団塊の世代の部屋249

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2020年 4月 30日 (木) 第7515回  ★コロナ大恐慌 中国を世界が排除する
  『コ ロナ大恐慌 中国を世界が排除する 』と言う、正にこう有って欲しいというタイトルの本を宮崎さんと渡邊哲也さんが出してくれました。
  Chinaの不気味な動きが目立つだけに何としても崩壊させなければならない。正にそうあって欲しい。

  その本を、宮崎さんが書評で投稿を取り上げてくれています。宮崎さんのお陰でChinaの崩壊を確信して期待して 待っていましたが、中共独裁の強みでしょうかしぶとくねばるのに待ちぼうけを食ってイライラしていました。
  そのイライラも流石に、もう長くないと思われるのが今回のChina肺炎です。ところが、それさえも救世主面で乗り 切ろうとするChinaのしたたかさに驚かされます。

  それだけに、宮崎・渡邊さんの予測が的中することを心から待っています。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和二年(2020)4月23日(木曜日) 通巻6463号  

  書評 BOOKREVIEW 書評

 安っぽい保守主義 自称保守主義者のインチキがおおいなか
 欧米の損害賠償は京単位の天文学的数値になる。まさに中国を世界が排除する

 宮崎正弘 vs 渡邉哲也
コ ロナ大恐慌 中国を世界が排除する 』(ビジネス社)

                          (評 奥山篤信)

 インチキな自称というか詐称の保守派が、現代の日本に跳梁跋扈している。身の上話をして恐縮だが、僕は元々巨大商社の サラリーマン。その晩年から片手間に本を読み出し、50歳で退職した。
 僕なりに<保守とは何か>との原理的考えを試行錯誤で確立した。とにかく世の中ブームとしての、雑誌が売れるからと全 く保守主義でも愛国者でもない物見遊山の輩が<保守>を名乗ることに憤りを感じる毎日だ。
まさにそれは僕が嫌う偽善と欺瞞と同じほど軽蔑の対象である。考えると、ほとんど僕にとっては<保守>として尊敬に値す るのは十人に1人もいないかもしれない。
あの故西部遵氏が健在であった頃、同氏の罵声の洗礼を受け、それに対し反撃もしながら、席を蹴った思い出と大人気のなさ など反省しつつ、お亡くなりになる前の二三年ほどお会いしておらず、悔やまれる。
 西部氏が酒の席でデフォルメした形で極論と思われる議論をされたのは、今思い出すと僕の<保守>としての考え方にヒン ト を与えていただいたと思いながら、あの時の激論を浮かべながら今も噛み締め西部氏の偉大を反芻しているのである。
安っぽい保守主義 特にくだらない当たり前の議論を相手構わずする自称インチキ保守主義者そして安倍首相がその救世主の ように語るアーメン信者は真平ごめんだ。

 さて僕の50歳以後の人生で、これほど頭が切れ、将来を見据えることができ、しかも保守主義者にありがちな頭の硬直性 が ない本物、三島由紀夫が信頼をおいた人物と人から聞いているが、さすがだと思うのがこの著者の宮崎正弘氏だ。シナ崩壊の 予測は20年以上そのまさに現地主義(その愛フットワーク)、自分で現地に足を運び、自分で分析される鋭い見識と歴史観 からくる深みにより、予想されていた、
 それには一切のブレもない、一切の迎合もない見識と知恵だ。
まさに、あれから20年まさに宮崎氏の予測が完全に現実となったのだ。
宮崎氏の著作はもちろん最近特にそうだが見逃せない。あのニーチェの本から出来る限り全部読もうと思っている。この表題 の本もアマゾンに予約を入れていたものが昨日届いた。昨日3分の1そして本日残りを読了した。同じ渡邊氏でも渡辺惣樹氏 とは異なる人だと発見した。実務的にも精通されているようでとてもプロの知識として宮崎氏が相手にされることが読んでわ かった。

 恥ずかしながら僕が知らない事実や真実が多く語られ勉強になったのは事実だ。
今やこの本の題名にあるように、まさに世界の問題児(僕は最近ポリコレと言われても仕方ないが、イエローペリル論 それ は20世紀初頭に日本人に対しての警鐘であった。今や新しい黄禍というか華禍)であるシナ、シナの古代からの歴史的側面 に敬意を払う向きには<中共>という人もいるが、ついに宮崎氏が20年間予測されたその崩壊が今そこに見えてきたのであ る。
あのドイツ、西尾幹二氏がドイツ・シナ連合の反日への警告をされていたが、そのドイツが武漢ウイルスでシナに賠償責任を アメリカトランプやフランスが同等の訴えを行なっている最中続いたのである。
これは信じられないほどの動きであり、この欧米が今後一致して損害賠償、それは京単位の天文学的数値になると思われる が、まさにこの本の<中国を世界が排除する>パラダイムに世界が動き出したということだ。

 それに対して我が日本、親中派、宮崎氏も本の中で警告されているが、ウジョウジョ(あえてこの言葉を使いたい)が跋扈 す る日本、野党は当然自民でも大きな勢力を持つ親中派、連立を組む政党はビッショビショにハマっているが、僕が心配するの は日本が何も考えずにWHOに170億円ドブに捨てたような寄付、これは国賓待遇という対シナへの忖度かと思うと、まさ にこの絶好のチャンスに日本が欧米と別行動をとり、このチャンスを逃すことを懸念するのだ。

 日本の財界それは伝統的な経団連その他以外に新興起業家それはソフトバンクに象徴される親中である。
この本はそのソフトバンクを徹底的に叩いているところ溜飲の思いだ。
日本の大きな勢力である財界、さらにNHKその他サヨク言論界、それらの人々が、今後シナが困ったときに助けるなどと綺 麗事と偽善のもとに、何をやっても裏切る国家への馬鹿げた友好を謳い、それは日本がシナの味方だと、欧米の反発も受けて 沈没・没落すること、これを両著者も同じように心配されているのだろう。
日本人の馬鹿げたお人好し馬鹿げた能天気 さらにそれを利用するシナにつるむ日本の悪党の闇。本書の警告にもかかわらず 現実は?

  それにしても、日本の親中派には呆れるばかりです。よほど金と女で身動きが出来なくなっているのでしょう。考えれば 可哀想な人達かもしれません。欲に目が眩んだばかりに日本を売らなければならない辛さを味わっているのかもしれません。 自業自得とは言え、Chinaの協力な罠に落ちた自分を恥じるしかないでしょう。

さて、どうなるでしょうか!
2020年 4月 29日 (水) 第7514回  ★沼山光洋遺稿集
  宮崎・福島コンビの【Front Japan 桜】で、Chinaのやりたい放題をかたってくれています。
  宮崎さんが、最後に是非紹介したい本として、あの2019年5月15日、第 1094回の「★ 追悼  沼山光洋さん  靖国 切腹」で、取上げた沼山さんの遺稿集を紹介してくれています。

  この切腹の後、続く人が出ることにより靖国参拝を躊躇する総理や上皇陛下を参拝へと促すのじゃないかと密かに期待し ましたが、そんなことも起きませんでした。
  やはり、日本人は心底腰抜けになったのじゃないでしょうか。

  そういうお前はどうなんだと言われると返す言葉もありません。腰抜けの1人です。


   命日は5月11日で、発売のその日です。『沼山光洋遺稿集』(展望転社刊)

  それにしても、マスメディアは完全に報道しない自由を行使したようです。産経の短い記事だけだったのじゃないでしょ うか。

  現代人に切腹を求めるのは無理でしょうが、せめて靖国参拝への声が大きくなって欲しかった。

  それも無理なのか!
2020年 4月 28日 (火) 第7513回  ★イチローは22位 公式サイトが00年以降40人の MVPランク
  イチロー選手が引退したので野球には全く興味 無いのですが、今年のスポーツはChina肺炎のお陰でどこも大変のようです。開幕に漕ぎ着けることができるのでしょう か。

  そんなイチロー選手の話題が久し振りにありました。とは言え、どこか納得が行かない数字です。
  何と、2000年以後の40人のMVPランクでイチロー選手は22位なのだそうです。せめてベスト10には入ってて 欲しい。そんなものなのでしょうか。

  差別とまでは言わないが何となくスッキリしないものがあります。やはり、こちらの贔屓目でしょうか。

マア、いいか! 
2020年 4月 27日 (月) 第7512回  ★貧しくとも
  物忘れが酷い上に、単純なのか何年経っても同 じことに感動するようです。ねすさんが以前書かれたものを再掲してくれていますが、どれも何度読んでも感動してしましま す。
  もしかしたら、頭の悪いのも何度でも感動出来るという利点かもしれません。これも、ねずさんが教えてくれた、 2013年05月05日、第 4977回の「★ 貧しくとも」で、取上げた小泉八雲さんの話題ですが、何時読んでも感動します。

  やはり、日本人は戦後経済成長を選んだことで心を捨ててしまったのじゃないでしょうか。特に、未だにKoreaや Chinaから撤退出来ない経営者や親中派政治家などはその典型でしょう。
 
  このねずさんが教えてくれた小泉八雲さんの警告を読んで貰いたいものです。とは言え、鼻で笑われるかもしれません が、少しでも日本人の心が残っているのなら考え直して欲しいものです。

  ねずさんのひとりごとより     2013/04/24
  貧 しくとも

  ・・・略
 
  諸君は動物学で、絶滅した動物について読んだことがあると思います。

 かつて、敵を恐れる必要がないほど強く、また暑さ・寒さ・干ばつなどによって滅ぼされることのないほど恵まれた、驚く べ き動物がこの地球上に存在しました。

 けれど彼らは消滅しました。
地球は、彼等を養うことを拒否したのです。

 人間も動物と同じような運命を辿るかもしれません。
生活費が余りにも高いというだけの理由で、滅亡する民族が出てくるかもしれない。

 私は、「日本の貧困は強みである」という固い信念をあえて述べたいと思います。
裕福は将来、弱体化する原因になりうるからです。

 日本も、その危険があります。
なぜなら日本は、古来からある、簡素で、健全で、自然で、節度ある誠実な生活を捨て去る危険性があるからです。

 私は日本がその質素さを保ち続ける間は強いであろうと思います。
けれどもし、日本が舶来の贅沢志向を取り入れるとすれば、日本は衰退していくことでしょう。

 極東の賢人である孔子も、孟子も、ブッダも、みんな「贅沢を避けて、ごく普通の楽しみと知的娯楽に必要なもので満足す る ことこそ、民の強さと幸せのために重要である」と説きました。

 将来、日本が偉大な国になるかどうかは、すなわち素朴、善良、質素なものを愛して、生活での無用な贅沢と浪費を嫌悪す る 心をいかにして持ち続けるかどうかにかかっているのだと、私は強く申し上げたいのです。・・・以下略


  本当に何度読んでも涙が出そうになります。日本人はここまで高貴だったのです。やはり、何があってもこの心を取り戻 すことが日本人が目指すべきことでしょう。

日本人なら出来る!
2020年 4月 26日 (日) 第7511回  ★次に何が起こるか? 意味不明の狼藉「ええじゃないか」 現象か
  今年は何が起きるのか想像も付きませんが、何 時死んでも良い身としては、顰蹙を買いそうですが何が起きるか楽しみでもあります。
  最悪は日本が崩壊して消滅することですが流石に直ぐに起きることは無いでしょう。と言うか、特亜3国の崩壊を見ずし て死にたくないですね。

  宮崎さんが何時もと違って面白いことを書いてくれています。もしかしたら、宮崎さんもある意味何が起きるか楽しみに しているのじゃないでしょうか。

  それにしても、China肺炎がここまで世界を混乱させるとは思ってもいませんでした。やはり、世の中何が起きるか 分かりませんね。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和二年(2020)4月20日(月曜日) 通巻6456号   <前日発 行>

 次に何が起こるか? 意味不明の狼藉「ええじゃないか」現象か
  それとも末法思想による「厭離穢土 欣求浄土」の念仏行進?

 911テロ以後、飛行機に乗るのが怖くて、「空の旅」は極力、敬遠された。このため、米国では航空便の復活に三年を要 した。
 リーマンショック以後、景気が落ち込み、全米で住宅産業が復活するには五年の歳月が必要だった。いずれの回復にも従来 の発想になかった新型ビジネスのGAFAが牽引した。

 バブル崩壊後の日本では「失われた十年」が、そのまま自動延長、まもなく「失われた三十年」となるのに、明るい展望が まるで拓けてこない。この状況にコロナ大恐慌に直面することとなった。
 いったい経済の回復はいつになるのか、それが問題だ。

 米国ではケンタッキー州で「外出禁止をやめろ」とプラカードを掲げての抗議行動が開始され、数百人があつまった。参加 者は「外出の自由がないのは監獄にいるのと同じだ」と叫んだ。
 トランプ大統領は感染の少ないミズーリ州、ミネソタ州、バージニア州などの知事(全員が民主党)に対して「規制緩和」 を呼びかけた。禁止条項の行き過ぎは経済活動を阻害し、アメリカの再生に役立たないというわけだ。

 日本は外出自粛以後、皮肉にもコロナの感染が拡大し、大都市ばかりか地方にも拡がってしまった。
二週間の休校、在宅勤務、外出自粛で感染はおさまるはずではなかったのか。
ビジネス街と盛り場は閑古鳥、ディズニーランドの休園がつづき、レストランも百貨店も居酒屋も客足が遠のいて、多忙を極 めるのはマスク、体温計、人工呼吸器のメーカーと弁当、食品のテイクアウト、スーパーマーケット、そして運送業者であ る。
ねずさんのひとりごとより     2020/04/20
米国でもウォルマートは急遽十五万人を雇用、アマゾンは合計十七万五千人を雇用して需要増に対応している。なにしろ失業 保険申請が米国では1ヶ月で2200万人、ウォルマートの十万の求人募集に対して、百万人が応募したというから、雇用の 深刻状況が伝わってくる。

