗り入れを決断できなかったのは、四月にぶら下がっていた習近平国賓訪日だったのだ。
 そして東京五輪という重圧が重なり、その間にも中国からの入国が続いていた。
 ニューヨークタイムズが東京五輪を中止せよと論陣を張り、一年後に延期となったが、直近の報道では森嘉郎が「五輪が戦 争時期に中止されたことはあった。いまは戦時である」となんだか来年の五輪も中止するような示唆的発言を繰り出した。
 コロナ災禍の元凶は中国だが、日本でもここまで被害を拡大させたのは政治家と官庁、そして財界。中国に甘い報道しかで きない大手メディアの責任である。

  なる程、回りが崩れたところを二階等に付け入れられてどうにもならなくなったというところでしょうか。
  やはり、政・官・財・マスメディアの親中派を一掃しないことには日本はトランプさんの逆鱗に触れて木っ端微塵なんて こともあるのじゃないでしょうか。

奴等を退治出来るか!
2020年 5月 8日 (金) 第7523回  ★アジアに拡がる反中感情、フィリピン、インドネシア等で 抗議デモ
  China肺炎が終焉した時、Chinaの邪 な世界制覇への道が開けるのでしょうか。と言うか、それだけは防がなくてはならないのですが、世界がそれに気が付くかど うかが心配です。
  尤も、一番心配なのは言うまでもなく平和ボケ日本の親中派政・官・財・マスメディアなどのお偉いさん達です。金で釣 られた此奴らは何をするか分からないので本当に心配です。

  ところが、アジアの人達には反中感情が広がっているのだそうです。何時もの宮崎さんが詳しく書いてくれています。何 時もより相当長いですが、それだけに現状が良くわかります。
  このアジアの人達が金に転ばずに今の反中感情を持ちづ付けてくれることを願うしかないのかも。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)5月1日(金曜日) 通巻第6447号

 アジアに拡がる反中感情、フィリピン、インドネシア等で抗議デモ
  オーストラリアの中国人は130万人、反中ムードに華僑は警戒強める

 ラッド政権時代。豪は国を挙げて親中路線だった。なにしろ鉱山投資はチャイナマネー、鉄鉱石はばんばん買ってくれる。 おまけに外交官あがりのラッド首相は中国語が堪能で、北京に足繁く通った。

 ケビン・ラッドは駐北京豪大使館の一等書記官の経験があり、2007年12月から二年半、2013年に僅か三ヶ月と、 二回政権を担当した。「陸克文」という漢字を自分の名前に冠している。豪は英国の囚人の流刑地から発展した。ラッドのご 先祖様も流刑者だった。

 シドニーは人口450万の大都市だが、中国人がいつのまにか50万人、中国語の日刊新聞が三、四種類でていてページ数 も多い。しかもカレー印刷だ。看板も中国語、街を歩いている人々の会話もマンダリン、ビジネス街へ行かないとカンガルー 訛りの英語が聞かれないとまで比喩された。

 2018年の豪政府統計局の調査で中国人の人口が120万(全体は2500万で5%強)、その後も増え続け、現時点で 130万人を越えていると推定されている。
メルボルンもキャンベラも、大きなチャイナタウンが開けており、中国大使館の前には法輪功のテントが張ってある。

 豪の空気が変わったのは鉱山企業大手BHPに、中国が買収を仕掛けたときからだ。
日本で言えば国家の基幹産業である日本製鉄に買収をかけるようなものだから、国家安全保障の観点からも、強い反対の声が あがり、結局、英国系とファンドが買収し、チャイナマネーを蹴飛ばした。

 モリソン現政権は中国に厳しく、米国の路線と協力し、南太平洋の島嶼国家への中国の浸透に対抗、経済援助を強化する方 向を明確化した。
パプアニューギニアで開催された2018年のAPECで豪政府は軍隊を派遣して警備にあたり、中国が画策していた海底 ケーブルのプロジェクトも、入札から中国を外し、にらみ合いが続いてきた。

 同じ大英連邦としての同盟国、ニュージーランドは、豪とは異なって反中国の態度は曖昧、ファーウェイを排除していな い。アーダン首相はリベラル左派で豪米などの強硬路線とはやや距離を置く。

 もっとも深刻な反中感情が渦巻くのはインドネシアである。
ブキテンギ地方にあるノボテル(一流ホテル)にデモ隊が押しかけ、「中国人ツーリストは帰れ」と叫んだ。地方都市にまで 反中感情が拡大し、政府は反中暴動の勃発を怖れて警告を発している。
 インドネシア政府は中国系住民に対してコロナ検査を実施している。

 インドネシアは先年まで華僑系には公務員資格を与えず、華僑の子弟の大学入学を拒否し、土地の買収を禁止し、中国語の 使用も規制してきた。
 基本的にインドネシア経済の金融と物流を華僑が抑えていることへの反感が強く、ながらく華僑は現地に同化し、インドネ シア風の名前に改め、極力、中国語を使わず、したがってジャカルタのチャイナタウンへ行かないと中国語の看板は見つけら れない。

 ▼フィリピンの大学「中国人は授業にでないで」

 フィリピンはスカボロー礁を中国軍に不法占拠され、国際裁判所は中国の主張に一片の裏付けもないとしたところ「あれは 紙くず」と言ってのけたため、急激に反中感情が沸騰した。ところがドウテルテ大統領が登場するや、百八十度姿勢を変えて 中国になびき、領土問題は棚上げ。「だって中国と戦争したら我々は負けるじゃないか。軍備もないのに」と開き直った。

 この弱腰のフィリピンもコロナ感染以後、まず出稼ぎのアマさんたちが職場へ戻れない。逆に中国や香港から帰れない。レ イオフされても帰国できず、海外で稼ぎのドル送金で支えられてきたフィリピン経済にがつんと一撃となった。

見渡せば、銀行、流通、小売りが華僑の手にあり、マニラのチャイナタウンには巨大モール、マニラ湾沿いの高級住宅地に建 つタワマンは、中国人がキャッシュで買う。

 他方、フィリピンの現地人は路地裏の貧困地区に密集して住み、ここにコロナウィルス感染がひろがった。中国からの新移 民たちの傍若無人、カネにあかせての振る舞いに不満は潜在していたのだ。
 マニアのアダムソン大学では「中国人留学生は授業にでないように」と忠告を受ける。それほどに「コロナ以前」に反中感 情が猖獗していた。

 決定打はマカティである。
フィリピン最大のビジネスセンター新都心は大成功した華僑が建てた。このマカティにカジノが認可されるや、中国人が大量 に進出し、おそらく30万人以上。マフィアが大量の売春婦を引き連れて入り込み、誘拐、拉致、詐欺、殺人など治安が乱 れ、これまでの美観が損なわれた。

 ▼ヨーロッパ人の偏見がアジアに持ち込まれた

 かくして東南アジア一帯に普遍的となったアンチ・チャイナ。 
 社会的な基盤にある反中感情とは、富への怨念。富裕層を敵視するのは現地の貧困世帯や農民、労働者階級である。

のんびりした南洋の現地人は働くことを嫌うが、移民してくる中国人はせっせとはたらき、金を貯める。高利で貸し、いつの 間にかひさしを借りて母屋を乗っ取るやりかただから「アジアのユダヤ人」と呼ばれた。

 この差別の原因はむしろヨーロッパ人だった。
自らがユダヤ人を閉じこめ、差別し、虐殺を繰り返してきた過去の体験的本能が作用している。

1596年にオランド艦隊がジャカルタに入ったとき、すでに中国人が多数いた。「かれらはアジアのユダヤ人。こすっから く、騙すことが得意で、不正を働く」と書き残した。

 1602年にジャワ島を訪れた英国人は「ここにも中国人がいて貿易に従事しているが、インチキ、騙しが得意で、あたか もジャワのユダヤ人のごとし」と書いた。

 1723年にフランスはインドシナ半島の植民地支配に乗り出すが、やはりどの地方でも華僑が存在し、インチキをこの み、金儲けが狡猾だとの印象を報告している。

 こうしてヨーロッパの植民地主義者らが構築した「アジアのユダヤ人」という解釈、その差別の感覚は、そもそも欧州に於 けるユダヤ人差別と偏見が基礎にあり、同様な歴史観・民族差別をもってアジアを裁断したわけだ。