 反面で自動車部品、耐久消費財などの製造業はエンジニア、工員の確保も難しく、サプライチェーンの寸断によって製造過 程が軌道に乗っていない。
鉄鋼は高炉を止め、自動車は販売が激減し、量販店で売られているのは在宅勤務、テレビ会議用のズームなどに集中してい る。薬局チェーンにはあいかわらず「入荷予定はありません」の張り紙。マスクの姿がない。沖縄では一万枚のマスクを配る との篤志家の行為に警官が出動した。街には露天商が進出しマスクを高値で売っている。

 ▼恐怖心理が増幅し、パニックを増幅させている

 なぜ、ここまで人々はパニックに襲われたのか。
 第一にウィルスの正体が不明、感染ルートも不明とあっては、適切な処方が分からないために心理恐慌を来しているから だ。この恐怖心理が取り除かれるのは、ウィルスの正体が解明され、ワクチンなど特効薬に効き目があると分かるまでの期間 だが、早くても年内になる。未知の危機へは最悪に備える心構えが必要である。

 こどもは未知のことを何でも知ろうとする。お化け屋敷で悲鳴を挙げるのは子供であり、大人になるにつけ、お化けの正体 をしると、怖くなくなる。同様に未知の解明がなされると恐怖心は遠のくのである。

 第二は恐怖が心理恐慌をむしろ悪化させていることである。
 歴史を振り返れば、黒死病、赤痢、天然痘、チフス、コレラ、そして今世紀にはSARS、MERS、インフルエンザの大 流行があり、たとえばSARSが完全におさまるには十八ヶ月を要した。いずれも情報の隠蔽が原因であり対策が遅延したこ とが大きい。未知への恐怖は人類の歴史が始まって以来、繰り返されている。
政府の役目は情報の徹底公開であり、メディアは過剰な報道を避けるべきだろう。

年寄りのケアセンター、持病持ちの高齢者、そして院内感染が最大の死因であり、ほかの感染がすくないという特徴を、現在 多くの人が知るところであり、もっかの対策は医療崩壊をいかに防ぐか、最大級の努力目標がそこに置かれている。

 ▼ウィルスとの共存時代がやってきた

 第三に「その後」のシナリオが見えてくれば、人心が落ち着き、規制は徐々に解除されていくだろう。
すくなくとも3密規制だけは解除が遅れるだろうが、在宅勤務などは徐々に緩和され、学校の再開も順次進む。未知への恐怖 が稀釈化されるに併行して、ウィルスとの「共存」が進行するだろう。

 「病原菌との共存」は人心が落ち着けば、新しい行動規範となるのではないか。
 たとえば明治時代、正岡子規は結核に冒されていたが、俳句仲間は会合をやめず、漱石も濃密に子規との交遊を深めながら も、しかも周辺では次々と結核で死んでいく人々が他出していたが、共存していた。
 日清日露の戦いでも、夥しい戦死者より、現地で疫病に感染して死亡した日本軍兵士のほうが多かった。

 恐怖心理をあまり深く顧慮しないで、営業を続けている喫茶店と居酒屋は大繁盛という皮肉な現象がある。
 「都会の孤独」、こんな時代だからこそ、連帯感をつよく求めて、あるいは「居場所をもとめて」、外出自粛もなんのそ の、だから営業自粛も黙殺して、需要に応えるのは心理解析として、研究課題になる。
 巣ごもりが長引くとストレスが蓄積するが、もとより日本には70万人の引き籠もりがいる。行政は各地に「こころの相談 室」を儲けているが、相談に乗れるカウンセラーがそれほど多く居るとも考えにくいことである。

 第四は前項の後節と関連するが、ストレスの爆発によって、突発的な社会の変化、珍現象がかならず起こることだ。新興宗 教の勃興も大いにありうるだろう。
 日本の歴史でも、疫病の流行は早いところで『日本書紀』には天平年間には四分の一の人口が天然痘で死んだ記録がある。
秩序が乱れ、都が廃墟となった応仁の乱などでは、餓死者が急増した。こうした時代には末法思想が世を席巻して、「厭離穢 土 欣求浄土」の念仏行進があって、人々は救いを来世に求めた。

 不安心理が長引くとトロウマ、精神状態の不安定をもたらし、そのストレスが間歇的に爆発する。

 江戸時代なら一揆、近代では暴動、中国ならすぐに内乱となって、王朝を崩壊させた。
 コロナ予防は三密をさけ、家に留まり、ソーシャルディスタンシングが呼びかけられたが、マイナス現象はDV、家族不 和、離婚騒動に発展するケースが報告されている。

 ▼ええじゃないか、お伊勢詣り、富士講

 江戸時代には「お伊勢詣り」(お陰詣り)という突発的な現象が、およそ六十年周期で繰り返された。このため江戸時代に 庶民金融が発達する。
今日の信用組合のごときメカニズムをもった講の発達がお伊勢詣りを支えた。

 ある日、ふいに町屋、商家の娘らが何かに憑かれたように伊勢へ行く。奉公人が雇用主にも告げずに伊勢へお参りに行く。 道中では篤志家の商家が宿泊施設を提供し、食事を供与した。その東海道中の混雑ぶりは、歌川広重の「伊勢参宮 宮川の渡 し」という浮き世絵に如実に描かれている。路銀を持たずとも麻疹の流行のように、人々は憑かれて旅立ったのだ。

 「冨士講」もそのひとつで、霊峰富士へ祈祷にでかけるため、「講」が本格的に流行った。皆が掛け金を持ち寄り、籤を当 てた人が富士へ登攀に出かける。霊験あらたかな浅間神社の神札を貰いにどっと、甲州街道、東海道を埋めた。日本政府のひ とり十万円の発想も、この講に起源がある。

 幕末に「はええじゃないか、ええじゃないか」と踊り狂う不思議な行動現象が京都、尾張、大阪から四国で突発的に出現 し、大政奉還の直前までこの狼藉は続いた。

倒幕側が仕掛けた謀略という側面が強いが、京都の混乱に乗じた薩長が、幕府の体制を揺さぶり、維新へと展開させる効果が あった。しかし参加した大半は自発的であり、踊りはなんだか阿波踊りに似ていた。

 さて現代日本では? 昨秋、渋谷でのハロウィン騒ぎをご記憶だろう、意味不明、何が目的なのか、ともかく渋谷には派手 なコスチームやカボチャ人形や、日頃のストレスの発散場所のようでもあり、つまり彼ら目的は単に騒擾をつくりだすことで あり、一種「狂演」とも言える末法現象と捉えることも可能だろう。
 ハロウィンはそもそもケルトの宗教儀式であり、敬虔な祈りの場であって、渋谷のハロウィンとは無縁。きっとケルトの精 霊たちは眉を顰めたことだろう。

  
  最悪の平成の後、もっと悪い令和になるのじゃないかと心配していましたが、それは大地震などの自然災害かなと思って ました。
  オリンピックや万博も本当に開催されるのかと書いてきましたが、まさか、オリンピックが延期になるとは。やはり、令 和は只では終わりそうにないようです。

さて、どうなることやら! 
2020年 4月 25日 (土) 第7510回  ★PM2・5は日本人を殺している
  今、Chinaの空はChina肺炎のお陰で 青空を取り戻しているようですが、必死に経済を回復させる為に、又、PM2・5で視界不良の空に戻るのでしょう。
  あの真っ黒なPM2・5が、日本に影響していないはずはないと疑っていましたが、やはり想像以上の影響を齎している ようです。

  川崎医大がその恐ろしさを発表してくれています。産経が報じてくれています。

  反日売国左翼・在日マスメディアが全く取上げようとしなかったのに不審を抱いていましたがやはり想像以上の実害があ るようです。
  もしかしたら、Chinaに報道を止められているのでしょうか。何とも腹立たしい。

  日本のあの抜けるような青空を返せ。やはり、あの国は叩き潰す必要があります。

やはり、日本人よ目を覚ませで す!  
2020年 4月 24日 (金) 第7509回  ★祇園祭の山鉾巡行中止へ
  早々と山鉾巡航の中止が検討されているようで す。それまでにChina肺炎が終息する可能性もないとは言え無いでしょうが、準備も大変なだけに考えざるを得ないので しょう。

  山鉾巡航の7月17日と言えば、この部屋を始めたのが前世紀末の1999 年7月17日だけに思い入れがあります。
  為しに始めたものが今まで続くとは想像もしていませんでした。何故だか分かりませんが、何時の間にか続けることを止 められなくなってしまい今まで続いてしまったのですから人生何て分からないものですね。
  まさか、PCで人生がこれ程変わるとは想像もしていませんでした。半ば、人生を棒に振った感もありますが、ネット で、ねずさんや宮崎さん達に会えたことで日本の素晴らしさを知り、日本に産まれたことの有難さを感謝することが出来るよ うになったのですからこれ程に有難いことはないでしょう。

  それだけに、山鉾巡行の中止は残念ですが、祇園祭の最初がウィルスを静める為だったことを考えると何だか面白いです ね。
  こうなると、オリンピックの延期も当然でしょう。来年は両方とも無事行われることになるのでしょうか。
  オリンピックはもう終わっても良いですが、山鉾巡行は続いて欲しいなんてのは勝手でしょうか。
  その前に、日本が消滅しているなんてこともありそうです。

来年はどんな年になっているこ とやら!
2020年 4月 23日 (木) 第7508回  ★Chinaから撤退のチャンスを報じ無い反日売国左翼・ 在日マスメディア
  China肺炎問題で安倍政権の腰の引けた対 応が目立ちますが、その中でも素晴らしいものがあったことを、4月5日、第 7490回の「★ 日本企業はなぜ中国から国内に復帰できないのか 福島復興のチャンス」などで、取上げました。

  ところが、この素晴らしいことを反日売国左翼・在日マスメディアが殆ど報じていないようです。
  やはり、奴等はChinaの下僕である証拠でしょう。日本が消滅してもChinaさえ残れば良いと考えているので しょう。何ともバカな奴等です。

  西村幸祐さんが、この日本の政策が世界で反響を呼んでいるとフェイスブックに書いてくれています。
  本来なら、マスメディアがこれを大々的に取り上げ平和ボケ企業のChinaからの撤退を全面的に応援すべき時に、 Chinaに取り込まれたこの情けない状況には呆れるばかりです。

  やはり、「日本に住んで日本国籍を持ち、日本語を話すけれど日本人でない者」達がうようよしているのでしょう。


  それにしても、経済界はこの最大のチャンスを活かす積もりはないのでしょうか。もし、この機会を逃すなんてことがあ れば日本の消滅は間違い無いでしょう。

いい加減に目を覚まさんかい、 経済人!
2020年 4月 22日 (水) 第7507回  ★この冬は観測史上「最も暖かい冬」
  歳を採ると気温の変化に鈍感になるようで、 年々夏の暑さも冬の寒さも気にならなくなってきます。ここ何年かは、夏も冬も例年より過ごし易くなっています。それが、 本当に天候の所為か、それとも感覚が鈍くなっているのかの判断がつかずにいます。

  今年の冬は例年になく過ごし易かったので、どっちの所為だろうと思って居ましたが、どうやら本当に暖かい冬だったよ うです。
  今年の冬は例年になく薄着で過ごせたので不思議には思っていましたの納得が行きました。
  それにしても、歳が寄ると温度差に鈍くなるのは有難いですね。年々暑さ寒さが気にならなくなってきているようです が、まさか本当の暖冬だったとは。

さて、今年の夏はどうでしょ う!
2020年 4月 21日 (火) 第7506回  ★習近平の目玉「雄安新区」の現場に突入してみると、そこ は!
   習皇帝が天津に匹敵する大都市建設の野望を持っているのだそうです。「雄安新区」と言うのだそうですが、何と、とんでもない欠陥があるそうです。
  何と、飲める水がないのだそうです。ということは当然頓挫でしょう。やはりChinaは人間が住む所じゃ無いようで す。
  自分達の大地を人間の住めない所にして、これからどう発展するのでしょうか。何ともおかしな国です。

  宮崎さんが書評で取り上げてくれています。  

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和二年(2020)4月13日(月曜日)弐 通巻6448号

  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 

 コロナ発生直前、筆者の近藤氏は武漢駅にいた
  習近平の目玉「雄安新区」の現場に突入してみると、そこは!!!!