 影響力は大きかった。
 1914年にタイ国王は冊子を発行し「アジアに拡がるユダヤ人=シナ人は道徳の欠片もなく慈悲心もない」と断定した。

 ▼シナ人を中間の搾取に用いた押収の植民地支配構造

 植民地経営のヨーロッパ人は、この反中感情の政治的利用をおもいついた。だからタチが悪い。
つまり直接的な搾取を回避し、中間にシナ人を税金の取り立てやアヘンの流通などで駆使し、現地人の不満を、「かれら」に 巧妙に仕向けることだった。
英国はインドで、フランスはベトナムで、オランダはインドネシアで、この方法で植民地からの搾取を円滑化した。

 大戦後も、この偏見は持続し、経済危機が訪れると必ず華僑が不満爆発の対象にとなる。1997年のアジア通貨危機で は、翌19989年にインドネシアで反中暴動がおこり、華僑の商店が焼き討ちされ、数百が殺された。
 最近もベトナムで反中暴動が突発した。

 抑圧され偏見に満ちた差別に対抗して、華僑は何を学んだか。
かれらは政治に発言力を求めて、当該国家の政治指導者へ食い込みを始めたのだ。フィリピンのアキノ、タイのタクシン兄 妹、ジャカルタ市長、マレーシアでも多くの市町村で華僑が政治家に進出し、高利、物流から金融業界を越えて、政治の支配 も狙いだしたのである。

  日本の政治が一番危ないのじゃないでしょうか。憲法改正が動かないのもChinaマネーの所為と考えるべきなので しょう。何とも情けない戦後日本人です。
  このままでは、日本だけがChinaの側に付いて滅びの道へまっしぐらなんてことになる恐れもありそうです。

やはり、いい加減に目を覚まさ んかい、日本人!
2020年 5月 7日 (木) 第7522回  ★それでもグローバリズムを選ぶのか
  宮崎さんが英国のコラムニストの寄稿を紹介し てくれています。China肺炎が収束して都市封鎖が解けても「こころの封鎖」は解けないと言うのです。
  これは、確かにその通りでしょうが、後がいけません。なんと、自国ファーストのエゴイズムが当面持続されると非難し ているのです。
  どうやらグローバリズム派の方のようです。きっと1%の持てる世界を肯定する人なのでしょう。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)4月30日(木曜日) 通巻第6476号 

 都市封鎖は解けても「こころの封鎖」は解けない 
   心の中に多くの人は鍵をかけてしまった。ウィルスのように見えない鍵を

 英国のコラムニスト、ラフェル・ベールが英紙『ガーディアン』(4月28日)に寄稿して、都市封鎖は解けても「こころ の封鎖」は解けないだろうという。

 たしかに米国の一部の都市で封鎖は解除されたが、ソーシャル・ディスタンシングは残った。人と人との間に距離を置け ば、こころも離れる?
スーパーに買い物に行っても行列には距離をおく義務がある。ATMに並ぶにも、長い列が出来ている。日本でも郵便局はと つじょ午前十時から午後三時までに営業時間が短縮され、ATMコーオナーでは外にもならんでいる。

 都市封鎖がとけても、レストランも隣の客とは座席をひとつか二つ空けなければいけないから当面、常連客以外は寄りつか ず、どんちゃん騒ぎの飲み会は再現されない。
ハグも遠慮がちとなり、キスも出来ず、マスクを続ける人が多い。

 一方で国境は閉じたまま、検疫の厳格さが継続され、ナショナリズムの呼号は鳴りやまず、自国ファーストのエゴイズムが 当面は持続される。

 「こうした状態がコロナ前に戻るにはたいそうな時間が必要だろう」とベールは予測する。そう、心の中に多くの人は鍵を かけてしまったのだ。ウィルスのように見えない鍵を!

 まさにウィルスは光学顕微鏡でもとらえることの出来ない微生物である。その小さな、小さなウィルスが地球の文明社会に 挑み、社会を激変させつつある。

  確かに経済が停滞すると持たざる99%の人達の生活はもっと苦しくなるのでしょう。

  ところが、この都市封鎖はこんな素晴らしい環境を戻してくれています。経済の為にこの環境を又捨てるのでしょう。そ れが果たして良いのでしょうか。
  生きていく最低の収入も欲しいが、青い空も欲しいものです。どちらを選ぶのが人類にとって幸せなのでしょうか。やは り両立は難しいのでしょうか。

そんなことはないでしょう!
2020年 5月 6日 (水) 第7521回  ★闘鶏場のような喧噪から、突然、静謐な文字通信が主流
  公共交通の中でウルサイのが定評だった Chinaで、日本と同じように静かという異変が起きているそうです。何と、スマホの文字通信が主流になったからだそう です。
  あっとい間に常識が変るという考えられないことがおきているようです。

 宮崎さんが報告してくれています。何だか静かなChinaなんて却って気味が悪かったりして。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)4月29日(水曜日)弐 通巻第6475号 

 闘鶏場のような喧噪から、突然、静謐な文字通信が主流となって
  中国のネチズン、いまや9億人を突破。SNSの急伸

 中国のインターネット情報センター(CINIC)の統計速報によれば、2020年3月までのSNS状況で、中国のネチ ズンが9億400万人、このうちインターネットのユーザーは64・5%にのぼるという。2018年の統計では、中国のネ チズンは7億5080万人だった。

 『サウスチャイナ・モーニングポスト』(2020年4月28日)が報じるところでは、とくに農村部での普及が顕著とな り、同時点での農村部におけるネチズンが2億5500万人。出稼ぎ労働者が故郷と携帯電話で交信している。かれらのスマ ホはファーウェイではなく、廉価のOPPOか小米(シャオメイ)である。

 ただし中国ではツィター、フェイスブック、グーグルが禁止されており、チャットのウィボは四六時監視されている。共産 党を批判したり、習近平の悪口を書いたりすれば、すぐに削除され、追求される。
上海で習近平のポスターに墨をかけた女傑はすぐに割り出されて拘束され、最近のネット情報に拠れば彼女は廃人同様とい う。

 ならば中国のネチズンは、外国の報道ともアクセスがなくて、いかなるニュースを読んでいるのかと言えば、人民日報、新 華社など、いずれも無料配信。洗脳された情報しか与えられていない。

 香港は通信ビジネスの先駆的役割を担い、80年代初頭には自動車電話が普及していた。それほど電話の先進国だった。

 携帯電話にまっさきに飛びついたのは香港市民で、このときは音声だけだから、バスの中は闘鶏場のような喧噪。街中で喋 る。どなる。しかも大声だから、大変な騒ぎだったが、それが消えた。
 文字通信が主流となり、電車の中は静かになった。これだけは日本化したのだ。

  何と日本化ですか。性質も日本化すれば世界制覇なんて考え無くなって世界は平和になりそうですが、こればっかりは可 能性がなさそうです。
  やはり、崩壊というより消滅してもらいたいものです。特亜3国が消滅すれば世界は平和になるかも。

そんな嬉しいことが起き無いも のか!
2020年 5月 5日 (火) 第7520回  ★エアバス、追加減産を検討
  China肺炎で欠陥機問題で苦しんでいる ボーイングが、4月10日、第 2916回の「★ 親方星条旗=ボーイング社、倒産の危機に直面」で取り上げたように虫の息です。

  となると、ライバルのエアバスも大丈夫なのかと思ってましたが、当然の如く苦戦しているようです。追加の減産を検討 していのだそうです。既に減産していたんですね。知りませんでした。
  まさか航空機業界がこんな苦境に陥ることになるとは想像もしていませんでした。大きな飛行機も小さなウィルスには敵 わないのですから何とも面白いものです。
  China肺炎が何時まで続くかで航空業界もボロボロになりそうです。こうなると、何かと問題の多そうな三菱も大丈 夫でしょうか。

正に、一寸先は闇です!
2020年 5月 4日 (月) 第7519回  ★FAGAに地殻変動。ダントツの強みはアマゾンだった
  FAGAって何だろうと思ったらGAFAの並 び替えでした。何か意味があるのでしょうか。