 近藤大介『ア ジア燃ゆ』(MdN新書、発売=インプレス)

 この本、香港大乱と台湾総統選挙の実況中継にもページが割かれて
いるが、すこし時宜を失している。
ところが、コロナ騒ぎのルポが滅茶苦茶に面白い。この箇所だけでも、シリアスに、辛辣に、しかも冷酷に中 国の経済計画の近未来の破綻を示唆し、中国経済を冷徹に批判している。
ただし、表現する語彙に高尚なきらいがあり、というより異色なので、あるいは中国愛好家は、この本が根底 的に中国の発展に懐疑的な姿勢であることに気がつかないかもしれない。
 ルポの白眉は雄安都市の建設現場である。
 槌音高らかに、トラックが勢いよく物資を運んで行き交い、道路はすでに整備され、クレーンが高層ビルの 屋上に舞い、すでに無人のコンビニも開店。全土から選ばれた公務員たちが勤務している。ビルへ 入るのは顔認識ではなく諮問認識、町中に監視カメラ。
 近藤さんも、雄安へ突入、そこで見たものは何か?
 天津の新工業区「浜海地区」の倉庫地帯で大爆発事故が起きたのは2015年8月12日だった。死者行方 不明170名余。重軽傷およぞ800名。「すわっ! テロか」と疑われ、爆発現場には大きな穴があいた。
最近、天津の現場を訪れた人の話では、現場は柵がなされて立ち入り禁止。アパートは閉鎖されたままだとい う。
 この天津浜海地区の『新都心』は、じつは胡錦涛前政権の目玉だった。無惨に失敗となり、曠野と化した。
 習近平は、嘗て二年間を過ごしたのが河北省正定県だった。土地勘がある。この荒れ地に新都心を建設し、 ガソリン車乗り入れ禁止のエコシティ兼ハイテク都市とする「雄安新区」の建設を決めた。
つまり習近平の目玉プロジェクトの一つである。
 ところが、ところが。この都市設計を担当した清華大学教授にしてからが、「第二の深センとなるか、それ とも天津浜海地区のように残骸を残すことになるか」と微妙な発言をしているのだ。
 「第一に人口過剰の解決に結びつくのか、第二に深センは香港と直結して最初から地理的条件に恵まれた が、雄安は北京がら100キロ以上離れており、第三に成功した上海浦東新区とは基本的条件が違 う」と懐疑的な基調講演をしているのである。
 くわえて北京大学を曠野に移動したら、学生は忌避するだろうし、学力は間違いなく低下するし、大企業、 ハイテク企業の社員らは雄安新区への人事異動があれば、やめると言っている。
 しかし最大の難点は評者(宮崎)が過去にも指摘したように水がないのである。
 ミネラルウォーターだけで、新都市の市民が生活するのか。水源となる「白洋淀」は、水質の悪さで有名。 とても飲み水には使えないことが判明している。だから近藤氏は小さな声で言うのである。
 「習近平の阿房宮」ではないか、と。
 秦の始皇帝の夢だった阿房宮は建設途上だった。四面楚歌の楚軍が紀元前206年に焼き払って灰燼に帰し た。習近平の絶叫『中国の夢』は「悪夢」になるかも。いや評者のみるところ、確実にそうなるだ ろう。

  しかし、皇帝の野望とはここまで抜けているんですね。Chinaの王朝の崩壊が今こそ見れそうですね。
  それにしても、悠久の大地を人の住めないところにしてもまだ目覚めない Chineseって何の為に生きているのでしょうか。やはり、金が全てということでしょうか。
  
やはり、滅びるしかないでしょ う!
2020年 4月 20日 (月) 第7505回  ★歴史修正主義、何があかんねん
  昨日に続いて渡辺惣樹との共著で、宮崎さんが 面白い読者の声を取上げてくれています。
  投稿者はご自分のブログにアップしたものを投稿してくれたようです。渡辺さんの著書も多く読まれているようで面白い 感想を書いてくれています。

  何と言っても「歴史修正主義、何があかんねん。歪められた戦後史は早う書き換えてほしい」が良いですね。

  日本人が皆この気概を持って欲しいものです。特に政治家にこの気概が無いようでは使いものになりません。
  やはり、政・官・財・マスメディアの偉いさん達を一同に集めて宮崎・渡辺・ねずさんなどに講義をしてもらいたいもの です。

  日本の再生はその教育が浸透するまでは無理でしょう。となると、やはり早急に教育改革を初めてから何十年かはかかり そうです。何ともじれったい。

  となると、この御二人の本などを読ませて勉強させるしかないのでしょうか。  

   「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和二年(2020)4月13日(月曜日)
          通巻6447号  <前日発行> 

  (読者の声5)毎日メルマガを楽しみに拝読しております。貴著新刊『戦後支配の正体1945-2020』を拝読し、 拙ブログに駄文を書きましたので、お目汚しをさせていただきます。
  https://gekiokoobachan.jp/blog-entry-983.html

【以下コピペ】「歴史修正主義、何があかんねん。歪められた戦後史は早う書き換えてほしい、宮崎正弘/渡辺惣樹さん」

 読みましたよ『戦後支配の正体1945-2020』宮崎正弘・渡辺惣樹(ビジネス社)。お二人の対談本です。きゃー、 私の好きな宮崎さんと渡辺さんやんかー、どんな話をしはるんやろ、と楽しみにしてたんで、先週発売されてすぐに読みまし たよ。実はこの本、前にもお二人で出しはった『激動の日本近現代史 1852-1941 歴史修正主義の逆襲』の続編みたいなもんで、私は読んだ後、このブログでも書かせて貰うてましたね。
 今回もお二人のお話が炸裂!ですが、実は面白いのは、必ずしもお二人が全ての論点で意見が一致してるわけやない、とい うことですね。せやからこそ読者は、読んだ後に今度は自分でも考えなあかんわけで、まあそのためのヒントがこの中には いっぱいあるという、ホンマに有難い本ですわ(笑)。

 もちろん、最初に両者が一致してる部分があって、それは「歴史修正主義」の何があかんねんや、というところですね。日 本でも今や「自虐史観」の語はかなり広まって来てると思いますが、つまりは今までの解釈はおかしいんとちゃうか?という ことが、アメリカでもあるんやというのは、私は渡辺惣樹さんの本を読むようになってから知りました。どこの国でも歴史学 会というのは、アタマが固いんですね。

 私が初めて読んだ渡辺惣樹さんの本は、『TPP 知財戦争の始まり』(草思社)やったんです。ちょうど私が「覚醒」し 始めたころで、日本はTPPなんか結んだらあかん、とめっちゃいきり立っていた頃です(笑)。その本で渡辺さんが強調し てはったのは、アメリカがTPPを結ぶ重要な目的の一つは、知的財産の保護なんやということでした。
 そしてその本の中で、アメリカはもう10年?以上も知財保護に関する研究、検討を続けていて、外国への知財の流出に関 しては、アメリカは言うたことは必ずやる、将来的に知財の流出を許すことは絶対にない、ということでした。えー、せやか らTPPは結ばなあかんのか、と、当時はがっかり(笑)したことを覚えています。
 ところがトランプさんはこのTPPからさっさと脱退しはったわけですね。もちろん、この本の中でもTPPのことについ ては宮崎さんも渡辺さんも話してくれてはります。面白いでー。皆さんもこの本、買うて読んでください(笑)。
 そしてこういう対談本の醍醐味なんかも知れませんが、個人的な話が出て来るのも面白いです。それぞれほんの一部ですが コピペさしてもらいますね。

 渡辺:歴史を教科書からだけではなく自分の頭で考えるとじつに楽しくなります。渡辺の先祖はご存知のとおり源頼光(み なもとのよりみつ)の四天王の一人渡辺綱(わたなべのつな)。私に河勝と綱のDNAがかすかながらでも流れている可能性 があると思うだけで嬉しくなります。歴史研究のエネルギーが湧いてきます。

 渡辺さんは伊豆半島の下田の出身で、たぶん最初に書きはった本が『日本開国 アメリカがペリー艦隊を派遣した本当の理 由』(草思社)です。もう調べること、研究すること自体が「自分ごと」みたいな感覚ですね。

 そして宮崎さん。何と、トランプさんが40才ぐらいの時に、本人に会うてはるんやそうです。ビックリやな。もう先見の 明どころやあらへんで。

 宮崎:40歳ぐらいのときですかね。これは余談ですが、じつは私とトランプは1946年生まれで同い年なんです、そし てブッシュ・ジュニアも1946年生まれで、ビル・クリントンもそう。ヒラリーが1947年生まれ。ああ、これは本書の 冒頭に使ったほうがよかったかもしれない。つまり「戦後史が始まったときに奇しくも三人の大統領が同じ年に生まれた」と (笑い)。
 今この戦後史が、大きく「修正」されようとしてるわけですね。この本では本題の話の他にも、縄文の話やら貨幣の話やら 日本語の話やらが飛びまくって出て来ます。もう面白すぎる!ですね。
 そして私にとっては、勉強せなあかんことがまたいっぱい増えたわ(笑)【以上コピペ】
   (【ナニワの激オコおばちゃん】こと、小松敏行)

  (宮崎正弘のコメント)拝読しました。よく細部まで読み込んでいただいており、欣快に存じました。有り難うございま す。

  やはり宮崎さんのファンは程度が高いようです。本当に勉強になります。それだけに健康に気を付けて長く活躍して貰い たいものです。

それにしても、宮崎さんがいて くれて有難いことです! 
2020年 4月 19日 (日) 第7504回  ★戦後支配の正体1945-2020
  何と、あの日本を戦争に引きずり込んだハル・ ノートを書いたと言われるハリー・ホワイトがIMF,国連の創設を主導したのだそうです。
  どこまでも日本の足を引っ張る最大の仇のようです。そんな話題が満載の宮崎さんと渡部惣樹さんの共著の面白さを書い てくれている読者の声を宮崎さんが取上げてくれています。なんだかややこしいですね。

  御二人のトランプさん評価の差もあったりして面白そうです。是非、読んでみたいものです。  

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和二年(2020)4月12日(日曜日) 通巻6446号   

 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声

(読者の声1)

 貴書新刊、渡辺惣樹さんとの共書『戦 後支配の正体1945-2020』(ビジネス社)を拝読致しました。

 過日、書評蘭で奥村篤信さんが激賞されたので、私が付け加えることは少ないのですが、奥村さんより私が勝っている (?)のは『激動の日本近現代史1852-1941』を読んでいる事、渡辺惣樹さんの著書、訳書を数冊読んでいることで しょうか(笑)。

  さて原爆を運んだ重巡洋艦インディアナポリスは後に日本の潜水艦に撃沈されたことは今回初めて知りました。

 この戦艦に関する後日談は沢山あるのですね、大変参考になりました。
また中国の共産化も含めてFDRとチャーチルの戦争指導が如何に誤っていたか。
:冷戦後の世界史を動かしたのはアメリカのネオコンだったと言い切れる。彼らには世界を啓蒙する義務があるという思い上 がりがある(しかしイスラム教については無知である。

 GAFAをはじめとしたシリコンバレーの巨大IT企業の経営者は中国好き。

 戦後世界の通貨体制、IMF,国連の創設を主導したのはハリー・デキスター・ホワイト(=ソ連のスパイ)。ペトロダ ラー(石油をドルベースの資源取引)の考案者はヘンリー・キッシンジャーである。

 128pで。宮崎さんはハイエクに会ったことがある! そして40歳のトランプに会ったことがある! 吃驚です。誠に うらやましいことです。

 p.158: 島原の乱(1637年)はヨーロッパの30年戦争(1618-48)の日本に置ける局地戦であったとも解釈できるという解釈には驚嘆でした。

 p.179:  ハーバード大学を筆頭とするIVYリーグの歴史教育は駄目。

 p.182:  渡辺氏「私は復讐権は存在するという立場」

 p.195 :貿易の問題は両国が納得できる保護貿易がベストと思っている。

 p.220: 渡辺「トランプは、ただ者ではない」 vs 宮崎「トランプへの期待過剰ではないか」p.174  
ここは大いに笑えます。

 上記他多くの記述に、目から鱗がボロボロでした。誠に刺激的な対談本当に有難うございました。
経済に関して渡辺氏はミルトン・フリードマンを高く評価しておりますが、私は4年前にナオミ・クラインの「ショックドク トリン」を読んで以来、フリードマンの経済政策は(?)と考えておりました。
この点、渡辺氏に手紙でご意見をお聞きしたいと思い版元気付で渡辺惣樹さんに手紙を出しました。宮崎先生の益々のご発展 をお祈り致します。くれぐれも武漢コロナウィルスにはお気を付け下さい。 (AO生、伊豆)

 (宮崎正弘のコメント)もしお急ぎならコピィを送信下さい。小生からメール転送しておきます。といいますのも、在京の 出版社は週刊、月刊を除いて、いま在宅勤務です。なにしろ、人と会おうにも、ホテルを除いて、ほぼすべて休店中です。居 酒屋もラストオーダーが午後七時。講演会は全部キャンセル、アメリカのように損害賠償を中国に請求する訴訟をおこしたい です。

  それにしても宮崎さんのもの凄い仕事振りには呆れるしかないですね。宮崎さんメルマガを読んでいればどのマスメディ アより世界の情勢が良く分かるのじゃないでしょうか。全く有難いことです。

是非、長く活躍してもらいたい ものです!
2020年 4月 18日 (土) 第7503回  ★過去の危険な賭けの責任は問われない
  何時もの宮崎さんのメルマガは、読者の声に面 白いと言うか勉強になるものが多い。これも宮崎さんが選ばれているのでしょうからやはり素晴らしいのでしょう。
「非倫理的」な日常的経済・金融活動
  と言うことで、今回読者の声から二つ興味深いものがあったので取り上げます。

  一つは、あのマスクの大半がChina製になっている理由です。何と前回の騒動の時に日本のメーカーが増産したが、 終焉語、日本の医師会が安いChina製に切り替えたのだそうです。つまりは、医師会にメーカーの増産への感謝もなかっ たし、又、同じことが起きるという危機感もなかったということでしょう。自業自得じゃないでしょうか。
  
  もう一つは、戦後、世界が「非倫理的」な日常的経済・金融活動をしてきたことに何の罰も与えず認めてきたことが Chinaを育て今回のChina肺炎危機を齎したというものです。
  まさに言われる通りでしょう。全ては自業自得が齎したChina肺炎危機と言えるでしょう。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和二年(2020)4月11日(土曜日)弐 通巻6445号 

   読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声

(読者の声1)

 新型コロナウイルスに関する情報もほぼ出つくし感があります。ダイヤモンド・プリンセスでの日本の対応を非難 した欧米諸国のメディアは自国がそれどころではない惨状なのに、それでも日本を貶めたいらしい。

 安倍総理の緊急事態宣言に関する記者会見で終了と宣言したと同時にイタリア人記者が強引に質問をねじ込んできました。
極左で「赤い旅団」の弁護士、菅直人総理の特別顧問という経歴のピオ・デ「非倫理的」な日常的経済・金融活動ミリア氏は クルーズ船のときも日本の対応を批判して いる映像が残っています。つまり日本のメディアも野党も世界中で左翼つながりということが丸わかり。

 菅直人といえば福島の原発事故のあと超法規的措置で安全な原発まで止めてしまい、いまだに原発再稼働の目処がつかない 状況 が続いています。
日本破壊工作員が首相に上り詰めるなどお笑い草ですが、今の韓国は十年前の日本なのかもしれません。

 戦後政治が安全保障はアメリカに丸投げ、経済一本やりでジャパン・アズ・ナンバーワンと浮かれた先にプラザ合意による 円高 とバイアメリカン法案で対米輸出は急ブレーキでした。

 今のアメリカを見ていると対中強硬策は当時の対日強硬策と同等かそれ以上かもしれません。まさに経済戦争であり見えな い戦争 です。
 日本は独立回復時に憲法を改正しなかったばかりに背筋が一本通った国ではなく軟体動物のような腑抜けた国に成り下がっ たの でしょうか。