  宮崎さんがそのFAGAの現状を報告してくれています。アマゾン以外はどこも苦戦しているようです。
  アップル・グーグル・フェイスブックの苦戦は以外でした。ネットの世界は有卦に入ってると思ってましたので驚きで す。と言うか、単なる情弱なのかもしれません。
  それにしても、まだChinaにしがみつくようでは先は無さそうです。やはり長く繁栄するのは難しいようです。
  
  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)4月27日(月曜日) 通巻6470号   

 FAGAに地殻変動。ダントツの強みはアマゾンだった
  グーグル、フェイスブックは広告激減、アップルは新製品ふるわず

 アメリカの景気を牽引した四大メガ企業はFAGA(フェイスブック、アップル、グーグル、アマゾン)だった。
コロナ災禍以後、その勢いはどうなったか。

 スマホの組み立てを中国に委託してきたアップルは、売れ行き不振に陥り、自宅待機が1万2000名。しかし中国脱出を まだ 考えてもいないようだ。
 新機種のiフォンも、都市封鎖、店舗休業中とあって売れ行き伸びず苦戦が伝えられている。

 フェイスブックはデジタル広告の激減に直面している。だが、やはり中国依存をやめない。
そのうえ、フェイスブックのCEOザッカーバーグ自身のスマホが、サウジアラビアでハッカーにやられて、情報が盗まれる とい う失態を演じていた。
ワシントンポストのオーナーでもあり、世界の諜報機関が狙うのは予想されたはずなのに無防備だった。
あまつさえフェイスブックは「デジタル通貨」のリブラを主導したが、欧米の猛烈な反対に遭い、米議会公聴会でもつるし上 げに あって頓挫した。

 だが、めげないのだ。
フェイスブックはズームに対抗して大人数が参加するテレビ会議など新分野に挑戦を始めている。

 グーグルも似たような状況である。プライバシー問題、情報拡散、とくにグーグルアースの地図情報に対して個人情報との 兼ね合 いが問題となったため、司法当局と訴訟の継続が続く。その一方で新分野への挑戦はグーグルクラスなど休校となった学生を相手 に教育の新手法を模索している。

 米国のベストセラーのひとつはジョージ・ギルダー『グーグルの後に来る社会』(邦訳は『グーグルの消える日』となって いるう え、翻訳が下手らしく不評)では、ブロックチェーンがビットコインをいずれ駆逐し、FAGAの世界も地殻変動に見舞われるだ ろうという予測がなされている。筆者はすぐに原書を取り寄せて、日本でもかなり早い時期に紹介したことがあるが、ギル ダーは このところトランプ批判派なので、政権主流からは相手にされていない。

 となると、ひとり気を吐くのはアマゾンである。日本でも同様に、通信販売の王者。2010年代から、世界のビジネスモ デルを 変革した原動力となった。アマゾンの登場でスペンサー&マークスや、JCペニーが倒産した。日本でも個人経営の書店、小規模 の書店は廃業し、アマゾンによって大型書店も苦戦を続けている。

 書籍ばかりか、ブランドの財布も台所、生理用品も、はてはマスクもあつかい、忙しくて買い物に行けない人々がアマゾン を利用 する。
ましてや米欧、日本から印度までロックダウン。日本は巣ごもり、否応なくアマゾン依存となり、配達員が不足している。ア マゾ ンはあらたに17万5000名を雇用した。

 さて問題は、これらFAGAがコロナ以後も米国経済を牽引するのか、あるいは新しいビジネスモデルが誕生してくるの か、長期的な観点からいえば、霧の中というところだろうか。

  この先どんな世界になるのかは興味がありますが、こればっかりは見ることは出来ない。と言うか、まずは特亜3国の崩 壊を見たいのが一番です。

さて、どうなることやら!
2020年 5月 3日 (日) 第7518回  ★中国の家計はコロナ以前から借金地獄
  ChinaのGNPが日本の2倍とか3倍とは 言われていますが、本当だろうかと信じられないものがありました。Chinaが崩壊したら実態は日本と同程度か下だった なんてことになるのじゃないかと疑っています。