 ダイヤモンド・プリンセスの検疫でも厚労省が感染者をだしたのに対し自衛隊は一人の感染者もださなかった。
国防という観点からすると検疫や入国管理など防衛省の管轄でいいように思えます。他国では入国管理は軍の管轄のところも 多数 あります。
治山治水といった国家百年の計もまた国交省から防衛省の管轄に移してアメリカの陸軍工兵隊のように少数の軍人と多数の軍 属に よる組織にすれば普段は地域密着、緊急時には全国展開可能といったことも柔軟にできるのではないでしょうか。
今回のウイルス騒動でマスクから防護服までコスト優先で中国製ばかりだっ「非倫理的」な日常的経済・金融活動たのがアダ になりました。

 前回の新型インフルエンザでは国内メーカーがマスクを増産したのに、その後医師会が中国製に切り替えたためラインの増 設が無 駄になり、今回のウイルス騒動でも政府の買取り保証がなければ増産はできないとなったのだとか。

 だからこそ各世帯にマスク二枚を配布ということなのかもしれません。価格を別にすれば世界で工業品の自給自足体制がと れる数 少ない国の一つが日本です。長年のデフレで財務官僚はコストカットしか考えていないのかもしれない。
だからこそ自衛隊の制服も中国製にしろなどという声もでてくるのでしょう。医療や国防に関連する分野の製品は政府の調達 を日 本製に限るバイ・ジャパン法案があってしかるべきでしょう。

 ついでに政治についてはノイジー・マイノリティの野党対策のためにも選挙区と比例区の重複立候補の禁止と比例区の得票 に5% 条項を設けて泡沫政党は排除するのがいいように思えます。
   (PB生、千葉)

(宮崎正弘のコメント)「自衛隊の制服も中国製」? なら中味も中国人? という三段論法になりますね。

(読者の声2)

 「雨降って、地固まる」とは、嵐という危機を利用して基礎を強める、通常の晴の天気では欠点が見えないから だ。
今、世界が武漢菌という嵐のため、全ての脆弱な経済基礎構造が公にされてしまい、例によって「とりあえず」応急処置をし てい る。

 嵐は定期的に来て、1990年の日本の嵐は特に酷く、2000年、2008年、そして今、と来る度に「想定外」であ り、根本 問題は論議されず、取り敢えず「痛み止め」を大量に与えるため、患者の体力も健康も益々弱く悪くなった。
 経済学とは自然科学とは違い、主に人間の心に関する研究であり、心理学、動物生態学、社会学などに近い。

 近年、特に無視されてきた点は、人の倫理との関係である。経済危機が来る度に、「モーラル・ハザード」という聴き慣れ ない言 葉がかつて出てきた。「非倫理的解決策は危険だ」という意味であるが、意訳すると、「懲悪勧善」の反対はいけません、悪が蔓 延り、正直者が損をする仕組みは、経済、国家を破壊する。

 しかし現在、世界中で政府が競って、悪を救い、善をこらしめる、政策を採っている。
 子供を育てた親は理解するが、甘やかされ、さて、日本人は目覚めるでしょうか!罰せられないと子供は、正しく「懲罰の 法則」を理解し、益々大胆に大規模に振舞 い、犯罪者に成長する。
倫理に欠ける経営者は、自己利益の為に危険だが儲かる賭けに手を染める。たまに来る嵐には、政府が即座に救済・弁護して くれ るからで、過去の危険な賭けの責任は問われない。

 そのように、過去50年間ほど世界の政府、企業、個人は「非倫理的」な日常的経済・金融活動をしてきた結果が今日の危 機の背 景である。例外なく、政府は反射的に全面的に疑問・議論も無く、悪の救済を始めた。99%の経済学者も諸手を挙げて支持す る。
しかし、今回はその規模があまりに大きく、流石のバズーカ砲も、「あらゆる手段を使って」も解決できず、政府・中央銀行 の限 界が露わになる、のではないか。それで、初めて、とうとう「地、固まる」
(KM生)

(宮崎正弘のコメント)二宮尊徳が残した箴言を思い出します。
「経済力のない道徳は戯事だが、道徳のない経済は犯罪である」。

  やはり、ねずさんが昨日書いてくれた「★★金儲けのためなら何でもありという国からの脱却 」こそが日本が目指すべき道です。これが出来ないようでは日本の再生は到底むりでしょう。消滅するか最貧国への転落しかなさそうです。
  やはり、「いい加減に目を覚まさんかい、日本人! 」としか言い様がなさそうです。

さて、日本人は目覚めるでしょ うか!
2020年 4月 17日 (金) 第7502回  ★ニコラエフスクの日本人虐殺 1920年、尼港事件の真 実
  戦後教育で全く教わらなかった通州事件などを 知ったのは、やはりねずさんのブログからでした。
  一連の日本人虐殺の尼港事件も、2018年6月21日、第 1463回の「★ 百回忌を迎える『尼港事件』を忘れるな」などで取上げたようにねずさんが教えてくれました。

  その尼港事件の当時書かれた本が翻訳されて出版されるそうです。当時の記録は無いのだろうと思ってましたが何と、白 系ロシア人のジャーナリストが書いてくれていたようです。よくぞ書いてくれていたものです。

 それにしても、こうした日本人の悲惨な歴史を隠し、嘘の南京事件は大騒ぎする日本の反日売国左翼・在日共は余程日本が 嫌いのようです。
 やはり、「日本に住んで日本国籍を持ち、日本語を話すけれど日本人でない者」達としか思えませんね。

  宮崎さんが書評で取り上げてくれています。何時ものようにご自分の体験も紹介してくれていてユニークな書評で興味深 い。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」   令和二年(2020)4月10日(金曜日)弐 通巻6443号

  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 

 おぞましく、まがまがしく、身の毛もよだつ虐殺事件の真相
  「尼港事件」から百年、いま真実が甦る。貴重な記録、第一級の歴史資料

 アナトーリー・グートマン著 長瀬了治訳
 『ニ コラエフスクの日本人虐殺 ──1920年、尼港事件の真実』(勉誠出版)

 ちょうど百年が経過して、事件は風化した。
 「尼港事件」は殆どだれも知らないが、ロシア極東の港町でおきた日本人の大虐殺事件だ。大正九年のことであり、舞台と なった尼港とはアムール川の出口に位置したニコラエフスク市のことである。
 この町は当時、サハリン州に属していた。日本租界が拓け、多数の日本人住民が居たので領事館もあった。商社も娼妓館も あった。
 暴力革命の余波が極東にも迫っていた。ロシアのボルシェビキ革命を逃れてきたロシア人富裕層、とりわけユダヤ系の人々 が多く、かれらは赤軍を憎んでいた。
ここに多数の中国人と朝鮮人が加わり、軍事集団が輻輳し、裏切りは日常茶飯、赤軍のパルチザンと言っても盗賊、山賊、強 盗のたぐい、彼らが行った虐殺行為は、目撃談が多く残されていた。

だが、真実に迫ることはなかなか容易ではない。
 ミステリーに満ちた「極東共和国」に関しても、戦後はよほどの歴史家いがい、日本人の関心事の対象から外れた。ソ連を 嫌悪し、極東に独立国を宣言したロシア人を日本軍が間接支援していた。極東共和国については語り出すときりがないので、 いまは措く。
 埋もれ逝く歴史!

 ▼通過事件と共通する残虐、猟奇性

 同様に終戦のどさくさに起きた大虐殺事件=「通化事件」は、被害者の日本人が真相をしらないため、ますます分からない と答えるのが大多数。ようやく南京大虐殺の嘘がばれて、つぎに焦点が「通州事件」に移り、こちらのほうは保守陣営のなか でも、少しづつ知られるようになった。(「通州」と「通化」はまったく違います)
 通化事件のほうは、引き上げ途次の日本人およそ三千がシナ人によって虐殺され、河は血の海となり、その犠牲者数は通州 事件の十倍なのである。
誰もが忘れたのか、語りたくないのか。じつは評者(宮崎)、この通化事件現場にも撮影に行ったことがある。
 通州は二回行ったが、こちらのほうは十年前まで当時の遺物も残っていた。いまは新開発区となって北京に編入されて上、 地下鉄が開通し、面影はなにもない。
 前者の通化へは吉林から長距離バスで入り、現場を歩き回って写真を撮り、レポートしたことがある。本書の舞台、尼港の 現場は未踏である。

 さて、尼港事件とは概括的にいえば、ロシア革命後の内戦で赤軍が、ロシア人6000人、日本人730人以上を虐殺し、 赤軍と言うよりも愚連隊、ギャングまがいの犯罪者暴徒は尼港市を壊滅させた。
 1917年にロシア革命はなったが、その後の、赤色パルチザンとは、殺人鬼のような愚連隊集団が実態だった。あまりに も残酷な犯罪行為であり、国際世論は怒りに湧いた。
直後のロシア「調査委員会」報告と生き証人達の生々しい証言で、日本人が忘れさせられた暴力革命の暴虐の凄まじさが甦っ たのだ。

 著者のアナトーリー・グートマンは白系ロシア人ジャーナリストで、事件当時、日本に滞在していた。報を聞いて、直後に ロシアでつくられた「調査委員会」が三か月間現地調査してまとめた報告書を基礎資料とし、自身の取材も加えて執筆したも のである。原書は、1924年ベルリンで出版され、1993年になってカナダで英訳版がでた。
 日本でも最初の訳本は英訳版からの重訳だった。このたびの新刊はロシア語からの翻訳で、より完全な歴史の第一資料であ る。
尼港事件の詳細は、本書の数々の証言で実態が明らかになる。

 この尼港事件と、かの通州事件とを比較すると、共通しているのは殺戮する側の残酷さ、非人間性、悪魔のごとき猟奇性、 この意味ではロシアのゴロツキもシナの殺人舞台も、便乗する朝鮮人も変わらない。
 いわゆる「通州事件」で、中国兵に惨殺された邦人は257名。かの「南京大虐殺」とかいう事件は、中国がでっちあげた フィクション、嘘放送の類いだったことはすでに120%証明されている。
にもかかわらず、中国に裏側から工作されたユネスコは、世界記憶遺産申請を認めた。ブルガリア共産党出身のボゴバが主導 した。日本が貶められているのに、政府も外務省も何もしない。ボゴバと、コルデス(WHO事務局長)、なんとなく似てる なぁ。

 ▼シナの挑発、謀略だったのではないのか

 「通州事件」の記録は、「アーカイブ」が民間人の手で設立され、歴史教科書に一部だけだが掲載され、しかし日本各地で 研究会や講演会が連続開催された。とはいうものの事件から長い歳月が流れ、いったいどれほどの日本人が、この事件の真相 を知っているのだろうか。
まして日本政府は、この事件を忘却の彼方へと自虐的に追いやり、戦後一度も取り上げて中国に抗議し、賠償を請求すること がなかった。
 加藤康男氏の『慟哭の通州』(飛鳥新社)は複眼で通州事件を総攬する。
 第一に廬講橋事件直後におきているという時系列的なポイントが重要である。なぜ北京郊外に日本兵がいたのか。目的は居 留外国人の安全を護るため、今日で言うPKOであり、断じて「侵略」ではなかった。
通州事件は日本を巻き込むためにシナが仕組んだ挑発であり、直後から日本は朝野をあげて中国を討てという合唱になった。 結果的に泥沼の戦争に巻き込まれた。通州の虐殺は「キ東保安部隊」と国民党との密約が存在していた。かれらはもっと大規 模な同時多発テロを準備していたのである。(キ東の「キ」は「北」の下に「異」)。

 第二は中国の「兵」の定義である。
 加藤氏は「中国では『兵』と『匪賊』の差がほとんどないのが実情だった。満州まで含めれば『匪賊』に『緑林』 (盗賊、馬賊)が加わる。兵が脱走して匪賊、馬賊となり、匪賊、馬賊が帰順して兵となるのが日常化していると考えればよい」という。
 それゆえに自治政府が結成され、河北省の指導者が段汝耕だった。ほかにも宋哲元らが いた。かれらは「親日派」とされ、うっかり日本軍は段汝耕らを信じてしまった。たが段も宋も、地下で蒋介石と繋がっていたのだ。
 シナ正規軍は日本の保安部隊と自治政府の保安部隊を襲い、数時間の戦闘となる。民間人の虐殺は匪賊系、つまり蒋介石の 別働隊である「藍衣社」系列の殺人部隊が行ったのである。
 殺戮の舞台となった通州は歴史的に由緒がある。安録山の乱はこの地から発祥した。
 明治四年、台湾で日本人虐殺がおきたとき、北京へ談判にでかけた大久保利通は「台湾は化外の地」と清朝から言質を得 た。その帰路、大久保は通州に滞在した。
 この地で、大久保は通洲で一詩を詠む。
「和なり忽ち下る通州の水
  閑に蓬窓(よしずの下がった窓)に臥して 夢自ら平かなり」

 奇跡的に助かった妊婦ふたりの証言や生き残った新聞記者の実録は当時、ちゃんと新聞にも報道された。

 ▼新資料が飛び出した

 しかし従来の証言、資料にはなった新しい資料が近年になってでてきた。
北京への留学生だった河野通弘は目撃者から貴重な談話を集めて記録を作り、平成七年に手記を残した。当日、かれは 北京にいて、通州方面に爆撃によるのか、黒煙のあがるのを見て、飛びあがった。

 「拓殖大学の先輩にあたる中山正敏を訪ねて東京からやってきたばかりの亀井実の安否だった」。
彼は「大使館の要請で通 州へ救援 と通訳に駆り出される」ことになった。
 通州で見た残虐な地獄。河野通弘は克明にメモをとった。同級生だった亀井は非命に斃れていた。脱線だが、ここにでてく る中山正敏氏。はてと思い当たった。以前に何度もお目にかかった日本空手協会の首席師範の中山氏のことではないか。慌て てページを捲ると、やっぱりそうだった。中山氏は三島由紀夫の空手の師匠で、何回か憂国忌で奉納演武を実演していただい たことを思い出した。

閑話休題。憲兵隊の荒牧中尉も記録を残していた。
 「事件当時の通州憲兵隊長は安部起吉憲兵少佐だったが、事件から一年が経過した昭和十三年八月、新たに荒牧純介憲兵中 尉が赴任してきた」(加藤前掲書)。
 この荒牧が、安部が作成した事件調書を筆写しており、終戦後まで長く保存し、昭和五十六年に私家版の『痛々しい通州虐 殺事変』を残していた。憲兵隊の原本が存在しないため、この荒巻私家版が真実を物語ることになる。
 また加藤氏は、この事件を外国人特派員はいかに報じていたかを探し当てた。フレデリック・ウィリアムズが『中国の戦争 宣伝の内幕』を書いていた。これは近年、田中秀雄氏が翻訳した。 
 ウィリアムズは「古代から近代までを見渡して最悪の集団屠殺として歴史に記録されるだろう」。「最も暗黒なる町の名と して(通洲は)何世紀のあとも記されることだろう」と書き残していた。
 尼港事件と同様な近現代史の闇。
また一つ、謎の闇の奧に光りが当たった。貴重な記録、第一級の歴史資料

 アナトーリー・グートマン著 長瀬了治訳
 『ニコラエフスクの日本人虐殺 ──1920年、尼港事件の真実』(勉誠出版)

 ちょうど百年が経過して、事件は風化した。
 「尼港事件」は殆どだれも知らないが、ロシア極東の港町でおきた日本人の大虐殺事件だ。大正九年のことであり、舞台と なった尼港とはアムール川の出口に位置したニコラエフスク市のことである。
 この町は当時、サハリン州に属していた。日本租界が拓け、多数の日本人住民が居たので領事館もあった。商社も娼妓館も あった。
 暴力革命の余波が極東にも迫っていた。ロシアのボルシェビキ革命を逃れてきたロシア人富裕層、とりわけユダヤ系の人々 が多く、かれらは赤軍を憎んでいた。
ここに多数の中国人と朝鮮人が加わり、軍事集団が輻輳し、裏切りは日常茶飯、赤軍のパルチザンと言っても盗賊、山賊、強 盗のたぐい、彼らが行った虐殺行為は、目撃談が多く残されていた。

だが、真実に迫ることはなかなか容易ではない。
 ミステリーに満ちた「極東共和国」に関しても、戦後はよほどの歴史家いがい、日本人の関心事の対象から外れた。ソ連を 嫌悪し、極東に独立国を宣言したロシア人を日本軍が間接支援していた。極東共和国については語り出すときりがないので、 いまは措く。
 埋もれ逝く歴史!

 ▼通過事件と共通する残虐、猟奇性

 同様に終戦のどさくさに起きた大虐殺事件=「通化事件」は、被害者の日本人が真相をしらないため、ますます分からない と答えるのが大多数。ようやく南京大虐殺の嘘がばれて、つぎに焦点が「通州事件」に移り、こちらのほうは保守陣営のなか でも、少しづつ知られるようになった。(「通州」と「通化」はまったく違います)
 通化事件のほうは、引き上げ途次の日本人およそ三千がシナ人によって虐殺され、河は血の海となり、その犠牲者数は通州 事件の十倍なのである。
誰もが忘れたのか、語りたくないのか。じつは評者(宮崎)、この通化事件現場にも撮影に行ったことがある。
 通州は二回行ったが、こちらのほうは十年前まで当時の遺物も残っていた。いまは新開発区となって北京に編入されて上、 地下鉄が開通し、面影はなにもない。
 前者の通化へは吉林から長距離バスで入り、現場を歩き回って写真を撮り、レポートしたことがある。本書の舞台、尼港の 現場は未踏である。

 さて、尼港事件とは概括的にいえば、ロシア革命後の内戦で赤軍が、ロシア人6000人、日本人730人以上を虐殺し、 赤軍と言うよりも愚連隊、ギャングまがいの犯罪者暴徒は尼港市を壊滅させた。
 1917年にロシア革命はなったが、その後の、赤色パルチザンとは、殺人鬼のような愚連隊集団が実態だった。あまりに も残酷な犯罪行為であり、国際世論は怒りに湧いた。
直後のロシア「調査委員会」報告と生き証人達の生々しい証言で、日本人が忘れさせられた暴力革命の暴虐の凄まじさが甦っ たのだ。

 著者のアナトーリー・グートマンは白系ロシア人ジャーナリストで、事件当時、日本に滞在していた。報を聞いて、直後に ロシアでつくられた「調査委員会」が三か月間現地調査してまとめた報告書を基礎資料とし、自身の取材も加えて執筆したも のである。原書は、1924年ベルリンで出版され、1993年になってカナダで英訳版がでた。
 日本でも最初の訳本は英訳版からの重訳だった。このたびの新刊はロシア語からの翻訳で、より完全な歴史の第一資料であ る。
尼港事件の詳細は、本書の数々の証言で実態が明らかになる。

 この尼港事件と、かの通州事件とを比較すると、共通しているのは殺戮する側の残酷さ、非人間性、悪魔のごとき猟奇性、 この意味ではロシアのゴロツキもシナの殺人舞台も、便乗する朝鮮人も変わらない。
 いわゆる「通州事件」で、中国兵に惨殺された邦人は257名。かの「南京大虐殺」とかいう事件は、中国がでっちあげた フィクション、嘘放送の類いだったことはすでに120%証明されている。
にもかかわらず、中国に裏側から工作されたユネスコは、世界記憶遺産申請を認めた。ブルガリア共産党出身のボゴバが主導 した。日本が貶められているのに、政府も外務省も何もしない。ボゴバと、コルデス(WHO事務局長)、なんとなく似てる なぁ。

 ▼シナの挑発、謀略だったのではないのか

 「通州事件」の記録は、「アーカイブ」が民間人の手で設立され、歴史教科書に一部だけだが掲載され、しかし日本各地で 研究会や講演会が連続開催された。とはいうものの事件から長い歳月が流れ、いったいどれほどの日本人が、この事件の真相 を知っているのだろうか。
まして日本政府は、この事件を忘却の彼方へと自虐的に追いやり、戦後一度も取り上げて中国に抗議し、賠償を請求すること がなかった。
 加藤康男氏の『慟哭の通州』(飛鳥新社)は複眼で通州事件を総攬する。
 第一に廬講橋事件直後におきているという時系列的なポイントが重要である。なぜ北京郊外に日本兵がいたのか。目的は居 留外国人の安全を護るため、今日で言うPKOであり、断じて「侵略」ではなかった。
通州事件は日本を巻き込むためにシナが仕組んだ挑発であり、直後から日本は朝野をあげて中国を討てという合唱になった。 結果的に泥沼の戦争に巻き込まれた。通州の虐殺は「キ東保安部隊」と国民党との密約が存在していた。かれらはもっと大規 模な同時多発テロを準備していたのである。(キ東の「キ」は「北」の下に「異」)。

 第二は中国の「兵」の定義である。
 加藤氏は「中国では『兵』と『匪賊』の差がほとんどないのが実情だった。満州まで含めれば『匪賊』に『緑林』 (盗賊、馬賊)が加わる。兵が脱走して匪賊、馬賊となり、匪賊、馬賊が帰順して兵となるのが日常化していると考えればよい」という。
 それゆえに自治政府が結成され、河北省の指導者が段汝耕だった。ほかにも宋哲元らが いた。かれらは「親日派」とされ、うっかり日本軍は段汝耕らを信じてしまった。たが段も宋も、地下で蒋介石と繋がっていたのだ。
 シナ正規軍は日本の保安部隊と自治政府の保安部隊を襲い、数時間の戦闘となる。民間人の虐殺は匪賊系、つまり蒋介石の 別働隊である「藍衣社」系列の殺人部隊が行ったのである。
 殺戮の舞台となった通州は歴史的に由緒がある。安録山の乱はこの地から発祥した。
 明治四年、台湾で日本人虐殺がおきたとき、北京へ談判にでかけた大久保利通は「台湾は化外の地」と清朝から言質を得 た。その帰路、大久保は通州に滞在した。
 この地で、大久保は通洲で一詩を詠む。
「和なり忽ち下る通州の水
  閑に蓬窓(よしずの下がった窓)に臥して 夢自ら平かなり」

 奇跡的に助かった妊婦ふたりの証言や生き残った新聞記者の実録は当時、ちゃんと新聞にも報道された。

 ▼新資料が飛び出した

 しかし従来の証言、資料にはなった新しい資料が近年になってでてきた。
北京への留学生だった河野通弘は目撃者から貴重な談話を集めて記録を作り、平成七年に手記を残した。当日、かれは 北京にいて、通州方面に爆撃によるのか、黒煙のあがるのを見て、飛びあがった。

 「拓殖大学の先輩にあたる中山正敏を訪ねて東京からやってきたばかりの亀井実の安否だった」。
彼は「大使館の要請で通 州へ救援 と通訳に駆り出される」ことになった。
 通州で見た残虐な地獄。河野通弘は克明にメモをとった。同級生だった亀井は非命に斃れていた。脱線だが、ここにでてく る中山正敏氏。はてと思い当たった。以前に何度もお目にかかった日本空手協会の首席師範の中山氏のことではないか。慌て てページを捲ると、やっぱりそうだった。中山氏は三島由紀夫の空手の師匠で、何回か憂国忌で奉納演武を実演していただい たことを思い出した。

閑話休題。憲兵隊の荒牧中尉も記録を残していた。
 「事件当時の通州憲兵隊長は安部起吉憲兵少佐だったが、事件から一年が経過した昭和十三年八月、新たに荒牧純介憲兵中 尉が赴任してきた」(加藤前掲書)。
 この荒牧が、安部が作成した事件調書を筆写しており、終戦後まで長く保存し、昭和五十六年に私家版の『痛々しい通州虐 殺事変』を残していた。憲兵隊の原本が存在しないため、この荒巻私家版が真実を物語ることになる。
 また加藤氏は、この事件を外国人特派員はいかに報じていたかを探し当てた。フレデリック・ウィリアムズが『中国の戦争 宣伝の内幕』を書いていた。これは近年、田中秀雄氏が翻訳した。 
 ウィリアムズは「古代から近代までを見渡して最悪の集団屠殺として歴史に記録されるだろう」。「最も暗黒なる町の名と して(通洲は)何世紀のあとも記されることだろう」と書き残していた。
 尼港事件と同様な近現代史の闇。
また一つ、謎の闇の奧に光りが当たった。

  それにしても、自虐史観に犯された日本経済界のお偉いさん達はこうした恐ろしさを知らないのでしょうね。もし、知っ ていたら、そんな恐ろしい人達の国に従業員を駐在させたり出来ないでしょう。

それとも、同類かな! 
2020年 4月 16日 (木) 第7501回  ★チャイナウイルスで露呈したグローバリズムの欺瞞
  今日、ねずさんが「★★金儲けのためなら何で もありという国からの脱却 」しなければ日本がChinaの次の世界の敵になると書いてくれています。

  偶然でしょうか、【頑固亭異聞】で、小山さんが三島由紀夫さんが今の日本人の劣化を見れば発狂するだろうと同じよう な発言をしてくれています。
  もう一つ、経済界でもChinaへの新幹線の輸出を断った気骨のあるJR東海の葛西さんがChinaの脅威を読売新 聞に書いたものを取上げてくれています。
  葛西さんのような人が経済界の体勢を占めるようになれば日本の再生も間違い無いでしょう。

  早く経済界がそのことに気が付かないとねずさんの言われるように世界からつまはじきにされることになりそうです。


  何とか経済界のお偉いさんたちが目を覚ましてChinaから撤退し、金が全てじゃなかった昔の日本的経営を取り戻す ことを願いたい。
  今のままの金儲けのためならなにをやっても良いという特亜3国に染まった考えから抜け出さないと日本は本当に世界の 嫌われものになりそうです。

果たして、目覚めることができ るでしょうか!
2020年 4月 15日 (水) 第7500回  ★サリン事件 解明秘話
  河添恵子さんがChina肺炎で生物兵器の権 威をゲストに招いて対談してくれたものを、3月22日、第 2860回の「★ 習政権が画策するコロナの“脱中国化” / 疫病は文明を滅ぼす」で、取上げました。

  その続編がアップされています。何と、あのゲスト 杜祖健(アンソニー・トゥー)さんは、サリン事件の解決の最大の功労者だそうです。
  サリンの情報を提供したことで、警察がオウムのアジトの近くでサリンの証拠を検出したことであの逮捕になったそうで す。

  つまりは、日本の恩人です。サリンについては、24-3の最後です。

   ゲスト 杜祖健(アンソニー・トゥー)先生


  サリンの解決にこんな裏話があったとは全く知りませんでした。もし、この先生がいなかったら未だに解決せずにもっと 犠牲者が出ていたのじゃないでしょうか。
  いくら感謝しても足りないですね。

正に、日本の恩人です! 
2020年 4月 14日 (火) 第7499回  ★日本語 はどうやって生まれた?
  虫の声を聞き分ける事が出来る素晴らしい日本 語を世界共通語にすべきと思ってますが、どうやって生まれたかはまだ良く分かっていないようです。

  そんな動画がありました。まだまだ研究不足のようで物足りないものがありますが、面白い考え方ではありそうです。

  日本は、世界から来たものを全て日本で最適なものにする習性があるので、それが言葉にも適用されたのじゃないでしょ うか。


  それにしても、今更ながら、日本の凄さが少しずつ解って来るのは嬉しいものです。やはり、日本はとてつもない国なの じゃないでしょうか。
  やはり、一度は地に落ちた日本の時代が来るのじゃないかと期待したくなります。その為には、劣化した日本人が再生さ れる必要はあります。