  もしかしたら、その考えが当たっているのじゃないかと思えるような実態を宮崎さんが書いてくれています。何と、全世 帯の56・5%が借金で首が回らない状態なのだそうです。

  どうやら繁栄を謳歌しているように思えたChinaの経済は借金漬けの家計が支えていたようです。
  完全に崩壊した後、実際の数字はどうなるでしょう。楽しみでもあります。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和二年(2020)4月26日(日曜日) 通巻6469号   

 中国の家計はコロナ以前から借金地獄に堕ちていた
  中央銀行の調査結果、全世帯の56・5%が借金で首が回らない状態だった

 日本政府は国民一人一人に十万円を支給する。米国は1200ドルから2000ドルの間である。
これに倣って「中国政府は国民全員に千元(15万円)を支給せよ」と北京大学のエコノミストが主張しているが、中国政府 には軍拡予算を確保しても、国民の生活を守る意思は希薄である。

 コロナ災禍による景気後退で中国政府は家賃延長、支払い猶予、償還時期の延期など先進国並みの政策を表明してはいる が、中小企業の支払い補助に1・8兆元(27兆円)、物価安定に38億元(570億円)、失業保険対策にも予算措置をと るとしただけで、ほかの政策出動の予定はない。

 中央銀行(中国人民銀行)は4月22日、全土の都市部生活者、およそ3万世帯の財務内容調査(実施は昨年十月)の結果 をまとめた。
 それによれば全世帯の56・5%が住宅ローンなどの借財を抱えており、とくに都会生活者の中産階級に多いという実態が 分かった。

 背伸びしてマイカーを持ち、子供にピアノを買い、スマホは新型を追いかけ、通信費の支払いにも事欠くと、贅沢品を忌避 するのではなく食事を削るのだ。
この統計はコロナ以前のことであり、コロナ以は、想像を絶する惨状だろう。げんにコロナの元凶となった湖北省ではGDP はマイナス40%を示している。

 調査結果に戻ると、家庭の借財の59・1%が不動産で、全家庭の20・4%しか金融資産をもっていないことが分かっ た。

 中間層といわれる中国の都会人の大半が、じつは安定収入を欠き、小口の現金にも事欠き、ほかの財産となるようなものが ない。このような家庭が都会生活者の中産階級の実態だった。可処分所得は平均11691元(18万円)で、それも全世帯 の3・9%しかないという。

 家計が赤字という世帯は2019年九月の時点ですら54・4%だった。過去11年間に家庭の負債は36・5%増えてい た。
 中国のGDP統計における消費は、従来、エコノミストの間では、40%以下とされたが、中央銀行の調査によれば対 GDP比で57・8%まであがっていた(これらの数字は2019年10月時点)。

 これでからくりが分かった。借金でマンションを買い、マイカーを買い、ツアーで日本や、イタリアに観光旅行に行って、 さぁ支払いとなると、ローン残高の巨額に震えて、生活の不安に怯える。それが都会の中産階級の実像だった。

 これから海外旅行もマイカーも、ピアノも「突然死」を迎える。日本のインバウンド業界の期待する中国人ツアーの再来は 考えにくい。

  何とも恐ろしい借金地獄ですね。成長を信じて借金を重ねた付けがとうとう来たということでしょう。
  つまりは、Chinaと全く同じということです。このバブルが弾けたときの恐ろしさは想像を絶するものがありそうで す。
  その負債を目当てにChinaから撤退しなかった企業の損失はこれまた想像を絶するものになりそうです。やはり、 Chinaと心中でしょう。

もう撤退も無理なのかも!
2020年 5月 2日 (土) 第7517回  ★鴨ネギ、莫迦たれ等を「デュープス」と言います
  江崎道朗さんが「虎ノ門ニュース」で紹介して くれた「デュープス」を、百田さんとの対談本にしてくれたようです。

  宮崎さんが書評で紹介してくれています。何時ものようにご自分の体験を交えて面白おかしく紹介してくれています。
  宮崎さんの著書と書評を読んでいたらとてもじゃないがネットをやっている暇はなさそうです。
  幸いと言うか、情けないというか、本を購入する余裕も図書館に頼んで取りに行く体力もないのでネット三昧の身にとっ ては読むことが出来ません。