さて、再生できるでしょうか!
2020年 4月 13日 (月) 第7498回  ★★中国から日本に撤退する企業に費用の3分の2を補助
   何と、日本政府が 5日、第 7490回の「 ★日本企業はなぜ中国から国内に復帰できないのか 福島復興のチャンス」等で書いてきたように、中国から自 国に撤退する企業に移転費用の3分の2を補助することにしたのだそうです。
  何と、これを詳しく報道しているのはKoreaの新聞のようです。日本のマスメディアは気に入らないのか情報を掴ん でいないのか報道していないように思えます。

  これは、以前から書いてきたことなので全面的に賛成です。やはり、もうこの位思いきった事をしない限り、劣化したサ ラリーマン社長には決断出来ないのでしょう。
  これで、撤退しない企業はもうChinaの企業として扱い、日本から出ていってもらいましょう。

  ツイッターで見付けました。確かに、税金の投入に納得が行かない面もあるでしょうが、やはり、何時か決断しなければ ならないことなので、この最大のチャンスを活かしてやるのは素晴らしい決断だと思います。

  安倍さんもとうとうその気になってくれたようです。これは、面白くなりそうです。問題はサラリーマン経営者が決断で きるかどうかですね。
  これは、消費税の削減に匹敵する快挙じゃないでしょうか。今度こそ日本の再生が動き出しそうです。

何とも楽しみです! 
2020年 4月 12日 (日) 第7497回  ★ピンチをチャンスに変える力
  今回のChina肺炎の窮地に悲観論が殆どで すが、ねずさんと馬渕さんは日本の底力を信じて元気付けてくれています。
  と言うか、ここでも何度も書いてきましたが、今こそ日本企業が中韓から日本に回帰して雇用を創出し、非正規社員を正 社員にすれば景気の回復もかのうせいがあるでしょう。
  正社員が増えて所得が上がれば結婚も出来るし、当然子供も出来るというものです。

  これで、消費税を廃止すればもう万々歳なのじゃないでしょうか。と言っても、それをやる頭も気概もないのが今の日本 の経済界じゃないでしょうか。

  やはり、政・官・財のお偉いさん達に目覚めて貰うしか無さそうですが、それが尤も難しいようです。
  それにしても、政・官・財の親中派は、本当にChinaがまで発展するとしんじているのでしょうか。どう考えてもそ んな可能性は無いと思うのですが、自虐史観に犯された優等生達にはそうは見えないのでしょうか。

全く、困ったものです!
2020年 4月 11日 (土) 第7496回  ★尖閣に世界海洋研究センターを
   週末恒例・中山恭子さんの【夢を紡いで】 は、 山田吉彦さんでした。もう一週間遅れていますが日本の海の守りは大切なので取上げさせてもらいます。

  それにしても、相変わらず日本の対応の遅さには呆れるしかないですね。これも、結局は憲法改正しなければなにをやっ ても役に立たない証拠でしょう。

  その憲法改正を与野党の殆どの議員がやる気が無いのですからどうにもならないでしょう。

  せめて、最後に山田さんが提案している世界の研究者を集める海洋研究所を尖閣に建設するくらいのことはやってもらい たいものです。
 

  しかし、どうしてここまで日本の政治家は日本の為に働くことが嫌いなのでしょうか。
  やはり、「日本に住んで日本国籍を持ち、日本語を話すけれど日本人でない者」達や特亜3国に取り込まれた人達が殆ど だということでしょうか。

正に、平和ボケの付けです!
2020年 4月 10日 (金) 第7495回  ★「中国の医薬界は『黒い巨塔』だ」
  Chinaが救世主を気取って医療チームを 送ったりしていますがそのChinaの医療の現場は想像を絶するのものがあるようです。

  宮崎さんが、読者の声へのコメントとして以前に書かれたものを紹介してくれています。
  その凄まじい金の亡者振りは日本人には到底真似できないものじゃないでしょうか。日本一の悪徳医者と比べてみたいも のです。
  尤も、それを利用する欧米の企業も Chineseに負けていないようです。やはり、世界は腹黒いようです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和二年(2020)4月3日(金曜日) 通巻6431号  

  読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声

 (読者の声1)医療の発達が遅い、黒い噂の絶えない中国が、イタリア、スペインに医療チームを送ったというニュース、 どうしても腑に落ちない。そんな余裕もないだろうし、オランダに輸出したマスクは60万枚が不良品だったそうです。
 おかしなことばかりですね。
    (TY生、埼玉)

 (宮崎正弘のコメント)以前、五年ほど前ですが、『月刊日本』に「中国の医薬界は『黒い巨塔』だ」として小生は、次の 文章を書いています。
 (引用開始)「中国では「病院」のことは断じて「医院」という。「病院」は漢字本来の意味から病原菌センターになる。
 その医院へ早朝に行くと異様な光景がある。診断受付が九時開始というのに午前五時には長い列ができているのだ。
 患者の数と医院の数が実情と適合していないためで、ここに目をつけた「順番待ち」のプロが出没し、早い番号を法外な値 段で患者や家族に売る。鉄道の駅では切符売り場の長い列に横あいから乱入して替わりに切符を買うという商売があり、結構 流行っている。なにしろ白タクを「黒車」というが、中国全土、黒車だらけ、じつは筆者もよく利用する。競争が激しく、 メーターより二割ほど高いだけだから。
 中国の政、官、財界と軍隊が腐りきっているのは一般常識だが、賄賂は中国ビジネスの前提である。民間企業の腐敗もすこ ぶる「健全」で、ゼネコンは農地買収の建設予定地から立ち退かない住民をヤクザを使って追い立て、住居取り壊しに駆使す るため庶民の不満の爆発は自爆テロか、暴動しかない。
 中国にはいわゆる「赤ひげ先生」はいない。江戸時代の赤ひげは、貧者からカネを取らず、医療を施して感謝され、一方で は大名や濡れ手で粟の金持ちからふんだくって庶民の喝采を浴びた。
 中国では、医者はカネを掴ませないと手術をしてくれない。薬も呉れない。いや、賄賂を贈らないと入院もままならない。 ところが保険適用の特権階級が登場し、さらに過去にはなかった生命保険が90年代の終わり頃から登場し、急速に拡大した のであちこちに新設の医院ができた。
 中国の医療保険制度が貧弱な故に生命保険が大流行したからだ。そのうえ医院とは言っても国家補助金が少なくて医者は薄 給に甘んじる。だから医薬保険業界の腐敗は凄まじいことになる。
 中国の医師らは製薬会社から賄賂(相場は薬の売上げの20%)を受け取り患者に必要のない薬も適当に処方し、高いクス リの使用を強圧的に診断して薦め、あげくには賄賂の「額が足りないから車を買って欲しい」と製薬会社に要求し、なかには 愛人が欲しいとか。
 「グラクソ・スミス・クライン(GSC)事件」はこうした状況下、おこるべして起きた(本社=英国、世界第四位の製薬 会社)
 業界の競争はシェア拡大であり、そのためにGSKは1憶6500万ドルを賄賂として用意し、医者にもっとGSCの薬品 を多く処方するよう要請し、中国市場のシェアを確保してきたのだ。四人の中国人販売幹部が拘束される始末となった。
 中国ではジェネリック薬品が奨励されているのにアメリカ人の平均の十倍の薬価を支払い、しかも「ジェネリック薬品は殆 ど使われず、たとえば陝西省ではジェネリック薬品そのものが売られていない」(英製薬業界専門紙『ランセット・グローバ ル・ヘルス』)。
 ふくらみ続ける医薬界の闇のこんにちの状況は、まさしく『黒い巨塔』だ。
「製薬業界の売上げが1650億ドル(邦貨換算17兆円強)に達し、しかも中国は2016年には世界第二位の製薬、薬事 大国になる」という(英誌『エコノミスト』、14年2月1日号)。
 医療費にしめる薬代はOECD平均が全医療費の16%だが、中国のそれは40%を越えており、なにしろ先進国でも処方 されているジェネリック薬品の価格さえ、数倍高い(だから訪日中国人はあんなにたくさん日本の薬を買って帰るわけだ)。 手術をしてくれなくて死んだ患者の遺族らが結束して医者を襲う事件が多発し始めた。
 2012年には七人の医師が殺害された。重軽傷は数えきれず。なんでもありの中国、日本では考えられない事件が起き る。グラクソ・スミス・クラインの中国現地法人が中国当局から収賄の疑いで手入れをうけた理由も医薬品が高いという、庶 民の不満の対象をすりかえて、外国企業が悪いことにするからである。これも中国の常套手段だ。
 外国企業は私設カードマンを雇い、独自のセキュリティ対策を駆使し、暴力的な抗議活動や妨害活動に対応しているが、中 国ガードマン企業のなかには突如盗人に早変わりする癖がある会社も常識だから、うっかり契約も出来ない。
 こんな中国で病気になったら大変ですゾ」(引用止め)。
 それが大変な事態になった。

  こんな素晴らしいChinaや欧米の腹黒さに劣化したとは言えまだまだ民度の高い日本人には対抗出来ないでしょう。 やはり、奴等とは国交断絶して違った道を歩くべきでしょう。
  金が欲しくて付き合ったりしたら飛んでもない目に会いそうです。君子危うきに近寄らずでしょう。
  やはりChinaは人間の住むところじゃない。特に日本人は。 

早く縁を切りましょう! 
2020年 4月 9日 (木) 第7494回  ★廃仏毀釈
  日本の歴史で何時も勿体ないと思うのが幕末の 廃仏毀釈です。あの時に多くの貴重な文化財が失われたことを何とも惜しいと思ってしまいます。
  ところが、六世紀から七世紀にかけて、廃仏毀釈があったのだそうです。宮崎さんが書いてくれています。仏教伝来の時 にもそれがあったのは当然でしょうね。
  それが何故、幕末にもう一度起きたのは国学のなせる技だそうです。

  それを、宮崎さんが書評で書いてくれています。書評というより宮崎さんの宗教論のようで面白い。やはり宮崎さんの書 評は、ご自分の経験からの裏付けがあって本当に凄い。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和二年(2020)4月2日(木曜日) 通巻6429号  

   書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 

  法華経の精髄は伝来の日本文化と日本人の美意識に適合した
   大楠公は法華経を写経し、誓願した事実は何を物語るのか


  相沢宏明『法華経世界への誘い』(展転社)

 経済論壇の大御所、天下のご意見番だった木内信胤氏が安永門左衛門が設立した「産業計画会議」を引き継ぎ、歴代政権へ 政策提言をしていた。毎月一回、この会は倶楽部関東で開かれ、じつは評者(宮崎)も十年ほど、その末席を汚した。
 雑談となって或る時、宗教が話題となった。古典や宗教書にも通じる木内信胤氏が言ったのだ。
「キリスト教の『聖書』で、読む価値があるのは『山上の垂訓』だけ」(評者もそう思ったので賛意を表した)。
 ついでにと思って評者は聞いた。「なら木内先生が信仰するのは?」
 「仏典で、強いて言えば法華経だろうな」がそのときの回答だった。本書を手にしたとき、まっさきにその情景を思い浮か べた。もう三十年は前のことだろうか。
 ついでに書くと、切支丹伴天連の布教を許し、仏教徒を弾圧した信長、じつは法華経の信者だった説が有力である。
 相沢氏は法華経を研究して数十年、何冊かの法華経関連の著作がある。本書はかといって法華経の入門書でも解説書でもな い。独自な氏の宗教論、それも法華経と国体思想を結びつける独特な歴史論である。仏教の知識のない人にとっては難解かも 知れない。
 瞠目するような解釈がさりげなく挿入されている。
 「法華経の一体三宝観とキリスト教の三位一体説とは、はなはだ類似している」(312p)
「法華経の漢訳と三位一体説の制定時期は、大まかに括れば同じ時期に現れてきている」
法華経の特徴だが「国家観、併せていえば世界観、宇宙観、こうした国土・世間思想が法華経には色濃くある」 (315p)。
 そこで大胆な仮説が編み出される。
「三位一体説と一体三宝論の類似性を両教お互いが認め合い、真の融合が果たせれば、宗教の対立は解ける(中略)。一神教 と多神教・汎神教とが融合すれば、一の神が一として存在できない理論構築が完成する」(318p)。
「法華経の教主釈尊を主・師・親と仰ぐ仏弟子の立場と天皇を宗家と仰ぐ日本国民の立場とが、いつしか渾然と融合した」。
 それが伝来以後の日本文化を形成した。従って、「日本の王法思想(国体)を法華経からみることは極めて国家の内容を解 明するために重要な作業になる」とする著者は、例として楠正成をあげる。
「南朝の忠臣として名高い楠正成(大楠公)は法華経を写経している」。
 そして「法華経を仏の本懐として信奉し、読誦することで朝敵逆徒を成敗し天下は静謐になる」と誓願した事実がある。
 一部の用語に難しさがあるものの、宗教を国体思想の変遷と噛み合わせて説いたところに本書の独自な思想がある。

 ▼渡来人は仏教と同時に疫病も持ってきた

 ものはついでなので、本書の議論からはずれるが、仏教と神道の習合(所謂「神仏習俗」)は、いかなるかたちで、どのよ うな経過でなされたのか。聖徳太子は仏教を国教としたが、その前の古代神道との間に確執、或いは宗教戦争があったはずで あり、六世紀から七世紀にかけて、廃仏毀釈があった。
 物部氏と蘇我氏との抗争は神道と仏教の対立が基底にあり、仏教の伝来とは渡来人が多数来たわけで、同時に疫病がもたら された。「日本書紀」には崇神天皇の時代に疫病で人口の半ばが死んだとある。天然痘ももたらされ、「日本書紀」は敏達天 皇十四年に疱瘡で夥しい人が死んだ記録がある。
すなわち物部と蘇我の神道vs仏教の対立は、疫病への対立でもあったと四宮正貴氏は指摘する(『政治文化情報』、令和二 年三月二十五日号)。

 里見岸雄氏は「国体規範論」のなかで次のように概括された。
 「国体の本義は、他教に対する寛容をもって貫かれている(中略)。神道も明らかに自然教時代を経過して高等なる文明教 に進んだ宗教であって、自然教の時代も未だ精霊信仰ともいうべき極めて幼稚劣等な自然教に属した段階から神々の個性の分 化を示し、また神々の相互の間に神統を発生した高等自然教の段階に発達している」
 推古天皇以前の日本の状況である。
 「かくいふところへ、全然系統を異にする他の高等な宗教が入り込めば、そこには後者による前者の徹底的征服か、或い は、極めて限定せられた状態において後者が辛うじて土着するか二者択一を出でることはない」。
 つまり里見説を演繹すれば外来宗教の仏教が日本で古代神道と溶け合って土着したことになる。
 イランに於けるイスラム教は、伝来のゾロアスター教に上に被さるように土着した。ローマのキリスト教は、それまでロー マ人が信仰したミトス教に被さるようにした土着した。ロシア正教は、シャーマニズムの上に土着した。インドネシアのイス ラムも又古代からの土地の宗教に被さった。
 したがって日本人の寛容の精神が仏教を受け入れ、奈良朝では大仏開眼という一大セレモニーを展開し、各地に国分寺が創 立建立される。
 しかし、日本書紀に従えば、聖徳太子は古来より信仰されていた自然教を敬愛しており、神祗を拝スベシと説かれ、用明天 皇は「仏法を信じ、神道を尊ぶ」、聖武天皇は「敬神尊仏」と続日本記にある。だから伊勢神宮には大神宮寺が設けられ、お 寺の玄関に鳥居がある風景がいまの全国各地に残る。

 信長の時代に切支丹伴天連がやってきても、布教に寛容だった。仏教各派の信奉した仏様があり、だからキリスト教もその ひとつ、大臼(デウス)と阿弥陀仏も同じように考えた。
だが、一神教は寛容ではなかったため、徳川時代に厳格に排斥、禁教とした。
 里見氏はこう解釈する。
 「(徳川の切支丹伴天連の禁教は)俄然その性格を一変し、上の好む所、下之に倣うとばかり、幕府の官学たる儒教を奉ず る儒者らは、仏教排斥を開始し因果応報の理か、その儒者らは、国学によって斥けられることとなり、ここに本居宣長以下の 国学者、神道家等による儒教及び仏教の排斥を生み、かくして古来の日本人の未だ示さなかった低級偏狭なる排他的性格を馴 致する」(同前掲論文)。
 幕末の廃仏毀釈は国学平田圧胤の思想的影響が甚大だった薩摩に吹き荒れた。神道はGHQによって目の仇とされ、キリス ト教の一派や西本願寺の一部のグループなどが、いまも靖国神社を誹謗するのは、そうした歴史の尾を引いている。

  やはり、神道と仏教も争いは当然のごとくあったようですが、それを上手く集合するのが日本人の凄さだと思ってました が、他の宗教でもあったことというのに驚かされました。
  宗教とはそんなものだと言うことのようです。何と、靖国神社を誹謗する宗教があるんですね。これにも驚かされまし た。

やはり、宗教は怖いのか!
2020年 4月 8日 (水) 第7493回  ★文部省『復刻版 初等科修身』
  ねずさんも推薦してくれている矢作直樹さんの 文部省『復刻版 初等科修身』を、宮崎さんが書評で取り上げてくれています。
  何と、戦前の文部省の修身の教科書を復刻してくれたものです。やはり、戦前の文部省は今の文科省とは全く違ったもの だったようです。
  こんな素晴らしい教科書を作ってくれていた先人が今の教科書検定を見たら怒り心頭でしょうね。
  良くもここまで劣化できるものです。なんて、感心している場合じゃないですね。一番大事な教育に携わる文部省が最悪 の省とも言えるまで劣化しているのは余りにも問題が大きすぎます。それを許してきた政治にも腹が立ちます。

  こんな本を復刻してくれた矢作さんに感謝です。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和二年(2020)4月1日(水曜日)弐 通巻6428号  

  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 

 戦前は正しい道徳を気高く教えていたのだ
  偉人を通しての倫理と徳目を重視した教育が立派な日本人を育てた

 文 部省『復刻版 初等科修身』(ハート出版)

 さきに『初 等科国史』がハート出版から復刻され、戦前のこどもたちが正しい歴史を学んでいたかを改めて知ったばかりだ が、 こんどは当時の道徳教科書が復活した。
 この教科書はGHQが黒塗りを命じて、戦後、完全に葬られた日本人の基本のモラル教科書である。道徳の正しい在り方が かか れている。
 とくに日本史の偉人を選び出して、忠義、孝行、勇気、誠実、勤勉、慈悲などの徳目を実例をあげて習得させる方法がとら れ、 道徳をのびやかに、悠然と、そして気高く教えていた。偉人の人生を通して何ものかを語り、その倫理と徳目を重視した教育が立 派な日本人を育てたのだ。
 冒頭にまず教育勅語、そして最初の頁は「くにの誕生」であり、いざなぎ、いざなみが天照大神を産む神話の世界が展開す る。
 神話を押しつける風情はすこしもなく、次の頁を開くと日本の国柄が次のように悠然と語られるのである。

 「神さまのお生みになった日本の国は、山川の美しい国です。ことに、春夏秋冬の移り変わりのはっきりした国です。その 間、 ずっと寒い風に吹きさらされていた草や木は、春になると、みどりの芽をだしてきます。暖かい風がそよよそ吹いたり、かすみが たなびいたりする間に、草や木はすくすくと育っていきます。
 梅が咲き、桃が咲き、桜が咲き、いろいろの花が咲き競うころになると、めじろやウグイスや、たくさんの小鳥が、木の枝 から 枝へ飛んで、嬉しそうにさえずります」

 以下略するが、四季を愛でるという日本人の自然観、その自然を尊重する日本人独特の情緒が、さりげなく述べられてい る。情 緒豊かな、正義感溢れる若者を輩出させようとした。以上の文章は小学校三年生用である。
 ならば、六年生用をみると、松下村塾のことは触れるが、西?、大久保、木戸などの維新の主役ではなく、外野の応援団 だった 野村望東尼のことが出てくるので、ちょっと面食らった。
 高杉晋作が
「おもしろき 事もなき世に おもしろく」
 と詠むと、望東尼が続けて、
「住みなすものは 心なりけり」
と詠んだ。
 山口県防府市にある望東尼の庵跡と墓を評者(宮崎)も訪ねたことがある。もちろん高杉晋作の足跡の追跡取材だったが、 晋作 を匿い、志士としての心得などをそれとなく教えたばかりか、彼女は素養豊かな歌読みでもあって、高杉と交わした上記の和歌の ことはあまりにも有名だろう(この話は教科書には出てこないが)。
 望東尼を評価して、初等科修身教科書は書く。

「こうしたやさしい女の力が、どれだけ新しい日本をつくりあげるのに役だったか、はかりしれないものがある。男勝りの望 東尼 は、決して女らしさを忘れる人ではなかった。(中略)とらわれのみとなった時も、女の身だしなみは、身をきよく保ち、かたち を崩さないものだと言って、着物などもさっぱりしたものをつけ、きちんとすわって、筆をとったり紙細工に工夫を凝らした りし た。志士の母とも言われた」

 ほかに野口英世、山田長政、伊能忠敬がでていくるが、楠木正成も和気清麻呂も、修身の教科書には登場せず、しかしさっ ぱり と豊かな情操を育ませようとする筆の努力の跡が見られるのである。

  やはり素晴らしい先人を知るのは子供達にとって最大の宝物でしょう。その人達を次から次へと教科書からなくする今の 文科省は本当に狂っています。やはり特亜3国の手が入ってるんでしょうね。
  チュチェ思想の輩も紛れ込んでいるのじゃないでしょうか。

 やはり、文科省は廃止すべ き!
2020年 4月 7日 (火) 第7492回  ★米国の第二四半期のGDPはマイナス34%と衝撃の予測
   Chinaの崩壊は間違い無いと期待してい た のですが、おかしな雰囲気もあるようです。
何とChinaの反撃が効き目を表してきている様子もあるようです。
  何でも、G20と米中電話会談で余りにも習が強気発言をし、それに対して期待感まで出ているのだそうです。
  宮崎・福島コンビが【Front Japan 桜】で、報告してくれています。まさかとは思いますが、独裁の恐ろしさがあるだけに油断は出来ないのかもしれません・

  とは言え、それでChinaが生き残ることになったりすれば世界は地獄を見ることになるでしょう。習のホラに期待す る国があるというのが恐ろしいし、余りにも情けないですね。
  日本も怪しいものです。


  何と、ゴールドマンサックスが、米国の第二四半期のGDPはマイナス34%と予測しているそうです。これも怪しそう です。もしかしたらグローバリズムのトランプ降ろしの一環じゃないでしょうか。

   「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和二年(2020)4月1日(水曜日)弐 通巻6428号  

 米国の第二四半期のGDPはマイナス34%と衝撃の予測
  失業率は15%に跳ね上がり、秋まで経済低迷が続くとゴールドマンサックス

 中国の経済予測かと思えば、そうではない。米国の近未来が真っ暗。
 ゴールドマンサックスは米国の第二四半期(22年4−6月)のGDPが、マイナス34%になるとはじき出した(これま での予測はマイナス24%だった)。
 第一四半期(22年1─3月)の予測はマイナス6%から9%へ下方修正した。ただし秋からの第三四半期は、プラスに転 じて19%成長となるという。

 同時に失業率は9%から、15%に跳ね上がるだろうとゴールドマンサックスは予測値を発表し、各界に衝撃を与えた。失 業が町に溢れると治安が悪化し、また11月の大統領選挙に多大な悪影響をもたらすだろう。
 民主党の有力候補バイデンは「選挙資金枯渇」を訴えた。かれは民主党集会がキャンセルとなるなか、「巣ごもり運動」を 展開している。

 トランプ大統領は大量の死者を免れるために様々な予防策、規制、そして2兆ドルの財政出動を発表しているが、3月30 日速報で全米の死者は2400人、NYだけでも776人となり、NYのセントラルパークに野戦病院風のテント即席病院が 出現した。
またCNNアンカーのクリス・クオモの感染が確認された(クリスは、クオモ州知事の実弟)。

 ロンドンの帝国大学研究所は「ソーシャル・ディタンシングの徹底によって、コロナ感染拡大は効果をあらわし、4000 万人が助かるだろうとシミュレーション結果を発表したが、どういう根拠による計算式は不明である。
欧米ではスーパーの買い物にも2メートルの距離を置いた列が出来ている。

 一方、香港では不動産価格の暴落が本格化し、小売りはマイナス44%となった。これは昨秋までの香港大乱の時期よりも 悪化している。

 中国経済はマイナス2・3%になると世界銀行は予測した。
「少なすぎないか?」。これこそ眉唾数字、十倍のマイナス23%の倍、おそらくマイナス46%当たりが実相に近いのでは ないか。

  やはり、数字が怪しすぎますね。何とかしてトランプさんを降ろそうと必死 なのじゃないでしょうか。
  もし、トランプさんが負けるようなことがあれば、いよいよ世界は終わりになりそうです。

まさかとは思うが心配!
2020年 4月 6日 (月) 第7491回  ★浮利を追わす
   住友金属が事実上消滅していることを知りま せ んでした。新日鉄に事実上九州されていたんですね。

  その住友の家訓が「浮利を追わず」だったことが住金が消滅した遠因だと言えば言い過ぎになるかも知れませんが、その 浮利を追わない精神が、金が全ての時代に負けたのじゃないかと思ってしまいます。
  何と言っても、新日鉄などが中韓にお人好しにも全ての技術を教えて裏切られたことが日本の鉄鋼業界の没落の原因なの ですから。浮利を追わずとは真逆の金のためにはなにをやっても良いという中韓に負けるのも当然かも知れません。

  この忌まわしい特亜3国が消滅すれば、日本の鉄鋼も、造船・家電・半導体など奴等に教えて後ろ足で砂を掛けられた産 業も息を吹き替えすのじゃないでしょうか。

  なんて、期待しても、その日本の産業界自体がその気概も無くChinaにべったりなのですからどうなることやら。

  宮崎さんが読者の声を取り上げてくれています。宮崎さんのコメントもあります。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和二年(2020)3月30日(月曜日)
          通巻6424号 

  (読者の声2)私は、貴誌3月29日(日曜日)通巻6423号「読者の声」で、「かつて6社が競った鉄鋼業界で、破 綻消滅したのは住金のみ。産業財閥という特徴が濃い住友グループの中核企業で消滅したのは住金のみ」、「この背景、要因 について分析した著作が、出ていないのはどういうことでしょうか」と述べました。
 ところで、この3月の日経新聞「私の履歴書」は、住友商事出身のレンゴー会長兼社長・大坪氏が執筆しておられます。
そして大坪氏は、氏が「(入社)当時の住友商事は『十大商社の9番目』。住友金属工業(現日本製鉄)関係の取引が際立つ 『鉄鋼商社』と言われてもいた。住友家初代の政友(1585〜1652年)が標榜した『浮利に趨(はし)り軽進すべから ず』という事業精神の存在が、三井、三菱といった他の旧財閥に比べ系列商社の設立を遅らせることになった。住友が日本建 設産業(住友商事の前身)の社名で商事部門に本格的に進出したのは終戦3カ月後の1945年11月である」と述べておら れます。
 大坪氏も簡単に述べられているように、もともと、住友グループは、商業等を始祖事業とする三井、運送等から発展した三 菱とは異なり、銅精錬業を起源としています。
戦前の住友財閥の特色は、重化学工業中心であったこと、商業部門をもたなかった点にあり、資本投下が、金属工業・機械工 業・化学工業・鉱業などに集中し、繊維工業や商業部門への投資が皆無であったことでした。
 こうした歴史的経緯もあり、住友グループでは、銀行・金属・化学の三社が御三家と呼ばれ、その中核的企業と考えられた のです。
その中で、産業構造が変化したとは言え、重工業の中でも最も基幹的な存在である鉄鋼業を所掌する住友金属工業のみが、し かも鉄鋼業界の中でも住金のみが、破綻、消滅(新日本製鉄との合併は、「統合」などと言える内容のものではなく、「吸 収」と言わざるを得ず、「消滅」と言っても過言ではないと思う)という道をたどったのは、極めて奇妙に思えます。
 この背景、要因については、当然に追及されるべきテーマだと考えるのですが、今のところ、正面から分析した著作が表れ て来ていないことを、不思議に、かつ残念に思っています。
   (椿本祐弘)