  それだけに、宮崎さんのこのメルマガは本当に有難い。日本のマスメディアが束になって懸かってきても相手にならない でしょう。


  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和二年(2020)4月25日(土曜日) 通巻6467号   

  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
  

 鴨ネギ、莫迦たれ等を「デュープス」と言います
  今年度流行語大賞に、このデュープスを推薦したくなる

  百田尚樹 vs 江崎道朗『危うい国 日 本』(ワック)

 鴨が葱を背負ってくる。カモネギって、日本のことらしい。
 共産主義、全体主義の独裁を攻撃しないばかりか、むしろ称える人々が日本に大勢いる。愚劣な頭脳の持ち主がなぜ、こん なに日本に多いのだろう?
「お莫迦さん」、「とんま」のことを喩える「デュープス」(DUPES)とは、すこぶるつき莫迦の意味である。英語辞書 を引くと「カモ」の意味もある。
 いま保守論壇で大活躍のふたりが、このカモを議論した。徹底的に面白いうえ辛辣である。

 本書の肯綮を煎じ詰めていくと、このテーマが各章を貫いている。
 デュープスは、いるいる、日本にはごまんと、自覚がなく、それでいていっぱしのヒョウロンカになったようにテレビ解説 を同じことをいう人たちが!
 かつて評者(宮崎)、在日KGB工作員として世論工作で暗躍し、米国へ亡命したレフチェンコの米議会証言を翻訳したこ とがある。当時、よく売れた。そのあとで評者、『ソ連スパイの手口』(いずれも絶版)という本も書いた。レフチェンコに 電話インタビューをしたこともある。 

 この当時、レフチェンコらKGBが日本で使っていた代理人、そのターゲットは学者、ジャーナリスト、知識人、テレビタ レントに絞られ、フェイクニュースを流して日本の世論操作を展開した。
米国の原爆は悪いがソ連の原爆は人民のためだから安全だトカ、腰を抜かすような非論理を、情緒的に喋ったりしていた進歩 的文化人が目立った。林房雄はかれらをチンポテキ文化人と揶揄した。
 これをKGBは「影響力のある代理人」と「自覚のない代理人」とに分類し、駆使していた。また確信犯としてのスパイ は、嘗てのように共産革命に憧れ、政治イデオロギーを信じて純粋に革命のために馳せ参じる人間は不在で、カネ、女、体制 への恨みが動機である。KGBはその候補となるような人物を時間をかけて観察し、接近し、転ばせた。
 近年のアサンジやロシアに亡命中の元CIAの暴露男=スノーデンをみても、かれらにはイデオロギーなぞない。
この類いの人間ほど、人間の本能的欲望である性欲、金銭欲、あるいは組織への反発、怨念を抱く不満分子がころりと協力者 になるのである。
 しかしその裏切り行為が結果的に敵性国家を利してしまうのだ。
 このKGBの工作パターンをもっと効率的に巨大なメカニズムとして日本に構築したのが中国である。
ところが日本では、中国がとくに工作をしなくとも、親中派という鴨が葱を背負ってせっせと中国の全体主義に奉仕してくれ る。

 手の施しようがない莫迦の列! 典型は福田康夫、二階らだが、自民党政治家の八割は、哲学的信念が希薄な、局面でコ ロッと立場を変えるカメレオンでしかない。
こんな状況が続けば、やがて日本は亡国の危機を迎えまずゾと警告する。

  やはり、福田と二階は莫迦たれなんですね。他にもうじゃうじゃいるようです。これも、自虐史観に犯された所為でもあ るでしょう。
  この「デュープス」退治も急がれますが、やはり教育の改革からやるしかないでしょう。長い間放置してきた付けが溜ま りに溜まっています。もう放置している余裕はありません。このままでは日本が無くなるでしょう。

それで良いのですか!
2020年 5月 1日 (金) 第 7516回  ★巣ごもりのヒット商品は一過性。次は
  
ていること、社会が廻っていること、ト フラーが言ったように会社に行かなくても、コテージで仕事ができる分野が増えていたこと、この 傾向はますます明らかになるだろう。