(宮崎正弘のコメント)住友の家訓は「浮利を追わす」でしたね。三十数年前に『住友電工・社内ベンチャー』(かんき出 版、絶版)という本を書いたとき、随分と当時の亀井正夫会長以下、幹部や現場の数十名にインタビューして歩いたことを思 い出しました。大阪本社から伊丹工場まで取材しましたが、新幹線の電話の発明も住友電工でした。

  正当な競争に負けたのなら諦めも付きますが、恩を仇で反す中・韓にやられたことを考えると、今こそ、そのお返しの時 と思わずにはいられません。 

日本の復活の時が来るか1
2020年 4月 5日 (日) 第7490回  ★日本企業はなぜ中国から国内に復帰できないのか 福島復 興のチャンス
  福島の復活の為に中韓に進出している企業を撤 退して福島へ工場を建てる企業には撤退に伴う損出を大幅に補填するくらいのことをやるべきと、2014年10月20日、第524回の「★ 福島に大工業団地を」などで書いてきました。

  今回のChina肺炎で、そんな夢のような話が実現しそうな雰囲気になってきているようです。

 宮崎さんがそんな動きを取り上げてくれています。消費税減税にも踏みきれないような政府ですが、中韓から撤退した企業 に大幅な補填は当然として、尚且つ福島へ進出する企業にはその倍の補填をしても良いのじゃないでしょうか。
 これこそ、福島復興だけでなく日本の雇用を確保できます。それで不足する人達の代わりに日本の得意のロボットを大幅に 採用するのです。当然これにも補助金を付けるべきでしょう。
 これこそが、ピンチをチャンスにの最高の方法だと思うのですがどうでしょう。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和二年(2020)3月30日(月曜日) 通巻6424号 

 日本企業はなぜ中国から国内に復帰できないのか
  政府の支援遅れ、銀行は進出に意欲的だった。政策的失敗が大きい

 日本企業が海外で雇用している従業員、じつに431万人。このうちの四分の一が中国、45%弱が中国以外のアジア諸国 である。
日本の産業の空洞化は、国内に大量の失業を産んだ。明らかな矛盾である。なにしろ日本人ひとりの給料で、中国では十人が 雇えるとの合い言葉が十年前、いまでは日本人ひとりの給料で、ベトナムでは5人というように人件費の高騰ぶりが、逆に海 外進出のメリットを奪った。

 台北支援法が成立し、中国を離れつつある台湾企業、たとえば鴻海精密(ホンハイ)は中国での新規工場を稼働させず、米 国に新工場を建てるほか、インドにも進出し、一部を台湾は戻す決断をしている。世界最大のファンドリー「TSMC」は中 国でのハイテク製品製造をやめ、米国西海岸のどこかに土地を物色中。

 日本でもスタンレー電気は中国工場停止にともない、新潟に一部の生産を戻した。
 他方、国内に生産拠点がなく、すべて海外生産している企業がマブチモーターなど。この時期になっても新工場を中国に建 設している日本企業がある。コロナ災禍により、サプライチェーンの切断で部品工場新設の建設が遅れているのは東プレスと ユニプレスだ。

 政府はようやく重い腰を上げた。日本政策銀行の融資拡大によって、国内へ戻す企業への資金を緊急に貸し出す。国内工場 は地方への誘致が同時並行するが、一件につき、数億円から数百億円規模と見積もり、また中国以外の第三国へ工場を移転す るケースでも、國際協力銀行が前向きの融資を行うなど、具体的な「生産拠点の再配置」、すなわち「中国よ、さようなら」 という無言の方向が政府支援で一歩前へ進むことになる。

  正に、日本再生の大チャンスです。福島に大工業団地を造りましょう。

それとも、又チャンスを逃すの か!  
2020年 4月 4日 (土) 第7489回  ★あの産業復興の熱気が消える。相次ぐ高炉の休止
  中・韓に技術を教えた恩を仇で帰された代表業 種である製鉄がとうとう危機的状況に陥ったようです。
  家電や造船と同じ道を歩むのでしょう。と言うか、どちらが早かったか分からないですね。

  宮崎さんが、そんな鉄鋼業界の凋落を取り上げてくれています。それにしても、アメリカの鉄鋼業界の凋落の原因の日本 が同じ道を歩むのは皮肉ですね。こうなるのが自然なのでしょうか。それとも、単なるお人好しの付けでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和二年(2020)3月28日(土曜日)弐 通巻6422号 

 あの産業復興の熱気が消える。相次ぐ高炉の休止
   「鉄は国家なり」が合い言葉だった時代は遠くなった

 「鉄は国家なり」が合い言葉だった。明治維新の熱気が産業の振興に拍車をかけ、国家建設の主柱が鉄だった。建築の鉄筋 も、鉄道のレールも橋梁も、そして自動車も鉄、鉄製品が基幹である。日本経済は鉄とともに躍進してきた。たぎるように日 本人の熱血とともに技術も急発展し、産業の裾野を拡げてきた。

 しかし粗鋼生産で世界一だった日本の凋落は、中国など新興諸国の製鉄起業とダンピング輸出によって弱体化した。
市場を奪われ、日本の製鉄は再編に追い込まれ、富士と八幡の合併から始まり、いまでは日本製鉄(5401=新日鐵と住金 が合併)、JFE(川崎製鉄とNKKが合併)、そして神戸製鋼所(5406)の三つのグループに集約され、各地の高炉の 火が消えた。

 「鉄は国家」ではなくなった。「鉄くずや、強者どもの 夢のあと」

 自動車の販売不振と工場の操業停止、さらにコロナ災禍の追いうちによって、自動車鋼板の需要が大きく減退する。不況は 鉄筋需要も減らす。これは鉄鋼メーカーに甚大な悪影響を与え、JFEホールディングス(5411)は国内生産の15%を 占める京浜の高炉を数年間の目算で休止する。

 すでに日本製鉄は2020年九月に北九州の1箇所をしめるばかりか、22年には和歌山を、23年には中国地方の呉の高 炉を止める縮小計画を進めている。
 JFEも、2022年には千葉工場も止め、広島県福山に集約する。もとより中国産鋼鐵のダンピングで世界の高炉が悪影 響を受けてきたが、高炉を一つ止めると二千名以上の従業員は不要となりレイオフの対象となる。

 無配転落のJFEは当面、ほかの製鉄所から半製品を仕入れ加工作業などをするというが、事実上高炉が止まれば、企業の 存立が問われるのではないのか。

  それにしても、とうとうここまで追い込まれたんですね。今年はこういう業界がもっと増えるのかもしれません。
  いずれにしても、この期に及んでも中韓から撤退する決断もできない企業はもう終わりなのじゃないでしょうか。

それにしても、どうなることや ら!
2020年 4月 3日 (金) 第7488回  ★日本外務省はソ連の対米工作を知っていた
  戦前戦後の信実を解き明かし自虐史観から目覚 めさせてくる江崎道朗さんが、またしても、面白い説を唱えてくれています。
  何と、外務省はソ連の対米工作を知っていたのだそうです。本当でしょうか。知っていて何もしなかったのでしょうか。

  何時もの宮崎さんが書評で取り上げてくれています。取り上げながらも、主題はChinaの恐ろしさと、それに気が付 いて叩き潰しに懸かってくれているトランプさんとそれを書かない日本のマスメディアに苦言を呈してくれています。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和二年(2020)3月26日(木曜日) 通巻6418号

  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 

 外務省はソ連が米国で巧妙なインテリジェンス工作を展開していた事実を知っていた
 昭和十六年、外務省アメリカ局が極秘文書を作成。それは『米国共産党調書』

  江崎道朗『日 本外務省はソ連の対米工作を知っていた』(育鵬社)

 日本にも戦前は卓越したインテリジェンスが行われていた。ソ連はコミンテルンを軸に米国共産党を操って、当時のハリ ウッド やメディアから労組、教会などで反日世論を煽り、多くの知識人がそれに加わっていた。コミンテルンの謀略は、米国をして日本 と戦争させることにあった。
 南京にいたアメリカ人が全員教会の宣教師で、反日プロパガンダのマシンだったことも最近の研究で明るみに出た。
かれらは誰一人虐殺を目撃していない。だが反日世論をアメリカに醸成するために、嘘放送を流し続けた。そうなると「宣教 師」 は「仮面」だったことにもなる。
 日本の外務省はソ連が米国においてインテリジェンス工作を展開していた事実と、その狙いを知っていた。最近ようやく明 らか になった歴史の真実を、明快に叙述するのが本書である。
 昭和十六年に、外務省アメリカ局が極秘文書を作成した。それは『米国共産党調書』で、主導したのは若杉要というニュー ヨー ク総領事だった。
 その中味は本書に当たっていただくことにして、いまソ連の工作の真似をして、それを凌駕する米国工作を展開してきたの が中 国である。
 日本での手口はよく知られているが、米国のハリウッド、マスコミ、大学ならびにシンクタンクに代理人を浸透させ、米国 の政 治底流に反日世論を形成した。
 2016年、米国において、熱血の不動産王は、憂国の熱情あつく、私費を投じ、残りの人生をかけ、この状況の転覆に乗 り出 した。
 トランプは2017年11月7日、ボルシェビキ革命百周年にあたり、共産主義の犠牲になった被害者を悼んだ演説をして い る。
「世界中で自由と機会を広めるために戦った人々の不屈の精神を称え、米国はより明るい自由な未来を切望する人々のため に、自 由の光りを輝かせようという固い決意を再確認する」。
 著者の江崎氏は、大事なポイントを四つあげている。
 第一はトランプの演説は「共産主義の問題点を強調したが、背景には、米国で現在、共産主義に共鳴し、自由主義、民主主 義を 敵視する風潮が」広まっている。
 第二に「二十世紀において最大の犠牲を産んだのは戦争ではなく、共産主義であった」
 第三にその脅威がいまも進行中であり、「共産主義とその変形である全体主義の脅威が北朝鮮、そして中国において現在進 行形 であることを(トランプ大統領は)理解している」すなわち「米中貿易戦争の背景には、共産主義に対するトランプ大統領のこの ような見解がある」
 第四にアメリカ・ファーストを掲げながらも同盟国とは強く連携していくのがトランプ外交の屋台骨にある。
これらの事柄が重要なのである
 つまり、トランプを嫌い、痛罵し続けているかにみえる欧州でも、ヨーロッパ議会は全体主義と戦うトランプと同様な決議 を採 択している。日本のメディアが意図的にか、この大事なことを大きく報じないのだ。

  日本のメディアは意図的でしょう。と言うか完全にChinaに籠絡されているのじゃないでしょうか。そうとでも思わ ないとここまで日本を消滅させることに加担する理由が分かりません。
  いずれにしても、トランプさんという強い味方を得ながら一緒に戦わないようでは日本の生き残りは難しいでしょう。
  せめて、安倍さんが腹を決めてくれればと期待します。

さて、安倍さんは決断するの か!
2020年 4月 2日 (木) 第7487回  ★処理水放出なら大幅希釈 第1原発、東電が素案公表
  安倍さんが相変わらず原発をアレ(菅)の仕掛 けた罠を放置したままで何の手も打とうとしないように思えます。

  とうとう、東電が堪忍袋の緒が切れたのかトリチウムの放水の案を公表したようです。
  これは、やはり安倍さんとの連携と見るべきなのでしょうか。それとも、東電の怒りか。

  いずれにしても、この問題を何時までも放置出来ないことは間違いないでしょう。やはり、安倍さんが東電に風当たりを 試させたのでしょうか。

  SankeiBizより     2020.3.25

   処理水放出なら大幅希釈 第1原発、東電が素案公表   

 東京電力は24日、福島第1原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含む処理水を海に放出する場合、海水で 500〜600倍に薄め、国の基準の40分の1未満にして放出する案を公表した。廃炉が完了する予定の2041〜51年 までに放出を終えたいとしている。

 記者会見した東電福島第1廃炉推進カンパニーの松本純一廃炉推進室長は「現実的に難しいわけではない」と説明した。

 約119万トンたまっている処理水のトリチウム濃度は1リットル当たり平均約73万ベクレル。基準では同6万ベクレル が上限だが、同1500ベクレル未満に薄める。現在、第1原発でくみ上げて海に放出している地下水と同レベルにする。大 気に放出する場合も処理水をボイラーで蒸発させ、基準を満たすように空気で薄める。

 処理水の約7割には、トリチウム以外の放射性物質も基準を超えて含まれており、放出前に再浄化する。

  2041〜51年 までに放出を終えたいとは何とも気の長い話なんですね。タンカーに積んで日本の領海内に流せば直ぐに済みそうですが、反日売国左翼・在日共が大騒ぎするの でしょう。
  行き過ぎた民主主義は金が掛かりますね。それでも、中共よりはずっとましなのでしょう。

  と、不思議に思ってたら足立さんが一年放出で問題ないと発言してくれています。やはり、東電は逃げているようです。
  東電の怒りなんてものじゃなく、単なる国への丸投げのようです。やはり、国と同じでやる気なしのようです。


さて、安倍さんはどうするの か!
2020年 4月 1日 (水) 第 7486回  ★どうなる?これからの原発
 相 変わらず腰の引けた対応で、アレ(菅)の やった原発製作を引き継いでいる情けない安倍政権です。何度も書いてきましたが一体何を恐れているのでしょうか。
  やはり、内部の敵か、それとも反日売国左翼・在日共の反対が怖いのか。全く国の為にという意欲が感じられません。

  何時もの【頑固亭異聞】で、小山和伸さんがそのおかしさを鋭くしてきしてくれています。



  この原発も太陽光発電もアレ(菅)の企みです。アレ(菅)が日本のエネルギー問題を一人で崩壊させたようなものでしょう。
  それを、放置したまま何の手も打たず放置している安倍さんの意図がどうしれも理解出来ません。  

本当に、何があるのか!

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