 ▼日本は日本人の国だったのだ

 海外在留邦人が、世界に散らばっていた。コロナ危機に直面して、大挙帰国したことは注目してよいのでは ないか。
4月23日現在、世界の各地にあって日本に帰国希望する邦人はおよそ四千名。帰趨本能が如実にでたのだ。

 日本に還りたい、どんなルートを経由しても、まだ飛んでいる便をみつけるか、チャーターを手配して、日 本人は日本を懐かしんでいる。
インカにいた日本人旅行者およそ三百人、フィジーに語学留学していた百名の若者、アフリカ諸国では、帰国 希望者はアジスアベバにあつまって、まだ飛んでいたエチオピア航空を使い、ロンドン経由など、 あらゆる帰国ルートを見つけて帰ってきた。
  
 国境封鎖は「鎖国」である。
長崎の「出島」を思い出す人が多いかも知れない。
4月にはいって来日する外国人は一日平均85人。国際線の99%が欠航している。まるで鎖国状態、逆転の発想をすれば、 このメリットがこれからでてくるのではないか。

 国際的なサプライチェーンの基本があって貿易は止まることがないが、人の流れが止まれば「文化的鎖国」となる。すなわ ち日本的な強みの再発見。日本にふさわしい産業の再構築、そのための教育システムの改編という長期ビジョンの基礎的要件 を、考えるべきではないか。

 グローバリズムの破綻、保護貿易主義の復活、経済のナショナル化への道に拍車がかかる。

 ▼農業の自給自足がこれほど見直された時代はない

 人間が生きてゆくには、第一に食であり、第二に居であり、第三が衣、つまり嗜好品、贅沢品、不要不急の物質となる。
 不要不急の物資は「突然死」のごとくに有名ブランドの購入はとまり、贅沢な時計ブームも萎縮し、背広など衣料品の売れ 行きも止まった。

 日本は食の自給自足が決定的に脆弱と言われた。
農業従事者が激減し、農家の危機が叫ばれた。漁業、林業とともに第一次産業に従事する人口は激減してきたが、米は質的向 上が甚だしく、外国へ輸出も出来るほど農作が続く。野菜は農薬汚染された中国からの輸入が途絶えつつあり、加工食品も、 いずれ衛生問題から、日本へ戻ってくるような気配がある。

 コロナ以後の重大要件はまず帰農、第一次産業の梃子入れ、復活であり、それが国家安全保障の基底である。

 経済の動脈といわれる銀行はフィンテックによって変質を余儀なくされてきた。金融、証券、保険の形態はネット、ペイペ イ、カードによって脅かされて久しいが、旧態依然のままなのは、ATMだろう。
このATM維持、現金輸送経費、ガードマンにかかる経費は、膨大であり、効率的な再編が行われる。デジタル通貨は、リブ ロの蹉跌でかなり遅れるだろうが、各国の中央銀行がブロックチェーンを基礎とするデジタル通貨に切り替える方向にある。

 物作りは、もはや大量生産というコスト競争は他国に依存し、独自の高価な物作りに移行する。
 住宅も同じで通勤不要、コテージ生活が良いとなれば、限られた職種ではあろうけれど、住宅建設の発想も変わる。タワマ ンが頭打ちとなった現象は都会よりも田舎暮らしという次代を予感させる。  (この項、続く)

  何だか変化が多すぎてどうなるやら見当も付きません。と言うか、残り少ない命の身にとってはその変化も影響はそれ程 なさそうです。のんびりとその変化を楽しませてもらいましょう。

  それにしても、海外在留邦人が日本が恋しくて帰って来るところに日本の素晴ら しさを見る思いです。やはり、日本人は日本で日本らしい文化で日本らしい経済で生きて行けば良いのじゃないでしょう か。

世界も、日本を待っているは ず!

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平成29年 1
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平成30年 1
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令和元年 1
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令 和2年 1
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12
 
平成25年









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平成26年
1
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平成27年
1
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平成28年 1
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平成29年 1
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平成30年 1
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平成31年 1
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令和2年 1
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